説明

帯状体搬送装置

【課題】帯状体の走行速度が変化しても、帯状体とターンバー又はフォーマとの間の隙間を略一定にすることができる帯状体搬送装置を提供する。
【解決手段】原動モータに連絡してウエブ1a,1bの走行速度を検出するロータリエンコーダ163と、ロータリエンコーダ163で検出されたウエブ1a,1bの走行速度とウエブ1a,1bの材質及び厚さとに対応して、空気流量調整弁140A,140Bを制御する制御装置160とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、走行する帯状体と対向して当該帯状体へ空気を吹き付ける吐出部を有するターンバー又はフォーマを備えた帯状体搬送装置に関し、特に、ウエブ印刷機に付設された折機に組み込むと有効なものである。
【背景技術】
【0002】
ウエブ印刷機で印刷されて乾燥されたウエブは、当該ウエブ印刷機に付設された折機において、所定のサイズに断裁されて折畳まれることにより、折丁として排出される。具体的には、印刷されて乾燥されたウエブは、折機において、例えば、スリッタによって走行方向に沿って断裁(縦断ち)されて、ターンバーやフォーマ(三角板)等によって走行方向や表裏の向き等を切り換えされるように搬送された後、断裁胴によって幅方向に沿って所定のサイズに断裁(横断ち)されて、折胴によって幅方向に沿って所定のサイズに折畳まれ(横折り)、チョッパブレードによって走行方向に沿って折畳まれることにより(縦折り)、折丁となって羽根車及び排出コンベアを介して排出されている(例えば、下記特許文献1等参照)。
【0003】
このような折機のターンバーやフォーマにおいては、走行するウエブへ向けて空気を吹き付けることにより、ウエブとターンバーとの間やウエブとフォーマとの間に隙間を形成して、ウエブとの摩擦抵抗を低減するようにしている(例えば、下記特許文献2,3等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−272128号公報
【特許文献2】実開昭59−057445号公報
【特許文献3】特開平4−078536号公報
【特許文献4】実公平8−005806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述したようなウエブ印刷機においては、稼働開始に伴って、前記ウエブの走行速度が徐々に速くなって定常速度にまで到達し、稼働終了に伴って、当該ウエブの走行速度が徐々に遅くなって停止することから、当該ウエブと前記折機のターンバー及びフォーマとの間の隙間が、立ち上げの際や停止の際に変化、すなわち、速度が速くなるにしたがって小さくなり、速度が遅くなるにしたがって大きくなってしまい、前記断裁胴による当該ウエブに対する横断ち位置がずれてしまっていた。このため、立ち上げの際や停止の際に横断ちされたシートは、規格外となってしまい、利用することができなかった。
【0006】
このような問題は、ウエブ印刷機に付設された折機に限らず、走行する帯状体と対向して当該帯状体へ空気を吹き付ける吐出部を有するターンバー又はフォーマを備えた帯状体搬送装置であれば、上述した折機の場合と同様に生じ得ることであった。
【0007】
このようなことから、本発明は、帯状体の走行速度が変化しても、帯状体とターンバー又はフォーマとの間の隙間を略一定にすることができる帯状体搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した課題を解決するための、本発明に係る帯状体搬送装置は、走行する帯状体と対向して当該帯状体へ空気を吹き付ける吐出部を有するターンバー又はフォーマと、前記ターンバー又は前記フォーマの前記吐出部に連絡して空気を送給する空気送給手段とを備えている帯状体搬送装置において、前記帯状体の走行速度を検出する走行速度検出手段と、前記走行速度検出手段で検出された前記帯状体の走行速度と当該帯状体の材質及び厚さとに対応して、前記空気送給手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る帯状体搬送装置は、上述した帯状体搬送装置において、前記制御手段が、前記帯状体の走行速度と当該帯状体の材質及び厚さとに対応して、当該帯状体と前記ターンバー又は前記フォーマとの間の隙間を略一定とするように