説明

携帯端末機およびその制御方法

【課題】商品購入時の利便性の向上を図ることを可能とする携帯端末機およびその制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】陳列された商品30に取り付けられた無線タグ32から読み取った第1の情報と、予めユーザからの操作に基づいて記憶された希望商品に関する第2の情報とを入力し(S100)、これら第1の情報と、第2の情報とを照らし合わせ(S110)、所定の条件が成立しているときには報知部14を制御してユーザに報知する(S120)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末機およびその制御方法に関し、特に無線タグとの間で無線通信を行なう機能を有する携帯端末機およびその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、需要者は何か物を購入するに際に、複数の店で商品の品質や価格を見比べたうえで気に入った物を購入する。また、同一の商品を購入するのであれば、なるべく廉価で売られている店で購入しようとする。しかしながら、需要者にとっては、同一の商品であっても店によって商品の小売価格が異なるところ、これらの小売価格をいちいち頭の中に記憶しなければならない。探している商品が一つであるならまだしも、複数の商品を探しているときにはそれら複数の商品の各々について記憶しなければならず、需要者にとっては到底その煩わしさにたえないという事情があった。
【0003】
そこで、商品に取り付けられた無線タグから商品名および価格を読み取って、内蔵するメモリに記憶できる装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この装置によれば、複数の店舗にて、商品に取り付けられた無線タグから商品名および価格を読み取り、商品の価格が安い物から順に画面に表示することができる。このため、ユーザは店舗ごとに商品の価格をわざわざ記憶せずとも、装置に記憶することにより店舗ごとの正確な価格を把握することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−215691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の装置では、個々の店舗にて商品価格を記憶するという煩わしさからは解放されるものの、店舗に行って自ら目的の商品を探し出さなければならないという煩わしさからは解放されない。また、店舗内を歩いているときに、希望する商品の存在に気づかずに通り過ぎてしまう場合がある。したがって、利便性が十分であるとは言えなかった。
【0006】
本発明は以上の課題に鑑みてなされたもので、商品購入時の利便性の向上を図ることを可能とする携帯端末機およびその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る携帯端末機は、無線タグとの間で電波を授受して商品に関する情報である第1の情報を受信する無線通信手段と、ユーザによって入力される商品に関する情報である第2の情報を記憶する記憶手段と、前記ユーザに報知を行なう報知手段と、前記無線タグより受信した前記第1の情報と前記記憶手段に記憶された前記第2の情報とを照らし合わせ、所定の条件が成立しているときに前記報知手段を制御して前記ユーザに報知する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る携帯端末機の制御方法は、無線タグとの間で電波を授受してこの商品に関する情報である第1の情報を受信する無線通信手段と、ユーザによって入力される商品に関する情報である第2の情報を記憶する記憶手段と、前記ユーザに報知を行なう報知手段とを備える携帯端末機の制御方法であって、前記無線タグから前記第1の情報を受信したときに、この第1の情報と前記記憶手段に記憶された前記第2の情報とを照らし合わせるステップと、所定の条件が成立しているときには、前記報知手段を制御して前記ユーザに報知するステップとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、無線タグとの間で電波を授受して受信した第1の情報とユーザによって入力されて記憶手段に記憶された第2の情報とを照らし合わせ、所定の条件が成立しているときには報知手段を制御してユーザに報知するので、所望の商品の存在に気づかずにユーザが通り過ぎてしまうことを抑制できる。