説明

改良されたサーボデータ動作のためのシステム及び方法

本発明の様々な実施形態は、記憶媒体に関連してヘッドの位置誤差を効率的に決定するためのシステム、方法、及び媒体フォーマットを提供する。ある場合では、一連のデータを有する記憶媒体を含むシステムが開示される。一連のデータは第1の定義マーカ、及び第1の定義マーカから離れて配置される第2の定義マーカ、並びに位置決めデータを含む。このシステムは、第1の定義マーカを検出して第1の定義マーカの場所を確立するように動作可能である第1の検出回路、及び第2の定義マーカを検出して第2の定義マーカの場所を確立するように動作可能である第2の検出回路をさらに含む。このシステムは誤差計算回路及び補間回路をさらに含む。誤差計算回路は第1の定義マーカの場所及び第2の定義マーカの場所に少なくとも部分的に基づいて補間オフセットを計算するように動作可能である。補間回路は位置決めデータを補間して補間された位置決めデータを提供するように動作可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は記憶媒体に関し、より詳細には記憶媒体に関連して読取り/書込みヘッドアセンブリを整合させるためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な記憶媒体はデータが格納され得るいくつかの記憶場所を含む。データは、読取り/書込みヘッドアセンブリを記憶媒体の上の選択された場所に位置決めすることによって、及び続いて対応する磁束パターンが記憶媒体内に誘導されるようにヘッドアセンブリを通じて変調された電流を通すことによって、ユーザデータのために指定された領域内の媒体に書き込まれる。格納されたデータを取り出すために、ヘッドアセンブリは所望の情報を含むトラックの上に位置決めされて、所望のデータの上まで進められる。以前格納された磁束パターンはヘッドアセンブリ内の電流を誘導するように動作して、次いで誘導された電流はもともと記録されたデータを表す電気信号に変換され得る。
【0003】
記憶媒体上の記憶場所は一般的に、トラックとして知られる同心円に沿ってシリアルパターンとして配列される。図1は点線で示される2つの例示的トラック150、155を備える記憶媒体100を示している。トラックはウェッジ160、165内に書き込まれたサーボデータによって区分されている。サーボデータは、記憶媒体100上の所望の記憶場所の上の読取り/書込みヘッドアセンブリの制御及び同期のために使用されるデータ及びサポーティングビットパターンを含む。特に、サーボデータは従来プリアンブルパターンを含み、その後に単一のセクタアドレスマーク(SAM)を含む。SAMの後にGrayコードがあり、Grayコードの後にバースト情報がある。2つのトラック及び2つのウェッジが示されているが、一般的に所与の記憶媒体に数百のトラック及びウェッジが含まれる点に留意されたい。さらに、セクタは位置誤差を決定するために選択された手法に応じて2つ以上のバーストフィールドを備えうる点に留意されたい。
【0004】
従来のサーボデータは、記憶媒体に書き込まれたデータにサンプリングを同期する目的でタイミング及び利得ループを調整するためにプリアンブルフィールドを利用する。タイミングループ及び利得ループが安定した後、記憶媒体上の場所を決定して位置誤差信号を生成するためにSAM、Grayコード、及びバースト情報が処理される。プリアンブルからのタイミング及び利得の正確な決定はサーボデータの適切な処理にとって重要である。例えばタイミングが正確でない場合、それに応じてどのような位置誤差信号も不正確になってしまう。この不正確さは記憶媒体に関連する読取り/書込みヘッドアセンブリの不適切な位置決めのためにビット誤差率の増加を引き起こすことがある。タイミング及び利得ループの正確度を向上させるために、より長いプリアンブルが選ばれ得る。しかし、プリアンブルの長さを増やすことは、記憶媒体上の記録密度においてそれに対応する減少を引き起こす。
【0005】
従って、少なくとも上述の理由で、当技術分野に位置誤差決定の正確度を向上させるための高度なシステム及び方法が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は記憶媒体に関し、より詳細には記憶媒体に関連して読取り/書込みヘッドアセンブリを整合させるためのシステム及び方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の様々な実施形態は、記憶媒体に関連してヘッドの位置誤差を効率的に決定するためのシステムを提供する。このようなシステムは一連のデータを有する記憶媒体を含む。一連のデータは第1の定義マーカ、及び第1の定義マーカから離れて配置される第2の定義マーカ、並びに位置決めデータを含む。このシステムは、第1の定義マーカを検出して第1の定義マーカの場所を確立するように動作可能である第1の検出回路、及び第2の定義マーカを検出して第2の定義マーカの場所を確立するように動作可能である第2の検出回路をさらに含む。このシステムは誤差計算回路及び補間回路をさらに含む。誤差計算回路は第1の定義マーカの場所及び第2の定義マーカの場所に少なくとも部分的に基づいて補間オフセットを計算するように動作可能である。補間回路は位置決めデータを補間して補間された位置決めデータを提供するように動作可能である。場合によっては、システムは補間された位置決めデータに少なくとも部分的に基づいて位置誤差信号を生成するバースト復調回路をさらに含むこともある。上述の実施形態の1つ以上の例では第1の検出回路及び第2の検出回路は同一である。上述の実施形態の他の例では第1の検出回路及び第2の検出回路は相当量の共通回路を有する。例えば、ある場合では2つの検出器の間で場所決定回路は共通であるが、それぞれの検出器はそれぞれの予想SAMパターンを保持する異なるレジスタを有する。
