説明

摺動固定ガス配送システム

簡単に組み立ておよび/または設置されガス供給システムがガス構成要素に適合することを可能にする、最初は可撓性のある締結システムを含むガス供給システム。ガス構成要素の組立が完了すると、締結システムは堅固になり、それによりガス構成要素を支持レールに固定する。摺動固定ガス配送システムは、ガスシステム構成要素底面が独立して入口封止および出口封止用の封止平面を確立することを可能にする。ガス構成要素取り付け穴用の側面間隔が組立中に浮いて、不整列の機会が減少するようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2009年10月29日に出願した米国特許出願第61/256,254号の優先権を主張するものであり、参照により本明細書に組み込まれるものとする。
本発明は、全体的にガス配送システムに関し、より具体的にはガス構成要素を結合するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ガス配送システムは半導体装置の製造用ガスを分配するために使用される。半導体装置の製造で使用されるガスはしばしば非常に有害で、腐食性がある。これらの材料の多くは液体原料から蒸気として引き出され、蒸気が凝縮して液体に戻ることを防止するために加熱されねばならない。これらのシステムには高度のモジュール性、非常に良好な液漏れ完全性が必要であり、非常に小さい実装面積を占めねばならない。これらの要求を達成する典型的な方法は表面実装システムによる。
【0003】
表面実装システムは典型的には、プロセスガスを1つの構成要素の出口からシステム内の次の構成要素の入口にもたらすために取り付けまたはブロックが必要である。典型的なシステムは、2つの多岐管ブロックをそれらが入口封止および出口封止の両方用の共通平面を確立するように一体に結合する。分かるであろうが、多岐管ブロックの接続口をガス構成要素の接続口に位置合わせすることを保証するために、これには構成要素の厳密な公差が必要とされることがある。現在のシステムは、多岐管基板を、型板を使用して金属板に取り付けて、適切な基板位置を確立することによって製造される。これは非常に時間がかかり、これらのシステムは例えば16の個別のガス流路を有することが一般的であり、かなり大きくなることがあるので、この下方金属板をアルミニウムから作成することが典型的である。アルミニウムは重量を軽減するのに役立つが、ヒートシンクとして働いて、加熱が必要な構成要素から熱を引き抜く。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
今日市場で入手可能なこのようなシステムには多くの種類があるが、そのようなシステムは一般に非常に厳密な機械公差が必要であり、組立が遅く、および/または困難であり、加熱することが困難であることがある。さらに、そのようなシステムは高価になりがちである。
【0005】
本発明は、簡単に組み立ておよび/または設置され、ガス供給システムがガス構成要素に適合することを可能にする、最初は可撓性のある締結システムを含むガス供給システムを提供する。ガス構成要素の組立が完了すると、締結システムは堅固になり、それによりガス構成要素を支持レールに固定する。そのシステムにより、典型的な製造公差に適応するために、非常に厳密で時間がかかる実装板を設計することの必要性が減少する。摺動固定式ガス配送システムは、ガスシステム構成要素底面が独立して入口封止および出口封止用の封止平面を確立することを可能にする。加えて、ガス構成要素取り付け穴用の側面間隔が組立中に「浮く」ことが可能になり、取り付け穴が厳密な公差を必要とせず、金属封止に対して金属に応力を加えることがある不整列の機会が減少するようになる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、ガス配送システムが、少なくとも1つの多岐管ブロックを支持するためのレールと、ガス構成要素に接続するための少なくとも1つの接続口をそれぞれ有する、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックと、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックに固定可能なガス構成要素であって、そこに固定されたとき、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックの各接続口と通信するための一次接続口および二次接続口を有する実装面を含むガス構成要素と、一次ブロックおよび二次ブロックをレールに固定するための摺動固定部材とを備える。摺動固定部材が、ガス構成要素を多岐管ブロックに組立てるために、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックを一次段階予圧下でレールに固定するように構成され、ガス構成要素が多岐管に固定されるとき、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックを一次段階よりも大きい二次段階予圧でレールに固定するように構成されている。
【0007】
