説明

情報処理システム、管理情報処理装置、およびプログラム

【課題】ICチップを搭載した情報処理端末から送信される第1データと、管理情報処理装置が保持する第2データとから、情報処理端末で使用可能なデータを生成することが可能な情報処理システム、管理情報処理装置、およびプログラムを提供する。
【解決手段】リーダ/ライタ150と非接触通信可能なICチップを搭載した情報処理端末100と、サービスデータを生成するための第1データを保持するデータ提供装置300、400・・・と、サービスデータを生成して情報処理端末100へ送信する管理情報処理装置500とを有する情報処理システムであって、情報処理端末100は、データ提供装置300等から第1データを取得し管理情報処理装置500へ送信する端末側通信部102を備え、管理情報処理装置500は、第1データを受信する管理側通信部502と、サービスデータを生成するデータ生成部506等を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、管理情報処理装置、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、非接触型IC(Integrated Circuit)カードや、ICチップを搭載した携帯電話など、リーダ/ライタと非接触式に通信可能な情報処理端末が普及している。
【0003】
上記のようなリーダ/ライタと非接触式に通信可能な情報処理端末は、耐タンパ性を有するICチップを備えることにより、例えば、電子マネーやチケットなどデータの改竄が問題となるデータ、クレジットカード番号など情報の漏洩が問題となるデータ、会員番号などの個人情報に係るデータの送受信や更新を安全に行うことができる。したがって、上記のようなリーダ/ライタと非接触式に通信可能な情報処理端末を利用した様々なサービスの提供が社会的に広がっている。
【0004】
このような中、リーダ/ライタと非接触式に通信可能なICチップを搭載した情報処理端末を用いた様々な技術が開発されている。情報提供者が配布したICチップ以外のICチップであっても情報提供サービスを受けることを可能とする技術としては、例えば、特許文献1が挙げられる。また、情報処理端末から取得する情報をチケットの発券に使用する技術としては、例えば、特許文献2が挙げられる。さらに、情報処理端末に取引履歴や電子マネーなどの情報を保持させて電子チケットの販売、払戻を行う技術としては、例えば、特許文献3が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−120062号公報
【特許文献2】特開2005−11211号公報
【特許文献3】特許第3614480号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ICチップを搭載した情報処理端末を用いた従来の技術では、新規のサービス提供を行う度にサービス提供用の情報処理システムの構築が必要となる、あるいは、ICチップで使用されるデータを変更する場合にデータ提供側の管理情報処理装置におけるプログラムの変更が必要となるなど、サービスを提供する者(以下、「サービス提供者」という。)に負担がかかっていた。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ICチップを搭載した情報処理端末から送信される第1データと、管理情報処理装置が保持する第2データとから、情報処理端末で使用可能なデータを生成することが可能な、新規かつ改良された情報処理システム、管理情報処理装置、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、リーダ/ライタと非接触通信可能なICチップを搭載した情報処理端末と、上記ICチップで使用されるデータを含むサービスデータを生成するための第1データを保持するデータ提供装置と、上記サービスデータを生成して上記情報処理端末へ送信する管理情報処理装置とを有する情報処理システムであって、上記情報処理端末は、上記データ提供装置から上記第1データを取得し、上記第1データを上記管理情報処理装置へ送信する端末側通信部を備え、上記管理情報処理装置は、上記情報処理端末から送信された上記第1データを受信する管理側通信部と、上記サービスデータを生成するための少なくとも1以上の第2データを保持する管理側記憶部と、上記第1データと、上記第1データと対応する少なくとも1以上の第2データとから上記サービスデータを生成するデータ生成部とを備える情報処理システムが提供される。
【0009】
情報処理システムは、データ提供装置と、リーダ/ライタと非接触通信可能なICチップを搭載した情報処理端末と、管理情報処理装置とを有することができる。情報処理システムを構成するデータ提供装置は、例えば、情報処理端末を使用するユーザにサービスを提供するサービス提供側の装置であり、ICチップで使用されるデータを含み情報処理端末で使用可能なサービスデータを生成するための第1データを保持することができる。
【0010】
情報処理システムを構成する情報処理端末は、少なくとも端末側通信部を備えることができる。情報処理端末は、端末側通信部を備えることにより、例えば、インターネットなどのネットワーク経由で、もしくはリーダ/ライタを介して第1データをデータ提供装置から取得し、さらに取得した第1データを管理情報処理装置へ送信することができる。
【0011】
情報処理システムを構成する管理情報処理装置は、管理側通信部と、管理側記憶部と、データ生成部とを備えることができる。管理側通信部は、外部装置と通信を行うための部であり、例えば、ネットワークを介して情報処理端末と通信を行い、情報処理端末から第1データを取得することができる。管理側記憶部は、管理情報処理装置が備える記憶部であり、ICチップで使用されるデータを含み情報処理端末で使用可能なサービスデータを生成するための第2データを少なくとも1以上保持することができる。データ生成部は、第1データと、第1データと対応する少なくとも1以上の第2データとからサービスデータを生成し、生成したサービスデータを情報処理端末へ送信させることができる。
【0012】
かかる構成により、ICチップを搭載した情報処理端末から送信される第1データと、管理情報処理装置が保持する第2データとから、情報処理端末で使用可能なデータを生成することが可能な情報処理システムが実現される。
【0013】
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、リーダ/ライタと非接触通信可能なICチップで使用されるデータを含むサービスデータを生成し、上記ICチップを搭載した情報処理端末へと上記サービスデータを送信する管理情報処理装置であって、上記情報処理端末から送信される、上記サービスデータを生成するための第1データを受信する管理側通信部と、上記サービスデータを生成するための少なくとも1以上の第2データを保持する管理側記憶部と、上記第1データと、上記第1データと対応する少なくとも1以上の第2データとから上記サービスデータを生成するデータ生成部とを備える管理情報処理装置が提供される。
【0014】
管理情報処理装置は、管理側通信部と、管理側記憶部と、データ生成部とを備えることができる。管理側通信部は、例えば、ネットワークを介して情報処理端末と通信を行い、情報処理端末から第1データを取得することができる。管理側記憶部は、ICチップで使用されるデータを含み情報処理端末で使用可能なサービスデータを生成するための第2データを少なくとも1以上保持することができる。データ生成部は、第1データと、第1データと対応する少なくとも1以上の第2データとからサービスデータを生成し、生成したサービスデータを情報処理端末へ送信させることができる。かかる構成により、ICチップを搭載した情報処理端末から送信される第1データと、管理情報処理装置が保持する第2データとから、情報処理端末で使用可能なデータを生成することができる。
【0015】
また、上記情報処理端末から送信される上記第1データは、上記情報処理端末の外部装置であるデータ提供装置に保持され、上記データ提供装置において変更可能な動的なデータであり、上記第2データそれぞれは、上記管理側記憶部に予め保持される静的なデータであるとしてもよい。
【0016】
かかる構成により、よりフレキシブル(flexible)にサービスデータを生成することができる。
