説明

情報提供方法

【課題】情報利用者が興味をもった提供情報を一元管理し、情報へのアクセスを容易にした提供情報の提供を目的とする。
【解決手段】情報提供者により提供情報1が登録された情報提供サーバ2が、提供情報1へのポインタを含む図像コードを媒体管理者クライアント端末3に出力するステップと、
情報利用者クライアント端末4が、媒体管理者が提供する媒体に表示された前記図像コードを撮像して得られるポインタ特定可能情報と情報利用者を特定する情報とを含む登録情報を情報提供サーバ2に送信するステップと、
前記登録情報を受領した情報提供サーバ2が、予め格納された情報利用者データにポインタを介して提供情報1を関連付けるステップと、
情報提供サーバ2が、情報利用者クライアント端末4からの検索要求に対して、情報利用者に関連付けられた提供情報1を検索し、前記情報利用者クライアント端末4に送信するステップとを含んで構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
二次元コードを利用して特定される情報ソースから情報利用者に情報を提供する方法としては、特許文献1に記載されたものが知られている。
この従来例において、雑誌、新聞等には、情報の正しさを認証する情報認証サイトへのアクセス手順等が記述された二次元コードが広告情報とともに印刷される。情報利用者は、クライアント端末に備え付けられ、あるいは接続されるカメラによりこの二次元コードを撮像し、アクセス手順に従って指示される手順に従うと、広告主のURL等を含んだ広告内容がクライアント端末のメモリ部にダウンロードされる。
【0003】
広告内容についてのより詳細な情報を欲する場合には、上記メモリ部の内容から広告主のURL等に直接アクセスし、WEBページに予め用意されている場合には、購買、予約等も可能になる。
【特許文献1】特開2002-49339号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述した従来例において、ユーザが取得した広告情報は、個別にユーザのクライアント端末のメモリ部、あるいはメモリ部が小さな場合にはネット上の個人データベースに記憶されているために、情報の一元管理が困難であるという欠点がある。
【0005】
クライアント端末には、例えばブックマーク等を設定する機能を有するものもあるが、この場合であっても、情報の管理を行う必要があるために、使い勝手が良好とはいえない。
【0006】
とりわけ、店舗等に対する情報に関しては、来店時に店舗の地図上の位置を知りたい要求が多いが、各々の情報が個別に管理されている状態では、過去に情報収集して来店意思のある複数の店舗を同一の地図画面上に表示することはできない。このため、個別に店舗のWEBページ等にアクセスして地図情報を取得する必要が生じるため、面倒な上に、近隣に情報収集して来店意思のある店舗が存在していても見逃したりするなど、使い勝手が極めて悪いという欠点がある。
【0007】
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、情報利用者が興味をもった提供情報を一元管理し、情報へのアクセスを容易にした情報提供方法の提供を目的とする。
【0008】
また、本発明の他の目的は、上記方法の実施に使用可能な情報提供システムおよび情報提供サーバの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば上記目的は、
情報提供者により提供情報1が登録された情報提供サーバ2が、提供情報1へのポインタを含む図像コードを媒体管理者クライアント端末3に出力するステップと、
情報利用者クライアント端末4が、媒体管理者が提供する媒体に表示された前記図像コードを撮像して得られるポインタ特定可能情報と情報利用者を特定する情報とを含む登録情報を情報提供サーバ2に送信するステップと、
前記登録情報を受領した情報提供サーバ2が、予め格納された情報利用者データにポインタを介して提供情報1を関連付けるステップと、
情報提供サーバ2が、情報利用者クライアント端末4からの検索要求に対して、情報利用者に関連付けられた提供情報1を検索し、前記情報利用者クライアント端末4に送信するステップと、
を含む情報提供方法により達成される。
【0010】
図1に示すように、本発明は、情報提供サーバ2に、情報利用者クライアント端末4、媒体管理者クライアント端末3および情報提供者クライアント端末16を接続して実現される。各クライアント端末3、4、16、および情報提供サーバ2は、任意のOS上で各機能を実現するプログラムが走行するコンピュータ装置により形成することも可能であり、さらに、情報利用者クライアント端末4には、携帯電話、PDA(Personal
Digital Assistance)等の携帯情報端末、あるいは通常のパーソナルコンピュータを使用できる。
【0011】
図2に示すように、情報提供者クライアント端末16から登録要求がなされると(ステップS1)、情報提供サーバ2は、提供情報データベース6に格納領域を追加して所定のID情報とともに、提供情報1を登録する(ステップS2)。情報提供者は、通常、情報利用者を顧客とする店舗経営者等であり、複数の支店を有する場合等には、同一の情報提供者が複数のID情報を取得することができる。提供情報1には、店舗名、キャッチフレーズ、休日情報等を含むことができる。
