説明

改変した抗体組成物、それを作製および使用する方法

本開示は、マスキング部分(MM)で改変した抗体または抗体断片(AB)を含有する改変抗体を提供する。そのような改変抗体は切断可能な部分(CM)とさらにカップリングして活性化可能な抗体(AA)をもたらすことができ、CMは、切断、還元もしくは光分解、または他の様式で改変することができる。AAは、ABが、たとえば、CMを切断、還元、または光分解することができる薬剤の存在下におけるCMの切断、還元、または光分解によるMMの除去の後に、標的により接近可能となるような、活性化可能なコンホメーションを示すことができる。本開示は、そのような改変抗体および活性化可能な抗体を作製および使用する方法をさらに提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
その標的と特異的に結合することができ、マスキング部分(MM)とカップリングした、抗体または抗体断片(AB)を含む改変抗体であって、前記MMのカップリングにより、前記標的に対する前記MMとカップリングした前記ABの解離定数(K)が前記標的に対する前記MMとカップリングしていない前記ABのKの少なくとも100倍になるように、前記ABがその標的と結合する能力が低下する、改変抗体。
【請求項2】
前記標的に対する前記MMとカップリングした前記ABのKが、前記標的に対する前記MMとカップリングしていない前記ABのKの少なくとも1000倍である、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項3】
前記標的に対する前記MMとカップリングした前記ABのKが、前記標的に対する前記MMとカップリングしていない前記ABのKの少なくとも10,000倍である、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項4】
標的の存在下で、前記MMと前記ABとのカップリングにより、標的置換アッセイを用いてin vitroでアッセイした場合に、前記ABがその標的と結合する能力が、前記MMとカップリングしていない前記ABがその標的と結合する能力と比較して少なくとも90%低下する、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項5】
前記MMと前記ABとのカップリングにより、前記ABがその標的と結合する能力が少なくとも12時間の間低下する、請求項4に記載の改変抗体。
【請求項6】
前記MMと前記ABとのカップリングにより、前記ABがその標的と結合する能力が少なくとも24時間の間低下する、請求項4に記載の改変抗体。
【請求項7】
前記MMと前記ABとのカップリングにより、前記ABがその標的と結合する能力が少なくとも72時間の間低下する、請求項4に記載の改変抗体。
【請求項8】
前記ABに対する前記MMの解離定数(K)が、前記標的に対する前記ABのKの少なくとも100倍である、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項9】
前記ABに対する前記MMのKが10nM未満である、請求項8に記載の改変抗体。
【請求項10】
前記ABに対する前記MMのKが5nM未満である、請求項8に記載の改変抗体。
【請求項11】
前記ABに対する前記MMのKが約1nMである、請求項8に記載の改変抗体。
【請求項12】
切断可能な部分(CM)とさらにカップリングしている、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項13】
前記CMを酵素によって切断することができる、請求項12に記載の改変抗体。
【請求項14】
前記CMを還元剤によって還元することができる、請求項12に記載の改変抗体。
【請求項15】
前記CMを光分解することができる、請求項12に記載の改変抗体。
【請求項16】
前記MMが前記ABの抗原結合ドメインと特異的に結合することができる、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項17】
前記MMと前記抗原結合ドメインとの結合が非共有結合である、請求項16に記載の改変抗体。
【請求項18】
前記MMが、その標的とアロステリックに結合する前記ABの能力を低下させる、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項19】
前記MMが、その標的と立体的に結合する前記ABの能力を低下させる、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項20】
前記CMを、酵素によって少なくとも約1×10−1−1の速度で特異的に切断することができる、請求項12に記載の改変抗体。
【請求項21】
前記CMを、酵素によって少なくとも5×10−1Sの速度で特異的に切断することができる、請求項20に記載のAB。
【請求項22】
前記CMを、酵素によって少なくとも10×10−1Sの速度で特異的に切断することができる、請求項20に記載の改変抗体。
【請求項23】
前記抗体断片が、Fab’断片、F(ab’)2断片、scFv、scAB、dAb、単一ドメイン重鎖抗体、および単一ドメイン軽鎖抗体からなる群より選択される、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項24】
前記ABが表2の抗体からなる群より選択される、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項25】
前記ABがアレムツズマブではない、請求項24に記載の改変抗体。
【請求項26】
前記ABが、セツキシマブ、パニツムマブ、インフリキシマブ、アダリムマブ、エファリズマブ、イピリムマブ、トレメリムマブ、アデカツムマブ、Hu5c8、アレムツズマブ、ラニビズマブ、トシツモマブ、イブリツモマブチウキセタン、リツキシマブ、インフリキシマブ、ベバシズマブ、またはフィギツムマブである、請求項24に記載の改変抗体。
【請求項27】
前記標的が表1の標的からなる群より選択される、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項28】
前記標的がCD52ではない、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項29】
