説明

座席予約装置及び方法

【課題】本発明は、列車等の交通機関の座席予約に関する。列車には全走行区間(起点から終点までの区間)を走行する列車と、全走行区間に対して短い区間を走行する一部区間走行列車がある。全走行区間を利用する乗客の利便性を考慮すると、一部区間走行列車の区間内で乗降する乗客には、一部区間走行列車の座席を確保し、その一部区間走行列車の区間を越えて乗降する乗客に全走行区間列車の座席を確保することが望ましい。走行区間を考慮せずに座席予約を行なうと、一部区間走行列車の区間を越えて乗降する乗客にとっては、列車を乗り継ぐ必要が生じていた。
【課題手段】利用者の乗車区間が一部区間走行列車の終点を跨っているかを確認し、その結果に基づき跨り区間を考慮しないフリー予約と、跨り区間利用者の予約を優先して確保するための跨り枠予約とを組み合わせる。これにより、跨り区間利用者が全区間走行列車に乗車できる機会を増やすことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は座席予約システムに関し、特に、走行区間の差による乗継ぎが発生する交通機関の座席予約を行う座席予約システムに関する。
【背景技術】
【0002】
列車座席予約システムでは、利用者の指定する乗車区間と希望する出発時刻または到着時刻をもとに座席の予約を行っている。これに関する技術として、時間帯を指定して座席を予約する技術が知られている(特許文献1)。しかし、列車には全走行区間(起点から終点までの区間)を走行する列車と、全走行区間に対して短い区間を走行する一部区間走行列車があり、全走行区間を利用する乗客の利便性を考慮すると、一部区間走行列車の区間内で乗降する乗客には、一部区間走行列車の座席を確保し、その一部区間走行列車の区間を越えて乗降する乗客に全走行区間列車の座席を確保することが望ましい。特許文献1のような列車座席予約システムでは、列車の全走行区間の差については考慮されていないため、列車の走行区間に対して短い乗車区間の利用者で予約が占有されてしまう場合がある。
【0003】
また、列車の座席のような複数の区間(複数に分割可能な区切り)に対して効率的に予約を行う技術に関連して、収容人数や利用スペースを可変に設定できる施設に対するスケジュール予約のような技術が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003-281240号公報
【特許文献2】特開2003-114962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献2では、利用時間について考慮がされていないため、長い利用時間を希望する予約については従来の予約システムと同様に先着順に予約が確定されてしまう。
【0006】
たとえば、東京−新大阪の予約をしたとき、全区間走行列車が満席であるが、一部区間走行列車(例えば東京発、新大阪行きの列車)には多くの空席が存在するという場合や、全区間走行列車の乗客の多くが一部区間走行列車の終着駅(例えば新大阪駅)で降車するという場合がある。このような場合、一部区間走行列車の利用で目的地に到着できる利用者(非またがり区間利用者)が全区間走行列車を利用しているため、本来の全区間走行列車を希望する利用者(またがり区間利用者)が全区間走行列車に乗車できず、一部区間走行列車を乗り継がなければ目的地まで到着できなくってしまうという課題がある。
【0007】
これは、従来の座席予約システムが列車の走行区間と利用者の乗車区間を考慮した座席割当て方式となっていないためである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで本発明では、利用者の乗車区間が一部区間走行列車の終点を跨っているかを確認し、その確認結果に基づき跨り区間を考慮しないフリー予約方式と、またがり区間利用者の予約を優先して確保するためのまたがり枠予約方式とを組み合わせる。これにより、またがり区間利用者が全区間走行列車に乗車できる機会を増やすことができる。ここで、またがり枠予約方式では、フリー予約によって予約された座席の残りの連続区間をまたがり区間利用者用の枠(またがり枠)として設定し、フリー予約では予約不可能の座席とする。