【0012】
同様に、情報提供サーバ2は、媒体管理者クライアント端末3からの登録要求(ステップS3)に対しては、媒体情報データベース20への登録(ステップS4)、情報利用者クライアント端末4からの登録要求(ステップS5)に対しては、情報利用者データベース8への登録(ステップS6)が実行される。
【0013】
媒体管理者は、通常、雑誌等の適宜の媒体の発行者等であるが、情報提供者が商品宣伝を行うチラシに後述する図像コードを表示するため、チラシ作成業者ではなく自らが後述する図像コードを情報提供サーバ2に要求する場合等には、情報提供者が媒体管理者でもある。情報提供サーバ2は、媒体管理者クライアント端末3からの図像コード要求があると(ステップS7)、図像コードを返信する。図像コード要求に際しては、雑誌等の媒体に掲載する提供情報1が特定され、情報提供サーバ2は、この特定された提供情報1へのアクセスポインタ情報を含む文字列コードをエンコードして図像化し、媒体管理者クライアント端末3に送信する(ステップS8)。図像コードには、1次元コード(バーコード)、あるいは二次元コードが使用される。
【0014】
このようにして特定の提供情報1に関連付けられた図像コードは、媒体管理者、あるいは媒体管理者として行動する情報提供者が発行する雑誌、チラシ等の印刷物等、適宜の広告媒体に表示され、情報利用者に提供される。広告媒体の提供を受けた情報利用者は、提供情報1に興味がある場合には、媒体上の図像コードを情報利用者クライアント端末4の光学的読み取り手段10により読み取り、情報提供サーバ2へのブックマーク登録要求(ステップS9)に使用することができる。光学的読み取り手段10としては、カメラ、スキャナ等の撮像装置が利用できる。
【0015】
ブックマーク登録要求は、電子メール等の送信手段を使用して情報利用者と上記図像コードにより表される提供情報1を特定するためのデータを情報提供サーバ2に送信することにより行われる。提供情報1特定のためのデータには、撮像された図像コードを情報利用者クライアント端末4上で走行するデコードプログラムによりデコードして得られる文字列のほかに、図像コードそのもの、あるいはこれから所定の手順で生成される中間コード等、適宜の形態のものを使用できるが、文字列を使用すると、添付ファイル等を使用す
ることなく情報提供サーバ2への送信が可能なために、処理系を簡単に構成することができる上に、画像である図像コードを送信する場合に比して、送信コストも低く抑えることができる。
【0016】
情報利用者クライアント端末4からのブックマーク登録要求を受領した情報提供サーバ2は、上記提供情報1へのポインタと、情報利用者を特定する情報を利用して、提供情報データベース6と情報利用者データベース8とを関連付ける(ステップS10)。関連付けは、例えば、提供情報データベース6内の提供情報1特定用カラムと情報利用者データベース8内の情報利用者特定用カラムとの間に多対多のリレーションを確立することにより実現できる。
【0017】
このようにして提供情報データベース6と情報利用者データベース8との関連付けが確立した後、情報利用者からの登録データの検索要求があると(ステップS11)、情報提供サーバ2は、情報利用者に関連付けられた提供情報1を検索し、前記情報利用者クライアント端末4に送信する(ステップS12)。
【0018】
したがってこの発明において、情報利用者は、チラシ、雑紙等に印刷等の手段により表示された図像コードを光学的読み取り手段10により読み取り、情報提供サーバ2に登録するだけで、いつでも必要なときに参照することができる。同一の情報利用者による複数の提供情報1を同一の情報提供サーバ2で管理することから、情報利用者は異なった種類の提供情報1を一元管理することが可能になり、検索方法等を適宜決定することにより使い勝手が飛躍的に向上する。
【0019】
また、情報提供者、あるいは媒体管理者にとっては、複数の情報利用者により登録を要求された提供情報1を同一の情報提供サーバ2で管理することができるために、一般消費者の動向等を効率的に知ることができる。
【0020】
なお、以上においては、提供情報へのポインタ等は、図像コードを媒介として表現されるが、
情報提供者により提供情報1が登録された情報提供サーバ2が、提供情報1へのポインタを含むアクセスコードを媒体管理者クライアント端末3に出力するステップと、
情報利用者クライアント端末が、媒体管理者が提供する媒体に表示された前記アクセスコードと情報利用者を特定する情報とを含む登録情報を情報提供サーバ2に送信するステップと、
前記登録情報を受領した情報提供サーバ2が、予め格納された情報利用者データにポインタを介して提供情報1を関連付けるステップと、
情報提供サーバ2が、情報利用者クライアント端末4からの検索要求に対して、情報利用者に関連付けられた提供情報1を検索し、前記情報利用者クライアント端末4に送信するステップと、
を含む情報提供方法として構成することも可能である。
【0021】
かかる方法を実施するために、
ネットワーク5を通して相互に交信可能な情報提供サーバ2、情報利用者クライアント端末4および媒体管理者クライアント端末3とを含み、
前記情報提供サーバ2は、情報提供者による提供情報1を格納する提供情報データベース6、
媒体管理者クライアント端末3からのコード要求に対して、前記提供情報1へのポインタを図像化した図像コードを生成して送信する手段、
