説明

折りたたみロック機能付きチャック式袋

【課題】
商品を収納し又は、出し入れするなど容量の変化や形状の変化に対応できる、小さく折りたたんでもファッショナブルな折りたたみロック機能付きチャック式袋を提供する。
【解決手段】
フィルムで形成された袋の口部(1)にチャック部(2)を有し、そのチャック部(2)が、互いに嵌合可能な凸部材(12)及び凹部材(22)で構成されたチャック式袋において、チャック式袋本体(10)の口部(1)に設けたチャック部(2)の上部に、一部接合部を有して起立可能な矢先フック状のロック蓋(3)を設け、その矢先フック状のロック蓋(3)を挿し入れる穴(15)をチャック式袋本体(10)に設け、矢先フック状のロック蓋(3)を穴(15)に挿しいれることで解除可能なロック機構を構成し、内容量変化に対応し、必要に応じて折りたたんだ形状を維持する折りたたみロック機能を持たせた折りたたみロック機能付きチャック式袋。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に食品類、文房具類、衣類、電子部品また日用品類等における包装に使用される包装用チャック式袋に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のチャック式袋は、口部にチャック部を設けた袋状で密封簡易包装の向上を目的とした容器で、繰り返し開閉できることから環境に配慮した提案がなされている。例えば特許文献1に記載され、また、パウチ容器の様に使い捨ての容器として特許文献2に記載され提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開2007−167461号公報
【特許文献2】特許公開2007−161317公報
【0004】
ところで、開閉を繰り返す事が可能なチャック式袋は、使用後に容量が減った場合や、小さく折りたたんだ物を再収納する場合など、必要に応じて折りたたんだ形状を維持する携帯性に優れたチャック式袋が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の様に、チャック式袋は使い捨て袋ではなく開閉を繰り返す事が可能な優位性から普及しているが、使用後に容量が減った場合や、小さく折りたたんだ物を再収納する場面など、必要に応じて折りたたんだ形状を維持する携帯性に優れたファッショナブルなチャック式袋を提供することが開発のテーマである。
【0006】
そこで、この発明は、商品を収納し又は、出し入れするなど内容量の変化や収納物の形状の変化に対応ができ、必要に応じて折りたたんだ形状を維持する携帯性に優れたファッショナブルな折りたたみロック機能付きチャック式袋を得ようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、フィルムで形成された袋の口部(1)にチャック部(2)を有し、そのチャック部(2)が、互いに嵌合可能な凸部材(12)及び凹部材(22)で構成されたチャック式袋において、チャック式袋本体(10)の口部(1)に設けたチャック部(2)の上部に、一部接合部を有して起立可能な矢先フック状のロック蓋(3)を設け、その矢先フック状のロック蓋(3)を挿し入れる穴(15)をチャック式袋本体(10)に設け、矢先フック状のロック蓋(3)を穴(15)に挿しいれることで解除可能なロック機構を構成し、内容量変化に対応し、必要に応じて折りたたんだ形状を維持する折りたたみロック機能を持たせたことで上記の課題を解決したのである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、商品を収納して出し入れするなど容量の変化や形状の変化に対応できる繰り返しの使用時に、小さく折りたたんでもファッショナブルな形状を維持する折りたたみロック機能付きチャック式袋を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を図1乃至図5を用いて詳細に説明する。尚、この発明に係る部材は共通の符号を付している。
【0010】
図1に示すように、この実施例では、チャック式袋本体(10)の口部(1)には、互いに嵌合可能な凸部材(12)及び凹部材(22)で構成されたチャック部(2)が設けられている。また、チャック部(2)上部に一部接合部を有して起立可能な矢先フック状のロック蓋(3)が型抜きされ、表裏に設けられている。さらに、矢先フック状のロック蓋(3)を挿し入れる穴(15)がチャック式袋本体(10)下部を貫通して設けられている。
【0011】
図2のこの実施例では、チャック式袋本体(10)の口部(1)には、互いに嵌合可能な凸部材(12)及び凹部材(22)で構成されたチャック部(2)が設けられている。また、チャック部(2)上部に一部接合部を有して起立可能な楕円状のロック蓋(3)と多角形状のロック蓋(3)が型抜きされ、表裏に設けられている。さらに、チャック式袋本体(10)底部はシール部(7)によりシール加工され、シール端部(5)が設けられている。シール端部(5)には、ロック蓋(3)を挿し入れる穴(15)が左右に二箇所設けられている。この実施例のようにロック蓋(3)お形状は、フック可能な形状で本発明の要旨に反しない形状の変更は可能である。また、シール端部(5)に、ロック蓋(3)を設け、チャック部(2)上部に設けたロック蓋(3)とで互いにフックすることも可能である。
【0012】
図3の実施例では、チャック式袋本体(10)の口部(3)と底部(4)には、互いに嵌合可能な凸部材(12)及び凹部材(22)で構成されたチャック部(2)が設けられている。また、チャック部(2)上部に一部接合部を有して起立可能な楕円状のロック蓋(3)が三箇所に型抜きされ、表裏に設けられている。さらに、チャック式袋本体(10)底部に設けられたチャック部(2)下部の端部には、ロック蓋(3)を挿し入れる穴(15)が三箇所設けられている。
【0013】
図4は、本発明に係る折りたたみロック機能付きチャック式袋の一実施例のチャック式袋を側面から見た図で、チャック式袋本体(10)の口部(1)には、互いに嵌合可能な凸部材(12)及び凹部材(22)で構成されたチャック部(2)が設けられている。また、チャック部(2)上部に一部接合部を有して起立可能なロック蓋(3)が型抜きされ、表裏に設けられている。この図では、表裏に設けられたロック蓋(3)をそれぞれ左右斜め上方向に開いた状態を現しているが、勿論、一対のロック蓋(3)を同じ方向に開くことも可能である。チャック式袋本体(10)底部はシール部(7)によりシール加工され、シール端部(5)が設けられている。シール端部(5)には、ロック蓋(3)を挿し入れる穴(15)が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】この発明に係るチャック式袋の一形態を示す図。
【図2】この発明に係る請求項2・3に記載のチャック式袋の一形態を示す図。
【図3】この発明に係る請求項4に記載のチャック式袋の一形態を示す図。
【図4】この発明に係る一部接合部を有して起立可能なロック蓋を示す側面図。
【符号の説明】
【0015】
1 口部
2 チャック部
3 一部接合部を有して起立可能なロック蓋
4 底部
5 シール端部
7 シール部
10 チャック式袋本体
12 凸部材
15 穴
22 凹部材






































































