説明

拭取り装置

【課題】本発明は、所望の際流体を得ることができ、浄化されるべき表面から望ましくない物質を物理的に除去することができる拭き取り装置を提供する。
【解決手段】本発明の拭取り装置は、任意の吸収性コアおよび任意の液体不透過バックシートと組合わされた熱可塑性シートよりなる。熱可塑性シートは、外方に延びる毛管を含む多数の凹所を画成する。吸収性コア内には、必要の際放出するため拭取り装置によって得られる清掃を容易にしかつ促進するため、一つ以上の流体が収容されている。熱可塑性シートの凹所が浄化されるべき表面に接触しかつ横切って拭取られるとき、凹所はゴミ、便、または血のような望ましくない物質を除去する。浄化されるべき表面上への一つ以上の流体の選択的放出は、そこで清掃を促進しかつ/または香気を与えかつ/または薬剤を塗布する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体貯蔵および塗布装置に関するものである。とくに、本装置は進歩した浄化ワイパまたはパッドである。本発明の進歩したワイパは、浄化または再生、ならびに清掃される表面から土を除去するためのある数の粘性流体を得ることができる。ワイパはまたアルコール、水、局部麻酔剤、生化学的薬剤、液体薬剤、ローション、クリーム等々を分配することも可能である。
【背景技術】
【0002】
浄化ワイパに対する現在の技術は、それに関連した容器内に収容される浄化流体で飽和された、不織(NW)物質を利用している。浄化ワイパのシートは、孔を通して引出され、容器内のワイパの束から、例えばミシン目において切り離されることによって、分離される。シートは引続いて、人の皮膚のような、表面を拭取りそして清掃するため使用される。シートは典型的に薄く、多孔性で溶液をしたたらせる。シートによって対象とする表面から清掃されるべき望ましくない土または残留物は、使用者に接触するためシートを介して容易に伝わる。したがって、土を実際に除去する作用は、シートによるよりも使用者のカップ形にした手によって多く達成される。最後のシートが容器から除去されるとき、100グラム程度(数オンス)の無駄になった液体が底に残される。この無駄になった流体は、製造業者および最終使用者への一層高価な経費とともに、容器が最終的に処理されるとき埋立地への付加的の望ましくない化学薬品の導入を意味する。
【0003】
他の従来技術のワイパは、流体を含む小さいタオル状に巻かれた吸収物質から構成されている。そのような従来技術用の包装材料は、例えば、熱可塑性ライナを備えたアルミニウムホイルである。そのような包装材料は、そこに収容される流体、ならびにそこから形成される蒸気またはガスに対して理想的に不透過性である。そのような材料はまた、そうでなければ包装の中に収容されている流体および吸収物質を汚染するかも知れない空気および他の物質に対して、理想的に不透過性である。しかしながら、一旦包装が開放されるか他の方法で破られると、上記に概説した同じ問題がこの従来技術に対しても存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
それゆえ、所望の際流体を得ることができるとともに、浄化されるべき表面から望ましくない物質を物理的に除去することができ、かつ上記欠点のない進歩したワイパに対する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、多孔性熱可塑性フィルムのシートを含む液体貯蔵および塗布装置を含んでいる。シートは好ましくは二つの側面を有する。シートの第1の側面は孔を含んでいる。理想的には、これらの孔は、それらがシートから外方に延びるとき周囲において狭くなるテーパ付き毛管である。シートの(外方に延びるテーパ付き毛管の反対側の)第2の側面は、粘性液体を必要に応じて引続いて放出するため収容できる。シートの第2の側面における軽い圧力は、収容された流体をシートのテーパ付き毛管を通して押し、前記流体をシートから放出し、流体を浄化されるべき表面に供給する。毛管は、それらが浄化されるべき表面から除去される望ましくない物質(例えば土)を閉じ込める毛管をも形成することにおいて第2の機能を奏する。