情報利用者クライアント端末4からの、媒体管理者が提供する媒体に表示された前記図像コードを撮像して得られるポインタ特定可能情報と情報利用者を特定する情報とを含むブックマーク登録要求に対して該ポインタをキーとして前記提供情報データベース6内の提供情報1と予め登録された情報利用者データベース8内の情報利用者データとを関連付ける関係データベース9、および
情報利用者クライアント端末4からの情報利用者を特定した検索要求に応答して、前記関係データベース9により情報利用者に関連付けられた提供情報1を提供情報データベース6内から検索し、情報利用者クライアント端末4に送信する手段を備え、
情報利用者クライアント端末4は、
前記図像コードを光学的に読み取る光学的読み取り手段10、
図像コードに表されたポインタを特定可能なブックマーク登録要求を生成して情報提供サーバ2に送信する手段、
を備える情報提供システム
が利用できる。
【0022】
また、この情報提供システムは、図像コードに代えてアクセスコードを使用し、
ネットワーク5を通して相互に交信可能な情報提供サーバ2、情報利用者クライアント端末4および媒体管理者クライアント端末3とを含み、
前記情報提供サーバ2は、情報提供者による提供情報1を格納する提供情報データベース6、
媒体管理者クライアント端末3からのコード要求に対して、前記提供情報1へのポインタをコード化したアクセスコードを生成して送信する手段、
情報利用者クライアント端末4からの、媒体管理者が提供する媒体に表示された前記アクセスコードと情報利用者を特定する情報とを含むブックマーク登録要求に対して該ポインタをキーとして前記提供情報データベース6内の提供情報1と予め登録された情報利用者データベース8内の情報利用者データとを関連付ける関係データベース9、および
情報利用者クライアント端末4からの情報利用者を特定した検索要求に応答して、前記関係データベース9により情報利用者に関連付けられた提供情報1を提供情報データベース6内から検索し、情報利用者クライアント端末4に送信する手段を備え、
情報利用者クライアント端末4は、
前記アクセスコードを含むブックマーク登録要求を生成して情報提供サーバ2に送信する手段、
を備える情報提供システムを構成することができる。
【0023】
さらに、上記情報提供システムを、例えば、店舗所在地を顧客に知らせるためのシステム
として構成することも可能であり、この場合には、
情報提供者による提供情報1に関係する位置情報11を格納する提供情報データベース6、
ネットワーク5を通して接続される媒体管理者クライアント端末3からのコード要求に対して、前記提供情報1へのポインタを図像化した図像コードを生成して送信する手段、
ネットワーク5を通して接続される情報利用者クライアント端末4からの、媒体管理者が提供する媒体に表示された前記図像コードを撮像して得られるポインタ特定可能情報と情報利用者を特定する情報とを含むブックマーク登録要求に対して該ポインタをキーとして前記提供情報データベース6内の提供情報1と予め登録された情報利用者データベース8内の情報利用者データとを関連付ける関係データベース9、
地図データベース12から指定領域内の地図データ13を抽出し、前記位置情報11が示す位置が表示された地図データを生成する手段、
情報利用者クライアント端末4からの情報利用者と指定領域を特定した検索要求に応答して、前記関係データベース9により情報利用者に関連付けられた位置情報11を提供情報データベース6内から検索し、当該位置が示された地図データを情報利用者クライアント端末4に送信する手段、
を備える情報提供サーバ2
が使用できる。
【0024】
情報提供サーバ2は地図データベース12を有し、さらに、提供情報データベース6には、提供情報1に関連する位置情報11、例えば、提供情報1が店舗情報である場合には、店舗所在地が格納される。情報利用者クライアント端末4に出力する地図データを生成するための地図データ生成手段17は、引数として位置情報11、地図表示領域を与えると、上記地図データベース12上の地図データ13から指定領域部分を抽出し、さらに、位置情報11が示す抽出画像上の点に適宜のマーク18を付した画像を出力する関数として構成することができる。
【0025】
表示領域の指定は、情報利用者との間のインターフェイス画面で表示地区の選択、あるいは入力を促して決定したり、あるいは、情報利用者クライアント端末4のアクセス時におけるGPS座標を基準としてデフォルト値として与えられる情報利用者による変更可能な縮尺範囲を自動決定するものであってもよい。また、地図データ生成手段17における抽出効率の向上のために、提供情報データベース6内の位置情報11は、いわゆる住所による記述以外に、緯経度による記述等、適宜の方法をとることができる。
【0026】
したがってこの場合、情報利用者は、一旦情報提供サーバ2に提供情報1を登録すると、次回からは、情報提供サーバ2にエリア指定して検索要求するだけで、当該エリア内での店舗等の所在地を同時に確認することが可能になり、使い勝手が極めて良好になる。また、この場合、地図データ生成手段17に、その他の提供情報1、例えば、店舗名等を併せて表示する機能や、当該店舗へのURL情報を埋め込んでおく機能を付加することもできる。
【0027】
さらに、提供情報1は、所定の分類基準によって区分することができる。区分のための分類コード14は、提供情報データベース6に格納することで、検索結果に対する絞り込み等が可能になる。分類基準には、例えば業種、店舗種等を採用することができる。