したがって、ユーザにとって商品購入時の利便性の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施の形態1,2に係る携帯端末機の一構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る携帯端末機の制御部が実行するフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態2に係る携帯端末機に希望商品に関する情報を入力する際に表示される画面の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る携帯端末機の制御部が実行するフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2に係る携帯端末機において希望する商品が発見されたときに表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る携帯端末機の表示部に表示された検索履歴の一例を示す図である。
【図7】本発明の変形例に係る携帯端末機の希望商品に関する情報を入力する際に表示される画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明に係る携帯端末機について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
[実施の形態1]
まず、本発明の実施の形態1に係る携帯端末機10の構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係る携帯端末機10の一構成例を示すブロック図である。
本実施の形態に係る携帯端末機10は、図1に示すように、無線通信部11,操作部12,表示部13,報知部14,記憶部15,および制御部16を備えている。
【0013】
無線通信部11は、携帯端末機10と商品30とが、たとえば数m以内の距離まで接近したときに、商品30に取り付けられた無線タグ32との間で無線通信を行なって商品30の商品名および価格を含む第1の情報を受信するものである。
操作部12は、10キーを含む複数のボタンで構成され、ユーザの操作に基づいて信号を制御部16に送る。
表示部13は、たとえば液晶モニタにより構成されており、ユーザと携帯端末機10との間で情報のやり取りをするために使用されるものである。
報知部14は、スピーカからの音声や,LEDから発せられる光,バイブレータによる振動などによって所定の情報をユーザに報知する。
記憶部15は、アプリケーションのプログラムや、所定のデータを格納する。
制御部16は、他の構成要素と連携して全体的な制御を司る。
ここで、無線タグ32から無線通信部11が受信する第1の情報や記憶部15が記憶する第2の情報には、商品に関する情報、たとえば、その商品名や価格などが含まれる。
なお、上述した本実施の形態に係る携帯端末機10の各機能は、CPUやメモリ、各種インターフェースなどのハードウェア資源と、メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアとが協働することによって実現することができる。
【0014】
次に、本実施の形態に係る携帯端末10の動作を説明する。
図2は、本実施の形態に係る携帯端末機10の制御部16が実行するフローチャートである。このフローチャートは、無線通信部11が商品30に取り付けられた無線タグ32と無線通信を行なって第1の情報を受信するたびに実行される。
【0015】
まず、制御部16は、商品30に取り付けられた無線タグ32から無線通信部11が受信した第1の情報を読み込むとともに、予めユーザによって入力されて記憶部15に記憶された第2の情報を読み込む(ステップS100)。
【0016】
続いて、これら第1の情報と第2の情報とを照らし合わせて所定の条件が成立しているか否かを判定する(ステップS110)。
これら第1の情報と第2の情報とを照らし合わせた結果、所定の条件が成立していないと判定したときには(ステップS110:NO)、このままこのフローチャートを終了する。
【0017】
これに対し、第1の情報と第2の情報とを照らし合わせた結果、所定の条件が成立していると判定したときには(ステップS110:YES)、報知部14を制御してその旨をユーザに対して報知し(ステップS120)、このフローチャートを終了する。
このように、無線通信部12が無線タグ32と無線通信を行ない、制御部16によって所定の条件が成立していると判定されたときには、ユーザに対する報知がなされるので、ユーザは所望の商品の存在に気づくことができる。したがって、ユーザが所望の商品30が陳列されていることに気づかずに通り過ぎてしまうことが抑制され、商品購入時の利便性の向上を図ることができる。
【0018】
以上、本実施の形態に係る携帯端末機10によれば、無線通信部12が商品30に取り付けられた無線タグ32から受信した第1の情報と、ユーザからの操作に基づいて記憶部15に記憶された第2の情報とを照らし合わせ、所定の条件が成立しているときには前記ユーザに報知するよう制御部16が報知手段14を制御するので、所望の商品の存在に気づかずにユーザが通り過ぎてしまうことを抑制できる。したがって、ユーザにとって商品購入時の利便性の向上を図ることができるのである。
