説明

放送受信装置及び放送受信装置における電源オフ方法

【課題】就寝前に毎回スリープモードを設定することなく、常にスリープモードに設定しておくことができる放送受信装置を提供する。
【解決手段】放送する番組と番組情報を受信する受信手段11と、番組情報を抽出する番組情報抽出手段12と、周囲の明るさが予め設定しておいた明るさ検出基準値であるかを検出する明るさ検出手段26と、予め設定したタイマー時間の経過を監視するタイマー時間経過監視手段26を備えた放送受信装置1において、明るさ検出手段26により周囲が所定の明るさとなり、スリープモードが設定されている番組が視聴されているときに、タイマー時間経過監視手段26によりタイマー時間が経過したときに放送受信装置1の電源オフを行うようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送受信装置及び放送受信装置における電源オフ方法に係り、特に就寝のときに設定する放送受信装置のスリープモードによる電源オフ方法に関するものである。本発明のスリープモードとは、予め決められた放送番組(以下、スリープモードが設定された番組という)をユーザが放送受信装置で視聴中に就寝したときでも放送受信装置の電源を自動的にオフすることができる機能である。
【背景技術】
【0002】
従来の放送受信装置のスリープモードは、ユーザが放送受信装置で放送番組(以下、番組という)を視聴している部屋が予め設定しておいた明るさとなり、またそのときから一定の時間(以下タイマー時間という)が経過したときに放送受信装置の電源をオフすることで、ユーザーが番組を視聴している間に就寝しても放送受信装置の電源を自動的にオフすることができる。例えば、特許文献1に開示の技術では、周囲の明るさを検知する光センサーにより周囲が暗くなったことが検出されると、予め設定した所定時間が経過したかを監視する機能が開始される。また、所定時間が経過するまでの間、放送受信装置の音量と表示部の明るさを段階的に低下させ、また所定時間間隔でユーザに所定時間が経過中であることを通知するOSD(On Screen Display)表示が行われる。そして所定時間が経過したときに、放送受信装置の電源が自動的にオフされる放送受信装置における電源オフ方法を提供するようにしている。
【0003】
【特許文献1】特開2006−129047号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ユーザが番組を視聴している部屋が予め設定しておいた明るさ(以下、明るさ検出基準値という)より暗くなってから設定したタイマー時間が経過したときに、放送受信装置の電源を自動的にオフしてしまうと、ユーザが周囲を暗くして番組を視聴している場合でも、放送受信装置の電源がオフされてしまうという問題があった。このため、ユーザは放送受信装置をスリープモードにして就寝したいときは、就寝前にスリープモードを毎回設定する必要があった。しかし、就寝前に毎回スリープモードを設定するのは面倒であるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、明るさの検出基準値とタイマー時間をユーザが決定することができ、更に明るさ検出基準値に達したときにユーザが現在視聴している番組や番組の分類(以下、ジャンルという)にスリープモードが設定されていればタイマー時間の経過で電源をオフすることで、就寝前に毎回スリープモードを設定することなく、常に放送受信装置をスリープモードに設定しておくことができる放送受信装置及び放送受信装置における電源オフ方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の放送受信装置は、予め設定した時間で電源をオフ動作させるスリープモードが設定可能な放送受信装置において、周囲の明るさを検出する明るさ検出手段と、予め設定したタイマー時間で電源をオフ動作させるタイマーと、放送番組の番組情報を受信する受信手段と、前記明るさ検出手段で検出した明るさが所定の明るさ以下になり、現在視聴中の番組情報として所定の番組情報が検知されたとき前記タイマーの動作を開始する制御手段を備えたことを特徴としている。
また、本発明の放送受信装置の前記制御手段は、番組にスリープモードを設定することができる番組スリープモード設定手段と、視聴されている番組にスリープモードが設定されているかを判定する番組スリープモード設定判定手段を備え、前記明るさ検出手段により周囲が所定の明るさ以下となり、且つ前記番組スリープモード設定判定手段により前記スリープモードが設定されている番組が視聴されているときに、前記タイマーの経過時間が前記タイマー時間に達したとき電源をオフすることを特徴としている。
また、本発明の放送受信装置の前記制御手段は、番組のジャンルにスリープモードを設定することができる番組ジャンルスリープモード設定手段と、視聴されている番組のジャンルにスリープモードが設定されているかを判定する番組ジャンルスリープモード設定判定手段を備え、前記明るさ検出手段により周囲が所定の明るさ以下となり、且つ前記番組ジャンルスリープモード設定判定手段により前記スリープモードが設定されている番組のジャンルが視聴されているときに、前記タイマーの経過時間が前記タイマー時間に達したとき電源をオフすることを特徴としている。
