説明

接着テープ転写具

【課題】 接着テープを保護するのは勿論、該接着テープの接着剤成分が乾くのを防ぐと共に、テープの交換を容易にした接着テープ転写具を提供する。
【解決手段】 テープ310を収容可能な大きさで、後端を支点に上下方向に分離され、係止突起112と係止溝114とによって固定され、先端にテープ引出し口110が形成され、一側にそれぞれヒンジ孔120a、120bが形成された一対のケーシング100a、100bと、前記ヒンジ孔に挿入されるヒンジ片210を後端の一側に上下に突出して形成した保護キャップ200と、前記ケーシングの内部に設置可能な板状で、先端にテープを前記引出し口から露出させるテープガイド312が形成され、案内突起118が一体に突出して形成されたリフィル用フレーム300と、前記リフィル用フレームに設けられた供給ローラー320と回収ローラー322を反対方向に回転させる第1、2歯車324、326を備えている。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接着テープ転写具に関するもので、より詳しくは封筒等の封緘に使用する接着物質が被着されたテープを保護すると共に、該接着物質に含有された接着剤成分を乾かなくするのは勿論、接着テープ用ケーシングの分離、結合を容易にし、接着テープの交換を容易にできるようにした接着テープ転写具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に封筒等の封緘には接着糊を使用しており、大抵、使用上の便利性及び容易性を増大させるために前記接着糊を塗布用具等に入れて使用している。しかし、このような接着糊は乾燥時間を多く要求する短所がある。
【0003】よって、前記接着糊よりも乾燥時間を要求しない接着テープの使用が好適に選択される。このような接着テープの使用は通常、前記接着テープをロール形状のローラーに巻いて所定のケーシングの内部に設け、該接着テープを所定の経路を経ながらケーシングに形成したテープ引出し口を通じて接着テープに被着された接着物質を被接着物の上に接着する形態で使用される。
【0004】前記接着テープには接着剤成分が含有されているが、その接着剤成分は時間が経過するにしたがい、前記ケーシングのテープ引出し口側から漸次蒸発して使用できなくなるか、或いは、前記テープ引出し口を通じて外部に露出された部分に埃りがくっつく等の短所がある。
【0005】このような短所を解決するために、従来にも前記引出し口側に保護キャップを設置した構成等が多数提案されているが、これらの従来技術では前記保護キャップを紛失する虞があった。このように前記保護キャップの紛失を防ぐために保護キャップを回動可能に設けた構成等もあるが、これらの従来技術では前記保護キャップを設けるための構造が大変複雑であるという短所があったし、前記保護キャップを回動可能に設けた構成では、前記ケーシング等を分離、結合することができないので、リフィル用としては使用することができない短所があった。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】本発明の目的は、接着物質等が被着されたテープを保護するのは勿論、該接着物質に含有された接着剤成分が乾くことを防ぐと共に、テープが設置されるケーシングの分離及び結合を容易にできるようにしてテープの交換を容易にした接着テープ転写具を提供することにある
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る接着テープ転写具は、接着物質が被着されたテープを所定経路を経ながら前記接着物質が所定の紙面上に接着されるようにする接着テープ転写具において、前記テープを収容可能な大きさに形成され、後端を支点として上下方向に分離され、係止突起と係止溝とによって互いに固定され、先端には前記テープ引出し口が形成され、該引出し口側の一側にはそれぞれヒンジ孔等が形成されている一対のケーシングと、前記ケーシングの引出し口側に回動可能に結合され、テープに被着された接着物質を保護し、前記ケーシングの結合のときに同時に結合されるように前記ヒンジ孔に挿入されるヒンジ片を後端の一側に上下に突出して形成した保護キャップと、前記ケーシングの内部に設置可能な板状とされ、先端には前記引出し口側に突出されるように位置してテープを前記引出し口を通じて外部に露出させるように案内するテープガイドが形成され、該テープガイドを通じて前記テープの移動を案内する案内突起が一体に突出して形成されたリフィル用フレームと、前記リフィル用フレームにそれぞれ回転するように設けられ、前記テープが巻かれる供給ローラーを支持すると共に、該供給ローラーから解かれるテープを回収するよう回収ローラーを互いに反対方向に回転させる少なくとも2個の第1、2歯車等を備えていることