説明

搬送波変調加速度計

安定化支持台システムにおいて加速度を測定する加速度計モジュールは、交流の入力基準信号を受け入れ、調整直流信号及び前記交流の入力基準信号と同位相の基準信号を生成するように構成される電源と、前記調整直流信号を前記電源から受信し、前記加速度計モジュールに作用する外力に応じて出力信号を生成するように構成される加速度計と、前記加速度計から前記出力信号を受信するとともに前記電源から前記基準信号を受信し、変調加速度計信号を出力するために前記出力信号で前記基準信号を変調するように構成されるアナログ乗算ユニットと、を含む。安定化支持台システムの補修方法も提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、体に作用する力の測定に関し、特に、安定化支持台システムにおいて力を測定するために用いられる加速度計に関する。
【背景技術】
【0002】
レイセオン・インク社のM−65機上TOW(Tube-launched Optically-tracked Wire-to-command-link)システム、及び、コルスマン・インク社の夜間目標指示システム(Night Targeting System)(M−65システムに類似する)は、航空機の動きを検出し操作者が標的を追跡することを補助するために一組の加速度計を用いる。これらの安定化支持台システムは、車両及びAH1W海兵隊コブラ攻撃ヘリコプターや他のAH1コブラ攻撃ヘリコプター等の航空機に組み込まれる。このようなシステム(又はその改良)が、全世界で少なくとも400は用いられている。
【0003】
機上TOWシステムは、安定化照準器の各軸について照準線に対する航空機の動きを検出するために加速度計を用いる。これにより、当該システムの命中率を最大化するために、航空機の動きに対して照準線の位置が補正される。これらのシステムに用いられる従来の加速度計モジュールは、ハネウェル・インターナショナル・インク社の部品番号258970(又はそれと同等なもの)に用いられ、台部と結合して加速度計モジュール(例えば、レイセオン社の部品番号3439031又は3439030)又はそれと同等なものになる。2つの加速度計モジュールを提供し、射角(俯仰)方向及び方位方向のそれぞれにおける加速度を測定するようにしてもよい。
【0004】
従来、加速度計モジュールの出力は電子機器を用いて統合され、この出力が航空機の動きを補正又は補償することにより操作者の照準線を移動させて照準線をミサイルの標的に維持している。加速度計モジュールは、20VAC、900Hzの信号に接続され、当該動き補償システムに位相基準直流信号を提供する。同様のシステムが、例えば、米国特許3,829,659号に開示されている。この米国特許の記載は参照により全体として本明細書に組み込まれる。
【0005】
図1は、安定化支持台システムにおける加速度を測定するために用いられる従来の加速度計モジュール100のブロック図を示す。基準信号110は、機械式加速度計130に入力される。典型的には、基準信号110は20VAC、900Hzの信号である。加速度計130に加えられた加速度50に応答して、加速度計130は振幅変調信号160を生成し、生成された振幅変調信号160は安定化支持台システムの航空電子工学機器に提供されて別の処理が行われる。
【0006】
従来の加速度計モジュール100の課題は、機械式の歪みゲージ型加速度計130を用いて構成されていることである。機械式の歪みゲージ型加速度計130は、非常に壊れやすく、激しい衝撃によって容易に損傷され、さらにOEM製造の交換用加速度計を調達することは非常に難しく費用がかかる。耐用年数が長いシステムに関してはなおさらである。
【発明の概要】
【0007】
一実施形態において、安定化支持台システムの加速度を測定する加速度計モジュールは、交流の入力基準信号を受け入れ、調整直流信号及び交流の入力基準信号と同位相の基準信号を生成するように構成された電源と、当該調整直流信号を前記電源から受信し、当該加速度計モジュールへ作用する外力に応じて出力信号を生成するように構成される内蔵加速度計要素と、当該加速度計要素からの出力信号と当該電源からの基準信号とを受信し、変調加速度計信号を出力するために当該基準信号を当該出力信号で変調するように構成されるアナログ乗算器と、を含む。
【0008】
他の態様における安定化支持台において加速度を測定するシステムは、2つの上述した加速度計モジュールを含み、当該安定化支持台システムの2つの基準方向のそれぞれにおいて加速度を測定する。当該2つの基準方向は、射角軸(俯仰軸)及び方位軸に対応していてもよい。
【0009】
他の実施形態における安定化支持台システムを補修する方法は、設置されている加速度計モジュールを安定化支持台から除去すること、及び、既存の手順を用いて上述した加速度計モジュールを当該安定化支持台に設置することを含む。
【0010】
本出願の他の特徴及び単数又は複数の実施形態の効果は、以下の詳細な説明、添付図面、及び特許請求の範囲から明らかになる。
【0011】
