情報処理装置、録画方法及び録画システム
【課題】本発明は、ユーザにとって関心のある広告コンテンツを所定の記録媒体に対して容易に記録できるようにする。
【解決手段】ディスク状記録媒体7に対して個人の作成したパーソナルコンテンツD1、D2、D3を記録する際、パーソナルコンテンツD1、D2、D3の内容を解析することによりメタデータD1B、D2B、D3Bを生成し、メタデータD1B、D2B、D3Bに応じた広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をCM提供サーバ4〜6から取得し、ディスク記録再生部24を介してパーソナルコンテンツD1、D2、D3及び広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……をディスク状記録媒体7に記録させる。
【解決手段】ディスク状記録媒体7に対して個人の作成したパーソナルコンテンツD1、D2、D3を記録する際、パーソナルコンテンツD1、D2、D3の内容を解析することによりメタデータD1B、D2B、D3Bを生成し、メタデータD1B、D2B、D3Bに応じた広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をCM提供サーバ4〜6から取得し、ディスク記録再生部24を介してパーソナルコンテンツD1、D2、D3及び広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……をディスク状記録媒体7に記録させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、録画方法及び録画システムに関し、例えばブルーレイディスクレコーダに適用して好適なものである。
【背景技術】
【0002】
従来、DVD(Digital Versatile Disc)の表面に広告内容を示す画像を印字することにより、当該DVDを広告媒体として使用することが出来るようにした広告掲出支援システムが提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-316147公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで上述の特許文献1に記載された広告掲出支援システムでは、記録媒体であるDVDの表面に広告内容を示す画像を印字することしか出来ないので、面積との関係で印字する画像の数及び大きさが制限されるという問題があった。
【0005】
また特許文献1の広告掲出支援システムでは、記録媒体に記録された映像コンテンツと広告内容を示す画像との間に何の関係性もないので、ユーザにとってはその広告内容に興味を抱かず、十分な広告効果をあげることが出来ないという問題があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザにとって関心のある広告コンテンツを所定の記録媒体に対して容易に記録し得る情報処理装置、録画方法及び録画システムを提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明の情報処理装置においては、所定の記録媒体に対して個人の作成したパーソナルコンテンツを記録する記録手段と、パーソナルコンテンツの内容を解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成手段と、メタデータに応じた広告コンテンツを所定のサーバから取得する広告コンテンツ取得手段と、記録手段を介してパーソナルコンテンツ及び広告コンテンツを記録媒体に対して記録させる制御手段とを設けることにより、パーソナルコンテンツの内容に合致した広告コンテンツを自動的に取得して当該パーソナルコンテンツ及び当該広告コンテンツの双方を記録媒体に記録することができる。
【0008】
また本発明の録画方法においては、所定の記録媒体に対して記録すべき個人の作成したパーソナルコンテンツの内容をメタデータ生成手段によって解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成ステップと、メタデータに応じた広告コンテンツを広告コンテンツ取得手段によって所定の広告コンテンツ提供サーバから取得する広告コンテンツ取得ステップと、制御手段により所定の記録手段を介してパーソナルコンテンツ及び広告コンテンツを記録媒体に対して記録させる記録制御ステップとを有することにより、パーソナルコンテンツの内容に合致した広告コンテンツを自動的に取得して当該パーソナルコンテンツ及び当該広告コンテンツの双方を記録媒体に記録することができる。
【0009】
さらに本発明の録画システムにおいては、所定の記録媒体に対して個人の作成したパーソナルコンテンツを記録する記録手段と、パーソナルコンテンツの内容を解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成手段と、メタデータに応じた広告コンテンツを所定の広告コンテンツ提供サーバから取得する広告コンテンツ取得手段と、記録手段を介してパーソナルコンテンツ及び広告コンテンツを記録媒体に対して記録させる記録制御手段とを具える情報処理装置と、広告コンテンツを複数格納しておく広告コンテンツ記憶手段と、メタデータを受信し、当該メタデータに応じた広告コンテンツを検索して広告コンテンツ記憶手段から読み出す広告コンテンツ検索手段と、広告コンテンツを情報処理装置へ送信する送信手段とを具える広告コンテンツ提供サーバとからなるようにしたことにより、パーソナルコンテンツの内容に合致した広告コンテンツを自動的に取得して当該パーソナルコンテンツ及び当該広告コンテンツの双方を記録媒体に記録することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、パーソナルコンテンツの内容に合致した広告コンテンツを自動的に取得して当該パーソナルコンテンツ及び当該広告コンテンツの双方を記録媒体に記録することができ、かくしてユーザにとって関心のある広告コンテンツを所定の記録媒体に対して容易に記録し得る情報処理装置、録画方法及び録画システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第1の実施の形態における録画システムの全体構成を示す略線的斜視図である。
【図2】BDレコーダの回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図3】制御部による機能ブロック構成を示す略線的ブロック図である。
【図4】メニュー画面の構成を示す略線図である。
【図5】CM提供サーバの回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図6】パーソナルコンテンツ及び広告コンテンツ記録処理手順を示すフローチャートである。
【図7】メニューデザインの種類を示す略線図である。
【図8】シナリオのパターンを示す略線図である。
【図9】広告コンテンツの構成を示す略線図である。
【図10】他の実施の形態における録画システムの全体構成を示す略線的斜視図である。
【図11】他の実施の形態におけるパーソナルコンテンツと広告音声とを組み合わせたシナリオのパターン(1)を示す略線図である。
【図12】他の実施の形態におけるパーソナルコンテンツと広告映像及び広告音声とを組み合わせたシナリオのパターン(2)を示す略線図である。
【図13】他の実施の形態におけるメニュー画面の構成を示す略線図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、発明を実施するための形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.他の実施の形態
【0013】
<1.第1の実施の形態>
[1−1.広告コンテンツ録画システムの全体構成]
図1において、1は本発明の第1の実施の形態における録画システムの全体構成を示し、情報処理装置としてのブルーレイディスクレコーダ(以下、これをBDレコーダと呼ぶ。)2、当該BDレコーダ2とインターネット3を介して接続された広告コンテンツ提供サーバとしてのCM(コマーシャル)提供サーバ4、5、6とによって構成されている。
【0014】
このBDレコーダ2は、例えばHDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブル8Aを介してデジタルビデオカメラ8が接続されたとき、当該デジタルビデオカメラ8によって撮影されたユーザ個人のパーソナルコンテンツを取り込み、当該パーソナルコンテンツを内蔵のハードディスクドライブに書き込むことが出来るようになされている。
【0015】
またBDレコーダ2は、ディスク状記録媒体7としてブルーレイディスク又はDVD(Digital Versatile Disc)等を装填し得、デジタルビデオカメラ8から取り込んでハードディスクドライブに格納したパーソナルコンテンツを当該ディスク状記録媒体7に記録し得るようになされている。
【0016】
なおBDレコーダ2は、デジタルビデオカメラ8が接続されたとき、当該デジタルビデオカメラ8によって撮影されたパーソナルコンテンツを取り込み、そのまま当該ディスク状記録媒体7に対して直接記録し得るようにもなされている。
【0017】
さらにBDレコーダ2は、例えばHDMIケーブル9Aを介してテレビジョン受像機9と接続され、内蔵のハードディスクドライブに格納したパーソナルコンテンツや、ディスク状記録媒体7に記録したパーソナルコンテンツを読み出して当該テレビジョン受像機9へ出力することにより、パーソナルコンテンツの再生映像を表示し得るようになされている。
【0018】
ところでBDレコーダ2は、着脱自在な外部記憶手段である例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリ10が装着され得るようになされており、例えばCM提供サーバ4、5又は6からダウンロードした最新の広告コンテンツを当該USBメモリ10に一時的に記憶し、これを所望のタイミングで再生し得るようになされている。
【0019】
因みに、外部記憶手段としてはUSBメモリ10に限るものではなく、例えば少なくとも1G[Byte]以上の記憶容量を有するメモリーカードや、着脱式のハードディスクドライブ等、その他種々の外部記憶手段を用いてもよい。
【0020】
[1−2.BDレコーダの回路構成]
図2に示すように、BDレコーダ2においてシステムバス33に接続された制御部20は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22及びRAM(Random Access Memory)23によって構成されている。
【0021】
制御部20のCPU21は、ROM22から読み出してRAM23に立ち上げた基本プログラム及び各種アプリケーションプログラムに従って当該BDレコーダ2としての基本的な処理等を実行するようになされている。
【0022】
例えば制御部20のCPU21は、リモートコントローラ(以下、これをリモコンと呼ぶ)19から入力インタフェース30を介してTV番組のHDD書込命令を受け取ると、チューナ部27によりディジタル衛星放送波に対する復調処理、デスクランブル処理及びデコード処理等を施し、その結果得られる映像データを、ハードディスクインタフェース25を介してハードディスクドライブ26に記録する。
【0023】
同様に、制御部20のCPU21は、リモコン19を介して番組映像のHDD読出命令を受け取ると、ハードディスクインタフェース25を介してハードディスクドライブ26に記録されたTV番組の映像データを読み出し、当該映像データを出力インタフェース31からテレビジョン受像機9(図1)へ出力する。
【0024】
また制御部20のCPU21は、リモコン19から入力インタフェース30を介して受け取った命令がディスク状記録媒体7に対する録画命令又は再生命令であれば、ディスク記録再生部24を介してディスク状記録媒体7に対する書込み又は読出しを行う。
【0025】
さらに制御部20のCPU21は、HDMIインタフェース32を介してデジタルビデオカメラ8(図1)からパーソナルコンテンツを取り込み、ハードディスクインタフェース25を介してハードディスクドライブ26に記録したり、或はディスク記録再生部24によりディスク状記録媒体7に書き込むようになされている。
【0026】
ここで、ディスク状記録媒体7として、所謂BD−JAVA(登録商標)アプリケーション(以下、これをBD−Jアプリと呼ぶ。)を収録したブルーレイディスクが用いられた場合、制御部20のCPU21は当該BD−Jアプリにより追加コンテンツのダウンロード等のインタラクティブなBD−LIVE機能を実現し得るようになされている。
【0027】
このBD−Jアプリとは、Java(登録商標)言語によって記述されたアプリケーションプログラムであって、インターネット3へ接続することが可能であり、ブルーレイディスクに収録されている広告コンテンツに対応した最新の広告コンテンツをCM提供サーバ4〜6からダウンロードし得るようになされている。
