説明

情報検索・格納用システム、サーバ、プログラム、及び、コンピュータ読み取り可能な記録媒体

【課題】
所定のユーザが検索を行う際に、他のユーザが記憶した検索結果をも、同時に、検索結果として表示することを可能とする。
【解決手段】データベース及び情報担持体にアクセス可能なサーバであって、サーバに接続されるクライアントからの第1の検索キーワードの入力を受けて、第1の検索キーワードに対応する、情報担持体の有する情報をクライアントに提供する検索結果提供手段と、検索結果提供手段によってクライアントに提供された情報を、データベースに格納させるための格納制御手段、及び、クライアントのいずれかからサーバへの、第2の検索キーワードの入力によるデータベース中の情報検索要求に応じて、データベース中に格納された、第2のキーワードに対応する格納された情報を特定する、関連情報特定手段とを備えるサーバ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明の実施例には、例えば、WWW上のファイルに格納されている情報の検索・格納用のシステム、サーバ、プログラム、及び、コンピュータ読み取り可能な記録媒体が含まれる。
【背景技術】
【0002】
非特許文献1の図1に開示されるようなWWWサーチエンジンが存在している。
非特許文献1に係るWWWサーチエンジンに関しては、WWW上に分散して存在する情報を効率的に収集する機能、膨大な検索結果を効率よくランキングする機能、等について研究開発が行われている。
【0003】
【非特許文献1】http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/search_engine/douko.htm
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記非特許文献1に係る発明では、あるユーザが、所定のキーワードを用いて検索し、得られた検索結果(URL等)を、「お気に入り」等として記憶することは可能であるが、同様のキーワードを用いて他のユーザが記憶した検索結果については利用する術が無かった。
【0005】
同様のキーワードを用いて、他のユーザが記憶した検索結果は、上記所定のユーザにとっても、興味の共通する検索結果である可能性が大きい。
本願発明は、このような点に着目して、所定のユーザが検索を行う際に、他のユーザが記憶した検索結果をも、同時に、検索結果として表示することを可能とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の出願時の特許請求の範囲に対応する各発明を例にとって、以下説明する。
なお、本願出願時の明細書の記載を基礎として、特許請求の範囲の記載が補正され得ることは勿論であるが、その際に、以下の各「発明」の内容を訂正することは予定しない(以下の各「発明」は、本願明細書における開示の要点としての意味を持つ)。
【0007】
[発明1]
検索履歴格納用データベース(117)並びに、当該検索履歴格納用データベース(117)及び1つ又はそれより多い情報担持体にアクセス可能なサーバ(111and/or113)と、
を備えるシステムであって、
前記サーバは、
前記サーバに接続される複数のクライアントのそれぞれからの第1の検索キーワードの入力を受けて、当該第1の検索キーワードに対応する、前記情報担持体の有する所定の情報又は所定の情報群を前記クライアントに提供する、検索結果提供手段と、
前記検索結果提供手段によってクライアントに提供された、前記所定の情報又は所定の情報群を、前記検索履歴格納用データベースに格納させるための、格納制御手段であって、当該格納制御手段は、それぞれのクライアントの指示に従って、前記検索履歴格納用データ格納用データベースに、前記所定の情報又は所定の情報群の全体又は一部を、少なくとも、前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントのIDの双方に対応付けて、又は、前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントを使用するユーザのIDの双方に対応付けて格納させるものであり、及び、
前記クライアントのいずれかから前記サーバへの、第2の検索キーワードの入力による検索履歴格納用データベース中の情報検索要求に応じて、前記検索履歴格納用データベース中に格納された、当該第2のキーワードに対応する、前記格納された所定の情報又は所定の情報群を特定する、関連情報特定手段と、
を備えるシステム。
【0008】
ここで、検索履歴格納用データベース(117)は、実施例レベルでは、サーバ(111、及び/又は、113)にほぼ一体的に接続された、情報格納媒体であるが、これに限定されない。即ち、位置的にサーバから遠隔の位置に設置されてもよいし、一箇所に全ての情報が蓄積される必要もない(分散的に格納されても良い)。
1つ又はそれより多い情報担持体は、実施例レベルでは、図1のweb(101)上のHTMLテキスト(11)に対応するが、これに限定されない。インデックスファイル(109)中に整理されて格納されているHTMLテキストも含まれる。また、HTMLテキストに限定されず、種々の形式(例えば、pdf,jpeg,mpeg等)で、種々の形式の記憶媒体(ハードディスク、RAM、ROM、DVD、CD−ROM等)に格納されている情報も広く含む。
サーバ(111、及び/又は、113)は、実施例レベルでは、検索サーバ(111)、及び/又は、ウェブサーバ(113)を含むが、これに限定されない。
また、特定のハードウェアに限定されるものではなく、後述のクライアントと物理的には同一のコンピュータ中に、クライアントと並存して存在することも可能である。
