説明

広告宣伝紙媒体へのアクセス数カウントシステム

【課題】 広告宣伝紙媒体に印刷された2次元ないし3次元コードを情報端末装置に備えた読み取り手段で読み取ると、サーバから当該読み取ったコードに対応するコンテンツを受信し、情報端末装置に備えた表示部に表示させるばかりではなく、各コンテンツがアクセスされた回数、すなわち広告宣伝紙媒体がアクセスされた回数を集計することが可能な広告宣伝紙媒体へのアクセス数カウントシステムを得る。
【解決手段】 記憶手段7aと、再生手段7bと、ネットワーク6からの各コンテンツへのアクセス数を記憶するアクセスカウント手段7cとからなるサーバ7と、表示部5と、QRコード3の読み取り手段を備えた情報端末装置4と、QRコード3が印刷された広告宣伝紙媒体1とから構成されることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告宣伝紙媒体に印刷された2次元ないし3次元コードを情報端末装置に備えた読み取り手段で読み取ると、サーバから当該読み取ったコードに対応するコンテンツを受信し、情報端末装置に備えた表示部に表示させるばかりではなく、各コンテンツがアクセスされた回数、すなわち広告宣伝紙媒体がアクセスされた回数を集計することが可能な広告宣伝紙媒体へのアクセス数カウントシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、広告宣伝紙媒体にQRコードが印刷なされ、携帯電話等の情報端末で読み取って、自動的に内容を認識して画像・音声配信情報を発信して携帯端末に画像・音声情報を取得できる携帯端末による情報通信システムは開示されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開2006−295898号公報
【0004】
このような従来のシステムは、広告宣伝紙媒体に関連する画像・音声情報を配信できるため、広告宣伝機能の充実化を図る上で効果的であった。
【0005】
一般に、広告宣伝費は、当該広告宣伝媒体にアクセスなされた累計を集計し、1アクセス当たりの料金と乗算することにより求められる。しかしながら、従来のシステムを含め、広告宣伝を紙媒体で行う場合には、当該紙媒体にアクセスされた回数(すなわち、読まれた回数)を把握することが非常に困難であり、その結果、精度良く広告宣伝費を算出することが困難であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述のような課題を解決する為になされたものであり、広告宣伝紙媒体へのアクセス喚起を施すばかりではなく、アクセスした累計を集計可能とし、精度の良い広告宣伝費の算出を可能とする広告宣伝紙媒体へのアクセス数カウントシステムを得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決する為になされたものであり、請求項1に記載の発明は、ネットワークに接続なされ、動画及び/又は静止画である複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から所望のコンテンツを再生する再生手段と、前記ネットワークからの各コンテンツへのアクセス数を記憶するアクセスカウント手段とからなるサーバと、前記サーバに前記ネットワークを介して無線通信可能であり、表示部と、2次元ないし3次元コードの読み取り手段を備えた情報端末装置と、前記情報端末装置に備えた前記読み取り手段により読み取られる2次元ないし3次元コードが印刷された広告宣伝紙媒体とから構成され、前記広告宣伝紙媒体に印刷された2次元ないし3次元コードを前記情報端末装置に備えた読み取り手段で読み取ると、前記サーバから当該読み取ったコードに対応するコンテンツを受信し、前記情報端末装置に備えた前記表示部に表示させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明によれば、広告宣伝紙媒体に印刷された2次元ないし3次元コードを情報端末装置に備えた読み取り手段で読み取ると、サーバから当該読み取ったコードに対応するコンテンツを受信し、情報端末装置に備えた表示部に表示させるばかりではなく、各コンテンツがアクセスされた回数、すなわち広告宣伝紙媒体がアクセスされた回数を集計することが可能であるため、その結果、精度の良い広告宣伝費の算出が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は、本発明を実施する為の実施の形態1における広告宣伝紙媒体へのアクセス数カウントシステムの要部構成図である。