【0028】
従って制御部20のCPU21は、BD−Jアプリに従って、何時でも当該サイトから最新の広告コンテンツ等をダウンロードし得るようになされており、その際、USBインタフェース29を介して最新の広告コンテンツをUSBメモリ10に格納するようになされている。
【0029】
[1−3.パーソナルコンテンツ及び広告コンテンツを取得する機能ブロックの構成]
次に、制御部20のCPU21が、アプリケーションプログラムに従って、ディスク状記録媒体7に記録すべきパーソナルコンテンツ及び広告コンテンツを取得するための機能ブロックを、図3により説明する。
【0030】
すなわち、データフォーマット処理部41、パーソナルコンテンツ解析部42、CM提供サーバ選択部43、サムネイル画像生成部44及びメニュー画面生成部45については、全て制御部20のCPU21がアプリケーションプログラムに従って生成したソフトウェア機能ブロックである。
【0031】
データフォーマット処理部41は、記録対象のディスク状記録媒体7がブルーレイディスクであるのか、或はDVDであるのかによって、そのデータフォーマットが異なるので、デジタルビデオカメラ8から取り込んだパーソナルコンテンツD1に対してメディア種別に応じたフォーマット変換処理を行う。
【0032】
データフォーマット処理部41は、フォーマット変換処理を行うことによって得られたパーソナルコンテンツD1Aをパーソナルコンテンツ解析部42、サムネイル画像生成部44及びハードディスクドライブ26に構築されたパーソナルコンテンツデータベース26Aへ送出する。
【0033】
パーソナルコンテンツ解析部42は、パーソナルコンテンツD1Aを所定の方法によって解析することによりメタデータD1Bを生成し、これをCM提供サーバ選択部43へ送出するようになされている。
【0034】
ここでパーソナルコンテンツ解析部42では、パーソナルコンテンツD1Aを例えばシソーラス解析することにより、当該パーソナルコンテンツD1Aのタイトルと同義語、類義語、関連語、広義後、狭義語等の用語を抽出し、当該タイトル及び当該用語をメタデータD1Bとして生成し得るようになされている。
【0035】
またパーソナルコンテンツ解析部42では、パーソナルコンテンツD1Aを例えば雰囲気解析することにより、音声レベルの間隔や、無音部分の間隔を算出し、タイトル毎の音声レベル変化パターンを抽出し、これをメタデータD1Bとして生成し得るようになされている。
【0036】
更にパーソナルコンテンツ解析部42では、これらのシソーラス解析又は雰囲気解析によってメタデータD1Bを生成できないときであっても、パーソナルコンテンツD1Aの属性情報(例えば録画日時、データ長、撮影場所等)については常にメタデータD1Bとして生成し得るようになされている。
【0037】
このようにパーソナルコンテンツ解析部42は、パーソナルコンテンツD1Aのタイトル及びシソーラス解析による用語、又はタイトル毎の音声レベル変化パターン、又はパーソナルコンテンツD1Aの録画日時、データ長、撮影場所等の何れかでなるメタデータD1BをCM提供サーバ選択部43へ送出する。
【0038】
CM提供サーバ選択部43は、メタデータD1Bの内容がパーソナルコンテンツD1Aのタイトル及びシソーラス解析による用語である場合、広告コンテンツを取得する対象としてCM提供サーバ4を選択し、当該CM提供サーバ4に対してメタデータD1Bを送信する。
【0039】
またCM提供サーバ選択部43は、メタデータD1Bの内容が雰囲気解析によるタイトル毎の音声レベル変化パターンである場合、広告コンテンツを取得する対象としてCM提供サーバ5を選択し、当該CM提供サーバ5に対してメタデータD1Bを送信する。
【0040】
さらにCM提供サーバ選択部43は、メタデータD1Bの内容がパーソナルコンテンツD2の録画日時、データ長、撮影場所等の属性情報だけの場合、広告コンテンツを取得する対象としてCM提供サーバ6を選択し、当該CM提供サーバ6に対してメタデータD1Bを送信する。
【0041】
このようにCM提供サーバ選択部43は、メタデータD1Bの内容に最も相応しいと思われるCM提供サーバ4〜6を選択し、そのCM提供サーバ4〜6へメタデータD1Bを送信することにより、メタデータD1Bの内容に最も関連のある広告コンテンツをCM提供サーバ4〜6の何れかから取得するようになされている。
【0042】
これにより制御部20は、CM提供サーバ4〜6の何れかから、メタデータD1Bの内容に最も関連のある広告コンテンツPC1をネットワークインタフェース28経由で受け取り、これをハードディスクドライブ26に構築された広告コンテンツデータベース26Cに格納するようになされている。
【0043】
一方、サムネイル画像生成部44は、データフォーマット処理部41から供給されたパーソナルコンテンツD1Aにおける最初のフレーム画像を用いて、後述するフレーム枠の所定位置に嵌め込むための所定サイズでなるサムネイル画像SG1を生成する。
【0044】
そしてサムネイル画像生成部44は、ハードディスクドライブ26のパーソナルコンテンツデータベース26Aに当該サムネイル画像SG1と当該パーソナルコンテンツD1Aとを対応付けた状態で格納すると共に、当該サムネイル画像SG1をメニュー画面生成部45へ送出する。
【0045】
なお制御部20は、同様にして、デジタルビデオカメラ8から次のパーソナルコンテンツD2、D3を順次取り込み、当該パーソナルコンテンツD2、D3に対しても上述した処理を行うようになされている。
【0046】
これにより制御部20は、CM提供サーバ4〜6の何れかから、メタデータD2B、D3Bの内容に最も関連のある広告コンテンツPC2、PC3、……をネットワークインタフェース28経由で受け取り、これをハードディスクドライブ26に構築された広告コンテンツデータベース26Cに格納するようになされている。
【0047】
ここで、メタデータD1Bの内容に最も関連のある広告コンテンツPC1、メタデータD2Bの内容に最も関連のある広告コンテンツPC2、メタデータD3Bの内容に最も関連のある広告コンテンツPC3が挙げられているが、これに限るものではない。
【0048】
例えば、メタデータD1Bの内容に最も関連のあるものとして広告コンテンツPC1、PC2、メタデータD2Bの内容に最も関連のあるものとして広告コンテンツPC3、PC4、PC5、メタデータD3Bの内容に最も関連のあるものとして広告コンテンツPC6、PC7が存在し、これらを全て取得する場合も有り得る。
【0049】
その後、メニュー画面生成部45は、デジタルビデオカメラ8から取り込んだパーソナルコンテンツD1A、D2A及びD3Aのディスク状記録媒体7に対するリモコン19からの記録命令を認識すると、次の処理を行う。
【0050】
メニュー画面生成部45は、当該記録命令に従って、パーソナルコンテンツデータベース26AからパーソナルコンテンツD1A、D2A、D3Aを読み出し、広告コンテンツデータベース26Cから広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を読み出す。
【0051】
続いてメニュー画面生成部45は、ディスク状記録媒体7に記録すべきパーソナルコンテンツD1A、D2A、D3A及び広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、について、当該ディスク状記録媒体7を後から再生したときに最初に表示すべきメニュー画面(後述する)を生成する。
【0052】
そのためメニュー画面生成部45は、ハードディスクドライブ26に構築されているメニュー画面構成データデータベース26Bからメニュー画面を生成する際の種々のデザインでなるフレーム枠等を取得するようになされている。
【0053】
同時にメニュー画面生成部45は、ハードディスクドライブ26に構築されている広告コンテンツデータベース26Cから広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を取得し、その広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、における最初のフレーム画像を用いて、フレーム枠の所定位置に嵌め込むための所定サイズでなる広告サムネイル画像PSG1、PSG2、PSG3、……(図示せず)を生成する。
【0054】
そしてメニュー画面生成部45は、メニュー画面構成データデータベース26Bから取得したフレーム枠に対して、サムネイル画像生成部44から供給されたサムネイル画像SG1、SG2、SG3及び広告サムネイル画像PSG1、PSG2、PSG3、……、を嵌め込む。
【0055】
これによりメニュー画面生成部45は、図4(A)及び(B)に示すように、ディスク状記録媒体7を再生する際の最初に表示すべきメニュー画面MG1又はMG2を生成し得るようになされている。
【0056】
なお、このメニュー画面MG1又はMG2は、パーソナルコンテンツD1A、D2A、D3A及び広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、と一緒にディスク状記録媒体7に対して書き込まれるようになされている。
【0057】
この図4(A)に示したメニュー画面MG1は、ディスク状記録媒体7がブルーレイディスクであった場合に生成されるものであり、BD−JアプリによるBD−Live機能に対応した画面構成でなるフレーム枠FW1が用いられている。
【0058】
すなわちメニュー画面MG1では、フレーム枠FW1の左側に設けられた3つの空き領域にパーソナルコンテンツD1、D2、D3にそれぞれ対応したサムネイル画像SG1、SG2、SG3が嵌め込まれ、その中央の空き領域に広告サムネイル画像PSG1が嵌め込まれ、その右側に設けられた7つの空き領域に広告サムネイル画像PSG2〜PSG8が嵌め込まれている。
【0059】
また図4(B)に示したメニュー画面MG2は、ディスク状記録媒体7がDVDであった場合に生成されるものであり、フレーム枠FW2の左側に設けられた3つの空き領域にパーソナルコンテンツD1、D2、D3にそれぞれ対応したサムネイル画像SG1、SG2、SG3が嵌め込まれ、その右側の空き領域に広告サムネイル画像PSG9が嵌め込まれている。
【0060】
なお、メニュー画面MG2では、フレーム枠FW2において、広告サムネイル画像PSG9の下方にCM再生ボタンB1が設けられており、当該CM再生ボタンB1が押下操作された場合、制御部20は広告サムネイル画像PSG9に対応した例えば広告コンテンツPC3を再生してテレビジョン受像機9に表示するようになされている。
【0061】
最後にメニュー画面生成部45は、パーソナルコンテンツD1A、D2A及びD3Aのディスク状記録媒体7に対する記録命令をトリガとして、パーソナルコンテンツD1A、D2A、D3A及び広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、と一緒にフレーム枠FW1又はFW2についてもディスク状記録媒体7に書き込むようになされている。
【0062】
[1−4.CM提供サーバの回路構成]
次に、CM提供サーバ4〜6の回路構成について説明するが、当該CM提供サーバ4〜6は全て同じ回路構成であるため、ここでは便宜上、CM提供サーバ4の回路構成についてだけ説明する。
【0063】
図5に示すように、CM提供サーバ4においては、システムバス58に接続された制御部50は、CPU51、ROM52及びRAM53によって構成され、ROM52から読み出してRAM53に立ち上げた基本プログラム等に従って広告コンテンツの送信処理等を実行するようになされている。
【0064】
実際、制御部50のCPU51は、BDレコーダ2からネットワークインタフェース54を介して受け取ったメタデータD1Bに基づき、最も関連のある広告コンテンツPC1をハードディスクインタフェース55経由でハードディスクドライブ56から読み出し、これをネットワークインタフェース54経由でBDレコーダ2へ送信する。
【0065】
同様に制御部50のCPU51は、BDレコーダ2からネットワークインタフェース54を介して受け取ったメタデータD2BやD3Bに基づき、最も関連のある広告コンテンツPC2、PC3、……、をハードディスクインタフェース55経由でハードディスクドライブ56から読み出し、これらをネットワークインタフェース54経由でBDレコーダ2へ送信する。
【0066】
[1−5.パーソナルコンテンツ及び広告コンテンツ記録処理手順]
続いて、デジタルビデオカメラ8から取り込んだパーソナルコンテンツD1、D2及びD3のディスク状記録媒体7に対するリモコン19からの記録命令に従って、当該パーソナルコンテンツD1A、D2A及びD3A及び広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をディスク状記録媒体7に記録するまでの記録処理手順について詳細に説明する。
【0067】
図6においてBDレコーダ2の制御部20は、ルーチンRT1の開始ステップから入って、次のステップSP1へ移る。
【0068】