前記標的が、EGFR、TNFアルファ、CD11a、CSFR、CTLA−4、EpCAM、VEGF、CD40、CD20、Notch1、Notch2、Notch3、Notch4、Jagged1、Jagged2、CD52、MUC1、IGF1R、トランスフェリン、gp130、VCAM−1、CD44、DLL4、またはIL4である、請求項27に記載の改変抗体。
【請求項30】
第2のABをさらに含み、前記第2のABの標的が表1の標的からなる群より選択される、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項31】
前記CMが前記MM内に位置する、請求項12に記載の改変抗体。
【請求項32】
前記CMが表3の酵素からなる群より選択される酵素の基質である、請求項12に記載の改変抗体。
【請求項33】
前記CMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項32に記載の改変抗体。
【請求項34】
前記ABが表2の抗体からなる群より選択される、請求項32に記載の改変抗体。
【請求項35】
前記ABがアレムツズマブではない、請求項32に記載の改変抗体。
【請求項36】
前記ABが、セツキシマブ、パニツムマブ、インフリキシマブ、アダリムマブ、エファリズマブ、イピリムマブ、トレメリムマブ、アデカツムマブ、Hu5c8、アレムツズマブ、ラニビズマブ、トシツモマブ、イブリツモマブチウキセタン、リツキシマブ、インフリキシマブ、ベバシズマブ、またはフィギツムマブである、請求項34に記載の改変抗体。
【請求項37】
前記標的が表1の標的からなる群より選択される、請求項32に記載の改変抗体。
【請求項38】
前記標的がCD52ではない、請求項37に記載の改変抗体。
【請求項39】
前記標的が、EGFR、TNFアルファ、CD11a、CSFR、CTLA−4、EpCAM、VEGF、CD40、CD20、Notch1、Notch2、Notch3、Notch4、Jagged1、Jagged2、CD52、MUC1、IGF1R、トランスフェリン、gp130、VCAM−1、CD44、DLL4、またはIL4である、請求項37に記載の改変抗体。
【請求項40】
酵素によって特異的に修飾することができる第2の切断可能な部分(CM)とさらにカップリングしている、請求項12に記載の改変抗体。
【請求項41】
前記第2のCMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項40に記載の改変抗体。
【請求項42】
前記MMが、前記ABの天然の結合パートナーに対して50%より高いアミノ酸配列類似性を含まない、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項43】
前記ABと前記MMとの間に位置するリンカーペプチドをさらに含む、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項44】
前記MMと前記CMとの間に位置するリンカーペプチドをさらに含む、請求項12に記載の改変抗体。
【請求項45】
前記ABと前記CMとの間に位置するリンカーペプチドをさらに含む、請求項12に記載の改変抗体。
【請求項46】
第1のリンカーペプチドが前記ABと前記CMとの間に位置し、第2のリンカーペプチドが前記MMと前記CMとの間に位置する、2つのリンカーペプチドをさらに含む、請求項12に記載の改変抗体。
【請求項47】
前記リンカーが、切断可能なリンカー、切断不可能なリンカー、および分枝状リンカーからなる群より選択される、請求項43に記載の改変抗体。
【請求項48】
前記リンカーが、切断可能なリンカー、切断不可能なリンカー、および分枝状リンカーからなる群より選択される、請求項44に記載の改変抗体。
【請求項49】
前記リンカーが、切断可能なリンカー、切断不可能なリンカー、および分枝状リンカーからなる群より選択される、請求項45に記載の改変抗体。
【請求項50】
前記リンカーが、切断可能なリンカー、切断不可能なリンカー、および分枝状リンカーからなる群より選択される、請求項46に記載の改変抗体。
【請求項51】
検出可能な部分をさらに含む、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項52】
酵素によって特異的に修飾することができる前記ABとカップリングした切断可能な部分(CM)をさらに含む、請求項47に記載の改変抗体。
【請求項53】
前記検出可能な部分が診断剤である、請求項47に記載の改変抗体。
【請求項54】
前記ABと結合体化した薬剤をさらに含む、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項55】
前記薬剤が治療剤である、請求項54に記載の改変抗体。
【請求項56】
特異的に切断することができる前記ABとカップリングした切断可能な部分(CM)をさらに含む、請求項54に記載の改変抗体。
【請求項57】
前記薬剤が抗腫瘍剤である、請求項56に記載の改変抗体。
【請求項58】
前記抗体または抗体断片が、表2の抗体からなる群より選択される、請求項56に記載の改変抗体。
【請求項59】
前記ABがアレムツズマブではない、請求項56に記載の改変抗体。
【請求項60】
前記抗体または抗体断片が、セツキシマブ、パニツムマブ、インフリキシマブ、アダリムマブ、エファリズマブ、イピリムマブ、トレメリムマブ、アデカツムマブ、Hu5c8、アレムツズマブ、ラニビズマブ、トシツモマブ、イブリツモマブチウキセタン、リツキシマブ、インフリキシマブ、ベバシズマブ、またはフィギツムマブである、請求項58に記載の改変抗体。
【請求項61】
前記標的が表1の標的からなる群より選択される、請求項56に記載の改変抗体。
【請求項62】
前記標的がCD52ではない、請求項56に記載の改変抗体。
【請求項63】
前記標的が、EGFR、TNFアルファ、CD11a、CSFR、CTLA−4、EpCAM、VEGF、CD40、CD20、Notch1、Notch2、Notch3、Notch4、Jagged1、Jagged2、CD52、MUC1、IGF1R、トランスフェリン、gp130、VCAM−1、CD44、DLL4、またはIL4である、請求項61に記載の改変抗体。
【請求項64】
前記CMが表3の酵素からなる群より選択される酵素の基質である、請求項56に記載の改変抗体。
【請求項65】
前記CMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項64に記載の改変抗体。
【請求項66】
前記CMを光分解によって切断することができる、請求項56に記載の改変抗体。
【請求項67】
