説明

放射線画像情報読取装置

【課題】消去処理が行われた蓄積性蛍光体パネルを、放射線の影響を受けることのない良好な状態に保持するとともに、良好な状態で排出して撮影に供する。
【解決手段】読取部52において放射線画像情報が読み取られた蓄積性蛍光体パネル14は、消去部64において残存する放射線画像情報が消去された後、カセッテ排出部40にストックされる。この場合、カセッテ排出部40は、カセッテ12を囲繞する蓋部材45及び載置台70が鉛等の重金属材料から構成されるため、外部からの放射線の影響を受けることなく、良好な状態でカセッテ排出部40にストックされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カセッテに保持された蓄積性蛍光体パネルに蓄積記録された放射線画像情報を読み取った後、残存する放射線画像情報を消去して排出する放射線画像情報読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、照射された放射線エネルギの一部を蓄積する一方、可視光等の励起光を照射することにより、蓄積された放射線エネルギに応じて輝尽発光する蓄積性蛍光体パネルを用いた放射線画像情報読取装置が知られている。
【0003】
放射線画像情報読取装置は、例えば、人体等の被写体の放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体パネルを保持したカセッテが装填されるカセッテ装填部と、カセッテから分離された蓄積性蛍光体パネルに励起光を照射して放射線画像情報を読み取る読取部と、放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体パネルに消去光を照射して残存する放射線画像情報を消去する消去部と、消去処理の終了した蓄積性蛍光体パネルをカセッテに保持させて排出するカセッテ排出部とを備えて構成される(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
この場合、特許文献1では、カセッテ挿入口から1つのカセッテを装置内に取り込んだ後、当該カセッテから輝尽性蛍光体シートを分離させて読取手段及び消去手段に供給して処理を行い、再びカセッテに輝尽性蛍光体シートを保持させてカセッテ排出口から排出するように構成している。
【0005】
また、特許文献2では、受取ステーションに積層状態で装填された複数のカセットの1つが略水平方向に搬送されて分離ステーションに供給され、次いで、カセッテから蓋の分離された基板が走査ステーション及び消去ステーションに供給されて処理された後、組立ステーションにおいて基板と蓋とが再結合され、カセットとして出力ステーションに排出されるように構成している。
【0006】
【特許文献1】特開2002−156716号公報
【特許文献2】特開平6−43565号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、放射線画像情報読取装置は、通常、放射線画像情報撮影装置の近傍に配置されている。従って、放射線画像情報の消去された輝尽性蛍光体シート(基板)を保持したカセッテ(カセット)が放射線画像情報読取装置のカセッテ排出口(出力ステーション)に長時間放置されていると、放射線画像情報読取装置の近傍に配設された放射線画像情報撮影装置からの曝射放射線や自然放射線により、輝尽性蛍光体シート(基板)に不必要な放射線エネルギが蓄積されてしまうおそれがある。また、当該カセッテ(カセット)が放射線画像情報読取装置より取り出されてから撮影に供されるまでに長時間が経過する場合においも、同様にして不必要な放射線エネルギが蓄積されるため、良好な放射線画像情報を記録することができなくなってしまう。
【0008】
本発明は、前記の不具合に鑑みなされたもので、消去処理が行われた蓄積性蛍光体パネルを、放射線の影響を受けることのない良好な状態に保持するとともに、良好な状態で排出して撮影に供することのできる放射線画像情報読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の目的を達成するために、本発明では、読取部において読取処理が完了した蓄積性蛍光体パネルを、カセッテに保持させた状態でカセッテ排出部にストックする。この場合、カセッテ排出部は、ストックされたカセッテを放射線より隔離する隔離壁によって囲繞されており、カセッテがカセッテ排出部に長時間ストックされている場合であっても、蓄積性蛍光体パネルが被曝することがなく、良好な消去状態が維持される。
【0010】
なお、隔離壁は、カセッテ排出部からカセッテを取り出すための蓋部材とすることができる。また、隔離壁は、放射線を遮断する鉛を含む重金属材料により形成することができる。
【0011】
