説明

巻重体

【課題】 接着剤層が塗工形成されたフィルム材を細幅に切断しながらリールに巻き取って、接着テープを製造、供給するに際し、接着剤層を形成する接着剤がリールの内側面に付着するのを防止して、歩留まりの向上を図ること、及び当該接着テープを巻き出し、使用する際の作業の安定性を確保することができるリールを提供する。
【解決手段】 円柱状の巻き取り部3と、この巻き取り部3を挟んで平行に対向するように取り付けられた一対の側板部2,2とを備えて構成し、側板部2,2の内側面に、径方向に延在する径方向凸部21を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接着剤層(又は粘着剤層)が形成されたフィルム材を、細幅のテープ状に切断してなる接着(粘着)テープを巻き取るためのリールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、基材上に形成された接着剤層に導電性微粒子を含有させてなる異方導電性フィルムが、液晶ディスプレイなどの回路接続に多用されており、この種の異方導電性フィルムは、特許文献1などに記載されているように、通常、幅広のフィルム材に接着剤層を塗工形成するなどした後に、これを細幅のテープ状に切断しながらリールに巻き取られて製造、供給されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−34468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者らが鋭意検討を重ねたところ、異方導電性フィルムを製造するにあたり、接着剤層が塗工形成されたフィルム材を細幅に切断しながらリールに巻き取っていくという製造形態にあっては、未だ改善すべき課題が残されているという知見を得るに至った。すなわち、リールに巻き取る際や、巻き取り保管時に、接着剤層を形成する接着剤がリールの内側面に付着してしまうと、これが製品不良の一因となってしまうことが見出された。
【0005】
本発明は、上記のような本発明者らの検討に基づいてなされたものであって、接着剤層が塗工形成されたフィルム材を細幅に切断しながらリールに巻き取って、異方導電性フィルムの如き接着フィルム(テープ)を製造、供給するに際し、接着剤層を形成する接着剤がリールの内側面に付着するのを防止して、歩留まりの向上を図ること、及び当該接着テープを巻き出し、使用する際の作業の安定性を確保することができるリールの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明に係るリールは、円柱状の巻き取り部と、前記巻き取り部を挟んで対向するように取り付けられた一対の側板部とを備え、一方、又は両方の前記側板部の内側面に、連続的又は断続的に延在する凸部を設けた構成としてある。
【0007】
このような構成とした本発明に係るリールは、従来にはなかった新規な形状を備えており、本発明に係るリールに、接着剤層が塗工形成されたフィルム材を細幅のテープ状に切断しながら巻き取って、接着テープを製造、供給することとすれば、その製造時や巻き取り保管時に、接着剤層を形成する接着剤がリールの内側面に付着するのを防止することができる。
【0008】
また、本発明に係るリールは、前記凸部が、径方向に延在するように設けられている構成とすることができる。この場合、前記凸部が、放射状に設けられている構成とするのが好ましい。
このような構成とすれば、接着剤層を形成する接着剤のリール内側面への付着をより確実に防止することができる。
【0009】
また、本発明に係るリールは、不具合を伴うことなく、より確実にリール内側面への接着剤の付着をより確実に防止する上で、前記径方向凸部が、高さ0.05〜1.00mm、幅0.5〜20.0mmであるのが好ましい。
【0010】
また、本発明に係るリールは、一方、又は両方の前記側板部の周縁部に沿った内側面に、周方向に延在する周縁凸部を設けた構成とすることができる。
このような構成とすれば、被巻き取り物である接着テープの側面を側板部の周縁部でガイドして、巻むらが生じないように接着テープを巻き取っていくに際し、接着テープとの接触面積を小さくして、側板部の周縁部への接着剤の付着を防止することができる。