第1の検索キーワードとは、実施例レベルでは、図2の「パソコン」に対応するがこれに限定されない。
後述の「第2の検索キーワード」と、同一のキーワードの場合もあるし、異なるキーワードの場合もある。「第1の」の意味は、クライアントから、上記「1つ又はそれより多い情報担持体」の有する情報の検索のために用いる、という意味である。
「第2の」の意味は、後述する。
「所定の情報又は所定の情報群」は、実施例レベルでは、例えば、明細書の表1の「http://ww.abc.def.---」「パソコンの修理」「txt」、及び、「http://www.zaq.plm.---」「安売り店」「txt」等、を意味するが、これに限定されない。
1塊の情報のみの場合(例えば、明細書の表1の「http://ww.abc.def.---」「パソコンの修理」「txt」の部分のみの場合)が「所定の情報」に対応する。
また、明細書の表1の「http://ww.abc.def.---」「パソコンの修理」「txt」、及び、「http://www.zaq.plm.---」「安売り店」「txt」の双方等、2つ以上の場合が「情報群」に対応する。
前記所定の情報又は所定の情報群の「全体又は一部を」の意味は、検索結果提供手段によってクライアントに提供された全ての検索結果を格納させる場合が、「全体を」に対応し、クライアントの指示によってその一部を格納させる場合が、「一部を」に相当する。
「前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントのIDの双方に対応付けて」格納とは、明細書の表1を参照すれば、前記第1の検索キーワード(「パソコン」)及びそれぞれのクライアントのID(表1にはユーザのIDのみが示されるが、クライアントのIDも同様に付与が可能である)の双方に対応付けて、の意味である。即ち、例えば、ある情報を、キーワード「パソコン」とクライアントのIDの双方に関連するものとして格納することを意味する。
「前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントを使用するユーザのIDの双方に対応付けて」格納とは、明細書の表1を参照すれば、前記第1の検索キーワード(「パソコン」)及びそれぞれのクライアントを使用するユーザ(そのIDは例えばO115−1)の双方に対応付けて、の意味である。即ち、例えば、ある情報を、キーワード「パソコン」とクライアントのユーザのID(例えばO115−1)の双方に関連するものとして格納することを意味する。
「第2の検索キーワード」は、上記「第1のキーワード」による検索結果(通常、複数のクライアントによる、多数の検索結果のうち、クライアントによって「検索履歴格納用データベース」に格納することが指示されたもの)が、上記「検索履歴格納用データベース」に格納された後に、上記「第1のキーワード」と同じ又は異なるキーワードを用いて、上記「検索履歴格納用データベース」の中において検索を実行する場合の、当該キーワードのことを意味する。
上記「検索履歴格納用データベース(117)」は、このように、一旦クライアントによって検索された情報中で、クライアントから格納を指示されたもののみを格納するためのデータベースである。なお、実施例では、検索された情報の全てを格納するのではなく、WWW上で当該情報に到達するのに必要な情報等のみを格納している(表1参照)。
この発明1のシステムのように構成することによって、当該システムは、過去に複数のクライアントによって検索され、格納された情報の中から、今回のキーワードに関連する情報を特定することが可能となる。
【0009】
[発明2]
前記関連情報特定手段が、前記特定に際して、前記クライアントからの第2の検索キーワードのみと一致する属性を有する所定の情報又は所定の情報群を特定する、キーワード依存関連情報特定手段を備える、
発明1に記載のシステム。
【0010】
「第2の検索キーワードのみと一致する属性を有する所定の情報又は所定の情報群を特定」とは、例えば、過去に種々のクライアントによって検索され、「検索履歴格納用データベース」に格納された情報の中から、今回のキーワードに関連する情報を特定することを意味する。
このように構成することによって、今回の検索の主体であるクライアントが過去に「検索履歴格納用データベース」に格納した情報のみならず、他のクライアントによって「検索履歴格納用データベース」に格納された情報も含めて、横断的に、今回の検索キーワードに関連する情報の検索が可能となる。
【0011】
[発明3]
前記関連情報特定手段が、前記特定に際して、前記クライアントからの第2の検索キーワード及び前記クライアントのIDの双方、又は、第2の検索キーワード及び前記クライアントを使用するユーザのIDの双方と一致する属性を有する所定の情報又は所定の情報群を特定する、キーワード/ID依存関連情報特定手段を備える、
発明1に記載のシステム。
【0012】
「前記クライアントからの第2の検索キーワード及び前記クライアントのIDの双方と一致する属性を有する所定の情報又は所定の情報群を特定」とは、或るクライアントによって過去に「検索履歴格納用データベース」に格納した情報の中から、当該クライアントが今回用いるキーワードと対応する情報等を特定することを意味する。
「第2の検索キーワード及び前記クライアントを使用するユーザのIDの双方と一致する属性を有する所定の情報又は所定の情報群を特定」とは、或るクライアントの或るユーザによって過去に「検索履歴格納用データベース」に格納した情報の中から、当該ユーザが今回用いるキーワードと対応する情報等を特定することを意味する。
