情報処理装置、その方法及びプログラム
【課題】 ユーザの使用環境に応じて適切な表示や機能を提供するデバイス管理画面を提供することができる、操作性に優れた制御システムを実現する。
【解決手段】 本発明における情報処理装置は、接続されている周辺装置を管理するための管理画面を、当該管理画面から指示ができる機能に関して記述される制御情報に基づき表示し、記憶部と、前記情報処理装置で動作するソフトウェアが提供する画面で表示される言語の種類を、前記記憶部に登録する登録手段とを有し、前記登録手段により登録された言語の種類と前記制御情報とに基づき、前記管理画面における前記ソフトウェアに関する表示が行われることを特徴とする。
【解決手段】 本発明における情報処理装置は、接続されている周辺装置を管理するための管理画面を、当該管理画面から指示ができる機能に関して記述される制御情報に基づき表示し、記憶部と、前記情報処理装置で動作するソフトウェアが提供する画面で表示される言語の種類を、前記記憶部に登録する登録手段とを有し、前記登録手段により登録された言語の種類と前記制御情報とに基づき、前記管理画面における前記ソフトウェアに関する表示が行われることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置とプリンタなどの周辺装置とから成るシステムにおいて、情報処理装置から周辺装置を制御するための手法を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、USB、Ethernet(登録商標)、無線LAN等の様々なインタフェースを利用して、情報処理装置に周辺装置を接続したシステムが、自宅やオフィス等、様々な場面で有効に活用されている。周辺装置の例としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナ、デジタルカメラ、及びこれらの機器の機能を複合して備える装置等が挙げられる。
【0003】
Windows(登録商標) 7では、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略す場合がある)等の情報処理装置に接続された周辺装置を管理する新しい機能が導入された。PCに接続された装置を表示するウィンドウであるDevices and Printersフォルダと各周辺装置に特有なアプリケーションやサービスとへのリンク機能を備えるDevice Stage(登録商標)である。Devices and Printersフォルダの画面は、Windows(登録商標)の「スタートメニュー」から表示することができる。Devices and Printersフォルダからは更に各周辺装置のDevice Stage画面を開くことができる。Device Stageではビジュアルな画面を提供でき、ユーザが簡単に装置に関連する機能やサービスにアクセスすることができるようになる。例えば、写真の印刷が可能なアプリケーションへのリンクをDevice Stage画面上のタスク(ボタン)から提供すること等が考えられる。この例の場合、Device Stage画面から、写真の印刷が可能なアプリケーションを起動して、周辺装置(MFP)を使って写真を印刷すること等ができる。また、プリンタドライバの印刷設定画面を開いたり、スキャナドライバの読取り設定画面を開いたりするリンクを、Device Stage画面上のタスク(ボタン)から提供すること等も考えられる。さらに、メーカーがインターネット上で提供するサポートサイトへのリンクをDevice Stage画面上に設けることで、ユーザが簡単に周辺装置に関連するサイトにアクセスできるようにするといった活用例も挙げられる。以下、Device Stageを一例とする周辺装置を管理するための画面をデバイス管理画面と呼んで説明する。
【0004】
Windows(登録商標) 7 Operating System(以下、OSと略す場合がある)の表示言語は、そのOSの販売地域により異なり、例えば、日本では日本語、アメリカでは英語、というような言語のOSが使われるケースが一般的である。また、Windows(登録商標) 7の最上位のSKUであるUltimateのOS環境においては、Winodws(登録商標) Updateでインターネットを介して配布されているLanguage Packと呼ばれる言語パックをインストールすることにより、使用する言語を増やすこともできる。例えば、英語のOSに日本語のLanguage Packをインストールすることで、OSの表示言語を英語、日本語と2つの言語で切り換えて使うことができる。この場合における言語切り換えは、次に示す操作で行うことができる。
(1)スタートメニューから「コントロール パネル」を開く。
(2)「表示言語の変更」をクリックする。
(3)表示言語を選択する。
【0005】
但し、Windows(登録商標) 7 Ultimateが使用される場合は、他のSKUが使用される場合と比べて少ないと思われるので、Windows(登録商標) 7を使用している大多数のユーザはLanguage Packを使うことができない。従って、これら大多数のユーザは、居住地で使用されている言語のOSを使用している。
【0006】
Windows(登録商標) 7のDevice Stageは、OSの表示言語と同じ言語で表示される。例えば、日本語のOS上でDevice Stageを起動すると、Device Stage上の各タスクを表すボタンに付加されている文字列の言語は日本語で表示される。英語のOS上でDevice Stageを起動すると、Device Stage上の各タスクを表すボタンに付加されている文字列の言語は英語で表示される。Language Packがインストールされている場合も同様である。例えば、英語のOSにスペイン語のLanguage Packがインストールされていて、OSの表示言語としてスペイン語が選択されている場合、Device Stage上の各タスクを表すボタンに付加されている文字列の言語はスペイン語で表示される。
【0007】
周辺装置を制御するドライバや、周辺装置用のアプリケーションが、各ベンダー(IHVやISV)から配布されているが、その配布形態はインターネットを介して配布されているケースが一般的である。これらのドライバやアプリケーションの多くは、マルチ言語対応となっており、ドライバやアプリケーションのユーザインタフェースを介して表示言語を切り換えることができる。従って、前記OSのケースとは異なり、ユーザが自分の母国語の言語を使ってドライバやアプリケーションを使用する、というようなことを容易に行うことができる。例えば、母国ではない異国の地に住んでいるユーザが、居住地で使用されている言語のOSを使用して、ドライバやアプリケーションの言語表示を母国語、すなわち、居住地で使用されている言語とは異なる言語で使うようなケースが考えられる。
他にも、従来例としては、例えば特許文献1に示すような技術が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2005−85132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
今、前述したような、母国ではない異国の地に住んでいるユーザが、居住地で使用されている言語のOSを使用して、ドライバやアプリケーションの言語表示を母国語、すなわち、居住地で使用されている言語とは異なる言語で使うようなケースを考える。このようなケースにおいて、デバイス管理画面上のタスク(ボタン)から、プリンタドライバの印刷設定画面を開いたり、スキャナドライバの読取り設定画面を開いたり、写真の印刷用のアプリケーションを起動する例がある。この例において、あるユーザの居住地で使用されている言語が英語で、そのユーザの母国語が日本語の場合、デバイス管理画面上の各タスク(ボタン)に付加されている文字列は英語で表示される。しかしながら、各タスクを実行した時に表示されるプリンタドライバの印刷設定画面、スキャナドライバの読取り設定画面、写真の印刷用のアプリケーションの画面は日本語で表示されるので、そのユーザが困惑し、操作性が悪い、という問題がある。
【0010】
また、例えば、プリンタドライバの印刷設定画面が日本語で表示されていて、写真の印刷用のアプリケーションが日本語や英語に対応しておらず、スペイン語で表示されるような場合を考える。この場合、デバイス管理画面上の各タスク(ボタン)に付加されている文字列は英語で表示される。しかしながら、プリンタドライバの印刷設定画面を表示するタスクを実行すると日本語の印刷設定画面が表示され、写真の印刷用のアプリケーションを起動するタスクを実行するとスペイン語のアプリケーションが起動して表示されてしまうので、そのユーザが非常に困惑し、操作性が極めて悪い、という問題もある。
【0011】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、ユーザの使用環境に応じて適切な表示や機能を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述した課題を解決するために、本発明における情報処理装置は、接続されている周辺装置を管理する管理画面を、当該管理画面から指示ができる機能に関して記述される制御情報に基づき表示し、記憶部と、前記情報処理装置で動作するソフトウェアが提供する画面で表示される言語の種類を、前記記憶部に登録する登録手段とを有し、前記登録手段により登録された言語の種類と前記制御情報とに基づき、前記管理画面における前記ソフトウェアに関する表示が行われることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
よって、本発明はユーザの使用環境に応じて適切な表示や機能を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】情報処理装置及び周辺装置からなる制御システムのシステム構成の一例を示す図である。
【図2】PC及びMFPのハードウェア構成の一例を表す図である。
【図3】PCのソフトウェア構成の一例を表す図である。
【図4】PCにおけるプリンタドライバの構成の一例を示す図である。
【図5】Devices and Printersフォルダとデバイス管理画面との一例を示す図である。
【図6】プリンタドライバの印刷設定画面の例を示す図である。
【図7】写真の印刷アプリケーションのメイン画面の例を示す図である。
【図8】デバイス管理制御用ファイルの内容を表す図である。
【図9】デバイス管理制御用ファイルの内容を表す図である。
【図10】デバイス管理と写真の印刷アプリケーションとのソフトウェア構成の一例を示す図である。
【図11】デバイス接続時の処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】デバイス管理制御用ファイルのインストールの処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】デバイス管理画面の起動の処理の一例を示すフローチャートである。
【図14】デバイス管理画面の表示内容の構築の処理の一例を示すフローチャートである。
【図15】印刷設定画面の起動の処理の一例を示すフローチャートである。
【図16】写真の印刷アプリケーションの起動の処理の一例を示すフローチャートである。
【図17】デバイス管理画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0016】
尚、以下、Windows(登録商標) 7 Operating Systemの情報の内、特に詳しい説明を付加していないものに関しては、2009年11月5日現在、以下の参考サイト1で公開されている情報であるので、必要以上の説明を省略する。
参考サイト1:http://msdn.microsoft.com/en−us/library/default.aspx
また、以下、USBとは、Universal Serial Busを表す。USBに関しては、2009年11月5日現在、以下の参考サイト2で公開されている情報であるので、必要以上の説明を省略する。
参考サイト2:http://www.usb.org/home
また、以下において、WSDとは、Web Service on Devicesを表する。WSDに関しては、2009年11月5日現在、以下の参考サイト3で公開されている情報であるので、必要以上の説明を省略する。
参考サイト3:http://www.microsoft.com/whdc/connect/rally/rallywsd.mspx
【0017】
[本実施例の説明]
図1は、情報処理装置及び周辺装置からなる制御システムのシステム構成の一例を示す図である。図1において、1、2は、情報処理装置であり、一般的なパーソナルコンピュータ(以下、PCと略す場合がある)で構成される。PC1、PC2は、図2(a)で後述するようなハードウェアで構成され、Operating System(以下、OSと略す場合がある)としてWindows(登録商標) 7と同等のOSがインストールされている。
【0018】
PC1、PC2は、それぞれEthernet(登録商標)で構成されるネットワーク4、8に接続されている。3は、マルチファンクションプリンタ(以下、MFPと略す場合がある)であり、カラーインクジェットプリンタ、カラーファクシミリ、カラースキャナ、フラッシュメモリ用の外部ストレージ等で構成され、周辺装置の一例である。MFP3は、ABC社製のKmmnというモデル名のMFPである。尚、周辺装置としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナ、デジタルカメラ、及びこれらの複合機能を備える装置等であってもよい。
【0019】
MFP3は、図2(b)で後述するようなハードウェアで構成され、PC1とネットワーク4を介して接続されており、互いに双方向通信が可能である。80は、アプリケーションであり、Windows(登録商標)用の実行可能形式のファイル(*.EXE)で構成される。アプリケーションの一例として、デバイス管理80は、後述する図5(b)に示すようなデバイス管理画面を表示する機能を備える。50は図4で後述するプリンタドライバである。143は図7で後述する写真の印刷アプリケーションである。ネットワーク4は、MFP3を使用するユーザ(顧客)が住んでいる自宅に構築された一般家庭用のホームネットワークである。MFP3は、この自宅内でネットワーク4を介してPC1と接続されて家族間で共有使用されているMFPである。ネットワーク8は、ABC社内に構築されたオフィスネットワークである。
【0020】
ネットワーク8に接続されているPC2は、Webサーバの機能を備えるWebサーバ9を備えており、インターネットを介してABC社のWebサイトを提供している。10は、PC1に挿入可能なCD−ROMであり、ソフトウェア(プログラム)や電子ファイルが格納されている。11、12は、ファイル格納部であり、図8及び図9で後述するデバイス管理制御用ファイル800は、Webサーバ9やCD−ROM10内のファイル格納部11、12に格納されていて、これらから配布される。5は、アナログ電話回線であり、PC1におけるファクシミリの送信又は受信に使用される。6は、フラッシュメモリであり、MFP3のフラッシュメモリ装着用のスロット(図では省略)に装着することで、PC1からストレージとして参照することができる。7は、MFPであり、XYZ社製のDefgというモデルであり、MFP3とは異なるデバイスである。
【0021】
図2は、PC及びMFPのハードウェア構成の一例を表す図である。PC1、PC2は、図2の(a)に示すようなハードウェアで構成されている。図2の(a)ではPC1の例で説明する。図2の(a)に示す通り、PC1は、ランダムアクセスメモリ部(RAM201)、ハードディスクドライブ部(HDD202)、キーボード部(KBD203)、CPU204、を含む。また、PC1は、表示用ディスプレイ(LCD205)、ネットワークボード(NB207)、を含む。また、PC1は、以上の構成要素を互いに接続するバス206を有する。尚、HDD202は、記憶部の一例である。KBD203は、入力部の一例である。CPU204は、制御部の一例である。LCD205は、表示部の一例である。NB207は、通信制御部の一例である。尚、記憶部は、可搬性CD−ROM又は内部据付のROM等であってもよい。デバイス管理80、写真の印刷アプリケーション143等のアプリケーションや、図3、図4(プリンタドライバ50を含む)、図10に示す各モジュール(ソフトウェア)は、HDD202に記憶され、必要に応じてRAM201に読み出されてCPU204により実行される。これにより、CPU204が、デバイス管理(デバイス管理部)80、写真の印刷アプリケーション143等のアプリケーションや、図3、図4(プリンタドライバ50を含む)、図10に示す各モジュール(ソフトウェア)の機能を実現する。
【0022】
MFP3は、図2(b)に示すようなハードウェア構成を持つ。図2(b)において、15は、マイクロプロセッサ等から構成されるCPUである。CPU15は、MFP3の中央処理装置として、ROM16に記憶されているプログラムに従って、RAM17、通信部18、記録部19、操作部20、表示部21、読取り部22、ファクシミリ制御部23、外部ストレージ制御部24を制御する。ROM16にはプリンタドライバ50(図4で後述する)の制御に従ってMFP3が記録(印刷)処理や、印刷動作の状態をPC1へ通知する処理を行うプログラムが記憶されている。また、ROM16には、FAXドライバ(図は省略)の制御に従ってMFP3がファクシミリの送信又は受信処理や、ファクシミリの送信又は受信の状態をPC1へ通知する処理を行うプログラムも記憶されている。更に、ROM16には、WIAドライバ(不図示)やTWAINドライバ(不図示)の制御に従ってMFP3が画像の読取り処理や、読取り動作の状態をPC1へ通知する処理を行うプログラムも記憶されている。RAM17は主にPC1から送られて、それをもとに記録部19によって印刷される印字データが一時的に記憶される。また、RAM17には、読取り部22で読取られた画像データ、PC1から送られてきたファクシミリの送信データ、ファクシミリ制御部で受信されたファクシミリの受信データ等も一時的に記憶される。
【0023】
通信部18には、ネットワーク4用の接続ポート、アナログ電話回線5用の接続ポート等が含まれており、Ethernet(登録商標)、ファクシミリのアナログ通信を制御する。記録部19は、インクジェット方式の記録ヘッド、各カラーインク、キャリッジ、記録紙搬送機構等から構成される記録ユニットと、前記印字データをもとに前記記録ヘッドにて印字用パルスを発生させるためのASIC等から構成される電気回路とから構成される。印刷可能なアプリケーション上での印刷操作、又はファクシミリの送信操作によって、アプリケーションで開かれているファイルの表示内容(画像データ)が、EMF形式のスプールファイルとしてPC1のHDD202に一時的に格納される。そして、スプールファイルは、プリンタドライバ50、又はFAXドライバを介してMFP3制御用コマンドを含む印字データ、又はファクシミリの送信データに変換された後、ネットワーク4を介してMFP3に送られる。MFP3にて受信された印字データは、記録部19で印字用パルスに変換されて、記録紙上に印刷される。MFP3にて受信されたファクシミリの送信データは、ファクシミリ制御部23でファクシミリの通信プロトコルに変換されて、アナログ電話回線5を介して相手先のファクシミリ装置に送信される。20は、操作部であり、電源ボタン、リセットボタン等の各種ボタンから構成され、MFP3を操作することができる。21は、表示部であり、タッチパネルの液晶ディスプレイで構成され、MFP3の状態の表示や、各種設定や電話番号の表示、入力等を行うことができる。22は、読取り部であり、カラーイメージセンサや画像処理用のASIC等から構成される電気回路とから構成され、スキャナ機能を制御する。23は、ファクシミリ制御部であり、ファクシミリ用のモデムやアナログ通信回路等から構成され、ファクシミリの通信プロトコルに従ってファクシミリの送信や受信を制御する。24は、外部ストレージ制御部であり、フラッシュメモリ装着用のスロットやストレージ用のインタフェース回路等から構成され、装着されたフラッシュメモリを制御する。
【0024】
図3は、PCのソフトウェア構成の一例を表す図である。図3において、92は、Ethernet(登録商標)を制御するEthernet(登録商標)制御スタックである。91は、IP Networkを制御するIP Network制御スタックである。90は、WSmDを制御するWSD制御スタックである。89は、IHVの独自プロトコルを制御するIHVネイティブプロトコル制御スタックである。88は、ネットワークのプラグ アンド プレイ(以下、N−PnPと略す場合がある)を制御するN−PnP制御スタックである。尚、ネットワーク接続デバイスに対するサポートを提供する、プラグ アンド プレイの一連の拡張機能としてWindows(登録商標) 7 OSに標準搭載されている機能として、Plug and Play Extensions(PnP−X)が存在する。しかし、本実施形態ではこれと同等の機能として前記N−PnPを利用する例で説明する。85は、デバイスドライバ群であり、OSに標準で同梱されている標準ドライバ群87とIHVから提供されるIHV製ドライバ群86とから構成される。84は、アプリケーション/DDIインタフェースであり、Application Programing Interface(API)、Device Driver Interface(DDI)から構成される。80は、アプリケーションであり、OSに標準で同梱されているデバイス管理(Device Management)である。30は、図4で後述する印刷可能なアプリケーションである。143は、図7で後述する写真の印刷アプリケーションである。82は、アプリケーション群であり、デバイス管理80、アプリケーション30、143等から構成される。デバイス管理80は、図5(a)で後述するDevices and Printersフォルダ500や、図5(b)で後述するデバイス管理画面600を、アプリケーション/DDIインタフェース84等を介して管理、実行、表示することができる。尚、Devices and Printersフォルダ500は、以下単にフォルダ500と記す。
