説明

情報処理装置、画像形成装置及びプログラム

【課題】残留トナーを収容する回収容器内のトナー量の予測精度を向上させる技術を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、記録媒体へ転写される第1画像データのトナー像、又は記録媒体へ転写されない第2画像データのトナー像を画像形成部で形成し、画像形成部において残留したトナーをトナー回収容器に回収する。トナー検知部において、トナー回収容器に回収されたトナー量が第1許容量に達したことが検知された場合、画像形成部で形成される第1画像データのトナー像が転写された記録媒体の数を計数すると共に、第1画像データと第2画像データの各画像量を、第1画像データと第2画像データについて定められた各補正係数を用いて補正し、補正後の各画像量を合わせた累積値が第1閾値に達した場合、又は計数した記録媒体の数の累積値が第2閾値に達した場合、トナー回収容器のトナー量が第2許容量に達したことを報知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、像保持体にトナー像を形成し、像保持体に残留したトナーを除去して廃トナー容器に収容する画像形成装置において、廃トナー容器に収容されるトナーが許容量を超えたか否か判定する技術が開示されている。具体的には、この技術は、トナー像が形成された転写材の数と、トナー像の形成に係る画像量とを計数し、転写材の数が第1閾値となるか、又は画像量が第2閾値となる場合に廃トナー容器に収容されたトナー量が許容量を超えたと判定するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−288353号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、残留トナーを収容する回収容器内のトナー量の予測精度を向上させる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、記録媒体に転写される第1画像データに基づくトナー像、及び前記記録媒体に転写されない第2画像データに基づくトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部における残留トナーを回収容器に回収するトナー回収部とを有する画像形成装置において、当該回収容器に回収されたトナー量が予め定められた第1許容量に達した場合、前記画像形成装置で形成される前記第1画像データと前記2画像データの各トナー像で使用されたトナー量を表す画像量を各々取得する第1取得手段と、前記第1画像データと前記第2画像データの各々について予め定められた補正係数を用いて、前記第1取得手段で取得された前記第1画像データと前記第2画像データの前記各画像量を補正する補正手段と、前記補正手段で補正された前記第1画像データの前記画像量と前記第2画像データの前記画像量とを合わせた累積値が予め定められた第1閾値に達した場合に、前記回収容器における前記トナー量が第2許容量に達したことを報知する報知情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
本発明の請求項2に係る情報処理装置は、上記情報処理装置において、前記回収容器に回収されたトナー量が予め定められた第1許容量に達した場合、前記第1画像データのトナー像が転写された前記記録媒体の数を取得する第2取得手段を備え、前記出力手段は、前記第2取得手段で取得された前記記録媒体の数が、前記第1閾値に対応する前記記録媒体の数を示す第2閾値に達した場合に前記報知情報を出力することを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項3に係る情報処理装置は、上記情報処理装置において、前記補正手段は、前記画像形成装置において前記第1画像データのトナー像が前記記録媒体に転写されたか否かに応じて定められた前記第1画像データの補正係数を用いて、前記第1画像データの前記画像量を補正することを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項4に係る情報処理装置は、上記情報処理装置において、前記補正手段は、前記画像形成装置内の温度と湿度の少なくとも一方を示す環境情報に対応する前記第1画像データの補正係数を用いて、前記第1画像データの前記画像量を補正することを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項5に係る情報処理装置は、上記情報処理装置において、前記補正手段は、前記画像形成装置において前記第1画像データのトナー像が転写される前記記録媒体の種別に応じた前記第1画像データの補正係数を用いて、前記第1画像データの前記画像量を補正することを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、記録媒体に転写される第1画像データに基づくトナー像、及び前記記録媒体に転写されない第2画像データに基づくトナー像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段における残留トナーを回収容器に回収するトナー回収手段と、前記回収容器に回収されたトナー量が予め定められた第1許容量に達した場合に、記画像形成手段で形成される前記第1画像データと前記2画像データの各トナー像に使用されたトナー量を表す画像量を各々取得する第1取得手段と、前記第1画像データと前記第2画像データの各々について予め定められた補正係数を用いて、前記第1取得手段で取得された前記第1画像データと前記第2画像データの前記各画像量を補正する補正手段と、前記補正手段で補正された前記第1画像データの前記画像量と前記第2画像データの前記画像量とを合わせた累積値が予め定められた第1閾値に達した場合に、前記回収容器における前記トナー量が第2許容量に達したことを報知する報知情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項7に係るプログラムは、コンピュータを、記録媒体に転写される第1画像データに基づくトナー像、及び前記記録媒体に転写されない第2画像データに基づくトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部における残留トナーを回収容器に回収するトナー回収部とを有する画像形成装置において、当該回収容器に回収されたトナー量が予め定められた第1許容量に達した場合、前記画像形成装置で形成される前記第1画像データと前記2画像データの各トナー像で使用されたトナー量を表す画像量を各々取得する第1取得手段と、前記第1画像データと前記第2画像データの各々について予め定められた補正係数を用いて、前記第1取得手段で取得された前記第1画像データと前記第2画像データの前記各画像量を補正する補正手段と、前記補正手段で補正された前記第1画像データの前記画像量と前記第2画像データの前記画像量とを合わせた累積値が予め定められた第1閾値に達した場合に、前記回収容器における前記トナー量が第2許容量に達したことを報知する報知情報を出力する出力手段として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1、6、及び7に係る発明によれば、画像形成装置で形成される画像の画像量を補正しない場合と比べ、画像形成装置における残留トナーを収容する回収容器内のトナー量の予測精度が向上する。
【0013】
請求項2に係る発明によれば、画像形成装置で転写される記録媒体の数に応じて回収容器に回収されるトナー量を予測することができる。
【0014】
請求項3に係る発明によれば、記録媒体に画像が転写されたか否かに応じた画像量の補正を行わない場合と比べてより正確に回収容器に回収されるトナー量を予測することができる。
【0015】
請求項4に係る発明によれば、画像形成装置内の温度と湿度に応じた画像量に補正することができる。
【0016】
請求項5に係る発明によれば、第1画像が転写される記録媒体の種別に応じた画像量に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。
【図2】実施形態に係る画像形成部の構成例を示す図である。
【図3】実施形態に係るトナー回収容器を表す図である。
【図4】実施形態に係る制御部の機能ブロックを示す図である。
【図5】実施形態に係る補正係数テーブルを例示した図である。
【図6】実施形態における予測処理を示す動作フロー図である。
【図7】実施形態における累積ページ数と累積ピクセルカウント値の推移を表す図である。
【図8】変形例(1)における補正係数テーブルを例示した図である。
【図9】変形例(2)における補正係数テーブルを例示した図である。
【図10】変形例(3)に係る補正係数テーブルを例示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
<概要>
本発明に係る情報処理装置は、画像形成装置において転写されずに残留したトナーが回収される回収容器におけるトナー量を予測する。以下、本発明に係る情報処理装置を含む画像形成装置を説明する。
(構成)
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。画像形成装置10は、電子写真方式によるプリンタである。図1に示すように、画像形成装置10は、制御部11、記憶部12、画像形成部13、トナー検知部14、UI部15、通信部16を有する。
【0019】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aと、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含むメモリ11bとを有する。CPU11aは、ROM又は記憶部12に記憶されている制御プログラムを実行することにより制御部11と接続されている各部を制御する。具体的には、通信部16を介して図示しないPCから指示された画像データに基づく画像(以下、指示画像と言う)を用紙などの記録媒体に形成する画像形成処理を画像形成部13に行わせると共に、画像形成部13から回収されたトナーの回収容器における堆積量を予測する予測処理を行う。また、制御部11は、画像形成部13に保持されているトナーの劣化防止等の目的で、予め定められたタイミングで画像形成部13内のトナーを強制的に吐き出させるための画像(以下、トナーバンドと言う)を形成する処理を行う。このタイミングは、例えば、画像形成装置10の電源がオンにされたとき、画像形成部13において画像形成処理の時間間隔が予め定められた時間以上である場合、又はユーザによって指示されたタイミングなどである。なお、制御部11は、本発明に係る情報処理装置の一例であり、上記指示画像の画像データは本発明に係る第1画像データの一例であり、トナーバンドの画像データは本発明に係る第2画像データの一例である。
