履物用の着脱可能な取り付け具
Vストラップサンダル用の安定化デバイスであって、本デバイスは、着用者の足とサンダルとの間の移動を妨げるためにトングおよびストラップと係合可能であり、並びに該安定化デバイスをVストラップサンダルに解放可能に連結するための接続手段を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、履物に関し、具体的には、着用者の足の上部に延出する部分を有する、サンダル及び他の履物等の適合及び外観を改善するためのデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
サンダルは、長年の間非常に人気があり、非常に寒い天候以外では、屋内及び屋外において広く使用されている。最も一般的な種類のサンダルの1つは、Vストラップサンダルであり、Vストラップサンダルでは、V字型ストラップの2つの端部が、着用者の足が存在し得る靴底の両側におけるサンダルの靴底と、V字型ストラップの着用者の足の親指、つまり第1趾と第2趾との間に置くための靴底から延出するトング、つまりつま先部品との交差の連結部とに取り付けられる。概して、より効果なVストラップサンダルは、革、スエード、エナメル革、金属加工材料、繊維、及び他の織物から作製される。より安価なVストラップサンダルは、「フリップフロップ」と呼ばれ、概してゴム状材料から、又はビニールもしくは他の人工革材料から作製される。概してVストラップサンダル、具体的にはフリップフロップは、通常、十分適合せず、極めて緩いことが多い。Vストラップサンダル、特にフリップフロップを着用する人にとって、誤って片足が側面に滑ること及び/又は靴底の縁を越えること、歩行中にVストラップサンダルが足から実際に脱げること、着用者が蹴る動作を行う場合に飛んでいくこと、歩行中に靴底の端部がつま先の前部から若干滑り、地面に当たってつまずく又は転倒すること、並びにVストラップサンダルから横側に滑って足首の捻挫又はその同等のことを引き起こすことは、極めて一般的である。
【0003】
Vストラップサンダル、特にフリップフロップに関連するこのような安全性の問題に加え、これらの種類の履物は、種々の状況における着用時に見栄えがせず、又は少なくとも不適切に見える場合が多い。人々は、フリップフロップ又は多くの他の種類のVストラップサンダルを着用して単に買い物に行くことで気まずい思いをすることが多く、これはサンダルの適合が緩いだけでなく、極めてインフォーマル、即ちだらしなく見えるからである。フリップフロップ及び他のVストラップサンダルは、多数の品種が売り出されている。靴底は、1つの層又は複数の層であり得る。V字型ストラップは、靴底の側縁又は靴底の上部に取り付けることができ、靴底の側面に沿って前進又は後退する。V字型ストラップのかかと部分の一部は、連続的な部品であり、靴底のかかと部分に埋め込まれてもよく、又は端部を靴底の後方部に多数の方式で取り付けるか、もしくは着用者のかかとの後ろに接するように上方に取り付ける。トングは、一方の端部において靴底の前方部分に固定されてもよく、又は靴底から上方に延出する支柱に固定されてもよい。トングは、縫い付け、接着、成形、及びその同等物によって、V字型ストラップと一体型であってもよく、又はV字型ストラップに取り付けられてもよい。またVストラップは、靴底の層の間に載置されることによって靴底に取り付けられ、接着剤によって靴底に又は靴底の内部にリベットで留められるか、縫い付けられるか、成形されるか、又は固定されてもよい。Vストラップの前方部分は、トングの部分を組み込んでもよい。後述の本発明は、事実上あらゆる種類のフリップフロップ及び他のVストラップサンダルに対処することができる。場合により、人々は、運動、フォーマル、ラテンアメリカ、屋外、子供又は大人のための遊園地、学校、雇用又は共済組織、及び多数の他のテーマ等の、いくつかの種類のテーマ又は環境に適合するように、フリップフロップ又は他のVストラップサンダルの外観を変更したいだろう。従って、フリップフロップ及び他のVストラップサンダルを最初の外観から任意の所望のテーマに変換する必要性があり、高速且つ安価な方式で一方のテーマから別のテーマに変換することが特に有利であり得る。
【0004】
フリップフロップ及び他のVストラップサンダルは、単に足を保護するためだけに使用されることが多く、着用者が医薬品、鍵、腕時計、GPSシステム、小型電気通信機器、及びその同等物等の重要な物を保管する場所を持たない極めてインフォーマルな状況において頻繁に着用される。フリップフロップ及びVストラップサンダルは、以前、着脱可能な付属品によって、このようなものを保管することができなかった。保管目的でこの種類の履物を利用することは、過去に他の者も思いついたかもしれないが、これは、このような履物の製造は不経済であり、多くの可能性のある履物の買い手がこのような保管用区画を望まない場合に、大量の履物に高価な保管用区画を追加する。フリップフロップ及び他のVストラップサンダルに関連する保管場所を有するという一部の人々が望み得る便宜性に加え、このような保管場所は、相互通信機器又は位置識別機器、識別機器、及び小型携帯電話機を有する両親又は他の保護者から離れた子供、つまり電子位置特定システム、薬物供給を必要とする診療所及びその同等物における保護下にある人々のため等のいくつかの状況において特に重要である。フリップフロップ及び他のVストラップサンダルを着用している遠隔地又はビーチに居る人々は、鍵、時計、薬物、位置特定システム、携帯電話機等の電気通信機器、及びその同等物を持ち運ぶことを望む場合がある。このような人々は、腕、脚、又は肩の動きを妨害せずに、且つ水着、レジャー用衣服等に必要とされ得るポケット又は拡大ポケットを必要としない、ハンドバック以外の持ち運びデバイスを保管設備として有することが役に立つと思うであろう。
【0005】
Vストラップサンダルの同一の欠点のうちのいくつかを抱える別の種類の履物は、履物の一部分が着用者の足を越え、トングを持たない履物である。その1つの種類は、出願人の名前、Crocsで知られている履物について説明する米国特許第6,993,858号(Seamans、2006)において開示されている。
【0006】
多種多様の目的のための履物の付属品が周知である。フリップフロップ及び他のサンダル用の付属品は、特に装飾目的で既知である。このような装飾付属品を開示する先行技術には、米国特許第3,748,757号(トングの上部に担持される拡大装飾上部分)、同第6,769,204号(足を保持するストラップ及び可視的な装飾部分を有するリボン及びフックとループとのファスナ構造によりストラップに取り付けるための下側部分)、同第7,200,959号(交換可能な連結部品を収容するための収容部材を含むストラップを有するフリップフロップ)、公報番号:米国第2004/0093765号(2007年5月20日公開;装飾用ビーズをカバーの上に含む取り外し可能なカバーを有するV字型ストラップを有するフリップフロップ)、及び公報番号:米国第2006/0254085号(2006年11月16日公開;フリップフロップのV字型ストラップに巻き付けられる繊維カバーを有するフリップフロップ)が含まれる。またフリップフロップのための装飾付属品を開示するいくつかの意匠特許、即ち米国第D535,186号(Boschok 2006年;V字型ストラップの2つの部分の交差における造花)、同第D498,348号(Huntら 2004年;フリップフロップのV字型ストラップに巻き付けられる一連のリボン)、及び同第D421,520号(Bonnyら 2000年;フリップフロップのV字型ストラップ上の花柄のTバー)が存在する。日本国公報第2006−130267号、同第2006−130268号、及び同第2006−130269号は、フリップフロップ用のトング装飾品について開示する。
【0007】
またサンダル及び女性用のつま先が解放した靴用の種々の装飾付属品を開示する多数の特許も存在し、米国特許第2,344,620号)Langley 1944年)、同第4,450,633号(Connelly 1984年)、同第4,461,102号(DeVincentis 1984年)、同第2,971,278号(Scholl 1961年)、同第5,992,058号(Jneid 1999年)、公報番号:米国第2005/0011087号(Stevens 2005年1月20日公開)、公報番号:米国第2005/0066550号(Liu 2005年3月31日公開)、公報番号:米国第2006/0107550号(Caminit 2006年5月25日公開)、並びに意匠特許第D346,686号(Hatfield 1994年)、同第D512,207号(Choi 2005年)、及び同第D530,240号(Kelsey 2006年)が含まれる。
【0008】
また履物のポケット、ポーチ、及び他の容器も既知である。米国特許第4,471,539号(Mann 1984年)では、ポケットは、靴底からサンダルのトングに延出する側面ストラップ上に配置される。第D292,441号(Gamm 1987年)では、ストラップ上に巻き付けを含むサンダルは、ストラップ上にポケットを有する。靴紐を含む靴と共に使用するための多数のポケットが既知であり、この場合、ポケットは靴紐によって靴に取り付けられ、米国特許第2,662,677号(Perry 1953年)、同第4,254,566号(Haskell 1981年)、同第4,327,512号(Oliver 1982年)、同第4,507,882号(Harrell 1985年)、同第4,536,975号(Harrell 1985年)、同第4,630,383号(Gamm 1985年)、同第5,094,016号(DiVito 1992年)、同第5,311,679号(Birch 1994年)、同第5,596,821号(Solo 1997年)、同第5,775,011号(Britano 1998年)、同第6,397,497号(McAtee 2002年)、同第6,449,881号(Assafら 2002年)、公報番号:米国第2004/0163285号(Johnson 2004年8月26日公開)、並びに意匠特許第D369,458号(Adams 1996年)及び同第D382,691(Fullerら 1997年)が含まれる。
【0009】
また米国特許第5,845,422号(Valteau,III 1998年)、同第5,979,085号(Rossら 1999年)、同第6,412,197号(Krull 2002年)、同第6,640,467号(Krull 2003号年)、同第7,000,337号(Harrington 2006年)、公報番号:米国第2006/0010721号(Valko 2006年1月16日公開)及び同第D404,770号(Meadeら 1999年)によって実証されるように、編み上げ靴を装飾するための種々の付属品も、当技術分野において既知である。スリップオンのモカシンへの取り付けのための装飾的な紐が、米国特許第3,999,311号(Epsteinら 1976年)で開示されている。
【0010】
また靴紐を保護するための編み上げ靴と共に使用するための付属品を開示する多数の特許も存在し、同第910,308号(Peters 1909年)、同第2,650,399号(Torelli 1953年)、同第2,871,537号(Hickerson 1959年)、同第3,473,198号(Meier 1969年)、同第3,822,489号(Johnson 1974年)、同第4,428,101号(Harkavy 1984年)、同第4,553,293号(Blum 1985年)、同第4,597,198号(Schweitzer 1986年)、同第4,879,787号(Walls 1989年)、同第5,209,000号(Rowlandら 1993年)、同第5,313,719号(Koethe 1994年)、同第5,402,589号(Lubraniら 1995年)、同第5,459,947号(Lascher 1995年)、同第5,566,477号(Mathisら 1996年)、同第5,671,517号(Gourley 1997年)、同第5,913,483号(Polk 1999年)、同第6,952,864号(Moreno 2005年)、同第6,988,298号(Ternaskyら 2006年)、同第7,003,903号(Johnson 2006年)、及び同第7,117,616号(Hull 2006年)が含まれる。他の装飾付属品は、米国特許第4,733,439号(Gentry 1988年)、同第5,165,190号(Smyth 1992年)、及び同第5,857,220号(Erny 1999年)に開示される。靴紐に取り付けられるデバイスを開示する意匠特許は、意匠特許第D210,649号(Getgey 1968年)、同第D406,177号(Milroy 1999年)、及び同第D481,864号(Landry 2003年)に示される。靴底ワイピングパッドを有する靴用の他の取り付け具は、米国特許第4,823,426号(Braggs 1989年)、同第5,421,106号(Emerick 1995年)、同第6,128,801号(Adzickら 2000年)に開示される。他の靴用の靴紐上の取り付け具は、米国特許第6,278,378号(運動能力及び娯楽製品;Feinerら 2001年)、同第6,729,088号(装着された写真;Ferguson 2004年)、同第6,684,543号(識別タグ;Fernan 2004年)、及び同第D401,934号(ポケットベルモジュール;Wicks 1998年)に示される。また米国特許第4,439,935号(Kelly 1984年)及び同第6,651,359号(Bricker 2003年)に開示するように、女性用のつま先が開放した靴用の交換可能なストラップを装飾理由で変更するために既知であるデバイスも存在する。サンダル用のデザインストラップは、米国意匠特許第D468,523号(Steger 2003年)、同第D514,285号(Mouchiら 2006年)、同第D519,723号(Mouchiら 2006年)、同第D521,213号(Mouchiら 2006年)、及び同第D523,214号(Mouchiら 2006年)を含む種々の意匠特許により既知である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本デバイスの目的は、着用者の足にフリップフロップ及び他のVストラップサンダルの履物を安定させて、着用者の足において履物を不注意に脱ぐこと又は履物が緩むことを防止する、フリップフロップ及び他のVストラップサンダルのための着脱可能安定化付属品を提供することにある。
【0012】
本発明の別の目的は、フリップフロップ又は他のVストラップサンダルの履物の外観を変更するために、フリップフロップ又は他のVストラップサンダル用の着脱可能付属品を提供することにある。
【0013】
また本発明の目的は、フリップフロップ又は他のV字型サンダルの履物に容易に取り付けることができ、且つその上にしっかり保持することができるが、そこから手動で取り外しもできるフリップフロップ又は他のV字型サンダル用の安定化付属品を提供することにある。
【0014】
追加の目的は、フリップフロップ又は他のVストラップサンダルの履物のデザインを変更するために、フリップフロップ又は他のVストラップサンダルにしっかりと取り付けることができる見栄えのする付属品を提供することにある。
【0015】
本発明の更に別の目的は、人の手又は財布又は他の肩又は手による携帯型保管デバイスを必要とせずに安全な保管を提供するための、フリップフロップ又は他のVストラップサンダル上に装着することができる、鍵、時計、識別機器、錠剤、及びその同等物を保持する保管容器を有する取り付け付属品を提供することにある。
【0016】
本発明の別の目的は、典型的な衣服のポケットよりも小さく、且つ容易に運搬可能であり目立たない、フリップフロップ又は他のVストラップサンダルにより持ち運ばれる小型保管付属品を提供することにある。
【0017】
本発明のまた更なる目的は、フック・アンド・ループ型ファスナを用いて、フリップフロップ又は他のV字型サンダルのV字型ストラップ及びトングの全部又は一部分を被覆する多種多様な着脱可能付属品を提供することにある。
【0018】