また、本発明の放送受信装置の前記制御手段は、外部装置にスリープモードを設定することができる外部装置スリープモード設定手段と、外部接続され映像再生している外部装置にスリープモードが設定されているかを判定する外部装置スリープモード設定判定手段を備え、前記明るさ検出手段により周囲が所定の明るさ以下となり、且つ外部接続された映像再生中の前記外部装置にスリープモードが設定されていると判定されたときに、前記タイマーの経過時間が前記タイマー時間に達したとき電源をオフすることを特徴としている。
また、本発明の放送受信装置は、前記明るさ検出手段で検出した明るさが所定の明るさ以下になったとき、前記スリープモードが設定されていないときは、視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了するときに電源オフすることを特徴としている。
また、本発明の放送受信装置は、前記タイマーを開始するかを設定するスリープモード移行確認設定手段を備えたことを特徴としている。
また、本発明の放送受信装置は、予め決められた所定の時間以内において前記スリープモード移行確認設定手段に前記タイマーを開始する設定がされたとき、または予め決められた所定の時間以内に前記タイマーを開始する設定がされないときに、前記タイマーを開始することを特徴としている。
また、本発明の放送受信装置は、予め決められた所定の時間以内において前記スリープモード移行確認設定手段に前記タイマーを開始しない設定がされたときは、視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了するときに電源オフすることを特徴としている。
また、本発明の放送受信装置は、前記タイマーをキャンセルするキャンセル手段を備え、
前記タイマーを前記キャンセル手段によりキャンセルすることで、前記タイマーの経過時間が前記タイマー時間に達したときでも電源をオフしないことを特徴としている。
また、本発明の放送受信装置は、前記キャンセル手段により前記タイマーがキャンセルされたときは、視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了するときに電源オフすることを特徴としている。
また、本発明の放送受信装置は、視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了するときに、電源オフするかを設定する電源オフ確認設定手段を備えたことを特徴としている。
また、本発明の放送受信装置は、予め決められた所定の時間以内に前記電源オフ確認設定手段に電源オフを行う設定がされたとき、または予め決められた所定の時間以内に電源オフを行う設定がされないときは、視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了したときに、電源オフを行うことを特徴としている。
また、本発明の放送受信装置は、予め決められた所定の時間以内に前記電源オフ確認設定手段に電源オフを行わない設定がされたときは、視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了の後に視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了したときに電源オフを行うかを確認することを特徴としている。
また、本発明の電源オフ方法は、予め設定した時間で電源をオフ動作させるスリープモードが設定可能な放送受信装置の電源オフ方法において、周囲の明るさを検出する明るさ検出工程と、予め設定したタイマー時間で電源をオフ動作させるタイマー管理工程と、放送番組の番組情報を受信する受信工程と、前記明るさ検出工程で検出した明るさが所定の明るさ以下になり、現在視聴中の番組情報として所定の番組情報が検知されたとき前記タイマー管理工程の動作を開始する制御工程を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザが番組を視聴している部屋が予め設定しておいた明るさである明るさ検出基準値以下に達したときに、ユーザが現在視聴している番組や番組のジャンルにスリープモードが設定されていればタイマー時間の経過で電源をオフすることができる放送受信装置及び放送受信装置における電源オフ方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施形態は、明るさの検出基準値、番組のスリープモード、タイマー時間を設定することができ、更に明るさ検出基準値以下に達したときにユーザがスリープモードを設定した番組を視聴していればタイマー時間の経過で電源をオフし、またユーザがスリープモードを設定した番組を視聴していなければ、番組の終了で電源をオフする設定であるかを確認し、番組の終了で電源をオフする設定であれば番組の終了で電源をオフする実施形態である。図1は、本発明の第1の実施形態である放送受信装置の主要な構成を示す機能ブロック図である。この放送受信装置1は、映像及び音声からなる番組と番組情報とを各放送局から受信する。また、放送受信装置1は、スリープモード設定やスリープモード処理の管理機能を備えている。
【0009】