さらに、カセッテがカセッテ排出部に長時間ストックされている場合、外部からの放射線の影響だけでなく、蓄積性蛍光体パネルの内部に残存していた放射線画像情報がノイズとなって出現するおそれがある。そこで、消去部は、読取処理後の蓄積性蛍光体パネルに残存する放射線画像情報を一次消去してカセッテ排出部にストックする一方、所定のタイミングでカセッテ排出部から蓄積性蛍光体パネルを取り出して二次消去を行うことにより、残存する放射線画像情報の影響を受けることのない良好な蓄積性蛍光体パネルを撮影に供することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の放射線画像情報読取装置では、消去処理が行われた蓄積性蛍光体パネルを、放射線の影響を受けることのない良好な状態でカセッテ排出部にストックすることができる。また、カセッテ排出部にストックされたカセッテを所定のタイミングで二次消去することにより、極めて良好な状態で排出して撮影に供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、本実施形態に係る放射線画像情報読取装置10の外観図である。
【0014】
放射線画像情報読取装置10は、図2に示すカセッテ12に収納された蓄積性蛍光体パネル14に記録された放射線画像情報を読み取った後、残存する放射線画像情報を消去し、カセッテ12に収納して排出する機能を備える。
【0015】
ここで、カセッテ12は、一端部に蓄積性蛍光体パネル14を挿脱するための開口部16を有し、他端部にカセッテ12から蓄積性蛍光体パネル14を排出させるための図示しない排出ピンを挿入する挿入孔18a、18bを有する。また、カセッテ12の一方の側面の特定部位には、当該カセッテ12のサイズや、収納される蓄積性蛍光体パネル14を特定するための管理用の識別情報を記録したバーコード等からなる識別部20が配設される。さらに、カセッテ12の開口部16寄りの両側面には、カセッテ12に対して蓄積性蛍光体パネル14を保持させるための保持孔22a、22bが形成される。
【0016】
一方、カセッテ12に収納される蓄積性蛍光体パネル14には、例えば、ガラス等の光透過性の硬質材料からなる支持基板26に柱状の蓄積性蛍光体層28が蒸着によって形成された硬質のパネルを用いることができる。なお、蓄積性蛍光体層28は、真空容器内で蓄積性蛍光体を加熱して蒸発させ、これらを支持基板26上に付着させる真空蒸着法、スパッタリング法、CVD、イオンフレーティング法を用いて形成することができる。このようにして形成される蓄積性蛍光体層28は、蛍光体が蓄積性蛍光体パネル14の平面と略垂直な柱状をなし、それぞれが光学的に独立に構成されており、照射される放射線に対して高感度で、且つ、画像の粒状性を低下させることができるとともに、励起光の散乱を減少させて画質を鮮明にすることができる。
【0017】
蓄積性蛍光体パネル14の両側部には、保持用板ばね30a、30bが取着されており、蓄積性蛍光体パネル14をカセッテ12に挿入した際、これらの保持用板ばね30a、30bがカセッテ12の保持孔22a、22bに係止する。これにより、蓄積性蛍光体パネル14をカセッテ12に固定保持させることができる。また、これらの保持孔22a、22bに図示しないロック解除ピンを挿入することにより、蓄積性蛍光体パネル14の係止を解除することができる。
【0018】
放射線画像情報読取装置10は、複数のカセッテ12を装填可能なカセッテ装填部38と、処理された複数のカセッテ12が排出されるカセッテ排出部40と、放射線画像情報読取装置10を操作するとともに、処理状況を表示する操作表示部42とを備える。
【0019】
カセッテ装填部38は、筐体44の前部略中央部に配設され、複数のカセッテ12を積層状態で装填可能に構成される。カセッテ排出部40は、カセッテ装填部38の下部に配設され、複数のカセッテ12を立設状態でストックする。カセッテ排出部40は、開閉可能な蓋部材45を有し、蓋部材45を手前に引き倒してカセッテ12を取り出すことができる。
【0020】
図3は、放射線画像情報読取装置10の内部構成を示す。
【0021】
カセッテ装填部38は、カセッテ12が積層状態で載置される載置台46を有する。載置台46には、矢印A方向に変位する変位プレート47が配設されており、載置台46に載置されたカセッテ12は、載置台46に沿って変位プレート47とともに筐体44の内部に挿入される。また、載置台46は、矢印B方向に旋回可能に構成され、カセッテ装填部38に装填された複数のカセッテ12を略立設状態としてストック部48に供給する。
【0022】
ストック部48の下部には、ストック部48から供給されたカセッテ12を保持するカセッテ保持部材50が配設される。カセッテ保持部材50は、矢印C方向に旋回可能に構成される。
【0023】
矢印C方向に旋回したカセッテ保持部材50の上部には、隔壁51によって光密状態が確保された読取部52が配設される。読取部52は、カセッテ12から取り出された蓄積性蛍光体パネル14を挟持して鉛直上方向(矢印D方向)に副走査搬送するパネル搬送機構54と、パネル搬送機構54によって搬送される蓄積性蛍光体パネル14に対して、レーザビームからなる励起光Lを主走査方向に照射する励起光走査部56と、励起光Lが照射されることで蓄積性蛍光体パネル14から得られる輝尽発光光Rを電気信号に変換するフォトマルチプライア、CCDラインセンサ等からなる光電変換部58とが配設される。
【0024】
また、カセッテ保持部材50は、カセッテ12を保持した状態で矢印E方向に下降可能に構成される。矢印E方向に下降したカセッテ保持部材50の下降端には、カセッテ12をカセッテ保持部材50とともに略水平方向(矢印F方向)に搬送するコンベア60が配設される。
