説明

広告プラカード

【課題】視認効果が高く、宣伝効果に優れた機能を有する広告プラカードを提供する。
【解決手段】広告面にスクリーン2を使用し、背面に搭載した映像投射装置7により映像をスクリーンに再現することにより広告宣伝を行う広告プラカード1を見いだした。映像の再生により、広告宣伝における最大の使命である視認効果が向上し、大きな広告効果が得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告プラカードに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、プラカードを掲げ持って市街を歩いて広告宣伝する方法は一般的に行われている。
【0003】
しかしながら、この広告宣伝方法においては厚紙にポスターを張り付けたものなどをプラカードとしていることが多く、広告宣伝の重大な使命である視認効果は極めて低く、多くの人々に注視されないという問題点があった。また、同方法においては単一の広告しか掲示できず、内容変更ごとにポスターの張替え等の労力がかかることや、夜間の屋外等の暗い環境下では視認効果が低下するという問題点もあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで本発明者は、以上の事情を鑑みて、視認効果が高く、優れた広告宣伝機能を発揮する広告プラカードを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本発明の広告掲示装置は以下のことを特徴としている。
<1>少なくとも以下の(1)から(4)の要件;(1)電気接続差込口が設けられた外枠体、(2)外枠体の内側に備えられたスクリーン、(3)映像投射装置、(4)持ち手部、を有する。
<2>映像再生装置として以下の(1)もしくは(2)の装置;(1)USBやDVD等に記憶された映像をスクリーンに再生可能とする装置、(2)インターネット無線受信機および該受信機により受信した映像をスクリーンに再生可能とする装置、を有する。
<3>電力供給源として以下の(1)もしくは(2)の装置;(1)家庭用電源または自動車から蓄電可能なバッテリー、(2)太陽光発電パネルから蓄電可能なバッテリー、を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の広告プラカードは、動画の再生が可能であるため、視認効果が向上する。静止画の表示においても約15分から1分ほどの間隔で連続的に広告画像を変更することにより、動的変化を付与できることから、高い視認効果が得られる。また、1台のプラカードに複数の広告を掲載することができるために、広告費の増収も見込まれる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】(A)広告プラカードの正面図と(B)側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の広告プラカードは、主に屋外やイベント会場等での広告宣伝活動に利用される。図2に例示するように手で保持可能な持ち手部10によって広告面を掲げて掲示する広告プラカードである。本発明においては持ち手部10の長さ、材質等は適宜選択することができる。なお、持ち手部10は必ずしも保持の必要はなく、地面に固定したり、移動可能手段として車輪などを設けてもよい。
【0009】
上記の広告プラカードは、広告面を掲示しながら市街を歩くなどして広告宣伝を行うものである。
【0010】
そして、図1(A)(B)に示すように、本発明の広告プラカードは広告面に映像を投射可能なスクリーン2を使用し、広告宣伝を行うことができる。また、スピーカー3を備えることで、視覚・聴覚共に訴える広告宣伝を行うこともできる。なお、内容やコストの都合でスピーカーは必ずしも備えなくてもよい。
【0011】
具体的には広告プラカード1におけるスクリーン2にはパールスクリーンなど反射率の高いスクリーンが望ましいが、映像投射が可能であれば特に素材の限定はされない。
【0012】
スクリーン2は電力を受け取るための電気接続差込口4が設けられた外枠体5に固定されている。外枠体5に固定されることによりスクリーンの弛みや破損等が防止される。
【0013】
本発明の広告プラカード1は映像または映像および音声が受信可能なインターネット無線受信機6、または、映像または映像および音声を記憶するための記憶装置(図示していない)のいずれかもしくは両方を設ける。インターネット無線受信機および記憶装置は受信または記憶した映像または映像および音声を映像投射装置7およびスピーカー3に再現できる。
【0014】
さらに、本発明の広告プラカードにおいてはインターネット無線受信機6として、インターネット機能を有する調整機付き携帯電話を使用することができる。
【0015】
本発明の広告プラカードの電力供給はバッテリー(図示していない)を電気接続差込口に接続することによる。バッテリーは太陽光発電パネル8、家庭用電源、または自動車内の電源の少なくともいずれかの形態により蓄電することができる。また、該バッテリーはスクリーン背面に設けることも、広告プラカードとは別に携帯すること、例えばプラカードを掲げる人物が背中に背負うことも可能であり、特に装備の形態を限定しない。
【符号の説明】
【0016】
1. 広告プラカード
2. スクリーン
3. スピーカー
4. 電気接続差し込み口
5. 外枠体
6. インターネット無線受信機
7. 映像投射装置
8. 太陽光発電パネル
9. 持ち手部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも以下の(1)から(4)の要件;
(1)電気接続差込口が設けられた外枠体、
(2)外枠体の内側に備えられたスクリーン、
(3)映像投射装置、
(4)持ち手部、
を有することを特徴とする広吉プラカード。
【請求項2】
上記広告プラカードは、映像再生装置として以下の(1)から(2)の少なくともいずれかの装置;
(1)USBやDVD等に記憶された映像を映像投射装置を用いてスクリーンに再生可能とする装置、
(2)インターネット無線受信機および該受信機により受信した映像を映像投射装置を用いてスクリーンに再生可能とする装置、
を有することを特徴とする請求項1の広告プラカード。
【請求項3】
電力供給源として以下の(1)から(2)の少なくともいずれかの装置;
(1)家庭用電源または自動車から蓄電可能なバッテリー、
(2)太陽光発電パネルにより蓄電可能なバッテリー、
を有することを特徴とする請求項1から2いずれかの広告プラカード。

【図1】
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【公開番号】特開2011−2795(P2011−2795A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−160204(P2009−160204)
【出願日】平成21年6月16日(2009.6.16)
【出願人】(509179663)パテントトラストワールド株式会社 (4)
【Fターム(参考)】