撮像装置
【課題】付属機器側コネクタと本体部側コネクタとの係脱を行い付属機器を本体部の上部または後部に取り付け取り外しを簡単かつ確実に行う上で有利な撮像装置を提供する。
【解決手段】操作レバー32を第1の揺動位置P1として付属機器移動用スライダ30を係脱位置P3とする。付属機器の係合用ブロック1834が取り付け部22の欠部2224上に臨むように付属機器を位置させ、付属機器を底壁部2202に近づける。これにより、付属機器の移動用ブロック1822の係合溝1820に付属機器移動用スライダ30の起立部3004が係合する。操作レバー32を第1の揺動位置P1から第2の揺動位置P2に揺動させ、付属機器および付属機器移動用スライダ30を結合位置P4に位置させる。この結合位置P4で付属機器側コネクタが本体部側コネクタに結合する。
【解決手段】操作レバー32を第1の揺動位置P1として付属機器移動用スライダ30を係脱位置P3とする。付属機器の係合用ブロック1834が取り付け部22の欠部2224上に臨むように付属機器を位置させ、付属機器を底壁部2202に近づける。これにより、付属機器の移動用ブロック1822の係合溝1820に付属機器移動用スライダ30の起立部3004が係合する。操作レバー32を第1の揺動位置P1から第2の揺動位置P2に揺動させ、付属機器および付属機器移動用スライダ30を結合位置P4に位置させる。この結合位置P4で付属機器側コネクタが本体部側コネクタに結合する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から映画の撮影を行う撮像装置としては、撮影光学系を収容するレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒が装着される本体と、フィルムを収納し前記本体に装脱可能に装着されるフィルムカートリッジとを備えるフィルムカメラが使用されている(特許文献1参照)。
そして、本体では、フィルムカートリッジから引き出されて走行されるフィルムに前記撮影光学系によって導かれた被写体像が結像されフィルムが露光されている。
また、このようなフィルムカメラでは、フィルムカートリッジを本体の上部あるいは本体の後部の双方に取り付け可能に構成されており、撮影アングルに応じて、あるいは、三脚やカメラ移動用台車などの撮影補助装置へのフィルムカメラの取り付けが行いやすいように、フィルムカートリッジの装着箇所を切り換えてフィルムカメラを使用している。
近年、記録媒体として磁気テープや光ディスク、ハードディスクなどを用いたビデオカメラを映画の撮影に用いることが要求されてきている。
ところが、テレビ局などで用いられる多くのビデオカメラは、従来のフィルムカメラに比較して前後方向の寸法が長い外形となっている(特許文献2参照)。
そこで、ビデオカメラを、撮影を行い記録用の映像データを生成する本体部単独で構成し、この本体部に対して前記映像データを記録媒体に記録する記録再生部を、本体部の筐体の上部および後部の双方に選択的に取り付け可能に構成することが考えられる。この場合、本体部に対して、外部機器との間で信号や電源の受け渡しを行うインターフェースボックスを本体部の筐体の上部および後部の双方に選択的に取り付け可能に構成すれば、ビデオカメラの使い勝手を高める上で有利となる。
このようにビデオカメラを本体部単独で構成した場合、記録再生部やインターフェースボックスなどの付属機器を本体部に取り付けるには、本体部と付属機器との間で信号や電源を授受するために、付属機器側コネクタと接続可能な本体部側コネクタを、本体部の上部および後部の双方に設けることが必要となる。
【特許文献1】特表平10−507851
【特許文献2】特開平5−75904
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そして本体部単独で構成したビデオカメラでは、付属機器側コネクタと本体部側コネクタとの係脱を行い付属機器を本体部の上部または後部に取り付けまた取り外す際に、ボルトなどを用いずにその取り付け取り外し操作を簡単にかつ確実に行えることが望ましい。
特に映画撮影などのように高画質な映像データを記録する記録再生部はその重量が比較的大きくなる(例えば4、5kg程度)ため、取り付け取り外し操作を簡単にかつ確実に行えることがより望まれる。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、付属機器側コネクタと本体部側コネクタとの係脱を行い付属機器を本体部の上部または後部に取り付け取り外しを簡単かつ確実に行う上で有利な撮像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述の目的を達成するため、本発明の撮像装置は、撮影を行なう本体部に、前記本体部との間で信号および/または電源の受け渡しを行なう付属機器が係脱可能に取り付けられる取り付け部が設けられ、前記取り付け部は、前記取り付け部に往復直線移動可能に設けられ前記付属機器に係脱可能で前記付属機器に係合することで前記付属機器を一体に直線移動させる付属機器移動用スライダと、前記取り付け部に第1の揺動位置と第2の揺動位置との間で揺動可能に設けられた操作レバーと、前記付属機器移動用スライダの移動方向と直交する方向に複数のコネクタが並べられた本体部側コネクタと、前記操作レバーの揺動に連動して前記付属機器移動用スライダを直線移動させ、前記操作レバーの前記第1の揺動位置で前記付属機器の付属機器側コネクタが前記本体部側コネクタから離れ前記付属機器が前記付属機器移動用スライダに係脱される係脱位置に前記付属機器移動用スライダを位置させ、前記操作レバーの前記第2の揺動位置で前記付属機器側コネクタが前記本体部側コネクタに結合した結合位置に前記付属機器移動用スライダを位置させる運動変換機構と、前記付属機器移動用スライダが前記結合位置に位置した状態で前記操作レバーに係脱可能に係合し前記操作レバーを前記第2の揺動位置に留めるレバー用係脱機構とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、付属機器側コネクタと本体部側コネクタとの係脱を行い付属機器を本体部の上部または後部に取り付け取り外しを簡単かつ確実に行う上で有利となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施の形態の撮像装置10の右側面図、図2は本実施の形態の撮像装置10の左側面図、図3は撮像装置10の本体部14の平面図、図4は本体部14の後面図である。
【0007】
本実施の形態において撮像装置10は映画撮影用のビデオカメラである。
図1、図2に示すように、撮像装置10は、レンズ鏡筒12と、撮影を行う本体部14とを備え、本体部14に、付属機器である記録再生部16やインターフェースボックス18を備えている。
なお、本明細書において左右は、撮像装置10を前方から見た状態でいうものとし、また、光学系の光軸方向で被写体側を前方といい、撮像素子側を後方という。
レンズ鏡筒12は、図21に示すように、撮影光学系1202を収容するものである。
撮影光学系1202は、被写体像を撮像素子1402に導くものである。なお、撮像素子1402は、CCD、あるいは、C−MOSセンサなど従来公知のさまざまな撮像素子が採用可能である。
【0008】
本体部14は、外装を構成する筐体20を有している。
筐体20は、図1、図3、図4に示すように、前方に臨む前面2002と、上方に臨む上面2004と、後方に臨む後面2006とを備え、レンズ鏡筒12は前面2002に着脱可能に装着されている。
なお、図3、図4において、符号2010は空気取り入れ口を示し、符号2012は空気排出口を示す。
【0009】
筐体20の上面2004と後面2006に、記録再生部16やインターフェースボックス18などの付属機器を係脱(着脱)するための取り付け部22が設けられている。
取り付け部22には信号を伝達するための信号用コネクタ24と電源を伝達するための電源用コネクタ26とが設けられている。
【0010】
図21は撮像装置10の構成を示すブロック図である。
本体部14は、前記の撮像素子1402の他に、プリズム1401、信号処理部1404、I/F部1406A、1406B、操作部1408、表示部1410、制御部1412、電源部1414などを含んで構成されている。
本実施の形態では、3色(赤、緑、青)のそれぞれに対応して3つの撮像素子1402が設けられており、プリズム1401は、撮影光学系1202から導かれた被写体像を構成する光束を3色(赤、緑、青)に分離して、各色に対応した撮像素子1402に導くものである。
信号処理部1404は、各撮像素子1402を駆動すると共に、各撮像素子1402から供給される映像信号に対して、例えば、CDS(Correlated Double Sampling)処理を行って、S/N比を良好に保つようにするとともに、AGC(Automatic Gain Control)処理を行って、利得を制御し、さらに、A/D(Analog/Digital)変換を行って、デジタル信号とした映像データを生成するなどの一連の前処理を行い、さらに、前処理がなされた映像データを所定の圧縮方式によって圧縮(エンコード)することにより、前記の記録用の映像データを生成するものである。生成された記録用の映像データは、制御部1412、I/F部1406A、1406Bを介して記録再生部16に供給される。
また、信号処理部1404は、前記前処理がなされた映像信号を不図示の外部機器用コネクタを介して外部のディスプレイ装置に供給することで撮影中の映像を前記ディスプレイ装置に表示させたり、あるいは、記録再生部16で再生され制御部1412、I/F部1406A、1406Bを介して供給された映像データの伸張(デコード)を行い、その伸張された再生用の映像データを前記と同様に前記外部機器用コネクタを介して外部のディスプレイ装置に供給することで前記ディスプレイ装置に再生映像を表示させる。
【0011】
I/F部1406A、1406Bは、信号用コネクタ24を介して制御部1412と付属機器(記録再生部16やインターフェースボックス18)との間で前記映像信号の授受やその授受にまつわる制御信号などのやり取りを行うとともに、電源用コネクタ26を介して電源部1414と付属機器(記録再生部16やインターフェースボックス18)との間で電源のやり取りを行うものである。
【0012】
操作部1408は、撮像装置10の動作にまつわる種々の設定を行うために操作されるスイッチやボリュームなどで構成されている。
表示部1410は、撮像装置10の動作状態を表示するディスプレイやLEDランプなどで構成されている。
制御部1412は、上述した信号処理部1404、I/F部1406A、1406B、操作部1408、表示部1410の制御を司るものである。
具体的には、制御部1412は、CPU、ワーキングエリアを提供するRAM、制御プログラムなどを格納するROM、信号処理部1404、I/F部1406A、1406B、操作部1408、表示部1410との間で制御信号やデータ信号を授受するための周辺LSIなどを含むマイクロコンピュータによって構成されており、前記CPUが前記ROMの制御プログラムを実行することによって種々の制御動作を実行する。
【0013】
電源部1414は、不図示の外部電源から不図示の外部電源用コネクタを介して供給される電力に基づいて生成した電力を、撮像素子1402、信号処理部1404、I/F部1406A、1406B、操作部1408、表示部1410に供給することで、それら各部を動作させるものである。
【0014】
記録再生部16は、本体部14との間で信号および電源の受け渡しを行なうものである。
記録再生部16は本体部14の2つの取り付け部22に選択的に取り付け可能に構成されており、信号を伝達するための信号用コネクタ1602と、電源を伝達するための電源用コネクタ1604とを有している。
記録再生部16が本体部14の取り付け部22に取り付けられると、信号用コネクタ1602、電源用コネクタ1604は、本体部14の信号用コネクタ24、電源用コネクタ26にそれぞれ接続し、記録再生部16が本体部14の取り付け部22から取り外されると、信号用コネクタ1602、電源用コネクタ1604は、本体部14の信号用コネクタ24、電源用コネクタ26との接続が解除される。
記録再生部16は、本体部14から信号用コネクタ24、1602を介して供給される記録用の映像データを、記録媒体に記録し、また、前記記録媒体から再生した映像データを信号用コネクタ1602、24を介して本体部14側に供給するものである。
前記記録媒体としては、例えば、磁気記録テープ、光ディスク、あるいは、ハードディスクなどの従来公知のさまざまな記録媒体が利用可能である。
また、記録再生部16は、本実施の形態では、本体部14から電源用コネクタ26、1604を介して供給される電力によって動作する。
