説明

投稿・閲覧支援システム

【課題】学習情報等のコンテンツに対して、利用者の満足度及び習得意欲を高めるとともに、コンテンツの内容を次第に充実させる。
【解決手段】ホストコンピュータ2にインターネット6を介して接続され、知識習得情報を投稿させること、及び投稿された知識習得情報を編集させることが可能な複数の投稿・編集端末5と、登録された識習得情報を閲覧者8に閲覧させることが可能な複数の携帯電話9とを備える。ホストコンピュータ2は、知識習得情報をカテゴリ別に分類するとともにデータ記憶装置に記憶する投稿情報記憶手段と、何れかの投稿・編集端末5によって、任意の知識習得情報が選択され且つ編集希望指示が入力されると、データ記憶装置に記憶されている知識習得情報を当該投稿・編集端末5に送信し知識習得情報の編集を可能にする情報送信手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、投稿・閲覧支援システムに関するものであり、特に、投稿された知識習得情報を、携帯電話等の携帯端末で閲覧させることが可能な投稿・閲覧支援システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、外国語等の学習を効果的に行うために種々の機器を利用した学習支援システムが知られているが、その一つとして、近年急速に普及した高機能の携帯電話を利用するシステムが提案されている。これは、ホストコンピュータ(サーバ)に記憶されている教材データベースから指定のコンテンツを携帯電話にダウンロードし、携帯電話を例えば単語帳として機能させるものである。これによれば、利用者のニーズに応じた学習内容を、いつでもどこでも気軽に行わせるとともに、学習を日常的に繰り返させることが可能になり、ひいては学習効果を高めることが期待できる。
【0003】
【特許文献1】特開2002−14608号
【特許文献2】特開2004−333950号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の学習支援システムによれば、利用者はダウンロードによって所望のコンテンツを一方的に受け取るのみであり、そのコンテンツに対して情報を追加したり修正したりすることはできない。このため、例えばコンテンツの内容に不備(例えば誤植や不明な記載)があることに気づいても、その不備を、教材データベースに格納されているコンテンツに反映させることができず、そのコンテンツにおける品質の向上に寄与することが困難となっていた。
【0005】
また、それらのコンテンツは、一般に業者または特定の人によって作成されるため、作成されるコンテンツの規模は必然的に限られたものとなり、例えば利用者の要望や知識を組み入れながら内容を次第に充実させようとしても、実現することが困難であった。また、利用者がコンテンツの作成に直接関与しないため、コンテンツの拡張を楽しませたり、コンテンツに対する満足度を高めたりすることが困難となり、ひいてはコンテンツに対する興味が次第に薄れ、学習意欲を低下させることが懸念された。
【0006】
そこで、本発明は、上記の実状に鑑み、学習情報等のコンテンツに対して、利用者の満足度及び習得意欲を高めるとともに、コンテンツの内容を次第に充実させることが可能な投稿・閲覧支援システムの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明にかかる投稿・閲覧支援システムは、「所定のウェブサイトを提供し、該ウェブサイト上で知識習得情報の入力、及び前記知識習得情報の編集を受け付けるホストコンピュータと、
該ホストコンピュータにネットワークを介して接続され、前記知識習得情報を投稿させることが可能な複数の投稿端末と、
前記ホストコンピュータにネットワークを介して接続され、前記投稿端末によって投稿された前記知識習得情報を編集させることが可能な複数の編集端末と、
前記投稿端末によって投稿された前記知識習得情報または前記編集端末によって編集された前記知識習得情報を閲覧させることが可能な複数の携帯端末と
を具備し、
前記ホストコンピュータは、
前記投稿端末によって前記知識習得情報が投稿されると、該知識習得情報をカテゴリ別に分類するとともに、該知識習得情報をタイトルに対応させてデータ記憶装置に記憶する投稿情報記憶手段と、
何れかの前記編集端末によって、任意の前記知識習得情報が選択され且つ編集希望指示が入力されると、該知識習得情報を当該編集端末に送信し前記知識習得情報の編集を可能にする情報送信手段と、
前記編集端末から編集後の情報が入力されると、前記データ記憶装置に記憶されている前記知識習得情報を前記編集後の情報に書き換える情報編集手段と、
前記携帯端末によって複数のカテゴリの中から一つのカテゴリが選択され、且つ検索が指示されると、選択された前記カテゴリに含まれる全ての知識習得情報を前記データ記憶装置の中から抽出し、該知識習得情報のタイトルを前記携帯端末の表示画面に一覧表で表示させるデータ検索手段と、
前記携帯端末によって前記一覧表の中から一つのタイトルが選択されると、該タイトルに対応する知識習得情報を前記データ記憶装置から読出すとともに、該知識習得情報を前記携帯端末に送信し前記表示画面に表示させる情報出力手段と
を有する」ことを特徴とするものである。
【0008】
