情報処理装置
【課題】 処理設定の組み合わせが膨大な場合、処理設定と入力データの組み合わせからなるプリフライトのログを残してもプリフライトの効率が向上しない。
【解決手段】 入力データから疑似データを作成し、疑似データを入力としてフォーマット変換処理を行い、エラー・ワーニング情報を取得することで、プリフライトを行う。疑似データは入力データに含まれる一度もプリフライトを行っていないコマンドと結果未保障のコマンドからなる。
【解決手段】 入力データから疑似データを作成し、疑似データを入力としてフォーマット変換処理を行い、エラー・ワーニング情報を取得することで、プリフライトを行う。疑似データは入力データに含まれる一度もプリフライトを行っていないコマンドと結果未保障のコマンドからなる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォーマット変換処理のプリフライトを行う情報処理装置に関する
【背景技術】
【0002】
印刷処理におけるフォーマット変換処理に時間がかかるドキュメントに対してフォーマット変換処理を行う際、処理の終盤でエラーが起き、エラー返却に時間がかかるような場合、印刷処理前にドキュメントの妥当性を検証するプリフライトが有効である。従来のプリフライトには、入力ファイルと処理設定の組み合わせごとにログを残すことで一度プリフライトを行った組み合わせに対してプリフライトを行わないことで効率化を図るものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−154915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、処理設定の組み合わせが膨大であり、入力ファイルが多様なシステムにおいては、ログに残ったものと合致する設定、入力ファイルで印刷する可能性が低くなり、パフォーマンスが向上しない。また、ログに残ったものと入力ファイルの一部だけ異なるデータに対しても全体に対してプリフライトを行うので、効率が悪い。さらに、フォーマット変換処理システムが変更されると、プリフライト処理システムも作成しなおす必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
フォーマット変換処理のプリフライトを行う情報処理装置において、
入力データから疑似データを作成する手段(10−1)と、疑似データを入力としてフォーマット変換処理を行う手段(10−2)と、疑似データを入力としたフォーマット変換処理のエラー・ワーニング情報を取得する手段(10−3)からなり、疑似データは入力データ内容の重複を省いたデータであることを特徴とする情報処理装置。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、入力データから作成した疑似データに対してフォーマット変換処理を行い、エラー・ワーニング情報を取得することで、処理設定の組み合わせが膨大であり、入力ファイルが多様なシステムにおいても効率よくプリフライトを行うことが可能となる。また、疑似データは入力データ内容の重複を省くよう作成されるので、入力ファイルの一部を抜き出したデータサイズの小さい疑似データが作成され、プリフライトが高速に行える。さらに、疑似データに対してフォーマット変換処理を行うことでプリフライトを行うので、フォーマット変換処理システムが変更されても、そのフォーマット変換処理システムを利用することができ、プリフライト処理システムを作成しなおす手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本実施例のプリフライト方法が適用される情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】プリフライト方法が制御プログラムと関連するデータが、媒体読取装置記憶装置に格納されていたデータと中央処理演算装置に読み込まれ、入力装置から印刷命令が入力されて、プリンタへデータを送るまでの概念図である。
【図3】本発明の実施例の印刷システム全体構成を示すブロック図である。
【図4(A)】は疑似データの例を示した図である。
【図4(B)】コマンドを同一座標に配置した疑似データの例を示した図である。
【図5】本実施形態におけるプリフライトシステムのブロック図である。
【図6】図5における疑似データ生成部の詳細ブロック図である。
【図7】未処理コマンドを抜き出す処理を示した図である。
【図8】結果未保障のコマンドを抜き出す処理を示した図である。
【図9】図7と図8を組み合わせた、未処理コマンドと結果未保障のコマンドを抜き出す処理を示した図である。
【図10】本発明のプリフライト方法の基本となるフローチャート図である。
【図11】本実施例のプリフライト方法のフローチャート図である。
【図12】本実施例の疑似データ作成方法のフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【0009】
以下、印刷システムにおいて特にクライアントPC内に本発明であるプリフライト方法を適合させた場合の実施例を説明する。しかしこのプリフライト方法は、クライアントPC内ではなく、印刷装置内で行っても同様に成立する。また本プリフライト方法は、Webサービスのサーバやクラウドコンピューティングで行っても同様に成立する。
