説明

情報処理方法、そのプログラム及び情報処理装置

【課題】容易に選択可能な状態で処理選択内容をより確実にユーザーに提示する。
【解決手段】情報処理装置であるユーザーPC20は、アプリケーションプログラムのツ
ールバーに接続されるアドイン用ツールバー90にトリガー用ボタン92を配置し、ツー
ルバーに対するトリガー用ボタン92の相対位置の情報とツールバーのウインドウ座標と
を取得すると共に、カーソル81の位置情報を取得する。ユーザーの選択操作ののち、こ
れら位置情報を用い、カーソル81での選択操作がトリガー用ボタン92であるか否かを
判定し、トリガー用ボタン92であるときには、トリガー用ボタン92の相対位置とツー
ルバーのウインドウ座標とに基づいてコントロールボックス96の表示画面上の表示位置
を設定しこれを表示する。このように、アプリケーションプログラムとは独立した制御で
コントロールボックスを表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、そのプログラム及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、情報処理方法としては、設定変更プログラムが、取得した設定ファイルに含まれ
ている変更指示された設定項目とその設定内容をプリンタドライバの印刷設定情報に反映
させる指示を行い、プリンタドライバが、変更指示に基づいて属性の異なるデフォルト設
定を含む印刷設定情報の中のいずれかの項目に対する設定内容を変更するものが提案され
ている(例えば、特許文献1参照)。この情報処理方法では、プリンタドライバが提供す
る印刷設定画面を開くことなく印刷設定情報の中の特定の設定項目に対するデフォルト設
定を変更することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−305298号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、アプリケーションプログラムの実行中にプリンタドライバの提供する印刷設
定画面を開くことなく印刷を実行する方法として、例えば、アプリケーションプログラム
画面に配置されたツールバーを用いる方法がある。このようなツールバーには、直接入力
可能な入力部とプルダウンメニューとを含むコンボボックスを含むことがある。また、ツ
ールバーには、アドインでのちに新たなアイコンやコンボボックスを追加することができ
る場合がある。このような場合、アプリケーションプログラム側に不具合などがあると、
アドイン用ツールバーの利用が十分にできない場合が考えられる。また、ユーザーは、ツ
ールバーを十分利用して、例えば処理選択などを簡便に行いたいことがある。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、容易に選択可能な状態で処理選
択内容をより確実にユーザーに提示することができる情報処理方法、そのプログラム及び
情報処理装置を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の情報処理方法は、
アプリケーションプログラムの表示画面に配置されるツールバーでの情報処理方法であ
って、
(a)前記アプリケーションプログラムのツールバーに接続されるアドイン用ツールバー
にトリガー用ボタンを配置するステップと、
(b)前記ツールバーに対する前記トリガー用ボタンの相対位置の情報と前記ツールバー
のウインドウ座標とを取得すると共に、所定の選択を行うカーソル位置の情報を取得する
ステップと、
(c)ユーザーによる所定の選択操作ののち、前記相対位置の情報とカーソル位置の情報
とを用いて前記カーソルでの選択操作がアドイン用ツールバーに配置されている前記トリ
ガー用ボタンであるか否かを判定し、前記カーソルでの選択操作が前記トリガー用ボタン
であると判定されたときには、前記取得したトリガー用ボタンの相対位置と前記取得した
ツールバーのウインドウ座標とに基づいて、所定の処理選択内容を配置したコントロール
ボックスの前記表示画面上の表示位置を設定するステップと、
(d)前記設定された表示位置に前記コントロールボックスを表示させるステップと、
を含むものである。
【0008】
この情報処理方法では、アプリケーションプログラムのツールバーに接続されるアドイ
ン用ツールバーにトリガー用ボタンを配置し、ツールバーに対するトリガー用ボタンの相
対位置の情報とツールバーのウインドウ座標とを取得すると共に、所定の選択を行うカー
ソル位置の情報を取得する。次に、ユーザーによる所定の選択操作ののち、相対位置の情
報とカーソル位置の情報とを用いてカーソルでの選択操作がアドイン用ツールバーに配置
されているトリガー用ボタンであるか否かを判定し、カーソルでの選択操作がトリガー用
ボタンであると判定されたときには、取得したトリガー用ボタンの相対位置と取得したツ
ールバーのウインドウ座標とに基づいて、所定の処理選択内容を配置したコントロールボ
ックスの表示画面上の表示位置を設定する。そして、設定された表示位置にコントロール
ボックスを表示させる処理を行う。このように、アプリケーションプログラムとは独立し
た制御でカーソル位置に応じて、処理選択内容を配置したコントロールボックスを表示す
