手洗浄装置
【課題】手の洗浄に適した手洗浄装置の提供。
【解決手段】手洗浄装置Ａは、温水１０を入れる凹所１１を有する洗浄槽と、凹所１１の底で四色のＬＥＤが発光する発光器２と、凹所１１の底から気泡３０を吹き出す空気吹出手段３と、温水１０中へ超音波を放射する超音波発生手段４と、七種類の鉱石を封入した温水改質器５とを具備してなる。手洗浄装置Ａは、多数の気泡３０と、超音波と、ＬＥＤの点灯・点滅と、七種類の鉱石を封入した温水改質器５との相乗作用により、手洗浄後には、しっとりとした美肌を体感することができる。
【解決手段】手洗浄装置Ａは、温水１０を入れる凹所１１を有する洗浄槽と、凹所１１の底で四色のＬＥＤが発光する発光器２と、凹所１１の底から気泡３０を吹き出す空気吹出手段３と、温水１０中へ超音波を放射する超音波発生手段４と、七種類の鉱石を封入した温水改質器５とを具備してなる。手洗浄装置Ａは、多数の気泡３０と、超音波と、ＬＥＤの点灯・点滅と、七種類の鉱石を封入した温水改質器５との相乗作用により、手洗浄後には、しっとりとした美肌を体感することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、手を洗うための手洗浄装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
超音波を利用した洗浄装置が従来より知られている。
食品の洗浄装置は、密閉した洗浄槽内に収容された洗浄液内に食品を浸漬し、食品に対して超音波を照射し、洗浄時、気泡を発生させている（特許文献１）。
超音波洗浄装置は、１ＭＨｚの超音波を洗浄液に加え、気泡を細分化して循環させる洗浄液に混入させている（特許文献２）。
超音波食品洗浄機は、金属製の洗浄槽の底部に超音波発生装置を配し、洗浄槽底部に気泡発生装置を設けている（特許文献３）。
【特許文献１】特開平３−８７１６８号公報
【特許文献２】特開平６−３２０１２４号公報
【特許文献３】特開昭６１−９０６３３号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
特許文献１の食品の洗浄装置は、洗浄槽が密閉されているのと、洗浄液（温水や水＋化学物質）を洗浄に用いているので手の洗浄には使えない。
特許文献２の超音波洗浄装置は、アルカリ洗浄剤、有機溶剤、界面活性剤からなる洗浄液を洗浄に用いているので手の洗浄には使えない。また、洗浄液を循環させる必要があるので大がかりになり、手の洗浄に向かない。
特許文献３の超音波食品洗浄機は、皿立がモータにより回転するので、手の洗浄に向かない。
【０００４】
本発明の目的は、手の洗浄に適した手洗浄装置の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
（請求項１について）
手洗浄装置は、洗浄槽と空気吹出手段と超音波発生手段とを具備する。
洗浄槽（プラスチック製）は、手を入れるための凹所を有し、凹所内に洗浄用の温水が入れられる。
空気吹出手段は、凹所底に設けた吹出口から、温水中へ気泡を上方に向かって吹き出している。
【０００６】
超音波発生手段は、凹所内壁に設けた振動子から、温水中へ超音波を水平に放射している。超音波による高速振動を温水に加えると、水分子間に循環的に隙間ができ、つぎの瞬間にその隙間が潰れるという状態が繰り返される。
なお、凹所底の吹出口から温水中へ気泡を上方に吹き出して、超音波の放射方向と直交させているので、超音波の放射だけの場合に比べ、温水中に大小の泡が大量に発生する。
【０００７】
高速振動により温水が攪拌され、手に付いた汚れを大量の気泡で包み込ませているため、強い洗浄作用が生じ、毛穴の隅々まで汚れを追い出すことができる。なお、汚れが大量の気泡に包み込まれるため洗浄作用が低下し難く、洗浄中に温水を入れ換えたり、循環濾過させる必要がない。
手のツボを気泡が刺激するため、健康増進が図れる。
【０００８】
洗浄槽の凹所内に入れるのは温水であるので安全であり、安価である。
洗浄槽がプラスチック製であるので軽量であり、温水の入れ換えが容易であるとともに、手洗浄装置を使用する場所を自由に決めることができる。
【０００９】
（請求項２について）
手洗浄装置は、洗浄槽と空気吹出手段と超音波発生手段と温水改質器とを具備する。
洗浄槽（プラスチック製）は、手を入れるための凹所を有し、凹所内に洗浄用の温水が入れられる。
空気吹出手段は、凹所底に設けた吹出口から、温水中へ気泡を上方に向かって吹き出している。
温水改質器は、孔から温水が出入可能な多孔容器内に、温水を改質するための複種類の鉱石を封入したものであり、洗浄槽内に入れられる。
【００１０】
超音波発生手段は、凹所内壁に設けた振動子から、温水中へ超音波を水平に放射している。超音波による高速振動を温水に加えると、水分子間に循環的に隙間ができ、つぎの瞬間にその隙間が潰れるという状態が繰り返される。
なお、凹所底の吹出口から温水中へ気泡を上方に吹き出して、超音波の放射方向と直交させているので、超音波の放射だけの場合に比べ、温水中に大小の泡が大量に発生する。
【００１１】
高速振動により温水が攪拌され、手に付いた汚れを大量の気泡が包み込むため、強い洗浄作用が生じ、毛穴の隅々まで汚れを追い出すことができる。なお、温水改質器により温水が改質され、且つ、汚れを大量の気泡に包み込ませているため、更に洗浄作用が低下し難く、洗浄中に温水を入れ換えたり、循環濾過させる必要がない。
手のツボを気泡が刺激するため、健康増進が図れる。
【００１２】
洗浄槽の凹所内に入れるのは温水であるので安全であり、安価である。また、温水改質器により温水を改質しているので、心身ともに緊張やストレスから解放された状態（リラクゼーション）に導く。
洗浄槽がプラスチック製であるので軽量であり、温水の入れ換えが容易であるとともに、手洗浄装置を使用する場所を自由に決めることができる。
【００１３】
（請求項３について）
手洗浄装置は、洗浄槽と空気吹出手段と超音波発生手段と温水改質器とを具備する。
洗浄槽（プラスチック製）は、手を入れるための凹所を有し、凹所内に洗浄用の温水が入れられる。