またがり区間利用者については、乗車区間に該当する空席があればどの座席でも予約可能とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、時間帯を指定して列車の予約を行うまたがり区間利用者に対し、乗継ぎが発生しない座席を割り当てる機会を増大させることができる。それにより、従来の座席予約システムのように、利用者が全区間走行列車に集中することを避けることができるため、全区間走行列車と一部区間走行列車の乗車率を均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施例における座席予約システムのハードウエア構成図。
【図2】列車在庫テーブルのデータ構造の一例。
【図3】予約要求受付処理におけるフローチャート。
【図4】フリー予約処理におけるフローチャート。
【図5】またがり枠予約処理におけるフローチャート。
【図6】枠解除処理におけるフローチャート。
【図7】全区間走行列車と一部区間走行列車の概略図。
【図8】列車検索テーブルのデータ構造の一例。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0011】
以下、図1〜図8を用いて、本発明の一実施形態による座席予約システムについて、列車の指定座席予約を例にとって説明する。
【0012】
図7を用いて、まず、本実施例が対象とする“またがり区間”について、概要を説明する。本図に示すとおり、A駅からD駅までを全区間とした場合、全ての列車が全区間を走行するわけではない。例えば、列車XはA駅からC駅を走行し、列車YはB駅からD駅を走行し、列車ZはC駅からD駅を走行する。ここで、ある乗客が、B駅からD駅までの乗車を希望する場合、列車Xに乗車すると、D駅まで行くためには列車Xと列車Zを乗り継ぐ必要がある。このように、一部走行列車の終着駅を含んだ乗車区間を“またがり区間”という。このような乗車の希望に対しては列車Yの座席を予約すると、乗客は乗り換えが不要になり利便性が向上する。また、B駅からC駅までの乗車を希望する場合、列車Xまたは列車Yを予約すれば乗り換えは不要である。このように、一部走行列車の終着駅を含まない乗車区間を“非またがり区間”という。本実施例にて、如何にすれば、このような座席の予約ができるかを説明する。
【0013】
次に、予約についての具体的処理を説明する。
【0014】
図1に、本実施例における座席予約システムのハードウエア構成を示す。本座席予約システムは、CPUなどの処理部(10)、ハードディスクなどの記憶部(20、40)、他の装置や端末との通信を行なうインタフェース(I/F)(30)とを備える。ここでインタフェースは、送信部と受信部が別々になっていても良い。処理部(10)は予約要求受付処理部(100)、フリー予約処理部(200)、またがり枠予約処理部(300)、空席検索処理部(400)、枠解除処理部(500)、またがり判定処理部(600)、予約処理部選択部(700)を備える。
【0015】
予約要求受付処理部(100)は、クライアント端末(2)からネットワーク(3)を経由して送信された要求情報をインタフェースを介して受信し、フリー予約処理部(200)または、またがり枠予約処理部(300)を動作させることで予約を行わせ、その結果をクライアント端末(2)へ送信する機能を備えている。
【0016】
フリー予約処理部(200)は、非またがり区間の要求に対する予約を、空席検索処理部(400)で算出した空席検索結果をもとに確定し、列車在庫テーブル(20)に予約席数や空き席数を格納する機能を備えている。
【0017】
枠予約処理部(300)は、またがり区間の要求に対する予約を、空席検索処理部(400)での空席検索結果をもとに確定し、列車在庫テーブル(20)に予約席数や空き席数を格納する機能を備えている。
【0018】
空席検索処理部(400)は、列車検索テーブル(40)と列車在庫テーブル(20)を参照し、指定された時間帯において要求された乗車区間に対する空席が存在するかを検索する機能を備えている。
【0019】
枠解除処理部(500)は、列車在庫テーブル(20)から各列車の発車日や、またがり枠の予約数を参照し、枠解除の条件に当てはまるすべての列車の枠解除を行う機能を備えている。