ここで、「投稿端末」は知識習得情報を投稿する際に使用する端末装置であり、「編集端末」は投稿された知識習得情報を編集する際に使用する端末装置である。つまり、「投稿端末」及び「編集端末」は、知識習得情報を新規に登録する場合と、既に登録されている知識習得情報に対して編集を行う場合とを区別するために夫々別々の名称としたものであり、予め専用の端末として設定されるものではない。そして、一台の端末装置(コンピュータ)を投稿端末及び編集端末として兼用することも当然可能である。また、「携帯端末」とは、閲覧者が持ち運び可能な比較的小形の端末装置を意味しており、具体的には携帯電話を例示することができる。
【0009】
また、「知識習得情報」とは、閲覧者に種々の知識を取得させることが可能な情報であり、具体的には、外国語や漢字等の語学情報、歴史や理科等の学習情報、料理の献立、またはスポーツのノウハウ等を例示することができる。また、携帯端末の表示画面に知識習得情報を表示する際、その知識習得情報に関する全ての情報をまとめて表示させるようにしてもよいが、閲覧者の操作に応じて順に表示させるようにしてもよい。具体的には、いわゆる「単語帳」を用いた学習方法のように、「外国語と日本語、あるいは漢字と読み仮名等、一方の情報から他方の情報を想起させ得る一対の学習情報を、表形式で複数組順序付けて記憶させ、その学習情報を携帯端末の表示画面に表示させる際、まず所定の組における一方の学習情報のみを表示させ、その後、所定の操作手段が操作されると、表示中の一方の学習情報に対応する他方の学習情報を表示させ、一方の学習情報の表示中に別の操作手段が操作されると、表示中の学習情報に代えて次の組の学習情報を表示させる」ようにしてもよい。また、「タイトル」とは、知識習得情報の表題や見出しであり、ファイル名と称することもできる。
【0010】
また、「編集」とは、投稿された知識習得情報の一部を修正すること、または、その知識習得情報に新たな情報を追加して一つにまとめることを示している。また、「カテゴリ」とは、同じ性質のものが属する部類を示しており、例えば知識習得情報を学習情報とした場合には、カテゴリとして英語、歴史、地理、倫理、及び哲学等を例示することができる。
【0011】
本発明の投稿・閲覧支援システムによれば、ホストコンピュータ、複数の投稿端末、及び複数の編集端末が、ネットワークを介して互いに接続可能となっており、ホストコンピュータが提供する所定のウェブサイト上で知識習得情報のアップロードが行われる。また、ホストコンピュータに登録された知識習得情報は、複数の携帯端末(例えば携帯電話)によって閲覧させることが可能になる。
【0012】
詳しく説明すると、ホストコンピュータは、ウェブサイト上で投稿端末から知識習得情報が入力されると、その知識習得情報をカテゴリ別に分類するとともに、タイトルに対応させた形でデータ記憶装置に記憶する。なお、夫々の知識習得情報に対応するカテゴリの種別は、利用者(投稿者)によって入力されるようにしてもよく、知識習得情報の内容(例えばキーワード)を基にホストコンピュータ側で判別するようにしてもよい。
【0013】
一方、何れかの携帯端末からホストコンピュータにアクセスがあり、検索が指示されると、ホストコンピュータは、携帯端末によって選択されたカテゴリに含まれる知識習得情報を抽出し、それらの知識習得情報のタイトルを携帯端末の表示画面に一覧表で表示させる。なお、一覧表には、タイトル以外の付加情報をタイトルとともに表示させるようにしてもよい。これにより、利用者(閲覧者)は、所望のカテゴリに含まれる複数の知識習得情報の中から任意の情報を選択することが可能になる。そして、一覧表の中から一つのタイトルが選択されると、ホストコンピュータは、そのタイトルに対応する知識習得情報をデータ記憶装置から読み出すとともに携帯端末に送信し、携帯端末の表示画面に表示させる。これにより、利用者は知識習得情報の内容を閲覧し、知識を習得することが可能になる。
【0014】
ところで、利用者が知識習得情報を閲覧した際、その情報の中に誤植や不明瞭な部分があることに気付くことがある。また、新たに情報を追加したくなることもあり得る。このような場合には、編集端末を利用して知識習得情報を編集することが可能である。詳しく説明すると、ホストコンピュータは、何れかの編集端末からアクセスがあり、その編集端末によって任意の知識習得情報が選択され、且つ編集希望指示が入力されると、その知識習得情報を、アクセスのあった編集端末に送信する。これにより、編集端末では、選択した知識習得情報に対して、その一部を修正したり新しい情報を加えたりすることが可能になる。そして、編集端末から編集後の情報が入力されると、ホストコンピュータは、データ記憶装置に記憶されている知識習得情報を、編集後の情報に書き換える。これにより、利用者(編集者)が入力した情報が、新たな知識習得情報として記憶され、その内容を携帯端末で閲覧させることが可能になる。
【0015】
このように、データ記憶装置に記憶されている知識習得情報に対して自由に修正することが可能となるため、各利用者による監視を知識習得情報に反映させることができ、ひいては知識習得情報の正確さ(品質)を上げることが可能になる。また、登録されている知識習得情報に対して複数の利用者が夫々新たな情報を加えることができるため、利用者の要望や知識を組み入れながら知識習得情報の規模を次第に拡張し内容の充実を図ることが可能になる。
【0016】
また、本発明の投稿・閲覧支援システムにおいて、「前記携帯端末は、
前記ホストコンピュータからアプリケーションプログラムをダウンロードしアプリ記憶部に保存させるアプリダウンロード実行手段と、
前記知識習得情報の検索を指示させる検索指示手段と、
前記複数のカテゴリの中から一つのカテゴリを選択させるカテゴリ選択手段と、