【0006】
好ましくは、本発明のワイパは、粘性液体を含む吸収性コア、前記コアの一側面に隣接して設置された流体不透過性シートおよび前記コアの第2の側面に隣接して設置された多孔性プラスチックフイルムを有し、前記第2の側面は流体不透過性シートに関連する側面の反対側にある。プラスチックフイルムの孔は、吸収性コアから延びる多数の小さいポケットを形成する。プラスチックフイルムの雄側のカップ形状の間に形成されるユニークな中空の容積空間は、非摩擦拭取りまたは収集機構として作用する。プラスチックフイルムの雄カップの間の空間の間の煙突形の孔は、必要に応じて種々の機能の一つ以上の流体を収容しまた放出する。一つ以上の流体は、吸収性コア内に貯蔵されまた拭取り作用に関連する圧力を介して、煙突形の孔を通って放出される。好ましくは固体フィルムから構成される頂部層は、使用者をいかなる流体および/または望ましくない物質の伝達からも阻止する。
【0007】
本発明の改良された拭取り装置の一層完全な理解は、添付図面を同時に考慮するとき下記の詳細な記載に対する参照によって得られるであろう。
【実施例】
【0008】
本発明の改良された拭取り装置の好ましい構造は、シートを含み、その頂部に吸収性コア(例えば詰め物)を設けられ、その頂部に固体またはエンボス加工された液体不透過性シートが設置されている。吸収性コアは、浄化されるべき表面を一層よく浄化し(例えば油取り)、香気を付与し(例えば香料)、薬で治療(例えば抗生物質、殺菌剤、抗ウィールス剤等)するため、必要の際使用者による力の適用を通して放出され得る一つ以上の流体を収容している。浄化、香気を与えること、および薬剤を塗布することを助けるため一つ以上の液体がここに記載されたが、浄化されるべき表面に識別剤(例えば着色染料)を設けることのような、改良された拭取り装置10の使用と関連したなんらかの他の適当な目的に対して作用することができる。
【0009】
さて図1を参照すると、本発明拭取り装置10の実施例が図示されている。拭取り装置10は熱可塑性フィルムのシート12を有している。シート12は、シート12から延びる多数のテーパ付き毛管14を含んでいる。テーパ付き毛管14は、シート12の第1の側面に多数の凹所16を画成している。凹所16は、浄化されるべき表面から望ましくない物質を除去する非摩擦性拭取り特性を生ずる。シート12に使用されるフィルムの型および毛管14の強さは拭取り装置の適用に依存して変更可能である。例えば、幼児の皮膚の浄化に関連して使用することを意図する拭取り装置10は、その拭取り作用においてきわめて柔らかくかつ優しくする必要がある。しかしながら、もし、拭取り装置10が大人用のハンドクリーナとして使用するためのものであったなら、フィルムのシート12および毛管14は、一層強い(例えば摩擦性)こすり作用を生ずるように設計することができる。シート12に適したフィルムの例は、米国特許第4351784号および同第4535020号明細書に記載されたものであり、その内容全体および開示を参照のためここに引用する。
【0010】
シート12として使用するフィルムは、好ましくは約0.00762〜約7.112mm(約0.0003〜約0.280インチ)の厚さを有し、フィルムの25.4mm平方(平方インチ)当たり約5〜約75000個の毛管を含む。好ましい構造において、フィルムは約0.02032〜約0.254mm(約0.0008〜約0.010インチ)の厚さを有し、フィルムの25.4mm平方(平方インチ)当たり約50〜約15000個の毛管を有する。毛管14は、好ましくは約0.0254〜約4.699mm(約0.001〜約0.185インチ)の直径を有する。毛管14は、好ましくはシート12から約0.0762〜約7.112mm(約0.003〜約0.280インチ)の距離だけ延びている。好ましい構造において、毛管14は約0.254〜約1.905mm(約0.010〜約0.075インチ)の直径を有し、毛管14はシート12から約0.127〜3.175mm(約0.005〜約0.125インチ)の距離延びるであろう。