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の接着テープ転写具において、前記保護キャップは、ケーシングの横面に回動して固定されるように、その回動される側面の保護キャップの一面に固定溝が形成され、該固定溝に嵌められる固定突起が前記ケーシングの横面に形成されていることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の接着テープ転写具において、前記リフィル用フレームにはラッチが形成され、該ラッチによって一方向のみに回転するラッチギアを前記供給ローラーを支持する第1歯車の背面に形成して成る逆回転防止具を更に備えていることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1記載の接着テープ転写具において、前記リフィル用フレームには、テープガイドの両側上部に弧形状に突出した突出部が形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1記載の接着テープ転写具において、前記リフィル用フレームに設けられて供給ローラーと回収ローラーとを支持するよう中心部に結合孔が形成され、該結合孔の両側方向と上下方向とに翼片等を形成した支持フレームを備えていることを特徴とする。
【0012】
【本発明の実施形態及び実施例】以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳しく説明する。
【0013】図1は本発明に係る接着テープ転写具の外観を示した斜視図であり、図2は本発明に係る接着テープ転写具の構成を示した分解斜視図であり、図3は本発明に係る接着テープ転写具の平面図である。
【0014】図示したように、本発明は、リフィル(refill)用フレーム300を収容できる大きさに形成され、後端を支点として上下に分離できるよう結合され、先端には引出し口110が形成された所定形態を有する一対のケーシング100a、100bが具備されている。
【0015】前記一対のケーシング100a100bは 互いに結合されるよう係止突起112と係止溝114とが上下部に互いに対応する位置に形成されている。前記係止突起112は係止溝114に容易に分離又は結合できるように弾性力を有する弾性腕116を形成している。
【0016】このように、本発明におけるケーシング100a、100bは、前記係止突起112と係止溝114とによって簡単に分離又は結合できるものであり、前記一対のケーシング100a、100bが分離又は結合されるときには、後端に結合されたヒンジ140を支点として上下方向に分離又は結合される構成である。
【0017】これは、前記ケーシング100a、100bの先端に具備された引出し口110に結合される保護キャップ200を前記ケーシング100a、100bの結合時に、一緒に結合するためのもので、前記ケーシング100a、100bの一側面の先端には、前記引出し口110側の先端一面にヒンジ孔120a、120bがそれぞれ垂直方向に形成されている。これは保護キャップ200に具備されたヒンジ片210を前記ケーシング100a、100bの結合と一緒に結合されるようにして、前記保護キャップ200を回動可能にするためである。
【0018】このように、前記ケーシング100a、100bを簡単に分離又は結合できるようにした構成なので、接着物質が被着されたテープ310を最後まで使用して、その接着物質が被着されたテープ310が完全に消尽されれば、接着物質が剥がれて空になったテープ310だけを交換して使用できるのである。
【0019】このように、前記テープ310を交換するためには、前記テープ310をリフィル用フレーム300に設置し、該リフィル用フレーム300をケーシング100a、100bの内部に着脱できるように設ける。前記リフィル用フレーム300をケーシング100a、100bに容易に着脱するためには前記ケーシング100bの内側面には案内突起118を形成するとよい。前記案内突起118にリフィル用フレーム300の側面が案内されながら挿入され、正位置にリフィル用フレーム300を結合できる。前記リフィル用フレーム300については後で図4ないし図7を参照して詳しく説明する。
【0020】更に、本発明は、接着物質が被着された前記テープ310を保護するための保護キャップ200が具備されている。該保護キャップ200は前記ケーシング100a、100bの引出し口110側に回動可能に設けられ、前記接着テープ310の保管時には前記ケーシング100a、100bの引出し口110側に結合され、接着テープ310の使用時には前記ケーシング100a、100bの横面に回動する構成である。当該保護キャップ200が前記ケーシング100a、100bの引出し口110側に結合されていることで、テープ310に被着された接着物質が保護されると共に該接着物質に含有される接着剤成分が乾くのを防ぐことができる。
