説明

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

【課題】RFIDを備える携帯装置への呼び出し指示を段階的に変えることにより、従業員を効率良く呼び出すこと。
【解決手段】前記携帯装置を有するユーザに関するユーザ情報と、該携帯装置を特定するための携帯装置特定情報とを含むユーザ管理情報を記憶し、入力された検索条件を満たす携帯装置特定情報で特定される携帯装置に、第1の呼出指示を送信し、当該呼出指示の送信に応答して、携帯装置から、呼び出されることが可能であることを示す可能情報を受信する。当該可能情報を所定期間に受信して出来ない場合は、検索された携帯装置に第2の呼出指示を送信し、当該可能情報を所定期間内に受信した場合は、検索された携帯装置のうち、当該可能情報を送信した携帯装置以外の携帯装置に、呼び出しの停止を知らせるための停止指示を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関し、特に、携帯装置への呼び出し指示を行い、従業員を効率良く呼び出すための技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、家電量販店などに行き、店員に商品の説明などをしてもらい、商品を購入していることが多い。
【0003】
しかし、顧客の近くに接客可能な店員を見つけることが出来ず、すぐに商品の説明をしてもらうことが出来ない場合がある。
【0004】
店員を迅速に呼び出すために、特許文献1には、パチンコ機等の遊技機の集合である遊技島内で店員呼出の要求がなされると、店員が所持する携帯端末機に店員呼出信号を送信することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−078938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来技術では、店員が呼び出されたとしても、説明を受けたい商品の知識が無い店員である場合は、すぐに商品の説明を受けることが難しい。
【0007】
また、顧客が説明を求める商品の知識を有する店員を呼び出す場合、その商品知識を有した接客可能な店員を見つけ出すことが困難であった。
【0008】
また、店員に携帯端末を持たせ、商品知識を有した店員がいなかを呼び出したとしても、呼び出された店員は、他の店員が対応する可能性があることや店員の業務の優先度等により、呼び出されても出てこない場合があった。
【0009】
さらに、店員に携帯端末を持たせる場合、導入等のコストが高くなってしまい、安易に導入することが困難な場合があった。
【0010】
そこで、本発明の目的は、RFIDを備える携帯装置への呼び出し指示を段階的に変えることにより、従業員を効率良く呼び出す仕組みを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、RFIDを備える携帯装置と相互に通信可能な情報処理装置であって、前記携帯装置を有するユーザに関するユーザ情報と、該携帯装置を特定するための携帯装置特定情報とを含むユーザ管理情報を記憶する記憶手段と、前記ユーザ情報を含む検索条件を入力する入力手段と、前記入力手段で入力された検索条件を満たす携帯装置の携帯装置特定情報を、前記記憶手段に記憶されたユーザ管理情報の中から検索する検索手段と、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、第1の呼出指示を送信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段による第1の呼出指示の送信に応答して、前記携帯装置から、呼び出されることが可能であることを示す可能情報を受信する受信手段と、前記受信手段により前記可能情報を、前記第1の送信手段による第1の呼出指示を送信してから所定期間に受信したかを判定する判定手段と、前記判定手段で、前記可能情報を前記所定期間に受信していないと判定された場合は、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、第2の呼出指示を送信し、一方、前記判定手段で、前記可能情報を前記所定期間内に受信したと判定された場合は、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置のうち、当該可能情報を送信した携帯装置以外の携帯装置に、呼び出しの停止を知らせるための停止指示を送信する第2の送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、RFIDを備える携帯装置と相互に通信可能であり、前記携帯装置を有するユーザに関するユーザ情報と、該携帯装置を特定するための携帯装置特定情報とを含むユーザ管理情報を記憶する記憶手段を備えた情報処理装置における情報処理方法であって、前記情報処理装置の入力手段が、前記ユーザ情報を含む検索条件を入力する入力工程と、前記情報処理装置の検索手段が、前記入力工程で入力された検索条件を満たす携帯装置の携帯装置特定情報を、前記記憶手段に記憶されたユーザ管理情報の中から検索する検索工程と、前記情報処理装置の第1の送信手段が、前記検索工程で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、第1の呼出指示を送信する第1の送信工程と、前記情報処理装置の判定手