説明

情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、プログラム、記録媒体

【課題】ある電子ファイルと関連性を有している電子ファイルを推測して、ユーザに選択可能に表示する。
【解決手段】第一の電子ファイルと関連性を有する第二の電子ファイルを表示するために用いる、第一の電子ファイルと第二の電子ファイルとを関連付ける属性と、表示する第二の電子ファイルの項目とを定義する定義情報を記録する第一の記録手段と、前記第一の電子ファイルに対する表示要求に応じて、当該要求がされた第一の電子ファイルを表示装置へ表示させるための制御を行う第一の表示制御手段と、前記第一の表示制御手段により表示された第一の電子ファイルに関連性を有する第二の電子ファイルの表示要求に応じて、前記第一の記録手段により記録される定義情報を用いて、第一の電子ファイルと関連付く属性を有する第二の電子ファイルを抽出して、当該抽出した第二の電子ファイルの項目のうち、前記第一の記録手段により記録される定義情報に定義される項目を表示すると共に、当該第二の電子ファイルを選択可能に表示する第二の表示制御手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子帳票システムにおいて、関連する帳票を推測して表示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電子帳票システムには、作業者が業務で頻繁に使用する帳票があった場合、その頻繁に使用する帳票へのショートカットやお気に入り登録といった関連付け機能があり、これら関連付けをシステムが自動的に行い、かつ、業務の実態と関連とが一致するような機能が考えられている。
【0003】
特許文献1には、1つ目の帳票Aを開示したあと検索等の機能により2つ目、3つ目の帳票B、Cを探し、更に開示したりすることで帳票の関連付けが行われる、という機能が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−140257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の電子帳票システム及び関連情報表示方法は、自動的に関連付けを行うことで、その後、ある帳票と関連付けられた帳票を参照可能とするものであって、いまだ関連付けられていない帳票を推測して参照することはできない。
【0006】
例えば、電子帳票システムで商品売り上げや商品在庫を帳票管理している業務では、一度電子帳票システムに登録した帳票ファイルの内容変更を行わなければならないような作業が発生した場合、変更前と変更後とを確認する作業が発生する。
【0007】
この変更確認作業は、その日やその月に一度だけとは限らず不定期に不定数回発生すると考えられ、特許文献1に記載の電子帳票システム及び関連情報表示方法によって、発生する度に帳票の関連付けが自動的に行われることとなる。
【0008】
しかしながら、ある帳票の変更前の帳票と関連付けが行われるまでは、この変更確認作業が発生する度にユーザは変更前の帳票に対し、「検索」や「付箋・マーキング」「帳票の開示」などを行わなければならずユーザの手間がかかる。特に、突発的に修正が必要となった帳票ファイルの修正については、関連付けが行われていないことが多いため、結局、ユーザは、自分自身で関連する帳票を検索して探し出す必要がある。
【0009】
従って、いまだ関連付けられていない帳票であっても、ある帳票と関連性を有している帳票を推測して参照可能とすることができれば、ユーザの手間を削減することができる。
【0010】
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ある電子ファイルと関連性を有している電子ファイルを推測して、ユーザに選択可能に表示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、電子ファイルを管理する情報処理装置であって、第一の電子ファイルと関連性を有する第二の電子ファイルを表示するために用いる、第一の電子ファイルと第二の電子ファイルとを関連付ける属性と、表示する第二の電子ファイルの項目とを定義する定義情報を記録する第一の記録手段と、前記第一の電子ファイルに対する表示要求に応じて、当該要求がされた第一の電子ファイルを表示装置へ表示させるための制御を行う第一の表示制御手段と、前記第一の表示制御手段により表示された第一の電子ファイルに関連性を有する第二の電子ファイルの表示要求に応じて、前記第一の記録手段により記録される定義情報を用いて、第一の電子ファイルと関連付く属性を有する第二の電子ファイルを抽出して、当該抽出した第二の電子ファイルの項目のうち、前記第一の記録手段により記録される定義情報に定義される項目を表示すると共に、当該第二の電子ファイルを選択可能に表示する第二の表示制御手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ある電子ファイルと関連性を有している電子ファイルを推測して、ユーザに選択可能に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】システム構成の一例を示す図である。
【図2】電子帳票システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