【0020】
またがり判定処理部(600)は、在庫列車テーブルを用いて利用者から要求された列車にて乗車する区間がまたがり駅を含むかどうかを判定する機能を備えている。
【0021】
予約処理部選択部(700)は、またがり駅を含むかどうかで座席予約を行なう処理部(フリー予約処理部、枠予約処理部)を選択する機能を備えている。
【0022】
図2に、本実施例で用いる列車在庫テーブルのデータ構造の一例を示す。
【0023】
列車在庫テーブルは、列車を一意に特定するための列車コード(T001)、当該列車の発車日(T002)、座席数(T003)、発車時刻(T014)、発駅(T015)、着駅(T016)、またがり駅(T017)といった列車情報と、当該列車のフリー予約に関連する情報を持ったフリー座席情報部、またがり枠予約に関連する情報を持ったまたがり枠座席情報部によって構成される。またがり駅(T017)には、当該列車がまたがっている他列車の終着駅の情報を保持する。またがり枠予約と比較してフリー予約の要求数が多い場合、フリー予約抑止フラグ(T005)をON状態にすることで、当該列車に対するフリー予約を一時的に禁止することが可能である。また、発車日の数日前や、またがり枠予約が十分な要求数を満たした場合、枠解除フラグ(T004)をON状態にすることで、当該列車に空席さえあれば全てフリー予約にて予約が可能となり、空席の残したままの発車を防ぐことができる。フリー座席情報部、またがり枠座席情報部には、それぞれフリー予約、またがり枠予約にて予約された座席の情報を、空き数(T006、T010)、予約数(T007、T011)、確保数(T008、T012)として管理している。また、フリー予約とまたがり枠予約のバランスをとるために、おおよその予約予想数として割当数(T009、T013)を管理し、フリー予約の予約数(T007)が割当数(T009)を越えた場合には、フリー予約の要求数が多いと判断し、フリー予約の抑止を行う。
【0024】
図8に、本実施例で用いる列車検索テーブル(40)のデータ構造の一例を示す。列車検索テーブルとは、利用者の要求された乗車区間を走行する列車を検索するためのテーブルである。利用者の乗車駅の駅名(T101)をキーとしてその駅を経由するすべての列車の列車コード(T102)が登録されている。
【0025】
図3に、予約要求受付処理におけるフローチャートを示す。予約要求受付処理では、クライアント端末からの要求の受信や、送信を行う。これらの処理は予約要求受付処理部が行なう。
【0026】
まず、利用者から要求された、乗車区間、乗車人数、発車時間帯、設備種別(グリーン車や禁煙車などの指定)といった情報を受信する(S001)。次に、空席検索処理部(400)にて、要求された予約が可能である列車を検索する。ここでは、要求された区間を走行する列車を列車検索テーブル(40)から抽出し、列車コード(T001)をキーにして列車在庫テーブル(20)から予約可能な列車を検索する(S002)。検索した結果である予約可能な列車の情報を利用者に送信し(S003)、利用者はその中から予約を行う列車を指定し、利用者から予約を行う列車の情報を受信する(S004)。またがり判定処理部(600)が受信した予約を行なう列車の列車コードをキーに列車在庫テーブルから、その列車のまたがり駅(T17)の情報を抽出し、その抽出したまたがり駅情報がS001で受信した乗車区間に含まれるか否かで要求区間が非またがり区間であるか、またがり区間であるかを判断する(S005)。ここで、またがり駅を含む場合にまたがり区間と判断する。この判断結果が、非またがり区間であれば図4に示すフリー予約処理を行い(S006)、その判断結果が、またがり区間であれば図5に示すまたがり枠予約処理を行う(S007)。
【0027】
ここで、列車在庫テーブルの枠解除フラグがONの場合は、要求区間がまたがり区間であってもフリー予約処理(S006)を行なう。なお、どちらの予約処理部にて予約を行なうかの選択は、予約処理部選択部が行なう。各予約処理を実行後、予約要求を行った利用者へ予約結果を回答する(S008)。
【0028】
図4に、フリー予約処理におけるフローチャートを示す。フリー予約処理では、非またがり区間の要求に対する予約を行う。これらの処理は、フリー予約処理部(200)が行なう。