【0028】
分類コード14を付すことによって、例えば、登録された提供情報1のうち、店舗種が”飲食店”、あるいはさらに細分化して”日本食”等区分を指定して表示することが可能になるために、余分な情報を削除することができ、使い勝手が向上する。
【0029】
分類コード14を付した際の検索は、指定された分類コード14を、例えば、分類名と
分類コード14とを対比させたテーブルから検索した後、ポインタにより抽出された提供情報1群内で分類コード14を有するものを検索するという手法が採用されるが、分類コード14を図像コードに組み込んでおくと、検索効率が向上する。
【0030】
これら情報提供サーバ2においても、図像コードに代えてアクセスコードを使用することができる。
【発明の効果】
【0031】
本発明によれば、情報利用者が興味をもった提供情報を一元管理することができるので、情報へのアクセスを容易にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
図1にネットワーク5を利用して店舗情報を提供する情報提供システムとして構成された本発明の実施の形態を示す。ネットワーク5には、公衆回線網、インターネット等が利用される。
【0033】
図3に情報提供サーバ2のブロック図を示す。図中19はデータベース部で、提供情報データベース6、情報利用者データベース8、および媒体情報データベース20を有する。提供情報データベース6には、提供情報ID(6a)により特定可能な提供情報1に加えて、提供情報1を分類する分類コード14、提供情報1に関連する位置情報11が格納される。提供情報1は、店舗名、キャッチフレーズ、休日情報、特売情報等からなり、当該提供情報1は、アクセス効率を考慮して適宜複数カラムに分離される。分類コード14は、店舗の地方、業種等、情報利用者による検索絞り込みに有用なキーが適宜決定される。
【0034】
なお、以下の説明では、理解を容易にするために、各データベースの主要な格納データは、1カラム内に格納されたものとして説明、表示するが、上述した提供情報データベース6における提供情報1のように、複数のカラムに分けて格納することができる。
【0035】
情報利用者データベース8には、情報利用者ID(8a)により特定される情報利用者データ(8b)が格納される。情報利用者は、本システムに登録された店舗等に興味をもった一般消費者で、情報利用者データ8bには、情報利用者の氏名等が格納される。
【0036】
媒体情報データベース20は、媒体ID(20a)により特定される媒体特定情報20bが格納される。媒体特定情報20bには、雑誌の名称、号数、あるいはチラシの発行日、放送メディア、放送日等が含まれる。通常、同一の媒体には複数の提供情報1が記載され、かつ、同一の提供情報1が複数の媒体に記載されることもあるために、提供情報データベース6と媒体情報データベース20とは、提供情報-媒体情報データベース21を介して相互に関連付けられる。
【0037】
同様の関係は、情報利用者データベース8と提供情報データベース6との関係にも見られ、双方は多対多の関係にあるために、これら両データベース6、8は、関係データベース9を介して相互に関連付けられる。
【0038】
さらに、データベース部19には、アクセスログデータベース15が設けられる。アクセスログデータベース15には、アクセス日時の表示を兼ねるログID(15a)に加え、提供情報ID(15b)と媒体ID(15c)が格納される。後述するように、アクセスログデータベース15は、提供情報1へのアクセス頻度等を解析する際に使用される。
【0039】
また、データベース部19には、地図データベース12が含まれる。地図データベース12は、地図データ生成手段17からの表示領域を指定した問い合わせに応答して、表示領域内の地図画像を出力する。
【0040】
バスライン22を介してサーバ制御部23に接続される地図データ生成手段17は、地図表示領域が与えられると、データベース管理部24を経由して地図データベース12から地図画像を取得し、さらに、提供情報データベース6から取得した位置情報11をもとに地図画像上に当該位置を表示するマーク18(図8参照)を配置した地図画像を生成する。
【0041】
データベース管理部24は、データベース部19への問い合わせ文をはじめとするデータベースアクセス用のオブジェクトの生成、トランザクション管理等を行う。情報利用者クライアント端末4からの検索要求に対する回答は、上述した手順で生成された地図画像に、あるいは提供情報1が地図画像を伴わない場合は、レイアウト調整部25において予め定められたフォームにレイアウトされる。
【0042】
26は図像コード生成手段であり、上記媒体情報データベース20の媒体ID(20a)、および提供情報データベース6の提供情報ID(6a)と分類コード14とを引数として与えると、QRコード(二次元コード)を出力する。
【0043】
以上のように構成される情報提供サーバ2とクライアント端末との交信を説明する。まず、汎用コンピュータ装置により構成される情報提供者クライアント端末16は、例えばHTTPプロトコルを使用して情報提供サーバ2と通信可能であり、情報提供サーバ2に登録要求を送信することができる。
【0044】