段が、前記第1の送信工程による第1の呼出指示の送信に応答して、前記携帯装置から、呼び出されることが可能であることを示す可能情報を受信する受信工程と、前記情報処理装置の判定手段が、前記受信工程により前記可能情報を、前記第1の送信手段による第1の呼出指示を送信してから所定期間に受信したかを判定する判定工程と、前記情報処理装置の第2の送信手段が、前記判定工程で、前記可能情報を前記所定期間に受信していないと判定された場合は、前記検索工程で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、第2の呼出指示を送信し、一方、前記判定工程で、前記可能情報を前記所定期間内に受信したと判定された場合は、前記検索工程で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置のうち、当該可能情報を送信した携帯装置以外の携帯装置に、呼び出しの停止を知らせるための停止指示を送信する第2の送信工程と、を備えることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、RFIDを備える携帯装置と相互に通信可能であり、前記携帯装置を有するユーザに関するユーザ情報と、該携帯装置を特定するための携帯装置特定情報とを含むユーザ管理情報を記憶する記憶手段を備えた情報処理装置で読み取り実行可能なプログラムあって、前記情報処理装置を、前記ユーザ情報を含む検索条件を入力する入力手段と、前記入力手段で入力された検索条件を満たす携帯装置の携帯装置特定情報を、前記記憶手段に記憶されたユーザ管理情報の中から検索する検索手段と、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、第1の呼出指示を送信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段による第1の呼出指示の送信に応答して、前記携帯装置から、呼び出されることが可能であることを示す可能情報を受信する受信手段と、前記受信手段により前記可能情報を、前記第1の送信手段による第1の呼出指示を送信してから所定期間に受信したかを判定する判定手段と、前記判定手段で、前記可能情報を前記所定期間に受信していないと判定された場合は、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、第2の呼出指示を送信し、一方、前記判定手段で、前記可能情報を前記所定期間内に受信したと判定された場合は、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置のうち、当該可能情報を送信した携帯装置以外の携帯装置に、呼び出しの停止を知らせるための停止指示を送信する第2の送信手段として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、RFIDを備える携帯装置への呼び出し指示を段階的に変えることにより、従業員を効率良く呼び出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態に係るシステムの構成例を示す図である。
【図2】図1における携帯端末100のハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】図1における携帯端末100が実行する第1の制御処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図1における携帯端末100が実行する第1の制御処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図1におけるアクティブタグ101、102、103の外観の一例を示す図である。
【図6】従業員検索画面600の一例を示す図である。
【図7】従業員検索結果呼出画面700の一例を示す図である。
【図8】専門テーブル800の一例を示す図である。
【図9】従業員テーブル900の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
【0017】
図1は、本実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。
【0018】
図1に示すように、携帯端末(本発明の情報処理装置)100と、アクティブタグ(携帯装置)101、102、103とは、相互に(双方向に)通信可能に接続されている。アクティブタグ101は、電池を内蔵している、RFIDを備えたRFIDタグである双方向アクティブ型ICタグである。
【0019】
ここでは、アクティブタグを、電池を内蔵しているRFIDタグとして説明しているが、携帯端末100と相互に通信可能なタグであれば、他の形態のタグでもよい。
【0020】
各店員はアクティブタグを所持しており、レジが置いてあるカウンター等の所定の場所に携帯端末100がある。携帯端末100とアクティブタグとは、所定の距離間で近距離無線通信を行うことが可能である。それゆえ、携帯端末100とアクティブタグとが通信できるということは、当該アクティブタグを所持している従業員(ユーザ)が、携帯端末100の近くにいることが分かるようになる。
【0021】
以下、図2を用いて、図1に示した携帯端末100のハードウェア構成について説明する。
【0022】
