説明

払戻システム

【目的】本発明は、発券された競技の券の的中金額を払い戻す払戻システムに関し、利用者は主催者の発券機で券を購入し、いずれの主催者の払戻機でいずれの主催者の競技の的中券でも払戻しでき、従来の他の主催者の券の払戻しが不可という利用者の不便、不満を解消することことを目的とする。
【構成】 主催者毎の発券機で発券された券の当該主催者用のデータを共通フォーマットのデータに変換する手段と、変換された共通フォーマットのデータを登録する手段と、いずれかの主催者の払戻機で払戻請求されたデータについて、登録されたデータと照合してOKのときに払戻し許可すると共に払戻したときに当該払戻したデータに払戻し済みを設定する手段とを備え、払戻機は前記払戻し許可の通知があったときに利用者に払い戻す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発券された競技の券の的中金額を払い戻す払戻システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、競馬などの競技は、主催者が主催する競技場やその場外の発券機を利用者が操作し、券を購入している。そして、競技が終了後に、利用者が当該主催者の払戻機を操作して払戻し要求すると、当該主催者のセンタに通知してチェックしてOKのときに払い戻しすると共にセンタで消し込み処理を行っていた(特許文献1)。
【特許文献1】特開2003−233849号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述したように、従来は、主催者の発券機で券を購入し、主催者の払戻機で払戻しを受けるようにしていたため、的中した券を他の主催者の払戻機で払い戻しを受けることができず不便であり、エンドユーザからの不満が大きいという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、これらの問題を解決するため、利用者からの券の購入依頼時に主催者毎の発券機で券をそれぞれ発券すると共に発券したときの当該主催者用のデータを共通フォーマットに変換してセンタに登録して蓄積し、いずれの主催者の払戻機を操作した利用者からの払戻要求があったときでもセンタで共通フォーマットのデータをチェックしてOKのときに当該払戻機でいずれの主催者の券も払戻しするようにしている。
【0005】
従って、利用者は主催者の発券機で券を購入し、いずれの主催者の払戻機でいずれの主催者の競技の的中券でも払戻しでき、従来の他の主催者の券の払戻しが不可という利用者の不便、不満を解消することが可能となる。
【発明の効果】
【0006】
本願発明は、利用者は主催者の発券機で券を購入し、いずれの主催者の払戻機でいずれの主催者の競技の的中券でも払戻しができ、従来の他の主催者の券の払戻しが不可という利用者の不満を解消することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明は、利用者は主催者の発券機で券を購入し、いずれの主催者の払戻機でいずれの主催者の競技の的中券でも払戻しができ、従来の他の主催者の券の払戻しが不可という利用者の不便、不満を解消することを実現した。
【実施例1】
【0008】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、センタ1は、ネットワークを介して複数の主催者のシステム(A主催者システム2、B主催者システム3など)に接続して一括してそのデータ(共通フォーマットにした投票データテーブル13)を登録して保存したり、払戻し請求の通知があったときにチェックしてその結果を返信したり、払戻したときにそのデータ(投票データテーブル13のデータ)の払戻済フラグをONに設定したりなどするものであって、ここでは、登録手段11、払戻チェック手段12、投票データテーブル(共通フォーマット)13などから構成されるものである。
【0009】
登録手段11は、各主催者システム2,3・・・の発券機24,34・・・で発券された情報を格納した投票データテーブル23,33・・・について、各主催者システム2,3・・・で共通フォーマットに変換した後のデータ(あるいは受信した後に共通フォーマットのデータに変換した後のデータ)を、投票データテーブル13に登録するものである(図5の(a),(b),(c)参照)。
【0010】
払戻チェック手段12は、ネットワークを介してA主催者システム2、B主催者システム3・・・の払戻機A25,払戻機B26・・・から通知された払い戻し要求について、共通フォーマットの投票データテーブル13を検索して払戻しOKかチェックし、その結果(払戻しOKあるいはNG)を該当払戻機に返信するものである(図2から図4参照)。