【0015】
インターフェースボックス18は、本体部14との間で信号および/または電源の受け渡しを行なうものである。
インターフェースボックス18は、本体部14の2つの取り付け部22に選択的に取り付け可能に構成されており、信号を伝達するための信号用コネクタ1802と、電源を伝達するための電源用コネクタ1804とを有している。
インターフェースボックス18が本体部14の取り付け部22に取り付けられると、信号用コネクタ1802、電源用コネクタ1804は、本体部14の信号用コネクタ24、電源用コネクタ26にそれぞれ接続し、インターフェースボックス18が本体部14の取り付け部22から取り外されると、信号用コネクタ1802、電源用コネクタ1804は、本体部14の信号用コネクタ24、電源用コネクタ26との接続がそれぞれ解除される。
インターフェースボックス18はインターフェース部1810と、外部機器接続用コネクタ1812とを有している。
インターフェース部1810は、信号用コネクタ1802、24、I/F部1606A、1606Bを介して制御部1412および信号処理部1404との間で信号の授受を行うとともに、外部機器接続用コネクタ1812を介して外部機器2との間で信号の授受を行う。
【0016】
外部機器2は、例えば、マイクロフォンや音声出力を行う外部の電子機器である。
この場合、インターフェース部1810は、外部機器2から外部機器接続用コネクタ1812を介して入力された音声信号を、信号用コネクタ1802、24、I/F部1606Aまたは1606Bの一方を介して制御部1412および信号処理部1402に供給する。制御部1412および信号処理部1404は、供給される音声信号をI/F部1606Aまたは1606Bの他方を介して記録再生部16に与える。
これにより、インターフェース部1810を介して供給される前記音声信号が記録再生部16によって記録媒体に記録される。
また、外部機器2は、リモートコントロール装置であってもよい。
この場合、インターフェース部1810は、外部機器2から外部機器接続用コネクタ1812を介して入力された外部機器2からの制御信号を、信号用コネクタ1802、24を介してI/F部1606Aまたは1606Bの一方を介して制御部1412に供給する。制御部1412は、供給される制御信号に基づいて種々の制御を行う。
【0017】
また、インターフェース部1810は、電源用コネクタ1804、26を介して電源部1414から電源の供給を受けて動作する。あるいは、インターフェースボックス18の外部機器接続用コネクタ1812に外部電源やバッテリーからなる外部機器2を接続し、それら外部電源やバッテリーから供給される電源を電源用コネクタ1804、26を介して電源部1414に供給してもよい。
【0018】
次に、取り付け部22に係脱される記録再生部16やインターフェースボックス18などの付属機器の底部の形状について説明する。
図22はインターフェースボックス18の斜視図である。
図22に示すように、インターフェースボックス18の底部に間隔をおいて信号用コネクタ1802や電源用コネクタ1804が設けられ、また、それらコネクタ1802、1804の間に係合溝1820を有する移動用ブロック1822が設けられ、さらにそれらコネクタ1802、1804の両側の箇所に係合用ブロック1834が設けられ、各係合用ブロック1834は平坦面1830および傾斜面1832を有している。
なお、記録再生部16の底部の構成もインターフェースボックス18と同様である。
なお、以下の説明では、付属機器とは記録再生部16やインターフェースボックス18を含むものであり、付属機器側コネクタとはそれらの信号用コネクタ1602、1802や電源用コネクタ1604、1804を含むものである。
【0019】
次に、筐体20の上面2004に設けられ記録再生部16やインターフェースボックス18などの付属機器を係脱(着脱)するための取り付け部22について詳細に説明する。
図5は取り付け部22に対する付属機器の取り付け、取り外しの説明図、図6乃至図8は操作レバー32と付属機器移動用スライダ30の動作説明図、図9、図10はレバー用係脱機構36の動作説明図、図11、図12は運動変換機構34の動作説明図、図13、図14はロック機構40と押し付け機構42の動作説明図、図15はロック機構40と押し付け機構42の分解斜視図、図16はロック機構40と押し付け機構42の分解斜視図、図17はロック機構40と押し付け機構42を下方から見た分解斜視図、図18乃至図20はロック機構40と押し付け機構42の動作説明図である。
【0020】
取り付け部22は、付属機器移動用スライダ30(図6参照)と、操作レバー32(図6参照)と、運動変換機構34(図11参照)と、レバー用係脱機構36(図9参照)とを備える。
本実施の形態では、取り付け部22はさらに係合部38(図18参照)と、ロック機構40(図20参照)と、押し付け機構42(図19参照)とを備えている。
付属機器移動用スライダ30は、取り付け部22に往復直線移動可能に設けられ付属機器に係脱可能で付属機器に係合することで付属機器を一体に直線移動させるものである。
操作レバー32は、第1の揺動位置P1(図6参照)と第2の揺動位置P2(図7参照)との間で揺動可能に設けられている。
運動変換機構34は、操作レバー32の揺動に連動して付属機器移動用スライダ30を直線移動させ、操作レバー32の第1の揺動位置P1で付属機器の付属機器側コネクタが本体部側コネクタから離れ付属機器が付属機器移動用スライダ30に係脱される係脱位置P3(図6参照)に付属機器移動用スライダ30を位置させ、操作レバー32の第2の揺動位置P2で付属機器側コネクタが本体部側コネクタに結合した結合位置P4(図7参照)に付属機器移動用スライダ30を位置させるものである。
レバー用係脱機構36は、付属機器移動用スライダ30が結合位置P4に位置した状態で操作レバー32に係脱可能に係合し操作レバー32を第2の揺動位置P2に留めるものである。
【0021】
取り付け部22は、図6、図7に示すように、底壁部2202と、底壁部2202の両側から起立し付属機器移動用スライダ30の移動方向に延在する両側の側壁部2204と、底壁部2202上で両側の側壁部2204の間に形成された付属機器の装着スペース2206とを有している。
本体部用コネクタである信号用コネクタ24と電源用コネクタ26は、付属機器移動用スライダ30の移動方向に間隔をおいた底壁部2202の箇所で側壁部2204の延在方向と直交する方向に延在している。
【0022】
(側壁部2204および係合部38の構成)
図5、図18に示すように、両側の側壁部2204は底壁部2202上において互いに対向する内面2210とその反対に位置する外面2212とを有している。
両側の側壁部2204の内面2210の上部の箇所に、底壁部2202に近づくにつれて次第に外面2212に変位しつつ付属機器移動用スライダ30の移動方向に延在する傾斜面2220と、底壁部2202に近づいた傾斜面2220の端部から底壁部2202と平行しつつ付属機器移動用スライダ30の移動方向に延在し内面2210に接続する平坦面2222とが設けられている。
この平坦面2222は、底壁部2202に対して直交する方向の取り付け部22の位置決め面として形成されている。
また、図5、図6、図18に示すように、係脱位置P3において、付属機器が取り付け部22から取り外せるように、両側壁部2204のそれぞれ2箇所には、平坦面2222よりも底壁部2202寄りの側壁部2204箇所を残して傾斜面2220を含む側壁部2204の上部が切り取られた欠部2224が形成されている。
【0023】
付属機器は、付属機器移動用スライダ30が係脱位置P3に位置した状態で、4つの係合用ブロック1834が、底壁部2202に対して直交する方向で底壁部2202に近づく方向から欠部2224を通り、各係合用ブロック1834の平坦面1830が側壁部2204の平坦面2222上に載置されることで、取り付け部22に装入され付属機器移動用スライダ30に係合する。また、4つの係合用ブロック1834が、底壁部2202に対して直交する方向で底壁部2202から離れる方向から欠部2224を通り、付属機器移動用スライダ30から外されることで付属機器が取り付け部22から取り外される。
そして、付属機器移動用スライダ30の結合位置P4方向への移動により、各係合用ブロック1834の傾斜面1832が側壁部2204の傾斜面2220に係合し、付属機器が結合位置P4に位置した状態では、付属機器が底壁部2204に対して直交する方向に対して底壁部2204から離れる方向の移動が阻止される。
【0024】
したがって、本実施の形態では、付属機器が結合位置P4に位置した状態で付属機器と係合し付属機器が底壁部2202に対して直交する方向で底壁部2202から離れる方向への移動を阻止し、付属機器が係脱位置P3に位置した状態で付属機器との係合が外れ底壁部2202に対して直交する方向で底壁部2202から離れる方向への移動を許容する係合部38が、傾斜面2220および欠部2224を含んで構成されている。
また、係合部38は両側の側壁部2204に設けられていることになる。
【0025】
(付属機器移動用スライダ30の構成)
付属機器移動用スライダ30は、底壁部2202上に位置する本体板部3002と、本体板部3002から起立する起立部3004とを備える。
本実施の形態では、図6に示すように、本体板部3002は、信号用コネクタ24と電源用コネクタ26との間の底壁部2202上に位置する大きさで形成され、付属機器移動用スライダ30の移動方向と直交する方向の本体板部3002の両側から側面部3006が起立されている。
そして、それら側面部3006が側壁部2204の内面2210に係合し、本体板部3002が底壁部2202上に係合することで付属機器移動用スライダ30が直線移動可能に案内されている。あるいは、それら側面部3006が側壁部2204の内面2210に係合し、本体板部3002の下方に突出する側面部3006の下端が底壁部2202上に係合することで付属機器移動用スライダ30が直線移動可能に案内されている。
起立部3004は、付属機器移動用スライダ30の移動方向の本体板部3002の端部から起立されている。
この起立部3004は、付属機器の移動用ブロック1822の係合溝1820に係脱可能に係合し係合することで付属機器を付属機器移動用スライダ30と一体に直線移動させるためのものである。
【0026】
(操作レバー32の構成)
図9乃至図12に示すように、操作レバー32は、長手方向の中間部が取り付け部22に揺動可能に取り付けられたメインレバー44と、メインレバー44の長手方向の一端の円環状の軸支部46に揺動可能に取り付けられた揺動操作用のサブレバー48とを含んで構成されている。
図9、図10に示すように、サブレバー48に、サブレバー48の長手方向に往復直線移動可能に係止用スライダ50が組み込まれるとともに、係止用スライダ50を軸支部46方向に付勢するスプリング52が組み込まれている。
軸支部46の周方向に間隔をおいて第1係止溝4602と第2係止溝4604が形成されている。
係止用スライダ50には、第1係止溝4602と第2係止溝4604とに係脱可能に係止する第1係止突起5002と、係止用スライダ50を直線移動させるための操作用突起5004と、第2係止突起5006とが設けられている。
なお、図9において、符号5008は係止用スライダ50の最大突出位置を規制するストッパピンを示す。
【0027】
第1係止突起5002が第1係止溝4602に係止すると、図9に示すように、メインレバー44とサブレバー48とは、メインレバー44の延長上をサブレバー48が延在する第1連結状態ST1となる。
第1係止突起5002が第2係止溝4604に係止すると、図10に示すように、サブレバー48がメインレバー44に対して屈曲する方向に延在する第2連結状態ST2となる。
したがって、メインレバー44とサブレバー48とを第1連結状態ST1と第2連結状態ST2とに選択的に係脱される第1係脱機構が、係止用スライダ50、スプリング52、第1係止溝4602、第2係止溝4604を含んで構成されている。
【0028】
また、図10に示すように、操作レバー32の第2の揺動位置P2で(詳細にはメインレバー44の第2の揺動位置P2で)、メインレバー44とサブレバー48とを第2連結状態ST2にすると、サブレバー48は取り付け部22に近づいた状態で取り付け部22に沿って延在する退避位置P5となる。
取り付け部22に、サブレバー48が退避位置P5に位置した状態で第2係止突起5006に係脱可能に係合する取り付け部側係止部2230が設けられている。