【0025】
コンベア60の中間部まで搬送されたカセッテ12の上部には、隔壁62によって光密状態が確保された消去部64が配設される。消去部64は、カセッテ12から取り出された蓄積性蛍光体パネル14を保持するパネル保持機構66と、蓄積性蛍光体パネル14に消去光Qを照射して残存する放射線画像情報を消去するハロゲンランプ、冷陰極管等からなる複数の消去光源68とを有する。なお、隔壁62は、内側表面が消去光Qを効率的に反射できる部材、例えば、コーティング処理された光沢のある金属により構成すると好適である。
【0026】
コンベア60によるカセッテ12の搬送終端部の上部には、カセッテ排出部40が配設される。カセッテ排出部40を構成する蓋部材45には、複数のカセッテ12が載置可能な載置台70が連設される。この場合、放射線画像情報読取装置10を構成する筐体44、カセッテ排出部40に配設される蓋部材45及び載置台70のうち、少なくとも残存する放射線画像情報の消去処理が終了した蓄積性蛍光体パネル14が長時間ストックされるカセッテ排出部40の周囲の部材である蓋部材45及び載置台70は、外部からの放射線を遮断するため、鉛等の重金属材料からなる隔離壁として構成する。
【0027】
本実施形態に係る放射線画像情報読取装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
【0028】
先ず、作業者は、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体パネル14を収納したカセッテ12をカセッテ装填部38に装填する。この場合、カセッテ装填部38を構成する載置台46には、複数のカセッテ12を積層状態で装填することができる。従って、作業者は、同時に複数のカセッテ12を装填する作業を極めて容易に行うことができる。
【0029】
カセッテ12が載置台46に載置された後、変位プレート47が矢印A方向に変位し、複数のカセッテ12が放射線画像情報読取装置10の内部に引き込まれる。次いで、載置台46が矢印B方向に旋回し、複数のカセッテ12がストック部48にストックされる。なお、この状態において、カセッテ装填部38に次のカセッテ12を装填することが可能である。
【0030】
ストック部48にストックされたカセッテ12は、その下部に配設されたカセッテ保持部材50に移載された後、カセッテ保持部材50によって矢印C方向に移動し、読取部52の下部に配置される。次いで、図示しないロック解除機構を構成するロック解除ピンがカセッテ12の保持孔22a、22bに挿入されることにより、保持用板ばね30a、30bによる蓄積性蛍光体パネル14の保持状態が解除された後、図示しないパネル排出機構を構成する排出ピンがカセッテ12の挿入孔18a、18bに挿入されることにより、蓄積性蛍光体パネル14がカセッテ12から押し出され、上部の読取部52に供給される。
【0031】
読取部52では、蓄積性蛍光体パネル14がパネル搬送機構54によって挟持された状態で鉛直上方向(矢印D方向)に副走査搬送される一方、励起光走査部56からの励起光Lによって主走査され、輝尽発光光Rが得られる。この輝尽発光光Rは、光電変換部58によって電気信号に変換されることで、放射線画像情報が得られる。
【0032】
放射線画像情報が読み取られた蓄積性蛍光体パネル14は、読取部52の下部に待機するカセッテ12に収納された後、カセッテ保持部材50によって矢印E方向に下降してコンベア60に載置される。次いで、カセッテ12は、コンベア60によって矢印F方向に搬送され、再びカセッテ12から蓄積性蛍光体パネル14が排出され、消去部64に供給される。
【0033】
消去部64では、消去光源68から出力された消去光Qがパネル保持機構66によって保持された蓄積性蛍光体パネル14に照射されることにより、残存する放射線画像情報の消去が行われる。
【0034】
消去処理が終了した蓄積性蛍光体パネル14は、再びカセッテ12に収納された後、コンベア60によって矢印G方向に移動し、コンベア60の終端部から上部のカセッテ排出部40を構成する載置台70に載置される。この場合、カセッテ12は、作業者によって取出操作が行われるまでカセッテ排出部40にストックされる。
【0035】
ここで、放射線画像情報読取装置10の近傍には、通常、放射線画像情報撮影装置が配置されており、撮影時の放射線が放射線画像情報読取装置10に影響を及ぼすことが懸念される。
【0036】
しかしながら、放射線画像情報読取装置10は、少なくともカセッテ排出部40を構成する蓋部材45及び載置台70が鉛等の重金属材料からなるため、カセッテ排出部40にストックされているカセッテ12内の蓄積性蛍光体パネル14が放射線画像情報撮影装置からの放射線や自然放射線によって被曝することはない。従って、蓄積性蛍光体パネル14は、消去部64によって消去された直後と略同様な良好な状態でカセッテ排出部40にストックされる。この結果、カセッテ排出部40からカセッテ12を取り出して撮影に供する際、ノイズのない良好な状態からなる蓄積性蛍光体パネル14を提供することができる。
【0037】