前記データ検索手段によって表示された前記一覧表の中から少なくとも一つのタイトルを選択させるデータ選択手段と、
該データ選択手段によって選択された前記タイトルに対応する前記知識習得情報を、前記ホストコンピュータからダウンロードしデータ記憶部に保存させるデータダウンロード実行手段と
を備え、
少なくとも前記データダウンロード実行手段は、前記アプリダウンロード実行手段によってダウンロードされた前記アプリケーションプログラムによって動作可能となる」ように構成してもよい。
【0017】
本発明の投稿・閲覧支援システムによれば、携帯端末のプログラムを実行させると、ホストコンピュータからアプリケーションプログラムをダウンロードし、そのアプリケーションプログラムをアプリ記憶部に保存させることが可能になる。また、利用者(閲覧者)に知識習得情報の検索を指示させるとともに、複数のカテゴリの中から一つのカテゴリを選択させることが可能になる。また、ホストコンピュータからタイトルの一覧表が送信されると、携帯端末は、その一覧表を表示部に表示させ、一覧表の中から少なくとも一つのタイトルを利用者に選択させることを可能にする。そして、任意のタイトルが選択されると、携帯端末は、そのタイトルに対応する知識習得情報をホストコンピュータからダウンロードし、データ記憶部に保存する。なお、知識習得情報をホストコンピュータからダウンロードする処理は、アプリ記憶部に保存されているアプリケーションプログラムによって行われる。このため、複数の知識習得情報をダウンロードする場合でも、アプリケーションプログラムのダウンロードは一回だけでよく、ひいては知識習得情報を送信する際の情報量を軽減することができる。
【0018】
このようにして、携帯端末に知識習得情報がダウンロードされてデータ記憶部に保存されるため、携帯端末がオフラインの状態でも、知識習得情報を繰返し閲覧させることが可能になる。このため、通信費を抑えるとともに、通信状態が良好でない地域でも安定して動作させることができる。つまり、いつでもどこでも気軽に繰返し閲覧させることが可能になる。
【0019】
また、本発明の投稿・閲覧支援システムにおいて、「前記ホストコンピュータは、
前記投稿端末による前記知識習得情報の入力を受け付ける際、該知識習得情報について前記編集端末による編集を許可するか否かを設定する編集可否設定手段と、
前記知識習得情報の編集を許可しない場合、該知識習得情報の、前記編集端末への公開を禁止する公開禁止手段と
をさらに具備する」ように構成してもよい。
【0020】
本発明の投稿・閲覧支援システムによれば、利用者(投稿者)は、自分が投稿した知識習得情報について、他の利用者による編集を禁止させることが可能になる。つまり、ホストコンピュータは、投稿端末による知識習得情報の入力を受け付ける際、その知識習得情報について編集端末による編集を許可するか否かを設定し、知識習得情報の編集を許可しない場合、全ての編集端末に対してその知識習得情報の公開を禁止する。このため、編集端末を用いても、その知識習得情報を修正したり新しい情報を追加したりすることができなくなる。つまり、知識習得情報の共有化を図りながらも、必要最小限の情報に関しては情報の改ざんを未然に防ぐことができる。
【発明の効果】
【0021】
このように、本発明の投稿・閲覧支援システムによれば、夫々の利用者による監視を知識習得情報に反映させることができ、ひいては知識習得情報の品質を上げることができる。また、夫々の利用者の要望や知識を組み入れながら知識習得情報の規模を次第に拡張し内容の充実を図ることができる。さらに、利用者をコンテンツの作成に直接関与させることにより、知識習得情報に対する利用者の満足度を一層高め、ひいては知識の習得意欲を高めることが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の一実施形態である投稿・閲覧支援システムについて、図1乃至図8に基づき説明する。図1は投稿・閲覧支援システムの概略構成を示す説明図であり、図2及び図3は投稿・閲覧支援システムにおけるホストコンピュータ、投稿・編集端末、及び携帯電話の機能的構成を示すブロック図であり、図4及び図5は表示画面の一例を示す説明図であり、図6及び図7はホストコンピュータにおける処理の流れを示すフローチャートであり、図8はデータ記憶装置におけるデータテーブルの構成を示す説明図である。
【0023】
図1に示すように、本例の投稿・閲覧支援システム1は、ホストコンピュータ2と、このホストコンピュータ2にインターネット6を介して接続された複数の投稿・編集端末5と、ディスプレイ付きの携帯電話9と、インターネット6に接続され携帯電話9との間でデータの無線送受信を行う基地局7とを具備して構成されている。ホストコンピュータ2はサーバーとして機能しており、所定のウェブサイトを提供するとともに、そのウェブサイト上で投稿者3による知識習得情報の入力、及び編集者4による知識習得情報の編集を受け付ける。また、投稿・編集端末5は本発明の投稿端末及び編集端末に相当するものであり、ホストコンピュータ2に対して学習情報等の知識習得情報を投稿させること、及びホストコンピュータ2に登録されている知識習得情報を編集させることを可能にしている。つまり、投稿・編集端末5は、二つの機能を有しており、利用者が投稿者3として使用する場合には投稿端末となり、利用者が編集者4として使用する場合は編集端末となる。ここで、インターネット6が本発明のネットワークに相当する。
【0024】