【0025】
図4は、PCにおけるプリンタドライバの構成の一例を示す図である。図4において、50は、PC1にインストールされているMFP3用のプリンタドライバであり、33〜36、39の複数のモジュールから構成される。30は、印刷可能なアプリケーションであり、例えば、OSに標準で同梱されているテキストエディタであるNotepad(Notepad.exe)等に相当する。31は、Graphics Device Interface(GDI)であり、OSの一部である。32は、プリンタキューであり、スプーラ40の一部として構成され、印刷ジョブがキューイングされる。キューイングされた印刷ジョブは、後述する図19に示すプリンタキューフォルダ107に表示される。33は、プリントプロセッサであり、印刷レイアウトの変更や印刷画像に対する特殊処理が行われる。34は、グラフィックスドライバであり、プリンタドライバの画像処理のコアとして、GDI31から送られて来る描画命令をもとに印刷用の画像処理を行い、印刷制御コマンドを作成する。35は、UIモジュールであり、プリンタドライバのユーザインタフェースの提供及び制御を行う。36は、ランゲージモニタであり、データの通信I/Fとしてデータの送受信を制御する。39は、ステータスモニタであり、MFP3のインクの残量や、警告、エラー等の状態を表示する。37は、ポートモニタであり、ランゲージモニタ36から送られて来るデータを適切なポートに対して送信したり、MFP3から送られて来るデータを、クラスドライバ38を介して受信したりする処理を行う。38は、クラスドライバであり、最もポートに近いローレベルのモジュールである。本実施形態では、クラスドライバ38は、WSDやIHVの独自プロトコルのプリンタクラスのドライバに相当し、ポート(本実施形態ではネットワークポート)を制御する。プリンタドライバ50は、MFP3の製造元であるABC社製のものである。
【0026】
図5は、Devices and Printersフォルダとデバイス管理画面との一例を示す図である。図5の(a)において、500は、Devices and Printersフォルダであり、PC1上に表示され、PC1で利用できる状態となっているプリンタやFAXがドライバ毎にこの中に表示される。本実施形態においては、XYZ Defgという名称のデバイス501とABC Kmmnという名称のデバイス503とが利用可能なデバイスとして表示されている。ここで、デバイス501は、図1に示すMFP7がフォルダ500に表示されたものであり、デバイス503は、図1に示すMFP3がフォルダ500に表示されたものである。デフォルトマーク502は、システムのデフォルトデバイスを示すもので、ここでは、デバイス501がデフォルトデバイスに設定されている状態を表す。フォルダ500において、デバイスのアイコンが点線で示されているデバイス501は、利用できない状態であることを表し、実線で示されているデバイス503は、利用可能な状態であることを表す。
【0027】
図5の(b)において、600は、デバイス管理画面であり、図5の(a)に示すDevice and Printersフォルダ500内のデバイス503が選択されることにより起動されて、表示される。このデバイス管理画面600を使ってMFP3の管理を行うことができる。デバイス管理画面600の上部には、デバイスアイコン601、デバイス名602、製造元情報603が表示される。デバイスアイコン601のデータは、デバイス管理制御用ファイル格納部905の一部として保持されている(不図示)。また、デバイス名602には、フォルダ500のデバイス503のデバイス名称が、製造元情報603には、<dm:manufacturer>要素801に指定された文字列が表示される。デバイス管理画面600の下部には、デバイス503に関連付けられた機能へのリンクが表示されている。つまり、印刷設定ボタン607、写真の印刷ボタン611が表示される。印刷設定ボタン607は、ボタン名604、アイコン605、ボタンの説明606で構成される。写真の印刷ボタン611は、ボタン名608、アイコン609、ボタンの説明610で構成される。図5の(b)は、ID1の印刷設定ボタン607と、ID3の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を表す。
【0028】
後述する図8、図9に示す<dm:functions>要素803の中に、それぞれのボタン及び機能を表す<dm:function>要素804、811、818、826が記載されている。
【0029】
図6は、プリンタドライバの印刷設定画面の例を示す図である。図6の(a)、(b)において、142は印刷設定画面であり、プリンタドライバ50のUIモジュール35が、MFP3用の印刷設定画面としてこの画面を制御する。言語選択部634により、印刷設定画面の表示言語を次に示す選択肢の中から選択することができる。
言語の選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
English 英語
Japanese 日本語
(a)はEnglish(英語)が選択されている状態、(b)は日本語(Japanese)が選択されている状態をそれぞれ表し、これらの図において、表示言語以外の各印刷設定及び表示内容は同一である。図6の(a)、(b)において、630は用紙サイズ選択部であり、次に示す選択肢の中からMFP3で印刷する用紙のサイズを選択することができる。図6の(a)、(b)ではLetter(レター)が選択されている状態を表す。
用紙サイズの選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
A5 A5
A4 A4
B5 B5
Letter レター
631は用紙の種類選択部であり、次に示す選択肢の中からMFP3で印刷する用紙の種類を選択することができる。図6の(a)、(b)ではPlain Paper(普通紙)が選択されている状態を表す。
用紙の種類の選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
Plain Paper 普通紙
Photo Paper 写真用紙
Postcard はがき
632は印刷品位選択部であり、次に示す選択肢の中からMFP3で印刷する印刷品位を選択することができる。図6の(a)、(b)ではStandard(標準)が選択されている状態を表す。
印刷品位の選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
High きれい
Standard 標準
Fast 速い
633は色/濃度選択部であり、次に示す選択肢の中からMFP3で印刷する色や濃度を選択することができる。図6の(a)、(b)ではAuto(標準)が選択されている状態を表す。
印刷品位の選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
Auto 自動
Manual 手動
635はOKボタンであり、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、UIモジュール35は選択されている各印刷設定を保存して、印刷設定画面142を閉じる。636はキャンセルボタンであり、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、UIモジュール35は印刷画面142を閉じる。キャンセルボタン636が押下された場合、UIモジュール35は選択されている各印刷設定を保存しない。
【0030】
図7は、写真の印刷アプリケーションのメイン画面の例を示す図である。図7の(a)、(b)において、143は写真の印刷アプリケーションであり、(a)、(b)はこのアプリケーションのメイン画面を表す。図10で後述するアプリケーション制御部907がこの画面を制御する。言語選択部622により、写真の印刷アプリケーションのメイン画面の表示言語を次に示す選択肢の中から選択することができる。
言語の選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
English 英語
Japanese 日本語
(a)はEnglish(英語)が選択されている状態、(b)は日本語(Japanese)が選択されている状態をそれぞれ表し、これらの図において、表示言語以外の表示内容は同一である。
621はデバイス選択部であり、フォルダ500に表示されているデバイスの中から印刷するデバイス(プリンタ)を選択することができる。図7の(a)、(b)ではデバイス503(MFP3)を表すABC Kmmnが選択されている状態を表す。
デバイスの選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
ABC Kmmn ABC Kmmn
XYZ Defg XYZ Defg
624は写真印刷ボタンであり、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、写真を簡単に印刷することができるウィザード(不図示)が起動する。625はアルバム印刷ボタンであり、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、アルバムを簡単に印刷することができるウィザード(不図示)が起動する。626はカレンダー印刷ボタンであり、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、カレンダーを簡単に印刷することができるウィザード(不図示)が起動する。629は終了ボタンであり、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、アプリケーション制御部907がメイン画面を閉じて、写真の印刷アプリケーション143を終了する。
【0031】
図8及び図9は、デバイス管理制御用ファイルの内容を表す図である。これらの図に示す情報、すなわち、デバイス管理制御用ファイル800が、ファイル格納部11又は12に格納されている。図8において、<dm:manufacturer>要素801にはデバイス(MFP3)の製造元であるABC社の名前がセットされている。<dm:model>要素802にはデバイス(MFP3)のモデル名であるKmmnがセットされている。これらの情報は、デバイス管理制御用ファイル800のインストール時に利用される。また、デバイス管理制御用ファイル800には、デバイス管理画面600を構成するために必要な情報も記載されている。
【0032】
MFP3がPC1に接続されているときに起動して表示されるデバイス管理画面600上に、図5に示す印刷設定ボタン607、写真の印刷ボタン611を表示するために、それぞれのボタン及び機能を表す<dm:function>要素804、811、818、826が、<dm:functions>要素803の中にセットされている。
<dm:function>要素804において、id=”1”は属性であり、このボタンのIDが1であること表す。
<dm:name xml:lang=”en−US”>Printing Preferences</dm:name>要素805には、ID1の印刷設定ボタン607のボタン名604に表示される「Printing Preferences」という英語の文字列がセットされている。
<dm:description xml:lang=”en−US”>Display the printing preferences window.</dm:description>要素806には、ID1の印刷設定ボタン607のボタンの説明606に表示される「Display the printing preferences window.」という英語の文字列がセットされている。
<dm:icon>preferences.ico</dm:icon>要素807には、ID1の印刷設定ボタン607のアイコン605に表示されるpreferences.icoというアイコンファイルがセットされている。
<dm:required>要素808の中には、ID1の印刷設定ボタン607が表示される条件が記載されている。
<dm:keywordInRegistry key=”HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver” name=”Language”>English</dm:keywordInRegistry>要素809には、ID1の印刷設定ボタン607の表示条件としてレジストリ情報がセットされており、次に示すレジストリ情報が存在する場合に、このID1の印刷設定ボタン607が表示される。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: English
<dm:execute>printingPreferences “ABC Kmmn”</dm:execute>要素810には、印刷設定画面142を表示する機能(プログラム)を表す、以下のコードがセットされている。
printingPreferences “ABC Kmmn”
ここで、“ABC Kmmn”は、MFP3用の印刷設定画面142を指定する為の引数である。
【0033】
このID1の印刷設定ボタン607が表示されるケースの例を、図5の(b)と図17の(a)に示す。デバイス管理画面600上にID1の印刷設定ボタン607が表示された場合、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、図15で後述するフローに従って、MFP3用の印刷設定画面142が起動され、図6の(a)に示す英語の印刷設定画面142が表示される。今、OSの表示言語が日本語であると仮定する。本発明では、OSの表示言語と印刷設定画面142の表示言語が異なる場合においても、ID1の印刷設定ボタン607のボタン名604とボタンの説明606を、ユーザが意図的に選択した印刷設定画面142の表示言語と同じ言語で表示することで、ユーザの操作性を向上している。これは、本発明の特徴の内の1つである。
<dm:function>要素811において、id=“2”は属性であり、このボタンのIDが2であること表す。
<dm:name xml:lang=“ja−JP”>印刷設定</dm:name>要素812には、ID2の印刷設定ボタン607のボタン名604に表示される「印刷設定」という日本語の文字列がセットされている。
<dm:description xml:lang=“ja−JP”>印刷設定画面を表示する。</dm:description>要素813には、ID2の印刷設定ボタン607のボタンの説明606に表示される「印刷設定画面を表示する。」という日本語の文字列がセットされている。
<dm:icon>preferences.ico</dm:icon>要素814には、ID2の印刷設定ボタン607のアイコン605に表示されるpreferences.icoというアイコンファイルがセットされている。
<dm:required>要素815の中には、ID2の印刷設定ボタン607が表示される条件が記載されている。
<dm:keywordInRegistry key=”HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver” name=“Language”>Japanese</dm:keywordInRegistry>要素816には、ID2の印刷設定ボタン607の表示条件としてレジストリ情報がセットされており、次に示すレジストリ情報が存在する場合に、このID2の印刷設定ボタン607が表示される。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: Japanese
<dm:execute>printingPreferences “ABC Kmmn”</dm:execute>要素817には、印刷設定画面142を表示する機能(プログラム)を表す、以下のコードがセットされている。
printingPreferences “ABC Kmmn”
ここで、“ABC Kmmn”は、MFP3用の印刷設定画面142を指定する為の引数である。
【0034】
このID2の印刷設定ボタン607が表示されるケースの例を、図17の(b)と図17の(c)に示す。デバイス管理画面600上にID2の印刷設定ボタン607が表示された場合、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、図15で後述するフローに従って、MFP3用の印刷設定画面142が起動され、図6の(b)に示す日本語の印刷設定画面142が表示される。
【0035】
今、OSの表示言語が英語であると仮定する。本発明では、OSの表示言語と印刷設定画面142の表示言語が異なる場合においても、ID2の印刷設定ボタン607のボタン名604とボタンの説明606を、ユーザが意図的に選択した印刷設定画面142の表示言語と同じ言語で表示することで、ユーザの操作性を向上している。これは、本発明の特徴の内の1つである。
<dm:function>要素818において、id=”3”は属性であり、このボタンのIDが3であること表す。
<dm:name xml:lang=”en−US”>Photo Print</dm:name>要素819
には、ID3の写真の印刷ボタン611のボタン名608に表示される「Photo Print」という英語の文字列がセットされている。
<dm:description xml:lang=“en−US”>Printphotographs or albums,and so on.</dm:description>要素820には、ID3の写真の印刷ボタン611のボタンの説明610に表示される「Printphotographs or albums,and so on.」という英語の文字列がセットされている。
<dm:icon>photo.ico</dm:icon>要素821には、ID3の写真の印刷ボタン611のアイコン609に表示されるphoto.icoというアイコンファイルがセットされている。
<dm:required>要素822の中には、ID3の写真の印刷ボタン611が表示される条件が記載されている。
<dm:keywordInRegistry key=”HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver” name=“Language”>English</dm:keywordInRegistry>要素823と、
<dm:keywordInRegistry key=”HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print” name=”Language”>English</dm:keywordInRegistry>要素824には、ID3の写真の印刷ボタン611の表示条件として2つのレジストリ情報がセットされており、次に示す2つのレジストリ情報が存在する場合に、このID3の写真の印刷ボタン611が表示される。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: English
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: English
<dm:execute>PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”</dm:execute>要素825には、写真の印刷アプリケーション143を起動する機能(プログラム)を表す、以下のコードがセットされている。
PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”
ここで、“ABC Kmmn”は、写真の印刷アプリケーション143起動時にデバイス選択部621で表示されるデバイスとして、デバイス503(MFP3)を指定する為の引数である。
【0036】
このID3の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を、図5の(b)に示す。デバイス管理画面600上にID3の写真の印刷ボタン611が表示された場合、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、図16で後述するフローに従って、デバイス選択部621でデバイス503(MFP3)が選択された状態で写真の印刷アプリケーション143が起動され、図7の(a)に示す写真の印刷アプリケーション143の英語のメイン画面が表示される。
【0037】