空気吹出手段は、凹所底に設けた吹出口から、温水中へ気泡を上方に向かって吹き出している。
温水改質器は、孔から温水が出入可能な多孔容器内に、温水を改質するための複種類の鉱石を封入したものであり、洗浄槽内に入れられる。
発光器は、凹所底の略中央に固定した半球状の透光ケース内に緑、赤、黄、青のＬＥＤを入れ、これら四色のＬＥＤを個別に点灯させたり点滅させたりする。
【００１４】
超音波発生手段は、凹所内壁に設けた振動子から、温水中へ超音波を水平に放射している。超音波による高速振動を温水に加えると、水分子間に循環的に隙間ができ、つぎの瞬間にその隙間が潰れるという状態が繰り返される。
なお、凹所底の吹出口から温水中へ気泡を上方に吹き出して、超音波の放射方向と直交させているので、超音波の放射だけの場合に比べ、温水中に大小の泡が大量に発生する。
【００１５】
高速振動により温水が攪拌され、手に付いた汚れを大量の気泡が包み込むため、強い洗浄作用が生じ、毛穴の隅々まで汚れを追い出すことができる。なお、温水改質器により温水が改質され、且つ、汚れを大量の気泡に包み込ませているため、更に洗浄作用が低下し難く、洗浄中に温水を入れ換えたり、循環濾過させる必要がない。
手のツボを気泡が刺激するため、健康増進が図れる。
【００１６】
洗浄槽の凹所内に入れるのは温水であるので安全であり、安価である。また、温水改質器により温水を改質し、四色のＬＥＤが発光したり点滅したりする光の作用により相乗作用が得られ、より、一層、心身ともに緊張やストレスから解放された状態（リラクゼーション）が体感できる。
洗浄槽がプラスチック製であるので軽量であり、温水の入れ換えが容易であるとともに、手洗浄装置を使用する場所を自由に決めることができる。
【００１７】
（請求項４について）
多孔容器内に封入する鉱石は、ビタミンＣを溶出するビタミンボール、銀系抗菌剤を含む銀系抗菌体、遠赤外線を放射するラディカルストーン、微量のラドンを放射するラジウムボール、水質改善効果が有る紅水晶ボール、ミネラルを溶出するコーラル珊瑚ボール、蛍石を主成分とするフローライトボールであり、温水改質器は、洗浄槽内に入れられる。 多孔容器内の複種類の鉱石は、以下の作用をもたらす。
【００１８】
＜ビタミンボール＞
温水の塩素を飛ばし、美白的な効果とともに、手洗した後、皮膚のつっぱりを防ぎ、手肌を引き締める。
＜銀系抗菌体＞
イオン状態の銀が、生活環境で普通に存在している細菌を除菌する。なお、銀系抗菌剤は安全性が高い。
【００１９】
＜ラディカルストーン＞
マイナスイオンを放ち、汚染物質を還元し、無害化する。
弱アルカリ性のマイナスイオン水となり、温水が手に優しい温泉の様な水質に改善される。マイナスイオンの蒸気によりリフレッシュ効果が生じる。
【００２０】
＜ラジウムボール＞
微量な自然放射線により手が刺激され、手の毛細血管が拡張して新陳代謝が向上し、免疫力や自然治癒力が向上する。
＜紅水晶ボール＞
温水の活性化、界面活性効果、温水中の塩素の分解等の水質改善を行い、遠赤効果を奏する。
【００２１】
＜コーラル珊瑚ボール＞
温水を弱アルカリ化し、ミネラルが溶出し、有害物質を吸着する。
＜フローライトボール＞
リラックス効果。
【００２２】
（請求項５について）
洗浄槽の凹所内に入れる温水の温度は３８℃〜４３℃であり、温水量は２〜３リットルである。振動子から温水中へ放射される超音波の周波数は、１ＭＨｚ前後である。
温水の温度は３８℃〜４３℃であるので、手を洗浄時間（５分〜１５分）の間、心地良く浸すことができる。
凹所内の温水量は、２〜３リットルであるため、温水中の超音波の強度が適正に保たれるとともに、洗浄中に温水を入れ換えたり、循環濾過させる必要がない。
温水中へ放射される超音波の周波数は、１ＭＨｚ前後であるため、適度な高速振動が生じ、温水が適度に攪拌され、小さい気泡を大量に発生させることができる。
この小さい気泡と空気吹出手段による大きい気泡とにより、手に付いた汚れを包み込んで除去するので、強い洗浄作用が生じ、毛穴の隅々まで汚れを追い出すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２３】
手洗浄装置は、凹所内に洗浄用の温水を入れた洗浄槽（プラスチック製）と、凹所底の略中央に固定した半球状の透光ケース内に入れたＬＥＤ（緑、赤、黄、青）を個別に発光させる発光器と、透光ケースの周りの凹所底に設けた吹出口から温水中へ気泡を上方に向かって吹き出す空気吹出手段と、凹所内壁に設けた振動子から温水中へ超音波を水平に放射する超音波発生手段と、七種類の鉱石を多孔容器内に封入して洗浄槽内に入れた温水改質器とを具備してなる。
【００２４】
超音波の放射、気泡の吹き出し、ＬＥＤ発光、七種類の鉱石により、凹所内の温水に手を入れて洗浄すれば、毛穴の隅々まで汚れを追い出すことができ、且つ、心身ともに緊張やストレスから解放された状態（リラクゼーション）を体感できる。
【実施例１】
【００２５】
本発明の実施例１（請求項１〜５に対応）を図１〜図５に基づいて説明する。
手洗浄装置Ａは、凹所１１を有する洗浄槽と、凹所１１底で発光する発光器２と、凹所１１底から気泡３０を吹き出す空気吹出手段３と、温水１０中へ超音波を放射する超音波発生手段４と、七種類の鉱石を封入した温水改質器５とを具備してなる。
【００２６】
洗浄槽（プラスチック製）は、エアポンプ３１を内部に固定した下側ハウジングｈ１と、上側に凹所１１を設け、下面側に制御基板ｋを配設した上側ハウジングｈ２とを接合してなる。上側ハウジングの凹所１１内には、水道水を３８℃〜４３℃に加熱した温水１０（温水量２〜３リットル）が入れられる。
また、上側ハウジングの凹所１１底には、円形穴１２（板中央）およびスリット１３、１３（板左右）を有する取付板１４（プラスチック製）が接着されている。
【００２７】