前記薬剤が前記ABの炭水化物部分と結合体化している、請求項54に記載の改変抗体。
【請求項68】
前記炭水化物部分が前記ABの抗原結合領域の外に配置されている、請求項67に記載の改変抗体。
【請求項69】
前記薬剤が前記ABのスルフヒドリル基と結合体化している、請求項54に記載の改変抗体。
【請求項70】
生物に投与した場合に、前記組成物の血清半減期が少なくとも5日間である、請求項12に記載の改変抗体。
【請求項71】
前記MMのコンセンサス配列が、CISPRGC、C(N/P)H(HVF)(Y/T)(F/W/T/L)(Y/G/T/S)(T/S/Y/H)CGCISPRGCG、xCxxYQCLxxxxxx、XXQPxPPRVXX、PxPGFPYCxxxx、xxxxQxxPWPP、GxGxCYTILExxCxxxR、GxxxCYxIxExxCxxxx、GxxxCYxIxExWCxxxx、xxxCCxxYxIxxCCxxx、またはxxxxxYxILExxxxxである、請求項1に記載の改変抗体。
【請求項72】
前記コンセンサス配列が、抗VEGF抗体、抗EFGR抗体、または抗CTLA−4抗体との結合に特異的である、請求項57に記載の改変抗体。
【請求項73】
その標的と特異的に結合することができ、マスキング部分(MM)とカップリングした、抗体または抗体断片(AB)を含む改変抗体であって、前記MMと前記ABとのカップリングにより、標的置換アッセイを用いてin vitroでアッセイした場合に、前記ABが前記標的と結合する能力が、前記MMとカップリングしていない前記ABが前記標的と結合する能力と比較して少なくとも90%低下する、改変抗体。
【請求項74】
前記ABと前記標的との結合が少なくとも12時間の間低下される、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項75】
前記ABと前記標的との結合が少なくとも24時間の間低下される、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項76】
前記ABと前記標的との結合が少なくとも72時間の間低下される、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項77】
前記標的に対する前記MMとカップリングした前記ABの解離定数(K)が前記標的に対する前記MMとカップリングしていない前記ABのKよりも少なくとも100倍高い、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項78】
前記ABに対する前記MMの解離定数(K)が前記標的に対する前記ABのKよりも少なくとも100倍高い、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項79】
前記ABに対する前記MMのKが10nM未満である、請求項78に記載の改変抗体。
【請求項80】
前記ABに対する前記MMのKが5nM未満である、請求項78に記載の改変抗体。
【請求項81】
前記ABに対する前記MMのKが約1nMである、請求項78に記載の改変抗体。
【請求項82】
前記ABと前記MMとの間にリンカーをさらに含む、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項83】
前記リンカーが切断可能な部分(CM)を含む、請求項82に記載の改変抗体。
【請求項84】
前記MMが前記ABの抗原結合ドメインと特異的に結合することができる、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項85】
前記CMを、酵素によって少なくとも1×10−1−1の速度で特異的に切断することができる、請求項83に記載の改変抗体。
【請求項86】
前記CMを、酵素によって少なくとも5×10−1Sの速度で特異的に切断することができる、請求項83に記載の改変抗体。
【請求項87】
前記CMを、酵素によって少なくとも10×10−1Sの速度で特異的に切断することができる、請求項83に記載の改変抗体。
【請求項88】
前記CMを還元剤によって切断することができる、請求項83に記載の改変抗体。
【請求項89】
前記CMを光分解によって切断することができる、請求項83に記載の改変抗体。
【請求項90】
前記抗体断片が、Fab’断片、F(ab’)2断片、scFv、scAB、dAb、単一ドメイン重鎖抗体、および単一ドメイン軽鎖抗体からなる群より選択される、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項91】
前記ABが表2の抗体からなる群より選択される、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項92】
前記ABが、セツキシマブ、パニツムマブ、インフリキシマブ、アダリムマブ、エファリズマブ、イピリムマブ、トレメリムマブ、アデカツムマブ、Hu5c8、アレムツズマブ、ラニビズマブ、トシツモマブ、イブリツモマブチウキセタン、リツキシマブ、インフリキシマブ、ベバシズマブ、またはフィギツムマブである、請求項91に記載の改変抗体。
【請求項93】
前記標的が表1の標的からなる群より選択される、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項94】
前記標的が、EGFR、TNFアルファ、CD11a、CSFR、CTLA−4、EpCAM、VEGF、CD40、CD20、Notch1、Notch2、Notch3、Notch4、Jagged1、Jagged2、CD52、MUC1、IGF1R、トランスフェリン、gp130、VCAM−1、CD44、DLL4、またはIL4である、請求項93に記載の改変抗体。
【請求項95】
前記ABがアレムツズマブではない、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項96】
前記標的がCD52ではない、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項97】
前記CMが表3の酵素からなる群より選択される酵素の基質である、請求項83に記載の改変抗体。
【請求項98】
前記CMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項97に記載の改変抗体。
【請求項99】
酵素によって特異的に修飾することができる第2の切断可能な部分(CM)とさらにカップリングしている、請求項83に記載の改変抗体。
【請求項100】
