説明

故障車両搬送台車

【課題】 部材の点数を減らしつつ軽量化を図り、取扱性を向上させた故障車両搬送台車を提供する。
【解決手段】 走行不能の鉄道車両Bを搬送するための故障車両搬送台車Aであって、左右一対の基台1と、一対の基台1を結合する結合部材2と、基台1の上面1cに設けられ鉄道車両Bの車輪20を支持する支持受部材3とを備えるとともに、基台1の下面1dに、軌条10の頭頂部10aに当接されつつ故障車両搬送台車Aを軌条10に沿って滑動可能な第1滑動部材4を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、事故や故障などで走行不能となった鉄道車両を搬送する故障車両搬送台車に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、事故や故障などで走行不能となった鉄道車両を基地まで搬送するための故障車両搬送台車には、例えば左右一対の内外フレームと、この内外フレームに直交しつつ内外フレームの前端部同士及び後端部同士をそれぞれ結合する前後一対の横フレームと、各内外フレームの一端に設けられた固定輪軸と、各内外フレームの他端に前後動自在に設けられた移動輪軸と、固定輪軸および移動輪軸の両軸にそれぞれ回転可能に支持されたフランジ付き車輪と、前記両軸にそれぞれ回動可能に設けられた故障車輪支持受と、移動輪軸を固定輪軸方向へ押動する押動手段とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この種の故障車両搬送台車は、フランジ付き車輪が軌条上に配置された状態で、故障車輪支持受で車輪を支持しつつ鉄道車両が載せられ、鉄道車両の牽引とともにフランジ付き車輪が鉄道車両の車輪に代替されて、鉄道車両の運搬が可能とされる。この故障車両搬送台車は、一般に、それぞれの部材が分解可能とされており、通常時には、分解された各部材が収納箱に納められて保守基地に保管され、鉄道車両が走行不能となった異常時に、現地に運搬され組み立てられて使用されている。
【特許文献1】特開2002−67937号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の故障車両搬送台車は、例えば16t程度の鉄道車両の軸重を支持するため、それぞれの部材を堅牢に製作する必要があり、例えば550kg程度の重量を有するものとなっていた。このため、その運搬に多大な労力と時間を要するという問題があった。
【0005】
また、部材点数が多く、且つその重量が大きいため、運搬後の組立にも多くの時間と人員が必要とされ、軽量化しつつ取扱性を向上させた故障車両搬送台車が強く望まれていた。
【0006】
本発明は、上記事情を鑑み、部材の点数を減らしつつ軽量化を図り、取扱性を向上させた故障車両搬送台車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
【0008】
本発明の故障車両搬送台車は、走行不能の鉄道車両を搬送するための故障車両搬送台車であって、左右一対の基台と、該一対の基台を結合する結合部材と、前記基台の上面に設けられ前記鉄道車両の車輪を支持する支持受部材とを備えるとともに、前記基台の下面に、前記軌条の頭頂部に当接されつつ前記故障車両搬送台車を該軌条に沿って滑動させる第1滑動部材が設けられていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の故障車両搬送台車は、前記一対の基台の対向する側端側に、前記第1滑動部材の前記軌条と当接する当接面よりも下方に延設されたフランジ部材が設けられ、該フランジ部材の前記当接面よりも下方に位置する第1滑動部材側の側面の少なくとも一部に第2滑動部材が設けられていることが望ましい。
【0010】
さらに、本発明の故障車両搬送台車は、前記第1と第2滑動部材とがポリアミド系合成高分子で形成されていることが望ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の故障車両搬送台車によれば、基台の下面に軌条の頭頂部に当接される第1滑動部材が設けられていることで、故障車両搬送台車を軌条に沿って滑動させることができ、この故障車両搬送台車に鉄道車両を載せて搬送することができる。これにより、従来の故障車両搬送台車の、特にフランジ付き車輪やこれを回転可能に支持する車軸などの重量物を備える必要がないため、故障車両搬送台車の部材点数を減らすことができるとともに、故障車両搬送台車を大幅に軽量化することが可能となる。よって、故障車両搬送台車を保守基地から現地へ運搬する労力や時間を低減することができ、且つ組立時の取扱性を向上させることができる。
【0012】
さらに、搬送機構が軌条に当接される第1滑動部材の滑動によるものであるため、フランジ付き車輪や車軸を備える故障車両搬送台車と比較して、故障車両搬送台車の高さを小さく薄型化することができ、故障車両搬送台車に鉄道車両を載せる際に、鉄道車両のリフト量を小さくすることが可能となる。