【0017】
また、上記第1データは、マークアップ言語の形式で表現され、上記データ生成部は、上記マークアップ言語の形式で表現された第1データを解釈して、上記管理側記憶部に保持された少なくとも1以上の第2データの中から上記第1データに対応する少なくとも1以上の第2データを選択するとしてもよい。
【0018】
かかる構成により、情報処理端末の外部装置であるデータ提供装置において第1データが変更された場合にも、ICチップを搭載した情報処理端末から送信される第1データと、管理情報処理装置が保持する第2データとから、情報処理端末で使用可能なデータを生成することができる。
【0019】
また、上記データ生成部が生成する上記サービスデータは、マークアップ言語の形式で表現されるメタデータであるとしてもよい。
【0020】
かかる構成により、情報処理端末において実行されるサービスデータを、情報処理端末への依存性が低いデータとすることができる。
【0021】
また、上記データ生成部は、さらに生成したサービスデータを特定するための引換データを生成して上記情報処理端末へ送信させ、上記情報処理端末から上記引換データが取得された場合に、上記引換データと対応する上記サービスデータを上記情報処理端末へ送信させるとしてもよい。
【0022】
かかる構成により、生成したサービスデータをより確実に、またより安全に情報処理端末へ渡すことができる。
【0023】
また、上記目的を達成するために、本発明の第3の観点によれば、リーダ/ライタと非接触通信可能なICチップで使用されるデータを含むサービスデータを生成するための第2データを少なくとも1以上保持する管理情報処理装置に係るプログラムであって、上記ICチップを搭載した情報処理端末から、上記サービスデータを生成するための第1データを受信する手段、受信した上記第1データと、上記第1データと対応する少なくとも1以上の第2データとから上記サービスデータを生成する手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムが提供される。
【0024】
かかるプログラムにより、ICチップを搭載した情報処理端末から送信される第1データと、管理情報処理装置が保持する第2データとから、情報処理端末で使用可能なデータを生成することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、ICチップを搭載した情報処理端末から送信される第1データと、管理情報処理装置が保持する第2データとから、情報処理端末で使用可能なデータを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】従来の情報処理システムにおける問題を説明するための説明図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムを示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る第1データの一例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態に係るメタデータの一例を示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る第1のデータ生成方法を説明するための説明図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る第2のデータ生成方法を説明するための説明図である。
【図7】本発明の実施形態に係るターゲットメタコードの一例を示す説明図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る第3のデータ生成方法を説明するための説明図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る情報処理システムを示すブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るデータ移動方法を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0028】
(従来の情報処理システムにおける問題について)
本発明の実施形態に係る情報処理システムについて説明する前に、まず、従来の情報処理システムにおける問題の一例について説明する。
【0029】
図1は、従来の情報処理システムにおける問題の一例を説明するための説明図であり、ICチップを搭載した携帯電話におけるクーポンの取得および使用を例として示したものである。
【0030】
図1(a)に示すように、携帯電話を使用するユーザは、携帯電話用のサイト(Website)や、PC(Personal Computer)用のサイトなどへアクセスし、当該サイトを介して、図1(b)に示すようなクーポン情報(サービスデータ)を取得することができる。
【0031】
また、取得したクーポン情報(サービスデータ)には、ICチップで使用可能なクーポンデータが含まれていてもよく、クーポンデータを取得したユーザは、例えば、図1(c)に示すようにリーダ/ライタに携帯電話をかざす(すなわち、リーダ/ライタとICチップとの間で通信を行わせて、クーポンデータを送信する)、または、取得したクーポン情報をサービス提供者(例えば、店員など)に見せることにより、取得したクーポンデータやクーポン情報を使用することができる。
【0032】
ここで、図1(a)〜(c)のようにユーザが使用可能なクーポン情報を提供するサービス提供側は、顧客を確保するための手段の一つとして、例えば、クーポン情報の内容(例えば、図1(b)の「ケーキセットA」、「10%OFF」。)を適宜変更することがある。しかしながら、従来の情報処理システムでは、クーポン情報の内容を変更するためには、例えば、クーポンデータやクーポン情報を携帯電話に提供するデータ提供側の管理情報処理装置(サービスセンタ)においてプログラムの変更などが必要となっていた。そのため、サービス提供者は、容易にクーポンデータやクーポン情報の内容を変更することができなかった。
【0033】
(第1の実施形態)
次に、本発明の実施形態に係る情報処理システムについて説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム1000を示すブロック図である。
【0034】
図2を参照すると、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム1000は、情報処理端末100と、サービス提供側情報処理装置300、400、…と、管理情報処理装置500とを有する。
【0035】
情報処理端末100およびサービス提供側情報処理装置300、400、…と、情報処理端末100および管理情報処理装置500とは、例えば、ネットワーク回線で接続される。ここで、ネットワーク回線は、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)など有線ネットワークであってもよいし、もしくは、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)を用いたWLAN(Wireless Local Area Network)などの無線ネットワーク、あるいは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの通信プロトコルを用いたインターネット(Internet)、または、いわゆる無線LANアクセスポイント(Wireless LAN Access Point)としての役割を果たす基地局(図示せず)などを介すものであってもよいが、上記に限られない。
【0036】
情報処理端末100とサービス提供側情報処理装置300、400、…とは、リーダ/ライタ150を介して接続されてもよい。情報処理端末100とリーダ/ライタ150とは、例えば13.56MHzなど特定の周波数の磁界(搬送波)を用いて非接触式に通信を行うことができる。
【0037】
また、情報処理端末100とサービス提供側情報処理装置300、400、…とは、ネットワーク回線による接続や、リーダ/ライタ150を介して接続されて通信を行うことに限られず、例えば、赤外線、IEEE802.11(「Wi−Fi」とも呼ばれる。)、IEEE802.15.1などを用いたいわゆる近距離無線通信により通信を行うこともできる。