【0011】
投票データテーブル13は、共通フォーマットの投票データテーブルであって、複数の主催者フォーマットの投票データテーブル25,35・・・の情報を共通フォーマットにして登録したものである(図5の(a)参照)。
【0012】
A主催者システム2、B主催者システム3は、A主催者、B主催者のコンピュータシステムであって、センタ1にそれぞれ接続され、それぞれの専用フォーマットの投票データテーブル23,33を共通フォーマットの投票データテーブル13に変換して登録する対象の主催者システムであり、開催サーバA21,開催サーバB31,発券機A24,発券B34,払戻機A25,払戻機B35などから構成されるものである。
【0013】
開催サーバA21,開催サーバB31は、A主催者、B主催者の競技を開催するために使用するサーバであって、投票手段22、32、投票データテーブル23、33などから構成されるものである。
【0014】
投票手段22,32は、開催サーバA21,開催サーバB31にそれぞれ接続された発券機A24、発券機B34を利用者が操作し、投票して券を購入依頼したときに当該投票を受け付けてその投票情報を投票データテーブル23,33に設定して共通フォーマットに変換した後にセンタ1に送信して共通フォーマットの投票データテーブル13として登録させるものである。尚、主催者の専用フォーマットから共通フォーマットへの変換は、開催サーバA21,開催サーバB31の投票手段22,32が上述したように行ってもよいし、センタ1の登録手段11が行ってもよい(いずれか一方で変換して共通フォーマットとして投票データテーブル13に登録する)。
【0015】
投票データテーブル23,33は、利用者が発券機A24,発券機B34を操作し投票して発券した券の情報を、主催者A,主催者Bの専用フォーマットで登録した投票データテーブルである(図5の(b),(c)参照)。
【0016】
発券機A24,発券機B34は、利用者が操作して競技に投票して支払って券を発券してもらう装置であって、主催者システムに専用の装置である。
【0017】
支払機A25,支払機B35は、利用者が的中券を挿入して支払い要求し、センタ1にそのデータを送信してチェックして支払OKの許可があったときに支払うものであって、支払手段26、36などから構成されるものであり、主催者共通の装置である。
【0018】
支払手段26、36は、利用者から的中券を挿入して支払い要求があっときに、センタ1にそのデータを送信してチェックし支払OKの許可があったときに支払うものである(図2から図4参照)。
【0019】
次に、図2から図4のフローチャートの順番に、図1の構成の動作を詳細に説明する。
図2は、本発明の動作説明フローチャート(その1)を示す。ここで、A主催者システム2、B主催者システム3、センタ1は、図1のA主催者システム2、B主催者システム3、センタ1にそれぞれ対応する。
【0020】
図2において、S1は、エンドユーザが投票する。これは、エンドユーザ(利用者)が図1のB主催者システム3の発券機B34を操作し、競技の投票および現金を投入し、券の発券を請求して券を受け取る。
【0021】
S2は、B主催者システム3がS1の発券要求に対応し、投票されたデータを当該B主催者の専用フォーマットにした投票データテーブル33で累積する(図5の(c)参照)。
【0022】
S3は、日の終わりか判別する。YESの場合には、S4に進む。NOの場合には、S1に戻り、エンドユーザからの投票を受け付けて発券を行い、S2の発券した投票データを主催者専用フォーマットにして投票データテーブル33に累積することを繰り返す。
【0023】
S4は、的中未払データを作成する。これは、S3のYESで日の終わりと判明し、今日の競技は終了したと判明したので、発券した券のうち、的中、未払のデータを作成する。
【0024】
S5は、共通フォーマットへ変換する。これは、S4で作成した例えば後述する図5の(c)のB主催者フォーマットの投票データテーブル33を、図5の(a)の共通フォマットの投票データテーブル13へ変換する。そして、センタ1に送信し、センタ1の登録手段11が共通フォーマットの投票データテーブル13に登録する。尚、共通フォーマットへの変換は、センタ1で行うようにしてもよい。
【0025】
S6は、登録する。
以上のS1からS6によって、エンドユーザが図1のB主催者システム3の発券機B34を操作して競技に投票して券の発券を受けると、そのときの投票データを当該B主催者フォーマットで作成して一時的に投票データテーブル33として累積し、日の終わりで競技が全て終わった時点で、的中、未払のデータを作成してこれらを付加した後、共通フォーマットの投票データに変換し、センタ1に送信して投票データテーブル13として登録することが可能となる。尚、センタ1で共通フォーマットに変換した後に投票データテーブル13に登録するようにしてもよい。
