説明

微粉体充填装置及び微粉体充填具の製造方法

【課題】
根本的に粉立ちを防止できる微粉体充填装置及び微粉体充填具の製造方法を提供することである。
【解決手段】
空気を通過させるが微粉体を通過させないシートを少なくとも底部に有し、微粉体を受け入れるための開口部を上部に有する容器(10)に、微粉体を充填するための微粉体充填装置であって、
容器(10)の底部を挿入できる貫通孔を持ち、この貫通孔に容器(10)の底部を挿入することにより容器(10)を保持できる保持部材(20)と、
微粉体を容器(10)に供給するための吐出口(30)と、
容器(10)の底部から容器(10)内の空気を吸引するための吸引流路(40)と
を有することを特徴とする微粉体充填装置を用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、微粉体充填装置及び微粉体充填具の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、粉立ちを防止するための充填装置として、内容物を計量する計量部と、該計量部下方に配置されて前記計量部の下部開口から落下してくる内容物を包装紙内に案内して充填する充填部と、を備えた製袋包装充填機の充填装置であって、
前記充填部が前記計量部の下部開口と前記包装紙との間で一体的に上下動する仮収納用ホッパと充填用ホッパとから構成され、
前記仮収納用ホッパが、上部を、前記計量部の下部開口の下方で、前記下部開口より大きく開口する広口部として、下部を、開閉可能なシャッタを備えた狭口部とするテーパー管状に形成され、
前記仮収納用ホッパが、上部を、前記仮収納用ホッパの狭口部より大きく開口する広口部として、下部を、前記包装紙内に挿入させる狭口部とするテーパー管状に形成され、前記広口部を前記仮収納用ホッパの狭口部の周囲に配置させ、
前記仮収納用ホッパの内周面の上部に、上部吸引流路が開口され、前記充填用ホッパの内周面の下部に、下部吸引流路が開口され、前記上部吸引流路と下部吸引流路とに、切替弁を介して、エアを吸引する吸引手段が連通されていることを特徴とする製袋包装充填機の充填装置が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−112702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の充填装置では粉立ち(微粉体が舞う状態)を防止するのではなく、粉立ちした浮遊物を上部又は下部の吸引流路によって吸引しているに過ぎず、根本的に粉立ちを防止しているものではなく、吸引した浮遊物を処理(廃棄処理又はリサイクル処理等)しなければならないという問題がある。
本発明の目的は、根本的に粉立ちを防止できる微粉体充填装置及び微粉体充填具の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の微粉体充填装置の特徴は、空気を通過させるが微粉体を通過させないシートを少なくとも底部に有し、微粉体を受け入れるための開口部を上部に有する容器(10)に、微粉体を充填するための微粉体充填装置であって、
容器(10)の底部を挿入できる貫通孔を持ち、この貫通孔に容器(10)の底部を挿入することにより容器(10)を保持できる保持部材(20)と、
微粉体を容器(10)に供給するための吐出口(30)と、
容器(10)の底部から容器(10)内の空気を吸引するための吸引流路(40)と
を有する点を要旨とする。
【0006】
本発明の微粉体充填装置に適用できる容器としては、空気を通過させるが微粉体を通過させないシートを少なくとも底部に有し、微粉体を受け入れるための開口部を上部に有する容器(10)であれば、大きさや形状に制限はないが、厚みのない容器が好ましく、さらに好ましくは底面積(A)と深さ(H)との比(A/H)が12〜200(好ましくは15〜100、さらに好ましくは20〜80、特に好ましくは25〜50)である容器である。空気を通過させるが微粉体を通過させないシートは、容器(10)の底部に少なくとも有すれば、容器(10)全体が空気を通過させるが微粉体を通過させないシートで構成されていてもよい(袋を形成する等)。
