説明

掃除装置およびその構成方法

複数のファイバ(3)が融着されて、突き出ている熱可塑性材料の柔軟なベース部材(2)から構成されて曲線形構成(例えば螺旋状(4)またはU字状(63〜65)構成)に形成された掃除装置(1)およびそれの製作方法。前記方法は、ベース(2)をそれが軟化して、U字状構成に曲がるまで加熱し、次に、ベース部材(2)を冷やすかまたはベース(2)を回転心棒(11)上に螺旋状に巻回するステップ、心棒(11)を止めてベース部材(2)の端を切断するステップ、およびベース部材(2)をそれがそのU字形または螺旋形の構成を保持するように冷却するステップを含んでいる。芯部材(78)が、また、螺旋状の構成の孔を通して挿入され、ベース部材(2)の一つ以上の点で取付けられて管状部材(45)を通して掃除装置(1)を押し込みできるようにしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、具体的には、全ての金管楽器のスライド弁を掃除するために構成されているが、また、化学研究室および他の工業用および商用で用いられるガラス容器から、食品調製において用いられる台所用品まで全ての形式の管状装置を掃除する際に用いることができる。
【背景技術】
【0002】
トランペット、フレンチホルン、フリューゲルホルン、コルネット、メロフォン、バリトン、ユーフォニューム、チューバなどの着脱可能なスライドを有するか全ての金管楽器は、周期的に掃除しなければならない。この作業のためのブラシが開発されて、市販されている。これらのブラシの全ては、ある程度まで曲げられる一対のねじられた針金に機械的に結びつけられたまっすぐなファイバまたは剛毛から構成されている。そのような針金に関する問題は、プラスチックまたはゴムのキャヅプが針金の端部から切り離された場合、尖った角のついた針金端部が、特に、鋭角で、小さい直径の方向転換部を有するものでは、楽器の軟質ブラスの薄肉金属チューブに傷をつけたりまたは実際に穴を開ける可能性がある。撚り線ブラシは特に柔軟なわけではなく、これはさらに楽器の内壁の削り傷および掻き傷を悪化させる。楽器の多くのスライドが180度の方向転換部を形成されているので、スライドの形状を損うことが不注意や若いアマチュア音楽家の取扱いで起こる可能性がある。
【0003】
実験室のガラス器具と同様に楽器および熱交換器が広範囲の長さおよび直径で構成されている。撚り線から作られた万能ブラシが異なる直径および異なる長さを扱うために簡単には利用できない。異なる長さを適応させる試みの多くのブラシは、単に非常に長いハンドルの端にファイバを有するだけである。ブラシが器具、熱交換器またはガラス製品の中間部分で起こる鋭角の湾曲部を押し通される必要がある場合、ファイバで覆われないブラシの部分は、金属またはガラスの管の内壁を撚り線ブラシのずっと硬い表面から保護するために、軟かい柔軟な鞘で被われなければならない。
【特許文献1】なし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の要旨は、金属部品を全く含まず、掃除される物より硬い部品のない掃除装置である。したがって、掃除装置にある材料を引っ掻いたり、こすったりまたは別な方法で傷つけたりすることが除かれて楽器、理化学用ガラス器具、家庭用品またはその他の被掃除物を保護する。
【0005】
本発明の目的は、製造費が安く、様々な長さ、孔の大きさおよび扇形方向転換の内部通路を有する物体をきれいにするのに用いることができ、なお、ずっと広範囲のさまざまな被掃除物体に適応させるために、異なる形、長さおよび直径に容易に改造され、製造できる安価で使いやすい掃除装置を提供することにある。
【0006】
更なる目的は、掃除装置が、管の外周部と同様に、管の内壁をきれいにできるように、ベース構造を容易に改造できるように、芯または軸のない掃除装置を提供することである。
【0007】
なお、更なる目的は、すぼまっている穴を通って挿入されるか、または管状の部材内の鋭角湾曲部を通って引き抜かれるとき、その直径を自動的に縮小するように伸びる固有の能力を有する掃除装置を提供することである。この特徴は、掃除装置の直径を小さくするのを、ある状況下では掃除装置のファイバを曲げ、他の状況においてはファイバの曲げ方を少なくするということなく、可能にする。
【0008】
もう一つの目的は、管の絞られた部分から管のより広い部分へ動くとき直径を大きくし、なお掃除されている管の内壁に比較的直角の関係に掃除ファイバを維持する固有の能力を備えた掃除装置を提供することである。
【0009】
なお他の目的は、同じ基本要素から様々な形、様々な形状および大きさで製作できる掃除装置を構成する方法を提供することである。
【0010】
もう一つの目的は、両端部に孔を備えていえてもいなくてもよい管状部材に押し通されるとき、特定の物体を清掃するために曲がらないように寸法決めされて、構成される芯部材に取付けられる前述のベースから作られる掃除装置を提供することである。
【0011】
もう一つの目的は、清掃機能を可能にするために掃除装置を押したり、引いたり、または「鋸引き」の際のよう往復運動様式で動かしてさえもよいように掃除装置の一方または両方の端にリーダーを設けることである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一つの面によれば、前記目的は、熱可塑性プラスチヅク材料から形成された細長い柔軟なベース部材の一部分の少なくとも片側からファイバが突き出ているものを螺旋状に巻いてできる構成によって達成できる。
【0013】
本発明のもう一つの面によれば、前記目的は、前記細長い柔軟なベース部材によって形成される貫通孔の一部分を通して挿入され、前記柔軟なベース部材の長さに沿って一つ以上の点で前記ベース部材に接続される非延伸性で、比較的非圧縮性のプラスチック芯部材を備えることによって達成される。
【発明の効果】
【0014】
本発明の掃除装置は、それを直径が小さくて非常にきつい直角の方向転換部を有するトランペット弁スライドのすべてを通して挿入し、引抜くことができるので、理想的であると分かった。掃除装置が、プラスチックで全面的に作られているので、すべり弁の内側の壁をこすったり、または、弱いか古い金管楽器に穴を突きあけたりする金属針金がない。掃除装置それ自体は、使用後ごとに容易に掃除できる。本発明の掃除装置は、軽くて、隙間がない螺旋形に丸くなり、使用に備えては即座にかつ自動的にまっすぐな形状に戻る。プラスチヅクから作られている掃除装置全体は、速く乾燥し、部品については、それは、高価な防水被覆物を必要としないで、錆つかないかまたはそれが掃除している楽器または管材料を錆させたり、汚染したりしない利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の掃除装置1は、簡単にいえばべ一ス部材2とベース部材2に一体に接続され、そこから突き出ている複数のファイバ3から成り、ベース部材2は、細長い螺旋形状4を有する。
【0016】
図5および6に最もよく示されているような掃除装置の好ましい形において、ベース部材2は、細長い螺旋形状を有する。
【0017】
発明の一つの形においては、べ一ス部材2は、図5に示す一定のねじれ角5をもった細長い螺旋形状4を有する。
【0018】
掃除装置のもう一つの形においては、べ一ス部材2は、様々なねじれ角を有する細長い螺旋形状を有する。
【0019】
図5および7に示す掃除装置1のさらに別の形においては、掃除装置は、互いにぴったりとくっついているコイル6をもった掃除装置を形成する選択されたねじれ角5を有する細長い螺旋形状4をもったベース部材2を有する。
【0020】
図6に図示した掃除装置のもう一一つの形においては、ベース部材2′は、図5における距離43より大きい選択された距離43′だけ互いに間隔を離されたコイル6′をもった装置を形成する選択されたねじれ角5′を有する細長い螺旋形状4′を有する。
【0021】
掃除装置のさらに別の形においては、ファイバは、ベース部材2から選択された様々な長さでベース部材2から突き出ている。
【0022】
掃除装置のもう一つの形においては、べ一ス部材2は、一定の選択されたねじれ角5を有する細長い螺旋形状4を有する。
【0023】
掃除装置のそのほかの形においては、ベース部材2が選択された変動ねじれ角5を有する細長い螺旋形状4を有する。
