説明

情報処理装置、キーワード登録方法及びプログラム

【課題】視聴しているコンテンツで提供された情報に関してメモを取る行為を視聴者が容易に実施でき、視聴者の利便性を向上させることが可能な、情報処理装置、キーワード登録方法及びプログラムを提供すること。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置は、所定のトリガを受信する受信部と、前記トリガを受信したタイミングよりも所定期間前に提供されているコンテンツ又は当該コンテンツに対応するメタデータから、前記トリガを発信したユーザが登録を所望するキーワードを推定するキーワード推定部と、前記キーワード推定部により推定された前記キーワードを登録するキーワード登録部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、キーワード登録方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
TV番組やラジオ番組等を視聴している際に、番組内で気になるお店、商品、観光地等の情報が紹介されると、視聴者は、提供された情報を忘れないようにするために、筆記具等を用いてメモを取ることが多い。しかしながら、視聴している番組を咄嗟に停止させることは困難であるため、提供された情報をメモできないという場合もある。
【0003】
そこで、以下に示す特許文献1では、ユーザがボタンを押した時の日時が内部メモリに記憶され、記憶された日時と予め登録されている場所情報とに基づいて、放送された音楽や情報を後から検索可能な装置に関する技術が開示されている。かかる装置を利用することで、ユーザは、番組内で気になった情報について、後から容易に検索を行うことができる。
【0004】
また、TV番組の画面を一時的に記憶する一時記憶装置がTVなどに設置されている場合には、興味のある情報が表示されている画面を一時的に記憶して、後からゆっくりと興味のある情報についてメモを取ることもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000−339345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このように、特許文献1に記載の技術では、気になる情報が提供された日時を一時的に記録しておき、後ほど、記録しておいた日時に基づいて視聴者が自分で情報を検索する必要がある。また、一時記憶装置が設置されている場合であっても、視聴者が改めて興味のある情報について、自身でメモを取る必要があった。このように、従来の技術では、番組内で提供された情報についてメモを取ることは容易ではなく、また、情報の検索にも手間がかかるという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、視聴しているコンテンツで提供された情報に関してメモを取る行為を視聴者が容易に実施でき、視聴者の利便性を向上させることが可能な、情報処理装置、キーワード登録方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、所定のトリガを受信する受信部と、前記トリガを受信したタイミングよりも所定期間前に提供されているコンテンツ又は当該コンテンツに対応するメタデータから、前記トリガを発信したユーザが登録を所望するキーワードを推定するキーワード推定部と、前記キーワード推定部により推定された前記キーワードを登録するキーワード登録部と、を備える情報処理装置が提供される。
【0009】
前記キーワード推定部は、前記所定期間に提供されているコンテンツの少なくとも一部がテキストに変換されたテキストデータから前記キーワードを推定し、前記キーワード登録部は、前記キーワードを当該キーワードの属性に応じて分類した上で登録することが好ましい。
【0010】
登録されている前記キーワードをユーザに提供する情報提供部を更に備え、前記情報提供部は、前記登録されているキーワードを、テキストに変換される前のデータ形式で提供してもよい。
【0011】
登録されている前記キーワードをユーザに提供する情報提供部を更に備え、前記情報提供部は、前記登録されているキーワードをテキスト形式で提供してもよい。
【0012】
登録されている前記キーワードの管理を行う管理部を更に備え、前記管理部は、テキストに変換された前記キーワードの属性に応じた検索条件で、前記登録されているキーワードの検索を行ってもよい。
【0013】
前記所定のトリガは、前記情報処理装置と通信可能なリモートコントローラから発信されてもよい。
【0014】
前記所定のトリガは、ユーザが行う所定のジェスチャーであってもよい。
【0015】
前記情報提供部は、前記情報処理装置と相互に通信が可能な登録情報表示装置に対して、前記登録されているキーワードを提供してもよい。
【0016】
前記キーワード推定部は、前記コンテンツの表示画面、前記コンテンツにおける音声データ、前記コンテンツに含まれるキャプションデータ、及び、前記コンテンツに対応するEPGデータの少なくとも何れかを利用して、前記キーワードの推定を行ってもよい。
【0017】
前記キーワード登録部は、前記コンテンツのタイトル、ジャンル、前記キーワードが存在した前記コンテンツの冒頭からの時間的位置、前記コンテンツの提供日時の少なくとも何れかを、前記キーワードに関連付けて登録してもよい。
【0018】
推定された前記キーワードに関連する関連情報を取得する関連情報取得部を更に備え、前記関連情報取得部は、前記キーワードに関連する住所、電話番号、緯度・経度に関する位置情報及び日時情報の少なくとも何れかを、外部に設けられた情報検索サーバから取得し、前記キーワード登録部は、前記関連情報取得部の取得した前記関連情報を対応する前記キーワードに関連付けて登録してもよい。
【0019】
前記関連情報取得部は、前記キーワードに関連するホームページ、ブログ、口コミ情報、RSSの少なくとも何れかのURLを更に取得してもよい。
【0020】
前記情報提供部は、前記登録されたキーワードに日時を表す日時情報が関連付けられており、現在日時と前記日時情報との差分が所定の閾値以内である場合に、前記登録されたキーワードに関連付けられた日時が近い旨を表す情報を提供してもよい。
【0021】
前記情報提供部は、前記登録情報表示装置から、当該登録情報表示装置の現在位置を表す位置情報が送信された場合に、前記登録されたキーワードのうち、当該登録されたキーワードに関連付けられた位置情報が送信された前記現在位置を表す位置情報を中心とした所定の範囲内に位置するものを、前記登録情報表示装置に提供してもよい。
【0022】
前記情報提供部は、前記登録情報表示装置から、当該登録情報表示装置の現在位置を表す位置情報が送信され、当該現在位置を表す位置情報の表す位置が、前記登録されたキーワードに関連付けられた位置情報の表す位置の近傍となった場合、近傍となった前記登録されたキーワードに関する情報を前記登録情報表示装置に自動的に提供してもよい。
【0023】
前記所定の範囲は、前記登録情報表示装置から設定可能であってもよい。
【0024】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、所定のトリガを受信するステップと、前記トリガを受信したタイミングよりも所定期間前に提供されているコンテンツ又は当該コンテンツに対応するメタデータから、前記トリガを発信したユーザが登録を所望するキーワードを推定するステップと、推定された前記キーワードを登録するステップと、を含むキーワード登録方法が提供される。
【0025】
また、上記課題を解決するために、本発明の更に別の観点によれば、コンピュータに、所定のトリガを受信する受信機能と、前記トリガを受信したタイミングよりも所定期間前に提供されているコンテンツ又は当該コンテンツに対応するメタデータから、前記トリガを発信したユーザが登録を所望するキーワードを推定するキーワード推定機能と、前記キーワード推定機能により推定された前記キーワードを登録するキーワード登録機能と、を実現させるためのプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0026】
以上説明したように本発明によれば、視聴しているコンテンツで提供された情報に関してメモを取る行為を視聴者がより容易に実施することが可能となり、視聴者の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の第1の実施形態に情報処理システムを示した説明図である。
【図2】同実施形態に係る情報処理装置の構成を示したブロック図である。
【図3】同実施形態に係る情報処理装置の構成を示したブロック図である。
【図4】同実施形態に係る情報処理装置の構成を示したブロック図である。
【図5】キーワードの登録先の確認画面について示した説明図である。
【図6】キーワード登録の確認メッセージについて示した説明図である。
【図7】バッファに格納される情報について示した説明図である。
【図8】バッファに格納される情報について示した説明図である。
【図9】バッファに格納される情報について示した説明図である。
【図10】同実施形態に係る登録情報について示した説明図である。
【図11】同実施形態に係る登録情報について示した説明図である。
【図12】同実施形態に係る登録情報について示した説明図である。
【図13】同実施形態に係る登録情報について示した説明図である。
【図14】同実施形態に係る登録情報について示した説明図である。
【図15】同実施形態に係る登録情報について示した説明図である。
【図16】同実施形態に係るカテゴリー選択画面の一例を示した説明図である。
【図17】同実施形態に係る検索結果の表示画面の一例を示した説明図である。
【図18】同実施形態に係るキーワード登録方法の流れを示した流れ図である。
【図19A】同実施形態に係る登録情報の提供方法の流れを示した流れ図である。
【図19B】同実施形態に係る登録情報の提供方法の流れを示した流れ図である。
【図20】本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0029】
なお、説明は、以下の順序で行うものとする。
(1)第1の実施形態
(1−1)情報処理システムについて
(1−2)情報処理装置の構成について
(1−3)キーワード推定処理、キーワード登録処理及び登録情報提供処理の具体例
(1−4)キーワード登録方法の流れについて
(1−5)登録情報提供処理の流れについて
(2)本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について
(3)まとめ
【0030】
