説明

携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置およびラベル保持方法

【課題】台紙なしラベルを用紙ホルダーから側板内に装填する際に台紙なしラベルの裏面どうしが貼り付いてしまうことを回避可能であって、台紙なしラベルを保持した用紙ホルダーを側板にスライド閉鎖する操作だけで、台紙なしラベルを移送路内に適正に装填可能な携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置およびラベル保持方法を提供する。
【解決手段】用紙ホルダー43を側板2に対して回動開閉ではなく、スライド開放およびスライド閉鎖することに着目したもので、用紙ホルダー43を側板2に対してスライド開放して台紙なしラベルを用紙ホルダー43にロール状に装填可能とし、用紙ホルダー43から台紙なしラベルを帯状に繰り出して側板2内に挿通した状態で、用紙ホルダー43を側板2に対してスライド閉鎖する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置およびラベル保持方法にかかるもので、とくに帯状の台紙なしラベルをロール状に保持した上で、これを貼付け機内に帯状に繰り出し可能とする携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置およびラベル保持方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、単葉のラベル片を複数枚有するラベル連続体を移送するとともに印字器によりラベル片に印字を行って、商品その他任意の被貼付け体に貼り付けるための携帯式ラベル印字貼付け機には、ロール状のラベル連続体を用紙ホルダーに保持するとともに、ラベル連続体を貼付け機内に装填する必要がある。
なお、上記印字器を装備せず、あらかじめ印刷してあるラベルを貼り付けるための携帯式ラベル貼付け機にも同様にラベル連続体を装填する必要がある。
従来の携帯式ラベル貼付け機として台紙なしラベル用の携帯式ラベル貼付け機(携帯式台紙なしラベル印字貼付け機1)を例にとって図6ないし図10にもとづき概説する。
【0003】
図6は、携帯式台紙なしラベル印字貼付け機1の概略側面図、図7は、同、一方の側板2を取り除いた状態の概略側面図である。
携帯式台紙なしラベル印字貼付け機1は、左右(紙面表裏)一対の側板2と、台紙なしラベル3(ラベル連続体)の用紙ホルダー4と、操作レバー5と、プラテンユニット6と、印字器7と、貼付けローラー8と、を有する。
【0004】
左右一対の側板2は、操作者が握持可能なグリップ9を一体に形成するとともに、このグリップ9に対してレバー軸10(図7)のまわりに操作レバー5を回動操作可能としている。
なお、操作レバー5とグリップ9との間には、任意の付勢部材、たとえばコイルスプリング11を設けて、操作レバー5をグリップ9に対して、図6に示すような常時(操作レバー5の解放時)離反状態に付勢可能としている。
操作者は、コイルスプリング11の付勢力に抗してグリップ9および操作レバー5を握持して携帯式台紙なしラベル印字貼付け機1内のプラテンユニット6および印字器7を駆動するとともに、この握持操作を解放後、携帯式台紙なしラベル印字貼付け機1の貼付けローラー8による台紙なしラベル3の貼付け操作を行うことになる。
【0005】
台紙なしラベル3は、これをロール状に巻いて用紙ホルダー4に保持するとともに、操作レバー5の操作にともなって、プラテンユニット6により印字器7方向に台紙なしラベル3を帯状に繰り出し、プラテンユニット6の先端部でプラテンユニット6から台紙なしラベル3を分離し、貼付けローラー8により台紙なしラベル3を被貼付け体(図示せず)に貼り付け可能とする。ただし、台紙なしラベル3には所定ピッチで移送用スリット3Aなどを形成し、プラテンユニット6上を移送する際に、任意の切断分離ユニット(図示せず)により、帯状の台紙なしラベル3から単葉のラベル片3Bとすることができる。
【0006】
用紙ホルダー4は、側板2の上面に設けたホルダー軸12のまわりに側板2に対して開閉回動可能とした断面半円弧状のホルダーカバー13と、このホルダーカバー13の内部に設けたラベル保持軸14と、側板2への固定用フック15と、を有し、ラベル保持軸14にロール状の台紙なしラベル3を装填保持可能としてある。
【0007】
プラテンユニット6は、用紙ホルダー4から帯状に繰り出された台紙なしラベル3をその上面に移送するもので、プラテンフレーム16と、移送ローラー17と、押付けエレメント18と、を有している。
【0008】
プラテンフレーム16は、側板2に設けたプラテン開閉軸19(図7)のまわりにこれを回動可能とし、側板2に対してプラテンユニット6全体を開閉し、台紙なしラベル3の挿通装填を可能とする。
プラテンフレーム16は、駆動ギア20および従動ギア21と、これら駆動ギア20および従動ギア21のまわりに掛け回した移送用無端ベルト22と、を備えており、駆動ギア20が移送ローラー17のローラーギア23に係合する。