図4(a)に示すように、情報提供者クライアント端末16が情報提供サーバ2に登録要求を送信すると(ステップS101)、情報提供サーバ2は店舗情報登録フォーマットを送信する(ステップS102)。情報提供者がこのフォーマットに必要事項を記入し、情報提供サーバ2に送信すると(ステップS103)、情報提供サーバ2は、提供情報データベース6に新規レコードを作成して店舗情報(提供情報1)を登録し(ステップS104)、登録が確認されると提供情報ID(6a)を生成する(ステップS105)。提供情報ID(6a)は、次回のアクセス時における登録情報の特定のために必要となるために、情報提供サーバ2は、この提供情報ID(6a)を情報提供者クライアント端末16に送信して(ステップS106)登録処理が終了する。
【0045】
同様に、図4(b)に示すように、媒体管理者クライアント端末3からの登録要求があると(ステップS201)、情報提供サーバ2は媒体情報登録フォーマットを送信する(ステップS202)。媒体管理者がこのフォーマットに必要事項を記入し、情報提供サーバ2に送信すると(ステップS203)、情報提供サーバ2は、媒体情報データベース20に新規レコードを形成して店舗情報1を登録し(ステップS204)、登録が確認されると媒体ID(20a)を生成する(ステップS205)。媒体ID(20a)は、次回のアクセス時における登録情報の特定のために必要となるために、情報提供サーバ2は、この媒体ID(20a)を媒体管理者クライアント端末3に送信して(ステップS206)登録処理が終了する。
【0046】
また、情報利用者は、図7に示すように、インターネット網(ネットワーク5)に接続可能で、かつカメラ等の光学的読み取り手段10を備えた携帯電話を情報利用者クライアント端末4として使用してシステムに参加することができる。登録要求生成部27により生成された登録要求が情報利用者クライアント端末4から情報提供サーバ2に送信されると(ステップS301)、情報提供サーバ2は情報利用者データ登録フォーマットを送信する(ステップS302)(図4(c)参照)。情報利用者がこのフォーマットに必要事項を記入し、情報提供サーバ2に送信すると(ステップS303)、情報提供サーバ2は、情報利用者データベース8に新規レコードを形成して情報利用者データ(8B)を登録し(ステップS304)、登録が確認されると情報利用者ID(8a)を生成する(ステップS305)。情報利用者ID(8a)は、次回のアクセス時に必要となるために、情報提供サーバ2は、この情報利用者ID(8a)を情報利用者クライアント端末4に送信して(ステップS306)登録処理が終了する。
【0047】
次に、上記情報提供サーバ2からの図像コードの取得について説明する。上述したように、図像コードの取得は、媒体管理者か、あるいは媒体管理者として振る舞う情報提供者が行うことができる。図5は媒体管理者による二次元コードの取得手順を示すもので、まず、媒体管理者クライアント端末3から媒体ID(20a)を明示した二次元コード要求が送信されると(ステップS401)、情報提供サーバ2は、媒体管理者クライアント端末3のアクセス権の有無を認証部28において認証し(ステップS402)、認証が確立すると、媒体管理者クライアント端末3に店舗情報選択フォーマットを送信する(ステップS403)。当該フォーマットは、例えば店舗情報リストからの選択欄を有しており、リスト中に二次元コードを取得する対象の店舗情報1がない場合、すなわち、目的とする提供情報ID(6a)がない場合には、処理は中止される(ステップS404)。
【0048】
これに対し、選択項目があり、店舗選択結果が媒体管理者クライアント端末3から情報提供サーバ2に送信されると(ステップS405)、情報提供サーバ2は、店舗ID(6a)を確定し(ステップS406)、同時に媒体情報と店舗情報1とを関連付けるために、提供情報-媒体情報データベース21に新規レコードを作成し、双方のID(20a、6a)を格納する。また、店舗選択時に後述する情報利用者クライアント端末4からのブックマーク登録時に使用するレイアウトを設定することができ、このレイアウト情報が設定、あるいは予め設定された複数種から選択、指定された場合には、このレイアウト情報が提供情報-媒体情報データベース21のレイアウト情報カラム21aに格納される。
【0049】
以上のようにして店舗ID(6a)と媒体ID(20a)との関係が確定すると、次いで、情報提供サーバ2は、これらの値をもとに図像コード生成手段26により二次元コードを生成する。二次元コードの生成に際して、まず、図像コード生成手段26は、提供情報データベース6に生成対象となっている店舗ID(6a)の分類コード14を問い合わせ、分類コード14-店舗ID(6a)-媒体ID(20a)からなる文字コードを生成する(ステップS407)。この文字コードは、さらに図像コード生成手段26において、QRコード等の図像コードに図像化され(ステップS408)、文字コードとともに媒体管理者クライアント端末3に送信される(ステップS409)。
【0050】
