説明

携帯情報端末保護用のソフトケース

【課題】 携帯情報端末のソフトケースのタッチパネル操作部の透明窓は使用されてい
る間に汚れや黄変又は傷等により窓の透明度が悪くなるが透明窓が縫い付けられている
為、交換する場合は糸をほどいて再度縫い付ける必要がありその補修に大変困難をきた
していた。
【解決手段】 本発明は、タッチパネルの操作窓部の周辺のケースに窓板を着脱するた
めのレ−ルの役目を果たす窓板ガイドを固定して、窓板をガイドに着脱可能に挿入さし
て装着固定されるようにした携帯情報端末保護用のソフトケースを実現することにより
問題を解決したものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はタッチパネルを持った携帯情報端末保護用のソフトケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、現場で生の情報を直ちに入力し処理するための小型携帯情報端末が各分野におい
て使用されており、この携帯情報端末は電力、ガス、水道等のメータの検針や自動販売
機の商品の補充のデータ処理等に活用されている。このような用途に使用されている携
帯情報端末は、機器本体を衝撃や外部の環境から保護するために、作業者の衣服のポケ
ットやベルトや衣服に装着可能なソフトケースに収納された状態で多く使用されている。
最近、この携帯情報端末に操作を容易にするためにタッチパネルを持ったものが実用化
されている。
タッチパネルを持った携帯情報端末のソフトケースは、図2に示すように携帯情報端末
のソフトケース10には、タッチパネルをソフトケースの上から操作できるようにタッチ
パネルの部分が樹脂製の透明窓を持ったタッチパネル操作部20とソフトケースの上か
ら複数のキースイッチを操作できるようにした透明のキースイッチ操作部40が設けら
れている。
前記ソフトケース10は、塩化ビニール等の軟質合成樹脂製であり、前記タッチパネル
操作部20とキースイッチ操作部40に対応する部分はソフトケースの上から操作できる
ように樹脂製の透明窓となっている。
前記ソフトケース 10に収納された携帯情報端末の操作は、携帯情報端末をソフトケ
ース10に収納した状態で前記タッチパネル操作部2の透明シートの上にタッチして行
われ、又前記キースイッチ操作部40の透明シートの上からキースイッチを手で押して行
っている。
【0003】
【特許文献1】特願平07−058458号公報,
【特許文献2】特願平07−321474号公報,
【特許文献3】特願平08−293682号公報
【特許文献4】特願2000−151127号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
携帯情報端末のソフトケースのタッチパネル操作部の透明窓は使用されている間に汚れ
や黄変又は傷等により窓の透明度が悪くなり、タッチパネル操作が正しく行えなくなる
ようになる。
従来の携帯情報端末のソフトケース10は、ソフトケース本体にタッチパネル操作部
20の樹脂製の透明窓が縫い目50により直接縫い付けられている為、透明窓を交換する
場合は、糸をほどいて再度縫い付ける必要がありその補修に大変困難をきたしていた。
このため、他の部分は充分使用可能なソフトケースを破棄して交換することも多かった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ケースを開かずにキー操作が行なえる柔軟性を持ち透明である窓部と有する
タッチパネルを有する携帯用情報端末を収納するソフトケースにおいて、ケースに収容
される携帯用情報端末のタッチパネルの操作部をカバーする大きさに設定されたタッチ
パネルの操作窓部をケースの上面に設けるとともに、概タッチパネルの操作窓部の周辺
のケースに窓板を着脱するためのレ−ルの役目を果たす窓板ガイドが固定され、透明な
窓板が窓板ガイドに着脱可能に挿入されタッチパネルの操作窓部に装着固定されるよう
にした携帯情報端末保護用のソフトケースを実現することにより問題を解決したもので
ある。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、携帯情報端末のソフトケースのタッチパネル部の透明窓が使用されてい
る間に汚れや黄変又は傷等により窓の透明度が悪くなった場合には、タッチパネル透明
窓2いつでも誰でも自由に交換することが出来る。
このため、従来のソフトケースのように透明窓2を固定している、糸をほどいて再度
縫い付けたり、他の部分は使用可能なソフトケースを交換することがなくなりソフトケ
ースの管理コストが削減される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の携帯用出電子機器のソフトケース について実施例により説明する。
図1は、本発明の携帯用出電子機器のソフトケースの外観を示す図である。図1おい
て、10は携帯用出電子機器を収容した本発明の携帯用出電子機器のソフトケース であ
る。ソフトケース 10はこれに収納される携帯用情報端末の外形に応じた形状に形成さ
れている。ソフトケース 10は上部カバー11と下部カバー12とにより構成されてお
り、上部カバー11と下部カバー12はその片側面がファスナー等を使用したの開閉機
構で固着され、上部カバー11下部カバー12を開いて携帯機器の出し入れを行う。
20はソフトケース 10のカバー11の上面に設けられたタッチパネルの操作窓部、
40はキーボード等の操作部である。
カバー11のタッチパネルの操作窓部20は、ソフトケース 10に収容される携帯用
情報端末のタッチパネルの操作部と表示部とをカバーする大きさに設定されている。
21は、タッチパネルの操作窓部20の周辺のカバー11の内側に固定され、窓板が着
脱できる様レ−ルの役目を果たす窓板ガイドである。
【0008】
30はタッチパネルの操作窓部20の透明なプラスチックの窓板である。プラスチックの
窓板30は窓板ガイド21に挿入されタッチパネルの操作窓部20に装着固定される。
上部カバー11のキーボード等の操作窓部40は、ソフトケース 10に収容される携
帯用情報端末のキーボード等の操作部をカバーする大きさに設定されている。キーボー
ド等の操作窓部40には、内部が観察でき、しかも上部カバー11を開かずにキー操作が
行なえる透明な柔軟性の塩化ビニール等のフイルムが使用される。
13はタッチパネルの操作部の窓部を保護するカバーである。
ソフトケース 10の窓部20と40以外の部分は軟質合成樹脂等の素材で製作される。
本発明の携帯用情報端末のソフトケース は携帯用情報端末4使用に際してはカバー
10を開く必要はなく、機器の操作は上部カバー11の操作窓部20と40より行なうことが出来る。又、携帯用情報端末を操作しない時や、携帯する場合には、タッチパネルの操作部の窓部を保護するカバー13によりタッチパネルの操作窓部20を覆って窓部を保護する。
【0009】
本発明の携帯用情報端末のソフトケース は、使用されている間に携帯情報端末のソフ
トケースのタッチパネル部の透明窓に汚れや黄変又は傷等により窓の透明度が悪くなり、
タッチパネル操作が正しく行えなくなった場合には、タッチパネルの操作窓部20の周辺
のカバー11の内側に固定さている窓板ガイド21より透明度が悪くなったプラスチッ
クの板30を引き出して取り外し、新しい透明なプラスチックの板30を窓板ガイド21に
挿入してタッチパネルの操作窓部20に装着固定するだけの操作で、いつでも誰でも自由
に容易に透明窓20交換をおこなうことができる。
このたねめ、従来のソフトケースのように、透明窓20を交換する場合に、糸をほどい
て再度縫い付けたり、ソフトケース自体を交換する必要が無くなるのでソフトケースの
管理コストが大幅に削減出来る。