【0029】
フリー予約が可能である条件は、列車在庫テーブルのフリー予約抑止フラグ(T005)がOFF状態または枠解除フラグ(T004)がON状態の列車である。フリー予約処理ではまず、予約を確定させるために列車在庫テーブル(20)を更新する(S101)。利用者の要求区間数をフリー予約情報部の予約数(T007)と確保数(T008)に加算する。
【0030】
予約する座席が、まだどの区間も予約されていない状態の座席(以下、未確定席とする)であり、かつその座席の予約区間以外の連続空席区間(以下、余り区間)がまたがり区間である場合、余り区間をまたがり枠とし、またがり枠予約情報部の空き数(T010)と確保数(T012)に加算する(S102、S103、S105)。
【0031】
予約する座席が未確定席であるが、余り区間がまたがり区間ではない場合、余り区間数をフリー予約情報部の空き数(T006)と確保数(T008)に加算する(S102、S103、S106)。
【0032】
予約する座席が未確定席でない(空き席から予約可能である)場合、要求区間数をフリー予約情報部の空き席(T006)から減算する(S102、S104)。
【0033】
フリー予約情報部の確保数(T008)が割当数(S106)以上となった場合、フリー予約抑止フラグ(T005)をON状態にする(S107、S108)。
【0034】
図5に、またがり枠予約処理におけるフローチャートを示す。またがり枠予約処理では、またがり区間に対する予約を行う。これらの処理はまたがり枠予約処理部(300)が行なう。
【0035】
またがり枠予約処理ではまず、予約を確定させるために列車在庫テーブル(20)を更新する(S201)。利用者の要求区間数をまたがり枠予約情報部の予約数(T011)と確保数(T012)に加算する。
【0036】
予約する座席が未確定席である場合、余り区間をフリー予約情報部の空き数(T006)と確保数(T008)に加算する(S202、S203)(またがり区間を未確定席から予約する場合、余り区間は必ず非またがり区間となる。)。
【0037】
予約する座席が未確定席でない(空き席から予約可能である)場合、要求区間数をまたがり枠予約情報部の空き数(T010)から減算する(S202、S204)。
【0038】
予約する座席に余り区間がある場合は、その余り区間数をまたがり枠予約情報部の空き数(T010)と確保数(T012)から減算し、フリー予約情報部の空き数(T006)と確保数(T008)に加算する(S205、S206)。
【0039】
予約する座席に余り区間がない場合はまたがり枠予約処理を終了する(S205)。
【0040】
図6に、枠解除処理におけるフローチャートを示す。枠解除処理では、座席の売れ残りや空席のまま列車が発車するのを極力防ぐために、またがり枠でしか予約できなくなっていた空席を、全てフリー予約での予約を可能とする枠解除を定期的に行う。これら処理は枠解除処理部(500)が行なう。
【0041】
列車在庫テーブルを検索し(S301)、枠解除の対象となる列車を抽出する。枠解除の対象となる列車は、当日が予め定められた枠解除日(座席の売れ残りを防ぐために、この日以降は全てフリー予約での予約が可能とする日)に達している列車か、またがり枠の予約数(T011)が割当数(T013)より大きくなっている列車である。この条件にあてはまる列車があった場合は、対象列車の枠解除フラグ(T004)をONにする(S302、S303)。ここで枠解除日は列車在庫テーブルに格納されていても良いし、座席予約システム1が別途テーブルを備えても良い。列車在庫管理テーブルに存在するすべての列車に対して以上の処理を行う(S304)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
列車の座席予約を行なう座席予約装置であって、
前記列車の空き座席を示す第一の座席空き数と、当該第一の座席空き数とは別の第二の座席空き数と、当該列車の路線の一部の区間で走行する一部走行列車の終着駅を示すまたがり駅と、を備える列車在庫テーブルと、
利用者からの乗車希望区間を含む座席予約要求情報、及び利用者からの予約可能列車指定情報を受信する受信部と、
