説明

携帯機器

【課題】電源オン(オフ)操作時の操作性を犠牲にすることなく不所望な電源オン(オフ)を防止できるようにする。
【解決手段】電源オフ状態において、電源ボタンの操作と同時操作部材の操作とが同時になされていることを検出すると、CPUは電源オン処理を行い、カメラを電源オン状態とする。電源ボタンの単独操作では電源オン状態への移行はなされない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラ等の携帯機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、操作部材の誤操作を防止するための誤操作防止モードを備えたカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。このカメラでは、誤操作防止モード設定時には所定の操作部材の操作を無効とし、暗証番号を入力することで誤操作防止モードを解除する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−262905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カメラ等の携帯機器を持ち歩く際に、電源ボタンが不用意に操作されて電源オン状態に移行しないように、特許文献1のような誤操作防止モードを用いることが考えられる。しかし、モード解除には暗証番号の入力が必要なため、電源オンまでに時間がかかるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る携帯機器は、第1操作部材と、電源オン・オフ以外の機器動作を指示するための少なくとも1の第2操作部材と、第1操作部材の操作と、いずれかの第2操作部材の操作とが同時になされていることを検出して機器の電源オン・オフ状態を切換える制御手段とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、電源オン(オフ)操作時の操作性を犠牲にすることなく不所望な電源オン(オフ)を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の一実施形態におけるデジタルカメラを背面方向から見た斜視図。
【図2】上記カメラの制御系のブロック図。
【図3】図1とは異なるカメラの部分上面図。
【図4】カメラのスライド式操作部材の一例を示す図。
【図5】カメラ動作の一例を説明するフローチャート。
【図6】カメラ動作の他の例を説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して、本発明をデジタルカメラに適用した場合の一実施形態を説明する。
図1に示すように、カメラ本体の上面には、電源ボタン51、レリーズボタン52および撮影モードボタン53が配置されている。撮影モードボタン53は、複数の撮影モードからいずれかを選択するためのボタンである。
【0009】
カメラ本体の背面には、液晶モニタ54が配置されるとともに、その図示右側には、上から順に、ズーミングを指示するためのズームアップ/ダウンボタン55,56、複数の機能が割り付け可能なマルチセレクタ57、「撮影」と「再生」とを切換えるための撮影/再生切換ボタン58、メニュー画面を表示するためのメニューボタン59が設けられている。マルチセレクタ57は、上下左右部分の押圧操作が独立して可能である。また、上述したボタンは全て押圧式である。
【0010】
図2はカメラの制御ブロック図である。撮影レンズ11を透過した被写体光束は、撮像素子12で撮像され、その撮像信号は画像処理部13に入力される。画像処理部13を構成する画像処理回路13aは、入力された撮像信号に種々の処理を施して画像データを生成する。画像データは、表示回路13bによる処理を経て液晶モニタ54に画像として表示される。
【0011】
「撮影」が設定されているときは、上記撮像が繰り返され、その都度得られる画像データに基づく画像が液晶モニタ543に逐次更新表示される。この逐次更新表示は、ライブビュー表示またはスルー画表示と呼ばれ、撮影者はその表示画像を見ながら構図を決定する。撮影指示がなされると、改めて撮像が行われ、それによって生成された画像データは、コンピュータで扱うことが可能な画像ファイルとして、記録/再生回路13cによりメモリカード等の記録媒体15に記録される。
【0012】
「再生」が設定されているときは、記録媒体15に記録された画像データを記録/再生回路13cにて読み出し、画像処理回路13aおよび表示回路13bによる処理を経て液晶モニタ54に表示することができる。
【0013】
CPU16は、操作部17からの入力に応答して画像処理部13やズーム駆動回路18、その他の不図示の回路を制御する。操作部17は、上述したボタン51〜53、55,56、58、59やマルチセレクタ57を含む複数の操作部材から成る。例えばズームアップボタン55またはズームダウンボタン56が操作されると、CPU16はズーム駆動回路18を介してズームモータ19を駆動し、撮影レンズ11のズーミングを行う。
【0014】
次に、カメラの電源オン操作について説明する。