るのである。したがって、コントロールボックスを利用することにより、容易に選択可能
な状態で処理選択内容をより確実にユーザーに提示することができる。
【0009】
本発明の情報処理方法において、前記ステップ(b)では、オペレーティングシステム
(OS)のアプリケーションプログラムインターフェイス(API)を用いて前記ツール
バーに対する前記トリガー用ボタンの相対位置の情報と前記ツールバーのウインドウ座標
と前記カーソル位置の情報とを取得するものとしてもよい。こうすれば、APIを用いて
比較的容易に各位置の情報を得ることができる。
【0010】
本発明の情報処理方法において、前記ステップ(c)では、前記トリガー用ボタンに隣
接する位置に前記コントロールボックスの前記表示画面上の表示位置を設定するものとし
てもよい。こうすれは、トリガー用ボタンにカーソルを合わせたあと、ユーザーがコント
ロールボックス内の内容をより選択しやすい。
【0011】
本発明の情報処理方法において、前記ステップ(b)では、前記アプリケーションプロ
グラムの作業領域の情報を取得し、前記ステップ(c)では、前記アプリケーションプロ
グラムの作業領域を外れた位置に前記コントロールボックスの前記表示画面上の表示位置
を設定するものとしてもよい。こうすれば、アプリケーションプログラムの作業領域がコ
ントロールボックスに覆われないため、ユーザーは、作業領域を視認しながら、コントロ
ールボックス内の処理選択内容を確認することができる。ここで、「アプリケーションプ
ログラム」としては、例えば文書や画像の編集ソフトウエアや、表計算ソフトウエアなど
が挙げられる。また、「アプリケーションプログラムの作業領域」としては、例えば文書
や画像の編集領域や、表計算の実行領域などが挙げられる。
【0012】
本発明の情報処理方法は、(e)前記ステップ(d)のあと、ユーザーから変更した前
記コントロールボックスの表示位置を取得し、該変更後の表示位置に前記コントロールボ
ックスを表示させるステップ、を含むものとしてもよい。こうすれば、ユーザーは、コン
トロールボックスの位置を自由に変更することが可能であり、よりユーザーが使用しやす
い。
【0013】
本発明の情報処理方法において、前記アドイン用ツールバーのトリガー用ボタンは印刷
装置への印刷処理に関するものであり、前記コントロールボックスは、前記印刷装置への
印刷処理に関する内容を前記所定の処理選択内容として配置しているものとしてもよい。
一般的に、印刷処理では選択し設定する処理内容が多く、本発明を適用する意義が高い。
【0014】
なお、本発明の情報処理方法は、(f)前記ステップ(d)のあと、前記コントロール
ボックスにおいて表示内容に応じた処理をユーザーが操作し終えたタイミングで前記コン
トロールボックスを閉じるステップ、を含むものとしてもよい。こうすれば、ユーザーが
操作し終えたタイミングでコントロールボックスが閉じられるので、より違和感が少ない
。また、本発明の情報処理方法において、前記ツールバーが配置されているウインドウが
1枚目のウインドウであるか否かを判定し、前記ツールバーが配置されているウインドウ
が1枚目のウインドウでないときには、前記ステップ(b)以降の処理を行うものとして
もよい。こうすれば、2枚目以降のウインドウであっても確実にコントロールボックスが
表示されるため、ユーザーは、処理選択内容をより容易に選択することができる。また、
本発明の情報処理方法において、アプリケーションプログラム側からコントロールボック
スの表示指令が来たときには、該表示指令に基づいて前記コントロールボックスを表示す
るものとしてもよい。こうすれば、アプリケーションプログラムから独立してコントロー
ルボックスを開くほか、アプリケーションプログラムからの指令によってもコントロール
ボックスを開くため、容易に選択可能な状態で処理選択内容をより一層確実にユーザーに
提示することができる。
【0015】
本発明のプログラムは、上述した情報処理方法の各ステップを1又は複数のコンピュー
タに実現させるためのものである。このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記
憶媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていても
よいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータか
ら別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。こ
のプログラムを一つのコンピュータに実行させるか又は複数のコンピュータに各ステップ
を分担して実行させれば、上述した情報処理方法の各ステップが実行されるため、この情
報処理方法と同様の作用効果が得られる。
【0016】
本発明の情報処理装置は、
アプリケーションプログラムの表示画面に配置されたツールバーを表示する情報処理装
置であって、
画像を表示する表示手段と、
前記アプリケーションプログラムのツールバーに接続されるアドイン用ツールバーにト
リガー用ボタンを配置する配置手段と、
前記ツールバーに対する前記トリガー用ボタンの相対位置の情報と前記ツールバーのウ