【0010】
また、本実施形態では印刷システム、特に印刷処理におけるフォーマット変換処理に本発明であるプリフライト方法を適合させた場合の実施例を説明する。しかし、このプリフライト方法はフォーマット変換を行うアプリケーション全般において同様に成立する。
【0011】
図1は本発明であるプリフライト方法が適用される情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
【0012】
図1において、1は中央処理装置で、上記プログラムおよび関連データが記憶されているFD,CD−ROM,ICメモリカード等の記憶媒体をシステムに接続された媒体読取装置6から読み込む。その後、補助記憶装置3から主記憶装置2にロードされたシステムプログラム、アプリケーションプログラムによって、入力装置4から入力される情報を処理して、出力装置5や印刷装置7に出力する。なお、本実施例では、出力装置5はディスプレイなどの表示装置とし、本来出力装置に含まれる印刷装置7と区別する。また、入力装置4はキーボード、ポインティングデバイス等で構成されているものとする。さらに補助記憶装置3は、ハードディスク、光磁気ディスクで構成されるものであってもいいし、これらの組み合わせで構成されるものであってもよい。また、それぞれの装置がネットワークを介して接続されていようとも、本発明を制約するものではない。
【0013】
図2は媒体読取装置記憶装置に格納されていたプログラムと関連するデータが中央処理演算装置に読み込まれ、入力装置から印刷命令が入力されて、印刷装置へデータを送り印刷するまでの概念図をあらわす。フォーマット変換装置はOSの制御下で機能する。
【0014】
図3は、本発明の特徴を最もよくあらわす図面であり、同図において10は本発明の印刷システムにおけるクライアントコンピュータ本体およびそれを制御しているOSを示す。
11はそのOS上で動作するフォーマット変換装置である。フォーマット変換装置は、プリンタドライバやその他アプリケーションとして動作する。
【0015】
12は本発明におけるユーザが印刷装置に対しての設定など各種印刷設定等を入力したり、印刷開始指示をしたりするためのユーザインターフェース部である。
【0016】
13は受け付けた入力データに対して、本発明であるプリフライト方法の処理を行うプリフライト処理部である。
【0017】
14は、プリフライト処理部でのプリフライト結果、およびユーザインターフェース部での設定に応じ、入力データに対して印刷装置に出力する印刷データを生成するフォーマット変換処理部である。
【0018】
ここで、本発明におけるプリフライトに用いる疑似データについて説明する。図4(A)に入力データから疑似データを作成した例を示す。本発明における疑似データとは、入力データからプリフライトに必要最低限なコマンドを抜き出して作られるデータである。必要最低限なコマンドは2つに分類される。1つ目は、1度もプリフライトを行っていないコマンドである。2つ目は、結果未保障のコマンドである。結果未保障のコマンドとは、コマンド内の条件によっては、フォーマット変換処理に制限が存在するものである。例えば、PDFには32種類のCMYK blend modeコマンドが存在するが、このうちフォーマット変換処理が20種類処理可能とした場合、CMYK blend modeコマンドは結果未保障のコマンドとなる。このように、コマンド内の条件によって制限が存在することがあらかじめ分かっている場合、結果未保障のコマンドとなる。
【0019】
疑似データは入力データよりデータサイズが小さいことから、フォーマット変換処理の負荷が軽い。疑似データを入力としてフォーマット変換処理を行い、フォーマット変換処理のエラー・ワーニング情報を取得することで高速にプリフライトが行える。
【0020】
図4(B)に疑似データのコマンドを同一座標に配置した場合の例を示す。疑似データ作成において、コマンドの配置によっては疑似データが複数ページにわたることが考えられる。ページが複数にわたることで、データ量は増加し、フォーマット変換処理の負荷が増える。コマンドを同一座標に配置することで、ページ数の増大による疑似データを入力としたフォーマット変換処理の負荷を低減することができ、高速にプリフライトが行える。
【0021】
また、疑似データの処理設定をN−upにすることで、処理時のデータサイズを削減することができ、各コマンドの描画負荷を減らすことになり、疑似データを入力としたフォーマット変換処理の負荷を低減することができ、高速にプリフライトが行える。
【0022】
図5は図3におけるプリフライト処理部(13)のブロック図であり、本発明であるプリフライト処理を行う。
【0023】
図5のデータ取得部(5−1)は入力されたデータを受け取る。
【0024】
図5の疑似データ生成部(5−2)は、プリフライト用の疑似データを作成する。
【0025】
図5の疑似データ処理部(5−3)は、疑似データ生成部で生成された疑似データに対してフォーマット変換処理を行う。ここで処理を行うフォーマット変換処理は、フォーマット変換処理部(14)で行われる、印刷装置に印刷データを出力するために行うフォーマット変換処理と同一である。
【0026】
