説明

投写型映像表示装置

【課題】埃や衝撃から投写レンズ及び操作部材を保護することができる投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】投写型映像表示装置は、投写レンズ2のズームやフォーカスを調整するために回動操作される操作部材4を投写レンズ2の近傍に配置し、投写レンズ2及び操作部材4をスライド自在に覆うL字状のスライドカバー7と、L字状のスライドホルダー9とは、突条と溝部との係合により、スライドカバー7がスライドホルダー9に対してスライド自在に摺動すると共に、突条と溝部との間で形成した係止手段により、スライドカバー7が投写レンズ2及び操作部材4を覆った状態に保持できるように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、光源からの光を映像信号に基づき変調して、本体ケース前面の開口部から露出する投写レンズを介して投写することにより映像を表示する液晶プロジェクタ等の投写型映像表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の投写型映像表示装置においては、映像投写を行わない時に、本体ケース前面の開口部から露出している投写レンズのガラス面への埃などの付着や、隙間等からの侵入により、投写性能に悪影響を与える。また、特に投写レンズ部分は衝撃に弱いので、装置移動時に何かにぶつけるなどの衝撃を与えて損傷する場合がある。
【0003】
そのため、従来より、投写レンズの先端にキャップ式の蓋を嵌め込んだり、投写レンズが露出する開口部を横にスライドする蓋で開閉できるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、特許文献2には、投写レンズが設けられた本体ケース前面側を着脱式のカバー又は開閉自在のカバーあるいは摺動自在のスライド式のカバーで開閉できるようにしたものが開示されている。
【特許文献1】特開平11−64971号公報(G03B 21/00,G02F 1/13)
【特許文献2】特開2002−344848号公報(H04N 5/74,G03B 21/00)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、投写レンズには一般にズームやフォーカス等を調整する機能があり、電動で調整可能なものと、低価格機種などで低コスト化のため手動で調整するものがある。この手動で調整する機種の場合、調整用のダイヤル等の操作部材を操作性などを考慮して本体ケース前面の隣接面,例えは本体ケース上面に開口部を設けて露出させことが好ましい。
【0006】
しかしながら、上記のように構成すると、前述した特許文献1,2等に開示された蓋やカバーでは、本体ケース上面等に形成された操作用開口部を閉鎖することができないため、この操作用開口部からの埃や衝撃に対して投写レンズ部分を保護することができなくなる。
【0007】
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、埃や衝撃から投写レンズ及び操作部材を保護することができる投写型映像表示装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための手段は、光源からの光を映像信号に基づき変調し、本体ケース前面から露出する投写レンズを介して投写することにより映像を表示する投写型映像表示装置において、前記投写レンズのズームやフォーカスを調整するために回動操作される操作部材を投写レンズの近傍に配置し、投写レンズ及び操作部材をスライド自在に覆うL字状のスライドカバーと、L字状のスライドホルダーとは、突条と溝部との係合により、スライドカバーがスライドホルダーに対してスライド自在に摺動すると共に、突条と溝部との間で形成した係止手段により、スライドカバーが投写レンズ及び操作部材を覆った状態に保持できるように構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本願発明の構成によれば、映像投写を行う時は、投写レンズからの映像投写が可能になると共に、操作部材を操作しての投写レンズのズームやフォーカスの調整が可能となる。また、映像投写を行わない時は、スライドカバーにより埃や衝撃から投写レンズ及び操作部材を保護することができるようになる等の効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、本願発明の第1実施形態を図1乃至図4を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、本願発明に係る投写型映像表示装置としての液晶プロジェクタの一実施形態を斜め前上方から見た斜視図で、同図(a)は開口部が閉じた状態を示し、(b)は開口部が開いた状態を示している。また、図2の(a)と(b)は平面図、(c)と(d)は正面図、(e)は側面図で、(a)と(c)は開口部が閉じた状態を示し、(b)と(d)は開口部が開いた状態を示している。図3は上記図2のA−A’断面〜E−E’断面を示している。
【0012】