また本目的は、トングがスリット又は他の開口部に入り、その中に解放可能に保持された状態で付属品が前方に摺動することを可能にするためのスリット又は他の開口部を有する、フリップフロップ及び他のVストラップサンダル用の容易に交換可能な付属品を提供することにある。
【0019】
また本発明の追加の目的は、トングを含まずに、着用者の足の上部の上にあるアッパー等の部分を含む履物用の安定化デバイスを提供することにある。
【0020】
追加の目的は、アッパーとアッパーを貫通する開口とを有する履物のアッパー用の着脱可能付属品を提供することにある。
【0021】
更なる目的は、着用者の足の上部を横断させることによって、着用者の足に保持される履物用の着脱可能付属品のためのデバイスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0022】
これらの目的及び他の目的は、以下の説明及び添付の請求項から明らかになるはずである。
【0023】
前述の目的は、履物用の着脱可能付属品によって達成される。履物は、好ましくは、靴底と、靴底に連結されるVストラップ等の足保持構造と、着用者のつま先の間に配置するトング又は靴底に取り付けられるアッパーとを含み、足保持構造は、トング及びストラップの前方及び後方の、又はアッパーを通した開口部等のアクセス可能な開口部と、着用者の足の上で履物を安定化させるため、及び/又は履物に装飾を加えるために、足保持構造と着用者の足との間の空間を減少させるための足保持構造の内部上に配置可能である第1の部分、及び足保持部材の外部上に配置可能である第2の部分を有する部材と、アクセス可能な開口部において第1の部分及び第2の部分をまとめて解放可能にロックするための第1の部分及び第2の部分上の連続構造とを有する。部材は、第1の部分及び第2の部分を足保持部材に解放可能にロックするようにくっつけることが可能であるために、連結構造が部材の第1の部分及び第2の部分の上にある状態で、且つ連結構造が整合した状態で、足保持構造を係合するように操作可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】フリップフロップの斜視図である。
【図2】図1に示すフリップフロップの上面図である。
【図3】図1に示すフリップフロップの側面図である。
【図4】図1に示すフリップフロップの端面図である。
【図5】図1に示すフリップフロップの底面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態の斜視図である。
【図7】図6に示す実施形態の底面図である。
【図8】図6に示す本発明の実施形態の外部の上面図であり、安定化デバイスは、非折り畳み状態で示される。
【図9】図6に示す本発明の実施形態の内部の上面図であり、安定化デバイスは、非折り畳み状態で示される。
【図10】Vストラップサンダルに設置される、図6〜図9に示す本発明の実施形態の斜視図である。
【図11】非折り畳み状態における、図6〜図10に示す本発明の第1の実施形態の変形例の内部の上面図である。
【図12】閉鎖状態における、図6〜図10及び図11に示す本発明の第1の実施形態の別の変形例の斜視図である。
【図13】図6〜図10及び図11〜図12に示す実施形態の更なる変形例の斜視図である。
【図14】非折り畳み又は解放状態における本発明の第2の実施形態の内部の斜視図であり、安定化デバイスのアームは上方に折り畳まれている。
【図15】非折り畳み状態における図14に示す実施形態の外部側面の上面図である。
【図16】非折り畳み状態における図14に示す実施形態の内部側面の上面図であり、アームのうちの1つは折り畳み状態である。
【図17】Vストラップサンダル上に設置された図14〜図16に示す本発明の実施形態の斜視図である。
【図18】実施形態の内部側面を示す、非折り畳み状態における本発明の第3の実施形態の上面図である。
【図19】非折り畳み状態における、図18に示す実施形態の外部側面の上面図である。
【図20】Vストラップサンダルに設置された、図18〜19に示す実施形態の履物を斜視的に示す。
【図21】本発明の第4の実施形態の内部の上面図である。
【図22】Vストラップサンダルに設置された本発明の外部の上面図である。
【図23】本発明の上面図である。
【図24】本発明の第5の実施形態の内部図である。
【図25】Vストラップサンダルに設置された本発明の第5の実施形態の外部図である。
【図26】本発明の第6の実施形態の図である。
【図27】人が着用する第6の実施形態の図である。
【図28】履物に適用される本発明の第7の実施形態の側面図である。
【図29】履物に適用される本発明の第7の実施形態の上面図である。
【図30】履物に適用される本発明の第7の実施形態の後面図である。
【図31】履物に適用される本発明の第7の実施形態の斜視図である。
【図32】解放状態における本発明の第7の実施形態の平面内部図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
典型的なVストラップサンダル1が、図1〜図5に示され、これはフリップフロップとして示され、本明細書においてVストラップサンダル又はフリップフロップと呼ばれる。Vストラップサンダル1は、本発明を使用することができる1種類の履物である。またフリップフロップは、トングサンダルとして知られ、用語のVストラップサンダル及びフリップフロップは、トングサンダルを含む。サンダル1は、足収容表面5と、足収容表面5から靴底3の反対にある地面支持表面7とを有する靴底3を備える。平坦な靴底を有するサンダル1について説明するが、本明細書に説明する本発明及び実施形態は、隆起したかかと、スライド、くさび、高いかかと、靴底の前部よりも低いかかと、及び起伏する靴底を有する靴底等の、非平坦靴底と共に使用することができる。サンダル1は、両端11及び13において靴底3に連結されるV字型又はU字型ストラップ9(V字型ストラップ及びU字型ストラップは、本明細書においてV字型ストラップと呼ばれる)と、靴底3から延出するトングであって、靴底3への取り付けのために端部17と、V字型ストラップ9に連結される反対の端部とを有するトングとを有する。V字型ストラップ9及びトング15は、足支持構造である。トング15は、着用者の足の親指と第1趾との間に配置される。フリップフロップは、V字型ストラップが靴底3に連結されるフリップフロップを貫通する穴を有することが多い。フリップフロップ1に関し、ストラップ9の端部11及び13は、靴底3の両側において一対の穴19及び21を貫通し、端部11及び13は、ストラップ9が一旦靴底3と組み立てられると、穴19及び21を通過できないように拡大される。同様に、トング15は、平坦靴底3の前方部分において、第1趾及び親指と第2趾が通常存在し得る場所の間に、穴23を貫通するその端部を有し、端部17は、トング15が穴23を通して引張されることを防止し、トング15を穴23から解放するために、端部11及び17のように拡大される。V字型ストラップ9は、端部11から親指の存在位置に沿ってトング15まで延出する第1のストラップ部分25と、端部13からトング15に残りの足を部分的に横断する第2のストラップ部分27とを有する。第1のストラップ部分25及び第2のストラップ部分27は、スロート29で交わる。ストラップ9は、トング15に直接取り付けられる必要はなく、ストラップ9又はストラップ9の部分と、トング15との間の中間部材が存在してもよい。
【0026】
多くの場合、V字型ストラップ及びトングは、一体型の物品であり得、本物のゴム又は人工ゴムから作製される場合に、一体型ユニットとして成形することができる。Vストラップの端部は、平坦靴底において穴を貫通することができるが、Vストラップの端部を縫合するか、接着剤により保持するか、又は平坦靴底を横断し、且つV字型ストラップ端部分に延出する他の層の材料によって適所に保持するか、その同等物を行うことができる。前に説明したように、V字型バンドを、靴底の側面に、又は靴底3の上側後方部分に縫合する、接着剤により保持する、リベットで留める、成形材料及びその同等物で保持することができる。V字型ストラップは、フリップフロップのかかと部分を連続的に横切ってもよく、靴底3の後方部分の上層の下に延出するか、又はフリップフロップを着用者に保持するためのかかと部品として機能してもよい。1つもしくは複数の部分は、靴底から延出して、トング及び/又はV字型ストラップによって係合されてもよい。靴底3は、可撓性であり、ゴム、人工ゴム、多くのプラスチック、革又は人工革、ビニール、及びその同等物から選択されたものから作製されてもよく、又は非可撓性であり、木材、適切な硬質プラスチック、又はその同等物から作製されてもよい。V字型ストラップは、通常、可撓性であり、ゴム又は人工ゴム、皮又は人工ゴム、ビニール又は他のプラスチック、鎖又はコーティングされた鎖等の金属、繊維、及びその同等物から作製されてもよい。トング15は、可撓性又は非可撓性であり、靴底又はストラップと同一種類の材料から作製されてもよく、一体型部品として又は複数の部品として作製されてもよい。
【0027】
Vストラップサンダルは、典型的には、人の足における着用時に緩く、通常、サンダルが種々の厚さの足に適合するようにV字型ストラップの裏側と靴底との間に間隙が存在する。結果として、大部分のVストラップサンダルは、その間隙に起因して着用者の足に緩みを有し、その緩みによって、V字型サンダルは、適合が緩くなり、且つ危険になる。
【0028】
本発明の実施形態のうちの1つに従う着脱可能付属品つまり安定化デバイス50を、図6において斜視形式で示し、図7において折り畳み形式の底面図を示し、図8において外部図を示し、図9において内部図を示し、後者の2つの図面は、非折り畳み状態つまり開放状態における本実施形態に従う本発明のデバイスを示す。安定化デバイス50は、第1の部分つまり上側部分52、第2の部分つまり下側部分54、及び折り畳み部分56を有する。上側部分52は、安定化デバイス50がサンダルに設置される場合に他人から見える部分であり、数表示58により概して識別される設計を適切に有する。下側部分54は、安定化デバイス50がVストラップサンダルに設置される場合にトング15を収容するためのスリット又は他の前方−後方開口部60を有する。上側部分52及び下側部分54を適所に解放可能にロックされることを維持するために、いくつかの連結構造が必要とされる。図9を参照すると、一連のループデバイス62、63、及び64が下側部分54の内部に取り付けられ、一連のフックデバイス65、66、及び67が、上側部分52の内部に取り付けられる。フックデバイス及びループデバイスは、Velcroという名前で市販されている。ループデバイス62、63、及び64は、上側部分52及び下側部分54がまとめて折り畳まれる場合に、フックデバイス65、66、及び67と整合し、その結果、それぞれのループデバイス及びフックデバイスは、解放可能に結合されるか、連結されるか、又はまとめてロックされる。ループデバイス及びフックデバイスは、それらが上側部分52及び下側部分54をまとめて折り畳める場合に相互作用する限り、交換することができ、上側部分52及び下側部分54の内部のどこにでも設置することができる。ループデバイス62、63、及び64並びにフックデバイス65、66、及び67は、上側部分52及び下側部分54を解放可能にまとめて連結するために使用され得る多種の連結構造のうちのたった1種である。連結構造は、機械的スナップ、適切な接着剤、適切な接着テープ、ボタン穴及びボタン、磁石、解放可能に結ばれ得るコード、撚糸、又は靴紐、ボタン、ジッパー構造、及びその同等物であってもよい。
【0029】
安定化デバイス50をVストラップサンダル1又は任意の他の種類のVストラップサンダルに設置するために、人は、単に、連結構造が開放位置にあるように安定化デバイス50を開放することによって、安定化デバイス50を操作するだけである。スリット60は、上側部分52が下側部分54の上にあり、且つサンダル1から遠位にある状態で、トング15が好ましくは開口部60の端部69に又は端部69付近に(安定化デバイス50の構成に依存する)位置するように、トング15上を摺動される。次いで、上側部分52及び下側部分54は、協働する連結構造が解放可能にまとめてロックされるまで、リビングヒンジとして機能する折り畳み部分56を中心にまとめて回転される。次いで、安定化デバイス50は、図10に示すように適所に存在する。
【0030】
本発明に従う安定化デバイスの利点のうちの1つとして、サンダル1のサンダルに挿入される足との係合をよりしっかりさせることが挙げられ、これは、安定化デバイス50が効果的にサンダルに対して足を押圧するからである。この効果を強化するために、厚化デバイス71を用いてもよい。厚化デバイス71は、裏当て材料にしっかりと保持されるウール製品又は人工ウール製品であってもよく、裏当て材料は、説明する本発明の実施形態に従って、接着手段又はその同等物によって下側部分54に取り付けられる。厚化デバイスは、下側部分54を作製する材料の追加の層であってもよく、又は下側部分54に取り付けられるいくつかの材料を構成してもよい。厚化デバイス71がスリットつまり開口部60を横断して下側部分54に取り付けられる場合、厚化デバイス71も、Vストラップサンダル1からトング15を収容するためのスリットを必要とし得る。また、厚化デバイスは、上側部分52及び/又は下側部分54の縁の周囲の上側部分52の内部にも挿入されてもよい。厚化デバイス71は、好ましくは、足を損傷しないように、又は安定化デバイス50が着用者に不快にならないように、着用者の足に徐々に押圧し得るように弾性材料から作製される。
【0031】
図11は、上側部分及び下側部分が、革靴紐によって閉鎖様式で解放可能にまとめて連結される、類似の着脱可能付属品、つまり安定化デバイスを示す。従って、図11は、折り畳み部分106によってまとめて連結される第1の部分つまり上側部分102及び第2の下側部分104を有する安定化デバイス100を示す。安定化デバイス100は、外側層108がせん断された状態で、羊皮から形成されるように示される。見栄えすることに加えて、ウール108は、厚く且つ弾性的であるため、デバイス100が設置されているサンダルに近接して足を押し出すことを支援する。上側部分102及び下側部分104が閉鎖位置に移動する場合にそれぞれの対の連結構造が接触し、且つ相互に解放可能に保持するように、ループ状デバイス112、113、及び114の組は、上側部分102に取り付けられ、フック部分115、116、及び117は、下側部分104に取り付けられる。
【0032】
また革靴紐120は、解放可能にロックされた位置において、上側部分102及び下側部分104を解放可能にロックすると共に、見栄えのするデバイスを安定化デバイス100に追加する。靴紐穴122、123、124、及び125の組は、革靴紐120が下側部分104及び上側部分102を通ることができるように設けられる。
【0033】
安定化デバイス100をVストラップサンダルに設置するために、人は、単にトング15がスリット、つまり開口部110内に移動して、スロート111に又はスロート111に近接して存在する一方で、上側部分102がトング15及びV字型ストラップ9の連結位置の上に存在するまで、下側部分104をトング15に向かって移動させることによってデバイス100を操作する。上側部分102及び下側部分104は、ループデバイス112、113、及び114がフックデバイス115、116、及び117を係合するまでまとめて移動する。その後、靴紐120の自由端は、蝶結びによって、又は本結び等のある種類の結び等によってまとめて結ばれる。
【0034】
本発明に従う安定化デバイスを使用して種々の物品を持ち運ぶことができることが説明されている。折り畳み部分つまりリビングヒンジ156においてまとめて連結される上側部分152及び下側部分154を有する着脱可能付属品つまり安定化デバイス150が示される図12において例を示す。フック付きループデバイス159が示されているが、任意の他の連結構造を使用してもよい。上側部分152の外部部分において、ループ保持デバイス162の形式の協働する連結構造において回転可能に保持される閉鎖ループ160の形式の連結構造が存在する。ループ保持デバイス162は、上側部分152に対して平坦に存在する部分164及び166と、ループ160が回転可能である隆起部分168とを有する。安定化デバイス150は、安定化デバイス50の方式で動作する。ループ160を使用して、鍵のチェーン、小さい携帯バック、時計、及びその同等物等の多種多様の物を保持することができる。
