説明

操作つまみ

【課題】建具の厚さのバリエーションに対して同一の操作つまみを兼用することができ、簡素な形状で製造コストを低減することができ、交換作業を容易に行うことができ、且つ、ガタツキが生じることがなく確実に操作することができる操作つまみを提供する。
【解決手段】引戸又は折戸の縦框31に形成された内外方向の貫通孔31a内へ挿入される上下一対の水平板状の係合片11,12及び21,22が設けられた合成樹脂製の内側つまみ1及び外側つまみ2からなり、内側つまみ1及び外側つまみ2の上係合片11,21同士並びに内側つまみ1及び外側つまみ2の下係合片12,22同士が面接触し、これら接触面4,5を係合面6,7とするとともに、上下方向内側の係合片11,12間に内挿され、前記係合片の上下方向内側への変形を規制するロックピン3を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、網戸、ガラス戸若しくはアルミサッシ等の引戸又はアコーディオンカーテン、アコーディオンドア若しくは可動間仕切等の折戸において、これら建具により仕切る空間の内外から該建具を操作する操作つまみに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の操作つまみとして、同じ形状の合成樹脂製の操作つまみ半体の平板部の裏面側同士を対向させるとともに、一方の操作つまみ半体の係止用突片の係止爪部を他方の操作つまみ半体の係止孔に係止して組み立てられるもの(例えば、特許文献1参照。)、一組の引手本体の箱状段部上下面に設けられ引戸厚み方向に連設された側面視略三角形溝状の係止受部と、該係止受部に係入する係止爪を備えた弾性係止片とが対向して設けられ、引戸に穿設した貫通孔の両面から一組の引手本体双方のケーシングを嵌入すると弾性係止片の係止爪が対向する所望位置の係止受部の溝に係止されるもの(例えば、特許文献2参照。)等がある。
【0003】
【特許文献1】実開昭55−140647公報(第1図、第3−4図、第8−11図)
【特許文献2】特許第3822671号公報(図1−5、図7−8)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された操作つまみは、合成樹脂製の操作つまみの一方の操作つまみ半体の係止爪部を他方の操作つまみ半体の係止孔に係止する構成であるため、操作つまみの寸法精度が低いことから該操作つまみの操作時にガタツキが生じる場合がある。また、操作つまみが取り付けられる折り畳みドアの端部パネルの厚さのバリエーションに対応するためには、端部パネルの厚さに合わせた個別の操作つまみを用意する必要があり、同一の操作つまみを兼用することができない。
【0005】
特許文献2に記載された操作つまみ(引手)は、弾性係止片の係止爪が係止受部の引戸厚み方向に連設された所望位置の溝に係止されるため、引手が取り付けられる引戸の厚さのバリエーションに対して同一の引手を兼用することができるものである。しかし、剛性が比較的高く弾性変形しにくい箱状段部の係止受部に、剛性が比較的低く弾性変形しやすい弾性係止片の係止爪を係止させる構成であり、引戸に組み付けた後に取り外して交換することが困難である。また、組み付け後の取り外しを容易にするには、一対の引手本体を離反させることができるように、弾性係止片の剛性を大幅に低くして弾性変形しやすくする必要があり、そうするとガタツキが発生しやすく、引手が抜けやすくなる。さらに、係止爪を備えた弾性係止片が片持ち状の複雑な形状であること等から、製造コストが増大する。
【0006】