図5の結果処理部(5−4)は、疑似データ処理部(5−3)で返却されたエラー・ワーニング情報を取得する。取得したエラー・ワーニング情報に情報が含まれていなかった場合、つまりフォーマット変換処理に成功した場合、疑似データに含まれているコマンドを条件化し、処理済みリストに追加する。処理済みリストは印刷設定ごとに作成され、同印刷設定においてすでに処理を行い、エラーの発生しなかったコマンドを条件化したリストである。結果処理部(5−4)は、疑似データ処理部(5−3)で取得したエラー・ワーニング情報に情報が含まれていた場合、つまりフォーマット変換処理に失敗した場合、エラー・ワーニング情報を提示する。
【0027】
図6は図5における疑似データ生成部(5−2)の詳細を示したブロック図である。
【0028】
図6のコマンド抽出部(6−1)は、入力データから各描画コマンドを抽出する。図6の結果未保障コマンド抽出部(6−2)は、結果未保障コマンドを抽出する。図6の未処理コマンド抽出部(6−3)では、1度もプリフライトを行っていない未処理コマンドを抽出する。図6の疑似データ追加部(6−4)では、結果未保障コマンド抽出部、未処理コマンド抽出部で抽出されたコマンドを空の疑似データに追加する。図6の処理設定変更部(6−5)は、N−up設定にするなど処理データ負荷が小さくなるよう、処理設定を変更する。
【0029】
図7に未処理コマンド抽出部(6−3)にて未処理コマンドを抽出し、疑似データを作成する処理について説明する。
【0030】
未処理コマンド抽出部(6−3)は処理済みリストと登録済みリストを参照する。処理済みリストは、すでに処理を行ったコマンドを条件化したもののリストであり、印刷設定ごとに未処理コマンド抽出部(6−3)が保持している。登録済みリストは、現疑似データにすでに追加されたコマンドを条件化したもののリストであり、疑似データ生成処理ごとに作成される。
【0031】
未処理コマンド抽出部(6−3)は入力された各コマンドに対し、本印刷設定における処理済みリスト(7−2)を参照する。処理済みリスト参照部(6−3)は、コマンドが処理済みリスト(7−2)の条件に合致する場合、コマンドを疑似データ(7−4)に追加しない。例えば、入力データ(7−1)に実線が含まれている場合、処理済みリスト(7−2)に条件として実線が含まれており、条件に合致するので、コマンドを疑似データ(7−4)に追加しない。これにより、以前のジョブでプリフライト処理済みのコマンドは疑似データに追加されず、無駄なプリフライトを排除することができる。
【0032】
登録済みリスト参照部(6−5)はコマンドが処理済みリスト(7−2)の条件に合致しない場合、登録済みリスト(7−3)を参照する。コマンドが登録済みリスト(7−3)の条件に合致する場合、コマンドは疑似データ(7−4)に追加されない。コマンドが登録済みリストの条件に合致しない場合、登録済みリスト追加部(6−5)はコマンドを適切な粒度のコマンド条件にし、登録済みリストへ追加する。その後、疑似データ追加部(6−6)は疑似データにコマンドを追加する。例えば、入力データ(7−1)に複数のMS Pゴシックフォント文字コマンドが含まれていた場合、最初のMS Pゴシックフォント文字コマンドが疑似データ(7−4)に追加され、登録済みリスト(7−3)にMS Pゴシックフォントが条件として追加される。2つ目以降のMS Pゴシックフォント文字コマンドは登録済みリスト(7−3)に追加された条件から、疑似データ(7−4)に追加されない。これにより、本処理において、すでに疑似データに追加されたコマンドは疑似データに追加されず、無駄なプリフライトを排除することができる。
【0033】
図8に結果未保障コマンド抽出部(6−2)にて結果未保障コマンドを抽出し、疑似データを作成する処理について説明する。
【0034】
結果未保障コマンド抽出部(6−2)は結果未保障リストを参照する。結果未保障リストは、結果未保障のコマンドを条件化したリストである。結果未保障のコマンドとはフォーマット変換処理に制限が存在するものであり、例えば、結果未保障リスト(8−2)では点線、JPEG画像、ROP4、CMYK blend modeなどをあげている。
【0035】
結果未保障コマンド抽出部(6−2)はあらかじめ結果未保障コマンド抽出部(6−2)は入力された各コマンドに対し、結果未保障リスト(8−2)を参照する。コマンドが結果未保障リストの条件に合致する場合、疑似データ追加部(6−6)はコマンドを疑似データ(8−3)に追加し、結果未保障リスト(8−2)の条件に合致しない場合、疑似データ(8−3)に追加しない。例えば、入力データ(8−1)に点線が複数含まれていた場合、点線は結果未保障リスト(8−2)の条件に合致するので、すべて疑似データ(8−3)に追加される。これにより、結果未保障のコマンドに対して常にプリフライトを行うことができ、プリフライトの精度を向上させることが可能となる。
【0036】
図9に図7と図8の処理を組み合わせた、未処理コマンドと結果未保障のコマンドを抜き出す処理について説明する。まず、結果未保障リスト(9−1)を参照することで、結果未保障のコマンドを抜き出し、次に処理済みリスト(9−2)と登録済みリスト(9−3)を参照することで、1度もプリフライトを行っていないコマンドを抜き出す。これにより、必要最低限なコマンドを抜き出すことが可能となり疑似データが作成される。
【0037】
図7と図8の処理を組み合わせることで、無駄なプリフライトを排除し、かつプリフライトの精度を向上させることが可能となる。