【0019】
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2に係る携帯端末機20について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態2に係る携帯端末機20の構成は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末機10と比べて異なるところはないため、同一の符号を用いるとともに、詳しい説明を省略する。
【0020】
次に、本実施の形態に係る携帯端末機20の動作を説明する。
ユーザは、事前に希望商品に関する第2の情報、すなわち、希望商品に対して一意に付されたJANコードなどのID(以下「希望商品ID」という。)や、商品名(以下「希望商品名」という。),その価格(以下「希望商品価格」という。)などの情報を入力しておく必要がある。
図3は、その際に表示部13に表示される画面である。図3に示すように、予め「希望商品ID」や「希望商品名」,「希望商品価格」などの情報を入力し、携帯端末機20内部の記憶部15に登録しておくのである。
【0021】
続いて、無線通信部11が商品30に取り付けられた無線タグ32と無線通信を行なった際の動作について説明する。
図4は、本実施の形態に係る携帯端末機20の制御部16が実行するフローチャートである。このフローチャートは、無線通信部11が商品30に取り付けられた無線タグ32と無線通信を行なってその商品名(以下「陳列商品名」という。)や商品30に対して一意に付されたJANコードなどのID(以下「陳列商品ID」という。),商品30の価格(以下「陳列商品価格」という。)などの情報を受信するたびに実行される。
【0022】
まず、制御部16は、商品30に取り付けられた無線タグ32から無線通信部11が受信した情報に含まれる「陳列商品名」や「陳列商品ID」,「陳列商品価格」を読み込むとともに、予めユーザによって入力されて記憶部15に記憶された「希望商品名」や「希望商品ID」,「希望商品価格」を読み込む(ステップS200)。
【0023】
次いで、「陳列商品ID」と「希望商品ID」とが一致しているか否かを調べる(ステップS210)。
両者が不一致のときや「希望商品ID」が入力されていないときには(ステップS210:NO)、さらに「陳列商品名」と「希望商品名」とを照合し(ステップS212)、「陳列商品名」と「希望商品名」とが一致していなければ(ステップS212:NO)、無線通信の対象である商品30は希望する商品ではないと判断し、そのままこのフローチャートを終了する。
【0024】
一方、「陳列商品ID」と「希望商品ID」とが一致しているときや(ステップS210:YES)、「陳列商品ID」と「希望商品ID」とが不一致であるとき、「希望商品ID」が入力されていないときであっても、「陳列商品名」と「希望商品名」とが一致しているときには(ステップS212:YES)、無線通信の対象である商品30が希望する商品であるものと判断し、「陳列商品価格」と「希望商品価格」とを比較する(ステップS220)。
「陳列商品価格」が「希望商品価格」以上であるときには(ステップS220:NO)、商品30が希望する商品であっても、その価格が希望する価格よりも高いと判断し、そのままこのフローチャートを終了する。
【0025】
これに対し、「陳列商品価格」が「希望商品価格」より小さいときや、「希望商品価格」が入力されていないときには(ステップS220:YES)、商品30が希望する商品であり、かつその価格が希望する価格が希望の範囲内であると判断し、報知部14を制御して音声やLEDによる光、バイブレータによる振動によってユーザの注意を喚起させるとともに、表示部13に希望する商品が「希望商品価格」より安く販売されている旨を表示させ(ステップS230)、このフローチャートを終了する。
【0026】
図5は、本実施の形態に係る携帯端末機20において希望する商品が発見されたときに表示部13に表示される画面の一例を示す図である。このように、ユーザが希望する商品が見つかった旨を表示部13に表示することによって、ユーザは希望の商品が「希望商品価格」より安く購入できることを把握することができる。
【0027】
ところで、ユーザが希望する商品が見つかったときには、その価格に関係なく、その商品に関する情報を検索履歴として記憶部15に記憶し、後でこの検索履歴を読み出して表示部13に表示させることが可能である。
図6は、本実施の形態に係る携帯端末機20の表示部13に表示された検索履歴の一例を示す図である。この検索履歴では、図6に示すように、「商品名」,「商品ID」,「価格」,「登録日」,「店名」,および「有効期限」を表示することができる。ここで、商品30に取り付けられた無線タグ32から取得できなかった情報については「−−−−」で表示されている。