【0020】
記憶部12は、ハードディスクなどの記憶装置である。記憶部12は、制御部11の制御の下、各種データの書き込みや読み出しを行う。記憶部12には、後述する補正係数テーブルが予め記憶されており、補正係数テーブルは予測処理が行われる際に読み出される。
【0021】
次に、画像形成部13について説明する。図2(a)は、本実施形態に係る画像形成部13の構成を示す図である。本実施形態では、画像形成部13は、各色(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K))に各々対応する感光体132を有する画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kによりカラー画像を中間転写方式で形成する例について説明する。画像形成部13は、制御部11の制御の下、各画像形成ユニットにより帯電、露光、現像、転写、定着の各処理を行って指示された画像データに基づくカラー画像を用紙などの記録媒体に形成する。以下、画像形成ユニットと画像形成に関わる周辺の構成について説明する。なお、画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの構成は共通しているため、画像形成ユニット13Yを例にして説明する。
【0022】
図2(b)は、画像形成ユニット13Yの構成例を示す図である。画像形成ユニット13Yは、感光体132、帯電装置133、露光装置134、現像装置135、クリーニング装置136を有する。感光体132は、表面に光導電膜が形成された円筒状の部材で構成され、表面の露光によって形成された静電潜像を保持し、図示しないモータの駆動により感光体132の軸(紙面に対して垂直方向)を中心として図中矢印の方向に回転する。帯電装置133は、感光体132の表面に接触して配置され、感光体132の回転に従動して回転する帯電ロールを有し、図示しない電圧印加部により帯電ロールに電圧を印加することで感光体132の表面をある電位に帯電させる。露光装置134は、画像データに応じて感光体132の表面を露光して感光体132の表面に静電潜像を形成する。現像装置135は、感光体132の表面に形成された静電潜像を現像剤であるトナーにより現像する。クリーニング装置136は、本発明に係るトナー回収部の一例である。クリーニング装置136は、感光体132表面に押圧されて配置され、感光体132の表面において転写されずに残留したトナーを除去する除去部材136aと、除去部材136aによって回収されたトナーを収納する容器136bとを有する。容器136aには、容器136a内のトナーを後述するトナー回収容器141に搬送するための搬送路140に排出する排出口136cが設けられている。
【0023】
図2(a)に戻り、画像形成に関わる周辺の構成について説明する。一次転写ロール210は、中間転写ベルト250を介して感光体132と対向する位置に設けられている。感光体132には、図示しない電圧印加部により、一次転写ロール210と中間転写ベルト250とを介して、トナーが帯電する極性とは逆極性の一次転写電圧が印加される。一次転写電圧の印加により、感光体132と中間転写ベルト250とに電位差が生じて、帯電しているトナーが中間転写ベルト250に移動する。中間転写ベルト250は、無端のベルトであり、複数のロール251により回転可能に支持されて矢印方向に回転する。二次転写ロール211aとバックアップロール211bは、中間転写ベルト250を挟んで対向する位置に設けられ、ニップ部を形成している。記録媒体は、ニップ部において中間転写ベルト250と接触し、図示しない電圧印加部により、二次転写ロール211aを介して中間転写ベルト250に二次転写電圧が印加されることで、中間転写ベルト250から記録媒体にトナー像が二次転写される。定着装置212は、定着ローラ212aと加圧ローラ212bとが対向して配置され、ニップ部を形成している。定着装置212は、定着ローラ212aと加圧ローラ212bのニップ部において記録媒体を搬送しつつ、加熱された定着ローラ212a、及び加圧ローラ212bによりそのトナー像を記録媒体に定着させる。定着装置212でトナー像が定着された記録媒体は、制御部11の制御により排出される。
【0024】
クリーニング装置260は、本発明に係るトナー回収部の一例である。クリーニング装置260は、二次転写された後の中間転写ベルト250に残留しているトナーを除去部材260aにより除去し、除去したトナーを容器260bに収納する。容器260bは、容器260b内のトナーを後述するトナー回収容器141に搬送する搬送路140に排出する排出口260cが設けられている。クリーニング装置136、260の各排出口136c、260から排出されたトナーは、搬送路140を通じてトナー回収容器141に搬送される。以上が、画像形成部13の構成である。
【0025】