【0011】
また、本発明に係るリールは、被巻き取り物である接着テープとの接触面積を小さくする上で、被巻き取り物の側面を前記側板部の周縁部でガイドして巻き取る際に、少なくとも前記周縁凸部の前記被巻き取り物と接触する部位を円弧状とするのが好ましい。
【0012】
また、本発明に係るリールは、不具合を伴うことなく、より確実に側板部の周縁部への接着剤の付着をより確実に防止する上で、前記周縁凸部が、高さ0.05〜1.00mm、幅0.5〜20.0mmであるのが好ましい。
【0013】
また、本発明に係るリールは、被巻き取り物を、接着剤層又は粘着剤層を備えたものとすることができ、一般に、粘着剤と称されるような材料を用いて塗工形成された粘着剤層を備えた被巻き取り物にも好適に適用して、粘着剤の付着を防止することができる。
【発明の効果】
【0014】
このような本発明によれば、接着剤層又は粘着剤層が塗工形成されたフィルム材を細幅のテープ状に切断しながらリールに巻き取る際や、巻き取り保管時に、接着剤層又は粘着剤層を形成する接着剤又は粘着剤が、リールの内側面に付着するのを防止することができ、これによって製品不良の発生を抑えて歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係るリールの実施形態を示す説明図である。
【図2】図1(b)のB−B端面図である。
【図3】図1(b)のC−C端面図である。
【図4】接着テープの巻き取り状態を示す説明図である。
【図5】本発明に係るリールの変形例において側板部の内側面に設ける凸部の配置を概念的に示す説明図である。
【図6】本発明に係るリールの変形例において側板部の内側面に設ける凸部又は側板部の周縁部に沿った内側面に設ける周縁凸部の断面形状の概略を示す説明図である。
【図7】本発明に係るリールの変形例において側板部の周縁部に沿った内側面に設ける周縁凸部の配置を概念的に示す説明図である。
【図8】本発明に係るリールの変形例において側板部の内側面に設ける凸部及び側板部の周縁部に沿った内側面に設ける周縁凸部の配置を概念的に示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、図1は、本実施形態に係るリールの概略を示す説明図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図である。
【0017】
図1に示すリール1は、円柱状の巻き取り部3と、この巻き取り部3を挟んで平行又はほぼ平行に対向するように取り付けられた一対の側板部2,2とを備えて構成されている。また、リール1のほぼ中央には、D穴形状の軸穴4が貫通して設けられており、この軸穴4に、図示しない巻き取り装置の巻き取り軸を挿通することで、当該巻き取り装置にリール1が装着され、巻き取り軸の駆動に伴って回転するようになっている。
【0018】
このような構成のリール1は、接着剤層が塗工形成されたフィルム材を、細幅のテープ状に切断しながら巻き取って、種々の接着テープ5を製造、供給する際に用いられるものであり、巻き取り部3の幅、すなわち、巻き取り部3を介して隔てられた側板部2,2の間の距離は、被巻き取り物である接着テープ5の切断幅に応じて適宜設定することができる。また、側板部2は、一般には、円板状に形成されるが、その径は、接着テープ5の巻き取り長さに応じて適宜設定することができる。
【0019】
本実施形態において、リール1は、射出成形などにより一体に成形されたものであってもよいが、一対の側板部2,2と巻き取り部3とを別体に形成し、これらを嵌合、接着などの適宜手段により接合一体化するようにしてもよい。側板部2,2と巻き取り部3とを別体とすれば、例えば、巻き取り部3を共通とし、これに異なる径の側板部2を組み合わせることで、種々の巻き取り長さに対応させたり、共通の側板部2に幅の異なる巻き取り部3を組み合わせることで、種々の切断幅に対応させたりすることができる。
【0020】
また、本実施形態では、側板部2,2の内側面に、図1(b)、及び図2に示すような径方向に延在する凸部21が設けられている。
なお、図2は、図1(b)のB−B断面を示す端面図である。
【0021】