発光器２は、上側ハウジングの凹所１１底の中央に防水固定され、円形穴１２から突き出る半球状の透光ケース２１内に、合計２５個の超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５（緑、赤、黄、青）を環状に配置してなる。なお、超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５は、制御基板ｋの点灯制御回路により、個別に点灯・点滅される。
【００２８】
発光の順は、緑点滅１０秒→緑点灯１０秒→赤点滅１０秒→赤点灯１０秒→黄点滅１０秒→黄点灯１０秒→青点滅１０秒→青点灯１０秒→全点滅１０秒→全点灯１０秒を繰り返えして行う。
【００２９】
空気吹出手段３は、エアポンプ３１と、小径の空気吹出穴３２（四個×２）を有し、取付板１４のスリット１３の裏側に接着されるパイプ３３と、エアポンプ３１とパイプ３３とを繋ぐチューブ３４とからなり、空気吹出穴３２から温水１０中へ多数の気泡３０を上方に向かって吹出する。エアポンプ３１は、制御基板ｋのポンプ制御回路（図示せず）により通電され、空気吹出量が二段階に制御される。
【００３０】
超音波発生手段４は、上側ハウジングの凹所１１内壁に設けた超音波振動子４１と、超音波振動子４１を駆動する駆動回路（図示せず）とからなる。駆動回路は、制御基板ｋに組み付けられ、超音波振動子４１に電気パルスを出力する。これにより、超音波振動子４１が高速振動し、超音波振動子４１から温水１０中へ超音波（周波数＝１ＭＨｚ）が水平に放射される。
【００３１】
温水改質器５は、外形が略六角柱を呈するメッシュ付きケース５１（多孔容器）内に、七種類の鉱石５２を封入してなる。この温水改質器５は、凹所１１内に温水１０を入れた後に投入される。
七種類の鉱石５２は、ビタミンＣを溶出するビタミン小球、銀系抗菌剤を含む銀小球、遠赤外線を放射するラディカルストーン小球、微量のラドンを放射するラジウム小球、水質改善効果が有る紅水晶小球、ミネラルを溶出するコーラル珊瑚小球、蛍石を主成分とするフローライト小球である。
【００３２】
６は、発光器２の超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５を点灯制御する制御基板ｋの点灯制御回路、空気吹出手段３のエアポンプ３１に通電する制御基板ｋのポンプ制御回路、および超音波発生手段４の超音波振動子４１を駆動するための制御基板ｋの駆動回路に作動用電力を供給するためのＡＣアダプタ（ＤＣ２４Ｖ−１．２５Ａ）である。
【００３３】
６１は手洗浄装置Ａの動作開始・停止を行うＯＮ・ＯＦＦスイッチ、６２はタイマをセット（５分、１０分、１５分）するためのタイマスイッチ、６３は空気吹出量を変更（吹出強、無吹出、吹出弱）するためのバブルスイッチ、６４はタイマ残時間を表示（０分、５分、１０分、１５分）を表示するタイマＬＥＤである。
【００３４】
つぎに、手洗浄装置Ａの使用方法を説明する。
（１）水道水を３８℃〜４３℃に加熱した温水１０を、洗浄槽の凹所１１内に２〜３リットル入れる。
（２）コンセント６５をＡＣ−１００Ｖに差し込み、ＡＣアダプタ６の緑色ＬＥＤ（図示せず）の点灯を確認後、ＤＣプラグ６６を洗浄槽のジャック（図示せず）に差し込む。
【００３５】
（３）ＯＮ・ＯＦＦスイッチ６１を押圧すると、タイマＬＥＤ６４が全点灯し、１５分のタイマがセットされる。
タイマ時間を変更する場合には、タイマスイッチ６２を押圧してタイマ時間を、１０分→５分→１５分→１０分→５分…に変更する。
タイマ時間を１５分から変更しない場合には、タイマスイッチ６２を押圧しない。
【００３６】
（４）つぎに、ＯＮ・ＯＦＦスイッチ６１を再押圧すると、手洗浄装置Ａが作動を開始し、設定したタイマ時間の間、手洗浄装置Ａが作動する。この時点で凹所１１内の温水１０に手ｔを入れる。
作動中は、空気吹出穴３２から気泡が吹出し、超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５が点滅・点灯し、超音波振動子４１から温水１０中へ超音波が放射される。また、作動中は、タイマＬＥＤ６４が点滅し、５分毎に、右から順に消灯する。
作動中に強制停止させる場合には、ＯＮ・ＯＦＦスイッチ６１を押圧する。
（５）作動中にバブルスイッチ６３を押圧すると、吹出強→無吹出→吹出弱…に変更される。
【００３７】
（６）タイマがタイムアップすると、手洗浄装置Ａが作動停止し、空気吹出穴３２からの気泡吹出が停止し、超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５が完全消灯し、超音波振動子４１からの超音波放射が停止する。
【００３８】
本実施例の手洗浄装置Ａは、以下の利点を有する。
凹所１１の内壁に設けた超音波振動子４１から温水１０中へ超音波（周波数＝１ＭＨｚ）を水平に放射しているので、水分子間に循環的に隙間ができ、つぎの瞬間にその隙間が潰れるという状態が繰り返されるキャビテーション作用により微細な気泡が発生する。更に、凹所１１底の取付板１４の板左右に設けたスリット１３、１３に配したパイプ３３の空気吹出穴３２（四個×２）から温水１０中へ気泡３０を上方に吹き出している。
気泡３０の吹き出し方向と、超音波の放射方向とが直交しているため、超音波の放射だけの場合に比べ、温水１０中に大小の泡が大量に発生する。
【００３９】
温水１０中へ放射される超音波の周波数は、１ＭＨｚであるため、適度な高速振動が生じ、温水１０が適度に攪拌され、小さい気泡を大量に発生させることができる。温水１０が攪拌されるので、手ｔに付いた汚れを大量の泡が包み込むため、強い洗浄作用が生じ、毛穴の隅々まで汚れを追い出すことができる。また、手ｔのツボを気泡が刺激するため、健康増進が図れる。
【００４０】
洗浄槽は、プラスチック製であるので軽量であり、温水１０の入れ換えが容易であるとともに、手洗浄装置Ａを使用する場所を自由に決めることができる。
また、洗浄槽の凹所１１内に入れるのは、水道水を加熱した温水であるので安全であり、安価である。また、温水の温度が３８℃〜４３℃であるので、手ｔを洗浄時間（５分〜１５分）の間、心地良く浸すことができる。
また、凹所１１内の温水量は、２〜３リットルであるため、温水１０中の超音波の強度が適正に保たれるとともに、洗浄中に温水１０を入れ換えたり、循環濾過させる必要がない。
