説明

携帯端末装置

【課題】待受画面上に見やすくメモなどのオブジェクト画像を表示できる携帯端末装置を提供すること。
【解決手段】携帯端末装置は、入力部と、表示部11と、記憶部と、制御部とを備える。入力部は、操作の入力を検出する。表示部11は、待受画面を表示する。記憶部は、待受画面上に表示されるオブジェクトであってショートカット情報と文字情報との少なくとも一方が対応付けられた複数のオブジェクトと、複数のオブジェクトを分類するためのグループの情報とを対応付けて記憶する。制御部は、待受画面上にグループ別に分割されることで構成される複数の分割領域50を設定し、各オブジェクトが属するグループに対応した分割領域50に複数のオブジェクト画像42を表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、待受画面を表示可能な表示部を備えた携帯端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
数ある携帯端末装置の中には、表示部を備えるものがある。このような携帯端末装置として、例えば、特許文献1には、ユーザーの操作によって登録された貼り付けメモを、携帯電話機の表示部の待受画面上に表示できる通信装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−110059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
待受画面に見やすく表示できる貼り付けメモの数には限りがある。この数を越えた数の貼り付けメモが登録されると、特許文献1の通信装置は、待受画面が見にくくなるおそれが考えられる。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、待受画面上に見やすくメモなどのオブジェクトを表示できる携帯端末装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る携帯端末装置は、操作の入力を検出する入力部と、待受画面を表示する表示部と、前記待受画面上に表示されるオブジェクトであってショートカット情報と文字情報との少なくとも一方が対応付けられた複数のオブジェクトと、前記複数のオブジェクトを分類するためのグループの情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、前記待受画面上に前記グループ別に分割されることで構成される複数の分割領域を設定し、各オブジェクトが属するグループに対応した前記分割領域に前記複数のオブジェクトのそれぞれを表示させる制御部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、前記制御部は、前記待受画面を前記表示部に表示させる際に、前記複数のオブジェクトのそれぞれの表示サイズを前記グループ毎に変えることと、前記分割領域の大きさの比率を領域毎に変えることと、の少なくとも一方を実行してもよい。
【0008】
また、前記記憶部は、前記分割領域それぞれに時間枠を対応付けて記憶し、前記制御部は、時刻情報を取得し、取得した時刻情報が含まれる前記時間枠の分割領域を他の時間枠の分割領域よりも大きく表示させてもよい。
【0009】
また、前記記憶部は、前記グループに時間枠を対応付けて記憶し、前記制御部は、時刻情報を取得し、取得した時刻情報が含まれる前記時間枠に対応付けられた前記グループに属する前記オブジェクトを他のグループに属する前記オブジェクトよりも大きく表示させてもよい。
【0010】
また、前記記憶部は、前記時間枠として、朝の時間枠と、昼の時間枠と、夜の時間枠とのうちの少なくとも2つを記憶してもよい。
【0011】
また、前記記憶部は、前記オブジェクト毎に時間枠情報を記憶しており、前記制御部は、前記オブジェクトの前記時間枠情報に基づいて、前記オブジェクトが対応付けられるグループを決定してもよい。
【0012】
また、前記制御部は、前記表示部に待受画面を表示させる毎に、前記時刻情報を取得してもよい。
【0013】
また、前記制御部は、前記入力部に入力された操作に基づいて、前記時間枠を設定し、設定した前記時間枠を前記記憶部に記憶させてもよい。
【0014】
また、前記記憶部は、前記オブジェクトとして前記文字情報とアイコン画像とを含んで記憶し、前記制御部は、前記オブジェクトの表示サイズを他のグループに属するオブジェクトの表示サイズよりも大きくする場合、前記アイコン画像と、前記文字情報の少なくとも一部を表すテキスト画像と、の両方を前記表示部に表示させ、前記オブジェクトの表示サイズを他のグループに属するオブジェクトの表示サイズよりも小さくする場合、前記アイコン画像のみを前記表示部に表示させてもよい。
【0015】
また、前記制御部は、前記入力部に入力された操作に基づいて、前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち選択されたオブジェクトを示すカーソルキーを移動させ、前記選択されたオブジェクトを含んでいる前記分割領域を、他の分割領域よりも大きく表示させてもよい。
【0016】
また、前記入力部は、数値を入力するための数値入力部を含み、前記制御部は、前記表示部が前記待受画面を表示している間に前記数値入力部が操作されたことを検出したら、前記表示部に表示させる画面を前記待受画面から入力された数値を表示させる画面に切り替えてもよい。
【0017】
また、本発明に係る携帯端末装置は、通信部をさらに有し、前記制御部は、前記数値を表示させる画面として、前記数値入力部に入力された数値を電話番号として表示させ、発信操作が入力されたら、前記通信部により入力された電話番号に対する発信処理を行ってもよい。
【0018】