インドウ座標とを取得すると共に、所定の選択を行うカーソル位置の情報を取得する情報
取得手段と、
ユーザーによる所定の選択操作ののち、前記取得した相対位置の情報とカーソル位置の
情報とを用いて前記カーソルでの選択操作がアドイン用ツールバーに配置されている前記
トリガー用ボタンであるか否かを判定し、前記カーソルでの選択操作が前記トリガー用ボ
タンであると判定されたときには、前記取得したトリガー用ボタンの相対位置と前記取得
したツールバーのウインドウ座標とに基づいて、所定の処理選択内容を配置したコントロ
ールボックスの前記表示画面上の表示位置を設定する設定手段と、
前記設定された前記表示手段の表示位置に前記コントロールボックスを表示させる制御
手段と、
を備えたものである。
【0017】
この情報処理装置では、上述した情報処理方法と同様に、コントロールボックスを利用
することにより、容易に選択可能な状態で処理選択内容をより確実にユーザーに提示する
ことができる。
【0018】
なお、本発明の情報処理装置において、前記情報取得手段は、オペレーティングシステ
ム(OS)のアプリケーションプログラムインターフェイス(API)を用いて前記ツー
ルバーに対する前記トリガー用ボタンの相対位置の情報と前記ツールバーのウインドウ座
標と前記カーソル位置の情報とを取得するものとしてもよい。また、前記設定手段は、前
記トリガー用ボタンに隣接する位置に前記コントロールボックスの前記表示画面上の表示
位置を設定するものとしてもよい。また、前記情報取得手段は、前記アプリケーションプ
ログラムの作業領域の情報を取得し、前記設定手段は、前記アプリケーションプログラム
の作業領域を外れた位置に前記コントロールボックスの前記表示画面上の表示位置を設定
するものとしてもよい。また、前記制御手段は、前記コントロールボックスを前記表示手
段に表示させたあと、変更した前記コントロールボックスの表示位置をユーザーから取得
し、該変更後の表示位置に前記コントロールボックスを表示させるものとしてもよい。ま
た、前記制御手段は、前記コントロールボックスを表示させたあと、前記コントロールボ
ックスにおいて表示内容に応じた処理をユーザーが操作し終えたタイミングで前記コント
ロールボックスを閉じさせるものとしてもよい。また、前記アドイン用ツールバーのトリ
ガー用ボタンは、印刷装置への印刷処理に関するものであり、前記コントロールボックス
は、前記印刷装置への印刷処理に関する内容を前記所定の処理選択内容として配置してい
るものとしてもよい。また、前記制御手段は、前記ツールバーが配置されているウインド
ウが1枚目のウインドウであるか否かを判定し、前記ツールバーが配置されているウイン
ドウが1枚目のウインドウでないときには、前記情報取得手段が前記ツールバーに対する
前記トリガー用ボタンの相対位置の情報と前記ツールバーのウインドウ座標とを取得する
と共に、所定の選択を行うカーソル位置の情報を取得し、前記設定手段がユーザーによる
所定の選択操作ののち前記取得した相対位置の情報とカーソル位置の情報とを用いて前記
カーソルでの選択操作がアドイン用ツールバーに配置されている前記トリガー用ボタンで
あるか否かを判定し前記カーソルでの選択操作が前記トリガー用ボタンであると判定され
たときには前記取得したトリガー用ボタンの相対位置と前記取得したツールバーのウイン
ドウ座標とに基づいて所定の処理選択内容を配置したコントロールボックスの前記表示画
面上の表示位置を設定し、前記制御手段が前記設定された表示位置に前記コントロールボ
ックスを表示させるものとしてもよい。また、前記制御手段は、アプリケーションプログ
ラム側からコントロールボックスの表示指令が来たときには、該表示指令に基づいて前記
コントロールボックスを表示するものとしてもよい
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】プリンターシステム10の構成の概略を示す構成図。
【図2】表示情報24a及びカーソル位置情報24bの説明図。
【図3】アドイン制御処理ルーチンの一例を表すフローチャート。
【図4】表示画面27に表示されたウインドウの説明図。
【図5】結合状態でのトリガー用ボタンの相対位置の計算方法の説明図。
【図6】非結合状態でのトリガー用ボタンの相対位置の計算方法の説明図。
【図7】表示画面27に表示するコントロールボックス96の説明図。
【図8】表示画面27に表示するコントロールボックス97の説明図。
【図9】作業領域を外れた位置にコントロールボックスを配置する説明図。
【図10】別のアドイン制御処理ルーチンの一例を表すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態であ
るプリンターシステム10の構成の概略を示す構成図である。本実施形態のプリンターシ
ステム10は、図1に示すように、データを処理して画面表示するユーザーパソコン(P
C)20と、ユーザーPC20から印刷ジョブを受けて印刷処理を実行するプリンター4
0とを備えている。なお、プリンターシステム10では、図示しないLANに図示しない
複数のプリンターが接続されており、プリンター40を含む複数のプリンターのうちのい
ずれかを選択して印刷処理を実行可能となっている。
【0021】
ユーザーPC20は、ユーザーが使用する情報処理装置として構成されたパソコンであ