【0008】
上述の実施形態のいくつかの例では一連のデータはプリアンブルパターンを含むセクタデータである。第1の定義マーカは第1のセクタアドレスマークであり、第2の定義マーカは第2のセクタアドレスマークである。このような例では、システムは、一連のサンプルを作成するために周波数及び位相で動作しているサンプリングクロックを使用してアナログ入力をサンプリングするアナログ−デジタル変換器を有する信号受信回路、並びにプリアンプル検出器及びクロック回復回路をさらに含む。プリアンプル検出器及びクロック回復回路はセクタデータ内のプリアンブルパターンを検出して、調整されたサンプリングクロックを作成するためにプリアンブルパターンに基づいて周波数及び位相のうちの少なくとも1つを調整するように動作可能である。補間オフセットは調整されたサンプリングクロック内の位相誤差を少なくとも部分的に補償するように動作可能でよい。場合によっては、第1の定義マーカの場所は参照場所からの分数距離と整数距離との組合せを含む。
【0009】
上述の実施形態の様々な例では位置決めデータは少なくとも第1のバーストパターン及び第2のバーストパターンを含む。このような場合、第1のセクタアドレスマークはプリアンブルパターンの後及び第1のバーストパターンの前に配置され、第2のセクタアドレスマークは第1のバーストパターンの後及び第2のバーストパターンの前に配置される。場合によっては、セクタデータは第1のセクタアドレスマークの後及び第2のセクタアドレスマークの前に配置されるGrayコードをさらに含む。
【0010】
本発明の他の実施形態は位置誤差を効率的に決定するための方法を提供する。このような方法は一連のデータを有する記憶媒体を提供することを含む。一連のデータは第1の定義マーカ、及び第1の定義マーカから離れて配置される第2の定義マーカ、並びに位置決めデータを含む。一連のデータが受信されると第1の定義マーカ及び第2の定義マーカが検出される。第1の定義マーカ及び第2の定義マーカの両方の場所が識別され、第1の場所及び第2の場所に少なくとも部分的に基づいて補間オフセットが計算される。補間された位置決めデータを作成するために補間オフセットを使用して位置決めデータが補間され、補間された位置決めデータを使用して位置誤差が決定される。
【0011】
上述の実施形態のいくつかの例では、一連のデータはプリアンブルパターンを含むセクタデータである。第1の定義マーカは第1のセクタアドレスマークであり、第2の定義マーカは第2のセクタアドレスマークである。このような例では、一連のデータを受信するステップは、セクタデータを含むアナログ入力を受信するステップ、及びセクタデータの少なくとも一部を生成するために周波数及び位相で動作しているサンプリングクロックを使用してアナログ入力をサンプリングするステップを含む。プリアンブルパターンはセクタデータ内で検出される。プリアンブルパターンに基づいて、周波数及び位相のうちの1つ又は両方が、調整されたサンプリングクロックをもたらすために調整される。次いで調整されたサンプリングクロックを使用してアナログ入力がサンプリングされる。場合によっては、補間オフセットは調整されたサンプリングクロック内の位相誤差を少なくとも部分的に補償するように動作可能である。
【0012】
上述の実施形態のいくつかの例では第1のセクタアドレスマークは第2のセクタアドレスマークと同じである。他の例では第1のセクタアドレスマークは第2のセクタアドレスマークとは異なる。上述の実施形態の様々な例では位置決めデータは少なくとも第1のバーストパターン及び第2のバーストパターンを含む。このような例では、第1のセクタアドレスマークはプリアンブルパターンの後及び第1のバーストパターンの前に配置され、第2のセクタアドレスマークは第1のバーストパターンの後及び第2のバーストパターンの前に配置される。場合によっては、セクタデータは第1のセクタアドレスマークの後及び第2のセクタアドレスマークの前に配置されるGrayコードを含む。上述の実施形態の様々な例では、位置決めデータは少なくとも第1のバーストパターン、第2のバーストパターン、及び第3のバーストパターンを含む。このような例では、第1のセクタアドレスマークはプリアンブルパターンの後及び第1のバーストパターンの前に配置され、第2のセクタアドレスマークは第2のバーストパターンの後及び第3のバーストパターンの前に配置される。
【0013】
場合によっては、記憶媒体は、同じプリアンブルパターン、第1のセクタアドレスマーク、及び第2のセクタアドレスマークを有する他のセクタデータをさらに含む。上述の実施形態の1つ以上の例では、第1のセクタアドレスマークの第1の場所を識別するステップは第1の分数場所計算を実行するステップを含み、第2のセクタアドレスマークの第2の場所を識別するステップは第2の分数場所計算を実行するステップを含む。上述の実施形態のいくつかの例では、補間オフセットを計算するステップは第2の場所から第1の場所を減算するステップ及びその結果を距離で除算するステップを含む。
【0014】