ステップSP1において制御部20は、ユーザにより選択されたディスク状記録媒体8に記録すべきパーソナルコンテンツD1、D2及びD3を認識し、次のステップSP2へ移る。
【0069】
ステップSP2において制御部20は、パーソナルコンテンツD1、D2及びD3の内容を解析することによりメタデータD1B、D2B、D3Bを生成し、次のステップSP3へ移る。
【0070】
ステップSP3において制御部20は、パーソナルコンテンツD1、D2、D3における最初のフレーム画像に基づいてサムネイル画像SG1、SG2、SG3を生成し、次のステップSP4へ移る。
【0071】
ステップSP4において制御部20は、メタデータD1B、D2B、D3Bに基づいて録画日時を参照し、当該録画日時に応じたメニュー画面MG1又はMG2を生成するためのメニューデザインを選択し、次のステップSP5へ移る。
【0072】
ここで制御部20は、メタデータD1B、D2B、D3Bの録画日時が例えば「12月」であれば、図7(A)に示すような「クリスマス」をイメージさせるメニューデザイン(フレーム枠FW1又はFW2の背景画像として用いられる)を選択する。
【0073】
また制御部20は、メタデータD1B、D2B、D3Bの録画日時が例えば「1月」であれば、図7(B)に示すような「お正月」をイメージさせるメニューデザインを選択する。
【0074】
同様に制御部20は、メタデータD1B、D2B、D3Bの録画日時が例えば「7月、8月」であれば、図7(C)に示すような「海」をイメージさせるメニューデザインを選択し、メタデータD1B、D2B、D3Bの録画日時が例えば「2月」であれば、図7(D)に示すような「雪」をイメージさせるメニューデザインを選択する。
【0075】
ステップSP5において制御部20は、ディスク状記録媒体7のメディア種別がブルーレイディスクであるか或はDVDであるかに応じて、メニュー画面MG1又はMG2を生成する際のフレーム枠FW1又はFW2を選択し、次のステップSP6へ移る。
【0076】
ここで制御部20は、図4に示したように、ディスク状記録媒体7のメディア種別がブルーレイディスクである場合にはメニュー画面MG1を生成するためにフレーム枠FW1を選択し、メディア種別がDVDである場合にはメニュー画面MG2を生成するためにフレーム枠FW2を選択する。
【0077】
これにより制御部20は、どのような背景画像を有するフレーム枠FW1又はFW2をメニュー画面MG1又はMG2に用いるのかを決定することができる。
【0078】
ステップSP6において制御部20は、パーソナルコンテンツD1、D2、D3をディスク状記録媒体7に全て録画した後の空き容量を計算により算出し、次のステップSP7へ移る。
【0079】
ステップSP7において制御部20は、メタデータD1B、D2B、D3Bをその内容に応じてCM提供サーバ4〜6の何れかへ送信することにより、当該CM提供サーバ4〜6からメタデータD1B、D2B、D3Bの内容に最も関連のある広告コンテンツPC1、PC2、PC3、…、を取得し、次のステップSP8へ移る。
【0080】
ステップSP8において制御部20は、ディスク状記録媒体7にパーソナルコンテンツD1、D2、D3及び広告コンテンツPC1、PC2、PC3、…、を録画した後、メニュー画面MG1又はMG2を介して再生命令が与えられたときに、どのような順番で再生するかのシナリオをユーザからの指示に応じて作成し、次のステップSP9へ移る。
【0081】
ここで制御部20は、図8(A)に示すように、例えばパーソナルコンテンツD1、広告コンテンツPC1、パーソナルコンテンツD2、広告コンテンツPC2、パーソナルコンテンツD3、広告コンテンツPC3というようなパーソナルコンテンツDと広告コンテンツPCとを交互に並べた再生順序のシナリオを作成することができる。
【0082】
また制御部20は、図8(B)に示すように、例えば広告コンテンツPC1、広告コンテンツPC2、広告コンテンツPC3、パーソナルコンテンツD1、パーソナルコンテンツD2、パーソナルコンテンツD3というような広告コンテンツPCを全て再生した後に、パーソナルコンテンツDを再生するように並べた再生順序のシナリオを作成することができる。
【0083】
さらに制御部20は、図8(C)に示すように、例えばパーソナルコンテンツD1、パーソナルコンテンツD2、パーソナルコンテンツD3、広告コンテンツPC1、広告コンテンツPC2、広告コンテンツPC3というようなパーソナルコンテンツDを全て再生した後に、広告コンテンツPCを再生するように並べた再生順序のシナリオを作成することができる。
【0084】
さらに制御部20は、図8(D)に示すように、例えば広告コンテンツPC1、パーソナルコンテンツD1、広告コンテンツPC2、パーソナルコンテンツD2、広告コンテンツPC3、パーソナルコンテンツD3というような広告コンテンツPCとパーソナルコンテンツDとを交互に並べた再生順序のシナリオを作成することができる。
【0085】
なお、例えば図9に示すように、広告コンテンツPC1としては、広告映像PV1と広告音声PA1とが一体となって構成されている。
【0086】
ステップSP9において制御部20は、パーソナルコンテンツD1、パーソナルコンテンツD2、パーソナルコンテンツD3をディスク状記録媒体7に記録し、次のステップSP10へ移る。
【0087】
ステップSP10において制御部10は、パーソナルコンテンツD1、パーソナルコンテンツD2、パーソナルコンテンツD3をディスク状記録媒体7に記録した後の空き領域に、広告コンテンツPC1、広告コンテンツPC2、広告コンテンツPC3等を記録し、次のステップSP11へ移る。
【0088】
ステップSP11において制御部10は、ステップSP4及びSP5で選択した所定のメニューデザインのフレーム枠FW1又はFW2と、ステップSP8で作成したシナリオとをディスク状記録媒体7の空き領域に記録し、次のステップSP12へ移って処理を終了する。
【0089】
[1−6.動作及び効果]
以上の構成において、録画システム1におけるBDレコーダ2の制御部20は、デジタルビデオカメラ8から取り込んだパーソナルコンテンツD1、D2、D3をディスク状記録媒体に記録する際、自動的にパーソナルコンテンツD1、D2、D3のメタデータD1B、D2B、D3Bを生成する。
【0090】
そしてBDレコーダ2の制御部20は、メタデータD1B、D2B、D3Bの内容に応じて選択したCM提供サーバ4〜6へ当該メタデータD1B、D2B、D3Bを送信し、当該CM提供サーバ4〜6からメタデータD1B、D2B、D3Bの内容に最も関連のある現時点における最新の広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を取得する。
【0091】
その後、BDレコーダ2の制御部20は、パーソナルコンテンツD1、D2、D3をディスク状記録媒体7に書き込んだ後、当該ディスク状記録媒体7の空き容量に広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、メニュー画面MG1又はMG2を構成するフレーム枠FW1又はFW2と再生時に用いられるシナリオを書き込む。
【0092】
これによりBDレコーダ2の制御部20は、ユーザにとって関心があると予想される広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をパーソナルコンテンツD1、D2、D3と共にディスク状記録媒体7に盛り込むことができるので、ユーザにとって有意な広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をディスク状記録媒体7の再生時に提供することができ、かくして広告効果の向上を図ることができる。
【0093】
このときBDレコーダ2の制御部20は、ディスク状記録媒体7の再生時に広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を提供することができるので、ユーザに対してパーソナルコンテンツD1、D2、D3の時代背景を直感的に知らせることができる。
【0094】
なおBDレコーダ2の制御部20は、ディスク状記録媒体7がブルーレイディスクであれば、予め記録された広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、だけではなく、BD−LIVE機能を使って、CM提供サーバ4〜6から最新の広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をダウンロードしてUSBメモリ10を介して提供することができる。
【0095】
このときCM提供サーバ4〜6においては、BDレコーダ2へダウンロードした広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、のダウンロード回数を把握することができるので、実際の広告効果を広告主側へ正確に報告することもできる。
【0096】
さらに録画システム1では、BDレコーダ2の制御部20がパーソナルコンテンツD1、D2、D3と共に、当該パーソナルコンテンツD1、D2、D3に関連した広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を自動的にディスク状記録媒体7に記録することができるので、BDレコーダ2のメーカーが得る広告収入分をハードウェア販売価格に反映して下げたり、ディスク状記録媒体7の販売価格に反映して下げることができる。
【0097】
以上の構成によれば、録画システム1のBDレコーダ2は、ユーザのパーソナルコンテンツD1、D2、D3をディスク状記録媒体7に記録する際、当該パーソナルコンテンツD1、D2、D3に関連のある広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を自動的に取得し、当該ディスク状記録媒体7の空き容量に記録することができる。
【0098】
これにより録画システム1のBDレコーダ2は、パーソナルコンテンツD1、D2、D3と、当該パーソナルコンテンツD1、D2、D3に関連した広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、とが収録された記録済みのディスク状記録媒体7を自動的に生成することができる。
【0099】
<2.他の実施の形態>
【0100】
なお上述した実施の形態においては、BDレコーダ2がメタデータD1B、D2B、D3Bに応じてCM提供サーバ4〜6を選択し、その選択したCM提供サーバ4〜6からパーソナルコンテンツD1、D2、D3に相応しい広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をダウンロードするようにした場合について述べた。
【0101】
しかしながら、本発明はこれに限らず、図1との対応部分に同一符号を付した図10に示すように、専用のCM取得サーバ80を設けるようにしても良い。この場合、CM取得サーバ80は、その基本的構成としてはCM提供サーバ4と同じであるが、BDレコーダ2のCM提供サーバ選択部43(図3)と同等の機能を持つことにより実現することができる。
【0102】
実際上、CM取得サーバ80は、BDレコーダ2からメタデータD1B、D2B、D3Bを受信し、そのメタデータD1B、D2B、D3Bに基づいて相応しい広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を提供しているCM提供サーバ4〜6を検索し、そのCM提供サーバ4〜6へメタデータD1B、D2B、D3Bを送信し、そこからそれぞれ受信した広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をBDレコーダ2へ転送することができる。
【0103】
また上述した実施の形態においては、BDレコーダ2の制御部20は、図8に示したシナリオに従ってパーソナルコンテンツD1、D2、D3に相応しい広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を再生するようにした場合について述べた。
【0104】
しかしながら、本発明はこれに限らず、BDレコーダ2の制御部20は、図11に示すシナリオのパターン(1)に従って、例えばパーソナルコンテンツD1の映像部分と、広告コンテンツPC1の広告音声PA1とを組み合わせて再生出力するようにしても良い。
【0105】
この場合、BDレコーダ2の制御部20は、ユーザ自身が作成したパーソナルコンテンツD1の映像と企業の広告音声PA1とをマッチングした、これまでにない新たなコンテンツを提供することができる。
【0106】
これによりBDレコーダ2の制御部20は、あたかも企業のCM映像にユーザ自身が作成したパーソナルコンテンツD1の映像が用いられたかのような新たなコンテンツをユーザに対して視認させ、エンタテインメント性を持たせることができる。
【0107】
さらに上述した実施の形態においては、BDレコーダ2の制御部20は、図8に示したシナリオに従ってパーソナルコンテンツD1、D2、D3に相応しい広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を再生するようにした場合について述べた。
