説明

広告配信装置及び方法

【課題】地図の視認性を損なうことなく多数の広告を表示する。
【解決手段】一以上の広告を、地図上の位置と対応付けて記憶している広告記憶手段45と、端末Tに係る表示のリクエストを受信する位置情報受信手段30と、受信した前記リクエストに対応する地図上の位置に基づいて、広告記憶手段45から一以上の広告を抽出する広告抽出手段40と、抽出した各広告に所定の基準により表示順位を付与する順位付与手段50と、付与した前記各表示順位を基に、各広告の表示タイミングを設定するタイミング設定手段60と、時間経過の判断に基づいて、設定した前記各表示タイミングで、対応する前記各広告を端末Tに表示させる表示制御手段70と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブ広告の配信技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、利用者がウェブ画面で閲覧している地図上の位置に対応した広告を、アイコンなどで表示するサービスが存在する(例えば、非特許文献1参照)。この種のアイコンをマウスカーソルで指し示したりクリック操作することで、店名などの詳細情報がアイコンの近くや画面の左端などに表示される例が多い。
【0003】
ところで、この種のサービスにおいて利用者が見たいのは、地図面自体やその場所について検索したスポット情報など、自分が意図した情報であり、広告ではないため、地図上に表示されたアイコンなどの広告が多いと地図の視認性を損なうという問題がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社、「goo地図」、[online]、[2009年10月23日検索]、インターネット〈URL: http://map.goo.ne.jp/>
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−86786号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この点、広告について入稿時に、地図上で表示したい位置と、支払ってもよい料金と、の指定を広告主等から受け付け、指定の料金が高い広告の順に設定する優先度で表示する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、地図上のある場所について、料金順の優先度を用いても表示すべき広告が多い場合、広告表示サブ画面を設けて、地図面に表示しきれない広告を表示するとされている。
【0007】
しかし、このように広告表示サブ画面を表示すると、その分だけ正味の地図表示面が狭くなってしまい、地図の視認性を損なうという問題があった。本発明は、上記の課題を解決するもので、その目的は、地図の視認性を損なうことなく多数の広告を表示することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的をふまえ、本発明の一態様(1)は、広告配信装置であって、一以上の広告を、地図上の位置と対応付けて記憶している広告記憶手段と、ユーザ端末に係る表示のリクエストを受信する受信手段と、受信した前記リクエストに対応する地図上の位置に基づいて、前記広告記憶手段から一以上の広告を抽出する広告抽出手段と、抽出した各広告に所定の基準により表示順位を付与する順位付与手段と、付与した前記各表示順位を基に、各広告の表示タイミングを設定するタイミング設定手段と、時間経過の判断に基づいて、設定した前記各表示タイミングで、対応する前記各広告を前記ユーザ端末に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
本発明の他の態様(4)は、上記態様を方法という観点から把握したもので、一以上の広告を、地図上の位置と対応付けて記憶している広告記憶手段を有するコンピュータが、ユーザ端末に係る表示のリクエストを受信する受信ステップと、受信した前記リクエストに対応する地図上の位置に基づいて、前記広告記憶手段から一以上の広告を抽出する広告抽出ステップと、抽出した各広告に所定の基準により表示順位を付与する順位付与ステップと、付与した前記各表示順位を基に、各広告の表示タイミングを設定するタイミング設定ステップと、時間経過の判断に基づいて、設定した前記各表示タイミングで、対応する前記各広告を前記ユーザ端末に表示させる表示制御ステップと、を実行することを特徴とする広告配信方法。