カメラに電源電池が装填されると、CPU16に電力が供給され、CPU16は電源オン操作の有無を監視する。この時点では他の多くの回路には給電がなされておらず、電源ボタン51以外の操作部材が単独で操作されてもカメラは動作しない。この状態を電源オフ状態と呼ぶ。
【0015】
カメラを電源オン状態とするには、電源ボタン51を押圧操作することになるが、カメラが不所望に電源オン状態となることを防止するために、電源ボタン51の単独操作では電源オン状態に移行させず、電源ボタン51と他の操作部材とを同時操作することで初めてカメラを電源オン状態に移行させる。「同時操作」とは、操作そのものを同時に行うという意味ではなく、一方が操作されている状態と他方が操作されている状態とが時間的に重なるという意味である。つまり、電源ボタン51を押した状態で他の操作部材を操作する、あるいは他の操作部材を操作した状態で電源ボタン51を押すことも同時操作である。
ここで、電源オン状態とは、カメラの各部に電源が供給可能となり、各操作部材の操作に従って全てのカメラ動作が行える状態をいう。
【0016】
電源ボタン51と同時操作すべき操作部材(以下、同時操作部材)は、押しボタン式、スライド式、回転式のいずれであってもよく、またカメラ本体のいずれの面に設けられた操作部材でもよい。ただし、同時操作部材が電源ボタン51と同様の押しボタンである場合は、同時操作部材はカメラ本体の外面のうち電源ボタン51が配置される面とは異なる面に配置されていることが望ましい。
【0017】
すなわち、カメラが不所望に電源オン状態となるのは、例えばカメラをバッグ等に入れて持ち歩く際に、バッグに入れた他の物(文庫本等)がカメラに当たって電源ボタン51を押してしまうことで発生し易い。この場合、電源ボタン51と同一の面に設けた操作ボタンは、電源ボタン51と同時に操作されてしまう可能性が高い。電源ボタン51と同時操作部材とが別の面に設けられている場合は、一方が押されても他方は押されない可能性が高く、不所望な電源オンをより確実に防止できる。
【0018】
図1の例では、電源ボタン51がカメラ本体の上面に配置されているので、同時操作部材は、上面とほぼ直交する背面に配置されたボタン55〜59のいずれかであることが望ましい。この場合、例えば右手の人差し指で電源ボタン51を、右手の親指で同時操作部材を同時操作(押圧)できる。また、カメラ本体の前面(撮影レンズが設けられる面)あるいは側面にも操作ボタンが配置されている場合は、それらの操作ボタンを同時操作部材としてもよい。
【0019】
一方、電源ボタン51と同一の面に設けられた操作部材であっても、電源ボタンと操作方向が異なるものであれば、これを同時操作部材として用いても差し支えない。
【0020】
一例として、図3に示すように、レリーズボタン52の周囲に回転式操作部材61を設けたカメラの場合は、この操作部材61を同時操作部材として用いることができる。操作部材61は、ノブ61aを手掛かりとして所定の角度範囲内で左右に回転操作可能であり、例えば左回転操作でズームダウンが、右回転操作でズームアップが指示される。操作部材61から手を離すと、中立位置に自動的に復帰する。
【0021】
この操作部材61の左回転操作または右回転操作と、電源ボタン51の押圧操作とが同時になされていることを検出してカメラを電源オン状態に移行させることが考えられる。操作部材61は、電源ボタン51と操作方向が異なるので、電源ボタン51と同一の面(上面)に設けられていていても、両者が不所望に同時操作される可能性は低い。また、この場合も右手の指のみを用いて同時操作が可能である。なお、操作部材61はズーム操作部材に限定されない。
【0022】
同様に、図4に示すようなスライド式の操作部材62も同時操作部材として用いることができる。この操作部材62は、左および右スライド操作が可能であり、操作部材62から手を離すと中立位置に自動的に復帰する。電源ボタン51と操作部材62とでは操作方向が異なるので、操作部材62が電源ボタン51と同一の面に設けられている場合でも、両者が不所望に同時操作される可能性は低い。
【0023】
なお、電源ボタン51と同一の面に配置され、かつ操作方向が同一の操作ボタン(例えば図1のボタン53)を同時操作部材とした場合でも、電源ボタン51と同時操作部材との距離が比較的長ければ、両ボタンが不所望に同時操作される可能性は低くなる。また、例えば電源ボタン51がカメラ本体の前面(背面)、同時操作部材が同背面(前面)に設けられる構成でもよい。
【0024】
ここで、従来は不所望な電源オンを防止するために、電源操作部材の操作をメカ的あるいはソフト的にロックするロック機構やロックモードを設けたり、電源ボタンを所定時間以上長押しして初めて電源オン状態に移行させたり、敢えて電源操作部材を操作し難くする(例えば、凹部の底に操作部材を設ける)などの方法が採られてきた。
【0025】
しかし、これらの方法は、いずれも電源オンの操作性に問題がある。ロック機構やロックモードを適用したものでは、電源オンにあたってロックを解除し、しかる後に電源オン操作を行わなければならず、電源オンまでに時間が掛かり、シャッタチャンスを逃すおそれもある。特に特許文献1のように、モード解除に暗証番号の入力を要求されるものでは、電源オンに多大な時間を要する。また、電源ボタンの長押しや、電源操作部材を操作し難くする方法も電源オン操作に時間がかかり、上述と同様の問題がある。