【0013】
また、本発明の故障車両搬送台車においては、フランジ部材が第1滑動部材の軌条との当接面よりも下方に延出され、このフランジ部材の少なくとも当接面よりも下方に位置する側面に第2滑動部材が設けられていることによって、搬送時に故障車両搬送台車が左右方向に変位した場合においても、フランジ部材により故障車両搬送台車が軌条から脱落することを防止でき、このとき、第2滑動部材が軌条の頭側部に当接されるため、軌条が損傷されることを防止することができる。よって、円滑に鉄道車両を搬送することが可能となる。
【0014】
さらに、本発明の故障車両搬送台車においては、第1および第2滑動部材がポリアミド系合成高分子で形成されていることにより、第1および第2滑動部材を軌条に対しすべり性の高い、相対摩擦係数の小さなものとすることができる。これにより、確実に故障車両搬送台車を軌条に沿って滑動させることができ、円滑に鉄道車両を搬送することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図1から図5を参照し、本発明の一実施形態に係る故障車両搬送台車について説明する。
【0016】
本発明の一実施形態は、事故や故障などで走行不能となった鉄道車両の車輪を支持して軌条に沿って鉄道車両を搬送する故障車両搬送台車に関するものである。この故障車両搬送台車Aは、図1から図3に示すように、平板状に形成され搬送方向(軌条の延設方向)に沿って平行配置された一対の基台1と、この基台1の前端1a側と後端1b側とにそれぞれ設けられ一対の基台1を一体的に結合する前後一対の結合部材2と、基台1の上面1cに突設され鉄道車両の車輪を支持する支持受部材3と、基台1の下面1dに、軌条の頭頂部に当接されつつ故障車両搬送台車Aを軌条に沿って滑動させる第1滑動部材4とを主な構成要素としている。ここで、故障車両搬送台車Aの総重量は60kg程度とされている。
【0017】
さらに、一対の基台1の対向するそれぞれの一側端1e側には、基台1の軸線O1方向先端1aから後端1bに設けられ基台1の上下面1c、1dに直交する方向に延設された略平板状のフランジ部材5が設けられている。このフランジ部材5は、その上端5aが詳細は後述する支持受部材3の上端3aよりも若干下方に位置され、下端5bが基台1の下面1dに設けられた第1滑動部材4の軌条と当接する当接面(下面)4aよりも下方に位置されている。また、このフランジ部材5の基台1の上面1cよりも上方に位置する部分には、図2から図3に示すように、軸線O1方向の中央に、上端5a側に下底が配される台形形状の切欠き部5cが形成され、この台形形状の切欠き部5cは、その上底が基台1の上面1cよりも若干上方に位置されるように形成されている。この切欠き部5cによって画成された基台1の前端1a側と後端1b側のそれぞれの突部5dには、図3に示すように、上端5a側に、基台1に直交する両側面を貫通し基台1の軸線O1方向に並設された2つの貫通孔5eが形成されている。一方、フランジ部材5の基台1の下面1d側に延出された下端5b側の部分は、下方に凸の台形形状とされこの下端5b側のフランジ部材5には、第1滑動部材4側の側面5eの下端5b側(台形形状の上底側)に、下端5bに沿って固着され板状に形成された詳細は後述する第2滑動部材6が突設されている。
【0018】
各一対の結合部材2は、それぞれ略円柱棒状に形成された1つの円柱棒状部材2aと、この円柱棒状部材2aの一端と他端にそれぞれ接続された矩形板状の2つの板部材2bとから構成されている。板部材2bは、円柱棒状部材2aの軸線O2に直交する2つの平面のうち、一平面の中央に円柱棒状部材2aの一端または他端が接続されている。また、それぞれの板部材2bには、一平面から他平面に向けて貫通する2つの固定孔2cが設けられており、この2つの固定孔2cは、円柱棒状部材2aを間にして並設されている。
【0019】
上記のように構成された一対の基台1と一対の結合部材2とは、フランジ部材5の突部5dに2つずつ形成された貫通孔5eと、結合部材2の板部材2bに2つずつ形成された固定孔2cとを連通させつつボルトとナットで締結されて一体的に結合される。このとき、基台1と結合部材2は、各結合部材2の軸線O2が、基台1の軸線O1に直交するように結合される。また、図4から図5に示すように、本実施形態の故障車両搬送台車Aを軌条10に設置した状態で、2つの基台1の離間は、各基台1の第1滑動部材4の下面(当接面)4aがそれぞれ軌条10の頭頂部10aに当接可能な距離とされている。
【0020】
