説明

撮像装置及びアルバム作成方法、プログラム並びに記憶媒体

【課題】画像の撮影とアルバムの作成とを並行して行える撮像装置において、ユーザへの負担となる煩雑な作業なしにタイトルやキャプション等の文字列情報をアルバムへ入力できる撮像装置を実現する。
【解決手段】撮像装置は、画像データに含まれる文字列情報を検出する検出手段と画像データを表示する画像枠と前記文字列情報を表示する文字列枠のレイアウト情報を含むテンプレートを記憶する記憶手段とを備え、撮像手段により生成される画像データをライブビュー表示している間に、当該ライブビュー表示されている画像データから検出された文字列情報を文字列枠に関連付けして表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を撮影しながらアルバムを作成する撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像を撮影しながら撮影画像を所望の配置にレイアウトし、アルバムを生成することが可能なデジタルカメラが提案されている。
【0003】
例えば特許文献1では、複数の画像枠が設けられたテンプレートのいずれかの画像枠に撮像部で撮像されたスルー画像を表示させてアルバムを生成することができるデジタルカメラが開示されている。この撮像装置によれば、ユーザは、画像の配置や相互関係を想定しながら撮影できるため、アルバム生成を容易に行える、という利便性が得られる。
【0004】
一方、特許文献2では、文字列を抽出するための文字を含む静止画を撮像するモードと、文字列が重畳される静止画を撮像するモードとを備えた撮像装置が開示されている。この撮像装置によれば、撮像した静止画に、別の静止画から抽出された文字列を重畳してプリント・表示するためのデータを作成できる、という利便性が得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−017238号公報
【特許文献2】特開2001−174900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、アルバム内に文字列を挿入することが考慮されていない。また特許文献2では、文字列を抽出するための撮像を行うモードと、文字列が重畳される静止画を撮像するモードとを頻繁に切り替える必要があり、操作が簡便でないという課題がある。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、画像の撮影とアルバムの作成とを並行して行える撮像装置において、ユーザへの負担となる煩雑な作業なしにタイトルやキャプション等の文字列情報をアルバムへ入力できる撮像装置を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体像を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記画像データに含まれる文字列情報を検出する検出手段と、前記画像データを表示する画像枠と前記文字列情報を表示する文字列枠のレイアウト情報を含むテンプレートを記憶する記憶手段と、前記画像データと前記文字列情報とを前記テンプレートに挿入してアルバムを作成するアルバム作成手段と、前記記憶手段から読み出したテンプレート上に前記画像データ及び前記文字列情報をレイアウトして表示するレイアウト表示手段と、前記レイアウト表示手段により表示されたテンプレートに関する操作を受け付ける操作手段と、を有し、前記レイアウト表示手段は、前記撮像手段により生成される画像データをライブビュー表示している間に、当該ライブビュー表示されている画像データから検出された文字列情報を文字列枠に関連付けして表示する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、画像の撮影とアルバムの作成とを並行して行える撮像装置において、ユーザへの負担となる煩雑な作業なしにタイトルやキャプション等の文字列情報をアルバムへ入力できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係る実施形態のデジタルカメラの外観を正面(a)及び背面(b)から見た図。
【図2】本実施形態のデジタルカメラのブロック図。
【図3】本実施形態のデジタルカメラにより表示される、アルバムプレビュー画面(a)及び(f)、画像枠撮影画面(b)〜(e)、文字列適用範囲の設定画面(g)、文字列一斉挿入範囲の設定画面(h)を例示する図。
【図4】テンプレートを表示するXMLソースを示す図。
【図5】本実施形態のデジタルカメラのアルバム作成処理(a)、画像枠撮影処理(b)、文字列設定処理(c)を示す各フローチャート。
【図6】撮像部により撮像した画像データを例示する図。
【図7】実施形態2のデジタルカメラにより表示される、アルバムプレビュー画面(a)、画像枠撮影画面(b)〜(e)を例示する図。
【図8】テンプレートを表示するXMLソースを示す図。
【図9】テキストデータ形式の文字列情報を保存しているデータベースを例示する図。
【図10】実施形態3のデジタルカメラを背面から見た外観図。
【図11】実施形態3のデジタルカメラのアルバム作成処理を示すフローチャート。
【図12】実施形態3のアルバム作成処理によるページレイアウト結果を例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
【0012】
<デジタルカメラの構成>図1及び図2を参照して、本実施形態のデジタルカメラ100の構成について説明する。本実施形態のデジタルカメラ100は、指定された画像枠に挿入する被写体を撮影する画像枠撮影モード、撮影画像を指定した画像枠に挿入したプレビュー画面を表示するページレイアウト表示モード、文字列情報を文字列枠に挿入する文字列設定モードを有する。
【0013】
図1において、101はタッチパネル機能を備えるLCDである。102はシャッターボタンである。103はストロボである。
【0014】
図2において、201は制御部であり、デジタルカメラ100の全体の制御を行う。制御部201は、例えばCPUから構成される。