図1の放送受信装置1は、アンテナ2で受信された放送電波を映像信号及び音声信号に変換し、TVモニター3はこれら映像信号及び音声信号に基づき映像及び音声を出力する。ユーザはリモコン4を用いて放送受信装置1を遠隔操作して、放送受信装置1の電源オンオフ操作や視聴する番組のチャンネル選択を行うことができる。更にユーザはリモコン4を用いてスリープモードの設定、スリープモードのキャンセルを放送受信装置1に行わせることができる。この映像表示装置1には周囲の明るさのレベルを測定する光センサー5(明るさ検出手段)が接続されている。また、この映像表示装置1にはパソコンや外部記憶装置(DVD、ビデオ装置、HDD(ハードディスク)、半導体メモリなど)などの外部装置6が接続可能である。
【0010】
以下、図1の放送受信装置1の構成について説明する。
【0011】
図1に示すデジタルチューナ11(受信手段)は、アンテナ2にて受信される放送電波を復調してトランスポートストリームパケット(TSパケット)を出力する。デジタルチューナ11はこれらの放送電波を適宜選択的に復調してTSパケットをTSデコーダ(DeMux処理部)12に出力する。TSデコーダ12は、このTSパケットから所望の番組に関する映像データ及び音声データを抽出する。抽出された映像データ及び音声データは、MPEG−2によって符号化されているデジタルデータである。音声処理部13は符号化された音声データを復号化し、また、映像処理部14は符号化された映像データを復号化する。さらに、TSパケットには番組情報が含まれており、TSデコーダ12はTSパケットから番組情報を抽出する。
【0012】
表示処理部15は、映像処理部14にて復号化された映像データに、OSD処理部16にて生成されるOSD表示のためのデータを表示処理部15で重ね合わせた後、その重ね合わせ後の映像データをテレビ信号に変換してTVモニタ3に出力する。このOSD表示には、スリープモード設定画面、電子番組表の表示等が含まれる。音声処理部13にて復号化された音声データを基に、TVモニタ3に設けられたスピーカから音声が出力される。
【0013】
制御部17(制御手段)は、ユーザによるリモコン4の操作に基づき放送チャンネルを切り替えながら、これら各部11〜16の動作を制御するようになっている。加えて、制御部17には、スリープモードの設定や処理の管理を行うスリープモード管理処理部26が設けられている。制御部17は、リモコン受信部20から、電源オンオフ、スリープモード設定、電子番組表の表示、表示した電子番組表からスリープモード設定の操作を受け付け処理等をすることができる。メモリ18は制御部17の実行するプログラムやこのプログラムにて用いられるデータを一時的に記憶し、また放送受信装置1の基本機能を実現するためのプログラムを記憶している。HDD19は、TSデコーダ12にて抽出された番組情報、制御部17が実行するプログラム、及びスリープモード設定のデータ等を記憶するハードディスクドライブである。
【0014】
リモコン4は、図2に示すようにリモコン4に設けられた操作ボタンに対するユーザの操作に応じて赤外線による操作信号を送信し、リモコン受信部20はこの操作信号を受信すると制御部17に出力する。光センサ受信部21は、光センサ5が測定したレベルを受信し、制御部17に出力する。通信インタフェース部22は、パソコンや外部記憶装置(DVD、ビデオ装置、HDD(ハードディスク)、半導体メモリなど)などの外部装置6との間で、映像信号及び音声信号をやり取りするためのインタフェースである。電源23は、電源が必要な箇所へ電源を供給する装置であり、電源制御部24により電源の供給が制御される。以上の各部11〜24はシステムバス25により接続されている。
【0015】
図2は本発明の第1の実施形態であるリモコン4の操作ボタンの概略配置を示したリモコン4の外観図である。ユーザがこれら操作ボタンのいずれかを押下し操作すると、放送受信装置1はその操作信号を受信し操作ボタンに応じた動作を行う。電源ボタン41は放送受信装置1の電源をオン及びオフするためのボタンである。画面表示ボタン42は選択した番組のチャンネル番号の表示操作やスリープモード設定画面の表示操作を行なうためのボタンである。スリープボタン43はスリープモード設定画面を表示するときに画面表示ボタン42の前に押下するボタンである。キャンセルボタン44は操作のキャンセルやスリープモードによるタイマー時間の経過で電源をオフする設定のキャンセルボタンで、スリープモード設定をキャンセルするときは、スリープボタン43を押下した後に押下するボタンである。チャンネルボタン45はユーザが視聴する番組のチャンネルを選択するためのボタンであり、またスリープモードを設定するときに確認画面表示時間やタイマー時間を入力するためのボタンである。番組表ボタン46は、電子番組表を表示させる番組表ボタンである。スリープモード設定を行っているときに電子番組表を表示し、番組を選択してから決定ボタン48を押下すると選択された番組にスリープモードが設定される。カーソル移動ボタン47a〜47dはTVモニター3にOSD表示された選択項目を選択するためのカーソルを上下左右へと移動させるためのボタンである。決定ボタン48はこのような選択項目を確定するためのボタンである。
【0016】
図3は、本発明の第1の実施形態であるスリープモード設定画面のフォーマットである。図4は、本発明の第1の実施形態であるスリープモード設定画面から設定されたデータを記憶するスリープモード設定データの構成図である。スリープモード設定画面は、リモコン4のスリープボタン43を押下した後に画面表示ボタン42を続けて押下すると、TVモニタ3にOSD表示される画面である。図3に示す本発明の第1の実施形態であるスリープモード設定画面の設定方法について以下説明する。