本発明の他の実施形態は、プリアンブルパターン、第1のセクタアドレスマーク、第2のセクタアドレスマーク、第1のバーストパターン、及び第2のバーストパターンを有する第1のセクタデータセット、並びにプリアンブルパターン、第1のセクタアドレスマーク、第2のセクタアドレスマーク、第1のバーストパターン、及び第2のバーストパターンを有する第2のセクタデータセットを含む記憶媒体を提供する。第1のバーストパターンは第2のバーストパターンの前に配置され、第1のセクタアドレスマークはプリアンブルパターンの後に配置され、第2のセクタアドレスマークは第1のバーストパターンの後に配置される。
【0015】
この発明の概要は本発明のいくつかの実施形態の一般的な概略を提供するだけである。本発明の他の多くの目的、特徴、諸利点、及び他の実施形態は、以下の詳細な説明、添付の特許請求の範囲、及び添付の図面からより完全に明らかになるであろう。
【0016】
本発明の様々な実施形態のさらなる理解は、本明細書の残りの部分で説明される図面を参照することによって実現され得る。図面ではいくつかの図面を通じて同様の構成要素に言及するために同様の参照番号が使用される。いくつかの例では、複数の同様の構成要素のうちの1つを指すために参照番号に小文字で構成されるサブラベルが関連付けられる。既存のサブラベルへの指定なしに参照番号が参照される場合は、このような複数の同様の構成要素の全てに言及することが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】ユーザデータ領域及び介在するサーボデータウェッジを含む、例示的な既存の記憶媒体を示す図である。
【図2】本発明の様々な実施形態による改良されたサーボデータパターンを示す図である。
【図3】本発明のいくつかの実施形態による改良されたサーボデータパターンを処理するためのシステムのブロック図である。
【図4】本発明の異なる実施形態によって使用され得るSAMの場所を決定するための処理を示すタイミング図である。
【図5】本発明のいくつかの実施形態によって使用され得るバースト情報を補間する処理を示すタイミング図である。
【図6】本発明の1つ以上の実施形態による、改良されたサーボデータパターンを処理するための方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明は記憶媒体に関し、より詳細には記憶媒体に関連して読取り/書込みヘッドアセンブリを整合させるためのシステム及び方法に関する。
【0019】
図2を参照すると、本発明の様々な実施形態による改良されたサーボデータパターン200が示されている。改良されたサーボデータパターン200は、プリアンブル204、第1のサーボアドレスマーク(SAM1)206、Grayコード208、第1のバースト情報(Burst1)210、第2のサーボアドレスマーク(SAM2)212、及び第2のバースト情報(Burst2)214を含む。改良されたサーボデータパターン200は2つのユーザデータ領域202、216の間に挟まれている。Grayコード208はトラックの場所についての符号化情報であり、当技術分野で知られているどのようなGrayコードでもよく、Burst1 210及びBurst2 214は当技術分野で知られているどのようなバースト情報でもよい。実装された特定のバースト復調計画に応じてバースト情報の3つ以上のフィールドが使用され得る点に留意されたい。例えば、本発明のいくつかの実施形態ではバースト情報の4つのフィールドが使用され得る。SAM1 206はサーボセクタと記憶媒体のユーザデータ領域を区別するために使用される。プリアンブル204の処理後に残っているどのような位相誤差も訂正するために、SAM2 212はSAM1 206と併せて使用される。SAM1 206及びSAM2 212は、それぞれ当技術分野で知られているどのようなSAMパターンも含み得る。場合によっては、SAM2 212はSAM1 206と同じパターンを有し、他の場合には、SAM2 212のパターンはSAM1 206のパターンと異なる。
【0020】
SAM1 206及びSAM2 212は改良されたサーボデータパターン200に分散され、Burst1 210及びBurst2 214を補間するための入力を提供するために使用される。場合によっては、SAM1 206及びSAM2 212は、Burst1 210及びBurst2 214を処理することから導出された位置誤差信号にどのような追加のレイテンシも招くことなしにできる限り離れて置かれる。従って、例えば改良されたサーボデータパターン200が4つのバーストフィールドを含むために拡張される場合、SAM1 206は第1のバーストフィールドの前のパターン内のどこかに置かれてよく、SAM2は最後のバーストフィールドの前のパターン内に置かれてよい。プリアンブル204は、既存のプリアンブルパターンと同様にタイミング及び利得ループを調整するためにデータ処理システムによって使用される周期的パターンである。しかしSAM1 206及びSAM2 212を改良されたサーボデータパターン200に含むことによって作成された位相誤差訂正機能のため、プリアンブル204は従来のサーボデータパターンにおける対応するプリアンブルよりも短くなることができる。場合によってはGrayコード208とBurst1 210の間、Burst1 210とSAM2 212の間、SAM2 212とBurst2 214の間、及びBurst2 214とユーザデータ216の間のうちの1つ以上に定義されたビット周期のスペーサが置かれる点に留意されたい。