【0038】
さらに、情報処理端末100とサービス提供側情報処理装置300、400、…とは、ネットワーク回線による接続や、リーダ/ライタ150を介して接続されることにより、直接的にデータの授受を行うことができるが、直接的なデータの授受に限られない。情報処理端末100とサービス提供側情報処理装置300、400、…とは、例えば、情報処理端末100を使用するユーザが所有するPCとサービス提供側情報処理装置300、400、…とが接続され、当該PCから情報処理端末100へ電子メール(Electronic Mail)を送信することにより、データの授受を間接的に行うこともできる。
【0039】
[情報処理端末]
情報処理端末100は、ユーザが使用可能な装置であり、端末側通信部102と、操作部104と、端末側記憶部106と、表示部108と、ICチップ110とを備える。また、情報処理端末100は、MPU(Micro Processing Unit)などで構成され情報処理端末100全体を制御する端末側制御部(図示せず)を備えてもよい。
【0040】
端末側通信部102は、外部装置と通信を行うための部であり、ネットワーク回線やリーダ/ライタを介してサービス提供側情報処理装置300、400、…、管理情報処理装置500などの外部装置と通信を行うことができる。端末側通信部102は、例えば、インターネットなどのネットワーク経由で、もしくはリーダ/ライタを介してサービス提供側情報処理装置300、400、…から第1データ(後述する)を取得し、取得した第1データを管理情報処理装置500へ送信することができる。ここで、取得した第1データの管理情報処理装置500へ送信は、例えば、端末側制御部(図示せず)が第1データを解釈して送信先を特定することにより行うことができる。
【0041】
また、端末側通信部102は、ICチップ110で使用されるデータを含み情報処理端末で使用可能なデータ(以下、「サービスデータ」という。)を管理情報処理装置500から取得することもできる。ここで、本発明の実施形態に係るサービスデータとしては、例えば、電子マネーバリューに係るデータ(例えば、電子マネーバリューと、その関連データ)、個人認証に係るデータ(例えば、生体データと、その関連データ)、チケットに係るデータ(例えば、チケットデータと、その関連データ)、クーポンデータに係るデータ(例えば、クーポンデータと、その関連データ)などが挙げられるが、上記に限られない。
【0042】
操作部104は、ユーザが操作可能なインタフェースであり、例えば、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられる。
【0043】
端末側記憶部106は、ICチップ110の外部に備えられる情報処理端末100の記憶部である。端末側記憶部106には、管理情報処理装置500から送信されたサービスデータを保持することができる。図2では、端末側記憶部106がサービスデータとしてメタデータ(metadata)を保持していることを示している。ここで、本発明の実施形態に係るメタデータとは、ICチップ110で使用されるデータについての情報がマークアップ言語(Markup Language)の形式で表現されたデータである。なお、本発明の実施形態に係るサービスデータとしてのメタデータは、マークアップ言語の形式で表現されたデータに限られず、情報処理端末100で実行可能な形式のデータで実現することができることは、言うまでもない。メタデータの具体的な例については、後述する。
【0044】
また、端末側記憶部106としては、例えば、ハードディスク(Hard Disk)などの磁気記録媒体や、フラッシュメモリ(flash memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)などの不揮発性メモリ(nonvolatile memory)、光磁気ディスク(Magneto Optical Disk)などが挙げられるが、上記に限られない。
【0045】
表示部108は、情報処理端末100が備える表示手段であり、例えば、ユーザの操作に係る画面や、取得したクーポンデータ、クーポン情報の内容などを表示することができる。ここで、表示部108としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)、OLEDディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display;または、有機ELディスプレイ(organic electroluminescence display)とも呼ばれる。)、FED(Field Emission Display;電界放出ディスプレイ)などが挙げられるが、上記に限られない。
【0046】
ICチップ110は、リーダ/ライタとの通信に係る様々な部を集積回路にて実現したものであり、耐タンパ性を有することができる。また、ICチップ110は、管理情報処理装置500から送信されたメタデータに含まれるICチップ110で使用されるデータを保持するICチップ内の記憶部(図示せず)を備えることができる。ICチップ内の記憶部(図示せず)に保持されたICチップ110で使用されるデータは、例えば、リーダ/ライタ150がICチップ110と搬送波を用いて通信を行うことにより、リーダ/ライタ150によって読み込まれたり、または書き込まれる。
【0047】
[サービス提供側情報処理装置(データ提供装置)]
サービス提供側情報処理装置300は、例えば、携帯電話用のサイトやPC用のサイトを管理するサービス提供側の装置、または、店舗などサービスの提供場所に設置される装置である。サービス提供側情報処理装置300は、提供側通信部302と、提供側記憶部304とを備えることができる。また、サービス提供側情報処理装置300は、MPUなどで構成されサービス提供側情報処理装置300全体を制御する提供側制御部(図示せず)、管理側の者が操作可能な提供側操作部(図示せず)などを備えてもよい。なお、サービス提供側情報処理装置400、…は、サービス提供側情報処理装置300と同様の構成をとることができるため、以下では、サービス提供側情報処理装置300について説明する。
【0048】
提供側通信部302は、外部装置と通信を行うための部であり、ネットワーク回線やリーダ/ライタを介して情報処理端末100などの外部装置と通信を行うことができる。
【0049】
提供側記憶部304は、サービス提供側情報処理装置300が備える記憶部であり、サービスデータを生成するために用いられる第1データを保持することができる。ここで、提供側記憶部304としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、光磁気ディスクなどが挙げられるが、上記に限られない。
【0050】
本発明の実施形態に係る第1データは、サービスデータを生成するための情報を有するデータであり、例えば、データの作成、変更を容易に行うことが可能なXML(Extensible Markup Language)などのマークアップ言語の形式で表現されるデータとすることができる。
【0051】
<第1データの一例:クーポンに係るデータ>
ここで、本発明の実施形態に係る第1データの一例を示す。図3は、本発明の実施形態に係る第1データの一例を示す説明図である。第1データの一例として、図3(a)に示すように「ケーキセット」が「10%OFF」となるクーポンの提供を挙げる。なお、以下では、本発明の第1の実施形態について「クーポンの提供」を例として説明するが、本発明の実施形態が「クーポンの提供」に限定されないことは、言うまでもない。本発明の実施形態は、例えば、「チケットの発券」など様々なサービスに適用することができる。
【0052】
図3(b)は、第1データA306の一例を示す説明図である。図3(b)を参照すると、第1データA306は、例えば、管理情報処理装置500のアドレス(符号308)、管理情報処理装置500が対応する第2データ(後述する)を特定するために用いる情報(符号310)、ICチップ内で使用されるデータ(符号312)、サービスデータのタイトル情報(符号314)、およびサービスデータの内容を当該サービスデータを使用するユーザに伝達するための説明情報(符号316)を含むことができ、マークアップ言語形式で表現される。
【0053】