なお、カセッテ排出部40にストックされたカセッテ12内の蓄積性蛍光体パネル14は、長時間放置されることで、消去部64で完全に消去されることなく内部に残存していた放射線画像情報がノイズとなって出現するおそれがある。
【0038】
この場合、例えば、放射線画像情報読取装置10の電源を投入した際、カセッテ排出部40にストックされているカセッテ12を一旦消去部64の下部まで戻し、蓄積性蛍光体パネル14を取り出して消去部64に供給し、再度消去処理(二次消去)を行うことにより、時間の経過に伴って出現する放射線画像情報を消去することができる。また、カセッテ12の側部の識別部20からカセッテ情報を読み取り、その情報に基づき、当該カセッテ12に収納されている蓄積性蛍光体パネル14に対する放射線の曝射回数を求め、その曝射回数が所定回数に達した時点で二次消去を行うようにしてもよい。なお、曝射回数に係る情報は、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)等を用いてカセッテ12に直接記録しておき、その情報を放射線画像情報読取装置10で読み取るようにしてもよい。
【0039】
上述した実施形態では、図2に示すように、開蓋することなく一端部から蓄積性蛍光体パネル14を挿脱するように構成したカセッテ12を放射線画像情報読取装置10に適用する場合について説明したが、例えば、図4に示す構造からなるカセッテ84及び蓄積性蛍光体パネル86を適用することもできる。カセッテ84は、本体部88及び蓋体部90からなり、これらの間に蓄積性蛍光体パネル86が収納される。
【0040】
また、図5に示す構造からなるカセッテ100及び蓄積性蛍光体パネル102を放射線画像情報読取装置10に適用することもできる。この場合、カセッテ100は、蓄積性蛍光体パネル102を支持する支持台104と、蓄積性蛍光体パネル102を保護する蓋部材106とから構成される。蓋部材106は、爪部材108a〜108dが支持台104の係合部110a〜110dに係合することで連結される。カセッテ100は、蓋部材106に設けられた凸部112a、112bを図示しない開蓋機構によって押圧することにより、蓋部材106が支持台104から離脱し、蓋部材106が離脱された蓄積性蛍光体パネル102が読取部52又は消去部64に供給される。
【0041】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本実施形態に係る放射線画像情報読取装置の外観図である。
【図2】本実施形態に係る放射線画像情報読取装置に適用されるカセッテ及び蓄積性蛍光体パネルの構成図である。
【図3】本実施形態に係る放射線画像情報読取装置の内部構成図である。
【図4】本実施形態に係る放射線画像情報読取装置に適用される他の構成からなるカセッテの構成図である。
【図5】本実施形態に係る放射線画像情報読取装置に適用されるさらに他の構成からなるカセッテの構成図である。
【符号の説明】
【0043】
10…放射線画像情報読取装置 12、84、100…カセッテ
14、86、102…蓄積性蛍光体パネル 38…カセッテ装填部
40…カセッテ排出部 45…蓋部材
52…読取部 64…消去部
68…消去光源 46、70…載置台

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射線画像情報の蓄積記録された蓄積性蛍光体パネルを保持したカセッテを装填するカセッテ装填部と、前記カセッテ装填部から供給された前記カセッテに保持された前記蓄積性蛍光体パネルに対して励起光を照射し、得られた輝尽発光光を光電的に読み取ることで前記放射線画像情報を取得する読取部と、前記蓄積性蛍光体パネルに消去光を照射して残存する前記放射線画像情報を消去する消去部と、前記蓄積性蛍光体パネルを保持した前記カセッテを排出するカセッテ排出部とを備える放射線画像情報読取装置において、
前記カセッテ排出部は、前記蓄積性蛍光体パネルを保持した複数の前記カセッテをストックするとともに、ストックされた前記カセッテを放射線より隔離する隔離壁を備えることを特徴とする放射線画像情報読取装置。
【請求項2】
請求項1記載の装置において、
前記カセッテ排出部は、前記隔離壁により構成される蓋部材を備えることを特徴とする放射線画像情報読取装置。
【請求項3】
請求項1記載の装置において、
前記隔離壁は、鉛を含む重金属材料により形成されることを特徴とする放射線画像情報読取装置。
【請求項4】
請求項1記載の装置において、
前記消去部は、読取処理後の前記蓄積性蛍光体パネルに残存する前記放射線画像情報を一次消去する一方、所定のタイミングで前記カセッテ排出部から前記蓄積性蛍光体パネルを取り出して二次消去することを特徴とする放射線画像情報読取装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−85044(P2006−85044A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−272207(P2004−272207)
【出願日】平成16年9月17日(2004.9.17)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】