【0108】
しかしながら、本発明はこれに限らず、BDレコーダ2の制御部20は、図12に示すシナリオのパターン(2)に従って、例えば広告コンテンツPC1における前半部分の広告映像PV1Fと、パーソナルコンテンツD1の映像部分と、広告コンテンツPC1における後半部分の広告映像PV1Eとを合体した合成映像DP1と、広告コンテンツPC1の広告音声PA1とを組み合わせて再生出力するようにしても良い。
【0109】
この場合、BDレコーダ2の制御部20は、企業の広告映像PV1F(例えば商品の名前やロゴを表示した映像)と広告映像PV1E(企業ブランド名を表示した映像)との間に、ユーザ自身が作成したパーソナルコンテンツD1の映像部分が挟まれ、それが企業の広告音声PA1とをマッチングした、これまでにない新たなコンテンツを提供することができる。
【0110】
これによりBDレコーダ2の制御部20は、あたかも企業のCM映像にユーザ自身が作成したパーソナルコンテンツD1の映像が用いられたかのような新たなコンテンツをユーザに対して視認させ、エンタテインメント性を持たせることができる。
【0111】
ここでBDレコーダ2の制御部20は、広告コンテンツPC1を取得する際に用いたメタデータD1Bに基づいて、当該メタデータD1Bを生成したときの元となるパーソナルコンテンツD1を探し出し、開始時間及び終了時間を指定することにより、広告コンテンツPC1と合体すべきパーソナルコンテンツD1の映像部分を取り出して用いるようになされている。
【0112】
さらに上述した実施の形態においては、BDレコーダ2の制御部20は、図8に示したシナリオに従ってパーソナルコンテンツD1、D2、D3に相応しい広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を再生するようにした場合について述べた。
【0113】
しかしながら、本発明はこれに限らず、複数の広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、だけを一括して視聴するための広告ボタン(図示せず)をメニュー画面MG1に設け、その広告ボタンが押下操作されたときに、複数の広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、だけを一括して再生出力するようにしても良い。
【0114】
さらに上述した実施の形態においては、図4(B)に示したようなメニュー画面MG2のフレーム枠FW2を用いるようにした場合について述べた。しかしながら、本発明はこれに限らず、BDレコーダ2の制御部20は、図13に示すように、パーソナルコンテンツD1、D2、D3に対応したサムネイル画像SG1、SG2、SG3の間に、広告コンテンツPC1、PC2の広告サムネイル画像PSG2、PSG3を表示するようになされたメニュー画面MG2Zのフレーム枠FW3を用いるようにしても良い。
【0115】
この場合、BDレコーダ2の制御部20は、ディスク状記録媒体7がDVDの場合、プログラムチェーンにより、メニュー画面MG2Zに並べられたサムネイル画像SG1、広告サムネイル画像PSG2、サムネイル画像PSG2、広告サムネイル画像PSG3、サムネイル画像SG3の順番で、パーソナルコンテンツD1、広告コンテンツPC1、パーソナルコンテンツD2、広告コンテンツPC2、パーソナルコンテンツD3を再生出力することができる。
【0116】
さらに上述した実施の形態においては、パーソナルコンテンツD1、D2、D3を作成する電子機器としてデジタルビデオカメラ8を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、カメラ機能を有する携帯電話機、ノートブック型パーソナルコンピュータ、ゲーム機等のその他種々の電子機器を用いるようにしても良い。
【0117】
さらに上述した実施の形態においては、パーソナルコンテンツをディスク状記録媒体7に録画するのにBDレコーダ2を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、録画機能付きのテレビジョン受像機やパーソナルコンピュータ等のその他種々の電子機器を用いるようにしても良い。
【0118】
さらに上述した実施の形態においては、記録手段としての制御部20、ディスク記録再生部24、メタデータ生成手段としてのパーソナルコンテンツ解析部42、広告コンテンツ取得手段としての制御部20、CM提供サーバ選択部43、制御手段としての制御部20、ディスク記録再生部24によって、本発明の情報処理装置としてのBDレコーダ2を構成するようにした場合について述べた。
【0119】
しかしながら、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる記録手段、メタデータ生成手段、広告コンテンツ取得手段及び制御手段により本発明の情報処理装置を構成するようにしても良い。
【0120】
さらに上述した実施の形態においては、広告コンテンツ記憶手段としてのハードディスクドライブ56、広告コンテンツ検索手段としての制御部50、送信手段としての制御部50、ネットワークインタフェース54によって、本発明の広告コンテンツ提供サーバとしてのCM提供サーバ4〜6を構成するようにした場合について述べた。
【0121】
しかしながら、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる広告コンテンツ記憶手段、広告コンテンツ検索手段及び送信手段により本発明の広告コンテンツ提供サーバを構成するようにしても良い。
【0122】
さらに上述した実施の形態においては、広告コンテンツ提供サーバ検索手段としての制御部50、広告コンテンツ取得手段としての制御部50、ネットワークインタフェース54によって、本発明の広告コンテンツ取得サーバとしてのCM取得サーバ80(図10)を構成するようにした場合について述べた。
【0123】
しかしながら、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる広告コンテンツ提供サーバ検索手段及び広告コンテンツ取得手段により本発明の広告コンテンツ取得サーバを構成するようにしても良い。
【産業上の利用可能性】
【0124】
本発明の情報処理装置、録画方法及び録画システムは、監視カメラ等により撮影されたコンテンツをメディアに記録するシステムにおいても適用することができる。
【符号の説明】
【0125】
1、100……録画システム、2……BDレコーダ、3……インターネット、4〜6……CM提供サーバ、7……ディスク状記録媒体、8……デジタルビデオカメラ、9……テレビジョン受像機、10……USBメモリ、20、50……制御部、21、51……CPU、22、52……ROM、23、53……RAM、24……ディスク記録再生部、25、55……ハードディスクインタフェース、26、56……ハードディスクドライブ、27……チューナ部、28、54……ネットワークインタフェース、29……USBインタフェース、30……入力インタフェース、31……出力インタフェース、32……HDMIインタフェース、33、58……バス、41……データフォーマット処理部、42……パーソナルコンテンツ解析部、43……CM提供サーバ選択部、44……サムネイル画像生成部、45……メニュー画面生成部、80……CM取得サーバ。
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、録画方法及び録画システムに関し、例えばブルーレイディスクレコーダに適用して好適なものである。
【背景技術】
【0002】
従来、DVD(Digital Versatile Disc)の表面に広告内容を示す画像を印字することにより、当該DVDを広告媒体として使用することが出来るようにした広告掲出支援システムが提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-316147公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで上述の特許文献1に記載された広告掲出支援システムでは、記録媒体であるDVDの表面に広告内容を示す画像を印字することしか出来ないので、面積との関係で印字する画像の数及び大きさが制限されるという問題があった。
【0005】
また特許文献1の広告掲出支援システムでは、記録媒体に記録された映像コンテンツと広告内容を示す画像との間に何の関係性もないので、ユーザにとってはその広告内容に興味を抱かず、十分な広告効果をあげることが出来ないという問題があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザにとって関心のある広告コンテンツを所定の記録媒体に対して容易に記録し得る情報処理装置、録画方法及び録画システムを提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明の情報処理装置においては、所定の記録媒体に対して個人の作成したパーソナルコンテンツを記録する記録手段と、パーソナルコンテンツの内容を解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成手段と、メタデータに応じた広告コンテンツを所定のサーバから取得する広告コンテンツ取得手段と、記録手段を介してパーソナルコンテンツ及び広告コンテンツを記録媒体に対して記録させる制御手段とを設けることにより、パーソナルコンテンツの内容に合致した広告コンテンツを自動的に取得して当該パーソナルコンテンツ及び当該広告コンテンツの双方を記録媒体に記録することができる。
【0008】
また本発明の録画方法においては、所定の記録媒体に対して記録すべき個人の作成したパーソナルコンテンツの内容をメタデータ生成手段によって解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成ステップと、メタデータに応じた広告コンテンツを広告コンテンツ取得手段によって所定の広告コンテンツ提供サーバから取得する広告コンテンツ取得ステップと、制御手段により所定の記録手段を介してパーソナルコンテンツ及び広告コンテンツを記録媒体に対して記録させる記録制御ステップとを有することにより、パーソナルコンテンツの内容に合致した広告コンテンツを自動的に取得して当該パーソナルコンテンツ及び当該広告コンテンツの双方を記録媒体に記録することができる。
【0009】
さらに本発明の録画システムにおいては、所定の記録媒体に対して個人の作成したパーソナルコンテンツを記録する記録手段と、パーソナルコンテンツの内容を解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成手段と、メタデータに応じた広告コンテンツを所定の広告コンテンツ提供サーバから取得する広告コンテンツ取得手段と、記録手段を介してパーソナルコンテンツ及び広告コンテンツを記録媒体に対して記録させる記録制御手段とを具える情報処理装置と、広告コンテンツを複数格納しておく広告コンテンツ記憶手段と、メタデータを受信し、当該メタデータに応じた広告コンテンツを検索して広告コンテンツ記憶手段から読み出す広告コンテンツ検索手段と、広告コンテンツを情報処理装置へ送信する送信手段とを具える広告コンテンツ提供サーバとからなるようにしたことにより、パーソナルコンテンツの内容に合致した広告コンテンツを自動的に取得して当該パーソナルコンテンツ及び当該広告コンテンツの双方を記録媒体に記録することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、パーソナルコンテンツの内容に合致した広告コンテンツを自動的に取得して当該パーソナルコンテンツ及び当該広告コンテンツの双方を記録媒体に記録することができ、かくしてユーザにとって関心のある広告コンテンツを所定の記録媒体に対して容易に記録し得る情報処理装置、録画方法及び録画システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第1の実施の形態における録画システムの全体構成を示す略線的斜視図である。
【図2】BDレコーダの回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図3】制御部による機能ブロック構成を示す略線的ブロック図である。
【図4】メニュー画面の構成を示す略線図である。
【図5】CM提供サーバの回路構成を示す略線的ブロック図である。
【図6】パーソナルコンテンツ及び広告コンテンツ記録処理手順を示すフローチャートである。
【図7】メニューデザインの種類を示す略線図である。
【図8】シナリオのパターンを示す略線図である。
【図9】広告コンテンツの構成を示す略線図である。
【図10】他の実施の形態における録画システムの全体構成を示す略線的斜視図である。
【図11】他の実施の形態におけるパーソナルコンテンツと広告音声とを組み合わせたシナリオのパターン(1)を示す略線図である。