【0035】
物を持ち運ぶためのポケットを有する別の着脱可能付属品、つまり安定化デバイス200を図13に示す。安定化デバイス200は、折り畳み部分、つまりリビングヒンジ206において連結される上側部分202、下側部分204を有する。安定化デバイス200は、上側部分202の外部上に装飾デザイン208を有する。スリット、つまり開口部210は、下側部分204に位置し、該デバイスは、安定化デバイス50と同様の方式で動作する。安定化デバイス200は、コイン、キー、錠剤、タブレット、カプセル、時計、及びその同等物等の多くの物を保持することができるポケット212を有する。ジッパー213等のいくつかの解放可能な閉鎖手段を設けるべきである。ジッパー212は、ジッパー212を開閉するためのラッチ部材214を有する。
【0036】
着脱可能付属品、つまり安定化デバイスのための別の構成を図14〜図17に示す。この場合、安定化デバイス250は、一対のアーム252及び254を備える。図14は、レイアウト位置における安定化デバイス250を示し、アーム252の内部は可視的であり、アーム254は、その外部部分が可視的である状態で上方に折り畳まれている。図15は、外部表面が見えるようにレイアウトされている安定化デバイス250を示し、図16は、連結構造のフック部分262及びループ部分264が係合するようにアーム254が折り畳まれる状態でレイアウトされている安定化デバイス250を示す。図17は、Vストラップサンダルに設置される安定化デバイス250を図示する。
【0037】
アーム252及び254は、重複する端部部分を有し、デバイスが図17のように設置される場合に、アーム252の端部部分256は、アーム254の端部部分257に重複する。端部部分256及び257は、縫合部261においてまとめて縫合される。アーム252は、上側折り畳み部258及び下側折り畳み部260を有する。例えばフックデバイス262として示される連結構造は、上側折り畳み部258の縁に沿って伸び、ループデバイス264は、下側折り畳み部260の縁に沿って伸びる。折り畳み部分266は、概して、アーム252の中心部分に沿って伸び、フックデバイス262がループ部分264を係合及び解放可能にロックしてアーム252を閉鎖位置に保持するように、上側折り畳み部258及び下側折り畳み部260が折り重なることができるようにする。同様に、アーム254は、折り畳み部分269により分離される上側折り畳み部268及び下側折り畳み部270を有する。フックデバイス274は、上側折り畳み部268の縁に沿って伸び、ループデバイス276は、アーム254の下側折り畳み部270の縁に沿って伸びる。
【0038】
アーム252は、縁279及び280に沿って伸びるV字型切り抜き278を有する。同様に、アーム254は、境界284及び285により画定される切り抜き282を有する。アーム252は、自由端286を有し、アーム254は、自由端288を有する。切り抜き278及び282によって、アーム252及び254の下側折り畳み部260及び270は、それぞれ、他方のアームを損なうことなく、Vストラップサンダルのストラップの下に折り畳むことができる。切り抜き278は、コーナー290を有し、一方、アーム254は、その切り抜き282においてコーナー292を有する。アーム252の折り畳み部分266は、自由端284とコーナー290との間に伸び、一方、折り畳み部分269は、アーム254の自由端288とコーナー294との間で延出する。
【0039】
安定化デバイス250の設置について図17に関連して説明する。この設置は、デバイス250の操作を伴う。図15に示すようにアーム252の下にあるアーム254は、最初に、上側折り畳み部268が第1のストラップ部分25の上にあり、且つ折り畳み部270がその下にある状態で、第1のストラップ部分25に巻き付けられ、次いで、アーム252は、上側折り畳み部258及び下側折り畳み部260がストラップ部分22の下にある状態で、第2のストラップ部分27に巻き付けられ、安定化デバイスがVストラップサンダル1上に設置されることが仮定される。この設置は、極めて高速であり、結果として変更されたVストラップサンダルは、変更されたように見える必要は全くないが、製造された変更のないサンダルの外観を呈する。
【0040】
安定化デバイス250は、いくつかの利点を有する。まず、安定化デバイス250は、必要なだけVストラップ9上を延出し、これによって、着用者の足の大部分がサンダル1の靴底5に対して押し出され、サンダル1における着用者の安定性が増加する。更に、安定化デバイス250は、多くの場合特に見栄えのしないVストラップ9の大部分又は全てを被覆し得る装飾表面を有することができる。安定化デバイス250は、アーム252及び254の片方又は両方において1つもしくは複数のポケット又は持ち運び構造を有することができるため、安定化デバイス250に追加した特徴を改善する。
【0041】
安定化デバイス250は、まとめて縫合される2つの部品を組み込むように説明されている。しかしながら、これを、必要に応じて、適切な可撓性プラスチック、革、又はその同等物等により、単一の部品として作製することも可能である。当然ながら、フック部分及びループ部分は、それらの位置を逆転及び/又は変更させてもよく、他の締結構造又はデバイスによって全体的又は部分的に置換されてもよい。
【0042】
本発明の別の実施形態を図18〜図20に示す。後者の図面は、スリット、つまり他の開口部356の両側において、また開口部356と整合される開口部358の両側において、一対のアーム352及び354を有する着脱可能付属品、つまり安定化デバイス350を示す。アーム352は、上側部分、つまり折り畳み部360と下側部分、つまり折り畳み部362とを有し、同様に、アーム354は、上側部分、つまり折り畳み部364と下側部分、つまり折り畳み部366とを有する。安定化デバイス350は、折り畳み部分368を有し、折り畳み部分368は、折り畳み過程を容易にするために、接着剤、縫合、又はその同等物によって安定化デバイス350に取り付けられるコード370であり得る。折り畳み部分368は、安定化デバイス350を操作してVストラップサンダル1に設置する場合に、スロート29に接するか、又は比較的近接するための前方部分372を有する。デバイス350は、図18に示す外側つまり外部表面373と、図18に示す内側、つまり内部表面374とを有する。
【0043】
Vストラップ9は、無数の方式で装飾することができる。それぞれのアーム352及び354の上側部分360及び364は、フリンジ375を有し、安定化デバイス350が皮又は合成革から作製される場合、フリンジ375によって、デバイス350は、素朴な外観つまりサウスウエスタン調の外観になる。ポケット、物を持ち運ぶループ、及びその同等物を安定化デバイス350上に組み込むことができる。実用的でもある更なる装飾デバイスは、金属補強を有することができる一対の穴378、379を通る靴紐又は革トング376である。靴紐376は、以下に説明するように結ぶことができる。
【0044】
フックデバイス380、381として示される一対の連結構造は、接着剤又はその同等物によって、それぞれのアーム352、354の上側部分360、364に取り付けられ、ループデバイス383、384として示される一対の整合された協働する連結構造は、それぞれの下側部分362、366に取り付けられる。上側部分360、364及び下側部分362、366が折り畳み部分368を横断して折り畳まれる場合、フックデバイス380、381は、まずそれぞれのループデバイス383、384に整合し、次いで、それぞれのフックデバイス及びループデバイスを解放可能にまとめてロックするように、それぞれのループデバイス383、384に係合する。
【0045】
安定化デバイス350をサンダル1等のVストラップサンダルに設置するために、外側表面373を上方に向けるようにデバイス350を配置し、フリンジ375を有するアーム352、354の縁がトング15の概略的な方向に前方に向いた状態で、デバイス350をサンダル1に載置する。次いで、安定化デバイス350は、それを開口部356、358の両側において、コード370つまり折り畳み部分368で後方に屈曲させることによって操作され、それぞれの第1及び第2のストラップ部分25、27と略平行になる。アーム352、345の下側部分362、366は、それぞれの第1及び第2のストラップ部分25及び27の下で摺動され、デバイス350は、デバイスの前方部分372がV字型ストラップ9のスロート29に係合するまで前方に移動する。それぞれの上側部分360、364は、それぞれの対のフックデバイス及びループデバイス380及び383並びに381及び384が係合して、安定化デバイス350をVストラップサンダル1に解放可能にロックするまで、下側部分362及び366と共に折り畳まれる。次いで、安定化デバイス350をサンダル1に固定することに役立てるように、任意選択によりトング15の周囲でループ状であり得る靴紐376を蝶結び386に結び、デバイス350は、サンダル1に解放可能に固定される。この時点で、サンダル1は、完成した定型化された履物の外観を有し、これは実際のフリップフロップよりもスタイリッシュ且つ高価に見えると共に、フリップフロップ又は他のVストラップサンダルの着用をより快適且つ安全にすることができる。
【0046】
着脱可能付属品、つまり安定化デバイス400が示される本発明の別の実施形態を図21〜図23に示す。デバイス400は、図23に示すVストラップサンダル1を男性又は女性用の履物に見えるように変換するための履物状構造402を含む。履物状構造402は、バンド404、406、408、及び410の組を含み、その各々は、履物状構造402をサンダル1に保持するようにV字型ストラップ9の部分に巻き付き、解放可能にまとめてロックするための、フック部分412、414、416、及び418の形式の連結構造のそれぞれと、ループ部分413、415、417、及び419の形式の協働する連結構造のそれぞれとを有する。構造402は、足を収容する開口420を画定する表面を有する。履物状構造402の前方部は、トング収容開口部426を画定する一対の表面422、424を有する。折り畳み可能フラップ428は、安定化デバイス400の使用時に開口部426を被覆し、且つトング15を隠すように折り畳み部分430で折り畳み可能である。フラップ428は、2つの部分のスナップ432、434によって閉鎖位置において解放可能に保持され、スナップ部分432は、フラップ428が閉鎖位置にある場合に外部から見えない。履物状構造402を連結するための別の連結デバイスは、開口部426を横断して設けられ、この場合、ループ438を有するゴムバンド436がボタン440に取り付けられ、ループ438は、構造402が適所に解放可能にロックする場合に第2のボタン442に解放可能に取り付け可能である。履物状構造402をよりドレスシューズに見せるために、蝶結び448に結ぶことができる靴紐446を収容するために、足を収容する開口420と開口部426との間に、靴紐穴444の組が設けられる。更に、構造402は、靴紐穴444を含む部位において間隙がなく(即ち、2つの列の穴446の間に開口部が存在する必要はない)、靴紐446は、永久的に適所に保持されてもよい。
【0047】
Vストラップサンダル1′は、サンダル1の修正である。トング15′は、ストラップ25′及び27′も連結されるリング450に連結される。従って、この状況では、トング15′は、V字型ストラップ9に直接連結されない。
【0048】
安定化デバイス400をサンダル1又は任意の他のVストラップサンダルに設置するために、デバイス400を操作する。ユーザは、単に、ストラップ部分25及び27の周囲にバンド404、406、408、及び410を閉鎖ループに形成し、ループ438をボタン442の周囲に置く。次いで、履物状構造を前方に摺動させて、トング15を開口部426の十分内部に載置する。次いで、ユーザは、足を収容する開口420に足を置き、トング15′が第1趾と第2趾との間の適所にくるまで足を移動させる。Vストラップサンダル1は、ドレスシューズの外観を呈する。
【0049】
履物状構造を有するという点において、図21〜図23に示すものに類似する本発明の実施形態を図24〜図25に示す。図24は、これもVストラップサンダル1を編み上げ靴に見える履物に変換するための履物状構造452を有する着脱可能付属品、つまり安定化デバイス又はアッパー450を示す。図24は、その逆の状態でデバイス450を示し、そのデバイスを内側から見る。アッパー450は、アッパーの第1フラップ454及びアッパーの第2フラップ456を有する。アッパーの第1フラップ454及びアッパーの第2フラップ456は、かかと458で交わり、そこでこれらは、縫合460によってまとめて縫合される。アッパーの第1フラップ454及びアッパーの第2フラップ456の前方部は、相互に交差する。上側の第1フラップ454は、第1の縁462を有し、これは、それぞれのアッパーの第1フラップ454及びアッパーの第2フラップ456に連結される一対の協働するVelcroフック・アンド・ループパッド、つまりコネクタ464によって、アッパーの第2フラップ456の前方端部に解放可能に保持される。同様に、アッパーの第2フラップ456は、端部縁466を有し、これは、それぞれのフラップに連結される一対の協働する連結構造つまりフック・アンド・ループコネクタ468によって、アッパーの第1フラップ454の前方端部に取り付けられる。靴紐アセンブリ470は、アッパー450に履物の外観を提供するため、またアッパー450にストラップサンダル1のトング15を取り付けるために設けられる。靴紐アセンブリ470は、その中央において閉鎖部分472を有し、閉鎖部分472は、トング15の前方部分に巻き付いて、アッパー450の前方部分をVストラップサンダル1の適所に維持する。アッパー450をストラップ25及び27に取り付けるために、一対のバンド474及び476は、対の開口部、つまりスリット478及び480を貫通する。バンド474及び476の内側部分を図24に示し、バンド474及び476の取り付け端部を図25に示す。バンド474及び476は、ストラップ25及び27に巻き付けてアッパー450をそれぞれのストラップに保持するために、協働する連結構造、つまりフック・アンド・ループコネクタ482及び484をそれぞれ有する。
【0050】
図25は、Vストラップサンダル1に取り付けられたアッパー450を示す。靴紐アセンブリ470の中央部分472は、トング15の前方部分の周囲に延出する。バンド474は、ストラップ27に巻き付くように示され、一方、バンド476は、その開放位置で示される。アッパー450は、着用者の足がVストラップサンダル1内に挿入される前にトング1に取り付けることができる。代替として、アッパーの第1フラップ454及びアッパーの第2フラップ456は、フック・アンド・ループコネクタ464及び468をそれぞれ外すことによって、その前方端部において分離することができる。
【0051】
アッパー450は、Vストラップサンダル1に履物の外観を提供するが、このVストラップサンダルは、任意の他のVストラップサンダルのように容易に身につけることができることがわかる。バンド474及び476は、人の足の上側部分とストラップ25及び27との間の隙間を減少させて、サンダル1を着用者の足において安定化させる。更に、靴紐アセンブリ470は、アッパー450とVストラップサンダル1及び着用者の足との間の緩みを減少させるように締め付けられ、着用者の足における安定化デバイスに更に安定性を追加する。アッパー450は、大部分の任意のVストラップサンダルに適合するように普遍的に作製することができ、変形は、珍しい種類のVストラップサンダル用に容易にでき単純であり得る。
【0052】
本発明の実施形態は、劇的な効果を本発明に加えることができる。図26及び図27は、着用者の脚を装飾するのに更に使用することができる本発明の実施形態を示す。本発明の底部分は、図18〜図20に示すものと類似している。アッパー450を変更して、種々の物用のポケットの組み込み等の他の実用的な目的を果たすことができる。