【００４１】
手洗浄装置Ａは、タイマ作動中、凹所１１底の中央に防水固定した半球状の透光ケース２１内に、環状に配置した超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５（緑、赤、黄、青）を、緑点滅１０秒→緑点灯１０秒→赤点滅１０秒→赤点灯１０秒→黄点滅１０秒→黄点灯１０秒→青点滅１０秒→青点灯１０秒→全点滅１０秒→全点灯１０秒を繰り返して行っている。
泡に加え、四色の光が発光、点滅するため、その相乗作用により、心身ともに緊張やストレスから解放された状態（リラクゼーション）が体感できる。
【００４２】
手洗浄装置Ａは、ビタミンボール、銀系抗菌体、ラディカルストーン、ラジウムボール、紅水晶ボール、コーラル珊瑚ボール、フローライトボールを封入したメッシュ付きケース５１を凹所１１内の温水１０中に投入しているため、下記の効果が得られる。
【００４３】
ビタミンボールは、温水１０の塩素を飛ばし、美白的な効果とともに、手洗した後、皮膚のつっぱりを防ぎ、手肌を引き締める。
銀系抗菌体は、イオン状態の銀が、生活環境で普通に存在している細菌を除菌する。なお、銀系抗菌剤は安全性が高い。
【００４４】
ラディカルストーンは、マイナスイオンを放ち、汚染物質を還元し、無害化する。温水１０が弱アルカリ性のマイナスイオン水となり、温水１０が手ｔに優しい温泉の様な水質に改善される。マイナスイオンの蒸気によりリフレッシュ効果が生じる。
【００４５】
ラジウムボールは、微量な自然放射線により手ｔが刺激され、手ｔの毛細血管が拡張して新陳代謝が向上し、免疫力や自然治癒力が向上する。
紅水晶ボールは、温水１０の活性化、界面活性効果、温水１０中の塩素の分解等の水質改善を行い、遠赤効果を奏する。
コーラル珊瑚ボールは、温水１０を弱アルカリ化し、ミネラルが溶出し、有害物質を吸着する。
フローライトボールは、リラックス効果を生じさせる。
【００４６】
手洗浄装置Ａは、空気吹出穴３２から上方へ温水１０中に吹き出される多数の気泡３０と、凹所１１の内壁に設けた超音波振動子４１から温水１０中へ水平に放射される超音波（周波数＝１ＭＨｚ）と、超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５の点灯・点滅と、七種類の鉱石５２を封入した温水改質器５との相乗作用により、手洗浄後には、しっとりとした美肌を体感することができる。
【００４７】
本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施態様を含む。
ａ．温水１０の温度は、３８℃未満であっても良い。
ｂ．発光器２の図示上下に、スリット１３を四ヶ所、取付板１４に形成し、スリット１３の裏側に、温水１０中へ多数の気泡３０を上方に向かって吹出する空気吹出穴３２（個数は任意）を有するパイプ３３を合計、四個接着しても良い。また、発光器２を囲む様にスリット１３を形成し、その裏面に空気吹出穴３２を有するパイプ３３を接着しても良い。
【００４８】
ｃ．温水１０に薔薇等の花びらを浮かべても良い。
ｄ．温水１０を保温する加熱器を凹所１１内に装着しても良い。
ｅ．鉱石５２は球形でなくても良い。
【図面の簡単な説明】
【００４９】
【図１】本発明の実施例１に係る手洗浄装置を真上から見たところを示す説明図である。
【図２】本発明の実施例１に係る手洗浄装置で手を洗浄しているところを示す説明図である。
【図３】本発明の実施例１に係る手洗浄装置から上側ハウジングを外し、下側ハウジングを真上から見たところを示す説明図である。
【図４】温水改質器を分解したところを示す分解図である。
【図５】発光器の拡大図である。
【符号の説明】
【００５０】
２ 発光器
３ 空気吹出手段
４ 超音波発生手段
５ 温水改質器
１０ 温水
１１ 凹所
２１ 透光ケース
２２、２３、２４、２５ 超高輝度ＬＥＤ（ＬＥＤ）
３０ 気泡
４１ 超音波振動子（振動子）
５１ メッシュ付きケース（多孔容器）
５２ 鉱石
Ａ 手洗浄装置
ｔ 手
【技術分野】
【０００１】
本発明は、手を洗うための手洗浄装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
超音波を利用した洗浄装置が従来より知られている。
食品の洗浄装置は、密閉した洗浄槽内に収容された洗浄液内に食品を浸漬し、食品に対して超音波を照射し、洗浄時、気泡を発生させている（特許文献１）。
超音波洗浄装置は、１ＭＨｚの超音波を洗浄液に加え、気泡を細分化して循環させる洗浄液に混入させている（特許文献２）。
超音波食品洗浄機は、金属製の洗浄槽の底部に超音波発生装置を配し、洗浄槽底部に気泡発生装置を設けている（特許文献３）。
【特許文献１】特開平３−８７１６８号公報
【特許文献２】特開平６−３２０１２４号公報
【特許文献３】特開昭６１−９０６３３号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
特許文献１の食品の洗浄装置は、洗浄槽が密閉されているのと、洗浄液（温水や水＋化学物質）を洗浄に用いているので手の洗浄には使えない。
特許文献２の超音波洗浄装置は、アルカリ洗浄剤、有機溶剤、界面活性剤からなる洗浄液を洗浄に用いているので手の洗浄には使えない。また、洗浄液を循環させる必要があるので大がかりになり、手の洗浄に向かない。
特許文献３の超音波食品洗浄機は、皿立がモータにより回転するので、手の洗浄に向かない。
【０００４】
本発明の目的は、手の洗浄に適した手洗浄装置の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
（請求項１について）
手洗浄装置は、洗浄槽と空気吹出手段と超音波発生手段とを具備する。
洗浄槽（プラスチック製）は、手を入れるための凹所を有し、凹所内に洗浄用の温水が入れられる。
空気吹出手段は、凹所底に設けた吹出口から、温水中へ気泡を上方に向かって吹き出している。
【０００６】
