抗HER2抗体改変体
【課題】本発明は、新規の抗体改変体、特に重鎖および軽鎖の可変ドメイン内の位置に置換を有する抗HER2抗体改変体に関する。
【解決手段】本発明は、アラニンスキャニングによって抗原結合に必須であることが決定された特定のヒト化抗HER2抗体hu4D5−8のアミノ酸、およびアラニンスキャニングによって抗原結合に比較的重要でないことが見出された他のアミノ酸(置換されて、HER2に対する高い親和性を有する改変体を作製し得る)の発見に基づく。
【解決手段】本発明は、アラニンスキャニングによって抗原結合に必須であることが決定された特定のヒト化抗HER2抗体hu4D5−8のアミノ酸、およびアラニンスキャニングによって抗原結合に比較的重要でないことが見出された他のアミノ酸(置換されて、HER2に対する高い親和性を有する改変体を作製し得る)の発見に基づく。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
Kabat番号付けシステムに従って番号付けられたD98(VH)がアラニン以外の任意のアミノ酸に置換された配列番号2の超可変領域を含む抗体重鎖可変ドメイン、または
配列番号2の超可変領域を含む抗体重鎖可変ドメイン、および
配列番号1の超可変領域を含む抗体軽鎖可変ドメイン、
を含み、
ここで、Kabat番号付けシステムに従って番号付けられた、以下
(i)Y49(VL)D、F53(VL)W、Y55(VL)W、Y100(VH)PおよびY102(VH)K;
(ii)Y49(VL)D、F53(VL)W、Y55(VL)W、Y100(VH)PおよびY102(VH)L;ならびに
(iii)D28(VL)G、N30(VL)S、T31(VL)S、R66(VL)N、Y92(VL)W、Y100(VH)PおよびY102(VH)K、
からなる群より選択されるアミノ酸置換を伴う、ポリペプチド。
【請求項2】
(a)配列番号1の超可変領域を含む抗体軽鎖可変ドメインおよび
(b)配列番号2の超可変領域を含む抗体重鎖可変ドメインを含み、ここで、D98(VH)は、アラニン以外の任意のアミノ酸に置換されたものである、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項3】
D98(VH)がWに置換されたものである、請求項2に記載のポリペプチド。
【請求項4】
抗体である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項5】
ヒト化抗体である、請求項4に記載のポリペプチド。
【請求項6】
ヒト抗体である、請求項4に記載のポリペプチド。
【請求項7】
Fvフラグメント、Fabフラグメント、Fab’フラグ
メントおよびF(ab’)2フラグメントからなる群から選択される抗体フラグメントである、請求項4に記載のポリペプチド。
【請求項8】
HER2の細胞外ドメインに結合可能な、請求項4〜7のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項9】
配列番号1および2の前記超可変領域は、Y49(VL)D、F53(VL)W、Y55(VL)W、Y100(VH)PおよびY102(VH)Lの置換を含む、請求項8に記載のポリペプチド。
【請求項10】
配列番号1および2の前記超可変領域は、Y49(VL)D、F53(VL)W、Y55(VL)W、Y100(VH)PおよびY102(VH)Kの置換を含む、請求項8に記載のポリペプチド。
【請求項11】
配列番号2の前記超可変領域は、D98(VH)Wを含む、請求項9または10に記載のポリペプチド。
【請求項1】
Kabat番号付けシステムに従って番号付けられたD98(VH)がアラニン以外の任意のアミノ酸に置換された配列番号2の超可変領域を含む抗体重鎖可変ドメイン、または
配列番号2の超可変領域を含む抗体重鎖可変ドメイン、および
配列番号1の超可変領域を含む抗体軽鎖可変ドメイン、
を含み、
ここで、Kabat番号付けシステムに従って番号付けられた、以下
(i)Y49(VL)D、F53(VL)W、Y55(VL)W、Y100(VH)PおよびY102(VH)K;
(ii)Y49(VL)D、F53(VL)W、Y55(VL)W、Y100(VH)PおよびY102(VH)L;ならびに
(iii)D28(VL)G、N30(VL)S、T31(VL)S、R66(VL)N、Y92(VL)W、Y100(VH)PおよびY102(VH)K、
からなる群より選択されるアミノ酸置換を伴う、ポリペプチド。
【請求項2】
(a)配列番号1の超可変領域を含む抗体軽鎖可変ドメインおよび
(b)配列番号2の超可変領域を含む抗体重鎖可変ドメインを含み、ここで、D98(VH)は、アラニン以外の任意のアミノ酸に置換されたものである、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項3】
D98(VH)がWに置換されたものである、請求項2に記載のポリペプチド。
【請求項4】
抗体である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項5】
ヒト化抗体である、請求項4に記載のポリペプチド。
【請求項6】
ヒト抗体である、請求項4に記載のポリペプチド。
【請求項7】
Fvフラグメント、Fabフラグメント、Fab’フラグ
メントおよびF(ab’)2フラグメントからなる群から選択される抗体フラグメントである、請求項4に記載のポリペプチド。
【請求項8】
HER2の細胞外ドメインに結合可能な、請求項4〜7のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項9】
配列番号1および2の前記超可変領域は、Y49(VL)D、F53(VL)W、Y55(VL)W、Y100(VH)PおよびY102(VH)Lの置換を含む、請求項8に記載のポリペプチド。
【請求項10】
配列番号1および2の前記超可変領域は、Y49(VL)D、F53(VL)W、Y55(VL)W、Y100(VH)PおよびY102(VH)Kの置換を含む、請求項8に記載のポリペプチド。
【請求項11】
配列番号2の前記超可変領域は、D98(VH)Wを含む、請求項9または10に記載のポリペプチド。
【図1−A】
【図1−B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図1−B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【公開番号】特開2013−6871(P2013−6871A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−212026(P2012−212026)
【出願日】平成24年9月26日(2012.9.26)
【分割の表示】特願2009−23157(P2009−23157)の分割
【原出願日】平成15年4月9日(2003.4.9)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年9月26日(2012.9.26)
【分割の表示】特願2009−23157(P2009−23157)の分割
【原出願日】平成15年4月9日(2003.4.9)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】
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