【図12】他の実施の形態におけるパーソナルコンテンツと広告映像及び広告音声とを組み合わせたシナリオのパターン(2)を示す略線図である。
【図13】他の実施の形態におけるメニュー画面の構成を示す略線図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、発明を実施するための形態について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.他の実施の形態
【0013】
<1.第1の実施の形態>
[1−1.広告コンテンツ録画システムの全体構成]
図1において、1は本発明の第1の実施の形態における録画システムの全体構成を示し、情報処理装置としてのブルーレイディスクレコーダ(以下、これをBDレコーダと呼ぶ。)2、当該BDレコーダ2とインターネット3を介して接続された広告コンテンツ提供サーバとしてのCM(コマーシャル)提供サーバ4、5、6とによって構成されている。
【0014】
このBDレコーダ2は、例えばHDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブル8Aを介してデジタルビデオカメラ8が接続されたとき、当該デジタルビデオカメラ8によって撮影されたユーザ個人のパーソナルコンテンツを取り込み、当該パーソナルコンテンツを内蔵のハードディスクドライブに書き込むことが出来るようになされている。
【0015】
またBDレコーダ2は、ディスク状記録媒体7としてブルーレイディスク又はDVD(Digital Versatile Disc)等を装填し得、デジタルビデオカメラ8から取り込んでハードディスクドライブに格納したパーソナルコンテンツを当該ディスク状記録媒体7に記録し得るようになされている。
【0016】
なおBDレコーダ2は、デジタルビデオカメラ8が接続されたとき、当該デジタルビデオカメラ8によって撮影されたパーソナルコンテンツを取り込み、そのまま当該ディスク状記録媒体7に対して直接記録し得るようにもなされている。
【0017】
さらにBDレコーダ2は、例えばHDMIケーブル9Aを介してテレビジョン受像機9と接続され、内蔵のハードディスクドライブに格納したパーソナルコンテンツや、ディスク状記録媒体7に記録したパーソナルコンテンツを読み出して当該テレビジョン受像機9へ出力することにより、パーソナルコンテンツの再生映像を表示し得るようになされている。
【0018】
ところでBDレコーダ2は、着脱自在な外部記憶手段である例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリ10が装着され得るようになされており、例えばCM提供サーバ4、5又は6からダウンロードした最新の広告コンテンツを当該USBメモリ10に一時的に記憶し、これを所望のタイミングで再生し得るようになされている。
【0019】
因みに、外部記憶手段としてはUSBメモリ10に限るものではなく、例えば少なくとも1G[Byte]以上の記憶容量を有するメモリーカードや、着脱式のハードディスクドライブ等、その他種々の外部記憶手段を用いてもよい。
【0020】
[1−2.BDレコーダの回路構成]
図2に示すように、BDレコーダ2においてシステムバス33に接続された制御部20は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22及びRAM(Random Access Memory)23によって構成されている。
【0021】
制御部20のCPU21は、ROM22から読み出してRAM23に立ち上げた基本プログラム及び各種アプリケーションプログラムに従って当該BDレコーダ2としての基本的な処理等を実行するようになされている。
【0022】
例えば制御部20のCPU21は、リモートコントローラ(以下、これをリモコンと呼ぶ)19から入力インタフェース30を介してTV番組のHDD書込命令を受け取ると、チューナ部27によりディジタル衛星放送波に対する復調処理、デスクランブル処理及びデコード処理等を施し、その結果得られる映像データを、ハードディスクインタフェース25を介してハードディスクドライブ26に記録する。
【0023】
同様に、制御部20のCPU21は、リモコン19を介して番組映像のHDD読出命令を受け取ると、ハードディスクインタフェース25を介してハードディスクドライブ26に記録されたTV番組の映像データを読み出し、当該映像データを出力インタフェース31からテレビジョン受像機9(図1)へ出力する。
【0024】
また制御部20のCPU21は、リモコン19から入力インタフェース30を介して受け取った命令がディスク状記録媒体7に対する録画命令又は再生命令であれば、ディスク記録再生部24を介してディスク状記録媒体7に対する書込み又は読出しを行う。
【0025】
さらに制御部20のCPU21は、HDMIインタフェース32を介してデジタルビデオカメラ8(図1)からパーソナルコンテンツを取り込み、ハードディスクインタフェース25を介してハードディスクドライブ26に記録したり、或はディスク記録再生部24によりディスク状記録媒体7に書き込むようになされている。
【0026】
ここで、ディスク状記録媒体7として、所謂BD−JAVA(登録商標)アプリケーション(以下、これをBD−Jアプリと呼ぶ。)を収録したブルーレイディスクが用いられた場合、制御部20のCPU21は当該BD−Jアプリにより追加コンテンツのダウンロード等のインタラクティブなBD−LIVE機能を実現し得るようになされている。
【0027】
このBD−Jアプリとは、Java(登録商標)言語によって記述されたアプリケーションプログラムであって、インターネット3へ接続することが可能であり、ブルーレイディスクに収録されている広告コンテンツに対応した最新の広告コンテンツをCM提供サーバ4〜6からダウンロードし得るようになされている。
【0028】
従って制御部20のCPU21は、BD−Jアプリに従って、何時でも当該サイトから最新の広告コンテンツ等をダウンロードし得るようになされており、その際、USBインタフェース29を介して最新の広告コンテンツをUSBメモリ10に格納するようになされている。
【0029】
[1−3.パーソナルコンテンツ及び広告コンテンツを取得する機能ブロックの構成]
次に、制御部20のCPU21が、アプリケーションプログラムに従って、ディスク状記録媒体7に記録すべきパーソナルコンテンツ及び広告コンテンツを取得するための機能ブロックを、図3により説明する。
【0030】
すなわち、データフォーマット処理部41、パーソナルコンテンツ解析部42、CM提供サーバ選択部43、サムネイル画像生成部44及びメニュー画面生成部45については、全て制御部20のCPU21がアプリケーションプログラムに従って生成したソフトウェア機能ブロックである。
【0031】
データフォーマット処理部41は、記録対象のディスク状記録媒体7がブルーレイディスクであるのか、或はDVDであるのかによって、そのデータフォーマットが異なるので、デジタルビデオカメラ8から取り込んだパーソナルコンテンツD1に対してメディア種別に応じたフォーマット変換処理を行う。
【0032】
データフォーマット処理部41は、フォーマット変換処理を行うことによって得られたパーソナルコンテンツD1Aをパーソナルコンテンツ解析部42、サムネイル画像生成部44及びハードディスクドライブ26に構築されたパーソナルコンテンツデータベース26Aへ送出する。
【0033】
パーソナルコンテンツ解析部42は、パーソナルコンテンツD1Aを所定の方法によって解析することによりメタデータD1Bを生成し、これをCM提供サーバ選択部43へ送出するようになされている。
【0034】
ここでパーソナルコンテンツ解析部42では、パーソナルコンテンツD1Aを例えばシソーラス解析することにより、当該パーソナルコンテンツD1Aのタイトルと同義語、類義語、関連語、広義後、狭義語等の用語を抽出し、当該タイトル及び当該用語をメタデータD1Bとして生成し得るようになされている。
【0035】
またパーソナルコンテンツ解析部42では、パーソナルコンテンツD1Aを例えば雰囲気解析することにより、音声レベルの間隔や、無音部分の間隔を算出し、タイトル毎の音声レベル変化パターンを抽出し、これをメタデータD1Bとして生成し得るようになされている。
【0036】
更にパーソナルコンテンツ解析部42では、これらのシソーラス解析又は雰囲気解析によってメタデータD1Bを生成できないときであっても、パーソナルコンテンツD1Aの属性情報(例えば録画日時、データ長、撮影場所等)については常にメタデータD1Bとして生成し得るようになされている。
【0037】
このようにパーソナルコンテンツ解析部42は、パーソナルコンテンツD1Aのタイトル及びシソーラス解析による用語、又はタイトル毎の音声レベル変化パターン、又はパーソナルコンテンツD1Aの録画日時、データ長、撮影場所等の何れかでなるメタデータD1BをCM提供サーバ選択部43へ送出する。
【0038】
CM提供サーバ選択部43は、メタデータD1Bの内容がパーソナルコンテンツD1Aのタイトル及びシソーラス解析による用語である場合、広告コンテンツを取得する対象としてCM提供サーバ4を選択し、当該CM提供サーバ4に対してメタデータD1Bを送信する。
【0039】
またCM提供サーバ選択部43は、メタデータD1Bの内容が雰囲気解析によるタイトル毎の音声レベル変化パターンである場合、広告コンテンツを取得する対象としてCM提供サーバ5を選択し、当該CM提供サーバ5に対してメタデータD1Bを送信する。
【0040】
さらにCM提供サーバ選択部43は、メタデータD1Bの内容がパーソナルコンテンツD2の録画日時、データ長、撮影場所等の属性情報だけの場合、広告コンテンツを取得する対象としてCM提供サーバ6を選択し、当該CM提供サーバ6に対してメタデータD1Bを送信する。
【0041】
このようにCM提供サーバ選択部43は、メタデータD1Bの内容に最も相応しいと思われるCM提供サーバ4〜6を選択し、そのCM提供サーバ4〜6へメタデータD1Bを送信することにより、メタデータD1Bの内容に最も関連のある広告コンテンツをCM提供サーバ4〜6の何れかから取得するようになされている。
【0042】
これにより制御部20は、CM提供サーバ4〜6の何れかから、メタデータD1Bの内容に最も関連のある広告コンテンツPC1をネットワークインタフェース28経由で受け取り、これをハードディスクドライブ26に構築された広告コンテンツデータベース26Cに格納するようになされている。
【0043】
一方、サムネイル画像生成部44は、データフォーマット処理部41から供給されたパーソナルコンテンツD1Aにおける最初のフレーム画像を用いて、後述するフレーム枠の所定位置に嵌め込むための所定サイズでなるサムネイル画像SG1を生成する。
【0044】
そしてサムネイル画像生成部44は、ハードディスクドライブ26のパーソナルコンテンツデータベース26Aに当該サムネイル画像SG1と当該パーソナルコンテンツD1Aとを対応付けた状態で格納すると共に、当該サムネイル画像SG1をメニュー画面生成部45へ送出する。
【0045】
なお制御部20は、同様にして、デジタルビデオカメラ8から次のパーソナルコンテンツD2、D3を順次取り込み、当該パーソナルコンテンツD2、D3に対しても上述した処理を行うようになされている。
【0046】
これにより制御部20は、CM提供サーバ4〜6の何れかから、メタデータD2B、D3Bの内容に最も関連のある広告コンテンツPC2、PC3、……をネットワークインタフェース28経由で受け取り、これをハードディスクドライブ26に構築された広告コンテンツデータベース26Cに格納するようになされている。
【0047】
ここで、メタデータD1Bの内容に最も関連のある広告コンテンツPC1、メタデータD2Bの内容に最も関連のある広告コンテンツPC2、メタデータD3Bの内容に最も関連のある広告コンテンツPC3が挙げられているが、これに限るものではない。
【0048】
例えば、メタデータD1Bの内容に最も関連のあるものとして広告コンテンツPC1、PC2、メタデータD2Bの内容に最も関連のあるものとして広告コンテンツPC3、PC4、PC5、メタデータD3Bの内容に最も関連のあるものとして広告コンテンツPC6、PC7が存在し、これらを全て取得する場合も有り得る。
【0049】
その後、メニュー画面生成部45は、デジタルビデオカメラ8から取り込んだパーソナルコンテンツD1A、D2A及びD3Aのディスク状記録媒体7に対するリモコン19からの記録命令を認識すると、次の処理を行う。
【0050】
メニュー画面生成部45は、当該記録命令に従って、パーソナルコンテンツデータベース26AからパーソナルコンテンツD1A、D2A、D3Aを読み出し、広告コンテンツデータベース26Cから広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を読み出す。
【0051】
