説明

撒き餌成形具

【課題】釣人が容易に遠投することができる撒き餌を簡単且つ確実に成形する撒き餌成形具の提供。
【解決手段】この撒き餌成形具10は、本体11と案内板12とを備える。本体11及び案内板12は、共に樹脂により構成される。本体11及び案内板12は、断面が略C字状に形成されており、案内板12が本体11の内部に嵌め込まれている。本体11は基板13を備え、案内板12は基板16を備える。両基板13、16は、本体11の内部で対向されている。基板16は、基板13に対して傾斜しており、下方に向かって基板13と基板16との隙間が漸次小さくなっている。基板16には切欠部19が設けられている。切欠部19は、略U字状に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撒き餌を所定形状に成形するための道具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
浮き釣りにおいては、一般に撒き餌が使用される。釣人は、撒き餌用のバケツ(一般に「バッカン」と称される。)に予め所要量の撒き餌を入れ、これを釣り場に持ち込む。釣人は、例えば撒き餌用の柄杓を使用して餌を撒くが、このとき、釣人は、撒き餌を柄杓のカップですくい取り、これを所望のポイントに投入する。釣り場の状況によっては、釣人は、撒き餌を遠投したい場合がある。その場合、釣人は、撒き餌をすくったカップをバッカンの内壁面に押し付けて撒き餌を当該カップ内で固める。このように撒き餌がカップ内で固められ、当該カップの形状に成形されると、釣人は、柄杓を操作して撒き餌を遠投することができる。
【0003】
なお、撒き餌を固めて成形する道具に関する文献は、本願出願時点において出願人が知り得るものは存在しない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述のように、カップにすくわれた撒き餌は、当該カップがバッカンに押し付けられることによって成形されるが、カップをバッカンに押し付ける作業は、釣人にとって必ずしも容易なものではなく、ある程度の熟練を要する。しかも、撒き餌が確実に成形されていない場合には、投げられた撒き餌が空中で分解、拡散し、釣人が所望するポイントに撒き餌が投入されないおそれがある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、釣人が容易に遠投することができるように撒き餌を簡単且つ確実に成形する撒き餌成形具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係る撒き餌成形具は、互いに漸次近接する一対の対向壁面を備えたことを特徴とするものである。撒き餌は、一般に撒き餌用の柄杓のカップにすくわれる。釣人がこのカップを一対の対向壁面の間に挿入することによって、上記カップは、上記一対の対向壁面によって挟み込まれる。これにより、一方の対向壁面がカップの開口部に相対的に押圧され、したがって、カップ内の撒き餌が押圧される。カップ内の撒き餌は、当該カップの形状に固められ、確実に成形される。
【0007】
(2) 上記一対の対向壁面のうちいずれか一方は、平面であるのが好ましい。この構成では、当該一方の対向壁面は、上記カップの開口部を確実に閉塞するように当該カップに押圧される。したがって、上記カップ内の撒き餌は、均等に押圧され、当該カップの形状に確実に固められる。
【0008】
(3) 上記一対の対向壁面のうちいずれか一方には、他方の対向壁面との間隔が広い側から狭い側へ延びる切欠部が設けられていてもよい。この切欠部が設けられることにより、上記カップは、上記一対の対向壁面の間に簡単に挿入される。
【0009】
(4) 上記一対の対向壁面は、弾性変形が可能であることが望ましい。これにより、上記撒き餌は、所定の弾性力で押圧されることになり、上記カップの形状により確実に固められる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、撒き餌は撒き餌用柄杓のカップ内で固められ、確実に成形される。これにより、釣人は、撒き餌を簡単に遠投することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0012】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撒き餌成形具の斜視図である。この撒き餌成形具10は、後述されるように撒き餌用の柄杓のカップに収容された撒き餌を当該カップの形状に成形するための道具である。
【0013】
