説明

救済弁当提供システム

【課題】 メタボリックシンドローム、療養者用、サービス業労働者の深夜食及び健康管理など食事療養または食事管理を必要とする人に対し特殊冷凍弁当と冷凍弁当の自動販売機を利用し自己の健康管理にあわせた弁当をいつでも容易に購入できる救済弁当提供システムを提供する。
【解決手段】 目的に合わせたカロリーと成分を含む弁当、たとえばメタボリックシンドローム防止提案弁当、療養者用カロリー調整等の弁当、サービス業労働者の深夜食及び健康管理用弁当、個人情報漏洩の為の弁当など目的別弁当を作り特殊冷凍した特殊冷凍弁当と冷凍弁当の自動販売機を利用した救済弁当提供システムを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メタボリックシンドローム防止提案弁当、療養者用カロリー調整等の弁当、サービス業労働者の深夜食及び健康管理用弁当、個人情報漏洩の為の弁当など特殊冷凍弁当と冷凍弁当自動販売機を利用した救済弁当提供システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、食品店で扱う冷凍食品の自動販売機の特許[特許文献1]や食肉または食肉を含む加工品を冷凍によって機内保存しながら、販売時点で調理を行って引き渡しが可能な自動販売機を提供する特許[特許文献2]が出願されている。
インターネットで扱うお惣菜専門店[参考文献1]などは発送直前にパックした食品を冷凍し配達する。そのため食品が到着したときにすでに全て解凍している冷蔵状態になる場合がある。パック食品は、注文後1ヶ月程度の賞味期限のため1年以上の食品保管が出来ないなど食の安全・安心を維持することが出来ない。
インターネットで扱うお弁当は一般弁当のため食事療法された食材を利用していない。
【0003】
【特許文献1】特許公開平9−180044号公報
【特許文献2】特許公開平8−124016号公報
【参考文献1】
http://www.souzai−jagaimo.jp/category/Q&A.htm
<到着後、商品の保管・食べ方について>
以下2009年8月30日現在の上記Web記載内容を抜粋し記述する。
Q2賞味期限はいつですか?
A 賞味期限はお届けするお惣菜の全てのパックに記載がございますが、お手元にお届けしてから1ヶ月以上の賞味期限がございます。より美味しくお召し上がり頂く為にも出来るだけ早くお召し上がりくださいませ。
Q4到着した商品が解凍していたのですが?
A 到着したお惣菜が、「全て解凍している冷蔵状態」の場合は下記までご連絡ください。早急に商品をお取替え致します。また、配達途中の温度変化で冷凍状態が緩む(表面が柔らかくなる等)場合やパックの表面に霜が付く場合がございますが、品質には問題ございませんのですぐに冷凍庫にいれて保管してください。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これら特許文献1、特許文献2による特許出願は冷凍食品の自動販売機を販売する目的で発明されたものである。参考文献1は、一般の冷凍食品を販売する目的で行われているものであり本発明による各種食事療法に合わせた特殊冷凍弁当を長期間保存し販売する方法を提供するものではなかった。
本発明は、特殊冷凍弁当と冷凍弁当自動販売機を利用し長期間賞味を落とさず販売できる救済弁当提供システムである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は一般消費者向け弁当及びカロリー調整したメタボリックシンドローム防止提案弁当、療養者用カロリー調整等の弁当、サービス業労働者の深夜食及び健康管理用弁当、個人情報漏洩の為の弁当等目的により調理した弁当を特殊冷凍し長期保存を可能とした弁当を冷凍弁当自動販売機により販売する。
たとえば、メタボリックシンドローム防止提案弁当は、病院や健康診断専門施設で、治療及び健康診断を目的に実際に栄養指導に利用した健康管理システム「Foodバランス」などを利用し、年齢・性別による1日に必要なエネルギー量を求め主食(ごはん、パン、麺類など)、副食(野菜、いも、豆、海草など)、主菜(肉、魚、卵料理、大豆食品など)、牛乳・乳製品(チーズ、ヨーグルトなど)、果物(りんご、みかん、柿、梨、ぶどう、桃など)から個人の疾病予防や健康維持・増進を目的に調理した弁当を作り内容表示し救済弁当として特殊冷凍する。特殊冷凍した救済弁当を冷凍弁当自動販売機に収納し販売する。
以上のことを特徴とした救済弁当提供システムである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の救済弁当システムを利用すると、以下のことが実現できる利点がある。
イ) 冷凍弁当自動販売機または特殊冷凍保管により1年以上風味・食感を落とさず販売 できる。
ロ) 冷凍により安全・安心を兼ね備え、品質の安定や細菌の増殖を抑制することができ る。
ハ) 弁当を長期間保存できるので幅広く安定した救済弁当が提供できる。