一方、媒体管理者として行動する情報提供者に対しては、図6に示すように、情報提供者からの提供情報ID(6a)を明示した二次元コード要求に対して(ステップS501)、情報提供サーバ2は、アクセス権限を認証した後(ステップS502)、情報提供者クライアント端末16に媒体情報入力フォーマットを送信する(ステップS503)。当該フォーマットは、例えば媒体情報リストからの選択欄と媒体情報入力欄とを有しており、リスト中に二次元コードを取得する対象の媒体情報がない場合、すなわち、目的とする媒体ID(20a)がない場合には、媒体情報を新規入力して情報提供サーバ2に送信する(ステップS504)。これに対し、選択項目がある場合は、媒体選択結果が情報提供者クライアント端末16から情報提供サーバ2に送信される(ステップS505)
【0051】
以上のようにして情報提供者クライアント端末16からの返送を受けた情報提供サーバ2は、以下の方法で媒体ID(20a)を確定する(ステップS506)。すなわち、媒体情報が選択された場合、すなわち、媒体情報が登録済みである場合には、選択内容により媒体ID(20a)を確定することができ、同時に媒体情報と店舗情報1とを関連付けるために、提供情報-媒体情報データベース21に新規レコードを作成し、双方のIDとレイアウト情報21aを格納する。
【0052】
これに対し、目的とする媒体ID(20a)がなく、新規に媒体情報が記入されて情報提供者クライアント端末16から送信されてきた場合には、登録済み媒体データがないので、媒体情報データベース20に重複登録の有無を確認した後、新規レコードを追加し、同時に提供情報-媒体情報データベース21に新規レコードを作成して双方のIDとレイアウト情報を格納する。
【0053】
店舗ID(6a)と媒体ID(20a)との関係が確定すると、次いで、情報提供サーバ2は、分類コード14-店舗ID(6a)-媒体ID(20a)からなる文字コードを生成した後(ステップS507)、二次元コードに図像化し(ステップS508)、イメージデータとして情報提供者クライアント端末16に送信される(ステップS509)。二次元コード送信に際して、文字コードも同時に送信される。
【0054】
以上のようにして取得された二次元コードは、媒体管理者が発行する雑紙等に店舗宣伝等の記事とともに掲載され、あるいは情報提供者が発行する商品宣伝チラシ等に掲載される。これらの記事に興味をもった情報利用者は、情報利用者クライアント端末4に付属のカメラ等の光学的読み取り手段10を使用して二次元コードを撮像することができる。図7に示すように、制御部4aにより制御されるカメラ10から取り込まれた二次元コードは、変換部4bにおいて文字コードに変換され、メモリ部4cに格納される。
【0055】
図9に示すように、この情報を情報利用者が記憶させておきたい場合には、まず、登録要求生成部27においてブックマーク登録要求を生成して情報提供サーバ2に送信する(ステップS601)。ブックマーク登録要求は、上記文字コードと、初期登録時に取得した情報利用者ID(8a)、および必要なパスワード等を含む例えば電子メール文書として構成され、これを受領した情報提供サーバ2は、アクセス権を認証した後(ステップS602)、文字コードから媒体ID(20a)と提供情報ID(6a)を抽出する(ステップS603)。
【0056】
次いで、サーバ制御部23は、データベース管理部24を経由して抽出された媒体ID(20a)と提供情報ID(6a)の双方を有するレコードを提供情報-媒体情報データベース21から検索し(ステップS604)、当該レコードに格納されたレイアウト情報21aを読み込む(ステップS605)。この後、提供情報-媒体情報データベース21のリレート先である提供情報データベース6から店舗情報1を読み込み、レイアウト調整部25によりこのレイアウト済み店舗情報を生成する(ステップS606)。また、店舗情報1の生成と同時に、情報提供サーバ2は、アクセスログデータベース15に新規レコードを追加し、提供情報ID(6a)と媒体ID(20a)とを格納する(ステップS607)。
【0057】
以上のようにしてレイアウト済み店舗情報がセットされると、情報提供サーバ2は、情報利用者クライアント端末4に店舗情報1を送信する(ステップS608)。
【0058】
店舗情報1を受信した情報利用者クライアント端末4では、ディスプレイ4dによりその内容を表示することができ、この結果、情報利用者がブックマーク登録をしようとする場合には、登録要求生成部27において登録確定要求を生成して情報提供サーバ2に送信する(ステップS609)。
【0059】
登録確定要求には、二次元コードから取得した文字コードが含まれており、これを受領した情報提供サーバ2は、関係データベース9に新規レコードを追加し、情報利用者ID(8a)と、文字コード中の提供情報ID(6a)を登録し(ステップS610)、同時にアクセスログデータベース15に登録した後(ステップS611)、登録結果を情報利用者クライアント端末4に送信して(ステップS612)処理が終了する。ステップS6
11とステップS607におけるアクセスログデータベース15への登録データの区別を可能にするために、例えば、ログID(15a)の先頭ビットに識別フラグが付加される。
【0060】
次に、このようにしてブックマーク登録した情報利用者による提供情報1の呼び出しについて説明する。提供情報1の呼び出しに際して、情報利用者は、情報利用者クライアント端末4の検索要求生成部4eを使用して検索要求を生成することができる。検索要求が情報提供サーバ2に送信されると(ステップS701)、情報提供サーバ2は、アクセス権限を認証した後(ステップS702)、アクセス時に提示された情報利用者ID(8a)、またはそれに相当するデータを利用してデータベースを検索する(ステップS703)。
