説明

建設機械の床マット

【課題】格子状のリブ壁を設けた場合に、敷設時や撤去時の作業性の良好な建設機械の床マットを提供すること。
【解決手段】建設機械の運転室10の床面11の少なくとも一部を覆うマット本体30と、マット本体30の床面11側の面30bに突設される格子状のリブ壁36とを有する建設機械の床マット20において、リブ壁36の床面11側の面36bには、リブ壁36の左右両縁部の一方から左右中央部にかけて、左右方向に直線的にリブ壁36を横切るリブ溝41が形成されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械の床マットに関する。
【背景技術】
【0002】
油圧ショベルなどの建設機械の運転室の床面には、床マットが敷設される。床マットは、例えば、運転室の床面を水平に覆うマット本体、およびマット本体の裏面(床面側の面)に突設される格子状のリブ壁などで構成される。リブ壁は、運転室の下部から伝達される機体の振動を吸収する役割などを果たす。
【0003】
近年では、格子状のリブ壁に、リブ壁の一部を所定の形状に切り取り可能な刻線を形成する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。床マットの敷設時に、運転室の床面上に配置された配線のルートに合わせて、リブ壁の一部を切除することで、配線を運転室の床面とマット本体との間に通すことができる。また、配線のルートを変更する場合に、容易に対応することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−230441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の床マットは、格子状のリブ壁を有しているので、剛性が高く、折り曲げることが困難であり、敷設時や撤去時の作業性が悪かった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、格子状のリブ壁を設けた場合に、敷設時や撤去時の作業性の良好な建設機械の床マットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を解決するため、本発明は、
建設機械の運転室の床面の少なくとも一部を覆うマット本体と、該マット本体の前記床面側の面に突設される格子状のリブ壁とを有する建設機械の床マットにおいて、
前記リブ壁の前記床面側の面には、前記リブ壁の左右両縁部の一方から左右中央部にかけて、左右方向に直線的に前記リブ壁を横切るリブ溝が形成されていることを特徴とする建設機械の床マットを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、格子状のリブ壁を設けた場合に、敷設時や撤去時の作業性の良好な建設機械の床マットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態による床マットが敷設される運転室の床面および床面に設けられる部材の斜視図
【図2】床マットの斜視図
【図3】床マットの裏面図
【図4】図3のA−A線に沿った縦断面図
【図5】床マットの折り曲げ時の縦断面図
【図6】床マットの正面図
【図7】床マットの折り曲げ時の正面図
【図8】建設機械の運転室の床面に床マットを敷設した状態の横断面図
【図9】リブ溝の側面図
【図10】図9の変形例の図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一のまたは対応する構成については同一のまたは対応する符号を付して説明を省略する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態による床マットが敷設される運転室の床面および床面に設けられる部材の斜視図である。各図面において、矢印X1方向は前方向、矢印X2方向は後方向、矢印Y1方向は左方向、矢印Y2方向は右方向、矢印Z1方向は上方向、矢印Z2方向は下方向を表す。各方向は、運転室の運転席に着座する運転者から見た方向である。
【0012】
油圧ショベルやブルドーザなどの建設機械の運転室10の床面11には、運転者が着座する運転席S、運転者による運転操作を受け付ける操作装置12が設けられている。操作装置12は、左右一対の操作レバー13L、13R、および左右一対の操作ペダル14L、14Rなどで構成される。