【0024】
本発明のもう一つの好ましい形においては、べ一ス部材2は、熱可塑性のバネ記憶材料から形成されている。
【0025】
図4に示されているように、本発明の掃除装置の基本構成要素は、単にベース部材2に同じ材料のファイバ3が融着されたポリプロピレンのような熱可塑性プラスチック材料2のストリヅプであるに過ぎない。ベース部材2に線状体3を融着することによって、それらが実際に切断されなければ、フアイバをベース部材から分離することができない。ベース部材2およびファイバ3の原料の一つは、数年の間多くの製造業者によって作られ、多くの業界において絶縁材料として主に用いられている製品である。この製品は、熱可塑性であって、それの固有軟化温度に達すると、それを心棒11に容易に巻くことができる。べ一ス部材2を冷却すると、ベース部材2が心棒11と同じ形状をとる。この製品は、螺旋に巻いて両端に力を加えると、螺旋が伸びるように、なるべくならバネ記憶材料であるのがよい。力が解放されると、螺旋はその以前の長さおよび直径に戻る。
【0026】
リーダーを管の中の「キャッチ点」を通り越して導くために、ポリプロピレン球をリーダー18の端部19およびベース部材2の他端で融着するのが好ましい。
【0027】
本発明の方法を実行するための装置の説明
図1、2および3は、本発明の方法を実行するための装置を例示している。図面は、略図であって本方法を理解するために装置の簡易化形を例示する。掃除装置1の大量生産を向上させるための種々の変更および改良を考えている。
【0028】
プラットホーム31が設けられて、それに様々な大きさの心棒11を解放可能に握持するチャック35に接続された駆動軸34を回すモータ33の速度を制御する速度制御装置32が取付けられている。ベース部材2の端部を握持するための握持部材12は心棒11に取付けられ、心棒11と一緒に回転する。案内20がベース部材2を心棒11の軸22に関して選択された角21でそれを通して導くために往復台24に枢回可能に取付けられている。なるべくなら、熱管36からの熱気がベース部材2に向けられるように、べ一ス部材2は下向きにファイバ3と一緒に案内部材20に入るのがよい。熱管36は、ベース部材2が全く案内部材20を通って送られていないとき、温度を測定し、温度が装置の操作を開始するのに十分に高いときを知らせる熱的装置38の上へ熱が向けられるようにスイベル装置37に取付けられるのが好ましい。往復台24が軌道26の中でプラットホーム31を横切る速度を制御するために、速度制御弁39が設けられてもよい。剪断装置40がリーダー端部19でベース部材2を切断する。角制御装置41が心棒11の軸22に対して変動角21でベース部材2を送るために、選択された角で案内20を旋回する掃除装置が選択された数のコイル6を受けたとき、心棒11の回転は止められ、冷却空気が冷却管42または他の冷却手段を通って熱くなったベース部材2に向けられる。心棒11が中空の場合、冷却管42は、心棒を通して配置されてもよい。
【0029】
本発明の種々の掃除装置は、熱可塑性プラスチック材料で形成され、複数のファイバ3が一体に接続されて突き出ている細長いベース部材2を選ぶステップ、図3に示されているように、ベース部材2の第1の部分10を心棒11上の起点12で回転可能な心棒部材11に取付けるステップ、同時に心棒11を回転させて、心棒11上の起点12からの距離を絶えず大きくしながら心棒11の上ヘベース部材2を次第に送る回転送出ステップ、ベース部材が心棒11の外表面14に一致するように熱可塑性プラスチック材料を軟化させるのに十分な熱をペース部材2に加えるステップ、心棒11上の起点12から離れた選択された終点15に達するまで、回転送出ステップを続けるステップ、ベース部材2が固くなって心棒11の外表面14に一致したままになるまで、冷却媒体をベース部材2に加えるステップ、および心棒11からベース部材2を除くステップを含む方法を用いて作られる。
【0030】
掃除装置1を作る好ましい形において、製作方法は、ファイバ3が細長いベース部材2の片方だけから突き出ているべ一ス部材2を選ぶステップおよびファイバ3が半径方向に外向きに心棒11から突き出るように、べ一ス部材2が心棒11の外表面14の上へ送られるように、前述のように、心棒11の上ヘベース部材2を送るステップを含んでいる。
【0031】
掃除装置を形成するためのもう一つの方法において、ファイパが細長いベース部材2の片方だけから突き出ているベース部材2が選ばれている。内壁を有する管状形状を有する心棒が選ばれる。ベース部材2は、心棒上のクランプ部材または他の取付け部材に着脱自在に取付けられる。心棒が回転されるにつれて、フアイバ3が心棒管の内壁から半径方向に内方に突き出るように、べ一ス部材2は心棒管の中に送られる。この構成方法を用いることによって、管の外周を掃除するときに有効である掃除装置が形成される。そのような状況は、管がある管の内側にあり、標準の掃除装置で管の外部表面を掃除することが困難な場合に存在することがある。この装置は、また、ガラス製飲用容器または他の管状の家庭用品の外表面を掃除するときに用いることができる。
【0032】
本発明の掃除装置1を形成するための好適な方法は、図1および3で示す心棒11の上ヘベース部材2を送るステップの前に、ベース部材2を軟化するために熱を加えることである。前に示された他の方法は、予熱されるかまたは送りステップの間加熱される心棒11の上へべ一ス部材2を未変化状態で送ることを含んでいてもよい。加熱方法は、心棒に熱いガスを吹きつけるステップ、超音波を加えるステヅプ、または電流を心棒に流すステヅプを含む。
【0033】
掃除装置の代替形を作るもう一つの方法は、前述の掃除装置を作るステップに従うことである。その時は、装置の選択された数のコイル6が心棒11に巻かれた後、心棒11の回転は止められ、最後のコイル6のところまたはその近くでべ一ス部材2を切断する代わりに、ベース部材2は、心棒に送られたベース部材2の最後の部分から選択された距離のところで切断される。このようにして、管状部材45を通して送るのに用いられることができ、一旦リーダー端部19が、図7に示されるように、管45から現れると、掃除装置1の残りを管を通して引き抜くことができ、それは、通常、管状部材45を通して掃除装置を押すことよりずっと容易であり、図7に例示のように、管45が部分46のところで180°の方向転換をする場合特にそうである18が提供される。
【0034】
本発明の掃除装置1を心棒11の上へ完全に手で送ることができようが、なるべくなら、ベース部材2を図3に示すように、心棒の縦の軸22に関して特定の角21で特定の回転角で心棒11の上へ送ることができるように、案内20を設けるのがよい。
【0035】
掃除装置1はまた、ベース部材2が心棒11に最初に入った点23からベース部材2が軸方向に次第に大きくなる距離で心棒11に入るように、回転心棒11の上ヘベース部材2を送ることによって手で形成できる。互いに均一な距離、次第に大きくなるかまたは次第に小さくなる距離で間隔を置いて配置された掃除装置1のコイル6でより一様な方法で掃除装置1を作るために、図1、2および3で示す往復台手段24が案内部材20を運ぶために設けられる。往復台手段24は、軌道26または他の任意のスライド機構に沿って動く車25を設けられてもよい。通常、往復台手段24は、送りステップの間、選択された速度で動かされる。往復台手段24は、図1に示す両方向の矢印30の方向に前後に動かされる。べ一ス2が心棒11の上へ送られているとき、往復台は、図3において例示された矢印44の方向に動かされる。
【0036】
コイル間の距離が変わるコイル6を有する掃除装置1を作るために、回転送出ステップの間、往復台24の速度を変える速度制御装置39を設けることできる。したがって、掃除装置の挿入部分が管の内壁に加える圧力が小さく、したがって、掃除される管を通過する掃除装置1の受ける抵抗が少なくなるように、掃除装置の挿入部分で広く間隔をあけたコイル6を有する掃除装置1が構成される。リーダー部材18が掃除される管を通ったのち、詰込密度のより高いコイルを有する掃除装置の部分が管に入る。管を通過したことにより増加した抵抗は、リーダー部材18を掴んで管を通して掃除装置1を引くことによって克服できる。
【0037】