(第1の実施形態)
<情報処理システムについて>
まず、図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム1について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システム1について示した説明図である。
【0031】
本実施形態に係る情報処理システム1は、図1に示したように、コンテンツ視聴装置3と、コンテンツ視聴装置3に接続された情報処理装置10とを含む。また、情報処理装置10は、ネットワーク5を介して、登録情報表示装置20と相互に通信を行うことが可能である。
【0032】
また、本実施形態に係る情報処理システム1には、ネットワーク5を介して、情報検索サーバ7と、GPS(Global Positioning System)9とが接続されている。情報処理装置10及び登録情報表示装置20は、かかるサーバ及びシステムと相互に通信を行うことが可能である。
【0033】
コンテンツ視聴装置3は、TV放送、IPTV放送、ラジオ放送等のコンテンツ(番組)を取得して、再生可能な装置である。ユーザは、かかるコンテンツ視聴装置3にて再生されるコンテンツを視聴することで、コンテンツ内で提供される各種の情報を把握することができる。
【0034】
かかるコンテンツ視聴装置3として、例えば、テレビ、DVDレコーダやBlu−rayレコーダ等の各種レコーダ、パーソナルコンピュータ、携帯電話やPDA等の携帯情報端末等を挙げることができる。
【0035】
コンテンツ視聴装置3は、取得したコンテンツの実体データや、当該実体データに関連づけられた各種のメタデータを、後述する情報処理装置10に出力することができる。
【0036】
ネットワーク5は、情報検索サーバ7、GPS9、情報処理装置10及び登録情報表示装置20を互いに双方向通信可能に接続する通信回線網である。このネットワークは、例えば、インターネット、電話回線網、衛星通信網、同報通信路等の公衆回線網や、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)、Ethernet(登録商標)、ワイヤレスLAN等の専用回線網などで構成されており、有線/無線を問わない。
【0037】
情報検索サーバ7は、検索エンジン又はデータベースを管理しているサーバであり、後述する情報処理装置10及び登録情報表示装置20がキーワードに関連する関連情報を検索及び取得する際に利用される。
【0038】
GPS9は、GPS衛星から発信される信号に基づいて地球上の位置を特定するために利用されるシステムである。情報処理装置10及び登録情報表示装置20は、GPS衛星から発信される複数の信号を受信することで、地球上の現在位置を表す位置情報を算出することが可能となる。情報処理装置10及び登録情報表示装置20は、算出した位置情報を利用することで、各種の機能を実現したり、各種の機能を他の装置へ提供したりすることができる。
【0039】
情報処理装置10は、コンテンツ視聴装置3から取得したコンテンツデータ及びコンテンツデータに関連づけられたメタデータを利用し、コンテンツデータ及びメタデータの中からユーザが登録を希望するキーワードを推定して、推定したキーワードを登録する。このキーワードの登録処理は、コンテンツ視聴装置3を利用しているユーザが所定の操作を行うことで発信されるトリガをきっかけとして開始される。
【0040】
また、情報処理装置10は、推定したキーワードに関連する関連情報を、ネットワーク5を介して情報検索サーバ7等から取得し、キーワードに関連づけて記録することができる。
【0041】
更に、情報処理装置10は、登録情報表示装置20に対して、登録されている情報(登録情報)を提供することが可能である。
【0042】
なお、情報処理装置10は、コンテンツデータ及びメタデータを、コンテンツ視聴装置3から取得するかわりに、自身でかかるデータを取得してもよい。
【0043】
このような情報処理装置10として、例えば、テレビ、DVDレコーダやBlu−rayレコーダ等の各種レコーダそのもの、パーソナルコンピュータ等を挙げることができる。また、情報処理装置10は、テレビや各種レコーダに接続されているセットトップボックスであってもよい。
【0044】
かかる情報処理装置10については、以下で改めて詳細に説明する。
【0045】
登録情報表示装置20は、情報処理装置10に登録されているキーワード及び関連情報からなる登録情報を表示可能な装置である。また、登録情報表示装置20は、GPS9と相互に通信することで、登録情報表示装置20の所在位置を表す位置情報をGPS9から取得し、情報処理装置10に送信することができる。
【0046】
かかる登録情報表示装置20は、入力機能、出力機能及び通信機能を備えるものであればよい。このような装置として、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話及びPDAのような携帯情報端末、カーナビゲーションシステム等を挙げることができる。
【0047】
<情報処理装置の構成について>
続いて、図2〜図4を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10の構成について、詳細に説明する。図2〜図4は、本実施形態に係る情報処理装置10の構成を示したブロック図である。
【0048】
本実施形態に係る情報処理装置10は、例えば図2に示したように、コンテンツ取得部101、トリガ受信部103、認識部105、キーワード推定部107、バッファ109、登録先選択部111、キーワード登録部113、登録情報管理部115、関連情報取得部117、情報提供部119及び記憶部121を主に備える。
【0049】
コンテンツ取得部101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信装置等により実現される。コンテンツ取得部101は、コンテンツ視聴装置3が再生している各種のコンテンツ(例えば、各種のTV番組、ラジオ番組、ネットワークを介して配信されているコンテンツ)の実体データ及び当該コンテンツに関連付けられている各種のメタデータ等を取得する。コンテンツ取得部101は、取得したこれらのデータを、後述する記憶部121に所定期間記録する。これにより、本実施形態に係る情報処理装置10が備える各処理部は、これらのデータに対して、実際に番組等が再生されているタイミングから遡って各種の処理を行うことが可能となる。
【0050】
ここで、コンテンツに関連付けられているメタデータの例として、例えば、EPG(Electric Program Guide)に代表される番組情報に記載されている各種のデータや、クローズドキャプション等の文字情報を挙げることができる。
【0051】
また、コンテンツ取得部101は、取得した各種のコンテンツデータを、後述する認識部105に直接出力してもよい。
【0052】
トリガ受信部103は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。また、トリガ受信部103は、情報処理装置10が備えるカメラ等の撮像装置(図示せず。)やマイク等の音声入力装置から、各種の信号を取得することも可能である。トリガ受信部103は、コンテンツ視聴装置3を利用しているユーザが所定の操作を行うことで発信されたトリガを受信する。このトリガは、後ほど説明するキーワードの推定処理及びキーワードの登録処理の実行を開始するタイミングを特定するために利用される。
【0053】
ここで、ユーザが実施する所定の操作の例として、例えば、ユーザがコンテンツ視聴装置3のリモートコントローラ等に設けられた所定のボタンを押下する、ユーザが所定の動作(例えば、指を鳴らすなどのジェスチャー)を行なう、等を挙げることができる。
【0054】
コンテンツ視聴装置3のリモートコントローラを利用することにより、コンテンツ視聴装置3でどのようなコンテンツを再生しているかを容易に把握することが可能となる。また、コンテンツ視聴装置3が再生している番組を表す信号を取得できるような機能を有している場合は、ユーザがメモの登録を指示するトリガ信号を発するリモートコントローラは、携帯電話などの移動端末であってもよいし、専用のボタンを持つ通信機器であってもよい。
【0055】
トリガ受信部103は、これらのユーザ操作によって発信されたトリガを受信すると、トリガを受信した旨を後述する認識部105に通知する。後述する認識部105は、かかる通知を取得することで処理を開始し、キーワードの推定処理及びキーワードの登録処理を実現するための一連の動作が開始されることとなる。
【0056】
認識部105は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。認識部105は、トリガ受信部103からトリガを受信した旨の通知を取得すると、トリガを受信した日時に関する時刻情報に基づき、この時刻情報よりも所定期間前に提供されているコンテンツ及びコンテンツに対応するメタデータを各種の解析法により解析する。これにより、認識部105は、上記時刻情報よりも所定期間前に提供されているコンテンツの内容を認識することができる。
【0057】
なお、認識部105が各種の解析を実施する所定期間は、10秒、20秒、30秒・・・といった予め設定された期間であってもよく、後述するキーワード推定部107が、最初にキーワードを見つけるまでという、動的な期間であってもよい。
【0058】
この認識部105は、例えば図3に示したように、音声認識部131、文字認識部133、画像認識部135、URL抽出部137及び辞書記憶部139を更に有する。
【0059】
なお、図3に示した各認識部は、単独で機能してコンテンツ及びコンテンツに対応付けられたメタデータを認識することが可能であるが、互いに連携しながらコンテンツ及びメタデータを認識することも可能である。
【0060】
音声認識部131は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。音声認識部131は、コンテンツ取得部101又は記憶部121から取得したコンテンツデータに含まれる音声データを音声認識する。これにより、音声認識部131は、コンテンツ中に発せられた音声(例えば、番組出演者の会話やナレーション等)を認識することができる。
【0061】
音声認識を行なうためのアルゴリズムは各種提案されており、音声認識部131は、任意のアルゴリズムを利用して、コンテンツに含まれる音声データの音声認識処理を実施することが可能である。
【0062】