したがって、サブレバー48の退避位置P5でサブレバー48と係脱可能に係合しサブレバー48と係合することでサブレバー48を退避位置P5に留める第2係脱機構が構成され、この第2係脱機構は、第2係止突起5006、取り付け部側係止部2230を含んで構成されている。
したがって、レバー用係脱機構36は、前記の第1係脱機構と第2係脱機構を含んで構成されている。
【0029】
(運動変換機構34の構成)
図11、図12に示すように、運動変換機構34は、取り付け部22に揺動可能に取着され操作レバー32に係合すると共に付属機器移動用スライダ30に係合して操作レバー32の揺動に連動して付属機器移動用スライダ30を往復直線移動させる第1レバー54を含んで構成されている。
詳細には、操作レバー32を構成するメインレバー44の中間部が支軸2240を介して取り付け部22に揺動可能に取着され、メインレバー44の長手方向の半部が取り付け部22の外方に突出してサブレバー48に連結され、メインレバー44の長手方向の残りの半部が底壁部2202の凹部上に配置されている。
第1レバー54は支軸2242を介して底壁部2202の凹部上に配置されている。
そして、操作レバー32と第1レバー54との係合は、メインレバー44の長手方向の残りの半部に設けられたローラ4402が、第1レバー54のカム溝5402に係合することでなされている。
また、第1レバー54と付属機器移動用スライダ30との係合は、図8にも示すように、第1レバー54に設けられたローラ5404が、付属機器移動用スライダ30のカム溝3010に係合することでなされている。
なお、図11に示すように、付属機器移動用スライダ30を係脱位置P3に付勢するスプリング3012が設けられている。
また、第1レバー54を、付属機器移動用スライダ30が係脱位置P3に位置する方向に付勢するスプリング5410が設けられている。
【0030】
(ロック機構40の構成)
ロック機構40は、取り付け部22に、付属機器が結合位置P4に位置した状態で付属機器の係脱位置P3方向への移動を阻止するものである。
図15、図16、図17に示すように、ロック機構40は、ロック用スライダ56と出没機構58とを含んで構成されている。
ロック用スライダ56は、付属機器が結合位置P4に位置した状態で係脱位置P3方向に臨む付属機器の面に係合するロック位置P6(図20参照)と、側壁部2204に没入して装着スペース2206から退避した退避位置P7(図19参照)との間で装着スペース2206に対して出没可能に側壁部2204に配設されている。
本実施の形態では、ロック位置P6においてロック用スライダ56が係合する付属機器の面は、図20に示すように付属機器の係合用ブロック1834の端面1836である。
出没機構58は、ロック用スライダ56を装着スペース2206へ出没させるものである。
【0031】
出没機構58は、図20に示す初期位置P8と、図19に示す押し込み位置P9との間で移動可能に配設されたリリースレバー60と、図16に示すように、ロック用スライダ56をロック位置P6に位置する方向に付勢しかつリリースレバー60を初期位置P8に付勢するスプリング62と、リリースレバー60とロック用スライダ56とを連結しリリースレバー60の初期位置P8でロック用スライダ56をロック位置P6としリリースレバー60の押し込み位置P9でロック用スライダ56を退避位置P7とする連動機構64と含んで構成されている。
【0032】
図16に示すように、リリースレバー60にはスライドプレート66が取着され、スライドプレート66にカムピン68が突設され、したがって、カムピン68はリリースレバー60と一体的に移動する。
連動機構64は、カムピン68と、ロック用スライダ56に形成されカムピン68に係合してリリースレバー60の初期位置P8でロック用スライダ56をロック位置P6とし、リリースレバー60の押し込み位置P9でロック用スライダ56を退避位置P7とするカム溝5602(図17参照)とを含んで構成されている。
本実施の形態では、係脱位置P3に位置する付属機器移動用スライダ30に付属機器が係合する際に、付属機器に係合しロック用スライダ56がロック位置P6から退避位置P7に移動するカム面5604(図18参照)がロック用スライダ56の先部に設けられている。
なお、カム面5604は、係合用ブロック1834の平坦面1830に係合してロック位置P6から退避位置P7に移動する。
【0033】
(押し付け機構42の構成)
押し付け機構42は、取り付け部22に設けられており、結合位置P4に位置する付属機器を、両側の側壁部2204のうちの一方の側壁部2204に押し付け付属機器のがたつきを防止するものである。
押し付け機構42は、図15、図16に示すように、側壁部2204に付属機器移動用スライダ30の移動方向と直交する方向に移動可能にかつ直交する方向に延在する軸心周りに回転不能に設けられた押し付け用スライダ70と、図11、図16に示すように、押し付け用スライダ70と一体に移動可能に設けられ前記直交する方向に軸心を有する雌ねじ72と、側壁部2204に回転操作可能にかつ軸方向に移動不能に設けられたハンドル74と、ハンドル74と一体に回転可能に設けられ雌ねじ72に螺合する雄ねじ76とを含んで構成されている。
したがって、ハンドル74の操作により押し付け用スライダ70が直線移動し側壁部2204から装着スペース2206内に出没する。
本実施の形態では、図18、図19に示すように、押し付け用スライダ70の先部に、係合用ブロック1834の傾斜面1832に係合可能な傾斜面7002が設けられ、この傾斜面7002が係合用ブロック1834の傾斜面1832を押し付けることで付属機器を、両側の側壁部2204のうちの一方の側壁部2204に押し付ける。
【0034】
(付属機器の取り付け)
図6に示すように、メインレバー44とサブレバー48とを第1連結状態ST1とし、操作レバー32を第1の揺動位置P1として付属機器移動用スライダ30を係脱位置P3とする。また、ハンドル74の操作により押し付け用スライダ70を側壁部2204内に退避させる。
そして、付属機器の係合用ブロック1834が取り付け部22の欠部2224(図6参照)上に臨むように付属機器を位置させ、付属機器を底壁部2202に近づける。
これにより、ロック用スライダ56が係合用ブロック1834によりロック位置P6から退避位置P7に移動し、係合用ブロック1834の平坦面1830が側壁部2204の平坦面2222に係合し、付属機器の移動用ブロック1822の係合溝1820に付属機器移動用スライダ30の起立部3004が係合する。
次に、図7に示すように、操作レバー32を第1の揺動位置P1から第2の揺動位置P2に揺動させ、付属機器および付属機器移動用スライダ30を結合位置P4に位置させる。この結合位置P4で付属機器側コネクタ(信号用コネクタ1602、1802と電源用コネクタ1604、1804)が本体部側コネクタ(信号用コネクタ24と電源用コネクタ26)に結合する。
【0035】
この結合位置P4で、操作用突起5004を操作して第1係止突起5002を第1係止溝4602から外しサブレバー48を揺動させ第1係止突起5002を第2係止溝4604に係止させ、メインレバー44とサブレバー48とを第2連結状態ST2にすると、図8に示すように、サブレバー48は取り付け部22に近づいた状態で取り付け部22に沿って延在する退避位置P5なり、さらに、第2係止突起5006と取り付け部側係止部2230とが係合してサブレバー48は退避位置P5に留められる。
したがって、付属機器の係脱位置P3方向への移動が阻止され、付属機器は結合位置P4に留められた状態に確実に維持される。
また、サブレバー48が退避位置P5に留められるので、サブレバー48(操作レバー32)が邪魔にならず、ビデオカメラ(撮像装置10)の使い勝手を高める上で有利となる。
【0036】
本実施の形態では、この結合位置P4で、ロック用スライダ56がロック位置P6に突出し、係合用ブロック1834の端面1836に係合して付属機器の係脱位置P3方向への移動を阻止するので、付属機器の結合位置P4の維持がより確実に行われる。
また、本実施の形態では、この結合位置P4で、ハンドル74の操作により押し付け用スライダ70を装着スペース2206内に突出させ、押し付け用スライダ70の傾斜面7002により係合用ブロック1834の傾斜面1832を押し付け、結合位置P4に位置する付属機器のがたつきを防止する。
すなわち、本実施の形態では、ロック機構40を備えているので、また、押し付け機構42を備えているので、ビデオカメラ(撮像装置10)の使い勝手を高める上で有利となる。
【0037】
(付属機器の取り外し)
まず、図13に示すように、ハンドル74の操作により押し付け用スライダ70を側壁部2204内に退避させる。
次に、図14に示すように、操作用突起5004を操作して第1係止突起5002を第2係止溝4604から外し、また、第2係止突起5006を取り付け部側係止部2230から外し、サブレバー48を揺動させメインレバー44とサブレバー48とを第1連結状態ST1とする。
次に、リリースレバー60を初期位置P8から押し込み位置P9に押し込み、ロック用スライダ56をロック位置P6から退避位置P7とする。
そして、このようにリリースレバー60を押し込んだ状態で操作レバー32を第2の揺動位置P2から第1の揺動位置P1に揺動させる。
この操作レバー32の揺動により第1レバー54を介して付属機器移動用スライダ30が結合位置P4から係脱位置P3に移動し、これにより付属機器側コネクタ(信号用コネクタ1602、1802と電源用コネクタ1604、1804)が本体部側コネクタ(信号用コネクタ24と電源用コネクタ26)から外れ付属機器も結合位置P4から係脱位置P3に移動する。
ここで、付属機器を底壁部2202と直交する方向で底壁部2202から離れる方向に移動させると、係合用ブロック1834が欠部2224を通り付属機器が取り付け部22から取り外される。
【0038】
本実施の形態によれば、付属機器の付属機器側コネクタ(信号用コネクタ1602、1802と電源用コネクタ1604、1804)と本体部14の本体部側コネクタ(信号用コネクタ24と電源用コネクタ26)との結合およびその結合の解除を、操作レバー32を第1の揺動位置P1と第2の揺動位置P2との間で揺動操作するといった簡単な操作によって行うことができ、操作性の向上を図る上で有利となる。
また、レバー用係脱機構36により操作レバー32を第2の揺動位置P2に留めることにより付属機器側コネクタと本体部側コネクタとの結合を確実に維持することができ、コネクタの結合を確実に維持する上で有利となる。
したがって、特に映画撮影などのように高画質な映像データを記録する記録再生部はその重量が比較的大きくなる(例えば4、5kg程度)ため、本実施の形態によれば、本体部14および記録再生部16の操作性の向上を図る上でより有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本実施の形態の撮像装置10の右側面図である。
【図2】本実施の形態の撮像装置10の左側面図である。
【図3】撮像装置10の本体部14の平面図である。
【図4】本体部14の後面図である。
【図5】取り付け部22に対する付属機器の取り付け、取り外しの説明図である。
【図6】操作レバー32と付属機器移動用スライダ30の動作説明図である。
【図7】操作レバー32と付属機器移動用スライダ30の動作説明図である。
【図8】操作レバー32と付属機器移動用スライダ30の動作説明図である。
【図9】レバー用係脱機構36の動作説明図である。
【図10】レバー用係脱機構36の動作説明図である。
【図11】運動変換機構34の動作説明図である。
【図12】運動変換機構34の動作説明図である。
【図13】ロック機構40と押し付け機構42の動作説明図である。
【図14】ロック機構40と押し付け機構42の動作説明図である。
【図15】ロック機構40と押し付け機構42の分解斜視図である。
【図16】ロック機構40と押し付け機構42の分解斜視図である。
【図17】ロック機構40と押し付け機構42を下方から見た分解斜視図である。
【図18】ロック機構40と押し付け機構42の動作説明図である。
【図19】ロック機構40と押し付け機構42の動作説明図である。
【図20】ロック機構40と押し付け機構42の動作説明図である。
【図21】撮像装置10の構成を示すブロック図である。
【図22】インターフェースボックス18の斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
10……撮像装置、14……本体部、22……取り付け部、30……付属機器移動用スライダ、32……操作レバー、34……運動変換機構、36……レバー用係脱機構。
【技術分野】
【0001】