また、前記入力部は、所定の機能を呼び出す機能呼出部を含み、前記制御部は、前記表示部が前記待受画面を表示している間に前記機能呼出部が操作されると、前記表示部に表示させる画面を前記待受画面から前記機能呼出部に対応付けされた機能の画面に切り替えてもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る携帯端末装置は、待受画面上に見やすくメモなどのオブジェクト画像を表示できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、携帯電話機の外観を示す斜視図である。
【図2】図2は、制御部が有する機能を示すブロック図である。
【図3】図3は、待受画面を示す説明図である。
【図4】図4は、オブジェクトの登録時に制御部が実行する一連の手順を示すフローチャートである。
【図5−1】図5−1は、オブジェクトが登録される際に表示部が表示している画面を示す説明図である。
【図5−2】図5−2は、質問画像を表示する表示部を示す説明図である。
【図5−3】図5−3は、オブジェクトの登録が完了した旨を伝える画像を表示する表示部を示す説明図である。
【図5−4】図5−4は、オブジェクトの登録が完了した際の待受画面を示す説明図である。
【図6−1】図6−1は、待受画面を表示部に表示させる際に制御部が実行する手順を示すフローチャートである。
【図6−2】図6−2は、入力部への操作の入力を待ち受ける際に制御部が実行する一連の手順を示すフローチャートである。
【図7】図7は、昼領域が拡大された待受画面を示す説明図である。
【図8】図8は、カーソルキー画像を含む分割領域を他の分割領域よりも拡大して表示する表示部を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下の説明では、携帯端末装置として携帯電話機を例として説明するが、本発明の適用対象は携帯電話機に限定されるものではない。例えば、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン、ゲーム機等に対しても本発明を適用できる。
【0022】
(実施形態)
図1は、携帯電話機の外観を示す斜視図である。図1に示す携帯電話機1は、筐体10と、表示部11と、マイク12と、レシーバ13と、入力部15と、制御部30とを備える。筐体10は、例えば、1つの箱型で構成される。筐体10は、いわゆるストレート型筐体である。なお、筐体10は、例えば、第1筐体と第2筐体との2つを含んで構成されてもよい。この場合、筐体10は、第1筐体が第2筐体に対してスライドする構成のスライド式筐体でもよいし、第1筐体が第2筐体に対して回動する折り畳み式の筐体でもよい。すなわち、筐体10の構成は限定されない。
【0023】
表示部11と、マイク12と、レシーバ13と、入力部15と、制御部30とは、それぞれ、筐体10に収納される。マイク12と、レシーバ13と、入力部15と、表示部11とは、それぞれ制御部30と電気的に接続される。制御部30は、CPU(Central Processing Unit)を含んで構成され、携帯電話機1の全体的な動作を統括的に制御する装置である。表示部11は、制御部30から受け取った信号に基づいて画像を表示する。表示部11は、待受画面や、その他の画面を表示する。
【0024】
ここで、待受画面とは、電話の発着信を待ち受けている状態の画面、またはアプリケーションプログラムの起動を待ち受けている状態の画面である。換言すると、待受画面は、制御部30が表示部11に表示させる複数の機能画面へ画面が変わる前の画面である。機能画面は、携帯電話機1が有する機能をユーザーに提供するための画面である。携帯電話機1が有する機能は、例えば、他の携帯電話機器との通話機能や、メール送受信機能、携帯電話機1が備えるカメラによる撮像機能や、オーディオビジュアル機能などである。そして、ユーザーは、予め好みの画像や、時計等の状態表示を待受画面として設定している。
【0025】
制御部30は、自身(制御部30)への電力の供給が開始された後や、スタンバイモードから復帰した際に表示部11に待受画面を表示させる。なお、制御部30は、自身(制御部30)への電力の供給が開始されてから待受画面を表示するまでの間に、製造元の社章を表す画像や、起動用画像などの画像を含む起動画面を表示部11に表示させることもある。そして、制御部30は、待受画面を表示部11に表示させている最中に、後述する入力部15に機能画面への切替操作が入力されると、入力部15に入力された切替操作に対応した機能画面へ待受画面から画面を切り替える。
【0026】
マイク12は、音声を電気信号に変換する。そして制御部30が、電気信号に変換された音声をマイク12から取得する。レシーバ13は、それぞれ、制御部30から出力された電気信号を音声に変換して出力する。入力部15は、例えば、ボタンが筐体10の外部に露出して設けられる。入力部15は、携帯電話機1のユーザーによって操作される。入力部15は、方向ボタン15aと、機能呼出部としての各種機能呼出ボタン15bと、数値入力部としての数値入力ボタン15cとを含む。方向ボタン15aは、表示部11が表示するカーソルキーを動かすためのボタンである。各種機能呼出ボタン15bは、メール送受信機能、携帯電話機1が備えるカメラによる撮像機能や、オーディオビジュアル機能などを呼び出すためのボタンである。数値入力ボタン15cは、数値を入力するためのボタンである。数値入力ボタン15cは、音声通話を開始する際に電話番号の入力で用いられる。制御部30は、入力部15からユーザーが入力した操作を取得する。
【0027】