【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルムで形成された袋の口部(1)にチャック部(2)を有し、そのチャック部(2)が、互いに嵌合可能な凸部材(12)及び凹部材(22)で構成されたチャック式袋において、
チャック式袋本体(10)の口部(1)に設けたチャック部(2)の上部に、一部接合部を有して起立可能な矢先フック状のロック蓋(3)を設け、
その矢先フック状のロック蓋(3)を挿し入れる穴(15)をチャック式袋本体(10)に設け、
矢先フック状のロック蓋(3)を穴(15)に挿しいれることで解除可能なロック機構を構成し、
内容量又は形状変化に対応し、必要に応じて折りたたんだ形状を維持する解除可能なロック機能を持たせたことを特徴とする折りたたみロック機能付きチャック式袋。
【請求項2】
口部(1)に一部接合部を有して起立可能な矢先フック状のロック蓋(3)を複数個設けたことを特徴とする請求項1記載の折りたたみロック機能付きチャック式袋。
【請求項3】
チャック式袋本体(10)の底部にシール端部(5)を設け、そのシール端部(5)の少なくとも一箇所に穴(15)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の折りたたみロック機能付きチャック式袋。
【請求項4】
口部(1)と底部(4)の両部にチャック部(2)を設けたことを特徴とする請求項1記載の折りたたみロック機能付きチャック式袋。
【請求項5】
一部接合部を有して起立可能なロック蓋(3)が多角形状であることを特徴とする請求項1記載の折りたたみロック機能付きチャック式袋。
【請求項6】
一部接合部を有して起立可能なロック蓋(3)が半円形状であることを特徴とする請求項1記載の折りたたみロック機能付きチャック式袋。
【請求項7】
一部接合部を有して起立可能な矢先フック状のロック蓋(3)を底部の少なくとも一箇所に設けたことを特徴とする請求項1記載の折りたたみロック機能付きチャック式袋。









【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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