【0010】
以上のように、本発明では、地図上に広告を表示する際、各広告に所定の基準で付与する表示順位に基づいて個別又は数個ずつまとめた広告ごとに表示タイミングを設定し、このタイミングで各広告をユーザ端末で表示させることにより、ある場所に多数の広告が出稿されていても、地図の視認性を保ちつつそれら多数の広告を地図上に表示することが可能になる。
【0011】
本発明の他の態様(2)は、上記いずれかの態様において、前記順位付与手段(ステップ)は、広告の対応する位置間の距離を計算し、所定距離内の各広告に互いに異なる表示タイミングとなる表示順位を付与することを特徴とする。
【0012】
この態様では、互いに位置の近いアイコン同士は異なる順位のタイミングに分散させて表示することにより、いくつかのアイコンが重なり合うなど密集して出現することが回避でき、地図の視認性がより確実に維持できる。
【0013】
本発明の他の態様(3)は、上記いずれかの態様において、前記表示制御手段(ステップ)は、次の表示順位の広告をアイコンとして表示する際に、前の表示順位の広告のアイコンを非表示にすることを特徴とする。
【0014】
この態様では、次の表示順位である広告のアイコンを表示する際、前の表示順位で表示していたアイコンを非表示にすることにより、表示タイミングごとにアイコンが次第に増えて地図を埋め尽くし視認性が低下するという事態が回避できる。
【0015】
なお、上記の各態様に対応する方法又はプログラムといった他のカテゴリや、以下に説明するさらに具体的な各態様も、本発明に含まれる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、地図の視認性を損なうことなく多数の広告を表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の実施形態における各情報(データ)を例示する図。
【図3】本発明の実施形態におけるシーケンス図。
【図4】本発明の実施形態における処理手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の実施形態における画面表示の一例を示す図。
【図6】本発明の実施形態における画面表示の一例を示す図。
【図7】本発明の実施形態における画面表示の一例を示す図。
【図8】本発明の実施形態における画面表示の一例を示す図。
【図9】本発明の実施形態における画面表示の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」と呼ぶ)について、図に沿って説明する。なお、背景技術や課題などで既に述べた内容と共通の前提事項については適宜省略する。
【0019】
〔1.構成〕
本実施形態は、図1(構成図)に示すように、PC(パーソナルコンピュータ)や携帯電話端末装置などのユーザ端末T(以下、単に「端末T」とも呼ぶ)に広告を配信する広告配信装置1(以下「本装置1」とも呼ぶ)に関するものである。このうち、本装置1は、一般的なコンピュータの構成として、少なくとも、CPUなどの演算制御部5と、外部記憶装置(HDD等)や主メモリ等の記憶装置6と、通信ネットワーク(インターネットや携帯電話網、これらの組合せなど)Nとの通信手段7(LANアダプタなど)と、を有する。
【0020】
この本装置1は、ウェブサーバである地図表示装置2が提供するウェブページ内に表示する広告を提供するものである。本装置1と地図表示装置2が連携する態様の一つは、例えば、地図表示装置2が提供するウェブページのHTMLファイル内に本装置1への広告配信要求となるURLを含め、画像や動画などの広告だけを別ドメインから配信することである。連携する他の態様としては、地図表示装置2が、端末Tからのページリクエストを基に本装置1に広告を要求し、本装置1が返信する広告を地図表示装置2がウェブページに組み込んで端末Tに提供することである。いずれの場合も、端末Tと、本装置1と、地図表示装置2と、の間の通信(図中、破線矢印で示す)は、通信ネットワークNを通じて行う。
【0021】
また、本装置1では、記憶装置6に予め記憶(インストール)した図示しない所定のコンピュータ・プログラムが演算制御部5を制御することで、図1に示す各手段などの要素(30,40など)を実現する。これら各要素のうち、情報の記憶手段は、記憶装置6において各種のデータベース(「DB」とも表す)やファイル、データ構造体、配列等の変数、システム設定値など任意の形式で実現できる。
【0022】