各々のコイル6′の面が掃除装置1′の縦の軸29に関して変えられる掃除装置1′のもう一つの形を構成できる。図6に示されているように、角5′は、図5で示す角5より大きい。これは、コイル6′に図5における縦軸29に関する角28より掃除装置1′の縦軸29′に関して小さな角28′をもたせる。本発明のこの形の一つの利点は、コイルの角度が大きくなるにつれて、コイル間の距離が大きくなる。これは、非掃除表面に接触するファイバの量を減らし、抵抗を減らす一つの方法であり、用途によっては好都合である。
【0038】
べ一ス2が心棒11に送られる角21が送り操作の間に変えられる掃除装置1のさらに別の形を構成できる。そうすると、掃除装置1の縦軸29に対してべ一ス2によって作られる角度5は変るであろう。掃除装置1のある部分のコイル6が、掃除装置1の異なる部分のコイル6より大きな角5なしている。例えば、掃除装置1が掃除される管に入ることをより容易にするために、縦軸29に関するコイル6の角5は、掃除装置1の後端での縦軸29に関するコイルの角より大きくてもよい。コイル角5のこの二重性は、いくつかの特殊化されたある木ねじにおいて用いられ、その場合には、ねじは、ねじ先に急速に木製部材に入るのを可能にするために先がとがった端部で大きなねじ山の角度を有し、それから、ねじが木材に入ったあと、ねじ山の角度は小さくなる。この二重のねじ山の角度は、管掃除装置業界においては知られていない。そのような二重角の掃除装置の場合および先端部で生じるより大きな角度のついたコイルの場合、掃除装置が小さい直径で管に入ることが容易になる。
【0039】
ほとんどの場合に、ファイバ3が全くない先端コイル27に隣接したリーダー18を備えた掃除装置を提供することが望ましい。従って、選択された数のべ一ス部材2のコイル6およびファイバ3が心棒11に形成されたあとで回転は止められ、ペース部材2は冷却され、ベース部材2は最後のコイル6から測定された距離で切断され、それから、ファイバ3はリーダー18の最後のコイル6と端部19の間でベース部材2から切断される。
【0040】
掃除装置の特殊ないくつかの用途は、図8に示された先端部18″および後端部47を必要とする。先端部18″および後端部47を設けることによって、掃除装置1″が、管状の部材48を通して挿入され、掃除装置1″の本体が管48の予め定められた部分に達し、そして次に、先端部18″と後端部47を掴むことができるまで、さらに先端部18″によって引かれることができ、両方向の矢印68および69によって示されるように、掃除装置1″を管48の内部で前後に往復運動させることができる。そのような手順は、管48を完全に通して掃除装置1″を引き抜き、次に、管48に掃除装置1″を再挿入するより管48を掃除するときに効果的で確かにずっと速い。
【0041】
掃除装置を作る方法を変えるときに行われるべきことは極わずかである。一つの解決案が、単に後端部47になるべきべ一ス部材2の部分を測定し、単にベース部材2を後端部47の上流端部49で心棒11に取付けることである。掃除装置1が形成されて冷却された後に、コイル6″上のファイバ3″は後端部47を形成するベース部材2″から単に切断されるだけである。
【0042】
異なる形式のファイバ3で形成されているべ一ス部材2から掃除装置のさらに別の形が構成される。例えば、いくらかのファイバは柔らかくてもよく、いくらかのファイバは比較的より硬くてもよいだろう。掃除装置のさらに別の形は、異なるファイバ3(例えば綿繊維および人工繊維)の混合物をベース部材2に設けることであろう。そのようなファイバ3は、一様に混ざった分布のパターンまたは異なるファイバの分離された塊のパターンで、またはまさに、二つの形式のパターンの混合したものでベース部材2に取付けられてもよい。
【0043】
熱可塑性のべ一ス部材2を使用する融通性は、図5および6において例示されている掃除装置を比較することによって例示される。図5のベース部材2は、図6のべ一ス部材2″に大きさにおいて同一である。しかし、図6の掃除装置1′は、より長いファイバ3をつけるだけで図5に例示された掃除装置1より直径が大きい。同じベース部材2を用いている異なる直径の掃除装置はまた、異なる直径の心棒上にべ一ス部材を巻くことによって達成できる。
【0044】
コイル6の相互に対する間隔は、いくつかの方法で変えることができ、その中の一つが図6に示されている。図5に示すように、コイル6の間隔は、ファイバ3の密詰めが達成されるように非常に近くにある。これは、心棒に螺旋状に巻かれたベース部材2の間の空間43が小さくなるようにベース部材2を心棒11にほとんど直角に巻くことによって達成される。対照的に、図6においては、掃除装置ファイバ3′の詰め密度が小さくなるように、かなりの間隔が各々のコイル6′の間にある。図6に示すように、かなりの距離43′が、各々のコイル6′の間にある。これは、より大きな速度で往復台24を動かすことによって通常達成される。図6の掃除装置1′は、先端コイル27′に隣接した先端部18′を形成されてもよい。
【0045】
図5および6はまた、正確に同じベース部材2が使われ、ファイバ3が同じ方法で取付けられていてもコイル6の傾斜が変えられることを例示している。コイル6が掃除装置1の軸29とほとんど直角をなしているが、図6のコイル6′は、軸29′とより大きな角度5′をなしていることに注意されたい。これは、前述のように、往復台24の速度を変えるかまたはベース2を図5に示されるように異なる角21で心棒11の上へ実際に送るかのどちらかによって達成される。
【0046】
本発明の掃除装置の用途
本発明の掃除装置は、最初、金管楽器を演奏する音楽家が彼らの楽器を掃除するための掃除装置を提供するために発明された。例えば、図9に示されたトランペヅト50は、4つの弁スライド、すなわち第1スライド51、第2スライド52、第3スライド53およびチューニング・スライド54を有し、その全ては、楽器から取り外されて定期的に掃除する必要がある。
【0047】
本発明の掃除装置は、楽器に限られないで、化学研究室において使用するガラスまたはプラスチヅク管材料を掃除するために用いることができる。実際に、掃除装置が時々掃除をする必要のある管またはくびれた穴を有する多種多様な器具および装置に対して商売でまたは家庭で使うことができる。
【0048】
らせん形の装置の動作
図7を参照すると、図5において例示された装置のような掃除装置1が管45(例えば金属またはガラスの管)を掃除するために使用されることができる。掃除装置1を洗浄溶剤と一緒に、石鹸および水と一緒に、またはそれ自体によってのいずれかで使用できる。それを水と一緒に用いることによって、洗浄工程の間に管材料を洗浄するのを助ける管45は、例えば図9に例示されたトランペヅト50のスライド51〜54の一つのような任意の管の一部分であってもよいだろう。この管を掃除するために、先端部18は、最初に端部55を通して、それが端部56を通って出てくるまで挿入される。図7に図示されたように、掃除装置1が矢印57によって示された方向に管45を通して引かれるとき、矢印58によって示される管45のまっすぐな部分において掃除装置1の後端にあるコイル6は、事実上それらの元の相互間の間隔のままである。掃除装置が曲がった部分46のまわりで動くときべ一ス部材2に加わる引き抜き力は、曲がった部分の側面に対するファイバ3の摩擦があるので、大きくされなければならない。掃除装置1の移動に対するこの追加の抵抗は、螺旋形のベース部材2を引伸ばさせ、矢印59によって示されるように、各螺旋コイル6の間の間隔を大きくさせる。図6において示されるように、コイル間の間隔が開いて大きくなると、コイル6の有効径は、コイルの傾斜が図6に図示したように大きくなるということによって減らされる。コイルの有効径が小さくなるので、ファイバ3の端部が管45の内側壁60に加える摩擦が小さくなる。これは、管を通って掃除装置1を引抜きを容易にする。掃除装置1の全てが管の曲がった部分46を横切ったのちに、壁60に対する掃除装置1の摩擦は、低減らされ、コイル間の距離が小さくなるので、コイルにより大きな力をもう一度壁60に加える。図7に示すように、コイル76のようなコイルが管の端部56から現れると、ファイバ3およびべ一ス1の復元力のために、コイル6の直径は大きくなる。
【0049】
ベースの同様な延伸が間にくびれのあるところで起こる
【0050】
掃除装置の代替形および代替方法
