説明

摘みねじ

【課題】ねじ軸部と、該ねじ軸部を回転させる摘み頭部と、からなる摘みねじにおいて、ねじ軸部の締付けを終了した後、ねじ軸部から摘み頭部を取り外し可能にした。
【解決手段】摘みねじ1は、ねじ軸部2と、該ねじ軸部2を回転させる摘み頭部3と、からなっている。ねじ軸部2と摘み頭部3は、着脱手段4により着脱可能になっていて、ねじ軸部2を回転させるときには、該ねじ軸部2に摘み頭部3を取り付け、摘み頭部3が不要となったときには、ねじ軸部2から摘み頭部3を取り外すことができようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ねじ軸部と、該ねじ軸部を回転させる摘み頭部と、を備えていて、上記摘み頭部を使用してねじ軸部を回転させることのできる摘みねじに関するものである。
【背景技術】
【0002】
図16に示すように、摘みねじ101は、ねじ軸部102と、該ねじ軸部102を回転させる摘み頭部103と、を備えていて、上記摘み頭部103を使用してねじ軸部102を回転させるようになっている。上記ねじ軸部102と摘み頭部103とは、一体不可分になっている。上記摘み頭部103は、ねじ軸部102を回転し易くするために、ねじ軸部102の直径の数倍の直径に形成されていて、外周面には滑り止めのローレット等の滑り止め加工が施されている。(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−8429号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記従来の摘みねじ101は、ねじ軸部102と摘み頭部103とが一体不可分になっていたために、次に述べるような問題点があった。
【0004】
(1)締付けを容易に行うためには摘み頭部103の径をある程度大きくしなければならず、このため機器の取り付け終了後に摘み頭部103の存在が邪魔になる場合がある。また、摘みのないねじに較べて原料費も多くなり、コスト高になる。
【0005】
(2)機器の取付け終了後は、該機器を容易に取り外すことができないようにしたい場合がある。このような場合に、上記の摘みねじ101を使用した場合に、摘み頭部103が付いた侭の状態になっているため、上記摘み頭部103を使用して機器が容易に取り外されてしまう危険性がある。
【0006】
本願発明の目的は、上記従来の問題点を解決した摘みねじを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、ねじ軸部と、該ねじ軸部を回転させる摘み頭部と、を備えた摘みねじにおいて、上記ねじ軸部と上記摘み頭部を、着脱手段により着脱可能にした。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の摘みねじにおいて、上記着脱手段を、上記ねじ軸部と上記摘み頭部の何れか一方に形成された結合用の突起部と、他方に形成された突起嵌合穴と、で構成し、上記結合用の突起部を上記突起嵌合穴に嵌合することにより上記ねじ軸部に上記摘み頭部を取り付ける構成にした。
【0009】
請求項3の発明は、請求項2に記載の摘みねじにおいて、上記結合用の突起部と上記突起嵌合穴を、上記結合用の突起部が上記突起嵌合穴内で空転するのを阻止する非円形状に形成した。
【0010】
請求項4の発明は、請求項3に記載の摘みねじにおいて、上記結合用の突起部と上記突起嵌合穴を、多角形状に形成した。
【0011】
請求項5の発明は、請求項3に記載の摘みねじにおいて、上記結合用の突起部の外周面と上記突起嵌合穴の内周面に、上記結合用の突起部を上記突起嵌合穴に嵌合したときに互いに係合する多数の溝状の凹凸部を形成した。
【0012】
請求項6の発明は、請求項2に記載の摘みねじにおいて、上記結合用の突起部の先端面と上記突起嵌合穴の底面に、上記結合用の突起部を上記突起嵌合穴に嵌合したときに互いに係合するマイナス状突起とマイナス状突起係合溝を設けた。
【0013】
請求項7の発明は、請求項2に記載の摘みねじにおいて、上記ねじ軸部と上記摘み頭部に、上記結合用の突起部を上記突起嵌合穴に嵌合した状態に維持する結合状態維持手段を具備させた。
【0014】
請求項8の発明は、請求項7に記載の摘みねじにおいて、上記結合状態維持手段を、磁石と磁性体によって構成した。
【0015】
請求項9の発明は、請求項7に記載の摘みねじにおいて、上記結合状態維持手段を、上記結合用の突起部に設けられていて、スプリングのばね力で上記結合用の突起部の外周面から突出する係合突起と、上記突起嵌合穴の内周面に設けられていて、上記結合用の突起部を上記突起嵌合穴に嵌合したときに上記係合突起が係合する係合溝と、で構成した。
【発明の効果】
【0016】
