説明

排気ガスの脱臭装置

【課題】 過度な圧損が生じてしまうのを回避することができ、更に煤塵が含まれた排気ガスを処理する際に効率的な運転を行うことのできる、新規な排気ガスの脱臭装置の開発を技術課題とした。
【解決手段】 脱臭素子15は、給気ダクト102と排気ダクト103との間に設けられた脱臭室101内に配されるものであり、この脱臭室101内には、一対の通気体13が対向して立設されることにより収容空間14が形成されるものであり、前記収容空間14の上方に投入装置18が具えられることにより、収容空間14への脱臭素子15の供給が可能とされ、一方、前記収容空間14の下方に排出装置19が具えられることにより、収容空間14からの脱臭素子15の排出が可能とされたものであることを特徴として成る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は汚泥等の有機性廃棄物を処理する乾燥機や焼却炉から排出された排気ガスの脱臭装置に関するものであって、特にペレット状や粒状の脱臭素子を用いながらも、脱臭素子による過度な圧損が生じてしまうことを回避することができ、更に煤塵が含まれた排気ガスを効率的に処理することのできる排気ガスの脱臭装置に係るものである。
【背景技術】
【0002】
汚泥等の有機性廃棄物の乾燥や、廃棄物焼却の際に発生する排気ガスは、その中に含まれる揮発性有機化合物(VOC)等の有害物質や臭気を除去したうえで大気に放出することが求められ、その要求度合いも近時、更に高まっている。
そして前記排気ガスの脱臭の手法としては、従来より直接燃焼によるものが一般的であった。このような直接燃焼による排気ガスの脱臭処理は、脱臭性能としては比較的優れている反面、脱臭処理に多くの燃料が必要となるものであって、主目的である、乾燥や焼却に要する燃料よりも、多くの燃料が脱臭処理に必要とされるケースもあった。
【0003】
そこで本出願人らは、排気ガスに含まれる有害物質や臭気を除去するために、触媒として酸化セリウム(CeO2 )を用いた脱臭素子を具えた脱臭装置の開発を試み、既に特許出願に及んでいる(特許文献1参照)。
この発明は、支持基材に対して触媒(酸化セリウム)を担持させて脱臭素子を構成するとともに、この脱臭素子を具えた触媒ユニットに対し、触媒の最適作動温度に温度調節した状態の被処理ガスを供給するというものである。そしてこの発明により、排気ガスの脱臭処理に要する燃料の消費を著しく低減することができるとともに、イニシャルコストを抑えることができ、更には高湿度であり、揮発性有機物が含まれる排気ガスを効果的に脱臭処理することが可能となっている。
【0004】
しかしながら、煤塵が含まれた排気ガスを処理する場合、前記脱臭素子に対して煤塵が付着してしまうことは避けられず、付着した煤塵の量が増すに従って圧損も大きくなって処理効率が低下するとともに、送風機構の消費電力が増加してしまう。
このような圧損は、支持基材をハニカム状ブロックとした場合には僅かで済む。一方、ペレット状や粒状の支持基材とした脱臭素子の場合には、これらはゲージ内に収容された状態で供されるため、圧損は大きなものとなってしまう。
そして前記圧損を排除するとともに、触媒機能を再生させるために、前記脱臭素子に付着した煤塵を熱によって除去するための再生機構も案出されている。
しかしながらこのような再生機構にあっては、再生作業の最中には脱臭操作を中断しなければならないため、脱臭装置をより効率的に運転するためには更なる改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特願2009−251854
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はこのような背景からなされたものであって、特に過度な圧損が生じてしまうのを回避することができ、更に煤塵が含まれた排気ガスを処理する際に効率的な運転を行うことのできる、新規な排気ガスの脱臭装置の開発を技術課題としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち請求項1記載の排気ガスの脱臭装置は、触媒成分が含まれた脱臭素子により、煤塵が含まれる排気ガス中の有機物を酸化および/または分解して脱臭排ガスとする脱臭装置において、前記脱臭素子は、給気ダクトと排気ダクトとの間に設けられた脱臭室内に配されるものであり、この脱臭室内には、一対の通気体が対向して立設されることにより収容空間が形成されるものであり、前記収容空間の上方に投入装置が具えられることにより、収容空間への脱臭素子の供給が可能とされ、一方、前記収容空間の下方に排出装置が具えられることにより、収容空間からの脱臭素子の排出が可能とされたものであることを特徴として成るものである。
【0008】
また請求項2記載の排気ガスの脱臭装置は、前記要件に加え、前記投入装置及び排出装置は脱臭素子の再生装置に接続されており、これにより脱臭素子の循環使用が可能とされていることを特徴として成るものである。