側板部2の内側面に設けられる凸部21は、接着テープ5をリール1に巻き取る際や、接着テープ5の巻き取り保管時に、接着テープ4の側面に露出する接着剤層が、リール1の内側面(側板部2の内側面)に接触してしまうのを抑制し、これによって、接着剤層を形成する接着剤が、リール1の内側面に付着するのを防止するものである。
【0022】
すなわち、巻き取り部3で隔てられている側板部2,2間の距離は、巻き取り部3に巻き取られる接着テープ5が、側板部2の内側面に接触してしまわないように、接着テープ5の切断幅に応じてある程度の余裕をもって設定されるが、接着テープ5を巻き取る際に、リール1の回転にぶれが生じるなどして接着テープ5の巻き取り位置が偏ってしまったり、巻き取り保管時の衝撃や、振動などによって巻き取られた接着テープ5に位置ずれが生じてしまったりすると、接着テープ5が側板部2の内側面に接触してしまうことがある。
本実施形態では、そのような場合であっても、側板部2の内側面に凸部21を設けることによって、接着テープ5の側面に露出する接着剤層と、側板部2の内側面との接触面積を小さくし、接着剤層を形成する接着剤がリール1の内側面に付着してしまうのを防止している。
【0023】
本実施形態において、このような凸部21を設けるにあたり、凸部21の高さh1は、0.05〜1.00mmであるのが好ましく、より好ましくは0.05〜0.30mmであり、特に好ましくは、0.05〜0.20mmである。
凸部21の高さh1が0.05mmに満たないと、接着テープ5の側板部2の内側面への接触を抑制する効果が得られ難くなってしまう。また、リール1を射出成形する際の条件管理の精度が必要となってくるという点でも好ましくない。逆に、凸部21の高さh1が1.00mmを超えると、凸部21が必要以上に高くなってしまい、リール1の幅寸法に影響してしまう。また、接着テープ5の側面への押圧が強くなり、接着テープ5の側面に凸部21の跡が付いてしまう可能性があるという点でも好ましくない。
【0024】
また、凸部21の幅w1は、0.5〜20.0mmであるのが好ましく、より好ましくは0.5〜10.0mmであり、特に好ましくは0.5〜5.0mmである。
凸部21の幅w1が0.5mmに満たないと、接着テープ5の側面を傷つけてしまうおそれがある。また、リール1を射出成形する際の条件管理の精度が必要となってくるという点でも好ましくない。逆に、凸部21の幅w1が20.0mmを超えると、凸部21への接着剤の付着の問題が生じてしまう。
【0025】
また、本実施形態では、図1に示すように、径方向に延在する複数(図示する例では八本)の凸部21を放射状に設けると、より確実に、接着剤層を形成する接着剤のリール1の内側面への付着を防止することができるため好ましい。
【0026】
また、本実施形態では、側板部2の周縁部に沿った内側面に、図1(b)、及び図3に示すような周方向に延在する周縁凸部22が設けられている。
なお、図3は、図1(b)のC−C断面を示す端面図である。
【0027】
ここで、細幅に切断された接着テープ5をリール1に巻き取っていくにあたり、図4(a)に示すように、接着テープ5を若干傾けながら、接着テープ5の側面を側板部2の周縁部にガイドさせた状態で巻き取っていくと、接着テープ5の側面を面一に揃えて巻むらが生じないように巻き取ることができる。
なお、図4は、接着テープ5の巻き取り状態を示す説明図である。また、図4(b)は、図4(a)に示す状態の左側面図であり、図中矢印方向に回転するリール1に接着テープ5が巻き取られていく。
【0028】
本実施形態において、側板部2の周縁部に沿った内側面に設けられる周縁凸部22は、上記のようにして接着テープ5をリール1に巻き取って行く際に、接着テープ5の側面に露出する接着剤層が、側板部2の周縁部に接触することにより、接着剤層を形成する接着剤が、側板部2の周縁部に付着してしまうのを防止するためのものである。
【0029】
すなわち、本実施形態では、接着テープ5の側面を側板部2の周縁部でガイドするに際して、接着テープ5との接触面積が小さくなるように、側板部2の周縁部に沿った内側面に、周方向に延在する周縁凸部22を設け、これによって接着剤の付着を防止している。
【0030】