このように構成することによって、自己が過去に興味を持って格納しておいた情報群の中から、今回のキーワードに関連する情報を特定することが可能となる。
【0013】
[発明4]
前記情報担持体がWWW上のHTMLテキストである、発明1ないし3に記載のシステム。
【0014】
このように構成することによって、広く普及しているインターネット上の情報を検索することが可能となる。
【0015】
[発明5]
前記第1の検索キーワードに対応する、前記情報担持体の有する所定の情報又は所定の情報群が、前記第1の検索キーワードを含む情報又は情報群である、発明1ないし4に記載のシステム。
【0016】
前記第1の検索キーワードに「対応」の意味を、前記第1の検索キーワードを「含む」場合を意味する。
「含む」とは、例えば、「パソコン」というキーワードで検索した場合、「パソコンの修理」に関する情報も特定する場合を含む。
【0017】
[発明6]
前記所定の情報及び所定の情報群が、前記情報担持体に含まれる、テキスト情報、静止画情報、動画情報の少なくとも1つを含む、発明1ないし5に記載のシステム。
【0018】
このように構成することによって、種々の形態の情報を検索することが可能となる。
【0019】
[発明7]
前記クライアントが、情報表示手段を有し、
前記サーバが、更に、
前記クライアントからの前記第2の検索キーワードに係る検索要求に応じて、前記特定された、格納された所定の情報又は所定の情報群を、前記クライアントの情報表示手段に表示させる、情報表示制御手段を有する、発明1ないし6に記載のシステム。
【0020】
本発明は、実施例レベルでは、クライアントがディスプレイを有し、サーバによって特定された検索結果を、クライアントの当該ディスプレイ上に表示させる手段に関わるが、そのような具体的構成には限定されない。
【0021】
[発明8]
発明1から7に記載のシステムを構成する各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【0022】
このようなプログラムによって、上記各発明を、コンピュータ上で実現可能である。
【0023】
[発明9]
発明8に記載のプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0024】
このような記録媒体によって、上記各発明を、コンピュータ上で実現可能である。
【0025】
[発明10]
検索履歴格納用データベース(117)及び1つ又はそれより多い情報担持体にアクセス可能なサーバ(111、及び/又は、113)であって、
前記サーバは、
前記サーバに接続される複数のクライアントのそれぞれからの第1の検索キーワードの入力を受けて、当該第1の検索キーワードに対応する、前記情報担持体の有する所定の情報又は所定の情報群を前記クライアントに提供する、検索結果提供手段と、
前記検索結果提供手段によってクライアントに提供された、前記所定の情報又は所定の情報群を、前記検索履歴格納用データベースに格納させるための、格納制御手段であって、当該格納制御手段は、それぞれのクライアントの指示に従って、前記検索履歴格納用データ格納用データベースに、前記所定の情報又は所定の情報群の全体又は一部を、少なくとも、前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントのIDの双方に対応付けて、又は、前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントを使用するユーザのIDの双方に対応付けて格納させるものであり、及び、
前記クライアントのいずれかから前記サーバへの、第2の検索キーワードの入力による検索履歴格納用データベース中の情報検索要求に応じて、前記検索履歴格納用データベース中に格納された、当該第2のキーワードに対応する、前記格納された所定の情報又は所定の情報群を特定する、関連情報特定手段と、
を備えるサーバ。
【0026】
上記発明1の「サーバ」部分のみを特定したものである。
【0027】
[発明11]
前記関連情報特定手段が、前記特定に際して、前記クライアントからの第2の検索キーワードのみと一致する属性を有する所定の情報又は所定の情報群を特定する、キーワード依存関連情報特定手段を備える、
発明10に記載のサーバ。
【0028】
上記発明2の「サーバ」部分のみを特定したものである。
【0029】
[発明12]
発明10又は11に記載のサーバを構成する各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【0030】
[発明13]
発明12に記載のプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0031】
[発明14]
検索履歴格納用データベース(117)と、
前記検索履歴格納用データベース(117)及び1つ又はそれより多い情報担持体にアクセス可能なサーバ(111、及び/又は、113)、並びに、
前記サーバに接続される複数のクライアントと、
を備えるシステムであって、
前記サーバは、
前記複数のクライアントのそれぞれからの第1の検索キーワードの入力を受けて、当該第1の検索キーワードに対応する、前記情報担持体の有する所定の情報又は所定の情報群を前記クライアントに提供する、検索結果提供手段と、