【0011】
シート12は、好ましくは、微小な孔18を有する熱可塑性フィルムから構成されている。孔18は、好ましくは、実質的にフィルムの全表面上に規則的パターンで配置されている。孔18の規則的パターンがここに記載されているが、孔18の不規則的または他のパターンを含むフィルムは、本発明の拭取り装置10に使用するのに適している。フィルムは、好ましくは、孔18に関連する液体流量を有する。異なった強さ、特性、色彩および大きさの熱可塑性フィルムは、本発明の拭取り装置10に使用するのに適している。
【0012】
可撓性フィルムまたはシートに形成されるいかなる熱可塑性物質も、本発明の拭取り装置に使用される。例示的熱可塑性物質は、セルローズエステル(例えばセルローズアセテート、セルローズプロピオネート、セルローズブチレート)セルローズの混合エステル、セルローズエーテル(例えばエチルセルローズ)、ナイロンおよびポリビニールアルコールアセタル、ポリビニールクロライド、ポリビニールクロライドアセテート、ポリスチラル、メチルメタアクリレートのようなポリマー物質、および可撓性フィルムまたはシートに形成しうる他のポリオレフィンを含んでいる。とくに好ましい多孔性フィルムは、ポリエチレンおよびポリプロピレンよりなる。フィルムは、低密度ポリエチレン(LDPE)である。そのような物質から作られたシートまたはフィルムは、適当な可塑剤によって可塑化される、この技術において公知の他の添加物も、種々の所望の物理的特性を得るため添加される。
【0013】
積層処理において、フィルムの表面を接着剤、ペイント、インク、ラッカーに対して、または他の表面に対して一層受け入れ易くするためのシート12のフィルムの表面処理は、プラスチックフィルム工業全体に広く実施され、また本発明によっても予想される。種々の型のそのような処理(例えばコロナ放電処理、化学的処理、火炎処理、ケーシング、電子的処理、プラズマエッチング、イオンメッキ、および放射)が、もし要すれば、実施可能である。
【0014】
所望の用途に従う、フィルムの可能な化学的処理は、帯電防止剤、表面の極性を変化する添加物、接着促進剤および他の表面変性剤を含んでいる。可塑化、彩色、衝撃緩和、滑り、かぶり防止および安定化に対する広範囲の添加剤が、フィルムが作られる前のフィルム形成樹脂に添加される。そのような化学的化合物は粉末ミキサーに一回分ずつ、または供給ミキサーにバンバリミキサーまたはコンパウンダーのような混合装置に添加される。米国特許第4535020号はそのような熱可塑性フィルムの製造について完全に記載している。
【0015】
一つ以上の液体22が、凹所16に貯蔵、および毛管14および孔18を通って浄化されるべき表面上に放出可能である。下記に一層詳細に論じられるように、一つ以上の液体22はクレンザー(例えば油取り)、薬剤(例えば抗生物質、抗ウイルス剤、殺菌剤)、芳香剤(例えば香料)、識別材(色彩染料)等、およびそれらの混合物である。
【0016】
図2を参照すると、本発明の第2実施例が図示されている。この実施例において、シート12の頂部には吸収性コア20が載置している。吸収性コア20として使用する物質は、クレープ化されたセルローズつめ物、空気含有不織フェルト、木材パルプ誘導体等のような周知の物質、ならびにそのような物質の混合物を含んでいる。
【0017】
吸収性コア20は、好ましくは、毛管14を含む側面の反対側であるシート12の側面に隣接して設置される。吸収性コア20は、下記に一層詳細に記載される一つ以上の流体22を収容している。一つ以上の流体は、毛管作用を通して吸収性コア20に保持される。一つ以上の流体の塗布が望まれるとき、一つ以上の流体22は、拭取り作用の間、使用者によって拭取り装置10に加えられる圧力により、吸収性コア20から、毛管14を通り、孔18を通って浄化されるべき表面上に押出される。