【0015】
202はメモリであり、主に制御部201が実行するプログラム格納領域、プログラム実行中のワーク領域、後述する表示部205に表示する画面データの格納領域等、様々なデータの格納領域として使用される。
【0016】
203は記憶部であり、例えばフラッシュメモリ、ハードディスク等で構成され、撮影された静止画やテンプレート等を保存するために使用される。テンプレートには、アルバムデータにおける画像枠のページレイアウト情報が含まれる。
【0017】
204は撮像部であり、被写体像を撮像して得られるアナログ画像信号をデジタルデータに変換した後、ADCT(適応離散コサイン変換)等によりデータの圧縮処理を行い、画像データを生成してメモリ202に出力する。また撮像部204は、ズーム、フォーカス、絞り調整などの制御も行う。
【0018】
205は表示部であり、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等で構成される。
【0019】
206は操作部であり、例えばボタン、十字キー、ダイヤル、タッチパネル等で構成され、ユーザによる操作内容を制御部201に通知する。
【0020】
207は画像処理部であり、撮像部204から出力される画像データから文字列を検出する機能を含み、画像データから文字列を検出したことを文字列検出イベントとして制御部201に通知する。また画像処理部207は、画像データから検出した文字列を含む領域を切り出して画像データ形式の文字列情報、又は検出した文字列をテキストに変換したテキストデータ形式の文字列情報として出力する。更に画像処理部207は、画像データから検出した文字列が画像のどの位置にあるかを表す情報を検出し、制御部201に通知する。
【0021】
なお、上述した図2の構成は、本発明に係る撮像装置を適用した実施形態の一例を説明したものであり、通信部、音声出力部を備えるなど、本発明の要旨の範囲内で、種々の変形及び変更が可能である。
【0022】
<デジタルカメラの画面>次に、図1及び図2の他、図3〜図6を参照して、実施形態1に係るデジタルカメラに表示される画面について説明する。
【0023】
図3(a)は、本実施形態のデジタルカメラのアルバムプレビュー画面に、予め選択されているアルバムのテンプレートが表示されている状態を示している。
【0024】
300は、現在プレビュー中のテンプレート上の既に撮影した静止画が関連付けられて挿入された画像枠である。301は、静止画が関連付けられていない未撮影の画像枠である。
【0025】
302、303は、表示されているテンプレートのページ戻し・送りボタンであり、ユーザはタッチすることでテンプレートのページをめくることができる。
【0026】
304は、撮影ボタンである。ユーザは撮影ボタン304にタッチすることで、アルバムプレビュー画面から後述する画像枠撮影画面に移行させることができる。
【0027】
305は、終了ボタンである。ユーザは終了ボタン305にタッチすることで、アルバムプレビュー画面を終了することができる。
【0028】
306は、現在プレビュー中のテンプレート上の既に文字列情報が関連付けられている文字列枠である。
【0029】
307は、現在プレビュー中のテンプレート上の未だ文字列情報が関連付けられていない文字列枠(以下、空き文字列枠)である。
【0030】
図3(b)は、図3(a)の撮影ボタン304がユーザによってタッチされたときに表示される画像枠撮影画面である。310は、スルー画像がライブビュー表示される画像枠である。ここでユーザはシャッターボタン102を押下することにより、ライブビュー表示された静止画が撮影され、撮影された静止画が画像枠310に関連付けられて挿入される。
【0031】
311は、プレビューボタンである。ユーザはプレビューボタン311にタッチすることで、図3(b)〜(e)の画像枠撮影画面から、図3(a)のアルバムプレビュー画面へ切り替えることができる。
【0032】
図3(c)は、図3(b)の画像枠撮影画面に表示中のテンプレート上に空き文字列枠307が存在し、且つこの空き文字列枠307に関連付けして挿入可能な文字列情報が記憶部203に記憶されている場合に表示される画像枠撮影画面である。
【0033】
321は、空き文字列枠307に関連付けして挿入可能な文字列情報を、ユーザが選択可能に一覧表示するサブウィンドウである。文字列情報の取得や関連付けに関する処理は後述する。サブウィンドウ321は、テンプレート上のいずれかの空き文字列枠を指し示すように表示される。ユーザはサブウィンドウ321に表示されている文字列情報322〜324のいずれかを選択することで、サブウィンドウ321が指し示している空き文字列枠307に選択した文字列情報を挿入することができる。325は、サブウィンドウ321を閉じるための閉じるボタンである。
【0034】
図3(d)は、図3(c)の画像枠撮影画面において、何らかの文字列情報を含む被写体を撮像部204により撮像されたときの画像枠撮影画面である。
【0035】
330は、何らかの文字列情報を含む被写体がスルー画像としてライブビュー表示されている画像枠である。331〜336は、後述する文字列検出機能によって新たに検出・取得した文字列情報である。
【0036】
図3(e)は、図3(d)のサブウィンドウ321において、文字列情報336が選択されたときの画像枠撮影画面である。
【0037】
340は、文字列情報336が挿入された文字列枠である。
【0038】
341は、スルー画像がライブビュー表示されている画像枠である。
【0039】
図3(f)は、図3(a)のアルバムプレビュー画面において、空き文字列枠307が選択された場合のアルバムプレビュー画面である。空き文字列枠307に挿入することが可能な文字列情報322〜324を含むサブウィンドウ321が表示されている。
【0040】
図3(g)は、文字列適用範囲の設定画面を示している。この設定画面によって、所定範囲から取得した文字列情報を候補として表示する際に、ユーザがどの範囲で取得した文字列情報を候補として表示するかを設定可能である。設定画面は、デジタルカメラ100の起動時に表示され、ユーザによって設定される。設定値はメモリ202に記憶される。設定に関する実際の処理内容は後述する。