ここで、図3(b)では、管理情報処理装置500が対応する第2データ(後述する)を特定するために用いる情報(符号310)の一例として、管理情報処理装置500がサービス提供者を特定するためのサービスID(“00001”)と、提供するサービスを特定するためのアイテムID(“0024”)と、サービスのカテゴリを特定するためのカテゴリID(“C”)と、生成されるサービスデータの再配布の制限を規定する再配布制限(“1”)が設定されている。管理情報処理装置500は、第1データを解釈することにより、対応する第2データ(後述する)を特定してサービスデータを生成することができる。管理情報処理装置500における第1データの解釈の手段としては、例えば、図3(b)に示す“&”を第1データの一区切りとみなしたり、当該一区切りの中でさらに所定の文字数ごとに区切って解釈する(例えば、図3(b)の符号310に示す各情報。)ことなどが挙げられるが、上記に限られない。
【0054】
また、図3(b)では、ICチップ内で使用されるデータ(符号312)として、16進数(hexadecimal number)形式のデータが設定されている。ここで、ICチップ内で使用されるデータ(符号312)は、例えば図1(c)に示すように、リーダ/ライタが読み出し解釈可能なデータである。そのため、図3(b)に示す本発明の実施形態に係る第1データでは、サービスデータの内容を当該サービスデータを使用するユーザに伝達するために、テキスト形式の説明情報(符号316)を別途設けている。
【0055】
なお、第1データに含まれる情報は、上記に限られず、例えば、特定の情報処理端末のみ使用可能とするための使用制限情報、第1データの作成日時、第1データの真正性を検証するために用いられる署名情報などを含んでいてもよい。また、本発明の実施形態に係る第1データの書式や含まれる情報などは、図3(b)に限られないことは、言うまでもない。
【0056】
本発明の実施形態に係る第1データは、図3(b)に示すようなマークアップ言語の形式で表現されるデータとすることにより、例えば、HTML(HyperText Markup Language)で作成されるサービス提供用のサイトに埋め込むことができる。また、マークアップ言語は、データの記述方法やそれぞれのデータ要素へのアクセス方法の共通化が図られ、また、データをテキスト形式で格納することができるデータ記述言語の一種である。よって、第1データがマークアップ言語の形式で表現されることにより、サービス提供者は第1データの内容の変更を容易に行うことができる。したがって、本発明の実施形態に係る第1データは、サービス提供者による変更が可能な動的なデータであるといえる。
【0057】
[管理情報処理装置]
管理情報処理装置500は、管理側通信部502と、管理側記憶部504と、データ生成部506とを備える。また、管理情報処理装置500は、MPUなどで構成され管理情報処理装置500全体を制御する管理側制御部(図示せず)などを備えてもよい。
【0058】
管理側通信部502は、外部装置と通信を行うための部であり、ネットワーク回線を介して情報処理端末100と通信を行うことができる。管理側通信部502は、情報処理端末100から第1データを取得し、また、データ生成部506が生成したサービスデータとしてのメタデータ(後述する)を情報処理端末100へ送信することができる。
【0059】
管理側記憶部504は、管理情報処理装置500が備える記憶部であり、サービスデータを生成するために用いられる第2データを少なくとも1以上保持することができる。ここで、本発明の実施形態に係る第2データは、サービスデータを生成するためのデータであり、サービス提供者によって予め設定される静的なデータとすることができる。第2データとしては、例えば、サービスデータを情報処理端末に表示させるためのレイアウトなどを規定する表示用データ(例えば、XML形式の雛型データ)や、サービスデータの上書きの制御、情報処理端末における保持場所を規定する保管ルールなどのサービスデータの管理データが挙げられるが、上記に限られない。なお、本発明の実施形態に係る第2データが、予め設定される静的なデータであったとしても、第2データの追加、変更、削除などをサービス提供者が行うことができることは、言うまでもない。
【0060】
(コメント:修正前の段落0056〜0059は削除しました。)
また、管理側記憶部504としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、光磁気ディスクなどが挙げられるが、上記に限られない。
【0061】
データ生成部506は、情報処理端末100から取得される第1データと、管理側記憶部504に保持される少なくとも1以上の第2データとから、サービスデータとしてのメタデータを生成する。ここで、データ生成部506は、例えば、マークアップ言語の形式で表現された第1データを解釈し、例えば、第1データに含まれるサービスID、アイテムID、カテゴリIDなどから対応する第2データを選択することができる。そして、データ生成部506は、第1データの解釈結果に基づいて選択された第2データに第1データの情報を埋め込むことにより、メタデータを生成することができる。
【0062】
<メタデータの一例:図3に示すクーポンに係るデータ>
ここで、本発明の実施形態に係るメタデータの一例を示す。図4は、本発明の実施形態に係るメタデータの一例を示す説明図であり、図3(b)に示す第1データに基づいて生成されたメタデータの一例を示している。
【0063】
図4は、例えば、図3(b)の符号310に示すサービスID“000001”、アイテムID“0024”、カテゴリID“C”からメタデータの雛型となる第2データが選択され、選択された当該第2データに図3(b)の符号312に示すICチップ内で使用されるデータ“303E400A”、符号310に示す再配布制限“1”、図3(b)の符号314に示すタイトル情報“<スペシャルクーポン>”、および図3(b)の符号316に示す説明情報“ケーキセットA 10%OFF”がそれぞれ埋め込まれて作成されたメタデータを示している。
【0064】
データ生成部506は、情報処理端末100から取得した図3(b)に示すような第1データを解釈することにより管理側記憶部504から第2データを選択し、第1データの解釈結果に基づいて選択した第2データに第1データの情報を埋め込むことによって、図4に示すようなメタデータを生成することができる。データ生成部506が、サービスデータをマークアップ言語の形式のメタデータとすることにより、サービスデータを情報処理端末への依存性が低いデータとすることができる。なお、本発明の実施形態に係るメタデータの構造は、図4に限られず、例えば、ICチップ内で使用されるデータを、メタデータとは別体のデータとすることができることは、言うまでもない。
【0065】
また、データ生成部506によって生成されたサービスデータとしてのメタデータは、管理側通信部502を介して情報処理端末100へ送信される。そして、情報処理端末100は、データ生成部506によって生成されたメタデータを保持し、メタデータに含まれるICチップ内で使用されるデータを、ICチップ110内で使用することができる。
【0066】
本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム1000は、上述したような構成により、ICチップを搭載した情報処理端末100から送信される第1データと、管理情報処理装置500が保持する少なくとも1以上の第2データとから、情報処理端末100で使用可能なサービスデータを生成することができる。次に、情報処理システム1000におけるメタデータ(サービスデータ)の生成方法について説明する。
【0067】
[第1のデータ生成方法]
図5は、本発明の第1の実施形態に係る第1のデータ生成方法を説明するための説明図である。以下では、第1データを保持するサービス提供側情報処理装置として、サービス提供側情報処理装置300を挙げて説明するが、第1のデータ生成方法におけるサービス提供側情報処理装置が、サービス提供側情報処理装置300に限られないことは、言うまでもない。
【0068】