【0026】
一方、本実施形態のように、電源ボタン51と他の操作部材を同時操作する方法は、電源ボタン51を単独操作する場合と殆ど時間的な差はなく、素早く電源オン状態に移行させることができ、しかも不所望な電源オン状態への移行を阻止できる。
【0027】
図5は上述の動作を実現するためのCPU16による処理手順の一例を示している。
カメラに電源電池が装填されるとCPU16によってこのプログラムが起動され、CPU16は、ステップS1で電源ボタン51の操作の有無を監視する。この間、カメラは電源オフ状態を維持する。
【0028】
電源ボタン51の押圧操作がステップS1で確認されると、予め設定されている同時操作部材の操作の有無をステップS2で判定する。同時操作部材が操作されていなければ、電源オン処理を行わずにステップS1に戻る。
【0029】
一方、同時操作部材が操作されている場合、つまり電源ボタン51の操作と、同時操作部材の操作とが同時になされていることを検出すると、CPU16はステップS3で所定の電源オン処理を行い、カメラを電源オン状態とする。電源オンに伴い、CPU16は、例えばレンズバリアを開放したり、沈胴位置にある撮影レンズを撮影可能位置に繰り出すなどの初期動作を行い、またライブビュー表示を開始する。
【0030】
その後、CPU16はステップS4で電源ボタン51の操作の有無を判定し、操作されていない場合はステップS5で他の操作部材の操作の有無を判定する。他の操作部材の操作を確認すると、その操作に応じたカメラ動作をステップS6で行い、ステップS4に戻る。このカメラ動作は、撮影準備動作、撮影動作、再生動作等を含む。
【0031】
ステップS4で電源ボタン51の押圧操作(電源オフのための操作)を確認すると、CPU16は、ステップS7で所定の電源オフ処理を行う。すなわち、例えば撮影レンズを沈胴位置に繰り込んだり、レンズバリアを閉じるなどの終了動作を行った後、カメラを電源オフ状態とし、その後、ステップS1に戻る。
【0032】
ところで、同時操作部材はいずれかの操作部材に固定されていてもよいが、これをユーザが自由に選べる(変更できる)ようにしてもよい。例えば、メニュー画面等で同時操作部材設定モードを設定すると、同時操作部材をいずれに割り当てるかを選択でき、ユーザがいずれかの操作部材を選択すると、CPU16は、その操作部材を同時操作部材として不揮発性メモリ20に記憶する。以降は、その記憶された操作部材が同時操作部材として機能する。なお、上記設定モードにおける選択肢には、「いずれの操作部材も同時操作部材として設定しない」があってもよい。これが選択された場合、CPU16は、従来どおり電源ボタン51の単独操作のみで電源オン状態に移行させる。
【0033】
他の方法として、電源オフ操作時に電源ボタン51と他のいずれかの操作部材を同時操作すると、そのとき操作した操作部材が、次回電源オン時における同時操作部材として設定されるようにしてもよい。以下、この機能について詳述する。
【0034】
図6は図5に代わる処理手順例を示し、図5と同様のステップには同一のステップ番号を付してある。
ステップS1が肯定されると、CPU16は、ステップS21でメモリ20の所定領域を参照し、同時操作部材情報(同時操作部材が何であるかを示す情報)の有無を判定する。ステップS21が否定されるとステップS3に進み、肯定されるとステップS22に進む。ステップS22では、同時操作部材情報に基づいて、同時操作部材が何であるかを認識し、その後、ステップS2に進む。
【0035】
ステップS4で電源ボタン51の押圧操作を確認すると、CPU16は、ステップS23で他の操作部材が操作されているか否かを判定する。他の操作部材の操作が確認されるとステップS24に進み、その操作された操作部材を同時操作部材とする同時操作部材情報をメモリ20に記憶する。一方、ステップS23が否定されるとステップS25に進み、メモリの同時操作部材情報を削除する。ステップS24,S25の後はステップS7に進む。
【0036】
これによれば、電源オン状態のときにユーザが他の操作部材を操作しながら電源ボタン51を操作すると(電源オフを指示すると)、その操作した操作部材が次回電源オン時の同時操作部材に設定される。また、次回電源オン時の同時操作部材を設定したくないとき、つまり従来どおりに電源ボタン51の単独操作のみで電源オンさせたい場合は、電源ボタン51の単独操作のみで電源オフを指示すればよい。ユーザは、撮影が終了して電源オフ後にカメラをバッグ等に仕舞うような場合は、誤操作防止のために同時操作部材が設定されるようにし、そうでない場合は、同時操作部材が設定されないようにすればよい。
【0037】
なお以上では、電源オフ状態から電源オン状態への移行(以下、オン移行)に同時操作を適用したが、電源オン状態から電源オフ状態への移行(以下、オフ移行)に同時操作を適用してもよい。また、上記双方に適用する場合は、オン移行のための同時操作部材と、オフ移行のための同時操作部材とを同じ操作部材としてもよいし、互いに異なる操作部材としてもよい。
【0038】