【0041】
図3(h)は、文字列一斉挿入範囲の設定画面を示している。この設定画面によって、所定範囲の空き文字列枠に文字列情報を挿入する際に、ユーザが選択した文字列情報をどの範囲の空き文字列に挿入するかを設定可能である。設定画面は、デジタルカメラ100の起動時に表示され、ユーザによって設定される。設定値はメモリ202に記憶される。設定に関する実際の処理内容は後述する。
【0042】
図4は、アルバムのテンプレートを表示するための具体的なXMLソースを示し、(a)は、図3(a)を表示するテンプレートである。
【0043】
410は、テンプレートのタイトルを示すタグである。
【0044】
411は、セクションの区切りを示すタグである。
【0045】
412は、ページの区切りを示すタグである。“locate”は、アルバムの見開きの左側・右側を示す。
【0046】
413,415は、テンプレート上の文字列枠を示すタグであり、図3(a)の文字列枠306,空き文字列枠307をそれぞれ示している。
【0047】
413には、画像データ形式の文字列情報title_image_1_1_L_1.JPGが関連付けられている。415には、文字列情報が関連付けられていない。
【0048】
414,416は、テンプレート上の画像枠を示すタグである。“x”、“y”は、ページ上の座標を、“width”、“height”は関連付けられた画像の表示サイズを示している。414は、図3(a)の画像枠300を示しており、静止画IMG_0029.JPGが関連付けられている。416は、図3(a)の未撮影画像枠301を示しており、静止画が関連付けられていない。
【0049】
図4(b)は、図3(e)を表示するテンプレートである。
【0050】
420は、テンプレート上の文字列枠を示しており、図3(e)の文字列枠340を示している。420には、画像データ形式の文字列情報title_image_1_2_R_6.JPGが関連付けられている。
【0051】
本実施形態においては、テンプレートの記述言語にXMLを採用しているが、この限りではない。本発明は、テンプレートの表現に必要十分な他のあらゆる記述言語によって実施可能である。
【0052】
<デジタルカメラの動作>図5(a)を参照して、本実施形態のデジタルカメラのアルバム作成処理について説明する。
【0053】
なお、以下の処理は、制御部201が記憶部203に格納されたプログラムをメモリ202に展開して実行することによって実現される。
【0054】
本実施形態のデジタルカメラは通常撮影モードと画像枠撮影モードとを有し、以下の説明では、ユーザ操作に応答して、画像枠撮影モードが選択されたものとする。
【0055】
図5(a)において、ステップS500では、制御部201はテンプレート選択処理(不図示)を行う。テンプレート選択処理では、制御部201は、記憶部203に記憶されているテンプレートのリストを表示部205に表示し、これから表示を行うテンプレートの選択をユーザに促し、ユーザの選択結果を操作部206から取得する。更に制御部201は、選択されたテンプレートを記憶部203より読み出しメモリ202に記憶し、プレビュー表示ページ番号として先頭の2ページ分のページ番号をメモリ202に記憶する。
【0056】
ステップS501では、制御部201は、メモリ202に記憶されているテンプレートの、プレビュー表示ページ番号に示される2ページ分を、アルバムプレビュー画面として表示部205に表示する。図3(a)に表示結果を例示する。
【0057】
ステップS502では、制御部201は、操作部206から通知されるユーザによる画面のタッチ入力を待ち、タッチ入力がページ戻しボタン302、ページ送りボタン303であった場合は、ステップS503に移行する。
【0058】
ステップS503では、制御部201はページ切り替え処理(不図示)を行い、ステップS501に戻る。ページ切り替え処理では、制御部201は、メモリ202に記憶されているプレビュー表示ページ番号を読み出し、ページ戻しボタン302の場合は2を減算、ページ送りボタン303の場合は2を加算して、メモリ202のプレビュー表示ページ番号を更新する。
【0059】
一方、ステップS502にてタッチ入力が撮影ボタン304であった場合は、ステップS510にて、制御部201は画像枠撮影処理を行い、画像枠撮影処理の後、ステップS501に戻る。
【0060】
ステップS502におけるタッチ入力が文字列枠307であった場合は、制御部201はステップS520の文字列設定処理を行い、文字列設定処理の終了後、ステップS501に戻る。
【0061】
ステップS502におけるタッチ入力が終了ボタン305であった場合は、制御部201は本処理を終了する。
【0062】
ここで、ステップS510での画像枠撮影処理について、図5(b)を参照して説明する。
【0063】
図5(b)において、ステップS511では、制御部201は、タッチ入力の対象となった画像枠に、撮像部204により撮像される画像データを、スルー画像としてライブビュー表示する。図3(d)の画像枠330、図3(e)の画像枠341に表示結果を例示する。
【0064】
ステップS512では、制御部201は、操作部206から通知されるユーザによる画面のタッチ入力を待つ。タッチ入力が操作部206より通知された場合は、制御部201は、ステップS518に移行し、タッチ入力がない場合はステップS513に移行する。
【0065】
ステップS513では、制御部201は、編集対象の画像枠が含まれる見開き両ページに、図3(b)の307に示すような、空き文字列枠が存在するか否かを判定する。空き文字列枠があった場合は、制御部201は、この文字列枠を編集対象文字列枠としてステップS514に移行し、空き文字列枠がなかった場合は、ステップS512に戻る。
【0066】
ステップS514では、制御部201は、画像処理部207からの文字列検出イベントを受信しているか否かを判定する。文字列検出イベントを受信していた場合は、制御部201は、ステップS515に移行し、文字列検出イベントを受信していない場合は、ステップS516に移行する。