移送用無端ベルト22は、移送ローラー17により移送されてくる台紙なしラベル3をさらに移送可能であって、その表面は、台紙なしラベル3の裏面(糊面)が接触移送されるため、非粘着性の物性を有するシリコーンあるいはフッ素系のゴム材からこれを構成するか、剥離剤などを塗布しておく。また、このプラテンユニット6に組み込まれた移送用無端ベルト22は、印字器7による台紙なしラベル3への押印動作の受け台(プラテン)ともなるもので、その内方において印字器7に対向する受圧用プレート22Aを配置してある。
なお、プラテンフレーム16の先端側の左右には、一対の係脱ローラー24を突出形成し、側板2に設けた開閉用つまみ25(図6)に連動してつまみ軸26(図7)のまわりに回動する開閉用係脱片27の係脱用凹部27Aに係脱可能としてある。ただし、つまみ軸26には任意のバネ材(図示せず)を設けて、開閉用係脱片27が係脱ローラー24に係合する方向にこれを付勢している。
すなわち、開閉用つまみ25は、係脱ローラー24に係脱する開閉用係脱片27を操作して、プラテンユニット6と開閉用係脱片27とを互いに係脱可能としている。
【0009】
移送ローラー17は、プラテンフレーム16に設けたローラー軸28のまわりに移送方向に所定ピッチでこれを回転可能としてある。
操作レバー5のレバー軸10の下方部に延びる連結アーム29(図6)に移送回動用爪30を往復動可能に取り付けてあり、この移送回動用爪30が移送ローラー17におけるローラーギア23の側面に放射状に設けた複数個の移送用突起31それぞれに係脱可能である。
【0010】
かくして、操作レバー5をグリップ9とともに握持および解放することにより、連結アーム29、移送回動用爪30およびローラーギア23などを介してローラー軸28のまわりに移送ローラー17を所定ピッチだけ回転して台紙なしラベル3を移送可能とするとともに、移送ローラー17のローラーギア23と駆動ギア20との連結係合により移送用無端ベルト22を回転させて台紙なしラベル3をその上面に移送可能である。
【0011】
さらに移送ローラー17に所定ピッチでその円周方向に移送用爪(図示せず)を突出形成し、この移送用爪を台紙なしラベル3の移送用スリット3Aに係脱可能としている。
なお、操作レバー5には、その先端側に二股状のヨーク部5Aを有し、このヨーク部5Aに印字器7(図6)を取り付けている。
【0012】
押付けエレメント18は、移送ローラー17に台紙なしラベル3を押し付けるためのものであり、エレメントフレーム32と、上下左右二対のバックアップローラー33と、バックアップローラー33の間に掛け回して中央に位置するバックアップリング34と、を有する。
なお、プラテンユニット6が開閉用係脱片27(図7)から離脱したときに、任意の付勢部材(たとえば板バネあるいはねじりコイルバネなど、図示せず)により、押付けエレメント18から移送ローラー17を離反させ、その間に台紙なしラベル3を挿通可能とする間隙35(図7)を形成可能とする。
ただし、プラテンフレーム16は、係脱ローラー25と開閉用係脱片27との係合により、上記付勢部材の付勢力に抗して側板2にこれを固定可能としている。
なお、エレメントフレーム32は、プラテンフレーム16の外壁面に設けたエレメント軸36(図7)のまわりにプラテンフレーム16に対してこれを回動可能としてあり、プラテンユニット6において押付けエレメント18に対してプラテンフレーム16を相対的に開閉可能としている。
【0013】
バックアップローラー33およびバックアップリング34は、台紙なしラベル3の裏面(糊面)が接触移送されるため、非粘着性の物性を有するシリコーンあるいはフッ素系のゴム材からこれを構成するか、剥離剤などを塗布しておくもので、台紙なしラベル3を移送ローラー17側に押し付け可能である。
また、バックアップローラー33およびバックアップリング34は、台紙なしラベル3の糊面に線接触するため、糊面との粘着力を極力小さくすることができるとともに、所定のバネ弾性をもった押付けが可能である。
バックアップローラー33は、移送ローラー17と押付けエレメント18との間に台紙なしラベル3を挟持しつつ、移送ローラー17の回転によって台紙なしラベル3を移送用無端ベルト22上に送り出す。
【0014】
印字器7は、操作レバー5における二股状のヨーク部5Aの先端部側にこれを取り付け、インキローラー37(図6)により印字器7の一列上に選択した複数個の活字(図示せず)にインキを塗布し、プラテンユニット6における移送用無端ベルト22の上面に移送されてきた台紙なしラベル3(ラベル片3B)に所定の情報を印字する。
【0015】
かくして、とくに図6に示すように、用紙ホルダー4の部分から側板2内をとおり、プラテンユニット6(移送ローラー17、押付けエレメント18)の先端部分に至る移送路38を形成している。
【0016】
貼付けローラー8は、側板2の先端下方部に位置し、プラテンユニット6における移送用無端ベルト22の先端部分で移送用無端ベルト22から剥離されたラベル片3Bを、携帯式台紙なしラベル貼付け機1全体の貼付け操作にともなって、貼付けローラー8によるラベル片3Bを被貼付け体に貼り付ける。