【図3】推測関連情報表示の基本的な処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】関連を推測するために必要な情報をあらかじめ電子帳票システムの管理者等に定義させるための、「関連推測の定義」の処理の一例を示すフローチャートである
【図5】推測関連情報を表示するために必要な情報を電子帳票システムのユーザに設定させるための、「推測関連情報の設定」の処理の一例を示すフローチャートである
【図6】推測関連情報の解析を開始するための開始ボタンまたはリンクを表示する処理に関して処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】「関連が予想される帳票を表示」リンクの表示例である。
【図8】管理者等が「関連推測の定義」にて指定した表示項目定義に基づいて、関連が推測された帳票の一覧を表示したときの一例を示す図である(その1)。
【図9】管理者等が「関連推測の定義」にて指定した表示項目定義に基づいて、関連が推測された帳票の一覧を表示したときの一例を示す図である(その2)。
【図10】管理者等が「関連推測の定義」にて指定した表示項目定義に基づいて、関連が推測された帳票の一覧を表示したときの一例を示す図である(その3)。
【図11】管理者等が「関連推測の定義」にて指定した表示項目定義に基づいて、関連が推測された帳票の一覧を表示したときの一例を示す図である(その4)。
【図12】管理者等が「関連推測の定義」にて指定した表示項目定義に基づいて、関連が推測された帳票の一覧を表示したときの一例を示す図である(その5)。
【図13】定義例である。
【図14】管理者等が「関連推測の定義」にて指定した表示項目定義に基づいて、関連が推測された帳票の一覧を表示したときの一例を示す図である(その6)。
【図15】管理者等が「関連推測の定義」にて指定した表示項目定義に基づいて、関連が推測された帳票の一覧を表示したときの一例を示す図である(その7)。
【図16】S305〜S307の処理の流れの一例を表すフローチャートである。
【図17】表示帳票に関連すると推測される帳票を解析する処理の詳細を表すフローチャートである。
【図18】関連が推測された帳票は無いという旨のメッセージをダイアログボックスで表示した場合のダイアログボックスの例である。
【図19】関連が推測された帳票は無いという旨のメッセージを推測関連帳票の一覧表示の画面中央に表示した場合の画面表示例である。
【図20】全部門の総計表を表す帳票の一例を示す図である。
【図21】部門毎の詳細集計表を表す帳票の一例を示す図である。
【図22】部門毎の詳細集計表を表す帳票の修正前と修正後との一例を示す図である。
【図23】全部門の総計表を表す帳票の修正前と修正後との一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、システム構成の一例を示す図である。図1において、ホストコンピュータ(ホストプリンタ)101は、電子帳票システム102に登録をする帳票データ(実データ)を生成する。電子帳票システム102は、電子帳票(電子ファイルともいう。以下、単に帳票とする)の帳票ファイル(他の電子ファイルを含む)や、管理情報を記録し、ネットワーク105を介してクライアントPC103、104に対して、帳票の閲覧や検索等のサービスを提供する。本実施の形態では、電子帳票システムは、1つのサーバ(情報処理装置)により構成されているものとする。クライアントPC103、104は、帳票の閲覧及び計算結果の取得を行う者が使用するクライアント端末であり、ネットワーク105を介して、電子帳票システム102とデータの送受信が可能である。ネットワーク105は、例えばLAN(Local Area Network)やインターネット等である。尚、図1のネットワーク上に接続される各種端末の構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例がある。本実施の形態では、このシステムを情報処理システムという。
【0016】
次に、図1の電子帳票システム102のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。
【0017】
図2は、電子帳票システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
【0018】
図1において、CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスを統括的に制御する。また、ROM203或いは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステム(OS)や、後述する各種機能を実現するためのプログラムが記憶されている。
【0019】
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア、一時待避領域等として機能する。
【0020】
入力コントローラ205は、入力部209からの入力を制御する。この入力部209としては、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイスであってもよいし、タッチパネル、ボタン、スイッチ等であってもよい。
【0021】
表示コントローラ206は、表示部210の表示を制御する。この表示部210としては、例えば、CRTや液晶等が挙げられる。
【0022】