ニ) 救済弁当の提供により消費者の健康管理に寄与できる。
ホ) 賞味を落とさず大量長期保管が可能となるので国内の食糧、特に農産物などの自給 率向上に貢献できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
イ)カロリー計算をしたメタボリックシンドローム防止提案弁当、療養者用カロリー調整等の弁当、サービス業労働者の深夜食及び健康管理用弁当など目的に合わせた各種救済弁当を作る。
ロ)カロリー計算、弁当の目的、種類、内容などを弁当に表示する。
ハ)各種弁当をCAS冷凍(注1)などにより特殊冷凍する
ヘ)特殊冷凍した救済弁当を冷凍自動販売機に収納する。
ト)冷凍自動販売機により救済弁当を販売する。
注1:Cells Alive System(細胞が生きている)という意味。
凍結しても細胞が破壊されず、解凍後に鮮度が生き生きとよみがえることから名づ けられた言葉。
本発明は、以上のような救済弁当提供システムでこれを利用する場合の一例を以下に説明すると、
【0008】
ホテルでの販売一例を以下に述べると
イ)食事療法によりカロリー計算し調理し特殊冷凍した救済弁当を冷凍自動販売機(1 )に収容する
ロ)療養食事弁当表示板(2)から救済弁当(3〜3”)を選択し料金を冷凍自動販売 機の金銭投入口(5)に投入し購入したい救済弁当(3〜3”)の購入ボタンを押 す。
ハ)選択された救済弁当(3〜3”)を冷凍自動販売機(1)の冷凍弁当取り出し口( 8)から取り出し内臓電子レンジ(7)または電子レンジ(9)などで解凍し加温 する。
ニ)加温した救済弁当(3〜3”)を電子レンジから取り出し食す。
以上のような販売方法をもつ救済弁当提供システムである。
【0009】
保管用救済弁当は保管用冷凍庫などに収容し必要時冷凍自動販売機に補充することができる。冷凍保管した救済弁当をそのまま食するときは、電子レンジ(9)またはオーブン等により解凍し加温する。加温した、救済弁当を食材の持つ風味や食感を味わいながら食する。
【0010】
前記ホテルでの販売一例以外にも図1に示す冷凍弁当自動販売機による救済弁当提供システムチャート図のような病院、養護施設・養老院、マンション、高速道路サービスエリア、自動販売機設置業者及び設置店、各飲食業者及びレストラン、ガソリンスタンド、スポーツクラブ&フィットネスクラブ等及び温泉業者などの利用が考えられる。
【00011】
以下に本発明による救済弁当提供システムの特徴を述べる。
イ)療養者がホテルに宿泊する場合、カロリー計算され、塩分・糖分計算のされた冷凍弁 当を、商品名、商品コードで注文し同じ食品を食することが出来る。
ロ)冷凍自動販売機の設置によりホテル宿泊者がカロリー計算された夜食を購入するため 外出する必要がない。
ハ)深夜の食事において、低カロリー計算された救済弁当のため一般的に販売されている 弁当より健康管理を維持できる。
ニ)食事療法された救済弁当の提供は、インターネットやカタログ注文により自宅の食生 活に採り入れることが出来る
ホ)特殊なカロリー調整や糖分・塩分調整の調理済み弁当の購入がしやすい。
ヘ)毎日複数人数の家族で食事をするとき特殊なカロリー調整や糖分・塩分調整の調理を 行う場合食事を1人分だけ別メニューの調理をする必要があったが、配送サービスや 冷凍自動販売機で購入し加温するだけで食することができるので療養食を簡単に準備 することが出来る。
ト)調理した特殊冷凍弁当のため電子レンジによる加温だけですみ、いつでも、どこでも 、誰でも簡単に食することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】冷凍弁当自動販売機による救済弁当提供システムチャート図
【図2】冷凍弁当自動販売機電子レンジ内蔵型参考図
【図3】冷凍弁当自動販売機及び別置き電子レンジ参考図
【符号の説明】
【0013】
1 冷凍弁当自動販売機
2 療養食弁当表示板
3 冷凍弁当
3’ 冷凍弁当
3” 冷凍弁当
4 庫内温度計
5 金銭投入口
6 つり銭口
7 内臓電子レンジ
8 冷凍弁当取り出し口
9 電子レンジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
食事療法によりカロリー計算し調理し特殊冷凍した救済弁当を冷凍自動販売機に収納し、購入希望弁当を選択し料金を冷凍自動販売機の金銭投入口に投入し購入したい救済弁当のボタンを押し選択した救済弁当を冷凍自動販売機の救済弁当取り出し口から取り出し電子レンジなどで解凍し温め救済弁当を食す販売方法をもつ救済弁当提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−54140(P2011−54140A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−221544(P2009−221544)
【出願日】平成21年9月1日(2009.9.1)
【出願人】(506305872)株式会社サンライズ (2)
【Fターム(参考)】