すなわち、貼付けローラー8は、側板2の端部(図6中、左端下方端部)に位置するとともに、その円周部の一部が側板2の外部に露出しており、側板2の外部に排出するようにプラテンユニット6およびその移送用無端ベルト22を通って側板2の外部に移送されてきたラベル片3Bを、貼付けローラー8を被貼付け体に打ち付けるようにして回転させることにより、被貼付け体に貼り付け可能とする。
【0017】
こうした構成の携帯式台紙なしラベル印字貼付け機1に台紙なしラベル3を装填する操作について図8ないし図10にもとづいて概説する。
図8は、用紙ホルダー4およびプラテンユニット6を側板2に対して開放した状態を示す概略側面図、図9は、プラテンユニット6のみを側板2に対して閉鎖した状態を示す概略側面図、図10は、プラテンユニット6および用紙ホルダー4を側板2に対して閉鎖した状態を示す概略側面図である。
ロール状の台紙なしラベル3を携帯式台紙なしラベル印字貼付け機1に装填する操作としては、図8に示すように、まず用紙ホルダー4を前記ホルダー軸12のまわりに図8中、時計方向に回動して開放するとともに、前記開閉用つまみ25(図6)を操作してプラテンユニット6を前記プラテン開閉軸19のまわりに反時計方向に回動して開放する。
【0018】
用紙ホルダー4が解放された状態で、ラベル保持軸14の側面からロール状の台紙なしラベル3をラベル保持軸14に嵌め込み、図中、仮想線で示すように、台紙なしラベル3の最先端部3Cからこれを帯状に引き出して側板2内の移送路38、すなわち、プラテンユニット6における移送ローラー17と押付けエレメント18との間の間隙35に挿通する。
【0019】
つぎに、図9に示すように、プラテンユニット6を時計方向に閉鎖することにより移送ローラー17と押付けエレメント18との間に台紙なしラベル3の最先端部3Cを挟持させる。
さらに図10に示すように、用紙ホルダー4を閉鎖して操作レバー5およびグリップ9の握持および開放操作を繰り返すことにより、移送ローラー17および移送用無端ベルト22を駆動して携帯式台紙なしラベル印字貼付け機1内に台紙なしラベル3を移送・装填することができるようにする。
【0020】
しかしながら、実際には、台紙なしラベル3の裏面側には台紙が積層されておらず粘着剤層が露出していることから、用紙ホルダー4とプラテンユニット6との間における移送路38に台紙なしラベル3が延びたままの状態で、用紙ホルダー4をホルダー軸12のまわりに閉鎖回動したときに、台紙なしラベル3にたるみが発生し、用紙ホルダー4におけるホルダーカバー13の円弧先端部13Aと台紙なしラベル3の最先端部3Cとの間のいずれかの部分の台紙なしラベル3が折り曲がり、ないしは折り畳まれて、図10に示すように台紙なしラベル3の裏面どうしが貼り付いて貼付き部分3Dが生じてその装填に支障があるという問題がある。
【0021】
さらに、この台紙なしラベル3の裏面どうしの貼付き現象を回避するためには、用紙ホルダー4を側板2に対して閉鎖する際に、台紙なしラベル3をラベル保持軸14に巻き戻すようにして閉める必要があるため、台紙なしラベル3の装填操作性が低下するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0022】
【特許文献1】特開2009−274282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、台紙なしラベルを用紙ホルダーから側板内に装填する際に台紙なしラベルの裏面どうしが貼り付いてしまうことを回避可能な携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置およびラベル保持方法を提供することを課題とする。
【0024】
また本発明は、台紙なしラベルを側板内に装填する操作性に優れた携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置およびラベル保持方法を提供することを課題とする。
【0025】
また本発明は、台紙なしラベルを保持した用紙ホルダーを側板にスライド閉鎖する操作だけで、台紙なしラベルを移送路内に適正に装填可能な携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置およびラベル保持方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0026】
すなわち本発明は、用紙ホルダーを側板に対して回動開閉ではなく、スライド開放およびスライド閉鎖することに着目したもので、第一の発明は、左右一対の側板と、この側板に対して開閉可能に設けるとともに、帯状の台紙なしラベルをロール状に保持可能な用紙ホルダーと、を有し、この用紙ホルダーから上記側板の内部を移送されて上記側板の外部に排出されてきた上記台紙なしラベルを貼り付けるための携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置であって、上記用紙ホルダーを上記側板に対してスライド開放して上記台紙なしラベルを上記用紙ホルダーにロール状に装填可能とし、上記用紙ホルダーから上記台紙なしラベルを帯状に繰り出して上記側板内に挿通した状態で、上記用紙ホルダーを上記側板に対してスライド閉鎖することを特徴とする携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置である。