【0021】
場合によっては、従来のプリアンブルと比較したプリアンブル204の長さの減少はSAM2 212によって必要とされるビット周期の数より大きい。このような場合、改良されたサーボデータパターン200は、サーボデータセクタに関連付けられるビット周期の数を増加させずにバースト情報を処理することによって生成された位置誤差の正確度を向上させるか、あるいは、サーボデータセクタに関連付けられるビット周期の数を減少させながらバースト情報を処理することによって生成された位置誤差の同レベルの正確度を提供する。本明細書で提供される開示に基づいて、当業者は本発明の1つ以上の実施形態の実装を通じて実現され得る種々の他の諸利点を理解するであろう。
【0022】
データ処理システムは使用する際にプリアンブル204に対応する一連のサンプルを受信する。サンプルは、改良されたサーボデータパターン200の後半部分の処理に使用されるサンプリング間隔の位相及び/又は周波数を調整するために使用されるタイミング情報及び利得情報を抽出するために使用される。上述のように、プリアンブル204は比較的短くサンプリング間隔におけるいくつかの誤差をもたらす場合がある。後続の一連のサンプルは処理されたSAM1 206を含み、SAM1 206の場所は格納される。次いで、トラック情報を取得するためにGrayコード208が従来の手段を使用して処理される。この後にBurst1 210に関連付けられるサンプルの受信及びバッファリングが続く。後続の一連のサンプルは処理されたSAM2 214を含み、SAM2 214の場所は格納される。SAM1 206及びSAM2 214の場所は数学的に結合され、その結果得られる補間オフセットはバッファに格納されているBurst1 210に対応するサンプルを補間しBurst2 214に対応するサンプルを処理するために使用される。次いで位置誤差信号を生成するために補間されたバーストサンプルが従来のバースト復調計画で使用され得る。この位置誤差信号は記憶媒体に関連して読取り/書込みヘッドアセンブリの場所を調整するために使用され得る。補間処理は、次により高度な正確度を表す位置誤差信号をもたらすBurst1 210及びBurst2 214のより正確な表示をもたらす。この正確度によって、読取り/書込みヘッドアセンブリのより良い位置決め、並びに対応するSN比の増加及びビット誤差率の減少が可能になる。
【0023】
図3を参照すると、本発明のいくつかの実施形態による改良されたサーボデータパターンを処理するために適合されたデータ処理システム300のブロック図が示されている。データ処理システム300は記憶媒体(図示せず)に格納された磁場305を感知する読取り/書込みヘッドアセンブリ310を含み、感知した情報を電気信号312に変換する。当技術分野で知られているように電気信号312はアナログ処理ブロック313に提供され、アナログ処理ブロック313の出力は信号を増幅して対応する増幅信号317を提供するプリアンプ315に提供される。アナログ−デジタル変換器320は増幅信号317を受信して、それぞれがサンプルクロック324によって制御される瞬間に対応している一連のデジタルサンプル322に変換する。デジタルサンプル322は、あらかじめ定義された周期的プリアンプルパターン(例えばプリアンブル204)を検出するために動作するプリアンブル検出器330に提供される。一旦検出されると、定義された周期的プリアンブルパターンは、当技術分野で知られている回復処理を使用してサンプルクロック324の位相/周波数を調整するために、クロック回復回路335によって使用される。
【0024】
一旦プリアンブルが発見されると、サーボデータバッファ325はアナログ−デジタル変換器320から受信した一連のデジタルサンプル322の格納を開始する。さらに、デジタルサンプル322は、第1のSAMパターン(例えばSAM1 206)を検出するように設計されたSAM検出回路340、及び第2のSAMパターン(例えばSAM2 212)を検出するように設計されたSAM検出回路345に提供される。場合によっては、SAM2 212はSAM1 206と同じパターンを有する。このような場合、SAM検出回路340はSAM検出回路345と同一であってよい。他の場合では、SAM2 212のパターンはSAM1 206のパターンと異なる。このような場合、SAM検出回路340はSAM検出回路345と類似している場合があるが、2つの回路はSAM1 206及びSAM2 212に対応する異なるパターンの検出に対応できるように十分に異なっている。本発明の特定の実施形態では、SAM検出回路340とSAM検出回路345は、SAM1 206とSAM2 212の両方を表示及び識別できる単一の回路として実装される。SAM1がSAM2と異なるこのような場合、1つのインターバルの間でのSAM1 206の検出及び後続のインターバルの間でのSAM2 212の検出に対応できるように、共通のSAM検出回路に選択可能比較レジスタが含まれ得る。
【0025】