超音波発生手段は、凹所内壁に設けた振動子から、温水中へ超音波を水平に放射している。超音波による高速振動を温水に加えると、水分子間に循環的に隙間ができ、つぎの瞬間にその隙間が潰れるという状態が繰り返される。
なお、凹所底の吹出口から温水中へ気泡を上方に吹き出して、超音波の放射方向と直交させているので、超音波の放射だけの場合に比べ、温水中に大小の泡が大量に発生する。
【０００７】
高速振動により温水が攪拌され、手に付いた汚れを大量の気泡で包み込ませているため、強い洗浄作用が生じ、毛穴の隅々まで汚れを追い出すことができる。なお、汚れが大量の気泡に包み込まれるため洗浄作用が低下し難く、洗浄中に温水を入れ換えたり、循環濾過させる必要がない。
手のツボを気泡が刺激するため、健康増進が図れる。
【０００８】
洗浄槽の凹所内に入れるのは温水であるので安全であり、安価である。
洗浄槽がプラスチック製であるので軽量であり、温水の入れ換えが容易であるとともに、手洗浄装置を使用する場所を自由に決めることができる。
【０００９】
（請求項２について）
手洗浄装置は、洗浄槽と空気吹出手段と超音波発生手段と温水改質器とを具備する。
洗浄槽（プラスチック製）は、手を入れるための凹所を有し、凹所内に洗浄用の温水が入れられる。
空気吹出手段は、凹所底に設けた吹出口から、温水中へ気泡を上方に向かって吹き出している。
温水改質器は、孔から温水が出入可能な多孔容器内に、温水を改質するための複種類の鉱石を封入したものであり、洗浄槽内に入れられる。
【００１０】
超音波発生手段は、凹所内壁に設けた振動子から、温水中へ超音波を水平に放射している。超音波による高速振動を温水に加えると、水分子間に循環的に隙間ができ、つぎの瞬間にその隙間が潰れるという状態が繰り返される。
なお、凹所底の吹出口から温水中へ気泡を上方に吹き出して、超音波の放射方向と直交させているので、超音波の放射だけの場合に比べ、温水中に大小の泡が大量に発生する。
【００１１】
高速振動により温水が攪拌され、手に付いた汚れを大量の気泡が包み込むため、強い洗浄作用が生じ、毛穴の隅々まで汚れを追い出すことができる。なお、温水改質器により温水が改質され、且つ、汚れを大量の気泡に包み込ませているため、更に洗浄作用が低下し難く、洗浄中に温水を入れ換えたり、循環濾過させる必要がない。
手のツボを気泡が刺激するため、健康増進が図れる。
【００１２】
洗浄槽の凹所内に入れるのは温水であるので安全であり、安価である。また、温水改質器により温水を改質しているので、心身ともに緊張やストレスから解放された状態（リラクゼーション）に導く。
洗浄槽がプラスチック製であるので軽量であり、温水の入れ換えが容易であるとともに、手洗浄装置を使用する場所を自由に決めることができる。
【００１３】
（請求項３について）
手洗浄装置は、洗浄槽と空気吹出手段と超音波発生手段と温水改質器とを具備する。
洗浄槽（プラスチック製）は、手を入れるための凹所を有し、凹所内に洗浄用の温水が入れられる。
空気吹出手段は、凹所底に設けた吹出口から、温水中へ気泡を上方に向かって吹き出している。
温水改質器は、孔から温水が出入可能な多孔容器内に、温水を改質するための複種類の鉱石を封入したものであり、洗浄槽内に入れられる。
発光器は、凹所底の略中央に固定した半球状の透光ケース内に緑、赤、黄、青のＬＥＤを入れ、これら四色のＬＥＤを個別に点灯させたり点滅させたりする。
【００１４】
超音波発生手段は、凹所内壁に設けた振動子から、温水中へ超音波を水平に放射している。超音波による高速振動を温水に加えると、水分子間に循環的に隙間ができ、つぎの瞬間にその隙間が潰れるという状態が繰り返される。
なお、凹所底の吹出口から温水中へ気泡を上方に吹き出して、超音波の放射方向と直交させているので、超音波の放射だけの場合に比べ、温水中に大小の泡が大量に発生する。
【００１５】
高速振動により温水が攪拌され、手に付いた汚れを大量の気泡が包み込むため、強い洗浄作用が生じ、毛穴の隅々まで汚れを追い出すことができる。なお、温水改質器により温水が改質され、且つ、汚れを大量の気泡に包み込ませているため、更に洗浄作用が低下し難く、洗浄中に温水を入れ換えたり、循環濾過させる必要がない。
手のツボを気泡が刺激するため、健康増進が図れる。
【００１６】
洗浄槽の凹所内に入れるのは温水であるので安全であり、安価である。また、温水改質器により温水を改質し、四色のＬＥＤが発光したり点滅したりする光の作用により相乗作用が得られ、より、一層、心身ともに緊張やストレスから解放された状態（リラクゼーション）が体感できる。
洗浄槽がプラスチック製であるので軽量であり、温水の入れ換えが容易であるとともに、手洗浄装置を使用する場所を自由に決めることができる。
【００１７】
（請求項４について）
多孔容器内に封入する鉱石は、ビタミンＣを溶出するビタミンボール、銀系抗菌剤を含む銀系抗菌体、遠赤外線を放射するラディカルストーン、微量のラドンを放射するラジウムボール、水質改善効果が有る紅水晶ボール、ミネラルを溶出するコーラル珊瑚ボール、蛍石を主成分とするフローライトボールであり、温水改質器は、洗浄槽内に入れられる。 多孔容器内の複種類の鉱石は、以下の作用をもたらす。
【００１８】
＜ビタミンボール＞
温水の塩素を飛ばし、美白的な効果とともに、手洗した後、皮膚のつっぱりを防ぎ、手肌を引き締める。
＜銀系抗菌体＞
イオン状態の銀が、生活環境で普通に存在している細菌を除菌する。なお、銀系抗菌剤は安全性が高い。
【００１９】
＜ラディカルストーン＞
マイナスイオンを放ち、汚染物質を還元し、無害化する。
弱アルカリ性のマイナスイオン水となり、温水が手に優しい温泉の様な水質に改善される。マイナスイオンの蒸気によりリフレッシュ効果が生じる。
【００２０】
＜ラジウムボール＞
微量な自然放射線により手が刺激され、手の毛細血管が拡張して新陳代謝が向上し、免疫力や自然治癒力が向上する。
＜紅水晶ボール＞
温水の活性化、界面活性効果、温水中の塩素の分解等の水質改善を行い、遠赤効果を奏する。
【００２１】
＜コーラル珊瑚ボール＞
温水を弱アルカリ化し、ミネラルが溶出し、有害物質を吸着する。
＜フローライトボール＞
リラックス効果。