【0027】
第二の発明は、左右一対の側板と、この側板に対して開閉可能に設けるとともに、帯状の台紙なしラベルをロール状に保持可能な用紙ホルダーと、を有し、この用紙ホルダーから上記側板の内部を移送されて上記側板の外部に排出されてきた上記台紙なしラベルを貼り付けるための携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置であって、上記用紙ホルダーを上記側板に対してスライド開放して上記台紙なしラベルを上記用紙ホルダーにロール状に装填可能とし、上記用紙ホルダーの上記側板に対するスライド閉鎖にともなって上記台紙なしラベルを上記用紙ホルダー内に巻き取り可能とするラベル巻取り機構を有することを特徴とする携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置である。
【0028】
第三の発明は、左右一対の側板と、この側板に対して開閉可能に設けるとともに、帯状の台紙なしラベルをロール状に保持可能な用紙ホルダーと、を有し、この用紙ホルダーから上記側板の内部を移送されて上記側板の外部に排出されてきた上記台紙なしラベルを貼り付けるための携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持方法であって、上記用紙ホルダーを上記側板に対してスライド開放して上記台紙なしラベルを上記用紙ホルダーにロール状に装填し、上記用紙ホルダーから上記台紙なしラベルを帯状に繰り出して上記側板内に挿通し、上記用紙ホルダーを上記側板に対してスライド閉鎖することを特徴とする携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持方法である。
【0029】
第四の発明は、左右一対の側板と、この側板に対して開閉可能に設けるとともに、帯状の台紙なしラベルをロール状に保持可能な用紙ホルダーと、を有し、この用紙ホルダーから上記側板の内部を移送されて上記側板の外部に排出されてきた上記台紙なしラベルを貼り付けるための携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持方法であって、上記用紙ホルダーを上記側板に対してスライド開放して上記台紙なしラベルを上記用紙ホルダーにロール状に装填し、上記用紙ホルダーの上記側板に対するスライド閉鎖にともなって上記台紙なしラベルを上記用紙ホルダー内に巻き取り可能とすることを特徴とする携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持方法である。
【0030】
上記側板と上記用紙ホルダーとの間に、上記用紙ホルダーのスライド開閉およびスライド閉鎖を可能とするスライド機構を設けていることができる。
【0031】
上記ラベル巻取り機構は、上記用紙ホルダーのスライド範囲内に設けたラックギアと、上記用紙ホルダーの上記ホルダー軸に設けた保持軸ギアと、この保持軸ギアおよび上記ラックギアに係脱するとともに、上記用紙ホルダーの上記スライド閉鎖にともなって上記ラックギアとの係合によりその回動力を上記保持軸ギアに伝達可能なピニオンギアと、を有することができる。
【0032】
上記ラベル巻取り機構は、上記用紙ホルダーの上記側板へのスライド閉鎖の終了にともなって、その巻取り機能を解除することができる。
【0033】
上記ピニオンギアは、上記用紙ホルダーの上記側板へのスライド閉鎖の終了にともなって、上記ラックギアとの係合を解除することができる。
【0034】
上記スライド機構は、上記側板と上記用紙ホルダーとの間に形成した蟻足・蟻溝構造を有することができる。
【0035】
上記用紙ホルダーのスライド開放にともなって、上記用紙ホルダーを上記側板に対して停止させるストッパー機構を設けていることができる。
【0036】
上記用紙ホルダーから帯状に繰り出された上記台紙なしラベルをその上面に移送するプラテンユニットを有し、このプラテンユニットに上記台紙なしラベルの最先端部を装填することができる。
【発明の効果】
【0037】
本発明による携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置およびラベル保持方法においては、従来のように用紙ホルダーを側板に対して回動開閉するのではなく、用紙ホルダーを側板に対してスライド開放およびスライド閉鎖するようにしたので、用紙ホルダーにロール状に巻かれているその円周部から帯状に繰り出される台紙なしラベルの最先端部までの間における台紙なしラベルの長さが従来の場合より短くすることができ、図10に示したように台紙なしラベルの裏面どうしが貼り付いて貼付き部分が生ずることを回避可能である。