本出願の実施形態は添付の概略図を参照して例示として開示される。これらの概略図において、類似の部分には類似の参照符号が付される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】安定化支持台システムにおいて加速度を測定するために用いられる従来の加速度計モジュールのブロック図を示す。
【0013】
【図2】一実施形態における加速度計ユニットの例示的な概略図を示す。
【図2A】図2における電源の例示的な実施形態を示す。
【0014】
【図3】一実施形態における、安定化支持台システムに設置された加速度計モジュールを含む例示的なシステムを示す。
【0015】
【図4a】一実施形態における加速度計モジュールを示す。
【図4b】一実施形態における加速度計モジュールを示す。
【0016】
【図5】一実施形態における安定化支持台を補修する例示的な方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図2は、一実施形態における加速度計モジュール200の例示的な概略図を示す。加速度計モジュール200は、安定化支持台システムにおいて使用されるように構成することができる。
【0018】
一実施形態において、加速度計モジュール200は、一般に、電源220、加速度計230、及びアナログ乗算ユニット250を含む。様々な要素は、例えば、プリント基板に実装されてもよい。
【0019】
電源220は、調整電力を加速度計230に供給し、電力をアナログ乗算ユニット250に供給するように構成される。一実施形態において、電源220に供給される入力電源信号210は、20VAC、900Hzである。
【0020】
電源220は、入力電源信号210からの3つの電源信号を生成するように構成される。具体的には、電源220は基準信号222を提供する。基準信号222は、入力電源信号210と実質的に同位相である。幾つかの実施形態において、入力電源信号210は、入力基準信号110(図1)と同じものであってもよい。また、電源220は、直流出力信号224、226を、加速度計230及びアナログ乗算ユニット250にそれぞれ供給する。
【0021】
図2Aは、図2に示される電源220の例示的な実施形態を示す。電源220は、入力電源信号210を降圧するように構成される変圧器221と、降圧された交流電圧を直流電圧に変換するように構成される整流器223と、調整直流電圧を提供するように構成される電力レギュレータ225とを含む。
【0022】
一実施形態において、変圧器221は、基準信号222を提供する。例えば、変圧器221は、入力電源信号210から基準信号222を提供する指定された補助コイルを含む単数又は複数の補助コイルを有している。基準信号222を提供するために、例えば、光学的に結合されたアイソレーター(不図示)等の他の装置を用いてもよい。基準信号222の入力電源信号210からの位相シフトは、理想的には皆無かそれに近いものである。
【0023】
調整直流電力を加速度計要素230及び変調器250へ提供することによって、確実に正確性に関する要求が満たされる。例えば、電源220は、調整された5VDC及び12VDCの電力を信号224、226からそれぞれ供給するように構成されてもよい。整流器223は例えば単相全波整流器である。電力レギュレータ225は、例えばリニアテクノロジー社によって製造されている製品番号LT3010/LT3010-5の低電力線形レギュレータ等の集積回路(IC)である。他の電圧出力も必要に応じて同様にして提供される。
【0024】
幾つかの実施形態において、図2に示される減衰器240は、変調器へ供給される基準信号244の利得の調整を可能にする。減衰器240は、利得調整のために、例えば、ポテンショメータ、可変抵抗器、加減抵抗器等のトリマ242を含んでもよい。
【0025】
加速度計230は、固体加速度計又は差動容量型加速度計であってもよい。これらの加速度計又はこれらの加速度計の出力は、加速度計モジュールに加えられる加速度50に応答して、時間的に変動する直流信号232を提供する。従来の歪みゲージ型又は機械式の加速度計130(図1)とは異なり、加速度計230ははるかに頑丈である。一実施形態において、加速度計230はアナログデバイセズ、インク社によって製造されているADXL型加速度計である。この加速度計は非常に頑丈で、10000Gsまで耐えると評価されている。また、加速度計モジュールの実施形態は、照準を正確にするために、追加的にレベル制御及び利得の調整を提供する。積分器を提供し、この積分器が加速度計要素の時間的に変動する直流信号232用のローパスフィルタを提供するように構成されてもよい。
【0026】
アナログ乗算ユニット250は、加速度計230から出力される時間的に変動する直流信号232で基準信号244を変調するアナログ4象限乗算器チップを含む。一実施形態において、乗算器250は、アナログデバイセズ、インク社のAD534であってもよい。AD534は、アナログデバイセズ、インク社によって製造されている内部トリミング集積回路(IC)乗算器である。加速度計モジュールは、およそ0〜10Hzの作動応答を有することができる。