続いてメニュー画面生成部45は、ディスク状記録媒体7に記録すべきパーソナルコンテンツD1A、D2A、D3A及び広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、について、当該ディスク状記録媒体7を後から再生したときに最初に表示すべきメニュー画面(後述する)を生成する。
【0052】
そのためメニュー画面生成部45は、ハードディスクドライブ26に構築されているメニュー画面構成データデータベース26Bからメニュー画面を生成する際の種々のデザインでなるフレーム枠等を取得するようになされている。
【0053】
同時にメニュー画面生成部45は、ハードディスクドライブ26に構築されている広告コンテンツデータベース26Cから広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を取得し、その広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、における最初のフレーム画像を用いて、フレーム枠の所定位置に嵌め込むための所定サイズでなる広告サムネイル画像PSG1、PSG2、PSG3、……(図示せず)を生成する。
【0054】
そしてメニュー画面生成部45は、メニュー画面構成データデータベース26Bから取得したフレーム枠に対して、サムネイル画像生成部44から供給されたサムネイル画像SG1、SG2、SG3及び広告サムネイル画像PSG1、PSG2、PSG3、……、を嵌め込む。
【0055】
これによりメニュー画面生成部45は、図4(A)及び(B)に示すように、ディスク状記録媒体7を再生する際の最初に表示すべきメニュー画面MG1又はMG2を生成し得るようになされている。
【0056】
なお、このメニュー画面MG1又はMG2は、パーソナルコンテンツD1A、D2A、D3A及び広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、と一緒にディスク状記録媒体7に対して書き込まれるようになされている。
【0057】
この図4(A)に示したメニュー画面MG1は、ディスク状記録媒体7がブルーレイディスクであった場合に生成されるものであり、BD−JアプリによるBD−Live機能に対応した画面構成でなるフレーム枠FW1が用いられている。
【0058】
すなわちメニュー画面MG1では、フレーム枠FW1の左側に設けられた3つの空き領域にパーソナルコンテンツD1、D2、D3にそれぞれ対応したサムネイル画像SG1、SG2、SG3が嵌め込まれ、その中央の空き領域に広告サムネイル画像PSG1が嵌め込まれ、その右側に設けられた7つの空き領域に広告サムネイル画像PSG2〜PSG8が嵌め込まれている。
【0059】
また図4(B)に示したメニュー画面MG2は、ディスク状記録媒体7がDVDであった場合に生成されるものであり、フレーム枠FW2の左側に設けられた3つの空き領域にパーソナルコンテンツD1、D2、D3にそれぞれ対応したサムネイル画像SG1、SG2、SG3が嵌め込まれ、その右側の空き領域に広告サムネイル画像PSG9が嵌め込まれている。
【0060】
なお、メニュー画面MG2では、フレーム枠FW2において、広告サムネイル画像PSG9の下方にCM再生ボタンB1が設けられており、当該CM再生ボタンB1が押下操作された場合、制御部20は広告サムネイル画像PSG9に対応した例えば広告コンテンツPC3を再生してテレビジョン受像機9に表示するようになされている。
【0061】
最後にメニュー画面生成部45は、パーソナルコンテンツD1A、D2A及びD3Aのディスク状記録媒体7に対する記録命令をトリガとして、パーソナルコンテンツD1A、D2A、D3A及び広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、と一緒にフレーム枠FW1又はFW2についてもディスク状記録媒体7に書き込むようになされている。
【0062】
[1−4.CM提供サーバの回路構成]
次に、CM提供サーバ4〜6の回路構成について説明するが、当該CM提供サーバ4〜6は全て同じ回路構成であるため、ここでは便宜上、CM提供サーバ4の回路構成についてだけ説明する。
【0063】
図5に示すように、CM提供サーバ4においては、システムバス58に接続された制御部50は、CPU51、ROM52及びRAM53によって構成され、ROM52から読み出してRAM53に立ち上げた基本プログラム等に従って広告コンテンツの送信処理等を実行するようになされている。
【0064】
実際、制御部50のCPU51は、BDレコーダ2からネットワークインタフェース54を介して受け取ったメタデータD1Bに基づき、最も関連のある広告コンテンツPC1をハードディスクインタフェース55経由でハードディスクドライブ56から読み出し、これをネットワークインタフェース54経由でBDレコーダ2へ送信する。
【0065】
同様に制御部50のCPU51は、BDレコーダ2からネットワークインタフェース54を介して受け取ったメタデータD2BやD3Bに基づき、最も関連のある広告コンテンツPC2、PC3、……、をハードディスクインタフェース55経由でハードディスクドライブ56から読み出し、これらをネットワークインタフェース54経由でBDレコーダ2へ送信する。
【0066】
[1−5.パーソナルコンテンツ及び広告コンテンツ記録処理手順]
続いて、デジタルビデオカメラ8から取り込んだパーソナルコンテンツD1、D2及びD3のディスク状記録媒体7に対するリモコン19からの記録命令に従って、当該パーソナルコンテンツD1A、D2A及びD3A及び広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をディスク状記録媒体7に記録するまでの記録処理手順について詳細に説明する。
【0067】
図6においてBDレコーダ2の制御部20は、ルーチンRT1の開始ステップから入って、次のステップSP1へ移る。
【0068】
ステップSP1において制御部20は、ユーザにより選択されたディスク状記録媒体8に記録すべきパーソナルコンテンツD1、D2及びD3を認識し、次のステップSP2へ移る。
【0069】
ステップSP2において制御部20は、パーソナルコンテンツD1、D2及びD3の内容を解析することによりメタデータD1B、D2B、D3Bを生成し、次のステップSP3へ移る。
【0070】
ステップSP3において制御部20は、パーソナルコンテンツD1、D2、D3における最初のフレーム画像に基づいてサムネイル画像SG1、SG2、SG3を生成し、次のステップSP4へ移る。
【0071】
ステップSP4において制御部20は、メタデータD1B、D2B、D3Bに基づいて録画日時を参照し、当該録画日時に応じたメニュー画面MG1又はMG2を生成するためのメニューデザインを選択し、次のステップSP5へ移る。
【0072】
ここで制御部20は、メタデータD1B、D2B、D3Bの録画日時が例えば「12月」であれば、図7(A)に示すような「クリスマス」をイメージさせるメニューデザイン(フレーム枠FW1又はFW2の背景画像として用いられる)を選択する。
【0073】
また制御部20は、メタデータD1B、D2B、D3Bの録画日時が例えば「1月」であれば、図7(B)に示すような「お正月」をイメージさせるメニューデザインを選択する。
【0074】
同様に制御部20は、メタデータD1B、D2B、D3Bの録画日時が例えば「7月、8月」であれば、図7(C)に示すような「海」をイメージさせるメニューデザインを選択し、メタデータD1B、D2B、D3Bの録画日時が例えば「2月」であれば、図7(D)に示すような「雪」をイメージさせるメニューデザインを選択する。
【0075】
ステップSP5において制御部20は、ディスク状記録媒体7のメディア種別がブルーレイディスクであるか或はDVDであるかに応じて、メニュー画面MG1又はMG2を生成する際のフレーム枠FW1又はFW2を選択し、次のステップSP6へ移る。
【0076】
ここで制御部20は、図4に示したように、ディスク状記録媒体7のメディア種別がブルーレイディスクである場合にはメニュー画面MG1を生成するためにフレーム枠FW1を選択し、メディア種別がDVDである場合にはメニュー画面MG2を生成するためにフレーム枠FW2を選択する。
【0077】
これにより制御部20は、どのような背景画像を有するフレーム枠FW1又はFW2をメニュー画面MG1又はMG2に用いるのかを決定することができる。
【0078】
ステップSP6において制御部20は、パーソナルコンテンツD1、D2、D3をディスク状記録媒体7に全て録画した後の空き容量を計算により算出し、次のステップSP7へ移る。
【0079】
ステップSP7において制御部20は、メタデータD1B、D2B、D3Bをその内容に応じてCM提供サーバ4〜6の何れかへ送信することにより、当該CM提供サーバ4〜6からメタデータD1B、D2B、D3Bの内容に最も関連のある広告コンテンツPC1、PC2、PC3、…、を取得し、次のステップSP8へ移る。
【0080】
ステップSP8において制御部20は、ディスク状記録媒体7にパーソナルコンテンツD1、D2、D3及び広告コンテンツPC1、PC2、PC3、…、を録画した後、メニュー画面MG1又はMG2を介して再生命令が与えられたときに、どのような順番で再生するかのシナリオをユーザからの指示に応じて作成し、次のステップSP9へ移る。
【0081】
ここで制御部20は、図8(A)に示すように、例えばパーソナルコンテンツD1、広告コンテンツPC1、パーソナルコンテンツD2、広告コンテンツPC2、パーソナルコンテンツD3、広告コンテンツPC3というようなパーソナルコンテンツDと広告コンテンツPCとを交互に並べた再生順序のシナリオを作成することができる。
【0082】
また制御部20は、図8(B)に示すように、例えば広告コンテンツPC1、広告コンテンツPC2、広告コンテンツPC3、パーソナルコンテンツD1、パーソナルコンテンツD2、パーソナルコンテンツD3というような広告コンテンツPCを全て再生した後に、パーソナルコンテンツDを再生するように並べた再生順序のシナリオを作成することができる。
【0083】
さらに制御部20は、図8(C)に示すように、例えばパーソナルコンテンツD1、パーソナルコンテンツD2、パーソナルコンテンツD3、広告コンテンツPC1、広告コンテンツPC2、広告コンテンツPC3というようなパーソナルコンテンツDを全て再生した後に、広告コンテンツPCを再生するように並べた再生順序のシナリオを作成することができる。
【0084】
さらに制御部20は、図8(D)に示すように、例えば広告コンテンツPC1、パーソナルコンテンツD1、広告コンテンツPC2、パーソナルコンテンツD2、広告コンテンツPC3、パーソナルコンテンツD3というような広告コンテンツPCとパーソナルコンテンツDとを交互に並べた再生順序のシナリオを作成することができる。
【0085】
なお、例えば図9に示すように、広告コンテンツPC1としては、広告映像PV1と広告音声PA1とが一体となって構成されている。
【0086】
ステップSP9において制御部20は、パーソナルコンテンツD1、パーソナルコンテンツD2、パーソナルコンテンツD3をディスク状記録媒体7に記録し、次のステップSP10へ移る。
【0087】
ステップSP10において制御部10は、パーソナルコンテンツD1、パーソナルコンテンツD2、パーソナルコンテンツD3をディスク状記録媒体7に記録した後の空き領域に、広告コンテンツPC1、広告コンテンツPC2、広告コンテンツPC3等を記録し、次のステップSP11へ移る。
【0088】
ステップSP11において制御部10は、ステップSP4及びSP5で選択した所定のメニューデザインのフレーム枠FW1又はFW2と、ステップSP8で作成したシナリオとをディスク状記録媒体7の空き領域に記録し、次のステップSP12へ移って処理を終了する。
【0089】
[1−6.動作及び効果]
以上の構成において、録画システム1におけるBDレコーダ2の制御部20は、デジタルビデオカメラ8から取り込んだパーソナルコンテンツD1、D2、D3をディスク状記録媒体に記録する際、自動的にパーソナルコンテンツD1、D2、D3のメタデータD1B、D2B、D3Bを生成する。
【0090】
そしてBDレコーダ2の制御部20は、メタデータD1B、D2B、D3Bの内容に応じて選択したCM提供サーバ4〜6へ当該メタデータD1B、D2B、D3Bを送信し、当該CM提供サーバ4〜6からメタデータD1B、D2B、D3Bの内容に最も関連のある現時点における最新の広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を取得する。
【0091】
その後、BDレコーダ2の制御部20は、パーソナルコンテンツD1、D2、D3をディスク状記録媒体7に書き込んだ後、当該ディスク状記録媒体7の空き容量に広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、メニュー画面MG1又はMG2を構成するフレーム枠FW1又はFW2と再生時に用いられるシナリオを書き込む。
【0092】