音声認識部131は、音声データの音声認識処理を実施するにあたって、後述する辞書記憶部139に格納されている音響モデル(acoustic model)や言語モデル(language model)等の各種モデルや、発音辞書(pronunciation dictionary)等の各種の辞書を適宜利用することができる。
【0063】
音声認識部131は、音声データの認識結果を、後述するキーワード推定部107に出力する。なお、音声認識部131は、音声データの認識結果を表すテキストデータだけでなく、音声データそのものを、認識結果を表すデータに関連付けて出力してもよい。
【0064】
文字認識部133は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。文字認識部133は、コンテンツ及びコンテンツに対応付けられたメタデータに含まれる文字情報を抽出して、その内容を認識する。この際、文字認識部133は、文字情報を認識する際に、形態素解析、構文解析及び意味解析といった各種の解析法を利用する。また、コンテンツに含まれる文字情報の例として、コンテンツの再生画面上に表示された各種のテロップを含むオープンキャプション、コンテンツの出演者が持っているフリップに記載された文字、店舗の看板映像中に含まれる文字、ワインなど物品のラベルに記載された文字等等を挙げることができる。
【0065】
文字認識を行なうためのアルゴリズムは各種提案されており、文字認識部133は、任意のアルゴリズムを利用して、コンテンツに含まれる各種の文字情報に対する文字認識処理を実施することが可能である。
【0066】
また、文字認識部133は、文字情報の文字認識処理を実施するにあたって、後述する辞書記憶部139に格納されている各種の辞書やデータベース等を適宜利用することができる。
【0067】
文字認識部133は、文字情報の認識結果を、後述するキーワード推定部107に出力する。なお、文字認識部133は、文字情報の認識結果を表すテキストデータだけでなく、文字情報を抽出するために利用した画像データ自体(例えば、番組等のあるシーン)を、認識結果を表すデータに関連付けて出力してもよい。
【0068】
画像認識部135は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。画像認識部135は、コンテンツの再生画面に対して画像認識処理を行い、再生画面に表示されている物体を認識する。
【0069】
画像認識を行なうためのアルゴリズムは各種提案されており、画像認識部135は、任意のアルゴリズムを利用して、コンテンツの再生画面に対する画像認識処理を実施することが可能である。
【0070】
また、画像認識部135は、画像情報の画像認識処理を実施するにあたって、後述する辞書記憶部139に格納されている各種の特徴画像やデータベース等を適宜利用することができる。
【0071】
画像認識部135は、画像データの認識結果を、後述するキーワード推定部107に出力する。なお、画像認識部135は、画像データの認識結果を表すテキストデータだけでなく、画像データそのものを、認識結果を表すデータに関連付けて出力してもよい。
【0072】
URL抽出部137は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。URL抽出部137は、コンテンツ及びコンテンツに対応付けられたメタデータから、これらのデータに含まれるURL(Uniform Resource Locator)を抽出する。URL抽出部137は、コンテンツ及びメタデータを独自に解析及び認識して、URLに関する情報を抽出することが可能である。また、URL抽出部137は、音声認識部131、文字認識部133及び画像認識部135の認識結果の中から、URLに関する情報を抽出してもよい。
【0073】
また、URL抽出部137は、URL(すなわち、ホームページアドレス)だけでなく、E−メールアドレスについても抽出することが可能である。
【0074】
ここで、URL抽出部137は、コンテンツ及びコンテンツに対応するメタデータならびに各種の認識結果からURLを抽出するためのアルゴリズムとして、任意の方法を利用することが可能である。例えば、URL抽出部137は、「http://」や「www」、「@(アットマーク)」といった、URLやE−メールアドレスに特徴的な文字や文字列に着目して、URLやE−メールアドレスを抽出することができる。
【0075】
URL抽出部137は、URLの抽出結果を、後述するキーワード推定部107に出力する。なお、URL抽出部137は、URLの抽出結果を表すテキストデータだけでなく、URLの抽出元である画像データ又は音声データそのものを、抽出結果を表すデータに関連付けて出力してもよい。
【0076】
辞書記憶部139は、本実施形態に係る情報処理装置10が備えるストレージ装置の一例である。辞書記憶部139には、音声認識部131、文字認識部133、画像認識部135及びURL抽出部137が、各種の認識処理及び抽出処理を行う際に利用可能な各種の辞書ファイルやデータベース等が格納されている。
【0077】
ここで、辞書記憶部139に格納されている各種の辞書ファイル及びデータベースは、キーワードの登録履歴情報等に基づいて、ユーザの嗜好を反映するように更新されてもよい。かかる更新処理が実施されることで、ユーザの嗜好にあったキーワードをより正確に認識することが可能となり、ひいては、ユーザの嗜好にあったキーワードをより確実に推定及び登録することが可能となる。
【0078】
また、辞書記憶部139に格納されている各種の辞書ファイルやデータベースは、情報処理装置10が備える他の処理部が参照してもよい。
【0079】
以上、図3を参照しながら、本実施形態に係る認識部105の構成について、詳細に説明した。
【0080】
なお、認識部105は、図3に示したような各認識部を全て備えている必要はなく、実装されている上述のような認識部を利用して、コンテンツの認識処理を実行すればよい。
【0081】
また、認識部105は、あるコンテンツ(例えば、番組コンテンツ)の本編部分だけではなく、本編部分と本編部分との間に位置している、本編部分とは関係のないCM部分についても、処理の対象とすることが好ましい。かかるCM部分においても、例えば、新発売となる商品やコンサートのチケットなど、視聴者が興味をそそられる可能性のある情報が存在しうるからである。
【0082】
再び図2に戻って、本実施形態に係る情報処理装置10の構成について説明する。
キーワード推定部107は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。キーワード推定部107は、認識部105によって認識された、トリガ受信時から所定期間までのコンテンツ及びメタデータに関する内容の中から、トリガを発信したユーザが登録を所望するキーワードを推定する。
【0083】
より詳細には、キーワード推定部107は、認識部105による認識結果の中から、地名、人名、商品名、食物名、施設名、イベント名等といった各種の名詞や、電話番号/FAX番号といった数列や、ホームページのURL・E−メールアドレスといったインターネットに関連するキーワードや、郵便番号・住所といったキーワードを、ユーザが登録を所望するキーワードとして推定し、抽出する。また、これらのキーワード以外にも、例えば、日付や期限に関するキーワード(例えば、プレゼント応募の締切日、コンサートチケットの発売日等)を推定し、抽出することも可能である。
【0084】
キーワードを抽出するための方法としては、様々な方法が提案されており、キーワード推定部107は、任意の方法を利用して、ユーザが登録を所望するキーワードを推定及び抽出することが可能である。
【0085】
なお、キーワード推定部107は、認識部105から出力される認識結果からキーワードを推定及び抽出する処理を、所定の期間(例えば、トリガ受信時を起点として受信時より10秒前までの間等)継続してもよい。また、キーワード推定部107は、トリガ受信時を起点として、最初に何らかのキーワードが推定及び抽出されると、キーワードの推定及び抽出処理を終了してもよい。
【0086】
キーワード推定部107は、認識部105から出力された認識結果から何らかのキーワードを推定及び抽出すると、抽出したキーワードを後述するバッファ109に格納する。また、キーワード推定部107は、抽出したキーワードを、直接キーワード登録部113に出力してもよい。
【0087】
キーワード推定部107は、キーワードの推定処理及び抽出処理が終了すると、その旨を認識部105に通知することが好ましい。
【0088】
キーワード推定部107は、キーワードの推定及び抽出処理を実行するにあたって、各種のデータベースや辞書ファイルを参照し、データベースや辞書ファイルに登録されているキーワードを抽出してもよい。また、キーワード推定部107は、各種のデータベースや辞書ファイルを利用して、認識結果に対応するテキストに対して、形態素解析、構文解析及び意味解析等を実施し、これらの解析結果からキーワードを抽出してもよい。かかるデータベースや辞書ファイルは、キーワード推定部107専用のものであってもよいし、他の処理部と共通のものであってもよい。
【0089】
以上説明したように、キーワード推定部107は、トリガ受信時を起点として所定時間前の間に存在するコンテンツ及びメタデータには、ユーザが登録を希望する何らかのキーワードが存在するはずであるという観点のもと、キーワードの推定処理を実施する。これにより、キーワード推定部107は、ユーザが登録を希望するキーワードを、認識部105による認識結果の中から自動的に抽出することが可能となる。これにより、ユーザは、登録を希望するキーワード等を後から自分で検索して登録する手間が不要となる。
【0090】
バッファ109は、本実施形態に係る情報処理装置10が備えるストレージ装置の一例である。また、バッファ109は、本実施形態に係る情報処理装置10が備えるRAM等であってもよい。バッファ109には、キーワード推定部107が、認識部105による認識結果の中から推定及び抽出した、各種のキーワードが一時的に保存される。
【0091】
このバッファ109は、図4に示したように、キーワードの種類に応じた個別の格納領域が設けられていてもよい。例えば図4には、個別の格納領域の例として、キーワードバッファ141、URLバッファ143、電話番号バッファ145、住所バッファ147が例示されている。
【0092】
キーワードバッファ141は、地名、人名、商品名、食物名、施設名、イベント名等といった各種の名詞等が、一時的に格納される格納領域である。また、URLバッファ143は、ホームページのURLやE−メールアドレス等のインターネットに関連する情報が、一時的に格納される格納領域である。また、電話番号バッファ145は、電話番号やFAX番号といった数字からなる文字列が、一時的に格納される格納領域である。また、住所バッファ147は、郵便番号や住所といった所在地を示す情報が一時的に格納される格納領域である。