【0038】
疑似データ生成部(5−2)における処理済みリスト、登録済みリスト、処理済みリストはそれぞれ適切な粒度のコマンド条件をリスト化したものである。適切な粒度のコマンド条件とは、例えば、Fontの種類に印刷処理は影響するが、Fontのサイズ、文字コードには印刷処理は影響しない場合、Fontの種類が適切な粒度のコマンド条件となる。このように、登録済みリスト追加部(6−5)はコマンドごとにどのパラメータまで条件とするかをあらかじめ保持しておく必要がある。
【0039】
図10は本発明の基本となるプリフライト処理のフローチャートである。まず、疑似データ生成部(5−2)は疑似データの生成を行う(10−2)。その後疑似データ処理部(5−3)は、疑似データを入力としてフォーマット変換処理を行う。結果処理部(5−3)はフォーマット変換処理のエラー・ワーニング情報を取得する(10−3)。
【0040】
図11は本実施形態におけるプリフライト処理のフローチャートである。データ取得部(5−1)は入力データを受け取り、入力データサイズが閾値より大きいかどうかを判断する(11−1)。閾値は、疑似データを作成しプリフライトを行うより、入力データのフォーマット変換処理をしたほうが速いデータサイズ値をあらかじめ設定する。入力データが閾値より小さい場合、プリフライト処理は行わない。入力データが閾値より大きい場合、疑似データ生成部(5−2)は疑似データの生成を行う(11−2)。その後疑似データ処理部(5−3)は、疑似データを入力としてフォーマット変換処理を行う(11−3)。結果処理部(5−3)はフォーマット変換処理のエラー・ワーニング情報を取得し(11−4)、エラー・ワーニング情報からエラー・ワーニングが起きたかどうか判断する(11−5)。エラー・ワーニングが起きた場合、結果処理部(5−3)はエラー・ワーニング情報を提示する(11−6)。エラー・ワーニングが起きなかった場合、結果処理部(5−3)は現在のプリフライト処理における登録済みリストのコマンド条件を処理済みリストに追加する(11−7)。
【0041】
図12は本実施形態における疑似データ生成のフローチャートである。以下の処理は全入力コマンドに対して行う(12−1)。コマンド抽出部(6−1)は、入力データからコマンドを取得する(12−2)。結果未保障コマンド抽出部(6−2)は、コマンドが結果未保障リストの条件に合致するかを判断する(12−3)。コマンドが結果未保障リストの条件に合致した場合、疑似データ追加部(6−4)はコマンド座標を移動し(12−7)、疑似データにコマンドを追加する(12−8)。コマンドが結果未保障リストの条件に合致しない場合、未処理コマンド抽出部(6−3)はコマンドが処理済みリストの条件に合致するかを判断する(12−4)。コマンドが処理済みリストの条件に合致しない場合、未処理コマンド抽出部(6−3)はコマンドが登録済みリストの条件に合致するかを判断する(11−5)。コマンドが登録済みリストの条件に合致しない場合、未処理コマンド抽出部(6−3)はコマンドを条件化し、登録済みリストに登録する(12−6)。その後、疑似データ追加部(6−4)はコマンド座標を移動し(12−7)、疑似データにコマンドを追加する(12−8)。その後、処理設定変更部(6−5)は処理設定をN−upに変更する(12−9)。
【符号の説明】
【0042】
1 中央処理装置
2 主記憶装置
3 補助記憶装置
4 入力装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォーマット変換処理のプリフライトを行う情報処理装置に関する
【背景技術】
【0002】
印刷処理におけるフォーマット変換処理に時間がかかるドキュメントに対してフォーマット変換処理を行う際、処理の終盤でエラーが起き、エラー返却に時間がかかるような場合、印刷処理前にドキュメントの妥当性を検証するプリフライトが有効である。従来のプリフライトには、入力ファイルと処理設定の組み合わせごとにログを残すことで一度プリフライトを行った組み合わせに対してプリフライトを行わないことで効率化を図るものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−154915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、処理設定の組み合わせが膨大であり、入力ファイルが多様なシステムにおいては、ログに残ったものと合致する設定、入力ファイルで印刷する可能性が低くなり、パフォーマンスが向上しない。また、ログに残ったものと入力ファイルの一部だけ異なるデータに対しても全体に対してプリフライトを行うので、効率が悪い。さらに、フォーマット変換処理システムが変更されると、プリフライト処理システムも作成しなおす必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
フォーマット変換処理のプリフライトを行う情報処理装置において、