【0067】
ステップS515では、制御部201は、画像処理部207によって検出された文字列情報を取得し、取得した文字列情報を含む画像データを画像ファイルとして記憶部203に記憶させる。このときのファイル名はtitle_image_<A>_<B>_<C>_<D>.JPGである。<A>、<B>は、それぞれ編集対象画像枠が含まれているセクション、ページのidである。<C>は、編集対象画像枠が含まれているページのlocateを示し、right/leftに対応しR或いはLとなる。<D>は各ページにおける文字列情報のシリアル番号である。図3(c)の画面に表示されている3つの文字列情報322〜324のファイル名はそれぞれ、title_image_1_1_L_1〜title_image_1_1_L_3.JPGとして記憶部203に記憶されている。また図3(d)の画面に表示されている文字列情報331〜336のファイル名はそれぞれ、title_image_1_2_R_1.JPG〜title_image_1_2_R_6.JPGとして記憶部203に記憶されている。文字列情報322〜324及び331〜336は、図6(a)及び(b)に示すような被写体を撮像部204によって撮像した画像データが、画像処理部207によって処理されて、画像処理部207から出力される。
【0068】
ステップS516では、制御部201は、メモリ202に記憶されている文字列情報適用範囲の設定を参照し、編集対象文字列枠に挿入可能な文字列情報(以下、適用文字列情報)が記憶部203に記憶されているか否かを判定する。例えば文字列情報適用範囲の設定が「同じページの全文字列枠に適用」であるとする。このときのセクションid=1、ページid=2のページに存在する文字列枠の適用文字列情報とは、文字列情報title_image_<A>_<B>_<C>_<D>.JPGのうち、<A>=1、<B>=2である文字列情報のことを示す。
【0069】
また、文字列情報適用範囲の設定が「見開き両ページの全文字列枠に適用」であるとする。このときのページid=2、ページlocate=rightのページに存在する文字列枠の適用文字列情報とは、文字列情報title_image_<A>_<B>_<C>_<D>.jpgのうち、<B>=2−1である文字列情報のことを示す。ページid=X、ページlocate=rightと見開きで対になるページは、ページid=X−1であり、locate=leftと見開きで対になるページは、ページid=X+1である。
【0070】
適用文字列情報が記憶部203に記憶されている場合は、制御部201は、ステップS517に移行し、存在しない場合は、ステップS512へ戻る。
【0071】
ステップS517では、制御部201は、図3(c)、(d)の321に示すような適用文字列情報を含むサブウィンドウを表示部205に表示する。
【0072】
一方、ステップS512でタッチ入力があった場合、ステップS518において、制御部201は、操作部206から通知されたタッチ入力の操作内容を判定する。タッチ入力が、図3(c)の322〜325や図3(d)の331〜336に示すような文字列情報であった場合は、制御部201は、ステップS519に移行し、タッチ入力が、シャッターボタン102であった場合は、ステップS511に移行する。
【0073】
ステップS519では、制御部201は、操作部206にてユーザに選択された文字列情報を編集対象文字列枠307に挿入する。図3(d)において、編集対象文字列枠307に対して、文字列情報336が選択された場合は、図3(e)に示すように文字列枠340に文字列情報が挿入される。このときのアルバムテンプレート上の空き文字列枠には、図3(e)の340のように文字列が挿入される。
【0074】
ここで更に、制御部201は、メモリ202に記憶されている文字列一斉挿入範囲の設定を参照する。そして、本設定が「指定文字列枠のみに挿入」以外であった場合は、設定内容に従って条件に合致する他の文字列枠にもステップS512にてユーザによって選択された文字列情報を関連付けを行う。
【0075】
例えば、文字列一斉挿入範囲の設定が「同じページの全文字列に一斉挿入」であった場合は、編集対象文字列枠が存在するページの他の文字列枠にも文字列情報の関連付けを行う。
【0076】
また例えば、文字列一斉挿入範囲の設定が「アルバムの全文字列枠に一斉挿入」であった場合は、現在編集中のアルバムテンプレートに存在する全ての文字列枠に一斉に文字列情報の関連付けを行う。
【0077】
ステップS520において、制御部201は、メモリ202に記憶されている文字列情報適用範囲の設定を参照し、アルバムテンプレート上のいずれの空き文字列枠からも参照されない文字列情報を検索し削除する。例えば、文字列情報適用範囲の設定が「同じセクション内の全文字列枠に適用」であるとする。このときのいずれの空き文字列枠からも参照されない文字列情報とは、文字列情報title_image_<A>_<B>_<C>_<D>.jpgのうち、“<A>=セクション内に空き文字列が存在しないセクションのid”である文字列情報を示す。
【0078】
また例えば文字列適用範囲の設定が「同じページ内の全文字列枠に適用」であるとする。このときの、いずれの空き文字列枠からも参照されない文字列情報とは、文字列情報title_image_<A>_<B>_<C>_<D>.jpgのうち、“<B>=ページ内に空き文字列が存在しないページのid”である文字列情報を示す。
【0079】
ステップS521では、制御部201は撮影処理(図示しない)を行い、撮像部204により撮像されてメモリ202に出力された画像データを静止画として記憶部203に保存する。なお、撮影処理の詳細については周知であるので説明は省略する。
【0080】
ステップS522では、制御部201は、ステップS521にて記憶部203に保存されている静止画を編集対象画像枠に関連付けるよう記憶部203のテンプレートを更新し、本処理を終了する。図4(b)のテンプレートにおいては、画像枠id=“2−1”に画像枠が関連付けられる。
【0081】