このため、周縁凸部22は、少なくとも接着テープ5と接触する部位が円弧状になっているのが好ましく、その曲率半径は、粘着テープ5との接触面積を小さくする上で、0.3〜1.5mmであるのが好ましく、より好ましくは0.5〜1.0mmである。
【0031】
また、本実施形態において、このような周縁凸部22を設けるにあたり、周縁凸部22の高さh2は、0.05〜1.00mmであるのが好ましく、より好ましくは0.05〜0.30mmであり、特に好ましくは0.05〜0.20mmである。
周縁凸部22の高さh2が0.05mmに満たないと、接着テープ5の側板部2の内側面への接触を抑制する効果が損なわれてしまう。また、接着テープ5を巻き取る際に凸部21と接着テープ5とが干渉し、接着テープ5に傷が付くおそれがあるという点でも好ましくない。逆に、周縁凸部22の高さh2が1.00mmを超えると、周縁凸部22が必要以上に高くなってしまい、接着テープ5を巻き取る際に接着テープ5と干渉してしまう。また、接着テープ5を巻き取った後の接着テープ5と側板部2,2との隙間が大きくなるため、保管時の巻きずれが生じるおそれがあるなど、保管安定性が低下してしまうという点でも好ましくない。
【0032】
また、周縁凸部22の幅w2は、0.5〜20.0mmであるのが好ましく、より好ましくは0.5〜10.0mmであり、特に好ましくは0.5〜5.0mmである。
周縁凸部22の幅w2が0.5mmに満たないと、接着テープ5の側面を傷つけてしまうおそれがある。逆に、周縁凸部22の幅w2が20.0mmを超えると、周縁凸部22への接着剤の付着の問題が生じてしまう。また、リール1に巻き取られた接着テープ5を巻き出して使用する際に、接着テープ5が周縁凸部22に引っかかるおそれがあるという点でも好ましくない。
【0033】
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
【0034】
例えば、前述した実施形態では、一対の側板部2,2の両方に、径方向凸部21と周縁凸部22とを設けてあるが、径方向凸部21と周縁凸部22とは、必要に応じて一方の側板部2のみに設けるようにすることもできる。
すなわち、一方の側板部2側に寄せて接着テープ5を巻き取り、他方の側板部2と接着テープ5との間に余裕をもたせれば、当該一方の側板部2のみに径方向凸部21と周方向凸部22とを設けるようにすることができる。
【0035】
また、前述した実施形態では、D穴形状とした軸穴4の例を図示しているが、巻き取り軸側に設けられたキーに対応するキー溝が形成された形状としてもよく、軸穴4の具体的な形態は、巻き取り装置の巻き取り軸への装着手段に応じて、適宜変更することができる。
【0036】
また、前述した実施形態では、巻き取り部3の形態を簡略的に示しているが、剛性確保のためのリブを設けるなど、この種のリールに適用可能な種々の形態を適用することができる。
【0037】
また、前述した実施形態では、接着剤層を備えた接着テープ5を被巻き取り物としているが、本発明に係るリールは、一般に、粘着剤と称されるような材料を用いて塗工形成された粘着剤層を備えた被巻き取り物にも好適に適用して、粘着剤の付着を防止することができる。
【0038】
また、前述した実施形態では、側板部2の内側面に設ける凸部21は、リール1の内周側から外周側に向けて連続的に形成された凸条として設けられているが、凸部21は、図5(a)に示すように、断続的に形成されたものとしてもよい。さらに、凸部21は、径方向に延在するように側板部2の中心から周縁に向かう方向に沿って設けるほか、図5(b)に示すように、径方向と交差させてもよいし、図5(c)に示すように、曲線状にうねらせてもよい。
また、凸部21を放射状に設ける場合、その放射中心は、側板部2の中心と一致するのが好ましいが、必要に応じて一致させないようにすることもできる。さらに、複数の異なる放射中心のそれぞれから、凸部21が放射状に拡がっていくように設けることもできる。
【0039】
また、凸部21の断面形状も前述したような円弧状に限らず、矩形状、又はその角部を面取した形状などであってもよく、図6に示すような断面形状とすることもできる。
【0040】
