説明

携帯用粘着テープの製造方法

【課題】製造速度が高く、かつ従来使用していたフィルム及びプラスチック平板が不要でありコストが低減化されるために、大量生産が可能な携帯用粘着テープの製造方法を提供する。
【解決手段】フィルムを巻きつけずに紙巻6に直接粘着テープ1を巻きつけた後、紙巻の内部に接着剤11を塗布し、紙巻を抜き取らずにそのまま粘着テープを平らに(方向12)押しつぶす携帯用粘着テープの製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は携帯用粘着テープの製造方法において、製造効率を高める方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来この種の携帯用粘着テープの製造方法としては、プラスチック平板の周りに粘着テープを巻きつける方法又は、フィルムを巻きつけた紙巻の上から粘着テープを巻きつけた後、紙巻を抜き取り粘着テープを平らに押しつぶし、紙巻の代わりに芯としてプラスチック平板を圧入する方法がとられていた。これらの方法では大量生産が困難で1日1000個製造するのがやっとであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従って、需要増大に伴う大量生産化を図るためには、製造速度を上げるとともに、コストの低減化を図る手段を講じる必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上記の課題を解決するために考案したもので、フィルムを巻きつけずに紙巻に直接粘着テープを巻きつけた後、紙巻の内部に接着剤を塗布又は両面テープを貼付し、紙巻を抜き取らずにそのまま粘着テープを平らに押しつぶす製造方法である。
【発明の効果】
【0005】
本発明により、製造速度を上げると共に、従来使用していたフィルム及びプラスチック平板を不要とし、紙巻そのものを携帯用粘着テープの芯として活用することから、コストの低減及びエコ活動にもつながるものである。ちなみに本願発明の製造方法で製造すると、1日7000個の製造が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の携帯用粘着テープの製造方法における最良の形態について、図面を参照して説明する。
【実施例1】
【0007】
図1は、従来の携帯用粘着テープの斜視図である。1は粘着テープ、2はプラスチック平板を示す。
【実施例2】
【0008】
図2は、従来の携帯用粘着テープの製造方法を示すもので、プラスチック平板の周りに粘着テープを巻きつける方法を示す説明図である。1は粘着テープ、2はプラスチック平板、3は粘着テープの巻き付け方向を示す。
【実施例3】
【0009】
図3は、従来の携帯用粘着テープの製造方法を示すもので、フィルムを巻きつけた紙巻の上から粘着テープを巻きつけた後、紙巻を抜き取り粘着テープを平らに押しつぶし、紙巻の代わりに芯としてプラスチック平板を圧入する方法を示す説明図である。1は粘着テープ、2はプラスチック平板、4はフィルム、5はフィルムを巻きつけた紙巻の上から粘着テープを巻きつける方向、6は紙巻、7は紙巻を抜く方向、8は粘着テープを平らに押しつぶす方向、9はプラスチック平板の圧入方向を示す。
【実施例4】
【0010】
図4は、本願発明の携帯用粘着テープの製造方法を示すもので、フィルムを巻きつけずに紙巻に直接粘着テープを巻きつけた後、紙巻の内部に接着剤を塗布又は両面テープを貼付し、紙巻を抜き取らずにそのまま粘着テープを平らに押しつぶす方法を示す説明図である。
1は粘着テープ、6は紙巻、10はフィルムを巻きつけずに紙巻に直接粘着テープを巻きつける方向、11は接着剤の塗布、12は粘着テープの圧着方向を示す。
【産業上の利用可能性】
【0011】
今日では、携帯用粘着テープは、旅行や出張時等に携帯して、洋服の汚れとりや、宅配便の梱包、手持ち袋の仮止め、破れた箇所の補修用として、手で自由にカットして使用するもので、小型で軽量で便利である。
本発明は、製造効率を上げコスト低減やエコ活動にも役立つことから、顧客満足度が高まり、市場の要求が高まることが予想されるため、産業上の利用可能性が極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の携帯用粘着テープの斜視図である。
【図2】 従来の携帯用粘着テープの製造方法を示すもので、プラスチック平板の周りに粘着テープを巻きつける方法を示す説明図である。
【図3】 従来の携帯用粘着テープの製造方法を示すもので、フィルムを巻きつけた紙巻の上から粘着テープを巻きつけた後、紙巻を抜き取り粘着テープを平らに押しつぶし、紙巻の代わりに芯としてプラスチック平板を圧入する方法を示す説明図である。
【図4】 本願発明の携帯用粘着テープの製造方法を示すもので、フィルムを巻きつけずに紙巻に直接粘着テープを巻きつけた後、紙巻の内部に接着剤を塗布又は両面テープを貼付し、紙巻を抜き取らずにそのまま粘着テープを平らに押しつぶす方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1;粘着テープ
2;プラスチック平板
3;粘着テープの巻き付け方向
4;フィルム
5;フィルムを巻きつけた紙巻の上から粘着テープを巻きつける方向
6;紙巻
7;紙巻を抜く方向
8;粘着テープを平らに押しつぶす方向
9;プラスチック平板の圧入方向
10;フィルムを巻きつけずに紙巻に直接粘着テープを巻きつける方向
11;接着剤の塗布又は両面テープの貼付
12;粘着テープの圧着方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯用粘着テープの製造方法において、従来はプラスチック平板の周りに粘着テープを巻きつける方法又は、フィルムを巻きつけた紙巻の上から粘着テープを巻きつけた後、紙巻を抜き取り粘着テープを平らに押しつぶし、紙巻の代わりに芯としてプラスチック平板を圧入する方法がとられていたが、製造効率を上げるために、フィルムを巻きつけずに紙巻に直接粘着テープを巻きつけた後、紙巻の内部に接着剤を塗布又は両面テープを貼付し、紙巻を抜き取らずにそのまま粘着テープを平らに押しつぶことを特徴とする携帯用粘着テープの製造方法

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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