、前記空気送給手段による空気の送給量を制御するものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る帯状体搬送装置によれば、制御手段が、走行速度検出手段で検出された帯状体の走行速度と帯状体の材質及び厚さとに対応して、空気送給手段を制御することから、帯状体の走行速度が変化しても、帯状体とターンバー又はフォーマとの間の隙間を略一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る帯状体搬送装置をウエブ印刷機の折機に組み込んだ場合の主な実施形態の折機の要部の概略構成図である。
【図2】図1のフォーマの概略構造を表す一部抽出斜視図である。
【図3】図2の III−III 線断面矢線視図である。
【図4】図1のターンバーの要部の概略構造図である。
【図5】空気流通系統の概略構成図である。
【図6】図5の空気流量調整弁の概略構造図である。
【図7】図6の矢線 VII方向から見た図である。
【図8】図1の折機の要部の制御系のブロック図である。
【図9】図8の制御装置に複数記憶されているうちの或る制御マップの一例である。
【図10】本発明に係る帯状体搬送装置をウエブ印刷機の折機に組み込んだ場合の他の実施形態の制御装置に複数記憶されているうちの或る制御マップの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明に係る帯状体搬送装置の実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、図面に基づいて説明する実施形態のみに限定されるものではない。
【0013】
[主な実施形態]
本発明に係る帯状体搬送装置をウエブ印刷機の折機に組み込んだ場合の主な実施形態を図1〜9に基づいて以下に説明する。
【0014】
図1に示すように、帯状体である印刷されたウエブ1を案内するドラグローラ111の下方には、当該ドラグローラ111の軸方向と直交する方向へ軸方向を向けた一対のニッピングローラ112が配設されている。上記ニッピングローラ112の下方には、対をなす横ミシン胴113が配設されている。上記横ミシン胴113の下方には、断裁胴114が配設されている。前記断裁胴114には、折胴115が対接している。前記折胴115には、くわえ胴116が対接している。
【0015】
前記ドラグローラ111の軸方向中央部分には、前記ウエブ1を走行方向に沿って切断するスリッタ117が配設されている。前記ドラグローラ111と前記ニッピングローラ112との間の当該ニッピングローラ112の軸方向一方寄りには、当該ドラグローラ111の軸方向と直行する方向へ軸方向を向けた一対のリードインローラ118が配設されている。
【0016】
前記ドラグローラ111と前記ニッピングローラ112との間の当該ニッピングローラ112の軸方向他方寄りには、当該ドラグローラ111の軸方向に沿って軸方向を向けたガイドローラ119Aが配設されている。前記リードインローラ118と前記ガイドローラ119Aとの間の当該ガイドローラ119Aの軸方向一方側には、当該ドラグローラ111の軸方向と直行する方向へ軸方向を向けたガイドローラ119Bが前記ニッピングローラ112の上方に位置するようにして配設されている。前記リードインローラ118と前記ガイドローラ119Aとの間の当該ガイドローラ119Aの軸方向他方側には、当該ドラグローラ111の軸方向と直行する方向へ軸方向を向けたガイドローラ119Cが配設されている。
【0017】
前記ドラグローラ111と前記リードインローラ118との間には、ウエブ1の走行方向や表裏の向きを切り換えるように当該ウエブ1と対向するフォーマ(三角板)120が配設されており、当該フォーマ120は、以下のような構造となっている。
【0018】
図1〜3に示すように、三角形板状をなす本体部121は、幅広な上端側を前記ドラグローラ111と平行になるように配向されると共に、尖鋭な下端側を前記リードインローラ118の前記ガイドローラ119B寄りの端部側に近接するように配向されている。前記本体部121の背面には、空気流通溝122が中心線に沿って形成されており、当該空気流通溝122は、両端側が閉塞されると共に、上記中心線に沿って裏板123で覆われている。前記本体部121の両側面には、前記空気流通溝122と連通する吐出部である空気吐出孔124が全長にわたって所定の間隔でそれぞれ複数形成されている。前記本体部121の正面の下方側には、前記空気流通溝122と連通する吐出部である空気吐出孔125が前記中心線上に位置するように形成されている。前記裏板123には、空気配管126の一端側が前記空気流通溝122と連通するように連結されている。