【0061】
検索対象のデータベースは、情報利用者ID(8a)を検索キーとする情報利用者データベース8と、関係データベース9、および関係データベース9にリレート(関連付け)されている提供情報データベース6で、情報利用者データベース8からは、情報利用者が登録時に設定したレイアウト情報8cが読み込まれる(ステップS704)。また、レイアウト情報8cに地図表示が含まれる場合には、関係データベース9から辿られた提供情報データベース6からは、提供情報1と、分類コード14に加えて位置情報11が読み出され、地図データ生成手段17による地図データ生成ステップが実行される。
【0062】
これらレイアウト情報は、レイアウト調整部25においてレイアウトされた後(ステップS705)、レイアウト済みの検索結果を情報利用者クライアント端末4に送信して処理を終了する(ステップS706)。関係データベース9に対する情報利用者ID(8a)をキーとする検索結果が複数である場合、すなわち、同一情報利用者により複数の提供情報1が登録されている場合で、情報利用者がレイアウト情報8cに同一地図情報への複数箇所の表示を含めている場合には、レイアウト調整部25は、例えば、図8に示すように、同一の地図情報上に複数の検索結果を適宜のマーク18を付して表示する。
【0063】
なお、図8は複数箇所の同時表示を選択した場合が例示されているが、この他に、分類コード14での絞り込み、あるいは地図の表示領域の制限等は、適宜必要な情報を情報利用者クライアント端末4と情報提供サーバ2との間で交信し、決定することができる。
【0064】
情報利用者クライアント端末4からの登録要求に際して集積されるアクセスログデータベース15は、情報提供者、あるいは媒体管理者により確認することが可能であり、これにより、宣伝等の効果を推計することができる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明を示すシステム構成図である。
【図2】本発明を示すフローチャートである。
【図3】情報提供サーバのブロック図である。
【図4】情報提供サーバへの登録手順を示すフローチャートで、(a)は情報提供者クライアント端末からの登録手順、(b)は媒体管理者クライアント端末からの登録順、(c)は情報利用者クライアント端末からの登録手順である。
【図5】媒体管理者クライアント端末からのコード要求手順を示すフローチャートである。
【図6】情報提供者クライアント端末からのコード要求手順を示すフローチャートである。
【図7】情報利用者クライアント端末のブロック図である。
【図8】検索結果の表示例を示す説明図である。
【図9】情報利用者クライアント端末からの登録確定要求手順を示すフローチャートである。
【図10】情報利用者クライアント端末からの検索手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0066】
1 提供情報
2 情報提供サーバ
3 媒体管理者クライアント端末
4 情報利用者クライアント端末
5 ネットワーク
6 提供情報データベース
8 情報利用者データベース
9 関係データベース
10 光学的読み取り手段
11 位置情報
12 地図データベース
13 地図データ
14 分類コード
15 アクセスログデータベース


【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報提供者により提供情報が登録された情報提供サーバが、提供情報へのポインタを含む図像コードを媒体管理者クライアント端末に出力するステップと、
情報利用者クライアント端末が、媒体管理者が提供する媒体に表示された前記図像コードを撮像して得られるポインタ特定可能情報と情報利用者を特定する情報とを含む登録情報を情報提供サーバに送信するステップと、
前記登録情報を受領した情報提供サーバが、予め格納された情報利用者データにポインタを介して提供情報を関連付けるステップと、
情報提供サーバが、情報利用者クライアント端末からの検索要求に対して、情報利用者に関連付けられた提供情報を検索し、前記情報利用者クライアント端末に送信するステップと、
を含む情報提供方法。
【請求項2】
情報提供者により提供情報が登録された情報提供サーバが、提供情報へのポインタを含むアクセスコードを媒体管理者クライアント端末に出力するステップと、
情報利用者クライアント端末が、媒体管理者が提供する媒体に表示された前記アクセスコードと情報利用者を特定する情報とを含む登録情報を情報提供サーバに送信するステップと、
前記登録情報を受領した情報提供サーバが、予め格納された情報利用者データにポインタを介して提供情報を関連付けるステップと、
情報提供サーバが、情報利用者クライアント端末からの検索要求に対して、情報利用者に関連付けられた提供情報を検索し、前記情報利用者クライアント端末に送信するステップと、
を含む情報提供方法。
【請求項3】
ネットワークを通して相互に交信可能な情報提供サーバ、情報利用者クライアント端末および媒体管理者クライアント端末とを含み、
前記情報提供サーバは、情報提供者による提供情報を格納する提供情報データベース、
媒体管理者クライアント端末からのコード要求に対して、前記提供情報へのポインタを図像化した図像コードを生成して送信する手段、