摺動固定部材はまた、スペーサブロックとして働いて、第1の多岐管ブロックと第2の多岐管ブロックとの間に適切な、ほぼ正確な間隔を設定することができる。したがって、摺動固定部材が、レールに係合するための摺動固定クリップ部分および多岐管ブロックを離隔するためのスペーサブロック部分の両方を含むことができる。スペーサブロック部分は摺動固定クリップ部分から分離されることができ、またはそれと共に一体に形成されることができる。摺動固定部材は、多岐管ブロック内の対応する1組の凹所と嵌合するための1組の突起を含み、それにより摺動固定部材を多岐管ブロックに連結することができる。
【0008】
一実施形態では、スペーサブロック部分が摺動固定クリップ部分を、摺動固定クリップの中央からどちらかのクリップ端部に向かって約3/1の距離で対称的な方法で支持する。摺動固定クリップ端部は組立時に摺動固定クリップ部分がレールに係合するまで、レールに向かって下方に変形される。スペーサブロック部分が摺動固定クリップを中央から離れた2つの支点で支持するので、端部が下方に押し下げられてレールに係合するとき、摺動固定クリップ中央は引き上げられる。これは本質的に中央で案内される1対の「単純支持型」片持ち梁と等価である。このように支持される片持ち梁は、相対的に軽い保持力を提供する。本発明の場合、その結果、摺動固定部材およびガス多岐管ブロックはそれらの位置を自己調節して、ガス構成要素が多岐管ブロックに設置されると、ガス構成要素の位置に従うことができる。
【0009】
ガス構成要素組立体が完成すると、ガス構成要素が多岐管ブロックまで下方に最終的に動きを増加することにより、ガス構成要素底面が、摺動固定クリップの引き上げられた中央部分に接触し、その中央部を2つの支点と同じ高さまたはその下方に押し下げる。この最終的な摺動固定クリップの位置は、このとき固定された支持を有する1対の片持ち梁に本質的に等価である。このように支持された片持ち梁は偏向された梁端部を最初の位置に維持するために2倍の力が本質的に必要である。
【0010】
摺動固定クリップが、中央部分およびレールに係合するための中央部分から延在する各脚部分を有することができ、それにより摺動固定部材とレールとの間に少なくとも1つの多岐管ブロックを捕捉する。中央部分が、偏向可能な部分を含み、偏向されたとき脚部分のうちの少なくとも1つの張力を増加させて、それにより二次段階へ予圧を増加させる。摺動固定クリップが全体にC字型であることができ、摺動固定クリップの少なくとも1つの遠位端がレールの面に連結するための連結機構を含むことができる。摺動固定クリップおよびスペーサブロックが単一部品として形成されることができる。レールが、側方に離隔された多岐管ブロック支持面の間に長手方向に延在する導管およびガス構成要素に熱を提供するための、導管内の加熱要素を含むことができる。
【0011】
本発明の別の実施形態によれば、モジュール式ガス供給多岐管システムが、少なくとも1つの多岐管ブロックを支持するためのレールと、ガス構成要素に接続するための少なくとも1つの接続口を有する多岐管ブロックと、多岐管ブロックをレールに固定するための摺動固定部材とを備える。摺動固定部材が、ガス構成要素を多岐管ブロックに固定することを促進するために、多岐管ブロックを一次段階予圧下でレールに固定するように構成され、ガス構成要素が多岐管に固定されるとき、多岐管ブロックを一次段階よりも大きい二次段階予圧下でレールに固定するように構成されている。
【0012】
摺動固定部材が摺動固定クリップおよび摺動固定部材を支持するためのスペーサブロックを含むことができる。スペーサブロックがその中央部分で摺動固定クリップを2つの支持位置で支持することができる。支持位置がレールの長手軸から離隔されることができる。
【0013】
摺動固定部材が、中央部分およびレールに係合するための中央部分から延在する各脚部分を有することができ、それにより摺動固定部材とレールとの間に少なくとも1つの多岐管ブロックを捕捉する。中央部分が、偏向可能な部分を含むことができ、偏向されたとき脚部分のうちの少なくとも1つの張力を増加させて、それにより二次段階へ予圧を増加させる。摺動固定部材が、レールまたは多岐管ブロックの少なくとも1つに摺動式に係合することができて、一次段階予圧下にあるとき、その間の相対的動きを可能にする。
【0014】
そのシステムはまた、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックをレール上に所定の距離に離隔するように構成されたスペーサブロックを含むことができる。スペーサブロックが、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックの少なくとも1つの上の対応する凹所または突起と嵌合するための凹所または突起を含むことができ、それによりスペーサブロックを多岐管ブロックに連結することができる。スペーサブロックが摺動固定部材の中央部分をその外側縁部近傍で支持することができて、ガス構成要素が多岐管ブロックに取り付けられるとき、中央部分の偏向を可能にする。スペーサブロックが、ガス構成要素の取り付け中に、第1の多岐管ブロックと第2の多岐管ブロックとの間の相対的な動きを可能にするように変形可能であることができる。摺動固定部材およびスペーサブロックが単一部品として形成されることができる。摺動固定部材が全体にC字型であることができ、摺動固定部材の少なくとも1つの遠位端がレールの面に連結するための連結機構を含むことができる。レールが、側方に離隔された多岐管ブロック支持面の間に長手方向に延在する導管およびガス構成要素に熱を提供するための導管内の加熱ストリップを含むことができる。