このような検索履歴をユーザが後で参照することにより、たとえば、希望する商品の商品IDを参照したり、希望する価格を設定したりして、次に買い物をする際の参考情報として利用することができるのである。
【0028】
以上、本実施の形態に係る携帯端末機20によれば、無線通信部12が商品30に取り付けられた無線タグ32から受信した陳列商品名,陳列商品ID,および陳列商品価格とユーザからの操作に基づいて記憶部15に記憶された希望商品名,希望商品ID,および希望商品価格とを照らし合わせ、商品30が希望する商品であり、かつその価格が希望商品価格より安いと判断したときには、制御部16は報知手段14を制御してユーザの注意を喚起するとともに、表示部13に希望する商品が希望する価格より安く販売されている旨を表示するので、ユーザが気づかずに商品30の前を通り過ぎてしまうことを抑制できる。
また、商品を検索した履歴を保存し、ユーザが後で参照して次に買い物をする際の参考情報として利用することができる。
したがって、ユーザにとって、商品購入時の利便性の向上を図ることができる。
【0029】
[変形例]
なお、上述した実施の形態2では、図4のステップS212の処理にて、「陳列商品名」と「希望商品名」とを照合し、両者が一致しているときに商品30が希望する商品であると判断するものとして説明したが、これは完全一致の場合に限られず、部分的に一致している場合にも商品30が希望する商品であると判断するものとしてもよい。さらに、このように、部分一致の場合にも商品30が希望する商品であると判断するか否かは、ユーザの設定操作により適宜変更できるものとしてもよい。
【0030】
また、上述した実施の形態2では、希望する商品に関する情報を手作業によって入力して登録するものとして説明したが、たとえば、内蔵するカメラによって希望する商品に付されたバーコードや二次元コードから情報を読み込み、この情報に基づいて自動的に登録するものとしてもよい。
【0031】
さらに、上述した実施の形態2では、商品名,商品ID,価格に基づいて商品がユーザの希望に沿うものであるか否かを判断するものとして説明したが、その他、メーカー名,内容量,有効期限などを考慮して判断してもよい。
【0032】
また、上述した実施の形態2で説明した「陳列商品価格」や「希望商品価格」については、商品一つの価格に限定されず、単位量あたりの商品の価格(たとえば、1gあたりの価格など)であってもよい。この場合、図7に示すように、希望する商品の価格を単位量あたりの価格として入力しておく必要がある。
【0033】
さらに、上述した実施の形態1,2では、携帯端末機として説明したが、形態として携帯端末機の制御方法を採用してもよい。
【0034】
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0035】
(付記1)無線タグとの間で電波を授受して商品に関する情報である第1の情報を受信する無線通信手段と、ユーザによって入力される商品に関する情報である第2の情報を記憶する記憶手段と、前記ユーザに報知を行なう報知手段と、前記無線タグより受信した前記第1の情報と前記記憶手段に記憶された前記第2の情報とを照らし合わせ、所定の条件が成立しているときに前記報知手段を制御して前記ユーザに報知する制御手段とを備えることを特徴とする携帯端末機。
【0036】
(付記2)付記1に記載の携帯端末機において、前記第1の情報は、店舗に陳列された商品に対して一意に付されたIDである陳列商品IDを少なくとも含み、前記第2の情報は、前記ユーザが希望する商品に対して一意に付されたIDである希望商品IDを少なくとも含み、前記所定の条件は、前記陳列商品IDと前記希望商品IDとが一致していることを条件として含むことを特徴とする携帯端末機。
【0037】
(付記3)付記1または2に記載の携帯端末機において、前記第1の情報は、店舗に陳列された商品の商品名である陳列商品名を少なくとも含み、前記第2の情報は、前記ユーザが希望する商品の商品名である希望商品名を少なくとも含み、前記所定の条件は、前記陳列商品名のなかに前記希望商品名が含まれていることを条件として含むことを特徴とする携帯端末機。
【0038】
(付記4)付記1〜3の何れか一つに記載の携帯端末機において、前記第1の情報は、店舗に陳列された商品の価格である陳列商品価格を少なくとも含み、前記第2の情報は、前記ユーザが希望する商品の価格である希望商品価格を少なくとも含み、前記所定の条件は、前記陳列商品価格が前記希望商品価格を下回ることを条件として含むことを特徴とする携帯端末機。
【0039】
(付記5)付記1〜4の何れか一つに記載の携帯端末機において、前記報知手段は、画面表示,アラーム,振動,または発光により前記ユーザに報知を行なうことを特徴とする携帯端末機。