【００２２】
（請求項５について）
洗浄槽の凹所内に入れる温水の温度は３８℃〜４３℃であり、温水量は２〜３リットルである。振動子から温水中へ放射される超音波の周波数は、１ＭＨｚ前後である。
温水の温度は３８℃〜４３℃であるので、手を洗浄時間（５分〜１５分）の間、心地良く浸すことができる。
凹所内の温水量は、２〜３リットルであるため、温水中の超音波の強度が適正に保たれるとともに、洗浄中に温水を入れ換えたり、循環濾過させる必要がない。
温水中へ放射される超音波の周波数は、１ＭＨｚ前後であるため、適度な高速振動が生じ、温水が適度に攪拌され、小さい気泡を大量に発生させることができる。
この小さい気泡と空気吹出手段による大きい気泡とにより、手に付いた汚れを包み込んで除去するので、強い洗浄作用が生じ、毛穴の隅々まで汚れを追い出すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２３】
手洗浄装置は、凹所内に洗浄用の温水を入れた洗浄槽（プラスチック製）と、凹所底の略中央に固定した半球状の透光ケース内に入れたＬＥＤ（緑、赤、黄、青）を個別に発光させる発光器と、透光ケースの周りの凹所底に設けた吹出口から温水中へ気泡を上方に向かって吹き出す空気吹出手段と、凹所内壁に設けた振動子から温水中へ超音波を水平に放射する超音波発生手段と、七種類の鉱石を多孔容器内に封入して洗浄槽内に入れた温水改質器とを具備してなる。
【００２４】
超音波の放射、気泡の吹き出し、ＬＥＤ発光、七種類の鉱石により、凹所内の温水に手を入れて洗浄すれば、毛穴の隅々まで汚れを追い出すことができ、且つ、心身ともに緊張やストレスから解放された状態（リラクゼーション）を体感できる。
【実施例１】
【００２５】
本発明の実施例１（請求項１〜５に対応）を図１〜図５に基づいて説明する。
手洗浄装置Ａは、凹所１１を有する洗浄槽と、凹所１１底で発光する発光器２と、凹所１１底から気泡３０を吹き出す空気吹出手段３と、温水１０中へ超音波を放射する超音波発生手段４と、七種類の鉱石を封入した温水改質器５とを具備してなる。
【００２６】
洗浄槽（プラスチック製）は、エアポンプ３１を内部に固定した下側ハウジングｈ１と、上側に凹所１１を設け、下面側に制御基板ｋを配設した上側ハウジングｈ２とを接合してなる。上側ハウジングの凹所１１内には、水道水を３８℃〜４３℃に加熱した温水１０（温水量２〜３リットル）が入れられる。
また、上側ハウジングの凹所１１底には、円形穴１２（板中央）およびスリット１３、１３（板左右）を有する取付板１４（プラスチック製）が接着されている。
【００２７】
発光器２は、上側ハウジングの凹所１１底の中央に防水固定され、円形穴１２から突き出る半球状の透光ケース２１内に、合計２５個の超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５（緑、赤、黄、青）を環状に配置してなる。なお、超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５は、制御基板ｋの点灯制御回路により、個別に点灯・点滅される。
【００２８】
発光の順は、緑点滅１０秒→緑点灯１０秒→赤点滅１０秒→赤点灯１０秒→黄点滅１０秒→黄点灯１０秒→青点滅１０秒→青点灯１０秒→全点滅１０秒→全点灯１０秒を繰り返えして行う。
【００２９】
空気吹出手段３は、エアポンプ３１と、小径の空気吹出穴３２（四個×２）を有し、取付板１４のスリット１３の裏側に接着されるパイプ３３と、エアポンプ３１とパイプ３３とを繋ぐチューブ３４とからなり、空気吹出穴３２から温水１０中へ多数の気泡３０を上方に向かって吹出する。エアポンプ３１は、制御基板ｋのポンプ制御回路（図示せず）により通電され、空気吹出量が二段階に制御される。
【００３０】
超音波発生手段４は、上側ハウジングの凹所１１内壁に設けた超音波振動子４１と、超音波振動子４１を駆動する駆動回路（図示せず）とからなる。駆動回路は、制御基板ｋに組み付けられ、超音波振動子４１に電気パルスを出力する。これにより、超音波振動子４１が高速振動し、超音波振動子４１から温水１０中へ超音波（周波数＝１ＭＨｚ）が水平に放射される。
【００３１】
温水改質器５は、外形が略六角柱を呈するメッシュ付きケース５１（多孔容器）内に、七種類の鉱石５２を封入してなる。この温水改質器５は、凹所１１内に温水１０を入れた後に投入される。
七種類の鉱石５２は、ビタミンＣを溶出するビタミン小球、銀系抗菌剤を含む銀小球、遠赤外線を放射するラディカルストーン小球、微量のラドンを放射するラジウム小球、水質改善効果が有る紅水晶小球、ミネラルを溶出するコーラル珊瑚小球、蛍石を主成分とするフローライト小球である。
【００３２】
６は、発光器２の超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５を点灯制御する制御基板ｋの点灯制御回路、空気吹出手段３のエアポンプ３１に通電する制御基板ｋのポンプ制御回路、および超音波発生手段４の超音波振動子４１を駆動するための制御基板ｋの駆動回路に作動用電力を供給するためのＡＣアダプタ（ＤＣ２４Ｖ−１．２５Ａ）である。
【００３３】
６１は手洗浄装置Ａの動作開始・停止を行うＯＮ・ＯＦＦスイッチ、６２はタイマをセット（５分、１０分、１５分）するためのタイマスイッチ、６３は空気吹出量を変更（吹出強、無吹出、吹出弱）するためのバブルスイッチ、６４はタイマ残時間を表示（０分、５分、１０分、１５分）を表示するタイマＬＥＤである。
【００３４】
つぎに、手洗浄装置Ａの使用方法を説明する。
（１）水道水を３８℃〜４３℃に加熱した温水１０を、洗浄槽の凹所１１内に２〜３リットル入れる。
（２）コンセント６５をＡＣ−１００Ｖに差し込み、ＡＣアダプタ６の緑色ＬＥＤ（図示せず）の点灯を確認後、ＤＣプラグ６６を洗浄槽のジャック（図示せず）に差し込む。
【００３５】
（３）ＯＮ・ＯＦＦスイッチ６１を押圧すると、タイマＬＥＤ６４が全点灯し、１５分のタイマがセットされる。