一旦第1のSAMパターンが検出されると(例えばSAM1 206)、第1のSAMパターンの検出に対応する時間を表示する誤差計算回路350にSAM1場所信号342が提供される。その後第2のSAMパターンが検出され(例えばSAM2 212)、誤差計算回路350にSAM2場所信号347が提供される。同様に、SAM2場所信号347は第2のSAMパターンの検出に対応する時間を表示する。場合によっては、SAM検出回路340及びSAM検出回路345はそれぞれ、参照ポイントからの時間周期の整数であるそれぞれのSAMの場所信号を提供する。他の場合では、SAM検出回路340及びSAM検出回路345が分数オフセットによって増大された参照ポイントからの時間周期の上述の整数をそれぞれ提供すると、正確度が向上される。整数SAMの場所及び分数SAMの場所を決定するためのある例示的な回路の動作を、以下で図4に関連して説明する。本明細書で提供される開示に基づいて、当業者は本発明の異なる実施形態によるSAM1の場所342及びSAM2の場所347を決定するために使用され得る種々の他の手法を理解するであろう。
【0026】
図4は、本発明の異なる実施形態に関連して使用され得るSAMの場所を決定するための処理を示すタイミング図400である。特に、SAMに対応するパターンが受信される前の周期410で、SAM検出回路345に含まれるSAM検出器によって提供される信号レベルは比較的低い。SAMパターン周期420の間に一旦SAMが検出されると、SAM検出器によって提供される信号レベルが増加する。SAMパターン周期420の間、SAM検出器からの信号は1回以上(例えば、t(x−1)、t(x)、及びt(x+1)の時)サンプリングされる。SAMの整数場所はSAM検出器からの信号が最高値を表す場所(すなわち参照ポイントからの時間周期)になるように定義される。正確度がより低い整数値だけが使用される場合、SAMの場所は単にSAM検出器からの信号の最高サンプル値に対応する時間である(例えば、t(x))。
【0027】
場合によっては、より精製された分数SAMの場所値が決定され得る。このような手法は、以下の式による最高サンプル値及び最高サンプル値の両側の2つのサンプル値(例えば、t(x)に対応するサンプル(x)、t(x−1)に対応するサンプル(x−1)、及びt(x+1)に対応するサンプル(x+1))に基づいて、SAM検出器からの信号の最大値の場所を計算することを含み得る。
【数1】

次いで、以下の式によって実際のSAMの場所をもたらすために分数SAMの場所値を最高サンプル値(例えば、t(x))に対応する場所に追加することによって、SAMの場所が計算される。
SAMの場所=t(x)+φ
【0028】
SAM1の場所342及びSAM2の場所347は、補間オフセット352を生成するために誤差計算回路350によって結合されている。特に、以下の式で説明されるように、SAM1の場所347とSAM2の場所342との間の差が計算されて、SAM1の場所342とSAM2の場所347との間の知られている距離(すなわちSAM1 206とSAM2 212との間の知られている距離)で除算される。
【数2】

知られている距離はサーボデータが記憶媒体に書き込まれる時に定義され、SAM1 206とSAM2 212との間のビット周期の予想数である。場合によっては、上述の式の正確度を向上させるために知られている距離ができる限り増加される(その結果SAM2の場所347とSAM1の場所342との間の差に対応する増加をもたらす)。知られている距離の増加は、SAM2 212をSAM1 206からさらに遠い上流に移動させることによって行われる。場合によっては、SAM2はサーボデータ内の最後のバーストフィールド(例えば、Burst2 214)の直前に置かれる。従って、例えば2つのバーストフィールドが採用されると、SAM2 212は第2のバーストフィールドに先行するサーボデータパターン内の位置に移動される。別の例として、4つのバーストフィールドが採用されると、SAM2 212は第4のバーストフィールドに先行するサーボデータパターン内の位置に移動される。この配置によって、ユーザデータ216の開始前に最後のバーストフィールド(例えば、Burst2 214)の処理をさらに遅延させることなく、SAM1とSAM2との間の距離を最大化できるようになる。本明細書で提供される開示に基づいて、当業者は処理能力を最大化するために使用され得るSAM1 206及びSAM2 212の他の配置を理解するであろう。例えば、場合によっては、ユーザデータ216の開始前に最後のバーストフィールドからのバースト情報の補間及び処理のための十分な時間を可能にするために、SAM2 212の後に適切なスペーサを有する最後のバーストフィールド(例えば、Burst2 214)の後にSAM2 212は移動される。
【0029】
次いで補間回路355を使用して、サーボデータパターン内に含まれる2つ以上のバーストフィールド(例えば、Burst1 210及びBurst2 214)に対応するデータが補間される。特に、バースト情報がSAM1の場所342からのビット周期の知られている数に存在する。Burst1 210及びBurst2 214に対応する誤差訂正サンプルをもたらすために、SAM1の場所342からのこの距離オフセットは計算された補間オフセットによって増分される。図5は、本発明のいくつかの実施形態によって使用され得るバースト情報を補間するための処理を示すタイミング図600である。タイミング図600には、時間増分に対応する一連のサンプルt(0)、t(1)、t(2)、t(3)、t(4)、t(5)、及びt(6)が例示的な連続出力610に沿って示されている。この時間増分は、バースト情報に対応するSAM1の場所342からの定義された距離である。補間処理は、記号△によって識別される補間オフセット620によって転送されるそれぞれのサンプルを調整することを含む。このような処理は、以前に処理済みのプリアンブル(例えば、プリアンブル204)の処理後に残っているどのような位相誤差のための訂正ももたらす。図示の補間処理は例示的なものであり、本発明の異なる実施形態によって他の補間手法が使用され得る点に留意されたい。