前記検索結果提供手段によってクライアントに提供された、前記所定の情報又は所定の情報群を、前記検索履歴格納用データベースに格納させるための、格納制御手段であって、当該格納制御手段は、それぞれのクライアントの指示に従って、前記検索履歴格納用データ格納用データベースに、前記所定の情報又は所定の情報群の全体又は一部を、少なくとも、前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントのIDの双方に対応付けて、又は、前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントを使用するユーザのIDの双方に対応付けて格納させるものであり、及び、
前記クライアントのいずれかから前記サーバへの、第2の検索キーワードの入力による検索履歴格納用データベース中の情報検索要求に応じて、前記検索履歴格納用データベース中に格納された、当該第2のキーワードに対応する、前記格納された所定の情報又は所定の情報群を特定する、関連情報特定手段と、
前記クライアントのいずれかから前記サーバへの、第3の検索キーワードの入力による前記情報担持体中、及び、前記検索履歴格納用データベース中の情報検索要求に応じて、当該第3のキーワードに対応する、前記情報担持体の有する所定の情報又は所定の情報群、及び、前記検索履歴格納用データベース中に格納された所定の情報又は所定の情報群、の双方を特定する、広範囲関連情報特定手段と、
を備えるシステム。
【0032】
上記発明1の「システム」には含まれていなかった「クライアント」をも含めたシステムである。
「第3のキーワード」は、「第1のキーワード」、「第2のキーワード」と同一又は異なるキーワードであって、上記「第1のキーワード」による検索結果(通常、複数のクライアントによる、多数の検索結果のうち、クライアントによって「検索履歴格納用データベース」に格納することが指示されたもの)が、上記「検索履歴格納用データベース」に格納された後に、上記「第1のキーワード」と同じ又は異なるキーワードを用いて、上記「情報担持体」、及び、「検索履歴格納用データベース」の双方の中において検索を実行する場合の、当該キーワードのことを意味する。
このようなシステムによれば、例えばWWW上の情報、及び、「検索履歴格納用データベース」の双方から、今回の検索キーワードに関連する情報を検索することができ、ユーザの利便性に資することとなる。
即ち、「検索履歴格納用データベース」からの検索によって、ノイズの少ない、関連性の高い情報の特定が可能となる一方、WWW上の情報も検索することによって、前回の検索時には存在しなかった、新たな情報も検索対象とすることができる。
【0033】
なお、発明1、10、及び、14においては、その作用・効果との関係上、構成要素「関連情報特定手段」が、いわゆる均等論における「本質的部分」、及び、いわゆる間接侵害における「課題の解決に不可欠なもの」と考えられる。
【0034】
以下に、本明細書中で用いられる用語の一覧を示す。
【0035】
【表1】

【0036】
上記あるいは特許請求の範囲に記載の発明において、サーバ、クライアントなどの用語は、装置の具体的形態や具体的呼称を限定するものではなく、その一般的な機能を備えた装置を表わすためのものである。1つの構成要素が有する機能が2つ以上の物理的構成によって実現されてもよく、2つ以上の構成要素が有する機能が1つの物理的構成によって実現されてもよい。システムの発明は、それぞれの構成要素の有する機能が逐次的に実行される方法の発明として把握することもできるし、その逆も成り立つ。方法の発明においては、各ステップは記載された順序に実行されるものに限定されるものではなく、全体としての機能が矛盾なく実行され得る限りにおいて、自由な順序でそれを実行することができる。これらの発明は、所定のハードウェアと協働して所定の機能を実現させるプログラムとしても成立し、それを記録した記録媒体としても成立する。また本発明は、搬送波上に具現化されたコンピュータ・データ信号であって、そのプログラムのコードを備えたものとしても成立しうる。
【発明の効果】
【0037】
本願発明の実施例によって、例えば、所定のユーザが検索を行う際に、他のユーザが記憶した検索結果をも、同時に、検索結果として表示することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】WWWサーチエンジンの構成概略
【図2】クライアント(ユーザ)115において所定のキーワード(本例では「パソコン」)を用いてインターネットweb101を検索する場合の画面遷移図。
【図3】検索対象として静止画情報を選択した場合の画面遷移図。
【図4】検索対象として動画情報を選択した場合の画面遷移図。
【図5】キーワード検索の手順を示すフローチャート。
【図6】「マイまとめページ」の例
【図7】「キーワード別のマイまとめページ」の例
【図8】「皆のまとめページ」の例
【符号の説明】
【0039】
2A 画面
2Btxt 検索結果画面
2Ctxt 検索結果画面
3A 検索開始用画面
3B 検索結果画面
4A 検索開始用画面
4B 検索結果画面
11 HTMLテキスト群
13 ウェブロボット103が収集したテキスト群
17 ディレクトリ型の登録
101 インターネットWEB
105 サーバ
107 インデクサ
109 インデックスファイル
111 検索サーバ
113 ウェブサーバ
115 クライアント(ユーザ)
117 データベース
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下、本発明の各種の実施例を図を参照しつつ説明する。但し、以下の説明は、あくまでも本発明の例示であり、以下の記載によって、本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
【0041】
また、本発明の「システム」「サーバ」「クライアント」等は、如何なる既知の、或いは、今後開発される、情報検索・記憶用の用途に対しても適することを理解して欲しい。