次に、トナー回収容器141とトナー検知部14について説明する。本発明に係る回収容器の一例であるトナー回収容器141には、光センサなどで構成されたトナー検知部14が設けられている。図3は、トナー回収容器141を模式的に表した図である。本実施形態では、トナー回収容器141に堆積するトナーの量(以下、トナー堆積量と言う)がトナー回収容器141の高さh1となる第1許容量に達したか否かをトナー検知部14により検知する。トナー回収容器141の高さh2となる第2許容量はトナー回収容器141においてトナーを収容可能な上限であり、トナー検知部14によって第1許容量までトナーが堆積していることが検知された後、予測処理により、第2許容量までトナー堆積量が達したか否かが予測される。
【0026】
トナー堆積量が第1許容量に達したか否かの検知方法について説明する。トナー回収容器141における2つの壁面において第1許容量の高さh1の位置には、トナー検知部14から照射される光を透過させる透過部(不図示)が設けられており、一方の壁面側から照射された光を受光する受光部(不図示)が他方の壁面側に設けられている。トナー検知部14は、照射した光が受光部で受光されれば第1許容量までトナーが堆積していない状態であることを検知し、照射した光がトナー回収容器141内に堆積しているトナーによって遮断されて受光部で受光されなければ第1許容量までトナーが堆積している状態であることを検知する。トナー検知部14は、第1許容量までトナーが堆積している状態を検知した場合に、第1許容量までトナーが堆積していることを示す情報(以下、堆積情報と言う)を制御部11に出力する。
【0027】
図1に戻り説明を続ける。UI(User Interface)部16は、タッチパネルとキーとを有する。UI部15は、ユーザがタッチパネルとキーを操作した内容を示す操作信号を制御部11に送出し、また、制御部11の制御の下、指示された画像をタッチパネルに表示する。通信部16は、有線又は無線LANなどの通信プロトコルに準拠した通信インタフェースであり、制御部11の制御の下、通信接続されたPCとでデータのやりとりを行う。
【0028】
(制御部11の機能ブロック)
次に、制御部11における予測処理に係る機能について説明する。図4は、制御部11の機能ブロック図である。図4に示すように、制御部11は、受付部111、第1取得部112、第2取得部113、補正部114、及び出力部115を有する。
【0029】
受付部111は、トナー検知部14から堆積情報を受け付ける。第1取得部112は、画像形成部13の画像形成処理で形成される指示画像とトナーバンドの各画像データのピクセルカウント値を取得する。具体的には、第1取得部112は、通信部16を介して取得した指示画像を画像形成部13において形成する場合には、その指示画像の画像データの画素数、つまり、感光体132表面に静電潜像を形成する際の露光ドット数をピクセルカウント値としてドットカウンタにより計数する。また、第1取得部112は、予め定められたタイミングでトナーバンドを画像形成部13において形成する場合には、記憶部12内に記憶されているトナーバンドの画像データの画素数をピクセルカウント値として計数する。なお、第1取得部112は、本発明に係る第1取得手段の一例である。また、感光体132にトナー像が形成される際、トナー像に使用されるトナー量はピクセルカウント値に応じて決められる。よって、ピクセルカウント値は、トナー像に使用されたトナー量を表わすものであり、本発明に係る画像量の一例である。
【0030】
第2取得部113は、本発明に係る第2取得手段の一例である。第2取得部113は、画像形成部13で印刷された記録媒体のページ数を計数する。補正部114は、本発明に係る補正手段の一例である。補正部114は、第1取得部112で取得されたピクセルカウント値の画像データ(指示画像又はトナーバンドの画像データ)に応じた補正係数を記憶部12内の補正係数テーブルから読み出し、読み出した補正係数をそのピクセルカウント値に乗算することによりピクセルカウント値を補正する。ここで、補正係数テーブルについて説明する。
【0031】
図5は、補正係数テーブルの構成及びデータを例示した図である。補正係数テーブル400には、トナーバンドと指示画像とに対応する係数(α、β)が記憶されている。トナーバンドのトナー像は感光体132に形成され、指示画像のトナー像は感光体132に形成されて中間転写ベルト250に一次転写される。感光体132表面に形成されたトナーバンドのトナー像は、クリーニング装置136によってほとんど回収されるのに対し、指示画像のトナー像は、記録媒体に二次転写された後、感光体132及び中間転写ベルト250からクリーニング装置260とクリーニング装置136によって回収される。トナーバンドと指示画像の各残留トナーが回収される割合は、指示画像よりもトナーバンドの方が多くなる。そのため、本実施形態では、例えば、トナーバンドの係数を1.0、指示画像の係数を0.5とし、トナーバンドより指示画像の係数が小さくなるように設定されている。
【0032】