【0017】
スリープモードの設定については、スリープモード設定画面の設定順序に従って設定する。まず「1.明るさ検出基準値を明るさ検出基準値設定画面から決定して下さい。」 により、「明るさ検出基準値を明るさ検出基準値設定画面の表示」をカーソルで選択し決定ボタン48を押下する。決定ボタン48の押下により、図5に示す明るさ検出基準値設定画面(1)が表示され、ユーザは明るさ検出基準値設定画面(1)の指示に従い、部屋の明るさをテレビを見るときの明るさにして決定ボタン48を押下する。制御部17のスリープモード管理処理部26は、光センサー5が測定した明るさのレベル値aを光センサー受信部21から入力する。次に、5秒程待つと、図6に示す明るさ検出基準値設定画面(2)が表示されるので、ユーザは明るさ検出基準値設定画面(2)の指示に従い、部屋の明るさを就寝するときの明るさにして決定ボタン48を押下する。制御部17のスリープモード管理処理部26は、光センサー5が測定した明るさのレベル値bを光センサー受信部21から入力する。スリープモード管理処理部26は、光センサー5が測定したレベル値のaとbから下記の計算を行い、計算結果をスリープモード設定データの‘明るさ検出基準値’に記憶させ、明るさ検出基準値設定画面(2)の表示を消去する。

補正値 = (a−b)/10 a:テレビを見るときの明るさのレベル値
b:就寝するときの明るさのレベル値
(レベル) = b+補正値

なお、この補正値は、就寝時の明るさレベルに対し検出マージンを持たせて誤動作を防ぐために設定されるものである。
【0018】
次に、OSD表示が図3の設定画面に戻るので、「2.確認画面表示時間を設定して下さい。」 により、スリープモード処理がユーザに確認する図7に示すスリープモード移行確認画面と図8に示す電源オフ確認画面からユーザが‘Yes’または‘No’を設定するまでの待ち時間である表示時間(秒)を設定する。スリープモード管理処理部26は、設定された表示時間(秒)をスリープモード設定データの‘確認画面表示時間(秒)’に記憶する。
【0019】
「3.番組表からスリープモードを設定しますか?」 により、ユーザが‘Yes’を選択した場合は、スリープモード管理処理部26は、スリープモード設定データの‘番組表からスリープモード設定の有無’に1を記憶する。次にユーザは「(1)番組表からスリープモードを設定する番組を決定して下さい。」により、ユーザはリモコン4の番組表ボタン46を押下すると、電子番組表がTVモニター3に表示される。ユーザは、カーソル移動ボタン47a〜47dで番組を選択し決定ボタン48を押下すると、スリープモード管理処理部26は、スリープモード設定データの‘番組ID(番組識別番号)’にユーザが決定した番組の番組IDを記憶する。次にユーザは「(2)タイマー時間を設定して下さい。」により、明るさ検出基準値から電源をオフするまでの時間であるタイマー時間を設定すると、スリープモード管理処理部26は、スリープモード設定データの‘タイマー時間’に設定されたタイマー時間を記憶する。
【0020】
「3.番組表からスリープモードを設定しますか?」により、ユーザが‘No’を選択した場合は、スリープモード管理処理部26は、スリープモード設定データの‘番組表からスリープモード設定の有無’に0を記憶する。次にユーザは「番組終了で電源をオフしますか?」により、ユーザが‘Yes’を選択した場合は、スリープモード管理処理部26は、スリープモード設定データの‘番組終了で電源オフの有無’に1を記憶し、ユーザが‘No’を選択した場合は、スリープモード管理処理部26は、スリープモード設定データの‘番組終了で電源オフの有無’に0を記憶する。
【0021】
「4.スリープモードを開始しますか?」 により、ユーザが‘Yes’を選択した場合は、スリープモード管理処理部26はスリープモード処理を開始し、スリープモード設定画面の表示を消去する。「4.スリープモードを開始しますか?」により、ユーザが‘No’を選択した場合は、スリープモード管理処理部26はスリープモード処理を開始せずに、スリープモード設定画面の表示を消去する。
【0022】
図9は、本発明の第1の実施形態における、スリープモード処理の流れを示すフローチャートである。図9のフローチャートに示すステップ順に基づいて以下説明する。
【0023】
スリープモード処理は、図3に示すスリープモード設定画面の「4.スリープモードを開始しますか?」 により、ユーザが‘Yes’を選択した場合にスリープモード管理処理部26が開始する。
【0024】
(ステップa1)
スリープモード管理処理部26によりスリープモード処理が開始されると、スリープモード管理処理部26は光センサー5が測定したレベルを光センサー受信部21から入力し、入力した光センサーのレベルが図4に示すスリープモード設定データの‘明るさ検出基準値Z’以下であるかをチェックする。
【0025】
(ステップa2)
ステップa1において入力した光センサーのレベルが明るさ検出基準値Z以下と判定されたときはステップa2に進み、スリープモード管理処理部26は、通信インタフェース部22が外部装置6から映像信号及び音声信号を入力し、TVモニター3に画面を表示しているかチェックする。
【0026】
(ステップa3)