前記第2のCMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項99に記載の改変抗体。
【請求項101】
前記MMが、前記ABの天然の結合パートナーに対して50%より高いアミノ酸配列類似性を含まない、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項102】
検出可能な部分をさらに含む、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項103】
前記ABと結合体化した薬剤をさらに含む、請求項73に記載の改変抗体。
【請求項104】
(a)その標的と特異的に結合することができる抗体または抗体断片(AB)と、
(b)前記ABとその標的との特異的結合を阻害することができる、前記ABとカップリングしたマスキング部分(MM)と、
(c)酵素によって特異的に切断することができる前記ABとカップリングした切断可能な部分(CM)と
を含む活性化可能な抗体(AA)であって、
前記AAが前記CMを切断するために十分な酵素活性の存在下にない場合に、前記MMが、前記AAが前記CMを切断するために十分な酵素活性の存在下にあって前記MMが前記ABとその標的との特異的結合を阻害しない場合と比較して、前記ABとその標的との特異的結合を少なくとも90%低下させる、活性化可能な抗体(AA)。
【請求項105】
前記ABとその標的との結合が少なくとも12時間の間低下される、請求項104に記載のAA。
【請求項106】
前記ABとその標的との結合が少なくとも24時間の間低下される、請求項104に記載のAA。
【請求項107】
前記ABとその標的との結合が少なくとも72時間の間低下される、請求項104に記載のAA。
【請求項108】
前記標的に対する前記MMおよびCMとカップリングした前記ABの解離定数(K)が、前記標的に対する前記MMおよびCMとカップリングしていない前記ABのKよりも少なくとも100倍高い、請求項104に記載のAA。
【請求項109】
前記ABに対する前記MMの解離定数(K)が前記標的に対する前記ABのKよりも少なくとも100倍高い、請求項104に記載のAA。
【請求項110】
前記ABに対する前記MMのKが10nM未満である、請求項109に記載の改変抗体。
【請求項111】
前記ABに対する前記MMのKが5nM未満である、請求項109に記載の改変抗体。
【請求項112】
前記ABに対する前記MMのKが約1nMである、請求項109に記載の改変抗体。
【請求項113】
前記MMが前記ABの抗原結合ドメインと特異的に結合することができる、請求項104に記載のAA。
【請求項114】
前記CMを、酵素によって少なくとも約1×10−1−1の速度で特異的に切断することができる、請求項104に記載のAA。
【請求項115】
前記CMを、酵素によって少なくとも5×10−1Sの速度で特異的に還元することができる、請求項104に記載のAA。
【請求項116】
前記CMを、酵素によって少なくとも10×10−1Sの速度で特異的に還元することができる、請求項104に記載のAA。
【請求項117】
前記抗体断片が、Fab’断片、F(ab’)2断片、scFv、scAB、dAb、単一ドメイン重鎖抗体、および単一ドメイン軽鎖抗体からなる群より選択される、請求項104に記載のAA。
【請求項118】
前記ABが表2の抗体からなる群より選択される、請求項104に記載のAA。
【請求項119】
前記ABが、セツキシマブ、パニツムマブ、インフリキシマブ、アダリムマブ、エファリズマブ、イピリムマブ、トレメリムマブ、アデカツムマブ、Hu5c8、アレムツズマブ、ラニビズマブ、トシツモマブ、イブリツモマブチウキセタン、リツキシマブ、インフリキシマブ、ベバシズマブ、またはフィギツムマブである、請求項118に記載のAA。
【請求項120】
前記標的が表1の標的からなる群より選択される、請求項104に記載のAA。
【請求項121】
前記標的が、EGFR、TNFアルファ、CD11a、CSFR、CTLA−4、EpCAM、VEGF、CD40、CD20、Notch1、Notch2、Notch3、Notch4、Jagged1、Jagged2、CD52、MUC1、IGF1R、トランスフェリン、gp130、VCAM−1、CD44、DLL4、またはIL4である、請求項120に記載のAA。
【請求項122】
前記ABがアレムツズマブではない、請求項104に記載のAA。
【請求項123】
前記標的がCD52ではない、請求項104に記載のAA。
【請求項124】
前記CMが表3の酵素からなる群より選択される酵素の基質である、請求項104に記載のAA。
【請求項125】
前記CMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項124に記載のAA。
【請求項126】
酵素によって特異的に修飾することができる第2の切断可能な部分(CM)とさらにカップリングしている、請求項104に記載のAA。
【請求項127】
前記第2のCMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項126に記載のAA。
【請求項128】
前記CMが前記MM内に位置する、請求項104に記載のAA。
【請求項129】
前記MMが、前記ABの天然の結合パートナーに対して50%より高いアミノ酸配列類似性を含まない、請求項104に記載のAA。
【請求項130】
前記MMと前記CMとの間に位置するリンカーペプチドをさらに含む、請求項104に記載のAA。
【請求項131】
前記ABと前記CMとの間に位置するリンカーペプチドをさらに含む、請求項104に記載のAA。
【請求項132】
検出可能な部分をさらに含む、請求項104に記載のAA。
【請求項133】
前記ABと結合体化した薬剤をさらに含む、請求項104に記載のAA。
【請求項134】
(a)それぞれがその標的と特異的に結合することができる、2つの抗体または抗体断片(AB1およびAB2)と、
(b)AB1およびAB2とその標的との特異的結合を阻害することができる、AB1またはAB2のどちらかとカップリングした少なくとも1つのマスキング部分(MM)と、
(c)酵素によって特異的に切断されて、AAC組成物を活性化することができる、AB1またはAB2のどちらかとカップリングした少なくとも1つの切断可能な部分(CM)と
を含む活性化可能な抗体複合体(AAC)であって、
前記AACが切断されていない状態である場合、前記MMはAB1およびAB2とその標的との特異的結合を阻害し、前記AACが切断された状態である場合、前記MMはAB1およびAB2とその標的との特異的結合を阻害しない、活性化可能な抗体複合体(AAC)。