図10、11および12を参照すると、掃除装置1″′の代替形が例示されている。掃除装置1″′が図4に図示されたのと同じベース2およびファイバ3から形成され、それらの両方がボリプロピレン熱可塑性プラスチックから作られている。掃除装置1″′は、角度的に関連した側面63および64を与えるように構成された端部分62を有するホルダー部材61、熱可塑性プラスチック材料から形成されたべ一ス部材2″′、ベース部材2″′に一体に接続され、そこから突き出ている複数のファイバ3″′、およびファイバ・ベース部材2″′とホルダー部材61から外向きに突き出るようにベース部材2″′が端部分62に重なって角度的に関連した側面63および64と合うように構成されている。ホルダー部材61は、円形かまたは正方形のような多角形であってよく、角度的に関連した側面は、曲線形、平坦形または面63および64が互いに対して角度がついている限り多面的であってもよい。
【0051】
ベース部材2″′の一つのストリップだけが、ホルダー部材61に取付けられたが、追加のファイバを与えるためにファイバを備えた二つ以上の部材を用いてもよいであろう。ホルダー部材は、掃除装置の特定の清掃目的によって、まっすぐでもまたは曲線でもよいだろう。
【0052】
なるべくなら、ベース部材2″′全体をホルダー部材61により容易に貼り付けできるように、熱可塑性のベース2″′は少なくともU字形の部分65において加熱され、材料の記憶形状をセットし直さなければならない。部材2″′は、テーピングなどの任意の機械的手段によって、または接着剤を加えることによって取付けできるが、後述の方法によってホルダー61の端部分62に取付けるのが好ましい。
【0053】
図1〜3に示されたらせん形の掃除装置を形成する方法の広範な実例を考慮すると、図10〜12に示された掃除装置を作るのに用いられる方法を理解するのに図面は必要ないと考える。
【0054】
掃除装置1″′を形成するための方法は、ポリプロピレンのような熱可塑性プラスチック材料から形成され、それに一体に接続され、そこから突き出る複数のファイバ3″′を有する細長いベース部材2″′を選ぶステップ、頭部分65およびぶら下がっている脚部分66と67を形成するU字形状に細長いべ一ス部材2″′を曲げるステップ、熱可塑性プラスチヅク材料の記憶形状をU字形状へセットし直すのに十分に熱可塑性プラスチック材料を加熱するステップおよび脚部分66と67をホルダー部材61に取付けるステップを含む。
【0055】
上述の方法を使用することによって、脚66と67は、ホルダー61にテープまたは他の機械的手段によって取付けできるが、好適な方法は、後述の方法によってベース部材2″′全体を取付けることである。
【0056】
掃除装置1″′を形成するためのもう一つの方法は、熱可塑性プラスチック材料から形成された端部分62を有するホルダー部材61を選ぶステヅプ、熱可塑性プラスチヅク材料から形成され、それに一体に接続されてそこから突き出ている複数のファイバ3″′を有する細長いベース部材2″′を選ぶスデップ、頭部分65およびぶら下がっている脚部分66と67を形成するU字形状に細長いべ一ス部材2″′を曲げるステヅプ、および熱可塑性の部分62と細長いペース部材2″′を熱可塑性のベース部材2″′の形状記憶をU字形状へし直させ、ホルダー部材61の熱可塑性部分の少なくとも一部分に細長いべ一ス部材2″′の少なくとも一部分を融着させるのに十分に加熱するステヅプからなる。
【0057】
要約すると、本発明の掃除装置は、熱可塑性プラスチック材料のストリップを加熱し、そのストリップを所望の形に曲げてそれからその材料を冷却することによってほとんどあらゆる幾何学的形状またはランダム形状へ形成できる。U字形および螺旋形状は、出願人によって想像される形のうちの二つを例示的に示しただけである。
【0058】
掃除装置の形状は、装置が使用される用途を決定するのに大きく影響する。再ぴ、金管楽器、化学研究室におけるガラス製品および普通の家庭用品における管を掃除することは、一般にブラシといわれる掃除装置が使われていた無限の用途のうちのほんの一例に過ぎない。
【0059】
図13〜27は本発明の代わりのいくつかの形を例示しており、それらの全ては前述の掃除装置に基づいている。代わりの形の全ては、同じベース部材、同じ螺旋状の構成および同じファイバを使用している。これらの要素の全てが同じプラスチック材料から作られ、そして、全てが上述の同じ方法を用いて構成されている。
【0060】
図13〜27に例示されている本発明の代替形の全てが一つの追加要素、すなわち、ベース部材が一つ以上の点で取付けられるかまたは連続的にさえ取付けられるプラスチック芯部材を含む。
【0061】
材料および構成の方法は、全く重複になるので、これ以上説明しない。類似要素は、それらが100台の連続番号指示子によって区別されていることを除いて、同じ番号をつけられている。
【0062】
説明を続けるのを容易にするために、13から27までの各図は、連続的順序で後述する。
【0063】
図13および14の掃除装置101には、熱可塑性材料から形成され、孔77が貫通して形成されている螺旋状構成104の形に形成された細長い柔軟なベース部材102がある。ベース部材102は、加熱および冷却時に第1の構成から第2の構成に記憶リセットできる特性を有する。非伸張性で比較的非圧縮性のプラスチック芯部材78が孔102を通して挿入され、一つ以上の点または連続的にベース部材に取付けられている。プラスチック芯部材は、ポリプロピレンまたはベース部材102に容易に取付けできる他のプラスチックから構成できる。好ましくは、材料は熱溶接によって取付けられるのがよい。
【0064】
芯部材78は、一端でベース部材102を越えて延長されて便利なハンドル79になっている。ハンドルは、ボイラー管または他の長い管の掃除をするために5〜7センチから数メートルまでのいろいろな長さのものにできる。ファイバ103は、掃除装置を比較的小さい直径の管に嵌めて掃除をすることができるように、比較的短い。ファイバ103は、掃除装置の使用法によっては比較的固くてもよいし、または比較的柔軟であってもよい。図示のような装置は、ベース部材に取付けられたファイバの数が少なめで、ファイバの比較的密度の低い配列になっている図14に見られるように、掃除装置は、ハンドル79を取って管80に押し込み、次に、ハンドルを引いて装置を引っ込めてもよい。図示のような装置においては、ベース部材102が連続的に芯部材78に接続されるのが好ましい。
【0065】
図15および16は、図13および14の掃除装置と同様に構成されているが、以下の違いを有する掃除装置201のもう一つの形を例示している。掃除装置201の芯部材178は、形ハンドル179に対する一端に延長されて、形ハンドル81に他端に伸びた。二つのハンドルを設けることによって、掃除を遂行するために鋸引き的動作で掃除装置を前後に容易に動かすがことができる。掃除装置は、管180を通して矢印82および83で示すように、いずれの方向にも押し込むことができる。芯部材178は一つ以上の点にベース部材202に取付けられることがでる、本発明のこの形では、接続は連続的であるのが好ましい。ファイバ203は比較的短いが、図13および14のファイバ103と比較して、ファイバの数は非常に多くされ、密集して詰められていることに留意されたい。
【0066】
図17は、図15および16の掃除装置201と同様であるが、ハンドル279が一つだけしかない掃除装置301を例示している。ベース部材302は、一つ以上の点でかまたは連続的にでも芯部材278に接続されている。ファイバ303は、ベース部材302に接続されている。
【0067】
図18は、ベース部材402が比較的柔軟である芯部材378に取付けられている本発明のさらに別の形である掃除装置401を例示している。この装置は、半径が比較的小さい湾曲部を有する蛇行構成になっている管状部材において用いることができる。しかし、芯部材378は、より座屈しやすくて、一般に押して挿入するには適さない。この装置は、通常、図示のように芯部材378の拡張部として形成された両端部にリーダーまたはハンドル379および181を備えているだろう。ファイバ403は図15および16のファイバ203と同じ長さ、剛性および密度を有するが、上記のように、図18および19において例示されている掃除装置401は、図15および16に例示されている掃除装置201とは異なる剛性、密度および長さのファイバを備えることができる。