外部メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタドライバ等を記憶する外部メモリ211へのアクセスを制御する。外部メモリ211には、加えて、各種テーブル、パラメー等が記憶されている。この外部メモリ211としては、ハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)、PCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア等が挙げられる。
【0023】
通信I/Fコントローラ208は、ネットワーク105を介して外部機器との通信制御処理を実行する。
【0024】
本実施形態を実現するためのプログラム212は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。更に、本実施形態に係るプログラム212が用いる帳票ファイル213は外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
【0025】
クライアントPC103、104やホスト101のハードウェア構成も電子帳票システム102と同様である。しかし、各装置のプログラムは、電子帳票システム102のプログラム212とは異なる。また、帳票ファイル213は、クライアントPC103が元来保持していることはないものである点等が異なる。
【0026】
帳票ファイル213は、帳票の形式を定義するフォームデータと帳票データとから生成された、帳票の表示用データを表すものであって、単独又は複数のファイルによって構成され、単数又は複数のページを含有している。電子帳票システム102の内部においては、複数の帳票ファイル213のうち同一種類のものをグループ化して管理しており、それぞれの帳票ファイル213はそのグループの中の世代と呼ばれる。
【0027】
次に、本実施形態のユースケースを説明する。
(具体的なユースケースの想定)
電子帳票システムにおけるユースケースを想定する。
【0028】
経理部門等の経理業務が扱う配達記録票や売り上げ管理表等といった日付毎に管理するような帳票を例に挙げる。
(業務モデル)
ある業務部門では商品売り上げを電子帳票システムで管理している。
売り上げ表は、
・全部門の総計表(より具体的な帳票例は図20)
・部門毎の詳細集計表(より具体的な帳票例は図21)
の2つがある。
【0029】
(想定するケース)
ある部門の売上データが更新されたため、電子帳票システムに現在登録されている「全部門の総計表」帳票の総売上数値が変更された。
【0030】
そのため変更される前、された後の帳票ファイルを確認する必要がある。
【0031】
(想定するユーザアクション)
変更を確認するため、電子帳票システムに登録されている図20、図21の2帳票を、更新前・後のもの(図22、図23)を検索・閲覧するというアクションが想定できる。
【0032】
(効果)
上記のようなデータ変更業務は、そのとき1度限りとは限らず、部門数・商品数が増え会社規模が大きくなればなるほど多発し、日や月が変わる毎に発生すると考えられる。
【0033】
そこで図20、図21の2帳票に関して、関連があると推測することがあらかじめできればユーザにその情報を表示することで、対象帳票を探すという手間を省き業務の効率化を図ることができ、更には対象帳票を間違えるといったミスを防ぐことができる。
【0034】
図3は、推測関連情報表示の基本的な処理の一例を示すフローチャートである。
【0035】
ユーザが業務を開始するため、業務で使用する帳票ファイルの表示要求を電子帳票システム102に送る。すると、電子帳票システム102は、表示要求を受け付け、帳票表示処理を開始する(S301)。
【0036】
まず、電子帳票システム102は、ユーザの表示要求対象の帳票ファイルを表示するために必要な情報である帳票データをデータベース311より取得し(S302)、帳票を表示する処理を行う(S303)。 なお、S303における詳細な処理は、後に説明する。
【0037】
電子帳票システム102は、S304で帳票表示が終了した後、表示した帳票の中から、ユーザによって、推測される関連帳票の一覧表示要求に従い、表示帳票に関連すると推測される帳票を解析する処理を行う(S305)。
【0038】
電子帳票システム102は、S305によって関連を推測して、推測の結果、抽出した帳票の一覧を表示する処理を行う(S306)。
【0039】
電子帳票システム102は、S306で一覧表示した推測関連帳票の中から、ユーザによって表示を消耗する帳票の選択がなされた場合に、対象の帳票の表示要求がなされたと判断しその帳票を表示する処理を行う(S307)。
【0040】
なお、S305〜S307における詳細な処理は、後に説明する。
【0041】
電子帳票システム102は、ユーザのログアウト要求に従ってログアウト処理を開始し(S308)、ログアウト(S309)を行う。
【0042】
ログアウト処理の終了は、ユーザの業務終了を表しているので、S309が終わるとセッションは切断され、ユーザの業務は終了となる。
【0043】
以上、推測関連情報表示の基本的な処理の流れを説明したが、推測関連情報を表示するためには、あらかじめ管理者などが、関連を推測するために必要な情報を定義しておく必要がある。
【0044】
そこで、関連を推測するために必要な情報をあらかじめ電子帳票システムに定義する処理の流れを説明する。
【0045】