る。このユーザーPC20は、各種制御を実行するCPU22や各種制御プログラムを記
憶するフラッシュROM23、データを一時記憶するRAM24などを備えたコントロー
ラー21と、各種アプリケーションプログラム(以下単にアプリケーションと称する)や
各種データファイルを記憶する大容量メモリーであるHDD25と、を備えている。HD
D25には、実行プログラムである第1アプリケーション31(例えば文書編集プログラ
ム)や、第2アプリケーション32(例えば表計算プログラム)が記憶されている。なお
、アプリケーションとしては、このほかウェブブラウザーや画像編集プログラム、プレゼ
ンテーションプログラム、電子メールプログラムなどが挙げられる。また、HDD25に
は、アプリケーションにアドインされたツールバーを制御するアドイン制御プログラム3
3などが記憶されている。アドイン制御プログラム33は、第1アプリケーション31に
組み込まれているものとする。このアドイン制御プログラム33は、ボタン配置モジュー
ル34や情報取得モジュール35、設定モジュール36、表示制御モジュール37などに
より構成されている。ボタン配置モジュール34は、アプリケーションのツールバーに接
続されるアドイン用ツールバーにトリガー用ボタンを配置する機能を有する。情報取得モ
ジュール35は、表示画面の表示情報を取得する機能を有する。設定モジュール36は、
トリガー用ボタンでの操作に基づいてコントロールボックスの配置位置を設定する機能を
有する。表示制御モジュール37は、アドイン用ツールバーでコントロールボックスの表
示を行う機能を有する。
【0022】
また、ユーザーPC20は、各種情報を表示画面27に表示するディスプレイ26や、
ユーザーが各種指令を入力するキーボード及びマウス等の入力装置28などを備えている
。このユーザーPC20は、ディスプレイ26に表示されたカーソル等をユーザーが入力
装置28を介して入力操作するとその入力操作に応じた動作を実行する機能を有している
。コントローラー21やHDD25、ディスプレイ26及び入力装置28は、バス29に
よって電気的に接続され、各種制御信号やデータのやり取りができるよう構成されている
。このユーザーPC20は、インストールされたプログラムによりプリンター40に対し
て印刷処理を指令したりプリンター40の情報を表示したりする。
【0023】
プリンター40は、各種処理プログラムを記憶したROMと一時的にデータを記憶する
RAMとを備え、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして装置全体の制御を司るコ
ントローラー41と、記録紙Sへ画像を印刷処理する印刷機構42と、を備えている。コ
ントローラー41や印刷機構42は、図示しないバスによって電気的に接続されている。
印刷機構42は、図示しないが、各色のインクに圧力をかけ、この加圧されたインクを記
録紙Sに吐出して印刷処理を実行するインクジェット方式の機構である。なお、インクへ
圧力をかける機構は、圧電素子の変形によるものとしてもよいしヒーターの熱による気泡
の発生によるものとしてもよい。あるいは、印刷機構42は、ドットインパクト方式、電
子写真方式及び熱転写方式などのいずれであってもよい。
【0024】
次に、こうして構成された本実施形態のプリンターシステム10の動作、特に、ユーザ
ーPC20でアプリケーションのツールバーを利用して印刷指令する際の動作について説
明する。図2は、RAM24に記憶される表示情報24a及びカーソル位置情報24bの
説明図である。図3は、CPU22によって実行されるアドイン制御処理ルーチンの一例
を表すフローチャートである。このユーザーPC20では、CPU22は、コンピュータ
ーが起動した際に、図示しないオペレーティングシステム(OS)によりディスプレイ2
6に表示する表示画面27の情報を表示情報24aとしてRAM24の所定領域に格納す
る。この表示情報24aには、図2に示すように、現在オープンされているウインドウの
座標やサイズ、ツールバーに配置されているボタンやコンボボックスなどのサイズなどの
情報が含まれている。また、ユーザーPC20では、処理選択を行うカーソルの位置の情
報を含むカーソル位置情報24bをRAM24の所定領域に格納している。
【0025】
また、アドイン制御処理ルーチンは、HDD25に記憶されたアドイン制御プログラム
33に格納されており、第1アプリケーション31が起動されアプリケーションウインド
ウ70が開かれたあとCPU22によって実行される。ここでは、第1ウインドウ72、
第2ウインドウ74が起動されたあと、第1アプリケーション31と共に実行される場合
について主として説明する。このルーチンを実行すると、まず、CPU22は、ボタン配
置モジュール34を実行し、アプリケーションのツールバーに接続されるアドイン用ツー
ルバーにトリガー用ボタンを配置する処理を実行する(ステップS100)。
【0026】
図4は、表示画面27に表示されたアプリケーションウインドウ70の説明図である。
図4に示すように、表示画面27には、アプリケーションウインドウ70のなかに、第1
ウインドウ72,第2ウインドウ74がオープンされており、その上にカーソル81が配