【0010】
図1において、1は広告宣伝紙媒体であり、雑誌に掲載されたり、街中で配られたりするチラシなどである。3は2次元ないし3次元コードであり、本実施形態ではその一例としてのQRコードである。当該QRコード3には、後述するサーバ7の記憶手段7aに記憶されたコンテンツの記憶アドレスの情報が含まれている。
【0011】
4はQRコード3の読み取り手段(図示せず)及び表示部5を備えた携帯端末装置であり、本実施形態ではその一例として携帯電話である。
【0012】
7はサーバであり、各種コンテンツが記憶された記憶手段7a、当該記憶手段7aから所望のコンテンツを再生する再生手段7b、各コンテンツが再生された回数、すなわち、各コンテンツにアクセスされた回数を集計するアクセスカウント手段から構成されている。
【0013】
6はインターネット通信網であり、サーバ7と携帯電話4は、インターネット6を介し、無線通信可能である。
【0014】
以上、本実施形態の広告宣伝紙媒体へのアクセス数カウントシステムの構成要素について説明したが、以下、その使用方法並びに効果を説明する。
【0015】
利用者は、日常、あらゆる場面で、広告宣伝紙媒体1に接する。ここで、紙媒体には、紙面サイズの問題から限られた情報しか記載できない。また、広告日時等に応じて、広告宣伝内容を臨機応変に変更することは困難である。
【0016】
そこで、利用者は、興味を惹く広告宣伝紙媒体1に接し、より詳細な情報を入手したいと思った場合には、当該広告宣伝紙媒体1に印刷されたQRコード3を自己の携帯電話4で読み取る。
【0017】
このようにQRコード3を読み取ると、自動的にインターネット6を介し、サーバ7に無線通信接続なされ、当該読み取ったQRコード3に対応したコンテンツ(動画ないし静止画)を記憶媒体7aより再生手段7bにより再生し、インターネット6を介し、表示部5に表示させることができる。
【0018】
この際、アクセスカウント手段7cは、各コンテンツにアクセス(再生)された累計を集計している。
【0019】
以上説明したように、本実施形態では、広告宣伝紙媒体1に印刷された2次元ないし3次元コード(QRコード3)を情報端末装置(携帯電話4)に備えた読み取り手段で読み取ると、サーバ7から当該読み取ったコードに対応するコンテンツを受信し、情報端末装置(携帯電話4)に備えた表示部5に表示させるばかりではなく、各コンテンツがアクセスされた回数、すなわち広告宣伝紙媒体1がアクセスされた回数を集計することが可能であるため、その結果、精度の良い広告宣伝費の算出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明を実施する為の実施の形態1における広告宣伝紙媒体へのアクセス数カウントシステムの要部構成図である。
【符号の説明】
【0021】
1 広告宣伝紙媒体
3 QRコード(2次元ないし3次元コード)
4 携帯電話(情報端末装置)
5 表示部
7 サーバ
6 ネットワーク
7a 記憶手段
7b 再生手段
7c アクセスカウント手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークに接続なされ、動画及び/又は静止画である複数のコンテンツを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から所望のコンテンツを再生する再生手段と、前記ネットワークからの各コンテンツへのアクセス数を記憶するアクセスカウント手段とからなるサーバと、
前記サーバに前記ネットワークを介して無線通信可能であり、表示部と、2次元ないし3次元コードの読み取り手段を備えた情報端末装置と、
前記情報端末装置に備えた前記読み取り手段により読み取られる2次元ないし3次元コードが印刷された広告宣伝紙媒体と
から構成され、
前記広告宣伝紙媒体に印刷された2次元ないし3次元コードを前記情報端末装置に備えた読み取り手段で読み取ると、前記サーバから当該読み取ったコードに対応するコンテンツを受信し、前記情報端末装置に備えた前記表示部に表示させる
ことを特徴とする広告宣伝紙媒体へのアクセス数カウントシステム。

【図1】
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