まず、情報処理端末100が、サービス提供側情報処理装置300へアクセスし、第1データの取得を要求する(S100)。ここで、サービス提供側情報処理装置300へのアクセスとしては、例えば、インターネットなどのネットワークを介して携帯電話用のサイトやPC用のサイトを表示させること、あるいは、リーダ/ライタを介してサービス提供側情報処理装置300と通信を行うことなどが挙げられる。
【0069】
情報処理端末100から第1データの取得要求を受信したサービス提供側情報処理装置300は、取得要求に応じて第1データを情報処理端末100へ送信する(S102)。ここで、第1データは、サービス提供側情報処理装置300に保持されるデータであり、例えば、図3(b)に示すようなマークアップ言語の形式で表現されるデータとすることができる。したがって、サービス提供側情報処理装置300では、第1データの変更を任意に、また容易に行うことができる。
【0070】
ステップS102においてサービス提供側情報処理装置300から送信された第1データを取得した情報処理端末100は、第1データを管理情報処理装置500へ送信する(S104)。
【0071】
ステップS104において情報処理端末100から送信された第1データを取得した管理情報処理装置500は、取得した第1データと、保持している第2データとを用いてサービスデータとしてのメタデータを生成する(S106)。そして、管理情報処理装置500は、ステップS106において生成したメタデータを情報処理端末100へ送信する(S108)。
【0072】
ステップS108において管理情報処理装置500から送信されたメタデータを取得した情報処理端末100は、取得したメタデータを保持し、適宜使用することができる(S110)。
【0073】
上述したように、本発明の第1の実施形態に係る第1のデータ生成方法は、情報処理端末100がサービス提供側情報処理装置300から第1データを取得して管理情報処理装置500へ送信し、管理情報処理装置500が取得した第1データと予め保持する第2データとを用いてメタデータ(サービスデータ)を生成することができる。ここで、第1データは、例えば、データの作成、変更を容易に行うことが可能なマークアップ言語の形式で表現されるデータとすることができる。したがって、本発明の第1の実施形態に係る第1のデータ生成方法を用いることにより、サービス提供者は、サービス提供側情報処理装置300において第1データの変更を任意にまた容易に行うことができるので、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム1000では、第1データの変更を行う場合であっても、従来の情報処理システムのように、例えば、プログラムの変更などを必要としない。
【0074】
また、本発明の第1の実施形態に係る第1のデータ生成方法では、管理情報処理装置500が、取得した第1データと、予め保持した第2データとから、情報処理端末100において使用可能なメタデータ(サービスデータ)を生成することができる。つまり、サービス提供者が新規のサービスを開始する場合には、サービス提供者は、第1データの作成と、当該第1データと対応する第2データの管理情報処理装置500への登録とを行えば、情報処理端末で使用可能なサービスデータを生成させることができる。したがって、本発明の第1の実施形態に係る第1のデータ生成方法を用いることにより、サービス提供者は、従来の情報処理システムのように新規のサービス提供を行う度にサービス提供用の情報システムの構築を必要としない。
【0075】
なお、図5では特段示していないが、情報処理端末100とサービス提供側情報処理装置300における通信、または、情報処理端末100と管理情報処理装置500との間における通信において通信エラーが発生した場合には、各装置(情報処理端末100、サービス提供側情報処理装置300、管理情報処理装置500)においてエラー表示などの所定のエラー処理を行うことができることは、言うまでもない。
【0076】
[第2のデータ生成方法]
図5に示す第1のデータ生成方法では、情報処理端末100から送信された第1データを取得した管理情報処理装置500がメタデータを生成し、生成したメタデータを情報処理端末100へ送信する方法について説明したが、本発明の実施形態に係るデータ生成方法は、上記に限られない。そこで、次に、管理情報処理装置500と情報処理端末100との間でさらなる通信を行う第2のデータ生成方法について説明する。
【0077】
図6は、本発明の第1の実施形態に係る第2のデータ生成方法を説明するための説明図である。以下では、第1データを保持するサービス提供側情報処理装置として、サービス提供側情報処理装置300を挙げて説明するが、第2のデータ生成方法におけるサービス提供側情報処理装置は、サービス提供側情報処理装置300に限られない。
【0078】
第1のデータ生成方法と同様に、情報処理端末100が、サービス提供側情報処理装置300へアクセスし、第1データの取得を要求する(S200)。そして情報処理端末100から第1データの取得要求を受信したサービス提供側情報処理装置300は、取得要求に応じて第1データを情報処理端末100へ送信する(S202)。
【0079】
ステップS202においてサービス提供側情報処理装置300から送信された第1データを取得した情報処理端末100は、第1のデータ生成方法と同様に、第1データを管理情報処理装置500へ送信する(S204)。
【0080】
ステップS204において情報処理端末100から送信された第1データを取得した管理情報処理装置500は、取得した第1データと、保持している第2データとを用いてサービスデータとしてのメタデータを生成する(S206)。
【0081】
また、管理情報処理装置500は、さらにターゲットメタコードを生成し(S208)、生成したターゲットメタコードを情報処理端末100へ送信する(S210)。ステップS208において管理情報処理装置500が生成するターゲットメタコードは、ステップS206において生成したメタデータを特定するためのデータである。
【0082】
<ターゲットメタコードの一例>
ここで、本発明の実施形態に係るターゲットメタコードの一例を示す。図7は、本発明の実施形態に係るターゲットメタコードの一例を示す説明図である。図7では、符号318がターゲットメタコードの一例を示しており、値“pM1FGkq”が設定されている。本発明の実施形態に係るターゲットメタコードの値は、例えば、管理情報処理装置500のデータ生成部506がメタデータに基づいて生成する任意の文字列を設定することができる。ここで、本発明の実施形態に係るメタデータに基づく文字列の生成手段としては、例えば、データ生成部506が生成したメタデータからハッシュ値を算出することなどが挙げられるが、上記に限られない。また、本発明の実施形態に係るターゲットメタコードの値は、例えば、データ生成部506が任意の手段で発生させた乱数の値が設定されてもよい。上記の場合には、データ生成部506は、例えば、当該乱数の値とメタデータとが一対一に結びつけられるように、当該乱数の値を生成したメタデータと共に保持することができる。
【0083】
また、管理情報処理装置500は、生成したターゲットメタコードと共に、情報処理端末側において所定のアプリケーションを起動させるためのデータを情報処理端末100へ送信させることもできる。ここで、図7では、objegtタグに設定されたidとdataとが、所定のアプリケーションを起動させるためのデータに該当する。なお、本発明の実施形態に係るターゲットメタコードは、図7に限られず、例えば、情報処理端末100のユーザに対して処理の経過を伝達する画面を情報処理端末100の表示部108に表示するための表示情報を、さらに含んでいてもよい。
【0084】
再度図6を参照すると、ステップS210において管理情報処理装置500から送信されたターゲットメタコードを取得した情報処理端末100は、ターゲットメタコードに応じたアプリケーションを起動し(S212)、取得したターゲットメタコードを管理情報処理装置500へ送信する(S214)。ここで、ステップS214における情報処理端末100から管理情報処理装置500へのターゲットメタコードの送信は、例えば、ステップS212において起動したアプリケーションが自動的に行うことができる。なお、ステップS214におけるターゲットメタコードの送信は、上記に限られず、例えば、情報処理端末100のユーザが操作部104を操作することにより行われてもよい。
【0085】