置されている。このアプリケーションウインドウ70の上部には、アプリケーションの標
準的なアイコンボタン83やコンボボックス84が配置されたツールバー82が配置され
ている。また、このツールバー82には、あとから組み込まれたアドイン用ツールバー9
0が接続されている。このアドイン用ツールバー90は、例えば印刷設定を行う各種ボタ
ンが配置されているものであり、プリンター40への印刷処理に関する選択を入力する際
に利用されるトリガー用ボタン92,93などが配置されている。ここでは、トリガー用
ボタン92,93を配置したアドイン用ツールバー90をツールバー82の右端に接続す
るものとした。
【0027】
次に、CPU22は、ユーザーの入力装置28のマウス操作によって、クリックイベン
トが発生したか否かを判定する(ステップS110)。クリックイベントが発生したとき
、即ち、ユーザによる選択操作がされたときには、CPU22は、情報取得モジュール3
5を実行し、表示情報24aをOSのアプリケーションプログラムインターフェイス(A
PI)を用いて取得する(ステップS120)。ここでは、現在アクティブであるウイン
ドウハンドルをOSのAPIを用いて取得する処理を行うものとした。また、表示情報2
4aとして、ツールバー82の各ボタンのサイズや第2ウインドウ74に対するツールバ
ー82の位置の情報と、第2ウインドウ74の表示画面27上での座標の情報を取得する
ものとした。次に、CPU22は、アドイン用ツールバー90に配置されているトリガー
用ボタン92,93のツールバー82に対する相対位置を計算する(ステップS130)
。図5は、ツールバー82の結合状態でのトリガー用ボタンの相対位置の計算方法の説明
図であり、図6は、ツールバー82の非結合状態でのトリガー用ボタンの相対位置の計算
方法の説明図である。図5に示すように、ツールバー82が第2ウインドウ74に結合し
ているときには、先頭のマークドットWm(例えば7ドットなど)と、各ボタンのドット
W1〜W4と、セパレータドットWs(例えば6ドットなど)とを加算し、トリガー用ボ
タン92やトリガー用ボタン93よりも左側に配置されているコントロールの幅を計算す
る。また、ツールバー82が第2ウインドウ74に結合していないときには、図6に示す
ように、マークドットWmを加えずに上記と同じようにトリガー用ボタン92やトリガー
用ボタン93よりも左側に配置されているコントロールの幅を計算する。この計算値によ
り、ツールバーに対するトリガー用ボタン92やトリガー用ボタン93の相対位置を求め
ることができる。次に、CPU22は、OSのAPIを用いてカーソル81の位置のコン
トロールのハンドルを取得する(ステップS140)。
【0028】
続いて、CPU22は、カーソルでの選択操作がトリガー用ボタン上で行われたか否か
を、ツールバーに対するトリガー用ボタンの相対位置の情報とツールバーのウインドウ座
標とカーソル81の位置とに基づいて判定する(ステップS150)。ここで、ツールバ
ーのウインドウ座標によりツールバーの表示画面27上の位置がわかり、更に、ツールバ
ーに対するトリガー用ボタンの相対位置によりトリガー用ボタン92の表示画面27上の
位置がわかる。そして、トリガー用ボタンの大きさもわかることから、表示画面27上の
トリガー用ボタンの領域を把握することができる。このように、クリックされたときに、
カーソル81がトリガー用ボタンの領域内にあるか否かを判定するのである。カーソルで
の選択操作がトリガー用ボタン上で行われていないと判定されたとき、またはステップS
110でクリックイベントが発生していないときには、表示処理が終了したか否かを第2
ウインドウ74が閉じられたか否かに基づいて判定する(ステップS200)。表示処理
が終了したときには、そのままこのルーチンを終了し、表示処理が終了していないときに
は、ステップS110以降の処理を実行する。一方、ステップS150でカーソルでの選
択操作がトリガー用ボタン上で行われたときには、設定モジュール36を実行し、ツール
バーに対するトリガー用ボタンの相対位置の情報とツールバーのウインドウ座標とに基づ
いてコントロールボックスの配置位置を設定する(ステップS160)。このコントロー
ルボックスは、プリンターへの印刷処理に関する設定内容を処理選択内容として配置して
いるものである(後述図7,8参照)。このコントロールボックスの配置位置は、例えば
クリックされたトリガー用ボタンの下方且つトリガー用ボタン92に隣接する位置に設定
するものとした。
【0029】
続いて、CPU22は、表示制御モジュール37を実行し、設定した配置位置にコント
ロールボックスを表示させる(ステップS170)。図7は、表示画面27に表示するコ
ントロールボックス96の説明図であり、図8は、表示画面27に表示するコントロール
ボックス97の説明図である。ここでは、トリガー用ボタン92上でクリックされると複
数の利用可能なプリンターのうちいずれかを選択するコントロールボックス96が表示さ
れ、トリガー用ボタン93上でクリックされると印刷部数を入力するコントロールボック
ス97が表示されるものとした。そして、CPU22は、コントロールボックス上で選択
された処理を受け付け(ステップS180)、ユーザーが操作し終えたタイミングでコン