ここで、ステップS530における文字列設定処理について、図5(c)を参照して説明する。
【0082】
図5(c)において、ステップS531では、制御部201は、ステップS502にてユーザによって選択された編集対象文字列枠について、適用文字列情報が記憶部203に存在するか否かを判定する。適用文字列情報が存在する場合は、制御部201は、ステップS532に移行し、存在しない場合は、本処理を終了する。
【0083】
ステップS532では、制御部201は、適用文字列情報をサブウィンドウ321に一覧表示する。このときのアルバムプレビュー画面を図7(a)に例示する。
【0084】
ステップS533では、制御部201は、操作部206から通知されるユーザによる画面のタッチ入力を待つ。タッチ入力が文字列情報の選択であった場合は、制御部201はステップS534に移行し、タッチ入力が閉じるボタン325であった場合は、本処理を終了する。
【0085】
ステップS534では、制御部201は、操作部206にてユーザに選択された文字列情報を、編集対象文字列枠に関連付けする。
【0086】
以上の処理により、ユーザはアルバムに関連付ける静止画の撮影を行う際に、看板等の文字列にカメラを向け、サブウィンドウ321に一覧表示された文字列を選択するだけで、簡単にアルバムに文字列情報を挿入することができる。
【0087】
また、ユーザがマニュアルで文字列枠ごとに文字列検出機能をオン・オフする必要がないため、作業負荷が軽減される。
【0088】
[実施形態2]実施形態1では、アルバムに挿入する静止画を撮影する際に、検出された文字列をリアルタイムにユーザに提示することで、簡単にアルバムに文字列を挿入することが可能な例を説明した。しかしながら、実施形態1では、ユーザに提示しアルバムに挿入する文字列を画像データ形式で扱っているが、テキストデータ形式で扱うようにしてもよい。
【0089】
上記のような場合を、図1及び図2の他、図5及び図7〜図9を参照して、実施形態2に係るデジタルカメラに表示される画面について説明する。なお、デジタルカメラ100の構成は図1及び図2と同様である。なお、図7及び図8において、図3及び図4と同様の要素には同じ符号を付して示している。
【0090】
図7(a)は、本実施形態のデジタルカメラのアルバムプレビュー画面に、予め選択されているアルバムのテンプレートが表示されている状態を示している。
【0091】
706は、現在プレビュー中のテンプレート上の既にテキストデータ形式の文字列情報が挿入されている文字列枠である。707は、現在プレビュー中のテンプレート上の文字列情報を挿入可能な空き文字列枠である。
【0092】
図7(b)は、画像枠撮影画面に表示されているテンプレート上に空き文字列枠707が存在し、且つこの文字列枠707に挿入することが可能なテキストデータ形式の文字列情報が記憶部203に記憶されている場合に表示される画像枠撮影画面である。
【0093】
721は、空き文字列枠707に挿入することが可能な文字列情報を、ユーザに選択可能に一覧表示するサブウィンドウである。テキストデータ形式の文字列情報取得処理については後述する。サブウィンドウ721は、テンプレート上のいずれかの空き文字列枠を指し示すように表示される。ユーザはサブウィンドウ721に表示されているテキストデータ形式の文字列情報722〜724のいずれかを選択することで、サブウィンドウ721が指し示している空き文字列枠707に選択したテキストデータを挿入することができる。
【0094】
図7(c)は、図7(b)の画像枠撮影画面において、何らかの文字列情報を含む被写体を撮影したときの画像枠撮影画面である。
【0095】
731〜736は、後述する文字列検出機能によって新たに検出・取得したテキストデータ形式の文字列情報である。
【0096】
図7(d)は、図7(c)のサブウィンドウ721において、文字列情報736が選択されたときの画像枠撮影画面である。
【0097】
340は、テキストデータ形式の文字列情報736が挿入された文字列枠である。
【0098】
図8は、アルバムのテンプレートを表示するための具体的なXMLソースを示し、(a)は、図7(a)を表示するテンプレートである。
【0099】
813、815は、テンプレート上の文字列枠を示すタグであり、図7(a)の706、707をそれぞれ示している。813には、テキストデータ形式の文字列情報“箱根峠”が挿入されている。815は、テキストデータ形式の文字列情報が挿入されていない。
【0100】
814,816は、テンプレート上の画像枠を示すタグであり、300、301をそれぞれ示している。814は、図7(a)の画像枠300を示しており、静止画IMG_0029.JPGが関連付けられている。816は、図7(a)の未撮影画像枠301を示しており、静止画が関連付けられていない。
【0101】
図8(d)は、図7(d)を表示するテンプレートである。
【0102】
820は、テンプレート上の文字列枠を示しており、図7(d)の文字列枠740を示している。820には、テキストデータ形式の文字列情報“箱根温泉鉄道”が挿入されている。
【0103】
図9は、テキストデータ形式の文字列情報が登録されているデータベースであり、記憶部203に記憶されている。レコードの構成はキーと文字列情報である。キーの内容はtitle_text_<A>_<B>_<C>_<D>である。<A>〜<D>の内容は、実施形態1と同様であるため説明を省略する。
【0104】
本実施形態のデジタルカメラのアルバム作成処理は、図5(a)の実施形態1と同様である。
【0105】
ここで、図5(a)のステップS510における画像枠撮影処理について、実施形態1と異なる部分について、図5(b)を参照して説明する。
【0106】
図5(b)において、ステップS513では、制御部201は、編集対象の画像枠が含まれる見開き両ページに、図7(b)の707に示すような空き文字列枠が存在するか否かを判定する。空き文字列枠があった場合は、制御部201は、この文字列枠を編集対象文字列枠としてステップS514に移行し、空き文字列枠がない場合は、ステップS512に戻る。
【0107】