【0009】
更にまた請求項3記載の排気ガスの脱臭装置は、前記要件に加え、前記脱臭室内には、複数の収容空間が設けられていることを特徴として成るものである。
そしてこれら各請求項記載の要件を手段として、前記課題の解決が図られる。
【発明の効果】
【0010】
まず請求項1記載の発明によれば、投入装置から、重力により脱臭素子を収容空間内に供給することができ、収容空間内において排気ガスと脱臭素子とを接触させることができる。また排出装置から、重力により脱臭素子を収容空間外に排出することができる。
このため収容空間内を常時脱臭素子が移動するような連続処理と、収容空間内に脱臭素子が静止するバッチ処理との双方の処理形態を実施することが可能となる。
そして特に連続処理を行う場合には、触媒素子の触媒能力が飽和してしまう前に、触媒素子を収容空間から排出させることができるため、排気ガスの未脱臭や脱臭室内において過度な圧損が生じてしまうことを回避することができる。
また対向する一対の通気体によって、脱臭素子の層厚を均等なものとし、これにより圧損の均一化により偏流を抑制して通気体の全面を利用した効率的な脱臭を行うことができる。
【0011】
また請求項2記載の発明によれば、収容空間内から排出された脱臭素子を再生装置において再生し、その後、再度、収容空間に供給することにより、脱臭素子の循環使用が可能となり、脱臭装置の連続運転が可能となり、効率的な運転を行うことができる。
【0012】
更にまた請求項3記載の発明によれば、筐体内に複数の収容空間が形成されるため、排気ガスの処理効率を向上することができる。
特に収容空間の厚さ寸法を短くすることにより、より多くの収容空間を脱臭室内に形成することができ、排気ガスと触媒素子との接触面積を増大させるとともに、圧損を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】脱臭装置及びその周辺機器を一部透視して示す側面図である。
【図2】脱臭室周辺を一部透視して示す斜視図、平面図及び側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の排気ガスの脱臭装置の最良の形態は以下の実施例に示すとおりであるが、この実施例に対して本発明の技術的思想の範囲内において適宜変更を加えることも可能である。
【実施例】
【0015】
以下、本発明の排気ガスG0の脱臭装置1(以下、脱臭装置1と称す)について、基本となる実施例の構成を説明した後、その作動態様について説明する。
まず前記脱臭装置1は図1に示すように、乾燥機や焼却炉等から排出された排気ガスG0を被処理ガスとして、その脱臭処理を行うための装置であって、触媒素子15が有する触媒作用によって、排気ガスG0に含まれる有機物を低温で酸化および/または分解し、脱臭排ガスG1とする装置である。
なおこの実施例で示す脱臭装置1は、一例として加熱装置2、取出コンベヤ3、再生装置5及び中継コンベヤ6を周辺機器として組み合わせて使用されるものとした。
【0016】
まず前記脱臭装置1について説明すると、この装置は、筐体10の内部を脱臭室101として成るものであり、一例として脱臭室101の前方(図1中左側)に給気口102aが形成された給気ダクト102が接続され、後方(図1中右側)に排気ダクト103が接続されて成るものである。
そして図2に示すように、給気ダクト102と排気ダクト103との間に設けられた脱臭室101内に収容空間14が形成され、この収容空間14内に脱臭素子15が配される。
なおこの実施例では、前記脱臭室101内は仕切板12によって一例として二分割されるものであり、分割された各々の空間内に、一対の通気体13が対向して配されることにより、これらの通気体13の内側が収容空間14とされるものとした。
このように脱臭室101内に複数の収容空間14が形成された時には、単一時間に処理することのできる排気ガスG0の量が増すため、排気ガスG0の処理効率を向上することができる。また収容空間14の厚さ寸法を短くすることにより、より多くの収容空間14を脱臭室101内に形成することができ、排気ガスG0と触媒素子15との接触面積を増大させるとともに、圧損を低下させることが可能となる。
【0017】
ここで前記通気体13は、パンチングメタルや、金属製の枠材に対してメッシュ材を貼設したもの等が適用されたものである。
また前記通気体13は、仕切板12及び脱臭室101の内壁面に対して、数cmから数十cm程の間隔を開けて配されるものであり、ここにできる空間が給気空間16及び排気空間17とされるものである。
そして前記給気ダクト102と給気空間16とが連通状態とされ、更に排気ダクト103と排気空間17とが連通状態とされる。一方、給気ダクト102と排気空間17とは非連通状態とされ、更に排気ダクト103と給気空間16とは非連通状態とされる。
【0018】
そして以上述べたような構成が採られることにより図2(b)に示すように、給気ダクト102を通じて給気空間16内に至った排気ガスG0は、通気体13を通過して収容空間14内に進入し、ここで脱臭素子15に触れることとなる。