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、操作つまみが取り付けられる建具の厚さのバリエーションに対して同一の操作つまみを兼用することができ、簡素な形状で製造コストを低減することができ、交換作業を容易に行うことができ、且つ、ガタツキが生じることがなく確実に操作することができる操作つまみを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る操作つまみは、網戸、ガラス戸若しくはアルミサッシ等の引戸又はアコーディオンカーテン、アコーディオンドア若しくは可動間仕切等の折戸において、これら建具により仕切る空間の内外から該建具を操作する操作つまみであって、前記建具の縦框に形成された内外方向の貫通孔内へ挿入される上下一対の水平板状の係合片が設けられた合成樹脂製の内側つまみ及び外側つまみからなり、内側つまみ及び外側つまみの上係合片同士並びに内側つまみ及び外側つまみの下係合片同士が面接触し、これら接触面を係合面とするとともに、上下方向内側の係合片間に内挿され、前記係合片の上下方向内側への変形を規制する規制部材を備えてなるものである。
【0008】
ここで、前記係合面が、前記係合片の基体に弾性被膜をコーティングしたもの、若しくは、滑り止めテープ若しくはシートを貼付したもの、又は、前記基体自体に微細な凹凸加工を施したものにより構成されると好ましい。
【0009】
また、前記基体自体に施す微細な凹凸加工が、同一ピッチの、建具開閉方向の平目、斜目、四角目又は菱形目のローレットを、前記基体の成形時に一体成形したものであると好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る操作つまみによれば、網戸、ガラス戸若しくはアルミサッシ等の引戸又はアコーディオンカーテン、アコーディオンドア若しくは可動間仕切等の折戸において、これら建具により仕切る空間の内外から該建具を操作する操作つまみであって、前記建具の縦框に形成された内外方向の貫通孔内へ挿入される上下一対の水平板状の係合片が設けられた合成樹脂製の内側つまみ及び外側つまみからなり、内側つまみ及び外側つまみの上係合片同士並びに内側つまみ及び外側つまみの下係合片同士が面接触し、これら接触面を係合面とするとともに、上下方向内側の係合片間に内挿され、前記係合片の上下方向内側への変形を規制する規制部材を備えてなるので、上係合片同士及び下係合片同士の接触面が係合面であり、該係合面の適宜位置で係合するため、操作つまみが取り付けられる建具の厚さのバリエーションに対して同一の操作つまみを兼用可能であるとともに、上下一対の水平板状の係合片等からなる簡素な形状であるため製造コストを低減することができる。その上、規制部材が係合片の上下方向内側への変形を規制するため、内側つまみ及び外側つまみが係合した状態が維持され、ガタツキが生じることがなく確実に操作つまみを操作することができる。その上さらに、合成樹脂製の内側つまみ及び外側つまみの上下の係合片がともに比較的弾性変形しやく、規制部材を外すと容易に取り外すことができるため、交換作業を容易に行うことができる。
【0011】
また、前記係合面が、前記係合片の基体に弾性被膜をコーティングしたもの、若しくは、滑り止めテープ若しくはシートを貼付したもの、又は、前記基体自体に微細な凹凸加工を施したものにより構成されると、前記効果に加え、上下一対の水平板状の係合片の係合面に所要の摩擦係合力又は機械的係合力を付与しながら、上下一対の水平板状の係合片の係合面を摩擦係合面又は機械的係合面として容易に形成することができる。
【0012】
さらに、前記基体自体に施す微細な凹凸加工が、同一ピッチの、建具開閉方向の平目、斜目、四角目又は菱形目のローレットを、前記基体の成形時に一体成形したものであると、前記効果に加え、微細な凹凸を係合片の基体に容易に形成することができるため、製造コストをさらに低減することができる。その上、同一ピッチのローレットが確実に係合するため内側つまみ及び外側つまみの係合がより確実なものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。なお、本明細書においては、引戸の例として示す網戸Sを閉じる方向(閉方向、閉側)を前、網戸Sを開ける方向(開方向、開側)を後とし、前方に向かって左右を左右とする。また、建具により仕切られた内側空間側を内方、外側空間側を外方という。
【0014】