このように、側板部2の内側面に設ける凸部21の数や形状など、その具体的な態様は、リール1の内側面への接着剤の付着を防止することができる限り、特に限定されるものではない。
【0041】
同様に、側板部2の周縁部に沿った内側面に設けられる周縁凸部22も、接着テープ5の側面を側板部2の周縁部でガイドして巻き取りを行う際に、接着剤の付着を防止することができれば、種々の変形実施が可能である。
前述した実施形態では、周縁凸部22は、側板部2の周縁部の全周にわたって設けられているが、例えば、図7(a)に示すように、側板部2の周縁部に沿って断続的に設けられたものであってもよい。また、図7(b)に示すように、曲線状にうねった形状としてもよく、図7(c)に示すように、複数(図示する例では二つ)の周縁凸部22を並設してもよい。
さらに、図8(a)〜(c)に示すように、断続的に設けられた周縁凸部22を、リール1の内側面への接着剤の付着を防止するために設けられる凸部21と連続させてもよい。
【0042】
周縁凸部22の断面形状も、円弧状、矩形状、又はその角部を面取した形状、さらには、図6に示すような断面形状など、凸部21の断面形状と同様の断面形状とすることができる。
【0043】
ここで、図5,7,8は、上記変形例における凸部21,22の配置を概念的に示す説明図である。また、図6は、凸部21(又は周縁凸部22)の断面形状の概略を示す説明図であり、図6(d),(f)は、二つの凸部21(又は周縁凸部22)を近づけて並設した例であり、図6(e),(g)に示す例は、二つの凸部21(又は周縁凸部22)が接した状態で並設したものである。
【産業上の利用可能性】
【0044】
以上説明したように、本発明は、接着テープを製造、供給するのに用いられるリールであって、その内側面への接着剤の付着が防止されたリールを提供する。
【符号の説明】
【0045】
1 リール
2 側板部
21 径方向凸部
22 周方向凸部
3 巻き取り部
5 接着テープ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円柱状の巻き取り部と、前記巻き取り部を挟んで対向するように取り付けられた一対の側板部とを備え、
一方、又は両方の前記側板部の内側面に、連続的又は断続的に延在する凸部を設けたことを特徴とするリール。
【請求項2】
前記凸部が、径方向に延在するように設けられている請求項1に記載のリール。
【請求項3】
前記凸部が、放射状に設けられている請求項2に記載のリール。
【請求項4】
前記凸部の高さが、0.05〜1.00mmである請求項1〜3のいずれか1項に記載のリール。
【請求項5】
前記凸部の幅が、0.5〜20.0mmである請求項1〜4のいずれか1項に記載のリール。
【請求項6】
一方、又は両方の前記側板部の周縁部に沿った内側面に、周縁凸部を設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載のリール。
【請求項7】
被巻き取り物の側面を前記側板部の周縁部でガイドして巻き取る際に、少なくとも前記周縁凸部の前記被巻き取り物と接触する部位を円弧状とした請求項6に記載のリール。
【請求項8】
前記周縁凸部の高さが、0.05〜1.00mmである請求項6〜7のいずれか1項に記載のリール。
【請求項9】
前記周縁凸部の幅が、0.5〜20.0mmである請求項6〜8のいずれか1項に記載のリール。
【請求項10】
被巻き取り物が、接着剤層又は粘着剤層を備えている請求項1〜9のいずれか1項に記載のリール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−20859(P2011−20859A)
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−245529(P2010−245529)
【出願日】平成22年11月1日(2010.11.1)
【分割の表示】特願2008−522411(P2008−522411)の分割
【原出願日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【出願人】(000004455)日立化成工業株式会社 (4,649)
【Fターム(参考)】