出力部115は、本発明に係る出力手段の一例である。出力部115は、補正部114によって算出されるピクセルカウント値の累積値と、第2取得部で取得されるページ数の累積値に応じてトナー回収容器141の交換を促す報知情報をUI部15に出力する。具体的には、出力部115は、トナー回収容器141の第1許容量に達した後の累積ピクセルカウント値と累積ページ数のいずれか一方が、第1許容量から第2許容量に達するまでの容量に対して予め設定されたピクセルカウント値又はページ数の各閾値を超えている場合に、トナー回収容器141の第2許容量にトナー堆積量が達したものと推定し、トナー回収容器141の交換をユーザに促す。つまり、本実施形態では、トナー回収容器141におけるトナー堆積量を予測する指標として、トナーバンドと指示画像とに応じたピクセルカウント値と記録媒体のページ数とが用いられる。なお、本実施形態では、第1許容量から第2許容量に達するまでにある条件下で出力可能なピクセルカウント値とピクセルカウント値に対応する記録媒体のページ数が各閾値として設定されている。
【0033】
(動作例)
次に、本実施形態に係る画像形成装置10の動作について説明する。図6は、画像形成装置10の予測処理を示す動作フロー図である。以下、画像形成装置10の制御部11は、トナー検知部14によりトナー回収容器141の第1許容量までトナー堆積量が達していることを示す堆積情報が送出されている状態であり、記憶部12内の予め定められられた領域には、累積ピクセルカウント値と累積ページ数の初期値として「0」が記憶されていることを前提として説明する。
【0034】
制御部11は、通信部16を介して指示画像の画像データを取得した場合には(ステップS11:YES)、取得した画像データを画像形成部13に送出すると共に、その画像データの画素数を計数し、計数結果を指示画像のピクセルカウント値としてメモリ11bに一時記憶する(ステップS12)。
【0035】
制御部11は、画像形成部13において、その画像データに基づくトナー像を各感光体132に形成して中間転写ベルト250に一次転写した後、そのトナー像を記録媒体に二次転写して記録媒体を排出する。また、制御部11は、二次転写された記録媒体のページ数を計数し、計数結果をメモリ11bに一時記憶させる(ステップS13)。そして、制御部11は、画像形成部13のクリーニング装置136により各感光体132表面の残留トナーを回収すると共に、中間転写ベルト250における残留トナーをクリーニング装置260により回収する(ステップS14)。
【0036】
制御部11は、ステップS12においてメモリ11bに記憶させたピクセルカウント値を読み出すと共に、記憶部12の補正係数テーブル400から指示画像に対応する補正係数βを読み出し、その補正係数とそのピクセルカウント値とを乗算してピクセルカウント値を補正する(ステップS15)。制御部11は、補正後のピクセルカウント値を記憶部12内の累積ピクセルカウント値に加算して、累積ピクセルカウント値を更新すると共に、ステップS13においてメモリ11bに記憶させたページ数を読み出し、記憶部12内の累積ページ数にそのページ数を加算して累積ページ数を更新する(ステップS16)。
【0037】
制御部11は、記憶部12内の累積ピクセルカウント値と累積ページ数のいずれか一方が、各々に対応する予め定められた閾値に達しているか否かを判断する(ステップS17)。制御部11は、累積ピクセルカウント値と累積ページ数のいずれか一方が、各々に対応する予め定められた閾値に達していると判断した場合には(ステップS17:YES)、トナー回収容器141の交換を促す画像を報知情報としてUI部15に表示する(ステップS18)。また、制御部11は、累積ピクセルカウント値と累積ページ数のいずれか一方が、各々に対応する予め定められた閾値に達していないと判断した場合には(ステップS17:NO)、ステップS11に戻って上述した処理を行う。
【0038】
また、制御部11は、指示画像の画像データを通信部16を介して受け付けていない場合において(ステップS11:NO)、例えば画像形成装置10の電源がオフからオンにされた場合など、トナーバンドを形成するタイミングが到来したとき(ステップS19:YES)、記憶部12に記憶されているトナーバンドの画像データのピクセルカウント値を計数し、計数結果をメモリ11bに一時記憶させる(ステップS20)。そして、制御部11は、画像形成部13によりそのトナーバンドの画像データに基づくトナー像を形成し(ステップS21)、画像形成部13のクリーニング装置136により各感光体132表面の残留トナーが回収される。
【0039】
制御部11は、メモリ11bに記憶させたトナーバンドのピクセルカウント値を読み出すと共に、記憶部12内の補正係数テーブル400からトナーバンドに対応する補正係数αを読み出し、そのピクセルカウント値に補正係数αを乗算してピクセルカウント値を補正する(ステップS22)。制御部11は、ステップS16に移行し、記憶部12内の累積ピクセルカウント値を読み出し、補正後のピクセルカウント値を累積ピクセルカウント値に加算して累積ピクセルカウント値を更新してステップS17以下の処理を行う。なお、ステップS19において、トナーバンドを形成するタイミングではない場合(ステップS19:NO)、制御部11は、ステップS11に処理を移行する。
【0040】