【0038】
とくに第一の発明の携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置によれば、用紙ホルダーから台紙なしラベルを帯状に繰り出して側板内に挿通した状態で、用紙ホルダーを側板に対してスライド閉鎖するようにしたので、用紙ホルダーにロール状に巻かれているその円周部から帯状に繰り出されるその繰出し点がスライド閉鎖の動作で側板に対して大きく移動することがなく、したがって、台紙なしラベルが側板内の移送路において弛む可能性が低いため、台紙なしラベルの裏面どうしが貼り付いてしまうことがなく、台紙なしラベルの挿通装填に支障が生ずることはない。
【0039】
とくに第二の発明の携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置によれば、用紙ホルダーの側板に対するスライド閉鎖にともなって台紙なしラベルを用紙ホルダー内に巻き取り可能とするラベル巻取り機構を設けたので、台紙なしラベルの裏面どうしが貼り付いて貼付き部分が生ずる可能性がある弛んだ長さの台紙なしラベルを巻き取ることができる。
【0040】
とくに第三の発明の携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持方法によれば、用紙ホルダーから台紙なしラベルを帯状に繰り出して側板内に挿通し、用紙ホルダーを側板に対してスライド閉鎖するようにしたので、台紙なしラベルの裏面どうしが貼り付いて貼付き部分が生ずるだけの長さの台紙なしラベルを側板内部に挿通することがなく、台紙なしラベルの挿通装填に支障が生ずることはない。
【0041】
とくに第四の発明の携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持方法によれば、用紙ホルダーの側板に対するスライド閉鎖にともなって台紙なしラベルを用紙ホルダー内に巻き取り可能とするようにしたので、台紙なしラベルの裏面どうしが貼り付いて貼付き部分が生ずる可能性がある弛んだ長さの台紙なしラベルを巻き取った状態で台紙なしラベルを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の第1の実施例による携帯式台紙なしラベル貼付け機40のラベル保持装置41の概略側面図である。
【図2】同、スライド機構42の側面図である。
【図3】同、用紙ホルダー43を側板2にスライド閉鎖した状態の携帯式台紙なしラベル貼付け機40の概略側面図である。
【図4】本発明の第2の実施例による携帯式台紙なしラベル貼付け機60のラベル保持装置61の概略側面図である。
【図5】同、用紙ホルダー43を側板2にスライド閉鎖した状態の携帯式台紙なしラベル貼付け機60の概略側面図である。
【図6】従来の携帯式台紙なしラベル印字貼付け機1の概略側面図である。
【図7】同、一方の側板2を取り除いた状態の概略側面図である。
【図8】同、用紙ホルダー4およびプラテンユニット6を側板2に対して開放した状態を示す概略側面図である。
【図9】同、プラテンユニット6のみを側板2に対して閉鎖した状態を示す概略側面図である。
【図10】同、プラテンユニット6および用紙ホルダー4を側板2に対して閉鎖した状態を示す概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
本発明は、用紙ホルダーの側板に対するスライド閉鎖に連動して台紙なしラベルを用紙ホルダー内にセットするようにしたので、台紙なしラベルのたるみによる貼付き現象を防止することができる携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置およびラベル保持方法を実現した。
【実施例】
【0044】
つぎに本発明の第1の実施例による携帯式台紙なしラベル貼付け機40のラベル保持装置41およびラベル保持方法を図1ないし図3にもとづき説明する。ただし、図6ないし図10と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、携帯式台紙なしラベル貼付け機40のラベル保持装置41の概略側面図であって、携帯式台紙なしラベル貼付け機40は、ラベル保持装置41の部分のみが従来の携帯式台紙なしラベル印字貼付け機1(図6)とは異なる構成を有している。
【0045】
すなわち、ラベル保持装置41は、スライド機構42を設けている。
スライド機構42は、側板2と用紙ホルダー43との間にこれを設けているもので、側板2に対する用紙ホルダー43のスライド開閉およびスライド閉鎖を可能とする。
【0046】
図2は、スライド機構42の側面図であって、側板2と用紙ホルダー43との間に形成した蟻足・蟻溝構造を有する。
すなわち、用紙ホルダー43は、前記用紙ホルダー4(図6)に相当するものであるが、用紙ホルダー4とは異なって側板2に対して回動開閉するものではなく、側板2に対してスライド開閉するもので、ホルダー本体44に前記ラベル保持軸14に相当するラベル保持軸45をホルダー本体44に対して自由回転可能に突出形成している。