今、OSの表示言語が日本語であると仮定する。本発明では、OSの表示言語と写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示言語が異なる場合においても、ID3の写真の印刷ボタン611のボタン名608とボタンの説明610を、ユーザが意図的に選択した写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示言語と同じ言語で表示することで、ユーザの操作性を向上している。これは、本発明の特徴の内の1つである。
<dm:function>要素826において、id=“4”は属性であり、このボタンのIDが4であること表す。
<dm:name xml:lang=“en−US”>Photo Print</dm:name>要素827
には、ID4の写真の印刷ボタン611のボタン名608に表示される「Photo Print」という英語の文字列がセットされている。
<dm:description xml:lang=“en−US”>Printphotographs or albums,and so on.This application is displayed in Japanese.</dm:description>要素828には、ID4の写真の印刷ボタン611のボタンの説明610に表示される「Printphotographs or albums,and so on.This application is displayed in Japanese.」という英語の文字列がセットされている。
<dm:icon>photo_warning.ico</dm:icon>要素829には、ID4の写真の印刷ボタン611のアイコン609に表示されるphoto_warning.icoというアイコンファイルがセットされている。このアイコンファイルは、通常のアイコンファイルphoto.icoに対して、警告を表すビックリマーク「!」を付加したものである。
<dm:required>要素830の中には、ID4の写真の印刷ボタン611が表示される条件が記載されている。
<dm:keywordInRegistry key=“HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver” name=“Language”>English</dm:keywordInRegistry>要素831と、
<dm:keywordInRegistry key=“HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print” name=“Language”>Japanese</dm:keywordInRegistry>要素832には、ID4の写真の印刷ボタン611の表示条件として2つのレジストリ情報がセットされており、次に示す2つのレジストリ情報が存在する場合に、このID4の写真の印刷ボタン611が表示される。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: English
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: Japanese
<dm:execute>PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”</dm:execute>要素833には、写真の印刷アプリケーション143を起動する機能(プログラム)を表す、以下のコードがセットされている。
PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”
ここで、“ABC Kmmn”は、写真の印刷アプリケーション143起動時にデバイス選択部621で表示されるデバイスとして、デバイス503(MFP3)を指定する為の引数である。
【0038】
このID4の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を、図17の(a)に示す。デバイス管理画面600上にID4の写真の印刷ボタン611が表示された場合、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、図16で後述するフローに従って、デバイス選択部621でデバイス503(MFP3)が選択された状態で写真の印刷アプリケーション143が起動され、図7の(b)に示す写真の印刷アプリケーション143の日本語のメイン画面が表示される。
【0039】
このように、デバイス管理画面600上表示されているID4の写真の印刷ボタン611のボタン名608とボタンの説明610には、図17の(a)に示すように、に英語の文字列が表示されるが、この写真の印刷ボタン611を押下すると、図7の(b)に示す写真の印刷アプリケーション143の日本語のメイン画面が表示されるので、ユーザが困惑する可能性が考えられる。そこで、本発明では、起動される写真の印刷アプリケーションが日本語である旨を事前にユーザに伝えて注意を促す為に、ID4の写真の印刷ボタン611のボタンの説明610に表示される文字列の中に、「This application is displayed in Japanese.」という説明を付加している。また、ID4の写真の印刷ボタン611のアイコン609として、ビックリマーク「!」が付加されたアイコンファイルphoto_warning.icoを使用することで、ユーザが写真の印刷アプリケーション143を起動する際に、事前に注意を促す工夫も施している。このような説明とアイコンにおける工夫点は、本発明の特徴の内の1つである。
<dm:function>要素834において、id=”5”は属性であり、このボタンのIDが5であること表す。
<dm:name xml:lang=“ja−JP”>写真の印刷</dm:name>要素835
には、ID5の写真の印刷ボタン611のボタン名608に表示される「写真の印刷」という日本語の文字列がセットされている。
<dm:description xml:lang=“ja−JP”>写真やアルバムなどの印刷をする。このアプリケーションは英語で表示されます。</dm:description>要素836には、ID5の写真の印刷ボタン611のボタンの説明610に表示される「写真やアルバムなどの印刷をする。このアプリケーションは英語で表示されます。」という日本語の文字列がセットされている。
<dm:icon>photo_warning.ico</dm:icon>要素837には、ID5の写真の印刷ボタン611のアイコン609に表示されるphoto_warning.icoというアイコンファイルがセットされている。このアイコンファイルは、通常のアイコンファイルphoto.icoに対して、警告を表すビックリマーク「!」を付加したものである。
<dm:required>要素838の中には、ID5の写真の印刷ボタン611が表示される条件が記載されている。
<dm:keywordInRegistry key=”HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver“name=”Language”>Japanese</dm:keywordInRegistry>要素839と、
<dm:keywordInRegistry key=”HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print “name=”Language”>English</dm:keywordInRegistry>要素840には、ID5の写真の印刷ボタン611の表示条件として2つのレジストリ情報がセットされており、次に示す2つのレジストリ情報が存在する場合に、このID5の写真の印刷ボタン611が表示される。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: Japanese
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: English
<dm:execute>PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”</dm:execute>要素841には、写真の印刷アプリケーション143を起動する機能(プログラム)を表す、以下のコードがセットされている。
PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”
ここで、“ABC Kmmn”は、写真の印刷アプリケーション143起動時にデバイス選択部621で表示されるデバイスとして、デバイス503(MFP3)を指定する為の引数である。
【0040】
このID5の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を、図17の(b)に示す。デバイス管理画面600上にID5の写真の印刷ボタン611が表示された場合、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、図16で後述するフローに従って、デバイス選択部621でデバイス503(MFP3)が選択された状態で写真の印刷アプリケーション143が起動され、図7の(a)に示す写真の印刷アプリケーション143の英語のメイン画面が表示される。
【0041】
このように、デバイス管理画面600上表示されているID4の写真の印刷ボタン611のボタン名608とボタンの説明610には、図17の(b)に示すように、に日本語の文字列が表示されるが、この写真の印刷ボタン611を押下すると、図7の(a)に示す写真の印刷アプリケーション143の英語のメイン画面が表示されるので、ユーザが困惑する可能性が考えられる。そこで、本発明では、起動される写真の印刷アプリケーションが英語である旨を事前にユーザに伝えて注意を促す為に、ID5の写真の印刷ボタン611のボタンの説明610に表示される文字列の中に、「このアプリケーションは英語で表示されます。」という説明を付加している。また、ID5の写真の印刷ボタン611のアイコン609として、ビックリマーク「!」が付加されたアイコンファイルphoto_warning.icoを使用することで、ユーザが写真の印刷アプリケーション143を起動する際に、事前に注意を促す工夫も施している。このような説明とアイコンにおける工夫点は、本発明の特徴の内の1つである。
<dm:function>要素842において、id=“6”は属性であり、このボタンのIDが6であること表す。
<dm:name xml:lang=“ja−JP”>写真の印刷</dm:name>要素843
には、ID6の写真の印刷ボタン611のボタン名608に表示される「写真の印刷」という日本語の文字列がセットされている。
<dm:description xml:lang=“ja−JP”>写真やアルバムなどの印刷をする。</dm:description>要素844には、ID6の写真の印刷ボタン611のボタンの説明610に表示される「写真やアルバムなどの印刷をする。」という日本語の文字列がセットされている。
<dm:icon>photo.ico</dm:icon>要素845には、ID6の写真の印刷ボタン611のアイコン609に表示されるphoto.icoというアイコンファイルがセットされている。
<dm:required>要素846の中には、ID6の写真の印刷ボタン611が表示される条件が記載されている。
<dm:keywordInRegistry key=“HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver”“name=”Language”>Japanese</dm:keywordInRegistry>要素847と、
<dm:keywordInRegistry key=“HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print” name=“Language”>Japanese</dm:keywordInRegistry>要素848には、ID6の写真の印刷ボタン611の表示条件として2つのレジストリ情報がセットされており、次に示す2つのレジストリ情報が存在する場合に、このID6の写真の印刷ボタン611が表示される。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: Japanese
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: Japanese
<dm:execute>PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”</dm:execute>要素849には、写真の印刷アプリケーション143を起動する機能(プログラム)を表す、以下のコードがセットされている。
PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”
ここで、“ABC Kmmn”は、写真の印刷アプリケーション143起動時にデバイス選択部621で表示されるデバイスとして、デバイス503(MFP3)を指定する為の引数である。
【0042】
このID6の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を、図17の(c)に示す。デバイス管理画面600上にID6の写真の印刷ボタン611が表示された場合、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、図16で後述するフローに従って、デバイス選択部621でデバイス503(MFP3)が選択された状態で写真の印刷アプリケーション143が起動され、図7の(b)に示す写真の印刷アプリケーション143の日本語のメイン画面が表示される。
【0043】
今、OSの表示言語が英語であると仮定する。本発明では、OSの表示言語と写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示言語が異なる場合においても、ID6の写真の印刷ボタン611のボタン名608とボタンの説明610を、ユーザが意図的に選択した写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示言語と同じ言語で表示することで、ユーザの操作性を向上している。これは、本発明の特徴の内の1つである。
【0044】
図10は、デバイス管理と写真の印刷アプリケーションとのソフトウェア構成の一例を示す図である。図10において、デバイス管理80は、表示部901、デバイス管理制御部902、リンク実行部903、デバイス管理制御用ファイル読取り部904、デバイス管理制御用ファイル格納部905からなる。デバイス管理制御用ファイル格納部905には、図12のS1405で保存されたデバイス管理制御用ファイル800が格納されている。写真の印刷アプリケーション143は、起動元判断部906、アプリケーション制御部907、デフォルトデバイス設定部908、印刷制御部909、ステータス取得部910により構成される。印刷制御部909は、写真の印刷アプリケーション143上で加工された写真をMFP3で印刷する際に、印刷のレイアウト処理等を施して印刷を実行するモジュールである。ステータス取得部910は、プリンタドライバ50を介してMFP3の状態(ステータス)をモニタし、MFP3の状態を表す制御コマンドを取得するモジュールである。デバイス管理画面600は、MFP3がネットワーク4を介してPC1に接続されるか、或いは、図5(a)に示すフォルダ500内のデバイスが選択されることにより起動・表示される。ここでは、MFP3がネットワーク4を介してPC1に接続され、図5(b)、図17の(a)、(b)、(c)に示すデバイス管理画面600が起動・表示される場合の例を中心に説明する。
【0045】
図11は、デバイス接続時の処理の一例を示すフローチャートである。図11のフローチャートに係るプログラムは、HDD202に記憶されており、RAM201に読み出され、CPU204により実行される。
【0046】
デバイス(MFP3)がPC(PC1)にネットワーク4を介して接続されると(S1301)、PC1がデバイスIDを取得する(S1302)。デバイスIDは、例えば「MFG:ABC;MDL:Kmmn;CLS:PRINTER;CMD:K4;DES:ABC Kmmn;」のような文字列で表されるものである。これは、PC1がネットワーク4を介してMFP3から取得することができるMFP3のプリンタ機能のデバイスIDであり、次の情報を表す。
製造元(MFG:) : ABC
モデル(MDL:) : Kmmn
クラス(CLS:) : PRINTER
コマンド(CMD:): K4(ABC社プライベートの印刷制御用コマンド)
ディスクリプション(DES:): ABC Kmmn
次に、デバイス管理80が、PC1にドライバ(プリンタドライバ50、FAXドライバ、スキャナドライバ(図は省略)が既にインストール済みかを判断する(S1303)。以下、図11の説明においてドライバ(プリンタドライバ50、FAXドライバ、スキャナドライバ)は、単にドライバと記す。
【0047】
S1303において、ドライバが未だインストールされていないと判断された場合、OSがドライバをインストールする(S1304)。その後、OSがドライバをロードする(S1305)。ドライバが正しくロードされると、図5(a)に示すフォルダ500にデバイス(MFP3)が登録された状態となる。デバイス管理80が、PC1に図8及び図9に示すデバイス管理制御用ファイル800が既にインストール済みかを判断する(S1306)。S1306において、インストール済みのデバイス管理制御用ファイルがドライバと整合しているか否かは、デバイスIDに含まれる製造元(MFG:)、モデル(MDL:)情報をもとに判定される。S1306において、デバイス管理制御用ファイル800が未だインストールされていない場合、デバイス管理80が図12で後述するデバイス管理制御用ファイルのインストールの処理を実行する(S1307)。そして、デバイス管理80が図13で後述するデバイス管理画面の起動の処理を実行し(S1308)、デバイス管理80がデバイス接続時の処理を完了する(S1309)。S1306において、デバイス管理制御用ファイル800が既にインストールされている場合、S1308へ進む。S1303において、ドライバが既にインストールされている場合、S1305へ進む。
【0048】
図12は、デバイス管理制御用ファイルのインストールの処理の一例を示すフローチャートである。図12のフローチャートに係るプログラムは、HDD202に記憶されており、RAM201に読み出され、CPU204により実行される。
【0049】
図11のS1307において、デバイス管理制御用ファイルのインストールの処理が実行されると、図12において、デバイス管理80がデバイス管理のインストールの処理を開始する(S1401)。まず、デバイス管理80がネットワーク4を介して接続されているデバイス(MFP3)のデバイスIDを確認する(S1402)。このデバイスIDに含まれている製造元(MFG:)、モデル(MDL:)情報をもとに、デバイス管理80がPC1に接続されているデバイス(MFP3)用のデバイス管理制御用ファイル800を検索する(S1403)。図8及び図9のデバイス管理制御用ファイル800には、<dm:manufacturer>要素801、<dm:model>要素802にデバイス(MFP3)に対応した製造元(MFG:)「ABC」、モデル(MDL:)「Kmmn」が記載されている。
【0050】
要素801、要素802に記載されている情報をもとに、デバイス管理80がWebサーバ9又はPC1に挿入されたCD−ROM10内のファイル格納部11又は12から、デバイス(MFP3)用のデバイス管理制御用ファイル800を検索する。デバイス管理80が、ファイル格納部11又は12からデバイス管理制御用ファイル800が見つかったか否かを判断する(S1404)。S1404において、デバイス管理制御用ファイル800が見つかった場合、デバイス管理80がそのデバイス管理制御用ファイル800をPC1のHDD202内の所定の位置に保存する(S1405)。そして、デバイス管理80がデバイス管理制御用ファイル800をインストールする(S1406)。インストールが完了すると、デバイス管理80がデバイス管理制御用ファイルのインストールの処理を終了する(S1407)。
【0051】
本実施形態においては、デバイス(MFP3)に対応したデバイス管理制御用ファイル800が検出され、インストールされたものとする。S1404において、デバイス管理制御用ファイル800が見つからなかった場合、デバイス管理80がデバイス管理制御用ファイル800をインストールせずに、デバイス管理制御用ファイルのインストールの処理を終了する(S1407)。
【0052】
図13は、デバイス管理画面の起動の処理の一例を示すフローチャートである。図13のフローチャートに係るプログラムは、HDD202に記憶されており、RAM201に読み出され、CPU204により実行される。
【0053】
図11のS1308において、デバイス管理80がデバイス管理の起動の処理を実行すると、図13において、デバイス管理80がデバイス管理画面の起動の処理を開始する(S1501)。また、ユーザがフォルダ500内のデバイス503を選択した場合も、デバイス管理80がデバイス管理画面の起動の処理を開始する。