【0053】
従って着脱可能付属品、つまり安定化デバイス500を図26及び図27に示す。まず、Vストラップサンダル上に組み立てられる前の安定化デバイス500を示す図26を参照すると、デバイス500は、一対のアーム502及び504を有する。アーム502及び504は、真っ直ぐな縁506を共有する。アーム502及び504は、上側部分508及び510をそれぞれ有し、下側部分512及び514をそれぞれ有する。一対のフックデバイス516及び518は、アーム502及び504上のループデバイス520及び522とそれぞれ協働し、それぞれのストラップ25及び27において上側部分508及び510を下側部分512及び514に解放可能にロックし、デバイス516、518、520、及び522は、連結構造である。脚巻き付け部526は、連結部品528によってアーム502及び504に連結される。脚巻き付け部526は、多種多様のサイズの人々の脚に巻き付くのに十分な横方向幅を有するストラップ530を含む。脚巻き付け部526と同じ材料から作製することができるバンド532の組は、開口部、つまりスリット534をそれぞれ貫通し、スリット536にそれぞれ平行であるスリット536をそれぞれ通る。図26に示すようなそれぞれのバンド532の右側端部は、接着剤のような適切な取り付けデバイスによって脚巻き付け部526に取り付けられるように示され、フックデバイス538も取り付けられる。脚巻き付け部526を着用者の脚に取り付ける場合、単に、脚巻き付け部530が脚に快適に固定されるまでそれぞれのバンド532を引張するだけであり、バンド532を含むフックデバイス538は、スリット534を通って引張され、それぞれのループデバイス540に取り付けられる。当然ながら、脚巻き付け部526を人の脚に取り付ける多くの他の方式が存在する。
【0054】
図27は、足及び脚Lに着用されるVストラップサンダル1に取り付けられた安定化デバイス500を示す。アーム502及び504は、それぞれのストラップ25及び27に巻き付けられ、連結部品528は、着用者の足の上側部分を横断して存在し、着用者の脚Lの下側部分に取り付けられた脚巻き付け部526に連結される。デバイス500は、542において示すような適切なデザインで見栄えを良くすることができる。アーム502及び504は、Vストラップサンダル1の靴底に対して着用者の足を押圧するのに役立つと共に、更に安定化デバイス500をサンダル1に連結することから、安定性を安定化デバイス500に加える。また脚巻き付け部526は、Vストラップサンダル1上に安定化デバイス500をしっかり固定することにも役立つ。安定化デバイス500は、任意の可撓性材料から作製することができ、革が、安定化デバイス500を作製するのに適切な製品である。
【0055】
本発明は、Vストラップサンダルに限定されない。名称が「Breathable Footwear Pieces」である米国特許第6,993,858号に開示される種類の現在人気の種類の履物は、コロラド州ナイワットのCrocs, Inc.により販売されている。図28〜図31を参照すると、通気性履物550が側面図、上面図、後面図、及び斜視図で示される。履物550は、基礎区分552、ボタン556により適所に保持されるストラップ区分554、並びにアッパー558及び靴底560を有する。アッパー558は、開口、つまり換気564を有する略水平部分562を有する。また開口、つまり換気568を有する垂直領域566も含む。アッパー558は、足の輪郭に概して従うようにテーパ状であるつま先領域570を有する。通気性履物550を着用する人の足の上部とアッパー558の内部との間に空間が存在する。更にアッパー558は、アッパー開口部周囲572を有する。靴底560は、後方靴底周囲574を有し、人は、かかとを支持基部576上に置く。
【0056】
着脱可能付属品、つまり安定具578の内部側面図を図32に示す。安定具578は、柔軟性又は可撓性材料から作製される。安定具578は、以下に説明するように、通気性履物550の内部に延出するように作製され、フックデバイス584、586及び協働するループデバイス580、582等の連結デバイス、つまり連結構造を含む。また本実施形態及び他の実施形態における連結構造は、接着剤、接着テープ、機械的スナップ、磁石、ボタン及びボタン穴、ジッパー、靴紐、及び縫合であってもよい。安定具578は、履物550の内部で滑るための内部部分588を有し、安定具578が履物550の内部表面に対して平坦に存在することを可能にするスリット590を含む。外部部分592は、以下に説明するように、履物550の外部に設置するために設けられる。
【0057】
安定具578は、履物550から容易に着脱することができる。安定具578を履物550に組み立てるために、図32に示すように内部部分588を履物550内に挿入し、その内部部分は、図32に示すように、アッパー552の内部表面と対向している。フックデバイス584及び586は、履物550の両側における換気口568のうちの2つと共に保持され、フックデバイス584及び586は、安定具578が履物550内に滑り込む際に一対の換気口と並ぶように安定具578に取り付けられている。次いで、安定具578の外部部分592を、アッパー開口部周囲572に折り重ね、フックデバイス584及び586をそれぞれループデバイス580及び582に連結する。安定具578は、図28〜図31の各々においてその設置位置で示される。安定具578は、極めて見栄えする外観を有することができ、履物550に挿入された着用者の足の上側部分とアッパー552との間の距離を減少させて、着用者の足において履物550をより安定させる。
【0058】
多くの異なる種類の材料を安定具578に使用することができる。着用者が履物550を水中に置くことを意図しない場合、多くの異なる繊維、毛刈りした羊皮、又は人工の毛刈りした羊皮を、履物550の内部において柔らかい部分を着用者の足に対向させ、且つ外部部分592がアッパー558の外部側面において見える状態で使用することができる。着用者が履物550を水中で使用する場合、撥水性の多数の種類のゴム、人工ゴム、及び他のプラスチック材料が存在し、これらは使用してもよく、且つ好ましくは約3/8インチの厚さの圧縮性材料を有し得る。これにより、着用者は、容易に足を履物550に挿入することが可能になり、履物550を着用した着用者による快適な歩行が可能になり、履物550内の着用者の足を安定化することが可能になる。
【0059】
本発明の他の実施形態のような安定具578は、非常に装飾的であり得る。安定具578を、他の目的も果たすように修正することができ、その目的のうちのいくつかは、本発明の他の実施形態に関連して前述されている。例えば、より多くのポケットのうちの1つを、多くの種類の物を着用者が持ち運びできるように、安定具578に組み込んでもよく、安定具578が十分大きい場合、携帯電話を持ち運ぶためのポケットを使用することができる。
【0060】
本発明は、その好適な実施形態を具体的に参照して詳細に説明されており、前述の説明及び添付の請求項によって、当業者は、本発明の精神及び範囲内における変形及び修正を思いつくことができる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、履物に関し、具体的には、着用者の足の上部に延出する部分を有する、サンダル及び他の履物等の適合及び外観を改善するためのデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
サンダルは、長年の間非常に人気があり、非常に寒い天候以外では、屋内及び屋外において広く使用されている。最も一般的な種類のサンダルの1つは、Vストラップサンダルであり、Vストラップサンダルでは、V字型ストラップの2つの端部が、着用者の足が存在し得る靴底の両側におけるサンダルの靴底と、V字型ストラップの着用者の足の親指、つまり第1趾と第2趾との間に置くための靴底から延出するトング、つまりつま先部品との交差の連結部とに取り付けられる。概して、より効果なVストラップサンダルは、革、スエード、エナメル革、金属加工材料、繊維、及び他の織物から作製される。より安価なVストラップサンダルは、「フリップフロップ」と呼ばれ、概してゴム状材料から、又はビニールもしくは他の人工革材料から作製される。概してVストラップサンダル、具体的にはフリップフロップは、通常、十分適合せず、極めて緩いことが多い。Vストラップサンダル、特にフリップフロップを着用する人にとって、誤って片足が側面に滑ること及び/又は靴底の縁を越えること、歩行中にVストラップサンダルが足から実際に脱げること、着用者が蹴る動作を行う場合に飛んでいくこと、歩行中に靴底の端部がつま先の前部から若干滑り、地面に当たってつまずく又は転倒すること、並びにVストラップサンダルから横側に滑って足首の捻挫又はその同等のことを引き起こすことは、極めて一般的である。
【0003】
Vストラップサンダル、特にフリップフロップに関連するこのような安全性の問題に加え、これらの種類の履物は、種々の状況における着用時に見栄えがせず、又は少なくとも不適切に見える場合が多い。人々は、フリップフロップ又は多くの他の種類のVストラップサンダルを着用して単に買い物に行くことで気まずい思いをすることが多く、これはサンダルの適合が緩いだけでなく、極めてインフォーマル、即ちだらしなく見えるからである。フリップフロップ及び他のVストラップサンダルは、多数の品種が売り出されている。靴底は、1つの層又は複数の層であり得る。V字型ストラップは、靴底の側縁又は靴底の上部に取り付けることができ、靴底の側面に沿って前進又は後退する。V字型ストラップのかかと部分の一部は、連続的な部品であり、靴底のかかと部分に埋め込まれてもよく、又は端部を靴底の後方部に多数の方式で取り付けるか、もしくは着用者のかかとの後ろに接するように上方に取り付ける。トングは、一方の端部において靴底の前方部分に固定されてもよく、又は靴底から上方に延出する支柱に固定されてもよい。トングは、縫い付け、接着、成形、及びその同等物によって、V字型ストラップと一体型であってもよく、又はV字型ストラップに取り付けられてもよい。またVストラップは、靴底の層の間に載置されることによって靴底に取り付けられ、接着剤によって靴底に又は靴底の内部にリベットで留められるか、縫い付けられるか、成形されるか、又は固定されてもよい。Vストラップの前方部分は、トングの部分を組み込んでもよい。後述の本発明は、事実上あらゆる種類のフリップフロップ及び他のVストラップサンダルに対処することができる。場合により、人々は、運動、フォーマル、ラテンアメリカ、屋外、子供又は大人のための遊園地、学校、雇用又は共済組織、及び多数の他のテーマ等の、いくつかの種類のテーマ又は環境に適合するように、フリップフロップ又は他のVストラップサンダルの外観を変更したいだろう。従って、フリップフロップ及び他のVストラップサンダルを最初の外観から任意の所望のテーマに変換する必要性があり、高速且つ安価な方式で一方のテーマから別のテーマに変換することが特に有利であり得る。
【0004】
フリップフロップ及び他のVストラップサンダルは、単に足を保護するためだけに使用されることが多く、着用者が医薬品、鍵、腕時計、GPSシステム、小型電気通信機器、及びその同等物等の重要な物を保管する場所を持たない極めてインフォーマルな状況において頻繁に着用される。フリップフロップ及びVストラップサンダルは、以前、着脱可能な付属品によって、このようなものを保管することができなかった。保管目的でこの種類の履物を利用することは、過去に他の者も思いついたかもしれないが、これは、このような履物の製造は不経済であり、多くの可能性のある履物の買い手がこのような保管用区画を望まない場合に、大量の履物に高価な保管用区画を追加する。フリップフロップ及び他のVストラップサンダルに関連する保管場所を有するという一部の人々が望み得る便宜性に加え、このような保管場所は、相互通信機器又は位置識別機器、識別機器、及び小型携帯電話機を有する両親又は他の保護者から離れた子供、つまり電子位置特定システム、薬物供給を必要とする診療所及びその同等物における保護下にある人々のため等のいくつかの状況において特に重要である。フリップフロップ及び他のVストラップサンダルを着用している遠隔地又はビーチに居る人々は、鍵、時計、薬物、位置特定システム、携帯電話機等の電気通信機器、及びその同等物を持ち運ぶことを望む場合がある。このような人々は、腕、脚、又は肩の動きを妨害せずに、且つ水着、レジャー用衣服等に必要とされ得るポケット又は拡大ポケットを必要としない、ハンドバック以外の持ち運びデバイスを保管設備として有することが役に立つと思うであろう。
【0005】
Vストラップサンダルの同一の欠点のうちのいくつかを抱える別の種類の履物は、履物の一部分が着用者の足を越え、トングを持たない履物である。その1つの種類は、出願人の名前、Crocsで知られている履物について説明する米国特許第6,993,858号(Seamans、2006)において開示されている。
【0006】
多種多様の目的のための履物の付属品が周知である。フリップフロップ及び他のサンダル用の付属品は、特に装飾目的で既知である。このような装飾付属品を開示する先行技術には、米国特許第3,748,757号(トングの上部に担持される拡大装飾上部分)、同第6,769,204号(足を保持するストラップ及び可視的な装飾部分を有するリボン及びフックとループとのファスナ構造によりストラップに取り付けるための下側部分)、同第7,200,959号(交換可能な連結部品を収容するための収容部材を含むストラップを有するフリップフロップ)、公報番号:米国第2004/0093765号(2007年5月20日公開;装飾用ビーズをカバーの上に含む取り外し可能なカバーを有するV字型ストラップを有するフリップフロップ)、及び公報番号:米国第2006/0254085号(2006年11月16日公開;フリップフロップのV字型ストラップに巻き付けられる繊維カバーを有するフリップフロップ)が含まれる。またフリップフロップのための装飾付属品を開示するいくつかの意匠特許、即ち米国第D535,186号(Boschok 2006年;V字型ストラップの2つの部分の交差における造花)、同第D498,348号(Huntら 2004年;フリップフロップのV字型ストラップに巻き付けられる一連のリボン)、及び同第D421,520号(Bonnyら 2000年;フリップフロップのV字型ストラップ上の花柄のTバー)が存在する。日本国公報第2006−130267号、同第2006−130268号、及び同第2006−130269号は、フリップフロップ用のトング装飾品について開示する。
【0007】
またサンダル及び女性用のつま先が解放した靴用の種々の装飾付属品を開示する多数の特許も存在し、米国特許第2,344,620号)Langley 1944年)、同第4,450,633号(Connelly 1984年)、同第4,461,102号(DeVincentis 1984年)、同第2,971,278号(Scholl 1961年)、同第5,992,058号(Jneid 1999年)、公報番号:米国第2005/0011087号(Stevens 2005年1月20日公開)、公報番号:米国第2005/0066550号(Liu 2005年3月31日公開)、公報番号:米国第2006/0107550号(Caminit 2006年5月25日公開)、並びに意匠特許第D346,686号(Hatfield 1994年)、同第D512,207号(Choi 2005年)、及び同第D530,240号(Kelsey 2006年)が含まれる。
【0008】