ステップS214において情報処理端末100から送信されたターゲットメタコードを取得した管理情報処理装置500は、取得したターゲットメタコードに対応するメタデータ(すなわち、ステップS206で生成したメタデータ)を特定する(S216)。そして、管理情報処理装置500は、ステップS216において特定したメタデータを情報処理端末100へ送信する(S218)。上記のように、ステップS208において生成されたターゲットメタコードは、ステップS216におけるメタデータの特定に用いることができる。つまり、本発明の実施形態に係るターゲットメタコードは、情報処理端末100へ送信するメタデータと引き換えるための引換データとして用いることができる。
【0086】
また、管理情報処理装置500では、ステップS210において情報処理端末100へ送信したターゲットメタコードが、情報処理端末100から返信されることにより、情報処理端末100においてターゲットメタコードに応じた所定のアプリケーションが起動したことを認識することができ、情報処理端末100との間でよりセキュリティの高い通信を行いメタデータを送信することができる。
【0087】
ステップS218において管理情報処理装置500から送信されたメタデータを取得した情報処理端末100は、ステップS212において起動したアプリケーションを用いて、取得したメタデータの保持やICチップ110へのデータの展開などを適宜行い、様々な処理を実行することができる(S220)。
【0088】
上述したように、本発明の第1の実施形態に係る第2のデータ生成方法は、第1のデータ生成方法と同様に、情報処理端末100がサービス提供側情報処理装置300から第1データを取得して管理情報処理装置500へ送信し、管理情報処理装置500が取得した第1データと予め保持する第2データとを用いてメタデータ(サービスデータ)を生成することができる。ここで、第1データは、例えば、データの作成、変更を容易に行うことが可能なマークアップ言語の形式で表現されるデータとすることができる。したがって、第2のデータ生成方法を用いることにより、サービス提供者は、サービス提供側情報処理装置300において第1データの変更を任意にまた容易に行うことができるので、情報処理システム1000では、第1のデータ生成方法を用いる場合と同様に、第1データの変更を行う場合であっても、従来の情報処理システムのように、例えば、プログラムの変更などを必要としない。
【0089】
また、サービス提供者が新規のサービスを開始する場合には、第1のデータ生成方法を用いる場合と同様に、サービス提供者は、第1データの作成と、当該第1データと対応する第2データの管理情報処理装置500への登録とを行えば、情報処理端末で使用可能なサービスデータを生成させることができる。したがって、第2のデータ生成方法を用いることにより、サービス提供者は、従来の情報処理システムのように新規のサービス提供を行う度にサービス提供用の情報システムの構築を必要としない。
【0090】
また、第2のデータ生成方法は、管理情報処理装置500が生成したメタデータ(サービスデータ)を特定するためのターゲットメタコード(引換データ)を生成し、管理情報処理装置500と情報処理端末100との間で当該ターゲットメタコード(引換データ)を送受信させることにより、管理情報処理装置500が生成したサービスデータ(メタデータ)をより確実に、またより安全に情報処理端末100へ渡すことができる。
【0091】
[第3のデータ生成方法]
上述した第1、第2のデータ生成方法では、情報処理端末100が第1データとして、図3(b)に示すようなデータをサービス提供側情報処理装置300から取得する構成について説明したが、本発明の実施形態に係るデータ生成方法は、上記に限られない。そこで、次に、管理情報処理装置500が予めメタデータを生成して保持し、当該メタデータに対応するターゲットメタコードをサービス提供側情報処理装置300が保持する場合、すなわち、情報処理端末100が、第1データとしてターゲットメタコードをサービス提供側情報処理装置300から取得する第3のデータ生成方法について説明する。
【0092】
図8は、本発明の第1の実施形態に係る第3のデータ生成方法を説明するための説明図である。以下では、第1データを保持するサービス提供側情報処理装置として、サービス提供側情報処理装置300を挙げて説明するが、第3のデータ生成方法におけるサービス提供側情報処理装置は、サービス提供側情報処理装置300に限られない。
【0093】
また、図8では図示していないが、サービス提供側情報処理装置300側で提供されるサービスに対応するメタデータと、当該メタデータに対応するターゲットメタコードを管理情報処理装置500が予め生成する。そして、サービス提供側情報処理装置300は、管理情報処理装置500で生成されたターゲットメタコードを保持し、また、管理情報処理装置500は、メタデータを保持する。また、管理情報処理装置500は、例えば、図7に示すような情報処理端末側において所定のアプリケーションを起動させるためのデータや、図3(b)の符号308に示すような管理情報処理装置500のアドレスを含むターゲットメタコードを生成することができる。
【0094】
なお、上記の場合、管理情報処理装置500が生成するメタデータは、例えば、サービス提供者が、例えば、データの作成、変更を容易に行うことが可能なマークアップ言語の形式で表現されるデータを、サービス提供側情報処理装置300から管理情報処理装置500へと送信することにより、管理情報処理装置500が適宜再生成することができる。以下、図8に基づいて説明する。
【0095】
サービス提供側情報処理装置300と情報処理端末100とが通信可能な状態となると、サービス提供側情報処理装置300は、ターゲットメタコード(第1データ)を情報処理端末100へ送信する(S300)。ここで、ステップS300におけるサービス提供側情報処理装置300と情報処理端末100とが通信可能な状態とは、例えば図1(c)に示すように、情報処理端末100を使用するユーザが、情報処理端末100をサービス提供側情報処理装置300と接続されるリーダ/ライタにかざすことが挙げられるが、上記に限られない。
【0096】
ステップS300においてサービス提供側情報処理装置300から送信されたターゲットメタコードを取得した情報処理端末100は、図6に示す第2のデータ生成方法と同様に、ターゲットメタコードに応じたアプリケーションを起動し(S302)、取得したターゲットメタコードを管理情報処理装置500へ送信する(S304)。
【0097】
ステップS304において情報処理端末100から送信されたターゲットメタコードを取得した管理情報処理装置500は、図6に示す第2のデータ生成方法と同様に、取得したターゲットメタコードに対応するメタデータ(すなわち、予め生成し保持しているメタデータ)を特定する(S306)。そして、管理情報処理装置500は、ステップS306において特定したメタデータを情報処理端末100へ送信する(S308)。
【0098】
ステップS308において管理情報処理装置500から送信されたメタデータを取得した情報処理端末100は、ステップS302において起動したアプリケーションを用いて、取得したメタデータの保持やICチップ110へのデータの展開などを適宜行い、様々な処理を実行することができる(S310)。
【0099】
上述したように、本発明の第1の実施形態に係る第3のデータ生成方法は、管理情報処理装置500が予めメタデータとターゲットメタコードとを生成し、サービス提供側情報処理装置300がターゲットメタコード(第1データ)を情報処理端末100へ送信する。そして、ターゲットメタコード(第1データ)を取得した情報処理端末100が、ターゲットメタコード(第1データ)を管理情報処理装置500へ送信することにより、管理情報処理装置500は、生成したメタデータを情報処理端末100へ送信する。したがって、第3のデータ生成方法は、図5、図6に示す第1、第2のデータ生成方法に比べて通信処理を少なくすることができる。
【0100】
また、第3のデータ生成方法では、情報処理端末100がサービス提供側情報処理装置300と通信可能な状態となると、情報処理端末100は所定のメタデータを取得することができる。したがって、情報処理端末100側では、例えば図1(a)に示すような、第1データ取得に係る特別の操作(例えば、ユーザによるボタンの押下など)が必要ないので、情報処理端末100を使用するユーザの利便性を向上させることができる。