【0054】
デバイス管理制御部902がフォルダ500にて選択されたデバイス名を取得する(S1502)。本実施形態においては、デバイス503が選択されているので、「ABC Kmmn」というデバイス名が取得される。このデバイス名をもとに、デバイス管理制御用ファイル読取り部904が図12のS1405で保存された図8及び図9に示すデバイス管理制御用ファイル800をロードする(S1503)。このデバイス管理制御用ファイル800をもとに、デバイス管理制御部902が図14で後述するデバイス管理画面の表示内容の構築処理を実行する(S1504)。S1504で構築されたデバイス管理画面の表示内容に従って、デバイス管理制御部902が表示部901を介してデバイス管理画面600を表示する(S1505)。そして、デバイス管理80がデバイス管理画面の起動の処理を終了する(S1506)。
【0055】
図14は、デバイス管理画面の表示内容の構築の処理の一例を示すフローチャートである。図14のフローチャートに係るプログラムは、HDD202に記憶されており、RAM201に読み出され、CPU204により実行される。
【0056】
図13のS1504において、デバイス管理画面の表示内容の構築処理が実行されると、デバイス管理制御部902がデバイス管理画面の表示内容の構築の処理を開始する(S1201)。
【0057】
S1202では、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリから、その値(Data)としてセットされている印刷設定画面142の言語情報を取得する。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1203において、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリにセットされている印刷設定画面142の言語情報を確認し、Englishの場合はS1204へ進み、English以外の場合はS1210へ進む。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1204において、デバイス管理制御部902がID1(id=”1”)の印刷設定ボタン607を構築する。そして、S1205では、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリから、その値(Data)としてセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を取得する。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1206において、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリにセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を確認し、Englishの場合はS1207へ進み、English以外の場合はS1208へ進む。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1207において、デバイス管理制御部902がID3(id=“3”)の写真の印刷ボタン611を構築し、デバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。そして、S1208において、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリにセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を確認し、Japaneseの場合はS1209へ進み、Japanese以外の場合はデバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1209において、デバイス管理制御部902がID4(id=“4”)の写真の印刷ボタン611を構築し、デバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。S1210において、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリにセットされている印刷設定画面142の言語情報を確認し、Japaneseの場合はS1211へ進み、Japanese以外の場合はデバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1211において、デバイス管理制御部902がID2(id=“2”)の印刷設定ボタン607を構築する。デバイス管理制御部902が次に示すレジストリから、その値(Data)としてセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を取得する(S1212)。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1213において、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリにセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を確認し、Englishの場合はS1214へ進み、English以外の場合はS1215へ進む。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1214において、デバイス管理制御部902がID5(id=”5”)の写真の印刷ボタン611を構築し、デバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。S1215において、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリにセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を確認し、Japaneseの場合はS1216へ進み、Japanese以外の場合はデバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1216において、デバイス管理制御部902がID6(id=“6”)の写真の印刷ボタン611を構築し、デバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。
【0058】
図15は、印刷設定画面の起動の処理の一例を示すフローチャートである。図15のフローチャートに係るプログラムは、HDD202に記憶されており、RAM201に読み出され、CPU204により実行される。図15では、言語選択部634で言語が切り換えられたケースを中心に説明する。
【0059】
デバイス管理画面600上の印刷設定ボタン607が押下されると、印刷設定画面142の起動の処理が開始される(S1001)。S1001において、図10のデバイス管理80内のデバイス管理制御部902が、リンク実行部903を介して図8の<dm:execute>要素810又は817に記載されている情報をOSに渡す。この情報から、OSが引数の“ABC Kmmn”で表されたデバイス(MFP3)を指定する情報を取得する(S1002)。
【0060】
OSが引数のデバイスを指定する情報(デバイス指定情報)の有無を確認し、デバイスの指定(デバイス指定情報)が有る場合(S1003)、S1004へ進む。S1103において、デバイスの指定(デバイス指定情報)が無い場合、S1005へ進む。本実施形態では、図8の<dm:execute>要素810又は817に記載されている引数のデバイスを指定する情報によりデバイスの指定が行われるので、S1003からS1004へ進む。例えば、引数がセットされずに印刷設定画面142が起動された場合、S1003からS1005へ進む。
【0061】
S1004において、OSが指定されたデバイス用のプリンタドライバのUIモジュールをロードして、そのデバイス用の印刷設定画面を起動し、S1009へ進む。ここで、本実施形態では、OSがUIモジュール35をロードして、MFP3用の印刷設定画面を起動する。
【0062】
S1005において、OSが「印刷設定画面を開けません。」というエラーメッセージを表示し、印刷設定画面の起動処理を終了する(S1015)。
【0063】
S1009において、UIモジュール35が次に示すレジストリから、その値(Data)としてセットされている印刷設定画面142の言語情報を取得する。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
UIモジュール35が、このレジストリの言語情報から印刷設定画面142の表示言語を設定する(S1010)。UIモジュール35が、このレジストリの言語情報の値(Data)に、印刷設定画面142の表示言語を表す値をセットして、前記レジストリの言語情報を更新する(S1011)。UIモジュール35が印刷設定画面142を表示する(S1012)。S1013において、UIモジュール35が、OKボタン635が押下されたことを表すメッセージの有無を確認し、OKボタン635が押下された場合S1014へ進み、OKボタン635が押下されていない場合S1006へ進む。S1014において、UIモジュール35が、印刷設定画面142で選択されている各印刷設定を保存し、印刷設定画面142を閉じて印刷設定画面の起動処理を終了する(S1015)。S1006において、UIモジュール35が、キャンセルボタン636が押下されたことを表すメッセージの有無を確認し、キャンセルボタン635が押下された場合、印刷設定画面142を閉じて印刷設定画面の起動処理を終了する(S1015)。S1006において、キャンセルボタン635が押下されていない場合、S1007へ進む。S1007において、UIモジュール35が、言語選択部634の操作状況を確認する。そして、選択された言語から印刷設定画面142の表示言語を設定し(S1008)、S1011へ進む。
【0064】
このように、UIモジュール35が、言語選択部634で選択された言語で印刷設定画面142の表示を行い、次に示すレジストリに、印刷設定画面142の表示言語を表す値をセットする。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
図16は、写真の印刷アプリケーションの起動の処理の一例を示すフローチャートである。図16のフローチャートに係るプログラムは、HDD202に記憶されており、RAM201に読み出され、CPU204により実行される。図16では、言語選択部622で言語が切り換えられたケースを中心に説明する。
【0065】
デバイス管理画面600上の写真の印刷ボタン611が押下されると、写真の印刷アプリケーション143の起動の処理が開始される(S1101)。S1101において、図10のデバイス管理80内のデバイス管理制御部902が、リンク実行部903を介して図8、図9の<dm:execute>要素825、833、841、又は849に記載されている情報をアプリケーション制御部907に渡す。この情報から、アプリケーション制御部907が引数の“ABC Kmmn”で表されたデバイス(MFP3)を指定する情報を取得する(S1102)。
【0066】
アプリケーション制御部907が引数のデバイスを指定する情報(デバイス指定情報)の有無を確認し、デバイスの指定(デバイス指定情報)が有る場合(S1103)、S1104へ進む。S1103において、デバイスの指定(デバイス指定情報)が無い場合、S1105へ進む。本実施形態では、図8、図9の<dm:execute>要素825、833、841、又は849に記載されている引数のデバイスを指定する情報によりデバイスの指定が行われるので、S1103からS1104へ進む。例えば、引数がセットされずに写真の印刷アプリケーション143が起動された場合、S1103からS1105へ進む。
【0067】
S1104において、デフォルトデバイス設定部908が指定されたデバイスを写真の印刷アプリケーション143のデフォルトデバイスに設定し、S1109へ進む。
【0068】
S1105において、デフォルトデバイス設定部908がアプリケーション/DDIインタフェース84を介して、OSのデフォルトデバイス情報を取得する。OSのデフォルトデバイスとは、図5(a)のフォルダ500にて、デフォルトマーク502が付与されているデバイスを表す。本実施形態では、デバイス501(XYZ Defg)がデフォルトデバイスとして設定されているので、S1105において、「XYZ Defg」というデバイス名称が取得される。デフォルトデバイス設定部908が、S1105で取得したOSのデフォルトデバイスをもとに、デバイス(ドライバ)名を写真の印刷アプリケーション143のデフォルトデバイスに設定し(S1106)、S1109へ進む。
【0069】
S1106において、デフォルトデバイス設定部908が、S1105で取得したOSのデフォルトデバイスから適切なデバイス(ドライバ)名を発見できなかった場合、写真の印刷アプリケーション143が前回起動したときに設定されていたデバイス(ドライバ)名をデフォルトデバイスに設定する。尚、写真の印刷アプリケーション143のデフォルトデバイスの情報は、写真の印刷アプリケーション143が管理するRAM201上のメモリ内に保持される。
【0070】
S1109において、アプリケーション制御部907が次に示すレジストリから、その値(Data)としてセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を取得する。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
アプリケーション制御部907が、このレジストリの言語情報から前記メイン画面の表示言語を設定する(S1110)。アプリケーション制御部907が、このレジストリの言語情報の値(Data)に、前記メイン画面の表示言語を表す値をセットして、前記レジストリの言語情報を更新する(S1111)。アプリケーション制御部907が、写真の印刷アプリケーション143のメイン画面を表示する(S1112)。S1113において、アプリケーション制御部907が、終了ボタン629が押下されたことを表すメッセージの有無を確認し、終了ボタン629が押下された場合、前記メイン画面を閉じて写真の印刷アプリケーションの起動処理を終了する(S1114)。S1113において、終了ボタンが押下されていない場合、S1107へ進む。S1107において、アプリケーション制御部907が、言語選択部622の操作状況を確認する。そして、選択された言語から前記メイン画面の表示言語を設定し(S1108)、S1111へ進む。
【0071】
このように、アプリケーション制御部907が、言語選択部622で選択された言語で写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示を行い、次に示すレジストリに、前記メイン画面の表示言語を表す値をセットする。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
図17は、デバイス管理画面の例を示す図である。図17の(a)は、ID1の印刷設定ボタン607と、ID4の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を表す。図17の(b)は、ID2の印刷設定ボタン607と、ID5の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を表す。図17の(c)は、ID2の印刷設定ボタン607と、ID6の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を表す。
【0072】
[他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、上述した実施形態では、アプリケーションの例として図10に示すようなデバイス管理(Device Management)80を挙げたが、この例に限られることなく、同様な機能を備える任意のアプリケーションで実現可能であり、有効である。
【0073】
また、上述した実施形態では、印刷設定画面142の表示言語や、写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示言語を利用する例を挙げた。しかし、この例に限られることなく、デバイス(MFP3)の仕向け地や表示言語の情報をレジストリに記述して、その情報をもとにデバイス管理画面600上の各ボタンの表示や機能を制御すること等も実現可能であり、有効である。
【0074】
また、上述した実施形態では、デバイス管理画面600上の各ボタンに付加されている説明やアイコンの表示を工夫することで、印刷設定画面142の表示言語と、写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示言語が異なる場合におけるユーザの操作性を向上する例を挙げた。しかし、この例に限られることなく、デバイス管理画面600上の各ボタンのツールチップの表示を工夫すること等も実現可能であり、有効である。また、上述した実施形態では、アプリケーションの例として図7に示すような写真の印刷アプリケーション143を挙げた。しかし、この例に限られることなく、画像やドキュメントを読取るためのアプリケーション等、同様な機能を備える任意のアプリケーションで実現可能であり、有効である。
【0075】
また、上述した実施形態では、情報処理装置としてパーソナルコンピュータを想定した。しかし、この例に限られることなく、例えばDVDプレーヤー、ゲーム、セットトップボックス、インターネット家電等、同様な使用方法が可能な任意の情報処理装置(端末)に対して実現することができ、有効である。
【0076】
また、上述した実施形態では、OSに例としてWindows(登録商標) 7と同等のOSを使用したが、これらのOSに限られることなく、任意のOSを使用することができる。
【0077】
また、上述した実施形態では、ネットワーク4の構成例としてEthernet(登録商標)を用いたが、この例に限られることなく、他の任意のネットワーク構成であってもよい。PC1とMFP3、MFP7との間のインタフェースに関しても同様である。例えば、無線LAN、IEEE1394、Bluetooth、USB等の任意のインタフェースを用いるようにしてもよい。また、上述した実施形態では、Webサービスのプロトコルの例としてWSDを挙げたが、この例に限られることなく、例えばIHVの独自プロトコル等の任意のプロトコルを用いるようにしてもよい。
【0078】
また、上述した実施形態では、デバイス管理画面600上の写真の印刷ボタン611が押下されたときに、適切なデバイス(ドライバ)が設定された状態で写真の印刷アプリケーション143を起動する例を挙げた。しかしながら、この例に限られることなく、例えば、デバイス管理画面上から任意のアプリケーションを起動したり、Webサイトへリンクしたり、サービスを提供したりという場合に、適切なデバイス(ドライバ)名を指定して実行するようにしてもよい。
【0079】
以上、上述した各実施形態によれば、ユーザの使用環境に応じて適切な表示や機能を提供するデバイス管理画面を提供することができる。
【0080】
また、上述した各実施形態によれば、アプリケーションを起動して周辺装置を制御する際に、ユーザの使用環境、特に表示言語に合わせて自動的に適合して周辺装置を適切かつ確実に制御することができる。よって、上述した各実施形態によれば、ユーザの使用環境に応じて適切な表示や機能を提供することができる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置とプリンタなどの周辺装置とから成るシステムにおいて、情報処理装置から周辺装置を制御するための手法を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、USB、Ethernet(登録商標)、無線LAN等の様々なインタフェースを利用して、情報処理装置に周辺装置を接続したシステムが、自宅やオフィス等、様々な場面で有効に活用されている。周辺装置の例としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナ、デジタルカメラ、及びこれらの機器の機能を複合して備える装置等が挙げられる。
【0003】
Windows(登録商標) 7では、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略す場合がある)等の情報処理装置に接続された周辺装置を管理する新しい機能が導入された。PCに接続された装置を表示するウィンドウであるDevices and Printersフォルダと各周辺装置に特有なアプリケーションやサービスとへのリンク機能を備えるDevice Stage(登録商標)である。Devices and Printersフォルダの画面は、Windows(登録商標)の「スタートメニュー」から表示することができる。Devices and Printersフォルダからは更に各周辺装置のDevice Stage画面を開くことができる。Device Stageではビジュアルな画面を提供でき、ユーザが簡単に装置に関連する機能やサービスにアクセスすることができるようになる。例えば、写真の印刷が可能なアプリケーションへのリンクをDevice Stage画面上のタスク(ボタン)から提供すること等が考えられる。この例の場合、Device Stage画面から、写真の印刷が可能なアプリケーションを起動して、周辺装置(MFP)を使って写真を印刷すること等ができる。また、プリンタドライバの印刷設定画面を開いたり、スキャナドライバの読取り設定画面を開いたりするリンクを、Device Stage画面上のタスク(ボタン)から提供すること等も考えられる。さらに、メーカーがインターネット上で提供するサポートサイトへのリンクをDevice Stage画面上に設けることで、ユーザが簡単に周辺装置に関連するサイトにアクセスできるようにするといった活用例も挙げられる。以下、Device Stageを一例とする周辺装置を管理するための画面をデバイス管理画面と呼んで説明する。