図1〜図7は、本発明の実施の形態に係る操作つまみの構成を示す説明図であり、図1は操作つまみを網戸に取り付けた状態を示す要部拡大斜視図、図2は同じく要部拡大縦断側面図、図3は操作つまみを取り外した状態を示す要部拡大斜視図、図4は一対の操作つまみを組み合わせた状態を示す斜視図、図5(a)は係合面の例を示す要部拡大斜視図、図5(b)は同じく一対の操作つまみを組み合わせた状態の要部拡大縦断側面図、図6及び図7は係合面の例を示す要部拡大斜視図である。なお、図2及び図5(b)においては、操作つまみ1により上下方向にスライド操作されるロック装置32を省略しており、図4においては、縦框31及びロック装置32を省略している。
【0015】
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態に係る操作つまみは、網戸Sの縦框31に取り付けられた合成樹脂製の内側つまみ1及び外側つまみ2からなり、内側つまみ1の上下の凹部13,14に指を入れて室内側から、外側つまみ2の上下の凹部23,24に指を入れて室外側から、網戸Sを前後方向にスライドさせて開閉することができる。また、網戸Sを閉じた際に、操作つまみを操作して下側にスライドさせると、該操作つまみに連動して網戸Sの開閉端(戸先)Eに取り付けられたロック装置32の係止片32bが下側に移動して図示しない開口部の縦枠に取り付けられた受け具33に係止するため施錠状態となり、該施錠状態において操作つまみを操作して上側にスライドさせると、該操作つまみに連動してロック装置32の係止片32bが上側に移動して受け具33から外れるため解錠状態となる。
【0016】
次に、操作つまみの網戸Sへの取り付け方法について説明する。図2及び図3に示すように、網戸Sの縦框31にはその左右側面(外面及び内面)に上下方向に延びる長孔31a,31aが形成され、縦框31に取り付けられたロック装置32における上下方向にスライド可能に支持されたスライダーには左右方向に貫通する通孔32aが形成されており、該通孔32aは左右方向視において縦框31の左右の長孔31a,31a内に露出している。また、内側つまみ1には左方(外方)へ突出する上下一対の水平板状の係合片11,12が、外側つまみ2には右方(内方)へ突出する上下一対の水平板状の係合片21,22が設けられており、これら係合片11,12,21,22はロック装置32の前記通孔32a内に挿入された状態で、上係合片同士11,21が面接触するとともに(接触面4)、下係合片同士12,22が面接触する(接触面5)。
【0017】
図4及び図5に示すように、内側つまみ1の上係合片11の上面及び外側つまみ2の上係合片21の下面(接触面4)には、摩擦係数が高い(静摩擦係数が0.8〜2.0程度)、例えばポリウレタン系樹脂等を主成分とする弾性被膜8がコーティングされており、内側つまみ1の下係合片12の下面及び外側つまみ2の下係合片22の上面(接触面5)にも前記弾性被膜8がコーティングされている。したがって、これらの弾性被膜8,8同士の接触により摩擦係合による係合面6,7が形成される。係合面6,7の摩擦係数は、弾性被膜8の材質及び厚さの変更等により変えることが容易であるため、所要の摩擦係合力を容易に設定することができる。なお、弾性被膜8を係合片の基体にコーティングして係合面6,7を形成する構成に限定されるものではなく、合成ゴム又は合成樹脂等からなる滑り止めテープ又はシートを係合片の基体に貼付することにより摩擦係合による係合面6,7を形成する構成としてもよい。
【0018】
図3に示すように縦框31の外側から外側つまみ2の上下の係合片21,22をロック装置32の通孔32a内に挿入し、図2に示すように外側つまみ2の内側面(右側面)の上下を縦框31の外側面(左側面)に当接させた状態で、図3に示すように縦框31の内側から内側つまみ1の上下の係合片11,12を前記通孔32a内の外側つまみ2の係合片21,22の間に挿入すると、図2に示すように内側つまみ1の外側面(左側面)の上下を縦框31の内側面(右側面)に当接させた状態とすることができ、この状態が前記係合面6,7の摩擦係合により保持される。
【0019】