【0019】
また、図1に示すように、前記ガイドローラ119Bの上方には、ウエブ1の走行方向や表裏の向きを切り換えるように当該ウエブ1と対向するターンバー130が配設されており、当該ターンバー130は、以下のような構造となっている。
【0020】
図1,4に示すように、円筒状をなすブラケット131の先端側には、軸線に対して所定の角度θで傾斜するフランジ部132が形成されている。前記ブラケット131の前記フランジ部132には、両端側を閉塞されると共に吐出部である空気吐出孔134を周面に複数形成された円筒状をなす本体部133が軸方向中央部分で当該ブラケット131の内部と連通するようにして取り付けられている。前記ブラケット131の基端には、空気配管136の一端側が連結されている。
【0021】
図5に示すように、前記空気配管126の他端側には、空気流量調整弁140Aの一方口が連結され、前記空気配管136の他端側には、空気流量調整弁140Bの一方口が連結されており、当該空気流量調整弁140A,140Bは、以下のような構造となっている。
【0022】
図6,7に示すように、前記空気配管126,136に一方口を接続した本体ケーシング141の内部には、板状をなす弁体142が当該本体ケーシング141に対して支持軸143を介して回転可能に支持されている。前記支持軸143の一端側は、前記本体ケーシング141の外部へ突出すると共に、ウォームホイール144が同軸をなして取り付けられている。前記ウォームホイール144には、ウォームギア145が噛み合っている。前記ウォームギア145は、駆動モータ146の駆動軸147に同軸をなして取り付けられている。前記駆動モータ146は、前記本体ケーシング141に取り付けられたブラケット148に固定支持されている。前記本体ケーシング141の他方口には、空気配管127,137の一端側が接続している。
【0023】
つまり、前記駆動モータ146を作動させると、前記ウォームギア145及び前記ウォームホイール144を介して前記支持軸143を回動させて、前記弁体142を前記本体ケーシング141の内部で回動させることができるようになっているのである。
【0024】
そして、図5に示すように、前記空気流量調整弁140Aの他方口に一端側を接続した前記空気配管127の他端側及び前記空気流量調整弁140Bの他方口に一端側を接続した前記空気配管137の他端側は、エアコンプレッサ150の空気吐出口にそれぞれ接続している。
【0025】
また、図8に示すように、前記胴113〜116等を回転駆動させる折機の原動モータに設けられた走行速度検出手段であるロータリエンコーダ163は、制御手段である制御装置160の入力部に電気的に接続している。この制御装置160の入力部には、ウエブ1の紙質(材質)を入力する帯状体材質入力手段である紙質入力器161と、ウエブの紙厚を入力する帯状体厚入力手段である紙厚入力器162とが電気的に接続されている。上記制御装置160の出力部は、前記空気流量調整弁140A,140Bの各前記駆動モータ146に電気的に接続しており、当該制御装置160は、前記入力器161,162で入力された情報及び前記ロータリエンコーダ163からの情報に基づいて、当該空気流量調整弁140A,140Bの各当該駆動モータ146の作動をそれぞれ制御するようになっている(詳細は後述する)。
【0026】
なお、本実施形態においては、前記空気流量調整弁140A,140B、前記エアコンプレッサ150等により空気送給手段を構成している。
【0027】
このようにして構成された本実施形態に係る帯状体搬送装置を組み込んだ折機の作動を次に説明する。
【0028】