【請求項135】
前記複合体が二重特異的である、請求項134に記載の組成物。
【請求項136】
AB1およびAB2が同じ標的上の同じエピトープと結合する、請求項134に記載の組成物。
【請求項137】
AB1およびAB2が同じ標的上の異なるエピトープと結合する、請求項134に記載の組成物。
【請求項138】
AB1およびAB2が異なる標的上の異なるエピトープと結合する、請求項134に記載の組成物。
【請求項139】
前記CMを、酵素によって少なくとも約1×10−1−1の速度で特異的に切断することができる、請求項134に記載の組成物。
【請求項140】
前記抗体断片が、Fab’断片、F(ab’)2断片、scFv、scAB、dAb、単一ドメイン重鎖抗体、および単一ドメイン軽鎖抗体からなる群より選択される、請求項134に記載の組成物。
【請求項141】
AB1および/またはAB2が、表2の抗体からなる群より選択される、請求項134に記載の組成物。
【請求項142】
AB1および/またはAB2が、セツキシマブ、パニツムマブ、インフリキシマブ、アダリムマブ、エファリズマブ、イピリムマブ、トレメリムマブ、アデカツムマブ、Hu5c8、アレムツズマブ、ラニビズマブ、トシツモマブ、イブリツモマブチウキセタン、リツキシマブ、インフリキシマブ、ベバシズマブ、またはフィギツムマブである、請求項134に記載の組成物。
【請求項143】
前記標的が表1の標的からなる群より選択される、請求項134に記載の組成物。
【請求項144】
AB1および/またはAB2が、EGFR、TNFアルファ、CD11a、CSFR、CTLA−4、EpCAM、VEGF、CD40、CD20、Notch1、Notch2、Notch3、Notch4、Jagged1、Jagged2、CD52、MUC1、IGF1R、トランスフェリン、gp130、VCAM−1、CD44、DLL4、またはIL4である、請求項134に記載の組成物。
【請求項145】
AB1およびAB2が、それぞれ、EGFRおよびVEGF、Notch受容体およびEGFR、JaggedリガンドおよびEGFRまたはcMETおよびVEGFと結合することができる、請求項134に記載の組成物。
【請求項146】
前記CMが表3の酵素からなる群より選択される酵素の基質である、請求項134に記載の組成物。
【請求項147】
前記CMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項134に記載の組成物。
【請求項148】
酵素によって特異的に切断することができる第2の切断可能な部分(CM)とさらにカップリングしている、請求項134に記載の組成物。
【請求項149】
前記第2のCMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項148に記載の組成物。
【請求項150】
前記MMが、前記ABの天然の結合パートナーに対して50%より高いアミノ酸配列類似性を含まない、請求項134に記載の組成物。
【請求項151】
検出可能な部分をさらに含む、請求項134に記載の組成物。
【請求項152】
前記ABと結合体化した薬剤をさらに含む、請求項134に記載の組成物。
【請求項153】
被験体における状態を処置または診断する方法であって、
(a)その標的と特異的に結合することができる抗体または抗体断片(AB)と、
(b)前記ABとその標的との特異的結合を阻害することができる、前記ABとカップリングしたマスキング部分(MM)と、
(c)酵素によって特異的に切断することができる前記ABとカップリングした切断可能な部分(CM)と
を含む組成物を前記被験体に投与することを含み、
前記被験体に投与した際、前記AAが前記CMを切断するために十分な酵素活性の存在下にない場合に、前記MMが、前記AAが前記CMを切断するために十分な酵素活性の存在下にあって前記MMが前記ABとその標的との特異的結合を阻害しない場合と比較して、前記ABとその標的との特異的結合を少なくとも90%低下させる、方法。
【請求項154】
前記ABが、Fab’断片、F(ab’)2断片、scFv、scAB、dAb、単一ドメイン重鎖抗体、および単一ドメイン軽鎖抗体からなる群より選択される、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
前記状態が癌である、請求項153に記載の方法。
【請求項156】
前記MMが前記ABの天然の結合パートナーではない、請求項153に記載の方法。
【請求項157】
前記ABが表2の抗体からなる群より選択される、請求項153に記載の方法。
【請求項158】
前記ABが、セツキシマブ、パニツムマブ、インフリキシマブ、アダリムマブ、エファリズマブ、イピリムマブ、トレメリムマブ、アデカツムマブ、Hu5c8、アレムツズマブ、ラニビズマブ、トシツモマブ、イブリツモマブチウキセタン、リツキシマブ、インフリキシマブ、ベバシズマブ、またはフィギツムマブである、請求項157に記載の方法。
【請求項159】
前記標的が表1の標的の群から選択される、請求項153に記載の方法。
【請求項160】
前記標的が、EGFR、TNFアルファ、CD11a、CSFR、CTLA−4、EpCAM、VEGF、CD40、CD20、Notch1、Notch2、Notch3、Notch4、Jagged1、Jagged2、CD52、MUC1、IGF1R、トランスフェリン、gp130、VCAM−1、CD44、DLL4、またはIL4である、請求項159に記載の方法。
【請求項161】
前記ABがアレムツズマブではない、請求項153に記載の方法。
【請求項162】
前記標的がCD52ではない、請求項153に記載の方法。
【請求項163】
前記CMが表3の酵素からなる群より選択される酵素の基質である、請求項153に記載の方法。
【請求項164】
前記CMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項163に記載の方法。
【請求項165】
哺乳動物被験体において血管形成を阻害する方法であって、血管形成の阻害を必要としている被験体に、治療上有効な量の請求項12に記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。
【請求項166】