【0004】
Windows(登録商標) 7 Operating System(以下、OSと略す場合がある)の表示言語は、そのOSの販売地域により異なり、例えば、日本では日本語、アメリカでは英語、というような言語のOSが使われるケースが一般的である。また、Windows(登録商標) 7の最上位のSKUであるUltimateのOS環境においては、Winodws(登録商標) Updateでインターネットを介して配布されているLanguage Packと呼ばれる言語パックをインストールすることにより、使用する言語を増やすこともできる。例えば、英語のOSに日本語のLanguage Packをインストールすることで、OSの表示言語を英語、日本語と2つの言語で切り換えて使うことができる。この場合における言語切り換えは、次に示す操作で行うことができる。
(1)スタートメニューから「コントロール パネル」を開く。
(2)「表示言語の変更」をクリックする。
(3)表示言語を選択する。
【0005】
但し、Windows(登録商標) 7 Ultimateが使用される場合は、他のSKUが使用される場合と比べて少ないと思われるので、Windows(登録商標) 7を使用している大多数のユーザはLanguage Packを使うことができない。従って、これら大多数のユーザは、居住地で使用されている言語のOSを使用している。
【0006】
Windows(登録商標) 7のDevice Stageは、OSの表示言語と同じ言語で表示される。例えば、日本語のOS上でDevice Stageを起動すると、Device Stage上の各タスクを表すボタンに付加されている文字列の言語は日本語で表示される。英語のOS上でDevice Stageを起動すると、Device Stage上の各タスクを表すボタンに付加されている文字列の言語は英語で表示される。Language Packがインストールされている場合も同様である。例えば、英語のOSにスペイン語のLanguage Packがインストールされていて、OSの表示言語としてスペイン語が選択されている場合、Device Stage上の各タスクを表すボタンに付加されている文字列の言語はスペイン語で表示される。
【0007】
周辺装置を制御するドライバや、周辺装置用のアプリケーションが、各ベンダー(IHVやISV)から配布されているが、その配布形態はインターネットを介して配布されているケースが一般的である。これらのドライバやアプリケーションの多くは、マルチ言語対応となっており、ドライバやアプリケーションのユーザインタフェースを介して表示言語を切り換えることができる。従って、前記OSのケースとは異なり、ユーザが自分の母国語の言語を使ってドライバやアプリケーションを使用する、というようなことを容易に行うことができる。例えば、母国ではない異国の地に住んでいるユーザが、居住地で使用されている言語のOSを使用して、ドライバやアプリケーションの言語表示を母国語、すなわち、居住地で使用されている言語とは異なる言語で使うようなケースが考えられる。
他にも、従来例としては、例えば特許文献1に示すような技術が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2005−85132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
今、前述したような、母国ではない異国の地に住んでいるユーザが、居住地で使用されている言語のOSを使用して、ドライバやアプリケーションの言語表示を母国語、すなわち、居住地で使用されている言語とは異なる言語で使うようなケースを考える。このようなケースにおいて、デバイス管理画面上のタスク(ボタン)から、プリンタドライバの印刷設定画面を開いたり、スキャナドライバの読取り設定画面を開いたり、写真の印刷用のアプリケーションを起動する例がある。この例において、あるユーザの居住地で使用されている言語が英語で、そのユーザの母国語が日本語の場合、デバイス管理画面上の各タスク(ボタン)に付加されている文字列は英語で表示される。しかしながら、各タスクを実行した時に表示されるプリンタドライバの印刷設定画面、スキャナドライバの読取り設定画面、写真の印刷用のアプリケーションの画面は日本語で表示されるので、そのユーザが困惑し、操作性が悪い、という問題がある。
【0010】
また、例えば、プリンタドライバの印刷設定画面が日本語で表示されていて、写真の印刷用のアプリケーションが日本語や英語に対応しておらず、スペイン語で表示されるような場合を考える。この場合、デバイス管理画面上の各タスク(ボタン)に付加されている文字列は英語で表示される。しかしながら、プリンタドライバの印刷設定画面を表示するタスクを実行すると日本語の印刷設定画面が表示され、写真の印刷用のアプリケーションを起動するタスクを実行するとスペイン語のアプリケーションが起動して表示されてしまうので、そのユーザが非常に困惑し、操作性が極めて悪い、という問題もある。
【0011】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、ユーザの使用環境に応じて適切な表示や機能を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述した課題を解決するために、本発明における情報処理装置は、接続されている周辺装置を管理する管理画面を、当該管理画面から指示ができる機能に関して記述される制御情報に基づき表示し、記憶部と、前記情報処理装置で動作するソフトウェアが提供する画面で表示される言語の種類を、前記記憶部に登録する登録手段とを有し、前記登録手段により登録された言語の種類と前記制御情報とに基づき、前記管理画面における前記ソフトウェアに関する表示が行われることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
よって、本発明はユーザの使用環境に応じて適切な表示や機能を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】情報処理装置及び周辺装置からなる制御システムのシステム構成の一例を示す図である。
【図2】PC及びMFPのハードウェア構成の一例を表す図である。
【図3】PCのソフトウェア構成の一例を表す図である。
【図4】PCにおけるプリンタドライバの構成の一例を示す図である。
【図5】Devices and Printersフォルダとデバイス管理画面との一例を示す図である。
【図6】プリンタドライバの印刷設定画面の例を示す図である。
【図7】写真の印刷アプリケーションのメイン画面の例を示す図である。
【図8】デバイス管理制御用ファイルの内容を表す図である。
【図9】デバイス管理制御用ファイルの内容を表す図である。
【図10】デバイス管理と写真の印刷アプリケーションとのソフトウェア構成の一例を示す図である。
【図11】デバイス接続時の処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】デバイス管理制御用ファイルのインストールの処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】デバイス管理画面の起動の処理の一例を示すフローチャートである。
【図14】デバイス管理画面の表示内容の構築の処理の一例を示すフローチャートである。
【図15】印刷設定画面の起動の処理の一例を示すフローチャートである。
【図16】写真の印刷アプリケーションの起動の処理の一例を示すフローチャートである。
【図17】デバイス管理画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0016】
尚、以下、Windows(登録商標) 7 Operating Systemの情報の内、特に詳しい説明を付加していないものに関しては、2009年11月5日現在、以下の参考サイト1で公開されている情報であるので、必要以上の説明を省略する。
参考サイト1:http://msdn.microsoft.com/en−us/library/default.aspx
また、以下、USBとは、Universal Serial Busを表す。USBに関しては、2009年11月5日現在、以下の参考サイト2で公開されている情報であるので、必要以上の説明を省略する。
参考サイト2:http://www.usb.org/home
また、以下において、WSDとは、Web Service on Devicesを表する。WSDに関しては、2009年11月5日現在、以下の参考サイト3で公開されている情報であるので、必要以上の説明を省略する。
参考サイト3:http://www.microsoft.com/whdc/connect/rally/rallywsd.mspx
【0017】
[本実施例の説明]
図1は、情報処理装置及び周辺装置からなる制御システムのシステム構成の一例を示す図である。図1において、1、2は、情報処理装置であり、一般的なパーソナルコンピュータ(以下、PCと略す場合がある)で構成される。PC1、PC2は、図2(a)で後述するようなハードウェアで構成され、Operating System(以下、OSと略す場合がある)としてWindows(登録商標) 7と同等のOSがインストールされている。
【0018】
PC1、PC2は、それぞれEthernet(登録商標)で構成されるネットワーク4、8に接続されている。3は、マルチファンクションプリンタ(以下、MFPと略す場合がある)であり、カラーインクジェットプリンタ、カラーファクシミリ、カラースキャナ、フラッシュメモリ用の外部ストレージ等で構成され、周辺装置の一例である。MFP3は、ABC社製のKmmnというモデル名のMFPである。尚、周辺装置としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナ、デジタルカメラ、及びこれらの複合機能を備える装置等であってもよい。
【0019】
MFP3は、図2(b)で後述するようなハードウェアで構成され、PC1とネットワーク4を介して接続されており、互いに双方向通信が可能である。80は、アプリケーションであり、Windows(登録商標)用の実行可能形式のファイル(*.EXE)で構成される。アプリケーションの一例として、デバイス管理80は、後述する図5(b)に示すようなデバイス管理画面を表示する機能を備える。50は図4で後述するプリンタドライバである。143は図7で後述する写真の印刷アプリケーションである。ネットワーク4は、MFP3を使用するユーザ(顧客)が住んでいる自宅に構築された一般家庭用のホームネットワークである。MFP3は、この自宅内でネットワーク4を介してPC1と接続されて家族間で共有使用されているMFPである。ネットワーク8は、ABC社内に構築されたオフィスネットワークである。
【0020】
ネットワーク8に接続されているPC2は、Webサーバの機能を備えるWebサーバ9を備えており、インターネットを介してABC社のWebサイトを提供している。10は、PC1に挿入可能なCD−ROMであり、ソフトウェア(プログラム)や電子ファイルが格納されている。11、12は、ファイル格納部であり、図8及び図9で後述するデバイス管理制御用ファイル800は、Webサーバ9やCD−ROM10内のファイル格納部11、12に格納されていて、これらから配布される。5は、アナログ電話回線であり、PC1におけるファクシミリの送信又は受信に使用される。6は、フラッシュメモリであり、MFP3のフラッシュメモリ装着用のスロット(図では省略)に装着することで、PC1からストレージとして参照することができる。7は、MFPであり、XYZ社製のDefgというモデルであり、MFP3とは異なるデバイスである。
【0021】
図2は、PC及びMFPのハードウェア構成の一例を表す図である。PC1、PC2は、図2の(a)に示すようなハードウェアで構成されている。図2の(a)ではPC1の例で説明する。図2の(a)に示す通り、PC1は、ランダムアクセスメモリ部(RAM201)、ハードディスクドライブ部(HDD202)、キーボード部(KBD203)、CPU204、を含む。また、PC1は、表示用ディスプレイ(LCD205)、ネットワークボード(NB207)、を含む。また、PC1は、以上の構成要素を互いに接続するバス206を有する。尚、HDD202は、記憶部の一例である。KBD203は、入力部の一例である。CPU204は、制御部の一例である。LCD205は、表示部の一例である。NB207は、通信制御部の一例である。尚、記憶部は、可搬性CD−ROM又は内部据付のROM等であってもよい。デバイス管理80、写真の印刷アプリケーション143等のアプリケーションや、図3、図4(プリンタドライバ50を含む)、図10に示す各モジュール(ソフトウェア)は、HDD202に記憶され、必要に応じてRAM201に読み出されてCPU204により実行される。これにより、CPU204が、デバイス管理(デバイス管理部)80、写真の印刷アプリケーション143等のアプリケーションや、図3、図4(プリンタドライバ50を含む)、図10に示す各モジュール(ソフトウェア)の機能を実現する。
【0022】
MFP3は、図2(b)に示すようなハードウェア構成を持つ。図2(b)において、15は、マイクロプロセッサ等から構成されるCPUである。CPU15は、MFP3の中央処理装置として、ROM16に記憶されているプログラムに従って、RAM17、通信部18、記録部19、操作部20、表示部21、読取り部22、ファクシミリ制御部23、外部ストレージ制御部24を制御する。ROM16にはプリンタドライバ50(図4で後述する)の制御に従ってMFP3が記録(印刷)処理や、印刷動作の状態をPC1へ通知する処理を行うプログラムが記憶されている。また、ROM16には、FAXドライバ(図は省略)の制御に従ってMFP3がファクシミリの送信又は受信処理や、ファクシミリの送信又は受信の状態をPC1へ通知する処理を行うプログラムも記憶されている。更に、ROM16には、WIAドライバ(不図示)やTWAINドライバ(不図示)の制御に従ってMFP3が画像の読取り処理や、読取り動作の状態をPC1へ通知する処理を行うプログラムも記憶されている。RAM17は主にPC1から送られて、それをもとに記録部19によって印刷される印字データが一時的に記憶される。また、RAM17には、読取り部22で読取られた画像データ、PC1から送られてきたファクシミリの送信データ、ファクシミリ制御部で受信されたファクシミリの受信データ等も一時的に記憶される。
【0023】
通信部18には、ネットワーク4用の接続ポート、アナログ電話回線5用の接続ポート等が含まれており、Ethernet(登録商標)、ファクシミリのアナログ通信を制御する。記録部19は、インクジェット方式の記録ヘッド、各カラーインク、キャリッジ、記録紙搬送機構等から構成される記録ユニットと、前記印字データをもとに前記記録ヘッドにて印字用パルスを発生させるためのASIC等から構成される電気回路とから構成される。印刷可能なアプリケーション上での印刷操作、又はファクシミリの送信操作によって、アプリケーションで開かれているファイルの表示内容(画像データ)が、EMF形式のスプールファイルとしてPC1のHDD202に一時的に格納される。そして、スプールファイルは、プリンタドライバ50、又はFAXドライバを介してMFP3制御用コマンドを含む印字データ、又はファクシミリの送信データに変換された後、ネットワーク4を介してMFP3に送られる。MFP3にて受信された印字データは、記録部19で印字用パルスに変換されて、記録紙上に印刷される。MFP3にて受信されたファクシミリの送信データは、ファクシミリ制御部23でファクシミリの通信プロトコルに変換されて、アナログ電話回線5を介して相手先のファクシミリ装置に送信される。20は、操作部であり、電源ボタン、リセットボタン等の各種ボタンから構成され、MFP3を操作することができる。21は、表示部であり、タッチパネルの液晶ディスプレイで構成され、MFP3の状態の表示や、各種設定や電話番号の表示、入力等を行うことができる。22は、読取り部であり、カラーイメージセンサや画像処理用のASIC等から構成される電気回路とから構成され、スキャナ機能を制御する。23は、ファクシミリ制御部であり、ファクシミリ用のモデムやアナログ通信回路等から構成され、ファクシミリの通信プロトコルに従ってファクシミリの送信や受信を制御する。24は、外部ストレージ制御部であり、フラッシュメモリ装着用のスロットやストレージ用のインタフェース回路等から構成され、装着されたフラッシュメモリを制御する。
【0024】
図3は、PCのソフトウェア構成の一例を表す図である。図3において、92は、Ethernet(登録商標)を制御するEthernet(登録商標)制御スタックである。91は、IP Networkを制御するIP Network制御スタックである。90は、WSmDを制御するWSD制御スタックである。89は、IHVの独自プロトコルを制御するIHVネイティブプロトコル制御スタックである。88は、ネットワークのプラグ アンド プレイ(以下、N−PnPと略す場合がある)を制御するN−PnP制御スタックである。尚、ネットワーク接続デバイスに対するサポートを提供する、プラグ アンド プレイの一連の拡張機能としてWindows(登録商標) 7 OSに標準搭載されている機能として、Plug and Play Extensions(PnP−X)が存在する。しかし、本実施形態ではこれと同等の機能として前記N−PnPを利用する例で説明する。85は、デバイスドライバ群であり、OSに標準で同梱されている標準ドライバ群87とIHVから提供されるIHV製ドライバ群86とから構成される。84は、アプリケーション/DDIインタフェースであり、Application Programing Interface(API)、Device Driver Interface(DDI)から構成される。80は、アプリケーションであり、OSに標準で同梱されているデバイス管理(Device Management)である。30は、図4で後述する印刷可能なアプリケーションである。143は、図7で後述する写真の印刷アプリケーションである。82は、アプリケーション群であり、デバイス管理80、アプリケーション30、143等から構成される。デバイス管理80は、図5(a)で後述するDevices and Printersフォルダ500や、図5(b)で後述するデバイス管理画面600を、アプリケーション/DDIインタフェース84等を介して管理、実行、表示することができる。尚、Devices and Printersフォルダ500は、以下単にフォルダ500と記す。
【0025】
図4は、PCにおけるプリンタドライバの構成の一例を示す図である。図4において、50は、PC1にインストールされているMFP3用のプリンタドライバであり、33〜36、39の複数のモジュールから構成される。30は、印刷可能なアプリケーションであり、例えば、OSに標準で同梱されているテキストエディタであるNotepad(Notepad.exe)等に相当する。31は、Graphics Device Interface(GDI)であり、OSの一部である。32は、プリンタキューであり、スプーラ40の一部として構成され、印刷ジョブがキューイングされる。キューイングされた印刷ジョブは、後述する図19に示すプリンタキューフォルダ107に表示される。33は、プリントプロセッサであり、印刷レイアウトの変更や印刷画像に対する特殊処理が行われる。34は、グラフィックスドライバであり、プリンタドライバの画像処理のコアとして、GDI31から送られて来る描画命令をもとに印刷用の画像処理を行い、印刷制御コマンドを作成する。35は、UIモジュールであり、プリンタドライバのユーザインタフェースの提供及び制御を行う。36は、ランゲージモニタであり、データの通信I/Fとしてデータの送受信を制御する。39は、ステータスモニタであり、MFP3のインクの残量や、警告、エラー等の状態を表示する。37は、ポートモニタであり、ランゲージモニタ36から送られて来るデータを適切なポートに対して送信したり、MFP3から送られて来るデータを、クラスドライバ38を介して受信したりする処理を行う。38は、クラスドライバであり、最もポートに近いローレベルのモジュールである。本実施形態では、クラスドライバ38は、WSDやIHVの独自プロトコルのプリンタクラスのドライバに相当し、ポート(本実施形態ではネットワークポート)を制御する。プリンタドライバ50は、MFP3の製造元であるABC社製のものである。
【0026】