【0093】
ここで、図2及び図4に示したようなバッファ109は、情報処理装置10のユーザ毎に設けられていてもよく、複数のユーザが共通して利用するものであってもよい。
【0094】
なお、図4に示した各バッファはあくまでも一例であって、本発明に係る情報処理装置10のバッファ109が備える個別の格納領域が、かかる例に限定されるわけではない。
【0095】
再び図2に戻って、本実施形態に係る情報処理装置10の構成について説明する。
登録先選択部111は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置等により実現される。登録先選択部111は、後述するキーワード登録部113によって登録されるキーワードの登録箇所(格納箇所)が複数存在する場合に、登録先となる登録箇所を選択する。より詳細には、登録先選択部111は、例えば図5に示したように、情報処理装置10が備えるディスプレイ等の表示部(図示せず。)又はコンテンツ視聴装置3の表示部に、登録先の選択をユーザに促すメッセージを表示させる。その後、登録先選択部111は、ユーザによる選択結果に対応する情報(又は信号)を取得して、キーワードの登録先となる登録箇所を選択する。
【0096】
登録先選択部111は、選択した登録箇所を表す情報を、後述するキーワード登録部113に出力する。
【0097】
なお、この登録先の指定は実施されなくともよく、指定がない場合には、デフォルトの格納箇所にキーワード等が格納されることとなる。
【0098】
キーワード登録部113は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置等により実現される。キーワード登録部113は、キーワード推定部107によって推定及び抽出されたキーワードを、記憶部121の所定の登録箇所(格納箇所)に登録する。また、登録先選択部111によって、キーワードの登録箇所が指定されている場合(すなわち、登録箇所を表す情報が登録先選択部111によって通知されている場合)には、登録箇所を表す情報が指定している登録箇所にキーワードを登録する。
【0099】
すなわち、キーワード登録部113は、文字情報だけでなく、画像データや音声データから各種認識処理によって抽出されたキーワード(すなわち、これらのデータから変換されたテキストデータ)を、記憶部121に登録する。
【0100】
ここで、キーワード登録部113は、文字情報から抽出されたキーワード及び画像データ又は音声データから抽出されテキストデータに変換されたキーワードを登録する際に、キーワードの属性に応じてキーワードを分類して登録する。ここで、キーワードの属性とは、例えば、地名、人名、商品名、食物名、施設名、イベント名等といった、具体的なキーワードを抽象化した分類区分である。
【0101】
かかるキーワードの分類は、辞書ファイルにキーワードと共に記録されている属性情報に基づいて実施可能である。キーワードの分類に用いられる辞書ファイルは、キーワード登録部113に固有のものであってもよいし、他の処理部と共通のものであってもよい。
【0102】
また、キーワード登録部113は、キーワードを登録する際に、登録するキーワードが抽出されたコンテンツ名、コンテンツの提供元、コンテンツのジャンル、キーワードの抽出されたコンテンツ内での時間的な位置(例えば、コンテンツの冒頭からのタイムスタンプ)等を関連づけて登録することが好ましい。かかる情報は、例えば、コンテンツに対応づけられているEPG等の番組情報を含むメタデータから取得することができる。かかる情報は、登録されているキーワードを検索する際に、キーワード以外の検索条件として利用可能である。
【0103】
また、キーワード登録部113は、キーワードを登録する際に、テキストデータに変換されたキーワードだけでなく、キーワードの抽出元であるデータ(例えば、画像データや音声データ)を、キーワードと関連付けて登録してもよい。かかる元データをテキストデータと共に登録することで、情報処理装置10は、登録されているキーワードを提供する際に、テキストに変換されたキーワードを提供することだけでなく、テキストデータに変換される前のデータ(画像データや音声データ)を提供することが可能となる。
【0104】
キーワード登録部113は、キーワードの登録が終了すると、後述する登録情報管理部115に、新たにキーワードを登録した旨を通知する。また、キーワード登録部113は、例えば図6に示したように、キーワードの登録が終了した旨のメッセージを、情報処理装置10が備えるディスプレイ等の表示部(図示せず。)又はコンテンツ視聴装置3の表示部に表示してもよい。また、キーワード登録部113は、ビープ音等の効果音を出力して、新たにキーワードを登録した旨を通知してもよい。また、キーワード登録部113は、これらの通知にあわせて、登録したキーワードを表示してもよい。かかる表示を実施することで、ユーザは、何らかのキーワードがメモ情報として登録されたことを把握することが可能となる。
【0105】
登録情報管理部115は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。登録情報管理部115は、情報処理装置10の記憶部121に登録されている、登録キーワードを含む登録情報の管理を行なう。
【0106】
すなわち、登録情報管理部115は、新たにキーワードが登録された旨がキーワード登録部113から通知されると、新たに登録されたキーワードに関連する関連情報の取得を、後述する関連情報取得部117に要請する。関連情報取得部117から取得された関連情報が伝送されると、登録情報管理部115は伝送された関連情報を、該当する登録キーワードに関連付けて登録する。
【0107】
また、登録情報管理部115は、期限を表す情報(例えば、締切日や発売日等)が関連付けられているキーワードが存在する場合には、かかる情報について自動的にユーザに喚起を促すことができる。更に、ユーザから登録キーワードの削除要請があった場合、又は、期限を表す情報が関連付けられており、かつ、その期限を徒過したものが存在する場合には、登録されているキーワードを削除する。
【0108】
また、ユーザが情報処理装置10に登録キーワードの検索や表示を行う操作を行った場合、又は、後述する情報提供部119から登録キーワードの検索や表示を実施する要請がなされた場合には、登録情報管理部115は、登録キーワードの検索を行なって、検索条件に合致する登録キーワードを抽出し、抽出したキーワードを出力する。
【0109】
ここで、記憶部121に格納されているキーワードを含む情報は、例えば、放送日、放送局、ジャンル、番組名、タイムスタンプ、キーワード、関連情報等が取得できた範囲で含んでおり、これらの各情報をクエリ(query)として、一般的に用いられるSQLベースのデータベースのように、グルーピングや並べ替えが可能である。
【0110】
また、登録情報管理部115は、管理している情報の内容を、他のアプリケーションに反映させることも可能である。例えば、関連情報として、各種のURLが登録されている場合に、登録情報管理部115は、コンテンツ視聴装置3、情報処理装置10、登録情報表示装置20等において通常使用することに指定されているインターネットブラウザのブックマークに、かかるURLを自動的に登録することが可能である。
【0111】
なお、以下では、登録キーワードと以下で説明する関連情報とをまとめて、登録情報と称することとする。
【0112】
関連情報取得部117は、例えば、CPU、ROM、RAM等により実現される。関連情報取得部117は、登録情報管理部115から、新たに登録されたキーワードに関連する関連情報の取得を要請された場合に、ネットワーク5を介して情報検索サーバ7やGPS9を利用し、関連情報を取得する。また、関連情報取得部117は、情報検索サーバ7以外にも、例えば、TVコンテンツに対してメタ情報を付与するサービス提供サーバ等を利用して、関連情報を取得してもよい。
【0113】
関連情報取得部117が取得する関連情報として、例えば、キーワードに対応するホームページ、ブログ、口コミ情報等のURL、E−メールアドレス、住所や緯度・経度や地図等の位置情報、電話番号・FAX番号、RSS等を挙げることができる。関連情報取得部117は、このような関連情報のうち取得できたものを、登録情報管理部115に通知する。なお、関連情報取得部117は、住所、又は、緯度・経度の何れか一方が取得でき、他方が取得できなかった場合、取得できた一方の情報を利用して他の情報を生成してもよい。
【0114】
情報提供部119は、例えば、CPU、ROM、RAM、通信装置等により実現される。情報提供部119は、ユーザにより登録情報の検索及び表示を行う操作がなされた場合、又は、ネットワーク5を介して登録情報表示装置20から登録情報の検索及び提供が要請された場合に、登録情報管理部115に登録情報の検索及び抽出を要請する。また、登録情報管理部115から抽出された登録情報が通知されると、登録情報を情報処理装置10の表示部又はコンテンツ視聴装置3の表示部に表示したり、要請のあった登録情報表示装置20に提供したりする。
【0115】
ここで、情報提供部119は、テキストデータに変換されたキーワードを、登録情報として提供することも可能であり、キーワードの抽出元であるデータ(例えば、文字情報、画像データ、音声データ)を、登録情報として提供することも可能である。
【0116】
情報提供部119は、登録情報表示装置20等の外部に設けられた装置に対して登録情報を提供する際には、提供する登録情報及びスクリプトを、HTMLやJava(登録商標)等といった標準的なフォーマットを用いて記述することが好ましい。これにより、パーソナルコンピュータ、携帯電話、カーナビゲーションシステム等のネットワークに接続可能な機器において、容易に登録情報の表示を行うことが可能となる。
【0117】
記憶部121は、本実施形態に係る情報処理装置10が備えるストレージ装置の一例である。記憶部121には、キーワード推定部107によって推定及び抽出されたキーワード、及び、当該キーワードに関連する関連情報が格納される。
【0118】
また、記憶部121には、キーワードの登録に関する履歴情報など、各種の履歴情報が記録されていてもよい。さらに、記憶部121には、本実施形態に係る情報処理装置10が、何らかの処理を行う際に保存する必要が生じた様々なパラメータや処理の途中経過等、または、各種のデータベース等が、適宜記録される。
【0119】
この記憶部121は、情報処理装置10が備える各処理部が自由に読み書きを行うことが可能である。