図2は、図1に示した携帯端末100のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0023】
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PC(情報処理装置)の実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0024】
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0025】
また、205は入力コントローラで、キーボードなどの入力部209からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、ディスプレイなどの表示部210への表示を制御する。なお、図2では、表示部は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等であってもよい。
【0026】
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0027】
208は通信I/Fコントローラで、ネットワークを介して外部装置と相互に通信するためのものであり、外部装置との通信制御処理を実行する。
【0028】
209は、タグ通信I/Fコントローラで、アクティブタグ101、102、103との無線通信を行う無線通信部212の通信制御を行う。無線通信部212には、アクティブタグのリーダを備えており、アクティブタグ101、102、103との通信(アクティブタグへのランプ点灯指示やブザー鳴動指示等、アクティブタグからの各種指示の受信等)を行うことが可能である。
【0029】
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、表示部210上での表示を可能としている。また、CPU201は、表示部210上の不図示のカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0030】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられるファイル及び各種テーブル等も、外部メモリ211に格納されている。
【0031】
次に、図3のフローチャートを参照して、携帯端末100が実行する処理を説明する。
【0032】
図3は、図1における携帯端末100が実行する第1の制御処理手順を示すフローチャートである。すなわち、携帯端末100のCPU201がROM202又は外部メモリ211からRAM203に読み出したプログラムを実行することにより実現される。
【0033】
まず、携帯端末100のCPU201は、外部メモリ211に記憶されている専門テーブル800(図8)を取得し、図6に示す従業員検索画面を表示部210に表示する(ステップS301)。
【0034】
図6は、従業員検索画面600の一例を示す図である。
【0035】
従業員検索画面600には、ユーザからの検索条件の入力を受け付ける画面601と、検索ボタン602と、終了ボタン603が表示されている。終了ボタン603が押下されると処理を終了する。
【0036】
601には、従業員の検索するための条件として、従業員が商品説明を担当する商品分野(専門ID(ユーザ情報))を入力することが可能である。
【0037】
図6の例では、商品分野として、「テレビ」が選択されていることを示している。
【0038】
601の下部に記載している「全て」とは、全商品分野のことを示している。すなわち、「全て」が選択された場合は、全ての商品分野を担当する従業員が検索される。
【0039】
携帯端末100のCPU201は、ユーザにより、601を介して検索条件が入力され(ステップS302)、検索ボタン602が押下されると、検索条件に「全て」が選択されているか否かを判定する(ステップS303)。
【0040】
そして、携帯端末100のCPU201は、検索条件に「全て」が選択されていると判定された場合は(ステップS303:YES)、携帯端末100の外部メモリ211に記憶されている従業員テーブル900(図9)の中から、全従業員のレコードを取得する(ステップS304)。
【0041】
一方、携帯端末100のCPU201は、検索条件に「全て」が選択されておらず、個別に商品分野が選択されていると判定された場合は(ステップS303:NO)、従業員テーブル900(図9)の中から、ユーザにより選択された商品分野に該当する従業員のレコードを検索することにより特定し取得する(ステップS305)。
【0042】
ユーザにより選択された商品分野に該当する従業員のレコードを検索する方法としては、図6を介して選択された商品分野(専門性とも言う)の専門IDを、専門テーブルの中から特定し、当該特定された専門IDと、従業員テーブル900の専門IDの列と一致するレコードを、従業員テーブル900の中から検索することができる。ここで検索され取得したレコードを従業員のレコードと呼ぶ。すなわち、従業員のレコードには、「従業員コード」、「氏名(従業員名)」、「専門ID」、「タグID」を含んでいる。
【0043】
図9は、従業員テーブル900の一例を示す図である。
【0044】
従業員テーブル900(ユーザ管理情報)は、携帯端末100の外部メモリ211に記憶されており、図9に示すように、従業員(ユーザ)を識別する「従業員コード」と、当該従業員の氏名を示す「氏名(従業員名)」と、当該従業員が担当する説明可能な商品の分野を示す「専門ID」(ユーザ情報)と、当該従業員が所持するアクティブタグを特定する識別情報である「タグID」(携帯装置特定情報)とを、それぞれ関連付けられている。