【0026】
また、S11、S14かSらS6は、S1からS6と同様に、他のA主催者システム2の発券機A24でエンドユーザが競技に投票して券の発券を受けた場合も、同様に、共通フォーマットの投票データに変換しセンタ1の投票データテーブル13に登録することが可能となる。
【0027】
以上のS1からS6、およびS11、S14からS16によって、B主催者システム3の発券機B34,および他のA主催者システム2の発券機A24のいずれからエンドユーザが競技に投票して券の発券を受けても、その投票データ(図5の(b),(c))は共通フォーマットに変換されて1つのセンタ1の共通フォーマットの投票データテーブル13(図5の(a))として登録されることとなる。
【0028】
図2のS21は、エンドユーザが払戻依頼する。これは、エンドユーザが、図1のA主催者システム2の払戻機A25を操作し的中した券を挿入して払い戻し請求ボタンを押下して払戻請求する。
【0029】
S22は、A主催者システム2の払戻機A25(払戻手段26)が的中チェック通番照会をセンタ1にネットワークを介して送信する。
【0030】
S23は、通番チェックする。これは、S22の照会を受信したセンタ1の払戻チェック手段12が照会を受けたデータをもとに、共通フォーマットの投票データテーブル13を検索して該当する通番、競技、主催者、払戻済フラグ、紛失フラグなどを照合して払戻の可否を決定する。
【0031】
S24は、払戻可/否のいずれか判別する。NOの場合には、払戻し否と判明したので、払戻不可を払戻機A25に返答し、S26で不正な券です、というメッセージを表示して終了する。一方、YESの場合には、払戻し可と判明したので、S25で当該通番を払戻済に変更(払戻済フラグをONに変更)し、払戻し可を払戻機A25に返答し、S27で払戻機A25がエンドユーザに現金を払う。
【0032】
以上のS21からS27によって、エンドユーザが券をB主催者システム3の発券機B34で購入し、当該エンドユーザが的中した券について、他の主催者である、ここでは、A主催者システム2の払戻機A25で券を挿入して払戻請求し、払戻を受けることが可能となる。
【0033】
図3は、本発明の動作説明フローチャート(その2)を示す。ここで、A主催者システム2、B主催者システム3、センタ1は、図1のA主催者システム2、B主催者システム3、センタ1にそれぞれ対応する。
【0034】
図3において、S31は、エンドユーザが盗難、紛失などを届け出る。これは、券を購入したエンドユーザが券の盗難、紛失した旨を、ここでは、B主催者システム3の担当者に届け出る。
【0035】
S32は、B主催者システム3の担当者が、紛失依頼をセンタ1に送信する。
S33は、紛失フラグをセットする。これは、センタ1がS32で受信した紛失依頼を受け付け、図5の(a)の共通フォーマットの投票データテーブル13中の該当通番のエントリの紛失フラグを0(OFF)から1(ON)にセットし、当該通番の券の紛失依頼を受け付けた旨を設定する。
【0036】
以上のS31からS33によって、エンドユーザが購入した券が盗難にあった、あるいは紛失してしまった場合に、ここでは、B主催者システム3の担当者に連絡して盗難、紛失の旨を連絡すると、担当者がセンタ1に通知し、共通フォーマットの投票データテーブル13中の該当通番のエントリの紛失フラグを1(ON)にセットし、当該通番の券が盗難、紛失した旨を設定することが可能となる。
【0037】
図3のS41は、エンドユーザが払戻依頼する。これは、他のエンドユーザが異なるここでは、A主催者システム2の払戻機A24を操作して的中した券を挿入して払戻請求する。
【0038】
S42は、A主催者システム2の払戻機A25の払戻手段26が的中チェック通番照会を、ネットワークを介してセンタ1に送信する。
【0039】
S43は、通番チェックする。これは、S42の照会を受信したセンタ1の払戻チェック手段12が照会を受けたデータをもとに、共通フォーマットの投票データテーブル13を検索して該当する通番、競技、主催者、払戻済フラグ、紛失フラグなどを照合して払戻の可否を決定する。
【0040】
S44は、払戻可/否のいずれか判別する。NOの場合には、払戻し否と判明したので、払戻不可を払戻機A25に返答し、S47で不正な券です、というメッセージを表示して終了する。一方、YESの場合には、S45に進む。
【0041】