【0120】
ここで、上述の説明では、キーワード及び関連情報が、情報処理装置10の記憶部121に格納される場合について述べたが、キーワード及び関連情報は、コンテンツ視聴装置2に格納されてもよく、ネットワーク5を介した外部の装置に格納されてもよい。
【0121】
以上、本実施形態に係る情報処理装置10の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
【0122】
なお、上述のような本実施形態に係る情報処理装置の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
【0123】
<キーワード推定処理、キーワード登録処理及び登録情報提供処理の具体例>
続いて、図7〜17を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10が実施するキーワードの推定処理及び登録処理並びに登録情報の提供処理について、具体的に説明する。図7〜図9は、バッファに格納される情報について示した説明図である。また、図10〜図15は、本実施形態に係る登録情報について示した説明図である。図16は、本実施形態に係るカテゴリー選択画面の一例を示した説明図であり、図17は、本実施形態に係る検索結果の表示画面の一例を示した説明図である。
【0124】
[キーワード推定処理及びキーワード登録処理の具体例]
まず、図7〜図15を参照しながら、キーワード推定処理及びキーワード登録処理の具体例を説明する。
以下では、まず、TV番組の出演者が、「京都の○○亭は、この季節△△団子がとても人気です。」と発言した際に、コンテンツ視聴装置3のユーザが、リモコンのメモボタンを押下して、キーワードの推定・登録処理の開始を指示した場合について説明する。
【0125】
この場合、情報処理装置10のコンテンツ取得部101は、該当するコンテンツを取得して、認識部105に出力するとともに、トリガ受信部103は、ユーザがリモコンのメモボタンを押下することで発信されたトリガを受信し、認識部105に通知する。
【0126】
認識部105は、トリガを受信した時点を起点としてコンテンツを所定時間さかのぼり、コンテンツの認識を開始し、得られた認識結果をキーワード推定部107に出力する。キーワード推定部107は、通知された認識結果を利用してキーワードの推定処理及び抽出処理を実施する。この場合、キーワード推定部107により、「京都(地名)」、「○○亭(施設名)」、「△△団子(食物名)」というキーワードが推定及び抽出され、バッファ109のキーワードバッファ141に格納される。その結果、図7に示したような内容が、キーワードバッファ141に格納されることとなる。
【0127】
キーワード登録部113は、キーワードバッファ141に格納されているこれらのキーワードを取得して、番組冒頭からのタイムスタンプ、放送局、番組タイトル、放送日、ジャンル情報と共に、記憶部121に登録する。
【0128】
また、TV番組の出演者が、上述の発言に続いて「お店のURLはこちらです。」と発言し、表示画面に、紹介された店舗のURLがテロップとして表示されたものとする。この場合、認識部105のURL抽出部137は、表示画面に表示されたURLを抽出して、URLバッファ143に格納する。その結果、図8に示したような内容が、キーワードバッファ141及びURLバッファ143に格納されることとなる。
【0129】
キーワード登録部113は、キーワードバッファ141及びURLバッファ143に格納されているこれらのキーワードを取得して、番組冒頭からのタイムスタンプ、放送局、番組タイトル、放送日、ジャンル情報と共に、記憶部121に登録する。
【0130】
また、ある音楽番組において、あるコンサート(△△武道館公演)についての宣伝が行われ、出演者又はナレータが「お申し込みはこちらまで。」という発言を行なったものとする。また、この発言に伴い、表示画面に、コンサートの公演名と申し込み先の住所及び電話番号が、出演者が持つフリップによる提示またはテロップとして表示されたものとする。この場合、認識部105の各認識部及びURL抽出部は、キーワード、放送局、番組名、ジャンル、タイムスタンプ、放送日、住所、電話番号といった一連の情報を抽出し、各情報に適したバッファに抽出した情報を格納する。その結果、図9に示したような内容が、キーワードバッファ141、電話番号バッファ145及び住所バッファ147に格納されることとなる。
【0131】
キーワード登録部113は、キーワードバッファ141、電話番号バッファ145及び住所バッファ147に格納されているこれらのキーワードを取得して、番組冒頭からのタイムスタンプ、放送局、番組タイトル、放送日、ジャンル情報と共に、記憶部121に登録する。
【0132】
このような処理が行われることで、図10に示したような登録キーワードが、関連するメタデータとともに記憶部121に登録されることとなる。その結果、登録されたキーワードは、キーワードそのものだけでなく、放送局、ジャンル、放送日、タイムスタンプ等に基づいて分類されることとなる。
【0133】
新たなキーワードが登録されると、登録情報管理部115は、関連情報取得部117に対して、関連情報の取得を要請する。関連情報取得部117は、ネットワーク5等を介して情報検索サーバ7を含む各種の検索サービスを提供する装置へアクセスし、各キーワードに対して、取得可能な関連情報を取得する。
【0134】
例えば、情報検索サーバ7にアクセスすることで電話番号の検索を実行可能である場合には、関連情報取得部117は、取得できた電話番号やFAX番号を、登録されたキーワードの関連情報として関連付ける。また、施設名や観光地等の地名がキーワードとなっている場合、関連情報取得部117は、情報検索サーバ7にアクセスして、緯度・経度、住所、地図などの位置情報の取得を試みる。また、関連情報取得部117は、情報検索サーバ7を利用して、キーワードに対応するホームページのURLだけでなく、ブログや口コミ情報が記載されたURLを取得することも可能である。
【0135】
例えば、電話番号の検索を行う場合、関連情報取得部117は、「キーワード、電話番号」といったクエリを生成して情報検索サーバ7を利用した検索処理を行う。例えば、「京都(地名)」、「○○亭(固有名詞)」「△△団子(固有名詞)」というキーワードが存在する場合、関連情報取得部117は、情報検索サーバ7を利用して、「京都 ○○亭 △△団子 電話番号」と検索を行う。ここで、「○○亭」のホームページが検索された場合には、関連情報取得部117は、該当するページ内の電話番号のフォーマットに適応する数字列を電話番号と判断する。また、ホームページが検索されない場合は、関連情報取得部117は、得られた結果の中から検索結果として「電話番号×××−×××−××××」という検索結果が閾値以上の数得られた場合にのみ、得られた数列を電話番号と判断する。また、関連情報取得部117は、住所やURLに関しても同様に処理を実施し、該当する情報の補完を行うことができる。このような処理により、取得できた関連情報の補完された、図11に示したような登録情報が、記憶部121に格納されることとなる。
【0136】
また、関連情報取得部117は、情報検索サーバ7を利用することで、地図や緯度・経度といった位置情報を取得することも可能である。例えば、関連情報取得部117は、「京都 ○○亭 地図」等といったクエリを生成し、情報検索サーバ7で検索を行うことで、「○○亭」の緯度情報及び経度情報を得ることができる。このような処理により、取得できた関連情報の補完された、図12に示したような登録情報が、記憶部121に格納されることとなる。
【0137】
また、関連情報取得部117は、登録されたキーワードが記載されているブログや口コミ情報に関するURLについて、「京都 ○○亭 △△団子 口コミ」、「京都 ○○亭 △△団子 ブログ」といったクエリを生成して検索を行うことで、該当するページのURLを取得することが可能である。このような処理により、取得できた関連情報の補完された、図13に示したような登録情報が、記憶部121に格納されることとなる。
【0138】
また、登録情報管理部115は、必要に応じて、登録されている情報に対して並べ替えやグルーピングといった処理を行うことが可能である。例えば図14には、登録情報管理部115が、登録されている情報を番組名に基づいて並べ替えた場合について図示されており、図15には、登録情報管理部115が、登録されている情報をキーワードに基づいて並べ替えた場合について図示されている。
【0139】
このように、本実施形態に係るキーワード推定処理及び登録処理では、ユーザが登録を所望するキーワードが自動的に抽出されるだけでなく、抽出されたキーワードに関連する情報の検索及び取得が行われ、抽出されたキーワードに関連付けられて保存される。
【0140】
[登録情報提供処理の具体例]
続いて、図16及び図17を参照しながら、登録情報の提供処理について、具体的に説明する。
なお、以下の説明では、情報処理装置10がネットワーク5を介して接続されている登録情報表示装置20に対して登録情報を提供する場合について述べるが、情報処理装置10が、自身の備える表示部やコンテンツ視聴装置3に対して登録情報を表示する場合についても、同様の処理を実施する。
【0141】
まず、登録情報表示装置20は、情報処理装置10に登録されている登録情報を閲覧する要請を行うために、図16の左側に示したような表示画面を生成し、ディスプレイ等の表示部に表示する処理を実施する。
【0142】
まず、登録情報表示装置20は、ネットワーク5を介して、情報処理装置10に対し、登録されている情報のカテゴリーに関する情報を要請する。情報処理装置10の情報提供部119は、かかる要請を受信すると、登録情報管理部115に対して、登録されている情報のカテゴリーを確認し、情報提供部119を介して登録情報表示装置20に通知する。
【0143】
登録情報表示装置20は、情報処理装置10から提供されたカテゴリーに関する情報(表示カテゴリー情報)を適宜レイアウトすることで、図16左側に示したような表示画面を生成することができる。
【0144】
登録情報表示装置20のユーザは、図16左側に示したような表示画面において、表示されている項目を適宜選択していくことで、図16中央や図16右側に示したような表示画面を得ることができる。
【0145】
なお、図16では、表示カテゴリー情報が階層化されているように見受けられるが、表示カテゴリー情報や情報処理装置10に登録されている登録情報は、階層化されていなくともよい。登録情報表示装置20は、ユーザ操作によって選択された項目を利用して、表示カテゴリー情報に記載されている項目を検索していくことで、図16に示したような階層化されているように見受けられる表示画面を生成することができる。