タイマ時間を変更する場合には、タイマスイッチ６２を押圧してタイマ時間を、１０分→５分→１５分→１０分→５分…に変更する。
タイマ時間を１５分から変更しない場合には、タイマスイッチ６２を押圧しない。
【００３６】
（４）つぎに、ＯＮ・ＯＦＦスイッチ６１を再押圧すると、手洗浄装置Ａが作動を開始し、設定したタイマ時間の間、手洗浄装置Ａが作動する。この時点で凹所１１内の温水１０に手ｔを入れる。
作動中は、空気吹出穴３２から気泡が吹出し、超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５が点滅・点灯し、超音波振動子４１から温水１０中へ超音波が放射される。また、作動中は、タイマＬＥＤ６４が点滅し、５分毎に、右から順に消灯する。
作動中に強制停止させる場合には、ＯＮ・ＯＦＦスイッチ６１を押圧する。
（５）作動中にバブルスイッチ６３を押圧すると、吹出強→無吹出→吹出弱…に変更される。
【００３７】
（６）タイマがタイムアップすると、手洗浄装置Ａが作動停止し、空気吹出穴３２からの気泡吹出が停止し、超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５が完全消灯し、超音波振動子４１からの超音波放射が停止する。
【００３８】
本実施例の手洗浄装置Ａは、以下の利点を有する。
凹所１１の内壁に設けた超音波振動子４１から温水１０中へ超音波（周波数＝１ＭＨｚ）を水平に放射しているので、水分子間に循環的に隙間ができ、つぎの瞬間にその隙間が潰れるという状態が繰り返されるキャビテーション作用により微細な気泡が発生する。更に、凹所１１底の取付板１４の板左右に設けたスリット１３、１３に配したパイプ３３の空気吹出穴３２（四個×２）から温水１０中へ気泡３０を上方に吹き出している。
気泡３０の吹き出し方向と、超音波の放射方向とが直交しているため、超音波の放射だけの場合に比べ、温水１０中に大小の泡が大量に発生する。
【００３９】
温水１０中へ放射される超音波の周波数は、１ＭＨｚであるため、適度な高速振動が生じ、温水１０が適度に攪拌され、小さい気泡を大量に発生させることができる。温水１０が攪拌されるので、手ｔに付いた汚れを大量の泡が包み込むため、強い洗浄作用が生じ、毛穴の隅々まで汚れを追い出すことができる。また、手ｔのツボを気泡が刺激するため、健康増進が図れる。
【００４０】
洗浄槽は、プラスチック製であるので軽量であり、温水１０の入れ換えが容易であるとともに、手洗浄装置Ａを使用する場所を自由に決めることができる。
また、洗浄槽の凹所１１内に入れるのは、水道水を加熱した温水であるので安全であり、安価である。また、温水の温度が３８℃〜４３℃であるので、手ｔを洗浄時間（５分〜１５分）の間、心地良く浸すことができる。
また、凹所１１内の温水量は、２〜３リットルであるため、温水１０中の超音波の強度が適正に保たれるとともに、洗浄中に温水１０を入れ換えたり、循環濾過させる必要がない。
【００４１】
手洗浄装置Ａは、タイマ作動中、凹所１１底の中央に防水固定した半球状の透光ケース２１内に、環状に配置した超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５（緑、赤、黄、青）を、緑点滅１０秒→緑点灯１０秒→赤点滅１０秒→赤点灯１０秒→黄点滅１０秒→黄点灯１０秒→青点滅１０秒→青点灯１０秒→全点滅１０秒→全点灯１０秒を繰り返して行っている。
泡に加え、四色の光が発光、点滅するため、その相乗作用により、心身ともに緊張やストレスから解放された状態（リラクゼーション）が体感できる。
【００４２】
手洗浄装置Ａは、ビタミンボール、銀系抗菌体、ラディカルストーン、ラジウムボール、紅水晶ボール、コーラル珊瑚ボール、フローライトボールを封入したメッシュ付きケース５１を凹所１１内の温水１０中に投入しているため、下記の効果が得られる。
【００４３】
ビタミンボールは、温水１０の塩素を飛ばし、美白的な効果とともに、手洗した後、皮膚のつっぱりを防ぎ、手肌を引き締める。
銀系抗菌体は、イオン状態の銀が、生活環境で普通に存在している細菌を除菌する。なお、銀系抗菌剤は安全性が高い。
【００４４】
ラディカルストーンは、マイナスイオンを放ち、汚染物質を還元し、無害化する。温水１０が弱アルカリ性のマイナスイオン水となり、温水１０が手ｔに優しい温泉の様な水質に改善される。マイナスイオンの蒸気によりリフレッシュ効果が生じる。
【００４５】
ラジウムボールは、微量な自然放射線により手ｔが刺激され、手ｔの毛細血管が拡張して新陳代謝が向上し、免疫力や自然治癒力が向上する。
紅水晶ボールは、温水１０の活性化、界面活性効果、温水１０中の塩素の分解等の水質改善を行い、遠赤効果を奏する。
コーラル珊瑚ボールは、温水１０を弱アルカリ化し、ミネラルが溶出し、有害物質を吸着する。
フローライトボールは、リラックス効果を生じさせる。
【００４６】
手洗浄装置Ａは、空気吹出穴３２から上方へ温水１０中に吹き出される多数の気泡３０と、凹所１１の内壁に設けた超音波振動子４１から温水１０中へ水平に放射される超音波（周波数＝１ＭＨｚ）と、超高輝度ＬＥＤ２２、２３、２４、２５の点灯・点滅と、七種類の鉱石５２を封入した温水改質器５との相乗作用により、手洗浄後には、しっとりとした美肌を体感することができる。
【００４７】
本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施態様を含む。
ａ．温水１０の温度は、３８℃未満であっても良い。
ｂ．発光器２の図示上下に、スリット１３を四ヶ所、取付板１４に形成し、スリット１３の裏側に、温水１０中へ多数の気泡３０を上方に向かって吹出する空気吹出穴３２（個数は任意）を有するパイプ３３を合計、四個接着しても良い。また、発光器２を囲む様にスリット１３を形成し、その裏面に空気吹出穴３２を有するパイプ３３を接着しても良い。
【００４８】
ｃ．温水１０に薔薇等の花びらを浮かべても良い。
ｄ．温水１０を保温する加熱器を凹所１１内に装着しても良い。
ｅ．鉱石５２は球形でなくても良い。
【図面の簡単な説明】
【００４９】