情報利用者クライアント端末からの、媒体管理者が提供する媒体に表示された前記図像コードを撮像して得られるポインタ特定可能情報と情報利用者を特定する情報とを含むブックマーク登録要求に対して該ポインタをキーとして前記提供情報データベース内の提供情報と予め登録された情報利用者データベース内の情報利用者データとを関連付ける関係データベース、および
情報利用者クライアント端末からの情報利用者を特定した検索要求に応答して、前記関係データベースにより情報利用者に関連付けられた提供情報を提供情報データベース内から検索し、情報利用者クライアント端末に送信する手段を備え、
情報利用者クライアント端末は、
前記図像コードを光学的に読み取る光学的読み取り手段、
図像コードに表されたポインタを特定可能なブックマーク登録要求を生成して情報提供サーバに送信する手段、
を備える情報提供システム。
【請求項4】
ネットワークを通して相互に交信可能な情報提供サーバ、情報利用者クライアント端末および媒体管理者クライアント端末とを含み、
前記情報提供サーバは、情報提供者による提供情報を格納する提供情報データベース、
媒体管理者クライアント端末からのコード要求に対して、前記提供情報へのポインタをコード化したアクセスコードを生成して送信する手段、
情報利用者クライアント端末からの、媒体管理者が提供する媒体に表示された前記アクセスコードと情報利用者を特定する情報とを含むブックマーク登録要求に対して該ポインタをキーとして前記提供情報データベース内の提供情報と予め登録された情報利用者データベース内の情報利用者データとを関連付ける関係データベース、および
情報利用者クライアント端末からの情報利用者を特定した検索要求に応答して、前記関係データベースにより情報利用者に関連付けられた提供情報を提供情報データベース内から検索し、情報利用者クライアント端末に送信する手段を備え、
情報利用者クライアント端末は、
前記アクセスコードを含むブックマーク登録要求を生成して情報提供サーバに送信する手段、
を備える情報提供システム。
【請求項5】
情報提供者による提供情報を格納する提供情報データベース、
ネットワークを通して接続される媒体管理者クライアント端末からのコード要求に対して、前記提供情報へのポインタを図像化した図像コードを生成して送信する手段、
ネットワークを通して接続される情報利用者クライアント端末からの、媒体管理者が提供する媒体に表示された前記図像コードを撮像して得られるポインタ特定可能情報と情報利用者を特定する情報とを含むブックマーク登録要求に対して該ポインタをキーとして前記提供情報データベース内の提供情報と予め登録された情報利用者データベース内の情報利用者データとを関連付ける関係データベース、および
情報利用者クライアント端末からの情報利用者を特定した検索要求に応答して、前記関係データベースにより情報利用者に関連付けられた提供情報を提供情報データベース内から検索し、情報利用者クライアント端末に送信する手段、
を備える情報提供サーバ。
【請求項6】
情報提供者による提供情報に関係する位置情報を格納する提供情報データベース、
ネットワークを通して接続される媒体管理者クライアント端末からのコード要求に対して、前記提供情報へのポインタを図像化した図像コードを生成して送信する手段、
ネットワークを通して接続される情報利用者クライアント端末からの、媒体管理者が提供する媒体に表示された前記図像コードを撮像して得られるポインタ特定可能情報と情報
利用者を特定する情報とを含むブックマーク登録要求に対して該ポインタをキーとして前記提供情報データベース内の提供情報と予め登録された情報利用者データベース内の情報利用者データとを関連付ける関係データベース、
地図データベースから指定領域内の地図データを抽出し、前記位置情報が示す位置が表示された地図データを生成する手段、
情報利用者クライアント端末からの情報利用者と指定領域を特定した検索要求に応答して、前記関係データベースにより情報利用者に関連付けられた位置情報を提供情報データベース内から検索し、当該位置が示された地図データを情報利用者クライアント端末に送信する手段、
を備える情報提供サーバ。
【請求項7】
前記提供情報が所定の分類基準によって区分されて提供情報データベースに格納されるとともに、
前記検索手段は、情報利用者クライアント端末からの検索条件に付加された要求データ区分を検索条件に加えて提供情報データベース内を検索する請求項5または6記載の情報提供サーバ。
【請求項8】
前記分類コードが前記図像コードに組み込まれている請求項7記載の情報提供サーバ。
【請求項9】
前記情報利用者クライアント端末からのブックマーク登録要求に同期して、ポインタの指示先をログデータとして格納するアクセスログデータベースを含む請求項5から8のいずれかに記載の情報提供サーバ。
【請求項10】
前記図像コードには、該図像コードが表示される媒体の特定コードが組み込まれ、
前記アクセスログデータベースには、ポインタ指示先に加えて前記媒体の特定コードが格納される請求項9記載の情報提供サーバ。
【請求項11】
前記図像コードに代えて、該図像コードに含まれる情報を文字により表記したアクセスコードが使用される請求項5から10のいずれかに記載の情報提供サーバ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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