図2は、制御部が有する機能を示すブロック図である。制御部30は、1つの装置が図2に示す各機能を実現してもよいし、図2に示す各機能をそれぞれ別個に実現する複数の装置が電気的に接続されることで各機能を実現してもよい。制御部30は、記憶部31と、通信部32と、音声処理部33と、表示制御部34と、情報取得処理部35と、主制御部36との各機能を実現する。記憶部31は、制御部30が実行する一連の手順(コンピュータプログラム)を記憶したり、前記一連の手順の実行に必要な情報を記憶したりする。通信部32は、他の電子機器との通信を実現する。具体的には、通信部32は、ユーザーが作成したメールを送信したり、他の携帯電話機から送信されたメールを受信したり、音声通話用の音声データを送受信したりする。
【0028】
音声処理部33は、マイク12から信号を取得すると共に、レシーバ13に信号を出力する。具体的には、音声処理部33は、マイク12が電気信号に変換した音声データをマイク12から取得する。また、音声処理部33は、レシーバ13へ信号を出力して、レシーバ13に音声を出力させる。表示制御部34は、表示部11に表示させる画像を生成する。
【0029】
図3は、待受画面を示す説明図である。図2に示す表示制御部34が表示部11に表示させる画像には、図3に示すように、待受画面として背景画像41(いわゆる壁紙)と、オブジェクト画像42と、カーソルキー画像43とが含まれる。表示制御部34は、図3に示すように、背景画像41上に、オブジェクト画像42及びカーソルキー画像43を配置してこれらの画像を表示部11に表示させる。オブジェクト画像42は、アイコン画像42aのみで構成される場合と、アイコン画像42a及びテキスト画像42bで構成される場合とがある。
【0030】
アイコン画像42aは、例えば、オブジェクトの種類を絵柄で表す画像である。テキスト画像42bは、オブジェクトの概要をテキストで示す画像である。ここでいうオブジェクトとは、各種アプリケーションプログラムを実行するためのショートカット情報と、文字情報(メモ情報)とのうちの少なくとも一方が対応付けられたものである。このようなオブジェクトは、「ペタメモ(登録商標)」と呼ばれることがある。カーソルキー画像43は、例えば、オブジェクト画像42を囲うような枠の画像である。なお、カーソルキー画像43は、複数のオブジェクト画像42からあるオブジェクト画像42を特定できるものであればよい。例えば、カーソルキー画像43は、矢印の画像でもよい。
【0031】
情報取得処理部35は、入力部15から信号を取得する。すなわち、情報取得処理部35は、ユーザーが入力部15に入力した操作を指令信号として取得する。主制御部36は、記憶部31から情報取得処理部35の各部を統括すると共に、記憶部31から情報取得処理部35の各部とは異なる機能を実現する。例えば、主制御部36は、記憶部31に記憶されている一連の手順(コンピュータプログラム)を実行したり、前記一連の手順の実行に必要な演算をしたりする。
【0032】
次に、オブジェクトの登録時に制御部30が実行する一連の手順を説明する。図4は、オブジェクトの登録時に制御部が実行する一連の手順を示すフローチャートである。図5−1は、オブジェクトが登録される際に表示部が表示している画面を示す説明図である。図5−2は、質問画像を表示する表示部を示す説明図である。図5−3は、オブジェクトの登録が完了した旨を伝える画像を表示する表示部を示す説明図である。図5−4は、オブジェクトの登録が完了した際の待受画面を示す説明図である。
【0033】
以下の説明では、一例として、受信したメールのテキスト情報をオブジェクトとして制御部30が登録する場合を説明する。ステップST101を実行する際、表示部11は、図5−1に示すように、受信したメールのリストを表示している。ステップST101で、情報取得処理部35は、オブジェクトの登録を開始する操作が入力部15に入力されたか否かを判定する。例えば、入力部15にはオブジェクトを登録するためのボタンが含まれており、情報取得処理部35は、そのボタンが押されたか否かを判定する。なお、前記ボタンは、オブジェクトを登録するための専用のボタンでもよいし、場合によっては他の機能が割り振られる汎用のボタンでもよい。オブジェクトの登録を開始する操作が入力部15に入力されていないと情報取得処理部35が判定すると(ステップST101、No)、制御部30は、一連の手順の実行を終了する。
【0034】
オブジェクトの登録を開始する操作が入力部15に入力されたと情報取得処理部35が判定すると(ステップST101、Yes)、制御部30はステップST102へ進む。ステップST102で、表示制御部34は、図5−2に示すように、オブジェクトを複数のグループのうちのどのグループに所属させて登録するかを問う質問画像を表示部11に表示させる。本実施形態では、前記複数のグループは、例えば、朝グループと、昼グループと、夜グループとの3つである。表示制御部34は、例えば、「どのグループに登録しますか?」のようなテキスト画像と、複数のグループのリストを示すテキスト画像とを質問画像として表示部11に表示させる。ユーザーは、この質問画像を見て、入力部15を操作する。
【0035】
次に、ステップST103で、情報取得処理部35は、入力部15から信号を取得する。すなわち、情報取得処理部35は、オブジェクトを複数のグループのうちのどのグループに所属させるかを指定する操作を入力部15から取得する。
【0036】
次に、ステップST104で、記憶部31は、登録するオブジェクトの内容と、分類情報との2つを対応付けて記憶する。登録するオブジェクトの内容とは、例えばステップST101でオブジェクトの登録を開始する操作が入力部15に入力された時点で表示部11が表示していた内容に対応した内容である。例えば、この時点で表示部11にテキスト情報(メモ情報)が表示されていた場合、オブジェクトの内容はこのテキスト情報になる。また、この時点で表示部11にアプリケーションプログラムを起動するための画面が表示されていた場合、オブジェクトの内容はこのアプリケーションプログラムへのショートカットになる。分類情報は、複数のオブジェクトのうちの特定のオブジェクトが複数のグループのうちのどのグループに属するかを示す情報であり、ステップST103で入力された情報である。