【0015】
別の態様によれば、多岐管ブロックをモジュール式ガス供給多岐管のレールに固定するための摺動固定部材が、レール上の第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックを離隔するための中央スペーサ部分と、中央スペーサ部分から延在し、ガス供給システムのレールに係合するように適合された脚部分とを備える。摺動固定部材が、ガス構成要素を多岐管ブロックに固定することを促進するために、多岐管ブロックを一次段階予圧下でレールに固定するように構成され、摺動固定部材が、ガス構成要素が多岐管に固定されるとき、多岐管ブロックを一次段階よりも大きい二次段階予圧下でレールに固定するように構成されている。中央スペーサ部分が、多岐管ブロックに連結するための凹所または突起を含むことができる。中央スペーサ部分が、ガス構成要素のそれへの取り付け中に、第1の多岐管ブロックと第2の多岐管ブロックとの間の相対的な動きを可能にするように変形可能であることができる。摺動固定部材が全体にC字型であることができ、摺動固定部材の少なくとも1つの遠位端が、レールの面に取り付けられるとき、レールの面に連結するための連結機構を含む。
【0016】
本発明の別の態様によれば、ガス配送システムを組立てる方法が、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックを摺動固定部材で支持レールに取り付けるステップであって、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックのそれぞれが、ガス構成要素の接続口と通信するための少なくとも1つの接続口を有し、摺動固定部材が、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックを一次量の予圧でレールに固定するように適合されているステップと、
ガス構成要素を第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックに取り付けるステップとを備える。摺動固定部材が、ガス構成要素を多岐管ブロックに組立てるために、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックを一次段階予圧下でレールに固定するように構成され、一次段階予圧が相対的動きを可能にし、摺動固定部材が、ガス構成要素が多岐管に取り付けられるとき、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックを一次段階よりも大きい二次段階予圧でレールに固定する。
【0017】
本発明の追加の特徴が、図面と併せて考察されるとき、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明による、レール上の第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックに固定されたガス構成要素を有する例示的な摺動固定ガス配送システムの図である。
【図2】ガス構成要素が多岐管ブロックから分離された、図1の摺動固定ガス配送システムの図である。
【図3】本発明による、摺動固定部材を含む例示的な摺動固定多岐管の斜視図である。
【図4】図3の摺動固定部材の横断面図である。
【図5】レール上に設置された図3の摺動固定部材の別の横断面図である。
【図6】ガス構成要素が設置されたとき、摺動固定部材の最終的構成を示す横断面図である。
【図7】一次状態の例示的な摺動固定クリップの拡大図である。
【図8】二次状態の例示的な摺動固定クリップの拡大図である。
【図9】本発明による、部分的に組立てられた、別の例示的な摺動固定ガス配送システムの斜視図である。
【図10】本発明による、部分的に組立てられた、例示的な摺動固定ガス配送システムの別の斜視図である。
【図11】固定されたガス構成要素を有する、図6および7の摺動固定ガス配送システムの斜視図である。
【図12】別の例示的な摺動固定ガス配送システムの斜視図である。
【図13】図12の摺動固定ガス配送システムの拡大された部分の図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図面を詳細に、最初に図1および2を参照すると、例示的な摺動固定ガス配送システムが符号10で全体に示される。システム10は、第1の多岐管ブロック18および第2の多岐管ブロック22を支持するためのレール14を含む。多岐管ブロック18および22はそれぞれ、ガス構成要素34の実装面30上の各接続口に接続するように適合された少なくとも1つの接続口26を有する。ガス構成要素34は、穴38を通って延在することができるボルト35または他の適切な固定具を介して、第1の多岐管ブロック18および第2の多岐管ブロック22に固定される。摺動固定部材42は、スペーサブロック部分36および摺動固定クリップ部分44を含み、第1の多岐管ブロック18および第2の多岐管ブロック22をレール14に固定する。分かるであろうが、複数の多岐管およびガス構成要素組立体が、本発明に従ってレール14上に設けられることができる。