また、携帯電話9は、本発明の携帯端末に相当し、インターネット6に接続することにより、投稿・編集端末5によって投稿または編集された知識習得情報をダウンロードし、利用者(閲覧者8)に閲覧させることを可能にしている。なお、詳細は後述するが、この携帯電話9としては、一般の携帯電話が用いられ、ホストコンピュータ2から専用のアプリケーションプログラムをダウンロードすることにより、知識習得情報の取得及び閲覧が可能になる。
【0025】
上記の各機器における構成及び機能について説明する。詳細は図示しないが、ホストコンピュータ2は、ハード構成として、主記憶装置と、演算装置及び制御装置等を有する中央処理装置と、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置と、ホストコンピュータ2の中で処理された情報を取出すディスプレイ及びプリンタ等の出力装置と、インターネット6を介してデータの送受信を行う通信手段と、ハードディスク等から構成された記憶装置とを具備して構成されている。特に、記憶装置には、知識習得情報をデータファイルに格納した状態で記憶するデータ記憶装置12(図2,図3参照)と、アプリケーションプログラムを記憶するアプリ記憶装置40(図3参照)とが備えられている。なお、言うまでもないが、データ記憶装置12及びアプリ記憶装置40を共通の記憶装置から構成してもよい。
【0026】
投稿・編集端末5は、汎用のパーソナルコンピュータから構成されており、ホストコンピュータ2と同様、主記憶装置、中央処理装置、入力装置、出力装置(具体的には表示部25等)、通信手段、及び記憶装置等を具備して構成されている。
【0027】
ところで、ホストコンピュータ2には、投稿閲覧支援プログラムが記憶されており、このプログラムを実行させることにより、以下に示す機能的構成を有するものになる。
【0028】
ホストコンピュータ2は、インターネット6を通じて所定のウェブサイトを公開し、そのウェブサイト上で投稿・編集端末5による知識習得情報の投稿及び編集を可能にしている。具体的に説明すると、図2に示すように、ホストコンピュータ2は認証手段13を備えており、投稿・編集端末5のID・パスワード入力手段26によって、投稿者3または編集者4のID及びパスワードが入力されると、予め登録されている会員情報と照合し、会員か否かを認証する。
【0029】
また、ホストコンピュータ2は、投稿情報記憶手段14を備えており、投稿・編集端末5の投稿情報入力手段27によって知識習得情報が入力され、且つデータアップロード手段28によってアップロードさせることが指示されると、その知識習得情報をデータ記憶装置12に記憶させる。なお、知識習得情報は、例えばCSV形式のデータファイルに格納された状態でアップロードされ、データファイルには、タイトル、内容の説明、モード、カテゴリ、及び編集の可否等の属性を付けることが可能になっている。そして、投稿情報記憶手段14は、データファイルに付けられたカテゴリに基づいて、夫々のデータファイルをカテゴリ別に分類する。また、投稿情報記憶手段14には、編集可否設定手段15が備えられており、投稿・編集端末5から知識習得情報を受け取る際、その知識習得情報が他の利用者(編集者4)によって編集されることを可能とするか否かを、データファイルに付けられた「編集の可否」に基づいて設定する。ここで、カテゴリとは、同じ性質のものが属する部類を示しており、例えば知識習得情報を学習情報とした場合には、カテゴリとして英語、国語、数学、社会、及び理科等を例示することができる。また、モードには、「単語帳モード」と「メモ帳モード」とがある。単語帳モードとは、「単語帳」を用いた学習方法のように、外国語と日本語、あるいは漢字と読み仮名等、一方の情報から他方の情報を想起させ得る一対の学習情報を、表形式で複数組順序付けて記憶させるモードである。また、メモ帳モードとは、「メモ帳」を用いた習得方法のように、一連の流れを有する知識習得情報(例えば料理のレシピ)が複数のページに亘って順に表示されるように記憶させるモードである。
【0030】
なお、アップロードされた知識習得情報(CSV形式のデータファイル)は、投稿情報記憶手段14によって、所定のデータテーブル(図8参照)に格納されるようになっている。このデータテーブルは、(a)に示す情報内容テーブルと、(b)に示す付加情報テールとに大別されており、知識習得情報を記憶する際に付加されるデータIDによって互いに関連付けられている。つまり、情報内容テーブルでは、単語帳の表(またはメモ帳のタイトル)に相当する情報と、単語帳の裏(またはメモ帳の本文)に相当する情報とが、データIDに対応して格納されるようになっている。一方、付加情報テーブルでは、知識習得情報のタイトルに関する情報、カテゴリに関する情報、モードに関する情報、及び編集の可否に関する情報が、夫々データIDに対応して格納されるようになっている。
【0031】