【0018】
吸収性コア20内に収容された一つ以上の流体22は、好ましくは、吸収性コア20からの一つ以上の流体22の早期のまたはそうでなければ望ましくない放出を阻止するため、十分な温度範囲に亘って粘性を示す。そのような望ましくない放出は、例えば、通常の振動および輸送および取扱いの衝撃と関連した圧力水準に応じて、発生するかも知れない。一つ以上の流体22の予定量が、上記にさらに詳細に論じられた従来技術と関連したそのような流体22の消耗を防ぐ、コア20によって収容されている。
【0019】
上記に論じられたように、一つ以上の流体は浄化工程を促進しまた増進し、そしてクレンザー(例えば油取り)、薬剤(例えば抗ウィルス剤、抗生物質、殺菌剤)、芳香剤(例えば香料)、加湿剤(例えばエモリエントクリーム)、識別剤(例えば彩色染料)およびそれらの組合わせを含んでいる。
【0020】
図3には、本発明拭取り装置10の第3実施例が図示されている。拭取り装置10のこの実施例において、拭取り装置10の構造は、不透過性シート24を加えた図2に示された実施例と本質的に同じものである。不透過性シート24は、好ましくは、シート12と反対側の吸収物質の側の吸収性コア20上に設置されている。実際、一つ以上の流体を支持する吸収性コア20は、シート12とシート24の間に挟持されている。液体不透過性バックシート24は、ポリエチレンフィルムのようなこの技術において周知の種々の物質のいずれかを含んでいる。
【0021】
液体不透過性バックシート24は、使用者の手または指と、表面から浄化されるべき望ましくない物質ならびに吸収性コア20によって保持され必要の際浄化されるべき表面上に放出される一つ以上の流体22との間の接触を阻止するため使用される。液体不透過性バックシート24は、さらに吸収性コア20に収容された一つ以上の流体22を汚染、蒸発等から保護するのに役立つ。
【0022】
さて図4を参照すると、本発明の拭取り装置10の別の実施例が図示されている。図示された拭取り装置10は、不透過性バックシート24の代わりに熱可塑性物質の第2のシート12が付加された本質的に図3に図示された実施例と同じものである。この実施例において、吸収性コア20内に収容されている一つ以上の流体22は、吸収性コア20の両側に設置されている毛管14から押出される。この実施例は、多数の凹所が拭取り装置10の両側に設置されているため、拭取り装置10の両側が使用されることを可能にしている。この実施例は、使用者が拭取り装置10を巻いて他の側をさらに使用しようとするときとくに有用である。
【0023】
図5は本発明拭取り装置10のさらに別の実施例を図示している。この実施例の拭取り装置10は、吸収性コア20が外された図4に図示された実施例と本質的に同じものである。この実施例において、一つ以上の流体22は、もし望むならば、図1に図示され上記に記載された実施例のように毛管14に設置可能である。そうでなければ、この実施例は一つ以上の流体22なしで使用可能である。もし一つ以上の流体22が使用されないならば、毛管14は孔なしとすることができる。
【0024】
さて図6を参照すると、本発明拭取り装置10の実施例(図4)が使用中で示されている。使用の際、使用者は拭取り装置10をつかみ、それを浄化されるべき表面26(例えば幼児の汚れた尻)を横切って拭取る。吸収性コア20内に収容された一つ以上の流体22は、拭取り装置10が使用の際使用者の手の圧力によって圧搾されるまで、毛管作用によってそこに保持される。そのような圧力の適用の際、一つ以上の流体22(例えばクレンザー、軟膏、またはその組合わせは毛管14、孔18を通って浄化されるべき表面26に供給される。一つ以上の流体22の適当な量は、容器中のまたは使用中のそのような流体の浪費を防止するため予め決定される。
【0025】