図4は、関連を推測するたに必要な情報をあらかじめ電子帳票システムに定義する処理の一例を示すフローチャートである。
【0046】
電子帳票システム102は、管理者等からの設定画面等を介した入力に基づいて、「帳票同士がどのような繋がりを持てば関連があると推測されるのか」等の定義情報を取得するため「関連推測の定義」を開始する(S320・S321)。
【0047】
S321−1〜S321−3は、S321の詳細な処理を表している。
【0048】
管理者がS321の「関連推測の定義」で行う定義項目の一例をS321―AおよびS321−Bに示している。
【0049】
S321―A [選出基準に関する定義情報](=関連付ける属性の定義)
<選出基準> <選出基準に対応した詳細な定義>
・帳票IDの部分一致 → 帳票IDの部分文字列
・帳票IDの連番判定 → 帳票IDの連番区切り文字
・帳票名の部分一致 → 帳票名の部分文字列
・帳票名の連番判定 → 帳票名の連番区切り文字
・帳票登録日時の範囲指定 → 日時定義
・帳票の保存箇所 → 保存箇所定義
・選出基準の優先順位 → 選出基準を順に指定
【0050】
S321―B [推測関連帳票の一覧表示に関する表示項目等の定義](=表示する項目の定義)
<表示項目定義>
・帳票ID
・帳票名
・帳票の保存箇所
・世代
・選出基準
<表示方法定義>
・表示項目の表示行数
・表示項目の表示順序
・選出基準で区別
・推測情報の表示順序
【0051】
S321−1「選出基準に関する定義」で行うS321―Aの定義項目は、「帳票同士がどのような繋がりを持てば関連があると推測されるのか」に基づいた定義項目で、S321−2「推測関連帳票の一覧表示に関する表示項目等の定義」で行うS321―Bの定義項目は、関連が推測された帳票の一覧表示時に、「どのような項目を表示させるのか」に基づいた定義項目である。
【0052】
電子帳票システム102は、管理者等からの画面等を介した入力に基づいて、S321―1およびS321―2の定義情報を取得し、選択された表示項目等の定義に対する表示領域の計算処理(S321−3)を行う(S321−3の処理に関しては後述する。)。
【0053】
電子帳票システム102は、S321の処理が終わると、S321で定義された定義情報等をデータベース311に登録(または更新)する処理を行い(S322)、「関連推測の定義」処理を終了する(S323)。
【0054】
以上、関連を推測するために必要な情報をあらかじめ電子帳票システムに定義する処理の流れを説明した。
【0055】
本発明の実施の形態においては、管理者などにより関連を推測するために必要な情報があらかじめ電子帳票システムに定義されているが、一般ユーザは、推測関連情報を表示するためにあらかじめ表示に関する設定を行うことで、ユーザにとって必要な情報を表示させることができる。
【0056】
図5は、推測関連情報を表示するために必要な情報を電子帳票システムのユーザに設定させるための、「推測関連情報の設定」の処理の一例を示すフローチャートである。
【0057】
電子帳票システム102は、ユーザからの設定画面等を介した入力に基づいて、「推測関連情報を表示するか否か」等の設定情報を取得するため「推測関連情報の設定」を開始する(S501・S502)。
【0058】
S502−1〜S502−2は、S501の詳細な処理を表している。
【0059】
ユーザがS501の「推測関連情報の設定」で行う設定項目の一例を502−Aに示している(これは、図4のS321−Bで表したような定義項目と同じである。)。
【0060】
502―A [推測関連帳票の一覧表示に関する表示項目等の定義](=ユーザ定義情報)
<表示項目>
・帳票ID
・帳票名
・帳票の保存箇所
・世代
・選出基準
<表示方法>
・表示項目の表示行数
・表示項目の表示順序
・選出基準で区別
・推測情報の表示順序
電子帳票システム102は、S502−1にてユーザから設定された「推測関連情報を表示するか否か」の情報を取得する。
【0061】
電子帳票システム102が「表示する」と情報を受け取った場合、推測関連情報の表示項目・表示方法の設定処理を行う(S502−2)。
【0062】
そしてユーザによって設定された「推測関連情報の表示項目・表示方法の設定」情報を、電子帳票システム102はデータベース311に登録または更新する処理を行い(S503)、処理を終了する(S504)。
【0063】
以上、推測関連情報を表示するために必要な情報をユーザに設定させるための処理の流れを説明した。
【0064】
これにより、ユーザにとって必要な情報を表示させることができるようになる。
【0065】
次に、本発明の実施の形態では、上述した図3のS303において帳票を表示するとともに、推測関連情報の解析を開始するための開始ボタンまたはリンクを表示する必要があるため、表示する処理に関して説明する。
【0066】
図6は、S303における推測関連情報の解析を開始するための開始ボタンまたはリンクを表示する処理の一例を表したフローチャートである。
【0067】
電子帳票システム102は、データベース311に関連推測の定義情報があるか無いかで関連を推測するか否かを判定する処理を行う(S331)。
【0068】
関連を推測しない場合、従来通りの帳票表示処理を行い帳票表示処理は終了する(S334、S335)。
【0069】
一方、関連を推測する場合、図5のS501で設定されたユーザ毎の推測関連情報の表示設定を確認する処理を行い、表示するか否かを判定する処理を行う(S332)。ここでは、ログインユーザが推測関連情報の設定をしているかの確認を行っている。
