説明

振動式コンベア

【課題】合成樹脂製エラストマからなるパッキン材を使用することなく排出口を確実に閉止できるとともに、金属粉の発生を抑制して搬送材への異物の混入を抑えることができ、さらに、メンテナンス作業を大幅に軽減できる振動式コンベアを提供する。
【解決手段】搬送材を排出する排出口4と、排出口4を開口及び閉止する蓋部10とを有する振動式コンベア1であって、排出口4と蓋部10とが周方向に沿って線接触することにより、排出口4が閉止されることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、樋状のトラフを振動させることによってトラフ上に載置された搬送材を搬送する振動式コンベアに関する。
【背景技術】
【0002】
振動式コンベアは、搬送方向に延びる樋状のトラフと、このトラフに振動を与える振動付与手段とを備えたものである。トラフの一端側に設けられた投入口から搬送材が投入され、トラフ上に載置される。このトラフを振動付与手段によって振動させることにより、トラフ上に載置された搬送材が搬送方向に向けて搬送される。所定の位置まで搬送された搬送材は、トラフに設けられた排出口を通じて外部へと排出される。このように、振動式コンベアは、搬送材を所定の位置まで移送する手段として用いられるものである(特許文献1参照)。
【0003】
食品材料などを搬送する振動式コンベアでは、外部からのゴミなどの混入を防止するために、トラフをケーシング内に収容したものが広く使用されている。
このような振動式コンベアでは、ケーシングに設けられた排出口に開閉可能な蓋部を設けて、必要に応じて排出口を開口させて搬送材を取り出す構成とされたものが提供されている。
【0004】
一般に、トラフを収容するケーシングや排出口を開閉する蓋部は、汎用材料である鋼材などの金属で構成されており、排出口を蓋部で閉止した際に金属面同士が接触することになる。このような振動式コンベアでは、蓋部の開閉動作や振動付与手段による振動によって、排出口の金属面と蓋部の金属面が摺動し、摩擦により金属粉が発生して搬送材に混入してしまうおそれがあった。また、表面が硬く弾性変形量が小さい金属面同士を接触させているために、蓋部及び排出口の接触面に異物が付着していた場合には、異物が蓋部と排出口との間に挟み込まれてしまい排出口を閉止できなくなることがあった。
【0005】
そこで、このような金属面同士の接触部分にパッキン材を配置することがある。パッキン材は、例えば二トリルゴム(NBR)、フッ素ゴム(FKM)、シリコンゴム(VMQ)などの合成樹脂製エラストマから構成されており、弾性変形量が金属に比べてはるかに大きなものである。このパッキン材が蓋部と排出口との間に配置された場合には、蓋部が排出口に向けて押圧された際にパッキン材が潰れるように弾性変形して、排出口と蓋部との間が密封されることになる。
【0006】
この構成の振動式コンベアでは、金属面同士が直接接触していないので、蓋部の開閉動作や振動付与手段による振動によって金属粉が発生せず、搬送材に金属粉が混入することを防止できる。また、蓋部と排出口との間に異物が挟みこまれた場合でも、パッキン材が弾性変形して異物を包み込むので、排出口を閉止することができる。
【特許文献1】実開平07−25975号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、合成樹脂製エラストマによって構成されたパッキン材を使用した振動式コンベアでは、使用による劣化によってパッキン材の一部が剥がれ落ちて搬送材に混入してしまうことがあった。また、パッキン材が劣化して弾性変形量が低下した場合には、排出口を閉止できなくなるといった問題があった。
【0008】
また、パッキン材の劣化を確認するために点検作業を頻繁に行う必要があり、パッキン材の劣化が確認された際にはパッキン材を早期に交換する必要があった。このように、パッキン材を使用した振動式コンベアでは、メンテナンス作業に多くの時間と労力を要するために、稼働率が低下してしまうといった問題があった。
さらに、搬送材とパッキン材との組み合わせによっては、搬送材とパッキン材とが反応してしまい、パッキン材の早期劣化や搬送材の変質などが発生する場合があった。このため、搬送材の種類に応じてパッキン材を選択及び交換する必要があった。
【0009】
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであって、合成樹脂製エラストマからなるパッキン材を使用することなく排出口を確実に閉止できるとともに、金属粉の発生を抑制して搬送材への異物の混入を抑えることができ、さらに、メンテナンス作業を大幅に軽減できる振動式コンベアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る振動式コンベアは、搬送材を排出する排出口と、該排出口を開口及び閉止する蓋部とを有する振動式コンベアであって、前記排出口と前記蓋部とが周方向に沿って線接触することにより、前記排出口が閉止されることを特徴としている。