一方、ホストコンピュータ2は、投稿・編集端末5を用いて知識習得情報を編集させるため、投稿・編集端末5を、編集指示手段29、リスト認識手段31、データ選択手段32、情報認識手段33、及び編集情報入力手段34として機能させている。編集指示手段29は、編集者4が任意の知識習得情報について編集を希望することを指示するためのものであり、特に、データ記憶装置12に記憶されている複数の知識習得情報の中から、任意の知識習得情報を検索できるように、タイトル、カテゴリ、及びモード等の検索条件を入力する検索条件入力手段30を備えている。これに対し、ホストコンピュータ2は、データ検索手段16を備え、図8(b)に示す付加情報テーブルと、検索条件入力手段30によって入力された各検索条件とを夫々照合し、全ての検索条件を含むデータIDを抽出する。また、データ検索手段16はリスト作成手段17を備えており、抽出されたデータIDに関する付加情報(具体的にはタイトル及びモード)の一覧表を作成し、その一覧表を投稿・編集端末5に送信する。なお、データ検索手段16には、公開禁止手段19が備えられており、付加情報テーブルに記憶された「編集の可否」が編集を許可しない情報である場合、投稿・編集端末5に対する知識習得情報の公開を禁止するようにしている。つまり、編集を許可しない知識習得情報がある場合、その知識習得情報に関する付加情報を一覧表から除くようにしている。リスト作成手段17によって投稿・編集端末5に送信された一覧表は、リスト認識手段31を介して投稿・編集端末5の表示部25に表示される。
【0032】
また、ホストコンピュータ2は、情報送信手段18を備えており、投稿・編集端末5のデータ選択手段32によって、一覧表の中から一つのタイトルが選択されると、そのタイトルに対応する知識習得情報をデータ記憶装置12の情報内容テーブル(図8(a)参照)から読出し投稿・編集端末5に送信する。詳しくは、抽出されたデータIDに対応して格納されている1つまたは複数の情報を読出し投稿・編集端末5に送信する。これにより、投稿・編集端末5では、情報認識手段33によって知識習得情報を表示部25に表示させ、知識習得情報の編集を行うことが可能になる。そして、ホストコンピュータ2に備えられた情報編集手段20は、投稿・編集端末5の編集情報入力手段34によって編集後の情報が入力されると、データ記憶装置12の情報内容テーブルに格納されている知識習得情報、またはデータ記憶装置12の付加情報テーブルに格納されている付加情報を、編集後の情報に書換える。
【0033】
一方、ホストコンピュータ2は、投稿・編集端末5によって投稿または編集された知識習得情報を、携帯電話9を用いて閲覧させることを可能にしている。具体的には、図3に示すように、まずホストコンピュータ2は認証手段41を備えており、携帯電話9のID・パスワード入力手段54によって、閲覧者8のID及びパスワードが入力されると、予め登録されている会員情報と照合し、会員か否かを認証する。そして、会員である場合には、携帯電話9に対し、アプリケーションプログラムをダウンロードさせるための指示、及び任意の知識習得情報を検索させるための指示を入力させることを可能にする。そして、ホストコンピュータ2に備えられたアプリ出力手段42は、携帯電話9のアプリダウンロード指示手段55によってアプリケーションプログラムをダウンロードさせることが指示されると、アプリ記憶装置40からアプリケーションプログラムを読出し、携帯電話9に送信する。すると、携帯電話9のアプリ認識手段56は、受信したアプリケーションプログラムをアプリ記憶部51に記憶させる。これにより、汎用の携帯電話を本発明の携帯端末として機能させることが可能になる。つまり、アプリケーションプログラムをダウンロードして保存することにより、後述するデータ選択手段60及びデータダウンロード実行手段61の処理を動作させることが可能になり、任意の知識習得情報を表示部52に表示させることが可能になる。具体的には、投稿・編集端末5と同様、携帯電話9の検索指示手段57によってデータの検索が指示され、且つ検索条件入力手段58によって検索条件が入力されると、入力された各検索条件と、データ記憶装置12の付加情報テーブルに格納されている全ての付加情報(タイトル、カテゴリ、及びモード)とを夫々照合し、全ての検索条件を含むデータIDを抽出する。また、データ検索手段43はリスト作成手段44を備えており、抽出されたデータIDに対応するタイトル等の一覧表を作成し携帯電話9に送信する。なお、携帯電話9にはリスト認識手段59が備えられており、ホストコンピュータ2から送信された一覧表を表示部52に表示させる。また、データ選択手段60によって一覧表の中から任意のタイトルが選択され、データダウンロード実行手段61によってダウンロードが実行されると、情報出力手段45は、抽出されたデータIDに対応する知識習得情報を情報内容テーブルから読出すとともに、その携帯電話9に送信してデータ記憶部50に記憶させる。これにより、その後携帯電話9がオフライン状態となっても、閲覧実行手段62によって知識習得情報を表示部52に繰返し表示させることが可能になる。ここで、検索条件入力手段58が本発明のカテゴリ選択手段に相当する。また、アプリダウンロード指示手段55及びアプリ認識手段56を組合せたものが本発明のアプリダウンロード実行手段に相当する。
【0034】
次に、投稿・閲覧支援システム1の動作、特に、ホストコンピュータ2における処理の流れについて、図4乃至図7に基づき説明する。図6に示すように、まず、ウェブサイト上の入力画面(図4(a)参照)において、いずれかの投稿・編集端末5からID及びパスワードが入力されると(ステップS1においてYES)、登録された会員であることの認証処理を行い(ステップS2)、表示部25に機能選択画面(図4(b)参照)を表示させる(ステップS3)。この機能選択画面では、「データファイル検索」、「データファイルアップロード」、「アップロード履歴」、及び「ユーザ情報編集」等の選択キーがメニューとして表示され、その中から一つの選択キーをクリックすることにより、その機能が実行されるようになっている。そして、「データファイルアップロード」キーが選択された場合には(ステップS4においてYES)、図4(c)に示す入力画面を表示し、データファイル(CSV形式)に格納された知識習得情報をアップロードさせることを可能にする。なお、この入力画面では、データファイルについて、そのタイトル、説明、モード、及びカテゴリを夫々入力させるとともに、編集の可否を設定させることが可能になっている。そして、これらの情報が入力された後、「アップロード実行」キーがクリックされると、指定されたデータファイル及びそれに付加された各情報をアップロードし(ステップS5)、データ記憶装置12に記憶する(ステップS6)。詳しくは、知識習得情報及び付加情報を、データ記憶装置12に設けられた情報内容テーブル及び付加情報テーブルにそれぞれ格納する。