【0068】
図19は、開口管280に適用されている図18に図示したのと同じ掃除装置を例示している。矢印182および183は、掃除装置が両方向に引かれてもよいことを示している。それらは、装置が開口管を通して押し込まれてもよいことを必ずしも示していない。ほとんどの場合、芯378およびハンドル181と182は、単純に押し込まれると座屈するだろう。
【0069】
図20は、図13〜15において例示された掃除装置の異形を例示している。図20および21に例示された掃除装置501は、芯478とともに、ベース502を形成されており、全長は比較的短い。ファイバ503は、掃除装置501が後述のように流体圧によって駆動されるとき、背圧を与えるために比較的密である。リーダーまたはハンドルは、本発明のこの形においては一般に全く形成されない。
【0070】
図21は、図20に例示された掃除装置501の側面図で、ベースの一部が下にある芯478を見せるために除かれている。掃除装置501は、矢印282によって示される方向に矢印84によって示された圧縮空気または任意の加圧流体によって開口管380を通して推進されている一つの適用で示されている。左側の破線の図は、開口管380を出ている掃除装置501を例示している。管380の上流端85に加えられる圧力をいろいろ変えて、掃除装置が管を横断する速度を変えることができる。
【0071】
図22および23は、図13において例示された掃除装置101および図17において例示された掃除装置301のもう一つの形である掃除装置601を例示している。ファイバ603の一部が、より明らかに螺旋状のベース部材602を見せるために取り除かれ、ベース602の一部が芯部材578をより明らかに見せるために取り除かれた。図13と比較して、ファイバは、同じベースおよび芯部材を用いて掃除装置をより大きな直径の装置の掃除をできる掃除装置を作るために用いることができることを例示するために比較的長くて比較的密である。また、掃除装置をより長くてより剛性の小さいファイバで作ることができることをも例示している。ファイバの長さ、剛性および密度は、ブラシの用途および掃除される物体によって変えることができる。掃除装置601は、芯部材578の拡張部である単一のハンドル479を形成されている。掃除装置601はまた、芯部材578の他端が延長されれば、第2のハンドルを形成されるであろう。しかし、第2のハンドルがあると、掃除装置601は閉端管を掃除するときは使えないであろう。
【0072】
図23は、加工ピース(例えば開放端(図示せず)および閉端86を有する管状部材480)において使用されている掃除装置601を例示している。直角湾曲部87が加工部材または管の端の近くに示されている。掃除装置が閉端86を備え、その端間近くに直角湾曲部87を備えてさえいる管状部材480に押し込めることができるように、ハンドル479は充分な剛性および座屈に対する抵抗を備えている。
【0073】
図24は、図18において例示された掃除装置401のもう一つの異形である掃除装置701を例示している。この図では、螺旋状のベース702は、芯部材678に二つの点88および89だけで、すなわち、ベース部材702の両端部90および91で、取付けられている。2点で取り付けることによってベース部材702のバンチングが可能になるので、ベース部材702を芯部材678に間隔を置いたいくつかの点で取付けてベース部材702のバンチングの量を制限することは、ほとんどの場合好ましいと思われている。ファイバ703は、図18において例示された掃除装置401より密でなく、図18のファイバ403より堅くてもよい。全てのコイル106は、螺旋状のベース702がハンドル579に加わる牽引力および掃除装置701が引き抜かれる管状部材部材の壁に付着している異物によって生じる抗力の方向に従って伸縮するにつれて、芯678に沿って自由に摺動することができる。
【0074】
図25は、図24において例示された掃除装置701のもう一つの形である掃除装置801を例示しており、ベース部材がベース部材802の端部190および191を点188と189で取付けられるとともに、ベース部材802の端部191から中に入ったもう一つの点92において芯部材778に取付けられている。例示の取付け点188、189および92が例示のためだけであり、前述のように、図13〜27の掃除装置のベースの全ては一つ以上の点でまたは連続的に芯部材に取付けられることができると理解されるべきである。この時点では、出願人には、可能であるとともに、異なる長さ、様々な芯部材、様々なファイバの剛性と長さ、およびファイバのさまざまな密度の異なる掃除装置に最高の結果を与える取付け点パターンの全てを試験する機会がなかった。図25において、ファイバ803は、図24のファイバ長703とほぼ同じ長さを有するが、より密である。芯部材778の拡張部であるハンドル679は、芯部材778の両端に設けられている。
【0075】
図26は、図25に例示された掃除装置801よりファイバ903が長いさらに別の形である掃除装置901を示している。螺旋状のベース部材902は、柔軟であるか比較的堅くて座屈を起こさないベース上に連続的に、1点でまたは多数の点で取付けられてもよいことに注意する必要がある。図示されているように、ベース部材902は芯部材878に取付け点289、192および288で取付けられている。図22のベース部材602が図26のベース部材902とほぼ同じ長さであっても、図26のコイル306の直径は図25のコイル206より非常に大きい点に注意。掃除装置901は、芯部材878の拡張部であるハンドル779を形成されている。
【0076】
図27は、図24に例示された掃除装置701の一つの用途を例示している。上記のように、芯部材678は、比較的柔軟で、螺旋状のベース構成702がベース部材702の端90および91において二つの取付け点88および89で芯678に取付けられている。掃除装置701は、矢印382および383で示されているように、両方向に引くことができるが、図では図27の矢印382の方向に引かれている。汚れまたは腐食部分を例示している隆起部93が管状部材580の完全なループ部分95の内壁94の片側に示されている。ベース702のベース部分は、隆起部93の発生している所では芯部材678の芯部分97に取付けられていないので、ベース部材702のいくつかのコイル98、99、および1000に芯678に沿って摺動させ,かつベース部材702に牽引側に伸びさせて、隆起部93の点に集まらせている。矢印382によって示されているように、芯部材678の上を引っ張り続けると、コイル98、99、および100は、順番に隆起部93をこすって通り越し、隆起部93の大きさを小さくする。掃除装置701のコイルの全てが隆起部93を通過するまで、または、隆起部93が完全に取り除かれるまで、ベース部材702は、伸びて、コイル1001、1003、および1004で示されるように、コイルの分離が生じるであろう。
【0077】
もちろん、ベース部材702が連続的に芯部材678に取付けられている場合は、ベース部材702を引っ張ることは起こらないだろうし、コイル部材間の分離は起こらないだろう。ベース部材の芯部材への連続取付けは、図13〜19および21−23のナ番号2000によって示されている。ベース部材の芯部材への連続取付け示された本発明の形は、また、一つ以上の別々の点だけに取付けられることもできた。
【0078】
ベース部材702を芯部材678へベース部材702の長さに沿ってところどころに取付けた場合に,孤立延伸が起こるだろうし、コイルの集群がベース部材の長さに沿って分散した部分で起こるだろう。
【産業上の利用可能性】
【0079】
本発明の掃除装置は、楽器に限られないで、化学研究室において使用するガラスまたはプラスチヅク管材料などのほかに、時々掃除をする必要のある管またはくびれた穴を有する多種多様な器具および装置に対して用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】本発明の掃除装置を構成する方法を例示している簡易略斜視図である。
【図2】本発明の方法におけるステップのうちの一つを例示している図1に開示された装置の一部の略斜視図である。
【図3】本発明の方法においてもう一つのステップをさらに例示している図2に示された装置のもう一つの位置を例示している略斜視図である。