【0070】
推測関連情報を表示しない場合、従来通りの帳票表示処理を行い帳票表示処理は終了する(S334、S335)。
【0071】
推測関連情報を表示する場合、推測関連情報解析を開始するための開始ボタンまたはリンクを表示するための処理を行う(S333)。
【0072】
S333−1〜S333−3は、S333の具体的な処理を示している。
【0073】
電子帳票システム102は、推測関連情報解析を開始するための開始ボタンまたはリンクを表示するために、従来の帳票の表示処理(S333−1)に、推測関連情報解析処理開始のボタンの表示処理(S333−2)と推測関連情報解析処理開始のボタンクリック時の解析処理開始プログラム(S333−3)を組み込む処理を行う。
【0074】
電子帳票システム102は、S333を行った後、帳票を表示することで帳票を表示した際に推測関連情報解析を開始するための開始ボタンまたはリンクを表示し、帳票表示を完了する(S335)。
【0075】
以上、図3のS303において帳票を表示するとともに、推測関連情報の解析を開始するための開始ボタンまたはリンクを表示する必要があるため、表示する処理に関して説明をした。
【0076】
図7に表示例を示す。図7は、「関連が予想される帳票を表示」リンクの表示例を示している。ユーザは、マウスなどのポンティングデバイスにより、リンク701をクリックする。関連が予想される帳票がある場合、別ウィンドウ702に、その一覧が表示されることとなる。
【0077】
次に、図8〜15を用いて、関連が推測された帳票の一覧を表示したときの一例を示す。
【0078】
図8〜12は、それぞれ管理者などがS321−2にて指定した表示項目定義に基づいて、電子帳票システム102が、関連が推測された帳票の一覧を表示したときの一例を示す図である。
【0079】
図8〜12は、図13に示す通り定義がなされている場合の例をそれぞれ示している。
【0080】
まず、図8〜12は、「選出基準を表示するか否か」と「選出基準で区別し表示するか否か」の3通りの場合を図で表している。
【0081】
図8では、管理者等がS321−2の321−B「表示項目定義」において「5.選出基準」を「表示しない」に設定したため、選出基準は表示されず推測関連情報が3行のみ出力されている。
【0082】
図9では、管理者等がS321−2の321−B「表示項目定義」において「5.選出基準」を「表示する」に設定しているが、「表示方法定義」において「選出基準で区別」はFALSEに設定しているため、図9の表示に選出基準の情報が加わった形で推測関連情報が3行出力されている。
【0083】
図10では、管理者等がS321−2の321−B「表示項目定義」において「5.選出基準」を「表示する」に設定しており、「表示方法定義」において「選出基準で区別」をTRUEに設定しているため、S321―Aで定義した選出基準毎に推測関連情報がそれぞれ3行、計6行出力されている。
【0084】
次に、図11は、管理者等がS321−2の321−B「表示項目定義」において定義可能な全ての項目を表示するように設定した場合の例を示し、図12は、図11を選出基準で区別した場合の例を示している。
【0085】
ここで、図12では、表示項目や表示行数が多いため、電子帳票システム102は表示領域に推測関連情報の帳票一覧を表示する場合、文字フォントや文字幅を考慮しないと表示する関連情報の文字列が表示領域上に全て描画されなくなってしまう。
【0086】
そのため、あらかじめ設定可能な行数等に上限値を設け計算上表示領域を超えるような設定は不可能にするよう制御する。その制限の上で、S321−3にて「選択された表示項目等の定義に対して、 表示領域の計算 」を行う(つまりS321−3での計算ではかならず表示領域内に収まる)。
【0087】
電子帳票システム102は、あらかじめプログラム内部で定義された「フォント種類」、「サイズ」、「文字幅」等の情報から画面の表示サイズ等を計算する。
【0088】
また、電子帳票システム102は、あらかじめ横幅・立て幅について表示領域上にどこまで表示できるかを、プログラム内部で定義されたフォントサイズや画面(矩形)サイズ等に基づいて行う。
【0089】
計算式例は、以下の通りである。
・(表示項目の最大文字数の合計)>((指定された矩形の縦・横幅)−(余白))÷(フォントサイズ+ピッチサイズ)
例えば、図14のように内部的に持つフォントサイズが大きければ、表示可能な行数は少なくなる。また、プログラムが内部的に持つフォントサイズ等の情報はプログラムソースレベルで定義された値という形でも良いし、プログラムが起動された時に設定ファイル等から初期化データとして読み込む形でも良い。
【0090】
一方、図15のように内部的に持つフォントサイズが小さければ、表示行数も多く設定可能になるため、電子帳票システム102によって図15のように表示される。
【0091】
以上、図8〜15を用いて、関連が推測された帳票の一覧を表示したときの一例の説明をした。
【0092】
次に、関連が推測された帳票の一覧を表示する処理の流れを説明する。この処理は、S305〜S307の処理に相当するものである。
【0093】
図16は、S305〜S307の処理の流れの一例を表すフローチャートである。
【0094】
電子帳票システム102は、ユーザの表示帳票から推測される関連帳票の一覧表示要求に従い、表示帳票に関連すると推測される帳票を解析する処理を開始する(S305)。