一対の基台1の上面1cに突設された支持受部材3は、図1から図3に示すように、基台1の前端1a側と後端1b側とに1つずつ設けられている。これらの支持受部材3は、断面略台形形状を呈するものとされ、基台1の軸線O1方向中央から等しい離間で設けられている。また、それぞれの支持受部材3の上面3bは、基台1の中央側の一端3cが他端(上端)3aよりも若干下方に配されて斜設されている。また、基台1の軸線O1と平行する2つの側面3d、3eのうち、一側面3dが基台1の一側端1eに対向する他側端1f側の側面と同一平面を形成するように設けられている。他側面3eは、基台1の一側端1eに平行しつつ基台1の中央側の一部が基台1の一側端1eよりも若干他側端1f側に位置されている。また、他側面3eのフランジ部材5の突部5dと対向する部分は、突部5dの側面に接続されている。
【0021】
一方、第1滑動部材4は、基台1の下面1dの前端1a側と後端1b側とに1つずつ突出状態で固着されている。この第1滑動部材4は、ポリアミド系合成高分子で形成されているとともに断面台形形状を呈するものとされ、下底側の平面4bが基台1の下面1dに面接触されつつ固着されている。また、第1滑動部材4は、軸線O1方向に位置し基台1の中央側を向く一側面4cよりも、この一側面4cの反対側に位置する他側面4dが鋭角に傾斜されて形成されている。さらに、この他側面4dと下底側の平面4bとが交差する端部は、基台1の前端1a側の第1滑動部材4の端部が基台1の前端1aと、基台1の後端1b側の第1滑動部材4の端部が基台1の後端1bと同位置とされている。また、基台1の軸線O1に平行する2つの側面4e、4fのうち、一方の側面4eが基台1の他側端1f側の側面と同一平面を形成するように設けられている一方、他方の側面4fは、基台1の一側端1eよりも若干他側端1f側に位置されている。
【0022】
他方、第2滑動部材6は、第1滑動部材4と同様に、ポリアミド系合成高分子で形成されたものであり、フランジ部材5の側面5eに平行する突設方向先端側の側面6aが、第1滑動部材6の他方の側面4fと平行しつつ、この他方の側面4fよりも若干フランジ部材5側に位置されている。また、基台1の下面1dと対向する上面6bは、基台1の下面1dよりも下方で第1滑動部材6の下面4aよりも若干上方に位置され、この上面6bと対向する下面6cは、フランジ部5の下端5bの平面と同一平面を形成するように設けられている。
【0023】
ついで、図4から図5を参照し、上記の構成からなる故障車両搬送台車Aを用いて鉄道車両を搬送する方法について説明する。
【0024】
はじめに、総重量が60kg程度の故障車両搬送台車Aを鉄道車両Bが走行不能となった現地に運搬するとともに、これを組み立て、一対の基台1に設けられた第1滑動部材4の下面(当接面)4aが、それぞれ一対の軌条10の頭頂部10aと当接するように、故障車両搬送台車Aを軌条10上に設置する。ついで、鉄道車両B(図4から図5にはこの鉄道車両Bの車輪20のみを図示する)を適宜手段を用いて持ち上げ、鉄道車両Bの車輪20を故障車両搬送台車Aに載せる。このとき、鉄道車両Bの車軸21で連結された2つの車輪20のそれぞれが、一対の基台1に設けられた一対の支持受部材3の上面3bに、車輪20のフランジ20aを除く外周面20bの一部が当接されるように載置される。また、このとき、図5に示すように、車輪20の最下端部20cが基台1の上面1cと非接触とされつつ基台1の軸線O1方向の中央に配される。これとともに、支持受部材3の上面3bよりも下方に配された車輪20のフランジ20aがフランジ部材5の切欠き部5cに位置され、鉄道車両Bの一対の車輪20が支持受部材3の上面3bのみと接触されて故障車両搬送台車Aに支持される。このように、鉄道車両Bの複数の車軸21の各一対の車輪20がそれぞれ複数の故障車両搬送台車Aに同様に支持されることで、鉄道車両B全体が支持される。
【0025】
故障車両搬送台車Aが走行不能の鉄道車両Bを支持した段階で、鉄道車両Bを牽引する。この牽引により、ポリアミド系合成高分子で形成され軌条10に対する相対摩擦係数が小さい第1滑動部材4が軌条10の頭頂部10aに当接されつつ滑動されるとともに、鉄道車両Bが故障車両搬送台車Aに支持されつつ滑動されて軌条10に沿って搬送される。また、搬送中に故障車両搬送台車Aが軌条10の左右方向(図4の矢印a方向)に変位した場合には、第1滑動部材4と同様にポリアミド系合成高分子で形成された第2滑動部材6の突設方向先端側の側面6aが、軌条10の頭側部10bに当接され円滑に滑動させるとともに、故障車両搬送台車Aが常に軌条10上に位置されるように保持する。
【0026】
したがって、上記の故障車両搬送台車Aにおいては、第1滑動部材4がポリアミド系合成高分子で形成されていることによって、鉄道車両Bを搬送する際に、軌条10と第1滑動部材4との間に作用する摩擦抵抗を小さくすることができる。これにより、故障車両搬送台車Aで鉄道車両Bを支持した状態で、第1滑動部材4を軌条10に沿って滑動させることができ、鉄道車両Bを確実に搬送することが可能となる。
【0027】