【図4】本発明の掃除装置を構成する要素の一つの部分の斜視図である。
【図5】一部分斜視図で、そして単に繰返しだけである破線の部分をもった本発明の品物の側面図である。幾つかの部分がべ一ス部材の形状を示すために切り離されている。
【図6】本発明の代替品の側面図で、一部分斜視図で示され、単に繰返しだけである破線の部分をもっている。幾つかの部分がベース部材の形状を示すために切り離されている。
【図7】掃除装置が図解のために切り離された部分のある管を通って引抜かれようとする動作なっている異なる形状を示している図5に例示された掃除装置の側面図である。
【図8】リーダー部材が細線でその部分の両端部に取付けられていることを除いて図5において例示された掃除装置と同様の掃除装置の側面図である。部分断面で示された管を掃除している掃除装置が例示されている。掃除装置の両端部が張力のかかった状態にあるとき、ベース部材によって取られる形状を示すために、掃除装置の一部にあるファイバは除かれている。図面は、掃除装置が管を掃除するために「鋸引き」運動で使われることができる方法を例示している。
【図9】本発明の掃除装置によって掃除できる四つの着脱可能なスライドを例示しているトランペットの略図である。
【図10】本発明のもう一つの形の側面図である。
【図11】線11−11に沿って見た図10に示された装置の拡大断面図である。
【図12】線12−12の方向で見た図10に示された装置の拡大端面図である。
【図13】ベース部材が芯部材に取付けられている装置の代わりの形状の側面図である。芯部材は、一端で延長されて管状部材を通して装置を押し引きする便利なハンドルになっている。ベースおよびファイバの部分は、図を手書きしているイラストレータに便利なように省略されている。省略された部分は、点線によって示されている。この同じ「速記」便宜はまた、図面のこのセットにある他の図面にも示され、説明は繰り返されない。
【図14】図13に例示された装置の側面図で、装置が直角湾曲部を有する管状部材を通して押し通されている。掃除装置が比較的小さい直径の加工ピースの内壁の全ての部分に達することができるように、ファイバは比較的短い。ファイバは、管状部材の湾曲部にある部分で掃除装置から取り除かれ、ベースおよび芯部材で起っている曲げをより明瞭に例示している。図13および14のファイバは、一般に、しかし必ずという訳ではなく、ファイバが比較的堅いことを示す粗い密度である。
【図15】ベースを有する掃除装置およびいずれの端からも掃除装置の押し込みをできるようにするとともに、「鋸引き」動作におけるように装置を往復運動させることができるようにする二つのハンドルを形成する芯延張部を両端部に有する芯を例示しているもう一つの代わりの形式である。図15〜17のファイバが図13および14のファイバより蜜である点に注意。
【図16】開口管状部材に挿入されている図15において例示されている装置のもう一つの側面図である。矢印は、掃除装置が矢印の方向にいずれの端でも押し込みできることを示している。
【図17】単一のハンドルだけを有すること以外は、図15および16の装置と同様の本発明のもう一つの代わりの形状である。
【図18】ベース部材が比較的柔軟な芯部材に取付けられている本発明のさらに別の形状を例示している。本装置は、比較的小さな半径を有する湾曲部を持った蛇行構成を有する管状部材において用いることができる。しかし、芯部材は、より座屈しやすくて、押し込みによる挿入には一般に不適当である。本装置は、通常図示のように両端部にリーダーを有する。
【図19】開口管に適用されている図18に図示したのと同じ掃除装置を例示している。矢印は、掃除装置が両方の方向に引かれることができることを示している。それらは、装置が開口管を通して押し込まれることができることを必ずしも示していない。ほとんどの場合、単に押し込まれるだけだと、芯は座屈するだろう。
【図20】図13−15に例示されているブラシの異形を例示している。掃除装置は、ベースおよび芯で形成されていて、比較的短い。ファイバは、比較的密である。
【図21】下にある芯を見せるためにベースの部分を取り除かれている図20に例示した掃除装置の側面図である。掃除装置は、圧縮空気または任意の加圧流体によって開口管を通して推進されている一つの適用で示されている。左側の破線の図は、開口管を出ている掃除装置を例示している。管の上流端に加えられる圧力をいろいろ変えて、掃除装置が管を横断する速度を変えることができる。
【図22】図13に例示された掃除装置のもう一つの形である。ファイバの一部が、螺旋状のベース部材をより明瞭に見せるために取り除かれており、ベースの一部は、芯部材をより明瞭に見せるために取り除かれている。図13と比較して、ファイバは比較的長くて比較的密で、同じベースおよび芯部材を用いてより大きな直径の装置を掃除できる掃除装置を作ることができることを例示している。また、掃除装置がより剛性の小さいファイバを使用できることをも例示している。ファイバの長さ、剛性および密度は、ブラシの用途および掃除される物体によって変えることができる。
【図23】開放端および閉端を有する加工ピースにおいて使用されている図22に示されるような掃除装置を例示している。直角湾曲部が加工部材の端に示されている。
【図24】図18に例示されている掃除装置のもう一つの異形を例示している。この図では、螺旋状のベースは、芯部材に2点だけで取付けられる、すなわちベース部材の両端部だけで。
【図25】図24において例示されているブラシのもう一つの形で、ベース部材は、ベース部材の一端およびベース部材の他端から内方のもう一つの点で芯部材に取付けられている。
【図26】図25において例示されているブラシのさらに別の形で、ファイバが図25のものより長い。螺旋状のベース部材が柔軟かまたは比較的堅くて座屈の起こらない芯の上に連続的に、一点でまたは複数の点で取付けられてもよいことを留意すべきである。
【図27】比較的柔軟である芯によって構成され、ベースの二つの端点で芯に取付けられた螺旋状ベース構成になっている掃除装置を例示している。掃除装置は両方向に引かれることができるが、図では図の下の矢印の方向に引かれている。隆起がほこりまたは腐食部分を例示している内壁の片側に示されている。ベースは、芯に付着していないので、隆起の発生している所ではベースに芯の上を摺動させて、ベースに引っ張っている側に伸びさせ、隆起している点に集まらせる。
【符号の説明】
【0081】
1 掃除装置
2 ベ−ス部材
3 ファイバ
4 螺旋状構成
11 心棒
45 管状部材
63〜65 U字形構成
78 芯部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
a.螺旋状構成に形成されて貫通孔を形成し、一部分の少なくとも片側からファイバが突き出ている熱可塑性プラスチック材料から形成され、記憶形状を第1の構成から第2の構成へセットし直しできる特性を有する細長い柔軟なベース部材を備える掃除装置。
【請求項2】
a.複数の復帰状態を有し、複数のファイバが一部分の少なくとも片側に一体に接続され、そこから突き出ている熱可塑性プラスチック材料から形成された細長い柔軟なベース部材を選ぶステップ、
b.第1の位置から第2の位置までの第1の記憶状態を有する前記ベース部材を曲げるステップ、
c.前記第1の記憶状態を第2の記憶状態にセットし直すために前記べ一ス部材に熱を加えることからなる掃除装置を形成する方法。
【請求項3】
a.前記ベース部材は、細長い螺旋形状を有する請求項3に記載の掃除装置。
【請求項4】
a.前記ベース部材は、一定のねじれ角を有する細長い螺旋形状を有する請求項3に記載の掃除装置。
【請求項5】
a.前記ベース部材は、変動ねじれ角を有する細長い螺旋形状を有する請求項3に記載の掃除装置。
【請求項6】
a.前記べ一ス部材は、互いに蜜係着しているコイルを備えた装置を形成する選択されたねじれ角を有する細長い螺旋形状を有する請求項3に記載の掃除装置。
【請求項7】
a.前記べ一ス部材は、互いに選択された距離だけ間隔を置いたコイルを備えた装置を形成する選択されたねじれ角を有する細長い螺旋形状を有する請求項3に記載の掃除装置。
【請求項8】
a.前記ファイバは、前記ベースから様々な選択された長さで前記ベースから突き出ている請求項3に記載の掃除装置。
【請求項9】
a.前記ベース部材は、螺旋形状を有し、