【0095】
電子帳票システム102は、関連が推測される帳票の解析処理を行い(S401)、関連が推測された帳票が有るか無いかの判定を行い(S402)、あった場合、ユーザがその各々の帳票に関する情報(帳票IDや帳票名等)をクリックした場合に帳票を開示するプログラムを埋め込んだ形で、推測関連帳票の一覧表示を行う(S306=S403)。
【0096】
ここで、S401の具体的な処理を、図17を用いて説明する。
【0097】
図17は、表示帳票に関連すると推測される帳票を解析する処理(S401)の詳細を表すフローチャートである。
【0098】
電子帳票システム102は、表示帳票に関連すると推測される帳票を解析する処理(S401)を開始すると、管理者が図4のS321−AとS321−Bで定義した「選出基準に関する定義」と「推測関連帳票の一覧表示に関する表示項目等の定義」の2つの情報を取得し(S501)、更にユーザの帳票閲覧権限情報をデータベースから取得する(S502)。
【0099】
[選出基準に関する定義情報]
<選出基準> <選出基準に対応した詳細な定義>
・帳票IDの部分一致 → 帳票IDの部分文字列
・帳票IDの連番判定 → 帳票IDの連番区切り文字
・帳票名の部分一致 → 帳票名の部分文字列
・帳票名の連番判定 → 帳票名の連番区切り文字
・帳票登録日時の範囲指定 → 日時定義
・帳票の保存箇所 → 保存箇所定義
・選出基準の優先順位 → 選出基準を順に指定
【0100】
[推測関連帳票の一覧表示に関する表示項目等の定義]
<表示項目定義>
・帳票ID
・帳票名
・帳票の保存箇所
・世代
・選出基準
<表示方法定義>
・表示項目の表示行数
・表示項目の表示順序
・選出基準で区別
・推測情報の表示順序
【0101】
次に、「選出基準の優先順位」に従いその順序で「選出基準」の数だけS504の処理を繰り返す処理を行う(S503)。
【0102】
電子帳票システム102は、S504では、選出基準に基づいてデータベース311から帳票を検索し、ヒットしなくなるまでS505〜S507の処理を繰り返し行う。ここで行われる検索処理方法に関しては従来の検索方法を利用することで実現することができる。
【0103】
例えば、管理者によって「帳票IDの部分一致」が[選出基準に関する定義情報]で指定されていれば、電子帳票システム102は、管理者に指定された「帳票IDの部分文字列」と、S501で取得したユーザの帳票閲覧権限情報に従い、データベース311に対し帳票ID検索処理を行う(この時、検索処理では帳票閲覧権限を持たない帳票に関してはヒットしないものとする。)。
【0104】
また、管理者によって「帳票の保存箇所」が[選出基準に関する定義情報]で指定されていれば、電子帳票システム102は、管理者に指定された「保存箇所定義」と、S501で取得したユーザの帳票閲覧権限情報に従い、データベース311に対し帳票検索処理を行う(この時、検索処理では帳票閲覧権限を持たない帳票に関してはヒットしないものとする。)。
【0105】
保存箇所定義の定義例は、「同階層のみ」、「同階層以下全て」、「1つ上の階層以下全て」などが考えられる。
【0106】
電子帳票システム102は、S504における帳票検索の結果、帳票がヒットした場合、管理者によって「表示項目定義」で定義された表示項目に必要な情報をデータベース311から取得し(S505)、その帳票に関する「表示項目に必要な情報+選出基準」の情報を用意した配列の先頭から順に格納していく(S506)。そして、ヒットした帳票を検索対象帳票から取り除く処理を行う(S507)。
【0107】
帳票検索の処理において、帳票がヒットしなかった場合、S504のループから抜け、次の選出基準に基づいた帳票検索処理S503に戻り、再度S504以降の処理が繰り返される。
【0108】
電子帳票システム102は、選出基準分だけループを繰り返した後、S503のループを抜け、「推測情報の表示順序」が「選出ヒット順以外」の場合のみS507で生成した配列のソート処理を行い(S508)、解析を完了する(S509)。
【0109】
例えば、「推測情報の表示順序」が「帳票の日付順(登録日付順)」と指定されていた場合、配列を帳票の日付順にソートする(選出ヒット順であれば配列はヒット順に格納されているためソートの必要がない)。
【0110】
以上、表示帳票に関連すると推測される帳票を解析する処理の詳細を説明した。
【0111】
次に、S403の具体的な処理の一例を表すフローチャートがS403−1〜SS403−5である。
【0112】
電子帳票システム102は、データベース311から321−B「表示項目定義」で定義された「選出基準で区別」の定義を取得する(S403−1)。
【0113】
更に、プログラム内部で定義されたフォントサイズや画面(矩形)サイズを取得する(S403−2)。
【0114】
また、S501で設定されたユーザ毎の推測関連情報の表示設定情報を取得する処理を行う(SS403−3)。
【0115】
電子帳票システム102は、S401の解析処理で得た「推測帳票の情報」を、S403−1で取得した「選出基準で区別」の定義に従って、「選出基準で区別」=TRUEとなっていれば、選出基準で区別して表示し(SS403−5)、「選出基準で区別」=FALSEとなっていれば、区別せずに表示する処理を行う(SS403−6)。
【0116】
この時、ユーザがその各々の帳票に関する情報(帳票IDや帳票名等)をクリックした場合に帳票を開示するプログラムを埋め込んでおく(S403−7)。