また履物のポケット、ポーチ、及び他の容器も既知である。米国特許第4,471,539号(Mann 1984年)では、ポケットは、靴底からサンダルのトングに延出する側面ストラップ上に配置される。第D292,441号(Gamm 1987年)では、ストラップ上に巻き付けを含むサンダルは、ストラップ上にポケットを有する。靴紐を含む靴と共に使用するための多数のポケットが既知であり、この場合、ポケットは靴紐によって靴に取り付けられ、米国特許第2,662,677号(Perry 1953年)、同第4,254,566号(Haskell 1981年)、同第4,327,512号(Oliver 1982年)、同第4,507,882号(Harrell 1985年)、同第4,536,975号(Harrell 1985年)、同第4,630,383号(Gamm 1985年)、同第5,094,016号(DiVito 1992年)、同第5,311,679号(Birch 1994年)、同第5,596,821号(Solo 1997年)、同第5,775,011号(Britano 1998年)、同第6,397,497号(McAtee 2002年)、同第6,449,881号(Assafら 2002年)、公報番号:米国第2004/0163285号(Johnson 2004年8月26日公開)、並びに意匠特許第D369,458号(Adams 1996年)及び同第D382,691(Fullerら 1997年)が含まれる。
【0009】
また米国特許第5,845,422号(Valteau,III 1998年)、同第5,979,085号(Rossら 1999年)、同第6,412,197号(Krull 2002年)、同第6,640,467号(Krull 2003号年)、同第7,000,337号(Harrington 2006年)、公報番号:米国第2006/0010721号(Valko 2006年1月16日公開)及び同第D404,770号(Meadeら 1999年)によって実証されるように、編み上げ靴を装飾するための種々の付属品も、当技術分野において既知である。スリップオンのモカシンへの取り付けのための装飾的な紐が、米国特許第3,999,311号(Epsteinら 1976年)で開示されている。
【0010】
また靴紐を保護するための編み上げ靴と共に使用するための付属品を開示する多数の特許も存在し、同第910,308号(Peters 1909年)、同第2,650,399号(Torelli 1953年)、同第2,871,537号(Hickerson 1959年)、同第3,473,198号(Meier 1969年)、同第3,822,489号(Johnson 1974年)、同第4,428,101号(Harkavy 1984年)、同第4,553,293号(Blum 1985年)、同第4,597,198号(Schweitzer 1986年)、同第4,879,787号(Walls 1989年)、同第5,209,000号(Rowlandら 1993年)、同第5,313,719号(Koethe 1994年)、同第5,402,589号(Lubraniら 1995年)、同第5,459,947号(Lascher 1995年)、同第5,566,477号(Mathisら 1996年)、同第5,671,517号(Gourley 1997年)、同第5,913,483号(Polk 1999年)、同第6,952,864号(Moreno 2005年)、同第6,988,298号(Ternaskyら 2006年)、同第7,003,903号(Johnson 2006年)、及び同第7,117,616号(Hull 2006年)が含まれる。他の装飾付属品は、米国特許第4,733,439号(Gentry 1988年)、同第5,165,190号(Smyth 1992年)、及び同第5,857,220号(Erny 1999年)に開示される。靴紐に取り付けられるデバイスを開示する意匠特許は、意匠特許第D210,649号(Getgey 1968年)、同第D406,177号(Milroy 1999年)、及び同第D481,864号(Landry 2003年)に示される。靴底ワイピングパッドを有する靴用の他の取り付け具は、米国特許第4,823,426号(Braggs 1989年)、同第5,421,106号(Emerick 1995年)、同第6,128,801号(Adzickら 2000年)に開示される。他の靴用の靴紐上の取り付け具は、米国特許第6,278,378号(運動能力及び娯楽製品;Feinerら 2001年)、同第6,729,088号(装着された写真;Ferguson 2004年)、同第6,684,543号(識別タグ;Fernan 2004年)、及び同第D401,934号(ポケットベルモジュール;Wicks 1998年)に示される。また米国特許第4,439,935号(Kelly 1984年)及び同第6,651,359号(Bricker 2003年)に開示するように、女性用のつま先が開放した靴用の交換可能なストラップを装飾理由で変更するために既知であるデバイスも存在する。サンダル用のデザインストラップは、米国意匠特許第D468,523号(Steger 2003年)、同第D514,285号(Mouchiら 2006年)、同第D519,723号(Mouchiら 2006年)、同第D521,213号(Mouchiら 2006年)、及び同第D523,214号(Mouchiら 2006年)を含む種々の意匠特許により既知である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本デバイスの目的は、着用者の足にフリップフロップ及び他のVストラップサンダルの履物を安定させて、着用者の足において履物を不注意に脱ぐこと又は履物が緩むことを防止する、フリップフロップ及び他のVストラップサンダルのための着脱可能安定化付属品を提供することにある。
【0012】
本発明の別の目的は、フリップフロップ又は他のVストラップサンダルの履物の外観を変更するために、フリップフロップ又は他のVストラップサンダル用の着脱可能付属品を提供することにある。
【0013】
また本発明の目的は、フリップフロップ又は他のV字型サンダルの履物に容易に取り付けることができ、且つその上にしっかり保持することができるが、そこから手動で取り外しもできるフリップフロップ又は他のV字型サンダル用の安定化付属品を提供することにある。
【0014】
追加の目的は、フリップフロップ又は他のVストラップサンダルの履物のデザインを変更するために、フリップフロップ又は他のVストラップサンダルにしっかりと取り付けることができる見栄えのする付属品を提供することにある。
【0015】
本発明の更に別の目的は、人の手又は財布又は他の肩又は手による携帯型保管デバイスを必要とせずに安全な保管を提供するための、フリップフロップ又は他のVストラップサンダル上に装着することができる、鍵、時計、識別機器、錠剤、及びその同等物を保持する保管容器を有する取り付け付属品を提供することにある。
【0016】
本発明の別の目的は、典型的な衣服のポケットよりも小さく、且つ容易に運搬可能であり目立たない、フリップフロップ又は他のVストラップサンダルにより持ち運ばれる小型保管付属品を提供することにある。
【0017】
本発明のまた更なる目的は、フック・アンド・ループ型ファスナを用いて、フリップフロップ又は他のV字型サンダルのV字型ストラップ及びトングの全部又は一部分を被覆する多種多様な着脱可能付属品を提供することにある。
【0018】
また本目的は、トングがスリット又は他の開口部に入り、その中に解放可能に保持された状態で付属品が前方に摺動することを可能にするためのスリット又は他の開口部を有する、フリップフロップ及び他のVストラップサンダル用の容易に交換可能な付属品を提供することにある。
【0019】
また本発明の追加の目的は、トングを含まずに、着用者の足の上部の上にあるアッパー等の部分を含む履物用の安定化デバイスを提供することにある。
【0020】
追加の目的は、アッパーとアッパーを貫通する開口とを有する履物のアッパー用の着脱可能付属品を提供することにある。
【0021】
更なる目的は、着用者の足の上部を横断させることによって、着用者の足に保持される履物用の着脱可能付属品のためのデバイスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0022】
これらの目的及び他の目的は、以下の説明及び添付の請求項から明らかになるはずである。
【0023】
前述の目的は、履物用の着脱可能付属品によって達成される。履物は、好ましくは、靴底と、靴底に連結されるVストラップ等の足保持構造と、着用者のつま先の間に配置するトング又は靴底に取り付けられるアッパーとを含み、足保持構造は、トング及びストラップの前方及び後方の、又はアッパーを通した開口部等のアクセス可能な開口部と、着用者の足の上で履物を安定化させるため、及び/又は履物に装飾を加えるために、足保持構造と着用者の足との間の空間を減少させるための足保持構造の内部上に配置可能である第1の部分、及び足保持部材の外部上に配置可能である第2の部分を有する部材と、アクセス可能な開口部において第1の部分及び第2の部分をまとめて解放可能にロックするための第1の部分及び第2の部分上の連続構造とを有する。部材は、第1の部分及び第2の部分を足保持部材に解放可能にロックするようにくっつけることが可能であるために、連結構造が部材の第1の部分及び第2の部分の上にある状態で、且つ連結構造が整合した状態で、足保持構造を係合するように操作可能である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】フリップフロップの斜視図である。
【図2】図1に示すフリップフロップの上面図である。
【図3】図1に示すフリップフロップの側面図である。
【図4】図1に示すフリップフロップの端面図である。
【図5】図1に示すフリップフロップの底面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態の斜視図である。
【図7】図6に示す実施形態の底面図である。
【図8】図6に示す本発明の実施形態の外部の上面図であり、安定化デバイスは、非折り畳み状態で示される。
【図9】図6に示す本発明の実施形態の内部の上面図であり、安定化デバイスは、非折り畳み状態で示される。
【図10】Vストラップサンダルに設置される、図6〜図9に示す本発明の実施形態の斜視図である。
【図11】非折り畳み状態における、図6〜図10に示す本発明の第1の実施形態の変形例の内部の上面図である。
【図12】閉鎖状態における、図6〜図10及び図11に示す本発明の第1の実施形態の別の変形例の斜視図である。
【図13】図6〜図10及び図11〜図12に示す実施形態の更なる変形例の斜視図である。
【図14】非折り畳み又は解放状態における本発明の第2の実施形態の内部の斜視図であり、安定化デバイスのアームは上方に折り畳まれている。
【図15】非折り畳み状態における図14に示す実施形態の外部側面の上面図である。
【図16】非折り畳み状態における図14に示す実施形態の内部側面の上面図であり、アームのうちの1つは折り畳み状態である。
【図17】Vストラップサンダル上に設置された図14〜図16に示す本発明の実施形態の斜視図である。
【図18】実施形態の内部側面を示す、非折り畳み状態における本発明の第3の実施形態の上面図である。
【図19】非折り畳み状態における、図18に示す実施形態の外部側面の上面図である。
【図20】Vストラップサンダルに設置された、図18〜19に示す実施形態の履物を斜視的に示す。
【図21】本発明の第4の実施形態の内部の上面図である。
【図22】Vストラップサンダルに設置された本発明の外部の上面図である。
【図23】本発明の上面図である。
【図24】本発明の第5の実施形態の内部図である。
【図25】Vストラップサンダルに設置された本発明の第5の実施形態の外部図である。
【図26】本発明の第6の実施形態の図である。
【図27】人が着用する第6の実施形態の図である。
【図28】履物に適用される本発明の第7の実施形態の側面図である。
【図29】履物に適用される本発明の第7の実施形態の上面図である。
【図30】履物に適用される本発明の第7の実施形態の後面図である。
【図31】履物に適用される本発明の第7の実施形態の斜視図である。
【図32】解放状態における本発明の第7の実施形態の平面内部図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
典型的なVストラップサンダル1が、図1〜図5に示され、これはフリップフロップとして示され、本明細書においてVストラップサンダル又はフリップフロップと呼ばれる。Vストラップサンダル1は、本発明を使用することができる1種類の履物である。またフリップフロップは、トングサンダルとして知られ、用語のVストラップサンダル及びフリップフロップは、トングサンダルを含む。サンダル1は、足収容表面5と、足収容表面5から靴底3の反対にある地面支持表面7とを有する靴底3を備える。平坦な靴底を有するサンダル1について説明するが、本明細書に説明する本発明及び実施形態は、隆起したかかと、スライド、くさび、高いかかと、靴底の前部よりも低いかかと、及び起伏する靴底を有する靴底等の、非平坦靴底と共に使用することができる。サンダル1は、両端11及び13において靴底3に連結されるV字型又はU字型ストラップ9(V字型ストラップ及びU字型ストラップは、本明細書においてV字型ストラップと呼ばれる)と、靴底3から延出するトングであって、靴底3への取り付けのために端部17と、V字型ストラップ9に連結される反対の端部とを有するトングとを有する。V字型ストラップ9及びトング15は、足支持構造である。トング15は、着用者の足の親指と第1趾との間に配置される。フリップフロップは、V字型ストラップが靴底3に連結されるフリップフロップを貫通する穴を有することが多い。フリップフロップ1に関し、ストラップ9の端部11及び13は、靴底3の両側において一対の穴19及び21を貫通し、端部11及び13は、ストラップ9が一旦靴底3と組み立てられると、穴19及び21を通過できないように拡大される。同様に、トング15は、平坦靴底3の前方部分において、第1趾及び親指と第2趾が通常存在し得る場所の間に、穴23を貫通するその端部を有し、端部17は、トング15が穴23を通して引張されることを防止し、トング15を穴23から解放するために、端部11及び17のように拡大される。V字型ストラップ9は、端部11から親指の存在位置に沿ってトング15まで延出する第1のストラップ部分25と、端部13からトング15に残りの足を部分的に横断する第2のストラップ部分27とを有する。第1のストラップ部分25及び第2のストラップ部分27は、スロート29で交わる。ストラップ9は、トング15に直接取り付けられる必要はなく、ストラップ9又はストラップ9の部分と、トング15との間の中間部材が存在してもよい。
【0026】
多くの場合、V字型ストラップ及びトングは、一体型の物品であり得、本物のゴム又は人工ゴムから作製される場合に、一体型ユニットとして成形することができる。Vストラップの端部は、平坦靴底において穴を貫通することができるが、Vストラップの端部を縫合するか、接着剤により保持するか、又は平坦靴底を横断し、且つV字型ストラップ端部分に延出する他の層の材料によって適所に保持するか、その同等物を行うことができる。前に説明したように、V字型バンドを、靴底の側面に、又は靴底3の上側後方部分に縫合する、接着剤により保持する、リベットで留める、成形材料及びその同等物で保持することができる。V字型ストラップは、フリップフロップのかかと部分を連続的に横切ってもよく、靴底3の後方部分の上層の下に延出するか、又はフリップフロップを着用者に保持するためのかかと部品として機能してもよい。1つもしくは複数の部分は、靴底から延出して、トング及び/又はV字型ストラップによって係合されてもよい。靴底3は、可撓性であり、ゴム、人工ゴム、多くのプラスチック、革又は人工革、ビニール、及びその同等物から選択されたものから作製されてもよく、又は非可撓性であり、木材、適切な硬質プラスチック、又はその同等物から作製されてもよい。V字型ストラップは、通常、可撓性であり、ゴム又は人工ゴム、皮又は人工ゴム、ビニール又は他のプラスチック、鎖又はコーティングされた鎖等の金属、繊維、及びその同等物から作製されてもよい。トング15は、可撓性又は非可撓性であり、靴底又はストラップと同一種類の材料から作製されてもよく、一体型部品として又は複数の部品として作製されてもよい。
【0027】
Vストラップサンダルは、典型的には、人の足における着用時に緩く、通常、サンダルが種々の厚さの足に適合するようにV字型ストラップの裏側と靴底との間に間隙が存在する。結果として、大部分のVストラップサンダルは、その間隙に起因して着用者の足に緩みを有し、その緩みによって、V字型サンダルは、適合が緩くなり、且つ危険になる。
【0028】