(1)請求項1の摘みねじは、上記着脱手段により必要に応じてねじ軸部に摘み頭部を取付けてねじ軸部の締付け等を行い、必要がなくなったならば、ねじ軸部の摘み頭部を取り外すことができる。ねじ軸部の摘み頭部を取り外すことにより機器を容易に取り外すことが出来ないようにすることができる。また、摘み頭部をねじ回し等の締付け工具として使用することができる。
(2)請求項2の摘みねじは、ねじ軸部と摘み頭部の何れか一方に形成された結合用の突起部を、他方に形成された突起嵌合穴に嵌合するという簡単な操作で、ねじ軸部に摘み頭部を取付けることができる。
(3)請求項3の摘みねじは、結合用の突起部と突起嵌合穴を非円形状に形成したので、結合用の突起部と突起嵌合穴を円形状に形成した場合のように、突起嵌合穴内で結合用の突起部が空転するのを阻止して、摘み頭部の回転をねじ軸部に伝達することができる。
(4)請求項4の摘みねじは、結合用の突起部と突起嵌合穴を、多角形状に形成したので、各角部において、摘み頭部の回転をねじ軸部に確実に伝達することができる。
(5)請求項5の摘みねじは、結合用の突起部を突起嵌合穴に嵌合したときに結合用の突起部の外周面と突起嵌合穴の内周面に設けた多数の溝状の凹凸部が係合して、摘み頭部の回転をねじ軸部に伝達することができる。
(6)請求項6の摘みねじは、結合用の突起部を突起嵌合穴に嵌合したときに、これら結合用の突起部の先端面と突起嵌合穴の底面に設けた突起が突起係合溝に係合して、摘み頭部の回転をねじ軸部に伝達する。従って、結合用の突起部と突起嵌合穴が円形状の場合にも、摘み頭部の回転をねじ軸部に伝達することができる。
(7)請求項7の摘みねじは、結合状態維持手段によって、ねじ軸部と摘み頭部は、結合用の突起部を突起嵌合穴に嵌合した状態に維持されて、ねじ軸部からの摘み頭部が脱落するのを防止する。
(8)請求項8の摘みねじは、ねじ軸部を鉄等の磁性体で形成し、摘み頭部を磁石で形成する等の方向により、ねじ軸部や摘み頭部に機構的な構造を施すことなく、ねじ軸部と摘み頭部の結合状態を維持することができる。
(9)請求項9の摘みねじは、結合用の突起部を突起嵌合穴に嵌合すると、結合用の突起部の外周面或いは突起嵌合穴の内周面の何れかに一方に設けられた係合突起が、他方に設けられた係合溝に係合して、ねじ軸部と摘み頭部が結合状態に維持される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1は第1実施例の摘みねじ1を示し、(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図である。
【0018】
摘みねじ1は、ねじ軸部2と、該ねじ軸部2を回転させる摘み頭部3と、を備えている。ねじ軸部2と摘み頭部3は、着脱手段4により着脱可能になっている。
【0019】
着脱手段4は、図2(A)に示すように、ねじ軸部2の一端部にフランジ部5を介して形成された結合用の突起部6と、図3(C)に示すように、摘み頭部3に形成された突起嵌合穴7と、からなっている。そして、結合用の突起部6を突起嵌合穴7に嵌合することによりねじ軸部2に摘み頭部3を取り付ける構成になっている。
【0020】
結合用の突起部6と突起嵌合穴7は、四角形されていて、結合用の突起部6が突起嵌合穴7内で空転するのを阻止し、摘み頭部3の回転を確実にねじ軸部2に伝達するようになっている。ねじ軸部2は、鉄等の金属で形成されている。摘み頭部3は、プラスチックによりモールド成形され、或いはアルミニュームダイキャスト等により形成されている。摘み頭部3の外周面にはローレット加工等の滑り止め8が施されている。また、摘み頭部3の一側面にはマイナス溝9が形成されている。
【0021】
第1実施例の摘みねじ1は、上述のような構成であって、着脱手段4によって必要に応じてねじ軸部2に摘み頭部3を着脱することができる。従って、ねじ軸部2に摘み頭部3を取付け、該摘み頭部3でねじ軸部2を回転させることにより、ねじ回し等の締め付け工具を使用することなく、摘みねじ1で機器等を他部材に取り付けることができる。
【0022】
そして、上記摘みねじ1で機器等を他部材に取り付けた後は、ねじ軸部2から摘み頭部3を取り外す。これによって、機器を他部材から容易に取り外せないようにすることができる。また、摘み頭部3の存在が邪魔にならないようにすることができる。また、ねじ軸部2から取り外した摘み頭部3を、他のねじ軸部2の締付け工具としても使用することができる。
【0023】
図4,図5は第2実施例の摘みねじ1を示し、図4(A)はねじ軸部2の平面図、(B)はねじ軸部2の左側面図、図5(A)は摘み頭部3の平面図、(B)は摘み頭部3の右側面図である。この実施例は、結合用の突起部6と突起嵌合穴7を六角形に形成した場合を示す。第1実施例の結合用の突起部6と突起嵌合穴7を四角形に形成した場合に較べて角数が多い分、摘み頭部3の回転を円滑にねじ軸部2に伝達することができる。他の構成は第1実施例の場合と同じであるので重複する説明は省略する。