前記座席予約要求情報に基づき予約可能な列車を検索する空席検索処理部と、
前記空席検索処理部の検索結果に従い、予約可能列車を利用者に通知する送信部と、
前記受信した要求情報に含まれる乗車希望区間の情報と、前記予約可能列車指定情報に含まれる利用者が希望する列車の情報とから、当該乗車希望区間に前記またがり駅が含まれるか否かを判定するまたがり判定処理部と、
前記またがり判定処理部の判定により、前記要求情報の要求がまたがり駅を含む場合に座席予約を行なう第一の予約処理部と、
前記またがり判定部の判定により、前記要求情報の要求がまたがり駅を含まない場合に座席予約を行なう第二の予約処理部と、
を備えることを特徴とする座席予約装置。
【請求項2】
請求項1に記載の座席予約装置において、
前記第一の予約処理部は、前記座席予約要求情報に含まれる座席予約数を用いて前記第一の座席空き数を減算し、前記第二の予約処理部は、前記座席予約要求情報に含まれる座席予約数を用いて前記第二の座席空き数を減算することを特徴とする座席予約装置。
【請求項3】
請求項2に記載の座席予約装置において、
前記列車在庫テーブルは、前記要求情報の要求がまたがり駅を含む場合であっても前記第二の予約処理部にて予約処理することを示す枠解除フラグを備え、
前記枠解除フラグがONの場合、前記要求情報の要求がまたがり駅を含む場合であっても前記第二の予約処理部にて予約処理することを特徴とする座席予約装置。
【請求項4】
列車の空き座席を示す第一の座席空き数と、当該第一の座席空き数とは別の第二の座席空き数と、当該列車の路線の一部の区間で走行する一部走行列車の終着駅を示すまたがり駅と、を備える列車在庫テーブルと、処理部と、データ送受信部と、を備える座席予約システムによる座席予約方法であって、
データ送受信部にて、利用者からの乗車希望区間を含む座席予約要求情報、及び利用者からの予約可能列車指定情報を受信するステップと、
処理部にて、前記座席予約要求情報に基づき予約可能な列車を検索するステップと、
データ送受信部にて、前記検索の結果に従い、予約可能列車を利用者に送信するステップと、
処理部にて、前記受信した要求情報に含まれる乗車希望区間の情報と、前記予約可能列車指定情報に含まれる利用者が希望する列車の情報とから、当該乗車希望区間に前記またがり駅が含まれるか否かを判定するステップと、
処理部にて、前記またがり駅が含まれるか否かの判定結果により、座席予約を行なう予約処理部を選択するステップと、
を備えることを特徴とする座席予約方法。
【請求項5】
請求項4に記載の座席予約方法において、
前記座席予約を行なう予約処理部を選択するステップでは、
前記またがり駅が含まれるか否かを判定するステップにて、またがり駅を含むと判定された場合に第一の予約処理部を選択し、またがり駅を含まないと判定された場合に第二の予約処理部を選択することを特徴とする座席予約方法。
【請求項6】
請求項5に記載の座席予約方法において、
前記第一の予約処理部は、前記座席予約要求情報に含まれる座席予約数を用いて前記第一の座席空き数を減算し、前記第二の予約処理部は、前記座席予約要求情報に含まれる座席予約数を用いて前記第二の座席空き数を減算することを特徴とする座席予約方法。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の座席予約方法において、
前記列車在庫テーブルは、前記要求情報の要求がまたがり駅を含む場合であっても前記第二の予約処理部にて予約処理することを示す枠解除フラグを備え、
前記枠解除フラグがONの場合、前記座席予約を行なう予約処理部を選択するステップでは、前記要求情報の要求がまたがり駅を含む場合であっても前記第二の予約処理部を選択することを特徴とする座席予約方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−160142(P2012−160142A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−21291(P2011−21291)
【出願日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】