【図１】本発明の実施例１に係る手洗浄装置を真上から見たところを示す説明図である。
【図２】本発明の実施例１に係る手洗浄装置で手を洗浄しているところを示す説明図である。
【図３】本発明の実施例１に係る手洗浄装置から上側ハウジングを外し、下側ハウジングを真上から見たところを示す説明図である。
【図４】温水改質器を分解したところを示す分解図である。
【図５】発光器の拡大図である。
【符号の説明】
【００５０】
２ 発光器
３ 空気吹出手段
４ 超音波発生手段
５ 温水改質器
１０ 温水
１１ 凹所
２１ 透光ケース
２２、２３、２４、２５ 超高輝度ＬＥＤ（ＬＥＤ）
３０ 気泡
４１ 超音波振動子（振動子）
５１ メッシュ付きケース（多孔容器）
５２ 鉱石
Ａ 手洗浄装置
ｔ 手
【特許請求の範囲】
【請求項１】
手を入れるための凹所を有し、凹所内に洗浄用の温水を入れたプラスチック製の洗浄槽と、
凹所底に設けた吹出口から温水中へ気泡を上方に向かって吹き出す空気吹出手段と、
凹所内壁に設けた振動子から温水中へ超音波を水平に放射する超音波発生手段とを具備してなる手洗浄装置。
【請求項２】
手を入れるための凹所を有し、凹所内に洗浄用の温水を入れたプラスチック製の洗浄槽と、
凹所底に設けた吹出口から温水中へ気泡を上方に向かって吹き出す空気吹出手段と、
凹所内壁に設けた振動子から温水中へ超音波を水平に放射する超音波発生手段と、
前記温水を改質するための複種類の鉱石を多孔容器内に封入して洗浄槽内に入れられ、孔から前記温水が出入可能な温水改質器とを具備してなる手洗浄装置。
【請求項３】
手を入れるための凹所を有し、凹所内に洗浄用の温水を入れたプラスチック製の洗浄槽と、
凹所底の略中央に固定した半球状の透光ケース内に緑、赤、黄、青のＬＥＤを入れ、これら四色のＬＥＤを個別に点灯させたり点滅させたりすることが可能な発光器と、
前記透光ケースの周りの凹所底に設けた吹出口から温水中へ気泡を上方に向かって吹き出す空気吹出手段と、
凹所内壁に設けた振動子から温水中へ超音波を水平に放射する超音波発生手段と、
前記温水を改質するための複種類の鉱石を多孔容器内に封入して洗浄槽内に入れられ、孔から前記温水が出入可能な温水改質器とを具備してなる手洗浄装置。
【請求項４】
多孔容器内に封入する鉱石は、ビタミンＣを溶出するビタミンボール、銀系抗菌剤を含む銀系抗菌体、遠赤外線を放射するラディカルストーン、微量のラドンを放射するラジウムボール、水質改善効果が有る紅水晶ボール、ミネラルを溶出するコーラル珊瑚ボール、蛍石を主成分とするフローライトボールであることを特徴とする請求項３に記載の手洗浄装置。
【請求項５】
前記洗浄槽の凹所内に入れる温水の温度は３８℃〜４３℃であり、温水量は２〜３リットルであり、
前記振動子から温水中へ放射される前記超音波の周波数は、１ＭＨｚ前後であることを特徴とする請求項１乃至請求項４の何れか１項に記載の手洗浄装置。
【請求項１】
手を入れるための凹所を有し、凹所内に洗浄用の温水を入れたプラスチック製の洗浄槽と、
凹所底に設けた吹出口から温水中へ気泡を上方に向かって吹き出す空気吹出手段と、
凹所内壁に設けた振動子から温水中へ超音波を水平に放射する超音波発生手段とを具備してなる手洗浄装置。
【請求項２】
手を入れるための凹所を有し、凹所内に洗浄用の温水を入れたプラスチック製の洗浄槽と、
凹所底に設けた吹出口から温水中へ気泡を上方に向かって吹き出す空気吹出手段と、
凹所内壁に設けた振動子から温水中へ超音波を水平に放射する超音波発生手段と、
前記温水を改質するための複種類の鉱石を多孔容器内に封入して洗浄槽内に入れられ、孔から前記温水が出入可能な温水改質器とを具備してなる手洗浄装置。
【請求項３】
手を入れるための凹所を有し、凹所内に洗浄用の温水を入れたプラスチック製の洗浄槽と、
凹所底の略中央に固定した半球状の透光ケース内に緑、赤、黄、青のＬＥＤを入れ、これら四色のＬＥＤを個別に点灯させたり点滅させたりすることが可能な発光器と、
前記透光ケースの周りの凹所底に設けた吹出口から温水中へ気泡を上方に向かって吹き出す空気吹出手段と、
凹所内壁に設けた振動子から温水中へ超音波を水平に放射する超音波発生手段と、
前記温水を改質するための複種類の鉱石を多孔容器内に封入して洗浄槽内に入れられ、孔から前記温水が出入可能な温水改質器とを具備してなる手洗浄装置。
【請求項４】
多孔容器内に封入する鉱石は、ビタミンＣを溶出するビタミンボール、銀系抗菌剤を含む銀系抗菌体、遠赤外線を放射するラディカルストーン、微量のラドンを放射するラジウムボール、水質改善効果が有る紅水晶ボール、ミネラルを溶出するコーラル珊瑚ボール、蛍石を主成分とするフローライトボールであることを特徴とする請求項３に記載の手洗浄装置。
【請求項５】
前記洗浄槽の凹所内に入れる温水の温度は３８℃〜４３℃であり、温水量は２〜３リットルであり、
前記振動子から温水中へ放射される前記超音波の周波数は、１ＭＨｚ前後であることを特徴とする請求項１乃至請求項４の何れか１項に記載の手洗浄装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２００８−２８４１９２（Ｐ２００８−２８４１９２Ａ）
【公開日】平成２０年１１月２７日（２００８．１１．２７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−１３２６０９（Ｐ２００７−１３２６０９）
【出願日】平成１９年５月１８日（２００７．５．１８）
【出願人】（５０６１５３２３９）株式会社ラディカルジャパン (1)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年１１月２７日（２００８．１１．２７）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年５月１８日（２００７．５．１８）
【出願人】（５０６１５３２３９）株式会社ラディカルジャパン (1)
【Ｆターム（参考）】
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