毛管14によって画成される多数の凹所16は、浄化されるべき表面に接触する。凹所16は、好ましくない物質(例えば便、血)を集める。もし不透過性バックシート24を有する実施例(図3)が使用されるならば、使用者の手または指と拭取り装置10によって集められる望ましくない物質との接触は回避される。
【0026】
もし拭取り装置10がその使用中使用者によって十分に圧搾されるならば、吸収性コア20はそこに収容された一つ以上の流体22を放出し、一つ以上の流体22が、浄化されるべき表面に適用されるべきシート12の毛管14および孔18を通って移動することを可能にする。コアによって収容され必要の際放出される一つ以上の流体22の性質に依存して、浄化されるべき表面は消毒されかつ/または香りを付与されかつ/またはさらに浄化される。
【0027】
本発明拭取り装置10の度々の、多数回の使用(例えば幼児の拭取り)のために、閉めうるふたを備えたプラスチック容器が、拭取り装置を貯蔵するため使用可能である。個々の拭取り装置10は、希望により、容器内に別々にまたは互いに連結して、この技術において公知の手段によって、貯蔵される。たまの一回の使用に対して、本発明の拭取り装置10は容易に裂いて開放しうる乾燥防止包装内に別々に包装可能である。
【0028】
従来技術の装置を超える本発明拭取り装置10の利点は、望ましくない物質からの使用者の手または指の保護、浄化されるべき表面を清掃するのを助けるため使用される一つ以上の流体の制御された量および放出、および拭取り装置のシートの凹所からの優れた非摩擦性拭取り作用である。
【0029】
本発明拭取り装置の好ましい実施例が、添付図面に図示されかつ前記詳細な説明に記載されたが、本発明はその開示された実施例に限定されるものでなく、多数の再配置、変形および置換が、特許請求の範囲に記載された本発明の精神から離れることなしに可能であることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明による拭取り装置の実施例の部分断面側面図。
【図2】吸収コア物質を示す、本発明による拭取り装置の第2実施例の部分断面側面図。
【図3】液体不透過性バックシートの使用を示す、本発明による拭取り装置の第3実施例の部分断面側面図。
【図4】拭取り装置両側における熱可塑性シートの使用を示す、本発明による拭取り装置の第4実施例の部分断面側面図。
【図5】拭取り装置両側における熱可塑性シートの使用および吸収性コアの欠如を示す、本発明による拭取り装置の第5実施例の部分断面側面図。
【図6】使用中の本発明による拭取り装置を示す図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面を拭取るための拭取り装置において、該装置が、
熱可塑性シートであって、前記熱可塑性シートが多数の孔を含み、前記熱可塑性シートが多数の毛管をさらに含み、前記毛管が熱可塑性シートから外方に延び、前記毛管が多数の空洞を画成し、前記空洞に前記表面の望ましくない物質を受け入れかつ前記表面から除去することができる熱可塑性シート、
熱可塑性シートと関連する吸収性コアであって、前記吸収性コアが吸収性コアに適用される圧力に応じて前記表面上に連続して放出される一つ以上の液体を収容する吸収性コア、
バックシートであって、吸収性コアに、吸収性コアが熱可塑性シートとバックシートの間に挟持されるように関連し、吸収性コアの一つ以上の流体の汚染と蒸発を防止するためのバックシート、を有し、そして
前記一つ以上の流体がクレンザ、薬剤、モイスチャライザ、識別材、芳香剤およびそれらの組合わせよりなるグループから選択されるものである
表面を拭取るための拭取り装置。
【請求項2】
熱可塑性シートが、セルローズエステル、セルローズエーテル、ナイロンおよびポリオレフィンよりなるグループから選択されたフィルムよりなる請求項1に記載された拭取り装置。
【請求項3】
吸収性コアがクレープ化されたセルローズの詰め物、空気含有不織フェルト、木材パルプ誘導体、および前記物質の組合わせよりなるグループの一つ以上の物質よりなる請求項1に記載された拭取り装置。