入力データから疑似データを作成する手段(10−1)と、疑似データを入力としてフォーマット変換処理を行う手段(10−2)と、疑似データを入力としたフォーマット変換処理のエラー・ワーニング情報を取得する手段(10−3)からなり、疑似データは入力データ内容の重複を省いたデータであることを特徴とする情報処理装置。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、入力データから作成した疑似データに対してフォーマット変換処理を行い、エラー・ワーニング情報を取得することで、処理設定の組み合わせが膨大であり、入力ファイルが多様なシステムにおいても効率よくプリフライトを行うことが可能となる。また、疑似データは入力データ内容の重複を省くよう作成されるので、入力ファイルの一部を抜き出したデータサイズの小さい疑似データが作成され、プリフライトが高速に行える。さらに、疑似データに対してフォーマット変換処理を行うことでプリフライトを行うので、フォーマット変換処理システムが変更されても、そのフォーマット変換処理システムを利用することができ、プリフライト処理システムを作成しなおす手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本実施例のプリフライト方法が適用される情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】プリフライト方法が制御プログラムと関連するデータが、媒体読取装置記憶装置に格納されていたデータと中央処理演算装置に読み込まれ、入力装置から印刷命令が入力されて、プリンタへデータを送るまでの概念図である。
【図3】本発明の実施例の印刷システム全体構成を示すブロック図である。
【図4(A)】は疑似データの例を示した図である。
【図4(B)】コマンドを同一座標に配置した疑似データの例を示した図である。
【図5】本実施形態におけるプリフライトシステムのブロック図である。
【図6】図5における疑似データ生成部の詳細ブロック図である。
【図7】未処理コマンドを抜き出す処理を示した図である。
【図8】結果未保障のコマンドを抜き出す処理を示した図である。
【図9】図7と図8を組み合わせた、未処理コマンドと結果未保障のコマンドを抜き出す処理を示した図である。
【図10】本発明のプリフライト方法の基本となるフローチャート図である。
【図11】本実施例のプリフライト方法のフローチャート図である。
【図12】本実施例の疑似データ作成方法のフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【0009】
以下、印刷システムにおいて特にクライアントPC内に本発明であるプリフライト方法を適合させた場合の実施例を説明する。しかしこのプリフライト方法は、クライアントPC内ではなく、印刷装置内で行っても同様に成立する。また本プリフライト方法は、Webサービスのサーバやクラウドコンピューティングで行っても同様に成立する。
【0010】
また、本実施形態では印刷システム、特に印刷処理におけるフォーマット変換処理に本発明であるプリフライト方法を適合させた場合の実施例を説明する。しかし、このプリフライト方法はフォーマット変換を行うアプリケーション全般において同様に成立する。
【0011】
図1は本発明であるプリフライト方法が適用される情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
【0012】
図1において、1は中央処理装置で、上記プログラムおよび関連データが記憶されているFD,CD−ROM,ICメモリカード等の記憶媒体をシステムに接続された媒体読取装置6から読み込む。その後、補助記憶装置3から主記憶装置2にロードされたシステムプログラム、アプリケーションプログラムによって、入力装置4から入力される情報を処理して、出力装置5や印刷装置7に出力する。なお、本実施例では、出力装置5はディスプレイなどの表示装置とし、本来出力装置に含まれる印刷装置7と区別する。また、入力装置4はキーボード、ポインティングデバイス等で構成されているものとする。さらに補助記憶装置3は、ハードディスク、光磁気ディスクで構成されるものであってもいいし、これらの組み合わせで構成されるものであってもよい。また、それぞれの装置がネットワークを介して接続されていようとも、本発明を制約するものではない。
【0013】
図2は媒体読取装置記憶装置に格納されていたプログラムと関連するデータが中央処理演算装置に読み込まれ、入力装置から印刷命令が入力されて、印刷装置へデータを送り印刷するまでの概念図をあらわす。フォーマット変換装置はOSの制御下で機能する。
【0014】
図3は、本発明の特徴を最もよくあらわす図面であり、同図において10は本発明の印刷システムにおけるクライアントコンピュータ本体およびそれを制御しているOSを示す。
11はそのOS上で動作するフォーマット変換装置である。フォーマット変換装置は、プリンタドライバやその他アプリケーションとして動作する。
【0015】
12は本発明におけるユーザが印刷装置に対しての設定など各種印刷設定等を入力したり、印刷開始指示をしたりするためのユーザインターフェース部である。
【0016】
13は受け付けた入力データに対して、本発明であるプリフライト方法の処理を行うプリフライト処理部である。
【0017】
14は、プリフライト処理部でのプリフライト結果、およびユーザインターフェース部での設定に応じ、入力データに対して印刷装置に出力する印刷データを生成するフォーマット変換処理部である。
【0018】