トロールボックスを閉じ(ステップS190)、ステップS110以降の処理を実行する
。ここで、例えば、コントロールボックス96では、プリンター名の上でクリックしたと
きを操作終了のタイミングとし、このクリックによりそのプリンターを選択したものと受
け付けるものとしてもよい。また、コントロールボックス97では、OKキーの位置でク
リックされたときを操作終了のタイミングとし、このクリックにより入力ボックス内の印
刷部数を受け付けるものとしてもよい。
【0030】
ここで、ステップS110〜S200の処理について説明する。通常は、アドイン用ツ
ールバーにコンボボックスを配置した場合に、コンボボックスがクリックされたときには
、アプリケーション側からアドイン用ツールバー側の制御プログラムへコンボボックスが
操作された旨の通知が送られる。このとき、コンボボックスをオープンする位置やタイミ
ングなどの情報がアプリケーション側から通知される。しかしながら、例えば、アプリケ
ーションによっては、アドイン用ツールバーにコンボボックスを配置した場合に、2枚目
以降のウインドウでアドイン用ツールバーの制御プログラムにコントロールが移らず、コ
ンボボックスの処理をできないことがある。ここでは、アドイン用ツールバーの制御プロ
グラム側でトリガー用ボタン92,93などの位置をOSのAPIを利用して取得し、ア
プリケーションから独立した状態でトリガー用ボタン上で操作されたか否かを把握するの
である。そして、コントロールボックスをトリガー用ボタン92に隣接して表示させるこ
とによって、コンボボックスと同様の動作をさせ、ユーザーに違和感を与えずにかつ容易
に処理内容を選択させるのである。
【0031】
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実
施形態のアドイン制御処理ルーチンのステップS100の処理が本発明のステップ(a)
の処理に相当し、ステップS120〜S140の処理が本発明のステップ(b)の処理に
相当し、ステップS110,S150〜S160の処理が本発明のステップ(c)の処理
に相当し、ステップS170の処理が本発明のステップ(d)の処理に相当し、ステップ
S190の処理が本発明のステップ(f)の処理に相当する。また、本実施形態のディス
プレイ26が本発明の表示手段に相当し、コントローラー21及びボタン配置モジュール
34が配置手段に相当し、コントローラー21及び情報取得モジュール35が情報取得手
段に相当し、コントローラー21及び設定モジュール36が設定手段に相当し、コントロ
ーラー21及び表示制御モジュール37が制御手段に相当する。
【0032】
以上詳述した本実施形態のユーザーPC20によれば、アプリケーションのツールバー
に接続されるアドイン用ツールバーにトリガー用ボタンを配置し、ツールバーに対するト
リガー用ボタンの相対位置の情報とツールバーのウインドウ座標とを取得すると共に、処
理選択を行うカーソル位置の情報を取得する。次に、ユーザーによる選択操作ののち、ア
ドイン用ツールバーの相対位置の情報とカーソル位置の情報と情報を用いてカーソルでの
選択操作がアドイン用ツールバーに配置されているトリガー用ボタンであるか否かを判定
し、カーソルでの選択操作がトリガー用ボタンであると判定されたときには、取得したト
リガー用ボタンの相対位置と取得したツールバーのウインドウ座標とに基づいて、印刷処
理の選択内容を配置したコントロールボックスの表示画面上の表示位置を設定する。そし
て、設定された表示位置にコントロールボックスを表示させる処理を行う。このように、
アプリケーションとは独立した制御でカーソル位置に応じて、処理選択内容を配置したコ
ントロールボックスを表示するのである。したがって、コントロールボックスを利用する
ことにより、容易に選択可能な状態で処理選択内容をより確実にユーザーに提示すること
ができる。
【0033】
また、OSのAPIを用いて、ツールバーに対するトリガー用ボタンの相対位置とツー
ルバーのウインドウ座標とカーソル位置の情報とを比較的容易に得ることができる。更に
、トリガー用ボタンに隣接する位置にコントロールボックスが表示されるため、トリガー
用ボタンにカーソルを合わせたあと、ユーザーがコントロールボックス内の内容をより選
択しやすい。更にまた、一般的に、印刷処理では選択し設定する処理内容が多く、トリガ
ー用ボタンにより独自のコントロールボックスを表示する本発明を印刷設定するアドイン
ツールバーに適用する意義が高い。そして、ユーザーが操作し終えたタイミングでコント
ロールボックスが閉じられるので、より違和感が少ない。
【0034】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
【0035】
例えば、上述した実施形態では、コントロールボックスをトリガー用ボタンの下方且つ
隣接して表示させるものとしたが、トリガー用ボタンとウインドウ座標とに基づいて定め
るものとすれば、特にこれに限られない。例えば、コントロールボックスをトリガー用ボ
タンの上方や左方、右方などに配置位置を設定してもよいし、トリガー用ボタンに接しな
い配置位置を設定するものとしてもよい。なお、コントロールボックスは、トリガー用ボ