【0037】
次に、ステップST105で、表示制御部34は、図5−3に示すように、オブジェクトの登録が完了した旨を伝えるテキスト画像45を表示部11に表示させる。テキスト画像45は、例えば、「オブジェクトを朝グループに登録しました」のような画像である。なお、表示制御部34は、このステップST105を省略してもよい。ステップST105を実行すると(ステップST105を省略した場合はステップST104を実行すると)、制御部30は、一連の手順の実行を終了する。図4に示す一連の手順を制御部30が実行することにより、表示部11は、図5−4に示すように、登録されたオブジェクトをオブジェクト画像42として待受画面40上に表示できるようになる。
【0038】
次に、表示部11に待受画面40を表示させる際に制御部30が実行する一連の手順を説明する。図6−1は、待受画面を表示部に表示させる際に制御部が実行する手順を示すフローチャートである。ステップST201で、主制御部36は、表示部11に表示される待受画面40の全領域を、図3に示すように、複数の分割領域50に分割する。分割領域50の数はあらかじめ設定された一定の数でもよいし、ユーザーが設定できる数でもよい。本実施形態では、主制御部36は、例えば、3つの分割領域50を設定する。
【0039】
本実施形態では、3つの分割領域50をそれぞれ朝領域51と、昼領域52と、夜領域53とする。各分割領域50には、時間枠が対応付けられる。例えば、朝領域51は3時以降9時まで、昼領域52は9時以降17時まで、夜領域53は17時以降翌日の3時まで、のように時間枠が設定される。この時間枠は、一定でもよいし、ユーザーによって変更されてもよい。ユーザーによって変更された時間枠は、記憶部31に記憶される。この場合、携帯電話機1は、時間枠をユーザーの所望する範囲に設定できる。
【0040】
次に、ステップST202で、主制御部36は、記憶部31に記憶されている各オブジェクトに対応付けられた分類情報を記憶部31から取得する。分類情報は、図4に示すステップST104で記憶部31が記憶した情報であり、登録されているオブジェクトが複数のグループ(朝グループ、昼グループ、夜グループ)のうちのどのグループに属するかを示す情報である。朝グループは図3に示す朝領域51に表示させるオブジェクトのグループであり、昼グループは昼領域52に表示させるオブジェクトのグループであり、夜グループは夜領域53に表示させるオブジェクトのグループである。各グループは、各分割領域50と同様に時間枠が対応付けられる。
【0041】
次に、ステップST203で、主制御部36は、分類情報に基づいて図3に示すオブジェクト画像42を各分割領域50に分配する。例えば、あるオブジェクトが朝グループに属している場合、主制御部36は、そのオブジェクトを表すオブジェクト画像42を朝領域51に配置するように設定する。なお、この時、主制御部36は、オブジェクト画像42の配置位置を設定するのみであり、表示部11にオブジェクト画像42を表示させているわけではない。
【0042】
次に、ステップST204で、主制御部36は、記憶部31から時刻情報を取得する。時刻情報とは、携帯電話機1の内部時計での現在時刻を示す情報である。以下、携帯電話機1の内部時計での現在時刻を単に現在時刻という。主制御部36は、図6−1に示す一連の手順が実行される度に、すなわち、表示部11が待受画面40を表示する度に、記憶部31から時刻情報を取得する。
【0043】
次に、ステップST205で、主制御部36は、ステップST204で取得した時刻情報に基づいて、複数の分割領域50のうち、前記時刻情報が示す現在時刻を含む時間枠が対応付けられた分割領域50を拡大領域に設定する。拡大領域とは、他の分割領域50よりも広い面積が確保された領域である。図3では、朝領域51が拡大領域に該当する。例えば、現在時刻が6時10分の場合、表示制御部34は、図3に示すように、3時以降9時までの時間枠が対応付けられた朝領域51を拡大領域に設定する。
【0044】
次に、ステップST206で、主制御部36は、複数の分割領域50のうち、拡大領域に設定された分割領域50に対応したグループに属するオブジェクトを、拡大オブジェクトに設定する。拡大オブジェクトとは、他のグループに属するオブジェクトよりも、表示サイズが大きいオブジェクトである。具体的には、主制御部36は、ステップST204で取得した時刻情報に基づいて、複数のグループのうち、前記時刻情報が示す現在時刻を含む時間枠が対応付けられたグループを特定する。そして、主制御部36は、その特定されたグループに属するオブジェクトを拡大オブジェクトに設定する。例えば、現在時刻が6時10分の場合、表示制御部34は、図3に示すように、3時以降9時までの時間枠が対応付けられた朝グループに属するオブジェクトを拡大オブジェクトに設定する。
【0045】
本実施形態では、拡大オブジェクトを示すオブジェクト画像42は、アイコン画像42aと、テキスト画像42bとの両方を含んで構成される。一方、その他のオブジェクト画像42は、アイコン画像42aのみで構成される。また、拡大領域に配置されるオブジェクト画像42は、表示部11の長手方向(縦方向)に並んで配置される。一方、他の分割領域50に配置されるオブジェクト画像42は、表示部11の長手方向に直交する方向(横方向)につめて配置される。次に、ステップST207で、表示制御部34は、図3に示すように、拡大領域(本実施形態では朝領域51)の面積を他の分割領域50の面積よりも広く確保すると共に、拡大領域に配置されるオブジェクト画像42を他のオブジェクト画像42よりも大きくして待受画面40を表示部11に表示させる。
【0046】