ここで、本発明におけるプリフライトに用いる疑似データについて説明する。図4(A)に入力データから疑似データを作成した例を示す。本発明における疑似データとは、入力データからプリフライトに必要最低限なコマンドを抜き出して作られるデータである。必要最低限なコマンドは2つに分類される。1つ目は、1度もプリフライトを行っていないコマンドである。2つ目は、結果未保障のコマンドである。結果未保障のコマンドとは、コマンド内の条件によっては、フォーマット変換処理に制限が存在するものである。例えば、PDFには32種類のCMYK blend modeコマンドが存在するが、このうちフォーマット変換処理が20種類処理可能とした場合、CMYK blend modeコマンドは結果未保障のコマンドとなる。このように、コマンド内の条件によって制限が存在することがあらかじめ分かっている場合、結果未保障のコマンドとなる。
【0019】
疑似データは入力データよりデータサイズが小さいことから、フォーマット変換処理の負荷が軽い。疑似データを入力としてフォーマット変換処理を行い、フォーマット変換処理のエラー・ワーニング情報を取得することで高速にプリフライトが行える。
【0020】
図4(B)に疑似データのコマンドを同一座標に配置した場合の例を示す。疑似データ作成において、コマンドの配置によっては疑似データが複数ページにわたることが考えられる。ページが複数にわたることで、データ量は増加し、フォーマット変換処理の負荷が増える。コマンドを同一座標に配置することで、ページ数の増大による疑似データを入力としたフォーマット変換処理の負荷を低減することができ、高速にプリフライトが行える。
【0021】
また、疑似データの処理設定をN−upにすることで、処理時のデータサイズを削減することができ、各コマンドの描画負荷を減らすことになり、疑似データを入力としたフォーマット変換処理の負荷を低減することができ、高速にプリフライトが行える。
【0022】
図5は図3におけるプリフライト処理部(13)のブロック図であり、本発明であるプリフライト処理を行う。
【0023】
図5のデータ取得部(5−1)は入力されたデータを受け取る。
【0024】
図5の疑似データ生成部(5−2)は、プリフライト用の疑似データを作成する。
【0025】
図5の疑似データ処理部(5−3)は、疑似データ生成部で生成された疑似データに対してフォーマット変換処理を行う。ここで処理を行うフォーマット変換処理は、フォーマット変換処理部(14)で行われる、印刷装置に印刷データを出力するために行うフォーマット変換処理と同一である。
【0026】
図5の結果処理部(5−4)は、疑似データ処理部(5−3)で返却されたエラー・ワーニング情報を取得する。取得したエラー・ワーニング情報に情報が含まれていなかった場合、つまりフォーマット変換処理に成功した場合、疑似データに含まれているコマンドを条件化し、処理済みリストに追加する。処理済みリストは印刷設定ごとに作成され、同印刷設定においてすでに処理を行い、エラーの発生しなかったコマンドを条件化したリストである。結果処理部(5−4)は、疑似データ処理部(5−3)で取得したエラー・ワーニング情報に情報が含まれていた場合、つまりフォーマット変換処理に失敗した場合、エラー・ワーニング情報を提示する。
【0027】
図6は図5における疑似データ生成部(5−2)の詳細を示したブロック図である。
【0028】
図6のコマンド抽出部(6−1)は、入力データから各描画コマンドを抽出する。図6の結果未保障コマンド抽出部(6−2)は、結果未保障コマンドを抽出する。図6の未処理コマンド抽出部(6−3)では、1度もプリフライトを行っていない未処理コマンドを抽出する。図6の疑似データ追加部(6−4)では、結果未保障コマンド抽出部、未処理コマンド抽出部で抽出されたコマンドを空の疑似データに追加する。図6の処理設定変更部(6−5)は、N−up設定にするなど処理データ負荷が小さくなるよう、処理設定を変更する。
【0029】
図7に未処理コマンド抽出部(6−3)にて未処理コマンドを抽出し、疑似データを作成する処理について説明する。
【0030】
未処理コマンド抽出部(6−3)は処理済みリストと登録済みリストを参照する。処理済みリストは、すでに処理を行ったコマンドを条件化したもののリストであり、印刷設定ごとに未処理コマンド抽出部(6−3)が保持している。登録済みリストは、現疑似データにすでに追加されたコマンドを条件化したもののリストであり、疑似データ生成処理ごとに作成される。
【0031】
未処理コマンド抽出部(6−3)は入力された各コマンドに対し、本印刷設定における処理済みリスト(7−2)を参照する。処理済みリスト参照部(6−3)は、コマンドが処理済みリスト(7−2)の条件に合致する場合、コマンドを疑似データ(7−4)に追加しない。例えば、入力データ(7−1)に実線が含まれている場合、処理済みリスト(7−2)に条件として実線が含まれており、条件に合致するので、コマンドを疑似データ(7−4)に追加しない。これにより、以前のジョブでプリフライト処理済みのコマンドは疑似データに追加されず、無駄なプリフライトを排除することができる。
【0032】