本発明は撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から映画の撮影を行う撮像装置としては、撮影光学系を収容するレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒が装着される本体と、フィルムを収納し前記本体に装脱可能に装着されるフィルムカートリッジとを備えるフィルムカメラが使用されている(特許文献1参照)。
そして、本体では、フィルムカートリッジから引き出されて走行されるフィルムに前記撮影光学系によって導かれた被写体像が結像されフィルムが露光されている。
また、このようなフィルムカメラでは、フィルムカートリッジを本体の上部あるいは本体の後部の双方に取り付け可能に構成されており、撮影アングルに応じて、あるいは、三脚やカメラ移動用台車などの撮影補助装置へのフィルムカメラの取り付けが行いやすいように、フィルムカートリッジの装着箇所を切り換えてフィルムカメラを使用している。
近年、記録媒体として磁気テープや光ディスク、ハードディスクなどを用いたビデオカメラを映画の撮影に用いることが要求されてきている。
ところが、テレビ局などで用いられる多くのビデオカメラは、従来のフィルムカメラに比較して前後方向の寸法が長い外形となっている(特許文献2参照)。
そこで、ビデオカメラを、撮影を行い記録用の映像データを生成する本体部単独で構成し、この本体部に対して前記映像データを記録媒体に記録する記録再生部を、本体部の筐体の上部および後部の双方に選択的に取り付け可能に構成することが考えられる。この場合、本体部に対して、外部機器との間で信号や電源の受け渡しを行うインターフェースボックスを本体部の筐体の上部および後部の双方に選択的に取り付け可能に構成すれば、ビデオカメラの使い勝手を高める上で有利となる。
このようにビデオカメラを本体部単独で構成した場合、記録再生部やインターフェースボックスなどの付属機器を本体部に取り付けるには、本体部と付属機器との間で信号や電源を授受するために、付属機器側コネクタと接続可能な本体部側コネクタを、本体部の上部および後部の双方に設けることが必要となる。
【特許文献1】特表平10−507851
【特許文献2】特開平5−75904
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そして本体部単独で構成したビデオカメラでは、付属機器側コネクタと本体部側コネクタとの係脱を行い付属機器を本体部の上部または後部に取り付けまた取り外す際に、ボルトなどを用いずにその取り付け取り外し操作を簡単にかつ確実に行えることが望ましい。
特に映画撮影などのように高画質な映像データを記録する記録再生部はその重量が比較的大きくなる(例えば4、5kg程度)ため、取り付け取り外し操作を簡単にかつ確実に行えることがより望まれる。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、付属機器側コネクタと本体部側コネクタとの係脱を行い付属機器を本体部の上部または後部に取り付け取り外しを簡単かつ確実に行う上で有利な撮像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述の目的を達成するため、本発明の撮像装置は、撮影を行なう本体部に、前記本体部との間で信号および/または電源の受け渡しを行なう付属機器が係脱可能に取り付けられる取り付け部が設けられ、前記取り付け部は、前記取り付け部に往復直線移動可能に設けられ前記付属機器に係脱可能で前記付属機器に係合することで前記付属機器を一体に直線移動させる付属機器移動用スライダと、前記取り付け部に第1の揺動位置と第2の揺動位置との間で揺動可能に設けられた操作レバーと、前記付属機器移動用スライダの移動方向と直交する方向に複数のコネクタが並べられた本体部側コネクタと、前記操作レバーの揺動に連動して前記付属機器移動用スライダを直線移動させ、前記操作レバーの前記第1の揺動位置で前記付属機器の付属機器側コネクタが前記本体部側コネクタから離れ前記付属機器が前記付属機器移動用スライダに係脱される係脱位置に前記付属機器移動用スライダを位置させ、前記操作レバーの前記第2の揺動位置で前記付属機器側コネクタが前記本体部側コネクタに結合した結合位置に前記付属機器移動用スライダを位置させる運動変換機構と、前記付属機器移動用スライダが前記結合位置に位置した状態で前記操作レバーに係脱可能に係合し前記操作レバーを前記第2の揺動位置に留めるレバー用係脱機構とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、付属機器側コネクタと本体部側コネクタとの係脱を行い付属機器を本体部の上部または後部に取り付け取り外しを簡単かつ確実に行う上で有利となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施の形態の撮像装置10の右側面図、図2は本実施の形態の撮像装置10の左側面図、図3は撮像装置10の本体部14の平面図、図4は本体部14の後面図である。
【0007】
本実施の形態において撮像装置10は映画撮影用のビデオカメラである。
図1、図2に示すように、撮像装置10は、レンズ鏡筒12と、撮影を行う本体部14とを備え、本体部14に、付属機器である記録再生部16やインターフェースボックス18を備えている。
なお、本明細書において左右は、撮像装置10を前方から見た状態でいうものとし、また、光学系の光軸方向で被写体側を前方といい、撮像素子側を後方という。
レンズ鏡筒12は、図21に示すように、撮影光学系1202を収容するものである。
撮影光学系1202は、被写体像を撮像素子1402に導くものである。なお、撮像素子1402は、CCD、あるいは、C−MOSセンサなど従来公知のさまざまな撮像素子が採用可能である。
【0008】
本体部14は、外装を構成する筐体20を有している。
筐体20は、図1、図3、図4に示すように、前方に臨む前面2002と、上方に臨む上面2004と、後方に臨む後面2006とを備え、レンズ鏡筒12は前面2002に着脱可能に装着されている。
なお、図3、図4において、符号2010は空気取り入れ口を示し、符号2012は空気排出口を示す。
【0009】
筐体20の上面2004と後面2006に、記録再生部16やインターフェースボックス18などの付属機器を係脱(着脱)するための取り付け部22が設けられている。
取り付け部22には信号を伝達するための信号用コネクタ24と電源を伝達するための電源用コネクタ26とが設けられている。
【0010】
図21は撮像装置10の構成を示すブロック図である。
本体部14は、前記の撮像素子1402の他に、プリズム1401、信号処理部1404、I/F部1406A、1406B、操作部1408、表示部1410、制御部1412、電源部1414などを含んで構成されている。
本実施の形態では、3色(赤、緑、青)のそれぞれに対応して3つの撮像素子1402が設けられており、プリズム1401は、撮影光学系1202から導かれた被写体像を構成する光束を3色(赤、緑、青)に分離して、各色に対応した撮像素子1402に導くものである。
信号処理部1404は、各撮像素子1402を駆動すると共に、各撮像素子1402から供給される映像信号に対して、例えば、CDS(Correlated Double Sampling)処理を行って、S/N比を良好に保つようにするとともに、AGC(Automatic Gain Control)処理を行って、利得を制御し、さらに、A/D(Analog/Digital)変換を行って、デジタル信号とした映像データを生成するなどの一連の前処理を行い、さらに、前処理がなされた映像データを所定の圧縮方式によって圧縮(エンコード)することにより、前記の記録用の映像データを生成するものである。生成された記録用の映像データは、制御部1412、I/F部1406A、1406Bを介して記録再生部16に供給される。
また、信号処理部1404は、前記前処理がなされた映像信号を不図示の外部機器用コネクタを介して外部のディスプレイ装置に供給することで撮影中の映像を前記ディスプレイ装置に表示させたり、あるいは、記録再生部16で再生され制御部1412、I/F部1406A、1406Bを介して供給された映像データの伸張(デコード)を行い、その伸張された再生用の映像データを前記と同様に前記外部機器用コネクタを介して外部のディスプレイ装置に供給することで前記ディスプレイ装置に再生映像を表示させる。
【0011】
I/F部1406A、1406Bは、信号用コネクタ24を介して制御部1412と付属機器(記録再生部16やインターフェースボックス18)との間で前記映像信号の授受やその授受にまつわる制御信号などのやり取りを行うとともに、電源用コネクタ26を介して電源部1414と付属機器(記録再生部16やインターフェースボックス18)との間で電源のやり取りを行うものである。
【0012】
操作部1408は、撮像装置10の動作にまつわる種々の設定を行うために操作されるスイッチやボリュームなどで構成されている。
表示部1410は、撮像装置10の動作状態を表示するディスプレイやLEDランプなどで構成されている。
制御部1412は、上述した信号処理部1404、I/F部1406A、1406B、操作部1408、表示部1410の制御を司るものである。
具体的には、制御部1412は、CPU、ワーキングエリアを提供するRAM、制御プログラムなどを格納するROM、信号処理部1404、I/F部1406A、1406B、操作部1408、表示部1410との間で制御信号やデータ信号を授受するための周辺LSIなどを含むマイクロコンピュータによって構成されており、前記CPUが前記ROMの制御プログラムを実行することによって種々の制御動作を実行する。
【0013】
電源部1414は、不図示の外部電源から不図示の外部電源用コネクタを介して供給される電力に基づいて生成した電力を、撮像素子1402、信号処理部1404、I/F部1406A、1406B、操作部1408、表示部1410に供給することで、それら各部を動作させるものである。
【0014】
記録再生部16は、本体部14との間で信号および電源の受け渡しを行なうものである。
記録再生部16は本体部14の2つの取り付け部22に選択的に取り付け可能に構成されており、信号を伝達するための信号用コネクタ1602と、電源を伝達するための電源用コネクタ1604とを有している。
記録再生部16が本体部14の取り付け部22に取り付けられると、信号用コネクタ1602、電源用コネクタ1604は、本体部14の信号用コネクタ24、電源用コネクタ26にそれぞれ接続し、記録再生部16が本体部14の取り付け部22から取り外されると、信号用コネクタ1602、電源用コネクタ1604は、本体部14の信号用コネクタ24、電源用コネクタ26との接続が解除される。
記録再生部16は、本体部14から信号用コネクタ24、1602を介して供給される記録用の映像データを、記録媒体に記録し、また、前記記録媒体から再生した映像データを信号用コネクタ1602、24を介して本体部14側に供給するものである。
前記記録媒体としては、例えば、磁気記録テープ、光ディスク、あるいは、ハードディスクなどの従来公知のさまざまな記録媒体が利用可能である。
また、記録再生部16は、本実施の形態では、本体部14から電源用コネクタ26、1604を介して供給される電力によって動作する。
【0015】
インターフェースボックス18は、本体部14との間で信号および/または電源の受け渡しを行なうものである。
インターフェースボックス18は、本体部14の2つの取り付け部22に選択的に取り付け可能に構成されており、信号を伝達するための信号用コネクタ1802と、電源を伝達するための電源用コネクタ1804とを有している。
インターフェースボックス18が本体部14の取り付け部22に取り付けられると、信号用コネクタ1802、電源用コネクタ1804は、本体部14の信号用コネクタ24、電源用コネクタ26にそれぞれ接続し、インターフェースボックス18が本体部14の取り付け部22から取り外されると、信号用コネクタ1802、電源用コネクタ1804は、本体部14の信号用コネクタ24、電源用コネクタ26との接続がそれぞれ解除される。
インターフェースボックス18はインターフェース部1810と、外部機器接続用コネクタ1812とを有している。
インターフェース部1810は、信号用コネクタ1802、24、I/F部1606A、1606Bを介して制御部1412および信号処理部1404との間で信号の授受を行うとともに、外部機器接続用コネクタ1812を介して外部機器2との間で信号の授受を行う。
【0016】
外部機器2は、例えば、マイクロフォンや音声出力を行う外部の電子機器である。