この液晶プロジェクタの本体ケース1には、前面1aの左寄りに投写レンズ2を露出させるための投写レンズ用開口部3が形成されていると共に、前面1aに隣接する上面1bには、投写レンズ用開口部3に対応して、投写レンズ2のズームやフォーカス等を調整するための操作部材である調整ダイヤル4を露出させるための操作用開口部5が形成されている。
【0013】
上記操作用開口部5は、横方向に回動操作される調整ダイヤル4に対応して横長矩形状に形成されている。なお、調整ダイヤル4と操作用開口部5との位置関係は、図3(c)〜(e)に示すように、調整ダイヤル4の最上部と操作用開口部5との間に下述するスライドカバー7の上カバー部7bが通る間隔を有するように設定されている。このように調整ダイヤル4を操作用開口部5より低い位置に設けても、調整ダイヤル4は操作用開口部5を介して人差し指等の指先で操作されるので十分に操作可能である。
【0014】
上記投写レンズ用開口部3と操作用開口部5は、本体ケース1の内面側に配置されて前カバー部7aと上カバー部7bが一体に形成されたスライドカバー7等から成る開閉機構によって、一操作で同時に開閉することができるように構成されている。
【0015】
図4を用いて具体的に説明する。なお、図4(a)は本体ケース1の底板1cを外して見た要部分解斜視図、(b)はスライドカバー7が開いた状態を示す要部斜視図、(c)はスライドカバー7が閉じた状態を示す要部斜視図である。この図4に示すように、開閉機構6には、本体ケース前面1aの投写レンズ用開口部3と本体ケース上面1bの操作用開口部5とを開閉可能な断面逆L字状に形成されたスライドカバー7が備えられている。
【0016】
上記スライドカバー7は、透明又は半透明部材から構成されると共に、操作用開口部5を開閉する上カバー部7b側の前後に一対のガイド長孔7c,7cが形成され、このガイド長孔7c,7cを通して操作用開口部5の一側端に一対のガイドネジ8,8で摺動可能にネジ止めされて、横方向にスライド自在に構成されている。
【0017】
また、図1,図2に示すように、操作用開口部5を開閉する上カバー部7bの上面には、スライド方向の一端側に操作用開口部5内に突出してスライド操作用摘みになると共にスライド範囲を規定する凸部7dが形成されている。
【0018】
なお、ここでは一例として、スライドカバー7の上カバー部7b側にガイド長孔7cを形成し、操作用開口部5の一側端にガイドネジ8を設けたが、スライドカバー7の前カバー部7a側にガイド長孔を形成し、投写レンズ用開口部3の一側端にガイドネジを設けても良い。また、スライドカバー7の上下端縁をガイドするガイド溝を形成しても良い。
【0019】
以上の構成において、映像投写を行う時は、先ず、図1(a)に示すようにスライドカバー7で投写レンズ用開口部3と操作用開口部5が閉じた状態から、操作用開口部5を閉じている上カバー部7bに形成された凸部7dを人差し指等の指先で反対側に操作することにより、スライドカバー7を横方向にスライドさせて、図1(b)に示すように投写レンズ用開口部3と操作用開口部5を開放する。
【0020】
そして、液晶プロジェクタ本体の電源を投入し、図示しない超高圧水銀ランプ等から成る光源を点灯することにより、光源からの光は、図示しない光学系を介してRGB各色光に分光され、分光されたRGB各色光は対応する3枚の液晶パネルを介して映像信号に基づき変調され、変調されたRGB各色光が色合成プリズム等によって合成されて、投写レンズ2からスクリーンに映像が拡大投写される。さらに、操作用開口部5も開放されているので、そこから露出する調整ダイヤル4を指先で操作して投写レンズ2のズームやフォーカス等を調整する。
【0021】
一方、映像投写を行わない時は、光源を消灯して、図1(b)に示すように投写レンズ用開口部3と操作用開口部5が開いた状態から、操作用開口部5の上カバー部7bに形成された凸部7dを指先で反対側に操作することにより、スライドカバー7を横方向にスライドさせて、図1(a)に示すように投写レンズ用開口部3と操作用開口部5を閉鎖する。このようにして、投写レンズ用開口部3と操作用開口部5を閉鎖することにより、投写レンズ用開口部3と操作用開口部5の両方に対して、埃や衝撃から投写レンズ部分を保護することができるようになる。
【0022】
また、本実施形態によれば、操作用開口部5を本体ケース上面1bに形成することで操作性等が向上する一方、黒板を用いる教室などで使用する場合は特にチョークの粉が本体ケース上面1bに形成された操作用開口部5から侵入して問題となるが、この問題も上述した構成のスライドカバー7によって解決されるので、このような使用形態で特に大きな効果を発揮することができる。
【0023】
また、本体ケース上面1bの操作用開口部5は横方向に操作される調整ダイヤル5に対応して形成され、スライドカバー7は、本体ケース前面1aの投写レンズ用開口部3と本体ケース上面1bの操作用開口部5とを開閉可能な断面逆L字状に形成されて横方向にスライド自在に構成されているので、簡単な構成で、しかも調整ダイヤル4の操作と同様な操作でスライドカバー7を開閉することができ、操作も極めて簡単なものとなる。
【0024】
また、スライドカバー7を透明又は半透明部材で構成することにより、投写レンズ用開口部3をスライドカバー7で閉じた状態でも光源の点灯/消灯状態を容易に確認することができるので、光源の消し忘れ等を確実に防ぐことができる。