本発明の実施形態のうちの1つに従う着脱可能付属品つまり安定化デバイス50を、図6において斜視形式で示し、図7において折り畳み形式の底面図を示し、図8において外部図を示し、図9において内部図を示し、後者の2つの図面は、非折り畳み状態つまり開放状態における本実施形態に従う本発明のデバイスを示す。安定化デバイス50は、第1の部分つまり上側部分52、第2の部分つまり下側部分54、及び折り畳み部分56を有する。上側部分52は、安定化デバイス50がサンダルに設置される場合に他人から見える部分であり、数表示58により概して識別される設計を適切に有する。下側部分54は、安定化デバイス50がVストラップサンダルに設置される場合にトング15を収容するためのスリット又は他の前方−後方開口部60を有する。上側部分52及び下側部分54を適所に解放可能にロックされることを維持するために、いくつかの連結構造が必要とされる。図9を参照すると、一連のループデバイス62、63、及び64が下側部分54の内部に取り付けられ、一連のフックデバイス65、66、及び67が、上側部分52の内部に取り付けられる。フックデバイス及びループデバイスは、Velcroという名前で市販されている。ループデバイス62、63、及び64は、上側部分52及び下側部分54がまとめて折り畳まれる場合に、フックデバイス65、66、及び67と整合し、その結果、それぞれのループデバイス及びフックデバイスは、解放可能に結合されるか、連結されるか、又はまとめてロックされる。ループデバイス及びフックデバイスは、それらが上側部分52及び下側部分54をまとめて折り畳める場合に相互作用する限り、交換することができ、上側部分52及び下側部分54の内部のどこにでも設置することができる。ループデバイス62、63、及び64並びにフックデバイス65、66、及び67は、上側部分52及び下側部分54を解放可能にまとめて連結するために使用され得る多種の連結構造のうちのたった1種である。連結構造は、機械的スナップ、適切な接着剤、適切な接着テープ、ボタン穴及びボタン、磁石、解放可能に結ばれ得るコード、撚糸、又は靴紐、ボタン、ジッパー構造、及びその同等物であってもよい。
【0029】
安定化デバイス50をVストラップサンダル1又は任意の他の種類のVストラップサンダルに設置するために、人は、単に、連結構造が開放位置にあるように安定化デバイス50を開放することによって、安定化デバイス50を操作するだけである。スリット60は、上側部分52が下側部分54の上にあり、且つサンダル1から遠位にある状態で、トング15が好ましくは開口部60の端部69に又は端部69付近に(安定化デバイス50の構成に依存する)位置するように、トング15上を摺動される。次いで、上側部分52及び下側部分54は、協働する連結構造が解放可能にまとめてロックされるまで、リビングヒンジとして機能する折り畳み部分56を中心にまとめて回転される。次いで、安定化デバイス50は、図10に示すように適所に存在する。
【0030】
本発明に従う安定化デバイスの利点のうちの1つとして、サンダル1のサンダルに挿入される足との係合をよりしっかりさせることが挙げられ、これは、安定化デバイス50が効果的にサンダルに対して足を押圧するからである。この効果を強化するために、厚化デバイス71を用いてもよい。厚化デバイス71は、裏当て材料にしっかりと保持されるウール製品又は人工ウール製品であってもよく、裏当て材料は、説明する本発明の実施形態に従って、接着手段又はその同等物によって下側部分54に取り付けられる。厚化デバイスは、下側部分54を作製する材料の追加の層であってもよく、又は下側部分54に取り付けられるいくつかの材料を構成してもよい。厚化デバイス71がスリットつまり開口部60を横断して下側部分54に取り付けられる場合、厚化デバイス71も、Vストラップサンダル1からトング15を収容するためのスリットを必要とし得る。また、厚化デバイスは、上側部分52及び/又は下側部分54の縁の周囲の上側部分52の内部にも挿入されてもよい。厚化デバイス71は、好ましくは、足を損傷しないように、又は安定化デバイス50が着用者に不快にならないように、着用者の足に徐々に押圧し得るように弾性材料から作製される。
【0031】
図11は、上側部分及び下側部分が、革靴紐によって閉鎖様式で解放可能にまとめて連結される、類似の着脱可能付属品、つまり安定化デバイスを示す。従って、図11は、折り畳み部分106によってまとめて連結される第1の部分つまり上側部分102及び第2の下側部分104を有する安定化デバイス100を示す。安定化デバイス100は、外側層108がせん断された状態で、羊皮から形成されるように示される。見栄えすることに加えて、ウール108は、厚く且つ弾性的であるため、デバイス100が設置されているサンダルに近接して足を押し出すことを支援する。上側部分102及び下側部分104が閉鎖位置に移動する場合にそれぞれの対の連結構造が接触し、且つ相互に解放可能に保持するように、ループ状デバイス112、113、及び114の組は、上側部分102に取り付けられ、フック部分115、116、及び117は、下側部分104に取り付けられる。
【0032】
また革靴紐120は、解放可能にロックされた位置において、上側部分102及び下側部分104を解放可能にロックすると共に、見栄えのするデバイスを安定化デバイス100に追加する。靴紐穴122、123、124、及び125の組は、革靴紐120が下側部分104及び上側部分102を通ることができるように設けられる。
【0033】
安定化デバイス100をVストラップサンダルに設置するために、人は、単にトング15がスリット、つまり開口部110内に移動して、スロート111に又はスロート111に近接して存在する一方で、上側部分102がトング15及びV字型ストラップ9の連結位置の上に存在するまで、下側部分104をトング15に向かって移動させることによってデバイス100を操作する。上側部分102及び下側部分104は、ループデバイス112、113、及び114がフックデバイス115、116、及び117を係合するまでまとめて移動する。その後、靴紐120の自由端は、蝶結びによって、又は本結び等のある種類の結び等によってまとめて結ばれる。
【0034】
本発明に従う安定化デバイスを使用して種々の物品を持ち運ぶことができることが説明されている。折り畳み部分つまりリビングヒンジ156においてまとめて連結される上側部分152及び下側部分154を有する着脱可能付属品つまり安定化デバイス150が示される図12において例を示す。フック付きループデバイス159が示されているが、任意の他の連結構造を使用してもよい。上側部分152の外部部分において、ループ保持デバイス162の形式の協働する連結構造において回転可能に保持される閉鎖ループ160の形式の連結構造が存在する。ループ保持デバイス162は、上側部分152に対して平坦に存在する部分164及び166と、ループ160が回転可能である隆起部分168とを有する。安定化デバイス150は、安定化デバイス50の方式で動作する。ループ160を使用して、鍵のチェーン、小さい携帯バック、時計、及びその同等物等の多種多様の物を保持することができる。
【0035】
物を持ち運ぶためのポケットを有する別の着脱可能付属品、つまり安定化デバイス200を図13に示す。安定化デバイス200は、折り畳み部分、つまりリビングヒンジ206において連結される上側部分202、下側部分204を有する。安定化デバイス200は、上側部分202の外部上に装飾デザイン208を有する。スリット、つまり開口部210は、下側部分204に位置し、該デバイスは、安定化デバイス50と同様の方式で動作する。安定化デバイス200は、コイン、キー、錠剤、タブレット、カプセル、時計、及びその同等物等の多くの物を保持することができるポケット212を有する。ジッパー213等のいくつかの解放可能な閉鎖手段を設けるべきである。ジッパー212は、ジッパー212を開閉するためのラッチ部材214を有する。
【0036】
着脱可能付属品、つまり安定化デバイスのための別の構成を図14〜図17に示す。この場合、安定化デバイス250は、一対のアーム252及び254を備える。図14は、レイアウト位置における安定化デバイス250を示し、アーム252の内部は可視的であり、アーム254は、その外部部分が可視的である状態で上方に折り畳まれている。図15は、外部表面が見えるようにレイアウトされている安定化デバイス250を示し、図16は、連結構造のフック部分262及びループ部分264が係合するようにアーム254が折り畳まれる状態でレイアウトされている安定化デバイス250を示す。図17は、Vストラップサンダルに設置される安定化デバイス250を図示する。
【0037】
アーム252及び254は、重複する端部部分を有し、デバイスが図17のように設置される場合に、アーム252の端部部分256は、アーム254の端部部分257に重複する。端部部分256及び257は、縫合部261においてまとめて縫合される。アーム252は、上側折り畳み部258及び下側折り畳み部260を有する。例えばフックデバイス262として示される連結構造は、上側折り畳み部258の縁に沿って伸び、ループデバイス264は、下側折り畳み部260の縁に沿って伸びる。折り畳み部分266は、概して、アーム252の中心部分に沿って伸び、フックデバイス262がループ部分264を係合及び解放可能にロックしてアーム252を閉鎖位置に保持するように、上側折り畳み部258及び下側折り畳み部260が折り重なることができるようにする。同様に、アーム254は、折り畳み部分269により分離される上側折り畳み部268及び下側折り畳み部270を有する。フックデバイス274は、上側折り畳み部268の縁に沿って伸び、ループデバイス276は、アーム254の下側折り畳み部270の縁に沿って伸びる。
【0038】
アーム252は、縁279及び280に沿って伸びるV字型切り抜き278を有する。同様に、アーム254は、境界284及び285により画定される切り抜き282を有する。アーム252は、自由端286を有し、アーム254は、自由端288を有する。切り抜き278及び282によって、アーム252及び254の下側折り畳み部260及び270は、それぞれ、他方のアームを損なうことなく、Vストラップサンダルのストラップの下に折り畳むことができる。切り抜き278は、コーナー290を有し、一方、アーム254は、その切り抜き282においてコーナー292を有する。アーム252の折り畳み部分266は、自由端284とコーナー290との間に伸び、一方、折り畳み部分269は、アーム254の自由端288とコーナー294との間で延出する。
【0039】
安定化デバイス250の設置について図17に関連して説明する。この設置は、デバイス250の操作を伴う。図15に示すようにアーム252の下にあるアーム254は、最初に、上側折り畳み部268が第1のストラップ部分25の上にあり、且つ折り畳み部270がその下にある状態で、第1のストラップ部分25に巻き付けられ、次いで、アーム252は、上側折り畳み部258及び下側折り畳み部260がストラップ部分22の下にある状態で、第2のストラップ部分27に巻き付けられ、安定化デバイスがVストラップサンダル1上に設置されることが仮定される。この設置は、極めて高速であり、結果として変更されたVストラップサンダルは、変更されたように見える必要は全くないが、製造された変更のないサンダルの外観を呈する。
【0040】
安定化デバイス250は、いくつかの利点を有する。まず、安定化デバイス250は、必要なだけVストラップ9上を延出し、これによって、着用者の足の大部分がサンダル1の靴底5に対して押し出され、サンダル1における着用者の安定性が増加する。更に、安定化デバイス250は、多くの場合特に見栄えのしないVストラップ9の大部分又は全てを被覆し得る装飾表面を有することができる。安定化デバイス250は、アーム252及び254の片方又は両方において1つもしくは複数のポケット又は持ち運び構造を有することができるため、安定化デバイス250に追加した特徴を改善する。
【0041】
安定化デバイス250は、まとめて縫合される2つの部品を組み込むように説明されている。しかしながら、これを、必要に応じて、適切な可撓性プラスチック、革、又はその同等物等により、単一の部品として作製することも可能である。当然ながら、フック部分及びループ部分は、それらの位置を逆転及び/又は変更させてもよく、他の締結構造又はデバイスによって全体的又は部分的に置換されてもよい。
【0042】
本発明の別の実施形態を図18〜図20に示す。後者の図面は、スリット、つまり他の開口部356の両側において、また開口部356と整合される開口部358の両側において、一対のアーム352及び354を有する着脱可能付属品、つまり安定化デバイス350を示す。アーム352は、上側部分、つまり折り畳み部360と下側部分、つまり折り畳み部362とを有し、同様に、アーム354は、上側部分、つまり折り畳み部364と下側部分、つまり折り畳み部366とを有する。安定化デバイス350は、折り畳み部分368を有し、折り畳み部分368は、折り畳み過程を容易にするために、接着剤、縫合、又はその同等物によって安定化デバイス350に取り付けられるコード370であり得る。折り畳み部分368は、安定化デバイス350を操作してVストラップサンダル1に設置する場合に、スロート29に接するか、又は比較的近接するための前方部分372を有する。デバイス350は、図18に示す外側つまり外部表面373と、図18に示す内側、つまり内部表面374とを有する。
【0043】
Vストラップ9は、無数の方式で装飾することができる。それぞれのアーム352及び354の上側部分360及び364は、フリンジ375を有し、安定化デバイス350が皮又は合成革から作製される場合、フリンジ375によって、デバイス350は、素朴な外観つまりサウスウエスタン調の外観になる。ポケット、物を持ち運ぶループ、及びその同等物を安定化デバイス350上に組み込むことができる。実用的でもある更なる装飾デバイスは、金属補強を有することができる一対の穴378、379を通る靴紐又は革トング376である。靴紐376は、以下に説明するように結ぶことができる。
【0044】
フックデバイス380、381として示される一対の連結構造は、接着剤又はその同等物によって、それぞれのアーム352、354の上側部分360、364に取り付けられ、ループデバイス383、384として示される一対の整合された協働する連結構造は、それぞれの下側部分362、366に取り付けられる。上側部分360、364及び下側部分362、366が折り畳み部分368を横断して折り畳まれる場合、フックデバイス380、381は、まずそれぞれのループデバイス383、384に整合し、次いで、それぞれのフックデバイス及びループデバイスを解放可能にまとめてロックするように、それぞれのループデバイス383、384に係合する。
【0045】
安定化デバイス350をサンダル1等のVストラップサンダルに設置するために、外側表面373を上方に向けるようにデバイス350を配置し、フリンジ375を有するアーム352、354の縁がトング15の概略的な方向に前方に向いた状態で、デバイス350をサンダル1に載置する。次いで、安定化デバイス350は、それを開口部356、358の両側において、コード370つまり折り畳み部分368で後方に屈曲させることによって操作され、それぞれの第1及び第2のストラップ部分25、27と略平行になる。アーム352、345の下側部分362、366は、それぞれの第1及び第2のストラップ部分25及び27の下で摺動され、デバイス350は、デバイスの前方部分372がV字型ストラップ9のスロート29に係合するまで前方に移動する。それぞれの上側部分360、364は、それぞれの対のフックデバイス及びループデバイス380及び383並びに381及び384が係合して、安定化デバイス350をVストラップサンダル1に解放可能にロックするまで、下側部分362及び366と共に折り畳まれる。次いで、安定化デバイス350をサンダル1に固定することに役立てるように、任意選択によりトング15の周囲でループ状であり得る靴紐376を蝶結び386に結び、デバイス350は、サンダル1に解放可能に固定される。この時点で、サンダル1は、完成した定型化された履物の外観を有し、これは実際のフリップフロップよりもスタイリッシュ且つ高価に見えると共に、フリップフロップ又は他のVストラップサンダルの着用をより快適且つ安全にすることができる。