【0035】
一方、機能選択画面において、「データファイル検索」キーがクリックされると(ステップS7においてYES)、検索条件入力画面を表示する(ステップS8)。この入力画面は、図4(d)の(イ)に示すように、タイトル、カテゴリ、及びモードを、検索条件として入力させることを可能にする。そして、これらの情報が入力され「検索キー」がクリックされると(ステップS9においてYES)、データ記憶装置12の付加情報テーブルの中から、編集が許可されている知識習得情報であり、且つ、入力されている検索条件に合致する情報のデータIDを検索し、そのデータIDに対応する付加情報の一覧表を検索条件入力画面の下側に、検索結果として表示させる(ステップS10)。なお、検索条件入力画面には、「自分の登録したデータを見る」という項目が表示されており、この項目に対してチェックが付けられた場合には、編集者4自身がアップロードした情報のみを検索対象とする。
【0036】
一覧表には、図4(d)の(ロ)に示すように、夫々のデータファイルについて、タイトル、モード、及び公開日(投稿日または編集日)等が表形式で表示されるとともに、夫々のデータファイルに関する編集の履歴や詳細を表示させることが可能になっている。また、一覧表には、各知識習得情報のタイトルに対応するように複数の「ダウンロード」キーが設けられており、その中から一つのキーがクリックされると(すなわち任意のタイトルが選択され、且つダウンロードが指示されると)(ステップS11においてYES)、そのデータIDに対応する知識習得情報を情報内容テーブルから読出し、表示部25に表示させる(ステップS12)。これにより、知識習得情報の一部を修正したり、項目を入れ替えたり、元の知識習得情報に新たな情報を追加したりする、いわゆる「編集」を行うことが可能になる。また、図示していないが、データの属性、すなわちタイトルやカテゴリ等、知識習得情報に付加された情報についても編集することが可能になる。
【0037】
そして、編集後の情報が入力されると(ステップS13においてYES)、情報内容テーブルまたは付加情報テーブルに格納されていた知識習得情報または付加情報を編集後の情報に書換える。これにより、編集後の知識習得情報を、携帯電話9を用いて閲覧させることが可能になる。また、編集後の知識習得情報に対して再度編集させることも可能になる。
【0038】
なお、編集作業は、この画面上で行うことも可能であるが、ダウンロードしたデータを汎用の表計算ソフトを用いて編集することも可能であり、この場合には、大幅な編集であっても容易に処理することが可能になる。なお、このような表計算ソフトによる編集を行った場合には、新たな知識習得情報を投稿する場合のように、アップロード処理を再度行う必要がある。すなわち、編集したデータファイルに対してステップS4〜ステップS6の処理が行われることとなる。
【0039】
また、図4(b)に示す機能選択画面において、「アップロード履歴」キーがクリックされた場合には、その投稿者3(または編集者4)がアップロードしたデータの一覧を表示させ、この一覧から任意のタイトルを選択してダウンロードさせることを可能にする。つまり、編集者4自身が投稿または編集した知識習得情報に対してさらに編集を行わせることを可能にする。また、機能選択画面において、「ユーザ情報編集」キーがクリックされた場合には、会員の登録情報を編集することが可能になる。なお、会員の登録情報として、ニックネームを登録することも可能であり、この場合には、データファイルの投稿者3または編集者4の名前がニックネームで公開されるようになる。
【0040】
なお、ステップS6の終了後、またはステップS14の終了後は、ステップS15に移行し、終了指示が入力されたか否かを判断する。そして、終了指示が入力された場合には(ステップS15においてYES)、全ての処理を終了し、一方、終了指示が入力されない場合には(ステップS15においてNO)、ステップS3の処理に戻り、表示部25に機能選択画面を表示させるとともに、ステップS3〜ステップS15の処理を繰り返し実行する。
【0041】
一方、図7に示すように、何れかの携帯電話9からアクセスがあり、ID及びパスワードが入力されると(ステップT1においてYES)、登録された会員であることの認証処理を行い(ステップT2)、表示部52に選択メニュー画面(図5(b)参照)を表示させる(ステップT3)。この選択メニュー画面には、「会員情報編集」、「アプリダウンロード」、及び「データファイルを検索」等の選択キーが表示され、その中から一つの選択キーをクリックすることにより、その機能が実行されるようになっている。具体的に、「アプリダウンロード」キーがクリックされると(ステップT4においてYES)、アプリケーションプログラムをその携帯電話9に送信し(ステップT5)、携帯電話9のアプリ記憶部51に記憶させる。なお、この際、ホストコンピュータ2は、携帯電話9のキャリアを自動判別し、キャリアに応じたアプリケーションプログラムを送信する。なお、自動判別する代りに、携帯電話9のキャリアの種別を閲覧者8に入力させるようにしても構わない。また、アプリケーションプログラムは初回のみダウンロードすればよく、二回目以降に関してはステップT4及びステップT5の処理を省略することが可能である。