図5は、Devices and Printersフォルダとデバイス管理画面との一例を示す図である。図5の(a)において、500は、Devices and Printersフォルダであり、PC1上に表示され、PC1で利用できる状態となっているプリンタやFAXがドライバ毎にこの中に表示される。本実施形態においては、XYZ Defgという名称のデバイス501とABC Kmmnという名称のデバイス503とが利用可能なデバイスとして表示されている。ここで、デバイス501は、図1に示すMFP7がフォルダ500に表示されたものであり、デバイス503は、図1に示すMFP3がフォルダ500に表示されたものである。デフォルトマーク502は、システムのデフォルトデバイスを示すもので、ここでは、デバイス501がデフォルトデバイスに設定されている状態を表す。フォルダ500において、デバイスのアイコンが点線で示されているデバイス501は、利用できない状態であることを表し、実線で示されているデバイス503は、利用可能な状態であることを表す。
【0027】
図5の(b)において、600は、デバイス管理画面であり、図5の(a)に示すDevice and Printersフォルダ500内のデバイス503が選択されることにより起動されて、表示される。このデバイス管理画面600を使ってMFP3の管理を行うことができる。デバイス管理画面600の上部には、デバイスアイコン601、デバイス名602、製造元情報603が表示される。デバイスアイコン601のデータは、デバイス管理制御用ファイル格納部905の一部として保持されている(不図示)。また、デバイス名602には、フォルダ500のデバイス503のデバイス名称が、製造元情報603には、<dm:manufacturer>要素801に指定された文字列が表示される。デバイス管理画面600の下部には、デバイス503に関連付けられた機能へのリンクが表示されている。つまり、印刷設定ボタン607、写真の印刷ボタン611が表示される。印刷設定ボタン607は、ボタン名604、アイコン605、ボタンの説明606で構成される。写真の印刷ボタン611は、ボタン名608、アイコン609、ボタンの説明610で構成される。図5の(b)は、ID1の印刷設定ボタン607と、ID3の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を表す。
【0028】
後述する図8、図9に示す<dm:functions>要素803の中に、それぞれのボタン及び機能を表す<dm:function>要素804、811、818、826が記載されている。
【0029】
図6は、プリンタドライバの印刷設定画面の例を示す図である。図6の(a)、(b)において、142は印刷設定画面であり、プリンタドライバ50のUIモジュール35が、MFP3用の印刷設定画面としてこの画面を制御する。言語選択部634により、印刷設定画面の表示言語を次に示す選択肢の中から選択することができる。
言語の選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
English 英語
Japanese 日本語
(a)はEnglish(英語)が選択されている状態、(b)は日本語(Japanese)が選択されている状態をそれぞれ表し、これらの図において、表示言語以外の各印刷設定及び表示内容は同一である。図6の(a)、(b)において、630は用紙サイズ選択部であり、次に示す選択肢の中からMFP3で印刷する用紙のサイズを選択することができる。図6の(a)、(b)ではLetter(レター)が選択されている状態を表す。
用紙サイズの選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
A5 A5
A4 A4
B5 B5
Letter レター
631は用紙の種類選択部であり、次に示す選択肢の中からMFP3で印刷する用紙の種類を選択することができる。図6の(a)、(b)ではPlain Paper(普通紙)が選択されている状態を表す。
用紙の種類の選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
Plain Paper 普通紙
Photo Paper 写真用紙
Postcard はがき
632は印刷品位選択部であり、次に示す選択肢の中からMFP3で印刷する印刷品位を選択することができる。図6の(a)、(b)ではStandard(標準)が選択されている状態を表す。
印刷品位の選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
High きれい
Standard 標準
Fast 速い
633は色/濃度選択部であり、次に示す選択肢の中からMFP3で印刷する色や濃度を選択することができる。図6の(a)、(b)ではAuto(標準)が選択されている状態を表す。
印刷品位の選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
Auto 自動
Manual 手動
635はOKボタンであり、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、UIモジュール35は選択されている各印刷設定を保存して、印刷設定画面142を閉じる。636はキャンセルボタンであり、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、UIモジュール35は印刷画面142を閉じる。キャンセルボタン636が押下された場合、UIモジュール35は選択されている各印刷設定を保存しない。
【0030】
図7は、写真の印刷アプリケーションのメイン画面の例を示す図である。図7の(a)、(b)において、143は写真の印刷アプリケーションであり、(a)、(b)はこのアプリケーションのメイン画面を表す。図10で後述するアプリケーション制御部907がこの画面を制御する。言語選択部622により、写真の印刷アプリケーションのメイン画面の表示言語を次に示す選択肢の中から選択することができる。
言語の選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
English 英語
Japanese 日本語
(a)はEnglish(英語)が選択されている状態、(b)は日本語(Japanese)が選択されている状態をそれぞれ表し、これらの図において、表示言語以外の表示内容は同一である。
621はデバイス選択部であり、フォルダ500に表示されているデバイスの中から印刷するデバイス(プリンタ)を選択することができる。図7の(a)、(b)ではデバイス503(MFP3)を表すABC Kmmnが選択されている状態を表す。
デバイスの選択肢:
<図6の(a)> <図6の(b)>
ABC Kmmn ABC Kmmn
XYZ Defg XYZ Defg
624は写真印刷ボタンであり、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、写真を簡単に印刷することができるウィザード(不図示)が起動する。625はアルバム印刷ボタンであり、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、アルバムを簡単に印刷することができるウィザード(不図示)が起動する。626はカレンダー印刷ボタンであり、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、カレンダーを簡単に印刷することができるウィザード(不図示)が起動する。629は終了ボタンであり、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、アプリケーション制御部907がメイン画面を閉じて、写真の印刷アプリケーション143を終了する。
【0031】
図8及び図9は、デバイス管理制御用ファイルの内容を表す図である。これらの図に示す情報、すなわち、デバイス管理制御用ファイル800が、ファイル格納部11又は12に格納されている。図8において、<dm:manufacturer>要素801にはデバイス(MFP3)の製造元であるABC社の名前がセットされている。<dm:model>要素802にはデバイス(MFP3)のモデル名であるKmmnがセットされている。これらの情報は、デバイス管理制御用ファイル800のインストール時に利用される。また、デバイス管理制御用ファイル800には、デバイス管理画面600を構成するために必要な情報も記載されている。
【0032】
MFP3がPC1に接続されているときに起動して表示されるデバイス管理画面600上に、図5に示す印刷設定ボタン607、写真の印刷ボタン611を表示するために、それぞれのボタン及び機能を表す<dm:function>要素804、811、818、826が、<dm:functions>要素803の中にセットされている。
<dm:function>要素804において、id=”1”は属性であり、このボタンのIDが1であること表す。
<dm:name xml:lang=”en−US”>Printing Preferences</dm:name>要素805には、ID1の印刷設定ボタン607のボタン名604に表示される「Printing Preferences」という英語の文字列がセットされている。
<dm:description xml:lang=”en−US”>Display the printing preferences window.</dm:description>要素806には、ID1の印刷設定ボタン607のボタンの説明606に表示される「Display the printing preferences window.」という英語の文字列がセットされている。
<dm:icon>preferences.ico</dm:icon>要素807には、ID1の印刷設定ボタン607のアイコン605に表示されるpreferences.icoというアイコンファイルがセットされている。
<dm:required>要素808の中には、ID1の印刷設定ボタン607が表示される条件が記載されている。
<dm:keywordInRegistry key=”HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver” name=”Language”>English</dm:keywordInRegistry>要素809には、ID1の印刷設定ボタン607の表示条件としてレジストリ情報がセットされており、次に示すレジストリ情報が存在する場合に、このID1の印刷設定ボタン607が表示される。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: English
<dm:execute>printingPreferences “ABC Kmmn”</dm:execute>要素810には、印刷設定画面142を表示する機能(プログラム)を表す、以下のコードがセットされている。
printingPreferences “ABC Kmmn”
ここで、“ABC Kmmn”は、MFP3用の印刷設定画面142を指定する為の引数である。
【0033】
このID1の印刷設定ボタン607が表示されるケースの例を、図5の(b)と図17の(a)に示す。デバイス管理画面600上にID1の印刷設定ボタン607が表示された場合、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、図15で後述するフローに従って、MFP3用の印刷設定画面142が起動され、図6の(a)に示す英語の印刷設定画面142が表示される。今、OSの表示言語が日本語であると仮定する。本発明では、OSの表示言語と印刷設定画面142の表示言語が異なる場合においても、ID1の印刷設定ボタン607のボタン名604とボタンの説明606を、ユーザが意図的に選択した印刷設定画面142の表示言語と同じ言語で表示することで、ユーザの操作性を向上している。これは、本発明の特徴の内の1つである。
<dm:function>要素811において、id=“2”は属性であり、このボタンのIDが2であること表す。
<dm:name xml:lang=“ja−JP”>印刷設定</dm:name>要素812には、ID2の印刷設定ボタン607のボタン名604に表示される「印刷設定」という日本語の文字列がセットされている。
<dm:description xml:lang=“ja−JP”>印刷設定画面を表示する。</dm:description>要素813には、ID2の印刷設定ボタン607のボタンの説明606に表示される「印刷設定画面を表示する。」という日本語の文字列がセットされている。
<dm:icon>preferences.ico</dm:icon>要素814には、ID2の印刷設定ボタン607のアイコン605に表示されるpreferences.icoというアイコンファイルがセットされている。
<dm:required>要素815の中には、ID2の印刷設定ボタン607が表示される条件が記載されている。
<dm:keywordInRegistry key=”HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver” name=“Language”>Japanese</dm:keywordInRegistry>要素816には、ID2の印刷設定ボタン607の表示条件としてレジストリ情報がセットされており、次に示すレジストリ情報が存在する場合に、このID2の印刷設定ボタン607が表示される。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: Japanese
<dm:execute>printingPreferences “ABC Kmmn”</dm:execute>要素817には、印刷設定画面142を表示する機能(プログラム)を表す、以下のコードがセットされている。
printingPreferences “ABC Kmmn”
ここで、“ABC Kmmn”は、MFP3用の印刷設定画面142を指定する為の引数である。
【0034】
このID2の印刷設定ボタン607が表示されるケースの例を、図17の(b)と図17の(c)に示す。デバイス管理画面600上にID2の印刷設定ボタン607が表示された場合、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、図15で後述するフローに従って、MFP3用の印刷設定画面142が起動され、図6の(b)に示す日本語の印刷設定画面142が表示される。
【0035】
今、OSの表示言語が英語であると仮定する。本発明では、OSの表示言語と印刷設定画面142の表示言語が異なる場合においても、ID2の印刷設定ボタン607のボタン名604とボタンの説明606を、ユーザが意図的に選択した印刷設定画面142の表示言語と同じ言語で表示することで、ユーザの操作性を向上している。これは、本発明の特徴の内の1つである。
<dm:function>要素818において、id=”3”は属性であり、このボタンのIDが3であること表す。
<dm:name xml:lang=”en−US”>Photo Print</dm:name>要素819
には、ID3の写真の印刷ボタン611のボタン名608に表示される「Photo Print」という英語の文字列がセットされている。
<dm:description xml:lang=“en−US”>Printphotographs or albums,and so on.</dm:description>要素820には、ID3の写真の印刷ボタン611のボタンの説明610に表示される「Printphotographs or albums,and so on.」という英語の文字列がセットされている。
<dm:icon>photo.ico</dm:icon>要素821には、ID3の写真の印刷ボタン611のアイコン609に表示されるphoto.icoというアイコンファイルがセットされている。
<dm:required>要素822の中には、ID3の写真の印刷ボタン611が表示される条件が記載されている。
<dm:keywordInRegistry key=”HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver” name=“Language”>English</dm:keywordInRegistry>要素823と、
<dm:keywordInRegistry key=”HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print” name=”Language”>English</dm:keywordInRegistry>要素824には、ID3の写真の印刷ボタン611の表示条件として2つのレジストリ情報がセットされており、次に示す2つのレジストリ情報が存在する場合に、このID3の写真の印刷ボタン611が表示される。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: English
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: English
<dm:execute>PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”</dm:execute>要素825には、写真の印刷アプリケーション143を起動する機能(プログラム)を表す、以下のコードがセットされている。
PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”
ここで、“ABC Kmmn”は、写真の印刷アプリケーション143起動時にデバイス選択部621で表示されるデバイスとして、デバイス503(MFP3)を指定する為の引数である。
【0036】
このID3の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を、図5の(b)に示す。デバイス管理画面600上にID3の写真の印刷ボタン611が表示された場合、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、図16で後述するフローに従って、デバイス選択部621でデバイス503(MFP3)が選択された状態で写真の印刷アプリケーション143が起動され、図7の(a)に示す写真の印刷アプリケーション143の英語のメイン画面が表示される。
【0037】
今、OSの表示言語が日本語であると仮定する。本発明では、OSの表示言語と写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示言語が異なる場合においても、ID3の写真の印刷ボタン611のボタン名608とボタンの説明610を、ユーザが意図的に選択した写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示言語と同じ言語で表示することで、ユーザの操作性を向上している。これは、本発明の特徴の内の1つである。
<dm:function>要素826において、id=“4”は属性であり、このボタンのIDが4であること表す。
<dm:name xml:lang=“en−US”>Photo Print</dm:name>要素827
には、ID4の写真の印刷ボタン611のボタン名608に表示される「Photo Print」という英語の文字列がセットされている。
<dm:description xml:lang=“en−US”>Printphotographs or albums,and so on.This application is displayed in Japanese.</dm:description>要素828には、ID4の写真の印刷ボタン611のボタンの説明610に表示される「Printphotographs or albums,and so on.This application is displayed in Japanese.」という英語の文字列がセットされている。
<dm:icon>photo_warning.ico</dm:icon>要素829には、ID4の写真の印刷ボタン611のアイコン609に表示されるphoto_warning.icoというアイコンファイルがセットされている。このアイコンファイルは、通常のアイコンファイルphoto.icoに対して、警告を表すビックリマーク「!」を付加したものである。
<dm:required>要素830の中には、ID4の写真の印刷ボタン611が表示される条件が記載されている。
<dm:keywordInRegistry key=“HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver” name=“Language”>English</dm:keywordInRegistry>要素831と、
<dm:keywordInRegistry key=“HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print” name=“Language”>Japanese</dm:keywordInRegistry>要素832には、ID4の写真の印刷ボタン611の表示条件として2つのレジストリ情報がセットされており、次に示す2つのレジストリ情報が存在する場合に、このID4の写真の印刷ボタン611が表示される。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: English