【0046】
着脱可能付属品、つまり安定化デバイス400が示される本発明の別の実施形態を図21〜図23に示す。デバイス400は、図23に示すVストラップサンダル1を男性又は女性用の履物に見えるように変換するための履物状構造402を含む。履物状構造402は、バンド404、406、408、及び410の組を含み、その各々は、履物状構造402をサンダル1に保持するようにV字型ストラップ9の部分に巻き付き、解放可能にまとめてロックするための、フック部分412、414、416、及び418の形式の連結構造のそれぞれと、ループ部分413、415、417、及び419の形式の協働する連結構造のそれぞれとを有する。構造402は、足を収容する開口420を画定する表面を有する。履物状構造402の前方部は、トング収容開口部426を画定する一対の表面422、424を有する。折り畳み可能フラップ428は、安定化デバイス400の使用時に開口部426を被覆し、且つトング15を隠すように折り畳み部分430で折り畳み可能である。フラップ428は、2つの部分のスナップ432、434によって閉鎖位置において解放可能に保持され、スナップ部分432は、フラップ428が閉鎖位置にある場合に外部から見えない。履物状構造402を連結するための別の連結デバイスは、開口部426を横断して設けられ、この場合、ループ438を有するゴムバンド436がボタン440に取り付けられ、ループ438は、構造402が適所に解放可能にロックする場合に第2のボタン442に解放可能に取り付け可能である。履物状構造402をよりドレスシューズに見せるために、蝶結び448に結ぶことができる靴紐446を収容するために、足を収容する開口420と開口部426との間に、靴紐穴444の組が設けられる。更に、構造402は、靴紐穴444を含む部位において間隙がなく(即ち、2つの列の穴446の間に開口部が存在する必要はない)、靴紐446は、永久的に適所に保持されてもよい。
【0047】
Vストラップサンダル1′は、サンダル1の修正である。トング15′は、ストラップ25′及び27′も連結されるリング450に連結される。従って、この状況では、トング15′は、V字型ストラップ9に直接連結されない。
【0048】
安定化デバイス400をサンダル1又は任意の他のVストラップサンダルに設置するために、デバイス400を操作する。ユーザは、単に、ストラップ部分25及び27の周囲にバンド404、406、408、及び410を閉鎖ループに形成し、ループ438をボタン442の周囲に置く。次いで、履物状構造を前方に摺動させて、トング15を開口部426の十分内部に載置する。次いで、ユーザは、足を収容する開口420に足を置き、トング15′が第1趾と第2趾との間の適所にくるまで足を移動させる。Vストラップサンダル1は、ドレスシューズの外観を呈する。
【0049】
履物状構造を有するという点において、図21〜図23に示すものに類似する本発明の実施形態を図24〜図25に示す。図24は、これもVストラップサンダル1を編み上げ靴に見える履物に変換するための履物状構造452を有する着脱可能付属品、つまり安定化デバイス又はアッパー450を示す。図24は、その逆の状態でデバイス450を示し、そのデバイスを内側から見る。アッパー450は、アッパーの第1フラップ454及びアッパーの第2フラップ456を有する。アッパーの第1フラップ454及びアッパーの第2フラップ456は、かかと458で交わり、そこでこれらは、縫合460によってまとめて縫合される。アッパーの第1フラップ454及びアッパーの第2フラップ456の前方部は、相互に交差する。上側の第1フラップ454は、第1の縁462を有し、これは、それぞれのアッパーの第1フラップ454及びアッパーの第2フラップ456に連結される一対の協働するVelcroフック・アンド・ループパッド、つまりコネクタ464によって、アッパーの第2フラップ456の前方端部に解放可能に保持される。同様に、アッパーの第2フラップ456は、端部縁466を有し、これは、それぞれのフラップに連結される一対の協働する連結構造つまりフック・アンド・ループコネクタ468によって、アッパーの第1フラップ454の前方端部に取り付けられる。靴紐アセンブリ470は、アッパー450に履物の外観を提供するため、またアッパー450にストラップサンダル1のトング15を取り付けるために設けられる。靴紐アセンブリ470は、その中央において閉鎖部分472を有し、閉鎖部分472は、トング15の前方部分に巻き付いて、アッパー450の前方部分をVストラップサンダル1の適所に維持する。アッパー450をストラップ25及び27に取り付けるために、一対のバンド474及び476は、対の開口部、つまりスリット478及び480を貫通する。バンド474及び476の内側部分を図24に示し、バンド474及び476の取り付け端部を図25に示す。バンド474及び476は、ストラップ25及び27に巻き付けてアッパー450をそれぞれのストラップに保持するために、協働する連結構造、つまりフック・アンド・ループコネクタ482及び484をそれぞれ有する。
【0050】
図25は、Vストラップサンダル1に取り付けられたアッパー450を示す。靴紐アセンブリ470の中央部分472は、トング15の前方部分の周囲に延出する。バンド474は、ストラップ27に巻き付くように示され、一方、バンド476は、その開放位置で示される。アッパー450は、着用者の足がVストラップサンダル1内に挿入される前にトング1に取り付けることができる。代替として、アッパーの第1フラップ454及びアッパーの第2フラップ456は、フック・アンド・ループコネクタ464及び468をそれぞれ外すことによって、その前方端部において分離することができる。
【0051】
アッパー450は、Vストラップサンダル1に履物の外観を提供するが、このVストラップサンダルは、任意の他のVストラップサンダルのように容易に身につけることができることがわかる。バンド474及び476は、人の足の上側部分とストラップ25及び27との間の隙間を減少させて、サンダル1を着用者の足において安定化させる。更に、靴紐アセンブリ470は、アッパー450とVストラップサンダル1及び着用者の足との間の緩みを減少させるように締め付けられ、着用者の足における安定化デバイスに更に安定性を追加する。アッパー450は、大部分の任意のVストラップサンダルに適合するように普遍的に作製することができ、変形は、珍しい種類のVストラップサンダル用に容易にでき単純であり得る。
【0052】
本発明の実施形態は、劇的な効果を本発明に加えることができる。図26及び図27は、着用者の脚を装飾するのに更に使用することができる本発明の実施形態を示す。本発明の底部分は、図18〜図20に示すものと類似している。アッパー450を変更して、種々の物用のポケットの組み込み等の他の実用的な目的を果たすことができる。
【0053】
従って着脱可能付属品、つまり安定化デバイス500を図26及び図27に示す。まず、Vストラップサンダル上に組み立てられる前の安定化デバイス500を示す図26を参照すると、デバイス500は、一対のアーム502及び504を有する。アーム502及び504は、真っ直ぐな縁506を共有する。アーム502及び504は、上側部分508及び510をそれぞれ有し、下側部分512及び514をそれぞれ有する。一対のフックデバイス516及び518は、アーム502及び504上のループデバイス520及び522とそれぞれ協働し、それぞれのストラップ25及び27において上側部分508及び510を下側部分512及び514に解放可能にロックし、デバイス516、518、520、及び522は、連結構造である。脚巻き付け部526は、連結部品528によってアーム502及び504に連結される。脚巻き付け部526は、多種多様のサイズの人々の脚に巻き付くのに十分な横方向幅を有するストラップ530を含む。脚巻き付け部526と同じ材料から作製することができるバンド532の組は、開口部、つまりスリット534をそれぞれ貫通し、スリット536にそれぞれ平行であるスリット536をそれぞれ通る。図26に示すようなそれぞれのバンド532の右側端部は、接着剤のような適切な取り付けデバイスによって脚巻き付け部526に取り付けられるように示され、フックデバイス538も取り付けられる。脚巻き付け部526を着用者の脚に取り付ける場合、単に、脚巻き付け部530が脚に快適に固定されるまでそれぞれのバンド532を引張するだけであり、バンド532を含むフックデバイス538は、スリット534を通って引張され、それぞれのループデバイス540に取り付けられる。当然ながら、脚巻き付け部526を人の脚に取り付ける多くの他の方式が存在する。
【0054】
図27は、足及び脚Lに着用されるVストラップサンダル1に取り付けられた安定化デバイス500を示す。アーム502及び504は、それぞれのストラップ25及び27に巻き付けられ、連結部品528は、着用者の足の上側部分を横断して存在し、着用者の脚Lの下側部分に取り付けられた脚巻き付け部526に連結される。デバイス500は、542において示すような適切なデザインで見栄えを良くすることができる。アーム502及び504は、Vストラップサンダル1の靴底に対して着用者の足を押圧するのに役立つと共に、更に安定化デバイス500をサンダル1に連結することから、安定性を安定化デバイス500に加える。また脚巻き付け部526は、Vストラップサンダル1上に安定化デバイス500をしっかり固定することにも役立つ。安定化デバイス500は、任意の可撓性材料から作製することができ、革が、安定化デバイス500を作製するのに適切な製品である。
【0055】
本発明は、Vストラップサンダルに限定されない。名称が「Breathable Footwear Pieces」である米国特許第6,993,858号に開示される種類の現在人気の種類の履物は、コロラド州ナイワットのCrocs, Inc.により販売されている。図28〜図31を参照すると、通気性履物550が側面図、上面図、後面図、及び斜視図で示される。履物550は、基礎区分552、ボタン556により適所に保持されるストラップ区分554、並びにアッパー558及び靴底560を有する。アッパー558は、開口、つまり換気564を有する略水平部分562を有する。また開口、つまり換気568を有する垂直領域566も含む。アッパー558は、足の輪郭に概して従うようにテーパ状であるつま先領域570を有する。通気性履物550を着用する人の足の上部とアッパー558の内部との間に空間が存在する。更にアッパー558は、アッパー開口部周囲572を有する。靴底560は、後方靴底周囲574を有し、人は、かかとを支持基部576上に置く。
【0056】
着脱可能付属品、つまり安定具578の内部側面図を図32に示す。安定具578は、柔軟性又は可撓性材料から作製される。安定具578は、以下に説明するように、通気性履物550の内部に延出するように作製され、フックデバイス584、586及び協働するループデバイス580、582等の連結デバイス、つまり連結構造を含む。また本実施形態及び他の実施形態における連結構造は、接着剤、接着テープ、機械的スナップ、磁石、ボタン及びボタン穴、ジッパー、靴紐、及び縫合であってもよい。安定具578は、履物550の内部で滑るための内部部分588を有し、安定具578が履物550の内部表面に対して平坦に存在することを可能にするスリット590を含む。外部部分592は、以下に説明するように、履物550の外部に設置するために設けられる。
【0057】
安定具578は、履物550から容易に着脱することができる。安定具578を履物550に組み立てるために、図32に示すように内部部分588を履物550内に挿入し、その内部部分は、図32に示すように、アッパー552の内部表面と対向している。フックデバイス584及び586は、履物550の両側における換気口568のうちの2つと共に保持され、フックデバイス584及び586は、安定具578が履物550内に滑り込む際に一対の換気口と並ぶように安定具578に取り付けられている。次いで、安定具578の外部部分592を、アッパー開口部周囲572に折り重ね、フックデバイス584及び586をそれぞれループデバイス580及び582に連結する。安定具578は、図28〜図31の各々においてその設置位置で示される。安定具578は、極めて見栄えする外観を有することができ、履物550に挿入された着用者の足の上側部分とアッパー552との間の距離を減少させて、着用者の足において履物550をより安定させる。
【0058】
多くの異なる種類の材料を安定具578に使用することができる。着用者が履物550を水中に置くことを意図しない場合、多くの異なる繊維、毛刈りした羊皮、又は人工の毛刈りした羊皮を、履物550の内部において柔らかい部分を着用者の足に対向させ、且つ外部部分592がアッパー558の外部側面において見える状態で使用することができる。着用者が履物550を水中で使用する場合、撥水性の多数の種類のゴム、人工ゴム、及び他のプラスチック材料が存在し、これらは使用してもよく、且つ好ましくは約3/8インチの厚さの圧縮性材料を有し得る。これにより、着用者は、容易に足を履物550に挿入することが可能になり、履物550を着用した着用者による快適な歩行が可能になり、履物550内の着用者の足を安定化することが可能になる。
【0059】
本発明の他の実施形態のような安定具578は、非常に装飾的であり得る。安定具578を、他の目的も果たすように修正することができ、その目的のうちのいくつかは、本発明の他の実施形態に関連して前述されている。例えば、より多くのポケットのうちの1つを、多くの種類の物を着用者が持ち運びできるように、安定具578に組み込んでもよく、安定具578が十分大きい場合、携帯電話を持ち運ぶためのポケットを使用することができる。
【0060】
本発明は、その好適な実施形態を具体的に参照して詳細に説明されており、前述の説明及び添付の請求項によって、当業者は、本発明の精神及び範囲内における変形及び修正を思いつくことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Vストラップサンダルの設置のための安定化デバイスであって、前記Vストラップサンダルは、靴底の前方部に延出するU字型ストラップを有する靴底であって、前記U字型ストラップは、着用者の足の上部又は側面の周囲を通る前記サンダルの両側に沿って延出する両側端部部分を有する靴底と、着用者の足の第1趾と第2趾との間に適合するトングであって、一方の端部において前記靴底に取り付けられ、且つ他方の端部において前記ストラップに取り付けられるトングとを備え、
上側部分及び下側部分であって、前記上側部分及び下側部分の各々は、前部部分、後方部分、及び折り畳み部分を有し、前記折り畳み部分は、前記それぞれの上側部分及び下側部分の前記後方部分をまとめて取り付けて、前記上側部分及び下側部分の相互に向かう、又は相互から離れる選択的折り畳みを可能にし、前記上側部分及び下側部分のうちの少なくとも1つは、前記着用者の足の上で前記デバイスを安定化させるために、前記上側部分及び下側部分のうちの少なくとも1つと着用者の足との間の空間を減少させて、前記着用者の足に対する前記Vストラップサンダルの移動を妨げる上側部分及び下側部分と、
左下及び右下側適合部分を形成するための、少なくとも前記下側適合部品の前部部分における開口部であって、前記開口部は、前記上側部分及び下側部分が前記トングに向かって前方に移動する際に、Vストラップサンダルの前記トングを収容し、前記開口部は、前記安定化デバイスが前記Vストラップサンダルに設置される際に、前記トングの両側における前記U字型ストラップの下において前記サンダルの前記トングと整合する開口部と、
前記Vストラップサンダルからの前記安定化デバイスの摺動を防止するための、前記トングの両側及び前方で前記上側部分及び下側部分の前部部分を連結するための連結構造であって、前記折り畳み部分は、前記安定化デバイスがVストラップサンダル上に設置される場合に前記トングの後方に配置される連結構造と、
を備える、安定化デバイス。
【請求項2】
前記上側部分の前記前部部分を前記下側部分に連結するための前記連結構造は、前記上側部分の前記前部部分上の少なくとも1つの上側フックデバイス又はループデバイスと、前記下側部分上の少なくとも1つの協働するフックデバイス又はループデバイスとを備え、前記上側及び下側のそれぞれのフックデ・アンド・ループデバイスは、前記デバイスの選択的な係合又は係脱のための前記上側デバイス及び下側デバイスの閉鎖時に相互に対向する、請求項1に記載のサンダル用の安定化デバイス。