【0117】
また、この時、電子帳票システム102は、S403−2で取得したフォントサイズや画面サイズで画面を表示する。
【0118】
また、S401の結果、関連が推測された帳票がなかった場合、関連が推測された帳票は無いという旨のメッセージをダイアログボックスや推測関連帳票の一覧表示の画面中央に表示する形でユーザに知らせる処理を行う(S404)。
【0119】
図18は、関連が推測された帳票は無いという旨の警告メッセージ(エラーメッセージ)をダイアログボックスで表示した場合のダイアログボックスの例で、図19は同じ旨を推測関連帳票の一覧表示の画面中央に表示した場合の画面表示例である。
【0120】
電子帳票システム102は、推測関連帳票の一覧表示(S403)の後、ユーザから推測関連帳票の表示要求があった場合、それに従い従来の帳票表示と同じように対象の帳票を表示する処理を行い(S307=S405)、また、同様に、ユーザの対象帳票を閉じる要求に従い帳票表示を終了する処理を行う(S406)。
【0121】
電子帳票システム102は、ユーザの推測関連帳票の一覧表示を閉じる要求に従い、一覧表示を終了する処理を行う(S407)。
【0122】
以上、S305〜S307における関連が推測された帳票の一覧を表示する処理の流れを説明した。
【0123】
上述した通り、本発明によれば、ある電子ファイルと関連性を有している電子ファイルを推測して、ユーザに選択可能に表示することができる。
【0124】
これにより、電子ファイルの変更前と変更後とを確認する作業変更確認作業が発生しても、前記電子ファイルに対して、あらかじめ関連が推測されているため、特許文献1に記載の技術のように、その度にユーザが変更前の電子ファイルに対して関連付けを行う作業を行う必要が無くなるため、その分の手間を省くことができる。
【0125】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に
限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、
種々の変形・変更が可能である。
【0126】
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成される。即ち、上述した実
施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録
媒体)を、システム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置の中央演算
処理手段(CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行す
る。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機
能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記憶媒体は本発明を構成する
ことになる。
【0127】
また、システム或いは装置の前記中央演算処理手段が読み出したプログラムコードを実
行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、システム或いは装置上で稼働
しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行う。その
処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0128】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、前記システム或いは装置に挿入
された機能拡張カードや、接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとす
る。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニ
ットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実
施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0129】
本発明を前記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体(コンピュータ読み取り可能な記
憶媒体)には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されるこ
とになる。
【符号の説明】
【0130】
101 ホスト
102 電子帳票システム
103 クライアントPC
104 クライアントPC

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子ファイルを管理する情報処理装置であって、
第一の電子ファイルと関連性を有する第二の電子ファイルを表示するために用いる、第一の電子ファイルと第二の電子ファイルとを関連付ける属性と、表示する第二の電子ファイルの項目とを定義する定義情報を記録する第一の記録手段と、
前記第一の電子ファイルに対する表示要求に応じて、当該要求がされた第一の電子ファイルを表示装置へ表示させるための制御を行う第一の表示制御手段と、