【0024】
図6,図7は第3実施例の摘みねじ1を示し、図6(A)はねじ軸部2の平面図、(B)はねじ軸部2の左側面図、図7(A)は摘み頭部3の平面図、(B)は摘み頭部3の右側面図である。第3実施例は、ローレット加工により、結合用の突起部6の外周面と突起嵌合穴7の内周面に、多数の溝状の凹凸部10を形成して、これら凹凸部10の係合によって、摘み頭部3の回転をねじ軸部2に伝達する場合を示す。なお、結合用の突起部6および突起嵌合穴7の形状は、上記第1〜第3実施例のものに限定されず、三角形や五角形等の多角形状であっても、或いは、楕円形状等の非円形状であってもよく、要は、摘み頭部3の回転を確実にねじ軸部2に伝達することができればよい。他の構成は第1実施例の場合と同じであるので重複する説明は省略する。
【0025】
図8,図9は第4実施例の摘みねじ1を示し、図8(A)はねじ軸部2の平面図、(B)はねじ軸部2の左側面図、図9(A)は摘み頭部3の平面図、(B)は摘み頭部3の右側面図である。第4実施例は、結合用の突起部6の先端面の中央部にマイナス状(一文字状)の突起係合溝11を形成し、突起嵌合穴7の底面の中央部に上記マイナス状(一文字状)の突起12を形成し、結合用の突起部6を突起嵌合穴7に嵌合したときに、上記マイナス状の突起係合溝11にマイナス状の突起12が係合して、摘み頭部3の回転をねじ軸部2に伝達する構成にした。この場合には、結合用の突起部6と突起嵌合穴7を円形状に形成した場合でも、マイナス状の突起12とマイナス状の突起係合溝11を介して、摘み頭部3の回転をねじ軸部2に伝達することができる。第4実施例においては、結合用の突起部6の先端面にマイナス状の突起係合溝11を形成し、突起嵌合穴7の底面に上記マイナス状の突起12を形成した場合を示したが、これとは逆に、結合用の突起部6の先端面にマイナス状の突起12を形成し、突起嵌合穴7の底面に突起係合溝11を形成してもよい。また、突起係合溝11と突起12の形状は、マイナス状(一文字状)に限定されるものではなくプラス状(十字状)であってもよい。他の構成は第1実施例の場合と同じであるので重複する説明は省略する。
【0026】
上記第1〜第4実施例の摘みねじ1は、結合用の突起部6を突起嵌合穴7に嵌合した状態に維持(保持)する結合状態維持手段を備えていない。このため、図10に示すように、ねじ軸部2を上方に向けてナットNに螺合するような場合には、常に摘み頭部3を矢印方向に持上げて結合用の突起部6と突起嵌合穴7の嵌合状態を保ちながらねじの締付け作業等を行わなければならないので操作性が悪い。そこで、次に説明する第5,第6実施例では、結合用の突起部6を突起嵌合穴7に嵌合した状態に維持する結合状態維持手段を設けた。
【0027】
図11,図12は第5実施例の摘みねじ1を示し、図11(A)はねじ軸部2の平面図、(B)はねじ軸部2の左側面図、図12(A)は摘み頭部3の平面図、(B)は摘み頭部3の右側面図である。
【0028】
第5実施例において、上記結合状態維持手段には、磁石が用いられている。図11に示すねじ軸部2は、鉄等の磁性体で形成されている。一方、図12に示す摘み頭部3の突起嵌合穴7の底面には、磁石21が取り付けられている。そして、結合用の突起部6を突起嵌合穴7に嵌合すると、摘み頭部3がねじ軸部2に磁気吸着されて、結合用の突起部6が突起嵌合穴7に嵌合した状態に維持されて、摘みねじ1を上方に向けてナットNに螺合するような場合でも、図13に示すように、軸部2から摘み頭部3が落下するのを防止する。他の構成は第1〜第4実施例の場合と同じであるので重複する説明は省略する。
【0029】
図14,図15は第6実施例の摘みねじ1を示し、図14はねじ軸部2に摘み頭部3を取り付ける前の状態の側面図、図15は要部の拡大図である。
【0030】
第6実施例において、上記結合状態維持手段は、結合用の突起部6に設けられていて、スプリング31のばね力で結合用の突起部6の外周面から一部が突出するボール状の係合突起32と、突起嵌合穴7の内周面に設けられていて、係合突起32が係合する係合溝33と、で構成されている。
【0031】
結合用の突起部6を突起嵌合穴7に挿入し、結合用の突起部6が突起嵌合穴7内に完全に嵌め込まれた状態になると、係合突起32が係合溝33に係合して、ねじ軸部2と摘み頭部3が結合状態に維持される。なお、上記実施例では、スプリング31および係合突起32を結合用の突起部6の外周面に設け、係合溝33を突起嵌合穴7の内周面に設けた場合を示したが、これとは逆に、スプリング31および係合突起32を突起嵌合穴7の内周面に設け、係合溝33を結合用の突起部6の外周面に設けてもよい。他の構成は第1〜第4実施例の場合と同じであるので重複する説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】図1は第1実施例の摘みねじを示し、(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図。