【0045】
次に、携帯端末100のCPU201は、ステップS305、又はステップS304で従業員のレコードを1つでも取得することが出来たかを判定する(ステップS306)。そして、従業員のレコードを1つでも取得出来なかったと判定された場合は(ステップS307)、表示部210に、従業員のレコードを取得出来なかった(従業員を特定出来なかった)旨の表示を行い(ステップS307)、処理をステップS301に移行する。また、従業員のレコードを取得できた場合は、当該取得した従業員のレコードの情報に従って、図7に示す従業員検索結果呼出画面700を表示部210に表示する(ステップS308)。
【0046】
図7は、従業員検索結果呼出画面700の一例を示す図である。
【0047】
従業員検索結果呼出画面700には、検索結果として取得された従業員のレコードの情報が表示される。すなわち、従業員検索結果呼出画面700には、検索結果として取得された従業員のレコードの「氏名(従業員名)」、「専門ID」、「タグID」の列のデータをそれぞれ用いて、「氏名」704、「専門」703、「タグID」702の列が表示される。703には専門IDを表示しているが、専門性(商品分野)を表示するようにしても構わない。
【0048】
701は、各レコードを選択するためのチェックボックスである。すなわち、701で選択されたレコードのタグIDで特定されるタグに、呼び出し指示を行うことが可能となる。
【0049】
また、705は、アクティブタグからの応答データに従って、“OK”、“NG”、“無”が表示される。
【0050】
706は、緊急で呼び出しを行うことを示す緊急フラグを入力するチェックボックスである。
【0051】
707は、検索された従業員の全員を選択するか、個別に従業員を選択するかを選択するためのラジオボタンである。すなわち、ユーザは、検索された従業員の全員を選択する場合は、「全選択」のラジオボタンを選択する。「個別」のラジオボタンを選択して、検索された全ての従業員のレコードの「選択」701にチェックを入れた場合も、同様に従業員の全員を選択することが可能となる。
【0052】
708は、メッセージ欄である。携帯端末100が出すメッセージは、708に表示される。
【0053】
709は、前画面に戻るための「戻る」ボタンである。710は、従業員を呼び出すために、従業員が所持しているアクティブタグに各色の点灯指示やブザー鳴動指示等を行う「呼出」ボタンである。711は、処理を終了するための「終了」ボタンである。
【0054】
以下、図3の説明に戻る。
【0055】
携帯端末100のCPU201は、どの従業員を呼び出すかを選択するために、ユーザにより、従業員検索結果呼出画面700の701や707の選択(入力)を受け付ける。また、ユーザにより、706の緊急フラグの入力も受け付ける(ステップS309)。そして、ユーザにより、呼出ボタン710が押下されると、携帯端末100のCPU201は、706の緊急フラグが設定されているか否かを判定する(ステップS310)。
【0056】
そして、携帯端末100のCPU201は、緊急フラグが設定されていると判定された場合は(ステップS310:YES)、赤色のランプの点灯指示(呼出指示)を、ステップS309で選択された従業員のレコードのタグIDで特定されるアクティブタグの全てに送信する(ステップS313)。
【0057】
ステップS313では、赤色のランプの点灯指示を送信するようにしたが、ステップS411での赤色のランプの点灯指示とブザーの鳴動指示を行うようにしてもよい。すなわち、ステップS313では、ステップS312とは異なる指示(呼出指示)を行うように制御する。
【0058】
一方、携帯端末100のCPU201は、緊急フラグが設定されていないと判定された場合は(ステップS310:NO)、ステップS309でユーザにより選択された従業員のレコード数が所定の閾値よりも少ないか否かを判定する(ステップS311)。
【0059】
ここでは、ステップS309でユーザにより選択された従業員数が所定の閾値よりも少ないか否かを判定するようにしたが、ステップS309で点灯指示を行う従業員をユーザにより選択させず、ステップS305又はステップS304で検索された従業員(のレコード)数が所定数以下であるか否かを判定し、検索された従業員(のレコード)数が所定数以下であると判定された場合に(ステップS311:YES)、検索された従業員(のレコード)のタグIDから特定されるアクティブタグに赤色のランプの点灯指示を行うようにしてもよい(ステップS313)。また、検索された従業員(のレコード)数が所定数よりも多いと判定された場合に(ステップS311:NO)、検索された従業員(のレコード)のタグIDから特定されるアクティブタグに緑色のランプの点灯指示を行うようにしてもよい(ステップS312)。
【0060】