【0007】
空気を通過させるが微粉体を通過させないシートとしては、ガス透過性フィルムが含まれ、たとえば、不織布{たとえば、シンテックス(ポリプロピレン100%スパンボンド不織布、三井化学株式会社、「シンテックス」は同社の登録商標である。)、エルベス(二成分複合型スパンボンド不織布、PE−PET芯鞘構造、ユニチカ株式会社、「エルベス」は同社の登録商標である)、ダビルス(ダビルス株式会社、「ダビルス」は同社の登録商標である)}や気体透過性フィルム{モノトラン(株式会社ナック、「モノトラン」は有限会社中島工業の登録商標である)、選択気体透過性フィルム(日生化学株式会社)}等が挙げられる。
【0008】
空気を通過させるが微粉体を通過させないシートは、容器(10)がこのシートで構成される場合を除いて、容器(10)の内側に配設されてもよいし、容器(10)の外側に配設されていてもよいが、容器(10)に接合(接着、溶着)されていることが好ましい。
【0009】
空気を通過させるが微粉体を通過させないシートは、容器(10)の底部にあればよく、吸引流路(40)の容器(10)の底部に接触する部分にあってもよい。この場合、容器(10)の底部にも、空気を通過させるが微粉体を通過させないシートを設けてもよく、設けなくてもよい。容器(10)の底部にこのシートが設けられないとき、容器(10)の底部には空気を通過できる孔を設けてあるが、この孔は微粉体を充填した後(好ましくは微粉体を受け入れるための開口部を密閉した後)に塞がれる。
【0010】
微粉体を受け入れるための開口部は、容器(10)の上部に有すれば、その大きさや形状に制限はない。また、開口部付近には、スクリューキャップで密閉でいるように螺旋溝を設けてあってもよいし、シートをかぶせて接合(接着、溶着)できるようにつばが設けられていてもよい。
【0011】
保持部材(20)は、容器(10)を保持するため、容器(10)の底部を挿入できる貫通孔を持っている。貫通孔の形状は容器(10)の底部を挿入して容器(10)を保持できれば、容器(10)の底部の大きさ及び形状と同じであってもよいし、相違していてもよい{相違する場合、たとえば、図2〜4に例示するような形状;容器(10)の底部の形状を破線で表している}。また、貫通孔の入口と出口との大きさが相違していてもよい。すなわち、垂直に貫通孔が貫通せず、テーパー状(相対する面が対称的に傾斜している円錐状部分又は多角錐状部分)に貫通していてもよい(たとえば、図5に例示するような形状)。
【0012】
保持部材(20)は、容器(10)を保持するだけでなく、保持しながら搬送させることが好ましい。搬送手段としては、公知の方法が適用でき、ターンテーブルや搬送ベルト等を適用してもよいが、搬送ベルトが好ましい。
【0013】
保持部材(20)には、貫通孔を複数有することが好ましい。すなわち、保持部材(20)に、一度に沢山の容器(10)を保持させることが好ましい。
【0014】
吐出口(30)は、微粉体を容器(10)に供給できれば、大きさや形状に制限はない。微粉体を供給する際、粉立ち(微粉体が舞う状態)を抑えるため、吐出口(30)は容器(10)の底部にできるだけ近い位置に配置することが好ましい。
【0015】
吐出口(30)には、フィーダーが装着されており、連続的又は断続的に微粉体を供給できるものである。フィーダーとしては、公知のものが適用でき、たとえば、電磁振動式、スクリュー式、ロータリー式、サークル式、ベルトウィング式、ボウル式及びテーブル式等のいずれでもよい。
【0016】
吸引流路(40)は、容器(10)の底部から容器(10)内の空気を吸引するためのものである。吸引流路(40)は、容器(10)の底部から容器(10)内の空気を吸引できれば、容器(10)の底部に接触して容器(10)内の空気を吸引してもよいし、保持部材(20)に接触して、容器(10)の底部全体を包み込むようにして容器(10)内の空気を吸引してもよい。吸引流路(40)には、真空ポンプ等の吸引装置が装着されている。
【0017】