【請求項4】
前記吸収コア内に収容された少なくとも一つの流体が、抗生物質、抗ウィルス剤、殺菌剤および消毒剤よりなるグループから選択された薬剤である請求項1に記載された拭取り装置。
【請求項5】
前記吸収性コア内に収容された少なくとも一つの流体が、香料の形式の芳香剤である請求項1に記載された拭取り装置。
【請求項6】
前記吸収性コア内に収容された少なくとも一つの流体が、エモリエントクリームの形をしたモイスチャライザである請求項1に記載された拭取り装置。
【請求項7】
バックシートが液体不透過性である請求項1に記載された拭取り装置。
【請求項8】
バックシートがポリオレフィンよりなる請求項1に記載された拭取り装置。
【請求項9】
前記吸収性コア内に収容された少なくとも一つの流体が、油取りの形をしたクレンザーである請求項1に記載された拭取り装置。
【請求項10】
表面を拭取るための拭取り装置において、該装置が、
第1熱可塑性シートであって、該第1熱可塑性シートが多数の孔を含み、前記第1熱可塑性シートが多数の毛管をさらに含み、前記毛管が第1熱可塑性シートから外方に延び、前記毛管が多数の空洞を画成し、前記空洞に前記表面の望ましくない物質を受け入れかつ前記表面から除去することができることからなる第1熱可塑性シート、
第1熱可塑性シートと関連した第2熱可塑性シートであって、前記第2熱可塑性シートが多数の孔を含み、前記第2熱可塑性シートが第1熱可塑性シートの毛管の反対方向に延びる多数の毛管をさらに含み、第2熱可塑性シートの前記毛管が多数の空洞を画成し、前記空洞が前記表面から望ましくない物質を受け入れかつ除去することができることからなる熱可塑性シート、を有し、
吸収性コアであって、吸収性コアが第1熱可塑性シートおよび第2熱可塑性シートと吸収性コアが第1熱可塑性シートと第2熱可塑性シートの間に挟持されるように関連した前記吸収性コアをさらに有し、前記吸収性コアが吸収性コアに適用される圧力に応じて前記表面上に連続して放出される一つ以上の流体を収容することからなる吸収性コア、
をさらに有し、
前記一つ以上の流体はクレンザ、薬剤、モイスチャライザ、識別材、芳香剤およびそれらの組合わせよりなるグループから選択されるものである
表面を拭取るための拭取り装置。
【請求項11】
多数の拭取り装置を別々に処理するため収容できる容器をさらに有する請求項10に記載された拭取り装置。
【請求項12】
前記装置の使用によって十分な量の圧力を与えて前記吸収性コア内に収容された一つ以上の流体を放出する請求項10に記載された拭取り装置。
【請求項13】
前記吸収性コア内に収容された少なくとも一つの流体が、油取りの形をしたクレンザである請求項10に記載された拭取り装置。
【請求項14】
前記吸収性コア内に収容された少なくとも一つの流体が、抗生物質、抗ウィルス剤、殺菌剤および消毒剤よりなるグループから選択された薬剤である請求項10に記載された拭取り装置。
【請求項15】
前記吸収コア内に収容された少なくとも一つの流体が、エモリエントクリームの形をしたモイスチャライザである請求項1に記載された拭取り装置。
【請求項16】
前記吸収コア内に収容された少なくとも一つの流体が、香料の形をした芳香剤である請求項1に記載された拭取り装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−175244(P2006−175244A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−50469(P2006−50469)
【出願日】平成18年2月27日(2006.2.27)
【分割の表示】特願2002−500012(P2002−500012)の分割
【原出願日】平成12年6月1日(2000.6.1)
【出願人】(501217020)トレドガー フィルム プロダクツ コーポレイション (8)
【Fターム(参考)】