脱臭素子15と触れた排気ガスG0中の有機物は、その触媒作用により酸化および/または分解されて脱臭排ガスG1となり、通気体13を通過して排気空間17に至り、更に排気ダクト103を通じて外部に排気されることとなる。
【0019】
ここで前記収容空間14に対して脱臭素子15を供給し、更に排出する構成について説明すると、前記収容空間14の上方にはスクリューコンベヤ等が適用された投入装置18が具えられ、この投入装置18の下部にはエアシリンダ18bによって開閉されるスライドゲート18aが具えれている。また投入装置18の前段部にはロータリーバルブ18cが具えられる。
一方、前記収容空間14の下方には、スクリューコンベヤ等が適用された排出装置19及びロータリーバルブ19aが具えられ、その後段に取出コンベヤ3が具えられる。
そしてこのような構成が採られることにより、スライドゲート18aを開くことにより、重力により脱臭素子15を収容空間14内に供給することが可能となる。
また排出ダンパ19aを開くことにより、重力により脱臭素子15を収容空間14外に排出することが可能となる。
【0020】
次に前記加熱装置2について説明するとこの装置は、一例として燃焼炉20にバーナ21を具えて成るものであり、バーナ21によって燃料を燃焼させて発生した熱によって、燃焼炉20内に供給される排気ガスG0の昇温を行う装置である。なお前記燃焼炉20には給気口22及び排気口23が形成される。
【0021】
次に前記再生装置5について説明すると、この装置は、筐体50内を通気板51によって上下方向に分割するとともに、筐体50に加振モータ52を具えて成るものである。そして前記加振モータ52によって筐体50を振動させることにより、通気板51上に位置する脱臭素子15の表面に付着した煤塵Dが振り落とされ、脱臭素子15と煤塵Dとが篩い分けられる。なお前記筐体50には投入口53、排出口54及び排出口55が形成されており、煤塵Dが除去されることにより再生された脱臭素子15は、排出口54から中継コンベヤ6に送られる。一方、煤塵Dは排出口55から外部に排出され、適宜、収容容器に回収されて廃棄されることとなる。
なお前記再生装置5としては上述した篩い分けを行うものの他、水等により洗浄を行うもの、風により煤塵Dを吹き飛ばすもの等を適用することもできる。
【0022】
そして以上説明した脱臭装置1、加熱装置2及び再生装置5は、図1に示すように接続されるものであり、まず脱臭装置1における給気口102aに、加熱装置2の排気口23が接続される。
また前記投入装置18及び排出装置19は、再生装置5に接続されるものであり、取出コンベヤ3の排出口3aと、再生装置5における投入口53との間がフライトコンベヤ等の搬送路4によって接続される。更に再生装置5の排出口54に接続された中継コンベヤ6の排出口61と、前記ロータリーバルブ18cの投入口18dとの間が適宜の管路によって接続される。
【0023】
ここで前記脱臭素子15について説明すると、このものは一例として、酸化セリウム粉末(淡黄色粉末)を、バインダーとともに水で混練し、成形し、乾燥し、焼成して得られたペレット状(円柱状)もしくは粒状(球状)を成すものである。
そして排気ガスG0に含まれる臭気成分(揮発性有機物等)は、触媒成分(酸化セリウム)と接触することにより、その触媒作用によって低温酸化され、CО2 、H2 О等に変化することとなる。
なお前記酸化セリウム(CeO2 )には、最適作用温度域(300〜350℃)が存在するものであり、このため排気ガスG0の温度を加熱装置2によって最適作用温度域内として脱臭素子15に接触させることにより、酸化反応を促すようにするものである。
本発明の脱臭装置1は、一例として上述したように構成されるものであり、以下その作動態様を説明する。
【0024】
〔脱臭素子の充填〕
初めに脱臭室101における収容空間14に対して脱臭素子15を供給するものであり、スライドゲート18aが閉じられた状態で投入装置18及びロータリーバルブ18cを起動し、投入口18dに脱臭素子15を投入する。そして投入装置18内に充分に脱臭素子15が行き渡った時点で、スライドゲート18aを開放すると、脱臭素子15は重力により落下してゆき、収容空間14内に供給される。
なお収容空間14においては、対向する一対の通気体13によって、脱臭素子15の層厚は均等なものとされる。
【0025】
〔加熱〕
次いで被処理ガスとしての排気ガスG0を加熱装置2に供給するものであり、加熱装置2においては、バーナ21の燃焼度が調節され、排気ガスG0の昇温が行われるものであり、この実施例では一例として250℃の排気ガスG0を300℃にまで昇温するようにした。
なお前記排気ガスG0は、汚泥等の有機性廃棄物の乾燥や、廃棄物焼却等の際に発生するものであり、煤塵Dが含まれるものである。もちろん集塵装置を用いることにより、煤塵Dを除去したうえで脱臭装置1に供給することもできるが、本発明の脱臭装置1は、このような集塵装置を用いることなく、煤塵Dを含んだ排気ガスG0であっても問題なく処理することができるものである。