【0021】前記保護キャップ200の一側端にはヒンジ片210が上下に突出して形成されている。該ヒンジ片210は前記ケーシング100a、100bに形成されたヒンジ孔120a、120bに結合されており、前記ケーシング100a、100bを結合するとき前記保護キャップ200のヒンジ片210を該ヒンジ孔120a、120bに位置するように結合して、簡単に保護キャップ200を回動可能に結合することができる。したがって、前記保護キャップ200は上下に分離されたケーシング100a、100bの結合時に一緒に結合されるので、その結合が簡便に為される。
【0022】前記の保護キャップ200を前記ケーシング100a100bの横面に回動して開いたときには該ケーシング100a、100bの横面に開放状態で固定するために固定孔220が形成されており、該固定孔220に嵌められる固定突起130が前記ケーシングの横面に形成されている。したがって、前記保護キャップ200がケーシング100a、100bの横面で回動して開放されると該固定孔220が固定突起130に嵌められ、当該保護キャップ200はケーシング100a、100bの横面で開放された状態に保持される。
【0023】従って、本発明によれば、上記ケーシング100a、100b内に設けられたテープ310には、紙面(又はその他の被接着物)に良く接着されるように接着剤成分が含有されているが、このような接着剤成分は本発明の保護キャップ200で引出し口110側に結合することにより埃がくっつくとか、あるいは蒸発するのを防ぐことができるのである
【0024】また、本発明によれば、前記接着テープ310を保管するときには前記保護キャップ200を引出し口110側へ結合することにより、前記接着物質が被着されたテープ310が外部に露出されることはない。さらに、本発明の接着テープ310を使用するときには、前記保護キャップ200はケーシング100a、100bの横面で固定されているので、当該保護キャップ200の使用時の紛失を防ぐことができる。
【0025】図4は本発明に係る接着テープ転写具の内部に設けられるリフィル用フレーム300の構造を示す斜視図であり、図5は本発明に係る接着テープ転写具のリフィル用フレーム300に支持フレーム400が設けられた状態を示した正断面図であり、図6は本発明に係る接着テープ転写具の構造を示す正断面図であり、図7は本発明に係る接着テープ転写具の逆回転防止具を示したリフィル用フレーム300の背面図である。
【0026】図示したように、前記リフィル用フレーム300は前記ケーシング100a、100bの内部に着脱可能に設けられるもので、当該リフィル用フレーム300には接着物質が被着されたテープ310が設けられ所定の経路を経ながら前記ケーシング100a、100bの引出し口110を通じて所定の紙面(又はその他の被接着物)上に前記接着物質が塗布され接着される。
【0027】前記テープ310に被着された接着物質には封筒等の封緘に使用する接着剤成分が含有されているものを使用し、必要に応じて文字の修正に使用する修正物質が被着された修正テープを使用できるような構成でも実施できる。その他、蛍光テープやハイライトテープを適用して実施してもよい。
【0028】前記リフィル用フレーム300に設けられるテープ310は接着物質が被着された状態で供給ローラー320へ巻かれるように設けられ、該供給ローラー320から解かれて所定の経路を経ながら接着物質が剥がれたテープ310が巻かれる回収ローラー322が前記供給ローラー320と同じ側に向けて設けられている。
【0029】当該供給ローラー320と回収ローラー322とは相互噛み合わせて結合した少なくとも2個以上の第1、2歯車等324326によって互いに反対方向に回転する構成とされる。前記第1、2歯車等324、326と回収ローラー322及び供給ローラー320は前記リフィル用フレーム300と一体化して設けられるように前記リフィル用フレーム300を樹脂物質を射出成形することで、一つの本体(body)をなすように構成するのが望ましい。
【0030】前記リフィル用フレーム300には、テープ310を所定の経路を経て前記ケーシング100a、100bの引出し口110に突出するようにし、該テープ310の移動を案内し、必要に応じて接着物質が被着された前記テープ310を所定の紙面(又はその他の被接着物)上に加圧(押圧)して前記接着物質が剥がれるようにするテープガイド312が前記引出し口110側に突出して設けられている