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: Japanese
<dm:execute>PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”</dm:execute>要素833には、写真の印刷アプリケーション143を起動する機能(プログラム)を表す、以下のコードがセットされている。
PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”
ここで、“ABC Kmmn”は、写真の印刷アプリケーション143起動時にデバイス選択部621で表示されるデバイスとして、デバイス503(MFP3)を指定する為の引数である。
【0038】
このID4の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を、図17の(a)に示す。デバイス管理画面600上にID4の写真の印刷ボタン611が表示された場合、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、図16で後述するフローに従って、デバイス選択部621でデバイス503(MFP3)が選択された状態で写真の印刷アプリケーション143が起動され、図7の(b)に示す写真の印刷アプリケーション143の日本語のメイン画面が表示される。
【0039】
このように、デバイス管理画面600上表示されているID4の写真の印刷ボタン611のボタン名608とボタンの説明610には、図17の(a)に示すように、に英語の文字列が表示されるが、この写真の印刷ボタン611を押下すると、図7の(b)に示す写真の印刷アプリケーション143の日本語のメイン画面が表示されるので、ユーザが困惑する可能性が考えられる。そこで、本発明では、起動される写真の印刷アプリケーションが日本語である旨を事前にユーザに伝えて注意を促す為に、ID4の写真の印刷ボタン611のボタンの説明610に表示される文字列の中に、「This application is displayed in Japanese.」という説明を付加している。また、ID4の写真の印刷ボタン611のアイコン609として、ビックリマーク「!」が付加されたアイコンファイルphoto_warning.icoを使用することで、ユーザが写真の印刷アプリケーション143を起動する際に、事前に注意を促す工夫も施している。このような説明とアイコンにおける工夫点は、本発明の特徴の内の1つである。
<dm:function>要素834において、id=”5”は属性であり、このボタンのIDが5であること表す。
<dm:name xml:lang=“ja−JP”>写真の印刷</dm:name>要素835
には、ID5の写真の印刷ボタン611のボタン名608に表示される「写真の印刷」という日本語の文字列がセットされている。
<dm:description xml:lang=“ja−JP”>写真やアルバムなどの印刷をする。このアプリケーションは英語で表示されます。</dm:description>要素836には、ID5の写真の印刷ボタン611のボタンの説明610に表示される「写真やアルバムなどの印刷をする。このアプリケーションは英語で表示されます。」という日本語の文字列がセットされている。
<dm:icon>photo_warning.ico</dm:icon>要素837には、ID5の写真の印刷ボタン611のアイコン609に表示されるphoto_warning.icoというアイコンファイルがセットされている。このアイコンファイルは、通常のアイコンファイルphoto.icoに対して、警告を表すビックリマーク「!」を付加したものである。
<dm:required>要素838の中には、ID5の写真の印刷ボタン611が表示される条件が記載されている。
<dm:keywordInRegistry key=”HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver“name=”Language”>Japanese</dm:keywordInRegistry>要素839と、
<dm:keywordInRegistry key=”HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print “name=”Language”>English</dm:keywordInRegistry>要素840には、ID5の写真の印刷ボタン611の表示条件として2つのレジストリ情報がセットされており、次に示す2つのレジストリ情報が存在する場合に、このID5の写真の印刷ボタン611が表示される。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: Japanese
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: English
<dm:execute>PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”</dm:execute>要素841には、写真の印刷アプリケーション143を起動する機能(プログラム)を表す、以下のコードがセットされている。
PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”
ここで、“ABC Kmmn”は、写真の印刷アプリケーション143起動時にデバイス選択部621で表示されるデバイスとして、デバイス503(MFP3)を指定する為の引数である。
【0040】
このID5の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を、図17の(b)に示す。デバイス管理画面600上にID5の写真の印刷ボタン611が表示された場合、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、図16で後述するフローに従って、デバイス選択部621でデバイス503(MFP3)が選択された状態で写真の印刷アプリケーション143が起動され、図7の(a)に示す写真の印刷アプリケーション143の英語のメイン画面が表示される。
【0041】
このように、デバイス管理画面600上表示されているID4の写真の印刷ボタン611のボタン名608とボタンの説明610には、図17の(b)に示すように、に日本語の文字列が表示されるが、この写真の印刷ボタン611を押下すると、図7の(a)に示す写真の印刷アプリケーション143の英語のメイン画面が表示されるので、ユーザが困惑する可能性が考えられる。そこで、本発明では、起動される写真の印刷アプリケーションが英語である旨を事前にユーザに伝えて注意を促す為に、ID5の写真の印刷ボタン611のボタンの説明610に表示される文字列の中に、「このアプリケーションは英語で表示されます。」という説明を付加している。また、ID5の写真の印刷ボタン611のアイコン609として、ビックリマーク「!」が付加されたアイコンファイルphoto_warning.icoを使用することで、ユーザが写真の印刷アプリケーション143を起動する際に、事前に注意を促す工夫も施している。このような説明とアイコンにおける工夫点は、本発明の特徴の内の1つである。
<dm:function>要素842において、id=“6”は属性であり、このボタンのIDが6であること表す。
<dm:name xml:lang=“ja−JP”>写真の印刷</dm:name>要素843
には、ID6の写真の印刷ボタン611のボタン名608に表示される「写真の印刷」という日本語の文字列がセットされている。
<dm:description xml:lang=“ja−JP”>写真やアルバムなどの印刷をする。</dm:description>要素844には、ID6の写真の印刷ボタン611のボタンの説明610に表示される「写真やアルバムなどの印刷をする。」という日本語の文字列がセットされている。
<dm:icon>photo.ico</dm:icon>要素845には、ID6の写真の印刷ボタン611のアイコン609に表示されるphoto.icoというアイコンファイルがセットされている。
<dm:required>要素846の中には、ID6の写真の印刷ボタン611が表示される条件が記載されている。
<dm:keywordInRegistry key=“HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver”“name=”Language”>Japanese</dm:keywordInRegistry>要素847と、
<dm:keywordInRegistry key=“HKLM¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print” name=“Language”>Japanese</dm:keywordInRegistry>要素848には、ID6の写真の印刷ボタン611の表示条件として2つのレジストリ情報がセットされており、次に示す2つのレジストリ情報が存在する場合に、このID6の写真の印刷ボタン611が表示される。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: Japanese
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
Data: Japanese
<dm:execute>PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”</dm:execute>要素849には、写真の印刷アプリケーション143を起動する機能(プログラム)を表す、以下のコードがセットされている。
PhotoPrint.exe “ABC Kmmn”
ここで、“ABC Kmmn”は、写真の印刷アプリケーション143起動時にデバイス選択部621で表示されるデバイスとして、デバイス503(MFP3)を指定する為の引数である。
【0042】
このID6の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を、図17の(c)に示す。デバイス管理画面600上にID6の写真の印刷ボタン611が表示された場合、ユーザ操作によりこのボタンが押下されると、図16で後述するフローに従って、デバイス選択部621でデバイス503(MFP3)が選択された状態で写真の印刷アプリケーション143が起動され、図7の(b)に示す写真の印刷アプリケーション143の日本語のメイン画面が表示される。
【0043】
今、OSの表示言語が英語であると仮定する。本発明では、OSの表示言語と写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示言語が異なる場合においても、ID6の写真の印刷ボタン611のボタン名608とボタンの説明610を、ユーザが意図的に選択した写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示言語と同じ言語で表示することで、ユーザの操作性を向上している。これは、本発明の特徴の内の1つである。
【0044】
図10は、デバイス管理と写真の印刷アプリケーションとのソフトウェア構成の一例を示す図である。図10において、デバイス管理80は、表示部901、デバイス管理制御部902、リンク実行部903、デバイス管理制御用ファイル読取り部904、デバイス管理制御用ファイル格納部905からなる。デバイス管理制御用ファイル格納部905には、図12のS1405で保存されたデバイス管理制御用ファイル800が格納されている。写真の印刷アプリケーション143は、起動元判断部906、アプリケーション制御部907、デフォルトデバイス設定部908、印刷制御部909、ステータス取得部910により構成される。印刷制御部909は、写真の印刷アプリケーション143上で加工された写真をMFP3で印刷する際に、印刷のレイアウト処理等を施して印刷を実行するモジュールである。ステータス取得部910は、プリンタドライバ50を介してMFP3の状態(ステータス)をモニタし、MFP3の状態を表す制御コマンドを取得するモジュールである。デバイス管理画面600は、MFP3がネットワーク4を介してPC1に接続されるか、或いは、図5(a)に示すフォルダ500内のデバイスが選択されることにより起動・表示される。ここでは、MFP3がネットワーク4を介してPC1に接続され、図5(b)、図17の(a)、(b)、(c)に示すデバイス管理画面600が起動・表示される場合の例を中心に説明する。
【0045】
図11は、デバイス接続時の処理の一例を示すフローチャートである。図11のフローチャートに係るプログラムは、HDD202に記憶されており、RAM201に読み出され、CPU204により実行される。
【0046】
デバイス(MFP3)がPC(PC1)にネットワーク4を介して接続されると(S1301)、PC1がデバイスIDを取得する(S1302)。デバイスIDは、例えば「MFG:ABC;MDL:Kmmn;CLS:PRINTER;CMD:K4;DES:ABC Kmmn;」のような文字列で表されるものである。これは、PC1がネットワーク4を介してMFP3から取得することができるMFP3のプリンタ機能のデバイスIDであり、次の情報を表す。
製造元(MFG:) : ABC
モデル(MDL:) : Kmmn
クラス(CLS:) : PRINTER
コマンド(CMD:): K4(ABC社プライベートの印刷制御用コマンド)
ディスクリプション(DES:): ABC Kmmn
次に、デバイス管理80が、PC1にドライバ(プリンタドライバ50、FAXドライバ、スキャナドライバ(図は省略)が既にインストール済みかを判断する(S1303)。以下、図11の説明においてドライバ(プリンタドライバ50、FAXドライバ、スキャナドライバ)は、単にドライバと記す。
【0047】
S1303において、ドライバが未だインストールされていないと判断された場合、OSがドライバをインストールする(S1304)。その後、OSがドライバをロードする(S1305)。ドライバが正しくロードされると、図5(a)に示すフォルダ500にデバイス(MFP3)が登録された状態となる。デバイス管理80が、PC1に図8及び図9に示すデバイス管理制御用ファイル800が既にインストール済みかを判断する(S1306)。S1306において、インストール済みのデバイス管理制御用ファイルがドライバと整合しているか否かは、デバイスIDに含まれる製造元(MFG:)、モデル(MDL:)情報をもとに判定される。S1306において、デバイス管理制御用ファイル800が未だインストールされていない場合、デバイス管理80が図12で後述するデバイス管理制御用ファイルのインストールの処理を実行する(S1307)。そして、デバイス管理80が図13で後述するデバイス管理画面の起動の処理を実行し(S1308)、デバイス管理80がデバイス接続時の処理を完了する(S1309)。S1306において、デバイス管理制御用ファイル800が既にインストールされている場合、S1308へ進む。S1303において、ドライバが既にインストールされている場合、S1305へ進む。
【0048】
図12は、デバイス管理制御用ファイルのインストールの処理の一例を示すフローチャートである。図12のフローチャートに係るプログラムは、HDD202に記憶されており、RAM201に読み出され、CPU204により実行される。
【0049】
図11のS1307において、デバイス管理制御用ファイルのインストールの処理が実行されると、図12において、デバイス管理80がデバイス管理のインストールの処理を開始する(S1401)。まず、デバイス管理80がネットワーク4を介して接続されているデバイス(MFP3)のデバイスIDを確認する(S1402)。このデバイスIDに含まれている製造元(MFG:)、モデル(MDL:)情報をもとに、デバイス管理80がPC1に接続されているデバイス(MFP3)用のデバイス管理制御用ファイル800を検索する(S1403)。図8及び図9のデバイス管理制御用ファイル800には、<dm:manufacturer>要素801、<dm:model>要素802にデバイス(MFP3)に対応した製造元(MFG:)「ABC」、モデル(MDL:)「Kmmn」が記載されている。
【0050】
要素801、要素802に記載されている情報をもとに、デバイス管理80がWebサーバ9又はPC1に挿入されたCD−ROM10内のファイル格納部11又は12から、デバイス(MFP3)用のデバイス管理制御用ファイル800を検索する。デバイス管理80が、ファイル格納部11又は12からデバイス管理制御用ファイル800が見つかったか否かを判断する(S1404)。S1404において、デバイス管理制御用ファイル800が見つかった場合、デバイス管理80がそのデバイス管理制御用ファイル800をPC1のHDD202内の所定の位置に保存する(S1405)。そして、デバイス管理80がデバイス管理制御用ファイル800をインストールする(S1406)。インストールが完了すると、デバイス管理80がデバイス管理制御用ファイルのインストールの処理を終了する(S1407)。
【0051】
本実施形態においては、デバイス(MFP3)に対応したデバイス管理制御用ファイル800が検出され、インストールされたものとする。S1404において、デバイス管理制御用ファイル800が見つからなかった場合、デバイス管理80がデバイス管理制御用ファイル800をインストールせずに、デバイス管理制御用ファイルのインストールの処理を終了する(S1407)。
【0052】
図13は、デバイス管理画面の起動の処理の一例を示すフローチャートである。図13のフローチャートに係るプログラムは、HDD202に記憶されており、RAM201に読み出され、CPU204により実行される。
【0053】
図11のS1308において、デバイス管理80がデバイス管理の起動の処理を実行すると、図13において、デバイス管理80がデバイス管理画面の起動の処理を開始する(S1501)。また、ユーザがフォルダ500内のデバイス503を選択した場合も、デバイス管理80がデバイス管理画面の起動の処理を開始する。
【0054】
デバイス管理制御部902がフォルダ500にて選択されたデバイス名を取得する(S1502)。本実施形態においては、デバイス503が選択されているので、「ABC Kmmn」というデバイス名が取得される。このデバイス名をもとに、デバイス管理制御用ファイル読取り部904が図12のS1405で保存された図8及び図9に示すデバイス管理制御用ファイル800をロードする(S1503)。このデバイス管理制御用ファイル800をもとに、デバイス管理制御部902が図14で後述するデバイス管理画面の表示内容の構築処理を実行する(S1504)。S1504で構築されたデバイス管理画面の表示内容に従って、デバイス管理制御部902が表示部901を介してデバイス管理画面600を表示する(S1505)。そして、デバイス管理80がデバイス管理画面の起動の処理を終了する(S1506)。
【0055】
図14は、デバイス管理画面の表示内容の構築の処理の一例を示すフローチャートである。図14のフローチャートに係るプログラムは、HDD202に記憶されており、RAM201に読み出され、CPU204により実行される。
【0056】
図13のS1504において、デバイス管理画面の表示内容の構築処理が実行されると、デバイス管理制御部902がデバイス管理画面の表示内容の構築の処理を開始する(S1201)。
【0057】