前記標的が、EGFR、TNFアルファ、CD11a、CSFR、CTLA−4、EpCAM、VEGF、CD40、CD20、Notch1、Notch2、Notch3、Notch4、Jagged1、Jagged2、CD52、MUC1、IGF1R、トランスフェリン、gp130、VCAM−1、CD44、DLL4、またはIL4である、請求項165に記載の方法。
【請求項167】
前記ABが、セツキシマブ、パニツムマブ、インフリキシマブ、アダリムマブ、エファリズマブ、イピリムマブ、トレメリムマブ、アデカツムマブ、Hu5c8、アレムツズマブ、ラニビズマブ、トシツモマブ、イブリツモマブチウキセタン、リツキシマブ、インフリキシマブ、ベバシズマブ、またはフィギツムマブである、請求項165に記載の方法。
【請求項168】
前記CMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項165に記載の方法。
【請求項169】
活性化可能な抗体(AA)組成物を作製する方法であって、
(a)その標的と特異的に結合することができる抗体または抗体断片(AB)を提供するステップと、
(b)前記ABとその標的との特異的結合を阻害することができるマスキング部分(MM)を、前記ABとカップリングさせるステップと、
(c)酵素によって特異的に切断することができる切断可能な部分(CM)を、前記ABとカップリングさせるステップと
を含み、
前記標的に対する前記MMとカップリングした前記ABの解離定数(K)が前記標的に対する前記MMとカップリングしていない前記ABのKよりも少なくとも100倍高い、方法。
【請求項170】
前記ABが、表2の抗体からなる群より選択される抗体であるか、またはそれに由来する、請求項166に記載の方法。
【請求項171】
前記ABが、セツキシマブ、パニツムマブ、インフリキシマブ、アダリムマブ、エファリズマブ、イピリムマブ、トレメリムマブ、アデカツムマブ、Hu5c8、アレムツズマブ、ラニビズマブ、トシツモマブ、イブリツモマブチウキセタン、リツキシマブ、インフリキシマブ、ベバシズマブ、またはフィギツムマブであるか、あるいはそれに由来する、請求項166に記載の方法。
【請求項172】
前記ABがアレムツズマブではない、請求項166に記載の方法。
【請求項173】
前記標的がCD52ではない、請求項166に記載の方法。
【請求項174】
前記CMが表3の酵素からなる群より選択される酵素の基質である、請求項166に記載の方法。
【請求項175】
前記CMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項166に記載の方法。
【請求項176】
候補ペプチドをスクリーニングして抗体または抗体断片(AB)と結合することができるマスキング部分(MM)ペプチドを同定する方法であって、
(a)それぞれのペプチド足場が、
(i)膜貫通タンパク質(TM)、および
(ii)候補ペプチド
を含む、ペプチド足場のライブラリを提供するステップと、
(b)ABを前記ライブラリと接触させるステップと、
(c)前記ABと結合することができる少なくとも1つの候補ペプチドを同定するステップと、
(d)前記ABに対する前記候補ペプチドの解離定数(K)が1〜10nMであるかどうかを決定するステップと
を含む、方法。
【請求項177】
前記ライブラリがウイルス、細胞または胞子を含む、請求項176に記載の方法。
【請求項178】
前記ライブラリがE.coliを含む、請求項176に記載の方法。
【請求項179】
前記ペプチド足場が検出可能な部分をさらに含む、請求項176に記載の方法。
【請求項180】
候補ペプチドをスクリーニングして、最適なマスキング効率で抗体または抗体断片(AB)をマスキングすることができるマスキング部分(MM)ペプチドを同定する方法であって、
(a)それぞれが候補ペプチドとカップリングした、標的と特異的に結合することができる複数のABを含むライブラリを提供するステップと、
(b)それぞれのライブラリメンバーを前記標的と共にインキュベートするステップと、
(c)前記標的に対するそれぞれのライブラリメンバーの結合親和性を、前記標的に対する候補ペプチドとカップリングしていないそれぞれのABの結合親和性と比較するステップと
を含む、方法。
【請求項181】
ステップcにおいて、最適な結合効率が、前記標的に対するライブラリメンバーの結合親和性が、前記標的に対する改変していない前記ABの結合親和性と比較して10%である場合である、請求項180に記載の方法。
【請求項182】
前記ABが同じである、請求項180に記載の方法。
【請求項183】
バイオアベイラビリティが向上した抗体治療剤であって、第1の組織中での前記抗体治療剤とその標的との結合の親和性が、第2の組織中での前記抗体治療剤とその標的との結合と比較した場合により低い、抗体治療剤。
【請求項184】
前記標的が、EGFR、TNFアルファ、CD11a、CSFR、CTLA−4、EpCAM、VEGF、CD40、CD20、Notch1、Notch2、Notch3、Notch4、Jagged1、Jagged2、CD52、MUC1、IGF1R、トランスフェリン、gp130、VCAM−1、CD44、DLL4、またはIL4である、請求項183に記載の抗体治療剤。
【請求項185】
前記第1の組織が健康な組織であり、前記第2の組織が罹患した組織である、請求項183に記載の抗体治療剤。
【請求項186】
前記第1の組織が早期腫瘍であり、前記第2の組織が末期腫瘍である、請求項183に記載の抗体治療剤。
【請求項187】
前記第1の組織が良性腫瘍であり、前記第2の組織が悪性腫瘍である、請求項183に記載の抗体治療剤。
【請求項188】
前記第1の組織および第2の組織が空間的に分離されている、請求項183に記載の抗体治療剤。
【請求項189】
前記第1の組織が上皮組織であり、前記第2の組織が、乳房、頭部、頸部、肺、膵臓、神経系、肝臓、前立腺、泌尿生殖器、もしくは子宮頸部の組織である、請求項183に記載の抗体治療剤。
【請求項190】
薬剤とさらにカップリングしている、請求項183に記載の抗体治療剤。
【請求項191】
前記薬剤が抗腫瘍剤である、請求項190に記載の抗体治療剤。
【請求項192】
(a)その標的と特異的に結合することができる抗体または抗体断片(AB)と、
(b)薬学的に許容される賦形剤と
を含む医薬組成物であって、第1の組織中の前記標的に対する前記抗体または抗体断片の親和性が、第2の組織中の前記標的に対する前記抗体または抗体断片の親和性よりも低い、医薬組成物。
【請求項193】
前記第1の組織中での親和性が前記第2の組織中での親和性の10〜1,000分の1である、請求項192に記載の組成物。
【請求項194】