この場合、インターフェース部1810は、外部機器2から外部機器接続用コネクタ1812を介して入力された音声信号を、信号用コネクタ1802、24、I/F部1606Aまたは1606Bの一方を介して制御部1412および信号処理部1402に供給する。制御部1412および信号処理部1404は、供給される音声信号をI/F部1606Aまたは1606Bの他方を介して記録再生部16に与える。
これにより、インターフェース部1810を介して供給される前記音声信号が記録再生部16によって記録媒体に記録される。
また、外部機器2は、リモートコントロール装置であってもよい。
この場合、インターフェース部1810は、外部機器2から外部機器接続用コネクタ1812を介して入力された外部機器2からの制御信号を、信号用コネクタ1802、24を介してI/F部1606Aまたは1606Bの一方を介して制御部1412に供給する。制御部1412は、供給される制御信号に基づいて種々の制御を行う。
【0017】
また、インターフェース部1810は、電源用コネクタ1804、26を介して電源部1414から電源の供給を受けて動作する。あるいは、インターフェースボックス18の外部機器接続用コネクタ1812に外部電源やバッテリーからなる外部機器2を接続し、それら外部電源やバッテリーから供給される電源を電源用コネクタ1804、26を介して電源部1414に供給してもよい。
【0018】
次に、取り付け部22に係脱される記録再生部16やインターフェースボックス18などの付属機器の底部の形状について説明する。
図22はインターフェースボックス18の斜視図である。
図22に示すように、インターフェースボックス18の底部に間隔をおいて信号用コネクタ1802や電源用コネクタ1804が設けられ、また、それらコネクタ1802、1804の間に係合溝1820を有する移動用ブロック1822が設けられ、さらにそれらコネクタ1802、1804の両側の箇所に係合用ブロック1834が設けられ、各係合用ブロック1834は平坦面1830および傾斜面1832を有している。
なお、記録再生部16の底部の構成もインターフェースボックス18と同様である。
なお、以下の説明では、付属機器とは記録再生部16やインターフェースボックス18を含むものであり、付属機器側コネクタとはそれらの信号用コネクタ1602、1802や電源用コネクタ1604、1804を含むものである。
【0019】
次に、筐体20の上面2004に設けられ記録再生部16やインターフェースボックス18などの付属機器を係脱(着脱)するための取り付け部22について詳細に説明する。
図5は取り付け部22に対する付属機器の取り付け、取り外しの説明図、図6乃至図8は操作レバー32と付属機器移動用スライダ30の動作説明図、図9、図10はレバー用係脱機構36の動作説明図、図11、図12は運動変換機構34の動作説明図、図13、図14はロック機構40と押し付け機構42の動作説明図、図15はロック機構40と押し付け機構42の分解斜視図、図16はロック機構40と押し付け機構42の分解斜視図、図17はロック機構40と押し付け機構42を下方から見た分解斜視図、図18乃至図20はロック機構40と押し付け機構42の動作説明図である。
【0020】
取り付け部22は、付属機器移動用スライダ30(図6参照)と、操作レバー32(図6参照)と、運動変換機構34(図11参照)と、レバー用係脱機構36(図9参照)とを備える。
本実施の形態では、取り付け部22はさらに係合部38(図18参照)と、ロック機構40(図20参照)と、押し付け機構42(図19参照)とを備えている。
付属機器移動用スライダ30は、取り付け部22に往復直線移動可能に設けられ付属機器に係脱可能で付属機器に係合することで付属機器を一体に直線移動させるものである。
操作レバー32は、第1の揺動位置P1(図6参照)と第2の揺動位置P2(図7参照)との間で揺動可能に設けられている。
運動変換機構34は、操作レバー32の揺動に連動して付属機器移動用スライダ30を直線移動させ、操作レバー32の第1の揺動位置P1で付属機器の付属機器側コネクタが本体部側コネクタから離れ付属機器が付属機器移動用スライダ30に係脱される係脱位置P3(図6参照)に付属機器移動用スライダ30を位置させ、操作レバー32の第2の揺動位置P2で付属機器側コネクタが本体部側コネクタに結合した結合位置P4(図7参照)に付属機器移動用スライダ30を位置させるものである。
レバー用係脱機構36は、付属機器移動用スライダ30が結合位置P4に位置した状態で操作レバー32に係脱可能に係合し操作レバー32を第2の揺動位置P2に留めるものである。
【0021】
取り付け部22は、図6、図7に示すように、底壁部2202と、底壁部2202の両側から起立し付属機器移動用スライダ30の移動方向に延在する両側の側壁部2204と、底壁部2202上で両側の側壁部2204の間に形成された付属機器の装着スペース2206とを有している。
本体部用コネクタである信号用コネクタ24と電源用コネクタ26は、付属機器移動用スライダ30の移動方向に間隔をおいた底壁部2202の箇所で側壁部2204の延在方向と直交する方向に延在している。
【0022】
(側壁部2204および係合部38の構成)
図5、図18に示すように、両側の側壁部2204は底壁部2202上において互いに対向する内面2210とその反対に位置する外面2212とを有している。
両側の側壁部2204の内面2210の上部の箇所に、底壁部2202に近づくにつれて次第に外面2212に変位しつつ付属機器移動用スライダ30の移動方向に延在する傾斜面2220と、底壁部2202に近づいた傾斜面2220の端部から底壁部2202と平行しつつ付属機器移動用スライダ30の移動方向に延在し内面2210に接続する平坦面2222とが設けられている。
この平坦面2222は、底壁部2202に対して直交する方向の取り付け部22の位置決め面として形成されている。
また、図5、図6、図18に示すように、係脱位置P3において、付属機器が取り付け部22から取り外せるように、両側壁部2204のそれぞれ2箇所には、平坦面2222よりも底壁部2202寄りの側壁部2204箇所を残して傾斜面2220を含む側壁部2204の上部が切り取られた欠部2224が形成されている。
【0023】
付属機器は、付属機器移動用スライダ30が係脱位置P3に位置した状態で、4つの係合用ブロック1834が、底壁部2202に対して直交する方向で底壁部2202に近づく方向から欠部2224を通り、各係合用ブロック1834の平坦面1830が側壁部2204の平坦面2222上に載置されることで、取り付け部22に装入され付属機器移動用スライダ30に係合する。また、4つの係合用ブロック1834が、底壁部2202に対して直交する方向で底壁部2202から離れる方向から欠部2224を通り、付属機器移動用スライダ30から外されることで付属機器が取り付け部22から取り外される。
そして、付属機器移動用スライダ30の結合位置P4方向への移動により、各係合用ブロック1834の傾斜面1832が側壁部2204の傾斜面2220に係合し、付属機器が結合位置P4に位置した状態では、付属機器が底壁部2204に対して直交する方向に対して底壁部2204から離れる方向の移動が阻止される。
【0024】
したがって、本実施の形態では、付属機器が結合位置P4に位置した状態で付属機器と係合し付属機器が底壁部2202に対して直交する方向で底壁部2202から離れる方向への移動を阻止し、付属機器が係脱位置P3に位置した状態で付属機器との係合が外れ底壁部2202に対して直交する方向で底壁部2202から離れる方向への移動を許容する係合部38が、傾斜面2220および欠部2224を含んで構成されている。
また、係合部38は両側の側壁部2204に設けられていることになる。
【0025】
(付属機器移動用スライダ30の構成)
付属機器移動用スライダ30は、底壁部2202上に位置する本体板部3002と、本体板部3002から起立する起立部3004とを備える。
本実施の形態では、図6に示すように、本体板部3002は、信号用コネクタ24と電源用コネクタ26との間の底壁部2202上に位置する大きさで形成され、付属機器移動用スライダ30の移動方向と直交する方向の本体板部3002の両側から側面部3006が起立されている。
そして、それら側面部3006が側壁部2204の内面2210に係合し、本体板部3002が底壁部2202上に係合することで付属機器移動用スライダ30が直線移動可能に案内されている。あるいは、それら側面部3006が側壁部2204の内面2210に係合し、本体板部3002の下方に突出する側面部3006の下端が底壁部2202上に係合することで付属機器移動用スライダ30が直線移動可能に案内されている。
起立部3004は、付属機器移動用スライダ30の移動方向の本体板部3002の端部から起立されている。
この起立部3004は、付属機器の移動用ブロック1822の係合溝1820に係脱可能に係合し係合することで付属機器を付属機器移動用スライダ30と一体に直線移動させるためのものである。
【0026】
(操作レバー32の構成)
図9乃至図12に示すように、操作レバー32は、長手方向の中間部が取り付け部22に揺動可能に取り付けられたメインレバー44と、メインレバー44の長手方向の一端の円環状の軸支部46に揺動可能に取り付けられた揺動操作用のサブレバー48とを含んで構成されている。
図9、図10に示すように、サブレバー48に、サブレバー48の長手方向に往復直線移動可能に係止用スライダ50が組み込まれるとともに、係止用スライダ50を軸支部46方向に付勢するスプリング52が組み込まれている。
軸支部46の周方向に間隔をおいて第1係止溝4602と第2係止溝4604が形成されている。
係止用スライダ50には、第1係止溝4602と第2係止溝4604とに係脱可能に係止する第1係止突起5002と、係止用スライダ50を直線移動させるための操作用突起5004と、第2係止突起5006とが設けられている。
なお、図9において、符号5008は係止用スライダ50の最大突出位置を規制するストッパピンを示す。
【0027】
第1係止突起5002が第1係止溝4602に係止すると、図9に示すように、メインレバー44とサブレバー48とは、メインレバー44の延長上をサブレバー48が延在する第1連結状態ST1となる。
第1係止突起5002が第2係止溝4604に係止すると、図10に示すように、サブレバー48がメインレバー44に対して屈曲する方向に延在する第2連結状態ST2となる。
したがって、メインレバー44とサブレバー48とを第1連結状態ST1と第2連結状態ST2とに選択的に係脱される第1係脱機構が、係止用スライダ50、スプリング52、第1係止溝4602、第2係止溝4604を含んで構成されている。
【0028】
また、図10に示すように、操作レバー32の第2の揺動位置P2で(詳細にはメインレバー44の第2の揺動位置P2で)、メインレバー44とサブレバー48とを第2連結状態ST2にすると、サブレバー48は取り付け部22に近づいた状態で取り付け部22に沿って延在する退避位置P5となる。
取り付け部22に、サブレバー48が退避位置P5に位置した状態で第2係止突起5006に係脱可能に係合する取り付け部側係止部2230が設けられている。
したがって、サブレバー48の退避位置P5でサブレバー48と係脱可能に係合しサブレバー48と係合することでサブレバー48を退避位置P5に留める第2係脱機構が構成され、この第2係脱機構は、第2係止突起5006、取り付け部側係止部2230を含んで構成されている。
したがって、レバー用係脱機構36は、前記の第1係脱機構と第2係脱機構を含んで構成されている。
【0029】
(運動変換機構34の構成)
図11、図12に示すように、運動変換機構34は、取り付け部22に揺動可能に取着され操作レバー32に係合すると共に付属機器移動用スライダ30に係合して操作レバー32の揺動に連動して付属機器移動用スライダ30を往復直線移動させる第1レバー54を含んで構成されている。
詳細には、操作レバー32を構成するメインレバー44の中間部が支軸2240を介して取り付け部22に揺動可能に取着され、メインレバー44の長手方向の半部が取り付け部22の外方に突出してサブレバー48に連結され、メインレバー44の長手方向の残りの半部が底壁部2202の凹部上に配置されている。
第1レバー54は支軸2242を介して底壁部2202の凹部上に配置されている。
そして、操作レバー32と第1レバー54との係合は、メインレバー44の長手方向の残りの半部に設けられたローラ4402が、第1レバー54のカム溝5402に係合することでなされている。
また、第1レバー54と付属機器移動用スライダ30との係合は、図8にも示すように、第1レバー54に設けられたローラ5404が、付属機器移動用スライダ30のカム溝3010に係合することでなされている。
なお、図11に示すように、付属機器移動用スライダ30を係脱位置P3に付勢するスプリング3012が設けられている。