【0020】
本明細書により詳細に説明されるように、摺動固定部材42は、組立のために一次段階予圧下で第1の多岐管ブロック18および第2の多岐管ブロック22をレール14に固定するように構成され、ガス構成要素34を多岐管ブロック18および22に固定し、ガス構成要素34がボルトまたは類似のものなどを介して多岐管に固定されるとき、一次段階よりも大きい二次段階予圧で第1の多岐管ブロック18および第2の多岐管ブロック22をレール14に固定するように構成される。加えて、第1の多岐管ブロック18および第2の多岐管ブロック22をレール14に軽く保持することにより、摺動固定部材42は、ガス構成要素34が多岐管ブロック18および22に締め付けられると、第1の多岐管ブロック18および第2の多岐管ブロック22の接続口26がガス構成要素34の接続口に自立整列することを可能にする。
【0021】
次に、図3を参照すると、参照符号45で全体に示される、摺動固定システム10のガス多岐管組立体が、ガス構成要素34が取り外された状態で図示されている。図示された実施形態の各多岐管ブロック18および22は、一次半分および二次半分を含み、各半分が接続口26を有する。管状部分46は一次半分および二次半分を一体に結合し、各多岐管ブロックの2つの接続口26の間に流体が流れるための通路を提供する。そのような多岐管ブロック18および22は時々Hブロックとして言及され、しばしば各半分の管スタッブ(例えば、管状部分)を溶接することにより一体に作成される。
【0022】
多岐管ブロック18および22は、レール14の多岐管支持面50および52上に載置される。図示された実施形態の多岐管支持面50および52は、レール14の側方外側縁部にある。多岐管支持面50と52との間に長手方向に延在する導管56がある。このように多岐管ブロック18および22を支持することにより、多岐管ブロックの周りに空気間隙を生成し、それにより多岐管ブロックとレール14との間の熱伝導に有効な面領域を制限する。多岐管ブロックは摺動固定部材42によってレール14に固定される。
【0023】
例示的実施形態での摺動固定部材42は、中央部分57、およびレール14に係合された脚部分58を有する全体にC字型の摺動固定クリップ44を含む。脚部分58はそれぞれ、タブ62(図4参照)の形態の係合機構を有し、タブ62はレール14の端部に連結して、それにより摺動固定部材42をレール14に固定する。分かるであろうが、図5で最もよく分かるように、摺動固定部材42は摺動固定クリップ部分44の脚部分58をレール14の端部の上に滑らせることによりレール14に設置される。この点で、摺動固定クリップ部分44は、タブ62がレールに係合するために、脚58がわずかに圧縮され得るような大きさにされることができる。一旦係合すると、次いで摺動固定部材42は一次段階の予圧を多岐管ブロック18および22に加え、それにより多岐管ブロック18および22をレール14に固定する。
【0024】
分かるであろうが、この一次段階予圧は、その後ガス構成要素34を多岐管ブロック18および22に設置するために、多岐管ブロック18および22をレール14上のほぼ正確な位置に維持するために典型的には十分である。加えて、その段階の予圧は多岐管ブロック18および22および/またはレール14間の相対的運動を一般に可能にすることができ、多岐管ブロック18および22の接続口26をガス構成要素34の接続口に最終的に位置合わせすることが、ガス構成要素34自体の取り付け中に生じることが可能であり、したがって多岐管ブロック18および22および/またはガス構成要素34の製造に必要な公差を非常に減少させる。
【0025】
図4を参照すると、摺動固定部材42が横断面で示される。分かるであろうが、この実施形態では摺動固定クリップ44は、スペーサブロック部分36によって図面のSと符号をつけられた2つの位置で支持される。スペーサブロック部分36は摺動固定クリップ部分44を対称的な方法で、摺動固定クリップ中央からどちらかのクリップ端部に向かって約1/3の距離で支持する。
【0026】
図5では、レール14に設置された摺動固定部材42が図示されている。分かるであろうが、摺動固定部材42を設置するために、摺動固定クリップ部材44の中央部分57の端部が、摺動固定クリップ部分44がレール14に係合するまで、レール14組立体に向かって下方に変形される。スペーサブロック部分36は中央から外れた2つの支点で摺動固定クリップ44を支持するので、端部が押し下げられてレール14に係合するとき、摺動固定クリップ中央は引き上げられ、それにより開放されるとき予圧を生成する。これは一次段階予圧に相当する。
【0027】
例えば、摺動固定クリップ44は、中央で案内された、1対の「簡単に支持された」片持ち梁に本質的に等価である。このように支持された片持ち梁は相対的に軽い保持力を提供する。本発明の場合、その結果、摺動固定部材42およびガス多岐管ブロックはそれらの位置を自立調節して、ガス構成要素が設置されるとき、ガス構成要素の位置に従う。分かるであろうが、支持構成は所望の予圧効果に応じて変更され得る。例えば、3つの支持位置が提供されてもよく、または支持位置が異なる平面にあってもよい。