【0042】
ステップT3の選択メニュー画面において「データファイルを検索」キーがクリックされると(ステップT6においてYES)、検索条件入力画面を表示する(ステップT7)。この画面では、図5(c)に示すように、タイトル、カテゴリ、及びモードを、検索条件として入力させることを可能にする。そして、これらの情報が入力され「検索キー」がクリックされると(ステップT8においてYES)、データ記憶装置12に記憶されている知識習得情報の中から、編集が許可されており、且つ、入力されている検索条件に合致する知識習得情報を検索し、その知識習得情報に付加されたタイトル等の付加情報を検索結果として図5(d)に示すように一覧表で表示させる(ステップT9)。その後、一覧表の中から一つのタイトルが選択されると(ステップT10においてYES)、選択されたタイトルに対応する知識習得情報を読出し携帯電話9に送信する。つまり、その知識習得情報を携帯電話9にダウンロードさせ、データ記憶部50に記憶させる(ステップT11)。これにより、閲覧者8は、データ記憶部50に記憶された知識習得情報をいつでもどこでも表示部52に表示させ(図5(e)参照)、閲覧することが可能になる。
【0043】
なお、図5(e)に示す表示画面は、メモ帳モードの表示形式であり、この画面では、知識習得情報を表示部52に表示させる際、「問題文」及び所定の組の「表」(図8(a)参照)に相当する知識習得情報(例えば戦国武将の漢字表記)のみを表示させ、その後、操作部53によって所定の操作がなされると(または表示画面中の「答え」キーに対してクリック操作が行われると)、「裏」に相当する知識習得情報(例えば仮名表記)を表示させる。また、知識習得情報の表示中に操作部53によって別の操作が行われると(または表示画面中の「前ページ」キーまたは「次ページ」キーに対してクリック操作が行われると)、表示中の知識習得情報に代えて次組または前組の知識習得情報を表示させる。これにより、テーブル形式で記憶されている複数組の知識習得情報を、単語帳のように順番に確認させることが可能になる。
【0044】
なお、ステップT5の終了後、またはステップT11の終了後は、ステップT12に移行し、終了指示が入力されたか否かを判別する。そして、終了指示が入力された場合には(ステップT12においてYES)、携帯電話9との通信状態を遮断し、一方、終了指示が入力されない場合には(ステップT12においてNO)、ステップT3の処理に戻り、表示部52に選択メニュー画面を表示させるとともに、ステップT4〜ステップT12の処理を繰り返し実行する。
【0045】
このように、上記の投稿・閲覧支援システム1によれば、閲覧者8が編集者4となることで、データ記憶装置12に記憶されている知識習得情報に対して自由に修正を加えることが可能となる。このため、夫々の利用者による監視を知識習得情報に反映させることができ、ひいては知識習得情報の品質を上げることができる。また、夫々の利用者の要望や知識を組み入れながら知識習得情報の規模を次第に拡張し内容の充実を図ることが可能になる。さらに、利用者をコンテンツの作成に直接関与させることにより、知識習得情報に対する利用者の満足度を一層高め、ひいては知識の習得意欲を高めることが可能になる。
【0046】
また、上記の投稿・閲覧支援システム1によれば、携帯電話9に知識習得情報がダウンロードされて保存されるため、携帯電話9がオフライン状態であっても、知識習得情報を繰返し閲覧させることが可能になる。このため、通信費を抑えるとともに、通信状態が良好でない地域でも安定して動作させることができる。つまり、いつでもどこでも気軽に繰返し閲覧させることが可能になる。
【0047】
さらに、上記の投稿・閲覧支援システム1によれば、投稿者3は、自分が投稿した知識習得情報について、他の編集者4による編集を禁止させることもできる。このため、知識習得情報の共有化を図りながらも、未完成な情報や個人的な情報については改ざんを防ぐことができる。
【0048】
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
【0049】
すなわち、上記実施形態では、知識習得情報として学習情報を閲覧させるものを示したが、料理のレシピや運動の方法など、学習とは直接関係のない情報についても、登録することにより携帯電話9で閲覧させることが可能になる。
【0050】
また、上記実施形態では、編集者4にID及びパスワードを入力させ、登録された会員に対して編集を許可するものを示したが、認証処理を行うことなく誰でも自由に編集できるように構成してもよい。これによれば、一層多くの情報を気軽に加えることができ、知識習得情報の規模を大幅に拡張することが可能になる。
【0051】
さらに、知識習得情報を携帯電話9にダウンロードさせる際、閲覧者8に対して課金させるようにしてもよい。また、一部の知識習得情報に対してのみ課金させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の一実施形態である投稿・閲覧支援システムの概略構成を示す説明図である。