b.前記べ一ス部材は、一定のねじれ角を有する請求項3に記載の掃除装置。
【請求項10】
a,前記ベース部材は、選択された変動ねじれ角を有する細長い螺旋形状を有する請求項3に記載の掃除装置。
【請求項11】
a.前記熱可塑性のベース部材は、バネ記憶復帰材料である請求項3に記載の掃除装置。
【請求項12】
a.熱可塑性プラスチック材料から形成されたもので、それに一体に接続され、それから突き出ている複数のファイバを有する細長いベース部材を選ぶステップ、
b.前記心棒上の起点で前記ベース部材の第1の部分を回転可能な心棒部材に取付けるステップ、
c.前記心棒を同時に回転させ、前記心棒上の前記起点から絶えず増加する距離で前記心棒の上に前記べ一ス部材を次第に送る回転送出ステヅプ、
d.前記ベ一ス部材が前記心棒の外表面に一致するように、前記熱可塑性プラスチック材料を軟化させるに十分な熱を前記べ一ス部材に加えるステップ、
e.前記心棒上の前記起点から離れた選択された終点に達するまで前記回転送出ステップを続けるステップ、
f.前記ベース部材が固くなって前記心棒の外表面に一致したままになるまで、冷却媒体を前記べ一ス部材に加えるステップ、
g.前記心棒から前記べ一ス部材を取除くステップ
から成る掃除装置を形成する方法。
【請求項13】
請求項13に記載されたステッブは、
a.前記ファイバが前記細長いベース部材の一方だけから突き出ているベ一ス部材を選ぶステップ、および
b.前記ファイバが半径方向に外向きに前記心棒から突き出るように前記べ一ス部材が前記心棒の外表面の上へ送られるように請求項13に記載の前記心棒の上ヘ前記べ一ス部材を送るステップ
を含む掃除装置を形成する方法。
【請求項14】
請求項13のステップは、
a、ファイバが前記細長いべ一ス部材の一方だけから突き出ているべ一ス部材を選ぶステップ、
b.管状の形状を有する心棒を選ぶステップ、
c,前記ファイバが前記心棒の円周から半径方向に内向きに突き出るように、前記心棒の管状内部に前記べ一ス部材を送るステッブ
を含む掃除装置を形成する方法。
【請求項15】
請求項13のステップが
a.前記回転送出ステップの前に前記十分な熱を前記べ一ス部材に加えるステップ
を含む掃除装置を形成する方法。
【請求項16】
請求項13のステヅプを使用し、
a,リーダー部材にするために前記べ一ス部材を前記心棒に送られる予定の最後の部分から選択された距離にある点で切断するステップ
を更に備えている掃除装置を形成する方法。
【請求項17】
請求項13のステヅプを使用し、
a.選択された角で前記心棒の方へ前記べ一ス部材を向けている前記ベース部材のための案内を設けるステヅプ
を更に備えている掃除装置を形成する方法。
【請求項18】
請求項13のスデップを使用し、
a.前記回転送出ステップの間、前記心棒に平行に選択された速度で可動である前記べ一ス部材用の案内を運ぶための往復台手段を設けるステヅプを更に備えている掃除装置を形成する方法。
【請求項19】
請求項18のステップを使用し、
a.前記回転送出ステップの間、前記往復台の速度を変えるための速度制御装置を選ぶステップ
を更に備えている掃除装置を形成する方法。
【請求項20】
請求項19のステップを使用し、
a.前記べ一ス部材が前記心棒の方へ向けられている角を変える前記案内部材の角を変えるための角制御装置を選ぶステプ
を更に備えている掃除装置を形成する方法。
【請求項21】
請求項19のステップを使用し,前記回転送出ステップの間、前記案内部材の角を変えるステヅプを更に備える掃除装置を形成するための方法。
【請求項22】
請求項17のステップを使用し、
a.ファイバ部材を前記リーダー部材から切断するステップ
を更に備える掃除装置を形成する方法。
【請求項23】
請求項13のステップを使用し、
a.前記回転可能な心棒部材に前記ベース部材を取付ける前に尾部部材を設けるステップおよび
b.ファイバ部材を前記尾部部材から切断するステップ
を更に備えている掃除装置を形成する方法。
【請求項24】
請求項13のステップを使用し、
a.選ばれたべ一ス部材が一様に混ざった分布のパターンまたは異なるファイバの分離されたブロックのパターンでそれに一体に接続された1種類以上のファイバを有する掃除装置を形成する方法。
【請求項25】
a.前記螺旋状の構成なしで、かつ前記ファイバなしで形成され、それによって第1のリーダーを作る第1端部を形成する前記細長い柔軟なベース部材の第1部分を備える請求項1に記載の掃除装置。
【請求項26】
a.前記螺旋状の構成なしで、かつ前記ファイバなしで形成され、それによって第2のリーダーを作る第2端部を形成する前記細長い柔軟なベース部材の第2部分を備える請求項25に記載の掃除装置。
【請求項27】
a.前記細長い柔軟なベース部材によって形成される前記孔の一部を通して挿入され、前記柔軟なベース部材の長さに沿って一つ以上の点で前記ベース部材に接続される非延伸性で、比較的非圧縮性のプラスチック芯部材を備える請求項1に記載の掃除装置。
【請求項28】
a.前記柔軟なベース部材は、前記柔軟なベース部材の両端部分だけで前記芯部材に接続されている請求項27に記載の掃除装置。
【請求項29】
a.前記柔軟なベース部材は、螺旋状の構成で形成された前記部分の全体にわたって事実上連続的に前記芯部材に接続されている請求項27に記載の掃除装置。
【請求項30】
a.前記柔軟なベース部材の第1端部を越えて伸びて第1のハンドルを形成している第1の芯延長部を備える請求項27に記載の掃除装置。
【請求項31】
a.前記柔軟なベース部材の第2端部を越えて伸びて第2のハンドルを形成している第2の芯延長部を備える請求項30に記載の掃除装置。
【請求項32】
a.前記芯部材は、前記装置を座屈のない細長いエンクロージャを通して挿入できるように形作られ大きさを決められている請求項27に記載の掃除装置。
【請求項33】
a.前記芯部材は、前記装置を細長い曲がりくねったエンクロージャを通して挿入できるように形作られ大きさを決められている請求項27に記載の掃除装置。
【請求項34】
a.前記ファイバは、前記掃除装置を流体圧によって管構造を通して挿入される構造体を通して押し進めることができるのに充分な密度および長さのものである請求項32に記載の掃除装置。
【請求項35】
a.前記ベース部材から突き出ている前記ファイバは、前記装置が比較的小さい横断面を有する管状を通して挿入されることを可能にするために長さが比較的短い請求項27に記載の掃除装置。
【請求項37】
a.前記ベース部材から突き出ている前記ファイバは、前記装置が比較的大きな横断面を有する管状部材を通して挿入されることを可能にするように比較的長い請求項27に記載の掃除装置。
【請求項38】
a.前記ベース部材から突き出ている前記ファイバは、管状および非管状加工ピースを力を込めて掃除できるようにするために比較的堅い請求項27に記載の掃除装置。
【請求項39】
a.前記ベース部材から突き出ている前記ファイバは、前記装置が不規則な大きさを有する管状および非管状部材をより効果的に掃除をすることまたは一定の表面をひっかくのを防止することを可能にするように比較的柔軟である請求項27に記載の掃除装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】a.螺旋状構成に形成されて貫通孔を形成し、一部分の少なくとも片側から
ファイバが突き出ている熱可塑性プラスチック材料から形成され、記憶形状を第1の構成
から第2の構成へセットし直しできる特性を有する細長い柔軟なベース部材を備える掃除
装置。
【請求項2】a.複数の復帰状態を有し、複数のファイバが一部分の少なくとも片側に一
体に接続され、そこから突き出ている熱可塑性プラスチック材料から形成された細長い柔
軟なベース部材を選ぶステップ、
b.第1の位置から第2の位置までの第1の記憶状態を有する前記ベース部材を曲げるス
テップ、
c.前記第1の記憶状態を第2の記憶状態にセットし直すために前記ベース部材に熱を加
えることからなる掃除装置を形成する方法。
【請求項3】a.前記ベース部材は、細長い螺旋形状を有する請求項に記載の掃除装置

【請求項4】a.前記ベース部材は、一定のねじれ角を有する細長い螺旋形状を有する請
求項に記載の掃除装置。
【請求項5】a.前記ベース部材は、変動ねじれ角を有する細長い螺旋形状を有する請求
に記載の掃除装置。
【請求項6】a.前記ベース部材は、互いに蜜係着しているコイルを備えた装置を形成す