撒き餌成形具10は、本体11と案内板12とを備えている。これらは樹脂又は金属により構成され得るが、典型的にはポリプロピレン(PP)又はアクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)からなる。
【0014】
本体11は、同図が示すように断面が略C形の棒状部材である。すなわち、本体11は、基板13と、基板13に設けられた側板14、15とを備えている。側板14、15は、基板13の両縁部に延設されており、各側板14、15は、基板13に対して略直交している。本体11の高さ寸法Hは、150mm〜300mmに設定される。本体11の幅寸法Wは、30mm〜60mmに設定される。本体11の深さ寸法D1は、30mm〜50mmに設定される。本体11の肉厚寸法は、0.8mm〜3.0mmに設定される。
【0015】
案内板12は、同図が示すように断面が略C形の棒状部材である。すなわち、案内板12は、基板16と、基板16に設けられた側板17、18とを備えている。側板17、18は、基板16の両縁部に延設されており、各側板17、18は、基板16に対して略直交している。案内板12の高さ寸法は、上記本体11の高さ寸法に対応されている。案内板12の幅寸法は、上記本体11の側板14と側板15との間の距離に対応されている。案内板12の深さ寸法D2は、10mm〜30mmに設定される。案内板12の肉厚寸法は、0.8mm〜3.0mmに設定される。
【0016】
同図が示すように、案内板12は、本体11の内側に嵌め込まれている。このとき、本体11の側板14、15は、それぞれ、案内板12の側板17、18と固着されている。両者は、例えば接着剤により固着される。案内板12は、上記基板16が本体11の内部に突出するように配置されている。このため、本体11の基板13と案内板12の基板16とは互いに対向し、これらは、一対の対向壁面を構成する。
【0017】
また、上記案内板12の基板16は、上記本体11の基板13に対して傾斜している。具体的には、上記案内板12の深さ寸法D2は、同図が示すように上方に向かって漸次小さくなっており、これにより、当該基板16が上記基板13に対して相対的に傾斜している。この基板16が傾斜されていることにより、当該基板16と上記基板13との距離は、上方から下方に向かって漸次小さくなっている。言い換えれば、上記一対の対向壁面を構成する基板13と基板16とは、下方に向かって漸次接近している。
【0018】
さらに、上記基板16の上方に切欠部19が設けられている。この切欠部19は、上記基板16が切り欠かれることによって形成される溝によって構成されている。この切欠部19は、同図が示すように略U字状に形成されており、切欠部19の幅寸法は、下方に向かって漸次小さくなっている。もっとも、この切欠部19の形状は略U字状に限定されるものではなく、他の形状であってもよい。
【0019】
図2は、上記撒き餌成形具10の横断面図であり、図3は、縦断面図である。これらの図は、当該撒き餌成形具10がバッカン20の内部に配置された状態を示している。これらの図が示すように、この撒き餌成形具10は、上記本体11の基板13がバッカン20の壁面21に当接するように当該バッカン20の隅部に配置される。このバッカン20には、撒き餌が収容されているから、撒き餌成形具10は、当該撒き餌の内部に突き刺された状態で配置される。また、図4は、図3のIV−矢視図である。
【0020】
釣人は、撒き餌用の柄杓22でバッカン20内に収容された撒き餌をすくい取る。このとき、柄杓22のカップ23に撒き餌が詰め込まれる。釣人は、この撒き餌を遠投したいときは、図3が示すように、このカップ23を上記撒き餌成形具10の内部に押し込む。撒き餌成形具10は、上記基板13及び上記基板16を備えているから、上記カップ233は、これら基板13、16によって構成される一対の対向壁面の間に挿入されることになる。
【0021】
上記基板16は、上記基板13に漸次近接するように傾斜されているから、図3が示すように上記カップ23が下方へ押し込まれることによって、このカップ23が両基板13、16によって挟み込まれる。したがって、基板13が上記カップ23の開口部に相対的に押し付けられ、このカップ23内の撒き餌は、当該カップ23の形状に固められ、確実に成形される。釣人は、この状態で柄杓22を撒き餌成形具10から引き抜き、当該撒き餌を所望のポイントに投入することができる。
【0022】
特に、上記基板13の表面は平面に形成されているから、この基板13は、上記カップ23の開口部を確実に閉塞し、これにより、当該カップ23内の撒き餌は、確実に且つ均等に押圧される。したがって、上記カップ内の撒き餌は、均等に押圧され、当該カップの形状に確実に固められるという利点がある。