図7は、トナーバンドと指示画像とに応じた係数を用いて各々のピクセルカウント値を補正する場合と補正しない場合の累積ピクセルカウント値と累積ページ数の推移を示す図である。この図において、ピクセルカウント値を補正しない場合の推移は実線A1、B1で表し、ピクセルカウント値を補正する場合の推移を破線A2、B2で表している。また、推移A1、A2は、例えば像密度とフルカラー比率の平均が5%と20%の場合を示し、推移B1、B2は、例えば像密度とフルカラー比率の平均が5%と100%である場合を示している。像密度は、記録媒体のサイズに対する指示画像の画素の割合であり、フルカラー比率は、カラー及びモノクロの指示画像が転写された記録媒体の全ページ数に対してカラーの指示画像が転写された記録媒体のページ数の割合である。ページ数とピクセルカウント値の各閾値は、像密度5%、フルカラー比率20%であるときに、トナー回収容器141の第1許容量から第2許容量に達するまでに出力可能な累積ページ数と累積ピクセルカウント値である。
【0041】
フルカラー比率が20%の場合には、フルカラー比率100%の場合よりもトナーバンドが形成されることが想定される。そのため、推移A1、A2は、指示画像が画像形成される毎にある傾きでページ数とピクセルカウント値とが増加し、トナーバンドが画像形成される毎にページ数は増加せずピクセルカウント値が増加している。また、フルカラー比率が100%の場合は、フルカラー比率20%の場合よりトナーバンドが形成されないと想定される。そのため、推移B1、B2においては、トナーバンドの画像形成による推移が含まれておらず、指示画像が画像形成される毎にある傾きでページ数とピクセルカウント値が増加している。この図に示すように、推移A1と比べてフルカラー比率が高い推移B1は、推移A1よりも早いタイミングでピクセルカウント値が閾値に達している。推移A1及びB1の像密度とフルカラー比率の条件において、指示画像とトナーバンドに応じた係数を用いて各画像のピクセルカウント値を補正した場合、あるページ数において、推移A2及びB2が示す累積ピクセルカウント値は推移A1とB1よりも小さくなる。その結果、推移B2で示されるように、像密度5%、フルカラー比率100%の条件においてはピクセルカウント値が閾値に達したときのページ数は補正しない場合よりも多くなる。この結果は、トナーバンドの画像形成がされにくい条件、例えば、像密度5%・フルカラー比率100%、像密度20%・フルカラー比率20%などの条件のときに顕著に現われる。従って、上述した実施形態のように指示画像とトナーバンドに応じた係数を用いてピクセルカウント値を補正することで、ピクセルカウント値を補正しない場合と比べて、トナー回収容器141のトナー堆積量がより正確に予測され、ある像密度とフルカラー比率の条件下ではトナー回収容器141を交換するまでに出力可能なページ数が増える。
【0042】
<変形例>
本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよく、各変形例を組み合わせて実施してもよい。以下、本発明の変形例について説明する。
【0043】
(1)上述した実施形態では、トナーバンドと指示画像とに応じた係数によりトナーバンドと指示画像の各画像データのピクセルカウント値を補正する例を説明したが、指示画像のトナー像を記録媒体に転写する際に紙詰まりなどの障害が発生したか否かに応じた係数を用いて指示画像の画像データのピクセルカウント値を補正するように構成してもよい。紙詰まりなどの障害が発生した場合、中間転写ベルト250から記録媒体に二次転写されるトナー像の割合は障害が発生しない場合と比べて小さくなるため、クリーニング装置260によって中間転写ベルト250から回収されるトナーの割合は障害が発生しない場合よりも多くなる。そのため、この場合には、紙詰まりなどの障害が発生したか否か、即ち記録媒体に指示画像のトナー像が転写されたか否かを検出し、検出結果を制御部11に出力する検出部を設けるように構成する。また、図8に示すように、補正係数テーブル400aにおいて、トナーバンドの場合と、指示画像の場合において紙詰まりなどの障害が発生しない通常の場合と障害発生の場合における係数を予め記憶し、障害発生の場合の係数β2は通常の場合の係数β1より大きい値を設定するように構成する。
【0044】
(2)上述した実施形態において、画像形成装置10内の温度と湿度とに応じたトナーバンドと指示画像に対する係数を用いて、トナーバンドと指示画像の各画像データのピクセルカウント値を補正するようにしてもよい。この場合には、環境情報として画像形成装置10内の温度と湿度とを検出するためのセンサを設けるように構成する。画像形成装置10内の温度と湿度によって、指示画像のトナー像が記録媒体に転写される割合が変化するため、図9に示すように、画像形成処理における画像形成装置10内の温度と湿度とに応じたトナーバンドと指示画像に対する各係数を予め補正係数テーブル400bに記憶するように構成してもよいし、予め定められたトナーバンドと指示画像の各係数を補正するための演算式に温度と湿度とを示す情報を代入して、演算により各係数を求めるようにしてもよい。なお、本変形例では、温度と湿度とに対応するトナーバンドと指示画像の係数を用いる例を説明したが、温度と湿度のいずれか一方の環境情報に対応するトナーバンドと指示画像の係数を用いるようにしてもよい。
【0045】