ここで、カメラをバッグ等に入れて持ち歩く際に、電源ボタンと同時操作部材とが不所望に同時操作されてしまったとする。このような状況は連続して起こる可能性があるから、オン移行のための同時操作部材と、オフ移行のための同時操作部材とが同じ操作部材の場合は、電源オン・オフ状態の切換わりが繰り返されるおそれがある。しかし、上記両同時操作部材が互いに異なる操作部材であれば、電源オン・オフ状態の切換わりが繰り返される可能性は低い。
【0039】
オン移行のための同時操作部材と、オフ移行のための同時操作部材とを、機能的あるいは位置的に対をなす2操作部材に割り付けることで、ユーザは感覚的に両同時操作部材を把握し易くなる。具体例としては、オン移行のための同時操作部材をズームアップボタン55に、オフ移行のための同時操作部材をズームダウンボタン56にそれぞれ割り付ける、あるいは、オン移行のための同時操作部材をマルチセレクタ57の上操作部に、オフ移行のための同時操作部材をマルチセレクタ57の下操作部にそれぞれ割り付けるなどが考えられる。
【0040】
また以上では、同時操作部材が予め特定されている(カメラで特定されている、あるいはユーザにより特定される)例を示したが、特定されていなくてもよい。すなわち、電源ボタン51の操作と、他の操作部材のいずれか(いずれでもよい)の操作が同時になされていることを検出して電源オン・オフ状態を切換える構成であってもよい。さらに、電源ボタン51と他の2以上の操作部材の同時操作を検出して電源オン・オフ状態を切換得るようにしてよい。
【0041】
また、デジタルカメラにて説明したが、PDAや電子ブック、音楽プレーヤなどの他の携帯機器にも本発明を同様に適用できる。
【符号の説明】
【0042】
16 CPU
51 電源ボタン
52 レリーズボタン
53 撮影モードボタン
55 ズームアップボタン
56 ズームダウンボタン
57 マルチセレクタ
58 撮影/再生切換ボタン
59 メニューボタン
61 回転式操作部材
62 スライド式操作部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1操作部材と、
電源オン・オフ以外の機器動作を指示するための少なくとも1の第2操作部材と、
前記第1操作部材の操作と、いずれかの前記第2操作部材の操作とが同時になされていることを検出して機器の電源オン・オフ状態を切換える制御手段とを具備することを特徴とする携帯機器。
【請求項2】
前記制御手段は、前記第1操作部材の操作と、前記第2操作部材のうちの予め決められた特定の操作部材の操作とが同時になされていることを検出して機器の電源オン・オフ状態を切換えることを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
【請求項3】
前記第1操作部材と前記特定の操作部材は、機器本体の互いに異なる外面に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の携帯機器。
【請求項4】
前記第1操作部材と前記特定の操作部材は、各々の操作方向が互いに異なることを特徴とする請求項2または3に記載の携帯機器。
【請求項5】
前記制御手段は、ユーザにより単独操作が指示されているときは、前記第1操作部材の操作のみを検出して機器の電源オン・オフ状態を切換えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の携帯機器。
【請求項6】
ユーザが複数の前記第2操作部材からいずれかを選択する選択モードを設け、前記制御手段は、前記選択モードで選択された第2操作部材を前記特定の操作部材と認識することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の携帯機器。
【請求項7】
前記制御手段は、機器が電源オン状態のときに、前記第1操作部材の操作と、いずれかの前記第2操作部材の操作とが同時になされていることを検出すると、そのとき操作されている前記第2操作部材を前記特定の操作部材として記憶するとともに機器を電源オフ状態に切換え、機器が電源オフ状態のときに、前記第1操作部材の操作と、前記記憶されている特定の操作部材の操作とが同時になされていることを検出すると、機器を電源オン状態に切換えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の携帯機器。
【請求項8】
前記制御手段は、前記第1操作部材の操作と、前記第2操作部材のうちの予め決められた特定の操作部材の操作とが同時になされていることを検出して機器を電源オフ状態から電源オン状態に切換えるとともに、前記第1の操作部材の操作と、前記第2操作部材のうちの前記特定の操作部材とは異なる操作部材の操作とが同時にされていることを検出して機器を電源オン状態から電源オフ状態に切換えることを特徴とする請求項2に記載の携帯機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−57745(P2013−57745A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−195136(P2011−195136)
【出願日】平成23年9月7日(2011.9.7)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】