【0013】
また、運転室10の床面11には、運転者が休息するために足を置く、左右一対のフットレスト15L、15Rが設けられている。左右一対のフットレスト15L、15Rの間に、操作装置12が配設される。フットレスト15L、15Rの代わりに、操作ペダル14L、14Rとは別の操作ペダルが設けられても良い。
【0014】
図2は、床マットの斜視図である。図3は、床マットの裏面図である。図4は、図3のA−A線に沿った縦断面図である。図5は、床マットの折り曲げ時の縦断面図である。図6は、床マットの正面図である。図7は、床マットの折り曲げ時の正面図である。図8は、建設機械の運転室の床面に床マットを敷設した状態の横断面図である。
【0015】
床マット20は、運転室10の床面11に敷設されるものであって、運転室10の床面11の少なくとも一部を覆うマット本体30を有している。床マット20は、ゴムや樹脂などで構成される。
【0016】
マット本体30の一部は、図8に示すように、運転室10の側面を開閉するドア16の下面と、床面11に設けられる補強部材17との間に形成される隙間を通り、補強部材17に沿って下方に湾曲している。マット本体30上に持ち込まれた砂や泥は、ドア16を開くことで、運転室10の内部から外部に排出可能である。
【0017】
マット本体30は、シート状に形成されている。マット本体30は、図4に示すように、段差部31を介して連続する前側シート状部32、後側シート状部33を有している。
【0018】
マット本体30の表面(床面11側と反対側の面)30aは、段差面31aを介して連続する2つのシート面32a、33aを有している。床マット20が床面11に施設されると、一方のシート面(前側シート状部の表面)32aは、他方のシート面(後側シート状部の表面)33aよりも床面11から遠い位置に配置される。
【0019】
マット本体30の表面30aには、図2および図8に示すように、堤部34が立設されている。堤部34は、マット本体30の左右両側縁のうち、ドア16(図6参照)側と反対側の側縁(本実施形態では、右側縁)に沿って連続的に延びており、且つ、マット本体30の後縁に沿って連続的に延びている。堤部34は、床マット20が床面11に敷設された状態で水洗いされる場合に、水を堰き止める役割を果たす。
【0020】
マット本体30の裏面(床面11側の面)30bには、図3に示すように、支持壁35、リブ壁36、前壁37、左壁38、右壁39、および後壁40が突設されている。支持壁35、リブ壁36、前壁37、左壁38、右壁39、および後壁40は、それぞれ、マット本体30と一体に成形されている。
【0021】
支持壁35とリブ壁36は、連続的に形成されても良いし、不連続に形成されてもよい。支持壁35およびリブ壁36は、前壁37、左壁38、右壁39、および後壁40で4方を囲まれている。
【0022】
支持壁35は、図4に示すように、前側シート状部32を支持するものであって、前側シート状部32の裏面に突設されている。
【0023】
支持壁35は、図3に示すように、縦リブと横リブを直交させた構造を有しており、複数組み設置されている。支持壁35の高さは、リブ壁36の高さよりも、段差部31の段差分だけ高く設定されている。
【0024】
リブ壁36は、図4に示すように、後側シート状部33を支持するものであって、後側シート状部33の裏面に突設されている。リブ壁36は、図8に示すように、床面11上に設けられる補強部材17と同じ高さを有しており、補強部材17と協働して、後側シート状部33を床面11に対して平行に支持する。
【0025】
リブ壁36は、格子状に形成されている。リブ壁36は、例えば図3に示すように、前後方向に延び、左右方向に等ピッチで複数設けられる縦リブと、左右方向に延び、前後方向に等ピッチで複数設けられる横リブとを直交させた格子構造を有している。なお、縦リブおよび横リブは、それぞれ、不等ピッチで複数設けられても良い。
【0026】
リブ壁36の裏面36bには、リブ壁36の左右両縁部の一方から左右中央部にかけて、左右方向に直線的にリブ壁36を横切るリブ溝41が形成されている。よって、リブ溝41に沿って、床マット20を折り曲げることができ(図4および図5参照)、床マット20の敷設や撤去が容易になる。床マット20の施設方法および撤去方法については、後述する。