【0146】
図16に示した例では、ユーザ操作によって、「大阪」、「グルメ」というクエリが生成され、生成されたクエリは、ネットワーク5を介して、情報処理装置10に送信されることとなる。
【0147】
情報処理装置10の情報提供部119は、登録情報表示装置20から送信された、上述のような情報検索用のクエリを受信すると、このクエリを登録情報管理部115に伝送する。登録情報管理部115は、取得したクエリに基づいて記憶部121に格納されている登録情報を検索し、得られた結果を、情報提供部119を介して登録情報表示装置20に出力する。図16に示した例では、登録情報管理部115は、「大阪」というキーワード(場所情報)と「グルメ」というジャンル情報とを組み合わせて登録情報の整理を行い、該当する登録情報を取得する。その後、情報処理装置10の情報提供部119は、登録情報管理部115から出力された情報(登録情報の検索結果)を、ネットワーク5を介して登録情報表示装置20に提供する。
【0148】
登録情報表示装置20は、情報処理装置10から提供された情報を受信すると、受信した情報を適宜レイアウトして、表示画面を生成する。図17は、先ほどの「大阪」及び「グルメ」で検索を行った結果得られた登録情報の一例である。この際、登録情報表示装置20は、関連情報として関連づけられている情報に関しては、図17に示したように、階層化して表示することが好ましい。
【0149】
例えば、図17では、「たこ焼き」、「お好み焼き」、「ケーキ」という見出しの下に、「たこ焼きおたふく」、「おふくろ」、「ら・ボエム」といったキーワードが記載されている。また、各キーワードの下位情報として、「番組」、「電話番号」、「地図(場所)」、「HP(ホームページ)」、「口コミ」、「ブログ」等の関連情報が表示されている。
【0150】
これらの関連情報の提示方法は、任意の方法を採用可能であるが、例えば、アイコン等のオブジェクトを表示することにより、該当する情報が存在するか否かを表すことが可能である。登録情報表示装置20のユーザが、これらのオブジェクトを選択することで、実際の情報が、それぞれの情報に適した形で表示される。
【0151】
例えば、登録情報表示装置20は、電話番号については、直接「012−3456−7890」のように電話番号を表示する。ここで、登録情報表示装置20が通話機能を備えた端末である場合、電話番号がユーザによってクリックされた場合、電話回線にアクセスして当該情報に電話をかけることが可能である。
【0152】
登録情報表示装置20は、HPや口コミ情報やブログを表すオブジェクトが選択された場合、該当するHPや口コミ情報のサイトやブログを、ユーザが通常インターネット環境で利用しているブラウザを利用して表示する。
【0153】
登録情報表示装置20は、場所を表すオブジェクトが選択された場合、ネットワーク5上の地図検索サービスを利用して、住所の情報又は緯度経度情報から、該当する情報の地図を表示することが可能である。
【0154】
また、登録情報表示装置20は、番組を表すオブジェクトが選択された場合、該当する情報のメモを取るきっかけとなった番組のHPにアクセスし、該当するホームページを表示する。番組のHPを表示することより、登録情報表示装置20のユーザは、登録されているキーワードが番組中でどのように紹介されたかを知ることも可能となる。
【0155】
また、登録情報表示装置20がGPS9等の位置検出装置と通信可能である場合、登録情報表示装置20は、上述のようなカテゴリーを選択していく方法のほかに、GPS9から取得した、自身が位置している場所に関する位置情報を利用して、登録情報を検索することも可能である。
【0156】
例えば、登録情報表示装置20は、GPS9から取得した位置情報を情報処理装置10に送信する。かかる位置情報を受信した情報処理装置10の情報提供部119は、受信した位置情報を、登録情報管理部115に伝送する。情報処理装置10の登録情報管理部115は、記憶部121に格納されている登録情報に付随する位置情報を参照し、登録されている位置情報が登録情報表示装置20から送信された位置情報を中心として所定の範囲内に含まれているものを検索する。その後、登録情報管理部115は、該当する登録情報を、情報提供部119を介して登録情報表示装置20に提供する。
【0157】
これにより、登録情報表示装置20には、現在位置の近傍に位置する登録情報が表示されることとなり、登録情報表示装置20のユーザは、登録情報を、位置情報を基準にして検索することが可能となる。
【0158】
ここで、登録情報表示装置20が例えばカーナビゲーションシステムである場合には、かかる位置情報を利用した登録情報の検索処理を利用することで、効果的な登録情報の提供を実現することが可能となる。すなわち、登録情報表示装置20(カーナビゲーションシステム)は、移動経路に沿って順次位置情報を情報処理装置10に送信し、情報処理装置10は、受信した位置情報に基づいて登録情報を検索し、検索結果を順次登録情報表示装置20に提供する。これにより、登録情報表示装置20のユーザは、移動経路沿いに位置する登録情報を効率よく閲覧することが可能となる。
【0159】
なお、情報処理装置10の登録情報管理部115が、受信した位置情報を中心として登録情報の検索を行う範囲は、情報処理装置10において予め設定された値であってもよく、ユーザが任意に設定した値であってもよい。また、検索範囲をユーザが設定可能である場合、かかる範囲は、情報処理装置10を操作することで設定することも可能であり、登録情報表示装置20を操作することで設定することも可能である。
【0160】
なお、上述の説明では、ユーザの指示により登録情報を提供する、いわゆるプル型の情報提供形態について述べたが、本実施形態に係る情報処理装置10が状況により自動判断を行い、ユーザに対して登録情報を発信する、いわゆるプッシュ型の情報提供形態も提供することができる。
【0161】
情報処理装置10の登録情報管理部115は、記憶部121に格納されている登録情報にイベントの開始日時や終了日時が記載されており、現在時刻が予め設定されたアラート日時の範囲となっている場合、情報提供部119を介して、登録情報表示装置20にイベントの終了日時が近づいていることを表す情報を提供する。
【0162】
例えば、あるアーティストのチケットの発売日に関する登録情報が記憶部121に登録されている場合、情報処理装置10の登録情報管理部115は、情報提供部119を介して、その発売日の前日に「明日○○コンサートのチケット発売日です」というメッセージをユーザに対して通知する。同様に、終了日では「△△美術館の○○展示会は今週いっぱいです」などのようにメッセージを通知する。このような情報提供は、新商品の発売開始日、映画の上映期間、懸賞の申し込み期限等、コンテンツ中でメモした各種の関心事項に対して応用が可能である。
【0163】
ここで、登録情報管理部115は、登録されている情報の有効期間を判断し、上記期間のうち既に終了してしまったものに関しては、自動的に登録情報内から削除を行うことが可能である。
【0164】
また、登録情報表示装置20がGPS9等の位置検出装置と通信可能である場合、登録情報表示装置20は、GPS9から取得した、自身が位置している場所に関する位置情報を、情報処理装置10に通知する。情報処理装置10の登録情報管理部115は、登録情報表示装置20から通知された位置情報と、記憶部121に格納されている登録情報に付随する位置情報とを照合する。照合の結果、登録情報表示装置20から送信された位置情報が、登録情報に付随する位置情報の近傍である場合、登録情報管理部115は、該当する登録情報を、情報提供部119を介して登録情報表示装置20に提供する。
【0165】
例えば、登録情報表示装置20の一例である携帯電話のユーザが、記憶部121に登録されているレストランの近傍を歩いたとき、情報処理装置10の登録情報管理部115は、登録情報表示装置20である携帯電話に対して、「この付近にメモをしたレストランがあります」というメッセージを提供する。
【0166】
このように、本実施形態に係る登録情報提供処理では、登録情報として蓄積されている情報を、家庭内のパーソナルコンピュータや携帯電話やカーナビ等のモバイル機器で参照することが可能となる。これにより、ユーザは、視聴覚情報の備忘録を、いつでもどこでも活用することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0167】
<キーワード登録方法の流れについて>
続いて、図18を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10が実施するキーワード登録方法の流れについて、簡単に説明する。図18は、本実施形態に係るキーワードの登録方法の流れを示した流れ図である。
【0168】
キーワード登録方法の開始に先立ち、コンテンツ視聴装置3を視聴しているユーザが、ある番組コンテンツ中で興味のある話題が提供された際に、リモコンの所定のボタンの押下や所定のジェスチャーを行うことで、トリガを発信したものとする。
【0169】
また、情報処理装置10のコンテンツ取得部101は、コンテンツ視聴装置3が再生しているコンテンツの実体データ及び当該コンテンツに関連付けられているメタデータを取得しているものとする。
【0170】
ここで、情報処理装置10のトリガ受信部103が、所定のユーザ操作により発信されたトリガを受信すると(ステップS101)、トリガ受信部103は、トリガを受信した旨を認識部105に通知する。
【0171】
認識部105は、トリガ受信部103からトリガを受信した旨の通知を受けると、コンテンツ取得部101が取得したコンテンツ及び当該コンテンツに関連付けられているメタデータの認識を開始する(ステップS103)。認識部105は、コンテンツ及びメタデータの認識処理を終了すると、認識結果をキーワード推定部107に出力する。
【0172】
キーワード推定部107は、認識部105による認識結果を利用して、ユーザが登録を所望したキーワードを推定する(ステップS105)。また、キーワード推定部107は、推定したキーワードについて、キーワードの内容そのものや各種の辞書ファイル等を利用して、キーワードの分類を実施する(ステップS107)。このようにして推定及び分類されたキーワードは、所定のバッファ109に一時格納される。
【0173】
次に、キーワード登録部113は、登録先選択部111から通知された登録箇所を表す情報に基づいて、キーワードの登録先の判断を行う(ステップS109)。これにより、情報処理装置10に各ユーザに個別のキーワード登録領域が設定されている場合であっても、適した登録領域にキーワードを登録することが可能となる。その後、キーワード登録部113は、指定されたキーワードの登録先に、バッファ109に一時的に格納されているキーワードを登録する(ステップS111)。