これによりBDレコーダ2の制御部20は、ユーザにとって関心があると予想される広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をパーソナルコンテンツD1、D2、D3と共にディスク状記録媒体7に盛り込むことができるので、ユーザにとって有意な広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をディスク状記録媒体7の再生時に提供することができ、かくして広告効果の向上を図ることができる。
【0093】
このときBDレコーダ2の制御部20は、ディスク状記録媒体7の再生時に広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を提供することができるので、ユーザに対してパーソナルコンテンツD1、D2、D3の時代背景を直感的に知らせることができる。
【0094】
なおBDレコーダ2の制御部20は、ディスク状記録媒体7がブルーレイディスクであれば、予め記録された広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、だけではなく、BD−LIVE機能を使って、CM提供サーバ4〜6から最新の広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をダウンロードしてUSBメモリ10を介して提供することができる。
【0095】
このときCM提供サーバ4〜6においては、BDレコーダ2へダウンロードした広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、のダウンロード回数を把握することができるので、実際の広告効果を広告主側へ正確に報告することもできる。
【0096】
さらに録画システム1では、BDレコーダ2の制御部20がパーソナルコンテンツD1、D2、D3と共に、当該パーソナルコンテンツD1、D2、D3に関連した広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を自動的にディスク状記録媒体7に記録することができるので、BDレコーダ2のメーカーが得る広告収入分をハードウェア販売価格に反映して下げたり、ディスク状記録媒体7の販売価格に反映して下げることができる。
【0097】
以上の構成によれば、録画システム1のBDレコーダ2は、ユーザのパーソナルコンテンツD1、D2、D3をディスク状記録媒体7に記録する際、当該パーソナルコンテンツD1、D2、D3に関連のある広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を自動的に取得し、当該ディスク状記録媒体7の空き容量に記録することができる。
【0098】
これにより録画システム1のBDレコーダ2は、パーソナルコンテンツD1、D2、D3と、当該パーソナルコンテンツD1、D2、D3に関連した広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、とが収録された記録済みのディスク状記録媒体7を自動的に生成することができる。
【0099】
<2.他の実施の形態>
【0100】
なお上述した実施の形態においては、BDレコーダ2がメタデータD1B、D2B、D3Bに応じてCM提供サーバ4〜6を選択し、その選択したCM提供サーバ4〜6からパーソナルコンテンツD1、D2、D3に相応しい広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をダウンロードするようにした場合について述べた。
【0101】
しかしながら、本発明はこれに限らず、図1との対応部分に同一符号を付した図10に示すように、専用のCM取得サーバ80を設けるようにしても良い。この場合、CM取得サーバ80は、その基本的構成としてはCM提供サーバ4と同じであるが、BDレコーダ2のCM提供サーバ選択部43(図3)と同等の機能を持つことにより実現することができる。
【0102】
実際上、CM取得サーバ80は、BDレコーダ2からメタデータD1B、D2B、D3Bを受信し、そのメタデータD1B、D2B、D3Bに基づいて相応しい広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を提供しているCM提供サーバ4〜6を検索し、そのCM提供サーバ4〜6へメタデータD1B、D2B、D3Bを送信し、そこからそれぞれ受信した広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、をBDレコーダ2へ転送することができる。
【0103】
また上述した実施の形態においては、BDレコーダ2の制御部20は、図8に示したシナリオに従ってパーソナルコンテンツD1、D2、D3に相応しい広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を再生するようにした場合について述べた。
【0104】
しかしながら、本発明はこれに限らず、BDレコーダ2の制御部20は、図11に示すシナリオのパターン(1)に従って、例えばパーソナルコンテンツD1の映像部分と、広告コンテンツPC1の広告音声PA1とを組み合わせて再生出力するようにしても良い。
【0105】
この場合、BDレコーダ2の制御部20は、ユーザ自身が作成したパーソナルコンテンツD1の映像と企業の広告音声PA1とをマッチングした、これまでにない新たなコンテンツを提供することができる。
【0106】
これによりBDレコーダ2の制御部20は、あたかも企業のCM映像にユーザ自身が作成したパーソナルコンテンツD1の映像が用いられたかのような新たなコンテンツをユーザに対して視認させ、エンタテインメント性を持たせることができる。
【0107】
さらに上述した実施の形態においては、BDレコーダ2の制御部20は、図8に示したシナリオに従ってパーソナルコンテンツD1、D2、D3に相応しい広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を再生するようにした場合について述べた。
【0108】
しかしながら、本発明はこれに限らず、BDレコーダ2の制御部20は、図12に示すシナリオのパターン(2)に従って、例えば広告コンテンツPC1における前半部分の広告映像PV1Fと、パーソナルコンテンツD1の映像部分と、広告コンテンツPC1における後半部分の広告映像PV1Eとを合体した合成映像DP1と、広告コンテンツPC1の広告音声PA1とを組み合わせて再生出力するようにしても良い。
【0109】
この場合、BDレコーダ2の制御部20は、企業の広告映像PV1F(例えば商品の名前やロゴを表示した映像)と広告映像PV1E(企業ブランド名を表示した映像)との間に、ユーザ自身が作成したパーソナルコンテンツD1の映像部分が挟まれ、それが企業の広告音声PA1とをマッチングした、これまでにない新たなコンテンツを提供することができる。
【0110】
これによりBDレコーダ2の制御部20は、あたかも企業のCM映像にユーザ自身が作成したパーソナルコンテンツD1の映像が用いられたかのような新たなコンテンツをユーザに対して視認させ、エンタテインメント性を持たせることができる。
【0111】
ここでBDレコーダ2の制御部20は、広告コンテンツPC1を取得する際に用いたメタデータD1Bに基づいて、当該メタデータD1Bを生成したときの元となるパーソナルコンテンツD1を探し出し、開始時間及び終了時間を指定することにより、広告コンテンツPC1と合体すべきパーソナルコンテンツD1の映像部分を取り出して用いるようになされている。
【0112】
さらに上述した実施の形態においては、BDレコーダ2の制御部20は、図8に示したシナリオに従ってパーソナルコンテンツD1、D2、D3に相応しい広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、を再生するようにした場合について述べた。
【0113】
しかしながら、本発明はこれに限らず、複数の広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、だけを一括して視聴するための広告ボタン(図示せず)をメニュー画面MG1に設け、その広告ボタンが押下操作されたときに、複数の広告コンテンツPC1、PC2、PC3、……、だけを一括して再生出力するようにしても良い。
【0114】
さらに上述した実施の形態においては、図4(B)に示したようなメニュー画面MG2のフレーム枠FW2を用いるようにした場合について述べた。しかしながら、本発明はこれに限らず、BDレコーダ2の制御部20は、図13に示すように、パーソナルコンテンツD1、D2、D3に対応したサムネイル画像SG1、SG2、SG3の間に、広告コンテンツPC1、PC2の広告サムネイル画像PSG2、PSG3を表示するようになされたメニュー画面MG2Zのフレーム枠FW3を用いるようにしても良い。
【0115】
この場合、BDレコーダ2の制御部20は、ディスク状記録媒体7がDVDの場合、プログラムチェーンにより、メニュー画面MG2Zに並べられたサムネイル画像SG1、広告サムネイル画像PSG2、サムネイル画像PSG2、広告サムネイル画像PSG3、サムネイル画像SG3の順番で、パーソナルコンテンツD1、広告コンテンツPC1、パーソナルコンテンツD2、広告コンテンツPC2、パーソナルコンテンツD3を再生出力することができる。
【0116】
さらに上述した実施の形態においては、パーソナルコンテンツD1、D2、D3を作成する電子機器としてデジタルビデオカメラ8を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、カメラ機能を有する携帯電話機、ノートブック型パーソナルコンピュータ、ゲーム機等のその他種々の電子機器を用いるようにしても良い。
【0117】
さらに上述した実施の形態においては、パーソナルコンテンツをディスク状記録媒体7に録画するのにBDレコーダ2を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、録画機能付きのテレビジョン受像機やパーソナルコンピュータ等のその他種々の電子機器を用いるようにしても良い。
【0118】
さらに上述した実施の形態においては、記録手段としての制御部20、ディスク記録再生部24、メタデータ生成手段としてのパーソナルコンテンツ解析部42、広告コンテンツ取得手段としての制御部20、CM提供サーバ選択部43、制御手段としての制御部20、ディスク記録再生部24によって、本発明の情報処理装置としてのBDレコーダ2を構成するようにした場合について述べた。
【0119】
しかしながら、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる記録手段、メタデータ生成手段、広告コンテンツ取得手段及び制御手段により本発明の情報処理装置を構成するようにしても良い。
【0120】
さらに上述した実施の形態においては、広告コンテンツ記憶手段としてのハードディスクドライブ56、広告コンテンツ検索手段としての制御部50、送信手段としての制御部50、ネットワークインタフェース54によって、本発明の広告コンテンツ提供サーバとしてのCM提供サーバ4〜6を構成するようにした場合について述べた。
【0121】
しかしながら、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる広告コンテンツ記憶手段、広告コンテンツ検索手段及び送信手段により本発明の広告コンテンツ提供サーバを構成するようにしても良い。
【0122】
さらに上述した実施の形態においては、広告コンテンツ提供サーバ検索手段としての制御部50、広告コンテンツ取得手段としての制御部50、ネットワークインタフェース54によって、本発明の広告コンテンツ取得サーバとしてのCM取得サーバ80(図10)を構成するようにした場合について述べた。
【0123】
しかしながら、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる広告コンテンツ提供サーバ検索手段及び広告コンテンツ取得手段により本発明の広告コンテンツ取得サーバを構成するようにしても良い。
【産業上の利用可能性】
【0124】
本発明の情報処理装置、録画方法及び録画システムは、監視カメラ等により撮影されたコンテンツをメディアに記録するシステムにおいても適用することができる。
【符号の説明】
【0125】
1、100……録画システム、2……BDレコーダ、3……インターネット、4〜6……CM提供サーバ、7……ディスク状記録媒体、8……デジタルビデオカメラ、9……テレビジョン受像機、10……USBメモリ、20、50……制御部、21、51……CPU、22、52……ROM、23、53……RAM、24……ディスク記録再生部、25、55……ハードディスクインタフェース、26、56……ハードディスクドライブ、27……チューナ部、28、54……ネットワークインタフェース、29……USBインタフェース、30……入力インタフェース、31……出力インタフェース、32……HDMIインタフェース、33、58……バス、41……データフォーマット処理部、42……パーソナルコンテンツ解析部、43……CM提供サーバ選択部、44……サムネイル画像生成部、45……メニュー画面生成部、80……CM取得サーバ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の記録媒体に対して個人の作成したパーソナルコンテンツを記録する記録手段と、