ステップa1においてスリープモード設定データの‘明るさ検出基準値Z’を越えているとき、またはステップa2において外部装置6から映像信号及び音声信号を入力してTVモニター3に画面を表示しているときは、ステップa3に進み、一定時間待ち状態としてステップa1に戻る。
【0027】
(ステップa4)
ステップa2において外部装置6からの入力によりTVモニター3に画面を表示していないときは、スリープモード管理処理部26は、TSデコーダ12がTSパケットから抽出した番組情報からユーザが現在視聴している番組IDを取り出す。
【0028】
(ステップa5)
次にステップa5に進み、図4に示すスリープモード設定データの‘スリープモード設定の有無’が有りであれば、スリープモード設定データの‘番組ID’を取り出し、ステップa4において取り出したユーザが現在視聴している番組IDと同じであるかチェックする。同じであれば、ユーザが現在視聴している番組はスリープモードが設定されている番組となる。
【0029】
(ステップa6)
ステップa5において、ユーザが現在視聴している番組はスリープモードが設定されている番組であると判定されたときは、スリープモード管理処理部26はタイマー時間が経過したときに電源オフを行う処理であるスリープモードに移行するかをユーザに確認するために、OSD処理部16に図7に示すスリープモード移行確認画面のOSD表示指令を出力する。OSD処理部16は、スリープモード移行確認画面を生成し、スリープモード移行確認画面を表示処理部15に出力する。表示処理部15は、映像処理部14にて復号化された映像データにOSD処理部16にて生成されたスリープモード移行確認画面を重ね合わせ、その重ね合わせた映像をテレビジョン信号に変換してTVモニター3に出力して映像表示する。
【0030】
(ステップa7)
次にステップa7に進み、OSD表示されたスリープモード確認画面からユーザがリモコン4の操作によりt秒以内に‘Yes’を選択したかをチェックするため、スリープモード管理処理部26は、リモコン受信部20からt秒間以内に該当する信号が出力されたかをチェックする。
【0031】
(ステップa8)
ステップa7において、ユーザがリモコン4の操作によりt秒以内に‘Yes’を選択したと判定されたときは、スリープモード管理処理部26は、スリープモード設定データの‘タイマー時間’を取り出し、現在時刻にタイマー時間を加算して電源オフ時刻を決定する。
【0032】
(ステップa9)
次にステップa9に進み、ユーザがリモコン4からキャンセルを行ったかをチェックするため、スリープモード管理処理部26は、リモコン受信部20からキャンセルに該当する信号が出力されたかをチェックする。
【0033】
(ステップa10)
ステップa9において、ユーザがリモコン4からキャンセルを行っていないと判定されたときは、タイマー時間が経過したかをチェックするために、スリープモード管理処理部26は現在時刻が電源オフ時刻以上であるかチェックする。
【0034】
(ステップa11)
ステップa10において、現在時刻が電源オフ時刻より小さいときは、ステップa11に進み、一定時間待ち状態としてステップa9に戻る。
【0035】
(ステップa12)
ステップa5においてユーザが現在視聴している番組はスリープモードが設定されている番組でないと判定されたとき、あるいはステップa7においてOSD表示されたスリープモード確認画面からユーザがリモコン4の操作によりt秒以内に‘No’を設定したと判定されたとき、あるいはステップa9においてユーザがリモコン4からキャンセルを行ったと判定されたときは、ステップa12に進む。ステップa12において、スリープモード管理処理部26は、スリープモード設定データの‘番組終了で電源オフの有無’を取り出し番組終了で電源オフが有りとなっているかをチェックする。番組終了で電源オフが有りでない(無し)と判定されると本処理を終了する。
【0036】
(ステップa13)
ステップa12において、番組終了で電源オフ有りと判定されたときは、スリープモード管理処理部26は、図10に示す番組終了による電源オフ設定処理を開始する。
【0037】
(ステップa14)
ステップa10において現在時刻が電源オフ時刻以上であると判定されたとき、またはステップa13の番組終了による電源オフ処理から戻ったときは、ステップa14に進み、スリープモード管理処理部26は、電源制御部24に放送受信装置1の電源オフを行う指令を行う。指令を受けた電源制御部24が電源23の電源オフを行うことで本処理は終了する。
【0038】
次に、ステップa13で処理が開始される「番組終了による電源オフ設定処理」を図10に示すフローチャートのステップ順に基づいて説明する。図9に示したスリープモード処理のステップa12において番組終了で電源オフすると判定されると、図10に示した「番組終了による電源オフ設定処理」を開始する。
【0039】
(ステップb1)
まず、スリープモード管理処理部26は、TSデコーダ12がTSパケットから抽出した番組情報からユーザが現在視聴している番組の番組終了時刻を取り出す。
【0040】
(ステップb2)
次に、ステップb2に進み番組終了時刻となったかをチェックするために、スリープモード管理処理部26は現在時刻が番組終了時刻以上であるかチェックする。
【0041】
(ステップb3)
ステップb2において現在時刻が番組終了時刻より小さいときは、ステップb3に進み、一定時間待ち状態としてステップb1に戻る。
【0042】
(ステップb4)