【0025】
さらに、スライドカバー7を透明部材で構成すれば、投写レンズ用開口部3をスライドカバー7で閉じた状態でも映像投写が可能となる。このように構成する利点としては、この種の投写型映像表示装置は同じ機種でも用途等に応じて、床や机上に置いて使用される他、天井から吊り下げた状態に固定設置しても使用され、この天吊りの場合にはスライドカバー7の開閉操作が困難となるが、投写レンズ用開口部3をスライドカバー7で閉じた状態でも映像投写が可能であれば、スライドカバー7の開閉操作が不要となって利便性が向上する。
【0026】
なお、スライドカバー7を閉じた状態では、ズームやフォーカス等の調整ダイヤル4を操作することができなくなるが、天吊りの場合は固定設置であるので、設置時に調整するので問題は生じない。
【0027】
また、スライドカバー7を閉じた状態で映像投写すると、高輝度光によってスライドカバー7が高温になって歪みが生じると投写映像にも歪みが生じてしまうので、高温になっても歪み等の変形が生じない耐熱ガラス等の透明部材を使用することが肝要である。
【0028】
さらに、本実施形態では、投写レンズ用開口部3と操作用開口部5が独立して形成されているので、連通して形成されている場合に比べて本体ケース1の強度向上を図ることができる。
【0029】
なお、上記実施形態では、手動による開閉機構6について説明したが、モータ等を用いた電動による開閉機構や、光源からの高輝度光による温度上昇に着目して、形状記憶合金を用いて光源消灯時の常温の時は開口部を閉鎖し、光源点灯時(映像投写時)の高温時には開口部を開放するように構成することも考えられる。
【0030】
また、上記実施形態では、操作用開口部5を本体ケース上面1bに形成したが、本体ケース前面1aに隣接する面である本体ケース底面や本体ケース側面に形成することも可能である。本体ケース底面の場合は上記実施形態と逆になり、本体ケース側面の場合は、本体ケースの高さが高く、上下にスライド可能であれば上記実施形態とほぼ同様なスライドカバーを用いることができるが、本体ケースの高さが低く、上下にスライドできない場合は、可撓性を有するスライドカバーや弧状のスライドカバーを用いることで実現できる。
【0031】
(第2実施形態)
図5乃至図9は、本願発明の第2実施形態を示している。尚、第1実施形態と同一部品については同一符号を付して説明を省略する。
【0032】
第1実施形態では、スライドカバー7を単にスライドさせるだけの構成であったが、第2実施形態では、スライドカバー70が投写レンズ用開口部3と操作用開口部5を開放した状態と、閉塞した状態とで夫々保持機構により保持させる構成になっている。
【0033】
図5に示すように、略L字板から構成されたスライドカバー70は、同じく略L字板から構成されたスライドホルダー9に覆いかぶさるような状態で、スライドホルダー9に対してスライド自在に構成されている。
【0034】
図6に示すようにスライドカバー70には、前カバー部70aのスライド方向に沿って略コ字状に開口する溝部10と、溝部10に連通すると共に、前カバー部70aのスライド方向の一方側で、且つ、溝部10の外方へ直交する方向へ突出する弾性を有する爪部11と、上カバー部70bのスライド方向の他方側に略コ字状に開口した凹部12と、凹部12の相対向する一方の壁から他方の壁に向けて突出する弾性を有する係合爪部13とが形成されている。
【0035】
前カバー部70aのスライドホルダー9側には、スライドホルダー9側に突出する複数の突部14と、前カバー70aのスライドホルダー9に対向する側には、スライドホルダー9に対向する側に突出する複数の突出部15が形成されている。
【0036】
また、スライドホルダー9には、スライドカバー70の溝部10とスライド自在に係合する突条16と、スライドカバー70の爪部11に着脱自在に係合し弾性を有する係止部17と、スライドカバー70の前カバー70a側へスライド方向に沿って突出する突条部18と、本体ケース1に形成された係合ボス19に図示しない螺子により取付けられる螺子取付部20が形成されている。
【0037】
図5に示すように、スライドホルダー9の突条16にスライドカバー70の溝部10を係合させて略一体化し、図8に示すように、本体ケース1の係合ボス19にスライドホルダー9の螺子取付部20を図示しない螺子により取付ける。そうすることにより、スライドカバー70はスライドホルダー9を介して本体ケース1にスライド自在に取付けられる。
【0038】
スライドカバー70は、スライドホルダー9の突条16がガイドとなってスライドホルダー9に対してスライド自在に摺動する。スライドホルダー9には、スライドカバー70側のスライド方向に沿って突出する突条部18が形成され、また、スライドカバー70には、スライドホルダー9側に突出する複数の突部14が形成されているため、スライドカバー70は、スライドホルダー9の全面に接触することはなく部分的に接触することになる。また、スライドカバー70の本体ケース1側には、複数の突出部15が形成されているため、スラードカバー70は本体ケース1の全面で接触することはない。従って、スライドカバー70の円滑なスライド操作を行なうことができるようになっている。
【0039】