【0101】
また、サービス提供者は、例えば、データの作成、変更を容易に行うことが可能なマークアップ言語の形式で表現されるデータを、サービス提供側情報処理装置300から管理情報処理装置500へと送信することにより、管理情報処理装置500は、メタデータおよびターゲットメタコードを適宜再生成することができる。したがって、第3のデータ生成方法を用いることにより、情報処理システム1000では、第1、第2のデータ生成方法を用いる場合と同様に、第1データの変更を行う場合であっても、従来の情報処理システムのように、例えば、プログラムの変更などを必要としない。
【0102】
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム1000では、情報処理端末100がサービス提供側情報処理装置300、400、…それぞれから第1データを取得して管理情報処理装置500へ送信し、管理情報処理装置500が取得した第1データと予め保持する第2データとを用いて、情報処理端末で使用可能なメタデータ(サービスデータ)を生成することができる。ここで、第1データは、例えば、データの作成、変更を容易に行うことが可能なマークアップ言語の形式で表現されるデータとすることができる。したがって、サービス提供者は、サービス提供側情報処理装置300において第1データの変更を任意にまた容易に行うことができるので、情報処理システム1000では、第1データの変更を行う場合であっても、従来の情報処理システムのように、例えば、プログラムの変更などを必要としない。
【0103】
また、サービス提供者が新規のサービスを開始する場合には、サービス提供者は、第1データの作成と、当該第1データと対応する第2データの管理情報処理装置500への登録とを行えば、情報処理端末で使用可能なサービスデータを生成させることができる。したがって、情報処理システム1000を使用するサービス提供者は、従来の情報処理システムのように新規のサービス提供を行う度にサービス提供用の情報システムの構築を必要としない。
【0104】
また、本発明の第1の実施形態に係る管理情報処理装置500が生成するサービスデータは、マークアップ言語の形式で表現されるメタデータとすることができる。ここで、管理情報処理装置500がサービスデータとしてメタデータを生成することにより、サービスデータの記述方法やそれぞれのデータ要素へのアクセス方法の共通化を図ることができる。したがって、本発明の第1の実施形態は、例えば、以下のような効果を奏することができる。
【0105】
情報処理端末100が、例えば、携帯電話に適用された場合、サービスデータの記述方法やそれぞれのデータ要素へのアクセス方法の共通化を図ることができるので、特定の携帯電話の通信サービスを提供している会社や、特定の携帯電話の機種などへの依存を低減することができる。
【0106】
また、情報処理端末100が、例えば、携帯電話に適用された場合、サービスデータの記述方法やそれぞれのデータ要素へのアクセス方法の共通化を図ることができるので、携帯電話に備えられるSIM(Subscriber Identity Module)チップが交換されたとしても、交換の前後で同様にサービスデータを使用することが可能となる。
【0107】
また、図2に示す本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム1000を構成する要素として、情報処理端末100を挙げて説明したが、本発明の第1の実施形態は、係る形態に限られず、例えば、ICカード、ICチップを搭載した携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)などの携帯型通信装置、ICチップを搭載したUMPC(Ultra Mobile Personal Computer)などのコンピュータなどに適用することができる。また、情報処理システム1000を構成する要素として、サービス提供側情報処理装置300、管理情報処理装置500を挙げて説明したが、本発明の第1の実施形態は、係る形態に限られず、例えば、PCやサーバ(Server)などのコンピュータに適用することができる。
【0108】
(第1の実施形態の管理情報処理装置500に係るプログラム)
第1の実施形態に係る管理情報処理装置500をコンピュータとして機能させるためのプログラムにより、ICチップを搭載した情報処理端末から送信される第1データと、管理情報処理装置500が保持する第2データとから、情報処理端末で使用可能なデータを生成することができる。
【0109】
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態に係る情報処理システム1000では、管理情報処理装置が情報処理端末で使用されるサービスデータを新規に生成する構成について説明した。しかしながら、本発明の実施形態に係る情報処理システムは、管理情報処理装置がサービスデータを新規に生成する構成に限られない。そこで、第2の実施形態に係る情報処理システムとして、一の情報処理端末(データ提供装置)が保持するサービスデータを、他の情報処理端末へと渡すことが可能な情報処理システムについて説明する。
【0110】
図9は、本発明の第2の実施形態に係る情報処理システム2000を示すブロック図である。図9を参照すると、情報処理システム2000は、情報処理端末100と、情報処理端末200と、管理情報処理装置500とを有し、管理情報処理装置500と情報処理端末100、200とは、それぞれネットワーク回線で接続される。ここで、ネットワーク回線は、例えば、WANなど有線ネットワークであってもよいし、もしくは、WLANなどの無線ネットワーク、あるいは、TCP/IPなどの通信プロトコルを用いたインターネットであってもよいが、上記に限られない。
【0111】
また、情報処理端末100と情報処理端末200とは相互に通信を行うことができる。ここで、情報処理端末100と情報処理端末200との間における通信は、例えば、赤外線、IEEE802.11、IEEE802.15.1などを用いた無線通信とすることができる。つまり、情報処理端末100と情報処理端末200とは対面通信を行うことができる。なお、図9では、情報処理端末100と情報処理端末200とが無線通信を行うことを示しているが、情報処理端末100と情報処理端末200との間における通信を有線通信とすることができることは、言うまでもない。
【0112】
情報処理端末100および情報処理端末200は、図2に示す第1の実施形態に係る情報処理端末100と同様の構成とすることができ、また、管理情報処理装置500は、図2に示す第1の実施形態に係る管理情報処理装置500と同様の構成とすることができる。そこで、以下では、情報処理端末100から情報処理端末200へとサービスデータ渡すデータ授受方法について説明する。
【0113】
[データ授受方法]
図10は、本発明の第2の実施形態に係るデータ授受方法を説明するための説明図であり、情報処理端末100から情報処理端末200へとサービスデータを渡す場合を示している。ここで、情報処理端末100から情報処理端末200へとサービスデータを渡すとは、情報処理端末100から情報処理端末200へのサービスデータのコピーであってもよいし、サービスデータの移動とすることもできる。
【0114】
まず、情報処理端末100と管理情報処理装置500との間において通信が行われ、サービスデータの送受信処理が開始される(S400)。
【0115】
データの送受信処理が開始されると、情報処理端末100は、情報処理端末200へ移動させるサービスデータを管理情報処理装置500へ送信する(S402)。
【0116】
情報処理端末100からサービスデータを取得した管理情報処理装置500は、取得したサービスデータからターゲットメタコードとメタデータを生成する(S404)。ここで、ステップS402において送信されたサービスデータがメタデータである場合には、メタデータの生成は行われなくてもよい。取得したサービスデータからメタデータを生成する方法としては、例えば、サービスデータを解析し、予め設定されたマークアップ言語の形式で表現するなどのメタ化により行うことができる。また、取得したサービスデータからターゲットメタコードを生成する方法としては、例えば、サービスデータからハッシュ値を算出することが挙げられる。なお、サービスデータからターゲットメタコードとメタデータを生成する方法が上記に限られないことは、言うまでもない。