【0023】
さらに、上記基板16に上記切欠部19が設けられているから、釣人は、撒き餌を柄杓22ですくった後に当該カップ23を切欠部19に挿通することによって、当該カップ23を簡単に撒き餌成形具10の内部に挿入することができる。詳述すれば、仮に上記切欠部19が無い場合には、釣人は、撒き餌をすくったカップ23を一旦上方へ持ち上げ、撒き餌成形具10の上方から挿入する必要があるが、この場合に、カップ23内の撒き餌がこぼれてしまうおそれがある。しかし、本実施形態では、上記切欠部19が設けられているから、釣人は、柄杓22を操作して上記カップ23を横に移動させながら撒き餌成形具10の内部に挿入することができるので、撒き餌がこぼれることはない。
【0024】
本実施形態では、上記撒き餌成形具10は、樹脂から構成されるので、上記基板13及び上記基板16は、弾性変形が可能である。これにより、上記カップ23が両基板13、16間に押し込まれたときは、両基板13、16が弾性変形し、カップ23内の撒き餌は、当該弾性力によって押圧される。したがって、カップ23内の撒き餌は、当該カップ23の形状に一層確実且つ均等に固められるという利点もある。
【0025】
図5は、本実施形態の変形例に係る撒き餌成形具25の斜視図である。この撒き餌成形具25が上記撒き餌成形具10と異なるところは、上記撒き餌成形具10に設けられていた上記切欠部19(図1参照)が省略されている点である。なお、撒き餌成形具25のその他の構成については、上記撒き餌成形具10と同様である。この撒き餌成形具25は、上記切欠部19が設けられていないので、撒き餌成形具25の剛性が高い。したがって、釣人は、柄杓のカップを強く撒き餌成形具25の内部に押し込むことができ、その結果、水分の少ない撒き餌であっても、確実に当該カップの形状に成形され得る。
【0026】
図6は、本実施形態の他の変形例に係る撒き餌成形具30の斜視図である。この撒き餌成形具30が上記撒き餌成形具10と異なるところは、上記撒き餌成形具10では、上記基板16に上記切欠部19が設けられていたのに対し、この撒き餌成形具30では、上記基板13に上記切欠部19が設けられている点である。なお、撒き餌成形具30のその他の構成については、上記撒き餌成形具10と同様である。この撒き餌成形具30も上記撒き餌成形具10と同様に、上記基板13、16を備えるから、上記撒き餌成形具10と同様の作用効果を奏する。
【0027】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明される。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る撒き餌成形具の斜視図である。
【0028】
本実施形態に係る撒き餌成形具40が上記第1の実施形態に係る撒き餌成形具10と異なるところは、上記撒き餌成形具10では、本体11と案内板12とが別部材として構成され、これらが接合されていたのに対し(図1参照)、本実施形態に係る撒き餌成形具40では、本体41が樹脂により一体的に形成されている点、及び撒き餌成形具40をバッカンに固定するための固定具42が設けられている点である。
【0029】
本体41は、断面が矩形の筒状に形成されている。本体41は、その上縁部にステー43を備えている。上記固定具42は、このステー43に連結されるようになっている。この本体41は、例えばポリプロピレン(PP)又はアクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)からなる。本体41の前面部53と背面部54とは対向配置されており、これらは、一対の対向壁面を構成する。
【0030】
同図が示すように、前面部53は、背面部54に対して相対的に傾斜しており、前面部53と背面部54との距離は、上方から下方に向かって漸次小さくなっている。すなわち、上記一対の対向壁面を構成する前面部53と背面部54とは、下方に向かって漸次接近している。前面部53には、切欠部19が設けられている。この切欠部19は、上記第1の実施形態に係る撒き餌成形具10に設けられた切欠部19と同様の構成である。
【0031】
固定具42は、上記ステー43に連結される連結部44と、バッカンに取り付けられる挟持部45とを備えている。連結部44及び挟持部45は、例えばポリプロピレン(PP)又はアクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)により一体的に形成されている。
【0032】