登録済みリスト参照部(6−5)はコマンドが処理済みリスト(7−2)の条件に合致しない場合、登録済みリスト(7−3)を参照する。コマンドが登録済みリスト(7−3)の条件に合致する場合、コマンドは疑似データ(7−4)に追加されない。コマンドが登録済みリストの条件に合致しない場合、登録済みリスト追加部(6−5)はコマンドを適切な粒度のコマンド条件にし、登録済みリストへ追加する。その後、疑似データ追加部(6−6)は疑似データにコマンドを追加する。例えば、入力データ(7−1)に複数のMS Pゴシックフォント文字コマンドが含まれていた場合、最初のMS Pゴシックフォント文字コマンドが疑似データ(7−4)に追加され、登録済みリスト(7−3)にMS Pゴシックフォントが条件として追加される。2つ目以降のMS Pゴシックフォント文字コマンドは登録済みリスト(7−3)に追加された条件から、疑似データ(7−4)に追加されない。これにより、本処理において、すでに疑似データに追加されたコマンドは疑似データに追加されず、無駄なプリフライトを排除することができる。
【0033】
図8に結果未保障コマンド抽出部(6−2)にて結果未保障コマンドを抽出し、疑似データを作成する処理について説明する。
【0034】
結果未保障コマンド抽出部(6−2)は結果未保障リストを参照する。結果未保障リストは、結果未保障のコマンドを条件化したリストである。結果未保障のコマンドとはフォーマット変換処理に制限が存在するものであり、例えば、結果未保障リスト(8−2)では点線、JPEG画像、ROP4、CMYK blend modeなどをあげている。
【0035】
結果未保障コマンド抽出部(6−2)はあらかじめ結果未保障コマンド抽出部(6−2)は入力された各コマンドに対し、結果未保障リスト(8−2)を参照する。コマンドが結果未保障リストの条件に合致する場合、疑似データ追加部(6−6)はコマンドを疑似データ(8−3)に追加し、結果未保障リスト(8−2)の条件に合致しない場合、疑似データ(8−3)に追加しない。例えば、入力データ(8−1)に点線が複数含まれていた場合、点線は結果未保障リスト(8−2)の条件に合致するので、すべて疑似データ(8−3)に追加される。これにより、結果未保障のコマンドに対して常にプリフライトを行うことができ、プリフライトの精度を向上させることが可能となる。
【0036】
図9に図7と図8の処理を組み合わせた、未処理コマンドと結果未保障のコマンドを抜き出す処理について説明する。まず、結果未保障リスト(9−1)を参照することで、結果未保障のコマンドを抜き出し、次に処理済みリスト(9−2)と登録済みリスト(9−3)を参照することで、1度もプリフライトを行っていないコマンドを抜き出す。これにより、必要最低限なコマンドを抜き出すことが可能となり疑似データが作成される。
【0037】
図7と図8の処理を組み合わせることで、無駄なプリフライトを排除し、かつプリフライトの精度を向上させることが可能となる。
【0038】
疑似データ生成部(5−2)における処理済みリスト、登録済みリスト、処理済みリストはそれぞれ適切な粒度のコマンド条件をリスト化したものである。適切な粒度のコマンド条件とは、例えば、Fontの種類に印刷処理は影響するが、Fontのサイズ、文字コードには印刷処理は影響しない場合、Fontの種類が適切な粒度のコマンド条件となる。このように、登録済みリスト追加部(6−5)はコマンドごとにどのパラメータまで条件とするかをあらかじめ保持しておく必要がある。
【0039】
図10は本発明の基本となるプリフライト処理のフローチャートである。まず、疑似データ生成部(5−2)は疑似データの生成を行う(10−2)。その後疑似データ処理部(5−3)は、疑似データを入力としてフォーマット変換処理を行う。結果処理部(5−3)はフォーマット変換処理のエラー・ワーニング情報を取得する(10−3)。
【0040】
図11は本実施形態におけるプリフライト処理のフローチャートである。データ取得部(5−1)は入力データを受け取り、入力データサイズが閾値より大きいかどうかを判断する(11−1)。閾値は、疑似データを作成しプリフライトを行うより、入力データのフォーマット変換処理をしたほうが速いデータサイズ値をあらかじめ設定する。入力データが閾値より小さい場合、プリフライト処理は行わない。入力データが閾値より大きい場合、疑似データ生成部(5−2)は疑似データの生成を行う(11−2)。その後疑似データ処理部(5−3)は、疑似データを入力としてフォーマット変換処理を行う(11−3)。結果処理部(5−3)はフォーマット変換処理のエラー・ワーニング情報を取得し(11−4)、エラー・ワーニング情報からエラー・ワーニングが起きたかどうか判断する(11−5)。エラー・ワーニングが起きた場合、結果処理部(5−3)はエラー・ワーニング情報を提示する(11−6)。エラー・ワーニングが起きなかった場合、結果処理部(5−3)は現在のプリフライト処理における登録済みリストのコマンド条件を処理済みリストに追加する(11−7)。
【0041】