【0040】
(付記6)付記1〜5の何れか一つに記載の携帯端末機において、前記商品に付されたバーコードまたは二次元コードを撮影することにより前記第2の情報を読み取って前記記憶手段に記憶させる撮影手段をさらに備えることを特徴とする携帯端末機。
【0041】
(付記7)無線タグとの間で電波を授受してこの商品に関する情報である第1の情報を受信する無線通信手段と、ユーザによって入力される商品に関する情報である第2の情報を記憶する記憶手段と、前記ユーザに報知を行なう報知手段とを備える携帯端末機の制御方法であって、前記無線タグから前記第1の情報を受信したときに、この第1の情報と前記記憶手段に記憶された前記第2の情報とを照らし合わせるステップと、所定の条件が成立しているときには、前記報知手段を制御して前記ユーザに報知するステップとを備えることを特徴とする携帯端末機の制御方法。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、携帯端末機の製造産業などに利用可能である。
【符号の説明】
【0043】
10,20…携帯端末機、11…無線通信部、12…操作部、13…表示部、14…報知部、15…記憶部、16…制御部、30…商品、32…無線タグ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線タグとの間で電波を授受して商品に関する情報である第1の情報を受信する無線通信手段と、
ユーザによって入力される商品に関する情報である第2の情報を記憶する記憶手段と、
前記ユーザに報知を行なう報知手段と、
前記無線タグより受信した前記第1の情報と前記記憶手段に記憶された前記第2の情報とを照らし合わせ、所定の条件が成立しているときに前記報知手段を制御して前記ユーザに報知する制御手段と
を備えることを特徴とする携帯端末機。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯端末機において、
前記第1の情報は、店舗に陳列された商品に対して一意に付されたIDである陳列商品IDを少なくとも含み、
前記第2の情報は、前記ユーザが希望する商品に対して一意に付されたIDである希望商品IDを少なくとも含み、
前記所定の条件は、前記陳列商品IDと前記希望商品IDとが一致していることを条件として含む
ことを特徴とする携帯端末機。
【請求項3】
請求項1または2に記載の携帯端末機において、
前記第1の情報は、店舗に陳列された商品の商品名である陳列商品名を少なくとも含み、
前記第2の情報は、前記ユーザが希望する商品の商品名である希望商品名を少なくとも含み、
前記所定の条件は、前記陳列商品名のなかに前記希望商品名が含まれていることを条件として含む
ことを特徴とする携帯端末機。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか1項に記載の携帯端末機において、
前記第1の情報は、店舗に陳列された商品の価格である陳列商品価格を少なくとも含み、
前記第2の情報は、前記ユーザが希望する商品の価格である希望商品価格を少なくとも含み、
前記所定の条件は、前記陳列商品価格が前記希望商品価格を下回ることを条件として含む
ことを特徴とする携帯端末機。
【請求項5】
請求項1〜4の何れか1項に記載の携帯端末機において、
前記報知手段は、画面表示,アラーム,振動,または発光により前記ユーザに報知を行なう
ことを特徴とする携帯端末機。
【請求項6】
請求項1〜5の何れか1項に記載の携帯端末機において、
前記商品に付されたバーコードまたは二次元コードを撮影することにより前記第2の情報を読み取って前記記憶手段に記憶させる撮影手段
をさらに備えることを特徴とする携帯端末機。
【請求項7】
無線タグとの間で電波を授受してこの商品に関する情報である第1の情報を受信する無線通信手段と、ユーザによって入力される商品に関する情報である第2の情報を記憶する記憶手段と、前記ユーザに報知を行なう報知手段とを備える携帯端末機の制御方法であって、
前記無線タグから前記第1の情報を受信したときに、この第1の情報と前記記憶手段に記憶された前記第2の情報とを照らし合わせるステップと、
所定の条件が成立しているときには、前記報知手段を制御して前記ユーザに報知するステップと
を備えることを特徴とする携帯端末機の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−186985(P2011−186985A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−54202(P2010−54202)
【出願日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】