(3)上述した実施形態において、指示画像が転写される記録媒体の種別(例えば、普通紙、光沢紙、エンボス紙など)に応じたトナーバンドと指示画像の各係数を用いて、トナーバンドと指示画像の各画像データのピクセルカウント値を補正するようにしてもよい。記録媒体の種別によって、指示画像のトナー像が記録媒体に転写される割合が変化するため、図10に示すように、指示画像のトナー像が転写される記録媒体の種別に応じて、トナーバンドと指示画像とに対応する各係数を予め補正係数テーブル400cに記憶するように構成してもよいし、記録媒体の種別を示す情報と予め定められたトナーバンドと指示画像の各係数を補正するための演算式により各係数を求めるようにしてもよい。この場合には、制御部11は、UI部15を介して記録媒体の種別を示す種別情報を取得し、取得した種別情報と中間転写ベルト250に形成される画像とに応じた係数を補正係数テーブル400cから選択して画像のピクセルカウント値を補正する。なお、この補正係数テーブル400cにおいて、トナーバンドのトナー像は記録媒体に転写されないため、トナーバンドの係数としては共通の値が設定されている。
【0046】
(4)上述した実施形態において、画像形成部13におけるプロセス速度に応じたトナーバンドと指示画像の各係数を用いて、トナーバンドと指示画像の各画像データのピクセルカウント値を補正するようにしてもよい。この場合には、補正係数テーブルにおいて、予め定められたプロセス速度毎にトナーバンドと指示画像とに応じた係数を記憶するように構成する。
【0047】
(5)上述した実施形態では、画像形成装置10内のトナーの劣化防止のために、トナーバンドを予め定められたタイミングで形成する例を説明したが、画像形成部13における各感光体132にトナー像が形成される頻度が少なければ各感光体132のクリーニング装置136の除去部材136aが磨耗しやすくなる。そのため、各クリーニング装置136の除去部材136aを保護する目的で、例えば、画像形成装置10の電源がオンにされたとき、または各感光体132に指示画像のトナー像が形成される時間間隔が予め定めた時間以上となる場合には、そのタイミングでトナーバンドを画像形成部13において形成するようにしてもよい。
【0048】
(6)上述した実施形態では、指示画像に対するトナー像が記録媒体に転写されたページ数の累積値と、指示画像及びトナーバンドの各ピクセルカウント値の累計値とを用いてトナー回収容器141のトナー堆積量が第2許容量に達したか否か判断する例であったが、トナー堆積量が第2許容量に達したか否かの判定を指示画像及びトナーバンドの各ピクセルカウント値の累計値に基づいて行うようにしてもよい。
【0049】
(7)上述した実施形態では、予め記憶部12内に補正係数テーブル400が記憶されている例を説明したが、例えば通信部16を介して画像形成装置10と接続された外部装置から補正係数テーブル400を取得するようにしてもよい。
【0050】
(8)上述した実施形態及び変形例では、本発明に係る情報処理装置を含む画像形成装置10において、トナー回収容器141におけるトナー堆積量の予測処理を行う例を説明したが、制御部11の予測処理に係る機能を備え、画像形成装置と通信接続されたPCやサーバなどの装置を情報処理装置として構成してもよい。
【0051】
(9)上述した実施形態では、累積ページ数又は累積ピクセルカウント値が各々の閾値に達した場合に、トナー回収容器141の交換を促す画像をUI部15に表示して報知する例であったが、報知情報として、例えば、累積ページ数又は累積ピクセルカウント値が各々の閾値に達した場合にLEDを点灯させるようにしてもよいし、現在の累積ページ数及び累積ピクセルカウント値と各閾値との差分を表す情報をUI部15に表示するようにしてもよい。
【0052】
(10)上述した実施形態及び変形例における画像形成部は、複数の現像装置が回転体の周方向に沿って設けられたいわゆるロータリー式の現像装置を備えるものでもよいし、モノクロ画像を形成するものであっても良い。
【0053】
(11)実施形態及び変形例におけるCPU11aによって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネットなどの通信手段を用いて情報処理装置又は画像形成装置にダウンロードさせてもよい。
【符号の説明】
【0054】
10・・・画像形成装置、11,21・・・制御部、12・・・記憶部、13・・・画像形成部、13Y,13M,13C,13K・・・画像形成ユニット、14・・・トナー検知部、15・・・UI部、16・・・通信部、111・・・受付部、112・・・第1取得部、113・・・第2取得部、114・・・補正部、115・・・出力部、132・・・感光体、133・・・帯電装置、134・・・露光装置、135・・・現像装置、136,260・・・クリーニング装置、136a,260a・・・除去部材、136b,260b・・・容器、140・・・搬送路、141・・・トナー回収容器、210・・・一次転写ロール、211a・・・バックアップロール、211b・・・二次転写ロール、212・・・定着装置、212a・・・定着ロール、212b・・・加圧ロール、250・・・中間転写ベルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体に転写される第1画像データに基づくトナー像、及び前記記録媒体に転写されない第2画像データに基づくトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部における残留トナーを回収容器に回収するトナー回収部とを有する画像形成装置において、当該回収容器に回収されたトナー量が予め定められた第1許容量に達した場合、前記画像形成装置で形成される前記第1画像データと前記2画像データの各トナー像で使用されたトナー量を表す画像量を各々取得する第1取得手段と、