まず、初めに、印刷するウエブ1の通気性の大小に係る紙質(例えば、普通紙、微塗工紙、軽量コート紙、コート紙等)を前記紙質入力器161から前記制御装置160に入力すると共に、当該ウエブ1の紙厚(例えば、薄紙、厚紙等)を前記紙厚入力器162から前記制御装置160に入力すると、当該制御装置160は、前記原動モータの回転速度(すなわち、ウエブ1の走行速度)と前記空気流量調整弁140A,140Bの弁開度(すなわち、空気の送給量)との関係をウエブ1の紙質及び紙厚ごとに予め記憶している複数のマップから、入力された上記紙質及び上記紙厚に対応するマップ、例えば、通気性が比較的小さい或る紙質や比較的厚い或る紙厚の場合には、図9中、実線で示しているような関係を有するマップを読み出し、通気性が比較的大きい或る紙質や比較的薄い或る紙厚の場合には、例えば、図9中、破線で示しているような関係を有するマップを読み出して、前記エアコンプレッサ150を作動させる。
【0029】
そして、稼働開始すると、ウエブ印刷機で印刷されて乾燥されたウエブ1は、折機において、ドラグローラ111及びスリッタ117で走行方向に沿って断裁(縦断ち)された後、一方のウエブ1aが、前記フォーマ120で走行方向及び表裏の向きを変更されてから、対をなすリードインローラ118間を介して、対をなすニッピングローラ112間に搬送され、他方のウエブ1bが、ガイドローラ119Aを介して前記ターンバー130で走行方向及び表裏の向きを変更されてから、ガイドローラ119C,119Bを介して、対をなすニッピングローラ112間に搬送される。
【0030】
前記ニッピングローラ112間に搬送された前記ウエブ1a,1bは、横ミシン胴113によって、走行方向に沿って所定の間隔で幅方向に沿うミシン目(横ミシン目)を形成された後、断裁胴114及び折胴115によって、走行方向に沿って所定の間隔で幅方向にわたって断裁され、折胴115及びくわえ胴116によって、幅方向に沿って所定のサイズに折畳まれる(横折り)。その後、図示しないチョッパブレードによって走行方向に沿って折畳まれることにより(縦折り)、折丁となって図示しない羽根車及び排出コンベアを介して排出される。
【0031】
このとき、前記折機は、稼働開始に伴って、前記原動モータの回転速度が次第に速くなる、すなわち、前記ウエブ1a,1bの走行速度が次第に速くなっていくことから、前記制御装置160は、前記ロータリエンコーダ163で検出された前記原動モータの回転速度、すなわち、前記ウエブ1a,1bの走行速度から、読み出した前記マップ(図9参照)に基づいて、前記空気流量調整弁140A,140Bを対応する弁開度とするように、すなわち、前記フォーマ120及び前記ターンバー130への空気を対応する送給量とするように、前記空気流量調整弁140A,140Bの前記駆動モータ146の作動を制御する。
【0032】
つまり、前記制御装置160は、前記ウエブ1aと前記フォーマ120との間の隙間及び前記ウエブ1bと前記ターンバー130との間の隙間が一定になるように、前記ウエブ1a,1bの走行速度の上昇に伴って、前記フォーマ120の前記空気吐出孔124,125及び前記ターンバー130の前記空気吐出孔134からの空気吐出量を次第に多くするように、前記エアコンプレッサ150から前記フォーマ120及び前記ターンバー130への空気の送給量を制御するのである。
【0033】
これにより、立ち上げの際でも、前記ウエブ1aと前記フォーマ120との間の隙間及び前記ウエブ1bと前記ターンバー130との間の隙間の大きさがほとんど変化しなくなるので、前記断裁胴114等による当該ウエブ1a,1bに対する横断ち位置がずれてしまうようなことはない。
【0034】
他方、前記折機は、稼動終了に伴って、前記原動モータの回転速度が次第に遅くなる、すなわち、前記ウエブ1a,1bの走行速度が次第に遅くなっていくことから、前記制御装置160は、前記ロータリエンコーダ163で検出された前記原動モータの回転速度、すなわち、前記ウエブ1a,1bの走行速度から、読み出した前記マップ(図9参照)に基づいて、前記空気流量調整弁140A,140Bを対応する弁開度とするように、すなわち、前記フォーマ120及び前記ターンバー130への空気を対応する送給量とするように、前記空気流量調整弁140A,140Bの前記駆動モータ146の作動を制御する。
【0035】
つまり、前記制御装置160は、前記ウエブ1aと前記フォーマ120との間の隙間及び前記ウエブ1bと前記ターンバー130との間の隙間が一定になるように、前記ウエブ1a,1bの走行速度の低下に伴って、前記フォーマ120の前記空気吐出孔124,125及び前記ターンバー130の前記空気吐出孔134からの空気吐出量を次第に少なくするように、前記エアコンプレッサ150から前記フォーマ120及び前記ターンバー130への空気の送給量を制御するのである。