ステップS515では、制御部201は、画像処理部207によって検出された文字列情報をテキストデータとして取得し、テキストデータ形式の文字列情報にキーを関連付けてデータベースに登録する。図7(b)において表示されている3つの文字列情報722〜724はそれぞれ、キーtitle_image_1_1_L_1〜title_image_1_1_L_3と関連付けられたレコードとしてデータベースに登録されている。また図7(c)において表示されている文字列情報731〜736は、それぞれキーtitle_image_1_2_R_1〜title_image_1_2_R_6と関連付けられたレコードとしてデータベースに登録されている。文字列情報722〜724及び731〜736は、例えば図6(a)及び(b)に示すような被写体を撮影した画像データが、画像処理部207によって処理されて、画像処理部207から出力される。
【0108】
ステップS516では、制御部201は、メモリ202に記憶されている文字列情報適用範囲の設定を参照し、編集対象文字列枠に挿入することが可能な適用文字列情報がデータベースに登録されているか否かを判定する。この判定方法は、実施形態1のステップS516と同様である。適用文字列情報が存在する場合は、制御部201は、ステップS517に移行し、存在しない場合は、ステップS512へ戻る。
【0109】
ステップS517では、制御部201は、図7(b)、(c)の721に示すような適用文字列情報を含むサブウィンドウを表示部205に表示する。
【0110】
ステップS518では、制御部201は、操作部206から通知されたタッチ入力の操作内容を判定する。タッチ入力が、図7(b)の722〜725や図7(c)の731〜736に示すような文字列情報であった場合は、制御部201は、ステップS519に移行し、タッチ入力が、シャッターボタン102であった場合は、ステップS521に移行する。
【0111】
ステップS519では、制御部201は、操作部206にてユーザに選択された文字列情報を、編集対象文字列枠に挿入する。図7(c)において、編集対象文字列枠707に対して、文字列情報736が選択された場合は、図7(d)に示すように文字列枠740に文字列情報が挿入される。このときのアルバムテンプレート上の空き文字列枠740には、図8(b)の820のように文字列が挿入される。
【0112】
ここで更に、制御部201は、メモリ202に記憶されている文字列一斉挿入範囲の設定を参照する。そして、本設定が「指定文字列枠のみに挿入」以外であった場合は、設定内容に従って条件に合致する他の文字列枠にもステップS512にてユーザによって選択された文字列情報の関連付けを行う。条件に合致する文字列枠の判定方法は、実施形態1のステップS519と同様である。
【0113】
ステップS520では、制御部201は、メモリ202に記憶されている文字列適用範囲の設定を参照し、アルバムテンプレート上のいずれの空き文字列枠からも参照されない文字列情報のレコードを検索し削除する。いずれの空き文字列枠からも参照されない文字列情報の検索方法は、実施形態1のステップS520と同様である。
【0114】
上記実施形態1,2は必ずしも上述の限りでなく、部分的に変更されてもよい。即ち、
(1)テンプレートの記述言語にXMLを採用しているが、この限りではない。本発明は、テンプレートの表現に必要十分な他のあらゆる記述言語によって実施可能である。
(2)テンプレートには最初から画像枠、文字列枠が配置されるようになっているが、この限りではない。所定のルールに従って撮影ごとに画像枠、文字列枠がテンプレート上に追加されるようになっていてもよい。
(3)idの小さいページ、画像枠から順次静止画を関連付けを行うようになっているが、この限りではない。画像枠撮影画面において、ページを指定するなどし、ユーザの所望のページ、画像枠から撮影を行うようにしてもよい。
(4)文字列枠は必ずしも固定である必要はなく、取得される文字列に応じて変更されても良い。また文字列は横書きである必要はなく、縦書きであってもよい。
【0115】
[実施形態3]次に実施形態3について説明する。実施形態3では、画像枠撮影モードにおいて文字列枠を指定すると、サブウィンドウが展開されてスルー画像とその画像から検出された文字列が視認可能に表示される。また、ページレイアウト表示モードにおいて、ユーザが指定した文字列枠をテンプレート上の任意の位置に移動することができる。
【0116】
なお、本実施形態のデジタルカメラ100の構成は、装置本体の背面に十字キー104が設けられていること以外は図1及び図2と同様である。なお、本実施形態は、十字キーに限らず、上述した実施形態1,2のようにタッチパネルで操作してもよい。
【0117】
図10はページレイアウト表示モードを例示している。1004はLCD101上に表示されたアルバムデータである。本実施形態ではアルバムに含まれる複数のページのうち、見開き2ページが表示される。1005は文字列枠である。1006〜1009はアルバムデータ上にレイアウトされた画像枠を示している。
【0118】
本実施形態では、画像処理部207は、同一の画像データ中に文字列が複数存在しても、文字列の大きさや画像中の位置などに応じて重み付けを行い、複数の文字列から1つの文字列だけを検出結果として出力するものとする。
【0119】
図11は、実施形態3のアルバム作成処理を示すフローチャートである。図12は、本実施形態のアルバム作成処理における画面を例示している。
【0120】
なお、以下の処理は、制御部201が記憶部203に格納されたプログラムをメモリ202に展開して実行することによって実現される。
【0121】
図11において、アルバム作成処理の開始時には、図5(a)のステップS503にてページ切り替え処理が行われ、初期のアルバムデータの状態が図12(a)のように見開きページで表示された状態となる。
【0122】
ステップS1101では、制御部201は、ページレイアウト1004をLCD101に表示している。
【0123】
ステップS1102では、制御部201は、ユーザ操作による所定の終了要求があれば、本処理を終了し、終了要求がなければ、ステップS1103に移行する。
【0124】