これら記憶手段のうち、広告記憶手段45は、図2に例示するように、一以上の広告を、広告対象の店名や、クリックされた場合等に広告主から支払われる広告単価、説明テキストやリンク先URLなどのデータである広告情報として、地図上の位置(図2の例では位置座標)と対応付けて記憶している手段である。これら広告情報は、本装置1の運用前又は運用中に広告主など所定の操作者が図示しない入力手段から入力する。なお、記憶手段以外の各手段は、以下に説明する情報処理の機能・作用を実現・実行する処理手段である。
【0023】
〔2.作用〕
〔2−1.全体的作用〕
上記のように構成した本実施形態において、端末Tでは、予めインストールされた図示しないウェブブラウザが各手段11〜13として働き、地図表示装置2では、本装置1に準じたコンピュータの構成(図示省略)が、各手段21〜23,25,27の働きを実現する。ここでは、ユーザ端末Tと、地図表示装置2(地図サーバとも表す)と、広告配信装置1(広告サーバとも表す)との間の協働関係を表すシーケンス図を図3に示す。
【0024】
この図に示すように、まず、端末Tの地図リクエスト送信手段11が、ユーザの操作に基づいた地図表示のページリクエスト(仮に「地図表示リクエスト」と呼ぶ)を地図表示装置2に送信する(ステップS11)。ここで、地図表示リクエストは、地図表示を要求するデータであれば内容や趣旨は自由であるが、例えば、駅名や住所などを指定した地図表示の指示や、住所や地域名と店名や業種などのキーワードを指定した検索の指示などを内容とすることが考えられ、住所に代表される地理的な情報としてはGPSや無線LANアクセスポイントによる位置情報を用いる例も含む。
【0025】
このような地図リクエストを地図表示装置2の地図リクエスト受信手段21が受信すると(ステップS21)、その地図リクエストに応じた地図を地図検索手段23が、予め各縮尺などの地図をデータを記憶している地図記憶手段22から検索し(ステップS22)、位置情報送信手段27が、検索した地図に係る位置情報(中心の位置座標、地図表示範囲等)を、広告を表示するリクエストとして本装置1へ送信する(ステップS23)。
【0026】
そして、地図送信手段25は、検索した地図の表示範囲に相当する画像などの地図情報を地図記憶手段22から抽出し(ステップS24)、その地図情報をウェブページデータなどとして端末Tへ送信し(ステップS25)、端末Tではこの地図情報を受信したうえ(ステップS12)、地図表示手段12が地図の表示に用いる(ステップS13)。
【0027】
一方、本装置1へ送信された位置情報については、広告を表示するリクエストとして本装置1が受信し(ステップS31)、位置情報に対応する広告の抽出(ステップS32)、各広告への表示順位の付与(ステップS33)、表示順位に基づく表示タイミングの設定(ステップS34)、広告情報の送受信(ステップS35,S14)を経て、経過時間を判定しつつ各順位の広告群ごとに端末Tにアイコン表示させる処理へ進む(ステップS15〜S17)。
【0028】
続いて、本装置1を中心として、広告の抽出からアイコンの表示タイミングの制御を含む、より具体的な処理手順について図4のフローチャートに例示する。
【0029】
〔2−2.広告の抽出と優先順位の付与〕
この例では、まず、本装置1の位置情報受信手段30(本発明にいう「受信手段」に相当する)が、端末Tに係る広告の表示のリクエストとして、前記位置情報を受信すると(ステップS1)、広告抽出手段40は、受信した前記リクエストに対応する地図上の位置に基づいて、広告記憶手段45から一以上の広告(実際には広告情報)を抽出する(ステップS2)。
【0030】
続いて、抽出した各広告に、順位付与手段50が、所定の基準(中心点からの距離の近さや広告単価の高さなど)により表示順位を付与する(ステップS3)。なお、ここで付与する表示順位が表示タイミングに反映されるので、本実施形態では、一度に複数のアイコンが密集して出現する表示を回避するため、順位付与手段50は、広告の対応するアイコン間の距離を計算し、所定距離内の各広告に、互いに異なる表示タイミングとなる表示順位を付与する。
【0031】
ここでは、一例として、所定の件数の広告ごとに同じ順位を付与し、同順位の広告群ごとに表示してゆく場合を考える。この場合、順位付与手段50は、同じ順位を付与した広告ごとに各アイコン間の距離を計算し、所定距離内のものがあれば(ステップS4:「YES」)、その一方を前又は後の順位のものと入れ替えるなど表示順位を変更することで(ステップS5)、互いに異なった順位に分散させる。