前記ABが、前記ABとその標的との結合を還元することができるマスキング部分(MM)および酵素によって特異的に切断することができる切断可能な部分(CM)とカップリングしている、請求項192に記載の組成物。
【請求項195】
前記標的が、EGFR、TNFアルファ、CD11a、CSFR、CTLA−4、EpCAM、VEGF、CD40、CD20、Notch1、Notch2、Notch3、Notch4、Jagged1、Jagged2、CD52、MUC1、IGF1R、トランスフェリン、gp130、VCAM−1、CD44、DLL4、またはIL4である、請求項192に記載の組成物。
【請求項196】
前記第1の組織が健康な組織であり、前記第2の組織が罹患した組織である、請求項192に記載の組成物。
【請求項197】
前記第1の組織が早期腫瘍であり、前記第2の組織が末期腫瘍である、請求項192に記載の組成物。
【請求項198】
前記第1の組織が良性腫瘍であり、前記第2の組織が悪性腫瘍である、請求項192に記載の組成物。
【請求項199】
前記第1の組織および第2の組織が空間的に分離されている、請求項192に記載の組成物。
【請求項200】
前記第1の組織が上皮組織であり、前記第2の組織が、乳房、頭部、頸部、肺、膵臓、神経系、肝臓、前立腺、泌尿生殖器、もしくは子宮頸部の組織である、請求項192に記載の組成物。
【請求項201】
前記CMが、レグマイン、プラスミン、TMPRSS−3/4、MMP−9、MT1−MMP、カテプシン、カスパーゼ、ヒト好中球エラスターゼ、ベータ−セクレターゼ、uPA、またはPSAの基質である、請求項194に記載の組成物。
【請求項202】
前記抗体または抗体断片が、セツキシマブ、パニツムマブ、インフリキシマブ、アダリムマブ、エファリズマブ、イピリムマブ、トレメリムマブ、アデカツムマブ、Hu5c8、アレムツズマブ、ラニビズマブ、トシツモマブ、イブリツモマブチウキセタン、リツキシマブ、インフリキシマブ、ベバシズマブ、またはフィギツムマブである、請求項192に記載の組成物。
【請求項203】
前記ABとカップリングした薬剤をさらに含む、請求項192に記載の組成物。
【請求項204】
前記薬剤が抗腫瘍剤である、請求項203に記載の組成物。
【請求項205】
マスキング部分(MM)とカップリングした、レグマインで活性化可能な抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項206】
マスキング部分(MM)とカップリングした、プラスミンで活性化可能な抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項207】
マスキング部分(MM)とカップリングした、カスパーゼで活性化可能な抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項208】
マスキング部分(MM)とカップリングした、TMPRSS−3/4で活性化可能な抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項209】
マスキング部分(MM)とカップリングした、PSAで活性化可能な抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項210】
マスキング部分(MM)とカップリングした、カテプシンで活性化可能な抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項211】
マスキング部分(MM)とカップリングした、ヒト好中球エラスターゼで活性化可能な抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項212】
マスキング部分(MM)とカップリングした、ベータ−セクレターゼで活性化可能な抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項213】
マスキング部分(MM)とカップリングした、uPAで活性化可能な抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項214】
マスキング部分(MM)とカップリングした、TMPRSS−3/4で活性化可能な抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項215】
マスキング部分(MM)とカップリングした、MT1−MMPで活性化可能な抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項216】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なEGFR抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項217】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なTNFアルファ抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項218】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なCD11a抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項219】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なCSFR抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項220】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なCTLA−4抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項221】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なEpCAM抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項222】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なCD40L抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項223】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なNotch1抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項224】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なNotch3抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項225】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なJagged1抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項226】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なJagged2抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項227】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なセツキシマブ抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項228】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なvectibix抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項229】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なインフリキシマブ抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項230】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なアダリムマブ抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項231】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なエファリズマブ抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項232】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なイピリムマブ抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項233】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なトレメリムマブ抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。
【請求項234】
マスキング部分(MM)とカップリングした、活性化可能なアデカツムマブ抗体または抗体断片(AB)を含む組成物。

【図9】
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【図11】
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【図12】
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【図16】
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【図17】
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【図19】
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【図21】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図33】
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【図34A】
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【図34B】
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【図34C】
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【図34D】
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【図34E】
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【図34F】
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【図1】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図10】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図18】
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【図20】
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【図22】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図35】
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【図36】
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【公表番号】特表2012−514982(P2012−514982A)
【公表日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−545537(P2011−545537)
【出願日】平成22年1月12日(2010.1.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/020820
【国際公開番号】WO2010/081173
【国際公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【出願人】(510046457)サイトムエックス セラピューティクス,エルエルシー (2)
【Fターム(参考)】