【0031】当該テープガイド312には、両側の上部に突出した円弧形状の突出部312aを有するように構成して前記テープ310を反対方向には使用できないようにしている。即ち、使用時には、前記テープ310の接着物質が被着された面をテープガイド312によって、紙面(又はその他の被接着物)と接触されるようにして使用するが、万一反対方向で使用しようとした場合には、テープガイド312に具備された突出部312aによってテープが紙面(又はその他の被接着物)と接触されないので、使用が不可能となり、一度使用した使用済みのテープが解かれるのを防ぐことができる。
【0032】前記リフィル用フレーム300には前記テープ310が所定の経路を経るようにするための案内突起301が先端上側部に突出された形態で一体に形成されており、また、前記リフィル用フレーム300には取り扱い時にテープ310の接着面が、手やケーシング100a、100bに付かないようにするために遮断板309が先端下側部に突出した形態で一体に形成されている。
【0033】さらに、前記リフィル用フレーム300には供給ローラー320と回収ローラー322とに巻かれるテープ310が外側に剥がれるのを防ぐと共に前記供給ローラー320と回収ローラー322とを安定して支持する支持フレーム400を設けてもよい。前記支持フレーム400は中心に結合孔402を形成して前記供給ローラー320が設けられる軸に嵌め込み、前記結合孔402の両側方向と上下方向とにはそれぞれ翼片404等を形成して、該翼片404等によって供給ローラー320と回収ローラー322とを安定して支持できる。
【0034】また、前記リフィル用フレーム300には前記第1、2歯車等324、326が逆回転するのを防ぐための逆回転防止具が具備される。該逆回転防止具は前記第1、2歯車等324326を一方向のみに回転させるものであって、前記供給ローラー320を支持する第1歯車324の背面にラッチギア510を一体に形成し、該ラッチギア510に噛み合って一方向には回転できるようにし、逆方向には回転できないようにするラッチ520を前記リフィル用フレーム300に一側端が自由な状態で一体に構成される。
【0035】当該リフィル用フレーム300には、既に製作されて取り付けられた第1、2歯車等324、326が互いに噛み合う状態をなすように結合され前記供給ローラー320が設けられた第1歯車324の回転時、これに噛み合せられた第2歯車326がともに回転するように構成される。このとき、前記第1歯車324の背面に形成したラッチギア510はリフィル用フレーム300に形成されたラッチ520と噛み合うようにして前記第1、2歯車等324、326を一方向のみに回転するようにし、反対方向に逆回転しない構成とされる。
【0036】更に、前記第1歯車324側に結合された供給ローラー320からテープ310の先端が引き出され、引き出されたテープ310はテープガイド312と案内突起301に沿って経由されるようにした後、その先端部に形成された接着面を介在して前記第2歯車326の周縁部に固定されている状態でリフィル用フレーム300に組み立てられる。
【0037】当該リフィル用フレーム300は、前記一対のケーシング100a、100bの内部にそのまま配置した状態で、簡単に組み立てることができる。このようなリフィル用に提供されるリフィル用フレーム300は図示を省略した包装用の袋に包装して販売される。
【0038】前記リフィル用フレーム300には前記第1、2歯車等324326が一体に結合した状態で構成されているため、前記リフィル用フレーム300を前記ケーシング100a、100bから容易に分離して除去する事ができる。このように分離されたリフィル用フレーム300は取出し又は収納して再活用することができる。このとき、リフィル用フレーム300の先端下側部に形成された遮断板309によってテープ310の接着面が手やケーシングに付くのが防止される。
【0039】このように、リフィル用フレーム300に設けられた接着物質が被着されたテープ310が完全に消尽されると該リフィル用フレーム300だけを交換する事ができるが、そのためには前記一対のケーシング100a、100bを容易に分離及び結合できなければならない。従って、本発明では前記一対のケーシング100a、100bが係止突起112と係止溝114等によって簡単に結合されており、前記一対のケーシング100a、100bを簡便に分離することができるので、容易にテープ310を交換することができるのである。
【0040】以上で本発明に係る接着テープ転写具の具体的な技術を添付図面とともに説明したが、これは本発明で最も好ましい実施例を一例を挙げて説明しただけのもので、当該技術内容が本発明を限定するものではない。また、本発明に係る接着テープ転写具は本発明の請求範囲を逸脱しない範囲で多様な変形及び模倣ができることは当分野の通常の知識を有する者であれば容易に理解できるであろう。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明に係る接着テープ転写具によれば、ケーシングの先端の引出し口側に保護キャップが横に回動可能に設けられ、接着物質が被着されたテープを保護し、該テープに埃がくっつくとか、或いは該テープが乾かないようにする効果を奏する。