また、第1レバー54を、付属機器移動用スライダ30が係脱位置P3に位置する方向に付勢するスプリング5410が設けられている。
【0030】
(ロック機構40の構成)
ロック機構40は、取り付け部22に、付属機器が結合位置P4に位置した状態で付属機器の係脱位置P3方向への移動を阻止するものである。
図15、図16、図17に示すように、ロック機構40は、ロック用スライダ56と出没機構58とを含んで構成されている。
ロック用スライダ56は、付属機器が結合位置P4に位置した状態で係脱位置P3方向に臨む付属機器の面に係合するロック位置P6(図20参照)と、側壁部2204に没入して装着スペース2206から退避した退避位置P7(図19参照)との間で装着スペース2206に対して出没可能に側壁部2204に配設されている。
本実施の形態では、ロック位置P6においてロック用スライダ56が係合する付属機器の面は、図20に示すように付属機器の係合用ブロック1834の端面1836である。
出没機構58は、ロック用スライダ56を装着スペース2206へ出没させるものである。
【0031】
出没機構58は、図20に示す初期位置P8と、図19に示す押し込み位置P9との間で移動可能に配設されたリリースレバー60と、図16に示すように、ロック用スライダ56をロック位置P6に位置する方向に付勢しかつリリースレバー60を初期位置P8に付勢するスプリング62と、リリースレバー60とロック用スライダ56とを連結しリリースレバー60の初期位置P8でロック用スライダ56をロック位置P6としリリースレバー60の押し込み位置P9でロック用スライダ56を退避位置P7とする連動機構64と含んで構成されている。
【0032】
図16に示すように、リリースレバー60にはスライドプレート66が取着され、スライドプレート66にカムピン68が突設され、したがって、カムピン68はリリースレバー60と一体的に移動する。
連動機構64は、カムピン68と、ロック用スライダ56に形成されカムピン68に係合してリリースレバー60の初期位置P8でロック用スライダ56をロック位置P6とし、リリースレバー60の押し込み位置P9でロック用スライダ56を退避位置P7とするカム溝5602(図17参照)とを含んで構成されている。
本実施の形態では、係脱位置P3に位置する付属機器移動用スライダ30に付属機器が係合する際に、付属機器に係合しロック用スライダ56がロック位置P6から退避位置P7に移動するカム面5604(図18参照)がロック用スライダ56の先部に設けられている。
なお、カム面5604は、係合用ブロック1834の平坦面1830に係合してロック位置P6から退避位置P7に移動する。
【0033】
(押し付け機構42の構成)
押し付け機構42は、取り付け部22に設けられており、結合位置P4に位置する付属機器を、両側の側壁部2204のうちの一方の側壁部2204に押し付け付属機器のがたつきを防止するものである。
押し付け機構42は、図15、図16に示すように、側壁部2204に付属機器移動用スライダ30の移動方向と直交する方向に移動可能にかつ直交する方向に延在する軸心周りに回転不能に設けられた押し付け用スライダ70と、図11、図16に示すように、押し付け用スライダ70と一体に移動可能に設けられ前記直交する方向に軸心を有する雌ねじ72と、側壁部2204に回転操作可能にかつ軸方向に移動不能に設けられたハンドル74と、ハンドル74と一体に回転可能に設けられ雌ねじ72に螺合する雄ねじ76とを含んで構成されている。
したがって、ハンドル74の操作により押し付け用スライダ70が直線移動し側壁部2204から装着スペース2206内に出没する。
本実施の形態では、図18、図19に示すように、押し付け用スライダ70の先部に、係合用ブロック1834の傾斜面1832に係合可能な傾斜面7002が設けられ、この傾斜面7002が係合用ブロック1834の傾斜面1832を押し付けることで付属機器を、両側の側壁部2204のうちの一方の側壁部2204に押し付ける。
【0034】
(付属機器の取り付け)
図6に示すように、メインレバー44とサブレバー48とを第1連結状態ST1とし、操作レバー32を第1の揺動位置P1として付属機器移動用スライダ30を係脱位置P3とする。また、ハンドル74の操作により押し付け用スライダ70を側壁部2204内に退避させる。
そして、付属機器の係合用ブロック1834が取り付け部22の欠部2224(図6参照)上に臨むように付属機器を位置させ、付属機器を底壁部2202に近づける。
これにより、ロック用スライダ56が係合用ブロック1834によりロック位置P6から退避位置P7に移動し、係合用ブロック1834の平坦面1830が側壁部2204の平坦面2222に係合し、付属機器の移動用ブロック1822の係合溝1820に付属機器移動用スライダ30の起立部3004が係合する。
次に、図7に示すように、操作レバー32を第1の揺動位置P1から第2の揺動位置P2に揺動させ、付属機器および付属機器移動用スライダ30を結合位置P4に位置させる。この結合位置P4で付属機器側コネクタ(信号用コネクタ1602、1802と電源用コネクタ1604、1804)が本体部側コネクタ(信号用コネクタ24と電源用コネクタ26)に結合する。
【0035】
この結合位置P4で、操作用突起5004を操作して第1係止突起5002を第1係止溝4602から外しサブレバー48を揺動させ第1係止突起5002を第2係止溝4604に係止させ、メインレバー44とサブレバー48とを第2連結状態ST2にすると、図8に示すように、サブレバー48は取り付け部22に近づいた状態で取り付け部22に沿って延在する退避位置P5なり、さらに、第2係止突起5006と取り付け部側係止部2230とが係合してサブレバー48は退避位置P5に留められる。
したがって、付属機器の係脱位置P3方向への移動が阻止され、付属機器は結合位置P4に留められた状態に確実に維持される。
また、サブレバー48が退避位置P5に留められるので、サブレバー48(操作レバー32)が邪魔にならず、ビデオカメラ(撮像装置10)の使い勝手を高める上で有利となる。
【0036】
本実施の形態では、この結合位置P4で、ロック用スライダ56がロック位置P6に突出し、係合用ブロック1834の端面1836に係合して付属機器の係脱位置P3方向への移動を阻止するので、付属機器の結合位置P4の維持がより確実に行われる。
また、本実施の形態では、この結合位置P4で、ハンドル74の操作により押し付け用スライダ70を装着スペース2206内に突出させ、押し付け用スライダ70の傾斜面7002により係合用ブロック1834の傾斜面1832を押し付け、結合位置P4に位置する付属機器のがたつきを防止する。
すなわち、本実施の形態では、ロック機構40を備えているので、また、押し付け機構42を備えているので、ビデオカメラ(撮像装置10)の使い勝手を高める上で有利となる。
【0037】
(付属機器の取り外し)
まず、図13に示すように、ハンドル74の操作により押し付け用スライダ70を側壁部2204内に退避させる。
次に、図14に示すように、操作用突起5004を操作して第1係止突起5002を第2係止溝4604から外し、また、第2係止突起5006を取り付け部側係止部2230から外し、サブレバー48を揺動させメインレバー44とサブレバー48とを第1連結状態ST1とする。
次に、リリースレバー60を初期位置P8から押し込み位置P9に押し込み、ロック用スライダ56をロック位置P6から退避位置P7とする。
そして、このようにリリースレバー60を押し込んだ状態で操作レバー32を第2の揺動位置P2から第1の揺動位置P1に揺動させる。
この操作レバー32の揺動により第1レバー54を介して付属機器移動用スライダ30が結合位置P4から係脱位置P3に移動し、これにより付属機器側コネクタ(信号用コネクタ1602、1802と電源用コネクタ1604、1804)が本体部側コネクタ(信号用コネクタ24と電源用コネクタ26)から外れ付属機器も結合位置P4から係脱位置P3に移動する。
ここで、付属機器を底壁部2202と直交する方向で底壁部2202から離れる方向に移動させると、係合用ブロック1834が欠部2224を通り付属機器が取り付け部22から取り外される。
【0038】
本実施の形態によれば、付属機器の付属機器側コネクタ(信号用コネクタ1602、1802と電源用コネクタ1604、1804)と本体部14の本体部側コネクタ(信号用コネクタ24と電源用コネクタ26)との結合およびその結合の解除を、操作レバー32を第1の揺動位置P1と第2の揺動位置P2との間で揺動操作するといった簡単な操作によって行うことができ、操作性の向上を図る上で有利となる。
また、レバー用係脱機構36により操作レバー32を第2の揺動位置P2に留めることにより付属機器側コネクタと本体部側コネクタとの結合を確実に維持することができ、コネクタの結合を確実に維持する上で有利となる。
したがって、特に映画撮影などのように高画質な映像データを記録する記録再生部はその重量が比較的大きくなる(例えば4、5kg程度)ため、本実施の形態によれば、本体部14および記録再生部16の操作性の向上を図る上でより有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本実施の形態の撮像装置10の右側面図である。
【図2】本実施の形態の撮像装置10の左側面図である。
【図3】撮像装置10の本体部14の平面図である。
【図4】本体部14の後面図である。
【図5】取り付け部22に対する付属機器の取り付け、取り外しの説明図である。
【図6】操作レバー32と付属機器移動用スライダ30の動作説明図である。
【図7】操作レバー32と付属機器移動用スライダ30の動作説明図である。
【図8】操作レバー32と付属機器移動用スライダ30の動作説明図である。
【図9】レバー用係脱機構36の動作説明図である。
【図10】レバー用係脱機構36の動作説明図である。
【図11】運動変換機構34の動作説明図である。
【図12】運動変換機構34の動作説明図である。
【図13】ロック機構40と押し付け機構42の動作説明図である。
【図14】ロック機構40と押し付け機構42の動作説明図である。
【図15】ロック機構40と押し付け機構42の分解斜視図である。
【図16】ロック機構40と押し付け機構42の分解斜視図である。
【図17】ロック機構40と押し付け機構42を下方から見た分解斜視図である。
【図18】ロック機構40と押し付け機構42の動作説明図である。
【図19】ロック機構40と押し付け機構42の動作説明図である。
【図20】ロック機構40と押し付け機構42の動作説明図である。
【図21】撮像装置10の構成を示すブロック図である。
【図22】インターフェースボックス18の斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
10……撮像装置、14……本体部、22……取り付け部、30……付属機器移動用スライダ、32……操作レバー、34……運動変換機構、36……レバー用係脱機構。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影を行なう本体部に、前記本体部との間で信号および/または電源の受け渡しを行なう付属機器が係脱可能に取り付けられる取り付け部が設けられ、
前記取り付け部は、
前記取り付け部に往復直線移動可能に設けられ前記付属機器に係脱可能で前記付属機器に係合することで前記付属機器を一体に直線移動させる付属機器移動用スライダと、
前記取り付け部に第1の揺動位置と第2の揺動位置との間で揺動可能に設けられた操作レバーと、
前記付属機器移動用スライダの移動方向と直交する方向に複数のコネクタが並べられた本体部側コネクタと、
前記操作レバーの揺動に連動して前記付属機器移動用スライダを直線移動させ、前記操作レバーの前記第1の揺動位置で前記付属機器の付属機器側コネクタが前記本体部側コネクタから離れ前記付属機器が前記付属機器移動用スライダに係脱される係脱位置に前記付属機器移動用スライダを位置させ、前記操作レバーの前記第2の揺動位置で前記付属機器側コネクタが前記本体部側コネクタに結合した結合位置に前記付属機器移動用スライダを位置させる運動変換機構と、
前記付属機器移動用スライダが前記結合位置に位置した状態で前記操作レバーに係脱可能に係合し前記操作レバーを前記第2の揺動位置に留めるレバー用係脱機構とを備える、
ことを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記取り付け部は、
底壁部と、前記底壁部の両側から起立し前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する両側の側壁部とを有し、
前記本体部側コネクタは前記底壁上で前記側壁の延在方向と直交する方向に延在しており、