【0028】
図6を参照すると、摺動固定部材42が、隣接する多岐管ブロックに固定されたガス構成要素を有して現れるように(例えば図1に示すように)、図示されている。図6では見やすいようにガス構成要素は図示されていない。ガス構成要素の多岐管ブロックへの組立が完成すると、ガス構成要素が多岐管ブロックまで下方に最終的な増加分を移動することにより、ガス構成要素底面(例えば実装面)が摺動固定クリップ44の上昇した中央部分に接触し、それを2つの支点Sと同じ高さまたはそれより下に移動させる。この最終的な摺動固定クリップ44の位置は、このとき固定された支持を有する1対の片持ち梁に本質的に等価である。このように支持された片持ち梁は、偏向された梁端部を初期位置に維持するために2倍の力が本質的に必要である。したがって、摺動固定部材42によってレール14に対して多岐管ブロックに加えられる保持力は、図5の保持力の約2倍の大きさであり、二次段階予圧に相当する。
【0029】
図7を参照すると、例示的な摺動固定クリップ部材44がレール14に固定されているときではあるが、ガス構成要素が多岐管ブロック上に設置される前に現れるように詳細に図示されている。言及したように、摺動固定クリップは全体にC字型であり、中央部分57および中央部分57から延在する脚部分58を含む。タブ62が、説明されたようにレール14に係合するために脚部分58上に設けられている。中央部分57はその偏向可能部分64を含み、例示的実施形態では、全体に弓形であるが他の形状が使用されてよい。この偏向可能な部分64は摺動固定部材42をレール14に設置する間に偏向されることができ、それにより多岐管18および22をレール14に固定するための一次段階予圧を提供することができる。留意されるように、ガス構成要素34が多岐管ブロック18および22に固定されるとき、偏向可能部分はスペーサブロック部分36とガス構成要素34の実装面30との間に圧縮され、予圧の量が一次段階よりも大きい二次段階に増加される。
【0030】
図8を参照すると、摺動固定クリップ44が、ガス構成要素34が多岐管ブロック18および22に固定されるときに現れるように、図示されている。矢印Aで示されるように、偏向可能部分64はガス構成要素によって下方に圧縮されている。摺動固定クリップ44の形状およびそれがスペーサブロック36によって支持される方法によって、偏向可能部分64の下方への偏向が脚58を矢印Bの方向に上方に引き上げる要因となり、それにより、ガス構成要素34が多岐管ブロック18および22にボルト留めされるとき、摺動固定部材42によって多岐管ブロック18および22に加えられる予圧を増加させる。
【0031】
図9〜11を参照すると、最初に図9を参照すると、摺動固定ガス配送システムの別の実施形態が様々な組立段階で図示されている。図9では、多岐管ブロック18および一体型スペーサブロック/摺動固定部材68がレール14上に支持される。一般に、多岐管ブロック18および22の両方がレール14上に配置され、次いで一体型摺動固定部材68がそれに設置されるであろう。しかし、一体型摺動固定部材68の詳細を示すために、図9では第2の多岐管ブロック22が除去されている。
【0032】
一体型摺動固定部材68は、中央スペーサブロック部分70および中央スペーサブロック部分70から延在する脚部分72を含む。中央スペーサブロック部分70は多岐管ブロック18および22を離隔するように構成され、多岐管ブロック18および22内の各凹所(図示せず)に係合するための位置決めスタッド74を有し、それにより多岐管ブロック18および22を一体型摺動固定部材68に連結する。脚部分72は、前述の実施形態の摺動固定クリップ44と類似の方法でレール14に係合する。したがって、この実施形態では、摺動固定クリップおよびスペーサブロックは単一の部品として形成されることができる。
【0033】
分かるであろうが、この実施形態の一体型摺動固定部材68は、ガス構成要素34を多岐管ブロック18および22に固定する前に、レール14に設置されるとき、一次段階予圧を加えるように構成される。この目的を達成するために、脚部分72は、可撓性のあるように構成され、係合タング78がその遠位端で、リップ80などのレール14の面に係合するためにレール14に向かって下方に屈曲できるようになる。このように、タング78をレール14に設置した後、予圧が多岐管ブロック18および22に加えられる。図10は、一体型摺動固定部材68と共にレール14上に支持された多岐管ブロック18および22の両方を図示する。
【0034】
図11では、ガス構成要素34がボルト82を介して多岐管ブロック18および22に固定されている。前述の実施形態のように、ガス構成要素34が多岐管ブロック18および22に固定されると、一体型摺動固定部材68が多岐管ブロック18および22をレール14に締め付ける。これは、ガス構成要素とレール14との間に挿入された一体型摺動固定部材68の中央部分および/または脚部分を圧縮することにより達成される。
【0035】