スライド機構42としては、ホルダー本体44の下部に蟻溝46を形成するとともに、この蟻溝46に係合して用紙ホルダー43のスライド開閉を可能とする蟻足47を側板2の上部に形成している。
【0047】
なお、必要であれば、用紙ホルダー43のスライド開放にともなって、用紙ホルダー43を側板2に対して停止させ、側板2からの用紙ホルダー43の落下を防止するストッパー機構48を設けることができる。
ストッパー機構48としては、側板2およびホルダー本体44の間に凹凸構造を採用するなど任意の構造を選択可能である。
たとえば、図1に要部を拡大して示すように、ホルダー本体44の下面に凸部49を形成するとともに、側板2の上面に凸部49に係脱する凹部50を形成しておくことができる。
【0048】
こうした構成の携帯式台紙なしラベル貼付け機40のラベル保持装置41に台紙なしラベル3を装填する操作としては、まず用紙ホルダー43を側板2に対して図1中、右方向にスライド開放する。
この開放状態でラベル保持軸45にロール状の台紙なしラベル3を取り付け、その最先端部3Cを引き出して、移送ローラー17と押付けエレメント18との間に挟み込むようにセットすることにより、プラテンユニット6に台紙なしラベル3の最先端部3Cを装填する。
【0049】
図3は、用紙ホルダー43を側板2にスライド閉鎖した状態の携帯式台紙なしラベル貼付け機40の概略側面図であって、用紙ホルダー43が側板2に対してスライド開放されている図1の状態から、図1中、左方向のスライド閉鎖に対して、用紙ホルダー43にロール状に巻かれている台紙なしラベル3の円周部から帯状に繰り出されるその繰出し点Pは、図3中においても、それほど大きく移動することがない。
すなわち、ラベル保持軸45から帯状に繰り出された台紙なしラベル3は側板2内ないし側板2への繰り込み部分の付近において、弛みがそれほど発生することなく、したがって、その裏面側の糊面が互いに貼り付いてしまうことを回避可能であって、側板2内への台紙なしラベル3の装填を完了することができる。
【0050】
かくして、用紙ホルダー43を側板2に対してスライド開放して台紙なしラベル3を用紙ホルダー43にロール状に取り付け、用紙ホルダー43から台紙なしラベル3を帯状に繰り出して側板2内に挿通し、帯状に繰り出された台紙なしラベル3をその上面に移送するプラテンユニット6に台紙なしラベル3の最先端部3Cを装填するとともに、用紙ホルダー43を側板2に対してスライド閉鎖する動作のみで、台紙なしラベル3に弛みを発生することなく、その挿通装填操作を終了することができる。
【0051】
図4は、本発明の第2の実施例による携帯式台紙なしラベル貼付け機60のラベル保持装置61の概略側面図であって、携帯式台紙なしラベル貼付け機60は、ラベル保持装置61の部分のみが従来の携帯式台紙なしラベル印字貼付け機1(図6)および第1の実施例による携帯式台紙なしラベル貼付け機40(図1)とは異なる構成を有している。
【0052】
すなわち、ラベル保持装置61は、前述したスライド機構42に加えて、ラベル巻取り機構62を有する。
ラベル巻取り機構62は、ラックギア63と、保持軸ギア64と、ピニオンギア65と、を有し、用紙ホルダー43の側板2に対するスライド閉鎖にともなって台紙なしラベル3を用紙ホルダー43内に巻き取り可能とする。
【0053】
ラックギア63は、棒状のギアであって、スライド機構42とはずれた位置において用紙ホルダー43のスライド開閉範囲内すなわち、側板2の上面に固定してこれを設けてある。
【0054】
保持軸ギア64は、用紙ホルダー43のラベル保持軸45に同軸にこれを設けており、ラベル保持軸45とともに一体的に台紙なしラベル3の繰出し方向(正方向)および巻戻し方向(逆方向)に回動する。
【0055】
ピニオンギア65は、ホルダー本体44にこれを自由回動(従動回動)可能に設けてあり、保持軸ギア64およびラックギア63に係脱し、スライド機構42に沿った用紙ホルダー43のスライド閉鎖にともなってそのスライド力を保持軸ギア64に伝達可能である。
【0056】
こうした構成の携帯式台紙なしラベル貼付け機60のラベル保持装置61に台紙なしラベル3を装填する操作としては、まず用紙ホルダー43を側板2に対して図4中、右方向にスライド開放する。
この開放状態でラベル保持軸45にロール状の台紙なしラベル3を取り付け、その最先端部3Cを引き出して移送ローラー17と押付けエレメント18との間に挟み込むようにセットすることにより、プラテンユニット6に台紙なしラベル3の最先端部3Cを装填する。
【0057】
用紙ホルダー43の側板2に対する図4中、左方向のスライド閉鎖に対して、ラックギア63が固定的であるため、ピニオンギア65が反時計方向に回動し、その回動力を保持軸ギア64に伝達し、保持軸ギア64は、ピニオンギア65とは反対方向すなわち、時計方向に逆転し、台紙なしラベル3をその逆回転分だけ巻き取る。すなわち、台紙なしラベル3を用紙ホルダー43内に巻き取り可能とすることができる。