図7は、昼領域が拡大された待受画面を示す説明図である。例えば、現在時刻が12時30分である場合、主制御部36は、図6−1に示すステップST205で昼領域52を拡大領域に設定する。また、ステップST206で、昼グループに属するオブジェクトを拡大オブジェクトに設定する。そして、表示制御部34は、図7に示すように、昼領域52の面積を他の分割領域50の面積よりも広く確保すると共に、昼領域52に配置されるオブジェクト画像42を他のオブジェクト画像42よりも大きくして待受画面40を表示部11に表示させる。ステップST207を実行すると、制御部30は、待受画面40を表示するための一連の手順の実行を終了する。
【0047】
続いて、制御部30は、待受画面40を表示部11に表示させている間に、以下に説明する一連の手順を実行する。図6−2は、入力部への操作の入力を待ち受ける際に制御部が実行する一連の手順を示すフローチャートである。ステップST208で、情報取得処理部35は、方向ボタン15aに操作が入力されたか否かを判定する。方向ボタン15aに操作が入力されたと情報取得処理部35が判定すると(ステップST208、Yes)、制御部30は、ステップST209へ進む。ステップST209で、表示制御部34は、情報取得処理部35が取得した信号に基づいて、表示部11に表示されているカーソルキー画像43の位置を移動させる。例えば、方向ボタン15aの下ボタンが押された場合、表示制御部34は、表示部11の長手方向に沿って下側(ユーザー側)に向かってカーソルキー画像43を移動させる。ここで、制御部30は、方向ボタン15aへ入力された操作によって、カーソルキー画像43をカーソルキー画像43が含まれる分割領域50内のみで移動させてもよいし、カーソルキー画像43を含まない分割領域50へもカーソルキー画像43を移動できるようにしてもよい。
【0048】
方向ボタン15aへ入力された操作によって、カーソルキー画像43をカーソルキー画像43が含まれる分割領域50内のみで移動させる場合、制御部30は、例えばカーソルキー画像43を以下のように移動させる。図3に示す場合、表示制御部34は、朝領域51の最も下側(ユーザー側)のオブジェクト画像42にカーソルキー画像43があるときに、方向ボタン15aの下ボタンが押されると、朝領域51の最も上側のオブジェクト画像42にカーソルキー画像43を移動させる。すなわち、制御部30は、朝領域51内でカーソルキー画像43をローテーションさせる。なお、この態様の場合、例えば、表示制御部34は、方向ボタン15aの下ボタン以外のボタンであって、カーソルキー画像43を今の分割領域50とは別の分割領域50へ移動させるためのボタンが押されると、カーソルキー画像43を含まない分割領域50へカーソルキー画像43を移動させるようにしてもよい。
【0049】
一方、方向ボタン15aへ入力された操作によって、カーソルキー画像43を含まない分割領域50へもカーソルキー画像43を移動させる場合、制御部30は、例えばカーソルキー画像43を以下のように移動させる。朝領域51の最も下側(ユーザー側)のオブジェクト画像42にカーソルキー画像43があるときに、方向ボタン15aの下ボタンが押されると、制御部30は、昼領域52の最も上側のオブジェクト画像42にカーソルキー画像43を移動させる。
【0050】
図8は、カーソルキー画像を含む分割領域を他の分割領域よりも拡大して表示する表示部を示す説明図である。次に、ステップST210で、表示制御部34は、図8に示すように、カーソルキー画像43を含む分割領域50(図8では夜領域53)を拡大領域として他の分割領域50よりも拡大して表示部11に表示させる。また、表示制御部34は、カーソルキー画像43を含む分割領域50に配置されるオブジェクト画像42を、他の分割領域50に配置されるオブジェクト画像42よりも拡大して表示部11に表示させる。すなわち、表示制御部34は、カーソルキー画像43を含む分割領域50に配置されるオブジェクト画像42を、アイコン画像42aとテキスト画像42bとの2つの画像で表示部11に表示させる。ステップST210を実行すると、制御部30は、ステップST208へ戻る。
【0051】
ステップST208で、方向ボタン15aに操作が入力されていないと情報取得処理部35が判定すると(ステップST208、No)、制御部30は、ステップST211へ進む。ステップST211で、情報取得処理部35は、各種機能呼出ボタン15bに操作が入力されたか否かを判定する。各種機能呼出ボタン15bに操作が入力されたと情報取得処理部35が判定すると(ステップST211、Yes)、制御部30は、ステップST212へ進む。ステップST212で、制御部30は、ステップST211で押された各種機能呼出ボタン15bに対応する機能を実現する。
【0052】
例えば、各種機能呼出ボタン15bとしてメールボタンが押されると、制御部30は、電子メール機能を実現する。すなわち、表示制御部34は、メールの作成画面を表示部11に表示させる。そして、表示制御部34は、入力部15に入力された操作通りに、入力されたテキストに対応するテキスト画像を表示部11に表示させる。次に、メール送信ボタンが押されたら、通信部32がメールを送信する。ステップST212を実行すると、制御部30は一連の手順の実行を終了する。
【0053】
各種機能呼出ボタン15bに操作が入力されていないと情報取得処理部35が判定すると(ステップST211、No)、制御部30は、ステップST213へ進む。次に、ステップST213で、情報取得処理部35は、数値入力ボタン15cに操作が入力されたか否かを判定する。数値入力ボタン15cに操作が入力されていないと情報取得処理部35が判定すると(ステップST213、No)、制御部30は、ステップST208へ戻る。数値入力ボタン15cに操作が入力されたと情報取得処理部35が判定すると(ステップST213、Yes)、制御部30は、ステップST214へ進む。 ステップST214で、表示制御部34は、入力部15に入力された操作通りに数字のテキスト画像を表示部11に表示させる。この状態で、通話開始ボタンが押されたら、通信部32は、音声通話を開始する。ステップST214を実行すると、制御部30は、一連の手順の実行を終了する。