【0036】
これにより、停止の際でも、前記ウエブ1aと前記フォーマ120との間の隙間及び前記ウエブ1bと前記ターンバー130との間の隙間の大きさがほとんど変化しなくなるので、前記断裁胴114等による当該ウエブ1a,1bに対する横断ち位置がずれてしまうようなことはない。
【0037】
したがって、本実施形態によれば、立ち上げの際や停止の際のようにウエブ1a,1bの走行速度が変化するようなときであっても、横断ちしたシートを規格内に収めることができ、有効に利用することができる。
【0038】
[他の実施形態]
なお、前述した実施形態においては、図9に示したように、原動モータの回転速度に対して、弁開度を階段状に変化させるようにしたマップに基づいて、前記空気流量調整弁140A,140Bを制御するようにしたが、他の実施形態として、例えば、図10に示すように、原動モータの回転速度に対して、弁開度を直線状に変化させるようにしたマップに基づいて、前記空気流量調整弁140A,140Bを制御するようにすることも可能である。
【0039】
また、前述した実施形態においては、ウエブ印刷機に付設された折機に組み込んだ場合について説明したが、本発明はこれに限らず、走行する帯状体と対向して当該帯状体へ空気を吹き付ける吐出部を有するターンバー又はフォーマを備えた帯状体搬送装置であれば、前述した実施形態の場合と同様に適用して、前述した実施形態の場合と同様な作用効果を得ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明に係る帯状体搬送装置は、帯状体の走行速度が変化しても、帯状体とターンバー又はフォーマとの間の隙間を略一定にすることができることから、例えば、ウエブ印刷機に付設された折機に組み込めば、立ち上げの際や停止の際のようにウエブの走行速度が変化するようなときであっても、横断ちしたシートを規格内に収めることができ、有効に利用することができるので、印刷産業等において、極めて有効に利用することができる。
【符号の説明】
【0041】
1,1a,1b ウエブ
111 ドラグローラ
112 ニッピングローラ
113 横ミシン胴
114 断裁胴
115 折胴
116 くわえ胴
117 スリッタ
118 リードインローラ
119A〜119C ガイドローラ
120 フォーマ
121 本体部
122 空気流通溝
123 裏板
124,125 空気吐出孔
126,127 空気配管
130 ターンバー
131 ブラケット
132 フランジ部
133 本体部
134 空気吐出孔
136,137 空気配管
140A,140B 空気流量調整弁
141 本体ケーシング
142 弁体
143 支持軸
144 ウォームホイール
145 ウォームギア
146 駆動モータ
147 駆動軸
148 ブラケット
150 エアコンプレッサ
160 制御装置
161 紙質入力器
162 紙厚入力器
163 ロータリエンコーダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行する帯状体と対向して当該帯状体へ空気を吹き付ける吐出部を有するターンバー又はフォーマと、
前記ターンバー又は前記フォーマの前記吐出部に連絡して空気を送給する空気送給手段と
を備えている帯状体搬送装置において、
前記帯状体の走行速度を検出する走行速度検出手段と、
前記走行速度検出手段で検出された前記帯状体の走行速度と当該帯状体の材質及び厚さとに対応して、前記空気送給手段を制御する制御手段と
を備えていることを特徴とする帯状体搬送装置。
【請求項2】
請求項1に記載の帯状体搬送装置において、
前記制御手段が、前記帯状体の走行速度と当該帯状体の材質及び厚さとに対応して、当該帯状体と前記ターンバー又は前記フォーマとの間の隙間を略一定とするように、前記空気送給手段による空気の送給量を制御するものである
ことを特徴とする帯状体搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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