【図2】ホストコンピュータ及び投稿・編集端末における機能的構成を示すブロック図である。
【図3】ホストコンピュータ及び携帯電話における機能的構成を示すブロック図である。
【図4】投稿・編集端末の表示部に表示される表示画面の一例を示す説明図である。
【図5】携帯電話の表示部に表示される表示画面の一例を示す説明図である。
【図6】知識習得情報を投稿または編集する際の、ホストコンピュータにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】知識習得情報を閲覧する際の、ホストコンピュータにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】データ記憶装置におけるデータテーブルの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
【0053】
1 投稿・閲覧支援システム
2 ホストコンピュータ
5 投稿・編集端末(投稿端末,編集端末)
6 インターネット(ネットワーク)
9 携帯電話(携帯端末)
12 データ記憶装置
14 投稿情報記憶手段
15 編集可否設定手段
18 情報送信手段
19 公開禁止手段
20 情報編集手段
43 データ検索手段
45 情報出力手段
50 データ記憶部
51 アプリ記憶部
52 表示部
55 アプリダウンロード指示手段(アプリダウンロード実行手段)
56 アプリ認識手段(アプリダウンロード実行手段)
57 検索指示手段
58 検索条件入力手段(カテゴリ選択手段)
60 データ選択手段
61 データダウンロード実行手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のウェブサイトを提供し、該ウェブサイト上で知識習得情報の入力、及び前記知識習得情報の編集を受け付けるホストコンピュータと、
該ホストコンピュータにネットワークを介して接続され、前記知識習得情報を投稿させることが可能な複数の投稿端末と、
前記ホストコンピュータにネットワークを介して接続され、前記投稿端末によって投稿された前記知識習得情報を編集させることが可能な複数の編集端末と、
前記投稿端末によって投稿された前記知識習得情報または前記編集端末によって編集された前記知識習得情報を閲覧させることが可能な複数の携帯端末と
を具備し、
前記ホストコンピュータは、
前記投稿端末によって前記知識習得情報が投稿されると、該知識習得情報をカテゴリ別に分類するとともに、該知識習得情報をタイトルに対応させてデータ記憶装置に記憶する投稿情報記憶手段と、
何れかの前記編集端末によって、任意の前記知識習得情報が選択され且つ編集希望指示が入力されると、該知識習得情報を当該編集端末に送信し前記知識習得情報の編集を可能にする情報送信手段と、
前記編集端末から編集後の情報が入力されると、前記データ記憶装置に記憶されている前記知識習得情報を前記編集後の情報に書き換える情報編集手段と、
前記携帯端末によって複数のカテゴリの中から一つのカテゴリが選択され、且つ検索が指示されると、選択された前記カテゴリに含まれる全ての知識習得情報を前記データ記憶装置の中から抽出し、該知識習得情報のタイトルを前記携帯端末の表示画面に一覧表で表示させるデータ検索手段と、
前記携帯端末によって前記一覧表の中から一つのタイトルが選択されると、該タイトルに対応する知識習得情報を前記データ記憶装置から読出すとともに、該知識習得情報を前記携帯端末に送信し前記表示画面に表示させる情報出力手段と
を有することを特徴とする投稿・閲覧支援システム。
【請求項2】
前記携帯端末は、
前記ホストコンピュータからアプリケーションプログラムをダウンロードしアプリ記憶部に保存させるアプリダウンロード実行手段と、
前記知識習得情報の検索を指示させる検索指示手段と、
前記複数のカテゴリの中から一つのカテゴリを選択させるカテゴリ選択手段と、
前記データ検索手段によって表示された前記一覧表の中から少なくとも一つのタイトルを選択させるデータ選択手段と、
該データ選択手段によって選択された前記タイトルに対応する前記知識習得情報を、前記ホストコンピュータからダウンロードしデータ記憶部に保存させるデータダウンロード実行手段と
を備え、
少なくとも前記データダウンロード実行手段は、前記アプリダウンロード実行手段によってダウンロードされた前記アプリケーションプログラムによって動作可能となる
ことを特徴とする請求項1に記載の投稿・閲覧支援システム。
【請求項3】
前記ホストコンピュータは、
前記投稿端末による前記知識習得情報の入力を受け付ける際、該知識習得情報について前記編集端末による編集を許可するか否かを設定する編集可否設定手段と、
前記知識習得情報の編集を許可しない場合、該知識習得情報の、前記編集端末への公開を禁止する公開禁止手段と
をさらに具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の投稿・閲覧支援システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2010−72805(P2010−72805A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−237802(P2008−237802)
【出願日】平成20年9月17日(2008.9.17)
【出願人】(308029091)株式会社トゥ・ステップ (1)
【Fターム(参考)】