本発明の微粉体充填装置には、さらに、容器(10)の開口部よりも小さな微粉体通過口をもち、容器(10)の開口部以外へ微粉体の落下を防止するための型板(50)を、保持部材(20)の貫通孔の鉛直上方向に配置することが好ましい。
【0018】
型板(50)は、容器(10)の開口部以外へ微粉体の落下を防止できれば、大きさや形状に制限はなく、平板状でもよく、ホッパー形状等でもよい。
【0019】
本発明の微粉体充填装置には、さらに、微粉体を充填した後の容器(10)の開口部を密閉するためのシーラー(60)を配置することが好ましい。シーラー(60)は公知のものをそのまま適用できる。
【0020】
本発明の微粉体充填具の製造方法の特徴は、容器(10)の底部を挿入できる貫通孔を持つ保持部材(20)の貫通孔に、空気を通過させるが微粉体を通過させないシートを少なくとも底部に有し、微粉体を受け入れるための開口部を上部に有する容器(10)の底部を挿入することにより、容器(10)を保持部材(20)に保持し、
容器(10)の底部から容器(10)内の空気を吸引流路(40)で吸引しながら、
吐出口(30)から微粉体を容器(10)に供給する充填工程(1);及び
微粉体が充填された容器(10)の開口部を塞ぐ密閉工程(2)を有する点を要旨とする。
【0021】
容器(10)、保持部材(20)、吐出口(30)及び吸引流路(40)は、上記と同様であり、好ましい態様も同様である。すなわち、本発明の微粉体充填具の製造方法に適する装置としては、上記の微粉体充填装置が含まれる。
【0022】
充填工程(1)は、容器(10)を保持部材(20)に保持させて、容器(10)の底部から容器(10)内の空気を吸引流路(40)で吸引しながら、吐出口(30)から微粉体を容器(10)に供給する工程である。容器(10)内の空気が吸引流路(40)から吸引されるので、もし、容器(10)内に粉立ち(微粉体が舞う状態)が発生しても、容器(10)の底部に微粉体が集められるため、容器(10)の外部に粉立ちが発生することがない。
【0023】
密閉工程(2)では、微粉体が充填された容器(10)の開口部を塞ぐことができれば、密閉方法に制限はなく、公知のシーラー等が適用できる。
【0024】
本発明の微粉体充填具の製造方法で製造される微粉体充填具としては、容器(10)の底部に有する「空気を通過させるが微粉体を通過させないシート」をそのまま活用できる微粉充填具が好ましく、たとえば、使い捨てカイロ(微粉体としては、鉄分、高吸水性樹脂、活性炭、バーミキュライト等)、脱臭剤(微粉体としては、活性炭等)、乾燥剤(微粉体としては、シリカゲル又は生石灰等)、酸化防止剤(微粉体としては、鉄等)、鮮度保持剤(微粉体としては、シリカ等)及び二酸化塩素ガスの除法具{微粉体としては、高吸水性樹脂(ゲル化剤)等;たとえば、特願2010−150928号に記載された二酸化塩素ガスの除法具(二酸化塩素ガス放出用の開口部(1)を設けた硬直部材(2)と柔軟部材(3)とから構成される密閉容器(4)内に、二酸化塩素水溶液又は亜塩素酸塩水溶液を充填密封した袋であって、柔軟部材(3)を介して加えられる外圧により破袋できる水溶液袋(5)と、ゲル化剤(6)とを収納してなることを特徴とする二酸化塩素ガスの徐放具。)}が挙げられる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の微粉体充填装置は、根本的に粉立ちを防止できる。したがって、本発明の微粉体充填装置を用いると、吸引した浮遊物がないため、浮遊物を処理(廃棄処理又はリサイクル処理等)しなければならないという問題がない。
【0026】
本発明の微粉体充填具の製造方法を適用すると、吸引した浮遊物がないため、浮遊物の処理(廃棄処理又はリサイクル処理等)をすることなく、微粉体充填具を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の微粉体充填装置の一態様を模式的に示した端面図である。
【図2】保持部材(20)に設けられる貫通孔の一態様を模式的に示した平面図である{容器(10)の底部の形状(正方形)を破線で示している}。
【図3】保持部材(20)に設けられる貫通孔の一態様を模式的に示した平面図である{容器(10)の底部の形状(長方形)を破線で示している}。