【0042】
<システム構成>
図1は、一般的なWWWサーチエンジンの構成である(特許庁「標準技術集(サーチエンジン)データベース:サーチエンジンの技術動向概観」より引用)。
本発明は、このような構成を持つWWWサーチエンジンを用いて、後述のような特徴的な機能を実現するものである。
インターネットWEB101には、多数のHTMLテキスト群11が格納されている。このHTMLテキスト群11を、検索可能な形に整理する方法として、ウェブロボット(クローラ)103によるものと、ディレクトリ型の登録17によるものの2種類が存在する。
【0043】
前者(ウェブロボット103によるもの)は、ウェブページ内のリンク(ハイパーリンク)を辿ることで、ウェブページを巡回、収集し、HTMLファイルを検索可能なようにインデックス化して提供するサーチエンジンである。このウェブロボット103が収集したテキスト群13は、一旦サーバ105に格納された後、インデクサ107によって、URLやウェブページの内容の特徴語などの抽出を行って、キーワードで検索できるインデックスファイル109(データベースの一種)を作成する。
【0044】
後者(ディレクトリ型の登録17によるもの)は、WWWページを人手で収集、分類して提供するタイプの情報収集方式で、カテゴリタイプという検索システムを具備するサーチエンジンである。この場合も、上記ウェブロボット103による場合と同様に、URLやウェブページの内容の特徴語などの抽出を行って、キーワードで検索できるインデックスファイル109(データベースの一種)が作成される。
【0045】
次に、このようにして作成されたインデックスファイル109を用いて、クライアント(ユーザ)115が、ウェブサーバ113を介して、検索サーバ111によって、所定の検索を行う。本発明の実施例においては、この検索サーバ111にデータベース117が接続され、このデータベース117に、後述のようなデータを格納することによって、本発明に特有の、「所定のユーザが検索を行う際に、他のユーザが記憶した検索結果をも、同時に、検索結果として表示することを可能とする」ことを可能とする。
なお、データベース117は、本実施例では、検索サーバ111に接続されているが、例えばウェブサーバ113に接続することも可能であり、本願請求項に記載される発明を、この点で限定するものではない。
【0046】
検索サーバ111は、インデックスファイル109に登録されたウェブページに対して、検索結果の表示順序などの情報を追加する。
ブラウザ115に表示される検索結果ページを作成するウェブサーバ113は、クライアント(ユーザ)115によって検索窓に入力されたキーワードを検索サーバ111に問い合わせ、検索サーバ111から返された結果を整形して表示する。
データベース117においては、クライアント(ユーザ)1151〜Mからの検索リクエストに対する検索結果(テキストデータ、イメージ、動画等、及び、それらのタイトル)を、ウェブブラウザクライアント(ユーザ)1151〜Mにおいて指定された検索キーワード、ウェブブラウザクライアント(ユーザ)1151〜MのユーザO115−1〜Mを特定するためのID、と対応付けられた状態で記憶することができる。
【0047】
当該検索リクエストの目的は、クライアント(ユーザ)1151〜Mから、インデックスファイル109に記憶されている種々のテキストデータ、イメージ、動画等、及び、それらのタイトル等のデータの中から、上記検索キーワードに合致、又は、当該キーワードと関連性を持つデータを抽出することである。
【0048】
なお、上記インデックスファイル109へのアクセスは、契約等によって、所定のクライアント(ユーザ)1151〜m、(m<=M)の範囲内だけに制限されている場合と、そのような制限が無い場合の双方があり得る。
【0049】
以下、クライアント(ユーザ)1151〜Mの全体、又は、そのうちの1つのクライアント(ユーザ)を示すために、単にクライアント(ユーザ)115と呼ぶ。
【0050】
<検索手順>
上記のキーワード検索によって所定の検索結果が得られ、その検索結果等がデータベース117に格納されるまでの流れを説明する。
【0051】
図2及び図5を参照する。図2は、ウェブブラウザ115において、所定のキーワード(本例では「パソコン」)を用いてインターネットweb101を検索する場合の、画面遷移図である。また、図5は、キーワード検索の手順を示す、フローチャートである。
まず、図5に示されるように、クライアント(ユーザ)115において、ユーザIDとパスワードの入力が促される(S503)。正しく入力されると、続いて、検索キーワードの入力が促される(S507)。
ここでは、まず、クライアント(ユーザ)115において、例えば、図2の画面2Aが表示される。この画面2Aの上部には、検索キーワード入力セクション2A01が存在する。
【0052】
今、クライアント(ユーザ)115のユーザO115_が、当該検索キーワード入力ボックス2A01に「パソコン」というキーワードを入力したとする(図5ステップS507)。
次に、検索する対象が、テキスト(文字列)(2A01a)か、静止画(2A01b)か、動画(2A01c)か、の選択が促される(S509)。本例では、何も指定しなければ、デフォールトとして、テキスト情報が検索される(S509の(t))。本例では、テキスト情報(2A01a)が選択されたものとする。(なお、本実施例では、このように、テキスト(文字列)(2A01a)か、静止画(2A01b)か、動画(2A01c)を選択するが、一度に全部のカテゴリーを選択して、一度に全てを検索し、その中から、必要なものを記憶させても良い。)