【0027】
一実施形態において、アナログ乗算ユニット250は、入力信号210と同じ周波数を有する搬送波を用いて振幅変調を生成する。例えば、変調加速度信号260は位相及び振幅を有しており、この位相は加速度の極性を示し、(包絡線の)振幅は加速度の大きさを示す。周波数変調又は位相変調等の他の変調アルゴリズムも用いることもできる。変調加速度信号260は、変調器の出力にバイアス(例えば、0Gバイアス)を加えるために、トリミング装置252によって調整される。トリミング装置252は、例えばポテンショメータ、トリマ、可変抵抗器、加減抵抗器等である。
【0028】
変調加速度信号260は、既存の電子機器及び安定化支持台システムにおける構造、適合精度(fit)、及び機能に適合する。このようなシステムの下流では、変調信号の位相変調(及び他の変調)が行われる。例えば、上述した米国特許3,829,659参照。
【0029】
900Hzの入力信号210に対しては、基準信号222,244は約900Hzとなる。900Hzの交流電圧が開示されているが、他の軍隊用又は航空電子工学機器用の電源、例えば400HzAC、も用いることができる。このように、900Hz又は400Hzの交流電圧へのいかなる言及も限定的なものと解釈されるべきではない。
【0030】
図3は、安定化支持台システム320に設置された加速度計モジュール310を含む一実施形態における例示的なシステム300を示す。
【0031】
安定化支持台システム320は、例えば、M−65望遠照準器ユニット又は20VAC・900Hzの信号を電源及び振幅変調出力の基準として用いるこれに類似するユニットである。加速度計要素310は、プリント基板上に形成されてもよく、この基板が筐体330内に設置される。加速度計要素310を筐体330へ固定するため、適切な埋め込み用化合物又は封入用化合物を用いることができる。一実施形態において、加速度計310は、安定化支持台における既存の筐体に接続されるように構成することもできる。
【0032】
図3に示されるように、筐体330は、安定化支持台システム320において平衡状態のジンバルに搭載されるように構成してもよい。一実施形態において、筐体330は、円筒状の缶又は箱であってもよく、例えば、重量を減らすためにアルミニウム又は軽量合金から構成され、プラスチックを用いることもできる。筐体330は、既存の安定化支持台システムとのインタフェースを提供することができる。
【0033】
加速度計モジュール310は、既存の機器とともに用いるために適応される。したがって、加速度計モジュール310は、ハネウェル・インターナショナル・インク社の部品番号258970又は他の企業によって製造又は流通されるこれと実質的に同等の装置を用いる従来の加速度計ユニットモジュールの、構造、適合精度、及び機能面での代替物を提供する。
【0034】
一実施形態において、従来の加速度計ユニットに用いられる従来のコネクタケーブルを用いて、入力信号210及び変調加速度信号260(図2)を伝送することができる。単数又は複数の差込式接続方法がある。例えば、入力電源信号210はコネクタ340によって供給される。変調加速度信号260は、加速度計モジュール310からコネクタ350を介して出力される。コネクタ340,35は、当業者に知られているピン型のコネクタであってもよい。このように構成されているため、安定化支持台システムにとっては、変調加速度信号260は、変調出力信号160(図1)に実質的に似ているように見える。
【0035】
射角(俯仰)方向及び方位方向(又はxyz座標)のそれぞれにおいて加速度を測定するために、2つ又は3つの加速度計モジュール310を、安定化支持台、例えばレイセオン社の部品番号3234001〜110、〜134又は他の企業によって製造又は流通される実質的に同等な装置、に設置することができる。一実施形態において、1つは射角用、他方は方位用に用いられる2つの加速度計モジュール310であって、互いに異なる止めピン型のコネクタを有するものを提供することができる。この2つのモジュールを特定するために、これ以外の印を用いることもできる。このように構成されているため、加速度計ユニット310の内部機構は似ているが、整備士はこの2つのモジュールを区別することができる。
【0036】
図4a及び図4bは、一実施形態における加速度計モジュールを示す。図4aは、封入前の加速度計モジュール400Aの切り欠き図を示す。一実施形態において、加速度計要素を含む様々な要素が筐体420に設置されたプリント基板410に組み付けられる。コネクタ440、450はプリント基板410に取り付けられる。
【0037】
筐体420は、一般に筒状であり、中心凹部422を有する。鉄が、重さの点で、既存のハードウェア要求によく適合するが、筐体420は例えばCNC加工された金属ブロックであってもよい。
【0038】
プリント基板410は凹部422(一部分が図中に「切り欠いて」示されている)に挿入される。プリント基板410が凹部422に挿入されたのちに機械的な調整を行って、加速度計要素を筐体420の基準軸と位置合わせしてもよい。位置合わせ用孔428を筐体420の様々な位置に設け、位置合わせ用治具(不図示)を用いて位置合わせを行ってもよい。