【0027】
リブ溝41は、図3に示すように、リブ壁36の左右両縁部の一方から左右中央部にかけて配置される各縦リブを垂直に横切っている。なお、縦リブおよび横リブが前後方向に対して45°傾斜している場合、リブ溝41は、リブ壁36の左右両縁部の一方から左右中央部にかけて配置される各縦リブおよび各横リブを斜めに横切ることになる。
【0028】
リブ溝41は、床マット20の折り曲げ性を十分に高めるため、図3に示すように、リブ壁36の左右両縁部の一方から他方まで、左右方向に直線的にリブ壁36を貫通していて良い。
【0029】
リブ溝41は、図3および図4に示すように、床マット20の前後方向中央部に設けられて良い。床マット20を前後方向中央部で折り曲げることができ、床マット20を略半分に折り曲げることができる。
【0030】
図9は、リブ溝の側面図である。図9に示すように、リブ溝41の溝底41aは、マット本体30の裏面30b上にあって良い。この場合、床マット20の折り曲げ性は、マット本体30の折り曲げ性でほとんど決まるので、リブ壁36の影響が排除される。
【0031】
前壁37は、図3に示すように、支持壁35およびリブ壁36の前方に配置される。前壁37は、マット本体30の前縁30cに沿って延びており、マット本体30の前縁30cよりも後方にオフセットされている。マット本体30の前縁部を、床面11上に設けられる支持部材18(図1参照)上に載せるためである。
【0032】
左壁38は、支持壁35およびリブ壁36の左方に配置され、マット本体30の左側縁に沿って延びている。同様に、右壁39は、支持壁35およびリブ壁36の右方に配置され、マット本体30の右側縁に沿って延びている。
【0033】
左壁38の裏面には、床マット20の折り曲げ性を高めるため、リブ溝41の延長線に沿って、左壁38を横切る溝42が形成されている。右壁39の裏面には、同じ目的で、リブ溝41の延長線に沿って、右壁39を横切る溝43が形成されている。溝42、43の溝底は、リブ溝41と同様に、マット本体30の裏面30b上にあって良い。
【0034】
左壁38および右壁39のうち、ドア16側に設置される壁(例えば、左壁38)は、マット本体30の側縁から内方にオフセットされている。図8に示すように、マット本体30の側縁部を、床面11上に設けられる補強部材17(図1参照)上に載せるためである。
【0035】
左壁38および右壁39の高さは、前側シート状部32では、支持壁35の高さと同じ値に設定され、後側シート状部33では、リブ壁36の高さと同じ値に設定されている。
【0036】
後壁40は、支持壁35およびリブ壁36の後方に配置される。後壁40は、マット本体30の後縁に沿って延びている。
【0037】
床マット20は、図2および図3に示すように、操作装置12(図1参照)を貫通させるための貫通孔51、左フットレスト15L(図1参照)を貫通させるための貫通孔52、および、右フットレスト15R(図1参照)を貫通させるための貫通孔53を有している。よって、操作装置12などの部材の近傍において、床面11を床マット20で覆うことができる。
【0038】
貫通孔51〜53は、左右方向に並んでいる。操作装置12用の貫通孔51は中央に配置され、左フットレスト15L用の貫通孔52は左側に配置され、右フットレスト15R用の貫通孔53は右側に配置される。
【0039】
貫通孔51〜53は、マット本体30の表面30aのうち、前側シート状部32の表面32aに設けられている。前側シート状部32の表面32aは、床マット20の施設時に、後側シート状部33の表面33aよりも、床面11から遠い位置に配置されるので、後側シート状部33の表面33aに持ち込まれた泥やゴミなどが、段差面31aで止まりやすく、貫通孔51〜53へ入り込みにくい。
【0040】
床マット20は、図2および図3に示すように、中央の貫通孔51と、床マット20の前縁(マット本体30の前縁30c)との間において、床マット20を厚さ方向に貫通するスリット61を有している。スリット61は、前後方向に延びて、中央の貫通孔51と、床マット20の前縁とを連通する。
【0041】
スリット61は、中央の貫通孔51が前方に開放されるように、床マット20の一部が上方に折れ曲がるのを可能とする(図6および図7参照)。よって、中央の貫通孔51への操作装置12の取り付け、取り外しが容易となる。