ステップS1103では、制御部201は、LCD101へのタッチ入力を受け付け、その操作内容に応じてステップS1104(画像枠撮影モード)、S1108(文字列設定モード)、S1114(文字列枠移動モード)のいずれかに移行する。
【0125】
ステップS1103で文字列枠1005がタッチされると、ステップS1108にて、制御部201は、図12(a)のように文字列枠1005を指し示すサブウィンドウ1210を展開して撮像部204により撮像される画像をライブビュー表示する。
【0126】
それと同時に、ステップS1109では、画像処理部207は、サブウィンドウ1210に表示中の画像データに対して文字列検出処理を開始する。このとき、制御部201は、サブウィンドウ1210に表示されたスルー画像中の文字列情報の候補となる文字列部分に文字列候補枠1211を表示する。これにより、ライブビュー表示中のスルー画像のどの部分から文字列情報を取得しようとしているのかをユーザに視認可能に表示することができる。
【0127】
ステップS1110では、制御部201は、図12(b)のように文字列検出結果を文字列枠1005に表示する。図12(b)では画像データから検出された「富士山」の文字列が、予め設定されたフォントに変換され、文字列枠1005に表示されている。
【0128】
ステップS1111では、制御部201は、シャッターボタン102が押下されるまで、ステップS1109及びS1110の処理を繰り返す。これにより、ユーザにより画角が変化して画像データが変更されても随時対応し、文字列枠1005及び文字列候補枠1211に表示する文字列を更新していく。
【0129】
ステップS1111でシャッターボタン102が押下されると、ステップS1112では、制御部201は、サブウィンドウ1210の表示を終了すると同時に、画像処理部207による文字列検出処理も停止させる。
【0130】
ステップS1113では、制御部201は、文字列枠1005へ挿入する文字列を確定する。その後、ステップS1102へ戻る。図12(c)は、文字列枠1005へ挿入する文字列を確定した後のページレイアウト1004を例示している。
【0131】
上記文字列設定モードでは、検出された文字列情報を予め設定されているフォントに変換して文字列枠1005に表示しているが、図12(d)のようにライブビュー表示中のスルー画像から文字列に対応する部分を切り出して文字列枠1005に表示してもよい。
【0132】
次にステップS1103で画像枠がタッチされた場合、例えば画像枠1006がタッチされたとすると、制御部201は、ステップS1104に移行する。
【0133】
ステップS1104では、制御部201は、シャッターボタン102が押下されるまで(S1105)、図12(e)のように画像枠1006にスルー画像をライブビュー表示する。
【0134】
ステップS1105でシャッターボタン102が押下されると、ステップS1106にて、制御部201は画像枠撮影処理を行い、ステップS1107にてスルー画像のライブビュー表示を終了し、画像枠1006に撮影した画像データを関連付けする。その後、ステップS1102に戻る。
【0135】
次にステップS1103で文字列枠1005がドラッグされた場合、ステップS1114にて、制御部201は、ユーザの指などにより文字列枠1005のドラッグが開始された後、LCD101から指が離れることを検知する。そして、制御部201は、ステップS1114で指が離れることが検知されるまで、ステップS1115にて図12(f)のように文字列枠1005をドラッグされる方向に移動させる。そして、ステップS1114にて指が離れると、制御部201は、ページレイアウト1004上の文字列枠1005の変更後の位置を確定する。その後、ステップS1102に戻る。
【0136】
上記実施形態によれば、ユーザの負担となる煩雑な作業なしにタイトルやキャプション等の文字列情報をアルバムへ入力できるようになる。
【0137】
また、ユーザがマニュアルで文字列枠ごとに文字列検出機能をオン・オフする必要がないため、作業負荷が軽減される。
【0138】
また、画像処理部207での文字列検出処理を、文字列枠が選択されたときにのみ実行させ、通常撮影モード時には実行させないことにより、省電力化が図れる。
【0139】
また、本実施形態では、アルバムの見開き両ページに対して文字列枠が1つの場合について説明したが、複数の文字列枠が存在する場合にそれぞれの文字列枠をドラッグにより移動可能にしてもよい。
【0140】
また、十字キー104などの操作によってユーザが文字列枠を追加できるようにしてもよい。
【0141】
[他の実施形態]本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上記実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体像を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
前記画像データに含まれる文字列情報を検出する検出手段と、
前記画像データを表示する画像枠と前記文字列情報を表示する文字列枠のレイアウト情報を含むテンプレートを記憶する記憶手段と、
前記画像データと前記文字列情報とを前記テンプレートに挿入してアルバムを作成するアルバム作成手段と、
前記記憶手段から読み出したテンプレート上に前記画像データ及び前記文字列情報をレイアウトして表示するレイアウト表示手段と、
前記レイアウト表示手段により表示されたテンプレートに関する操作を受け付ける操作手段と、を有し、
前記レイアウト表示手段は、前記撮像手段により生成される画像データをライブビュー表示している間に、当該ライブビュー表示されている画像データから検出された文字列情報を文字列枠に関連付けして表示することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記レイアウト表示手段は、前記操作手段により所定の画像枠が指定された場合、当該指定された画像枠に前記撮像手段により生成される画像データをライブビュー表示すると共に、所定の文字列枠に関連付けてサブウィンドウを展開し、当該ライブビュー表示される画像データから検出された文字列情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記記憶手段は、前記検出手段により検出された少なくとも1つの文字列情報を記憶しており、