前記付属機器移動用スライダは前記底壁部上に位置する本体板部と、前記本体板部から起立する起立部とを備え、
前記起立部が前記付属機器に係脱可能に係合する、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項3】
前記操作レバーは、長手方向の中間部が前記取り付け部に揺動可能に取り付けられたメインレバーと、前記メインレバーの長手方向の一端の軸支部に揺動可能に取り付けられた揺動操作用のサブレバーとを含んで構成され、
前記メインレバーと前記サブレバーとは、前記メインレバーの延長上を前記サブレバーが延在する第1連結状態と、前記サブレバーが前記メインレバーに対して屈曲する方向に延在する第2連結状態とに選択的に係脱される第1係脱機構により連結され、
前記操作レバーの前記第2の揺動位置で、前記メインレバーと前記サブレバーとを前記第2連結状態にすると、前記サブレバーは前記取り付け部に近づいた状態で前記取り付け部に沿って延在する退避位置となり、
前記サブレバーの退避位置で前記サブレバーと係脱可能に係合し前記サブレバーと係合することで前記サブレバーを前記退避位置に留める第2係脱機構が設けられ、
前記レバー用係脱機構は、前記第1係脱機構と前記第2係脱機構を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項4】
前記サブレバーに、前記サブレバーの長手方向に往復直線移動可能に係止用スライダが組み込まれるとともに、前記係止用スライダを前記軸支部方向に付勢するスプリングが組み込まれ、
前記軸支部の周方向に間隔をおいて第1係止溝と第2係止溝が形成され、
前記係止用スライダには、前記第1係止溝と前記第2係止溝とに係脱可能に係止する第1係止突起と、前記係止用スライダを直線移動させるための操作用突起とが設けられ、
前記第1係止突起が前記第1係止溝に係止すると前記メインレバーと前記サブレバーとは前記第1連結状態となり、
前記第1係止突起が前記第2係止溝に係止すると前記メインレバーと前記サブレバーとは前記第2連結状態となり、
前記第1係脱機構は、前記係止用スライダ、前記スプリング、前記第1係止溝、前記第2係止溝を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
【請求項5】
前記係止用スライダに第2係止突起が設けられ、
前記取り付け部に、前記サブレバーが前記退避位置に位置した状態で前記第2係止突起に係脱可能に係合する取り付け部側係止部が設けられ、
前記第2係脱機構は、前記第2係止突起、前記取り付け部側係止部を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
【請求項6】
前記運動変換機構は、
前記取り付け部に揺動可能に取着され前記操作レバーに係合すると共に前記付属機器移動用スライダに係合して前記操作レバーの揺動に連動して前記付属機器移動用スライダを往復直線移動させる第1レバーを含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項7】
前記運動変換機構は、
前記取り付け部に揺動可能に取着され前記操作レバーに係合すると共に前記付属機器移動用スライダに係合して前記操作レバーの揺動に連動して前記付属機器移動用スライダを往復直線移動させる第1レバーを含んで構成され、
前記操作レバーと前記第1レバーとの係合は、前記操作レバーの長手方向の端部に設けられたローラが、前記第1レバーのカム溝に係合することでなされ、
前記第1レバーと前記付属機器移動用スライダとの係合は、前記第1レバーに設けられたローラが、前記付属機器移動用スライダのカム溝に係合することでなされている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項8】
前記付属機器移動用スライダを前記係脱位置に付勢するスプリングが設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項9】
前記第1レバーを、前記付属機器移動用スライダが前記係脱位置に位置する方向に付勢するスプリングが設けられている、
ことを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
【請求項10】
前記取り付け部は、
底壁部と、前記底壁部の両側から起立し前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する両側の側壁部とを有し、
前記付属機器が前記結合位置に位置した状態で前記付属機器と係合し前記付属機器が前記底壁部に対して直交する方向で前記底壁部から離れる方向への移動を阻止し、前記付属機器が係脱位置に位置した状態で前記付属機器との係合が外れ前記底壁部に対して直交する方向で前記底壁部から離れる方向への移動を許容する係合部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項11】
前記係合部は前記両側の側壁部に設けられている、
ことを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
【請求項12】
前記両側の側壁部は前記底壁部上において互いに対向する内面とその反対に位置する外面とを有し、
前記両側の側壁部の内面の箇所に、前記底壁部に近づくにつれて次第に前記外面に変位しつつ前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する傾斜面が形成され、
前記係合部は、前記傾斜面を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
【請求項13】
前記両側の側壁部は前記底壁部上において互いに対向する内面とその反対に位置する外面とを有し、
前記両側の側壁部の内面の上部の箇所に、前記底壁部に近づくにつれて次第に前記外面に変位しつつ前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する傾斜面と、前記底壁部に近づいた前記傾斜面の端部から前記底壁部と平行しつつ前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在し前記内面に接続する平坦面とが設けられ、
前記係脱位置において、前記平坦面よりも前記底壁部寄りの前記側壁部箇所を残して前記傾斜面を含む前記側壁部の上部が切り取られた欠部が形成され、
前記係合部は前記傾斜面および前記欠部を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
【請求項14】
前記平坦面が前記底壁部に対して直交する方向の前記取り付け部の位置決め面として形成されている、
ことを特徴とする請求項13記載の撮像装置。
【請求項15】
前記取り付け部に、前記付属機器が前記結合位置に位置した状態で前記付属機器の前記係脱位置方向への移動を阻止するロック機構が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項16】
前記取り付け部は、底壁部と、前記底壁部の両側から起立し前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する両側の側壁部と、前記底壁部上で両側の側壁部の間に形成された前記付属機器の装着スペースとを有し、
前記ロック機構は、
前記付属機器が前記結合位置に位置した状態で前記係脱位置方向に臨む前記付属機器の面に係合するロック位置と、前記側壁部に没入して前記装着スペースから退避した退避位置との間で前記装着スペースに対して出没可能に前記側壁部に配設されたロック用スライダと、
前記ロック用スライダを前記装着スペースへ出没させる出没機構と、
を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項15記載の撮像装置。
【請求項17】
前記出没機構は、前記ロック用スライダを前記ロック位置に位置する方向に付勢するスプリングを有し、
前記係脱位置に位置する前記付属機器移動用スライダに前記付属機器が係合する際に、前記付属機器に係合し前記ロック用スライダが前記ロック位置から前記退避位置に移動するカム面が前記ロック用スライダの先部に設けられている、
ことを特徴とする請求項16記載の撮像装置。
【請求項18】
前記出没機構は、
初期位置と押し込み位置との間で移動可能に配設されたリリースレバーと、
前記ロック用スライダを前記ロック位置に位置する方向に付勢しかつ前記リリースレバーを前記初期位置に付勢するスプリングと、
前記リリースレバーと前記ロック用スライダとを連結し前記リリースレバーの前記初期位置で前記ロック用スライダを前記ロック位置とし前記リリースレバーの前記押し込み位置で前記ロック用スライダを前記退避位置とする連動機構と、
含んで構成されていることを特徴とする請求項16記載の撮像装置。
【請求項19】
前記連動機構は、
前記リリースレバーと一体的に移動するカムピンと、
前記ロック用スライダに形成され前記カムピンに係合して前記リリースレバーの初期位置で前記ロック用スライダを前記ロック位置とし、前記リリースレバーの押し込み位置で前記ロック用スライダを前記退避位置とするカム溝と、
を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項18記載の撮像装置。
【請求項20】
前記取り付け部は、底壁部と、前記底壁部の両側から起立し前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する両側の側壁部とを有し、
前記取り付け部に、前記結合位置に位置する前記付属機器を、前記両側の側壁部のうちの一方の側壁部に押し付ける押し付け機構が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項21】
前記押し付け機構は、前記側壁部に前記付属機器移動用スライダの移動方向と直交する方向に移動可能にかつ前記直交する方向に延在する軸心周りに回転不能に設けられた押し付け用スライダと、
前記押し付け用スライダと一体に移動可能に設けられ前記直交する方向に軸心を有する雌ねじと、
前記側壁部に回転操作可能にかつ軸方向に移動不能に設けられたハンドルと、
前記ハンドルと一体に回転可能に設けられ前記雌ねじに螺合する雄ねじと、
を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項20記載の撮像装置。
【請求項22】
前記取り付け部は、
底壁部と、前記底壁部の両側から起立し前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する両側の側壁部とを有し、
前記本体部側コネクタは前記底壁上で前記側壁の延在方向と直交する方向に延在している、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項23】
前記取り付け部は、
底壁部と、前記底壁部の両側から起立し前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する両側の側壁部とを有し、
前記本体部側コネクタは信号伝達用コネクタと電源伝達用コネクタとの2つのコネクタを含み、
それら2つのコネクタは、前記付属機器移動用スライダの移動方向に間隔をおいた前記底壁部の箇所で前記側壁部の延在方向と直交する方向に延在している、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項1】
撮影を行なう本体部に、前記本体部との間で信号および/または電源の受け渡しを行なう付属機器が係脱可能に取り付けられる取り付け部が設けられ、
前記取り付け部は、
前記取り付け部に往復直線移動可能に設けられ前記付属機器に係脱可能で前記付属機器に係合することで前記付属機器を一体に直線移動させる付属機器移動用スライダと、
前記取り付け部に第1の揺動位置と第2の揺動位置との間で揺動可能に設けられた操作レバーと、
前記付属機器移動用スライダの移動方向と直交する方向に複数のコネクタが並べられた本体部側コネクタと、
前記操作レバーの揺動に連動して前記付属機器移動用スライダを直線移動させ、前記操作レバーの前記第1の揺動位置で前記付属機器の付属機器側コネクタが前記本体部側コネクタから離れ前記付属機器が前記付属機器移動用スライダに係脱される係脱位置に前記付属機器移動用スライダを位置させ、前記操作レバーの前記第2の揺動位置で前記付属機器側コネクタが前記本体部側コネクタに結合した結合位置に前記付属機器移動用スライダを位置させる運動変換機構と、