【0053】
次に、上記キーワードを元に検索が実行されると(S510)、その結果が2Btxtのように表示(S511)される。
2Btxtでは、表示される検索結果の例として、「パソコンの購入」(2Bt03)、「パソコンの修理」(2Bt05)、及び、「パソコンの利用」(2Bt07)の3つのタイトルを持つWEBページのテキストデータが示されている。
ユーザO115_が、例えば、「パソコンの修理」(2Bt05)に係るWEBページの情報を記憶させたい、と望む場合には、当該項目の右側の「保存?」ボタン(2Bt05b)をクリック(2Ctcl)する(S513)。
他にも保存したい項目が存在すれば(S515→Y)、当該項目の右側の「保存?」ボタンをクリックし、他にも検索したいキーワードが存在すれば(S517→Y)、画面2Aに戻って、再度検索を行う。
【0054】
図3には、検索対象として静止画情報を選択した場合の画面遷移図が、図4には、検索対象として動画情報を選択した場合の画面遷移図が、それぞれ示されている。それらの画面遷移の様子は、図5を参照して、上述のテキストデータの場合と同様に行われ得るので、詳しい説明は割愛する。このようにして検索、保存されたインターネットweb上のデータ(実際には、インデックスファイル中から検索されたデータ。その態様には、テキスト、静止画、動画等が含まれる。)は、データベース117に、以下のような形で保存される。
【0055】
<インターネットweb上のデータの保存態様>
以下の表1に、上記のような手順で、データベース117に保存されているデータの保存態様を示す。
【0056】
【表2】

【0057】
表1から理解できるように、保存データは、キーワード検索を行ったユーザのID(例えばO115−1)、検索結果の中で保存したURL(http://www.zaq.plm.-----等)、当該URLのページのタイトル(例えば、パソコンの修理)、当該ページの内容がどのような種類かを示すフラグ(例えば、txt)(ここで、txtはテキスト、sは静止画、mは動画、をそれぞれ表す)、が、対応つけられて記憶されている。なお、表1中には、保存URLの内容そのもの(テキスト、静止画、動画等)がどのようなものかの例を示しているが、この情報自体は、データベース117には保存する必要はない。何故なら、URLが保存されているので、当該情報の内容自体を入手したい場合は、当該URLに再度アクセスすれば良いからである。
【0058】
<「マイまとめページ」及び「皆のまとめページ」表示画面の説明>
以上の説明によって、複数のクライアント(ユーザ)(例えば、O115-1〜O115-10)が、種々のキーワードでWWWを検索した結果が、ユーザID、検索キーワード、検索結果中で保存したURL、URLのタイトル、内容識別フラグが相互に対応付けられた形で、データベース117に記憶されることが理解できると考える。
以上のようなWWW検索が、複数のクライアント(ユーザ)(例えば、O115-1〜O115-10)によって、更に積み重ねられ、当該上記クライアント(ユーザ)によって、表1に、更にデータが記憶されることになる。
【0059】
<「マイまとめページ」での表示>
「マイまとめページ」とは、クライアント(ユーザ)が、自己が過去に検索した結果を、まとめて表示するページである。
換言すれば、「マイまとめページ」は、データベース117に入っている「ユーザIDが一致するデータ」を表示するページのことである。
例として、表1のユーザID=O115−1が、データベース117に記憶したデータを表示する、当該ユーザの「マイまとめページ」は、図6のようになる。
この画面には、表1においてユーザO115−1が検索して記憶した4つのデータ(表1の項目番号1、9、10、11の4つ)の記憶結果(1つはテキストデータ、2つは動画、他の1つは静止画)が表示されている。
テキストデータに係る記憶結果は、検索時に用いたキーワード601A、ヒットし、記憶されたURL603A、URLに存在する情報のタイトル605A、及び、当該情報の内容607Aである。
動画に係る記憶結果の1つは、検索時に用いたキーワード601B、ヒットし、記憶されたURL603B、URLに存在する情報のタイトル605B、及び、当該情報の内容607Bである。
静止画に係る記憶結果は、検索時に用いたキーワード601C、ヒットし、記憶されたURL603C、URLに存在する情報のタイトル605C、及び、当該情報の内容607Cである。
動画に係る記憶結果の他方は、検索時に用いたキーワード601D、ヒットし、記憶されたURL603D、URLに存在する情報のタイトル605D、及び、当該情報の内容607Dである。
【0060】
<「キーワード別のマイまとめページ」での表示>
「キーワード別のマイまとめページ」での表示とは、クライアント(ユーザ)が、自己が過去に検索した結果を、検索キーワード毎に、まとめて表示するページである。
換言すれば、「マイまとめページ」は、データベース117に入っている「ユーザID、及び、キーワードが一致するデータ」を表示するページのことである。
例として、表1のユーザID=O115−1が、データベース117に記憶したデータであって、キーワードが、「パソコン」である情報を表示する、当該ユーザの「キーワード別のマイまとめページ」は、図7のようになる。
この画面には、3つの記憶結果(テキストデータ、静止画、及び、動画)が表示される。当該記憶結果は、以下の3つである。
テキストデータに係る記憶結果は、検索時に用いたキーワード701A、ヒットし、記憶されたURL703A、URLに存在する情報のタイトル705A、及び、当該情報の内容707Aである。