前記第一の表示制御手段により表示された第一の電子ファイルに関連性を有する第二の電子ファイルの表示要求に応じて、前記第一の記録手段により記録される定義情報を用いて、第一の電子ファイルと関連付く属性を有する第二の電子ファイルを抽出して、当該抽出した第二の電子ファイルの項目のうち、前記第一の記録手段により記録される定義情報に定義される項目を表示すると共に、当該第二の電子ファイルを選択可能に表示する第二の表示制御手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
ユーザにより設定される前記第二の電子ファイルの表示項目が定義されるユーザ定義情報を記録する第二の記録手段と、
前記第二の表示制御手段は、前記第二の記録手段によりユーザ定義情報が記録されている場合、前記抽出した第二の電子ファイルの項目のうち、前記第二の記録手段により記録されるユーザ定義情報に定義される項目を表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第二の表示制御手段は、前記第一の記録手段により記録される定義情報を用いて、第一の電子ファイルと関連付く属性を有する第二の電子ファイルを抽出することができなかった場合、関連付く第二の電子ファイルがない旨の警告を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第二の表示制御手段は、前記第二の電子ファイルを選択可能な一覧を表示する領域を、前記定義される項目を表示可能な大きさで表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
第一の電子ファイルと関連性を有する第二の電子ファイルを表示するために用いる、第一の電子ファイルと第二の電子ファイルとを関連付ける属性と、表示する第二の電子ファイルの項目とを定義する定義情報を記録する記録手段を備える電子ファイルを管理する情報処理装置における情報処理方法であって、
前記第一の電子ファイルに対する表示要求に応じて、当該要求がされた第一の電子ファイルを表示装置へ表示させるための制御を行う第一の表示制御ステップと、
前記第一の表示制御ステップにより表示された第一の電子ファイルに関連性を有する第二の電子ファイルの表示要求に応じて、前記記録手段に記録される定義情報を用いて、第一の電子ファイルと関連付く属性を有する第二の電子ファイルを抽出して、当該抽出した第二の電子ファイルの項目のうち、前記記録手段に記録される定義情報に定義される項目を表示すると共に、当該第二の電子ファイルを選択可能に表示する第二の表示制御ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
クライアント端末と電子ファイルを管理する情報処理装置とがネットワークを介して通信可能な情報処理システムであって、
第一の電子ファイルと関連性を有する第二の電子ファイルを表示するために用いる、第一の電子ファイルと第二の電子ファイルとを関連付ける属性と、表示する第二の電子ファイルの項目とを定義する定義情報を記録する第一の記録手段と、
前記第一の電子ファイルに対する表示要求に応じて、当該要求がされた第一の電子ファイルを表示装置へ表示させるための制御を行う第一の表示制御手段と、
前記第一の表示制御手段により表示された第一の電子ファイルに関連性を有する第二の電子ファイルの表示要求に応じて、前記第一の記録手段により記録される定義情報を用いて、第一の電子ファイルと関連付く属性を有する第二の電子ファイルを抽出して、当該抽出した第二の電子ファイルの項目のうち、前記第一の記録手段により記録される定義情報に定義される項目を表示すると共に、当該第二の電子ファイルを選択可能に表示する第二の表示制御手段と
を有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項7】
電子ファイルを管理する情報処理装置において実行可能なプログラムであって、
第一の電子ファイルと関連性を有する第二の電子ファイルを表示するために用いる、第一の電子ファイルと第二の電子ファイルとを関連付ける属性と、表示する第二の電子ファイルの項目とを定義する定義情報を記録する第一の記録手段、
前記第一の電子ファイルに対する表示要求に応じて、当該要求がされた第一の電子ファイルを表示装置へ表示させるための制御を行う第一の表示制御手段、
前記第一の表示制御手段により表示された第一の電子ファイルに関連性を有する第二の電子ファイルの表示要求に応じて、前記第一の記録手段により記録される定義情報を用いて、第一の電子ファイルと関連付く属性を有する第二の電子ファイルを抽出して、当該抽出した第二の電子ファイルの項目のうち、前記第一の記録手段により記録される定義情報に定義される項目を表示すると共に、当該第二の電子ファイルを選択可能に表示する第二の表示制御手段
として前記情報処理装置を機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶した記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2012−133497(P2012−133497A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−283761(P2010−283761)
【出願日】平成22年12月20日(2010.12.20)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】