【図2】図2は第1実施例の摘みねじのねじ軸部を示し、(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図。
【図3】図3は第1実施例の摘み頭部を示し、(A)は平面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図。
【図4】図4は第2実施例の摘みねじのねじ軸部を示し、(A)は平面図、(B)は左側面図。
【図5】図5は第2実施例の摘み頭部を示し、(A)は平面図、(B)は右側面図。
【図6】図6は第3実施例の摘みねじのねじ軸部を示し、(A)は平面図、(B)は左側面図。
【図7】図7は第3実施例の摘み頭部を示し、(A)は平面図、(B)は右側面図。
【図8】図8は第4実施例の摘みねじのねじ軸部を示し、(A)は平面図、(B)は左側面図。
【図9】図9は第4実施例の摘み頭部を示し、(A)は平面図、(B)は右側面図。
【図10】第1〜第4実施例の課題を示す説明図。
【図11】図11は第5実施例の摘みねじのねじ軸部を示し、(A)は平面図、(B)は左側面図。
【図12】図12は第5実施例の摘み頭部を示し、(A)は平面図、(B)は右側面図。
【図13】第5実施例の摘みねじの効果を示す説明図。
【図14】図14は第6実施例の摘みねじのねじ軸部を示し、はねじ軸部に摘み頭部を取り付ける前の状態の側面図。
【図15】図15は第6実施例の要部の拡大図。
【図16】従来の摘みねじの断面図。
【符号の説明】
【0033】
1…摘みねじ
2…ねじ軸部
3…摘み頭部
4…着脱手段
5…フランジ部
6…結合用の突起部
7…突起嵌合穴
8,10…多数の溝状の凹凸部
11…マイナス状(一文字状)の突起係合溝
12…マイナス状の突起
21…磁石
31…スプリング
32…係合突起
33…係合溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ねじ軸部と、該ねじ軸部を回転させる摘み頭部と、を備え、
上記ねじ軸部と上記摘み頭部は、着脱手段により着脱可能になっていることを特徴とする摘みねじ。
【請求項2】
上記着脱手段は、上記ねじ軸部と上記摘み頭部の何れか一方に形成された結合用の突起部と、他方に形成された突起嵌合穴と、からなっていて、上記結合用の突起部を上記突起嵌合穴に嵌合することにより上記ねじ軸部に上記摘み頭部を取り付ける構成になっていることを特徴とする請求項1に記載の摘みねじ。
【請求項3】
上記結合用の突起部と上記突起嵌合穴は、上記結合用の突起部が上記突起嵌合穴内で空転するのを阻止する非円形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の摘みねじ。
【請求項4】
上記結合用の突起部と上記突起嵌合穴は、多角形状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の摘みねじ。
【請求項5】
上記結合用の突起部の外周面と上記突起嵌合穴の内周面には、上記結合用の突起部を上記突起嵌合穴に嵌合したときに互いに係合する多数の溝状の凹凸部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の摘みねじ。
【請求項6】
上記結合用の突起部の先端面と上記突起嵌合穴の底面には、上記結合用の突起部を上記突起嵌合穴に嵌合したときに互いに係合する突起と突起係合溝を設けられていることを特徴とする請求項2に記載の摘みねじ。
【請求項7】
上記ねじ軸部と上記摘み頭部は、上記結合用の突起部を上記突起嵌合穴に嵌合した状態に維持する結合状態維持手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の摘みねじ。
【請求項8】
上記結合状態維持手段は、磁石と磁性体によって構成されていることを特徴とする請求項7に記載の摘みねじ。
【請求項9】
上記結合状態維持手段は、上記結合用の突起部に設けられていて、スプリングのばね力で上記結合用の突起部の外周面から突出する係合突起と、上記突起嵌合穴の内周面に設けられていて上記結合用の突起部を上記突起嵌合穴に嵌合したときに上記係合突起が係合する係合溝と、で構成されていることを特徴とする請求項7に記載の摘みねじ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2008−121847(P2008−121847A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−308648(P2006−308648)
【出願日】平成18年11月15日(2006.11.15)
【出願人】(000006105)株式会社明電舎 (1,739)
【Fターム(参考)】