【0030】
次に図3に戻ると、バースト復調を実行するバースト復調回路360に、訂正されたバースト情報が提供されている。このようなバースト復調は当技術分野で知られているどのようなバースト復調でもよい。例えばサーボデータ内で2つのバーストフィールドが使用される場合、2つのバースト復調処理が使用され得る。別の例としてはサーボデータ内で4つのバーストフィールドが使用される場合、4つのバースト復調処理が使用され得る。バースト復調回路360は、磁場305が導出される記憶媒体(図示せず)に関連して読取り/書込みヘッドアセンブリ310を正確に配置するために使用され得る位置誤差信号365を提供する。
【0031】
図6を参照すると、流れ図500が本発明の1つ以上の実施形態による改良されたサーボデータパターンを処理するための方法を示している。流れ図500に続いて、一連のデジタルサンプルが受信されて、あらかじめ定められた周期的プリアンブルパターンが一連のサンプル内に組み込まれているかどうかを決定するために引き続き照会される(ブロック505)。周期的プリアンブルパターンが検出されない場合(ブロック505)、プリアンブルパターンを検出するために比較する処理が続けられる。その他の場合は、あらかじめ定められた周期的プリアンブルが検出されると(ブロック505)、SAMパターンが発見されるかどうかを決定するために照会する処理が実行される(ブロック510)。プリアンブル検出は当技術分野で知られているどのようなプリアンブル検出処理も使用して実行され得る。さらに、プリアンブルパターンが処理されている間、一連のサンプルが導出される受信した情報のサンプリングを制御するために使用されるタイミング及び利得フィードバックが生成される点に留意されたい。一旦SAMが発見されると(ブロック510)、分数SAM1の場所が計算される(ブロック515)。分数SAM1の場所は以下の式によって計算され得る。
【数3】

上式で、サンプル(x)は検出されたSAMの実際の場所に最も対応しそうなサンプルに対応し、サンプル(x−1)及びサンプル(x+1)はサンプル(x)の両側のサンプルに対応し、t(x)はサンプル(x)のサンプル時間に対応する。次いで、計算された分数SAM1の場所が格納される(ブロック520)。
【0032】
一旦第1のSAMが処理されると(ブロック510〜520)、受信された一連のサンプルは後続のSAMのために照会される(ブロック525)。場合によっては、後続のSAMは第1のSAMと同じパターンを有する。他の場合では、後続のSAMは第1のSAMと異なるパターンを有する。後続のSAMが発見されると(ブロック525)、分数SAM2の場所が計算される(ブロック530)。分数SAM2の場所はブロック515に関連して上記で説明したものと同じ手法を使用して計算され得る。次いで、以下の式によって補間オフセットをもたらすために、分数SAM2の場所から分数SAM1の場所が減算され、SAM1とSAM2との間の予想される又は知られている距離でその差が除算される(ブロック535)。
【数4】

知られている距離はサーボデータが記憶媒体に書き込まれる時に定義され、サーボデータパターン内のSAM1 206とSAM2 212との間のビット周期の予想数である。上述のように、場合によっては上述の式の正確度を向上させるために知られている距離ができる限り増加される。知られている距離の増加は、SAM2 212をSAM1 206からさらに遠い上流に移動させることによって行われる。場合によっては、SAM2はサーボデータ内の最後のバーストフィールド(例えば、Burst2 214)の直前に置かれる。従って、例えば2つのバーストフィールドが採用されると、SAM2 212は第2のバーストフィールドに先行するサーボデータパターン内の位置に移動される。別の例として、4つのバーストフィールドが採用されると、SAM2 212は第4のバーストフィールドに先行するサーボデータパターン内の位置に移動される。この配置によって、ユーザデータ216の開始前に最後のバーストフィールド(例えば、Burst2 214)の処理をさらに遅延させることなく、SAM1とSAM2との間の距離を最大化できるようになる。本明細書で提供される開示に基づいて、当業者は処理能力を最大化するために使用され得るSAM1 206及びSAM2 212の他の配置を理解するであろう。例えば、場合によっては、ユーザデータ216の開始前に最後のバーストフィールドからのバースト情報の補間及び処理のための十分な時間を可能にするために、SAM2 212の後に適切なスペーサを有する最後のバーストフィールド(例えば、Burst2 214)の後にSAM2 212は移動される。
【0033】
予想されるバースト情報の受信前のある時から、受信した一連のサンプルが格納される(ブロック560)。格納されたサンプルは、以前に受信したプリアンブルに基づいて調整された位相及び周波数を有するサンプリングクロックを使用してアナログ入力信号をサンプリングしているアナログ−デジタル変換器から受信される。第2のSAM以前に受信された1つ以上のバーストフィールドに対応する格納されたサンプルの一部が取り出されて、以前に計算された補間オフセットを使用して補間される(ブロック540)。この処理はプリアンブルを使用して同期後に残っているどのような位相オフセットのためにも訂正されたバースト情報をもたらす。