この構成の振動式コンベアでは、排出口と蓋部とが周方向に沿って線接触するように構成されているので、接触面積が小さくなる。よって、蓋部と排出口との接触圧力が高くなって排出口が強固に閉止されるので、排出口と蓋部との間に合成樹脂製エラストマからなるパッキン材を配置する必要がない。
【0011】
ここで、前記排出口と前記蓋部とを線接触させるために、前記蓋部の少なくとも一部が前記排出口の中に嵌入される嵌入部とされ、前記嵌入部の外周面と前記排出口の内周面とが周方向に沿って線接触することにより前記排出口が閉止され、前記嵌入部の前記外周面及び前記排出口の前記内周面のうち少なくとも一方の面は、前記蓋部の嵌入方向に対して傾斜する傾斜面とされており、前記一方の面の前記嵌入方向に対する傾斜角と、他方の面の前記嵌入方向に対する角度とが、互いに異なるように形成された構成とすることが好ましい。
この構成の振動式コンベアでは、排出口の内周面と、排出口に嵌入される蓋部の外周面とが異なる角度となるように形成されているので、排出口と蓋部とが線接触することになり、排出口が確実に閉止される。
【0012】
さらに、前記蓋部の前記外周面と前記排出口の前記内周面とを線接触させるための具体的手段として、前記蓋部の前記外周面を、前記排出口に近づくにしたがい漸次前記蓋部の内側に後退する傾斜面とし、前記排出口の前記内周面を、前記嵌入方向に平行に延びるように形成することが好ましい。また、逆に、前記蓋部の前記外周面を、前記排出口に近づくにしたがい漸次前記蓋部の内側に後退する傾斜面とし、前記排出口の前記内周面を、前記嵌入方向に平行に延びるように形成しても良い。
これらの構成の振動式コンベアでは、蓋部の外周面と排出口の内周面とが確実に線接触することになり、排出口が確実に閉止される。また、蓋部及び排出口が非常に簡単な形状とされている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、合成樹脂製エラストマによって構成されたパッキン材を配置することなく排出口を閉止することができるので、パッキン材の点検作業や交換作業を行う必要がなくなり、振動式コンベアのメンテナンス作業を大幅に軽減できるとともに、振動式コンベアの稼働率を高くすることができる。また、搬送材に応じてパッキン材を選択及び交換する必要がなく、搬送材を安定して搬送することができる。
【0014】
また、蓋部と排出口との接触面積が小さいので、蓋部の開閉動作や振動付与手段による振動によって、排出口の金属面と蓋部の金属面が摺動する部分が少なくなり、金属粉の発生が抑制されて搬送材への異物の混入を抑えることができる。
また、蓋部と排出口との接触面積が小さいので、異物が蓋部と排出口との間に挟まりこむことが少なく、排出口を確実に閉止することができる。
【0015】
また、蓋部の外周面を排出口に近づくにしたがい漸次蓋部の内側に後退する傾斜面とし、排出口の内周面を嵌入方向に平行に延びるように形成したものや、蓋部の外周面を排出口に近づくにしたがい漸次蓋部の内側に後退する傾斜面とし、排出口の内周面を嵌入方向に平行に延びるように形成したものでは、排出口の内周面や蓋部の外周面に異物等が付着していた場合でも、蓋部を排出口内に嵌入する際に、異物等が傾斜面に沿って移動されるので、蓋部と排出口との間に異物等が挟まるおそれが無く、さらに確実に排出口を閉止することができる。
また、蓋部及び排出口が非常に簡単な形状とされているので、清掃などのメンテナンスが容易である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の実施形態について添付した図面を参照して説明する。図1から図3に本発明の実施形態である振動式コンベアの排出口近傍を示す。
振動式コンベア1は、搬送方向Cに向けて延びるケーシング2と、ケーシング2に対して振動を与える振動付与手段(図示せず)とを有している。
【0017】
ケーシング2は、鋼材によって構成され、図2及び図3に示すように概略円筒状に形成されている。このケーシング2の底面部がトラフ3を構成している。つまり、ケーシング2とトラフ3とが一体成形されているのである。
ケーシング2の一端側には、搬送材が投入される投入口(図示せず)が設けられており、ケーシング2の他端側には、搬送された搬送材を外部に排出する排出口4が設けられている。
【0018】
排出口4は、ケーシング2の底面からケーシング2の延びる方向(搬送方向C)に対して垂直に下方に向けて突出する円筒状に形成されている。そして、排出口4の端面6は、排出口4がなす円筒の軸線方向、つまり、排出口4の内周面5が延びる方向に対して垂直に形成されているのである。また、排出口4は鋼材によって構成されている。