したがって、台紙なしラベル3に弛みが生じたとしても、その弛み分を巻き取ることとなり、台紙なしラベル3の前記繰出し点Pは台紙なしラベル3のロール円周上では大きく移動することがない。
【0058】
図5は、用紙ホルダー43を側板2にスライド閉鎖した状態の携帯式台紙なしラベル貼付け機60の概略側面図であって、ラベル巻取り機構62は、用紙ホルダー43の側板2へのスライド閉鎖の終了にともなって、その巻取り機能を解除する。
具体的には、ピニオンギア65が、用紙ホルダー43の側板2へのスライド閉鎖の終了にともなって、ラックギア63との係合を解除するため、これ以上の台紙なしラベル3のラベル保持軸45への巻き戻しを停止することができる。
したがって、ラベル保持軸45から帯状に繰り出された台紙なしラベル3は側板2内ないし側板2への繰り込み部分の付近においてその裏面側の糊面が互いに貼り付いてしまうことを回避可能であって、側板2内への台紙なしラベル3の装填を完了することができる。
【0059】
また、ピニオンギア65が、用紙ホルダー43の側板2へのスライド閉鎖の終了にともなって、ラックギア63との係合を解除されているため、携帯式台紙なしラベル貼付け機60の使用にともなって用紙ホルダー43部分から台紙なしラベル3がその内部の移送路38に繰り出されてゆくことに支障はない。
【0060】
かくして、用紙ホルダー43を側板2に対してスライド開放して台紙なしラベル3を用紙ホルダー43にロール状に装填し、用紙ホルダー43の側板2に対するスライド閉鎖にともなって台紙なしラベル3を用紙ホルダー43内に巻き取り、挿通装填を完了することができる。
【符号の説明】
【0061】
1 携帯式台紙なしラベル印字貼付け機(従来、図6)
2 側板
3 台紙なしラベル
3A 台紙なしラベル3の移送用スリット
3B 台紙なしラベル3の単葉のラベル片
3C 台紙なしラベル3の最先端部(図1、図3、図8)
3D 台紙なしラベル3の貼付き部分(図10)
4 用紙ホルダー
5 操作レバー
5A 操作レバー5の二股状のヨーク部
6 プラテンユニット
7 印字器
8 貼付けローラー
9 グリップ
10 レバー軸
11 コイルスプリング
12 ホルダー軸
13 ホルダーカバー
13A ホルダーカバー13の円弧先端部(図8)
14 ラベル保持軸
15 固定用フック
16 プラテンフレーム
17 移送ローラー
18 押付けエレメント
19 プラテン開閉軸
20 駆動ギア
21 従動ギア
22 移送用無端ベルト
22A 移送用無端ベルト22の受圧用プレート
23 ローラーギア
24 係脱ローラー
25 開閉用つまみ
26 つまみ軸
27 開閉用係脱片
27A 開閉用係脱片27の係脱用凹部
28 ローラー軸
29 連結アーム
30 移送回動用爪
31 移送用突起
32 エレメントフレーム
33 バックアップローラー
34 バックアップリング
35 間隙
36 エレメント軸
37 インキローラー
38 移送路
40 携帯式台紙なしラベル貼付け機(図1)
41 携帯式台紙なしラベル貼付け機40のラベル保持装置(第1の実施例、図1)
42 スライド機構
43 用紙ホルダー
44 ホルダー本体
45 ラベル保持軸
46 蟻溝
47 蟻足
48 ストッパー機構
49 凸部
50 凹部
60 携帯式台紙なしラベル貼付け機(図4)
61 携帯式台紙なしラベル貼付け機60のラベル保持装置(第2の実施例、図4)
62 ラベル巻取り機構
63 ラックギア
64 保持軸ギア
65 ピニオンギア
P 用紙ホルダー43にロール状に巻かれている台紙なしラベル3の円周部から帯状に繰り出されるその繰出し点(図1、図3、図4、図5)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右一対の側板と、
この側板に対して開閉可能に設けるとともに、帯状の台紙なしラベルをロール状に保持可能な用紙ホルダーと、を有し、
この用紙ホルダーから前記側板の内部を移送されて前記側板の外部に排出されてきた前記台紙なしラベルを貼り付けるための携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置であって、
前記用紙ホルダーを前記側板に対してスライド開放して前記台紙なしラベルを前記用紙ホルダーにロール状に装填可能とし、
前記用紙ホルダーから前記台紙なしラベルを帯状に繰り出して前記側板内に挿通した状態で、前記用紙ホルダーを前記側板に対してスライド閉鎖することを特徴とする携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置。
【請求項2】
左右一対の側板と、
この側板に対して開閉可能に設けるとともに、帯状の台紙なしラベルをロール状に保持可能な用紙ホルダーと、を有し、
この用紙ホルダーから前記側板の内部を移送されて前記側板の外部に排出されてきた前記台紙なしラベルを貼り付けるための携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置であって、