前記第1画像データと前記第2画像データの各々について予め定められた補正係数を用いて、前記第1取得手段で取得された前記第1画像データと前記第2画像データの前記各画像量を補正する補正手段と、
前記補正手段で補正された前記第1画像データの前記画像量と前記第2画像データの前記画像量とを合わせた累積値が予め定められた第1閾値に達した場合に、前記回収容器における前記トナー量が第2許容量に達したことを報知する報知情報を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記回収容器に回収されたトナー量が予め定められた第1許容量に達した場合、前記第1画像データのトナー像が転写された前記記録媒体の数を取得する第2取得手段を備え、
前記出力手段は、前記第2取得手段で取得された前記記録媒体の数が、前記第1閾値に対応する前記記録媒体の数を示す第2閾値に達した場合に前記報知情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記補正手段は、前記画像形成装置において前記第1画像データのトナー像が前記記録媒体に転写されたか否かに応じて定められた前記第1画像データの補正係数を用いて、前記第1画像データの前記画像量を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記補正手段は、前記画像形成装置内の温度と湿度の少なくとも一方を示す環境情報に対応する前記第1画像データの補正係数を用いて、前記第1画像データの前記画像量を補正することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記補正手段は、前記画像形成装置において前記第1画像データのトナー像が転写される前記記録媒体の種別に応じた前記第1画像データの補正係数を用いて、前記第1画像データの前記画像量を補正することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
記録媒体に転写される第1画像データに基づくトナー像、及び前記記録媒体に転写されない第2画像データに基づくトナー像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段における残留トナーを回収容器に回収するトナー回収手段と、
前記回収容器に回収されたトナー量が予め定められた第1許容量に達した場合に、記画像形成手段で形成される前記第1画像データと前記2画像データの各トナー像に使用されたトナー量を表す画像量を各々取得する第1取得手段と、
前記第1画像データと前記第2画像データの各々について予め定められた補正係数を用いて、前記第1取得手段で取得された前記第1画像データと前記第2画像データの前記各画像量を補正する補正手段と、
前記補正手段で補正された前記第1画像データの前記画像量と前記第2画像データの前記画像量とを合わせた累積値が予め定められた第1閾値に達した場合に、前記回収容器における前記トナー量が第2許容量に達したことを報知する報知情報を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
コンピュータを、
記録媒体に転写される第1画像データに基づくトナー像、及び前記記録媒体に転写されない第2画像データに基づくトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部における残留トナーを回収容器に回収するトナー回収部とを有する画像形成装置において、当該回収容器に回収されたトナー量が予め定められた第1許容量に達した場合、前記画像形成装置で形成される前記第1画像データと前記2画像データの各トナー像で使用されたトナー量を表す画像量を各々取得する第1取得手段と、
前記第1画像データと前記第2画像データの各々について予め定められた補正係数を用いて、前記第1取得手段で取得された前記第1画像データと前記第2画像データの前記各画像量を補正する補正手段と、
前記補正手段で補正された前記第1画像データの前記画像量と前記第2画像データの前記画像量とを合わせた累積値が予め定められた第1閾値に達した場合に、前記回収容器における前記トナー量が第2許容量に達したことを報知する報知情報を出力する出力手段と
して機能させるためのプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2013−19942(P2013−19942A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−150874(P2011−150874)
【出願日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】