タンに隣接したり近接した位置に配置される方が、ユーザは操作しやすくより好ましい。
【0036】
上述した実施形態では、トリガー用ボタンの相対位置とツールバーのウインドウ座標と
に基づいてコントロールボックスの表示画面上の表示位置を設定するものとしたが、アプ
リケーションの作業領域の情報を取得し、アプリケーションの作業領域を外れた位置にコ
ントロールボックスの表示画面上の表示位置を設定するものとしてもよい。図9は、アプ
リケーションの作業領域を外れた位置にコントロールボックスを配置する説明図である。
図9では、アプリケーションの作業領域85がツールバー82及びアドイン用ツールバー
90の下方に配置されており、これに対してコントロールボックス96をトリガー用ボタ
ン92の上方に隣接した配置位置を設定する構成を示した。ここで、アプリケーションの
作業領域としては、例えば文書や画像の編集領域や、表計算の実行領域などが挙げられる
。このアプリケーションの作業領域は、OSのAPIに格納されている情報から取得する
ものとしてもよい。OSのAPIに格納されている情報としては、例えば、ウインドウサ
イズの情報、ツールバーの情報などを用いることができる。こうすれば、アプリケーショ
ンの作業領域がコントロールボックスに覆われないため、ユーザーは、作業領域を視認し
ながら、コントロールボックス内の処理選択内容を確認することができる。
【0037】
上述した実施形態では、コントロールボックスが配置位置に固定表示されるものとした
が、コントロールボックスを配置位置に表示したのち、ユーザーから変更したコントロー
ルボックスの表示位置を取得し、この変更後の表示位置にコントロールボックスを表示さ
せるものとしてもよい。変更後の表示位置は、例えばユーザーによるコントロールボック
スのドラッグアンドドロップにより取得するものとしてもよいし、ユーザーの座標入力に
より取得するものとしてもよい。こうすれば、ユーザーは、コントロールボックスの位置
を自由に変更することが可能であり、よりユーザーが使用しやすい。
【0038】
上述した実施形態では、クリックイベントが発生したのちアドイン用ツールバー90の
トリガー用ボタンの位置を取得し、コントロールボックスの配置位置を設定するものとし
たが、図10に示すように、ツールバーが配置されているアプリケーションのウインドウ
が1枚目のウインドウであるか否かを判定し、このウインドウが1枚目のウインドウでな
いとき、即ち、2枚目以降のウインドウであるときには、ステップS110以降の処理を
行うものとしてもよい。こうすれば、2枚目以降のウインドウであっても確実にコントロ
ールボックスが表示されるため、ユーザーは、処理選択内容をより容易に選択することが
できる。また、アプリケーション側からコントロールボックスの表示指令が来たときには
、この表示指令に基づいてコントロールボックスを表示するものとしてもよい。こうすれ
ば、アプリケーションから独立してコントロールボックスを開くほか、アプリケーション
からの指令によってもコントロールボックスを開くため、容易に選択可能な状態で処理選
択内容をより一層確実にユーザーに提示することができる。図10は、別のアドイン制御
処理ルーチンの一例を表すフローチャートである。なお、図3のアドイン制御処理ルーチ
ンと同様の処理については同じステップ番号を付し、その説明を省略する。このルーチン
が実行されると、ステップS100のあと、CPU22は、現在のウインドウが第1ウイ
ンドウであるか否かをOSのAPIの情報などを用いて判定する(ステップS300)。
第1ウインドウでないとき、即ち現在のウインドウが2枚目以降のウインドウであるとき
には、アプリケーションからコントロールボックスをオープンする情報が来ないことがあ
るため、ステップS110以降の処理を実行する。一方、第1ウインドウであるとき、即
ち現在のウインドウが1枚目のウインドウであるときには、アプリケーションからコント
ロールボックスの表示指令がより確実にくることから、この表示指令を受けたか否かを判
定する(ステップS310)。表示指令を受けていないときには、そのまま待機し、表示
指令を受けたときには、この表示指令に含まれる表示位置などの情報に基づいてコントロ
ールボックスを表示する(ステップS320)。続いて、選択された処理を受け付け(ス
テップS330)、コントロールボックスを閉じる(ステップS340)。そして、表示
処理が終了したか否かを判定し(ステップS350)、表示処理が終了していないときに
はステップS310以降の処理を実行し、表示処理が終了したときにはこのルーチンを終
了する。こうしても、コントロールボックスを利用することにより、容易に選択可能な状
態で処理選択内容をより確実にユーザーに提示することができる。
【0039】
上述した実施形態では、印刷処理の処理選択内容を配置したコントロールボックスを表
示するアドイン用ツールバーについて説明したが、所定の処理選択内容を配置したアドイ
ン用ツールバーであれば、特にこれに限定されず適用することができる。また、上述した
実施形態では、ユーザーPC20(情報処理装置)として説明したが、情報処理方法とし
てもよいし、アドイン制御プログラム33としてもよい。
【符号の説明】
【0040】
10 プリンターシステム、20 ユーザーPC、21 コントローラー、22 CPU