【0032】
他の例として、広告を抽出(ステップS2)した時点で、順位付与手段50が、抽出した各広告に対応する位置間の距離を計算し、所定距離内のもの同士を互いに異なる順位に分散させるように順位を定めてもよい。
【0033】
どちらの場合にも共通する例を、図7に基づいて示す。すなわち、ある場所の地図に表示すべき各広告のアイコンI1〜I6に、2つずつ同順位を付与する場合、

第1順位:アイコンI1とI2
第2順位:アイコンI3とI4
第3順位:アイコンI5とI6

となるべきところ、アイコンI3とI4は所定距離内で近過ぎる場合、例えばアイコンI4と次の順位のアイコンI5の順位を入れ替えて

第1順位:アイコンI1とI2
第2順位:アイコンI3とI5
第3順位:アイコンI4とI6

とする例が考えられる。
【0034】
〔2−3.タイミングの設定と表示〕
以上のように付与した前記各表示順位を基に、タイミング設定手段60が、各広告の表示タイミングを設定し(ステップS6)、表示制御手段70が、各広告の広告情報を端末Tに送信するとともに、時間経過の判断に基づいて、設定した前記各表示タイミングで、対応する前記各広告をアイコンとして端末Tに表示させる。
【0035】
どのような表示タイミングをどのように設定し、そのタイミングに沿った表示をどのように実現するかの具体的内容は自由である。例えば、上記の例のように同順位の広告をアイコン群として高い順位から数秒間隔で表示してゆくものとし、その時間経過判定等の制御処理をサーバ側すなわち本装置1の側で行う場合を考える。このとき、端末Tの表示をそのように更新してゆく機能を本装置1側の表示制御手段70に持たせ、タイミングの設定として、タイミング設定手段60が表示を切り替える間隔の秒数を表示制御手段70に伝達することが考えられる。この場合、秒数の時間経過は本装置1で内蔵時計機能などを用いて監視することになる。
【0036】
また、表示制御手段70が、上記のような時間経過の監視や表示更新などの処理を端末Tに行わせる態様の例も考えられる。この場合、タイミング設定手段60はタイミングの設定として間隔の秒数を表示制御手段70に伝達し、表示制御手段70が、端末Tに配信するHTMLファイル中のJavaScript(登録商標)などに、間隔の秒数を組み込んだ表示の処理機能を組み込み、広告の文字列や画像等の情報と共に配信する例も考えられる。図1中の端末Tはこの場合の構成を示すもので、この場合、時間経過は端末Tの経過時間判定手段14(内蔵時計機能など)を用いて監視することになる。
【0037】
〔2−4.表示の例〕
上記のさまざまな場合に共通する表示の典型例としては、図3のステップS15〜S17に一部例示したのと同様に、地図表示とともに最初の表示順位の広告群をアイコンとして表示し(ステップS7)、次の表示タイミングが到来するごとに(ステップS8:「YES」)次の表示順位の広告群をアイコンとして表示してゆき(ステップS9)、最後まで表示すると(ステップS10:「YES」)処理は終了して表示は静止し、端末Tのブラウザで次の操作を受け付ける、といった例が考えられる。
【0038】
ここで、図5から図7は、上の例で近過ぎる広告を入れ替えた順位すなわち

第1順位:アイコンI1とI2 (図5)
第2順位:アイコンI3とI5 (図6)
第3順位:アイコンI4とI6 (図7)

という順序のタイミングでアイコン群を表示してゆく画面例である。これらの画面例は、アイコンI1とI2のみが表示された図5の状態から始まり、続く図6の状態ではアイコンI3とI5も出現し、さらに図7の状態ではアイコンI4とI6も表示されている。
【0039】
また、表示制御手段70は、次の表示順位の広告をアイコンとして表示する際に、前の表示順位の広告のアイコンを非表示にするように構成してもよい。この場合、図5→図8→図9のように、同時に表示されるのは、各順位ごとのアイコン群のみとなる。
【0040】
〔3.効果〕
以上のように、本実施形態では、地図上に広告を表示する際、各広告に所定の基準で付与する表示順位に基づいて個別又は数個ずつまとめた広告ごとに表示タイミングを設定し、このタイミングで各広告をユーザ端末で表示させることにより、ある場所に多数の広告が出稿されていても、地図の視認性を保ちつつそれら多数の広告を地図上に表示することが可能になる。
【0041】