【0174】
登録情報管理部119は、新たにキーワードが登録されると、関連情報取得部117に関連情報の検索を要請する(ステップS113)。関連情報取得部117は、ネットワーク5を介して通信可能な情報検索サーバ7を利用して、新たに登録されたキーワードに関連する情報を検索して、得られる範囲で情報を取得する。その後、関連情報取得部117は、得られた関連情報を、登録情報管理部119に伝送する。登録情報管理部119は、関連情報取得部117から伝送された関連情報を、該当するキーワードに関連付けて登録する(ステップS113)。
【0175】
その後、登録情報管理部119は、キーワード及び関連情報を含む登録情報の整理及び管理を行って(ステップS115)、ユーザに登録情報の提供を行う。
【0176】
<登録情報提供処理の流れについて>
次に、図19A及び図19Bを参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置10が実施する登録情報提供処理の流れについて、簡単に説明する。図19は、本実施形態に係る登録情報提供処理の流れを示した流れ図である。
【0177】
以下の説明では、情報処理装置10が登録情報表示装置20に登録情報を提供する場合について説明するが、情報処理装置10が、自身に設けられた表示部やコンテンツ視聴装置3に登録情報を提供する場合であっても、同様の流れで処理を行うことが可能である。
【0178】
登録情報表示装置20は、自装置に登録情報を閲覧するための所定の操作がなされたかどうかを判断している(ステップS151)。
【0179】
所定の操作がなされた場合、登録情報表示装置20は、情報処理装置10と所定の通信を行って、自装置の表示画面に、図16左側に示したようなメニュー画面を表示する(ステップS153)。
【0180】
次に、登録情報表示装置20は、ユーザが所定の操作により選択したカテゴリーに関する情報(カテゴリーの選択結果)を取得して(ステップS155)、登録情報を検索するためのクエリとして利用されるカテゴリー情報として、情報処理装置10に送信する(ステップS157)。
【0181】
情報処理装置10の情報提供部119は、登録情報表示装置20から送信されたカテゴリー情報を受信すると(ステップS159)、受信したカテゴリー情報を登録情報管理部115に伝送する。登録情報管理部115は、伝送されたカテゴリー情報を利用して、登録情報の再整理(すなわち、カテゴリー情報を利用した登録情報の検索)を行う(ステップS161)。その後、登録情報管理部115は、得られた結果を、情報提供部119を介して登録情報表示装置20に送信する(ステップS163)。
【0182】
登録情報表示装置20は、情報処理装置10から送信された登録情報を受信すると(ステップS165)、受信した登録情報を適宜レイアウトして、表示画面に登録情報を表示する(ステップS167)。これにより、登録情報表示装置20のユーザは、情報処理装置10に登録されている情報を、登録情報表示装置20で閲覧することができる。
【0183】
他方、ステップS151にて、登録情報表示装置20に所定のユーザ操作がなされていない場合であっても、登録情報表示装置20は、以下で説明するような処理を実施する。すなわち、登録情報表示装置20は、GPS9を利用して、現在位置に関する位置情報を取得し(ステップS169)、取得した位置情報を、情報処理装置10に送信する(ステップS171)。
【0184】
情報処理装置10の情報提供部119は、登録情報表示装置20から送信された位置情報を受信すると、受信した位置情報を登録情報管理部115に伝送する。登録情報管理部115は、伝送された位置情報を利用して、伝送された位置情報に近い位置を表す位置情報が関連付けられている登録情報が存在するか否かを判断する(ステップS173)。
【0185】
上述のような位置情報が存在した場合には、登録情報管理部115は、登録されているキーワード及び関連情報を利用して、キーワードにあったメッセージ情報を生成する(ステップS175)。例えば、登録情報として、伝送された位置情報に近い場所に存在するレストランの情報が存在した場合には、登録情報管理部115は、「この付近にメモをしたレストランがあります」というメッセージ情報を生成する。続いて、登録情報管理部115は、生成したメッセージ情報を、情報提供部119を介して登録情報表示装置20に送信する(ステップS177)。
【0186】
登録情報表示装置20は、情報処理装置10から送信されたメッセージ情報を受信すると(ステップS179)、受信したメッセージ情報を適宜レイアウトして、表示画面に表示する(ステップS167)。これにより、登録情報表示装置20のユーザは、情報処理装置10から自動的に送信された登録情報を、登録情報表示装置20で閲覧することができる。
【0187】
また、ステップS173において、伝送された位置情報に近い位置を表す位置情報が関連付けられている登録情報が存在しない場合、登録情報管理部115は、現在日時に近い期限が設定されている情報が存在するか否かを判断する(ステップS181)。
【0188】
このような情報が存在する場合には、登録情報管理部115は、登録されているキーワード及び関連情報を利用して、キーワードにあったメッセージ情報を生成する(ステップS183)。例えば、登録情報として、アーティストのチケットの発売日に関する登録情報が存在した場合には、登録情報管理部115は、「明日○○コンサートのチケット発売日です」というメッセージ情報を生成する。続いて、登録情報管理部115は、先に説明したステップS177以降の処理を実施する。
【0189】
また、現在日時に近い期限が設定されている情報が存在しない場合、登録情報管理部115は、期限が設定されており、かつ、期限切れとなっている登録情報が存在するか否かを判断する(ステップS185)。このような情報が存在しない場合には、情報処理装置10は、登録情報の提供処理を終了する。また、このような情報が存在する場合には、登録情報管理部115は、該当する登録情報を削除して(ステップS187)、登録情報の提供処理を終了する。
【0190】
(ハードウェア構成について)
次に、図20を参照しながら、本発明の実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成について、詳細に説明する。図20は、本発明の実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
【0191】
情報処理装置10は、主に、CPU901と、ROM903と、RAM905と、を備える。また、情報処理装置10は、更に、ホストバス907と、ブリッジ909と、外部バス911と、インターフェース913と、入力装置915と、出力装置917と、ストレージ装置919と、ドライブ921と、接続ポート923と、通信装置925とを備える。
【0192】
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置10内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM905は、CPU901が使用するプログラムや、プログラムの実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。
【0193】
ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
【0194】
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置915は、カメラとジェスチャー認識装置から構成されても良い。また、入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、情報処理装置10の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部接続機器929であってもよい。さらに、入力装置915は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置10のユーザは、この入力装置915を操作することにより、情報処理装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
【0195】
出力装置917は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなどがある。出力装置917は、例えば、情報処理装置10が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、情報処理装置10が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
【0196】
ストレージ装置919は、情報処理装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置919は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した音響信号データや画像信号データなどを格納する。
【0197】
ドライブ921は、記録媒体用リーダライタであり、情報処理装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体927に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体927は、例えば、DVDメディア、HD−DVDメディア、Blu−rayメディア等である。また、リムーバブル記録媒体927は、コンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash:CF)、フラッシュメモリ、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等であってもよい。また、リムーバブル記録媒体927は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器等であってもよい。
【0198】