【0054】
上記構成により、携帯電話機1は、待受画面40上に表示されるオブジェクトであってショートカット情報と文字情報との少なくとも一方を含むオブジェクトと、オブジェクトを分類するためのグループの情報(分類情報)との2つを記憶部31が記憶し、待受画面40の領域がグループ別に分割されることで構成される複数の分割領域50を制御部30が設定すると共に、オブジェクトが属するグループに対応した分割領域50にオブジェクトを制御部30が表示させることになる。これにより、携帯電話機1は、複数のオブジェクト画像42を複数の分割領域50に分類して表示部11に表示させることができる。よって、携帯電話機1は、待受画面40上に見やすくオブジェクト画像42を表示できる。
【0055】
ここで、本実施形態では、制御部30は、待受画面40を表示部11に表示させる際に、オブジェクトの表示サイズをグループ毎に変えることと、分割領域50の大きさの比率を複数の分割領域50毎に変えることとの両方の手順を実行した。しかしながら、制御部30は、上述の2つの手順のうちの少なくとも一方を実行すればよい。これにより、携帯電話機1は、例えば、重要度の低い分割領域に配置されるオブジェクトの表示サイズを、重要度の高い分割領域に配置されるオブジェクトの表示サイズよりも小さくできる。また、携帯電話機1は、例えば、重要度の低い分割領域を、重要度の高い分割領域よりも小さくできる。以上により、携帯電話機1は、待受画面40上に見やすくオブジェクト画像42を表示できる。
【0056】
また、携帯電話機1は、記憶部31が分割領域50それぞれに時間枠を対応付けて記憶し、制御部30が時刻情報を取得すると共に、取得した時刻情報が含まれる時間枠の分割領域50を他の時間枠の分割領域50よりも大きく表示させる。時刻情報が含まれる時間枠の分割領域50は、上述の重要度の高い分割領域に該当する傾向がある。これにより、携帯電話機1は、ユーザーが各分割領域の重要度を指定する必要がなくなる。携帯電話機1は、現在時刻に関係が深いオブジェクトを強調して表示部11に表示することになる。よって、携帯電話機1は、待受画面40上に見やすくオブジェクト画像42を表示できる。
【0057】
また、携帯電話機1は、記憶部31がグループに時間枠を対応付けて記憶し、制御部30が時刻情報を取得すると共に、取得した時刻情報が含まれる時間枠に対応付けられたグループに属するオブジェクトを他のグループに属するオブジェクトよりも大きく表示させる。時刻情報が含まれる時間枠のグループは、上述の重要度の高いグループに該当する傾向がある。これにより、携帯電話機1は、ユーザーがグループの重要度を指定する作業を省略できる。そして、携帯電話機1は、現在時刻に関係が深いオブジェクトを強調して表示部11に表示することになる。よって、携帯電話機1は、待受画面40上に見やすくオブジェクト画像42を表示できる。
【0058】
また、制御部30は、表示部11に待受画面40を表示させる毎に、時刻情報を取得する。これにより、携帯電話機1は、待受画面40を表示部11に表示させる度に、他の分割領域50よりも拡大して表示する分割領域50を更新すると共に、他のオブジェクト画像42よりも表示サイズを拡大して表示するオブジェクト画像42を更新できる。
【0059】
また、制御部30は、アイコン画像42aと、文字情報の少なくとも一部を表すテキスト画像42bと、の両方を表示部11に表示させる。これにより、表示部11は、オブジェクトの表示サイズを他のグループに属するオブジェクトの表示サイズよりも大きく表示できる。また、制御部30は、アイコン画像42aのみを表示部11に表示させることもできる。これにより、表示部11は、オブジェクトの表示サイズを他のグループに属するオブジェクトの表示サイズよりも小さく表示できる。
【0060】
また、制御部30は、入力部15に入力された操作に基づいて、表示部11に表示されたオブジェクトのうち選択されたオブジェクトを示すカーソルキーを移動させ、選択されたオブジェクトを含んでいる分割領域50を、他の分割領域50よりも大きく表示させる。これにより、携帯電話機1は、ユーザーが詳細の表示を希望するオブジェクトを含む分割領域50を他の分割領域50よりも拡大して表示できる。結果として、携帯電話機1は、待受画面40上に見やすくオブジェクト画像42を表示できる。
【0061】
また、制御部30は、表示部11が待受画面40を表示している間に数値入力ボタン15cが操作されたことを検出したら、表示部11に表示させる画面を待受画面40から入力された数値を表示させる画面に切り替える。さらに、制御部30は、数値を表示させる画面として、数値入力ボタン15cによって入力された数値を電話番号として表示させ、発信操作が入力されたら、通信部32により入力された電話番号に対する発信処理を行う。これにより、携帯電話機1は、音声通話機能をユーザーに提供できる。
【0062】
また、制御部30は、表示部11が待受画面40を表示している間に各種機能呼出ボタン15bが操作されると、表示部11に表示させる画面を待受画面40から各種機能呼出ボタン15bに対応付けされた機能の画面に切り替える。これにより、携帯電話機1は、携帯電話機1が有する各種機能をユーザーに提供できる。
【0063】