前記用紙ホルダーを前記側板に対してスライド開放して前記台紙なしラベルを前記用紙ホルダーにロール状に装填可能とし、
前記用紙ホルダーの前記側板に対するスライド閉鎖にともなって前記台紙なしラベルを前記用紙ホルダー内に巻き取り可能とするラベル巻取り機構を有することを特徴とする携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置。
【請求項3】
前記側板と前記用紙ホルダーとの間に、前記用紙ホルダーのスライド開閉およびスライド閉鎖を可能とするスライド機構を設けていることを特徴とする請求項1または2記載の携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置。
【請求項4】
前記ラベル巻取り機構は、
前記用紙ホルダーのスライド範囲内に設けたラックギアと、
前記用紙ホルダーの前記ホルダー軸に設けた保持軸ギアと、
この保持軸ギアおよび前記ラックギアに係脱するとともに、前記用紙ホルダーの前記スライド閉鎖にともなって前記ラックギアとの係合によりその回動力を前記保持軸ギアに伝達可能なピニオンギアと、を有することを特徴とする請求項2記載の携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置。
【請求項5】
前記ラベル巻取り機構は、
前記用紙ホルダーの前記側板へのスライド閉鎖の終了にともなって、その巻取り機能を解除することを特徴とする請求項2または4記載の携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置。
【請求項6】
前記ピニオンギアは、
前記用紙ホルダーの前記側板へのスライド閉鎖の終了にともなって、前記ラックギアとの係合を解除することを特徴とする請求項4記載の携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置。
【請求項7】
前記スライド機構は、前記側板と前記用紙ホルダーとの間に形成した蟻足・蟻溝構造を有することを特徴とする請求項3記載の携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置。
【請求項8】
前記用紙ホルダーのスライド開放にともなって、前記用紙ホルダーを前記側板に対して停止させるストッパー機構を設けていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置。
【請求項9】
前記用紙ホルダーから帯状に繰り出された前記台紙なしラベルをその上面に移送するプラテンユニットを有し、
このプラテンユニットに前記台紙なしラベルの最先端部を装填することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持装置。
【請求項10】
左右一対の側板と、
この側板に対して開閉可能に設けるとともに、帯状の台紙なしラベルをロール状に保持可能な用紙ホルダーと、を有し、
この用紙ホルダーから前記側板の内部を移送されて前記側板の外部に排出されてきた前記台紙なしラベルを貼り付けるための携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持方法であって、
前記用紙ホルダーを前記側板に対してスライド開放して前記台紙なしラベルを前記用紙ホルダーにロール状に装填し、
前記用紙ホルダーから前記台紙なしラベルを帯状に繰り出して前記側板内に挿通し、前記用紙ホルダーを前記側板に対してスライド閉鎖することを特徴とする携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持方法。
【請求項11】
左右一対の側板と、
この側板に対して開閉可能に設けるとともに、帯状の台紙なしラベルをロール状に保持可能な用紙ホルダーと、を有し、
この用紙ホルダーから前記側板の内部を移送されて前記側板の外部に排出されてきた前記台紙なしラベルを貼り付けるための携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持方法であって、
前記用紙ホルダーを前記側板に対してスライド開放して前記台紙なしラベルを前記用紙ホルダーにロール状に装填し、
前記用紙ホルダーの前記側板に対するスライド閉鎖にともなって前記台紙なしラベルを前記用紙ホルダー内に巻き取り可能とすることを特徴とする携帯式台紙なしラベル貼付け機のラベル保持方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−184016(P2012−184016A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−47464(P2011−47464)
【出願日】平成23年3月4日(2011.3.4)
【出願人】(307010993)株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【出願人】(000130581)サトーホールディングス株式会社 (1,153)
【Fターム(参考)】