連結部45は、対向する2枚の連結板46、47を備えており、これら連結板46、47は、上記ステー43の表側及び裏側に配置される。ステー43と連結板46、47とは、例えばスナップ48により着脱自在に連結されている。具体的には、ステー43の表側にソケットが固定され、連結板46にスタッドが固定されている。もっとも、ステー43の裏側にもソケットが設けられ、連結板47にもスタッドが固定されていてもよい。これらソケットとスタッドとが嵌め合わされることによって、連結部44がステー43に固定される。本実施形態では、ステー43にソケットが3つ設けられている。各ソケットは、同図が示すように上下方向に並設されている。したがって、ステー43に対する連結部44の取付位置は、上下方向に調整され得る。なお、本実施形態では、上記ソケットが3つ設けられているが、さらに多数のソケットが設けられていてもよい。また、ステー43側にスタッドが設けられ、連結板46、47側にソケットが設けられていてもよい。
【0033】
挟持部45は、細長平板が屈曲されることにより構成されており、対向する2枚の挟持板49、50を備えている。これら挟持板49、50は、後述のようにバッカンの側壁を挟み付ける。
【0034】
図8は、撒き餌成形具40の側面図であり、撒き餌成形具40がバッカン20に装着された状態が示されている。同図が示すように、この撒き餌形成具40の本体41は、固定具42を介してバッカン20の側壁に取り付けられる。具体的には、釣人が固定具42の挟持部45をバッカン20の上縁51に押しつけることによって、上記一対の挟持板49、50がバッカン20の上縁部を挟持する。これにより、本体41は、バッカン20の壁面21に沿って配置される。
【0035】
バッカン20の上縁51は、挟持部45の内奥部まで相対的に押し込まれる。これにより、バッカン20の上縁51は、挟持部45によって確実に挟持固定される。また、本実施形態では、ステー43に対する連結部44の取付位置が上下方向に調整されるので、本体41の下端がバッカン20の内底面52から釣人の所望する距離dだけ離される。この距離dは、同図が示すように、柄杓22が本体41に押し込まれたときに、柄杓22の先端部のみが突出するように設定される。換言すれば、柄杓22が本体41に押し込まれ、カップ23の先端がバッカン20の内底面52に当接した状態で、カップ23の厚み寸法が最大値Aとなる部位68が、本体41内に配置されるように上記距離dが設定されている。バッカンの深さ寸法は、当該バッカンの仕様によって異なるが、上記連結部44の取付位置が調整されることによって、バッカンの仕様にかかわらず、本体41の下端がバッカン20の内底面52から所定距離の位置に設定される。
【0036】
本実施形態に係る撒き餌成形具40は、上記第1の実施形態に係る撒き餌成形具10と同様に、一対の対向壁面を構成する前面部44及び背面部45を備え、前面部44に切欠部19が設けられていることから、釣人は、撒き餌を確実に成形し、固めることができる。加えて、上記本体41がバッカン20に固定されることから、釣人は、撒き餌形成具40を撒き餌用柄杓のホルダーとして使用することができる。
【0037】
次に、本実施形態の変形例について説明される。図9は、本実施形態の変形例に係る撒き餌成形具の要部拡大斜視図である。
【0038】
この撒き餌形成具60が上記撒き餌形成具40と異なるところは、本体41及び固定具42の形状である。具体的には、本体41には、上記ステー43(図7参照)が設けられていない点、及び固定具42は、本体41の背面部54に固着されている点である。なお、その他の構成については、上記撒き餌形成具40と同様である。
【0039】
固定具42は、上記本体41の背面部54に取り付けられる連結部61と、バッカンに取り付けられる挟持部62とを備えている。連結部61及び挟持部52は、例えばポリプロピレン(PP)又はアクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)により一体的に形成されている。この固定具42は、本体41に接着剤等により固着されていてもよい。その場合、固定具42が本体41と一体的に形成されていてもよい。また、固定具42と本体41とが固定されず、後述のように、本体41が固定具42に対して上下方向にスライドすることができるように構成されていてもよい。
【0040】