また、アクティブタグは、携帯端末100から所定の距離の範囲(エリア)でしか通信が出来ないため、ステップS310でNOと判定された後で、かつステップS311の処理を実行する前に、携帯端末100が、ステップS309でユーザにより選択された従業員のアクティブタグに対して通信可能であるかの問い合わせを行うようにし、その問い合わせに対する応答を受信した数を、ステップS311での判定手段で用いるようにしてもよい。そのようにすれば、ステップS311では、問い合わせに対する応答を受信できた数が、所定の閾値よりも少ないか否かを判定する構成となる。すなわち、ステップS305又はステップS304で検索された従業員のレコードのタグIDから特定されるアクティブタグのうち、通信可能なアクティブタグを検出し、ステップS311で、検出されたアクティブタグの数が所定の閾値よりも少ないか否かを判定するようにしてもよい。そして、検出されたアクティブタグの数が所定の閾値よりも少ないと判定された場合は、ステップS313の処理を行い、検出されたアクティブタグの数が所定の閾値以上であると判定された場合は、ステップS312の処理を行うようにしてもよい。
【0061】
携帯端末100のCPU201は、所定の閾値以上の従業員(のレコード)が選択されたと判定された場合は(ステップS311:NO)、緑色のランプの点灯指示(呼出指示)を、ステップS309で選択された従業員のレコードのタグIDで特定されるアクティブタグの全てに送信する(ステップS312)。一方、ステップS309で選択された従業員のレコード数が所定の閾値よりも少ないと判定された場合は(ステップS311:YES)、処理をステップS313に移行し、赤色のランプの点灯指示を、ステップS309で選択された従業員のレコードのタグIDで特定されるアクティブタグの全てに送信する。
【0062】
これは、ステップS309で選択された従業員数が少ない場合(例えば、1人の場合など)は、顧客の対応をして欲しいという要求が高いと考えられるため、ステップS309で選択された従業員数が多い場合に比べて、強い要望があることを示すべく、赤色のランプの点灯指示を行う。
【0063】
携帯端末100のCPU201は、ステップS312の処理、及びステップS313の処理を行うと、処理を、図4のステップS401に移行する。
【0064】
アクティブタグは、携帯端末100から、ステップS312による緑色のランプの点灯指示を受信すると、アクティブタグのLEDランプ501が緑色に光るように制御する。
【0065】
また、アクティブタグは、携帯端末100から、ステップS313による赤色のランプの点灯指示を受信すると、アクティブタグのLEDランプ501が赤色に光るように制御する。
【0066】
図5は、図1におけるアクティブタグ101、102、103の外観の一例を示す図である。
【0067】
アクティブタグは、LEDランプ501と、スイッチA502と、スイッチB503を備えている。
【0068】
LEDランプ501は、緑色、赤色、青色を点灯する(光る)ことができるLEDである。
【0069】
また、スイッチA502は、従業員が顧客の対応(接客の対応)が可能である場合に押下されるスイッチである。アクティブタグは、スイッチA502が押下されると、携帯端末100に接客の対応が可能であることを示す情報(OK)(応答データ)を送信する。
【0070】
また、スイッチB503は、従業員が顧客の対応(接客の対応)が不可能である場合に押下されるスイッチである。アクティブタグは、スイッチB503が押下されると、携帯端末100に接客の対応が不可能であることを示す情報(NG)(応答データ)を送信する。
【0071】
次に、図3のフローチャートの処理の続きを、図4を用いて説明する。
【0072】
図4は、図3に示す第1の制御処理手順を示すフローチャートの処理の続きを示すフローチャートである。
【0073】
携帯端末100のCPU201は、ステップS312又はステップS313で指示したアクティブタグから、応答データを受信したか否かを判定する(ステップS401)。
【0074】
そして、応答データを受信していないと判定された場合は(ステップS401:NO)、応答データを受信していないことを示す情報(無)を、応答データを送信していないアクティブタグの回答705に表示する。
【0075】
また、応答データを受信したと判定した場合(ステップS401:YES)、その応答データが、接客の対応が可能であることを示す情報(OK)(すなわち、呼び出されることが可能であることを示す可能情報)であるか否かを判定する(ステップS402)。
【0076】
そして、接客の対応が可能であることを示す情報(OK)を受信したと判定された場合(ステップS402:YES)、応答データを送信したアクティブタグの回答705に「OK」を表示する。一方、ステップS402で、接客の対応が可能であることを示す情報(OK)ではなく、接客の対応が不可能であることを示す情報(NG)を受信したと判定された場合は(ステップS402:NO)、応答データを送信したアクティブタグの回答705に「NG」を表示する(ステップS402)。
【0077】
携帯端末100のCPU201は、ステップS403、ステップS404、ステップS405で、各従業員のアクティブタグ毎の回答705に、「NG」、「OK」、「無」のいずれかを表示すると、処理をステップS406に移行する。
【0078】