【0117】
管理情報処理装置500は、ステップS404において生成したターゲットメタコードを、情報処理端末100へ送信する(S406)。
【0118】
管理情報処理装置500からターゲットメタコードを取得した情報処理端末100は、取得したターゲットメタコードを第1データとして情報処理端末200へ送信する(S408)。なお、図10では示していないが、ターゲットメタコードを取得した情報処理端末100では、ターゲットメタコードに応じたアプリケーションが起動し、当該アプリケーションがステップS408の処理を行ってもよい。
【0119】
情報処理端末100からターゲットメタコードを取得した情報処理端末200は、取得したターゲットメタコードを管理情報処理装置500へ送信する(S410)。なお、図10では示していないが、ターゲットメタコードを取得した情報処理端末200では、ターゲットメタコードに応じたアプリケーションが起動し、当該アプリケーションがステップS410の処理を行ってもよい。
【0120】
情報処理端末200からターゲットメタコードを取得した管理情報処理装置500は、取得したターゲットメタコードに対応するメタデータを特定し(S412)、特定されたメタデータを情報処理端末200へ送信する(S414)。ここで、ステップS412におけるメタデータを特定は、例えば、取得したターゲットメタコードと、ステップS404において生成したターゲットメタコードとのハッシュ値の比較を行い、ハッシュ値が一致するターゲットメタコードに対応するメタデータを選択することにより行うことができるが、上記に限られない。また、ステップS412は、データ生成部506が行ってもよいし、管理情報処理装置500が備える管理側制御部(図示せず)が行うこともできる。
【0121】
ステップS414において管理情報処理装置500から送信されたメタデータ(すなわち、情報処理端末100から送信されたサービスデータに該当するデータ)を取得した情報処理端末200は、取得したメタデータを保持し、適宜使用することができる(S416)。以上に示すステップS400〜S416の各処理により、情報処理端末100と情報処理端末200との間におけるサービスデータの授受が実現される。
【0122】
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る情報処理システム2000では、管理情報処理装置500を介して、情報処理端末100と情報処理端末200との間におけるサービスデータの授受を行うことができる。また、管理情報処理装置500は、通信処理、ターゲットメタコード生成処理などの各処理において、処理の履歴としてログ(log)をとることができる。よって、情報処理端末100と情報処理端末200との間におけるサービスデータの授受を管理情報処理装置500を介して行うことにより、管理情報処理装置500では、「どの情報処理端末が」、「何時」、「どの情報処理端末へと」サービスデータを渡したのかを確認することが可能となる。したがって、情報処理システム2000では、サービスデータの授受におけるトレーサビリティ(traceability)を実現することができる。
【0123】
また、情報処理システム2000では、情報処理端末100と情報処理端末200とにおけるサービスデータの送受信処理を、例えば、赤外線などを用いた対面通信を用いて行うことができるので、例えば、デジタルデータであるサービスデータを、紙などの物理的な媒体と同様に受け渡すことが可能となる。つまり、情報処理システム2000により、サービスデータの緩やかな流通を実現することができる。
【0124】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0125】
例えば、図6に示す第1の実施形態に係るデータ生成方法において、管理情報処理装置が暗号化されたターゲットメタコード生成し、情報処理端末が復号してターゲットメタコードを使用するなど、各構成要素間の通信に係るデータを暗号化して行うこともできる。
【0126】
上述した構成は、当業者が容易に変更し得る程度のことであり、本発明の等価範囲に属するものと理解すべきである。
【符号の説明】
【0127】
100、200 情報処理端末
102 端末側通信部
300、400 サービス提供側情報処理装置
500 管理情報処理装置
502 管理側通信部
504 管理側記憶部
506 データ生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リーダ/ライタと非接触通信可能なICチップで使用されるデータを含むサービスデータを生成し、前記ICチップを搭載した情報処理端末へと前記サービスデータを送信する管理情報処理装置であって:
前記情報処理端末が外部装置から受信し、前記情報処理端末から送信される、前記サービスデータを生成するための第1データを受信する管理側通信部と;
前記サービスデータを生成するための少なくとも1以上の第2データを保持する管理側記憶部と;
前記第1データと、前記第1データと対応する少なくとも1以上の第2データとから前記サービスデータを生成するデータ生成部と;
を備える、管理情報処理装置。
【請求項2】
前記第1データは、動的なデータであり、
前記第2データそれぞれは、前記管理側記憶部に予め保持される静的なデータである、請求項1に記載の管理情報処理装置。
【請求項3】
前記第1データは、マークアップ言語の形式で表現され、
前記データ生成部は、前記マークアップ言語の形式で表現された第1データを解釈して、前記管理側記憶部に保持された少なくとも1以上の第2データの中から前記第1データに対応する少なくとも1以上の第2データを選択する、請求項2に記載の管理情報処理装置。
【請求項4】
前記データ生成部が生成する前記サービスデータは、マークアップ言語の形式で表現されるメタデータである、請求項1に記載の管理情報処理装置。
【請求項5】
前記データ生成部は、さらに生成したサービスデータを特定するための引換データを生成して前記情報処理端末へ送信させ、前記情報処理端末から前記引換データが取得された場合に、前記引換データと対応する前記サービスデータを前記情報処理端末へ送信させる、請求項1に記載の管理情報処理装置。
【請求項6】
リーダ/ライタと非接触通信可能なICチップで使用されるデータを含むサービスデータを生成し、前記ICチップを搭載した情報処理端末へと前記サービスデータを送信する管理情報処理方法であって:
前記情報処理端末が外部装置から受信し、前記情報処理端末から送信される、前記サービスデータを生成するための第1データを受信する管理側通信ステップと;
前記サービスデータを生成するための少なくとも1以上の第2データを保持する管理側記憶ステップと;
前記第1データと、前記第1データと対応する少なくとも1以上の第2データとから前記サービスデータを生成するデータ生成ステップと;
を備える、管理情報処理方法。
【請求項7】
リーダ/ライタと非接触通信可能なICチップで使用されるデータを含むサービスデータを生成し、前記ICチップを搭載した情報処理端末へと前記サービスデータを送信するコンピュータプログラムであって:
コンピュータに、
前記情報処理端末が外部装置から受信し、前記情報処理端末から送信される、前記サービスデータを生成するための第1データを受信する管理側通信ステップと;
前記サービスデータを生成するための少なくとも1以上の第2データを保持する管理側記憶ステップと;
前記第1データと、前記第1データと対応する少なくとも1以上の第2データとから前記サービスデータを生成するデータ生成ステップと;
を実行させる、コンピュータプログラム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−16193(P2013−16193A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−195214(P2012−195214)
【出願日】平成24年9月5日(2012.9.5)
【分割の表示】特願2007−106588(P2007−106588)の分割
【原出願日】平成19年4月13日(2007.4.13)
【出願人】(504134520)フェリカネットワークス株式会社 (129)
【Fターム(参考)】