この排出口4の下側には、フランジ継手7にて接合された搬送材移送部8が設けられている。この搬送材移送部8は、搬送材を外部から遮断した状態のままで次工程へと移送するものである。この搬送材移送部8の上方部分には、搬送材移送部8の側面から突出するように蓋部収容部9が形成されている。
【0019】
この蓋部収容部9の内部に排出口4を閉止する蓋部10が収容されている。蓋部10は鋼材によって構成され、外形が概略円盤状をなしており、図1及び図2に示すように蓋部10の一方の円形面11の外径が排出口4の内径よりも小さくされ、蓋部10の一部分が排出口4の中に嵌入できる構成とされている。また、蓋部10の他方の円形面12の外径は排出口4内径よりも大きくされており、蓋部10の外周面13は、一方の円形面11に近づくにしたがい漸次縮径する傾斜面とされている。
【0020】
蓋部10の他方の円形面12には、図1及び図2に示すように、蓋部10の他方の円形面12と平行に延びるように形成されたアーム部15の一端が接続されている。このアーム部15の他端側は、アーム部15が延びる方向に対して垂直に延びて蓋部収容部9を貫通するように配置された軸部16に固定部材17を介して固定されている。
軸部16は円柱状をなしており、図3に示すように、蓋部収容部9から突出された両端部が蓋部収容部9の両側面に備えられた一対の軸受部18にて回転自在に支持されて、一方の軸受部18から突出された軸部16の一端が回転係止部19にて係止されている。
【0021】
また、図2に示すように、蓋部収容部9の近傍にはエアシリンダ20が備えられており、ケーシング2が延びる方向(搬送方向C)に概略平行に延びるように配置されている。このエアシリンダ20は、筒状をなすシリンダ本体21とシリンダ本体21から出没可能に配置されたロッド22とから構成されている。シリンダ本体21の長手方向中央部が回転支軸23によって支持されており、この回転支軸23を中心としてシリンダ本体21及びロッド22が揺動可能とされている。
そして、ロッド22の先端部には、棒状をなす連結部材24の一端が接続されており、連結部材24の他端側が回転係止部19に係合され、ロッド22を出没させることにより、軸部16を回転させることができる構成とされている。
【0022】
また、排出口4に対向するケーシング2の上面には、図2に示すようにケーシング2が延びる方向(搬送方向C)に対して垂直に上方に向けて突出した点検口25が形成されている。
また、蓋部収容部9の側面には、図2及び図3に示すように断面概略長方形をなす点検用窓26が設けられている。
【0023】
次に、このように構成された振動式コンベア1の作用について説明する。
投入口(図示せず)から搬送材がケーシング2の内部に投入され、ケーシング2の底面がなすトラフ3上に搬送材が載置される。振動付与手段(図示せず)によってケーシング2(トラフ3)に振動を付与すると、この振動に伴って搬送材が搬送方向Cに向けて搬送される。所定の位置まで搬送された搬送材は、ケーシング2(トラフ3)の底面に形成された排出口4から排出され、搬送材移送部8を通じて次工程へ移送される。
【0024】
排出口4には、開閉可能な蓋部10が備えられている。蓋部収容部9の近傍に配置されたエアシリンダ20のロッド22を突出させることにより、連結部材24が回転係止部19を中心として回転方向Vに向けて回転移動する。この際、シリンダ本体21及びロッド22は回転支軸23を中心として揺動することになる。連結部材24の回転に併せて回転係止部19に係止されている軸部16が回転する。この軸部16の回転に伴ってアーム部15が軸部16の軸線を中心として回転方向Xに向けて回転移動し、蓋部10が排出口4下方に向けて移動され、排出口4が開口されるのである。排出口4が開口された状態では、図1に示すように、蓋部10は搬送材移送部8から突出された蓋部収容部9にすべて収容され、排出口4の下方側が大きく開放されている。
【0025】
一方、エアシリンダ20のロッド22を後退させることによって、連結部材24が回転方向Wに向けて回転移動して軸部16が回転され、アーム部15が回転方向Yに向けて回転移動する。そして、蓋部10の一方の円形面11が、排出口4がなす円筒の軸線方向を嵌入方向Pとして排出口4に嵌入され、アーム部15によって蓋部10が排出口4側に押圧されることにより、排出口4が閉止されるのである。本実施形態では、排出口4の内周面5と蓋部10の嵌入方向Pとが平行とされている。
【0026】
本実施形態による振動式コンベア1によれば、排出口4の端面6が排出口4の内周面5に垂直に形成されるとともに、この排出口4に嵌入される蓋部10の外周面13が傾斜面とされているので、蓋部10を排出口4に嵌入した際に、排出口4の内周面5と端面6とが交差する周縁部Eと、蓋部10の外周面13とが線接触することになり、排出口4が強固に閉止される。よって、パッキン材を配置することなく排出口4を閉止することができ、パッキン材の点検作業や交換作業を行う必要がなくなり、振動式コンベア1のメンテナンス作業を大幅に軽減できるとともに、振動式コンベア1の稼働率を向上させることができる。