携帯端末100のCPU201は、アクティブタグから、接客の対応が可能であることを示す情報(OK)を受信したかを判定し(ステップS406)、当該情報(OK)を受信したと判定された場合は(S406:YES)、当該情報(OK)を送信したアクティブタグ以外の、ステップS312又はステップS313で点灯指示を送信したアクティブタグに対して、青色のランプの点灯指示(呼び出しの停止を知らせるための停止指示)、及び、ステップS312又はステップS313での点灯指示に従って実行した点灯を消すことを示す消灯指示を送信する(ステップS413)。本実施例では、ステップS413で青色のランプを点灯指示するようにしたが、青色のランプの代わりに緑色のランプ等の点灯指示をするように変更してもよい。これは、使用するアクティブタグに応じて、適宜、変更することができる。なお、ステップS312、ステップS313で点灯指示したランプの色も同様である。
【0079】
次に、当該消灯指示と、当該青色のランプの点灯指示とを携帯端末100から受信したアクティブタグは、ステップS312又はステップS313での処理による点灯を消灯し、LEDランプ501を青色に点灯するように制御する。そして、所定時間経過後に当該点灯した青色を消灯する。
【0080】
これにより、従業員は、青色に点灯されたことを確認すると、接客対応の担当が他の従業員に決まったと認識することが可能となる。
【0081】
また、ステップS413において、接客の対応が可能であることを示す情報(OK)を送信したアクティブタグに対して、青色のランプの点灯指示、及び、ブザーの鳴動指示を送信するようにしてもよい。これにより、従業員は、アクティブタグが青色に点灯し、ブザーが鳴動していることを確認すると、接客対応の担当が自分に決まったと認識し、携帯端末100のところに行き、要求されている接客の対応を行うことが可能となる。
【0082】
また、上述したステップS413の説明では、接客の対応が可能であることを示す情報(OK)が1人の従業員のアクティブタグからのみ送信されてきた場合を想定して説明したが、接客の対応が可能であることを示す情報(OK)が複数の従業員のアクティブタグから送信されてきた場合は、最初に当該情報(OK)を送信したアクティブタグに対してのみ、青色のランプの点灯指示、及び、ブザーの鳴動指示を送信するようにしてもよい。その場合は、色のランプの点灯指示、及びブザーの鳴動指示を送信したアクティブタグ以外の、ステップS312又はステップS313で点灯指示を送信したアクティブタグに対して、青色のランプの点灯指示、及び、ステップS312又はステップS313での点灯指示に従って実行した点灯を消すことを示す消灯指示を送信する。
【0083】
携帯端末100のCPU201は、ステップS413の処理を実行すると、処理をステップS301に移行する。
【0084】
携帯端末100のCPU201は、ステップS406において、アクティブタグから、接客の対応が可能であることを示す情報(OK)を受信していないと判定された場合は(NO)、ステップS312又はステップS313で指示を送信した全てのアクティブタグから応答データを受信できたかを判定する(ステップS407)。そして、当該全てのアクティブタグから、応答データを受信したと判定された場合は(ステップS407:YES)、処理をステップS408に移行する。一方、当該全てのアクティブタグから、応答データを受信していないと判定された場合は(ステップS407:NO)、処理をステップS401に移行し、応答データの受信を待つ。
【0085】
次に、携帯端末100のCPU201は、ステップS408において、ステップS312又はステップS313で指示を送信してから所定時間経過したか否か(所定期間内であるか否か)を判定する(ステップS408)。そして、所定時間経過したと判定された場合は(ステップS408:YES)、処理をステップS409に移行する。一方、所定時間経過していないと判定された場合は(ステップS408:NO)、処理をステップS401に移行する。ここで、ステップS408の処理をステップS406でNOと判定された場合にも実行するようにしてもよい。すなわち、ステップS406において、アクティブタグから、接客の対応が可能であることを示す情報(OK)を受信していないと判定された場合に、ステップS312又はステップS313で指示を送信してから所定時間経過したかを判定し、所定時間経過したと判定された場合に、処理をステップS409に移行し、所定時間経過していないと判定された場合に、ステップS407の処理を実行するようにしてもよい。
【0086】
次に、携帯端末100のCPU201は、ステップS409において、従業員検索結果呼出画面700のメッセージ欄708に、接客可能な従業員が見つからなかった旨の表示を行い、処理をステップS410に移行する。
【0087】
次に、携帯端末100のCPU201は、ステップS313で赤色のランプの点灯指示を送信したか否かを判定する(ステップS410)。
【0088】
そして、ステップS313で赤色のランプの点灯指示を送信していると判定された場合は(ステップS410:YES)、赤色のランプの点灯指示と、ブザーの鳴動指示とを、ステップS312又はステップS313で指示を送信したアクティブタグに対して送信する(ステップS411)。
【0089】
一方、ステップS313で赤色のランプの点灯指示を送信していないと判定された場合は、緊急フラグを設定し、処理をステップS310に移行する。
【0090】
携帯端末100のCPU201は、ステップS411において、赤色のランプの点灯指示と、ブザーの鳴動指示とを送信すると、処理をステップS401に移行して、アクティブタグからの応答データの受信を待つ。
【0091】
以上説明したように、本実施の形態によれば、RFIDのタグへの呼び出し指示を段階的に変えることにより、従業員を効率良く呼び出すことができる。