前記付属機器移動用スライダが前記結合位置に位置した状態で前記操作レバーに係脱可能に係合し前記操作レバーを前記第2の揺動位置に留めるレバー用係脱機構とを備える、
ことを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記取り付け部は、
底壁部と、前記底壁部の両側から起立し前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する両側の側壁部とを有し、
前記本体部側コネクタは前記底壁上で前記側壁の延在方向と直交する方向に延在しており、
前記付属機器移動用スライダは前記底壁部上に位置する本体板部と、前記本体板部から起立する起立部とを備え、
前記起立部が前記付属機器に係脱可能に係合する、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項3】
前記操作レバーは、長手方向の中間部が前記取り付け部に揺動可能に取り付けられたメインレバーと、前記メインレバーの長手方向の一端の軸支部に揺動可能に取り付けられた揺動操作用のサブレバーとを含んで構成され、
前記メインレバーと前記サブレバーとは、前記メインレバーの延長上を前記サブレバーが延在する第1連結状態と、前記サブレバーが前記メインレバーに対して屈曲する方向に延在する第2連結状態とに選択的に係脱される第1係脱機構により連結され、
前記操作レバーの前記第2の揺動位置で、前記メインレバーと前記サブレバーとを前記第2連結状態にすると、前記サブレバーは前記取り付け部に近づいた状態で前記取り付け部に沿って延在する退避位置となり、
前記サブレバーの退避位置で前記サブレバーと係脱可能に係合し前記サブレバーと係合することで前記サブレバーを前記退避位置に留める第2係脱機構が設けられ、
前記レバー用係脱機構は、前記第1係脱機構と前記第2係脱機構を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項4】
前記サブレバーに、前記サブレバーの長手方向に往復直線移動可能に係止用スライダが組み込まれるとともに、前記係止用スライダを前記軸支部方向に付勢するスプリングが組み込まれ、
前記軸支部の周方向に間隔をおいて第1係止溝と第2係止溝が形成され、
前記係止用スライダには、前記第1係止溝と前記第2係止溝とに係脱可能に係止する第1係止突起と、前記係止用スライダを直線移動させるための操作用突起とが設けられ、
前記第1係止突起が前記第1係止溝に係止すると前記メインレバーと前記サブレバーとは前記第1連結状態となり、
前記第1係止突起が前記第2係止溝に係止すると前記メインレバーと前記サブレバーとは前記第2連結状態となり、
前記第1係脱機構は、前記係止用スライダ、前記スプリング、前記第1係止溝、前記第2係止溝を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
【請求項5】
前記係止用スライダに第2係止突起が設けられ、
前記取り付け部に、前記サブレバーが前記退避位置に位置した状態で前記第2係止突起に係脱可能に係合する取り付け部側係止部が設けられ、
前記第2係脱機構は、前記第2係止突起、前記取り付け部側係止部を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
【請求項6】
前記運動変換機構は、
前記取り付け部に揺動可能に取着され前記操作レバーに係合すると共に前記付属機器移動用スライダに係合して前記操作レバーの揺動に連動して前記付属機器移動用スライダを往復直線移動させる第1レバーを含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項7】
前記運動変換機構は、
前記取り付け部に揺動可能に取着され前記操作レバーに係合すると共に前記付属機器移動用スライダに係合して前記操作レバーの揺動に連動して前記付属機器移動用スライダを往復直線移動させる第1レバーを含んで構成され、
前記操作レバーと前記第1レバーとの係合は、前記操作レバーの長手方向の端部に設けられたローラが、前記第1レバーのカム溝に係合することでなされ、
前記第1レバーと前記付属機器移動用スライダとの係合は、前記第1レバーに設けられたローラが、前記付属機器移動用スライダのカム溝に係合することでなされている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項8】
前記付属機器移動用スライダを前記係脱位置に付勢するスプリングが設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項9】
前記第1レバーを、前記付属機器移動用スライダが前記係脱位置に位置する方向に付勢するスプリングが設けられている、
ことを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
【請求項10】
前記取り付け部は、
底壁部と、前記底壁部の両側から起立し前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する両側の側壁部とを有し、
前記付属機器が前記結合位置に位置した状態で前記付属機器と係合し前記付属機器が前記底壁部に対して直交する方向で前記底壁部から離れる方向への移動を阻止し、前記付属機器が係脱位置に位置した状態で前記付属機器との係合が外れ前記底壁部に対して直交する方向で前記底壁部から離れる方向への移動を許容する係合部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項11】
前記係合部は前記両側の側壁部に設けられている、
ことを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
【請求項12】
前記両側の側壁部は前記底壁部上において互いに対向する内面とその反対に位置する外面とを有し、
前記両側の側壁部の内面の箇所に、前記底壁部に近づくにつれて次第に前記外面に変位しつつ前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する傾斜面が形成され、
前記係合部は、前記傾斜面を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
【請求項13】
前記両側の側壁部は前記底壁部上において互いに対向する内面とその反対に位置する外面とを有し、
前記両側の側壁部の内面の上部の箇所に、前記底壁部に近づくにつれて次第に前記外面に変位しつつ前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する傾斜面と、前記底壁部に近づいた前記傾斜面の端部から前記底壁部と平行しつつ前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在し前記内面に接続する平坦面とが設けられ、
前記係脱位置において、前記平坦面よりも前記底壁部寄りの前記側壁部箇所を残して前記傾斜面を含む前記側壁部の上部が切り取られた欠部が形成され、
前記係合部は前記傾斜面および前記欠部を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
【請求項14】
前記平坦面が前記底壁部に対して直交する方向の前記取り付け部の位置決め面として形成されている、
ことを特徴とする請求項13記載の撮像装置。
【請求項15】
前記取り付け部に、前記付属機器が前記結合位置に位置した状態で前記付属機器の前記係脱位置方向への移動を阻止するロック機構が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項16】
前記取り付け部は、底壁部と、前記底壁部の両側から起立し前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する両側の側壁部と、前記底壁部上で両側の側壁部の間に形成された前記付属機器の装着スペースとを有し、
前記ロック機構は、
前記付属機器が前記結合位置に位置した状態で前記係脱位置方向に臨む前記付属機器の面に係合するロック位置と、前記側壁部に没入して前記装着スペースから退避した退避位置との間で前記装着スペースに対して出没可能に前記側壁部に配設されたロック用スライダと、
前記ロック用スライダを前記装着スペースへ出没させる出没機構と、
を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項15記載の撮像装置。
【請求項17】
前記出没機構は、前記ロック用スライダを前記ロック位置に位置する方向に付勢するスプリングを有し、
前記係脱位置に位置する前記付属機器移動用スライダに前記付属機器が係合する際に、前記付属機器に係合し前記ロック用スライダが前記ロック位置から前記退避位置に移動するカム面が前記ロック用スライダの先部に設けられている、
ことを特徴とする請求項16記載の撮像装置。
【請求項18】
前記出没機構は、
初期位置と押し込み位置との間で移動可能に配設されたリリースレバーと、
前記ロック用スライダを前記ロック位置に位置する方向に付勢しかつ前記リリースレバーを前記初期位置に付勢するスプリングと、
前記リリースレバーと前記ロック用スライダとを連結し前記リリースレバーの前記初期位置で前記ロック用スライダを前記ロック位置とし前記リリースレバーの前記押し込み位置で前記ロック用スライダを前記退避位置とする連動機構と、
含んで構成されていることを特徴とする請求項16記載の撮像装置。
【請求項19】
前記連動機構は、
前記リリースレバーと一体的に移動するカムピンと、
前記ロック用スライダに形成され前記カムピンに係合して前記リリースレバーの初期位置で前記ロック用スライダを前記ロック位置とし、前記リリースレバーの押し込み位置で前記ロック用スライダを前記退避位置とするカム溝と、
を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項18記載の撮像装置。
【請求項20】
前記取り付け部は、底壁部と、前記底壁部の両側から起立し前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する両側の側壁部とを有し、
前記取り付け部に、前記結合位置に位置する前記付属機器を、前記両側の側壁部のうちの一方の側壁部に押し付ける押し付け機構が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項21】
前記押し付け機構は、前記側壁部に前記付属機器移動用スライダの移動方向と直交する方向に移動可能にかつ前記直交する方向に延在する軸心周りに回転不能に設けられた押し付け用スライダと、
前記押し付け用スライダと一体に移動可能に設けられ前記直交する方向に軸心を有する雌ねじと、
前記側壁部に回転操作可能にかつ軸方向に移動不能に設けられたハンドルと、
前記ハンドルと一体に回転可能に設けられ前記雌ねじに螺合する雄ねじと、
を含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項20記載の撮像装置。
【請求項22】
前記取り付け部は、
底壁部と、前記底壁部の両側から起立し前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する両側の側壁部とを有し、
前記本体部側コネクタは前記底壁上で前記側壁の延在方向と直交する方向に延在している、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項23】
前記取り付け部は、
底壁部と、前記底壁部の両側から起立し前記付属機器移動用スライダの移動方向に延在する両側の側壁部とを有し、
前記本体部側コネクタは信号伝達用コネクタと電源伝達用コネクタとの2つのコネクタを含み、
それら2つのコネクタは、前記付属機器移動用スライダの移動方向に間隔をおいた前記底壁部の箇所で前記側壁部の延在方向と直交する方向に延在している、
ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公開番号】特開2008−124874(P2008−124874A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−307772(P2006−307772)
【出願日】平成18年11月14日(2006.11.14)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年11月14日(2006.11.14)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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