分かるであろうが、この実施形態のレール14は、ガス構成要素34が多岐管ブロック18および22に固定されるとき、一体型摺動固定部材68のタング78を受けるための複数の選択的溝84を含む。溝84はレール14の各側面上のリップ80の下に配置される。また分かるであろうが、脚72はガス構成要素34が設置される間に下方に屈曲されることができて、それによりタング78は、多岐管ブロック18および22をレール14に固定するために溝84に係合することができる。ガスシステム構成要素が取り付けられるとき、摺動固定が移動されるとき生じる横向きの把持行動が起こるであろう。
【0036】
図9に戻ると、この把持行動は、脚部分72の遠位端を互いに向かって内側に回転させる傾向がある力の結果として達成され、その力は一体型摺動固定部材68がガス構成要素とレールとの間に圧縮されるとき発達する。分かるであろうが、圧縮されない状態の脚部分72の上方部分は多岐管ブロック18および22の最上面より上方に延在する。したがって、ガス構成要素が多岐管ブロックに固定されるとき、各脚部分72は下方に押され、それにより脚部分72に加えられるモーメントが生じ、そのモーメントが把持行動をもたらす。
【0037】
図12および13を参照すると、摺動固定ガス配送システム90が、熱を多岐管ブロック18および22および/またはガス構成要素34のガス流路に供給するための加熱要素92(例えば電気的加熱要素)を有して図示されている。加熱要素92は、多岐管ブロック18および22の下側のレール14の導管56内に設けられている。導管56の残りの部分は絶縁体94で充填され得る。可撓性のある泡状絶縁体が使用されて、上向きに荷重を提供して、多岐管基板と緊密な接触を保証することができる。加熱要素92および/または絶縁体94が接着剤96を介して、または任意の他の適切な方法によってレール14に固定可能である。
【0038】
本発明による摺動固定ガス供給システムは、漏れに至らずに輸送衝撃および振動に耐えることができる。これは変動荷重のかかる片持ち梁による摺動固定設計で達成される。摺動固定システムを有するガスシステム基板の最初の組立体は、基板入口および出口をほぼ適切な位置に配置し、それらを約6.350kg(14ポンド)の軸方向の力で保持する。小さい量の横方向の調節が、基板を上方ガス構成要素に位置合わせできるようにすることが可能である。ガス構成要素が完全に設置されると、すなわち封止を及ぼすために多岐管基板に締め付けられると、片持ち梁荷重が中央部を押し下げることにより変化する。これはより高い保持力(例えば12.70kg(28ポンド))をもたらし、効果的に多岐管基板を最適位置に固定する。
【0039】
本発明は特定の好ましい1つまたは複数の実施形態に関連して図示され、説明されてきたが、本明細書および添付の図面を読み、理解すると、等価の変更形態および修正形態が当業者に思いつくことは明らかである。特に、上述の要素(構成要素、組立体、装置、組成など)によって達成される様々な機能に関して、そのような要素を説明するために使用される用語(「手段」に対する参照を含む)は、そうではないと指示されない限り、本明細書で説明された本発明の例示的な1つまたは複数の実施形態内の機能を達成する開示された構造に構造上は等価ではないけれども、説明された要素の具体的な機能を達成する任意の要素に相当する(すなわち機能的に等価である)と意図されるものである。加えて、本発明の具体的な特徴は、1つまたは複数のいくつかの図示された実施形態のみに関連して上記に説明されてきた可能性があるが、そのような特徴は、所望され、かつ任意の所与のまたは具体的な適用のために有利であり得るように、他の実施形態の1つまたは複数の他の特徴に組み合わせることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの多岐管ブロックを支持するためのレールと、
ガス構成要素に接続するための少なくとも1つの接続口をそれぞれ有する、第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックと、
前記第1の多岐管ブロックおよび前記第2の多岐管ブロックに固定可能なガス構成要素であって、そこに固定されたとき、前記第1の多岐管ブロックおよび前記第2の多岐管ブロックの各接続口と通信するための一次接続口および二次接続口を有する実装面を含むガス構成要素と、
前記一次ブロックおよび前記二次ブロックを前記レールに固定するための摺動固定部材と
を備えるガス配送システムであって、
前記摺動固定部材が、前記ガス構成要素を前記多岐管ブロックに組立てるために、前記第1の多岐管ブロックおよび前記第2の多岐管ブロックを一次段階予圧下で前記レールに固定するように構成され、前記摺動固定部材が、前記ガス構成要素が前記多岐管に固定されるとき、前記第1の多岐管ブロックおよび前記第2の多岐管ブロックを前記一次段階よりも大きい二次段階予圧で前記レールに固定するように構成されている、ガス配送システム。
【請求項2】
前記摺動固定部材が摺動固定クリップおよびスペーサブロックを含み、前記スペーサブロックが前記第1の多岐管ブロックと前記第2の多岐管ブロックとの間に挿入され、前記第1の多岐管ブロックと前記第2の多岐管ブロックを所定の距離に離隔し、前記摺動固定部材を支持するように適合されている、請求項1に記載のガス配送システム。
【請求項3】
前記スペーサブロックが前記摺動固定クリップを2つの支持位置でその中央部分で支持する、請求項1または2のいずれか一項に記載のガス配送システム。
【請求項4】