【0092】
すなわち、商品知識を有した店員(従業員)に、呼び出しの優先度(緊急度など)を伝えると共に、呼び出しを行うことができるので、当該店員を効率的に呼び出すことが可能となる。
【0093】
以上、本発明の一実施形態を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0094】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0095】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0096】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0097】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0098】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0099】
100 携帯端末 101 アクティブタグ 102 アクティブタグ 103 アクティブタグ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
RFIDを備える携帯装置と相互に通信可能な情報処理装置であって、
前記携帯装置を有するユーザに関するユーザ情報と、該携帯装置を特定するための携帯装置特定情報とを含むユーザ管理情報を記憶する記憶手段と、
前記ユーザ情報を含む検索条件を入力する入力手段と、
前記入力手段で入力された検索条件を満たす携帯装置の携帯装置特定情報を、前記記憶手段に記憶されたユーザ管理情報の中から検索する検索手段と、
前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、第1の呼出指示を送信する第1の送信手段と、
前記第1の送信手段による第1の呼出指示の送信に応答して、前記携帯装置から、呼び出されることが可能であることを示す可能情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により前記可能情報を、前記第1の送信手段による第1の呼出指示を送信してから所定期間に受信したかを判定する判定手段と、
前記判定手段で、前記可能情報を前記所定期間に受信していないと判定された場合は、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、第2の呼出指示を送信し、一方、前記判定手段で、前記可能情報を前記所定期間内に受信したと判定された場合は、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置のうち、当該可能情報を送信した携帯装置以外の携帯装置に、呼び出しの停止を知らせるための停止指示を送信する第2の送信手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記検索手段で検索された携帯装置特定情報の数が所定数以下であるかを判定する指示数判定手段と、
を更に備え、
前記第1の送信手段は、前記指示数判定手段で、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報の数が所定数以下であると判定された場合に、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、前記第1の呼出指示とは異なる呼出指示を送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置のうち、通信可能な前記携帯装置を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された前記携帯装置の数が、所定数以下であるかを判定する装置数判定手段と、
を更に備え、
前記第1の送信手段は、前記装置数判定手段で、前記検出手段で検出された前記携帯装置の数が、所定数以下であると判定された場合に、前記検出手段で検出された前記携帯装置に、前記第1の呼出指示とは異なる呼出指示を送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
RFIDを備える携帯装置と相互に通信可能であり、前記携帯装置を有するユーザに関するユーザ情報と、該携帯装置を特定するための携帯装置特定情報とを含むユーザ管理情報を記憶する記憶手段を備えた情報処理装置における情報処理方法であって、
前記情報処理装置の入力手段が、前記ユーザ情報を含む検索条件を入力する入力工程と、
前記情報処理装置の検索手段が、前記入力工程で入力された検索条件を満たす携帯装置の携帯装置特定情報を、前記記憶手段に記憶されたユーザ管理情報の中から検索する検索工程と、
前記情報処理装置の第1の送信手段が、前記検索工程で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、第1の呼出指示を送信する第1の送信工程と、
前記情報処理装置の判定手段が、前記第1の送信工程による第1の呼出指示の送信に応答して、前記携帯装置から、呼び出されることが可能であることを示す可能情報を受信する受信工程と、
前記情報処理装置の判定手段が、前記受信工程により前記可能情報を、前記第1の送信手段による第1の呼出指示を送信してから所定期間に受信したかを判定する判定工程と、