【0034】
受信されたサンプルはさらに処理されて、最後の予想バーストが受信されたかどうかが決定される(ブロック545)。最後の予想バーストが受信されると(ブロック545)、最後のバーストに対応する一連のサンプルは、以前にバッファされたバースト情報を補間するために使用された同じ補間オフセットを使用して受信されたものとして補間される。この補間処理は、プリアンブルを使用して同期後に残っているどのような位相オフセットも説明するために訂正されたバースト情報の完全なセットをもたらす。この時点で、当技術分野で知られているどのような復調手法も使用してバースト復調を実行するバースト復調回路に訂正されたバースト情報が提供される。
【0035】
結論として、本発明は記憶媒体にアクセスするための新規なシステム、装置、方法、及び配列を提供する。本発明の1つ以上の実施形態の詳細な説明を上述したが、当業者には本発明の趣旨と異ならずに様々な代替形態、改変形態、及び均等物が明らかであろう。例えば本発明の1つ以上の実施形態は、例えばテープ記録システム、光ディスクドライブ、無線システム、及びデジタル加入者回線システムなどの様々なデータ記憶システム及びデジタル通信システムに適用されてよい。従って、上記の説明は本発明の範囲を限定するものと理解されるべきではなく、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によって定義される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶媒体に関連してヘッドの位置誤差を効率的に決定するためのシステムであって、
一連のデータを含む記憶媒体であって、前記一連のデータが第1の定義マーカ、及び前記第1の定義マーカから離れて配置される第2の定義マーカを含み、並びに前記一連のデータが位置決めデータをさらに含む記憶媒体、
前記第1の定義マーカを検出して前記第1の定義マーカの場所を確立するように動作可能である第1の検出回路、
前記第2の定義マーカを検出して前記第2の定義マーカの場所を確立するように動作可能である第2の検出回路、
誤差計算回路であって、前記第1の定義マーカの前記場所及び前記第2の定義マーカの前記場所に少なくとも部分的に基づいて補間オフセットを計算するように動作可能である誤差計算回路、並びに、
補間回路であって、前記位置決めデータを補間して補間された位置決めデータを提供するように動作可能である補間回路
を備えたシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のシステムであって、
バースト復調回路であって、前記補間された位置決めデータに少なくとも部分的に基づいて位置誤差信号を生成するバースト復調回路をさらに備えたシステム。
【請求項3】
請求項1に記載のシステムであって、前記一連のデータがプリアンブルパターンを含むセクタデータであり、前記第1の定義マーカが第1のセクタアドレスマークであり、前記第2の定義マーカが第2のセクタアドレスマークであり、前記システムが、
一連のサンプルを作成するために周波数及び位相で動作しているサンプリングクロックを使用してアナログ入力をサンプリングするアナログ−デジタル変換器、並びに、
前記セクタデータ内の前記プリアンブルパターンを検出して、調整されたサンプリングクロックを作成するために前記プリアンブルパターンに基づいて前記周波数及び前記位相のうちの少なくとも1つを調整するように動作可能であるプリアンプル検出器及びクロック回復回路を含む信号受信回路をさらに含むシステム。
【請求項4】
請求項3に記載のシステムであって、前記補間オフセットが前記調整されたサンプリングクロック内の位相誤差を少なくとも部分的に補償するように動作可能であるシステム。
【請求項5】
請求項3に記載のシステムであって、前記位置決めデータが少なくとも第1のバーストパターン及び第2のバーストパターンを含み、前記第1のセクタアドレスマークが前記プリアンブルパターンの後及び前記第1のバーストパターンの前に配置され、並びに前記第2のセクタアドレスマークが前記第1のバーストパターンの後及び前記第2のバーストパターンの前に配置されるシステム。
【請求項6】
請求項5に記載のシステムであって、前記セクタデータがGrayコードを含み、並びに前記Grayコードが、前記第1のセクタアドレスマークの後及び前記第2のセクタアドレスマークの前に配置されるシステム。
【請求項7】
請求項1に記載のシステムであって、前記第1の検出回路及び前記第2の検出回路が同一であるシステム。
【請求項8】
請求項1に記載のシステムであって、前記第1の検出回路及び前記第2の検出回路が同じ回路を共有するシステム。
【請求項9】
請求項3に記載のシステムであって、前記第1の定義マーカの前記場所が、参照場所からの分数距離と整数距離との組合せを含むシステム。
【請求項10】
位置誤差を効率的に決定するための方法であって、
一連のデータを含む記憶媒体を提供するステップであって、前記一連のデータが第1の定義マーカ、及び前記第1の定義マーカから離れて配置される第2の定義マーカを含み、並びに前記一連のデータが位置決めデータをさらに含む記憶媒体を提供するステップ、