ここで、本実施形態では、オブジェクトを分類するための複数のグループは、朝グループと、昼グループと、夜グループとである。すなわち、本実施形態では、制御部30は、一日を時間で分割して各グループを設定している。しかしながら、制御部30は、例えば、一週間を曜日で分割して各グループを設定してもよい。この場合、表示部11は、各曜日に対応した分割領域50を待受画面40に設ける。また、制御部30は、一週間を平日と休日とで分割して各グループを設定してもよい。この場合、表示部11は、平日に対応した分割領域50と、休日に対応した分割領域50と、を待受画面40に設ける。
【0064】
このように、制御部30は、時間軸において繰り返される法則に基づいて、待受画面40に複数の分割領域50を設定すると共に、各分割領域50に対応したグループを設定する。これにより、携帯電話機1は、ユーザーにとって習慣となるような事柄のオブジェクト画像42を、待受画面40上にグループ分けして表示させることができる。また、携帯電話機1は、その時に重要なオブジェクト画像42を優先的に目立つように待受画面40上に表示できる。よって、携帯電話機1は、待受画面40上に見やすくオブジェクト画像42を表示できる。
【0065】
さらに、制御部30は、1つのオブジェクトを複数のグループに属するように設定してもよい。この場合、表示制御部34は、図5−2に示す画面で、複数のグループを選択できるようにする。表示制御部34は、オブジェクトが2つのグループに属する場合、拡大領域のみにオブジェクト画像42を表示させる。例えば、現在時刻が3時以降9時までの時刻である場合、表示制御部34は、時間枠が7時から12時に設定されたオブジェクト画像42を朝領域51のみに表示させる。そして、現在時刻が9時以降の時刻となると、表示制御部34は、オブジェクト画像42を昼領域52のみに表示させる。
【0066】
また、制御部30は、登録するオブジェクト別に、ユーザーが時間枠を設定できるようにしてもよい。具体的には、表示制御部34は、まず、図5−2に示す画面に替えて、「オブジェクトに時間枠を設定してください」のようなテキスト画像を表示部11に表示させる。ユーザーは、この画像を見て入力部15に時間枠を設定するための操作を入力する。そして、情報取得処理部35が、入力部15から信号を取得し、その信号に基づいてオブジェクトに時間枠を対応付ける。
【0067】
この場合、主制御部36は、この時間枠に基づいて、そのオブジェクトを各グループに分配する。例えば、オブジェクトの時間枠が7時から12時であるとする。この場合、主制御部36は、オブジェクトを朝グループと、昼グループとの両方に分配する。これにより、表示制御部34は、登録されたオブジェクトに対応するオブジェクト画像42を、朝領域51と昼領域52との両方に表示させる。以上により、携帯電話機1は、より好適に待受画面40上に見やすくオブジェクト画像42を表示できる。
【0068】
また、制御部30は、各グループの時間枠を、一部重なるように設定できてもよい。例えば、制御部30は、朝グループを3時以降10時まで、昼グループを9時以降18時まで、夜グループを17時以降3時まで、というように各グループの時間枠を設定できてもよい。この場合、現在時刻が2つの時間枠に含まれると、制御部30は、現在時刻を含む2つの分割領域50を拡大領域としたり、現在時刻を含む2つのグループに属するオブジェクトを拡大オブジェクトにしたりする。
【0069】
また、表示制御部34は、待受画面40の複数の分割領域50の順番を入れ替えてもよい。表示制御部34は、例えば、現在時刻を含む時間枠に対応した分割領域50を、画面の中央に配置する。例えば、現在時刻が7時である場合、表示制御部34は、朝領域51を画面の中央に配置する。すなわち、表示制御部34は、昼領域52と夜領域53との間に、朝領域51を配置する。また、例えば、現在時刻が17時以降になると、表示制御部34は、朝領域51と昼領域52との間に夜領域53を配置する。
【0070】
これにより、携帯電話機1は、現在時刻を含む時間枠に対応した分割領域50を、画面の中央に配置して強調できる。結果として、携帯電話機1は、待受画面40上に見やすくオブジェクト画像42を表示できる。なお、時系列通りに分割領域50が並べられた配置を好むユーザーもいる。この場合、携帯電話機1は、朝領域51、昼領域52、夜領域53の順(夜領域53が最もユーザー側)で分割領域50を並べて配置する方がよい。よって、制御部30は、複数の分割領域50の並べ方をユーザーが設定できるように構成されると好ましい。これにより、携帯電話機1は、より好適に待受画面40上に見やすくオブジェクト画像42を表示できる。
【産業上の利用可能性】
【0071】
以上のように、本発明に係る携帯端末装置は、待受画面にオブジェクト画像を表示する携帯端末装置に有用であり、特に、待受画面が見にくくなるおそれを低減することに適している。
【符号の説明】
【0072】
1 携帯電話機
10 筐体
11 表示部
12 マイク
13 レシーバ
15 入力部
15a 方向ボタン
15b 各種機能呼出ボタン
15c 数値入力ボタン
30 制御部
31 記憶部
32 通信部
33 音声処理部
34 表示制御部
35 情報取得処理部
36 主制御部
40 待受画面
41 背景画像
42 オブジェクト画像
42a アイコン画像
42b テキスト画像
43 カーソルキー画像
50 分割領域
51 朝領域
52 昼領域
53 夜領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作の入力を検出する入力部と、
待受画面を表示する表示部と、
前記待受画面上に表示されるオブジェクトであってショートカット情報と文字情報との少なくとも一方が対応付けられた複数のオブジェクトと、前記複数のオブジェクトを分類するためのグループの情報と、を対応付けて記憶する記憶部と、
前記待受画面上に前記グループ別に分割されることで構成される複数の分割領域を設定し、各オブジェクトが属するグループに対応した前記分割領域に前記複数のオブジェクトのそれぞれを表示させる制御部と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記待受画面を前記表示部に表示させる際に、