ステップb2において、現在時刻が番組終了時刻以上であると判定されたときは、スリープモード管理処理部26は番組終了時刻となったときに電源をオフするかをユーザに確認するために、OSD処理部16に図8に示す電源オフ確認画面のOSD表示指令を出力する。OSD処理部16は、電源オフ確認画面を生成し、電源オフ確認画面を表示処理部15に出力する。表示処理部15は、映像処理部14にて復号化された映像データにOSD処理部16にて生成された電源オフ確認画面を重ね合わせ、その重ね合わせた映像をテレビジョン信号に変換してTVモニター3に出力して映像表示する。
【0043】
(ステップb5)
次にステップb5に進み、OSD表示された電源オフ確認画面からユーザがリモコン4の操作によりt秒以内に‘Yes’を選択したか、または何も選択されなかったかをチェックするため、スリープモード管理処理部26は、リモコン受信部20からt秒間以内にYesの信号が出力されたか、または信号は出力されていないかをチェックする。スリープモード管理処理部26は、t秒間以内にYesの信号がリモコン受信部20から出力されているか、または信号が出力されていなければ、図9に示すスリープモード処理のステップa14に戻る。また、ユーザがリモコン4の操作によりt秒以内に‘No’を選択することで、t秒以内にNoの信号がリモコン受信部20から出力されていれば、スリープモード管理処理部26はステップb1に戻る。
【0044】
このような第1の実施形態によれば、明るさの検出基準値とタイマー時間をユーザが決定することができ、更に明るさ検出基準値に達したときにユーザが現在視聴している番組にスリープモードが設定されていればタイマー時間の経過で電源をオフすることで、就寝前にスリープモードを設定することなく、常に放送受信装置をスリープモードに設定しておくことができる放送受信装置及び放送受信装置における電源オフ方法を提供することができる。
【0045】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態が番組にスリープモードが設定できるのに対して、番組のジャンルでスリープモードが設定できる実施形態である。例えば、スポーツ番組、ドラマ、映画などの番組のジャンル毎にスリープモードを設定することができる実施形態である。第2の実施形態の放送受信装置の機能ブロック図、リモコンの操作ボタンの概略配置の外観図は、第1の実施形態と同じである。
【0046】
図11は、本発明の第2の実施形態であるスリープモード設定画面のフォーマットである。図12は、本発明の第2の実施形態であるスリープモード設定画面から設定されたデータを記憶するスリープモード設定データの構成図である。スリープモード設定画面は、リモコン4のスリープボタン43を押下した後に画面表示ボタン42を続けて押下すると、TVモニタ3にOSD表示される画面である。
【0047】
図11に示す本発明の第2の実施形態であるスリープモード設定画面の設定方法について以下説明する。スリープモード設定画面の設定方法は、スリープモード設定画面の設定順序に従って設定するようになっている。図11に示すスリープモード設定画面の「3.(1)スリープモードを設定するジャンルの○をチェックして下さい。」の項目と設定されたデータが図12に示すスリープモード設定データに記憶される以外は、図3に示す第1の実施形態のスリープモード設定画面のフォーマットと同じである。以下、「3.番組表のジャンルからスリープモードを設定しますか?」でユーザが‘Yes’を選択し、「3.(1)スリープモードを設定するジャンルの○をチェックして下さい。」について説明する。
【0048】
「3.番組表のジャンルからスリープモードを設定しますか?」 により、ユーザが‘Yes’を選択した場合は、スリープモード管理処理部26は、スリープモード設定データの‘番組表のジャンルからスリープモード設定の有無’に1を記憶する。次にユーザは「(1)スリープモードを設定するジャンルの○をチェックして下さい。」により、ユーザがスリープモードを設定るジャンルの○をチェックするとチェックした○は●となり、スリープモード管理処理部26は、スリープモード設定データの‘該当ジャンル’に1を記憶する。
【0049】
本発明の第2の実施形態におけるスリープモード処理の流れを示すフローチャートは、本発明の第1の実施形態における図9に示すスリープモード処理の流れを示すフローチャートのステップa4とステップa5以外は同じである。また、図9に示すスリープモード処理の流れを示すフローチャートで参照している図4のスリープモード設定データから図12のスリープモード設定データに変更される。
【0050】
本発明の第2の実施形態におけるステップa4とステップa5の処理をステップa4’、ステップa5’とすると、下記のようになる。
(ステップa4’)
ステップa2において外部装置6からTVモニター3に画面を表示していないときは、ステップa4’においてスリープモード管理処理部26は、TSデコーダ12がTSパケットから抽出した番組情報からユーザが現在視聴している番組のジャンルIDを取り出す。
(ステップa5’)
次にステップa5’に進み、図12に示すスリープモード設定データの‘スリープモード設定の有無’が有りであれば、スリープモード設定データの‘ジャンルID’を取り出し、ステップa4’において取り出したユーザが現在視聴している番組のジャンルIDと同じであるかチェックする。同じであれば、ユーザが現在視聴している番組のジャンルはスリープモードが設定されている番組のジャンルとなる。