【産業上の利用可能性】
【0010】
本発明は、 現場で生の情報を直ちに入力し処理するための小型携帯情報端末を使用し
ている各種の業務で利用可能性である。

【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の携帯用出電子機器のソフトケースの外観を示す図である。
【図2】従来の携帯用出電子機器のソフトケースの外観を示す図である。
【符号の説明】
【0012】
10・・・ソフトケース
11・・・ソフトケースの上部カバー
12・・・ソフトケースの下部カバー
20・・・タッチパネルの操作窓部、
21・・・窓板ガイド
30・・・操作窓部20の透明なプラスチックの窓板
40・・・キーボード等の操作部
50・・・縫い目

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースを開かずにキー操作が行なえる柔軟性を持ち透明である窓部と有するタッチパネ
ルを有する携帯用情報端末を収納するソフトケースにおいて
ケースに収容される携帯用情報端末のタッチパネルの操作部をカバーする大きさに設定
されたタッチパネルの操作窓部をケースの上面に設けるとともに、
概タッチパネルの操作窓部の周辺のケースに窓板を着脱するためのレ−ルの役目を果た
す窓板ガイドが固定され、透明な窓板が窓板ガイドに着脱可能に挿入されタッチパネル
の操作窓部に装着固定されることを特徴とする携帯情報端末保護用のソフトケース。
【請求項2】
ケースを開かずにキー操作が行なえる柔軟性を持ち透明である窓部と有するタッチパネ
ルを有する携帯用情報端末を収納するソフトケースにおいて
ケースの上面にケースに収容される携帯用情報端末のタッチパネルの操作部をカバーす
る大きさに設定されたタッチパネルの操作窓部とキーボード等の操作部をケースの上面
に設けるとともに、
前記タッチパネルの操作窓部の周辺のケースに窓板を着脱するためのレ−ルの役目を果
たす窓板ガイドが固定され、透明な窓板が窓板ガイドに着脱可能に挿入されタッチパネ
ルの操作窓部に装着固定されることを特徴とする携帯情報端末保護用のソフトケース。
【請求項3】
ケースを開かずにキー操作が行なえる柔軟性を持ち透明である窓部と有するタッチパネ
ルを有する携帯用情報端末を収納するソフトケースにおいて,
ケースの上面にケースに収容される携帯用情報端末のタッチパネルの操作部をカバーす
る大きさに設定されたタッチパネルの操作窓部とキーボード等の操作部と携帯時にタッ
チパネルの操作部を覆うカバーをケースの上面に設けるとともに、
前記タッチパネルの操作窓部の周辺のケースに窓板を着脱するためのレ−ルの役目を果
たす窓板ガイドが固定され、透明な窓板が窓板ガイドに着脱可能に挿入されタッチパネ
ルの操作窓部に装着固定されることを特徴とする携帯情報端末保護用のソフトケース。



【図1】
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【図2】
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