【図4】保持部材(20)に設けられる貫通孔の一態様を模式的に示した平面図である{容器(10)の底部の形状(円形)を破線で示している}。
【図5】保持部材(20)に設けられる貫通孔の一態様{テーパー状の貫通孔}を模式的に示した端面図である。
【図6】保持部材(20)に設けられる貫通孔と容器(10)に設けられたつばとの関係を模式的に示した端面図である。
【図7】本発明の微粉体充填装置の一態様を模式的に示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面を用いて、本発明の微粉体充填装置について、さらに詳細に説明する。なお特記しない限り、最初に説明した事項は、後ろの図面の説明においても共通して適用できる。
【0029】
<図1>
図1は、本発明の微粉体充填装置の一態様を模式的に示した端面図である。
【0030】
図1に示した微粉体充填装置は、容器(10)の底部を挿入できる貫通孔を持ち、この貫通孔に容器(10)の底部を挿入することにより容器(10)を保持できる保持部材(20)と、微粉体を容器(10)に供給するための吐出口(30)と、容器(10)の底部から容器(10)内の空気を吸引するための吸引流路(40)と、容器(10)の開口部よりも小さな微粉体通過口をもち、容器(10)の開口部以外へ微粉体の落下を防止するための型板(50)とから構成される。
【0031】
保持部材(20)は、貫通孔に容器(10)の底部を挿入して、容器(10)を保持している。図1に示した微粉体充填装置では、貫通孔は一つであるが、保持部材(20)に、一度に沢山の容器(10)を保持できるように、複数の貫通孔を有することが好ましい。また、貫通孔の形状は、容器(10)の底部の大きさ及び形状と同じであるが、相違していてもよい(たとえば、図2〜4に例示する形状)。
【0032】
図1に示した微粉体充填装置では、貫通孔の入口と出口との大きさが同じ、すなわち、垂直に貫通孔が貫通しているが、テーパー状に貫通していてもよい(たとえば、図5に例示するような形状)。このようにテーパー状に貫通させると、容器(10)には必ずしもその開口部につばを設ける必要がない。なお、図1において、容器(10)は、シートをかぶせて接合(接着、溶着)できるように、容器(10)の開口部付近につばが設けられている。スクリューキャップで密閉でいるように開口部付近に螺旋溝を設ける場合、図6に示したようにつばは開口部から底部よりに設けてもよい。
【0033】
吐出口(30)は、微粉体を容器(10)に供給するため、容器(10)の開口部の鉛直上方向に設けられている。
【0034】
吐出口(30)は、フィーダーに接続されており、連続的又は断続的に微粉体を供給できる。吐出口(30)やフィーダーは微粉体同士の摩擦により静電気が発生しやすいため、接地することが好ましい。また、同様に、吐出口(30)をコロナ放電雰囲気下におくことが好ましい。
【0035】
図1において、吸引流路(40)は、容器(10)内の空気を吸引できるように、容器(10)の底部に接触して配置されている。そして、図1には示していないが、吸引流路(40)には、真空ポンプ等の吸引装置が装着されている。
【0036】
図1に示した微粉体充填装置には、容器(10)の開口部よりも小さな微粉体通過口をもち、容器(10)の開口部以外へ微粉体の落下を防止するための型板(50)を、保持部材(20)の貫通孔の鉛直上方向に配置している。
【0037】
図1において、容器(10)の底部には、穴がいくつか開いており、この穴を覆うように空気を通過させるが微粉体を通過させないシートを容器(10)の内側から貼り付けてある。
【0038】
<図7>
図7は、本発明の微粉体充填装置の一態様について、模式的に示す斜視図である。
【0039】
図7に示した微粉体充填装置は、容器(10)の底部を挿入できる貫通孔を持ち、この貫通孔に容器(10)の底部を挿入することにより容器(10)を保持できる保持部材(20)と、微粉体を容器(10)に供給するための吐出口(30)と、容器(10)の底部から容器(10)内の空気を吸引するための吸引流路(40)とから構成される。
【0040】