前記支持位置が前記レールの長手軸から離隔されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のガス配送システム。
【請求項5】
前記スペーサブロックが、前記第1の多岐管ブロックおよび前記第2の多岐管ブロックの少なくとも1つの上の対応する凹所または突起と嵌合するための凹所または突起を含み、それにより前記スペーサブロックを前記多岐管ブロックに連結する、請求項1から4のいずれか一項に記載のガス配送システム。
【請求項6】
前記スペーサブロックが前記摺動固定クリップの前記中央部分をその外側縁部近傍で支持して、前記ガス構成要素が前記多岐管ブロックに取り付けられるとき、前記中央部分の偏向可能な部分の屈曲を可能にする、請求項1から5のいずれか一項に記載のガス配送システム。
【請求項7】
前記スペーサブロックが、前記ガス構成要素の取り付け中に前記第1の多岐管ブロックと前記第2の多岐管ブロックとの間の相対的な動きを可能にするように変形可能である、請求項1から6のいずれか一項に記載のガス配送システム。
【請求項8】
前記摺動固定クリップが、中央部分および前記レールに係合するための前記中央成形部分から延在する各脚部分を有し、それにより前記摺動固定部材と前記レールとの間に少なくとも1つの多岐管ブロックを捕捉する、請求項1から7のいずれか一項に記載のガス配送システム。
【請求項9】
前記中央部分が、偏向可能な部分を含み、偏向されたとき、脚部分のうちの少なくとも1つの張力を増加させて、それにより前記二次段階へ前記予圧を増加させる、請求項1から8のいずれか一項に記載のガス配送システム。
【請求項10】
前記摺動固定クリップが全体にC字型であり、前記摺動固定クリップの少なくとも1つの遠位端が前記レールの面に連結するための連結機構を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載のガス配送システム。
【請求項11】
前記レールが、側方に離隔された多岐管ブロック支持面の間に長手方向に延在する導管および前記ガス構成要素に熱を提供するための、前記導管内の加熱要素を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載のガス配送システム。
【請求項12】
前記摺動固定クリップおよび前記スペーサブロックが単一部品として形成される、請求項1から11のいずれか一項に記載のガス配送システム。
【請求項13】
少なくとも1つの多岐管ブロックを支持するためのレールと、
ガス構成要素に接続するための少なくとも1つの接続口を有する多岐管ブロックと、
前記多岐管ブロックを前記レールに固定するための摺動固定部材と
を備えるモジュール式ガス供給多岐管システムであって、
前記摺動固定部材が、ガス構成要素を前記多岐管ブロックに固定することを促進するために、前記多岐管ブロックを一次段階予圧下で前記レールに固定するように構成され、前記摺動固定部材が、前記ガス構成要素が前記多岐管に固定されるとき、前記多岐管ブロックを前記一次段階よりも大きい二次段階予圧下で前記レールに固定するように構成されている、モジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項14】
前記摺動固定部材が摺動固定クリップおよび前記摺動固定部材を支持するためのスペーサブロックを含む、請求項13に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項15】
前記スペーサブロックがその中央部分で前記摺動固定クリップを2つの支持位置で支持する、請求項13から14のいずれか一項に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項16】
前記支持位置が前記レールの長手軸から離隔されている、請求項13から15のいずれか一項に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項17】
前記摺動固定クリップが、中央部分および前記レールに係合するための前記中央部分から延在する各脚部分を有し、それにより前記摺動固定部材と前記レールとの間に前記少なくとも1つの多岐管ブロックを捕捉する、請求項13から16のいずれか一項に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項18】
前記中央部分が、偏向可能な部分を含み、偏向されたとき、脚部分のうちの少なくとも1つの張力を増加させて、それにより前記二次段階へ前記予圧を増加させる、請求項13から17のいずれか一項に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項19】
前記摺動固定部材が、前記レールまたは前記多岐管ブロックの少なくとも1つに摺動式に係合して、前記一次段階予圧下にあるとき、その間の相対的動きを可能にする、請求項13から18のいずれか一項に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項20】
前記スペーサブロックが、前記第1の多岐管ブロックおよび前記第2の多岐管ブロックの少なくとも1つの上の対応する凹所または突起と嵌合するための凹所または突起を含み、それにより前記スペーサブロックを前記多岐管ブロックに連結する、請求項13から19のいずれか一項に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項21】