【請求項3】
前記開口部は、前記下側部分に設けられる下側開口部を備え、前記下側開口部は、前記安定化デバイスが前記トングに向かって前方に移動し、前記トングがVストラップサンダル上の前記デバイスの設置中に前記開口部に入る際に前記サンダルの前記トングを収容し、
前記連結構造は、前記上側部分のそれぞれの左上部分及び右上部分上に左上結構造及び右上連結構造と、前記下側部分のそれぞれの左下部分及び右下部分上に左下連結構造及び右下連結構造とを備え、前記左上連結構造及び前記右上連結構造は、前記それぞれの左下連結構造及び右下連結構造の経路にあり、且つそれらと協働して、前記安定化デバイスをトングサンダルから選択的に連結又は取り外す、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項4】
前記左上連結構造及び前記左下連結構造のうちの一方は、ループデバイスであり、前記左上連結構造及び前記左下連結構造のうちの他方は、協働するフックデバイスであり、前記右上連結構造及び前記右下連結構造のうちの一方は、ループデバイスであり、前記右上連結構造及び前記右下連結構造のうちの他方は、協働するフックデバイスである、請求項3に記載の安定化デバイス。
【請求項5】
前記重複する上側部分及び下側部分は、一体型ユニットを備える、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項6】
前記重複する上側部分及び下側部分は、可撓性である、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項7】
安定化デバイスは、着用者の足に対する前記Vストラップサンダルの移動を妨げることに加えて、実用的な機能を実行するための構造を有する、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項8】
前記構造は、キーを保持するためのポケットである、請求項7に記載の安定化デバイス。
【請求項9】
前記上側部分及び下側部分の前記前部部分は、着用者のつま先を少なくとも部分的に被覆するように前記靴底上を前方に延出する、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項10】
前記下側部分は、Vストラップサンダルの着用者の足に対する刺激を防止するために柔らかい表面を有する、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項11】
前記上側部分は、ドレスシューズとしての前記Vストラップサンダルの外観を呈するために、ドレスシューズの形状を有する、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項12】
GPS機器、電気通信機器、コンパス、医療品、鍵、腕時計、身分確認物、腕時計、お金、医薬品、及びクレジットカードから成る群から選択される物を保持するためのホルダを更に備える、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項13】
選択されたロゴを表示するためのロゴデバイスを更に備える、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項14】
前記上側部分の装飾品を備える部分を更に含む、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項15】
前記それぞれの上側部分及び下側部分における穴を貫通するコードを備える、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項16】
前記上側部分及び下側部分は、重複している、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項17】
開口部は、Vストラップサンダルの前記トングが、前記デバイスのVストラップサンダルへの設置中に、前記上側部分及び前記下側部分の前記開口部の各々に入ることができるように、前記上側部分及び下側部分の各々に設けられる、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項18】
前記上側部分及び下側部分のそれぞれは、前記それぞれの開口部の両側にアームを有し、前記アームは、前記U字型ストラップに巻き付け可能である、請求項17に記載の安定化デバイス。
【請求項19】
Vストラップサンダル用の安定化デバイスであって、前記Vストラップサンダルは、靴底の前方部に延出するU字型ストラップを有する靴底であって、前記U字型ストラップは、着用者の足の上部又は側面の周囲を通る前記サンダルの両側に沿って延出する両側端部部分を有する靴底と、着用者の足の第1趾と第2趾との間に適合するトングであって、前記ストラップに取り付けられるトングとを備え、
前記サンダルの中の着用者の足の安定性が増加するように、前記Vストラップサンダルの前記靴底に対して前記着用者の前記足を押し出すための、相互に連結され、且つ前記トングの両側において前記U字型ストラップの部分の周りに巻き付け可能である一対のアームであって、いずれかのアームが前記U字型ストラップの一部分に巻き付き不可能になることを防止するように構成されるアームと、
前記安定化デバイスをVストラップサンダルに解放可能に連結するための連結構造と、
を備える、安定化デバイス。
【請求項20】
前記対のアームは、前記アームをまとめて連結するための前方部分及びそれぞれの後方部分を有し、前記後方部分がそれぞれの上側部分及び下側部分、及び前記それぞれの上側部分と下側部分との間の折り畳み部分とを有し、
前記アームは、前記トングの両側において前記U字型ストラップの部分に巻き付け可能である、請求項19に記載の安定化デバイス。
【請求項21】
前記一対のアームは、一対の前部−後部開口部の両側に配置され、前記アームは、前記開口部の間に取り付けられ、Vストラップサンダルの前記トングは、前記前部−後部開口部に収容可能であり、前記それぞれのアームは、前記トングの両側の前記U字型ストラップの部分に巻き付け可能である、請求項19に記載の安定化デバイス。
【請求項1】
Vストラップサンダルの設置のための安定化デバイスであって、前記Vストラップサンダルは、靴底の前方部に延出するU字型ストラップを有する靴底であって、前記U字型ストラップは、着用者の足の上部又は側面の周囲を通る前記サンダルの両側に沿って延出する両側端部部分を有する靴底と、着用者の足の第1趾と第2趾との間に適合するトングであって、一方の端部において前記靴底に取り付けられ、且つ他方の端部において前記ストラップに取り付けられるトングとを備え、
上側部分及び下側部分であって、前記上側部分及び下側部分の各々は、前部部分、後方部分、及び折り畳み部分を有し、前記折り畳み部分は、前記それぞれの上側部分及び下側部分の前記後方部分をまとめて取り付けて、前記上側部分及び下側部分の相互に向かう、又は相互から離れる選択的折り畳みを可能にし、前記上側部分及び下側部分のうちの少なくとも1つは、前記着用者の足の上で前記デバイスを安定化させるために、前記上側部分及び下側部分のうちの少なくとも1つと着用者の足との間の空間を減少させて、前記着用者の足に対する前記Vストラップサンダルの移動を妨げる上側部分及び下側部分と、
左下及び右下側適合部分を形成するための、少なくとも前記下側適合部品の前部部分における開口部であって、前記開口部は、前記上側部分及び下側部分が前記トングに向かって前方に移動する際に、Vストラップサンダルの前記トングを収容し、前記開口部は、前記安定化デバイスが前記Vストラップサンダルに設置される際に、前記トングの両側における前記U字型ストラップの下において前記サンダルの前記トングと整合する開口部と、
前記Vストラップサンダルからの前記安定化デバイスの摺動を防止するための、前記トングの両側及び前方で前記上側部分及び下側部分の前部部分を連結するための連結構造であって、前記折り畳み部分は、前記安定化デバイスがVストラップサンダル上に設置される場合に前記トングの後方に配置される連結構造と、
を備える、安定化デバイス。
【請求項2】
前記上側部分の前記前部部分を前記下側部分に連結するための前記連結構造は、前記上側部分の前記前部部分上の少なくとも1つの上側フックデバイス又はループデバイスと、前記下側部分上の少なくとも1つの協働するフックデバイス又はループデバイスとを備え、前記上側及び下側のそれぞれのフックデ・アンド・ループデバイスは、前記デバイスの選択的な係合又は係脱のための前記上側デバイス及び下側デバイスの閉鎖時に相互に対向する、請求項1に記載のサンダル用の安定化デバイス。
【請求項3】
前記開口部は、前記下側部分に設けられる下側開口部を備え、前記下側開口部は、前記安定化デバイスが前記トングに向かって前方に移動し、前記トングがVストラップサンダル上の前記デバイスの設置中に前記開口部に入る際に前記サンダルの前記トングを収容し、
前記連結構造は、前記上側部分のそれぞれの左上部分及び右上部分上に左上結構造及び右上連結構造と、前記下側部分のそれぞれの左下部分及び右下部分上に左下連結構造及び右下連結構造とを備え、前記左上連結構造及び前記右上連結構造は、前記それぞれの左下連結構造及び右下連結構造の経路にあり、且つそれらと協働して、前記安定化デバイスをトングサンダルから選択的に連結又は取り外す、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項4】
前記左上連結構造及び前記左下連結構造のうちの一方は、ループデバイスであり、前記左上連結構造及び前記左下連結構造のうちの他方は、協働するフックデバイスであり、前記右上連結構造及び前記右下連結構造のうちの一方は、ループデバイスであり、前記右上連結構造及び前記右下連結構造のうちの他方は、協働するフックデバイスである、請求項3に記載の安定化デバイス。
【請求項5】
前記重複する上側部分及び下側部分は、一体型ユニットを備える、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項6】
前記重複する上側部分及び下側部分は、可撓性である、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項7】
安定化デバイスは、着用者の足に対する前記Vストラップサンダルの移動を妨げることに加えて、実用的な機能を実行するための構造を有する、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項8】
前記構造は、キーを保持するためのポケットである、請求項7に記載の安定化デバイス。
【請求項9】
前記上側部分及び下側部分の前記前部部分は、着用者のつま先を少なくとも部分的に被覆するように前記靴底上を前方に延出する、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項10】
前記下側部分は、Vストラップサンダルの着用者の足に対する刺激を防止するために柔らかい表面を有する、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項11】
前記上側部分は、ドレスシューズとしての前記Vストラップサンダルの外観を呈するために、ドレスシューズの形状を有する、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項12】
GPS機器、電気通信機器、コンパス、医療品、鍵、腕時計、身分確認物、腕時計、お金、医薬品、及びクレジットカードから成る群から選択される物を保持するためのホルダを更に備える、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項13】
選択されたロゴを表示するためのロゴデバイスを更に備える、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項14】
前記上側部分の装飾品を備える部分を更に含む、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項15】
前記それぞれの上側部分及び下側部分における穴を貫通するコードを備える、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項16】
前記上側部分及び下側部分は、重複している、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項17】
開口部は、Vストラップサンダルの前記トングが、前記デバイスのVストラップサンダルへの設置中に、前記上側部分及び前記下側部分の前記開口部の各々に入ることができるように、前記上側部分及び下側部分の各々に設けられる、請求項1に記載の安定化デバイス。
【請求項18】
前記上側部分及び下側部分のそれぞれは、前記それぞれの開口部の両側にアームを有し、前記アームは、前記U字型ストラップに巻き付け可能である、請求項17に記載の安定化デバイス。
【請求項19】
Vストラップサンダル用の安定化デバイスであって、前記Vストラップサンダルは、靴底の前方部に延出するU字型ストラップを有する靴底であって、前記U字型ストラップは、着用者の足の上部又は側面の周囲を通る前記サンダルの両側に沿って延出する両側端部部分を有する靴底と、着用者の足の第1趾と第2趾との間に適合するトングであって、前記ストラップに取り付けられるトングとを備え、
前記サンダルの中の着用者の足の安定性が増加するように、前記Vストラップサンダルの前記靴底に対して前記着用者の前記足を押し出すための、相互に連結され、且つ前記トングの両側において前記U字型ストラップの部分の周りに巻き付け可能である一対のアームであって、いずれかのアームが前記U字型ストラップの一部分に巻き付き不可能になることを防止するように構成されるアームと、
前記安定化デバイスをVストラップサンダルに解放可能に連結するための連結構造と、
を備える、安定化デバイス。
【請求項20】
前記対のアームは、前記アームをまとめて連結するための前方部分及びそれぞれの後方部分を有し、前記後方部分がそれぞれの上側部分及び下側部分、及び前記それぞれの上側部分と下側部分との間の折り畳み部分とを有し、
前記アームは、前記トングの両側において前記U字型ストラップの部分に巻き付け可能である、請求項19に記載の安定化デバイス。
【請求項21】
前記一対のアームは、一対の前部−後部開口部の両側に配置され、前記アームは、前記開口部の間に取り付けられ、Vストラップサンダルの前記トングは、前記前部−後部開口部に収容可能であり、前記それぞれのアームは、前記トングの両側の前記U字型ストラップの部分に巻き付け可能である、請求項19に記載の安定化デバイス。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【公表番号】特表2011−528932(P2011−528932A)
【公表日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−520032(P2011−520032)
【出願日】平成21年7月21日(2009.7.21)
【国際出願番号】PCT/US2009/004215
【国際公開番号】WO2010/011290
【国際公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VELCRO
【出願人】(511018114)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年7月21日(2009.7.21)
【国際出願番号】PCT/US2009/004215
【国際公開番号】WO2010/011290
【国際公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VELCRO
【出願人】(511018114)
【Fターム(参考)】
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