【0027】
また、蓋部10と排出口4とが線接触とされているので、蓋部10の開閉動作や振動によって金属面同士が摺動する部分が少なくなり、金属粉の発生を抑制して搬送材への金属粉の混入を抑えることができる。さらに、接触面積が小さくされているので、接触圧力が高くなり排出口4を強固に閉止することができる。
【0028】
また、排出口4の内周面5や蓋部10の外周面13に異物が付着していた場合でも、蓋部10を排出口4内に嵌入する際に、異物等が蓋部10の外周面13がなす傾斜面に沿って移動されるので、蓋部10と排出口4との間に異物が挟まるおそれが無く、確実に排出口4を閉止することができる。
また、蓋部10及び排出口4が非常に簡単な形状とされているので、清掃などのメンテナンスが容易である。
【0029】
さらに、本実施形態では、排出口4の下側に搬送材導入部及び蓋部収容部9が設けられ、蓋部10が搬送材導入部内で可動する構成とされているので、排出口4を開口して搬送材を取り出す際にも外部との接触を防止でき、ゴミ等が搬送材に混入することを防止できる。
また、排出口4を開口した状態では、蓋部10が蓋部収容部9にすべて収容されて排出口4の下方側が大きく開放されているので、排出口4から排出された搬送材をスムーズに次工程へと移送できる。
【0030】
以上、本実施形態に係る振動式コンベアについて説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、排出口の内周面を嵌入方向Pに平行とするとともに排出口の端面を嵌入方向Pに垂直に形成し、蓋部の外周面を傾斜面としたもので説明したが、これに限定されることはなく、排出口の内周面を傾斜面とし、蓋部の外周面を嵌入方向Pに平行としたものであってもよい。蓋部と排出口とが線接触して排出口が閉止されるものであればよい。
【0031】
また、排出口の下方に搬送材導出部を設け、この中に蓋部を収容したもので説明したが、搬送材導出部が設けられていないものであってもよい。
さらに、蓋部の移動をエアシリンダの作動によって行う構成としたもので説明したが、蓋部の動作機構に限定はなく、油圧シリンダやモータ等の他の機構を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の振動式コンベアの排出口の開閉動作を示す説明図である。
【図2】図1の振動式コンベアの排出口近傍の側面部分断面図である。
【図3】図2の正面部分断面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 振動式コンベア
4 排出口
5 内周面
10 蓋部
13 外周面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送材を排出する排出口と、該排出口を開口及び閉止する蓋部とを有する振動式コンベアであって、
前記排出口と前記蓋部とが周方向に沿って線接触することにより、前記排出口が閉止されることを特徴とする振動式コンベア。
【請求項2】
前記蓋部の少なくとも一部が前記排出口の中に嵌入される嵌入部とされ、前記嵌入部の外周面と前記排出口の内周面とが周方向に沿って線接触することにより前記排出口が閉止され、
前記嵌入部の前記外周面及び前記排出口の前記内周面のうち少なくとも一方の面は、前記蓋部の嵌入方向に対して傾斜する傾斜面とされており、
前記一方の面の前記嵌入方向に対する傾斜角と、他方の面の前記嵌入方向に対する角度とが、互いに異なるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の振動式コンベア。
【請求項3】
前記蓋部の前記外周面が、前記排出口に近づくにしたがい漸次前記蓋部の内側に後退する傾斜面とされ、前記排出口の前記内周面は、前記嵌入方向に平行に延びるように形成されたことを特徴とする請求項2に記載の振動式コンベア。
【請求項4】
前記排出口の前記内周面が、前記蓋部に近づくにしたがい漸次前記排出口の外側に広がる傾斜面とされ、前記蓋部の前記外周面は、前記嵌入方向に平行に延びるように形成されたことを特徴とする請求項2に記載の振動式コンベア。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2008−143642(P2008−143642A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−331838(P2006−331838)
【出願日】平成18年12月8日(2006.12.8)
【出願人】(000002059)神鋼電機株式会社 (1,111)
【Fターム(参考)】