、23 フラッシュROM、24 RAM、24a 表示情報、24b カーソル位置情
報、25 HDD、26 ディスプレイ、27 表示画面、28 入力装置、29 バス
、31 第1アプリケーション、32 第2アプリケーション、33 アドイン制御プロ
グラム、34 ボタン配置モジュール、35 情報取得モジュール、36 設定モジュー
ル、37 表示制御モジュール、40 プリンター、41 コントローラー、42 印刷
機構、70 アプリケーションウインドウ、72 第1ウインドウ、74 第2ウインド
ウ、81 カーソル、82 ツールバー、83 アイコンボタン、84 コンボボックス
、85 作業領域、90 アドイン用ツールバー、92,93 トリガー用ボタン、96
,97 コントロールボックス。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーションプログラムの表示画面に配置されるツールバーでの情報処理方法であ
って、
(a)前記アプリケーションプログラムのツールバーに接続されるアドイン用ツールバー
にトリガー用ボタンを配置するステップと、
(b)前記ツールバーに対する前記トリガー用ボタンの相対位置の情報と前記ツールバー
のウインドウ座標とを取得すると共に、所定の選択を行うカーソル位置の情報を取得する
ステップと、
(c)ユーザーによる所定の選択操作ののち、前記取得した相対位置の情報とカーソル位
置の情報とを用いて前記カーソルでの選択操作がアドイン用ツールバーに配置されている
前記トリガー用ボタンであるか否かを判定し、前記カーソルでの選択操作が前記トリガー
用ボタンであると判定されたときには、前記取得したトリガー用ボタンの相対位置と前記
取得したツールバーのウインドウ座標とに基づいて、所定の処理選択内容を配置したコン
トロールボックスの前記表示画面上の表示位置を設定するステップと、
(d)前記設定された表示位置に前記コントロールボックスを表示させるステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項2】
前記ステップ(b)では、オペレーティングシステム(OS)のアプリケーションプロ
グラムインターフェイス(API)を用いて前記ツールバーに対する前記トリガー用ボタ
ンの相対位置の情報と前記ツールバーのウインドウ座標と前記カーソル位置の情報とを取
得する、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記ステップ(c)では、前記トリガー用ボタンに隣接する位置に前記コントロールボ
ックスの前記表示画面上の表示位置を設定する、請求項1又は2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記ステップ(b)では、前記アプリケーションプログラムの作業領域の情報を取得し

前記ステップ(c)では、前記アプリケーションプログラムの作業領域を外れた位置に
前記コントロールボックスの前記表示画面上の表示位置を設定する、請求項1〜3のいず
れか1項に記載の情報処理方法。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理方法であって、
(e)前記ステップ(d)のあと、ユーザーから変更した前記コントロールボックスの表
示位置を取得し、該変更後の表示位置に前記コントロールボックスを表示させるステップ
、を含む、情報処理方法。
【請求項6】
前記アドイン用ツールバーのトリガー用ボタンは、印刷装置への印刷処理に関するもの
であり、
前記コントロールボックスは、前記印刷装置への印刷処理に関する内容を前記所定の処
理選択内容として配置している、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理方法の各ステップを1又は複数のコンピ
ューターに実現させるプログラム。
【請求項8】
アプリケーションプログラムの表示画面に配置されたツールバーを表示する情報処理装
置であって、
画像を表示する表示手段と、
前記アプリケーションプログラムのツールバーに接続されるアドイン用ツールバーにト
リガー用ボタンを配置する配置手段と、
前記ツールバーに対する前記トリガー用ボタンの相対位置の情報と前記ツールバーのウ
インドウ座標とを取得すると共に、所定の選択を行うカーソル位置の情報を取得する情報
取得手段と、
ユーザーによる所定の選択操作ののち、前記取得した相対位置の情報とカーソル位置の
情報とを用いて前記カーソルでの選択操作がアドイン用ツールバーに配置されている前記
トリガー用ボタンであるか否かを判定し、前記カーソルでの選択操作が前記トリガー用ボ
タンであると判定されたときには、前記取得したトリガー用ボタンの相対位置と前記取得
したツールバーのウインドウ座標とに基づいて、所定の処理選択内容を配置したコントロ
ールボックスの前記表示画面上の表示位置を設定する設定手段と、
前記設定された前記表示手段の表示位置に前記コントロールボックスを表示させる制御
手段と、
を備えた情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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