【0042】
また、床マット20は、図2および図3に示すように、中央の貫通孔51と、左側の貫通孔52との間において、床マット20を厚さ方向に貫通するスリット62を有している。スリット62は、左右方向に延びて、中央の貫通孔51と、左側の貫通孔52とを連通する。
【0043】
スリット62は、スリット61と協働して、左側の貫通孔52が前方に開放されるように、床マット20の一部が折れ曲がるのを可能とする(図6および図7参照)。よって、左側の貫通孔52への左フットレスト15Lの取り付け、取り外しが容易となる。
【0044】
左側の貫通孔52が前方に開放されるように、床マット20の一部が上方に折れ曲がるのを助けるため、前壁37の裏面37bには、図6に示すように、前壁37を横切る溝45が形成されている。溝45の溝底は、マット本体30の裏面30b上にあって良い。溝45は、図3に示すように、左側の貫通孔52よりも左方に僅かにずれた位置に配置される。
【0045】
さらに、床マット20は、中央の貫通孔51と、右側の貫通孔53との間において、床マット20を厚さ方向に貫通するスリット63を有している。スリット63は、左右方向に延びて、中央の貫通孔51と、右側の貫通孔53とを連通する。
【0046】
スリット63は、スリット61と協働して、右側の貫通孔53が前方に開放されるように、床マット20の一部が上方に折れ曲がるのを可能とする(図6および図7参照)。よって、右側の貫通孔53への右フットレスト15Rの取り付け、取り外しが容易となる。
【0047】
右側の貫通孔53が前方に開放されるように、床マット20の一部が上方に折れ曲がるのを助けるため、前壁37の裏面37bには、図6に示すように、前壁37を横切る溝46が形成されている。溝46の溝底は、マット本体30の裏面30b上にあって良い。溝46は、図3に示すように、右側の貫通孔53よりも右方に僅かにずれた位置に配置される。
【0048】
次に、図4〜図7を再度参照して、床マット20の敷設方法について説明する。
【0049】
最初に、建設機械1の外部で、図4に示す状態から図5に示す状態に、床マット20をリブ溝41に沿って折り曲げる。その後、床マット20はドア16から運転室10内に搬入され、床マット20の前部が運転室10の床面11の後部に載置される。
【0050】
次いで、図6に示す状態から図7に示す状態に、床マット20を折り曲げる。床マット20は、前壁37に形成される溝45、46に沿って折れ曲がり、左右方向に並ぶ3つの貫通孔51〜53が前方に開放される。
【0051】
次いで、図5および図7に示す状態で、床マット20を床面11上で前方にスライドする。床面11上に設けられる操作装置12および左右一対のフットレスト15L、15Rが、貫通孔51〜53内に配置される。その後、図4および図6に示す状態に、床マット20の状態が戻される。このようにして、床マット20の敷設を行う。
【0052】
次に、図4〜図7を再度参照して、床マット20の撤去方法について説明する。
【0053】
最初に、運転室10で、図4および図6に示す状態から、図5および図7に示す状態に、床マット20を折り曲げる。床マット20は、前壁37に形成される溝45、46に沿って折れ曲がり、左右方向に並ぶ3つの貫通孔51〜53が前方に開放される。また、床マット20は、前部が床面11に接触した状態で、リブ溝41に沿って折り曲げられ、後部が床面11から持ち上げられる。
【0054】
次いで、床マット20が床面11上で後方にスライドされ、操作装置12および左右一対のフットレスト15L、15Rが貫通孔51〜53から引き出される。その後、図7に示す状態から図6に示す状態に、床マット20の状態が戻される。
【0055】
次いで、図5に示す状態で、床マット20がドア16から運転室10外に搬出された後、図4に示す状態に、床マット20の状態が戻される。このようにして、床マット20の撤去を行う。
【0056】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に制限されない。本発明の範囲を逸脱することなく、上記の実施形態に種々の変形や置換を加えることができる。
【0057】
例えば、上記の実施形態のリブ壁36は、縦リブと横リブを直交するように組み合わせて、碁盤目状の空間を有する四角格子状に形成されているが、三角格子状や六角格子状に形成されていても良く、リブ壁36の格子形状は、特に限定されない。