前記一連のデータを受信するステップ、
前記第1の定義マーカを検出するステップ、
前記第1の定義マーカの第1の場所を識別するステップ、
前記第2の定義マーカを検出するステップ、
前記第2の定義マーカの第2の場所を識別するステップ、
前記第1の場所及び前記第2の場所に少なくとも部分的に基づいて補間オフセットを計算するステップ、
補間された位置決めデータを作成するために前記補間オフセットに基づいて前記位置決めデータを補間するステップ、並びに、
前記補間された位置決めデータを使用して位置誤差を決定するステップ
を備える方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、前記一連のデータがプリアンブルパターンを含むセクタデータであり、前記第1の定義マーカが第1のセクタアドレスマークであり、前記第2の定義マーカが第2のセクタアドレスマークであり、並びに前記一連のデータを受信するステップが、
前記セクタデータを含むアナログ入力を受信するステップ、
前記セクタデータの少なくとも第1の場所を生成するために周波数及び位相で動作しているサンプリングクロックを使用して前記アナログ入力をサンプリングするステップ、
前記セクタデータ内の前記プリアンブルパターンを検出するステップ、
調整されたサンプリングクロックを作成するために前記プリアンブルパターンに基づいて前記周波数及び前記位相のうちの少なくとも1つを調整するステップ、並びに、
前記セクタデータの少なくとも第2の場所を生成するために前記調整されたサンプリングクロックを使用して前記アナログ入力をサンプリングするステップを含む方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、前記補間オフセットが前記調整されたサンプリングクロック内の位相誤差を少なくとも部分的に補償するように動作可能である方法。
【請求項13】
請求項11に記載の方法であって、前記第1のセクタアドレスマークが前記第2のセクタアドレスマークと同じである方法。
【請求項14】
請求項11に記載の方法であって、前記位置決めデータが少なくとも第1のバーストパターン及び第2のバーストパターンを含み、前記第1のセクタアドレスマークが前記プリアンブルパターンの後及び前記第1のバーストパターンの前に配置され、並びに前記第2のセクタアドレスマークが前記第1のバーストパターンの後及び前記第2のバーストパターンの前に配置される方法。
【請求項15】
請求項14に記載の方法であって、前記セクタデータがGrayコードをさらに含み、並びに前記Grayコードが前記第1のセクタアドレスマークの後及び前記第2のセクタアドレスマークの前に配置される方法。
【請求項16】
請求項11に記載の方法であって、前記位置決めデータが少なくとも第1のバーストパターン、第2のバーストパターン、及び第3のバーストパターンを含み、前記第1のセクタアドレスマークが前記プリアンブルパターンの後及び前記第1のバーストパターンの前に配置され、並びに前記第2のセクタアドレスマークが前記第2のバーストパターンの後及び前記第3のバーストパターンの前に配置される方法。
【請求項17】
請求項11に記載の方法であって、前記セクタデータが第1のセクタデータであり、前記記憶媒体が同じプリアンブルパターン、第1のセクタアドレスマーク、及び第2のセクタアドレスマークを含む第2のセクタデータをさらに含む方法。
【請求項18】
請求項11に記載の方法であって、前記第1のセクタアドレスマークの前記第1の場所を識別するステップが第1の分数場所計算を実行するステップを含み、並びに前記第2のセクタアドレスマークの前記第2の場所を識別するステップが第2の分数場所計算を実行するステップを含む方法。
【請求項19】
請求項11に記載の方法であって、前記補間オフセットを計算するステップが前記第2の場所から前記第1の場所を減算するステップ及びその結果を距離で除算するステップを含む方法。
【請求項20】
第1のセクタデータセットであって、プリアンブルパターン、第1のセクタアドレスマーク、第2のセクタアドレスマーク、第1のバーストパターン、及び第2のバーストパターンを含む第1のセクタデータセット、並びに、
第2のセクタデータセットであって、前記プリアンブルパターン、前記第1のセクタアドレスマーク、前記第2のセクタアドレスマーク、前記第1のバーストパターン、及び前記第2のバーストパターンを含む第2のセクタデータセットを備え、
前記第1のバーストパターンが前記第2のバーストパターンの前に配置され、前記第1のセクタアドレスマークが前記プリアンブルパターンの後に配置され、及び前記第2のセクタアドレスマークが前記第1のバーストパターンの後に配置される記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−504298(P2012−504298A)
【公表日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−528997(P2011−528997)
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【国際出願番号】PCT/US2008/078047
【国際公開番号】WO2010/036269
【国際公開日】平成22年4月1日(2010.4.1)
【出願人】(500587067)アギア システムズ インコーポレーテッド (302)
【Fターム(参考)】