【0042】また、本発明は、前記ケーシングの分離、結合を容易にできるので、テープを完全に消尽した時、前記テープを容易に交換できるものである。即ち、テープが巻かれる供給ローラーと回収ローラーとを回転されるようにする第1、2歯車等をリフィル用フレームによって一つの本体(body)をなすようにユニット化して接着テープのリフィル用に供給できるように構成しているため、該テープを完全に消尽した場合の交換時には部品とテープとが一つの本体をなすように形成したリフィルだけを交換すればよいので、従来に比べてテープを迅速で容易に交換することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接着テープ転写具の外観を示した斜視図である。
【図2】本発明に係る接着テープ転写具の構成を示した分解斜視図である。
【図3】本発明に係る接着テープ転写具の平面図である。
【図4】本発明に係る接着テープ転写具の内部に設けられるリフィル(refill)用フレームの構造を示した斜視図である。
【図5】本発明に係る接着テープ転写具のリフィル用フレームに支持フレームが設けられた状態を示した正断面図である。
【図6】本発明に係る接着テープ転写具の構造を示した正断面図である。
【図7】本発明に係る接着テープ転写具の逆回転防止具を示したリフィル用フレームの背面図である。
【符号の説明】
100a 100b ケーシング
110 引出し口
120a 120b ヒンジ孔
130 固定突起
200 保護キャップ
210 ヒンジ片
220 固定孔
300 リフィル用フレーム
310 テープ
312 テープガイド
320 供給ローラー
322 回収ローラー
324 326 第1、2歯車
400 支持フレーム
510 ラッチギア
520 ラッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】接着物質が被着されたテープを所定経路を経ながら前記接着物質が所定の紙面上に接着されるようにする接着テープ転写具において、前記テープを収容可能な大きさに形成され、後端を支点として上下方向に分離され、係止突起と係止溝とによって互いに固定され、先端には前記テープ引出し口が形成され、該引出し口側の一側にはそれぞれヒンジ孔等が形成されている一対のケーシングと、前記ケーシングの引出し口側に回動可能に結合され、テープに被着された接着物質を保護し、前記ケーシングの結合のときに同時に結合されるように前記ヒンジ孔に挿入されるヒンジ片を後端の一側に上下に突出して形成した保護キャップと、前記ケーシングの内部に設置可能な板状とされ、先端には前記引出し口側に突出されるように位置してテープを前記引出し口を通じて外部に露出させるように案内するテープガイドが形成され、該テープガイドを通じて前記テープの移動を案内する案内突起が一体に突出して形成されたリフィル用フレームと、前記リフィル用フレームにそれぞれ回転するように設けられ、前記テープが巻かれる供給ローラーを支持すると共に、該供給ローラーから解かれるテープを回収するよう回収ローラーを互いに反対方向に回転させる少なくとも2個の第1、2歯車等を備えていることを特徴とする、接着テープ転写具。
【請求項2】前記保護キャップは、ケーシングの横面に回動して固定されるように、その回動される側面の保護キャップの一面に固定溝が形成され、該固定溝に嵌められる固定突起が前記ケーシングの横面に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の接着テープ転写具。
【請求項3】前記リフィル用フレームにはラッチが形成され、該ラッチによって一方向のみに回転するラッチギアを前記供給ローラーを支持する第1歯車の背面に形成して成る逆回転防止具を更に備えていることを特徴とする、請求項1に記載の接着テープ転写具。
【請求項4】前記リフィル用フレームには、テープガイドの両側上部に弧形状に突出した突出部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の接着テープ転写具。
【請求項5】前記リフィル用フレームに設けられて供給ローラーと回収ローラーとを支持するよう中心部に結合孔が形成され、該結合孔の両側方向と上下方向とに翼片等を形成した支持フレームを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の接着テープ転写具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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