連結部61は、一対の脚部63を備えている。各脚部63は、対向する2枚の連結板64、65を備えており、これら連結板64、65は、上記背面部54の表側及び裏側に配置される。連結板64は、細長帯状に形成されている。連結板64の上端部は、連結板65に固定されている。連結板64は、連結板65に沿って配置され、両者間に所定の隙間が形成されている。上記本体41の背面部54は、この隙間に挿通されている。本実施形態では、連結板65は、上記連結部61を構成する部材(挟持板66)を兼ねている。また、挟持部62は、平板が屈曲されることにより構成されており、対向する2枚の挟持板66、67を備えている。これら挟持板66、67は、上記実施形態に係る撒き餌形成具40の挟持板49、50(図7参照)と同様にバッカンの側壁を挟み付ける。ただし、本変形例に係る挟持板66、67は、上記挟持板49、50よりも幅寸法が大きく設定されている。このため、挟持板66、67は、バッカンの側壁を強力に挟持し、本体41をバッカンに確実に固定することができる。
【0041】
本変形例に係る撒き餌形成具60では、上記挟持板66、67がバッカンの側壁を挟持することによって、当該撒き餌形成具60がバッカンに対して固定される。しかも、釣人がバッカンの側壁に対する上記挟持板66、67の位置を調整することによって、バッカンに対する本体41の位置が無段階に調整される。したがって、本変形例においても、バッカンの仕様にかかわらず、本体41の下端がバッカンの内底面から所定距離の位置に設定される。
【0042】
加えて、上記連結板64、65と上記本体41の背面部54とが固着されない場合は、上記本体41の背面部54は、上記連結板64、65によって挟持される。この連結板64、65間の隙間が所定寸法に設定されることにより、上記本体41は、上記脚部63によって所定の保持力で保持される。すなわち、上記本体41は、上記脚部63に対して相対的にスライドすることが可能であり、バッカンに対する本体41の位置が調整される。したがって、本実施形態では、上記挟持部62及び上記脚部63の双方によって、バッカンに対する本体41の位置が調整される。
【0043】
なお、本実施形態に係る固定具42が、上記第1の実施形態に係る撒き餌成形具10にも同様の要領で設けられていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、撒き餌を成形する撒き餌成形具に適用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る撒き餌成形具の斜視図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に係る撒き餌成形具の横断面図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態に係る撒き餌成形具の縦断面図である。
【図4】図4は、図3におけるIV−矢視図である。
【図5】図5は、本発明の一実施形態の変形例に係る撒き餌成形具の斜視図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態の他の変形例に係る撒き餌成形具の斜視図である。
【図7】図7は、本発明の第2の実施形態に係る撒き餌成形具の斜視図である。
【図8】図8は、本発明の第2の実施形態に係る撒き餌成形具の側面図である。
【図9】図9は、本実施形態の変形例に係る撒き餌成形具の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
【0046】
10・・・撒き餌成形具
11・・・本体
12・・・案内板
13・・・基板
16・・・基板
19・・・切欠部
22・・・柄杓
23・・・カップ
25・・・撒き餌成形具
30・・・撒き餌成形具
40・・・撒き餌形成具
53・・・前面部
54・・・背面部
60・・・撒き餌形成具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに漸次近接する一対の対向壁面を備えた撒き餌成形具。
【請求項2】
上記一対の対向壁面のうちいずれか一方は、平面である請求項1に記載の撒き餌成形具。
【請求項3】
上記一対の対向壁面のうちいずれか一方には、他方の対向壁面との間隔が広い側から狭い側へ延びる切欠部が設けられている請求項1又は2に記載の撒き餌成形具。
【請求項4】
上記一対の対向壁面は、弾性変形が可能である請求項1ないし3のいずれかに記載の撒き餌成形具。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−81(P2006−81A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−182144(P2004−182144)
【出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【出願人】(000002439)株式会社シマノ (1,038)