図12は本実施形態における疑似データ生成のフローチャートである。以下の処理は全入力コマンドに対して行う(12−1)。コマンド抽出部(6−1)は、入力データからコマンドを取得する(12−2)。結果未保障コマンド抽出部(6−2)は、コマンドが結果未保障リストの条件に合致するかを判断する(12−3)。コマンドが結果未保障リストの条件に合致した場合、疑似データ追加部(6−4)はコマンド座標を移動し(12−7)、疑似データにコマンドを追加する(12−8)。コマンドが結果未保障リストの条件に合致しない場合、未処理コマンド抽出部(6−3)はコマンドが処理済みリストの条件に合致するかを判断する(12−4)。コマンドが処理済みリストの条件に合致しない場合、未処理コマンド抽出部(6−3)はコマンドが登録済みリストの条件に合致するかを判断する(11−5)。コマンドが登録済みリストの条件に合致しない場合、未処理コマンド抽出部(6−3)はコマンドを条件化し、登録済みリストに登録する(12−6)。その後、疑似データ追加部(6−4)はコマンド座標を移動し(12−7)、疑似データにコマンドを追加する(12−8)。その後、処理設定変更部(6−5)は処理設定をN−upに変更する(12−9)。
【符号の説明】
【0042】
1 中央処理装置
2 主記憶装置
3 補助記憶装置
4 入力装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォーマット変換処理のプリフライトを行う情報処理装置において、
入力データから疑似データを作成する手段(10−1)と、疑似データを入力としてフォーマット変換処理を行う手段(10−2)と、疑似データを入力としたフォーマット変換処理のエラー・ワーニング情報を取得する手段(10−3)からなり、疑似データは入力データ内容の重複を省いたデータであることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
入力データから疑似データを作成する手段は、入力データに含まれる一度もプリフライトを行っていないコマンドから疑似データを作成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
入力データから疑似データを作成する手段は、入力データに含まれる結果未保障のコマンドから疑似データを作成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
入力データから疑似データを作成する手段は、疑似データのコマンドを同一座標に配置することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
入力データから疑似データを作成する手段は、疑似データを入力として印刷処理におけるフォーマット変換処理を行う際のフォーマット変換設定をN−upにすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
入力データから疑似データを作成する手段は、入力データサイズが基準値より小さい場合疑似データを作成しないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項1】
フォーマット変換処理のプリフライトを行う情報処理装置において、
入力データから疑似データを作成する手段(10−1)と、疑似データを入力としてフォーマット変換処理を行う手段(10−2)と、疑似データを入力としたフォーマット変換処理のエラー・ワーニング情報を取得する手段(10−3)からなり、疑似データは入力データ内容の重複を省いたデータであることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
入力データから疑似データを作成する手段は、入力データに含まれる一度もプリフライトを行っていないコマンドから疑似データを作成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
入力データから疑似データを作成する手段は、入力データに含まれる結果未保障のコマンドから疑似データを作成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
入力データから疑似データを作成する手段は、疑似データのコマンドを同一座標に配置することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
入力データから疑似データを作成する手段は、疑似データを入力として印刷処理におけるフォーマット変換処理を行う際のフォーマット変換設定をN−upにすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
入力データから疑似データを作成する手段は、入力データサイズが基準値より小さい場合疑似データを作成しないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4(A)】
【図4(B)】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4(A)】
【図4(B)】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−221196(P2012−221196A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−85899(P2011−85899)
【出願日】平成23年4月8日(2011.4.8)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年4月8日(2011.4.8)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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