また、上記の故障車両搬送台車Aは、第1滑動部材4を備え、軌条10上で滑動させることにより、鉄道車両Bの搬送が可能とされ、従来の故障車両搬送台車のように、フランジ付き車輪やこれを回転可能に支持する車軸などの重量物を備える必要がないため、部材点数を減らすことができ、その総重量を60kg程度に軽量化することができる。これにより、例えば保守基地から現地に故障車両搬送台車Aを運搬する労力や時間を低減することができ、且つ組立時の取扱性を向上させることが可能となる。加えて、フランジ付き車輪や車軸を備える故障車両搬送台車と比較して、故障車両搬送台車Aの高さを小さくすることができ、薄型化されるため、故障車両搬送台車Aに鉄道車両Bを載せる際にリフト量を小さくすることが可能となる。
【0028】
さらに、上記の故障車両搬送台車Aによれば、フランジ部材5が第1滑動部材4の下面4aよりも下方に延出され、その側面5eの下端5b側に第2滑動部材6を備えることによって、搬送時に、故障車両搬送台車Aが軌条10の延設方向に対し左右方向に変位した場合においても、フランジ部材5が軌条10の頭側部10bに当接されて故障車両搬送台車Aおよび鉄道車両Bが軌条10から脱落することを防止でき、このとき、軌条10の頭側部10bに、すべり性の高い第2滑動部材6が当接されることとなるため、当接された軌条10に損傷が生じることを防止できる。
【0029】
なお、本発明は、上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、基台1が矩形状に形成され、一対の基台1を結合する結合部材2が円柱棒状の円柱棒状部材2aと矩形板状の板部材2bとから構成されるものとしたが、他の部材も含めて各部材の形状は、特に限定される必要のないものである。また、第1滑動部材4と第2滑動部材6とが、ともにポリアミド系合成高分子で形成されているものとしたが、これらの滑動部材4、6は、軌条10に対する相対摩擦係数が小さく、これを備えた故障車両搬送台車Aが鉄道車両Bを支持しつつ軌条10上を滑動可能であれば、例えば油を含んだ金属製多孔材料など他の材質のものであってもよい。さらに、第1滑動部材4と第2滑動部材6とが異なる材質のものであってもよく、滑動部材は、第1滑動部材4のみとされてもよいものである。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施形態に係る故障車両搬送台車を示す正面図である。
【図2】図1の故障車両搬送台車の平面図である。
【図3】図1の故障車両搬送台車の左側面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る故障車両搬送台車に鉄道車両を載せた状態を示す正面図である。
【図5】図4の左側面図である。
【符号の説明】
【0031】
1 基台
1a 前端
1b 後端
1c 上面
1d 下面
1e 一側端
1f 他側端
2 結合部材
3 支持受部材
3b 上面
4 第1滑動部材
4a 下面(当接面)
5 フランジ部材
5e 側面
6 第2滑動部材
10 軌条
10a 頭頂部
10b 頭側部
20 鉄道車両の車輪
20a フランジ
21 鉄道車両の車軸
A 故障車両搬送台車
B 鉄道車両
O1 基台の軸線
O2 結合部材の軸線


【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行不能の鉄道車両を搬送するための故障車両搬送台車であって、
左右一対の基台と、該一対の基台を結合する結合部材と、前記基台の上面に設けられ前記鉄道車両の車輪を支持する支持受部材とを備えるとともに、前記基台の下面に、前記軌条の頭頂部に当接されつつ前記故障車両搬送台車を該軌条に沿って滑動させる第1滑動部材が設けられていることを特徴とする故障車両搬送台車。
【請求項2】
請求項1記載の故障車両搬送台車において、
前記一対の基台の対向する側端側に、前記第1滑動部材の前記軌条と当接する当接面よりも下方に延設されたフランジ部材が設けられ、該フランジ部材の前記当接面よりも下方に位置する第1滑動部材側の側面の少なくとも一部に第2滑動部材が設けられていることを特徴とする故障車両搬送台車。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の故障車両搬送台車において、
前記第1と第2滑動部材とがポリアミド系合成高分子で形成されていることを特徴とする故障車両搬送台車。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−341694(P2006−341694A)
【公開日】平成18年12月21日(2006.12.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−168425(P2005−168425)
【出願日】平成17年6月8日(2005.6.8)
【出願人】(000221616)東日本旅客鉄道株式会社 (833)
【出願人】(503132257)新潟トランシス株式会社 (16)