図8に示すように、スライドカバー70が、投写レンズ用開口部3と操作用開口部5とを閉塞した状態にすると、図5に示すように、スライドカバー70の爪部11が、スライドホルダー9の係止部17に係合するため、スライドカバー70が投写レンズ用開口部3と操作用明後部5とを閉塞した状態に保持される。従って、不意にスライドカバー70が開いてしまうことにより、埃が投写レンズ用開口部3や操作用開口部5内に侵入することを防止することができる。
【0040】
また、図9に示すように、スライドカバー70が、投写レンズ用開口部3と操作用明後部5とを開放した状態にすると、スライドカバー70の係合爪部13が本体ケース1に形成された係止ボス21に係合してこの状態が保持される。従って、不意にスライドカバー70が閉じてしまうことにより、投写レンズからの投写をスライドカバー70が妨げることを防止することができる。
【0041】
また、上述した第2実施形態では、スライドカバー70に、スライドホルダー9側に突出する複数の突部14を形成したが、スライドカバー70に突部14をなくした構成にしてもよい。この構成にしても、スライドホルダー9の突条16によりスライドカバー70は、スライドホルダー9の全面に接触することはなく部分的に接触することになる。
【0042】
尚、上記第1実施形態及び第2実施形態では、投写型映像表示装置として液晶パネルを用いた液晶プロジェクタを示したが、他の映像光生成系を備える投写型映像表示装置においても本願発明を適用することができる。例えば、DLP(Digital Light Processing;テキサス・インスツルメンツ(TI)社の登録商標)方式のプロジェクタにおいても本願発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本願発明に係る投写型映像表示装置としての液晶プロジェクタの第1実施形態を斜め前上方から見た斜視図で、(a)は開口部が閉じた状態、(b)は開口部が開いた状態を示す。
【図2】上記液晶プロジェクタの平面図(a),(b)と正面図(c),(d)と側面図(e)で、(a)と(c)は開口部が閉じた状態、(b)と(d)は開口部が開いた状態を示す。
【図3】上記図2のA−A’断面〜E−E’断面を示し、(a)は図2(c)のA−A’断面図、(b)は図2(d)のE−E’断面図、(c)は図2(a)のB−B’断面図、(d)は図2(b)のD−D’断面図、(e)は図2(c)のC−C’断面図である。
【図4】上記実施形態の要部を示す図で、(a)は本体ケースの底板を外して見た要部分解斜視図、(b)はスライドカバーが開いた状態を示す要部斜視図、(c)はスライドカバーが閉じた状態を示す要部斜視図である。
【図5】本願発明に係る投写型映像表示装置としての液晶プロジェクタの第2実施形態のスライドカバーとスライドホルダーを組み立てた状態を示す斜視図である。
【図6】上記液晶プロジェクタのスライドカバーとスライドホルダーの分解斜視図である。
【図7】上記液晶プロジェクタのスライドカバーを裏面側から見た斜視図である。
【図8】上記液晶プロジェクタの投写レンズ用開口部と操作用開口部を閉塞した状態を本体ケース裏面側から見た斜視図である。
【図9】上記液晶プロジェクタの投写レンズ用開口部と操作用開口部を開放した状態を本体ケース裏面側から見た拡大斜視図である。
【図10】上記液晶プロジェクタの他の形態のスライドカバーを裏面側から見た斜視図である。
【符号の説明】
【0044】
1 本体ケース
1a 前面
1b 上面
1c 底板
2 投写レンズ
3 投写レンズ用開口部
4 調整ダイヤル(操作部材)
5 操作用開口部
6 開閉機構
7 スライドカバー
7a 前カバー部
7b 上カバー部
7c ガイド長孔
7d 凸部
8 ガイドネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源からの光を映像信号に基づき変調し、本体ケース前面から露出する投写レンズを介して投写することにより映像を表示する投写型映像表示装置において、前記投写レンズのズームやフォーカスを調整するために回動操作される操作部材を投写レンズの近傍に配置し、投写レンズ及び操作部材をスライド自在に覆うL字状のスライドカバーと、L字状のスライドホルダーとは、突条と溝部との係合により、スライドカバーがスライドホルダーに対してスライド自在に摺動すると共に、突条と溝部との間で形成した係止手段により、スライドカバーが投写レンズ及び操作部材を覆った状態に保持できるように構成されていることを特徴とする投写型映像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−53723(P2009−53723A)
【公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−302968(P2008−302968)
【出願日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【分割の表示】特願2008−274672(P2008−274672)の分割
【原出願日】平成18年9月4日(2006.9.4)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】