【0039】
位置合わせの後に、プリント基板410を留め具424によって筐体420に固定してもよい。留め具424はネジであってもよいが、他の留め具及び/又は固定方法を用いることもできる。埋め込み用部材430は、プリント基板410を筐体内に封入するために、プリント基板410上にモールド又は形成される。
【0040】
図4bは、封入された加速度計モジュール400Bの取り付け前の状態を示す。一実施形態において、例えば、封入された加速度計モジュール400Bの公称直径Dは約1.5〜1.6インチで、その高さは約0.6〜0.7インチである。
【0041】
図5は、一実施形態における安定化支持台を補修する方法500の一例を示す。
【0042】
この方法は、工程510において開始され、安定化支持台システムが補修のために返却される。この安定化支持台システムは、例えば、レイセオン社のM−65機上TOWシステム又はコルスマン・インク社の夜間目標指示システムである。上述のように、これらのシステムを、AH1W海兵隊コブラ攻撃ヘリコプター又は他の型の攻撃ヘリコプター等の航空機に組み込むことができる。加速度計ユニットを用いる他のシステムも同様に補修又は改装される。
【0043】
これらのシステムを補修するための特別の設備及び人員を有する単数又は複数のサービスセンターが提供される。このサービスセンターは、軍の基地、政府の施設、及び/又は国防契約企業が所有し運営する場所に配置される。また、これらのサービスセンターは、安定化支持台システムを用いる車両又は航空機について他の補修及び修理を提供することができる。
【0044】
工程520において、設置されていた加速度計ユニットが取り除かれ、続いて廃棄される。加速度計ユニットに到達するために、様々な留め具、電源、及び/又は出力ケーブル、コネクタ、配線用ハーネス等が、取り外され及び/又は取り除かれる必要がある場合がある。これらの典型的なシステムは、歪みゲージ型及び他の機械式の加速度計、例えばレイセオン社の部品番号32349031又は3439030等又はこれらと同等なものを用いる。上述のように、安定化支持台システムはこのような加速度計を2つ有し、この2つの加速度計で射角方向及び方位方向のそれぞれにおいて加速度を測定することができる。除去された加速度計ユニットは、それらの要素を再利用するために処分又は廃棄されてもよい。
【0045】
続いて、工程530において、本出願の一実施形態における単数又は複数の加速度計ユニットが安定化支持台システムに設置される。この加速度計ユニットは、既存の台部、例えばレイセオン社の部品番号32349031又は3439030又はこれらと同等なもの、に接続されるように構成されてもよい。この場合、加速度計ユニットを保持するために、様々な留め具、ケーブル、コネクタ、ワイヤハーネス等を再度組み付けることが必要になることがある。入力電源ケーブル及び出力ケーブルは加速度ユニットと接続される。一実施形態において、加速度計ユニットが、射角用と方位用の互いに異なる止めピン型のコネクタを有していてもよい。
【0046】
最後に、工程540において、安定化支持台システムが任務に戻される。加速度計ユニットを用いる他のシステムも同様に補修又は改装される。
【0047】
以上のように、本出願で提案する加速度計モジュールは、現役の安定化支持台システムに用いられているが、従来から知られており旧式となっている可能性がある加速度計の構造、適合精度、及び機能面の代替物を提供する。
【0048】
本開示は、現時点で最も現実的と考えられる実施形態に関連して記述されているが、さらに変形を行うことが可能であり、開示された実施形態には限定されない。本出願は、一般に本開示の原則に従うあらゆる変形、使用方法、同等な配置、又は適応であって、そのような本出願からの変形が、本出願の技術分野において公知であるか一般的な実務であって添付された特許請求の範囲の趣旨及び範囲において記述された本質的な特徴に適用されうるものを包含することが意図されている。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本開示は、体に作用する力の測定に関し、特に、安定化支持台システムにおいて力を測定するために用いられる加速度計に関する。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
安定化支持台システムにおける加速度を測定する加速度計モジュールであって、
交流の入力基準信号を受け入れ、調整直流信号及び前記交流の入力基準信号と同位相の基準信号を生成するように構成される電源と、
前記電源から前記調整直流信号を受信し、前記加速度計モジュールに作用する外力に応答して出力信号を生成するように構成される加速度計と、
前記加速度計からの前記出力信号を受信するとともに前記電源からの前記基準信号を受信し、変調加速度計信号を出力するために前記基準信号を前記出力信号で変調するように構成されるアナログ乗算ユニットと、
を含む加速度計モジュール。