上記パーソナルコンテンツの内容を解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成手段と、
上記メタデータに応じた広告コンテンツを所定の広告コンテンツ提供サーバから取得する広告コンテンツ取得手段と、
上記記録手段を介して上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを上記記録媒体に対して記録させる制御手段と
を具える情報処理装置。
【請求項2】
上記制御手段は、上記記録媒体に対して上記パーソナルコンテンツを記録した後の空き容量に合わせて上記広告コンテンツを記録する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
上記制御手段は、上記ディスク状記録媒体の再生時に、所定デザインのフレーム枠に対して上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツのサムネイル画像を挿入することによりメニュー画面を生成する際の上記フレーム枠についても上記記録媒体に対して記録する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
上記制御手段は、上記メニュー画面に加えて、上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを再生するためのユーザにより予め設定されたシナリオについても上記記録媒体に対して記録する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
上記制御手段は、上記パーソナルコンテンツの映像と上記広告コンテンツの広告音声とを組み合わせて再生するための上記シナリオに従い、上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを再生する
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
上記制御手段は、上記広告コンテンツにおける前半部分の広告映像と、上記パーソナルコンテンツの映像と、上記広告コンテンツにおける後半部分の広告映像とを合体した合成映像と、上記広告コンテンツの広告音声とを組み合わせて再生するための上記シナリオに従い、上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを再生する
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
上記制御手段は、上記ディスク状記録媒体に記録した上記広告コンテンツに対する最新の広告コンテンツを上記広告コンテンツ提供サーバからダウンロードして提供する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
所定の記録媒体に対して記録すべき個人の作成したパーソナルコンテンツの内容をメタデータ生成手段によって解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成ステップと、
上記メタデータに応じた広告コンテンツを広告コンテンツ取得手段によって所定の広告コンテンツ提供サーバから取得する広告コンテンツ取得ステップと、
制御手段により所定の記録手段を介して上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを上記記録媒体に対して記録させる制御ステップと
を有する録画方法。
【請求項9】
所定の記録媒体に対して個人の作成したパーソナルコンテンツを記録する記録手段と、
上記パーソナルコンテンツの内容を解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成手段と、
上記メタデータに応じた広告コンテンツを所定の広告コンテンツ提供サーバから取得する広告コンテンツ取得手段と、
上記記録手段を介して上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを上記記録媒体に対して記録させる制御手段と
を具える情報処理装置と、
上記広告コンテンツを複数格納しておく広告コンテンツ記憶手段と、
上記メタデータを受信し、当該メタデータに応じた上記広告コンテンツを検索して上記広告コンテンツ記憶手段から読み出す広告コンテンツ検索手段と、
上記広告コンテンツを上記情報処理装置へ送信する送信手段と
を具える広告コンテンツ提供サーバと
からなる録画システム。
【請求項10】
所定の記録媒体に対して個人の作成したパーソナルコンテンツを記録する記録手段と、
上記パーソナルコンテンツの内容を解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成手段と、
上記メタデータに応じた広告コンテンツを所定の広告コンテンツ提供サーバから取得する広告コンテンツ取得手段と、
上記記録手段を介して上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを上記記録媒体に対して記録させる記録制御手段と
を具える情報処理装置と、
上記メタデータを受信し、当該メタデータに応じた上記広告コンテンツを保持している上記広告コンテンツ提供サーバを検索する広告コンテンツ提供サーバ検索手段と、
上記メタデータを送信し、当該メタデータに応じた上記広告コンテンツを上記広告コンテンツ提供サーバから受信し、上記情報処理装置へ転送する広告コンテンツ取得手段と
を具える広告コンテンツ取得サーバと、
上記広告コンテンツを複数格納しておく広告コンテンツ記憶手段と、
上記広告コンテンツ取得サーバからメタデータを受信し、当該メタデータに応じた上記広告コンテンツを検索して上記広告コンテンツ記憶手段から読み出す広告コンテンツ検索手段と、
上記広告コンテンツを上記広告コンテンツ取得サーバへ送信する送信手段と
を具える広告コンテンツ提供サーバと
からなる録画システム。
【請求項1】
所定の記録媒体に対して個人の作成したパーソナルコンテンツを記録する記録手段と、
上記パーソナルコンテンツの内容を解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成手段と、
上記メタデータに応じた広告コンテンツを所定の広告コンテンツ提供サーバから取得する広告コンテンツ取得手段と、
上記記録手段を介して上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを上記記録媒体に対して記録させる制御手段と
を具える情報処理装置。
【請求項2】
上記制御手段は、上記記録媒体に対して上記パーソナルコンテンツを記録した後の空き容量に合わせて上記広告コンテンツを記録する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
上記制御手段は、上記ディスク状記録媒体の再生時に、所定デザインのフレーム枠に対して上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツのサムネイル画像を挿入することによりメニュー画面を生成する際の上記フレーム枠についても上記記録媒体に対して記録する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
上記制御手段は、上記メニュー画面に加えて、上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを再生するためのユーザにより予め設定されたシナリオについても上記記録媒体に対して記録する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
上記制御手段は、上記パーソナルコンテンツの映像と上記広告コンテンツの広告音声とを組み合わせて再生するための上記シナリオに従い、上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを再生する
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
上記制御手段は、上記広告コンテンツにおける前半部分の広告映像と、上記パーソナルコンテンツの映像と、上記広告コンテンツにおける後半部分の広告映像とを合体した合成映像と、上記広告コンテンツの広告音声とを組み合わせて再生するための上記シナリオに従い、上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを再生する
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
上記制御手段は、上記ディスク状記録媒体に記録した上記広告コンテンツに対する最新の広告コンテンツを上記広告コンテンツ提供サーバからダウンロードして提供する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
所定の記録媒体に対して記録すべき個人の作成したパーソナルコンテンツの内容をメタデータ生成手段によって解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成ステップと、
上記メタデータに応じた広告コンテンツを広告コンテンツ取得手段によって所定の広告コンテンツ提供サーバから取得する広告コンテンツ取得ステップと、
制御手段により所定の記録手段を介して上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを上記記録媒体に対して記録させる制御ステップと
を有する録画方法。
【請求項9】
所定の記録媒体に対して個人の作成したパーソナルコンテンツを記録する記録手段と、
上記パーソナルコンテンツの内容を解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成手段と、
上記メタデータに応じた広告コンテンツを所定の広告コンテンツ提供サーバから取得する広告コンテンツ取得手段と、
上記記録手段を介して上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを上記記録媒体に対して記録させる制御手段と
を具える情報処理装置と、
上記広告コンテンツを複数格納しておく広告コンテンツ記憶手段と、
上記メタデータを受信し、当該メタデータに応じた上記広告コンテンツを検索して上記広告コンテンツ記憶手段から読み出す広告コンテンツ検索手段と、
上記広告コンテンツを上記情報処理装置へ送信する送信手段と
を具える広告コンテンツ提供サーバと
からなる録画システム。
【請求項10】
所定の記録媒体に対して個人の作成したパーソナルコンテンツを記録する記録手段と、
上記パーソナルコンテンツの内容を解析することにより当該パーソナルコンテンツに対するメタデータを生成するメタデータ生成手段と、
上記メタデータに応じた広告コンテンツを所定の広告コンテンツ提供サーバから取得する広告コンテンツ取得手段と、
上記記録手段を介して上記パーソナルコンテンツ及び上記広告コンテンツを上記記録媒体に対して記録させる記録制御手段と
を具える情報処理装置と、
上記メタデータを受信し、当該メタデータに応じた上記広告コンテンツを保持している上記広告コンテンツ提供サーバを検索する広告コンテンツ提供サーバ検索手段と、
上記メタデータを送信し、当該メタデータに応じた上記広告コンテンツを上記広告コンテンツ提供サーバから受信し、上記情報処理装置へ転送する広告コンテンツ取得手段と
を具える広告コンテンツ取得サーバと、
上記広告コンテンツを複数格納しておく広告コンテンツ記憶手段と、
上記広告コンテンツ取得サーバからメタデータを受信し、当該メタデータに応じた上記広告コンテンツを検索して上記広告コンテンツ記憶手段から読み出す広告コンテンツ検索手段と、
上記広告コンテンツを上記広告コンテンツ取得サーバへ送信する送信手段と
を具える広告コンテンツ提供サーバと
からなる録画システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2011−29696(P2011−29696A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−170237(P2009−170237)
【出願日】平成21年7月21日(2009.7.21)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年7月21日(2009.7.21)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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