図2〜図4及び図5(b)に示すように、外側つまみ2の通孔25から、係合片11,12,21,22の上下方向内側への変形を規制する規制部材であるロックピン3が挿入され、ロックピン3の上下面の前後方向に延びる突条3b,3bがそれぞれ係合片11の下面の前後方向に延びる凹条11a及び係合片12の上面の前後方向に延びる凹条12aに係合して位置決めされる。なお、ロックピン3の内側先端部にはその上下に斜面3a,3aが形成されているため、ロックピン3の挿入作業を容易に行うことができる。また、ロックピン3は、内側つまみ1の通孔15(図2参照。)からドライバー若しくは六角レンチ等の工具又はピン等を挿入することにより取り外すことができる。
【0020】
以上のような構成により、上係合片11,21同士及び下係合片12,22同士の接触面4,5が摩擦係合による係合面6,7であるため、該係合面6,7の適宜位置で摩擦係合する。したがって、操作つまみが取り付けられる網戸Sの縦框31の厚さのバリエーションに対して同一の操作つまみを兼用可能であるとともに、上下一対の水平板状の係合片11,12,21,22等からなる簡素な形状であるため製造コストを低減することができる。その上、ロックピン3が係合片11,12,21,22の上下方向内側への変形を規制するため、内側つまみ1及び外側つまみ2が係合した状態が維持され、ガタツキが生じることがなく確実に操作つまみを操作することができる。その上さらに、合成樹脂製の内側つまみ1及び外側つまみ2の上下の係合片11,12,21,22がいずれも比較的弾性変形しやすいものであるため、ロックピン3を外すと内側つまみ1及び外側つまみ2を容易に分離することができる。したがって、内側つまみ1及び外側つまみ2の交換作業を容易に行うことができる。
【0021】
次に、係合面6,7(例えば図5(b)参照。)のバリエーションについて説明する。上記のような摩擦係合ではなく機械的係合により係合面6,7を構成してもよく、例えば、係合片11,12,21,22の基体の成形時に、同一ピッチの図6に示すような前後方向の平目のローレット9(前後方向視で略三角形の凹凸が左右方向に連続するもの)を金型により一体成形してもよいし、同様にして同一ピッチの図7に示すような四角目のローレット10を一体成形してもよい。なお、図6及び図7においては、説明の都合上、ローレット9,10の凹凸の大きさを実際の大きさより拡大して示している。また、平目のローレット9又は四角目のローレット10に代えて、係合片11,12,21,22の基体に、同一ピッチの斜目又は菱形目のローレットを一体成形してもよい。
【0022】
このようなローレットのピッチを、例えば0.1mm〜0.2mm程度の微細なものとすれば、網戸Sの縦框31の厚さのバリエーションにきめ細かく対応することができるし、このような微細な凹凸により形成される係合面6,7の機械的係合によっても、前記規制部材であるロックピン3が係合片11,12間に内挿されるため、内側つまみ1と外側つまみ2とが係合した状態が維持され、ガタツキが生じることがなく確実に操作つまみを操作することができる。その上、係合片11,12,21,22の基体の成形時に金型による一体成形により前記ローレットを施すものであるため、係合面6,7を容易に形成することができる。したがって、製造コストをさらに低減することができる。その上さらに、同一ピッチのローレットが確実に係合するため内側つまみ1及び外側つまみ2の係合がより確実なものとなる。なお、金型による一体成形により係合片11,12,21,22の基体に施す微細な凹凸加工は、ローレットに限定されるものではなく、皮、梨地、木目、布目等のシボにより凹凸を形成してもよい。
【0023】
以上の説明においては、外側つまみ2の上下の係合片21,22の間に内側つまみ1の上下の係合片11,12を内挿させる場合について説明したが、内側つまみ1の上下の係合片11,12の間に外側つまみ2の上下の係合片21,22を内挿させる構成としてもよい。あるいは、内側つまみ1の上下の係合片11,12のそれぞれの上側に外側つまみ2の上下の係合片21,22が位置する構成としてもよいし、内側つまみ1の上下の係合片11,12のそれぞれの下側に外側つまみ2の上下の係合片21,22が位置する構成としてもよい。すなわち、内側つまみ1及び外側つまみ2の上係合片同士11,21並びに内側つまみ1及び外側つまみ2の下係合片同士12,22が面接触し、これら接触面4,5が前記のような摩擦係合面又は機械的係合面6,7であればよい。