接続ポート923は、機器を情報処理装置10に直接接続するためのポートである。接続ポート923の一例として、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート等がある。接続ポート923の別の例として、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)ポート等がある。この接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、情報処理装置10は、外部接続機器929から直接音響信号データや画像信号データを取得したり、外部接続機器929に音響信号データや画像信号データを提供したりする。
【0199】
通信装置925は、例えば、通信網931に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、通信装置925は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデム等であってもよい。この通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。また、通信装置925に接続される通信網931は、有線または無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信等であってもよい。
【0200】
以上、本発明の実施形態に係る情報処理装置10の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
【0201】
また、本発明の実施形態に係る登録情報表示装置20のハードウェア構成は、本発明の実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0202】
(まとめ)
従来では、TVなどの番組コンテンツを視聴している際に、気になった店舗の名前、観光地名、電話番号、URL等のメモを取りたいと思った場合には、筆記用具によるメモを取る必要があり、後ほどユーザが自分自身で情報を取得する必要があった。しかしながら、以上説明したように、本発明の実施形態によれば、ユーザは、処理開始のきっかけとなるトリガ信号を発信させる操作を行うだけで、気になった情報に関するメモを自動的に取ることができる。また、メモとして登録したキーワードに関連する情報(例えば、口コミ情報やURL等)が自動的に登録されるため、従来のように、メモを片手に自ら情報の検索及び閲覧を行う手間を省くことが可能となるため、ユーザの利便性を大幅に向上させることができる。
【0203】
また、関連情報として位置情報も自動的に登録されるため、GPSを利用可能な通信機器での閲覧の場合には、現在位置に即した情報の提供が可能となる。これにより、TV等を見て気になっていた場所にユーザが近づくと、情報処理装置が自動的に情報を提供することが可能となる。
【0204】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0205】
1 情報処理システム
3 コンテンツ視聴装置
5 ネットワーク
7 情報検索サーバ
9 GPS
10 情報処理装置
20 登録情報表示装置
101 コンテンツ取得部
103 トリガ受信部
105 認識部
107 キーワード推定部
109 バッファ
111 登録先選択部
113 キーワード登録部
115 登録情報管理部
117 関連情報取得部
119 情報提供部
121 記憶部
131 音声認識部
133 文字認識部
135 画像認識部
137 URL抽出部
139 辞書記憶部
141 キーワードバッファ
143 URLバッファ
145 電話番号バッファ
147 住所バッファ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のトリガを受信する受信部と、
前記トリガを受信したタイミングよりも所定期間前に提供されているコンテンツ又は当該コンテンツに対応するメタデータから、前記トリガを発信したユーザが登録を所望するキーワードを推定するキーワード推定部と、
前記キーワード推定部により推定された前記キーワードを登録するキーワード登録部と、
を備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記キーワード推定部は、前記所定期間に提供されているコンテンツの少なくとも一部がテキストに変換されたテキストデータから前記キーワードを推定し、
前記キーワード登録部は、前記キーワードを当該キーワードの属性に応じて分類した上で登録する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
登録されている前記キーワードをユーザに提供する情報提供部を更に備え、
前記情報提供部は、前記登録されているキーワードを、テキストに変換される前のデータ形式で提供する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
登録されている前記キーワードをユーザに提供する情報提供部を更に備え、
前記情報提供部は、前記登録されているキーワードをテキスト形式で提供する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
登録されている前記キーワードの管理を行う管理部を更に備え、
前記管理部は、テキストに変換された前記キーワードの属性に応じた検索条件で、前記登録されているキーワードの検索を行う、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記所定のトリガは、前記情報処理装置と通信可能なリモートコントローラから発信される、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記所定のトリガは、ユーザが行う所定のジェスチャーである、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記情報提供部は、前記情報処理装置と相互に通信が可能な登録情報表示装置に対して、前記登録されているキーワードを提供する、請求項3又は4に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記キーワード推定部は、前記コンテンツの表示画面、前記コンテンツにおける音声データ、前記コンテンツに含まれるキャプションデータ、及び、前記コンテンツに対応するEPGデータの少なくとも何れかを利用して、前記キーワードの推定を行う、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記キーワード登録部は、前記コンテンツのタイトル、ジャンル、前記キーワードが存在した前記コンテンツの冒頭からの時間的位置、前記コンテンツの提供日時の少なくとも何れかを、前記キーワードに関連付けて登録する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
推定された前記キーワードに関連する関連情報を取得する関連情報取得部を更に備え、
前記関連情報取得部は、前記キーワードに関連する住所、電話番号、緯度・経度に関する位置情報及び日時情報の少なくとも何れかを、外部に設けられた情報検索サーバから取得し、
前記キーワード登録部は、前記関連情報取得部の取得した前記関連情報を対応する前記キーワードに関連付けて登録する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記関連情報取得部は、前記キーワードに関連するホームページ、ブログ、口コミ情報、RSSの少なくとも何れかのURLを更に取得する、請求項11に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記情報提供部は、前記登録されたキーワードに日時を表す日時情報が関連付けられており、現在日時と前記日時情報との差分が所定の閾値以内である場合に、前記登録されたキーワードに関連付けられた日時が近い旨を表す情報を提供する、請求項3又は4に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記情報提供部は、前記登録情報表示装置から、当該登録情報表示装置の現在位置を表す位置情報が送信された場合に、前記登録されたキーワードのうち、当該登録されたキーワードに関連付けられた位置情報が送信された前記現在位置を表す位置情報を中心とした所定の範囲内に位置するものを、前記登録情報表示装置に提供する、請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記情報提供部は、前記登録情報表示装置から、当該登録情報表示装置の現在位置を表す位置情報が送信され、当該現在位置を表す位置情報の表す位置が、前記登録されたキーワードに関連付けられた位置情報の表す位置の近傍となった場合、近傍となった前記登録されたキーワードに関する情報を前記登録情報表示装置に自動的に提供する、請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項16】
前記所定の範囲は、前記登録情報表示装置から設定可能である、請求項14に記載の情報処理装置。
【請求項17】
所定のトリガを受信するステップと、
前記トリガを受信したタイミングよりも所定期間前に提供されているコンテンツ又は当該コンテンツに対応するメタデータから、前記トリガを発信したユーザが登録を所望するキーワードを推定するステップと、
推定された前記キーワードを登録するステップと、
を含む、キーワード登録方法。
【請求項18】
コンピュータに、
所定のトリガを受信する受信機能と、
前記トリガを受信したタイミングよりも所定期間前に提供されているコンテンツ又は当該コンテンツに対応するメタデータから、前記トリガを発信したユーザが登録を所望するキーワードを推定するキーワード推定機能と、
前記キーワード推定機能により推定された前記キーワードを登録するキーワード登録機能と、
を実現させるためのプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19A】
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【図19B】
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【図20】
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【公開番号】特開2011−180729(P2011−180729A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−42721(P2010−42721)
【出願日】平成22年2月26日(2010.2.26)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】