静止画に係る記憶結果は、検索時に用いたキーワード701B、ヒットし、記憶されたURL703B、URLに存在する情報のタイトル705B、及び、当該情報の内容707Bである。
動画に係る記憶結果は、検索時に用いたキーワード701C、ヒットし、記憶されたURL703C、URLに存在する情報のタイトル705C、及び、当該情報の内容707Cである。
【0061】
<「皆のまとめページ」での表示>
「皆のまとめページ」とは、クライアント(ユーザ)が、全ての(自己及び他の) クライアント(ユーザ)が過去に検索した結果を、所定のキーワード毎に、まとめて表示するページである。
換言すれば、データベース117に入っている「キーワードが一致するデータ」を表示するページである。
例えば、上記表1において、キーワード「パソコン」に係る「皆のまとめページ」は、図8のように表示される。ここでは、キーワード「パソコン」を持つ全てのデータが、クライアント(ユーザ)毎に列挙される。
【0062】
図8の表示を、項目別に解説する。
1番目は、キーワード801Aが「パソコン」、ユーザ803Aが「O115−1」、URL805Aが「http//www.abc.def.---」、当該URLの情報のタイトル807Aが「パソコンの修理」、その内容809Aが「修理で重要なのは---」であるものが示される。
2番目は、キーワード801Bが「パソコン」、ユーザ803Bが「O115−1」、URL805Bが「http//www.mki.xde.---」、当該URLの情報のタイトル807Bが「パソコンの用途」、その内容809Bが静止画であるものが示される。
3番目は、キーワード801Cが「パソコン」、ユーザ803Cが「O115−1」、URL805Cが「http//www.weq.plm.---」、当該URLの情報のタイトル807Cが「パソコンのデザイン」、その内容809Cが動画であるものが示される。
4番目には、キーワード801Dが「パソコン」、ユーザ803Dが「O115−7」、URL805Dが「http://www.vcb.qwe.-----」、当該URLの情報のタイトル807Dが「プログラミング」、その内容809Dが静止画であるものが示されている。
【0063】
<データベース117に表1のようなデータが記憶された後の検索結果表示>
データベース117に表1のようなデータが記憶された後に、クライアント(ユーザ)がWWW検索を行った場合、クライアント(ユーザ)の指定によって、例えば以下の、3種類の表示態様が可能である:
(a)データベース117のみに格納されているデータのみを検索し、その結果をクライアントに提示。
(b)WWW101のみに格納されているデータのみを検索し、その結果をクライアントに提示。
(c)データベース117、及び、WWW101の双方に格納されているデータを検索し、その結果をクライアントに提示。
上述の本発明の実施例は、例として説明したものであって、特許請求の範囲に記載される発明はこれに限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本願の実施例に係る発明は、例えば、インターネット上のデータを検索し、当該検索結果を格納する、検索・格納システムに利用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索履歴格納用データベース(117)並びに、当該検索履歴格納用データベース(117)及び1つ又はそれより多い情報担持体にアクセス可能なサーバ(111、及び/又は、113)と、
を備えるシステムであって、
前記サーバは、
前記サーバに接続される複数のクライアントのそれぞれからの第1の検索キーワードの入力を受けて、当該第1の検索キーワードに対応する、前記情報担持体の有する所定の情報又は所定の情報群を前記クライアントに提供する、検索結果提供手段と、
前記検索結果提供手段によってクライアントに提供された、前記所定の情報又は所定の情報群を、前記検索履歴格納用データベースに格納させるための、格納制御手段であって、当該格納制御手段は、それぞれのクライアントの指示に従って、前記検索履歴格納用データ格納用データベースに、前記所定の情報又は所定の情報群の全体又は一部を、少なくとも、前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントのIDの双方に対応付けて、又は、前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントを使用するユーザのIDの双方に対応付けて格納させるものであり、及び、
前記クライアントのいずれかから前記サーバへの、第2の検索キーワードの入力による検索履歴格納用データベース中の情報検索要求に応じて、前記検索履歴格納用データベース中に格納された、当該第2のキーワードに対応する、前記格納された所定の情報又は所定の情報群を特定する、関連情報特定手段と、
を備えるシステム。
【請求項2】
前記関連情報特定手段が、前記特定に際して、前記クライアントからの第2の検索キーワードのみと一致する属性を有する所定の情報又は所定の情報群を特定する、キーワード依存関連情報特定手段を備える、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記関連情報特定手段が、前記特定に際して、前記クライアントからの第2の検索キーワード及び前記クライアントのIDの双方、又は、第2の検索キーワード及び前記クライアントを使用するユーザのIDの双方と一致する属性を有する所定の情報又は所定の情報群を特定する、キーワード/ID依存関連情報特定手段を備える、