前記レイアウト表示手段は、前記操作手段により所定の文字列枠が指定された場合、当該指定された文字列枠に関連付けてサブウィンドウを展開し、前記記憶手段に記憶されている文字列情報を一覧表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記サブウィンドウに一覧表示された文字列情報から所定の文字列情報を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された文字列情報を前記所定の文字列枠に関連付けする設定手段と、を更に有することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記レイアウト表示手段により表示されたテンプレート上の全ての文字列枠に文字列が設定された場合、前記記憶手段は、前記設定手段により関連付けされなかった文字列情報を削除することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記設定手段は、前記アルバムにおける所定範囲の文字列枠に、前記選択手段により選択された文字列情報を適用するか否かを設定可能であり、
前記所定範囲は、同じページの全ての文字列枠、見開き両ページの全ての文字列枠、同じセクション内の全ての文字列枠、アルバムの全ての文字列枠のいずれかであることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記文字列情報は、前記画像データから検出された文字列部分を切り出した画像データ形式、又は前記画像データから検出された文字列をテキストに変換したテキストデータ形式で前記記憶手段に記憶されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記レイアウト表示手段により表示されたテンプレート上に、文字列が設定されていない空き文字列枠が存在しない場合、前記検出手段は、前記文字列情報の検出を実行しないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記レイアウト表示手段は、前記操作手段により所定の文字列枠が指定された場合、当該指定された文字列枠に関連付けてサブウィンドウを展開し、前記撮像手段により生成される画像データをライブビュー表示すると共に、当該ライブビュー表示される画像データから検出された文字列情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記レイアウト表示手段は、前記サブウィンドウに表示された文字列情報を所定のフォントに変換して前記所定の文字列枠に表示することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
【請求項11】
前記レイアウト表示手段は、前記文字列枠を前記テンプレート上で移動可能に表示することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項12】
前記レイアウト表示手段は、前記サブウィンドウにライブビュー表示されている画像データ中の文字列情報を視認可能に表示することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項13】
前記操作手段はタッチパネルであり、
前記テンプレートに関する操作は、ユーザが前記タッチパネルを操作することにより行うことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項14】
被写体像を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
前記画像データに含まれる文字列情報を検出する検出手段と、
前記画像データを表示する画像枠と前記文字列情報を表示する文字列枠のレイアウト情報を含むテンプレートを記憶する記憶手段と、を有し、
前記画像データと前記文字列情報とを前記テンプレートに挿入してアルバムを作成する機能を有する撮像装置におけるアルバム作成方法であって、
前記記憶手段から読み出したテンプレート上に前記画像データ及び前記文字列情報をレイアウトして表示するレイアウト表示工程を有し、
前記レイアウト表示工程では、前記撮像手段により生成される画像データをライブビュー表示している間に、当該ライブビュー表示されている画像データから検出された文字列情報を文字列枠に関連付けして表示することを特徴とするアルバム作成方法。
【請求項15】
コンピュータを、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
【請求項16】
コンピュータを、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを記憶したコンピュータによる読み取りが可能な記憶媒体。

【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図1】
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【図3】
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【図6】
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【図7】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−205011(P2012−205011A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−66554(P2011−66554)
【出願日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】