S1202では、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリから、その値(Data)としてセットされている印刷設定画面142の言語情報を取得する。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1203において、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリにセットされている印刷設定画面142の言語情報を確認し、Englishの場合はS1204へ進み、English以外の場合はS1210へ進む。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1204において、デバイス管理制御部902がID1(id=”1”)の印刷設定ボタン607を構築する。そして、S1205では、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリから、その値(Data)としてセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を取得する。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1206において、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリにセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を確認し、Englishの場合はS1207へ進み、English以外の場合はS1208へ進む。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1207において、デバイス管理制御部902がID3(id=“3”)の写真の印刷ボタン611を構築し、デバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。そして、S1208において、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリにセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を確認し、Japaneseの場合はS1209へ進み、Japanese以外の場合はデバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1209において、デバイス管理制御部902がID4(id=“4”)の写真の印刷ボタン611を構築し、デバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。S1210において、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリにセットされている印刷設定画面142の言語情報を確認し、Japaneseの場合はS1211へ進み、Japanese以外の場合はデバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1211において、デバイス管理制御部902がID2(id=“2”)の印刷設定ボタン607を構築する。デバイス管理制御部902が次に示すレジストリから、その値(Data)としてセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を取得する(S1212)。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1213において、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリにセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を確認し、Englishの場合はS1214へ進み、English以外の場合はS1215へ進む。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1214において、デバイス管理制御部902がID5(id=”5”)の写真の印刷ボタン611を構築し、デバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。S1215において、デバイス管理制御部902が次に示すレジストリにセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を確認し、Japaneseの場合はS1216へ進み、Japanese以外の場合はデバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
S1216において、デバイス管理制御部902がID6(id=“6”)の写真の印刷ボタン611を構築し、デバイス管理画面の表示内容の構築処理を終了する(S1217)。
【0058】
図15は、印刷設定画面の起動の処理の一例を示すフローチャートである。図15のフローチャートに係るプログラムは、HDD202に記憶されており、RAM201に読み出され、CPU204により実行される。図15では、言語選択部634で言語が切り換えられたケースを中心に説明する。
【0059】
デバイス管理画面600上の印刷設定ボタン607が押下されると、印刷設定画面142の起動の処理が開始される(S1001)。S1001において、図10のデバイス管理80内のデバイス管理制御部902が、リンク実行部903を介して図8の<dm:execute>要素810又は817に記載されている情報をOSに渡す。この情報から、OSが引数の“ABC Kmmn”で表されたデバイス(MFP3)を指定する情報を取得する(S1002)。
【0060】
OSが引数のデバイスを指定する情報(デバイス指定情報)の有無を確認し、デバイスの指定(デバイス指定情報)が有る場合(S1003)、S1004へ進む。S1103において、デバイスの指定(デバイス指定情報)が無い場合、S1005へ進む。本実施形態では、図8の<dm:execute>要素810又は817に記載されている引数のデバイスを指定する情報によりデバイスの指定が行われるので、S1003からS1004へ進む。例えば、引数がセットされずに印刷設定画面142が起動された場合、S1003からS1005へ進む。
【0061】
S1004において、OSが指定されたデバイス用のプリンタドライバのUIモジュールをロードして、そのデバイス用の印刷設定画面を起動し、S1009へ進む。ここで、本実施形態では、OSがUIモジュール35をロードして、MFP3用の印刷設定画面を起動する。
【0062】
S1005において、OSが「印刷設定画面を開けません。」というエラーメッセージを表示し、印刷設定画面の起動処理を終了する(S1015)。
【0063】
S1009において、UIモジュール35が次に示すレジストリから、その値(Data)としてセットされている印刷設定画面142の言語情報を取得する。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
UIモジュール35が、このレジストリの言語情報から印刷設定画面142の表示言語を設定する(S1010)。UIモジュール35が、このレジストリの言語情報の値(Data)に、印刷設定画面142の表示言語を表す値をセットして、前記レジストリの言語情報を更新する(S1011)。UIモジュール35が印刷設定画面142を表示する(S1012)。S1013において、UIモジュール35が、OKボタン635が押下されたことを表すメッセージの有無を確認し、OKボタン635が押下された場合S1014へ進み、OKボタン635が押下されていない場合S1006へ進む。S1014において、UIモジュール35が、印刷設定画面142で選択されている各印刷設定を保存し、印刷設定画面142を閉じて印刷設定画面の起動処理を終了する(S1015)。S1006において、UIモジュール35が、キャンセルボタン636が押下されたことを表すメッセージの有無を確認し、キャンセルボタン635が押下された場合、印刷設定画面142を閉じて印刷設定画面の起動処理を終了する(S1015)。S1006において、キャンセルボタン635が押下されていない場合、S1007へ進む。S1007において、UIモジュール35が、言語選択部634の操作状況を確認する。そして、選択された言語から印刷設定画面142の表示言語を設定し(S1008)、S1011へ進む。
【0064】
このように、UIモジュール35が、言語選択部634で選択された言語で印刷設定画面142の表示を行い、次に示すレジストリに、印刷設定画面142の表示言語を表す値をセットする。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Printer Driver¥
Name: Language
Type: REG_SZ
図16は、写真の印刷アプリケーションの起動の処理の一例を示すフローチャートである。図16のフローチャートに係るプログラムは、HDD202に記憶されており、RAM201に読み出され、CPU204により実行される。図16では、言語選択部622で言語が切り換えられたケースを中心に説明する。
【0065】
デバイス管理画面600上の写真の印刷ボタン611が押下されると、写真の印刷アプリケーション143の起動の処理が開始される(S1101)。S1101において、図10のデバイス管理80内のデバイス管理制御部902が、リンク実行部903を介して図8、図9の<dm:execute>要素825、833、841、又は849に記載されている情報をアプリケーション制御部907に渡す。この情報から、アプリケーション制御部907が引数の“ABC Kmmn”で表されたデバイス(MFP3)を指定する情報を取得する(S1102)。
【0066】
アプリケーション制御部907が引数のデバイスを指定する情報(デバイス指定情報)の有無を確認し、デバイスの指定(デバイス指定情報)が有る場合(S1103)、S1104へ進む。S1103において、デバイスの指定(デバイス指定情報)が無い場合、S1105へ進む。本実施形態では、図8、図9の<dm:execute>要素825、833、841、又は849に記載されている引数のデバイスを指定する情報によりデバイスの指定が行われるので、S1103からS1104へ進む。例えば、引数がセットされずに写真の印刷アプリケーション143が起動された場合、S1103からS1105へ進む。
【0067】
S1104において、デフォルトデバイス設定部908が指定されたデバイスを写真の印刷アプリケーション143のデフォルトデバイスに設定し、S1109へ進む。
【0068】
S1105において、デフォルトデバイス設定部908がアプリケーション/DDIインタフェース84を介して、OSのデフォルトデバイス情報を取得する。OSのデフォルトデバイスとは、図5(a)のフォルダ500にて、デフォルトマーク502が付与されているデバイスを表す。本実施形態では、デバイス501(XYZ Defg)がデフォルトデバイスとして設定されているので、S1105において、「XYZ Defg」というデバイス名称が取得される。デフォルトデバイス設定部908が、S1105で取得したOSのデフォルトデバイスをもとに、デバイス(ドライバ)名を写真の印刷アプリケーション143のデフォルトデバイスに設定し(S1106)、S1109へ進む。
【0069】
S1106において、デフォルトデバイス設定部908が、S1105で取得したOSのデフォルトデバイスから適切なデバイス(ドライバ)名を発見できなかった場合、写真の印刷アプリケーション143が前回起動したときに設定されていたデバイス(ドライバ)名をデフォルトデバイスに設定する。尚、写真の印刷アプリケーション143のデフォルトデバイスの情報は、写真の印刷アプリケーション143が管理するRAM201上のメモリ内に保持される。
【0070】
S1109において、アプリケーション制御部907が次に示すレジストリから、その値(Data)としてセットされている写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の言語情報を取得する。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
アプリケーション制御部907が、このレジストリの言語情報から前記メイン画面の表示言語を設定する(S1110)。アプリケーション制御部907が、このレジストリの言語情報の値(Data)に、前記メイン画面の表示言語を表す値をセットして、前記レジストリの言語情報を更新する(S1111)。アプリケーション制御部907が、写真の印刷アプリケーション143のメイン画面を表示する(S1112)。S1113において、アプリケーション制御部907が、終了ボタン629が押下されたことを表すメッセージの有無を確認し、終了ボタン629が押下された場合、前記メイン画面を閉じて写真の印刷アプリケーションの起動処理を終了する(S1114)。S1113において、終了ボタンが押下されていない場合、S1107へ進む。S1107において、アプリケーション制御部907が、言語選択部622の操作状況を確認する。そして、選択された言語から前記メイン画面の表示言語を設定し(S1108)、S1111へ進む。
【0071】
このように、アプリケーション制御部907が、言語選択部622で選択された言語で写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示を行い、次に示すレジストリに、前記メイン画面の表示言語を表す値をセットする。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ABC¥Photo Print¥
Name: Language
Type: REG_SZ
図17は、デバイス管理画面の例を示す図である。図17の(a)は、ID1の印刷設定ボタン607と、ID4の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を表す。図17の(b)は、ID2の印刷設定ボタン607と、ID5の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を表す。図17の(c)は、ID2の印刷設定ボタン607と、ID6の写真の印刷ボタン611が表示されるケースの例を表す。
【0072】
[他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、上述した実施形態では、アプリケーションの例として図10に示すようなデバイス管理(Device Management)80を挙げたが、この例に限られることなく、同様な機能を備える任意のアプリケーションで実現可能であり、有効である。
【0073】
また、上述した実施形態では、印刷設定画面142の表示言語や、写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示言語を利用する例を挙げた。しかし、この例に限られることなく、デバイス(MFP3)の仕向け地や表示言語の情報をレジストリに記述して、その情報をもとにデバイス管理画面600上の各ボタンの表示や機能を制御すること等も実現可能であり、有効である。
【0074】
また、上述した実施形態では、デバイス管理画面600上の各ボタンに付加されている説明やアイコンの表示を工夫することで、印刷設定画面142の表示言語と、写真の印刷アプリケーション143のメイン画面の表示言語が異なる場合におけるユーザの操作性を向上する例を挙げた。しかし、この例に限られることなく、デバイス管理画面600上の各ボタンのツールチップの表示を工夫すること等も実現可能であり、有効である。また、上述した実施形態では、アプリケーションの例として図7に示すような写真の印刷アプリケーション143を挙げた。しかし、この例に限られることなく、画像やドキュメントを読取るためのアプリケーション等、同様な機能を備える任意のアプリケーションで実現可能であり、有効である。
【0075】
また、上述した実施形態では、情報処理装置としてパーソナルコンピュータを想定した。しかし、この例に限られることなく、例えばDVDプレーヤー、ゲーム、セットトップボックス、インターネット家電等、同様な使用方法が可能な任意の情報処理装置(端末)に対して実現することができ、有効である。
【0076】
また、上述した実施形態では、OSに例としてWindows(登録商標) 7と同等のOSを使用したが、これらのOSに限られることなく、任意のOSを使用することができる。
【0077】
また、上述した実施形態では、ネットワーク4の構成例としてEthernet(登録商標)を用いたが、この例に限られることなく、他の任意のネットワーク構成であってもよい。PC1とMFP3、MFP7との間のインタフェースに関しても同様である。例えば、無線LAN、IEEE1394、Bluetooth、USB等の任意のインタフェースを用いるようにしてもよい。また、上述した実施形態では、Webサービスのプロトコルの例としてWSDを挙げたが、この例に限られることなく、例えばIHVの独自プロトコル等の任意のプロトコルを用いるようにしてもよい。
【0078】
また、上述した実施形態では、デバイス管理画面600上の写真の印刷ボタン611が押下されたときに、適切なデバイス(ドライバ)が設定された状態で写真の印刷アプリケーション143を起動する例を挙げた。しかしながら、この例に限られることなく、例えば、デバイス管理画面上から任意のアプリケーションを起動したり、Webサイトへリンクしたり、サービスを提供したりという場合に、適切なデバイス(ドライバ)名を指定して実行するようにしてもよい。
【0079】
以上、上述した各実施形態によれば、ユーザの使用環境に応じて適切な表示や機能を提供するデバイス管理画面を提供することができる。
【0080】
また、上述した各実施形態によれば、アプリケーションを起動して周辺装置を制御する際に、ユーザの使用環境、特に表示言語に合わせて自動的に適合して周辺装置を適切かつ確実に制御することができる。よって、上述した各実施形態によれば、ユーザの使用環境に応じて適切な表示や機能を提供することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続されている周辺装置を管理する管理画面を、当該管理画面から指示ができる機能に関して記述される制御情報に基づき表示する、記憶部を備える情報処理装置であって、
前記情報処理装置で動作するソフトウェアが提供する画面で表示される言語の種類を、前記記憶部に登録する登録手段を有し、
前記登録手段により登録された言語の種類と前記制御情報とに基づき、前記管理画面における前記ソフトウェアに関する表示が行われることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記ソフトウェアは、前記周辺装置に対応するドライバ及び前記周辺装置のための処理を提供するための特定のアプリケーションの少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記登録手段により登録された言語の種類と前記制御情報とに基づき、前記管理画面における前記ソフトウェアに関する表示言語と表示内容が決定され、決定された表示が行われることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記登録手段は、前記ソフトウェアの起動時に言語の種類の登録を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
接続されている周辺装置を管理する管理画面を当該管理画面から指示ができる機能に関して記述される制御情報に基づき表示する、記憶部を備える情報処理装置における情報処理方法であって、
前記情報処理装置で動作するソフトウェアが提供する画面で表示される言語の種類を、前記記憶部に登録する登録工程を有し、
前記登録工程において登録された言語の種類と前記制御情報とに基づき、前記管理画面における前記ソフトウェアに関する表示が行われることを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
請求項1乃至4の何れか1項に記載の手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項1】
接続されている周辺装置を管理する管理画面を、当該管理画面から指示ができる機能に関して記述される制御情報に基づき表示する、記憶部を備える情報処理装置であって、
前記情報処理装置で動作するソフトウェアが提供する画面で表示される言語の種類を、前記記憶部に登録する登録手段を有し、
前記登録手段により登録された言語の種類と前記制御情報とに基づき、前記管理画面における前記ソフトウェアに関する表示が行われることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記ソフトウェアは、前記周辺装置に対応するドライバ及び前記周辺装置のための処理を提供するための特定のアプリケーションの少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記登録手段により登録された言語の種類と前記制御情報とに基づき、前記管理画面における前記ソフトウェアに関する表示言語と表示内容が決定され、決定された表示が行われることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記登録手段は、前記ソフトウェアの起動時に言語の種類の登録を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
接続されている周辺装置を管理する管理画面を当該管理画面から指示ができる機能に関して記述される制御情報に基づき表示する、記憶部を備える情報処理装置における情報処理方法であって、
前記情報処理装置で動作するソフトウェアが提供する画面で表示される言語の種類を、前記記憶部に登録する登録工程を有し、
前記登録工程において登録された言語の種類と前記制御情報とに基づき、前記管理画面における前記ソフトウェアに関する表示が行われることを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
請求項1乃至4の何れか1項に記載の手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2011−107963(P2011−107963A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−262073(P2009−262073)
【出願日】平成21年11月17日(2009.11.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年11月17日(2009.11.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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