【0051】
このような第2の実施形態によれば、明るさの検出基準値とタイマー時間をユーザが決定することができ、更に明るさ検出基準値に達したときにユーザが現在視聴している番組のジャンルにスリープモードが設定されていればタイマー時間の経過で電源をオフすることで、就寝前にスリープモードを設定することなく、常に放送受信装置をスリープモードに設定しておくことができる放送受信装置及び放送受信装置における電源オフ方法を提供することができる。
【0052】
上記の実施の形態では、スリープモード管理処理部26は、通信インタフェース部22が外部装置6から映像信号及び音声信号を入力し、TVモニター3に画面を表示しているかチェックし、外部装置6からTVモニター3に画面を表示しているときは、スリープモードの設定は行わないようにしている。しかし、その他の実施例として、この映像表示装置1にパソコンや外部記憶装置(DVD、ビデオ装置、HDD(ハードディスク)、半導体メモリなど)などの外部装置6を接続し、接続した装置毎にスリープモードを設定するようにできる。例えば、外部記憶装置のDVDとビデオ装置にスリープモードを設定できるようにすることで、明るさ検出基準値以下になったときにDVDとビデオ装置にスリープモードが設定されていれば、タイマー時間の経過で電源をオフすることができる。このようにすれば、DVDとビデオ装置を視聴しながら就寝する場合などに好適である。
【0053】
なお、以上の動作説明で、ステップa1、a10、b2の判断に=(等号)を入れないようにした判断も行えることは明らかである。以上実施の形態で具体的に説明したが、これは例示にすぎず、これらを発明の要旨を変更しない範囲で変形して実施できることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は、放送受信装置及び放送受信装置における電源オフ方法に好適であるが、放送受信装置及び放送受信装置における電源オフ方法に限られるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の放送受信装置の主要な構成を示す機能ブロック図
【図2】本発明のリモコンの操作ボタンの概略配置を示した外観図
【図3】本発明の第1の実施形態であるスリープモード設定画面のフォーマット
【図4】本発明の第1の実施形態であるスリープモード設定データの構成図
【図5】本発明の明るさ検出基準値設定画面(1)の一例を示す図
【図6】本発明の明るさ検出基準値設定画面(2)の一例を示す図
【図7】本発明のスリープモード移行確認画面の一例を示す図
【図8】本発明の電源オフ確認画面の一例を示す図
【図9】本発明の第1の実施形態であるスリープモード処理を示すフローチャート
【図10】本発明の第1の実施形態である番組終了による電源オフ設定処理を示すフローチャート
【図11】本発明の第2の実施形態であるスリープモード設定画面のフォーマット
【図12】本発明の第2の実施形態であるスリープモード設定データの構成図
【符号の説明】
【0056】
1・・・放送受信装置
2・・・アンテナ
3・・・TVモニター
4・・・リモコン
5・・・光センサー
6・・・外部装置
11・・・デジタルチューナ
12・・・TSデコーダ(DeMux処理部)
13・・・音声処理部
14・・・映像処理部
15・・・表示処理部
16・・・OSD処理部
17・・・制御部
18・・・メモリ
19・・・HDD(ハードディスクドライブ)
20・・・リモコン受信部
21・・・光センサー受信部
22・・・通信インターフェース部
23・・・電源
24・・・電源制御部
25・・・システムバス
26・・・スリープモード管理処理部
41・・・電源ボタン
42・・・画面表示ボタン
43・・・スリープボタン
44・・・キャンセルボタン
45・・・チャンネルボタン
46・・・番組表ボタン
47a・・カーソル移動ボタン(上)
47b・・カーソル移動ボタン(下)
47c・・カーソル移動ボタン(左)
47d・・カーソル移動ボタン(右)
48・・・決定ボタン



【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め設定した時間で電源をオフ動作させるスリープモードが設定可能な放送受信装置において、
周囲の明るさを検出する明るさ検出手段と、
予め設定したタイマー時間で電源をオフ動作させるタイマーと、
放送番組の番組情報を受信する受信手段と、
前記明るさ検出手段で検出した明るさが所定の明るさ以下になり、現在視聴中の番組情報として所定の番組情報が検知されたとき前記タイマーの動作を開始する制御手段を備えたことを特徴とする放送受信装置。
【請求項2】
前記制御手段は、
番組にスリープモードを設定することができる番組スリープモード設定手段と、
視聴されている番組にスリープモードが設定されているかを判定する番組スリープモード設定判定手段を備え、
前記明るさ検出手段により周囲が所定の明るさ以下となり、且つ前記番組スリープモード設定判定手段により前記スリープモードが設定されている番組が視聴されているときに、前記タイマーの経過時間が前記タイマー時間に達したとき電源をオフすることを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
番組のジャンルにスリープモードを設定することができる番組ジャンルスリープモード設定手段と、