保持部材(20)は、貫通孔に容器(10)の底部を挿入して、容器(10)を保持するが、図7では容器(10)は示していない。また、図1に示した微粉体充填装置では、保持部材(20)が、容器(10)を搬送するための搬送ベルトである。すなわち、一度に沢山の容器(10)を保持できるように、保持部材(20)には複数の貫通孔を有する。
【0041】
吐出口(30)は、微粉体を容器(10)に供給するため、容器(10)の開口部の鉛直上方向に設けられている。図7において、吐出口(30)は2つ設けてあるが、1つでもよく、4つ以上でもよい。
【0042】
吐出口(30)は、フィーダーに接続されており、連続的又は断続的に微粉体を供給できる。吐出口(30)やフィーダーは微粉体同士の摩擦により静電気が発生しやすいため、接地することが好ましい。また、同様に、吐出口(30)をコロナ放電雰囲気下におくことが好ましい。
【0043】
図7において、吸引流路(40)は、容器(10)内の空気を吸引できるように、保持部材(20)に接触して、容器(10)の底部全体を包み込むようにして容器(10)内の空気を吸引できるように構成されている。そして、図7には示していないが、吸引流路(40)には、真空ポンプ等の吸引装置が装着されている。
【0044】
図7に示した微粉体充填装置には、容器(10)の開口部よりも小さな微粉体通過口をもち、容器(10)の開口部以外へ微粉体の落下を防止するための型板(50)を設けていないが、この型板(50)を保持部材(20)の貫通孔の鉛直上方向に配置してもよい。
【符号の説明】
【0045】
10 容器
11 空気を通過させるが微粉体を通過させないシート
12 容器のつば
13 容器の底部
20 保持部材
21 貫通孔
30 吐出口
40 吸引流路
50 型板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気を通過させるが微粉体を通過させないシートを少なくとも底部に有し、微粉体を受け入れるための開口部を上部に有する容器(10)に、微粉体を充填するための微粉体充填装置であって、
容器(10)の底部を挿入できる貫通孔を持ち、この貫通孔に容器(10)の底部を挿入することにより容器(10)を保持できる保持部材(20)と、
微粉体を容器(10)に供給するための吐出口(30)と、
容器(10)の底部から容器(10)内の空気を吸引するための吸引流路(40)と
を有することを特徴とする微粉体充填装置。
【請求項2】
保持部材(20)が、容器(10)を搬送するための搬送ベルトである請求項1に記載の微粉体充填装置。
【請求項3】
保持部材(20)に貫通孔を複数有する請求項1又は2に記載の微粉体充填装置。
【請求項4】
さらに、容器(10)の開口部よりも小さな微粉体通過口をもち、容器(10)の開口部以外へ微粉体の落下を防止するための型板(50)を、保持部材(20)の貫通孔の鉛直上方向に配置した請求項1〜3のいずれかに記載の微粉体充填装置。
【請求項5】
さらに、微粉体を充填した後の容器(10)の開口部を密閉するためのシーラー(60)を配置した請求項1〜4のいずれかに記載の微粉体充填装置。
【請求項6】
底面積(A)と深さ(H)との比(A/H)が12〜200である容器(10)に充填するための請求項1〜5のいずれかに記載の微粉体充填装置。
【請求項7】
容器(10)の底部を挿入できる貫通孔を持つ保持部材(20)の貫通孔に、空気を通過させるが微粉体を通過させないシートを少なくとも底部に有し、微粉体を受け入れるための開口部を上部に有する容器(10)の底部を挿入することにより、容器(10)を保持部材(20)に保持し、
容器(10)の底部から容器(10)内の空気を吸引流路(40)で吸引しながら、
吐出口(30)から微粉体を容器(10)に供給する充填工程(1);及び
微粉体が充填された容器(10)の開口部を塞ぐ密閉工程(2)を有することを特徴とする微粉体充填具の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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