【0058】
また、上記の実施形態では、リブ溝41の溝底41aがマット本体30の裏面30b上にあるとしたが、図10に示すように、リブ溝141の溝底141aがマット本体30の裏面30bに達しておらず、リブ壁36内にとどまっていても良い。
【0059】
また、上記の実施形態では、貫通孔51〜53が左右方向に並んでおり、スリット62、63が左右方向に延びているとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、貫通孔51〜53が前後方向に並んでおり、スリット62、63が前後方向に延びていても良い。
【0060】
また、上記の実施形態では、貫通孔51〜53が3つ設けられているが、貫通孔の数に制限はない。例えば、1つの貫通孔51のみが床マット20に設けられても良く、この場合、前壁37を横切る溝は、貫通孔51よりも左方に僅かにずれた位置と、貫通孔51よりも右方に僅かにずれた位置の2箇所に、1つずつ配置されて良い。
【符号の説明】
【0061】
10 運転室
11 床面
12 操作装置(床面上に設けられる部材)
13L、13R 操作レバー
14L、14R 操作ペダル
15L、15R フットレスト(床面上に設けられる部材)
20 床マット
30 マット本体
30a 表面
30b 裏面(床面側の面)
30c 前縁
31 段差部
31a 段差面
32 前側シート状部
32a 表面(シート面)
33 後側シート状部
33a 表面(シート面)
36 リブ壁
36b 裏面(床面側の面)
37 前壁
41 リブ溝
41a 溝底
45 前壁を横切る溝
46 前壁を横切る溝
51 中央の貫通孔
52 左側の貫通孔
53 右側の貫通孔
61 スリット(第1のスリット)
62 スリット(第2のスリット)
63 スリット(第2のスリット)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建設機械の運転室の床面の少なくとも一部を覆うマット本体と、該マット本体の前記床面側の面に突設される格子状のリブ壁とを有する建設機械の床マットにおいて、
前記リブ壁の前記床面側の面には、前記リブ壁の左右両縁部の一方から左右中央部にかけて、左右方向に直線的に前記リブ壁を横切るリブ溝が形成されていることを特徴とする建設機械の床マット。
【請求項2】
前記床面上に設けられる部材を貫通させるための貫通孔を有する請求項1に記載の建設機械の床マット。
【請求項3】
前記貫通孔と前記床マットの前縁との間において、前記床マットを厚さ方向に貫通する第1のスリットをさらに有する請求項2に記載の建設機械の床マット。
【請求項4】
前記貫通孔が複数設けられており、
前記床マットは、
隣り合う2つの前記貫通孔の間において、前記床マットを厚さ方向に貫通する第2のスリットをさらに有する請求項2または3に記載の建設機械の床マット。
【請求項5】
前記複数の貫通孔は、左右方向に並んでおり、
前記第2のスリットは、左右方向に延びている請求項4に記載の建設機械の床マット。
【請求項6】
前記マット本体の前記床面側の面に突設され、前記マット本体の前縁に沿って延びる前壁をさらに有しており、
前記前壁の前記床面側の面には、前記前壁を横切る溝が設けられている請求項3〜5のいずれか一項に記載の建設機械の床マット。
【請求項7】
前記マット本体の前記床面側と反対側の面は、段差面を介して連続する2つのシート面を有しており、
前記貫通孔は、前記2つのシート面のうち、前記床面への敷設時に前記床面から遠い位置に配置されるシート面に設けられる請求項2〜6のいずれか一項に記載の建設機械の床マット。
【請求項8】
前記リブ溝の溝底は、前記マット本体の前記床面側の面上にある請求項1〜7のいずれか一項に記載の建設機械の床マット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−192793(P2012−192793A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−57056(P2011−57056)
【出願日】平成23年3月15日(2011.3.15)
【出願人】(502246528)住友建機株式会社 (346)
【Fターム(参考)】