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記情報担持体がWWW上のHTMLテキストである、請求項1ないし3に記載のシステム。
【請求項5】
前記第1の検索キーワードに対応する、前記情報担持体の有する所定の情報又は所定の情報群が、前記第1の検索キーワードを含む情報又は情報群である、請求項1ないし4に記載のシステム。
【請求項6】
前記所定の情報及び所定の情報群が、前記情報担持体に含まれる、テキスト情報、静止画情報、動画情報の少なくとも1つを含む、請求項1ないし5に記載のシステム。
【請求項7】
前記クライアントが、情報表示手段を有し、
前記サーバが、更に、
前記クライアントからの前記第2の検索キーワードに係る検索要求に応じて、前記特定された、格納された所定の情報又は所定の情報群を、前記クライアントの情報表示手段に表示させる、情報表示制御手段を有する、請求項1ないし6に記載のシステム。
【請求項8】
請求項1から7に記載のシステムを構成する各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項10】
検索履歴格納用データベース(117)及び1つ又はそれより多い情報担持体にアクセス可能なサーバ(111and/or113)であって、
前記サーバは、
前記サーバに接続される複数のクライアントのそれぞれからの第1の検索キーワードの入力を受けて、当該第1の検索キーワードに対応する、前記情報担持体の有する所定の情報又は所定の情報群を前記クライアントに提供する、検索結果提供手段と、
前記検索結果提供手段によってクライアントに提供された、前記所定の情報又は所定の情報群を、前記検索履歴格納用データベースに格納させるための、格納制御手段であって、当該格納制御手段は、それぞれのクライアントの指示に従って、前記検索履歴格納用データ格納用データベースに、前記所定の情報又は所定の情報群の全体又は一部を、少なくとも、前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントのIDの双方に対応付けて、又は、前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントを使用するユーザのIDの双方に対応付けて格納させるものであり、及び、
前記クライアントのいずれかから前記サーバへの、第2の検索キーワードの入力による検索履歴格納用データベース中の情報検索要求に応じて、前記検索履歴格納用データベース中に格納された、当該第2のキーワードに対応する、前記格納された所定の情報又は所定の情報群を特定する、関連情報特定手段と、
を備えるサーバ。
【請求項11】
前記関連情報特定手段が、前記特定に際して、前記クライアントからの第2の検索キーワードのみと一致する属性を有する所定の情報又は所定の情報群を特定する、キーワード依存関連情報特定手段を備える、
請求項10に記載のサーバ。
【請求項12】
請求項10又は11に記載のサーバを構成する各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項14】
検索履歴格納用データベース(117)と、
前記検索履歴格納用データベース(117)及び1つ又はそれより多い情報担持体にアクセス可能なサーバ(111and/or113)、並びに、
前記サーバに接続される複数のクライアントと、
を備えるシステムであって、
前記サーバは、
前記複数のクライアントのそれぞれからの第1の検索キーワードの入力を受けて、当該第1の検索キーワードに対応する、前記情報担持体の有する所定の情報又は所定の情報群を前記クライアントに提供する、検索結果提供手段と、
前記検索結果提供手段によってクライアントに提供された、前記所定の情報又は所定の情報群を、前記検索履歴格納用データベースに格納させるための、格納制御手段であって、当該格納制御手段は、それぞれのクライアントの指示に従って、前記検索履歴格納用データ格納用データベースに、前記所定の情報又は所定の情報群の全体又は一部を、少なくとも、前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントのIDの双方に対応付けて、又は、前記第1の検索キーワード及びそれぞれのクライアントを使用するユーザのIDの双方に対応付けて格納させるものであり、及び、
前記クライアントのいずれかから前記サーバへの、第2の検索キーワードの入力による検索履歴格納用データベース中の情報検索要求に応じて、前記検索履歴格納用データベース中に格納された、当該第2のキーワードに対応する、前記格納された所定の情報又は所定の情報群を特定する、関連情報特定手段と、
前記クライアントのいずれかから前記サーバへの、第3の検索キーワードの入力による前記情報担持体中、及び、前記検索履歴格納用データベース中の情報検索要求に応じて、当該第3のキーワードに対応する、前記情報担持体の有する所定の情報又は所定の情報群、及び、前記検索履歴格納用データベース中に格納された所定の情報又は所定の情報群、の双方を特定する、広範囲関連情報特定手段と、
を備えるシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−257192(P2010−257192A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−106175(P2009−106175)
【出願日】平成21年4月24日(2009.4.24)
【出願人】(509117894)ネイバージャパン株式会社 (3)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】