前記情報処理装置の第2の送信手段が、前記判定工程で、前記可能情報を前記所定期間に受信していないと判定された場合は、前記検索工程で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、第2の呼出指示を送信し、一方、前記判定工程で、前記可能情報を前記所定期間内に受信したと判定された場合は、前記検索工程で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置のうち、当該可能情報を送信した携帯装置以外の携帯装置に、呼び出しの停止を知らせるための停止指示を送信する第2の送信工程と、
を備えることを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】
前記情報処理装置の指示数判定手段が、前記検索工程で検索された携帯装置特定情報の数が所定数以下であるかを判定する指示数判定工程と、
を更に備え、
前記第1の送信工程は、前記指示数判定工程で、前記検索工程で検索された携帯装置特定情報の数が所定数以下であると判定された場合に、前記検索工程で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、前記第1の呼出指示とは異なる呼出指示を送信することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記情報処理装置の検出手段が、前記検索工程で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置のうち、通信可能な前記携帯装置を検出する検出工程と、
前記情報処理装置の装置数判定手段が、前記検出工程で検出された前記携帯装置の数が、所定数以下であるかを判定する装置数判定工程と、
を更に備え、
前記第1の送信工程は、前記装置数判定工程で、前記検出工程で検出された前記携帯装置の数が、所定数以下であると判定された場合に、前記検出工程で検出された前記携帯装置に、前記第1の呼出指示とは異なる呼出指示を送信することを特徴とする請求項4に記載の情報処理方法。
【請求項7】
RFIDを備える携帯装置と相互に通信可能であり、前記携帯装置を有するユーザに関するユーザ情報と、該携帯装置を特定するための携帯装置特定情報とを含むユーザ管理情報を記憶する記憶手段を備えた情報処理装置で読み取り実行可能なプログラムあって、
前記情報処理装置を、
前記ユーザ情報を含む検索条件を入力する入力手段と、
前記入力手段で入力された検索条件を満たす携帯装置の携帯装置特定情報を、前記記憶手段に記憶されたユーザ管理情報の中から検索する検索手段と、
前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、第1の呼出指示を送信する第1の送信手段と、
前記第1の送信手段による第1の呼出指示の送信に応答して、前記携帯装置から、呼び出されることが可能であることを示す可能情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により前記可能情報を、前記第1の送信手段による第1の呼出指示を送信してから所定期間に受信したかを判定する判定手段と、
前記判定手段で、前記可能情報を前記所定期間に受信していないと判定された場合は、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、第2の呼出指示を送信し、一方、前記判定手段で、前記可能情報を前記所定期間内に受信したと判定された場合は、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置のうち、当該可能情報を送信した携帯装置以外の携帯装置に、呼び出しの停止を知らせるための停止指示を送信する第2の送信手段として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項8】
前記検索手段で検索された携帯装置特定情報の数が所定数以下であるかを判定する指示数判定手段として更に機能させ、
前記第1の送信手段は、前記指示数判定手段で、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報の数が所定数以下であると判定された場合に、前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置に、前記第1の呼出指示とは異なる呼出指示を送信することを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記検索手段で検索された携帯装置特定情報から特定される携帯装置のうち、通信可能な前記携帯装置を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された前記携帯装置の数が、所定数以下であるかを判定する装置数判定手段として更に機能させ、
前記第1の送信手段は、前記装置数判定手段で、前記検出手段で検出された前記携帯装置の数が、所定数以下であると判定された場合に、前記検出手段で検出された前記携帯装置に、前記第1の呼出指示とは異なる呼出指示を送信することを特徴とする請求項7に記載のプログラム。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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