る選択されたねじれ角を有する細長い螺旋形状を有する請求項に記載の掃除装置。
【請求項7】a.前記ベース部材は、互いに選択された距離だけ間隔を置いたコイルを備
えた装置を形成する選択されたねじれ角を有する細長い螺旋形状を有する請求項に記載
の掃除装置。
【請求項8】a.前記ファイバは、前記ベースから様々な選択された長さで前記ベースか
ら突き出ている請求項に記載の掃除装置。
【請求項9】a.前記ベース部材は、螺旋形状を有し、
b.前記ベース部材は、一定のねじれ角を有する請求項3に記載の掃除装置。
【請求項10】a,前記ベース部材は、選択された変動ねじれ角を有する細長い螺旋形状を
有する請求項に記載の掃除装置。
【請求項11】a.前記熱可塑性のベース部材は、バネ記憶復帰材料である請求項に記載
の掃除装置。
【請求項12】a.熱可塑性プラスチック材料から形成されたもので、それに一体に接続さ
れ、それから突き出ている複数のファイバを有する細長いベース部材を選ぶステップ、
b.前記心棒上の起点で前記ベース部材の第1の部分を回転可能な心棒部材に取付けるス
テップ、
c.前記心棒を同時に回転させ、前記心棒上の前記起点から絶えず増加する距離で前記心
棒の上に前記ベース部材を次第に送る回転送出ステヅプ、
d.前記ベース部材が前記心棒の外表面に一致するように、前記熱可塑性プラスチック材
料を軟化させるに十分な熱を前記ベース部材に加えるステップ、
e.前記心棒上の前記起点から離れた選択された終点に達するまで前記回転送出ステップ
を続けるステップ、
f.前記ベース部材が固くなって前記心棒の外表面に一致したままになるまで、冷却媒体
を前記ベース部材に加えるステップ、
g.前記心棒から前記ベース部材を取除くステップ
から成る掃除装置を形成する方法。
【請求項13】請求項12に記載されたステッブは、
a.前記ファイバが前記細長いベース部材の一方だけから突き出ているベース部材を選ぶ
ステップ、および
b.前記ファイバが半径方向に外向きに前記心棒から突き出るように前記ベース部材が前
記心棒の外表面の上へ送られるように請求項13に記載の前記心棒の上ヘ前記べ一ス部材
を送るステップ
を含む掃除装置を形成する方法。
【請求項14】請求項13のステップは、
a、ファイバが前記細長いベース部材の一方だけから突き出ているべ一ス部材を選ぶステ
ップ、
b.管状の形状を有する心棒を選ぶステップ、
c,前記ファイバが前記心棒の円周から半径方向に内向きに突き出るように、前記心棒の
管状内部に前記ベース部材を送るステッブ
を含む掃除装置を形成する方法。
【請求項15】請求項13のステップが
a.前記回転送出ステップの前に前記十分な熱を前記ベース部材に加えるステップ
を含む掃除装置を形成する方法。
【請求項16】請求項13のステヅプを使用し、
a,リーダ部材にするために前記ベース部材を前記心棒に送られる予定の最後の部分から
選択された距離にある点で切断するステップ
を更に備えている掃除装置を形成する方法。
【請求項17】請求項13のステヅプを使用し、
a.選択された角で前記心棒の方へ前記ベース部材を向けている前記ベース部材のための
案内を設けるステヅプ
を更に備えている掃除装置を形成する方法。
【請求項18】請求項13のスデップを使用し、
a.前記回転送出ステップの間、前記心棒に平行に選択された速度で可動である前記ベー
ス部材用の案内を運ぶための往復台手段を設けるステヅプを更に備えている掃除装置を形
成する方法。
【請求項19】請求項18のステップを使用し、
a.前記回転送出ステップの間、前記往復台の速度を変えるための速度制御装置を選ぶス
テップ
を更に備えている掃除装置を形成する方法。
【請求項20】請求項19のステップを使用し、
a.前記ベース部材が前記心棒の方へ向けられている角を変える前記案内部材の角を変え
るための角制御装置を選ぶステプ
を更に備えている掃除装置を形成する方法。
【請求項21】請求項19のステップを使用し,前記回転送出ステップの間、前記案内部材
の角を変えるステヅプを更に備える掃除装置を形成するための方法。【請求項22】請求
項17のステップを使用し、
a.ファイバ部材を前記リーダー部材から切断するステップ
を更に備える掃除装置を形成する方法。
【請求項22】請求項13のステップを使用し、
a.前記回転可能な心棒部材に前記ベース部材を取付ける前に尾部部材を設けるステップ
および
b.ファイバ部材を前記尾部部材から切断するステップ
を更に備えている掃除装置を形成する方法。
【請求項23】請求項13のステップを使用し、
a.選ばれたべ一ス部材が一様に混ざった分布のパターンまたは異なるファイバの分離さ
れたブロックのパターンでそれに一体に接続された1種類以上のファイバを有する掃除装
置を形成する方法。
【請求項24】a.前記螺旋状の構成なしで、かつ前記ファイバなしで形成され、それによ
って第1のリーダーを作る第1端部を形成する前記細長い柔軟なベース部材の第1部分を
備える請求項1に記載の掃除装置。
【請求項25】a.前記螺旋状の構成なしで、かつ前記ファイバなしで形成され、それによ
って第2のリーダーを作る第2端部を形成する前記細長い柔軟なベース部材の第2部分を
備える請求項25に記載の掃除装置。
【請求項26】a.前記細長い柔軟なベース部材によって形成される前記孔の一部を通して
挿入され、前記柔軟なベース部材の長さに沿って一つ以上の点で前記ベース部材に接続さ
れる非延伸性で、比較的非圧縮性のプラスチック芯部材を備える請求項1に記載の掃除装
置。
【請求項27】a.前記柔軟なベース部材は、前記柔軟なベース部材の両端部分だけで前記
芯部材に接続されている請求項27に記載の掃除装置。
【請求項28】a.前記柔軟なベース部材は、螺旋状の構成で形成された前記部分の全体に
わたって事実上連続的に前記芯部材に接続されている請求項27に記載の掃除装置。
【請求項29】a.前記柔軟なベース部材の第1端部を越えて伸びて第1のハンドルを形成
している第1の芯延長部を備える請求項27に記載の掃除装置。
【請求項30】a.前記柔軟なベース部材の第2端部を越えて伸びて第2のハンドルを形成
している第2の芯延長部を備える請求項30に記載の掃除装置。
【請求項31】a.前記芯部材は、前記装置を座屈のない細長いエンクロージャを通して挿
入できるように形作られ大きさを決められている請求項27に記載の掃除装置。
【請求項32】a.前記芯部材は、前記装置を細長い曲がりくねったエンクロージャを通し
て挿入できるように形作られ大きさを決められている請求項27に記載の掃除装置。
【請求項33】a.前記ファイバは、前記掃除装置を流体圧によって管構造を通して挿入さ
れる構造体を通して押し進めることができるのに充分な密度および長さのものである請求
項32に記載の掃除装置。
【請求項34】a.前記ベース部材から突き出ている前記ファイバは、前記装置が比較的小
さい横断面を有する管状を通して挿入されることを可能にするために長さが比較的短い請
求項27に記載の掃除装置。
【請求項35】a.前記ベース部材から突き出ている前記ファイバは、前記装置が比較的大
きな横断面を有する管状部材を通して挿入されることを可能にするように比較的長い請求
項27に記載の掃除装置。
【請求項36】a.前記ベース部材から突き出ている前記ファイバは、管状および非管状加
工ピースを力を込めて掃除できるようにするために比較的堅い請求項27に記載の掃除装
置。
【請求項37】a.前記ベース部材から突き出ている前記ファイバは、前記装置が不規則な
大きさを有する管状および非管状部材をより効果的に掃除をすることまたは一定の表面を
ひっかくのを防止することを可能にするように比較的柔軟である請求項27に記載の掃除
装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公表番号】特表2006−507917(P2006−507917A)
【公表日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−565279(P2003−565279)
【出願日】平成15年2月6日(2003.2.6)
【国際出願番号】PCT/US2003/003531
【国際公開番号】WO2003/065844
【国際公開日】平成15年8月14日(2003.8.14)
【出願人】(504294329)
【Fターム(参考)】