【0026】
〔脱臭処理〕
次いで排気ガスG0は脱臭装置1に送られるものであり、給気口102aから給気ダクト102を通じて給気空間16に至り、ここから通気体13を通過して収容空間14内に進入することとなる。
そして排気ガスG0は脱臭素子15と接触し、触媒の作用によって脱臭処理が施され、臭気成分が所定値以下(一例として臭気指数30以下)に除去された脱臭排ガスG1となる。
またこの際、排気ガスG0に含まれていた煤塵Dが脱臭素子15の表面に付着することとなる。
次いで脱臭排ガスG1は、通気体13を通過して収容空間14から出て排気空間17内に至り、更に排気ダクト103を通じて外部に排気される。
【0027】
〔脱臭素子の循環・再生〕
そして脱臭装置1への排気ガスG0の供給が開始された時点で、排出装置19の速度を適宜調整することにより、収容空間14の最下部に位置する脱臭素子15を排出するものであり、脱臭素子15は搬送路4を通じて再生装置5に送られる。
なおこの際、スライドゲート18aの開度を適宜調整して脱臭素子15を補充することにより、収容空間14内に位置する脱臭素子15の量を一定に保つことができる。
このため、触媒素子15の触媒能力が飽和してしまう前に、更には触媒素子15の全面に煤塵Dが付着してしまう前に、触媒素子15を収容空間14から排出させることができ、排気ガスG0の未脱臭が生じてしまうことを回避することができる。更に脱臭室101の目詰まりが生じないため、脱臭室101において過度な圧損が生じてしまうのを回避することができる。
そして従来、触媒の再生時に避けられなかった脱臭装置1の停止を行うことなしに、連続して効率的な運転を行うことができる。
【0028】
その後、再生装置5に送られた脱臭素子15は、加振モータ52の作用により通気板51上で振動するため、その表面に付着していた煤塵Dが振り落とされることにより再生され、順次、排出口54を通じて中継コンベヤ6に至り、更にここからロータリーバルブ18cにおける投入口18dに戻されることとなる。
【0029】
なお上述した実施例は、収容空間14内を常に脱臭素子15が移動する連続処理を行うものであっが、触媒素子15を収容空間14内に静止させ、触媒素子15の触媒能力が飽和した時点で、あるいは飽和する前の段階で、収容空間14内に位置する触媒素子15を入れ替えて、排出された触媒素子15の再生を行うような、バッチ処理方式で脱臭装置1を運転することもできる。
【符号の説明】
【0030】
1 脱臭装置
10 筐体
101 脱臭室
102 給気ダクト
102a 給気口
103 排気ダクト
12 仕切板
13 通気体
14 収容空間
15 脱臭素子
16 給気空間
17 排気空間
18 投入装置
18a スライドゲート
18b エアシリンダ
18c ロータリーバルブ
18d 投入口
19 排出装置
19a ロータリーバルブ
2 加熱装置
20 燃焼炉
21 バーナ
22 給気口
23 排気口
3 取出コンベヤ
3a 排出口
4 搬送路
5 再生装置
50 筐体
51 通気板
52 加振モータ
53 投入口
54 排出口
55 排出口
6 中継コンベヤ
61 排出口
D 煤塵
G0 排気ガス
G1 脱臭排ガス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
触媒成分が含まれた脱臭素子により、煤塵が含まれる排気ガス中の有機物を酸化および/または分解して脱臭排ガスとする脱臭装置において、前記脱臭素子は、給気ダクトと排気ダクトとの間に設けられた脱臭室内に配されるものであり、この脱臭室内には、一対の通気体が対向して立設されることにより収容空間が形成されるものであり、前記収容空間の上方に投入装置が具えられることにより、収容空間への脱臭素子の供給が可能とされ、一方、前記収容空間の下方に排出装置が具えられることにより、収容空間からの脱臭素子の排出が可能とされたものであることを特徴とする排気ガスの脱臭装置。
【請求項2】
前記投入装置及び排出装置は脱臭素子の再生装置に接続されており、これにより脱臭素子の循環使用が可能とされていることを特徴とする請求項1記載の排気ガスの脱臭装置。
【請求項3】
前記脱臭室内には、複数の収容空間が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の排気ガスの脱臭装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−86196(P2012−86196A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−237344(P2010−237344)
【出願日】平成22年10月22日(2010.10.22)
【出願人】(000149310)株式会社大川原製作所 (64)
【Fターム(参考)】