S45は、紛失フラグがONか判別する。これは、S44のYESで払戻可となった通番のエントリの、更に、紛失フラグがON(1:紛失、盗難受付済)か判別する。YESの場合には、当該通番の券が、盗難、紛失の届出たあったと判明したので、紛失(盗難)の旨を返答し、S48で当該通番の券が紛失券である旨のメッセージを表示し、終了する。一方、NOの場合には、紛失、盗難した券の通番でないと判明したので、S46で当該通番を払戻済に変更(払戻済フラグをONに変更)し、払戻し可を払戻機A25に返答し、S49で払戻機A25がエンドユーザに現金を払う。
【0042】
以上のS41からS49によって、あるエンドユーザが券の盗難、紛失をB主催者システム3の担当者に連絡してセンタ1の投票データテーブル13中の該当通番のエントリの紛失フラグを1にセットし、他のエンドユーザが他の主催者である、ここでは、A主催者システム2の払戻機A25で券を挿入して払戻請求した場合に、センタ1で当該払戻請求した券の通番をもとに共通フォーマットの投票データテーブル13中の該当エントリの紛失フラグが1(ON)のときに紛失券とメッセージを表示して払戻を拒否することが可能となる。紛失フラグが0(OFF)のときは払戻機A25は、通常通り、エンドユーザに現金を支払う。
【0043】
図4は、本発明の動作説明フローチャート(その3)を示す。ここで、A主催者システム2、B主催者システム3、センタ1は、図1のA主催者システム2、B主催者システム3、センタ1にそれぞれ対応する。
【0044】
図4において、S51は、センタ1が精算処理を行う。これは、センタ1が、A主催者システム2の払戻機A25で払戻した金額、B主催者システム3の払戻機B35で払戻した金額・・・を集計してA主催者、B主催者・・・の相互の間の支払いの精算を計算する。
【0045】
S52は、S51の精算結果を紙に出力する。
S53は、各主催者に、S52で印刷した精算結果、およびその明細を送付する。
【0046】
S54、S55は、S53でそれぞれ送付を受けた精算結果(更に、その明細)を見た各主催者の管理者が精算結果について了解したときに、相互の間の差額分(精算)を相手方に送金し、精算する(相手の主催者の銀行口座に差額を送信して精算する)。
【0047】
以上によって、センタ1で共通フォーマットの投票データテーブル13で一括して各主催者で発券した的中券のエンドユーザへの払戻を管理し、各主催者毎の払戻金額、各主催者間の差額を算出して各主催者に送付し、各主催者がその差額分を他の主催者に送金し、精算することが可能となる。
【0048】
図5は、本発明の投票データテーブル例を示す。
図5の(a)は、共通フォーマットの投票データテーブル13の例を示す。これは、既述した図1のセンタ1で登録して管理する共通フォーマットの投票データテーブル13の例であって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録して管理するものである。
【0049】
・通番:
・開催競馬場:
・回:
・日:
・レース:
・式別:
・馬組番:
・発売金額:
・主催者:
・払戻済フラグ:
・紛失フラグ:
・その他:
ここで、通番は主催者毎の発券した券に付与した一意の通番である。開催競馬場は競技を開催した場所である。回、日、レース、馬組番、発売金額は、競技の回、開催した日、レース、馬組番、発売金額である。主催者は競技を主催した主催者であって、例えば図1のA主催者システム2、B主催者システム3などを管理する主催者A,主催者Bである。払戻済フラグは当該通番の券の払戻が済か未かを設定するフラグである。紛失フラグは当該通番の券が盗難、紛失してその届出があった旨を設定するフラグ(1:紛失、0:紛失していない)である。
【0050】
ここでは、○1の開催競技場について、A主催者フォーマットの投票データテーブル23では「大井」と漢字表記であるが、B主催者フォーマットの投票データテーブル33では「URAWA」をアルファベット表記であるが、これらの共通フォーマットに変換してセンタ1の投票データテーブル13には漢字の「大井」、「浦和」に統一(変換して統一)して登録、管理する。同様に、(2)の式別のデータも同じである。また、(3)の主催者、払戻フラグ、紛失フラグは共通フォーマットの投票データテーブル13では、主催毎に管理したり、払戻を管理したり、盗難、紛失を受け付けて管理するために追加されたものである。
【0051】
以上のように、主催者と当該主催者で一意の通番をもとに全ての主催者の発券したデータを一括して共通フォーマットにして投票データテーブル13に登録して管理することにより、いずれの主催者の払戻機からいずれの主催者で発券した券でもその払戻をエンドユーザが受けたたり、いずれの主催者の担当者に盗難、紛失届けを依頼してもセンタ1で一括して投票データテーブル13中の該当主催者、通番のエントリの紛失フラグをONに設定し、他の主催者の払戻機から払戻請求しても払戻不可にしたりすることが可能となる。