視聴されている番組のジャンルにスリープモードが設定されているかを判定する番組ジャンルスリープモード設定判定手段を備え、
前記明るさ検出手段により周囲が所定の明るさ以下となり、且つ前記番組ジャンルスリープモード設定判定手段により前記スリープモードが設定されている番組のジャンルが視聴されているときに、前記タイマーの経過時間が前記タイマー時間に達したとき電源をオフすることを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
【請求項4】
前記制御手段は、
外部装置にスリープモードを設定することができる外部装置スリープモード設定手段と、
外部接続され映像再生している外部装置にスリープモードが設定されているかを判定する外部装置スリープモード設定判定手段を備え、
前記明るさ検出手段により周囲が所定の明るさ以下となり、且つ外部接続された映像再生中の前記外部装置にスリープモードが設定されていると判定されたときに、前記タイマーの経過時間が前記タイマー時間に達したとき電源をオフすることを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
【請求項5】
前記明るさ検出手段で検出した明るさが所定の明るさ以下になったとき、前記スリープモードが設定されていないときは、視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了するときに電源オフすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の放送受信装置。
【請求項6】
前記タイマーを開始するかを設定するスリープモード移行確認設定手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項4のいずれか一項に記載の放送受信装置。
【請求項7】
予め決められた所定の時間以内において前記スリープモード移行確認設定手段に前記タイマーを開始する設定がされたとき、または予め決められた所定の時間以内に前記タイマーを開始する設定がされないときに、前記タイマーを開始することを特徴とする請求項6に記載の放送受信装置。
【請求項8】
予め決められた所定の時間以内において前記スリープモード移行確認設定手段に前記タイマーを開始しない設定がされたときは、視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了するときに電源オフすることを特徴とする請求項6に記載の放送受信装置。
【請求項9】
前記タイマーをキャンセルするキャンセル手段を備え、
前記タイマーを前記キャンセル手段によりキャンセルすることで、前記タイマーの経過時間が前記タイマー時間に達したときでも電源をオフしないことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の放送受信装置。
【請求項10】
前記キャンセル手段により前記タイマーがキャンセルされたときは、視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了するときに電源オフすることを特徴とする請求項9に記載の放送受信装置。
【請求項11】
視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了するときに、電源オフするかを設定する電源オフ確認設定手段を備えたことを特徴とする請求項5または請求項8または請求項10のいずれか一項に記載の放送受信装置。
【請求項12】
予め決められた所定の時間以内に前記電源オフ確認設定手段に電源オフを行う設定がされたとき、または予め決められた所定の時間以内に電源オフを行う設定がされないときは、視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了したときに、電源オフを行うことを特徴とする請求項11に記載の放送受信装置。
【請求項13】
予め決められた所定の時間以内に前記電源オフ確認設定手段に電源オフを行わない設定がされたときは、視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了の後に視聴されている番組または外部接続された映像再生が終了したときに電源オフを行うかを確認することを特徴とする請求項11に記載の放送受信装置。
【請求項14】
予め設定した時間で電源をオフ動作させるスリープモードが設定可能な放送受信装置の電源オフ方法において、
周囲の明るさを検出する明るさ検出工程と、
予め設定したタイマー時間で電源をオフ動作させるタイマー管理工程と、
放送番組の番組情報を受信する受信工程と、
前記明るさ検出工程で検出した明るさが所定の明るさ以下になり、現在視聴中の番組情報として所定の番組情報が検知されたとき前記タイマー管理工程の動作を開始する制御工程を備えたことを特徴とする電源オフ方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−118336(P2009−118336A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−291081(P2007−291081)
【出願日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】