特に、本実施形態では、互いに位置の近いアイコン同士(例えば図7のアイコンI3とI4)は異なる順位のタイミングに分散させて表示することにより、いくつかのアイコンが重なり合うなど密集して出現することが回避でき、地図の視認性がより確実に維持できる。
【0042】
また、本実施形態では、次の表示順位である広告のアイコンを表示する際、前の表示順位で表示していたアイコンを非表示にすることにより(例えば図5→図8→図9)、表示タイミングごとにアイコンが次第に増えて地図を埋め尽くし視認性が低下するという事態が回避できる。
【0043】
〔4.他の実施形態〕
なお、上記各実施形態は例示に過ぎず、本発明は、以下に例示するものやそれ以外の他の実施態様も含むものである。例えば、本装置1と地図表示装置2については、上記実施形態では別体の装置として例示したが(図1)、同じサーバなど一体の装置としてもよい。
【0044】
また、上記実施形態で示した各手段などの要素は、コンピュータの演算制御部に限らず、ワイヤードロジック等に基づく電子回路など他の情報処理機構で実現してもよい。また、各構成図、データの図、フローチャートの図などは例示に過ぎず、各要素の有無、その順序や具体的内容などは適宜変更可能である。
【0045】
また、本発明の装置(特に広告配信装置1)は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(アプリケーション・プログラム・インタフェース)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。また、本発明は、上記実施形態で示した広告配信装置1の単体には限定されず、端末Tや地図表示装置2を含むシステム全体や、システム全体に対応する情報処理の方法やコンピュータ・プログラムなどとしても把握することができる。
【符号の説明】
【0046】
N 通信ネットワーク
T 端末
I1〜I6 アイコン
1 広告配信装置
2 地図表示装置
5 演算制御部
6 記憶装置
7 通信手段
11 地図リクエスト送信手段
12 地図表示手段
13 広告表示手段
14 経過時間判定手段
21 地図リクエスト受信手段
22 地図記憶手段
23 地図検索手段
25 地図送信手段
27 位置情報送信手段
30 位置情報受信手段
40 広告抽出手段
45 広告記憶手段
50 順位付与手段
60 タイミング設定手段
70 表示制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一以上の広告を、地図上の位置と対応付けて記憶している広告記憶手段と、
ユーザ端末に係る表示のリクエストを受信する受信手段と、
受信した前記リクエストに対応する地図上の位置に基づいて、前記広告記憶手段から一以上の広告を抽出する広告抽出手段と、
抽出した各広告に所定の基準により表示順位を付与する順位付与手段と、
付与した前記各表示順位を基に、各広告の表示タイミングを設定するタイミング設定手段と、
時間経過の判断に基づいて、設定した前記各表示タイミングで、対応する前記各広告を前記ユーザ端末に表示させる表示制御手段と、
を有することを特徴とする広告配信装置。
【請求項2】
前記順位付与手段は、広告の対応する位置間の距離を計算し、所定距離内の各広告に互いに異なる表示タイミングとなる表示順位を付与する
ことを特徴とする請求項1記載の広告配信装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、次の表示順位の広告をアイコンとして表示する際に、前の表示順位の広告のアイコンを非表示にする
ことを特徴とする請求項1又は2記載の広告配信装置。
【請求項4】
一以上の広告を、地図上の位置と対応付けて記憶している広告記憶手段を有するコンピュータが、
ユーザ端末に係る表示のリクエストを受信する受信ステップと、
受信した前記リクエストに対応する地図上の位置に基づいて、前記広告記憶手段から一以上の広告を抽出する広告抽出ステップと、
抽出した各広告に所定の基準により表示順位を付与する順位付与ステップと、
付与した前記各表示順位を基に、各広告の表示タイミングを設定するタイミング設定ステップと、
時間経過の判断に基づいて、設定した前記各表示タイミングで、対応する前記各広告を前記ユーザ端末に表示させる表示制御ステップと、
を実行することを特徴とする広告配信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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