【0052】
図5の(b)は、A主催者フォーマットの投票データテーブル23の例を示す。これは、既述した図1のA主催者システム2で登録して管理する当該A主催者専用フォーマットの投票データテーブル23の例であって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録して管理するものである。
【0053】
・通番:
・開催競馬場:
・回:
・日:
・レース:
・式別:
・馬組番:
・発売金額:
・その他:
ここで、通番は主催者の発券した券に付与した一意の通番である。開催競馬場は競技を開催した場所である。回、日、レース、馬組番、発売金額は、競技の回、開催した日、レース、馬組番、発売金額である。
【0054】
以上のように、A主催者で一意の通番をもとに発券したデータをA主催者専用フォーマットにして投票データテーブル23に一時的に登録して管理することが可能となる(センタ1に送信して共通フォーマットの投票データテーブル13に登録して管理するまで管理することが可能となる)。
【0055】
図5の(c)は、B主催者フォーマットの投票データテーブル33の例を示す。これは、既述した図1のB主催者システム3で登録して管理する当該B主催者専用フォーマットの投票データテーブル33の例であって、図5の(b)のA主催者フォーマットの投票データテーブル23と同様であるので、省略する。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本発明は、利用者は主催者の発券機で券を購入し、いずれの主催者の払戻機でいずれの主催者の競技の的中券でも払戻しができ、従来の他の主催者の券の払戻しが不可という利用者の不便、不満を解消することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャート(その1)である。
【図3】本発明の動作説明フローチャート(その2)である。
【図4】本発明の動作説明フローチャート(その3)である。
【図5】本発明の投票データテーブル例である。
【符号の説明】
【0058】
1:センタ
11:登録手段
12:払戻チェック手段
13:投票データテーブル(共通フォーマット)
2:A主催者システム
21:開催サーバA
22:投票手段
23:投票データテーブル(個別フォーマットA)
24:発券機A
25:払戻機A(共通)
26:払戻手段
3:B主催者システム
31:開催サーバB
32:投票手段
33:投票データテーブル(個別フォーマットB)
34:発券機B
35:払戻機B(共通)
36:払戻手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発券された競技の券の的中金額を払い戻す払戻システムにおいて、
主催者毎の発券機で発券された券の当該主催者用のデータを共通フォーマットのデータに変換する手段と、
前記変換された共通フォーマットのデータを登録する手段と、
いずれかの主催者の払戻機で払戻請求されたデータについて、前記登録されたデータと照合してOKのときに払戻し許可すると共に払戻したときに当該払戻したデータに払戻し済みを設定する手段とを備え、
前記払戻機は前記払戻し許可の通知があったときに利用者に払い戻すことを特徴とする払戻システム。
【請求項2】
前記共通フォーマットのデータ中には、前記券を発券した主催者情報を含むことを特徴とする請求項1記載の払戻システム。
【請求項3】
前記払戻機は、全ての主催者で共通フォーマットのデータで払戻請求および払戻許可の情報を送受信することを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の払戻システム。
【請求項4】
前記主催者用のデータを共通フォーマットのデータに変換する手段を、当該主催者のシステムに設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の払戻システム。
【請求項5】
前記主催者用のデータを共通フォーマットのデータに変換する手段を、複数の主催者を統括するセンタに設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の払戻システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−85301(P2006−85301A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−267539(P2004−267539)
【出願日】平成16年9月14日(2004.9.14)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】