【請求項2】
前記加速度計が固体加速度計又は差動容量型加速度計を含む請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項3】
前記加速度計の前記出力が時間的に変動する直流信号を含む請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項4】
前記アナログ乗算ユニットがアナログ4象限乗算器を含む請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項5】
前記電源が900Hz入力信号を受け入れるように構成される請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項6】
前記900Hzの入力信号が20VACを含む請求項5に記載の前記加速度計モジュール。
【請求項7】
前記変調加速度計信号を調整するために前記乗算器に適用される電圧補正をさらに含む請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項8】
前記電源、前記加速度計、及び前記アナログ乗算器を搭載するように構成される筐体をさらに含み、
前記加速度計が前記筐体の基準軸と位置合わせされる請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項9】
前記筐体が、レイセオン社の部品番号3439031及び/又は3439030又はこれらと同等なものと、構造、適合精度、及び機能において同等なものである請求項8に記載の前記加速度計モジュール。
【請求項10】
前記アナログ乗算ユニットに供給される前記基準信号の前記振幅を調整する減衰器をさらに含む請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項11】
前記加速度計の前記出力を濾波するように構成される積分器をさらに含む請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項12】
前記調整直流信号が5VDCと12VDCの一つ又は両方を含む請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項13】
前記アナログ乗算ユニットが振幅変調(AM)加速度計信号を生成するように構成される請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項14】
前記電源が、前記基準信号を生成するように構成される補助巻き線を有する変圧器を含む請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項15】
前記電源が、前記基準信号生成するように構成される光学的に結合された線形アイソレーターを含む請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項16】
前記加速度計ユニットが、レイセオン社の部品番号343901及び/又は3439030又はこれらと同等なものと交換可能である請求項1に記載の加速度計モジュール。
【請求項17】
安定化支持台において加速度を測定するシステムであって、
前記安定化支持台システムの2つの基準方向において加速度を測定する請求項1に記載の2つの加速度計ユニットを含むシステム。
【請求項18】
前記2つの基準方向がジンバルの前記射角軸及び方位軸に対応する請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記加速度計モジュールが互いに異なるピン型コネクタを有する請求項17に記載のシステム。
【請求項20】
安定化支持台システムを補修する方法であって、
設置されている加速度計モジュールを前記安定化支持台システムから除去し、
請求項1の前記加速度計モジュールを前記安定化支持台システムに設置する方法。
【請求項21】
さらに前記安定化支持台システムの補修又は修理を提供する単数又は複数のサービスセンターを提供する請求項20に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図2A】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5】
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【公表番号】特表2011−519426(P2011−519426A)
【公表日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−512756(P2011−512756)
【出願日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/024183
【国際公開番号】WO2010/129079
【国際公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(503455363)レイセオン カンパニー (244)