前記複数のオブジェクトのそれぞれの表示サイズを前記グループ毎に変えることと、前記分割領域の大きさの比率を領域毎に変えることと、の少なくとも一方を実行することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記記憶部は、前記分割領域それぞれに時間枠を対応付けて記憶し、
前記制御部は、時刻情報を取得し、取得した時刻情報が含まれる前記時間枠の分割領域を他の時間枠の分割領域よりも大きく表示させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記記憶部は、前記グループに時間枠を対応付けて記憶し、
前記制御部は、時刻情報を取得し、取得した時刻情報が含まれる前記時間枠に対応付けられた前記グループに属する前記オブジェクトを他のグループに属する前記オブジェクトよりも大きく表示させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
【請求項5】
前記記憶部は、前記時間枠として、朝の時間枠と、昼の時間枠と、夜の時間枠とのうちの少なくとも2つを記憶することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の携帯端末装置。
【請求項6】
前記記憶部は、前記オブジェクト毎に時間枠情報を記憶しており、
前記制御部は、前記オブジェクトの前記時間枠情報に基づいて、前記オブジェクトが対応付けられるグループを決定することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記表示部に待受画面を表示させる毎に、前記時刻情報を取得することを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記入力部に入力された操作に基づいて、前記時間枠を設定し、設定した前記時間枠を前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項3から請求項7のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
【請求項9】
前記記憶部は、前記オブジェクトとして前記文字情報とアイコン画像とを含んで記憶し、
前記制御部は、
前記オブジェクトの表示サイズを他のグループに属するオブジェクトの表示サイズよりも大きくする場合、前記アイコン画像と、前記文字情報の少なくとも一部を表すテキスト画像と、の両方を前記表示部に表示させ、
前記オブジェクトの表示サイズを他のグループに属するオブジェクトの表示サイズよりも小さくする場合、前記アイコン画像のみを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記入力部に入力された操作に基づいて、前記表示部に表示された前記オブジェクトのうち選択されたオブジェクトを示すカーソルキーを移動させ、
前記選択されたオブジェクトを含んでいる前記分割領域を、他の分割領域よりも大きく表示させることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
【請求項11】
前記入力部は、数値を入力するための数値入力部を含み、
前記制御部は、前記表示部が前記待受画面を表示している間に前記数値入力部が操作されたことを検出したら、前記表示部に表示させる画面を前記待受画面から入力された数値を表示させる画面に切り替えることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
【請求項12】
通信部をさらに有し、
前記制御部は、前記数値を表示させる画面として、前記数値入力部に入力された数値を電話番号として表示させ、発信操作が入力されたら、前記通信部により入力された電話番号に対する発信処理を行うことを特徴とする請求項11に記載の携帯端末装置。
【請求項13】
前記入力部は、所定の機能を呼び出す機能呼出部を含み、
前記制御部は、前記表示部が前記待受画面を表示している間に前記機能呼出部が操作されると、前記表示部に表示させる画面を前記待受画面から前記機能呼出部に対応付けされた機能の画面に切り替えることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の携帯端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5−1】
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【図5−2】
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【図5−3】
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【図5−4】
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【図6−1】
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【図6−2】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−155524(P2011−155524A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−16055(P2010−16055)
【出願日】平成22年1月27日(2010.1.27)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】