前記スペーサブロックが前記摺動固定部材の前記中央部分をその外側縁部近傍で支持して、前記ガス構成要素が前記多岐管ブロックに取り付けられるとき、前記中央部分の偏向を可能にする、請求項13から20のいずれか一項に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項22】
前記スペーサブロックが、前記多岐管ブロックと前記摺動固定部材との間の相対的な限定された動きを可能にするように変形可能である、請求項13から21のいずれか一項に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項23】
前記摺動固定部材および前記スペーサブロックが単一部品として形成される、請求項13から22のいずれか一項に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項24】
前記多岐管ブロックに固定された前記ガス構成要素をさらに備える、請求項13から23のいずれか一項に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項25】
前記摺動固定部材が全体にC字型であり、前記摺動固定部材の少なくとも1つの遠位端が前記レールの面に連結するための連結機構を含む、請求項13から24のいずれか一項に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項26】
前記レールが、側方に離隔された多岐管ブロック支持面の間に長手方向に延在する導管および前記ガス構成要素に熱を提供するための、前記導管内の加熱ストリップを含む、請求項13から25のいずれか一項に記載のモジュール式ガス供給多岐管システム。
【請求項27】
レール上の第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックを離隔するための中央スペーサ部分と、
前記中央スペーサ部分から延在し、ガス供給システムの前記レールに係合するように適合された脚部分と
を備える多岐管ブロックをモジュール式ガス供給多岐管のレールに固定するための摺動固定部材であって、
前記摺動固定部材が、ガス構成要素を前記多岐管ブロックに固定することを促進するために、前記多岐管ブロックを一次段階予圧下で前記レールに固定するように構成され、前記摺動固定部材が、前記ガス構成要素が前記多岐管に固定されるとき、前記多岐管ブロックを前記一次段階よりも大きい二次段階予圧下で前記レールに固定するように構成されている、摺動固定部材。
【請求項28】
前記中央スペーサ部分が、多岐管ブロックに連結する凹所または突起を含む、請求項27に記載の摺動固定部材。
【請求項29】
前記中央スペーサ部分が、ガス構成要素の取り付け中に、前記第1の多岐管ブロックと前記第2の多岐管ブロックとの間の相対的な動きを可能にするように変形可能である、請求項26から27のいずれか一項に記載の摺動固定部材。
【請求項30】
前記摺動固定部材が全体にC字型を有する摺動固定クリップを含み、前記摺動固定クリップの少なくとも1つの遠位端が、前記レールの面に取り付けられるとき、前記レールの面に連結するための連結機構を含む、請求項26から29のいずれか一項に記載の摺動固定部材。
【請求項31】
第1の多岐管ブロックおよび第2の多岐管ブロックを摺動固定部材で支持レールに取り付けるステップであって、前記第1の多岐管ブロックおよび前記第2の多岐管ブロックのそれぞれがガス構成要素の接続口と通信するための少なくとも1つの接続口を有し、前記摺動固定部材が、前記第1の多岐管ブロックおよび前記第2の多岐管ブロックを一次量の予圧で前記レールに固定するように適合されているステップと、
ガス構成要素を前記第1の多岐管ブロックおよび前記第2の多岐管ブロックに取り付けるステップと
を備えるガス配送システムを組み立てる方法であって、
前記摺動固定部材が、前記ガス構成要素を前記多岐管ブロックに組立てるために、前記第1の多岐管ブロックおよび前記第2の多岐管ブロックを一次段階予圧下で前記レールに固定するように構成され、前記一次段階予圧が相対的動きを可能にし、前記摺動固定部材が、前記ガス構成要素が前記多岐管に取り付けられるとき、前記第1の多岐管ブロックおよび前記第2の多岐管ブロックを前記一次段階よりも大きい二次段階予圧で前記レールに固定する、ガス配送システムを組立てる方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2013−509721(P2013−509721A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537085(P2012−537085)
【出願日】平成22年10月29日(2010.10.29)
【国際出願番号】PCT/US2010/054593
【国際公開番号】WO2011/059783
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(598057523)パーカー・ハニフィン・コーポレーション (18)