【0024】
ここで、内側つまみ1の上下の係合片11,12のそれぞれの上側に外側つまみ2の上下の係合片21,22が位置する構成、又は、内側つまみ1の上下の係合片11,12のそれぞれの下側に外側つまみ2の上下の係合片21,22が位置する構成を採用した場合においては、ロックピン3が内側つまみ1の係合片と外側つまみ2の係合片との間に挿入されるため、特に網戸Sの縦框31の厚みが薄い場合において、ロックピン3の上下面の突条3b,3bに対して上下の係合片11,12の凹条がずれる場合があり得る。このような場合においては、例えば上下の係合片11,12の一方のみに凹条を設ける構成とすればよい。
【0025】
また、以上の説明においては、本発明の操作つまみを網戸Sの縦框31に取り付ける場合について説明したが、本発明の操作つまみはガラス戸若しくはアルミサッシ等の引戸又はアコーディオンカーテン、アコーディオンドア若しくは可動間仕切等の折戸に取り付けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施の形態に係る操作つまみを網戸に取り付けた状態を示す要部拡大斜視図である。
【図2】同じく要部拡大縦断側面図である。
【図3】操作つまみを取り外した状態を示す要部拡大斜視図である。
【図4】一対の操作つまみを組み合わせた状態を示す斜視図である。
【図5】係合面の例を示す図であり、(a)は要部拡大斜視図、(b)は一対の操作つまみを組み合わせた状態の要部拡大縦断側面図である。
【図6】係合面の例を示す要部拡大斜視図である。
【図7】係合面の例を示す要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
【0027】
1 内側つまみ
2 外側つまみ
3 ロックピン(規制部材)
4,5 接触面
6,7 係合面
8 弾性被膜
9 ローレット(平目)
10 ローレット(四角目)
11 上係合片
12 下係合片
13,14 凹部
15 通孔
21 上係合片
22 下係合片
23,24 凹部
25 通孔
31 縦框
31a 長孔
32 ロック装置
32a 通孔
32b 係止片
33 受け具
E 開閉端
S 網戸(引戸)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
網戸、ガラス戸若しくはアルミサッシ等の引戸又はアコーディオンカーテン、アコーディオンドア若しくは可動間仕切等の折戸において、これら建具により仕切る空間の内外から該建具を操作する操作つまみであって、
前記建具の縦框に形成された内外方向の貫通孔内へ挿入される上下一対の水平板状の係合片が設けられた合成樹脂製の内側つまみ及び外側つまみからなり、内側つまみ及び外側つまみの上係合片同士並びに内側つまみ及び外側つまみの下係合片同士が面接触し、これら接触面を係合面とするとともに、上下方向内側の係合片間に内挿され、前記係合片の上下方向内側への変形を規制する規制部材を備えてなることを特徴とする操作つまみ。
【請求項2】
前記係合面が、前記係合片の基体に弾性被膜をコーティングしたもの、若しくは、滑り止めテープ若しくはシートを貼付したもの、又は、前記基体自体に微細な凹凸加工を施したものにより構成される請求項1記載の操作つまみ。
【請求項3】
前記基体自体に施す微細な凹凸加工が、同一ピッチの、建具開閉方向の平目、斜目、四角目又は菱形目のローレットを、前記基体の成形時に一体成形したものである請求項2記載の操作つまみ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−190238(P2008−190238A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−26511(P2007−26511)
【出願日】平成19年2月6日(2007.2.6)
【出願人】(000211695)中西金属工業株式会社 (222)